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蒼海館の殺人
蒼海館の殺人
阿津川辰海/講談社
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総合評価

221件)
3.9
61
91
45
11
2
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    面白かった!! 前作より好きかもしれない。 序盤は退屈な場面が続き、正直、そこまでハマることができなかった。しかし、中盤以降からは一気にのめり込んでしまった。 豪奢な館、招かれざる客人、迫り来る自然の脅威、そしてそこで発生する殺人事件。 壮大なトリック、意外な犯人。 本格ミステリの魅力が、これでもかと詰め込められた小説だった。

    8
    投稿日: 2023.06.20
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    自分なりに推理しつつ、「あ、やっぱりそうだったか!!」ってところもあれば、まんまとしてやられた~ってなる絶妙な面白さだった。前作よりも自然災害の危機迫る感じもあって、後半半分ほど一気読み出来ました。 何より、文章がひねくれてなくて読みやすい!! 良い読書体験が出来ました。

    3
    投稿日: 2023.06.19
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    前作同様、登場人物のBLぽい掛け合いに拒否反応がなければ良い作品。私はそこが合わないのでこの評価ですが、この作者の作品はよく練り込まれていてトリック、話ともに面白いのでそうは言いつつも次作も読むと思います。

    1
    投稿日: 2023.06.07
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    ところどころ(特にトリックの部分で)、えぇ、それ成立する?!みたいなツッコミを入れてしまいたくなるんだけど、それでもページを捲る手は止まらないという、作家さんの筆力がやっぱり凄いのかなぁと思い始めている。 伏線が楽しいのはあるんだけど、うーん、何が凄いのかな、展開力に優れているのだろうか。 前作と大まかな仕掛け自体は相似していても、今作は主人公たちの青い葛藤が描かれていて、趣が異なっていたところも良かった。 人物像だったり殺しの設定やオチ自体は決して好みではないのに面白いのが凄い。 とにかく読んでいて楽しいと思わせられるのはとてつもない才能をお持ちなのだと思います。

    1
    投稿日: 2023.06.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    水害の恐怖の中、殺人が起こるクローズドサークルミステリー。 表面を取り繕ってはいるが、内面ギスギスした家族間の中、謎を解くごとに互いの蟠りがなくなっていく点が読んでいて気持ちよかったです。また青春を謳歌する高校生探偵の成長が見られ非常に楽しめました。 (3人の主人公が逆転裁判の主人公っぽく感じたのは私だけ??笑

    4
    投稿日: 2023.05.13
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    「紅蓮館の殺人」の続編。夏の事件以来、引きこもりになってしまった葛城を実家に訪ねた田所と友人の三谷が、 新たな災害(今度は洪水)と連続殺人に巻き込まれるという内容。 過去のトラウマ、探偵の存在意義に悩み続けた葛城が見つけたひとつの答えが、青臭くもあるけどカッコイイ。 そして、いかにもすぎる「華麗なる一族」である葛城家の壮大なホームドラマでもあり、 真犯人が二重にも三重にも張り巡らせた、まさに蜘蛛の巣のような罠を、復活した名探偵・葛城が紐解いていく過程が、とても読み応えあった。 葛城や田所、三谷たちにまた会いたくなる。続編が待ち遠しい!

    1
    投稿日: 2023.05.08
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    第一作目を読んで、あまり好みではなく、手が伸びずにいましたが、評判がいいので、読んでみた。 主人公のウジウジした心の声を読むのは、イライラしたし苦痛でした(思春期特有のグズグズ?)。 その他は、スピーディーなストーリー展開と、奇抜なトリックで楽しく読めました。 ちょっと無理あるんじゃない??(第一の殺人)という部分もありましたが、半分過ぎたら一気読みでした。 ジメジメした主人公二人組に三谷くんという明るいキャラが加わり、雰囲気も幾分か明るく読み終えられました。次も三谷くんの活躍を見たい

    2
    投稿日: 2023.02.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「○○館の殺人」というタイトルにする、その潔さ! 大雨による警戒レベルが上がる中、山の中の館で起きる殺人事件。 水位が上昇するごとにクローズドサークルが完成していく。 この本は、いわゆる「本格ミステリ」だ。 子ども時代に金田一少年の事件簿に出会ってから、こういうミステリーは大好きである。 おそらく、作者と私は、年齢も通ってきた作品も近いのではないだろうか?・・・と思ったら、作者の方が私より10歳くらい若かった、とほほ。 それで、こういうの大好きだからさ、犯人はもう、「絶対こいつだ、間違いない」って・・・すぐに確信してしまったんだよね。その私の予感は、結局当たりましたとも。 だって、顔潰し殺人の「本人性」の証明が携帯電話の指紋認証だけって怪しすぎた。 それに、「黒田と正は身長が10センチくらい違う、家族ならわかる」という話はどうなったのだ?読者に対し、それを理由に「だから、これは正さんの死体ですよ」って説明していたのに、最後はそれに対する処置がされていなかったの、残念。 とにかく、正というキャラクターは、登場当初から怪しかった。金田一おきまりの「良い人そうに近づいてくる人が犯人」パターンだわこれ、と直感しました。 そんで「良い人そうに近づいてくる人が犯人」パターンにおいては、やむにやまれぬ殺人の動機があってしかるべきだと、私は思っている。犯人側の悲壮も、ミステリーにおける大事な大事な要素なのだ。しかし本作は、「良い人そうなのは演技で、実は欲深いサイコパス」パターンだった。残念。主人公は高校生だから見抜けなかったのかな。 この本自体には色々な仕掛けが用意されていて、二転三転するのは楽しかった。 ただ、本格ミステリを読みすぎた身としては、いささか既視感があった…。 犯人当てをするための一番大きな仕掛け「顔のない遺体の本人性」の証明が不安定だったことが、私の心にずっと引っかかってしまったのだろうな。 個人的に、男子高校生探偵・バディものというのは、実は珍しいし、良いと思う。 最近のミステリのバディものって、男女ペア、しかも女性キャラに萌え要素満載のものが多く、ミステリ以外の要素で気が散っちゃうんだ。 最近の「シリーズものミステリ」の中では硬派な設定だと思います。飛び道具的トリックも多用されてないし。 だからこのシリーズをぜひ続けてほしい。またこのシリーズ読みたい。

    6
    投稿日: 2023.02.15
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    前作の山火事の火が迫ってくる中のクローズドサークル、今回は台風の洪水の水が迫ってくる中のクローズドサークル。トリックが緻密で面白い。 葛城は嘘つきの家族、家庭環境で育ったせいで、人の嘘がわかるようになってしまったみたいな感じだったけど、そこまで家族がひどくなく、ちょっと違和感。田所の兄の方が、家族として歪まされそう。

    0
    投稿日: 2023.01.08
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     ミステリーの世界に素直に入っていくと、謎や謎解きが面白く、気持ちがどんどん深くハマっていく感覚します。 好きです。    

    7
    投稿日: 2023.01.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    学校に来なくなった「名探偵」の葛城に会うため、僕はY村の青海館を訪れた。 政治家の父と学者の母、弁護士にモデル。 名士ばかりの葛城の家族に明るく歓待され夜を迎えるが、 激しい雨が降り続くなか、連続殺人の幕が上がる。 刻々とせまる洪水、増える死体、過去に囚われたままの名探偵、それでも――夜は明ける。 新鋭の最高到達地点はここに、精美にして極上の本格ミステリ。 あの山火事から数ヶ月。引きこもりになってしまった探偵の葛城に会うために助手だった田所と友人の三谷はY村へやって来る。もうさ、大きい台風が来ること分かっててなんで行くかなぁって高校生たちを見て思ったし、完全に自分の殻に篭って探偵を降りた葛城は、まだまだ子どもなんだなぁと思った。 台風がいよいよやって来て、殺人事件も起きて大変な騒ぎに。いやぁ、もう紅蓮館の殺人のときもそうだったけど凄惨な現場だ…しかも、殺されたのが彼だったのがショックだったなぁ。なんで?なんで殺された?って思ったし、殺されるのは彼じゃないの?って思った。 事件が起きて大変なのに、葛城は相変わらずぐずぐずしてるのがイライラしたなぁ。まぁ、あの状況では仕方なかったのかもだけど、田所くんと一緒になって「早くこの状況をどうにかしろよ!」って言ってやりたかった。でも、復活してから早かった。葛城が探偵を取り戻したのが良かった。 事件の真相、この事件の犯人が意外すぎて読む手が止まらなかった。え?ってなったし、読み終わった今も少し信じられないというか夢でも見たかなってかんじ。しかし、彼はある意味サイコパスなのかも。優しい顔をして家族をそっと操る。本当に怖いな。 葛城と兄、田所と兄。兄弟関係のいい葛城家と兄弟仲が悪い田所家。読み終わったあと思うのは、田所家がいい方に転んで良かったなと。葛城家もそうなって欲しかったけど。 2022.12.19 読了

    1
    投稿日: 2022.12.19
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    紅蓮館に次ぐ2作目、一作目に続き、クローズドサークルの館の平面の作り込みが細かく、かなりクローズド好きには刺さる。。。 善人がいきなり悪人になることはあるが、その逆も然りで、細かい感情の変化と描写が非常に細かく、非常に密度が濃かった。

    1
    投稿日: 2022.12.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても面白かったが、フーダニット、ハウダニットに焦点が当てられすぎ、動機が薄く感じられました。犯人もバレた後は豹変しすぎな感じ。面白いのは確かですが。

    0
    投稿日: 2022.12.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ● 感想  紅蓮館の殺人の続編。紅蓮館の殺人では、山火事という極限状態で事件が発生したが、今回は、大雨、水害という極限状態で事件が起こる。  事件は4つ。1つ目の事件は2か月ほど前に亡くなった葛城惣太郎は自然死だったのか、毒殺だったのかというもの。2つ目の事件以降は、本作の視点人物である田所が蒼海館に着いてから起こる。葛城正(と思われる人物)が散弾銃で撃たれる事件、黒田という家庭教師の失踪、坂口という記者の死である。  これらを1つずつ分析すると以下のとおり ● 惣太郎殺し  葛城正と黒田による毒殺。ただし、この毒殺を坂口に気付かれ、揺すられる。 ● 葛城正と思われた黒田殺し  葛城正による操りにより、田所が暗くした部屋で由美が散弾銃により射殺 ● 黒田の失踪  葛城正と誤認する方法で由美に射殺されている。 ● 坂口殺し  黒田による殺害。ただし、葛城正が共犯  黒田は爆弾の提供者であり、替え玉でもあるため、葛城正による一連の犯行の要となる人物でもある。  以上のように、この物語の真相は、影で事件全体を支配している黒幕=蜘蛛と呼ばれる存在がいる。  その蜘蛛が、葛城輝義を探偵とした警察官であり、輝義が尊敬する兄、葛城正。文庫本にして631頁。字も小さめで非常に分量が多いこの作品の第1部や第2部に、葛城正が黒幕であるということを示す伏線が示されている。  第1部、第2部は事件そのものと、葛城正が黒幕である伏線が仕込まれている。  第3部、第4部が起承転結でいう転であり、食器泥棒の家族を救うことで、葛城輝義が、探偵として立ち直る。併せて、田所が事件の葛城正殺しのきっかけを作ったのではないかというミスディレクションが仕込まれる。  第5部による対話が捜査。葛城正こそが黒幕ではないかといことについて、葛城輝義が裏付けをそろえていく。そして、第6部で真相が示される。  トリックそのものはさほどではないが、葛城正こそが黒幕で、そこかしこに自分が考える殺人が発生するような仕掛けを配置するという、言ってみれば、葛城正によるプロバビリティの犯罪ともとれる展開。これに、黒田と葛城正の入れ替えトリックを混ぜ込んでいる。枯れた技術の水平思考というわけではないが、使い古されたトリック・プロットを上手く再配置しているという印象  そのことに気付かせないようにするため、全体的に冗長な作りになっている点は否めない。黒田を葛城正だと誤信させるという死体入れ替えトリックは、水害により証拠が流され、警察が関与しないという前提のものであり、全体的に作り物めいた雰囲気も感じる。  リアリティに欠ける、作り物めいた「名探偵」モノ。ひと昔前の「新本格」的なミステリである。そういうものが好きな人なら楽しめる。  個人的には、こういう作品は嫌いではない。驚愕の真相というほどではないが、「いい人」と思われ、死んだと思われていた葛城正の印象が一変するのは意外性もある。  冗長に感じる点はマイナスだが、好みの作風であることを踏まえ、得点としては★4ギリギリとしたい。 ● メモ ● 犯人→葛城正。葛城輝義の兄で警察官 ● 事件 1→病死したとされていた惣太郎は殺害されたのか。 2→正と思われる人物の殺害 3→黒田の失踪 4→坂口殺し ● 第1部 Y村へ ● 田所と三谷はY村の葛城輝義のもとへ行く。 ● 葛城家の様子。できすぎたホームドラマを見るような雰囲気 ● 惣太郎の死。坂口が襲われる。田所の兄である梓月は葛城家の主治医 ● 葛城正と思われる人物の死体 ● 第2部 葛城家の人々 ● 惣太郎の徘徊。蜘蛛の存在 ● 正と思われる人物の死体 ● 正は惣太郎を殺し自殺したのか、坂口と間違えて殺されたのか。健治朗の推理 ● ノブ子を、家名を守るために、外部の者を犯人にしようと一枚岩になる(第一段階)。 ● 水害に備えた準備 ● 第3部 沈みゆく村へ  ユウトの両親は食器泥棒だった。葛城が泥棒であるユウトの両親を助け、立ち直る。 ● 第4部 夜の出来事 ● 葛城を探偵に戻すために、事件を起こそうとして田所が工作をする。その回想と次への展開 ● 第5部 対話 ● 璃々江とミチル→坂口を襲ったのはミチル ● ノブ子と由美 →赤いケースを隠したのはノブ子。中には注射器のシリンジがあった。 第2段階、犯人が用意した真実 正は、惣太郎を殺害し、自殺。正は黒田に変装していた。実行犯は由美 ● 田所と梓月→梓月は、惣太郎に輸入した薬を渡していた。誰かがその薬(注射器のシリンジ)に、毒を混入させた可能性はある。 ● 夏雄と広臣→惣太郎の部屋の隠し通路の発見。ユウト家族が食器泥棒。黒田はアンプルに触れていた。 ● 健治朗→黒田は惣太郎の孫。坂口のネタ。坂口と黒田は相打ち殺人? ● オオカミが歩いてきた。歩いてきた人物が蜘蛛 ● 蜘蛛の計画 ● 第1段階→ノブ子に疑いがかかり、家族が一枚岩になること。 ● 第2段階→誤解が解かれた後の情報収集 電球を緩め、養生テープを貼ったのは田所。「蜘蛛」=正は田所を操った。 正の計画を暴いたのは、靴に入った硝子片。ここから、正と思われていた死体が黒田であり、正は避難者として舞い戻っていたこと、正が硝子片を靴から出したことを導いた。 死体から顔を奪ったのは、実行犯である由美ですら、誰を殺したのか分からなくするため ● この事件は全て正の計画どおり。正の計画の駒にされていた。 ● 互いを疑うように仕向け、身動きを取れなくすれば、真実から遠ざけることができる。 ● 正は、気付かれても気付かれなくてもよいレベルの仕組みを多数用意していた。 ● 正にとって、黒田は爆弾の提供者でもあり、替え玉でもある事件の要となる存在 ● 物語のいたるところに、正の言葉、関与がある。これは伏線でもある。 ● 正と輝義の対決。スマートフォンのロックを解かせ、水害を避けるための爆弾のスイッチを手に入れる。

    1
    投稿日: 2022.12.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    解決パートで繋がったときは、いや解けんやろ!とは思った。 車が爆発したあとのガラス片は何だったのか書いてあった?正の発動しなかった仕掛けの一つ? 使われなかった伏線が、読み込んだらいくつもあるのかな?

    0
    投稿日: 2022.11.30
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    蜘蛛の巣のように複雑に張り巡らされた罠にトリック。二転三転する真相に最後まで気が抜けませんでした。 後半、覚醒した葛城の華麗な推理は気持ちよかった。

    3
    投稿日: 2022.11.24
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    評判良いようだが個人的には全くダメ。前作読んでなかったからか?語り方が嫌い。故に筋が入って来ない。時間を無駄にしたか。

    0
    投稿日: 2022.11.19
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    前作を読まずに読んだので失敗。 ちんぷんかんぷん。 なのに、最後の最後まで前作が絡んでくる。 だからと言って 詳しい前作の説明もない。 登場人物の説明もない。 前作を読んでいるという前提で物語は進んでいく。 色々盛り沢山の展開。 先が読めない大掛かりなスケール。 ただ、読み終えて 前作を読んでみようとは思わなかった。

    0
    投稿日: 2022.11.15
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    分厚くて重さもあるので、読むの時間かかりそうだなと思っていたけど、夢中になって読み進めてしまった。展開は相変わらず予想できなかったけど、前作に比べると犯人の動機がいまひとつ薄い?ような感じがした。とはいえ読み応え十分だし、面白い本だと思った。

    0
    投稿日: 2022.11.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作は山火事、本作は台風による水害で追い詰められていく中で、連続殺人の犯人を暴がなければならないという制限が設けられた館もの。 犯人の狡猾さや幾重にも張り巡らせた罠がこの作品を盛り立てている。そして、犯人のセリフひとつひとつが作品の伏線となっているのも実に興味深い。 なお、水害対策の指南書としても役立ちそうな一作でもある。

    5
    投稿日: 2022.11.12
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    audibleにて。 信じられないかもしれないけど、紅蓮館の殺人の前にこれを聞いてしまいました。がーん。 本当によくできてるし、文章も整ってて理解しやすい。 一人ひとりの描写も、本当に素晴らしい。 丁寧に書かれてるけど、最初から最後まで飽きない。 これからの作家さんだと思うので、今後も大いに期待できると思うとワクワクする。

    0
    投稿日: 2022.11.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    紅蓮館を読んで良かったと思わせてくれる一冊でした。 前作すら前座に感じさせられる内容で、これは間違いなく前作超えだと思いました。"新鋭の最高到達地点はここに"とありますが、まんざら嘘ではない気もします。600ページ超えと少し長いのですが、一気読みしてしまうほど引き込まれる内容でした。 ストーリー的にはお兄さんがずっと怪しさMAX状態でやっぱりなという感じでしたが、第5部対話から第6部真実への怒涛の展開はさすがでした!相変わらず中盤以降は何段階にも山が用意されていて情報量が多い。笑 たしかに全体として多少勢いで押し切ってる感はある気もしますが、そんなもん面白けりゃなんでもいいんです!笑(2回目) 著者の他の作品も評判ですのでぜひこれから手を出してみようと思います。これからも期待しています。

    0
    投稿日: 2022.11.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    探偵の存在意義という難しいテーマを扱いながら、本格ミステリーを描く、なかなか挑戦的な作品だと感じた。 正直、ミステリー読者の大半は、存在意義よりもミステリーの中身や意外性、緻密性、演出を求めている(私の感覚だが)。その中で探偵が探偵として、どうあるべきかなど、正直どうでもいい。 だからこそ、前半は読み進めるのが苦痛となる場面もあったが、そこはミステリーや展開の面白さで押し切る剛腕さはさすが、最後の謎解きフェーズは怒濤の如く、点と点がつながり面白かった。また最後の展開、首無し死体の王道を王道として描き切ったのは作者のレベルの高さが感じられた。 前作で疑問を投げかけ、今作で答えを出す。前作でもう読むのはやめたはもったいない。前作を読んでいるなら、せめて今作は読み切ってほしい。

    4
    投稿日: 2022.11.05
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    シリーズ第2作 すごいミステリーだった。 前作で探偵とは?の問いに答えられなかった葛城と田所は葛城の本宅である蒼海館で再会する。しかし、そこで殺人事件が起こる。 二転三転と状況が変化しつつ伏線がものすごくたくさん散りばめられていて、それを回収しつつ、あっと驚くような想像もし得ないようなトリックと構造がもう本当にすごかった! なぜこの作品を読んでこなかったのか後悔するほど凄すぎる作品だった(語彙力)。 このシリーズの構想はまだ続くので楽しみしかない!

    2
    投稿日: 2022.10.30
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    紅蓮館の殺人を先に読んだ方が良い。 葛城は名士一家で豪華な家が舞台となる。葛城は 落日館の事件から立ち直れないでいるようだが、真実はどうか?田所と友人の三谷が葛城の家を訪ねて、今度は水である。 立地からするとなぜ水なのか疑問になる。 葛城家の「僕の家族は嘘つきの家族」が明らかにされるのであろう。従兄弟の夏雄の謎めいた言葉の理由を探りたくなる。 そして連続殺人事件が起こる。水が迫ってくる中、避難してきた 3人が追加されるが、どんな鍵を握っているのか? 腑抜けの葛城を横目に田所の兄である葛城家の主治医梓月が推理を巡らせる。そして葛城が目覚める。 葛城の探偵としての心の動きが表現されている点は面白い。全体を通じて少し現実離れしている感は拭えない。

    9
    投稿日: 2022.10.29
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    「館が沈めば、探偵も、犯人も、全員死ぬ」 政治家の父、学者の母、弁護士にモデル。名士ばかりの葛城家に明るく歓待され夜を迎えるが、激しい雨が降り続く中、連続殺人の幕が上がる。刻々と迫る洪水、増える死体、過去に囚われたままの名探偵。雨が止むころ、僕らは生きているのか。 「紅蓮館の館」に続く、「館」シリーズ第二弾。 600ページと超大作。展開が目まぐるしく変わるから、先が気になるわ、手に汗握るわ、で気付いたら読了。前作と同様、刻一刻と迫り来る自然の脅威。逃げることのできないクローズドサークルで起こる連続殺人。前作も良かったけど、今作はより緊迫感と臨場感に溢れていて◎ 少し複雑な部分もありましたが、最後まで緻密な迷路を歩いているようなワクワク感。うん、これぞ!本格ミステリって感じな作品です。 前作では、「探偵の意義」について悩んでいた葛城くん。本作を通して、その成長を目にすることができて、わたくしは感無量でございます(何様) 作者さん曰く、「館」シリーズは「地水火風」がテーマとのことで、「地」と「風」がテーマの館に出会えると思うと胸が高鳴る。 本作だけでも十分に楽しめると思いますが、興味がある方はぜひ、前作の「紅蓮館の殺人」と合わせて手に取ってみてくださいね。

    6
    投稿日: 2022.10.20
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    最高! 最高だけど、「ミステリ好きってこういうの好きでしょ?」的な展開が少し意識的すぎて気になる。まぁ、好きだから、いいんだけど。 “蜘蛛”だからいいけど、“地獄の傀儡師”的な名前付けちゃうと読んでるこっちが恥ずかしくなっちゃうよね。 まぁ、でも、館に閉じ込められて、探偵がいたら、そりゃ〜殺人事件起きちゃうよね。

    0
    投稿日: 2022.10.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    紅蓮館に続いての2作目。結構前に読んだから前作忘れかけてて、割と紅蓮館での出来事の結果を今作でも出してくる。 今回もクローズドサークル系の連続殺人事件。 探偵の在り方をワトソン役の主人公田所が考える。 結論から言うと、やっぱりわたしにはこのシリーズ合わなかった。 評価が良いようなので読んでみたけど、もういいかなー。 前作の『爪』のときも「ん?」と思ったけど、なんか連続殺人犯に恐ろしさを与えたいのか、二つ名をつけるのはいいけどこじつけ感が強い。 周りのテルくんに対する名探偵もちあげがサムく感じた。読者が名探偵だと感じるエピソードが弱いからかな…なんかホームズとワトソンのやりとりを書きたいが先行しててキャラクターが浅い… 主人公たちが高校生だからか青春!みたいな雰囲気だしてくるんだけど、ついていけなかった。 なんだ名探偵はヒーローって。 あと変装してるからと言って実の親が息子を他人だと思うとかあるかな?

    4
    投稿日: 2022.10.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    作者のやりたい事は伝わってきたが あまりにも偶発的過ぎだし 人を操る系って それ言い始めたらなんでもありじゃん みたいなツッコミ そして犯人の動機の薄さ キャラクターの突然の変貌 そして主人公達のキャラクターが薄い でも 作者が描きたかった方向性などは良かったし やはり二転三転とするスートーリーは とにかく凄い それどころじゃなくね?とは思った

    1
    投稿日: 2022.09.30
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    前作がとても面白くて、次作も気になり手に取って読み始めました。 結論から言うと、今作もとっても良かった!!!!! 奥の深いこと深いこと 先が気になってひたすらページをめくっていきました

    1
    投稿日: 2022.09.25
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    どんでん返しの繰り返しで、散りばめられた伏線が次々と回収されていく爽快感。登場人物が天才だらけで心理戦が非常に面白い。 前作同様、みんなが隠し事をしているので、怪しいポイントが多すぎて本質につながる糸を掴むのが難しかった。 本格物の雰囲気に引き込まれて、一気に読んでしまう作品だった。

    0
    投稿日: 2022.09.24
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    前作「紅蓮館の殺人」で、鮮やかな推理をした葛城…真実を暴くことの善悪に悩み、ついには登校拒否に…心配した主人公の田所は友人の三谷と一緒に葛城の住まい、「蒼海館」を訪ねる。葛城の家族は、政治家、大学教授、警察官、弁護士、モデルとそれぞれの業界で活躍している者ばかり…台風による大雨、洪水、土砂災害などで他の招待客、雑誌記者、家庭教師、医師とともに屋敷に足止めされることを余儀なくされ、そんな中殺人事件が起きる…。名探偵葛城の復活はあるのか…迫る水害から逃れられるか…。読んでいてめちゃくちゃドキドキしました(ちょうど台風14号の被害がリアルタイムに映し出される中でもありました)。「紅蓮館の殺人」を読んでからこちらを読んだ方がよいこと、だけど「紅蓮館の殺人」より真実に迫る緊張感がありました。続編もありそうなので、「蒼海館の殺人」を上回る作品になるのではないかと期待しています。

    26
    投稿日: 2022.09.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1作目に比べると面白かった。 入れ替わってそうだなーとは思っていたけど、やっぱりその通りだった。 本が厚いわりに何処となく描写が足りなく感じてしまう… そして、いくら葛城に探偵として復活してほしいからといって自分で事件を起こしてしまう助手… おじいちゃんが交番に逃げて来た事件があったが、 あれは正が暴力を振るってたってこと? 事件現場の設定が1作目に続いて面白かったが、やや文章が読みづらく感じてしまった。

    0
    投稿日: 2022.09.19
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    前作「紅蓮館の殺人」で活躍した名探偵が心を病んで不登校に。前回は山火事で今回は洪水により隔離された館。その発送も面白いが、前作以上に先の読めない展開。リアリティどうのこうのよりも単純にストーリーが楽しめた。前作を超えた面白さだった。

    0
    投稿日: 2022.09.13
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    key word(水・華麗なる家族・名探偵の不在・村・館) 家族の対話の場面は丁寧に書かれている気がして、ゆっくり読みました。 トリック・推理はドキドキ楽しく読ませて頂きました。 水が迫ってくる描写が少なく感じた。主人公たちが水に浸かる描写がなかったからかしら?このシリーズ特有のタイムリミット感はやや間伸びしてしまったかな…。という事で星3つ。

    2
    投稿日: 2022.09.08
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    シリーズ2作目。引きこもりとなった葛城は再生できるのか?1作目同様、謎解きは素晴らしいし、1作目より面白かった。

    1
    投稿日: 2022.09.07
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    600ページ超えだったけど一気読みした。途中途中で驚きの展開が何度もあり、最後の解決編はどんでん返しに次ぐどんでん返しで、作中の言葉を借りるならば「ジェットコースターに乗ったような気分」だった。 伏線はあえて伏線と分かるように張り巡らされており、何か意味があるのだろうなとは思わされるが、絶妙に分からない。ゆえに、最後の解決編で鮮やかに回収していくさまは圧巻である。 「長い」「紅蓮館が好みじゃなかった」という理由で読むのを躊躇っている人は、とりあえず読んでみてほしい。かなり期待して読んだ私がここまで驚かされ、満足したのだから、絶対に後悔はさせない。

    4
    投稿日: 2022.09.05
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    ミステリー書評 読書レベル 中級 ストーリー ★★★★ 読みやすさ ★★★★★ トリック  ★★★★ 伏線・展開 ★★★★ 知識・教養 ★★★ 読後の余韻 ★★★ コメント:600ページありますが、とにかく読みやすくて面白かったです。紅蓮館の殺人を読んでから本作品を読むと一層深みが増して楽しめます。論理的に物事を考えたい方にぜひお薦めしたい1冊です。

    4
    投稿日: 2022.08.25
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    文庫本で厚みが3センチもあって、「分厚……まじかよ……」と思いながら読み始めたけど、さくさく読めてぜんぜん厚さを感じさせなかった! ラノベ調で表現が仰々しいというか大袈裟なところは健在だけど、それを差し引いてもとても面白かった!紅蓮館よりも好き。 ミステリーによくありがちな仕掛けもあるけど、全体通して「よくここまで考え付くなあ……」という感想。読んでるだけなのに頭がこんがらがる。これをゼロから思いつくの凄いな~~ トリックまでは推理できなくても、「なんでかは分からないけどなんとなく怪しいな……」という自分の感覚はあながち間違ってないんだなということを知った。 -------------------------------- 学校に来なくなった「名探偵」の葛城に会うため、僕はY村の青海館を訪れた。 政治家の父と学者の母、弁護士にモデル。 名士ばかりの葛城の家族に明るく歓待され夜を迎えるが、 激しい雨が降り続くなか、連続殺人の幕が上がる。 刻々とせまる洪水、増える死体、過去に囚われたままの名探偵、それでも――夜は明ける。 新鋭の最高到達地点はここに、精美にして極上の本格ミステリ。

    2
    投稿日: 2022.08.09
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    面白かった。紅蓮館よりこっちが断然。と言っても、紅蓮感があってのコチラなので、あれはあれで欠かせない。 トリックが複雑で、犯人の周到さに舌を巻いた。 基本的にストーリー重視で読むので、普通に内容が面白くて良かったのですが、なぜ、に関してはそこまで多く語ってないかなと。想像はできますが。 館シリーズとしていくのでしょうか。キャラも嫌いじゃないし、続きがあったら読みたいな。

    12
    投稿日: 2022.08.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    相当面白かった。 何重にも張り巡らされてる蜘蛛のシナリオにもしびれるし、立ち直った葛城くんも全部受け止めることができてよかった。1人1人の登場人物に配慮した謎解きができていて、葛城家は嘘つきの家族とか言ってたけど割といい家族だったとおもう。 三谷くんはなんかなんでいたのかよくわからんけどいいキャラだったな。田所くんも暴走したり、やばめの兄が出てきたりとまた一層面白くなりそうな印象。 紅蓮館より断然こっちが面白かった。

    3
    投稿日: 2022.07.30
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    「だって、探偵は◯◯だから」 “酸鼻を極める”って言葉、この小説で初めて知った。 この作家さんのミステリー、キャラクターが良くてぐんぐん読めるんやけど、殺し方が結構グロテスクなところも特徴だと思う。 動機が、とか描写が、とかじゃなくて…手法が物理的にグロテスク。これまであまり読んだことないタイプ。そこが面白いんだよなぁ。 “高校生探偵”ってポップな題材と セットになるとは思えないようなエグい殺し方。 それが、狙いでやってるのか、作者の趣味なのかは分からんけど。私の好みには刺さっとる。   『探偵失格』 第3部の終わり…電車の中で読んでたんやけど 『!?!?…うえぇぇぇえ!?』って声出た。 緊張と緩和…ほのぼのからの衝撃すぎる衝撃。 本読んでてこんな気持ちになったことない… 「君だけは冷静に見ていてくれ。ーなぜならー殺人犯はこの中にいるからだ。」 やっぱり、葛城探偵とワトソン田所の関係が好きすぎるんよー。 著者の頭が良すぎて、「よくこんなの思いつくな!?」って感じ。ややこしすぎて、すごすぎて、途中で訳分からんくなったけど、色々がんばって丁寧に説明してくれるからなんとか理解。(わたしの頭がよくない) トリックが難しい分、後半でちょっと失速した感じ…? 面白いねんけど読むのに半年かかった。笑 それにしてもキャラクター描写が良くて面白い。 トリックも凄いけど、葛城と田所の絡みがもっともっと読みたい!!!!! 4部作らしいので、あと2作楽しみだ。 【勝手にキャスティング】 葛城輝義:板垣李光人 or 市川染五郎 田所信哉:高橋文哉 or 市川團子

    7
    投稿日: 2022.07.30
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    ブ厚いですが、飽きずに最後まで面白く読めました。謎が蜜で複雑だけど、そのつど丁寧に説明されてて私でもちゃんと理解できた。 でも田所、ちょっとウザイ~

    0
    投稿日: 2022.07.19
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    どちらも面白かったけど蒼海が好み。 最初はなかなか動かない状況に読むスピードが遅くなっていたけど、ラストは怒涛の展開でサクサク。

    0
    投稿日: 2022.07.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とにかく面白かった!それぞれのキャラクターの個性と、良い面悪い面をそれぞれ描いているから、最後にはみんな好きになってしまう不思議。 葛城とその家族、田所と梓月、葛城と田所の関係性も、どれも雨降って地固まるという結果でハッピーエンドでした。雨にしては強烈過ぎたけど…笑 犯人は序盤に予想がつくかも。どんでん返しが何回もあるのですが、読者的には「いやいや、あいつ以外犯人いないだろ!でもどうやって、、?」と思いながら葛城の推理をハラハラしながら見守ってました。 トリックは複雑だし不確定要素が多いですが、目的が復讐ということなら、納得。(目的はお金なんて書いてありましたが、本質は復讐だと私は解釈しています) 犯人は、家が本当に嫌いで、憎かったんだろうな。あの家庭のせいで正しく生きることを強いられて育ったんだと思う。名家の長男の生まれで、あの父親だし。葛城弟も兄以外の家族とは折り合いが悪いようだったから、もし兄が居なかったら、同じように鬱屈して育っていたかもしれない。葛城弟には兄がいたから救われたけど、兄には誰も居なかったんだろうな。そう思うと、彼には同情してしまう。 この家と縁を切り新しい人生を送る・復讐をするというのが、犯人の1番の動機だと思う。ダイヤはあってもなくても良いけれど、黒田を誘い込むのに丁度良かったんだろうな。 葛城の精神状態は相当辛いんじゃないかな~。関係改善した家族と田所がしっかりサポートしてあげて、また名推理を見せて欲しい。 前作も面白かったけど、ラストが気になってしまってました。今作は大団円で読後感スッキリです!四部作を構想されているようなので、続編がとても楽しみです!葛城と田所が出会ったきっかけの事件も読んでみたいな。

    1
    投稿日: 2022.07.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前半部分は前作同様だいぶイラついてしまった。 登場人物の行動や言動が理解も共感もし難いし、同じ表現が何回も何回も出てきたり、前述してないことをしてる体で進めてる部分が何度もあったり…… 気になるところ言い出したらキリがない。 新しい作家さんだからか全体的に粗が目立つ。 災害と連続殺人のダブルパンチという派手なストーリーは面白いけど、前作同様着地の仕方がちょっと無理矢理感がするかな…ストーリー展開広げ過ぎて作者の技量が追い付いてない感じ… あと動機がペラペラに薄い。あれだけ手の込んだことしておいて結局はお金かぁ…(*_*) でも流石に葛城少し可哀想だな… 葛城はやっぱり嫌いだし前作同様イラつく部分は多々あったけど大元のストーリーは派手で面白いから上記みたいな粗がなくなってくるともっと素直に楽しめるかなぁ……なんて。 今後に期待………かな。

    0
    投稿日: 2022.06.15
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    「紅蓮館の殺人」に続くシリーズ2作目。 「名探偵とは?」というテーマ下に、癖の強い名家一族と台風直下で起きる殺人事件。本格ミステリの定番スタイル+水害という無理設定を、やや強引ながら着地させるのはさすが。 前作のラストの影響から、同じ高校生の、悩む「名探偵」とその復活を祈る助手が、複雑な構造の「事件」に巻き込まれ、その中で未来をつかんでいく。 後半、怒涛の勢いで展開する推理に振り回されながらも、一気に読み終えました。 シリーズものなので、「紅蓮館の殺人」を先に読むほうがいいです。 参考) 2021年 ・本格ミステリ・ベスト10国内編 第1位 ・このミステリーがすごい! 国内編 第2位 ・週刊文春ミステリーベスト10 第2位 ・ミステリが読みたい! 国内篇 第3位

    0
    投稿日: 2022.06.13
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    引きこもり状態になった葛城を見舞うため、田所は友人の三谷とY村にある葛城家本宅「蒼海館」を訪れる。そこに大型台風が襲来・・・?! 火の次が水・・・。次は風か? 導入が長くて辛い。トリックはよかった。 しかし葛城くんがしんどすぎる。

    0
    投稿日: 2022.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    危機迫る中でのハラハラ感と真実と思われる事が二転三転する内容は終始ドキドキしっぱなしでした。自信を取り戻した葛城くんが家族と対話して解決したり、犯人と対峙する姿はカッコよかったですし、一致団結した家族の絆も素晴らしかったです。とにかく全てが素晴らしかったです。

    1
    投稿日: 2022.06.06
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    続きものとは知らず、こちらを先に読んでしまった。 初めての作家さんだったが、癖がある文体だと感じた。漫画風というか、リアクションがでかいと言うか。 トリックについては何重にも仕掛けが施されていて、そんな上手くいくか?と思うところもあったが、楽しませてもらった。 前作も気にはなるが、この癖がちょっと気になるので保留にしたい。

    1
    投稿日: 2022.06.01
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    読後感 :自己肯定感は必要だね。ある程度の。 満足度:8/10  ペース:1〜2日で読了 本作は600ページ超と大作ですが、展開が気になって仕方なくグイグイ読み進めて2日で読了。 前作同様にキャラ濃いめの登場人物たちによる心理戦が見どころ。もちろん殺人トリックも秀逸で満足感高めでした。主人公である二人の序盤の境遇や心情には焦らされますが、それも前作の結末に起因している部分なので、前作『紅蓮館の殺人』を先に読まれることをおすすめします。

    0
    投稿日: 2022.06.01
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    『紅蓮館の殺人』の続編。 今回は華麗なる一族の殺人事件です。 紅蓮館の事件から学校に来なくなってしまった葛城の家を訪れる田所と三谷。 葛城家は「蒼海館 (あおみかん)」と呼ばれる大邸宅。 政治家の父や警察の兄、モデルの姉、弁護士の叔父…そこに、招かれざる客数名。 外は嵐。 その晩、葛城の兄、正の死体が発見される。 手帳には遺書のような文章があるが、本当に自殺なのか。 街が浸水していく自然災害の恐怖と、孤立した館で起こる事件の真相を暴く。 葛城は「紅蓮館」の事件により塞ぎ込んでいて、家族との仲も悪く、とても険悪です。 全体的に心理描写が細かく、つらい気持ちがとても伝わってきます。 真実を突き止める意味。 探偵を続ける意味とは。 葛藤に苦しむ葛城と、何とかして以前のように戻ってほしい田所。 実際洪水になったら犯人探しどころじゃないと思ってしまいましたが、証拠が水没すると犯人が野放しになってしまう可能性があると思うとそれは嫌ですもんね( ˊᵕˋ ;) 家族の絆が深まるシーンはちょっとうるうるしました。 前作もそうでしたが、心理的な描写が多いからなのか、読後は少し重めな印象を残す小説でした。 「火」「水」と来たら、次は「木」? とかすっとぼけたツイートをしたら、皆さん同じ事を考えていたそうです…(^▽^;) 次は「土」らしいですよ。 本当かどうかは出てからのお楽しみですね♪

    23
    投稿日: 2022.05.22
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    今年、結婚25周年を迎え、ゴールデンウィークは旦那と2人で東北をマイカーで回ってきた。 6泊7日の結婚生活で一番の長い旅行。 普段のゴールデンウィークはがっつり読書なのだが、そんな理由から久々の読書となった。 前回紅蓮館を読んだので、今回は蒼海館。 みなさんの評価を見ても、圧倒的にこちらの方が高い。 これは期待できそうだ! この本もまた部屋の見取り図から始まる。 ワクワクが止まらない。 人物相関図、主要人物紹介、もう最初の数ページでテンションがマックスに(笑) ↑早すぎ( ̄∇ ̄) この本は紅蓮館読んでから読まれるべき。その方が現状どんなことになっているかがよく分かる。 クローズドサークルもので、最初の殺人から超怪しい(笑) これも、クローズドサークルファンの為の仕掛けなのかもだが、やっぱり最後まで疑ってしまった(笑) 色々なミステリーに出会ってきたが、もしこの本と一番最初に出会っていたら、全身鳥肌ものだっただろうなぁと感じた。 最近はミステリーを読み漁っていた為か、疑り深くなり過ぎて、自分の読み方でせっかくのミステリーを台無しにしている気がする。 いやでも、それもミステリーの醍醐味か(笑) 楽しい時間をありがとう(^o^)

    52
    投稿日: 2022.05.17
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    前作"紅蓮館の殺人"の直接的な続編となるため、読んでいない方はまずそちらから。 600頁を超える作品のため正直根気がいる 事件の真相は中々に複雑かつ難解で頭の思考が追い付かなかった 家族のわだかまりを解きほぐしつつ事件の真相に迫っていく点は良かった 作品自体も緻密で葛城の復活劇、ワトソン役の田所、良い役回りをした三谷など学生諸君の人物像も好感がもて読みやすかった

    0
    投稿日: 2022.05.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても失礼なことを書くけど、面白いとかじゃなくて「なんか好き」な作品。 前作『紅蓮館の殺人』も読了済みで、その時も同じことを思った。 そういった、前持った覚悟のようなものがあったので、期待し過ぎずに読めたのが楽しめた要因なんだと思う。 本当に失礼なことを書いているなとは思うがこれが正直な気持ち。 ミステリとしては決して良作とは言えない……と感じた。 黒幕が裏から全てを操って事件を起こしている、という雰囲気を楽しむ作品だなと。 ミステリというよりはサスペンスとして読んでた。 あと青春ぽさ、このへんが好きポイント。 探偵とはヒーローである!と覚醒し、そこからはスパスパと事件を解決していく葛城が、最後はとても人間らしく涙を流すというラスト。 探偵も助手も、罪を犯してしまった二人が寄り添う終わり方はとても美しかったです。 犯人の仕掛けたトリックの雰囲気を楽しむ、とは書いたけど、それにしても納得いかない点を一つ。 正はいくつも罠を仕掛けていて、それらがすべて発動したわけではなく、発動しなくてもいい罠をたくさん仕掛けていた、というのだけど、それにしてもこれだけは発動しなきゃダメでしょ!という罠が一つある。 由美による正(黒田)殺しだ。 最初は、由美が殺しを実行しなかったら正自ら殺人を決行して~みたいにするのかと思っていた。 でもP588~589のタイムテーブルを見たら、由美による天啓殺人が行われる前に正は館から退場しているのよね。 これダメでしょ!!! これだけは確実に実行されなきゃいけないのに、殺人という行為が行われる蓋然性にそこまで賭けられるの!?と。 ツッコミたいポイントは挙げればまだまだあるけど、それでも「なんか好き」と感じさせてくれる作品なので、次回作がでたら読むと思います。

    4
    投稿日: 2022.05.09
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    すごくすごく面白かった。要素の盛り込みすぎ、と指摘する人がいるかもしれないが、それでも面白かった。探偵葛城の家族の話だが、後半に何度もひっくり返される。精密機械のように緻密に計算しつくされたプロットはまさに見事。紅蓮館に続いて高校生たちの葛藤や精神的な成長も見どころの一つ。たくさんの嘘が複雑に絡み合い、ラストに向けて解きほぐされていくのが気持ちよかった。この若さで、完成度もすごい。

    3
    投稿日: 2022.05.09
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    シリーズの2作目。 嵐の夜の裏に隠された謎を誰が解き明かす? 葛城と田所のコンビは復活できる? この危機、どうやって脱する? 紅蓮館は物足りなさがあったけど、これは面白かった!

    1
    投稿日: 2022.05.08
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    洪水により孤立した館で発生する殺人事件。 犯人、黒幕、大きな謎から小さな謎まで、伏線を張り巡らせている点は読みごたえがある。 しかし、黒幕の仕掛けがあまりにも複雑かつ緻密すぎて現実的でないこと、探偵役が思い悩んでいるシーンが多くなかなか話が進まないことなど、気になる点もあった。

    0
    投稿日: 2022.04.24
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    【紅蓮館】を先に読んでおいて正解。 紅蓮館はちょっと物足りない感?あったけど、こちらはボリュームたっぷり謎たっぷりで楽しめた! そんなにうまく行き過ぎる?ともちょっと思ったけど、それでもこの犯人ならできたんだろうな笑 田所と梓月の絡みとかホームドラマの辺とか割とすき。

    13
    投稿日: 2022.04.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    紅蓮館から続く「葛城・田所シリーズ」の第二作。2021年。 今回も「水害の迫る館」という設定にまず引き付けられる。 名探偵と助手が絶賛反省中のため、全体的に暗いのだが、新キャラ(クラスメート)が明るい人物で助かっている。 何かと盛りたくなるのはわかるのだが、今回も設定や状況を盛り過ぎていて、「その推理は妥当なのか」「そんな状況あるのか」という部分が気になった(消えてから30分以上経った電球でやけどする、体重のかかっていないガラス片でケガする、ガラス片でケガしているのに流血していない、など)。 家族がぎすぎすしていた理由が推理によって解きほぐされていく部分がハイライトかとは思うが、そんな簡単にほぐされるようなことで、探偵が長年「うちは嘘ばかり」と気に病んでいたのかと逆に驚いた。また「対話」という大層な言葉をわざわざ使っているが、結果的に「互いによく知りあう、変化しあう」ようなことでもなかったので、対話とは言わないだろう。 真犯人については、何十年もこのような機を狙って人々をコントロールしていたことになるため、その動機の描写が欲しいと思った。「人をコントロールするのが単純に好き」というならまだしも、自分のこれまでの名前を捨てて人生をやり直すというのは相当なことだろう。 紅蓮館もそうだが、作者が意欲的すぎて、状況やテーマを盛りすぎなせいで、かえって「そんな状況あるのか」という部分や、説教臭さになっていると思う。もう少し肩の力の抜けたものを読んでみたい。 ちなみに冒頭の人物紹介含めて、かなりクリティカルな誤字がいくつかある。これは作者自身もつらいと思うので増刷して直してほしい。

    8
    投稿日: 2022.04.14
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    今回は葛城くんの推理メインで、いかにも探偵小説!という感じで面白かった。張り巡らされた仕掛もスッキリ解決。やっぱり頼りになるな〜名探偵。

    16
    投稿日: 2022.03.28
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    紅蓮館の殺人の続編。前作で心に傷を負った「探偵役」の葛城を訪ねて・・・という、まあ話というか事件自体は独立してるので続編というよりはシリーズ2作目というところでしょうか。 前作の紅蓮館でいろいろあったとはいえ、事件発生後もひたすらうじうじしている探偵役に少しイラっとしましたが。どんよりしてる場合か、と。謎は解いてから悩め。 話自体はオーソドックスな館ミステリというか。前作と同じ「時間制限」みたいなものが火から水に。そのあたりの緊迫感はいいですね。ただなんかこう・・犯人が初登場時からあからさまに怪しい人物で・・・いやまさかなあ・・・と思ったけどやっぱり犯人でした。話の勢いはあるんだけどなあ。

    0
    投稿日: 2022.03.22
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    前作の探偵コンビの物語ながら、読んでいなくても楽しめる。 正統派の本格もので、あちこちに張られまくった伏線がラスト、”名探偵皆を集めて”解決、犯人を指摘する王道展開。 前回は火事、今回は水害により孤立化した邸宅を舞台に展開する連続殺人事件、というストーリー展開も王道中の王道でよい。 ただ、これは(話の構造上)仕方ないのだが、探偵論に絡む主人公のモノローグが少し長すぎて話のリズムが悪くなったのは残念。 とはいえ、どこまでも緻密なロジックに二重三重に張り巡らされた伏線、最後のアクロバティックな推理展開、意外な犯人まで十分楽しめた。 次回作も楽しみ!

    0
    投稿日: 2022.03.03
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    最近の本格は品質が高すぎる!(楽天モバイル風)今度は洪水!閉ざされた館で殺戮の渦に巻き込まれる骨太ミステリー。 台風が近づく中、学校にこない友人を案じた主人公が山奥の館を訪れる。心配だった友人は相変わらず元気がなく、天候も悪化し続け、ついには脱出できない状態に… 迫りくる濁流と殺人事件が、主人公と友人家族に襲い掛かる。山火事事件、紅蓮館の殺人に続く、館四重奏シリーズ第二段。 この本はマジすごいですよ。 濃厚な本格ミステリーをたっぷり堪能させていただきました、こんな幸せなことはありません。超絶★5です。 緻密な構成、込み入った仕掛け、迫りくる緊張感、鮮やかな推理、伏線、あっと驚く真相。本格ミステリーの醍醐味が、テンコ盛りで完璧。バチクソ面白い。 探偵役である友人、ワトソン約の主人公の関係性描写や掛け合いが素晴らしい。高品質な古典ミステリーを読まされたよう。後半二人の行動ややり取りで、少しずつ策略を暴いていく推理が鮮やかすぎ。最後のほうなんか、へぇ~すげぇ。しか声が出ませんでした。 真相も強烈で、こんなにも何重に仕掛けられた展開は読んだことない。(ほんとは他にもあるけど、そのくらいスゴイ) そんな狡猾な犯人の描写もお見事で、すっかり騙されました。 本作のテーマである「名探偵とはなにか」についても、シンプルでカッコいい。前作にも名探偵論はありましたが、正直読者に対して押しづけがましく感じてしまいました。 しかし今回はうまく話に組み込めており、すんなり胸に入ってきます。そして名探偵になるべく、力強く達成していく友人と主人公の二人の様子も、バッチバチにしびれましたよ。 ほんとに超オススメですが、骨太本格ミステリーなので時間をとって読むのがベター。じっくり読めばこれぞ推理ゲームの楽しさを味わえる名作です!

    40
    投稿日: 2022.02.19
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    紅蓮館に続くシリーズ2作目。前作で心に傷を負った名探偵葛城の実家で起こる連続殺人、迫り来る濁流、館に閉じ込められた人々。パニック映画みたいでハラハラ……からのラストはスッキリ!これは名探偵葛城が誕生する事件なんだろうな。面白かったです。次作も楽しみ! いやもう、ラスト気持ち良すぎるでしょ(笑)強くなったなぁ葛城。田所を(精神的に)助けるシーンとか、ほんま逞しい。これは高校生たちの成長物語なんだろうな。 青春モノは苦手なんだけど、ラストの二人の掛け合いがとても良き。ミステリーが絡むから読める。 まぁ、私は終始三谷推しですが(笑)

    1
    投稿日: 2022.02.16
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    前作に引き続き、今作も読了。 真犯人に迫る場面では、「言われてみれば確かに!」と納得するところが多く、完全にやられました。

    6
    投稿日: 2022.02.11
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    2021年ミステリが読みたい!第4位。 学校に来なくなった「名探偵」の葛城に会うため、僕はY村の蒼海館を訪れた。政治家の父と学者の母、弁護士にモデル。名士ばかりの葛城の家族に明るく歓待され夜を迎えるが、激しい雨が降り続く中、連続殺人の幕が上がる。刻々とせまる洪水。増える死体、過去に囚われたままの名探偵、それでもー夜は明ける。新鋭の最高到達点はここに、精美にして極上の本格ミステリ。 ー文庫うらすじより 凄く面白かったです。 まず、最初に一番死んで欲しくないと思った人物が殺されます。 そして次に葛城の友人である語り手の僕こと田所と同級生の三谷が犯人だと疑われるまさかの展開に。 葛城家の人々は、同級生で前作の探偵役だった葛城も含めて全員で一家の誰かをかばっています。 そして、僕こと田所の告白には戦慄しました。僕の罪とは何か、この事件の黒幕「蜘蛛」とは一体誰なのか。 そして待ってました!の最後の立ち直った葛城の推理。 「この事件の先に全員を(水害から)助け出す道」の勝算があるのだと言います。 そして驚愕のラスト! 以下ネタバレになるかもしれないのでお気をつけください。 葛城の従弟の少年夏雄の言っていた通り、一番怪しくない人がやっぱり犯人でした。 ミステリーとしては最近読んだものの中で群を抜いていたと思います。

    82
    投稿日: 2022.02.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    水害に襲われた館を舞台にした本格ミステリー。殺人事件と自然災害に板挟みにされている状況が独特で面白かった。 別のシリーズ物の続編と勘違いしていたため前作を知らない状態で読んだが、前作ではどのような事件がありそこで何が起きたかという概要が作中で説明されていたので、特に問題なく読むことができた。 非常に複雑な構造になっていて作品としてはただただ作者の構成力に感嘆したが、物語としては作中でも触れられていたように果たしてここまでうまく人の行動を操れるものだろうかと疑ってしまった。 また推理自体は面白かったものの、探偵である葛城が立ち直るまでが長くそれまでが退屈に感じられた。

    0
    投稿日: 2022.01.27
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    シリーズ2作目 前作が山火事で今回は洪水。設定が大掛かり過ぎ。 今回も探偵とは何かにこだわりすぎていて、その分前半戦が無駄に長い。推理が始まってからは逆にあっという間。 もう少しミステリーに重きでいいような気が。

    0
    投稿日: 2022.01.12
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    シリーズ二作目。長いけど、面白かった。前作を読んでから、読むべし。かなりの読み応え。所々無理っぽい謎解きもあるけど、文章量で押し切った感じ。ただ、誤植が多いのは気になります。

    1
    投稿日: 2021.12.19
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    このミス大賞で紹介されていたので手に取ったが長編ということもあり場面設定と地ならしが長い。140ページくらいまで読んだがイマイチ没頭できず図書館で他の本を借りてしまいジ・エンド。

    1
    投稿日: 2021.12.13
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    紅蓮館に続くシリーズ2作目。前作は山火事だったが、今作では何と水害によるクローズドサークルの中、事件が起こる。華麗な一族が人里離れた洋館に一堂に会し起こる事件。ベタで、いかにもミステリな設定は、かつて新本格に耽溺した世代には懐かしくも楽しい。 本作で主人公たちは「探偵」とは何かということに悩む。そして出された回答は、先日読んだ銘探偵メルカトル鮎の在り方とはまるでベクトルの違うものだった。シンプルだが、これはこれでありだなと思う。 謎が重層的に絡み合い、物語を牽引する。私は前作よりも今作の方が断然好きだ。作中に所々散見される古今東西のミステリの本歌取りも、おそらく作者は意識的にやっている。ミステリ好きなら思わずニヤリとさせられるだろう。トリックは古典的ながら、そのトリックを用いた理由は面白いものだった。一方で、トリックの重厚さに比べ、事件そのものの動機はやや弱いかもしれない。 山火事、水害ときて、次は何だろう。空だろうか。それともベタベタに孤島だろうか。次作を待ちたい。

    13
    投稿日: 2021.12.12
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    紅蓮館に次ぐシリーズ作! 何度も意表をつかれ、え?その人が犯人!?とびっくりします。 600ページもありますが、続きが気になってページを捲る手が止まりませんでした!

    3
    投稿日: 2021.11.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    結構などんでん返しミステリー。 台風に見舞われる館では大富豪の四十九日が行われ、息子や娘は社長や弁護士や、孫も警察官やモデルなどの中に前回から引き続き名探偵も居る。 助手と同級生、モデルの姉の元カレで雑誌記者の男や甥の家庭教師などもなぜか招待されて。 台風で帰れなくなった館で、散弾銃で自殺した死体が離れで見つかり、家庭教師は川の様子を見に行って失踪し、雑誌記者は逃げようと車に乗ったら爆発した。 家族内で疑心暗鬼の中、被災者も館に招いて、水没から耐える。 自殺したと思われた死体は実は兄ではなく家庭教師。家庭教師と兄の共犯だったが裏切られた。兄は被災者のふりをして行動した。 兄が張り巡らした罠により、疑心暗鬼になったり、主人公までが踊らされた。 結構楽しい。

    0
    投稿日: 2021.11.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本格ミステリとして優れていて面白い部分も多いのに、細かい部分で首をかしげたくなるところが混ざっているせいで物語に入りこみきれなかった。 入れかわりトリックに無理があるのでは? あの状況で家族を含むみんなを騙すのは不可能だとしか思えず。それからいくら主人公が高校生とはいえ探偵論について深く思い悩んだあげく、行きつく結論がやや浅いというかそれはないだろという気持ちになった。

    1
    投稿日: 2021.11.14
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    前作よりずっっと面白い。 ハラハラドキドキ。 葛城の厨二病的なセリフも結構ツボ。 なんてったって青春探偵だからね‼️ 今回は図書館で借りたけど これは、本屋さんでゲットしてきます。 再読したい程面白かった。

    0
    投稿日: 2021.11.12
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    前作で探偵としての自信を喪失し、引きこもり状態になった葛城を見舞うため、田所は友人の三谷とY村にある葛城家の本宅「蒼海館」を訪れた。この日は葛城の祖父の法要が行われており親族が集結。始めは麗しい関係の一族に見えたが不穏な空気が。台風で足止めを喰らい田所達は館で一晩過ごす事になるがその夜散弾銃による顔無し死体が発見される。更に事件は続く中洪水が発生し濁流が館に迫る…。葛城が探偵としてなかなか復活しないのでじりじりしたけど動き出してからはピースがぴたりぴたりと嵌っていく快感に痺れた。前作では色々詰め込み過ぎて過剰に思ったけど今回は精密な伏線の束が過不足なく回収されていくのが素晴らしかった。よく考えると色々無茶だけどそこがまた良い。前作のネタバレはない…いや気になる箇所はあるから「紅蓮館」は先に読もう。

    22
    投稿日: 2021.11.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    途中少し昔っぽい台詞や仕草だなぁと思うところはあったが、予想外すぎる展開に手が止まらなかった。読み終わったあと、改めて犯人の行動を思い返してみると様々な事が最初から仕組まれており、本当に作中に出てきた蜘蛛という表現が合ってるなと思った。後半からどんどん話が展開されておもしろくなると思います。

    0
    投稿日: 2021.10.23
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    シリーズ物。こちらが2作目だった~。1作目を読んでいないからかな~葛城と田所の人物描写があんまりなく、どんな感じかつかみにくかったかな。 内容はクローズドサークル。まあ面白いです。

    1
    投稿日: 2021.10.15
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    2021/09/26 読了。 図書館から。 ちょっと中だるみしたけれど、なんとか読み終えた。 淡々とって感じだったのでちょっと疲れた。

    0
    投稿日: 2021.09.29
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    人間関係やトリック、事件が起きる環境等々、さまざまなものが絡み合った濃厚な内容だった。 後半、絡まった糸が解けて行くところは、すっきりとする反面、犯人の手口のえぐさが不快だった(褒めている)。逆に言えば、犯人に同情の余地がないとも言えるが、動機がちょっと釈然としない。それだけでここまで周りを巻き込む?という感じは否めなかった(目的に復讐が入っているなら、描写の少なさを感じてしまった)。 加えて、登場人物のしゃべりが現代っぽくなく、"作られた"感じが気にかかり、とっつきに難さがあるのが前作同様気になる所。ただ、中盤からの、連続に起きる事件やダイナミックかつ細かなトリック、華麗な謎解きで、気にならなくなりページがどんどん進むので、最後まで読めてよかった。 それはそれとして、葛城くんと田所くんの友情は良い感じで、次も読んでみたい。さらに、三谷くんが二人の生真面目さをほぐしていて面白かった。続きがあるなら、この万全の体制になった高校探偵・助手コンビが挑む事件を読んでみたいです。

    0
    投稿日: 2021.09.23
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    一気に読み終えたという意味で、暇つぶしにはなった。 ただ、ミステリ小説はそういうものと言ってしまえばそれまでだが、設定の全てが非現実的なので、感情移入は一切できず。 小説を楽しむというより、パズルを解くのを楽しむのと同じ感覚。 少年探偵。館。災害。冗長な台詞回し。どれもがわざとらしくて興醒め。

    0
    投稿日: 2021.09.16
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    3.5くらいだけど、四捨五入して4って感じ 前作の続きだから、前を読んでからの方が良さそう 犯人は分かってしまうけど、最初の家族のイメージからどんどんと人が死んで洪水もやばくやっていくのがドキドキして面白かった

    0
    投稿日: 2021.09.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作「紅蓮館~」と同様のクローズド&タイムリミットサスペンスでありながら、さらにバージョンアップ。探偵と助手を操る、スーパー犯人との対決が見ものだ。エンタメとして十分に楽しめる出来栄えになっている。 探偵とは、いかにあるべきか。助手はいかにあるべきか。本作でも、若き主人公たちが悩む。そんな高校生青春もののテイストを絡めつつ、父を、兄(スーパー犯人の警察官)を超えていく成長物語でもある。現代ミステリとは、ここまでサービスしなきゃいけないんだよ、という高い見本となっている。しかも文庫!

    0
    投稿日: 2021.09.02
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    「紅蓮館の殺人」に続く第二弾。探偵観を完全否定されて失意のまま閉じこもった葛城を訪ねにいく田所と三谷。そして台風と洪水によりクローズドとなった葛城家の館「蒼海館」で巻き込まれた殺人事件。 葛城が覚醒?してからは怒涛の展開で一気読みしてしまった。葛城家の面々が本音を言わない状況での推理に至る過程が読み応えあったし、個人的には第一作よりも面白かった!

    4
    投稿日: 2021.08.27
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    「紅蓮館の殺人」に引き続き、今回も連続殺人と迫りくる災害の緊迫感がたまらないミステリ。前作で失意を抱え、不登校になってしまった葛城に会うため、青海館を訪れた田所と三谷。やがて起こる殺人と、豪雨による洪水。果たして謎を解き生還することができるのか、そして葛城は「名探偵」として復活できるのか。かなりのボリュームの作品ですが、読み始めると止まりません。 前回の心の傷を抱えたままの葛城がとにかく痛々しくて苦しいです。彼の家族の姿も、一見理想的に思えるのにその裏にはとてつもなく不穏で息苦しいものがありました。祖父の死にまつわる疑念、起こった殺人に関する疑心暗鬼と、身内の体面を守るためにのみ見せる強い結束。なんだか怖すぎるぞこの一族。 そして最も愛し信頼していた存在を喪ってしまった葛城は、もはや再起不能なんじゃないかとすら思えてしまいました。あまりに耐え難い。読んでいるこちらまでつらくなります。葛城を必死で立ち直らせようとする田所もなかなかに悩んでいるし、三谷の存在がなければ救いようがなかったかもしれません。彼、いいキャラだよね。 新たに彼らが見出した「名探偵」としての存在意義にも感動。名探偵は○○○○。素晴らしい! 家族それぞれの抱えた嘘と苦悩を穏やかに繙いてゆく解決も実に見事です。そして犯人もまた凄絶でした……これ、ミステリ史上に残るレベルの名犯人かもしれません。恐ろしすぎる。 このシリーズ、もっと読みたい気はするのですが。そのたびにこんな災害に遭ってしまうのは気の毒すぎる気もするので(苦笑)。悩ましいところですねえ。

    0
    投稿日: 2021.08.25
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    2022このミス5位 読み応えのあるとても面白い作品でした。 シリーズ2作目とは知らず読み始めましたが、特に問題なく楽しめました。 迫り来る洪水と殺人鬼に終始ドキドキさせられました。1作目も読んでみたいです。

    0
    投稿日: 2021.08.22
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    台風による大雨の影響で登場人物たちが館に閉じ込められてしまい、次第に水没していくタイムリミット系クローズド・サークル。名探偵の苦悩、怪しい一族、首のない死体など本格のガジェットが満載で、本筋ではない細かい謎を解いては新たな手掛かりを得て本筋の推理を補強していく流れは中だるみせず解決編もドラマチックでしたが、真犯人の思惑通りに行きすぎでご都合主義的な感がありました。 とはいえ、本格好きの読者なら満足出来る一冊になっていると思います。

    2
    投稿日: 2021.08.21
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    シリーズ第2弾、前作の高校生探偵の葛城と助手の田所の後日譚。 前作の事件以来学校に来なくなった葛城を心配し田所と友人の三谷が葛城家へ向かう。そこで待ち受けていた華麗なる一族そして殺人事件と台風で孤立した館。高校生探偵の葛城は前作事件の後遺症で探偵としてなかなか起動しないが事件と災害は止まらない。その間にも伏線が張り巡らされていく。前作の「探偵の苦悩」からの今作の「探偵の復活」は「探偵とは」でシンクロする。 探偵の復活後の回収は見事、往年の本格推理小説のような舞台設定が楽しいミステリー。 ★★★★✩ 4.0

    0
    投稿日: 2021.08.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1の事件に対して登場人物それぞれの思惑による動きを、紐解いて紐解いて、真相にたどり着くまでの過程がとにかく爽快。紅蓮館の嘘つきを暴くときもそうだけど、動き出したら手が止められなくなるスピード感が魅力的なシリーズ。まだ3月だけど2021年の個人的1位になるかなと思ってます。

    0
    投稿日: 2021.08.17
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    〈残念だった点〉 ・館などの見取り図が巻頭ページにきたのは良いが、今作は大して必要ない(もしかしてミスリードか?と思うくらい必要ない) ・またしても『名探偵の在り方』に拘りすぎる ・台詞回しが舞台調なのが気になる 〈良かった点〉 ・謎解きパートは冗長的じゃない ・ユウト君と夏雄の発言だけでも犯人を絞れる 葛城に“名探偵”に戻ってほしくて他人に睡眠薬を飲ませる助手という存在が嫌でした。 葛城も田所も前作からずっと独善的で中途半端で自己中心的にうつります。 そもそも探偵って何かに強要されてやるものじゃないと思うんですが。

    2
    投稿日: 2021.08.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作の記憶あるうちに読んだんだけど、田所君身長20センチくらい伸びてない? 前作では165くらいじゃなかった?

    0
    投稿日: 2021.08.13
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    分厚くて驚いたが面白かった。探偵の意義についてこじらせてる少年たちはちょっとめんどくさかったが、復活してからはさすが。頭良すぎる家族って大変ね。

    1
    投稿日: 2021.08.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    厚くて、疑心暗鬼な状態が長くて途中挫折しそうになりましたが、最終的に自分の考えた犯人が当たっていたので良かったとします。

    1
    投稿日: 2021.07.29
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    紅蓮館を超える傑作、とのことでしたが、その通りだと思います。 犯人の意外性・頭の良さ、登場人物の心情描写ともに、前作よりも完成度が高かったと思います。 前作の一件で自信をなくし、引きこもってしまった葛城を訪ねた田所が、今度は台風による水害によって葛城邸に閉じ込められてしまう。 数週間前に亡くなった祖父は殺されたのか、という議論がされる中、立て続けに事件が起こる。 葛城一家は全員天才的な頭脳を持っていて、仮説を出し合うシーンは圧巻。 彼らを騙そうとした犯人も、文句なしの天才的な犯行計画を立てていました。 強いて言うなら、動機が弱いかな? 葛城が探偵はどうあるべきなのか、模索しながら進んでいく様子も好きでした。

    1
    投稿日: 2021.07.25
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    紅蓮館の殺人に次ぐシリーズ2作目。 天災により生じたクローズドサークルで起きる連続殺人の謎解きとその場からの脱出というコンセプトは共通だけれども、前作よりもグッと完成度が高い印象。 600ページの中、そこかしこにばら撒いた手がかりをきっちりきっちり伏線回収していく手腕には感服。特にとある人物の特徴的な性格というか人生観をも本筋に収斂される展開には正直やられたと思った。 と言いつつも、一点気になった点も。ラストの犯人を追い詰める展開まではまったく申し分無いのだけれど、犯人像というか犯人の人格形成に至る経緯が語られないのは少々物足りないかな、と。 とはいえ阿津川辰海の他の作品も読んでみたいなと。

    1
    投稿日: 2021.07.12
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    前作の物語としての幕切れがいまいち腑に落ちていなかったが、今作への布石だったのなら理解できる。小説としてはリーダビリティも高く、読み応えがある。その上水害への防災意識を高めてくれるというおまけ付き(そんな狙いはないかもしれないが)。ミステリとしてはやや疑問が残らないこともないが、よくまとまっているといえるのではないだろうか。続きも楽しみだ。

    2
    投稿日: 2021.07.11
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    '21年7月8日、読了。「紅蓮館〜」に続き、阿津川辰海さん、2冊目。 うーん…これも、読了まで凄く時間がかかってしまった。トリックとか、「紅蓮館」よりも更にトリッキー&アクロバティック!に感じましたが…やはり僕には、「紅蓮館」と同様、楽しめなかったかな。 何方かが「紅蓮館」の感想で、「ラノベがダメな人は、これもダメ」みたいな事を書いておられましたが…僕はその「ラノベがダメな人」、なんですね、多分。ラノベって、読んだ事、多分ありませんが。 ググってみたら、「講談社タイガ」って、やはり若者をターゲットにしてるようですね。オッサンである僕には、ハードルが高い(?)みたい。残念、ですが…。 なんだか、読後にすごく疲れてしまった。

    6
    投稿日: 2021.07.08
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    続編だと知らずに読んだ。 紅蓮館、読んでなくても読めるけど、 読んでいた方が楽しめそう。 前半、頼みの名探偵がうじうじモードなので…。 久々に新本格の長編を読んで、 もうめちゃくちゃ楽しかった。 心理描写が多めなので、 ちょっとラノベっぽいかも。 私はそういうところも含めて楽しめました。 わかりやすい伏線だらけなので、 真犯人を探しながら読むのもきっとたのしい。

    4
    投稿日: 2021.06.11
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    長編も長編。 まっちゃんから譲り受けた本!!! もうこれでもか!!!ってくらい伏線はりまくって。怪しい人散々出てきて、なんかんだ弄り倒してトリックを腹一杯仕掛けて最後に丁寧に紐解いていく。 もう、前回のときから結構ありえないペースで事件に巻き込まれるし。偶然じゃ済まないくらいの自然災害に見舞われるし。もうこれはミステリー界のファンタジーと言っても過言じゃないな。笑笑 仕掛け人の思うとーりにみんな動くし、証拠にバレないし、うまくうまーくラストまで正体隠しまくる。それなのに、やたらめったらヒントがそこら中に転がっててさ。 なんとなーく、そうくるかなぁーって途中で思ったりね。笑笑 ミステリーゲームみたいな本。 一つ一つひろって、話聞いていってだんだん絞り込んでく過程が、まるでゲームのようです。 いろーーんなトリックいっぺんに楽しめるけど、毎回こんなに伏線張ってトリック仕掛けて、解明して大変だろうな。作者。と、いう感想が一番に湧き上がります。 一言で言えば現実味はゼロかな、、笑笑

    0
    投稿日: 2021.06.08