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対岸の家事
対岸の家事
朱野帰子/講談社
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総合評価

264件)
4.2
91
137
28
3
0
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    結婚も出産も経験はないけど、なんとなく共感と言うか、物語に入りこんでしまった。 世の中はまだまだ子持ちの人達に優しくないなと。 働きながら子育てする人も、子育てに専念する人も生きづらいと思ってしまう。 いつか自分がこの物語の登場人物と同じ立場になったとき、くじけそうになったりしたら紫陽花を探そうと思った。

    1
    投稿日: 2022.08.17
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    想像してたよりも、読み応えがあっておもしろかった。様々は立場からの育児の大変さが描かれていて、勉強になった。

    0
    投稿日: 2022.07.27
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    読みやすい。いま、働くということ。子どもを育てるということ。夫婦であるということ。構えずさらりと問いかけてくる。 わたしにも、屋上の柵を越えそうな時があった。わたしにも、紫陽花を探すような出会いがあった。 ゴボウの皮は薄いからきんぴらにはしないんじゃないかなとは思った。

    0
    投稿日: 2022.07.14
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    色々な登場人物の背景や心情に引き込まれる。 気持ちが分かる、分かると思いながらあっと言う間に読み終えた。、

    0
    投稿日: 2022.07.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    専業主婦やワーキングマザーについて考えさせられる本でした。自分に投影した時に私は子育てできそうにないかもと不安になるのと同時に日常生活でも色んな人に頼ってもいいんだなと感じました。

    0
    投稿日: 2022.06.10
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    私はあまり家事をしない。そしていざとなればできると思っている…本当は出来ないのに。見てみぬふりをしていた私にきちんと前を向かせてくれた。もう少し頑張りたい。 話の内容はちょっと違うかも。。。 置かれている立場は違うけれど、私は甘えているなと自覚させてくれた本

    0
    投稿日: 2022.05.31
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    ワーママ、専業主婦共に楽じゃない! どちらにも各々の辛さと苦悩がありこれでいいのか?と葛藤の毎日。 でも「そ〜やって一生懸命子供の事を考えられるお母さんは大丈夫!」と知人が話していた事を思い出しました。 子育てに悩み、孤独を感じている人もたくさんいるだろうし、実際詩穂さんの様にうまくいかないケースもたくさんあると思います。 小説のようにハッピーエンドばかりじゃない。 悩みながら、時間に煽られながら、子供に振り回されながら、子育ての難しさに頭を抱えながら、あっという間に1日が終わる…はぁ〜とため息を吐く。 でも無邪気な子供の笑顔や安らかな寝顔に救われて気持ちを切り替える。 そんな事の繰り返し… そしていつかきっとそんな頃を懐かしく、大変だったけど親として必死に生きてたなぁと振り返る日が来るんでしょうね。 子育て世代のお父さん、お母さん、いつも頑張ってくれてありがとうございます♪ でもあまり頑張りすぎないで! 小さな子供を抱えて心も体も右往左往する時期はあっという間に過ぎていきます! だからこそ存分に楽しんで、満喫してほしい! そしてそれを出来る社会であってほしい!

    7
    投稿日: 2022.05.07
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    めちゃくちゃよかった 主人公みたいに時間をたっぷりかけて家事や子育てをする生活も素敵だし、ワーキングマザーみたいにばりばり働いてカッコいい背中を見せるのも素敵。 多様な生き方があるからこそどっちにもそれぞれの悩みや辛いことがあって、、 そんなパパママたちが協力しあって、色んな問題に立ち向かう中で出てくる言葉が暖かくて元気をもらえるお話!!

    0
    投稿日: 2022.04.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    共働きだから偉い、というわけではなくワーママだろうが育休取得の夫だろうが(ワーパパって言わないのはなぜでしょうね笑)専業主婦だろうが、その人のあり方次第だと思った。 それぞれに悩みがあってそれぞれに幸せがある。 働き方の多様化とともに幸せも多様化してきているのではないかと感じる。 私は長野礼子のような両実家遠方共働きにギブアップして働き方を変えたので、礼子の気持ちは痛いほどわかる。礼子はあの後大丈夫だったかな…と心配になるほどに。 その後の話も読んでみたい。

    0
    投稿日: 2022.04.12
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    共感する部分がたくさんあった! 一日中、意思の疎通が出来ない(まだ話すことが出来ない)子供と二人っきりの生活は…幸せなはずなのにあまりの辛さと孤独感で押し潰されそうになって毎日泣いてしまっていたなぁと過去の出来事を思い出しながら読み進めていました。 苦しんでいる人達に優しく寄り添えられる詩穂を見習いたいとそう思えました❁⃘*.゚

    5
    投稿日: 2022.03.22
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    中高生に読んでほしい!もちろん男子も! 随分斬り込んでいるのに、楽しく読めるので、是非! 目下育児中で、家庭的とは正反対な自分なので、色々な登場人物に共感してしまい、辛いなと思うこと多々あり。(詩穂の父を除く!) 読みながら感じたこと ①家事を軽んじていた。  母がやるのが当たり前で、子供の頃から手伝わされるのが不満だったけど、もっと母を助ければ良かった。  今なら、3人の子持ちで、育休も時短勤務もなくフルタイム、全く手伝わず読書や晩酌をする父、いわゆるイビリをする祖母という状況の酷さが分かるけど、昔はそんなこと思いもしなかった。  母も、愚痴ったり助けを求めてくれたらよかったな。言ってくれないと想像できないこともある。 ②育児のしんどさを話していいんだ!  子供と2人きりで日中を過ごすことの辛さが書かれていて、やや驚き。  そう言うことをふと漏らして「母親なんだから当たり前」「そんなの分かった上で産んだんでしょ」と追い込まれているのを見たので、愚痴ってはいけないと思っていた(思っている)。  そうすると周りのママパパがキラキラして見えて、自分はなんて育児に向かないんだと暗い気持ちになる一方。  みんなも自分と同じように辛いと思うなら、知りたい!私は聞きたい!  私は育児家事より自分の仕事の方が好きだし、楽だと思うことがある!!!(注:仕事より子供が好きなのは大前提) 今は過渡期と言われている。 我が家の娘息子には、自分の身の回りのことは自分でできるようになってもらおうと思う。 全国の育児家事に奮闘するパパママさん、適度に手を抜いて、愛情は抜かずに、楽しみつつ頑張りましょう!

    16
    投稿日: 2022.03.11
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    礼子さんの言葉が読んでいて自分と重なる部分が多く胸が痛くなりました。 生活のために仕事をしてるはずなのに、仕事のために生活してる毎日。 そう、子供を産むことは私が望んだこと これは仕事も家庭もと欲張った私への罰 私もなかなか人に頼れない性質。 でも、強がり過ぎると周りも自分も息がつけなくて苦しくなる。 バグは自分の手で消さなきゃならない 家事労働をする人たちの手でこの業界を育てていく ゆっくりゆっくり、不器用でも時間をかけてやればきっとできるようになる 何はともあれ、 親が人生を楽しむこと、子どももその方が幸せ 家族皆で笑顔でいられる毎日を過ごしたい

    0
    投稿日: 2022.02.22
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    専業主婦を主人公に、専業主夫やワーキングマザーとの交流を通じ、家事という仕事と戦う人たちを巡る、優しさと元気に満ち溢れた作品でした。

    0
    投稿日: 2022.02.21
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    家庭についていろんな立場で書かれててちょっと読むのつらい。 他山の石にしたい。 家の会話ではポジティブなこといいたいな。

    0
    投稿日: 2022.02.20
  • みんなちがってみんないい

    いろんな選択肢がある時代だからこそ、共有できない悩みが増えている。 自分と違う生き方している人を、勝手に自分が否定されていると感じて、口激していないか。 白黒つけずグラデーションのように、理解を重ねていけたらもっと人に優しくなれるかもしれない。

    0
    投稿日: 2022.01.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんだこのタイトル と思ったけど、読み進める間に、 うまいこと考えたタイトルやなぁと思った。 子供が小さい間は、ホント親や周りの協力って、大事だと思う。 いつか専業主婦になるのが私の夢。 育児休暇はあったけど、あんなもん休暇じゃないよ 子供が小さい間は、仕事より大変だよ だから早く定年を迎えて専業主婦になりたいと思ってる 働いてるから手抜きの家事になってる ホントは完璧に家の事もしたい でも働いてるからを言い訳にもしてる だから専業主婦も大変だと思う 子供とべったりの毎日は確かに長い 取り残された気持ちになる 悪く考えだしたら止まらない そんな感じなので 詩穂、礼子、中谷 全員の気持ちがよく分かり、共感できた ただ白山はるかだけは理解できん スポイト使って出産考える行動力あるなら もっと計画的に行動しろや 子育て舐めすぎ しかも施設に入れるけど1人にしない? は?意味わからん ここだけは、スッキリしなかった。

    0
    投稿日: 2022.01.16
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    いや〜辛かった。子供が産まれてから小学校中学年くらいまでは。私は特に子供が赤ちゃんの頃が一番辛くて、母親向いてないと思いました。育休明けて仕事復帰した時は、ずーっと一緒だった生活から抜け出せて、ちょっと気持ちが楽になったのを覚えています。でも、子供が早退するってなったらすぐにお迎えに行けたり、子供の忘れ物を届けることができる専業主婦の人を見ると羨ましく思う気持ちもあります。宝くじ当たったら仕事辞めるとか言ってみたり。 色んな主婦・主夫背景があって、分かる分かると思いながら読み進めることができました。ただそれだけじゃなくて、ちょっとしたドキッとする事件もあって、ハラハラしました。 全主婦・主夫層に読んでもらいたい一冊です!

    4
    投稿日: 2022.01.08
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    専業主婦も兼業主婦もどちらも経験済なので、それぞれの立場で生き詰まった自分の過去がリンクし、共感しすぎて前半はなかなか進みませんでした。 現在の立ち位置を確認し、自分の方向を見定めるよいきっかけの1冊でした。

    5
    投稿日: 2022.01.04
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    「ワーキングウーマン」の話の次は「主婦」の話。思っていた以上に面白く読めた。 読む前は家事をやる人(主婦)vs家事をやらない人(私みたいな)という構図かと思っていたのだけれど、そういう女vs男とか主婦vs働く女性みたいなところもあるとはいえ、加えて、働く女性vs世間の無理解&保育園問題、今の価値観vsかつての価値観といった対立軸が入り乱れた絵柄であったのが新鮮。 女性の生き方というだけでなく、少子化や高齢化、この国を覆う漠然とした将来への不安感なども俎上に乗り、“生きる”ということや“老いる”ということについて考えさせられる。 時々出てきた何気なく風景を眺める場面がそこはかとなく情緒あり。色々あるが『この世はみんなが言うほど悪くない』という楽観が悪くない。

    6
    投稿日: 2021.12.25
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    図書館から借りた本 初めましての作家さんです ブクログで評価が高かったので借りてみました これは… 習慣的に家事をやってる人なら誰でも共感する部分はあると思うなー 私は専業主婦の詩穂に共感しまくり! ・ 専業主婦の詩穂、ワーキングマザーの礼子、育児休暇中のイクメン中谷 皆んな立場は違うけど、小さな子供を抱えながらの家事に溺れそうになっている 専業主婦を馬鹿にしていた礼子や中谷も真っ直ぐな詩穂と関わるうちに次第に家事や家族に対する考えが変化していく ・ 私が子育てしてた頃はまだ専業主婦も多かった 私もそんな一人で地元からは離れた知り合いのいない土地での子育ては孤独で社会から取り残されたような気持ちにもなりました 子供と二人、夫が帰ってくるまで誰とも話さなかったなんてことが毎日のように続いてた 今みたいにSNSで繋がることもなかったし 子供は可愛いけど、それだけじゃすまされないものがあったなー 子供を公園に連れて行けるようになってからはママ友ができ、愚痴言ったり悩みを打ち明けたり… 夫よりよっぽど頼りになりました笑 作中に『人が作ったご飯はなんでこんなに美味しいんだろう』という表現があり、激しく共感 ウチでは誰もご飯を作ってくれないので、実家に帰って母が作るご飯が美味しくて美味しくて… 家事は女性がやるもの!という考え方は今はもうあまりないだろうし、先日入籍した息子もそんな考え方は全くしてないから時代は変わったんだなーとは思う けど、日本が作った男性は外で働き、女性は家庭を守るという体制が変わり始めてからまだ日も浅い まだまだ子育てと家事の両立は厳しいものがあるなーと思います 子供を健やかに育てることができる環境がもっと整うことを切に願います

    2
    投稿日: 2021.12.24
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    生きていく上で人と関わっていくということは大切だと改めて感じた。 私には子供もいないし、家事は親任せ。なのに仕事をして、家事もこなす玲子さんが眩しくてならない。中谷は、ほんとにヤなヤツだけど根はいい人なのよね(笑)あ、私は決してお近づきにはなりたくないけど。。。 詩穂はなんだかんだと幸せだ。でもそれは、自分がちゃんと頑張った結果なんだよな。。 虎朗目線の物語がどこにつながるのか?随分行ったり来たりと読み返したら、なんと最初だった!(笑) 前向きに生きなきゃ!って思わされた。

    1
    投稿日: 2021.12.08
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    面白かった! 子育てが大変だった時を思い出しました。 ママ友ができず、子育てに行き詰まっていた詩穂が、真っ直ぐな心のままでパパ友や隣のワーキングマザー、坂上さんの娘さんたちと縁ができてくるのが感動で、読者としても嬉しかったです。

    1
    投稿日: 2021.11.24
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    家事、子育ては思っている以上に大変だということ。しかも働きながらではさらに大変さが増すのだ。様々なケースの視点で閉塞感のある家事子育てをユーモラスに描いて、助けたり助けられたり頼ったり頼られたりしながらみんなで成長していくお話。 だけど詩穂ちゃんの父親には本当に腹が立った。

    0
    投稿日: 2021.11.21
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    電子書籍。 専業主婦の詩穂と、詩穂を取り巻きの人たちの物語。主婦を偏見の目で見る人たちが少なからずいるのに首を傾げるが、改めて思うに家事や育児は立派な仕事。きちんと継続してやっている事に胸を張っても良いし、しんどくなったら休んでも良い。もっと家事が陽の目を浴びて、小さなことでも声を上げやすい世の中になったら良いのになと思います。

    0
    投稿日: 2021.11.02
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    『誰かの作ってくれたご飯ってなんであんなに美味しいんだろう』 このフレーズにグッと心を鷲掴みにされました。 終わりなき家事について。 いろんな立場の人から見た家事の世界を見ることができて、共感も感じることも多かった。 確かに、家事って感謝されることがあまりなくて、エンドレスで、誰にでも片手間にできることと思われているような気がする。 家事育児に忙殺されるなか(仕事も)で、孤独感や自分の選択が正しいのか迷うことは誰にでもあると思う。 そんなとき、作中の坂上さんみたいに話をきいてくれる人が一人でも身近にいてくれたら…気持ちが軽くなるし、どんなに心強いだろう。 世間知らずな詩穂だけど、人の苦しみや孤独に気づけるし、困っている人を放っておけない面倒見のよさや優しさがある。 最初は詩穂に批判的だった礼子さんや中谷さんの変わりように、思わずニッコリ♪当事者になってみないと見えないものがある。 読んでみて思うのは、 「見えないだけで、どんな人も大変で頑張ってることに違いはない!」ということ。 『手を抜いたっていい。休んだっていい』 ホントそう思う。腕は2本しかないし1日は24時間しかない。超人じゃないんだから全部完璧にとかムリな話ですよね…。 共感の嵐で元気をもらえました♪ 『きっと大丈夫。悪いようにはなりません。いつか笑って話せます。あなたの寂しかった日々が、誰かを助ける日が来ますから』

    1
    投稿日: 2021.10.25
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    専業主婦、ワーキングマザー、育休取得の官僚主夫、それぞれの立場からみた日常。ワーママ(只今第二子育休中)なので、「分かる分かる!」となる部分が多かったです。大きな事件が起きるわけではないけれど、細かいところが、きっと小さい子のいる人々にとってはあるあるだと思うので、家事育児積極的にしてない父親やいずれは担うであろう若い人が読むと少しだけ大変さが分かってもらえそう。 主人公の詩穂が専業主婦を探していたように、自分の気持ちを分かってほしい人にもぜひ。きっと私を含め家事育児介護仕事など奮闘している人は、気持ちを共感したり、労ってほしいんだと思う。

    2
    投稿日: 2021.10.13
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    遠い昔の育児中の事を思い出した。 子どもとずっーとふたりきりで常に神経を張り詰め、話相手がいない事のストレス。 私は子どもが寝ている間本ばかり読んで現実逃避して心のバランスをとっていました。  けれど、その頃に読んだ本ってほとんど記憶に残っていない事を最近発見。 育児って1人で抱えるのは本当にしんどいんだって事をこの本を沢山の人に読んで理解してもらいたい。

    1
    投稿日: 2021.10.10
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    家事.育児を続けていくことの身体的精神的な大変さをこの本を読んでものすごく感じた。 家事や育児を知らない人がいる世の中で、みんなに知ってほしいと思った。 私のまだ知らない世界を知れてすごくこれから生きていくための勉強になった。 共働きが主流である今、共働きであっても専業主婦であっても、もっと社会全体で育児や介護を支えられる国になるといいなと思う。。。

    2
    投稿日: 2021.10.07
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    子育てや介護でにっちもさっちもいかなくなった経験がある人なら、男も女も関係なしで主婦だろうがエリート官僚だろうが「それわかるー」ってなると思う。独りでなんとかしなくちゃならねぇって思うとほんと辛いんだよね、それが例え可愛い我が子でもさ。 「きっと大丈夫。悪いようにはなりません。いつか笑って話せます。あなたの寂しかった日々が誰かを助ける日が来ますから。」 この主人公のセリフに涙でた。ペイ・フォワードじゃないけど、助けて貰った事を他の誰かに別の形で贈るって素敵。 ブクログのランキングで気になり。 図書館で予約して

    1
    投稿日: 2021.10.05
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    子供を育て始めの時期は、詩穂のように1人を感じることがあると思う。当時の自分と気持ちが重なる場面も多かった。「家事ができない人間を作り出したのは専業主婦、自分でやった方が楽だから」というのは、腑に落ちた。詩穂が人脈を広げられていけたのは、自分の気持ちを言えたから。忙しくても話をすることは家族だったら、より必要。家事をしない夫にも読ませたい一冊だと思う。

    1
    投稿日: 2021.10.02
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    子なし専業主婦、子持ち専業主婦、育休を取る男性、ワーママ、認知症の母親を持つ独身女性など、、 立ち場の違う人たちが歪みあったりしながら、最後には心を許し、それぞれ前を向いて進み出す話。 『ワーママは働きながら家事も(子育ても)して偉い、専業主婦は楽している』 そのように見られがちだと感じる。 そして私の友人、知人で95%ぐらいが共働きの中、私は仕事を辞めて(結婚したからとかではなく)専業主婦をしていることに、不安になる。 それぞれ家庭環境も、家庭の事情も違えば、幸せの物差しも違うので、様々な生き方があって当然なのに、、 どっちが偉いとか立場が上とか、そういうことではないのに、、 どうしても他所と比べてしまう。 周りの目を気にせず、自分が選択した道(決められた、もしくは仕方なく選択することもあるが)を歩むことの難しさを感じる。

    1
    投稿日: 2021.09.26
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    専業主婦、共働き、不妊、未婚…色々な環境の中で、生活の中で子育てをしている男女。 全員、同じ人間。 時代の流れ共に、専業主婦が少なくなってきているのは確かだと思う。金銭面、キャリア、いろんな理由があるけれど。 私の周りは専業主婦もちらほらいるが、やはり復帰したり仕事を探して働き始めた人も多い。 いろんな日常が見えて、共感もたくさんあり、家事が大変という度合いはどの程度なのか 複雑な話でもないし、自分と重なる部分も多くすんなりサクサク読めました。 私は今2人目妊娠中だからまだしばらく働けないけれど できればこれからも専業主婦でいたい。 働く人を否定しているわけではないし、世間から取り残されているような気持ちになったりもする。 金銭面的にも働かないといけなくなると思う。 でもやっぱり専業主婦だと、働いてるママより時間に余裕がある。 子供と向き合う時間が多い分、会話が子供だけになっていろんな方面からのストレスもあると思う でも、紫陽花をみたり、飛行機雲を見たり、松ぼっくりを探してみたり… 私も子供と、そういう自然を感じたり普段通り過ぎるようなものを見て色々思ってみたり、子供が感じたことを共感したり そういう生活をしたい。せかせかせず、ゆとりを持ちたいのだ…

    2
    投稿日: 2021.09.26
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    面白い!というのとは違うけど、「なんで(妻である)私だけ!?」っていうイライラ感とか、追い詰められた感、不安感など「そうそう!」と思う所がたくさんありました。結婚して何年も経ってもこういう感情ってなくならないけど、「頑張ってるのも、悩んでるのも、私だけじゃないんだな」と思うとホッとします。

    0
    投稿日: 2021.09.26
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    みなさんは、子供の頃に親(または祖父母など)が家事や育児をしている姿をきちんと見ていたでしょうか。私もそうですがそれは親として当たり前のことだと子供ながらに認識して、その毎日の光景をおぼろげにしか憶えていないのかもしれません。お母さんが作ってくれる毎日のご飯、いつもキレイに折りたたんでタンスに入っている服、気付くと空っぽになっているゴミ箱、お花が綺麗に咲いている小さなお庭、どれもこれも誰かが手を掛けないとそうはならないですよね。 ”たまに”ゴミ捨てに行く。”たまに”ご飯をつくる。”たまに”草むしりをする。ひとつひとつを気が向いたときだけやるのは誰でも出来るし「ぜんぜん楽勝」。でもそれをすべて、毎日やったことありますか? たわいも無い話しをする相手もなく、愚痴を言う相手ももなく、相談する相手もなく、幼い子供を抱え一人で悩み続けている気持ちは理解できますか?想像だけでもしたことはありますか? 主人公の詩穂が夫・虎朗に言った「昼間の私のことなんて何も知らないじゃない」。みんな想像の中で相手を都合良く解釈していませんか。 家で可愛い我が子と楽しく過ごしている、ストレスなんて何もない、手を抜きたければ手を抜ける、子供が寝たら一緒に昼寝する。 「専業主婦」=「生産性の無い職種」と思ってませんか? 抱えている悩みは人それぞれ環境によって違うと思いますが、共通しているのは家事と育児が下に見られていて理解されていないということ。 外で仕事をすることももちろん大変、でも家事や育児を断片的にしか知らず、本当のことを知らないことを想像だけで「楽なんでしょ」と思うのは無知すぎる。 ・・・・・と自分自身に言い聞かせたい胸に色んなことが響きました。 世の中には色んな人がいる、色んなことを思い・発言する人がいる。でも世の中ってそんなに悪いものじゃない。 希望するすべての人が、安心して子供を生み、育て、成長を見守ることができる社会になってほしいなと心から思える作品でした。

    9
    投稿日: 2021.09.23
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    子育てに奮闘する主人公とその周りを取り巻くワーキングマザー、イクメン、認知症の母とその介護をする子供、不妊治療中の開業医の妻、シングルマザーの生活の物語。 働く女性が多くなり、出産後も育児をしながら働くことが普通になっている今、表には出ていない苦悩が描かれていると思った。 今は、仕事が終わってご飯を食べてお風呂に入ったら自分の時間だけど、子供がいたらそれもままならず、休む暇もないのかと絶望した。 果たしてどんな未来を進めばよいのだろうか。 この物語では、何が正解か描かれていない。 ただ、どんな時も周りに助けてくれる人を探して、1人で悩まない、人生の最後、目を瞑る前に、あの日が幸せだったと思える日々を送らねばと思った。 これから子育てする人、今子育て中の人に読んで欲しい本。

    0
    投稿日: 2021.09.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    絶滅危惧種の専業主婦がテーマの小説。 主人公の詩穂は家事と仕事の両立ができないという 理由で、専業主婦である。 夫の虎雄はそれを了承して結婚したので 家のことは全て詩穂に任せていた。 そんな詩穂が、ワーキングマザーの礼子や育休中の中谷など 様々な人物と出会う。 ---------------------------------------------------------- たしかに、専業主婦はこのご時世少ないかもしれない。 自身も育休中の身であるし、寿退社をする人も 昔に比べたら少ないかも。 でも実際に会社を休んで子育てをしてみて、 無償の奉仕というか、家事をしながら子育てって本当に大変だし 子供と2人きりでいるのも本当に孤独だし 誰かに助けてほしい、頼りたいって何度思ったことか・・・。 でも、周りもそうだしと思ってなかなか勇気が出なかったりする。 あとやはり収入が途絶えるのがずっと不安だった。 節約も時には楽しいけど、ずっと支出を気にしながら 暮らすのも窮屈で・・・。 だから、自分でいくらかでもお金を稼いでいたいと思ったのも 専業主婦が不安である要素かもしれない。 (お金持ちの旦那さんをゲットしていたら違うかったかも笑) 詩穂みたいな主婦が友達でいたら本当に心強いだろうな~。

    2
    投稿日: 2021.09.19
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    家事をする人しない人、みんなに読んで欲しい。 家事はどの家にもあるものだけど、決して当たり前じゃない。家事は立派な仕事。そのことに改めて気づけた。 家庭によって分担や在り方はまったく違うけど、色んな人の心に響くと思う。

    0
    投稿日: 2021.09.16
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    梅雨の東京が舞台の、主婦という職業をめぐるストーリー。 どの親も、不器用だったり歪んでいたりはするけれど、ちゃんと子どもを愛していることがわかる描写があるので、読んでいて救われる。

    0
    投稿日: 2021.09.06
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    #読了本 #読書好きな人と繋がりたい 近い将来どういう立場になっても参考になる本。とても共感できるし、なるほどな、って思うところたくさん。何回も読み返そう。

    1
    投稿日: 2021.09.01
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    専業主婦を仕事として選んだ詩穂はこれでいいのか、と悩むが詩穂の回りにはこれ医者 子供が出来ない、外資系企業の夫エリート公務員は二年間の育休を取った。この人達の為に優しく寄り添う詩穂は主人にも恵まれゆっくり ゆっくり子育てを楽しんでる。

    0
    投稿日: 2021.08.31
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    専業主婦や主夫、働く女性など様々な境遇の登場人物が葛藤する話。働く女性は専業主婦を軽く見がちだけど、専業主婦がいないと成り立たないこともたくさんある。お互いがそれぞれの立場を尊重し合うことで皆が生きやすくなると思った。

    0
    投稿日: 2021.08.30
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    ひと時代前の主婦と違い最近の女性は、世の中の環境差による大きな悩み、苦しみがある事が目から鱗状態。。対岸の家事は上手いタイトルで最近の夫婦は昔と違って置かれた状況により色々あるんだと考えさせられる内容だった。家事&育児の昔の画一化されていた主婦稼業と今の仕事の女性参画社会との折り合いの中で生きるには色々な矛盾が存在し個々の家庭毎の考え方でスタイルも違うと実感させられた。古いタイプの私としては、詩穂の父に近く家事を全くやってこなかったので今後の家族との折り合いに関しても考えさせられた。

    0
    投稿日: 2021.08.30
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    専業主婦であることの辛さ、共働きの辛さ、専業主婦である主人公の目を通して、子育て世代にのしかかる世間の矛盾を描いているような作品です。 私は主婦でもなければ子供もいませんが、改めて見るとこの国は子育て世代に優しくないよね。老人福祉よりも子育て支援が先だと思う。いろいろな世代の人に読んでほしい小説ですね。

    6
    投稿日: 2021.08.29
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    自分の為の家事だけでも大変なのに、主婦なんてお仕事は私には出来ない。ましてやワーキングマザーなんて、尊敬に値する。 常々そう思っていたが、この作品を読んで、その思いは強まった。 性別問わず、家事や育児をする人は、悩みを抱えながら何とか踏ん張っている。 主婦が楽だと思っている人は、家事をしたことがない=親(主に母親)が全てしてくれた、家事を知らない人なんだと思う。 子供の頃の私は、自立した大人になるべく、家事の一部をさせられていた。 小学生で、弟を保育園に迎えに行き、洗濯物をたたみ終わるまで、アイロンがけが終わるまで、夕飯はお預けだった。 他にも色々あるが、お風呂洗いは、高校卒業して家を出るまで私の仕事、食器洗いや夕飯の手伝いもさせられて、中学生にしてイカの捌き方や、ナマコの処理の仕方まで習得した。 因みに、母は週3日、自宅で教室を開いていたので、いつも家に居た。 (後に、私が居ない所で親戚に「自立させ過ぎた…」とこぼしていた) 子供の私には、家事は苦痛だった。 今は、働きながら自分の為の家事をするが、身に沁みついて、良いこともある。 詩織が言うように、完璧じゃなくていい。 状況に合わせて、自分に出来ることを出来る分だけすればいい。 ゆっくり、ゆっくり、丁寧に。

    0
    投稿日: 2021.08.18
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    読んで本当に良かった。私は最近社会人になったのですが、専業主婦の母に感謝しているとともにどこかもやもやしているところがありました。気楽でいいな、と働いている人と比較してどこか下に見ていたところあったのだと思います。この本は家事をすることを仕事に選んだ専業主婦の詩穂とその周りの人たちの物語です。母もこんな気持ちだったのだと思うと胸が締め付けられ、今まで母に対して楽してると思っていた自分が情けなくなりました。みんな違っていいんだ、と読み終わった後スッキリとした気持ちになれました。人生の転機に読み返したい本です。どの世代のどの方にも胸にささる本だと思います。

    1
    投稿日: 2021.08.16
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    社会の問題、特に女性が世間から受ける差別をモチーフにした題材を多く扱ってる著者なので、タイトルからおよその内容は想像出来たが中々面白く読ませて頂いた。 主人公の生い立ちから現在絶滅危惧種の主婦が生まれ、周りの諸問題を解決に導いて行く話はドラマ仕立てでエンタメだなぁと思った。実際はもっと過激で陰湿なんだけどこの物語はその手方面ではない。あくまでエンタメだ。 少子化高齢結婚、しかも年金問題、奨学金問題、終身雇用撤廃、老々介護など子供問題だけでなくその周辺環境も最悪な日本で事実小説なんか書こうものなら鬱になって自殺しかねないお先真っ暗感が漂ってる。 あと20年もしたらスポイト妊娠どころか培養出産で新未来を生き抜くために作られた人類が登場しそうだ。そう、まるでナウシカの墓所のように。

    0
    投稿日: 2021.08.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    手を抜いたっていい。休んだっていい。でも、誰もが考えなければいけないこと。もう一つの長時間労働。 終わりのない「仕事」。「家事をすること」 専業主婦の主人公が迷い、それでもゆっくり、ゆっくり自分のペースで日常を送る。性別や立場が違っても、現実に苦しむ人たち。「対岸の火事」にひっかけて「家事」なるほど。と思いました。家事の話ができる相手と何億光年も離れて、日々不安と苦しさに押しつぶされそうな悩みを抱えて、みんなもがいている。長いあいだ家出をしていた主人公も周りの人とのかかわりのなかで、一歩踏み出すラストは前向きになりました。 「いつか笑って話せます。あなたの寂しかった日々が誰かを助ける日が来ますから。」 みんな正解を探しているけれど、正しい暮らしなんてどこにもない。 大事なのは生きることだ。元気になることだ。それ以外は後回しでいい。 家事のプロの主婦の仕事の優先順位。そうだなあとほっとしました。

    5
    投稿日: 2021.08.07
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    子育てママはもちろん、働く男性や子育てひと段落した人にも読んでほしい本と思った。今の日本、これじゃ子ども産んで育てようなんて思えないよ。

    1
    投稿日: 2021.08.07
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    仕事が辛かった日に、"あぁ早く結婚して、旦那さんのご飯作って家でのんびり過ごす生活がしたい〜!"と夢見ることがありますが、私にはそう思えてる仕事にも、それをやる人なりの辛いことや苦悩がたくさんあるんだなと思いました。自分が子どもだった時よりも、家族の在り方が多様化している中で、将来どんな家庭を築けるんだろうと考えさせられました。

    1
    投稿日: 2021.08.02
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    今の日本だから生まれてきた小説。今だからこそ、多くの人に読んでほしい小説。 多くの人が、登場人物の誰かに自分や周りの人が似ているとか、そういう気持ちわかる、と思うはず。もし、あなたがそう感じないなら、気を付けた方がよい。あなたの家で主に家事をしている人が、ある日突然、いなくなってしまうかも知れないから。 夫婦関係に亀裂が走るのは、異性関係とかよりも、家事の分担かも知れない。家事は女性が義務として無償ですべきもの。とっくの昔に時代遅れになってるはずの考え方(高度成長期限定の考え方?)が、多くの女性が家の外で働くようになった今でも、多く人に根付いているために起きるあれこれ。 滋養がありおいしい食事をとること、身にまとうものや生活の環境を清潔で快適に整えること、ケアの必要な家族をケアすること。すべて、生きていくために、誰もが当事者のはずで、誰かの力を借りているなら、それを担ってくれている人に対し、敬意とそれを示す処遇が必要なはずなのに。 当事者の対義語は、対岸、他人ごと・・・。 この小説は、いたずらに誰かを糾弾するものではなく、様々な立場から実情をあぶり出し、それでいて、過度な重さはなく、先が気になり読み進めてしまう力を持っています。 夫婦関係を中心としながら、家庭内の人間関係全般を射程距離にしていて、主人公たちの幼少期の親との関係とそれが今も影響していることに触れてもいます。 家庭の文化は、密室の文化で、特に幼い頃には、自分ではどうしようもないから・・・。 家庭の中に根強くある問題と和解の話です。 あじさいとハンドミキサーが、アイコンです。

    0
    投稿日: 2021.08.01
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    私が中学生くらいから憧れてきた専業主婦という存在は時代が流れてマイノリティという存在になってしまったのか。肩身が狭い想いをして過ごしてる人もいるのか。いいじゃない、その人が選んだ道なのだから他人が口出ししなくたってと思いつつも、礼子の言葉で「勝手に羨んで、勝手に見下して、勝手に分かった気になって、勝手に腹を立てて、自分のことで精一杯になってる人って勝手なの」という言葉にもハッとした。自分にも思い当たる節はある。この本を読んでもっと自分自身に精一杯になれる人間になりたいと思ったなぁ。

    2
    投稿日: 2021.08.01
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    親近感のわくシチュエーションですんなり読み切れた。なんだかんだありながら、近所の人とこんなに繋がれるなんて羨ましいなぁ。

    2
    投稿日: 2021.07.30
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    子育て、親子、夫婦、人間関係、仕事… つい自分に当てはめて、色々なことを考えさせられる内容。 面白くてあっという間に読み終わった。

    1
    投稿日: 2021.07.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    共感の嵐。母だろうが父だろうが本音は家事なんてやりたくないよね。主人公の父が1番ムカつくんだけど、謝ってくれるといいね。 ドラマ化するなら達ちゃんは高橋一生でお願いしたい。

    1
    投稿日: 2021.07.30
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    ブクログのランキングで見つけて読んでみました。 専業主婦の詩穂を中心とした物語で、ワーママや育休を取るパパも登場します。 様々な立場から子育てに悩み葛藤する姿が描かれており、まだ子育て未経験の身ではありますが、とてもリアルに感じました。 特に、働きながら2人の子どもを育てる礼子が、自らの状態を「ゲームオーバー」と言う姿には胸が痛みました。 こんな風に、責任感が強く、人に弱みを見せられずにもがき苦しんでいる現代のワーママは多いんじゃないかな。。 そんな礼子の話しを聞いた会社の後輩は「無理ゲー」と言い、それでも詩穂や同じワーママたちとの関わり合いの中で、その無理ゲーに対して「世の中のバグを取り除いていくんだ」と息巻く礼子の姿はとても逞しく感じました。 妊活、家事、育児に保活、人間関係や介護まで。 現代の様々な課題と向き合っている物語で、特に女性は共感できるのでは思いますが、いつか男性が読んでも共感できるような時代になると良いですね。

    0
    投稿日: 2021.07.26
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    社会のいろいろな親子の形について書かれており、時々胸が痛くなりました。 しかし、読み終わった後、すっきりとした爽快感があります。

    0
    投稿日: 2021.07.23
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    私はまだ結婚も子供もいないけど、子連れの女性、男性、お孫さんを連れた方の色んな考え方、育て方、関わり方を考えさせられる1冊になりました。 普段私はスーパーのレジ社員をしていますが、お客さまの見方も色々あっていいのかなと思いました。 ストレス社会の中に生きている私たちでも助けを求めたり、手を抜いたりしていいんだと気づかせてくれるそんな本に出会えました。 心が軽くなり、温まる。主人公の優しさがとても心地よかったです。

    2
    投稿日: 2021.07.14
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    居酒屋で働く夫と2歳の娘がいる専業主婦・詩穂。周りは共働きの夫婦が多いなか、志穂は専業主婦を選んだ。子育てや家事にと奮闘しているが、なかなかママ友と呼べる人がいない。この選択、正しかったのか?近所の人と会っていくうちにいつしか悩みが共有されていき、様々な人達と知り合うようになる。 朱野さんの作品というと、「働く女性」「お仕事小説」といた印象でしたが、今回は違った視点の「お仕事小説」でした。子育てに奮闘している主婦・主夫達にスポットを当てていますが、頭が下がる思いでした。 24時間長時間労働、年中無休、働いたところで特にお金はなし。改めて考えてみると、家事や育児は確かにそう解釈できるなと思いました。 読んでいて、もう立派な「仕事」じゃん!と思ってしまいました。今や、共働きの方が主流となっている今日この頃。専業主婦が「絶滅危惧種」になるとは・・・。ちょっと驚きでした。 子育てや仕事との両立、自分自身との戦いといった苦悩が多く描かれていましたが、特に気が滅入るということはなく、そっと背中を押されているような優しさがあったため、気持ちとしては少し楽な気持ちでした。 様々なパターンの家族を描いていますが、人それぞれ事情があります。周りの環境も違いますが、「なんくるないさー」という気持ちがあれば大丈夫と思うと、何か救われた気持ちにさせてくれました。独りで抱えこまず、みんな一緒に支えていくことが大切だと感じました。 女性の方には共感する部分が多くあると思いましたし、男性もぜひ読むことで、母親の気持ちを少しかもしれませんが、理解できるかなと思います。

    1
    投稿日: 2021.07.13
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    対岸の家事(講談社文庫) 著作者:朱野帰子 発行者:講談社 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 家族のために家事をすることを選んだ専業主婦の詩穂。

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    投稿日: 2021.07.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私が子育て中だから、随所で泣けた。 ・2歳児の母で専業主婦の詩穂。周りが育休中しかおらず、ママ友を見つけられない。 ・3歳と半年の母で共働きの礼子。早々と育休を切り上げたものの、熱で早退やら水疱瘡で一週間休んだり、仕事に迷惑をかけて苦しむ。 ・詩穂に子供を見て貰ったりしつつ、なんとか生きている。専業主婦を馬鹿にしていたが、恥ずかしく思う。 ・中谷は一才の娘がいて、二年間の育児休職を取得中のストレス耐性が高いキャリア官僚。詩穂に専業主婦を選んだ理由を問うたりするも、自身もネグレクトに近いことをしてしまうなど、苦しむ。 ・twitterで精子だけ貰って子供を産んだ女性。専業主婦を憎む。 などなど。俺も育休取る時に同僚から言われたが「育児休暇、楽しんでゆっくり休んできて下さい」 未だに社会人の独身男性の感覚はそこに集約されていると思う。

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    投稿日: 2021.07.04
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    子供の頃、割と当たり前のように専業主婦が多くて、夫婦共働きはむしろ、マイノリティーでした。 しかし今ではそれが逆転し、専業主婦は絶滅危惧種となっている…。 そんな中、器用に生きることが自分には向いていないと感じて、専業主婦として生きることを決めた、主人公の詩穂。 子育てだけでなく、人間関係にも悩みながら、日々を生きている。 「ゆっくり、ゆっくり」。母に教えてもらった魔法の言葉で、焦ってしまいそうになる場面で、落ち着きを取り戻す。 キャリアウーマンだとか、イクメンだとか、世の中の情勢に流されることなく、精一杯生きる姿は、やがて周りの人を変えていく。 夫婦生活で1番大変なのは、やはり子育てなのだろうか。そして、子育てを取り巻く環境は、激変していることに、あまりにも無関心だった自分が恥ずかしく感じられました。 主婦に限らず、さまざまな人が、思い抱いて過ごしている世界。一難去ってまた一難な毎日を、やりすごすように、消化するように。 しかし、ため息をついて生きている、あなたの背中も、きっと誰かにとっては憧れなのかもしれません。

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    投稿日: 2021.07.04
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    自分に見えないものは、分からないなと思い知らされました。みんなそれぞれ事情があるから、知ることができたらお互いに穏やかにいられるのかも。この小説みたいに、全てがうまく回り出すのは難しいけど、困ったなと周りの人を決めつける前に、違う視点でみつめ直していきたいと思います。

    1
    投稿日: 2021.07.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『いつか笑って話せるから。あなたの寂しかった日々が、誰かの役に立つ日が来るから』まさに今、私はその真っ只中に居る。『リュックの中身が全問正解だったことはない。でも、失敗しちゃった、と笑いあえる相手はいないので、なるべく落ち込まないようにする』20頁目。そうなんだよ、本当に。子育て家事は本当に『孤独』だ。あぁ、もうどの頁もわかりすぎてグサグサ、グサグサ刺さってくる。そして『独り』じゃないと思わせてくれた。『いつか笑って話せる』そんな日を思って読み終えた。

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    投稿日: 2021.06.26
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    私も専業主婦。専業主婦っていけないことなのかな?私は時々専業主婦って何で無職になるんだろうって思ってしまう。外で働いてないだけのことであって家ではあくせく働いている。 立派な職業じゃないかなって。 登場人物の詩織さん、すごく立派だと思った。

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    投稿日: 2021.06.25