
総合評価
(1699件)| 680 | ||
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powered by ブクログ特に残らないけど、心持ちを穏やかに優しくしてくれる。 忙しい生活のなかで優先順位を見失ってイライラして過ごすのは嫌だな。 小さな奇跡はちらばっているので、それを素晴らしいと感じられる心を保っていたい。
1投稿日: 2021.10.25
powered by ブクログお探し物は図書室まで がとっても良かったので読んでみました。またしても夢中になって一気に読みました♪ 優しくてあったかく寄り添ってくれるお話しです。 毎日いろいろ不甲斐ないことがあって、悩んだりイライラしたり そんな心をほっこり癒してくれる優しい本。 またしてもあったかい涙がホロリです。
3投稿日: 2021.10.24
powered by ブクログ軽くて読みやすい。ほっこり。 目の前の人に優しくするだけでも、回り回っていろんな人にいいことが起きる。 この話ほどは都合よくいかないだろうけれど、意識していたい。
0投稿日: 2021.10.23
powered by ブクログ小さな奇跡で物語がつながっていくあたたかい短編集。 「自分にもこんな奇跡が起きたら」なんて思うけど、 ありきたりな普通の毎日を一生懸命過ごしてたら私の手にも届きそうと思えるくらいの小さな奇跡。 読んでいるとふわっと前向きになれました。 登場人物達がこれからも幸せでいてくれますように と素直に心から願ってしまう、とてもあたたかく本でした。
3投稿日: 2021.10.23
powered by ブクログ川沿いの桜並木のそばにある「マーブル・カフェ」そこに毎週木曜日3時に来店し、ホットココアを頼む女性がいる。 そこから始まりやがて周りに繋がっていく12色のカラーの物語。 ほっこり癒され温まる。。心。 ちょっとお茶しに出かけたくなる…
28投稿日: 2021.10.22
powered by ブクログ小さな日常を切り取ったような短編集です。一度読んで、また読み返すとマーブルカフェでシドニーで、話が繋がっていて、おもしろいです。
4投稿日: 2021.10.20
powered by ブクログ1話が短めなので、少しの隙間時間にキリのいいところまで読み切れるので丁度良かった。 毎話、主人公が変わっていくのだがその主人公が前話に出てくるということに気づいてから、次の話はこの人かな?と想像するのも楽しかった。 話に大きな波はないが、穏やかにホッと温まるそれこそホットココアのような話でした。
0投稿日: 2021.10.19
powered by ブクログ星評価として、実際は4.2くらい?? どれもこれも甘いココアみたいに温かくて優しい話。 この短い文章の中で、ちゃんと綺麗によくまとまるなぁと感心する。
2投稿日: 2021.10.18
powered by ブクログ読んでいてとても心の温まるお話でした。 社会人になってあまり読書できていなかったのですが一気に読んでしまうほど物語に引き込まれました。 一人一人の人間味のある姿が頭に浮かび、大好きな本の一冊になりました。 2回目はココアが飲みながら読もうと思います。笑
0投稿日: 2021.10.17
powered by ブクログ1人、また1人と人が繋がっていって、いろんな人が主役のお話が読めるのも素敵だし、一つ一つのお話にぴったりな色のテーマがあるのも素敵。歯切れよくて、スイスイ読めるけど、心にじんとくるお話だったな。読むとそれだけで、ちょっと心が救われる。 ちょっと時間があってゆっくりしたいときに、コーヒーと焼き菓子を楽しみながら読めたら最高に幸せ。 一風変わった登場人物もいて、物語めいた雰囲気もあるんだけど、人間味に溢れててどこか現実的。そのバランスがちょうどいいから、綺麗すぎる話なのに綺麗ごとにみえないのかも。自分も物語の一員としてそこにいて感動を共有しているみたいな感覚になった。
4投稿日: 2021.10.17
powered by ブクログ登場人物が繋がっていて、ほー!ほー!こうなる?!とか思いながらニヤニヤ一気読みしました。構成も読み易くて良い作品でした。続きとされる、月曜日の抹茶カフェも読ませていただきます^ ^
0投稿日: 2021.10.16
powered by ブクログタイトルに惹かれて購入 短編集のようで、それぞれどこか繋がっている要素もありおもしろかったです。 どの話も心がぽかぽかする内容でした。 カフェでたまたま居合わせた人やすれ違った人にも、こんな風に色んな人生があるんだなと、当たり前ですが普段は感じないことを思い出せました。 さらっと読みやすく、心があたたまる作品で、また読み返したいです。
1投稿日: 2021.10.16
powered by ブクログ久しぶりに、「今の私」が読みたい本に出逢えた、と思いました。 作品に出てくる人々が皆優しく暖かで、ずっと包まれていたいような気持ちになりました。読んでいる最中にふと自分の日常を思い出したりもして、私は今こういう言葉を聞きたかったんだなあ、と感じました。 何度でも読み返したくなる素敵な作品です。
1投稿日: 2021.10.16
powered by ブクログ読みやすくて良かった。 短い短編だけど、登場人物が連なっていて次は誰が主人公なんだろうとワクワクする。 丁寧な文章で読んでいて心地が良い。
3投稿日: 2021.10.16
powered by ブクログ青山美智子さんの本は2冊目ですが、かなりお気に入りです。読んだ後、ホッと心が温まって元気になれます。色々な人の視点で色々な人の人生を見ることができるようで、読んでいて楽しいです。そして、一見関係のない人たちもどこかで繋がっているんだなぁと思うと、人との出会いも大切でかけがえのないもののように思いました。 短編集なのに、繋がりのあるお話で、私のように読書が苦手な人でも読みやすいと思います。 本の表紙のイラストも可愛くて、集めて飾りたくなります。 次は月曜日の抹茶カフェと、お探し物は図書室までを読むつもりです!
0投稿日: 2021.10.15
powered by ブクログ温かくて優しいお話ばかりでした。 こんなに癒された本は初めて。 12の短編集ですぐに読み終わりました。 私も「マーブル・カフェ」に行ってみたいと思いました。 大切な一冊です。
6投稿日: 2021.10.14
powered by ブクログとっても暖かいお話だった。 最終章の「恋文」が1番好き。 さらさら〜っと読めるし、読後感もいい。 短編集だと思ってたけど、全て繋がっているから一気に読むのがオススメ。
24投稿日: 2021.10.12
powered by ブクログマスターと呼ばれる1人の男が叶えたい夢がある人に、少しの手伝いをしてあげる物語 言葉遣いが丁寧でほっこりする 続きが早く気になって仕方ないという感じではないから、暇な時に読み進めることができる 考え方、捉え方は大事 他人の言うことをネガティヴに捉えがちの人は損だと思う。被害妄想というのかな あまりにも良い様に捉えてしまうと、暢気なやつ、能天気なやつってなるかもしれないけど卑屈になるよりはいいと思う 叱られたこととか間違っていることだけ注意して治せれば
0投稿日: 2021.10.11
powered by ブクログ心にじんわりと広がる温かさ。 そう、ココアのように。 「お探し物は図書館まで」で知った青山美智子さん。 1時間程度で読了。 青山さんの小説を読んでいると 今日電車で向かいに座っていた人とか カフェで隣同士になった人とか すれ違った人とかの生活をぼんやり考えてしまう。 当たり前だけど みんなそれぞれに人生はあって 辛いこととか、 やりきれないこととかも経験していて その中に嬉しいこととか 楽しいこととかがあって…。 若い頃はミステリー小説ばっかりだった私が こういう本って素敵だなと 心から感じられるようになった。 人の温かさに触れて 途中目が潤んだりもした。 今だにミステリーも大好きだけど 合間合間に挟みたくなるような本。 もっともっと色々なジャンルの本を 読んでいきたいなぁ。
4投稿日: 2021.10.11
powered by ブクログこんなお店があったら行きたい! って読んだ人が全員思いそう。 ほっこり。タイトル通りココアが似合うお話。 私が好きな前世の話も出てきて面白かった。 どうやったら、作品同士の繋がりも書けるのか。 登場人物を覚えるのが苦手な私でも、「あ、この人あの作品にも出てきた」って繋がりが分かって楽しみながら読んでる。 今は早速続編の抹茶カフェ読んでます
0投稿日: 2021.10.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
他の読書SNSでこちらの続編のサイン入り献本に当選したのでまず一作品目のこちらから読んでみることにしました。 リストラされた主人公の僕はふらっと入ったカフェのオーナーからお店を任されることになり、「マーブル・カフェ」のマスターとして働いている。そんな僕は、いつも木曜日に来てココアを飲みながらエアメールを書いているお客さんのことがいつしか気になりだす。いつか話しかけることはできるだろうかー? この「マーブル・カフェ」のお客さんたちの人との繋がりからどんどんお話が広がっていきます。そして最後にやっぱり「マーブル・カフェ」に帰ってくるのです。 コロナワクチン接種の副反応でベッドにずっといたときに読みました。ココアを楽しむというコンセプトで読み始めましたが、思いがけず旅もできるとは。読書のいいところですね。魔女と魔法を思わせるおまじないも出てきて、少しファンタジーテイストを感じました。 余談ですが、本書を読んで数日後、電車に乗ったら目の前の(多分)大学生男子が本書を読んでいてビックリ。自分が読んだ本を読んでいる人がいるのを発見したのは初体験でした。
2投稿日: 2021.10.11
powered by ブクログ2021.9.30 通して読むのは3回目。 1章→12章という読み方は5回以上しています。 それぞれの物語の登場人物が、互いに影響を与え合って、 時には無意識のうちに影響を与えてしまっている。 「自分も知らないところで誰かに影響を与えているのかな」と感じました。 なんと言っても青山美智子さんが描く人間が「優しい」のです。 言葉選びのセンスも最高なので、「共感」できるんですよね。 読み終わった時には、心が温かさを持った優しい気持ちになりました。 それはまさに寒い日にココアを飲んだ時のような。
2投稿日: 2021.10.09
powered by ブクログ一気に読んでしまいました こんなにあたたかい話は久しぶりでココアが飲みたくなりました 話の一つ一つが繋がっているところがまた魅力的です。 一人一人の話の主人公全員が好きになりました。 日々を大切にしていきたい 言葉を大切にしていきたいと思えた作品。
1投稿日: 2021.10.09
powered by ブクログ毒気のない、ほっこりする話の連作だった。小中学生のときでも楽しんで読めたかなぁ? 全体的に感じるのは、愛情(愛と情?)。関係性をつなげにくい箇所ではマスターに違和感なく良い仕事させてました。 連作短編読むと、つながりの疑問点(今回だとマコさん何歳なんだろう、かな)を気にしてしまうけど、それは野暮だな、表現には(登場人物の)個人の感覚があるもんな、と納得。 この作者の本見つけたらキープしといて、疲れたとき読もうかな、と思いました。
3投稿日: 2021.10.08
powered by ブクログ月曜日の抹茶カフェから この作品の存在を知り購入。 青山美智子さんの作品を 手に取るのは2冊目ですが、 やっぱり素敵! 出てくる登場人物像も想像しやすくて 自然とすぅーと読み進められるし、 台詞などに散りばめられた ひとつひとつの言葉も良くて、 読んでいてほっこりします。 全編を通して この人がこの人で〜と考えて、 ほぉ!なるほど!なんて思いながら 読むのが終始楽しかったです。 月曜日の抹茶カフェも読むのが楽しみ! ちなみに自分の中での想像の カフェの店員さんのイメージは 花江夏樹さんでした 笑
2投稿日: 2021.10.08
powered by ブクログ面白くてドンドンと読み進め、2日で読んでしまいました。 12色(12話)のお話がありまして、全てがほっこりとした優しいお話です。全部が面白いのですが、個人的に好みだったのは「木曜日にはココアを」「のびゆくわれら」「聖者の直進」「半世紀ロマンス」「ラルフさんの1番良き日」「恋文」です。 話の繋がりにもご注目! 読んだらきっと驚き、そしてニヤけてしまうような場面もあります。ぜひ読んでいただきたい1冊です。
1投稿日: 2021.10.07
powered by ブクログこういう本、すごく好きです。 有川浩さんの『阪急電車』のような構成で、次は誰だろうと気になって気になって、どんどん読み進めてしまいます。 お話のひとつひとつが純粋で温まります。 続編も購入したので読むのがとても楽しみ。
2投稿日: 2021.10.05
powered by ブクログココアを飲んだようにほっこりする読後感。風が吹けば桶屋が儲かる的な連作短編集。もしかしたら自分のちょっとした判断や行動が誰かを救っているかもしれないし、その逆もあるかもしれない。人は直接関わってる周りの人だけでなく街でちょっとすれ違った人たちとも影響し合って人生を送っているのかもしれない。改めて人は一人で生きてるんじゃないんだなぁと。コロナ禍で忘れかけていたけれど人と人とのつながりを大切にしていたい。
5投稿日: 2021.10.04
powered by ブクログ人と人がどんどん繋がり、12章の短編が大きな1つの物語になっていくオブニズム作品。この短編はどんな風に繋がっているんだろうというワクワク感があった。 ココアを飲むと、疲れた心と身体が温まるように、どのお話も心がホッコリと温まり、優しい気持ちに包んでくれた。 どの短編も素敵だが2-6が好き。 2「きまじめな卵焼き」あなたは貴方でいいんだよと優しく教えてくれた。 3「のびゆくわれら」 自分のことを認めていれる人は近くに沢山いる。私の周りにも優しさが溢れていたんだなと思った。 4「聖者の直進」 自分の考えを変える。それはなかなかできることではないし、気づくことができない。しかし、ちょっと視点を変えて周りを見ることで、自分の見えていなかった景色に気づくことができるんだなと感じた。 5「めぐりあい」 自分の強い気持ちを確かめ、旦那さんと生きていこうと決意するラストが良い。 6「半世紀ロマンス」 夫と結婚した自分の決断に間違いなかったと言い切れるおばあさんが素敵。私も旦那さんと似た夫婦になれるように、寄り添い信頼していきたい。 1話とラストが繋がり、お互いに「ココアさん」とあだ名を付けあっていたというオチもロマンチックで素敵。
0投稿日: 2021.10.02
powered by ブクログココアの温かさを改めて感じることができました。 読み終えて表紙を見て当てはめ、裏表紙を見てほっこりしました。
0投稿日: 2021.10.02
powered by ブクログ登場人物が少しずつ触れ合っていて、それぞれの人生があって、どれも心が温まる話。癒されたい時に良い本です。 「正しい謙虚さというのは正しい自信だし、本当のやさしさは本当のたくましさじゃないかしら。」というセリフが好きです。 この作者の本を読むとき、作者はきっと人格者なんだろうと感じます。
3投稿日: 2021.10.02
powered by ブクログここまで、登場する人物の一人ひとりにフォーカスを当てて深くまで人物像を知ることの出来る本は初めてでした! 全部で12色のお話が詰まっていますが、どれもこれもホットココアのような温かいお話。 優しい気持ちになりたい時に、何度でも読み直したいです。
0投稿日: 2021.10.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一言で言うと、ものすごく好きです。 どのお話もあたたかかった。最初のお話の1行目が、 「僕の好きなその人は、ココアさんという。」 という言葉から始まります。もう始まりからすでにあたたかい…。 1話1話が短かったので、寝る前に読むのにぴったりだなと思いました。優しい気持ちになってほっこりしながら眠ると、とてもいい夢が見られそうです。 どのお話も素敵だったから、一番好きなお話とか決められない…。だけど「トリコロールの約束」は本当に泣きそうになりました。時を超えた美しい絆と愛に、ものすごく胸を打たれました。感動の塊がグッと込み上げてきて、涙が溢れそうになりました。
0投稿日: 2021.10.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初めて読んだ青山美智子さんの著書、しかも 表紙は最近ツイッターでお気に入りの 田中達也さんのミニチュア作品。 「木曜日にはココアを」の世界観が 表現されていて読んだあともう一度表紙を 見たら・・・ほほぉ~なるほど!と・・・ 作品自体は12章を12色の物語が描かれて いるのですが読んでみて当たり前のことだけと 人と人との出会いやふれ合い、支えあいって 自覚していないところでもちゃんとあるんだ なと思いました。喫茶店の雇われ店長?と ココアさんの出会いと結末が色んな人たちの 話をぐるりとしてから最終章に戻ってきて、 しかも素敵な未来へと続きそうな雰囲気に 読後も気分はほっこり。 色んな人が幸せに向かい、間接的とは言え 人の命まで救うその手助けをしちゃう マスター・・・いい仕事しすぎやっ! これからも埋もれてしまいそうな人たちを 世界の人たちの前に連れてきてほしいものだ。
1投稿日: 2021.09.28
powered by ブクログホットココアを、お願いします。 自動販売機のボタンに過ぎない。 フワッと雪が溶けるように笑った 甘く見えるのに実は酸っぱい、人生のような感じ ひとこえぼれ。
0投稿日: 2021.09.28
powered by ブクログ娘の本棚より拝借。 短編集だけど、全体がふんわりと繋がっている。ほっこり系。1編1編が短くて、病院の待合室で読むのにちょうどいいボリュームだった。 家より、電車やカフェ、待合室あたりで読みたい。
1投稿日: 2021.09.27
powered by ブクログ「木曜日にはココアを」 ぬくもり ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 公園相性 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ キャンプ相性 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 公園におともしたくなる一冊。 キャンプ。星空の下、ランプを傾けながらの一冊。 1.喫茶店から紡ぐ物語 川沿いの喫茶店。席10人も入れば満席の喫茶店。 木々のあいまから木漏れ日が差し込む喫茶店。 名前は「マーブル・カフェ」。 ここに集うひとびとの物語が紡がれていきます。 2.木曜日にはココア より 「道がまっすぐかどうかよりも、曲がりくねった道を頑張って、まっすぐ歩こうとするならば、それでいいのではないか?」 「好きな場所にいるだけで元気になることがある。」 3.読む前と読んだあとの気持ち 装丁デザイン。穏やかな、優しい印象。 読んだあとの気持ちも、装丁デザインと同じ、ほっとする気持ちに。 ひとりひとりが、名前も知らない、でも同じ時間、場所を共有した一期一会にむけて、自然な優しい言葉をかけあう物語。 これからの秋の季節。 是非、山に公園に「木曜日にはココアを」。 おともしてみては?いかがでしょうか? お好きな飲み物を携えて、、、。
24投稿日: 2021.09.26
powered by ブクログ読んでてホッとする本。 嫌な人が出てこない。登場人物みんなに物語があって、みんなそれぞれ素敵な人。 ジェットコースターみたいにスリルとか急展開とかあるわけではなく、観覧車みたいにゆっくり、それぞれの物語がちょっとずつ繋がる感じ。 早起きした朝に読みました。心がすーっとなりました。他の本も読んでみようと思います。
0投稿日: 2021.09.25
powered by ブクログこういう書き方がこの作家さんは好きなんだね。 ショートが次のショートの入り口になるような? でも、優しいというか、温かいというか、世知辛い世の中に辟易している人たちにはホッとする物語ですねん。
1投稿日: 2021.09.24
powered by ブクログ青山美智子さん、大好きな作家さんになりました。 初めて読んで、こうした心温まる作風を求めていたんだな、と気付くぐらい心にスッと入って涙が出た… 題名の「ココア」から、12色の色をテーマに短編集が繰り広げられるところもオシャレ。1話完結だけれど、もっともっと、と読んでいくと、それぞれのストーリーから共通項がちらほらあって、実は一つの大きなストーリーだったりする。 その世界観がたまらなく好き。 仕事で昔何度か行ったシドニーの写真を見返したり、ジャカランダの花を調べたり…新しいものに触れられる所も本の良いところだなぁと再確認。 どの"色"も良くて、これが1番って選べないな… 「辞めちゃおうか、幼稚園。行ってみようか、オーストラリア」 「赤い糸。それは、小指と小指をつなぐたよりない一本のことではなく、互いの体の中をかけめぐる血のことなんじゃないだろうか」 「私はただ、約束の日を楽しみにしながら生きていよう。マコが再びシドニーに来て一緒にジャカランダを見たら、また次の約束をしよう」
34投稿日: 2021.09.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「夢はかなったところから現実だから。俺、夢が好きなの。だからもういいんだ」 「あの子が大きくなるたび私、娘だからじゃなくて人として好きだわって、何度も思うもの。」 「私は思うんだけれど、正しい謙虚さというのは正しい自信だし、本当のやさしさは本当のたくましさじゃないかしら。」
1投稿日: 2021.09.23
powered by ブクログ川沿いの桜並木が終わるあたりにある小さな東京のお店マーブル・カフェとオーストラリアのシドニーを中心に綴られる12話の短編。登場人物が少しずつ関連していて、12話それぞれに12人の主人公がいる。 私が好きなお話は前半に集中していた。どれも主人公に共感してしまう。 ・きまじめな卵焼き →一家の大黒柱として働いて、家事育児を夫にお任せしてきたママのお話し。夫の「合った道具」発言に、無理せずに自分らしく生きていっていいんだよね!と励まされるような、安心させられるような気持ちに。 ・聖者の直進 →真面目に正しく生きているのに周りに敬遠されてしまう幼稚園の先生のお話し。要領よく生きてるように見える人に対して、黒い感情を抱いてしまうこと、私もあるなぁ。人それぞれ事情があって、私からは見えないだけかもしれないのに。 「手ごわくて、かわいくて、おもしろくて、かよわくて、たくましくて、手も目も離せないのに、そうかと思うと知らないところで勝手に育ってて、こっちが想像してるよりずっとしっかり物事わかってたりして、ほんと、あいつら怪物」 ・めぐりあい →別居中とはいえ奥さんのいる人を好きになって、離婚成立後に結婚してシドニーへ新婚旅行に来た自分に自信のない女性のお話し。夢中になることがなくて、「好き」や「欲しい」と言えるのは「一つの才能」だ。たしかにそうだ。この女性が人を愛する才能を持っていることに気付き、幸せを感じることが出来てよかった。 「恋文」の抜粋で締めくくりたい。 "そうしたいと思いながらなかなか実現しないことがたくさんあります。ちょっと踏み出すだけでかなうかもしれないのに。 好きな場所で、好きな景色を、好きな人と見て、好きなことを話す。 私は今まで、そんな大切な願いに対して、どこか臆していたような気がします。 でも、思ったときに進まなければずっと止まったままで、それどころか、その願いは果たせないうち気持ちごと消えていってしまうかもしれない。"
0投稿日: 2021.09.23
powered by ブクログ20210923 どれもほっこりするストーリー♡ 自分が気づいていない、 温かい心を持った人が 自分の周りにはたくさんいるんだろうな。 自分が好きな色って、 なりたい自分を表してるんだって。 何色を選んだかということよりも、 その理由に答えがあるんだって〜!
0投稿日: 2021.09.23
powered by ブクログサラッと読めました。 全て話が繋がっていてホッコリしました。 主人公が話によって変わるので色んな考え方が読めて良かったです。
0投稿日: 2021.09.22
powered by ブクログ深呼吸するみたいに読める本。 いろいろなことに追われて心が崩れてきた時、この本を読むとふぅ〜っと一息つける気がした。
0投稿日: 2021.09.20
powered by ブクログ最近、この本のように一つ一つがバラバラのように見える物語が、実は小さな点でつながっている話をよく読む。【場所】がつなげていたり、【人】がつなげていたりと、つなげ方というかつながり方はそれぞれだ。 こういう物語はもう少し深く、その人の気持ちを読み取りたい、考えたいという読者には向かないかもしれない。でも、その分わかりやすく、伝わりやすく著者が工夫をしてくれているのだとうとも思う。
0投稿日: 2021.09.18
powered by ブクログ各々短編ストーリーの流れるように柔らかく繋がっている。ストーリーに沿って登場人物のこころが重なりあっていく。
0投稿日: 2021.09.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
12の短編によって構成されているものの、全てのお話が繋がっている。世界中にはそれぞれの人の物語が紡がれていることが想像できて心が温まる。 日本から舞台がシドニーへ移り、日本人とオーストラリア人の友情や恋が描かれているのも素敵。 個人的には働くママと主夫のパパの2人のバランスがとても理想的で、思いやりに溢れていてじわあっと満たされた☕️
1投稿日: 2021.09.16
powered by ブクログほのぼのとした心温まる物語! それぞれの物語が繋がっているんです。 ゆっくりとして読めます! とてもおすすめ! 癒やされるようなそんな物語です!
2投稿日: 2021.09.15
powered by ブクログとあるカフェを中心に、そこに交わる人々の出来事を描いた短編集。文章は読みやすく、さらっと読めた。 色々な人達が、お互い少しずつ関わり合いながら、今を大事な人と生きていく。心温まるストーリー。
0投稿日: 2021.09.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
探し物は図書室まで、の青山美智子さんの作品。 短編集だが、短編に出てきた人物が繋がっていくイメージ。いろんな人間の人間模様を、描く。 個人的に一番好きなフレーズ。 結婚50年目の老夫婦と、新婚3日目の夫婦の会話。 「似てくるというか、同じになってくるんですよ」 「ああ、趣味とか、味つけとかが?」 「そういうんじゃ、ないんだなあ……。この人がわたしで、わたしがこの人になっていくんです」 なんだかとてつもなく深いことを言っている気がして、私はごくりと唾を飲んだ。 ひろゆきさんも「哲学的ですね」と興味深そうにしている。 「まあ、それは50年後のお楽しみということで」 おじいさんは、ふっふっふっと愉快そうに笑った。 「同じになるって、一心同体ってことですか?」 私が食いつくと、おばあさんが頰に手を当てる。 「それはちょっと、しんどいかも。なんて言ったらいいのかしら。なんだかねえ、変な話なんだけど、いつのころからか、血がつながってないってことに我ながらびっくりするようになってね」 ひろゆきさんが「それくらい似てますもんね」と言う。おばあさんは首を横に振った。 「ううん、顔が似てるとかっていうのはどうでもいいのよ。血縁関係にないってことを、そういえばそうだっけ?と思うの。家系図なんかで一親等、二親等とかってあるでしょ、あれ、今でもいちいち驚くわね。私とこの人、ゼロ親等だっていうじゃない。信じられないわ、世界中の誰よりも一番血が濃いんじゃないかって思うのに。もう、体が勘違いしてる感じよ」 「へえ! すごいな。遺伝子まで勘違いするほどになっちゃうんだ」
0投稿日: 2021.09.14
powered by ブクログカフェマーブルから始まる12の短編集。舞台は日本、オーストラリアまで及ぶ。「わたしたちは、知らないうちに誰かを救っている」というのがこの本のキャッチコピーである。まさに短編の主人公同士がお互いを救っている。読むと心が温かくなる。やはり、夢に向かってひたむきな姿や、他人が救われる瞬間というものは何度読んでも良いものだと思う。12といえば色鉛筆の色だが、自分の人生は様々な人の色の影響を受けながら、自分の色で彩りたい。 ひとつひとつが短すぎるような気もするが、毎回温かい気持ちになり、まさにティータイムに読みたくなる一冊。
1投稿日: 2021.09.13
powered by ブクログさらっと読める、けど心がじわっと温まるような1冊。 1話ごと違う人物のお話になるけれども、繋がりがってる。「この人の名前どこで出てきたっけ」と、振り返りながら読むのも楽しい本。
0投稿日: 2021.09.12
powered by ブクログ凄く短い短編が、たくさん綴られている。 その1話、1話がずっと繋がっており、最後には元居た場所に着地する。 お話の中は、時間がゆっくり流れているようで、忙しない心をほんのり穏やかにしてくれる。 ほっこり温かく、そして美しい。 そんな小説だった。 可愛らしいラストに、目尻が下がってしまった。 久々にこんなほっこりの小説読んだなぁ。 何で短編なのに買ったんだろ?(笑) ま、なかなかよい時間だったから、いっか。
46投稿日: 2021.09.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
★3.5 おしゃれ。ココアみたいに甘い話で、読んでてちょっと恥ずかしくなってしまうくらい、ストレートに好きっていう感情が伝わってくる本。誰か大切な人を思い出すような本。登場人物たちがつながる感じも素敵。好きだと思ったら、ちゃんと伝えるべきというメッセージがバシバシ伝わった、高校生とか大学生とか、いや大人もか、読んだらいい気持ちになると思う。あとココア飲みたい笑 結局、ココアくんと窓際の女性両思いかーい笑
0投稿日: 2021.09.06
powered by ブクログさりげない登場人物が次の話にがつながっていく短編集。一つ一つの話にテーマとなる色があり、東京とシドニーでの物語。やさしい気持ちになれる作品。
5投稿日: 2021.09.06
powered by ブクログはー。優しくて優しくて、心が解けるってこの事か〜って思いました。 12個の短いお話が一冊に詰まっていて、何処かの町の川沿い、桜並木が終わるところにある小さな『マーブル・カフェ』を起点に始まります。そこに通うお客さん、その知り合い、の知り合いなど物語は続いてゆき、読み終わった時このタイトルの意味が物語として繋がり、旅をして帰ってきたような感じ。 人と人の繋がりや思い遣り、とにかく優しいお話でじわじわ気がつくと涙が出ていました。 青山美智子さんのお話は「鎌倉うずまき案内所」から二作品目。どちらも本当に優しいお話でとても穏やかな気持ちになりました。傍にいてくれる人を大事にしようって思えるような読後感。 私もちょっと落ち着いたカフェで、本を読みながらココアが飲みたくなりました。これから寒くなるしね。
71投稿日: 2021.09.05
powered by ブクログ以前から気になっていたところカフェシリーズ続編が出るということもあり読みました。 いつもの場所で好きな場所の話、とても良かったです。
1投稿日: 2021.09.05
powered by ブクログ綴られる文章は優しいのに心に入りこむ熱い気持ちがいっぱいありました。短編の中に詰まった人間模様や読み取って想像する世界がとても心地よくてワクワクしました!
1投稿日: 2021.09.05
powered by ブクログ母から借りた本 母にしては珍しいタイプの本 大概ミステリー専門なので しかも最近読んだ『ただいま神様当番』の著書ではありませんか〜! 『ただいま神様当番』がとっても良かったので期待して読みました ・ ある小さなカフェから始まる連作の短編集 前編で脇役だった人が次編で主人公になる 誰もが誰かの人生の脇役ではなく、自分の人生の主役なんだと改めて気付かされます 『好きな場所で、好きな景色を、好きな人と見て、好きなことを話す』 当たり前と思っていたことがコロナ禍の今、それが当たり前のことではなく、どんなに幸せなことだったのかと痛感しました ・ さら〜っと読めます ハードな本を読んだ後にいいかも ココアでも飲みながらふっと肩の力が抜ける思います 個人的には『ただいま神様当番』の方が好きだったけど
0投稿日: 2021.09.03
powered by ブクログ短編なんだけど繋がってて、読み返したくなるようなストーリー。 小さな奇跡の連続で、心が温かくなった。
0投稿日: 2021.09.02
powered by ブクログ読み終わって物語が一周したとわかった時鳥肌が立った。素敵な本でした。 読みやすいから何回でも読みたい。
0投稿日: 2021.09.02
powered by ブクログ「好きな場所で、好きな景色を、好きな人と見て、好きなことを話す」 今までできていた当たり前のことが、コロナ禍であらゆる制限がかけられて出来なくなってしまった。 好きな人と好きな時に会うことは、奇跡だったんだなと痛感した2020-2021。 この作品を読んで色々なことに気付かされた。 こんな時期だからこそ、温かく心に沁みるお話だった。早く平和な時代に戻って欲しいな。
3投稿日: 2021.09.02
powered by ブクログ小さなカフェから始まる色とりどりの短いけれど繋がりがあるストーリー。ひとつ読み終えるごとに微笑みがこぼれたり、温かい涙が自然と流れる。 『好きな場所で、好きな景色を、好きな人と見て、好きなことを話す。』という一節に強く惹かれた。 こんなカフェが現実にあったら私も毎日通うだろう。そう想像しながら心地よく読み終えた。
3投稿日: 2021.08.30
powered by ブクログ読みやすく、短い短編が12本入っている。読書初心者にはいいかも、中学生にもおすすめしやすい。きまじめな卵焼きとのびゆくわれらが好き。
0投稿日: 2021.08.28
powered by ブクログ読み終わった後、感嘆のため息がでました。 短編かと思えば一人一人の短い物語だけど繋がっているという今まで読んだことない形式でした。 一人一人のストーリーの短さがちょうど良く、風景描写なども細かくて、何より登場人物みんながとっても素敵な人たちで物語に引き込まれます。 読んでいてとても心地よくなる一冊でした。 人に薦めたいと思える作品です。
1投稿日: 2021.08.27
powered by ブクログ【1回目】読み終えてすぐ、もう一度最初から読み直したくなった、愛おしい12編の連作集。「登場人物」が、次の小編でも続けて出てくるリレーの構成が巧みで、特に◯◯って呼ばれているのは、そのうちの誰なんだろうというのが、強い関心を喚起していた。基本的には、「いい人」しか出てこないので、それを甘ったるいと感じる人もいるかもしれないが、私はこれでよいと思った。青山作品は2作目だが、継続して読んでみたい作家さんの一人となった。
1投稿日: 2021.08.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
各章の人物が繋がっていく 連作短編小説。 読み終えると、全ての素敵な人たちが 少しずつどこかで繋がっていて 幸せな満足感が。 “正しい謙虚さというのは正しい自信だし、 本当のやさしさは本当のたくましさじゃないかしら” “道がまっすぐかどうかというよりも、 曲がりくねった道をがんばってまっすぐ歩こうとしてるならいいんじゃないかな” “相手の身になるって難しいわね。 でも、もし間違ってても、相手を想ってるってことだけは伝わるかもしれません” . “赤い糸。それは小指と小指をつなぐたよりない一本のことではなく、互いの体の中をかけめぐる血のことなんじゃないだろうか。 あらかじめ結ばれた線を手繰り寄せるのではなく、 いろんな出来事を重ねながら、 それぞれの中で脈々と流れるたくさんの赤い糸を共鳴し合っていく。” 好きな言葉にたくさん出会えた。 だれかの一言が、 心を救ってくれることがある。その繰り返しで、 随分と助けられて生きてきたなと思い返して嬉しくなる一冊でした。 12編どれも良かったですが、 『きまじめな卵焼き』のお話は、感情移入するにはあまりにも状況が違うはずなのに、 不思議なくらい涙が止まらず何度も読み返してしまった… 読んでよかった一冊です。
3投稿日: 2021.08.26
powered by ブクログ2021/8/25 隠れ家の様な喫茶店が少なくなった。スタバやドトールばかり。そこだと、マニュアル通りのお話しか生まれないのかもしれない。 小さな偶然が、必然の様に人を繋いでいく。
0投稿日: 2021.08.25
powered by ブクログ小さな手は、菜の花にとまったモンシロチョウみたいって凄く素敵な表現。 余談ですが 幼い頃、通院してた時期があり、寒い季節になるとホットココアを買ってもらえるのが嬉しかった。 本を読むと昔の事を思い出させてくれる。それも本の魅力のひとつですよね。
0投稿日: 2021.08.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
文章がとてもすっきり整理されていて、12個のストーリーがそれぞれインテリアみたいにカラフルでオシャレでした。独立した話と思ったらつながってた!あたたかい気持ちになる小説です。
0投稿日: 2021.08.25
powered by ブクログハートフルの代名詞といってよい一冊。 次の主役は誰なのか、ついついページをめくってしまうのであっという間に読み終わってしまいました。 疲れたとき、やさしくなりたい時にはオススメの本です。 青山美智子著の表紙を飾る田中達也さんのファンでもあるので、そこも魅力的です
2投稿日: 2021.08.24
powered by ブクログ全ての登場人物が繋がってる面白さ。 これ、私の周りの人間でもやってみたい。 繋がるかな。。 絶対に悪いことは起きないと、安心してページをめくれるお話たち。寝る前にオススメです。
2投稿日: 2021.08.24
powered by ブクログすごく期待して読んだけど…つまらなくて途中で断念。ただただ、作者の空想を登場人物に代弁させてるだけみたいな。
3投稿日: 2021.08.19
powered by ブクログ書店に並んだ本のタイトルが目に飛び込んできた。」 『木曜日にはココアを』 タイトルに惹かれて手にすると 表紙にまた惹かれ… 表紙はミニチュア写真家 田中達也さんの作品。 温かみと懐かしさが… さらに 裏表紙を見てビックリ! 通常、文庫本の裏表紙は”白”のことが多いと思う。 それが、裏表紙までこんな素敵に! マーブル・カフェは、川沿いの桜並木がちょうど終わる当たりで大木に隠れるように立っている小さなお店。 マーブルカフェから始まる小さな12の物語。 東京からシドニーへ。 12色の色にまつわる小さな物語は、再び東京へ戻って、 マーブルカフェで心温まるストーリーの完成。 そして、新しい物語のスタートへ 青山美智子さんは初めましての作家さん。 『木曜日にはココアを』がデビュー作。 とても良い本に出合えました。
11投稿日: 2021.08.18
powered by ブクログスルスルとつながる短い物語の中で、誰かの言葉や行動が、別の誰かを導いたり助けたりする――けど、もちろん本人には分からない。偶然とも必然とも言いがたいその繋がりは、見えないからこそ「こんな自分でも、誰かを助けているのかもしれないな」という希望めいた気持ちをずっと持っていられるのかもしれない。 メッセージ性がストレートに出ていてそのへんはちょっと、not for meだったけれど。 色がテーマに入っていて、カラフルなイメージなのがよかった。『きまじめな卵焼き』で子どもが「あのね、菜の花畑みたいなの。すっごくきれいでおいしそう!」と言うところが好き。『聖者の直進』のロイヤルブルーのショーツも素敵だなぁ。
3投稿日: 2021.08.13
powered by ブクログ自分が誰かを想うように どこかで誰かが自分のことを想ってくれていて 誰かを想うきもちが連鎖して 気づかないうちに どこかでだれかの心を温かくしている マスターのストーリーも読んでみたいなと思いました
1投稿日: 2021.08.09
powered by ブクログ登場人物がどこかで誰かと交わり合っていて読み進めていく度に心が温かくなりました。埋もれちゃってる奴を引っ張り出し、世の中に伝え広めようと行動するマスター。でも、マスターだけでなく誰もが誰かにとってそういう存在なのかもという言葉が胸に響きました。一目惚れじゃなくて、一声惚れ、なんだか分かるな〜と思います。好きなところにいるだけで元気になることもある。私自身もそんな場所を見つけたいです。
2投稿日: 2021.08.07
powered by ブクログ恋愛作品は苦手な部類なのですがこちらの言葉の使い方がとても綺麗で惚れ惚れしました。青山美智子さんの「お探し物は図書館まで」も購入したため、そちらも楽しみです。
0投稿日: 2021.07.30
powered by ブクログ鎌倉うずまきが良かったので、こちらも購入。 温かい気持ちになれ、ホット出来る作品。 こんな風に気持ちが豊かな毎日が送れたら幸せだな。
7投稿日: 2021.07.28
powered by ブクログこういう連作短編すき。 今度はどこの誰??となりながら繋がりを見つけながら、みんな心があったまる話ばかり。
0投稿日: 2021.07.28
powered by ブクログ喫茶店「マーブル・カフェ」から始まる12色のストーリー。 人から人へつながっていくストーリーは、読了後優しい気持ちに。 題目に色の名前が添えてあり、 その色に関連するコト・モノが出てくる。 人物関係が繋がっていくのも楽しい一冊。
0投稿日: 2021.07.21
powered by ブクログオムニバス形式で非常に読みやすい本でした。「灯台下暗し」のごとく、答えというのは以外にも身近にあったり、発想の転換で生きやすくなることを教えてくれた本でした。ただし、内容が良くも悪くも日常的すぎて、私が小説に求めている「没入感」があまりなく、星2つとさせていただきました。
0投稿日: 2021.07.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
青山美智子さんらしい本! これがデビュー本、1冊目なのはすごい。 ココアさんのストーリー良かった。個人経営のカフェでのストーリーがドツボすぎて、私も近くのカフェに立ち寄りました笑 12個のストーリーの中で1番良かったのは、ラルフさんの話!めっちゃホッコリで、短編やのにちょっと涙も出そうになる幸せな話やった!
0投稿日: 2021.07.18
powered by ブクログ川添にある「マーブル・カフェ」を囲んだ話 登場人物ひとりひとりを取り上げた短編集 柔らかく優しいSTORY 読み終えた後は 「ふ~ん…そうね…」って 穏やかな気持ちになる 青山美智子さんの本はこれが初読 興味あるので 他の本も読んでみたい と思っています
2投稿日: 2021.07.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
お話の中の登場人物が次々に繋がっていって、最後に一回りする。 それぞれ普通の人たちが、自分の物語の中では皆主人公で、それぞれが一生懸命生きて、他の人に影響を与えて繋がっていく。他人からみた描写のあとに本人が語り手になって、そんなことを考えていたのか、と伏線が回収されていくのが気持ちよい。 喫茶店カフェ・マーブルを任された僕、ココアさんと呼んで恋する常連のお客さんは、実は僕のことをココアさんと呼んで恋している、とループが閉じられたが、その間に次々に出てくる東京とシドニーの人たち。一体何人挙げられるだろう。
6投稿日: 2021.07.18
powered by ブクログ喫茶店「マーブル・カフェ」から始まるオムニバス形式の連作短編集。それぞれの登場人物がどこかでつながっていて、最後にはまた元のカフェに戻ってくる。気がついていないだけで、実は世界はみんなどこかでつながっているのではないか、そんな気にさせてくれる優しい物語。
7投稿日: 2021.07.17
powered by ブクログ少しづつ繋がっている短編集。特に好きなのは、グレーで泣きそうなくらいいい話だった。さらっと読めるからまた読みたい
1投稿日: 2021.07.16
powered by ブクログ川沿いの桜並木のそばに佇む喫茶店「マーブル・カフェ」。そのカフェで出された一杯のココアから始まる、東京とシドニーをつなぐ12色のストーリー。読み終わった後、あなたの心も救われるやさしい物語です。(e-honより)
0投稿日: 2021.07.13
powered by ブクログ表紙の絵が全てを表している。 ゆるやかに繋がった、12色の小さくて素敵な物語。 気分転換の読書としてうってつけ。 作中に出てくる50年間夫と連れ添ったおばあさんの「永遠の愛」についての格言。 「とても難しいことでもあるし、とても簡単なことでもある。愛そうと決めて愛するのではないからね。愛は本来すこぶる自由なものよ」(P98) 「だから結婚式でわざわざ誓いたがるものなのかもしれないわね、人間は」 極めて当たり前のことを言っているのだが、深いなぁ、と。
72投稿日: 2021.07.10
powered by ブクログとても読みやすい連作短編です ところどころに他の短編に出てきた人が登場し 少しずつ話が交差していきます 優しくホッとあったまる、 温かい気持ちになれる作品 個人的には少し短編の数が多く リンクが出てきても把握しきれなかったです笑 もう一度読めば新たにわかるかもしれないです 疲れた時に何度も読むのもいいかもしれないですね
13投稿日: 2021.07.03
powered by ブクログ青山美智子さん、2冊目でした。短編だけど、登場人物が繋がっていくので、長編を読んだような満足感。心が疲れたときに読みたいなーと思う、暖かい本でした。
1投稿日: 2021.07.03
powered by ブクログ短編集だけど全部の話が繋がっていて何回も読み返したくなる本。登場人物同士がリレーをしているみたいで、最後はまたスタートに戻ってくる素敵な本。
0投稿日: 2021.07.02
powered by ブクログ心がブレてるなあ、疲れてるなあ、という時に読みたい一冊。 登場人物が連鎖していく、短編集。どの主人公も、人間味溢れる良い人たちで、スルスル読めるし気持ちがいい。 私はなんとなく今置かれている状況が影響してか、たまご焼きの章とネイルの章で、涙してしまいました。一生懸命だけど、なかなか自分の思い描いてる理想通りにならなくて、近くにいる人たちを悪く思ってしまう…。そんな時に、たわいない一言に救われたりする時、あるある。なんでもひとりで頑張ってる気でいたけど、そうじゃなかったんだな、見てくれてる人がいるんだなー、と。 ただ、認められるだけで、救われることが大いにあると再認識させられました。 涙が出ても出なくても、読み終わったら前よりちょっと、いつも通りの自分に、ニュートラルな心に戻っている気がします。
6投稿日: 2021.06.26
powered by ブクログ12編の短編が少しずつリンクしていて、読んでいて楽しいです。 そこ、繋がってるよ!と登場人物に伝えたくなります。 どのストーリーも温かくて、いろんなところに小さな幸せが沢山散りばめられていて、読んでいてとても心地良い一冊でした。 ココアさんと、ココアさん。その後が気になるなぁ。
1投稿日: 2021.06.25
powered by ブクログ素敵すぎる!"好きなところにいるだけで、元気になることもある"そうだと思う!出会う人や物が章ごとに重なり合っているのもいいなと思った。 あったかい気持ちになりました!
0投稿日: 2021.06.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自分の主人公は自分で、 自分は誰かの人生の脇役、 視点を少しだけ変えるだけで物語が繋がるんです。 同じ人がいるだけでなく同じ場所が出てくる同じ出来事が起こる、 何でもないことが、そこに起こるんです。 気づく、 気づいたことを書き記す。 何でもない日常にこそある物語。 みんな優しいんですよ。 優しい言葉、 優しい行動、 その優しさに気づくことができることができる人の優しさ。 ここに登場してくれている人は自分が見える範囲なら気づくことはできます。 この物語を読んでいる私だから、 登場するみんなの想いを読むことができます、 優しい物語で良かったです。 自分はここにいる、 みんなできる範囲で、少しだけ優しさを分け与えるから、 最後に届いた時に、優しさを分け与えるから みんなの優しさのおかげで、少しだけ増えました。
2投稿日: 2021.06.23
powered by ブクログ喫茶店でココアが飲みたくなる本でした。 疲れた人におすすめ。 ほっと癒してくれる12の色にまつわるお話が詰まっています。どの話もとても素敵で、そっと心に寄り添ってくれます。 短編で気軽に読めてしまうのに、ひとつひとつのお話がしっかり起承転結していて満足感があります。最後には巡り巡ってお話が繋がるのですが、本書に出てくるカフェの名前であるマーブルがぴったり。混ざりあってひとつの模様をなしているという方がぴったりな感じです。 紙の手触りで読みたい一冊で、素敵な本でした。
95投稿日: 2021.06.20
powered by ブクログ大人のメルヘンという印象だが、決して甘すぎず、リアリティーもあり、文章も簡潔で、読んでいてとても気分がよい。全ての話が一本の糸に繋がっていて、後半は「う~ん、なるほど!」という感じ。最後の章は、にやにやしてしまい、とってもよい気分で読み終えました。この作者の本を他にも、もう少し読んでみたいと思います。
1投稿日: 2021.06.19
powered by ブクログマーブル・カフェで働く青年から始まる 12の短編物語集。 この広い地球上で、 人と人が繋がってゆく。 誰かの頑張りは、必ず誰かが見ていてくれている。 最後まで読み終わったら、もう一度 最初から読みたくなる。 とても心が暖かく優しい気持ちになった。 寝る前に本を読んでいるのだが、 寝る前に読むのにぴったりの小説だった。
2投稿日: 2021.06.19
