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コンビニたそがれ堂
コンビニたそがれ堂
村山早紀/ポプラ社
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総合評価

258件)
3.8
60
80
81
7
0
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    だいじなさがしものがある人だけが行けて、だいじなさがしものを必ず見つけられるコンビニ、たそがれ堂。私もあるけど行けないのかな。「桜の声」がとても好き。普段めったにラジオを聴かないけれど、聴こうかとおもった。

    2
    投稿日: 2012.06.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    公共の乗り物の中で読んではいけません。 電車の中で本を片手に泣き出す、変な人になってしまうことでしょう。 1章のコンビニたそがれ堂までは良かったのですが、それ以降がもうだめで。 4章あんず、5章あるテレビの物語で号泣。 元は児童書とのことですが、そもそも児童書は子供も楽しめる本であり、大人だって楽しく読めるわけです。 このお話に到っては、大人のほうが更に深く楽しめるような気がします。 心が疲れている方に、お勧めです。 涙を流すことで、きっと心が洗われ、軽くなることでしょう。

    1
    投稿日: 2012.06.19
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    ささくれだった心がいつのまにか丸くなっている。そんなほんわかした本でした。子供版もある様なので子供にも読ませてみよう。

    0
    投稿日: 2012.06.16
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    あんずで号泣しました。私のペットもこんな風に思っててくれたらいいのに。って。一度話してみたいです。 この本は本屋さんを適当にぶらぶらしていたら出会いました。この作者の本もこれが始めてです。 でも一気に好きになりました。言葉のチョイスとか温かい感じとか好きです。 コンビニシリーズ、もっと読みたいです。

    0
    投稿日: 2012.06.10
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    生きていると様々な「さよなら」があるけれど、そういった切なく寂しい気持ちをなにかあたたかいものに変えてくれる。

    0
    投稿日: 2012.05.20
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    夕暮れどき、駅前商店街のはずれの、赤い鳥居が並んでいる辺りで、大事な探し物のある人だけが、不思議なコンビニを見つけることがあるという。 おでんとお稲荷さんの甘い香りがする、看板には見慣れぬ「たそがれ堂」の文字。 五つの連作短編集。 友人に薦められて読んだ。 児童書が元だということで、読みやすくあたたかな文章。 最初の物語、雄太の話がいちばん好きかな。 本を読むには多分、タイミングがあって、今の自分が読むにはこの本は綺麗過ぎたかもしれない。素直に感動できなかった。自分が残念だ……。 丁寧で優しい話。

    0
    投稿日: 2012.05.15
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    児童書としても大人の話としても、著者のあたたかく優しい眼差しで溢れている1冊で秀逸。“あんず”も良かったが“桜の声”も好き。カフェかもめ亭と重ね合わせて読んだ、どこかに小さい女の子がいるのではないか、ねこしまさんがいるのでは?とか。他のも読もうと思う。

    0
    投稿日: 2012.05.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    5つのお話とも、心にじーんと来て、その余韻に浸りたくなるような優しいお話でしたが、私は中でも、「あんず」という物語が好きでした。不死の病で余命幾ばくもないと悟った猫のあんずが、コンビニたそがれ堂で、舐めると人間の姿になれるという不思議なキャンディーを自分のしていたちりめんの首輪と引き換えに手に入れ、自分を拾って育ててくれた飼い主のお兄さんに会いにいくお話です。どのお話も自分の大切なものをなくした(なくしかけた)とき、コンビニたそがれ堂を通して、その大切なものを再び手に入れて、もっと大切な何かを感じ取るという流れになっていました。 私は、喫茶店でモーニングを食べながらこの本を読んでいました。人と人(あるいは「もの」)との絆の大切さをやさしい語り口で綴っていくのを読み進めて行くうちに、心が洗われるように、自然と涙が出て止まらなくなりました。お話をすべて読み終えて、あとがきを読んでいるときに、一人の年配の女性が私のそばに来て、「何て本を読んでいるのですか?あんまり泣かれているので、いい本なのかなと思って。」とおっしゃいました。ちょうど風邪も引いていて、鼻をすするのが余計に目立ってしまって号泣しているよう見えたのかなと思いました。 著者の村上早紀さんは、児童文学を書くことから始められたそうです。私は、小説を読んでいても、どちらかというと、視覚的なイメージをすることが苦手なのではないかと思うのですが、この本は、不思議と視覚的なイメージがしやすかったです。著者が児童文学を多く書かれていることと関係があると思っています。

    1
    投稿日: 2012.05.03
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    あんず…泣きましたよ、あんずちゃん。愛犬を思うと、もう…こういうのはダメですね、泣いちゃいますよ。このシリーズは、大人の方が考えさせられること多いかもしれないなって思いますね。いや、子供は大人が思う以上に死について考えているから、子供にもいいかもしれませんね。いつか子供が出来て、死について聞かれたら、読んであげたいシリーズです。

    0
    投稿日: 2012.04.17
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    ピュアな世界、おとなの童話です。心洗われます。あまり名前になじみのないコンビニを見かけたら、きっとこの話を思い出すでしょう。

    0
    投稿日: 2012.04.14
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    大事な探し物があるひとは ここでみつけられるというコンビニ「たそがれ堂」 児童書を加筆して文庫化されたそうです どのお話も 優しくせつなく 心温まる短編集でした

    0
    投稿日: 2012.04.04
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    お友達の紹介で。 児童向けの本に加筆して小説にしたものだそう。 表紙やプロローグから、とても優しさに溢れていて、あったかい雰囲気。 大事な探しものがある人だけが辿り着く、なんでも揃っている不思議な魔法のコンビニ「たそがれ堂」と5つのファンタジー短編。 一番のお気に入りは「あんず」。 病気で瀕死の猫ちゃん「あんず」が、コンビニたそがれ堂で人間になる飴を手に入れ、お世話になった飼い主家族に会いに行くお話。 号泣してしまった。こういう「最期」系のお話に弱いのです。 日常の中で、ふと立ち止まる時にそばに置いて置きたい本。

    0
    投稿日: 2012.04.02
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    ピュアフル文庫らしく、ほのぼのしていて良かった。 探し物をしている人だけ訪れることができるコンビニ。そこでは、なくしたはずのものも必ず棚に並んでいるのだ。捨ててしまった人形も、人間になるための猫用キャンディでさえも。 続編にも期待。

    0
    投稿日: 2012.03.20
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    児童書がもとなだけに、読みやすくて、やさしい。 たそがれ堂は、ハリー・ポッターの秘密の教室みたいなコンビニですね。 絵本で読んでみたいな。

    0
    投稿日: 2012.03.08
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    この本は優しい気持ちになれるというレビューが多数あったので 買ってみた。 しかし 想像していたほどでもなかった。 なんか違うんだよな…

    0
    投稿日: 2012.02.27
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    児童書を小説用に書き加えた本とのことで、 心温まるお話がたくさんあります。 でもとにかくあとがきが素晴らしい。 あとがきを読んで、すごく好きになった本です(失礼かな?)

    0
    投稿日: 2012.02.26
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    昔、京は伏見の大社に遊んだことがあります。 延々と 列なし続く 赤鳥居。帰り道 草を踏み踏み 稲荷の山を 越しました。 逢魔時の光の魔術か、そこには薄黄金色に暮れなずむ怪しの町がありました。 なんかオーゼイユ街みたいやなあ と呟く私に、友は うんにゃ、これは猫町やと。 ああー、これがあの古の魔術が掛けられた言う猫町かあ。あれっ稲荷の裏に猫町?と思いながら 曲がった路地裏に一軒の古寂れた駄菓子屋がありました。 多分あれが 私の《たそがれ堂》だったのですね。 こんな風に何かを思い出さずにはいられないお話でした そして あたしゃ あんず に惚れました。^^*

    0
    投稿日: 2012.02.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    神社好きの影響か、表紙の赤い鳥居に惹かれて手に取っていました。 ちょっと現実離れしているお話だけど、ふと疲れたときに、そっと癒してもらえる、そんな温かい気持ちでさらりと読んでしまいました。私の、大事な探し物は何かな?もしくは、今あるのかな?なんてことを考えながら…。 何か大事な探し物が出てきたときは、きっとこの本を読めばヒントをもらえるような気がします。 私的には、「桜の声」と「あんず」がお気に入りかな。 近いうちに、第二弾、第三弾も読みたいです。

    0
    投稿日: 2012.02.04
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    駅前商店街のはずれ、赤い鳥居が並んでいるあたりに、夕暮れになるとあらわれる不思議なコンビニ「たそがれ堂」。大事な探しものがある人は、必ずここで見つけられるという。今日、その扉をくぐるのは……? 慌しく過ぎていく毎日の中で、誰もが覚えのある戸惑いや痛み、矛盾や切なさ。それらすべてをやわらかく受け止めて、昇華させてくれる5つの物語。

    1
    投稿日: 2012.02.02
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    オープニング(とは書いてないけど)/コンビニたそがれ堂/手をつないで/桜の声/あんず/あるテレビの物語/エンディング~たそがれ堂 とても大事な探し物はここにあるよ たそがれ堂に 雄太が、えりかが、桜子が、あんずが、名もない女の子が、 探しているものを見つけたよ たそがれ堂で なんの気なしに手に取った一冊。この本に出合えて本当に良かった。 このシリーズを続けて読みたい!

    0
    投稿日: 2012.01.30
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    心の底から望みさえすれば、なかった所に現れるコンビニ。 売られていないものであろうとも、そこに行けば必ず見つかる。 こんなコンビニ欲しいです。 買うものはないのですが、稲荷ずし美味しそうです…w 心がふんわりするようなものもありましたが 大半はうっかりすると涙目になってしまいそうなもの。 最初の話のコンビニのお客様は、もしかしてほぼ猫なのでしょうか? それとも単なる、話が流れてきて、な状態なのでしょうか? それよりも、絵のコンビニのお兄さんが どう見てもお姉さんにしか見えないのですが…w

    0
    投稿日: 2012.01.10
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    買い物帰りのバス待ちのために購入。 さらさら読めて、ついつい涙ぐんでしまうようなお話があって。 さっぱりとしたいい気分になることができました。 収録作で好きなのは、『桜の声』です。

    0
    投稿日: 2011.12.15
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    思わずほほえんでしまう、優しさあふれる一冊。 幸せがふっとみつかりますように。 子どもとのかかわりに悩む母の姿に、胸をうたれました。

    0
    投稿日: 2011.12.13
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    元は児童文庫だったものとのこと。 そのせいか、さらっと読めるが、印象は薄い。 「感動!」「泣ける!」のコピーに手に取ったけれど、、、リアリティに欠け、物足りなかった。なんとなくいい雰囲気にしようとしているのは伝わる。

    0
    投稿日: 2011.12.04
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    〈駅前商店街のはずれ、赤い鳥居が並んでいるあたりに、夕暮れになるとあらわれる不思議なコンビニ「たそがれ堂」。大事な探しものがある人は、必ずここで見つけられるという。今日、その扉をくぐるのは…?慌しく過ぎていく毎日の中で、誰もが覚えのある戸惑いや痛み、矛盾や切なさ。それらすべてをやわらかく受け止めて、昇華させてくれる5つの物語。〉 せっかくなので(なにが?)コンビニが舞台の小説でも…と購入。 実はこの本とても薄く、10月末のある休日に一日で読み切れるだろうと読み出したのですが。。 言葉遣いや言葉の選び方、まるで良質な絵本のようで癒されました。 私は一体何の為に、こんなに焦って一日で読み切ろうなどとしてたのかしら(爆) 何日かかけてゆっくり読みましたが、すっとたそがれ堂の世界に入っていけました。 「あんず」の物語が好きですが、後書き、解説もとても良かったです。 元は児童書と知ってなるほど納得。 20011.11

    0
    投稿日: 2011.11.03
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    過去に椋鳩十児童文学賞を受賞されている作者、ということで読んでみました。 さらららららと読み終わり。「文庫版短い後書き」にを読んで、きっと村山早紀さんってふんわかした笑顔の人なんだろうな、カフェで読書しちゃうんだろうな、と好感。表紙のイラストも「コンビニたそがれ堂」の文体も、雰囲気が好き。ポプラ文庫ピュアフルは、好きな装丁が多いです。

    0
    投稿日: 2011.10.20
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    秋の夜長に、ほっこりしませんか? 夕暮れになるとあらわれる不思議なコンビニ「たそがれ堂」。大事な探し物がある人は必ずここでみつけられるという。 帯に、「じんわり温めて心の疲れをほぐします。温湿布みたいな本!」とありますが、そのとおりでした。ちょっと切ない話も含めた5編は、どれもお勧めです。第三弾まで出ているようなので、おそらく買ってしまうでしょう。(^ ^)

    0
    投稿日: 2011.10.08
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    いつ読んでも悲しくなって、でもあたたかく心を包んでくれるような本。 村山早紀はやさしくてあたたかい文体なので好き!!

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    投稿日: 2011.09.26
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     大切なものを探している人の前にだけ現れる不思議なコンビニたそがれ堂。そこを訪れる様々な人々の物語を紡いだ五つの作品からなる短編集。元々は児童書だったらしく、丁寧で平易な文章で不思議なコンビニとそこを訪れる人々のちょっと不思議なお話が語られる。  どれも優しいお話なのだけど、登場人物がみな良い人過ぎて、その分だけ物語の印象が薄くなってしまっている感がある。それが良いという方もいるだろうから、これは完全に好みの問題だと思うけれど、予定調和的な「いい話」にしてしまう締め方がどうにも食傷気味になりやすくて、続きを読もうという気は起きなかった。  取り扱ってる題材は戦争や児童虐待、ペットの死など割と重いものが多く、それを子供向けに上手くオブラートにくるんで書いたという意味では評価できると思うけれども、ちょっと僕には合わなかった。

    0
    投稿日: 2011.09.25
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    もとは子供向けの本だったらしく、すぐ読み終わってしまったけれど、平易な言葉で「失うこと」の切なさや、暖かさを描いています。

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    投稿日: 2011.09.18
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    号泣~~。別れ、さよならの話がふんわり綴られている。さよならが怖いし、別れも恐ろしい自分にはハードだよう、、、 自分が大人になってきちゃってるのを感じて堪らなくなる。 でもいい本だよー

    0
    投稿日: 2011.09.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分のことより人のことを思いやられるやさしい人ばかりのお話 昭和のファンタジーぽい感じ ほわほわっと、ふわふわっと、やさしい気持ちになれる感じかな

    0
    投稿日: 2011.09.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    3冊発売されている『コンビニたそがれ堂』シリーズの第一作。ポプラ文庫なこともあって読みやすく小学校高学年の女の子にいいかな、と思える本。 大人はほのぼのしたり、ちょっとほろ苦い思い出に浸ったりできる。

    0
    投稿日: 2011.08.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    かわいい話でした。最初は単純な話かと思ったら、意外に話ごとのテイストが少しずつ異なっていった。あんずが胸がきゅうとなって、さくらの声が、とっても好きだ。

    0
    投稿日: 2011.08.03
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    話の世界観はよかったが、少し長ったらしく感じてしまう。 もとは児童書で、漢字が少なく、文章も削られているらしいのでそっちの方はどうなのか気になるところ。

    0
    投稿日: 2011.07.17
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    駅前商店街のはずれ、赤い鳥居が並んでいるあたりに、夕暮れになるとあらわれる不思議なコンビニ「たそがれ堂」。大事な探しものがある人は、必ずここで見つけられるという。今日、その扉をくぐるのは……? 慌しく過ぎていく毎日の中で、誰もが覚えのある戸惑いや痛み、矛盾や切なさ。それらすべてをやわらかく受け止めて、昇華させてくれる5つの物語。(文庫本裏表紙より) 図書館で村山由佳の本を探していて 間違えて手に取ったのが、この本だった。 題名と表紙の絵に惹かれて、借りてしまった。 元は児童書だったものを、 文庫化するにあたり大人向けに書き足した本だという。 主人公たちが大事な探しものを見つけることができたのと同時に、 私も何かを見つけることができたような気分になった。 どこかに忘れてきてしまったものが、 本当は手の届くところにあったような…。 とても読みやすくて温かな物語だった。 とくに4話目の「あんず」は亡き飼い猫ペロを思い出し、 涙をにじませながら読んでしまった。 解説もとてもすてきで、 こんなにじっくり解説を読んだのも久しぶりかもしれない。

    0
    投稿日: 2011.07.12
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    友達に長らく借りてた本。カバーしてあったから、今日初めてタイトル知った。ついこないだ読んだ朱川さんの「かたみ歌」っぽい、ちょっと不思議なコンビニと、風早に住む子ども、女性、ねこ、テレビのオムニバス。 一編目があまり面白くなくて、むしろはじめて読む作家さんだったから、ですますの文体がやたら児童書っぽく、表現も子ども向けのようで、想像の余地があまりない。そこばかり気になってしまった。 あとはコンビニ店主が銀髪長髪、金の瞳のイケメンって描写に、ラノベというやつか…!?と勘違いしてましたが、元本はほんとに児童書だったもよう。 文体に慣れてきた二作目では、母親に愛されず育った女性の育児問題が子どもからの目線で書かれている。この母親あきらかにメンタル疾患だとおもい、自分が子どもの頃を思い出した。 私の母も豹変する人だった。思い出して辛くなった。 三作目はまたファンタシー色が強いお話。藤子不二雄が描きそう。優しいお話でほっこり。主人公が大人になったので若干違和感あった。30の女性ではあり得ないな…子ども向けに書いてるな、と客観的に読むも、とにかく優しい。 最近女流作家のお話読んでなかったかも。女性の書く女性っていいな。しかもちとSFぽいの。 次の主人公は余命いくばくも無い猫。もう設定だけで涙ぐんだ。あんず…! 小さな子猫に守られてたと語るお兄ちゃんにまた涙。 最後の主人公はテレビ!びっくりしたー!機械に心があるって設定、やめて。保育園のころ、突然「モノ」に謎の執着がわき、ゴミ捨て場のあらゆるもの(燃えないゴミ)を思って辛かった自分。 もうものが捨てられなくなるー。 女の子の誕生祝いに買ってきたテレビ、女の子の成長、テレビもちゃんと家族の一員だった。 この話はあんずの余韻で最初から泣いてた。一冊読むのに一時間かからなかったのに、2回も泣かされてるって、相変わらずちょろい私。 でもこれは好き嫌い分かれると思うなー。サクサク読める話じゃなかったら、一本目で頓挫してたよ。 銀狐の化身みたいな扱いだからコンビニ店員のいでたちがこんなふうなんだろうが、イケメン的描写はなくてよかったなって気がした。 何しろ児童書を書き足したりしたものだから、何か物足りない。 でも童心に帰って読むとぐっとくる。 命はどこから来てどこに向かうのか?永遠のテーマですな。子どもだったら読書感想文書きやすそうな。

    0
    投稿日: 2011.07.07
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    〈コンビニたそがれ堂シリーズ第1弾〉 「コンビニたそがれ堂」・「手をつないで」・「桜の声」 「あんず」・「あるテレビの物語」・「エンディング~たそがれ堂」 の5編を収録。 元は子供向けの児童書であったものを大人の読者向けに漢字や文章を増やしたもの。 大人でも十分楽しめて、穏やかな気持ちになれると思う。 現実的な人にはちょっと向かないかもしれない。

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    投稿日: 2011.06.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    お互いに気持ちを言葉にできない同士のお話が多かったように思います。 特に、猫の話がせつなかった。 こういうコンビニ、私も行ってみたいです。今の自分は何を必要としているのか、わかるかもしれませんし。

    0
    投稿日: 2011.06.01
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    元々児童書に加筆したとおりで、こころ温まる内容で読んでいて幸せな漢字でした。ありきたりですが、自分も一度行ってみたいと思ってしまうコンビニでした。 あと2冊文庫で出ているので続けて読もうと思っています。

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    投稿日: 2011.05.08
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    初の村山早紀さんの本。 一気にファンになりました! この人の書く、柔らかい雰囲気好き! 出てくる登場人物がみんな、心優しいのも魅力的。

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    投稿日: 2011.05.02
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    優しさと愛に溢れた一冊。 癒された。 私はこのコンビニに行けるくらい大切にしているものがあるかな? もっといろんなこと、もの、そして人を大切にしたいと思った。

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    投稿日: 2011.04.30
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    どの話も温かい優しさに満ちていて読んでいて優しい気持ちになりました。 一方、このコンビニで売っているおでんとお稲荷さん、食べてみたいなと思ったりもしました。なにせお稲荷さま製ですから

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    投稿日: 2011.04.13
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    行き帰りの電車の中で読み終えた。 読みやすくてあっという間・・・・ 児童書だと後書きを見て納得!! 個人的には「あんず」というお話で感情移入しすぎて思わず涙・・・。 私もこんなコンビニ欲しいとおもいました。

    0
    投稿日: 2011.03.27
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    ほっこり系? うん、まぁいい話だと思うし、明示しないで読者に委ねる部分が多いのは好き。 だけど、もっと訴えかけてくるものがあったらいいのに!なんて思った。 読みやすいのは児童書だから?でも児童が読んで感動するかしら… 「感動!」「泣きます!」っていうレビューが多いから読んでみたけど…

    0
    投稿日: 2011.03.10
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    こんなコンビニがあったらいいのになぁ~ 純粋にそう思えた。 ほのぼのできたし、昔の良き時代ってこんな人間関係もあったのかなー とも思った。 自分にとっての探し物はどこで見つかるのかなぁ・・・

    0
    投稿日: 2011.03.06
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    心が温かくなる本。 うるっとくる話やほっこりする話、どこか懐かしい雰囲気のお話がつまった素敵な作品です。 懐かしさを味わいたい人にお薦め。

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    投稿日: 2011.02.11
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    短編集。 「さよなら」のその先を綴った物語。 桜の声では情景が鮮明に浮かんできた。 離れてる人や、もう会えるはずない人を思わせてくれる作品。

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    投稿日: 2011.01.26
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    何故か惹かれるものを感じて衝動買い。内容は、児童書の加筆ということもあり、子供向けの単純なお話です。気張らずにスラスラと読めるのが良いですね。ささくれ立った気持ちも落ち着く、温かい内容でした。

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    投稿日: 2011.01.04
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    何も知らずに読んでて、語り口といい世界観といい、やわらかくて優しいなーと思ったんだけど、なるほど、元は児童書なんですね。 物語はありがちといえばありがちなんだけど、描写が美しく、絵本を読んでるような感覚。 とてもあたたかい気持ちになりました。

    0
    投稿日: 2010.12.31
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    大事なものを探していて、それを心の底から欲しいと思っている人だけがたどりつけるコンビニたそがれ堂。 誰もがみんな誰かにやさしく見守られている、そんなお話。 きっと現実もそうなんだろう。 普段は解説をちゃんと読まないけれど、この本の解説はよかった。 「不思議な物語なのに、ありえないことと笑い飛ばしてしまえないのは、人は誰もが光の当たっていないもう半分の月を抱きながら生きているからだと思います。うまく言えなかったさよならや、叶わなかった願い事が心の中にしまってある。それは届かなかったとしても確かにあった。意味がないことじゃない、いつかこんな風に優しく光るかもしれない」

    0
    投稿日: 2010.12.21
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    「あんず」を立ち読みし、本屋でぼろぼろ泣いたまま タイトルも作者も確認せず、恥ずかしくて店を出た。 数ケ月後、どうしてももう一度読みたくなって「ネコ、コンビニ、短編」 でネット検索して見つけたこちらの本。 ネット万歳。 児童書の加筆とのことで、内容はさらりとした描写のこども向け。 簡単に読めてしまう。 でも、こどもの頃の、今はもう忘れてるけど 癒えてなかった傷をじんわりと思い出して、 そして温かく癒してもらったかんじ。 そういう意味では「昔こどもだった大人たち」向けと いったところか。 「あんず」は何度読んでも泣ける。 うちのネコたちは人間になって「ありがとう」なんかに来なくていいから、 一日中何も考えずぐーたらしてていいから、 ずっとずっと長生きしてくれますように。

    0
    投稿日: 2010.11.15
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    絵本のような文章。 いくつかあるお話の中で、 猫のがいちばん好きだったな。 こんなコンビニがあったら、、、いいなと・・・ あんまり思わずに。 こんなコンビニたそがれ堂にいかなきゃいけない人になるのは、苦しいのかな。と思ってしまいました。 こんなコンビにはこの世にはないから あるとして、どこにあるかな。。あるとして・・・。あるとして・・・。 夢の中ならぬけれなくなるような不思議な感覚を覚えました。

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    投稿日: 2010.09.21
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    ああ、ノスタルジックだなあ、センチメンタルだなあ、 ファンタジックだなあ、なんて、ななめにかまえて数ページめくったら・・・ あれよあれよと、つぼをマッサージされまくって、 うるうるしっぱなしで、あったかくなって読み終えました。 だってさ、解説にもあったように、 わたしたちは、さよならをくりかえして生きていて、 中には、きちんとおしまいを意識しないままで 振り返ったらさよならになってしまったこともたくさんあって、 そういうのが、のぞいても見えないくらい心の奥に 透明のビー玉になって、ぽとんぽとんたまっているもの。 そういう、さようならの先を、ビー玉の奥にみせてくれる。 それって、こんなに、効くんだなあ。

    0
    投稿日: 2010.07.09
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    自分ではどうしようもない別れというものがある。そしてそのあとには、もっとこうしておけばよかったって後悔が残るものだと思う。最近そんなことを考えたりしていたので、この物語は心によく効いた。

    0
    投稿日: 2010.07.04
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    表紙を見て思わず手に取りたくなる表紙に 思わず手に取りました 読みすすめていくうちにその世界観にハマっていきます。

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    投稿日: 2010.06.06
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    大切なものを探している人だけがたどり着けるコンビニたそがれ堂シリーズ第1弾。 大事な探しものがある人は必ずここで見つけられる魔法のようなコンビニ。 そのコンビニには人だけじゃなく、猫も訪れる。猫のアンズの大切な探しものにぐっときた。 忘れていた大切なものを思い出させてくれるような物語。 疲れている時、光が欲しい時に読むと、心がじんわりほぐれます。

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    投稿日: 2010.05.30
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    駅前商店街のはずれ、赤い鳥居が並んでいるあたりに、夕暮れになるとあらわれる不思議なコンビニ「たそがれ堂」。大事な探しものがある人は、必ずここで見つけられるという。今日、その扉をくぐるのは…?慌しく過ぎていく毎日の中で、誰もが覚えのある戸惑いや痛み、矛盾や切なさ。それらすべてをやわらかく受け止めて、昇華させてくれる5つの物語。 《ブックデータベース より》 《2010年5月11日 読了》

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    投稿日: 2010.05.11