
総合評価
(1259件)| 293 | ||
| 499 | ||
| 309 | ||
| 49 | ||
| 13 |
powered by ブクログ書いたはずのレビューが消えている・・? 最後の謎解きは答えがちゃんと本の中にちりばめられていて、読み込んでいればなんとなくでも気づくことができる。それでもちゃんと面白い。ドビュッシー聴きたくなった。
1投稿日: 2014.05.03
powered by ブクログ第8回「このミス」大賞受賞作品。 ラストで、えっ、そんなぁ…と思いましたが、すごく面白い作品で一気読みでした。 クラッシック音楽の音が聞こえてきそうな本で、読み終わった時にはいささかぐったり。 おやすみラフマニノフも読んでみたいと思います。
1投稿日: 2014.04.26
powered by ブクログ読み始めから迫ってくるような勢いを感じる。いずれもピアニストを目指す、地元の名家に生まれ育った香月遥と、スマトラ沖地震で両親を亡くした片桐ルシアの従姉妹同士。突然の火事で家主である祖父と従姉妹のルシアを失い、遺産相続を巡る疑惑のなか更に母まで転落事故により亡くなる。それでも遥は天才ピアニストの岬洋介の助けと必死のリハビリの末、コンクールの出場を目指す。まさに旋律が物語を紡ぎ出すかのような演奏シーンは圧巻。ラストの大どんでん返しもなかなか。現実にこれほどの大火傷から回復できるのかは疑問ですがとにかく面白い。
0投稿日: 2014.04.13
powered by ブクログ割と最初からクライマックスな感じが読んでいてしました。でも結末はそうきたか!!という感じ。 偶然と勘違いと思い込みが重なり合い不幸から更なる不幸へと渡り歩くことになってしまう主人公ですが、唯一残されたピアノの道を魔法使いの手を借りながら突き進もうとする姿は逞しく儚い。これからの自分の人生と向き合おうとする、“逃げない”と決めた心は立派だと思います。 また、登場人物に頑固者が多い。これがキーワードなのかなとも。 読んでいてピアノが聞きたくなる小説です。
0投稿日: 2014.04.13
powered by ブクログ最後の展開は予想できませんでした。これはなかなか考えられていますね。先に「おやすみラフマニノフ」を読んでしまったのですが、特に問題はなかったです。でも一応順番はあるようですね。
4投稿日: 2014.04.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最近映画化されたので読んでみた本。音楽に対してものすごく情熱を捧げている。私は、いつも こういった、人生を懸けて目標に向かって生きている人物を尊敬する。今回もそんな登場人物が出てくる本で、必死にピアノに向かう遥(本当はルシア)に引き込まれた。ピアノの上達速度が現実離れしている気はするけれど。 ルシア、これから大丈夫かな。ピアニストになる夢をかなえて欲しいです。
2投稿日: 2014.04.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
音楽小説と思って読んだのが、そもそもの間違いだったのかもしれない。 確かに話は面白い。 ストーリーは分かりやすいし、文章は難しくない。すらすら読める。 だけど僕は、主人公が全身大火傷を負いながらもピアニストを目指して奮闘する姿と、 遺産を巡る家族の醜い争いや、殺人事件なんかを同居させることに強い違和感を覚えてしまった。 あと中学生が語るには、人生経験があり過ぎな文章も気になって仕方がなかった。
1投稿日: 2014.04.08
powered by ブクログ音楽が聞こえてくるようでとても良かった。 ミステリーとしても面白かった。 映画があったんだと知らなかった。 見てみたいような気がするけど見ない方がいいかも。 岬洋介シリーズとして他にもあるようなので、読んでみよう。
1投稿日: 2014.03.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
第8回『このミス』大賞受賞作品ということなので読んでみた。 正直なところ、ミステリーとしてはイマイチ。 文庫版裏表紙のあらすじを読んだ時点で 「これってもしかして、あのパターンか?」 と、事件の内容を全く知らないのに作品の肝となるトリックの予想がついてしまった。 さらに、最初の50ページ程度読んだところでそれを裏付ける記述を色々見つけ、予想が当たっていることを確信。 『このミス』大賞である以上は、最後の最後まで予想も出来ないような仕掛けをしていて欲しかった。 また、火傷の治療についても違和感が。 普通なら死んでいるレベルの重度の火傷を負った患者を治療する場合、まずは命を救い容態を安定させる事を最優先し、ある程度回復してから複数回に分けて整形手術をするんじゃないかな、と…… 全身大火傷で瀕死の患者にいきなり、元の姿に戻すレベルまでの手術をしたら、おそらく施術は何十時間、下手すると何日にも及ぶだろうから、途中で体力尽きて死んでしまうんじゃないか? ミステリーなら、このあたりももう少しリアルに描いて欲しかったように思う。 ……と酷評はしたものの、全体を通してはなかなかおもしろく、続きが気になって一気に読めた。 様々な困難に立ち向かう主人公に魅かれたし、ピアノの演奏シーンでは楽器演奏がまるでできない僕にも、その技術の凄さや気迫が伝わるようだった。 普段ほとんどミステリー小説を読まずトリックの見当もつかない人やピアノ経験者には文句なくオススメ。 個人的には 「音楽版サクリファイス」 という印象も受けた(ミステリー+スポ根?)ので、近藤史恵の『サクリファイス』が好きな人にもオススメできるかも。
0投稿日: 2014.03.17
powered by ブクログ音楽ものだと思って購入。実際比重はそちらに重きを置かれていたと思います。ミステリーとしてはいまいちかなと。 また探偵役の先生のキャラクターが薄いような気がしました。頭脳明晰、眉目秀麗なイケメン、という感じ。私は探偵役はもう少し味のある方が好きなので、まあ好みの問題です。 最後のどんでん返しが面白かったです。
0投稿日: 2014.03.17
powered by ブクログピアノ演奏の描写がとてもうまく書かれているなと思いました。 この本のジャンルはミステリーだと思いますが、あまり驚かされる展開は無く、オチも納得いかなかったです。
0投稿日: 2014.03.09
powered by ブクログ最後の最後で「えーーーっ!!!」っと驚きました。 少しですが、ピアノを習っていた身としても興味深く面白い本でした。
0投稿日: 2014.03.04
powered by ブクログ最後のどんでん返しが面白くてどんでん返しや最後が奇抜な作品しか好きになれなくなったかもしれません、しかし驚きがすごく、壮大で感想を書くのがもったいないぐらい。
1投稿日: 2014.03.02
powered by ブクログ書評にも書いてあった通り王道でした。 でも面白かったです。 途中にピアノの曲が何曲か出てくるんですがよくわかなかったので聞いてみて、聞きながら読んでました。そうすると物語に入り込めていいですよ。衝撃的な真実に驚いてしまいました。理由はどうあれ彼女の強さが輝いて見えました。私もあのくらい屈指ない精神が欲しいです。 それにしても作中の岬先生がカッコよすぎて惚れてしまいました(笑)
2投稿日: 2014.03.02
powered by ブクログ冒頭の火事のシーンは妙に生々しく、読んでいるこっちも苦しくなるような描写でした。 ピアノのシーンは素晴らしいと思ったし、知らない曲が出てきたらYouTubeで聴きながら読んだのもあって、とても物語に感情移入しやすかったです。また、自分もピアノを習っていたこともあり、弾いたことのある曲もあったので親しみやすかったですね。 ただ、音楽と事件が乖離しすぎている感があったので、個人的にはもう少し関連させてほしかったかなと思います。また、語り口が「あたし」なのに、さいごは岬先生が主体になっていて、肝心の「あたし」が母親の事件のことを都合よく忘れようとしている感がありました。そこには、あまり良い感触は受けませんでした。 海堂尊さんのバチスタシリーズは医療×ミステリーで、この作品も私は大好きなのですが、今回のさよならドビュッシーも音楽×ミステリーと、意外なところとミステリーが組み合わさっていて面白かったです。 これからの中山さんの作品にも期待したいと思います。
2投稿日: 2014.03.01
powered by ブクログ悪くない。悪くないのだけど、何か違う。 違うとすればそれはわたしが前評判から期待値を高く設定しすぎたか。 魅力的なキャラクタは多いのだけど、こういうストーリー展開ならばもっと洗練されていてほしい。挿入される名古屋弁?がや暑苦しいダイアローグが耳障りを悪くしている印象を受けてしまった。
0投稿日: 2014.02.26
powered by ブクログ最後まで読んで題名の意味を理解! 「ミステリー小説」の紹介帯の意味が分からなかったけど、なるほど、最後にこうなるのねと。 推理小説ものっぽくない小説でした。こんなの初めて! 推理も、よくよく文章を読んでいればわかる…かもしれない。。。 曲の解釈などの部分はよくわからないのでさらっと流しました(笑 今度ちゃんと曲をきいてみます!
2投稿日: 2014.02.20
powered by ブクログたしかに、このミステリーはすごい! 読み始めたら一気に惹きつけられた。なにより予想を越えていった謎への解答。 そして深いストーリー性。 全部文句なしです。
2投稿日: 2014.02.15
powered by ブクログ「このミス」大賞なんでミステリーが読めると思って期待したが ほとんどが音楽(ピアノ)のことで ハンディを背負った少女の成長ストーリがメインといっても いいような気がする。 ラストの謎解きは驚いたがミステリーというには 私的にはものたりなかった。
0投稿日: 2014.02.08
powered by ブクログ第8回「このミステリーがすごい」大賞受賞作で、映画化もされました。 ピアニストを目指す16歳の遥。 彼女は、資産家の祖父と従姉妹と共に家事に遭い、全身大やけどの怪我を負う。 それでも、ピアノコンクール優勝を目指し、猛レッスンに励んでいたのだが、 周囲で、不吉な出来事が次々と起こり、ついには殺人事件が。。。! ラストで、思いも寄らない展開にびっくり! そういわれれば、あの時。。。と、思い返せばなるほどと思えるのですが、 ミステリー好きの私だけど、そこまで考えなかった。。。 ちょっと悔しいかも~。 それと、クラッシックにうとい私は、 この本の中で、どんなメロディーが奏でられているのか、 皆目見当が付かず、ちょっと残念。。。
1投稿日: 2014.02.08
powered by ブクログ第8回「このミス」大賞受賞作。 中山七里さんの本は初めて読みました。 香月遥はピアニストを目指す16歳。 ある日、祖父と従妹と共に火事にあう。 祖父と従妹は亡くなり、彼女は全身の1/3以上の火傷をおう。 それでもピアノをあきらめない彼女を指導するピアノ教師、岬洋介。 そんな彼女と岬洋介にさらに不可解なことが起こり… そして、結末の大どんでん返し!! この作品は音楽ミステリーと言われるらしい。 ミステリーはますます細分化しているのですね・・・
9投稿日: 2014.02.07
powered by ブクログこのミス大賞作品。中山七里のデビュー作。「音楽+スポ根+ミステリのハイブリッド」とのたまう大森望の解説もみごと。リーダビリティは抜群。ミステリ慣れしてるとトリック自体は簡単にわかってしまうかもしれない。個人的にはどんでん返しがきれいに決まっていたと思う。あと,アラベスクとか月の光を聴いてみたくなる。
1投稿日: 2014.01.21
powered by ブクログ本屋で並んでいても 特に気に留めず スルーし続けてた本ですが 知人に勧められて読んでみました。 各犯人の見当はついてしまったけれど 一番のオチには驚きました。 中断できずに、最後まで ドドドッと読んでしまいました。
2投稿日: 2014.01.12
powered by ブクログとにかくピアノ演奏の表現力が素晴らしかった。 クラシックには詳しくないけど、ぐいぐい引き込まれて、最後にはまさかのどんでん返し。 いい意味で裏切られました。 他の作品も読んでみたいです。
1投稿日: 2014.01.06
powered by ブクログ意外と面白かった・。 正直、タイトル見たときのインスピレーションで面白くなさそう。 とおもってたけれど、しっかりミステリーしてる!! やっぱり、しっかりオチのある本は読んでいてきもちがいいね!! ピアノが弾けたらもう少し楽しめたかも。 少し、読み飛ばしてしまった。ww
2投稿日: 2013.12.27
powered by ブクログNO MUSIC, NO LIFE.な私ですが、クラシックにはとんと疎いのです。 芸術鑑賞の一環でコンサートホールにも何度か強制連行されたのに、毎度即就寝。 クラシックコンサートや物理の授業や昼下がりの普通電車の座席。 思うにあの空間にはα波が出ている。 そもそも眠たがり屋なんですよ、生粋の。参観日に寝てしまい、怒髪天と化した母に罵倒されたこともしばしば。 それでもこの演奏は聴いてみたくなりました。 ブラックジャックのような天才的形成外科医の手術により、一命をとりとめた少女。 突発性難聴により、一度は法曹への転身を試みた美貌の青年ピアニスト。 ミステリ要素はこの際なくてもいいです(「このミス」大賞だけど)。ご都合主義でもかまやしません。 新条先生、岬先生、お爺ちゃんの言葉がいい。
14投稿日: 2013.12.19
powered by ブクログ聴いた事があるような、無いようなピアノ曲が、取り上げられていて、クラシックを、改めて確認しながら、聴きたくなりました。
2投稿日: 2013.12.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミステリーとしてよりは、普通の青春•音楽小説として楽しめる。 最後のどんでん返しにはびっくりした。 古典的なトリックらしいが、伏線がわかりにくい。 厄除けの呪文があんなにすんなり意図通りに伝わるとは思えない。 一度しか見ていない首を傾げる癖が左右違うだけで、別人であると判断するには材料として弱過ぎる。 岬先生が犯人に気付いた様子≒自分の殺人や成りすましがばれた可能性大なのに動揺が少な過ぎる。
0投稿日: 2013.12.15
powered by ブクログ前々から気になってたタイトル。第8回このミス大賞作品。一応ミステリーだけど演奏シーンは表現豊かで秀逸!詩的な比喩がいい感じだった。そのうち続編も読んでみようと思います。
0投稿日: 2013.11.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミステリとしては、基本中の基本トリック。 しかし、音楽青春小説として綺麗に出来ていたので、トリックに気付いたとしても楽しめる。 岬先生はピアノ技術も知識も推理力も持ち合わせていて、羨ましい。 人の悪意は満ち溢れていて、多分、誰もが誰かに程度の差はあれ与えてしまっていると思う。けど、それらを跳ね除け進める人間は、きっと成功に近づける存在なんだろう。
2投稿日: 2013.11.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
色々と極端な話だなあ。。 演奏の描写は面白かったしトリックには驚いたけど、全体としてあまり好みではないかも。キャラ設定とか。魅力的な人物がいない。岬先生は他の作品にも登場するらしいので、そちらではもっと深く掘り下げているのかな? 作者は言いたいこと伝えたいことがたくさんあったんだろう。でももうちょっと引き算してほしかった。ピアノの話と悲惨な事故・事件、一つにまとめる必要があったかな?と思ってしまった。 そして、いまどきの高校生ってこんなに性格悪いのか?ひどすぎない? 中山七里さん、若い女性かと思いきや年配の男性なのですね。 文章は軽くて読みやすく、ストーリーに勢いがあるという点で☆3つ。
0投稿日: 2013.11.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
橋本愛が気になり、映画を見る前に小説を読もうと読み始めた。 途中からミステリーを読んでいる気がしなかった。 最後にタイトルとつながる。感がいい人は途中でタイトルから犯人がわかるかも。途中からその人の名前で呼んでないよというセリフには少し冷めてしまった。 次から主人公はどうなってしまうのかと思ったら、解説に書いてあった。 岬が主人公として出続けるよう。
0投稿日: 2013.11.18
powered by ブクログピアノ演奏の表現がものすごくリアルで、本から音が聞こえてくる感じ。この表現力は素晴らしい。 ピアノやってる人は楽しめると思う。 主人公が火事で大やけどを負い、全身皮膚移植手術を受ける。そのような状態から、有名ピアニストに師事してたった4ヶ月でコンクールに優勝するというサクセスストーリー。 ミステリーは、そのメインストーリーのスパイス的に存在している。なので本格ミステリーを期待しないほうがいい。 とはいえ、事件の展開はよくできていて、メインストーリーを上手く引き立てている。 こんなミステリーもありだな、と思う。
2投稿日: 2013.11.17
powered by ブクログ音楽青春小説、という解説の言葉がぴったり。 火事で大火傷を負った主人公が、 熱血変人ピアニストの教えを受け、いじめにあっても立ち向かい、 いろいろと成長する話。 音楽小説かと思うほどの描写、 そして主人公と先生の根性での練習、 途中でミステリーを読んでることを失念していた。 そして最後にどんでん返し。 きちんと伏線もちりばめられてたんだけど、 そこじゃない場所に熱中して、先生が探偵だと忘れていた。 真相を知ってから思い返すと、 違う意味で捉えられる部分が多い。 おもしろかった。 名古屋が舞台なので、余計に。
3投稿日: 2013.11.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
推理ものとしては色々と無理があって少し残念でした。 しかし、有名なクラシックの音楽を引用しているので、頭のなかで音楽を奏でながら楽しめました。音楽の表現ですごく緊迫感が出ていてドキドキしながら一気に読めました。
2投稿日: 2013.11.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
音楽の表現が詳しかったのに、ぴんとくる曲がなかった…知っている曲で、演奏の流れがわかれば良かったのに…と自分に残念。 優等生な主人公に一歩引いて読んでしまった。最後数ページは急展開。
0投稿日: 2013.11.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人物、ピアノの演出、物語の展開 どれもなかなか良くて面白かった(´ ` ) 橋本愛がやってるんだよなあ、映画も見たい。
1投稿日: 2013.11.12
powered by ブクログタイトルに惹かれて読んでみた。出来すぎた設定にマンガ的なものを感じたが、ストーリー展開がうまく飽きせずに最後まで一気に読んだ。最後は意外の結末。
0投稿日: 2013.11.08
powered by ブクログどんでん返しはたいしたことない! 定番! 帯がもはやネタバレといっていい! ただ、心情を書くのはうまかったかもしれない。 とはいえ、浅はかでテキトーにつくられたキャラクターもいたように思えたしなぁ……。 どうなんだろう? これが、このミスかと思うと、余程他の作品が残念だったか、音楽×ミステリが珍しかったか? 面白くなくはない! あと、一人称のくせに、難しげな表現するなぁと、16だか15だかの子の表現力じゃねぇよと笑ってしまった。
1投稿日: 2013.11.02
powered by ブクログDVDを借りてしまってから原作を読もうと決めたので、実際、1週間くらいで読みました。 ただ、そんな期間で読めれるほど、のめり込んだんです。 ちょっと、ピアノを弾くというか、コンクールに出ようと練習している人達の鬼気迫る感じが分かるような本でした。それと同時に、姪がピアノを習っているのですが、読書も好きで、この本を読んでいないようなら、読んで欲しいと思いました。 特に、後半になればなるほど、面白く、夜も遅いのに、読み耽ってしまいました。 読み終わって思う事は、久し振りに推理モノを読んだ気が。そして評価にも現れてますが、☆5です。犯人が分かった時は、衝撃でした!あと、なぜタイトルが「さよならドビュッシー」なのか。それが、心にじんわり広がる感じでした。ピアノを弾いてる情景や音符(メロディー)が見えてくるみたいな文章の表現なども、この本を読んで感じることができました。 よかったです。
1投稿日: 2013.10.30
powered by ブクログこれといった予備知識もなく、書店の店頭でたまたま目に留まり購入しました。ミステリーが好きで、クラシックも多少は聴くので、それなりに期待して読み始めましたが、期待を上回る面白さでした。 ストーリーの根幹を成すトリックは、ある意味、古典的なものでもありますが、うかつにも最後まで気付きませんでした。後で読み返してみましたが、ぎりぎりフェア、というところでしょうか。 この作品、あるいは作者の特徴の一つは音楽に関する描写の精緻さ、でしょう。この作品に登場するドビュッシーのピアノ曲なども時々聴きますが、作者なりの解釈も交えながら、独りよがりになっていない描写はなかなか読み応えがありました。 私が評価を高めた要因には、「さよならドビュッシー」というタイトルが、読み終わった時点でその意味を明確にする、というスマートさもあったと思います。
2投稿日: 2013.10.24
powered by ブクログⅢ度熱傷でそこまで回復するかよっていうツッコミをしながら読んでいたので、イマイチ主人公に感情移入できていなかったけど、ラストでそうきましたか! いい意味で裏切られました。
2投稿日: 2013.10.15
powered by ブクログあまり音楽には詳しくないが、その表現力に引き込まれた。 犯人が誰かでどんでん返しあるとは思ってたけど、このひっくり返しには驚いた。 すごくおもしろかった。
2投稿日: 2013.10.14
powered by ブクログミステリらしいけど、その要素より登場人物の言葉一つ一つにぐっと来るものがあって、色々考えさせられたかな。じぶんは哲学的になってるだけなのかな?
1投稿日: 2013.10.14
powered by ブクログミステリーは読みなれないのですが、橋本愛繋がりで読み始めました。読み進めていくうちに引き込まれ、一気に最後まで読んでしまい、最後はなるほどと、構成のうまさに完敗。
1投稿日: 2013.10.13
powered by ブクログ「音楽+スポ根+ミステリのハイブリッド」(解説/大森望) まさに、この表現がぴったりな作品。 音楽では「のだめ」のように、知らない人でも通になった気分で楽ませてもらい、 スポ根では、全身火傷の事故で思い通りにならない身体と戦う主人公に釘づけとなり、 ミステリでは、最後に用意された大どんでん返しに涙できる名作。 この三層構造が独立しているのではなく、相互に連関しているところがミソ。 主人公が、全身火傷というハンディを負いつつピアノを弾く本当の理由と、 トリックの中核が密接に繋がっているので、ミステリらしいカタルシスと、 主人公の生き様に対する感動の両立という離れ業が為されている。 /// ピアニストを目指す遥は、16歳の3月に祖父と従妹と共に火事に遭う。 遥だけは一命をとりとめるが、全身大火傷を負い、治療の皮膚移植により、 指が以前のようには動かせなくなる。 また、担当医の尽力で容貌だけは以前を取り戻すものの、 気道が焼かれ、生来の声までも失ってしまう。 絶望に打ちひしがれる遥に対し、偶然、祖父が経営していたマンションに 住むことになっていたピアニスト岬洋介が、そんな遥にでもピアノが 弾けることを示し、リハビリとしてのピアノレッスンが始まる。 音楽学校はそうした遥を宣伝に使うべく、退学をちらつかせつつ、 コンクールへの出場を要請する。 悩む遥へ、岬は問う「問題は君の戦闘意欲だよ」と。 遥は"自分が自分である事"を失わないために、参加を決意する。 ただ、そうした日々の中、階段の滑り止めが外れたり、 松葉杖が壊れるなど、遥の身を危険にさらす事故が相次ぐ。 遥は、祖父の死と共に、莫大な遺産を相続しており、 それを狙った「犯行」なのか?だとすると、犯人は身内か? 疑心に苛まれる中、遂には遥の母親までもが死ぬこととなり。。。
1投稿日: 2013.10.12
powered by ブクログ[墨田区図書館] 犯人自体は物語の構成と登場人物たちのキャラ立てからすぐに読めたけど、入れ替わりの件までは意識していなかったのでやや動機面が掴めず、そういう意味では謎解きシーンまで普通に楽しめた。
0投稿日: 2013.09.29
powered by ブクログミステリーと本格的な音楽モノのストーリーは新鮮な気がした。ピアノコンクールに挑戦する部分なんて殺人事件が起きたこと忘れてたし。結末を読むとその辺も納得がいって、続編読むのが楽しみ!
2投稿日: 2013.09.28
powered by ブクログ書店で前から気になっていた本が図書館にあったので借りてきた。ミステリー慣れしてる訳じゃないから、早々に犯人がわかることはなかったけど、犯人がわかってもなんか大した驚きはなかったなぁ。いくら才能があったからってこんなに早期で回復するもんなのかなぁ…という点も腑に落ちないし。読み物としては読みやすくさくさくページが進んだし、なかなか面白かったとは思う。2011/146
0投稿日: 2013.09.25
powered by ブクログ設定がマンガ的で、展開もそうなのだが、音楽通でなくても臨場感の半端なさには十分楽しめると思う。 途中感じていた違和感に気付いていたのに、物語に引き込まれてしまい、ラストのどんでん返しに、そうだった!と気付いた。 なんとなく登場人物達に深みがないように感じてしまうのはそれゆえか。 時折出てくるおじいさんの言葉は良かった。
2投稿日: 2013.09.23
powered by ブクログミステリーとしては、あれこれと難点が目につかないでもないが、ピアニストの回復物語としてはよくできている。全体を5楽章仕立てにしたのも気がきいているし、楽曲に向かう部分の描写は精緻で臨場感も素晴らしい。また、最終楽章のコーダはPrestoの勢いで、すべてを一気に終息させていく手法は見事だ。
0投稿日: 2013.09.23
powered by ブクログ「このミス」大賞の帯に惹かれて読みましたが、期待を裏切らず面白かったです。 トリック自体は、よくありがちなのですが、ストーリーが面白くて気がつかない! 読後感も良くてお勧めです。
1投稿日: 2013.09.22
powered by ブクログラストがすごいと勧められて読みました。最初の展開がはやく、戸惑いました。また、痛々しい表現があったのでその部分は読むのが辛かったです。 音楽に疎いので、音楽の部分は読んでいて難しかったです。
0投稿日: 2013.09.19
powered by ブクログ違和感があった部分が、最後に、そうきたか!という感じでつながった。 ミステリっぽくないので普通の音楽ネタの小説として油断して読んでたらトリックにハマってしまった。 登場人物は深みはないけれど勢いがあって、マンガを読むように一気に読めた。作中に出てきた作品を聴きたいな。 それにしても、岬先生、司法試験の勉強してる間や修習期間のブランクは問題ないほどピアノの天才なのね。本線とは関係ない部分だけど、そこが気になる。
2投稿日: 2013.09.17
powered by ブクログ宝島社「このミステリーがすごい!大賞」を受賞してのデビュー作。 音楽の描写の巧みさが光っているし、大掛かりなトリックを描ききっていますね。 映画化もされています。 母の期待をになってピアニストを目指す少女・香月遥は15歳。 一緒に暮らしている同い年の従姉妹ルシアとは仲が良かったが、祖父の住む離れが大火事で焼け落ち、祖父と従姉妹は死んでしまう。 祖父の遺言書は意外なもので、孫の遥がピアニストを目指す限り経済的な支援は全て莫大な信託財産でまかなわれるという内容だった。 遥は形成外科で皮膚移植をした身体で、叱咤激励されながらリハビリを続け、レッスンを再開。 新進ピアニストの岬洋介のユニークな指導を受けて、奇跡的な回復を見せることに。 不必要に体重をかけない姿勢など、ピアノの知識が底力になっています。 音楽の描写が熱っぽく流麗で、この再生とコンクールまでの猛特訓が、一番の読みどころですね。 裕福な家庭で、素晴らしい医師と指導者に出会い、祖父の介護士だった女性の世話を受けるなど、恵まれた面もあるのですが。 身近で相次ぐ不可解な死‥ 岬洋介が謎を解くことに。祖父も認めていたという、さわやかな岬先生はやたらとカッコいいです。 女の子の視点で語られるため、わかりやすいような軽いような。 そのわりには災害に火事、いじめなど、なんでこんな重い内容を読まなくちゃいけないんだろう?という面もありますが。 ‥そういう前提あってのお話なんですよねえ。その辺はあまり重く受け止めすぎず? たとえどんな苦難と悲劇に遭おうとも、乗り越える可能性はある! という話として~スリルと波乱を味わえばいいのかも☆
11投稿日: 2013.09.15
powered by ブクログピアノ、音楽の書きぶりが、ピアノ好きの心をわしづかみする。ミステリーの筋書きとしてはそこそこ。登場人物も少女マンガ(それほど読んだことはないけど)のようだけど、やっぱり好きな小説。
2投稿日: 2013.09.12
powered by ブクログ序盤から伏線を怪しいなそうなのかな?と、思いながら読み進めてました。 答えはほとんど、本をしっかり読めば書いてあるんですね。 まあ、話には関係ないですが岬先生がかっこよすぎる! 頭も良くて、ピアノも上手でイケメンで…現実にはいないですね。 いじめっこ達に仕返ししたときはスカッとしました。 ちょいちょい差別じゃないけど仕方ないんだろうけど納得してしまうんだけど障害のある方たちにたいして言っていることとかで心が痛くなりました。
0投稿日: 2013.09.09
powered by ブクログ久しぶりに睡眠時間を削って読んでしまいました。 音楽や演奏の描写が本当にすばらしい!ピアノを弾く人なら、共感する部分もあれば、自分の演奏に反映させたくなるような勉強になる部分もあったことでしょう。文字でもって音楽をここまで伝えるものには、おそらく初めて出会いました。ぜひ劇中に登場する曲を聴きながら読みたいですね。「さよならドビュッシーサウンドトラック」とかあればいいのに・・・ でもミステリーっぽくは無かったかな・・・伏線や犯人も比較的わかりやすく、推理よりは登場人物をとりまくドラマのほうが魅力的でした。
1投稿日: 2013.09.05
powered by ブクログ本作を読まずに先に同じ探偵役のシリーズを読んでいたので、何故、こんな出来過ぎ君なピアニストの探偵役がいるのか分からなかったが、本作を読んで、やっと背景が理解できた。ミステリーとしては、余りに生い立ちが不自然な脇役の存在から、早々と先が読めたが、その動機が分からなかったので、望むと臨まざるを得ず、その立場に押し込められた人間は云々ということがとは思うが、それにしても、もう一人の犯人のやり方が、その人間の背景としては陰湿過ぎて、少々、違和感が残る。そういったミステリーとしての出来は兎も角、ピアニストという人間のあり方と、本来、物語としては語ることが非常に困難なピアノを弾くという情景の表現は秀逸で、音楽とミステリーの非常にうまく融合させた作品として、シリーズ化されたのはむべなるかなという感がする。
2投稿日: 2013.08.31
powered by ブクログなにこれすごい!って思った。 演奏の描写の躍動感にただただ魂が震える。読んでるのは文字なのに、浴びるような音や空間を肌で感じたときのような興奮が残っていて冷めやまない。これだから読書はやめられない。読み終わったあとの余韻。 岬さんのイメージは私の中では完全に向井理。かっこいいかっこいい好きだ…! ミステリーだけど伏線の回収を楽しむというよりは、演奏描写や主人公の心理描写が素晴らしくて感情移入できて、主観的>客観的に楽しめる本でした(*´ω`*)
1投稿日: 2013.08.25
powered by ブクログはじめの事故の場面が切なすぎて読み進めるのやめようかなと思うほどでしたが、結末で唸ってしまった。 すごい本でした。久々にミステリー読んだぁ!!!って感じ。 切なかったなぁ…。特にお母さんが切なかった…。
2投稿日: 2013.08.18
powered by ブクログドビュッシーのアラベスク第1番は私も好きでよく弾くので、フューチャーされてて嬉しかった。ピアノは素敵な楽器。 ミステリーとしても面白い。
2投稿日: 2013.08.16
powered by ブクログ第8回このミス大賞受賞作品。スポ根系音楽×ミステリー。ミステリーっぽくないと思っていると、騙されますよ?
2投稿日: 2013.08.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
岬洋介シリーズ2作目。ってか「おやすみラフマニノフ」よりもこっちが先でした。最後まで犯人が分からず、そして最後のどんでん返しには思わず声を上げてしまった。下諏訪さんとかラフマにも出てた人がいて何だか親近感もあり。 演奏の描写のシーンは弾いたことがないと分からない部分もあると思うけど、それがあることによって引き込まれる。一気に読んでしまった。 ミステリーとしても、音楽モノとしても両方で楽しめる特殊な作品なので、第3弾も絶対読みたい。 映画化されてBlu-Rayも出てるみたいなので岬先生の超絶技を是非視覚でも楽しんでみたい。 ----- 2016.3.28 追記 こないだテレビでやってたので久しぶりに読み返してみた。 やっぱり、コレは原作が一番いいなぁ……と。当たり前かもだけど、改めてそう感じました。 もちろんアラベスク1番を聴きながら。 ----
1投稿日: 2013.08.04
powered by ブクログピアノ演奏での描写が少し、入り込めないところがありましたが、主人公の心の動きが1秒単位で小刻みに聞こえてくるような文章でした。 最後の結末があることで、読後に最後まで読み切ってよかったなと思えるものでした。
0投稿日: 2013.08.04
powered by ブクログピアニストを目指す遥の人生は、火事とともに終わりを迎えた。大火傷を負いながらも、懸命にピアニストを目指してる中、殺人事件がおきる。
2投稿日: 2013.07.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かったー! 久しぶりに途中で声をかけられてムッとしてしまった。 火事で全身大火傷を負った少女が再びピアニストをめざす。 最初の違和感を忘れて、彼女のピアノへの情熱と、外見に対する理不尽な扱いに胸を熱くして、最後にポンと投げられた言葉にハッと現実に戻ってきたような。 ミステリということを忘れて読んでた。 犯人はまあ、すぐわかっちゃうから。ミステリじゃなくても良かった? 市原亮子のくらーいピアノ漫画をふと思い出したり。 すっかりピアニストダマシイに呑まれてしまった。 しばらくボーゼンとした読後。 こういう高揚感は久しぶりだな。 最後の演奏も祈るように読んでた。 とにかく、前向きな姿とひたむきな姿。上に上に、前に前に。 読んでる私も背中を押されるよう。 「僕はこの、悪あがきってのが好きでね。あっさり諦めたり運命を儚むよりはずっと前向きだと思っている。カッコ悪かろうが未練がましかろうが、そんなの勝手に言わせておけばいいよ。」 「人はここまで強くなれるのだ。どんなに絶望しても、どんなに心が折れても、諦めたさえしなければ灰の中から不死鳥が甦るようにまた雄々しく立ち上がることができるのだ。限られた者だけではなく、すべての生きる者の中にその力は宿っているのだ。 そう、きっとあたしのような人間にも。」
13投稿日: 2013.07.21
powered by ブクログピアノをテーマとした音楽ミステリーです。ミステリーとしては、今ひとつな所はありますが、音楽についての描写は詳細であり、上手くバランスが取れているかと思います。一気に読む事が出来ました。
2投稿日: 2013.07.16
powered by ブクログ評価が高かったので読んでみましたが、さすがと思いました。 ラストを読んでから、最初から読み返していくたびになるほどと思いました。 ただのミステリーではなく、生きる力ももらったと思います。
2投稿日: 2013.07.12
powered by ブクログやられたー! いい意味で。 どんでん返しにすっかり騙された。 ただの音楽ものかと思いきやミステリーになっていって、引き込まれた。 演奏シーンの描写もドキドキしました。 「○○だから…できない」なんてのはただの言い訳なんですかね。 障害と向き合いつつ闘う二人のピアニストの姿に心打たれた。 岬さんカッコいいわぁ♡(笑)
2投稿日: 2013.07.02
powered by ブクログ火事の描写あたりから、ネタバレに気付きました。重症のヤケドを負いながらも、ピアノコンクールに挑戦する意欲、ピアノへの情熱が中心の内容でミステリーとしては物足りなさが残る。
0投稿日: 2013.07.01
powered by ブクログ好き嫌いが分かれるだろう小説だ。 ミステリとしてはご都合主義が目立つかも。音楽への賞賛や世間にある偏見云々なども今更感がある。ただ文章はドビュッシーの題名さながら流れるように読めたので、のだめカンタービレが好きでミステリー性を特に気にしない人には勧められる。謎は添え物でスポ根音楽小説として楽しむのが吉。 人間の強度のようなもの再三が語られるが、自分は矮小な人間なのでこれが正論と分かっていながらも抵抗したい気になった。ただ強くあるだけでなく、他人の弱さも汲み取って許すことこそ強さではないかと思うのである。
2投稿日: 2013.06.28
powered by ブクログ第8回「このミス」大賞受賞作品。 映画化されており、続編もでている話題作でしたが、 私的には期待外れでした。 まず主人公の悲劇のヒロインぶり。これが鼻についてしょうがなかった。 お綺麗で高尚な自分と、醜く矮小な周囲の人達という構図は 少女漫画にありがちで非常に安っぽい。 他人は自分の鏡だと常々思っている私としては、 自分の行動も省みずよくここまで浸れるなぁと逆に引いてしまいました。 あとは、根本的に設定が嘘臭い。 発見時には息が合った被害者を救急隊員が救急車の中で死亡を確認ってなんだそりゃ。 市内に家族がいるにも関わらず無断で霊安室に送り家にはいきなり警察が来るとか、 てっきり実行犯は救急隊員で病院と警察ぐるみの壮大な陰謀か何かと思ったわ。 ご都合主義なのか筆者が無知なのかは知りませんが、曲がりなりにもミステリーを謳うなら、あまりにも不自然な展開は避けるべきでしょう。 そこには目をつぶって推理してみてね、っていうのはちょっと無理がある。 ストーリーはでたらめで登場人物は悲劇のヒロインを気取ってるだけの薄っぺらい女子高生。そんなんで、どうやったら共感や感動が得られるのか、だれか私に教えてほしい。
1投稿日: 2013.06.25
powered by ブクログ音楽をとても勉強された方が書いた小説 お爺ちゃん、岬さんの言葉に含蓄あり 勝手に、著者は女性と思い込んでいたけど誤解でした。
0投稿日: 2013.06.21
powered by ブクログ途中でわかってしまった。 ミステリだということを知らずに読んでいれば… でも、それ以前に文体があまり好きになれず、というか下手だな、と感じてしまったのでもうこの人の作品は読まないかも。
0投稿日: 2013.06.20
powered by ブクログうーん…何と言うか… 結局、これはミステリーじゃなくても良かったんじゃないだろうか。 言葉はキツいですが安っぽい展開に興醒めしました。 どんでん返しのシナリオを描くために人物が動いている印象を受けました。人物が薄い ただ音楽の描写は凄い、飲み込まれそうでした。それで星三つ。
3投稿日: 2013.06.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「音楽ミステリー」という括り方が便宜的にはやっぱりしっくりいくかな。 ピアノをはじめとした、楽器の演奏シーンの描写は精緻で、著者のクラシック音楽に対する造詣ぶりが窺える。ただ、それが仇になってるのか、終盤の「岬探偵」の謎解きに到るまでの部分が、ミステリーシーンと演奏シーンとの対比というのか、落差というのか、それが過ぎて、白けた段階があった。ラストの謎解きでのどんでん返しで、全体として、うまいことまとめたなという感。 全体的に文章が説教臭いのが気になるのと、障害者差別の描写が過ぎると感じた。とりあえず、この人の他の「クラシックシリーズ」には手が伸びそうにないなぁ。 てか、七里さんって男性だったのね、てっきり女性だとばっかり思っていたわたくし...。
0投稿日: 2013.06.14
powered by ブクログ作中にでてくる曲をyoutubeで聴きながら読むとより楽しめます。 音楽の表現と1人の人間の生き様が気になって一気に読んじゃいました。
2投稿日: 2013.06.09
powered by ブクログ前評判がよかったから、期待しすぎてしまったんでしょうか?正直これが、このミス大賞?って気持ちです。 ヒーローの岬先生は、いい加減しつこいよっってくらいの女子の考える素敵要素が大安売りしている様なキャラクターです。岬先生がいかに素敵で稀なる男性かという演出がくどい!価値観は人それぞれですが、このヒーローを憧れの対象と描きたいのであれば、設定が幼い気がします。 全身に皮膚移植するとほんとにこんな感じなんですか?主人公の奇跡のピアノ上達っぷりもどうかと。 また殺人の動機もちょっとおざなり…どんでん返しすればいいってものではないでしょう。主人公一人称で書かれていてこの犯人。ミステリーとうたうなら、ちょっと卑怯じゃないですか? また、障害者問題や偏見、いじめを取り入れていましたが、作者の主張がすごく上滑りしてて、嫌悪感さえ抱きました。そんな単純なもんじゃないだろと。すっげー浅いと感じたのは自分だけですか?この辺りの社会問題を入れるならもっと深めるべきです。中途半端に入れるなら、いっそ書かない方がよかったのでは?読者の中には実際体験している人もいれば、沢山の考えの人がいるんですから、もっとデリケートに扱うべきじゃないですか? とにかく自分には合わなかったんですね…純粋に楽しめなくて残念です。
1投稿日: 2013.06.06
powered by ブクログミステリーの謎にもあまり惹かれなかったし、ピアノに縁のない私には後半延々と続く演奏の表現に読み疲れてしまった。。
0投稿日: 2013.06.05
powered by ブクログミステリーとしては、結構早い段階で犯人とか何となくわかっちゃうんで、それを求めちゃうとちょっと辛いかも。でも音楽小説として見るとなかなかいいですね。音楽的な表現とか面白いです。娘がピアノ習ってるんで小説の中に出てきた曲、みんなネットで聴いてみました。それからまた読み返すのも一興です。
2投稿日: 2013.06.04
powered by ブクログ事件の犯人も気になったけど、コンクールがどうなるかの方が気になった(^_^;) ピアノ弾きたくなるなぁ。 映画はどんな感じかな。
0投稿日: 2013.06.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
序盤に感じた違和感が終盤忘れかけてたら、あーなるほどって感じできれいにまとまってた。やけにサバサバした主人公にめっちゃ違和感感じてたのは、作者の意図通りなのかな。
2投稿日: 2013.06.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
音楽ミステリということで言えば『シューマンの指』のほうがすきだったな。読みやすかったけど、なんだか好みの路線とはひとつちがった…! 確かに騙されてたんだけど、それが発覚した最後のところでも嬉しいかんじのぞくぞく感じゃないというか…たぶんわたしがなりかわりネタ苦手だというのもある。遥として感情移入してたから、裏切られた気になっちゃうんだよね。犯人云々は嫌じゃなかった、というかむしろ良かったんだけど、ちがう人ってのがどうしても苦手。 うーん、でも話自体はそんなに嫌いじゃないんだよなあ。 映像化してるんだよね?そのほうがもしかしたら好きかも。岬さん誰やってるのかなー。
0投稿日: 2013.06.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
はじめて読んだ、中山七里さんの一冊。 めずらしく帯の言葉に惹かれるまま買ったけど買ってよかった。 えぇ〜〜〜、この人が犯人なの? 本当なの?って、思ったけど もう一度注意深く読み返したら納得です。 クラシックが聞きたくなる。
1投稿日: 2013.05.26
powered by ブクログミステリーの「種」は何となく予想のつくものだったけど、この物語の「青春音楽スポ根」としての側面がグイグイ読ませてくれた。 終盤読んでて映画『ブラックスワン』を連想したのは俺だけ・・・?
2投稿日: 2013.05.26
powered by ブクログ音楽小説+犯人探しミステリーかと思って読んでいたが、最後に大仕掛けのどんでん返しが待っていようとは! 一瞬、これってルール違反?と疑ったが、読み返すとしっかりと伏線が張ってあり、作者の巧みな策略に脱帽。 さすが『このミス』大賞受賞作。 題名の意味も、この大仕掛けで意味を持ってくる。 それにも増して、音楽描写が素晴らしい。音楽論、果ては生き方、人生観まで、留めておきたい言葉があちこちに。
2投稿日: 2013.05.24
powered by ブクログとても鮮烈で生きる力に満ちた話だった。物語全体がピンと張った糸のように少しも弛まず、時を忘れて読み続けてしまいそうな疾走感がある。随所に出てくる演奏の表現もいい。頭の中にその音が浮かび上がってくるかのような、強烈な臨場感を持った描写だった。 ミステリーとしての完成度も高いと思う。技巧を凝らしたミステリーではないですが、何気ない一言一言が、思いがけない重さを伴って響いてくるさまは、新しい感覚でした。
2投稿日: 2013.05.22
powered by ブクログピアノに全身全霊を捧げる少女の青春に、 彼女の周りで次々と起こる死の謎を明かすミステリを絡めた物語。 音楽で有名な私立高校に推薦で合格が決まっている遥。 スマトラ沖地震で両親を亡くし、遥一家に身を寄せていた従姉妹のルシア。 ふたりはある夜、祖父の離れで三人で過ごし、それぞれ寝床につくのだが、 そこで火事が起きてしまう… 全身に大やけどを負うも、奇跡的に助かり顔も元の遥の通りに戻るのだが あとのふたりは助からなかった。。。 そんな彼女はリハビリも兼ねて岬洋介のレッスンを受けることになり、 少しずつ目の前に明るい光が射し始めるのだが、彼女の周りでまたもや 死人が出てしまう。 果たして一体犯人は誰なのか。その目的は? そして、彼女は自分が思い描くようにピアノを弾けるようになるのか。 といった話ですが、ミステリの部分は分かりやすかったかなぁ。 ミステリ好きなら、間違いなくアレは疑うでしょ。 残念だったのは、この本を読む前からこれがシリーズものであることを 知ってしまっていたこと。 知らなかったら、その人も犯人かもと思ってもっとドキドキできたかも。 だから、これから読む方はこのレビュー以上のことは知ろうとせずに 読んでくださいね。 ピアノや法曹界、相続の部分など特定分野については少々小難しい箇所が ありますが、そのへんは物語の大勢に影響は無いので、そんなもんなんだと さらりと読み進めて物語を楽しんでみるといいかも。
2投稿日: 2013.05.15
powered by ブクログ音楽青春ミステリー、ここに極まれりと言いたい作品。 キャラクター描写の丁寧さ、演奏シーンの艶やかさ、ミステリートリックそしてミスリードの美しさどれもが刺激的な良書でした。 これが新人賞と言うのだから次の作品を読むのが楽しみです。 ピアノ曲をもっと知っていたらより楽しめるんだろうなぁ。
3投稿日: 2013.05.13
powered by ブクログミステリーというよりも音楽家の話。 音楽の描写が素晴らしくてページを捲ると音が感じられる気がする。 音楽の持つ奏でる繊細さも辛さも表現されていてコンクールのシーンの臨場感は圧巻の一言。 最後にどんでん返しもあって満足。 シリーズものだから他のも期待。
2投稿日: 2013.05.10
powered by ブクログ話もおもしろかったけどなによりピアノがだいすきになりました。練習もっと頑張ろう。この本のおかげでドビュッシーの夢という素敵な曲にも出会えた。
1投稿日: 2013.05.06
powered by ブクログピアニストを目指す遥、16歳。両親や祖父、帰国子女の従姉妹などに囲まれた幸福な彼女の人生は、ある日突然終わりを迎える。祖父と従姉妹とともに火事に巻き込まれ、ただ一人生き残ったものの、全身火傷の大怪我を負ってしまったのだ。それでも彼女は逆境に負けずピアニストになることを固く誓い、コンクール優勝を目指して猛レッスンに励む。ところが周囲で不吉な出来事が次々と起こり、やがて殺人事件まで発生する――。
0投稿日: 2013.05.05
powered by ブクログ最後まで誰が犯人かわからんくて、あたまの片隅で探偵しながら、読み進めてた。 音楽は中学レベルしかないけど、なんとなく頭の中で演奏させることができるぐらい描写がすごい。 専門的すぎてちょっととばすこともしばしば… 火事にあって不運にも違う人間として生きていたこと、全然見抜けなかった。 岬さんは魔法使い?頭のいい探偵?悪魔? うますぎる。 障害者に対する心の奥底の思いが見透かされてた。 たくさんの場面がどの人の人生にも共通する試練なんだと思った。 神様は試練を越えられる人に与える。越えられない人には試練を与えない。 ってどっかで聞いたな~。 そういうことやんね。
1投稿日: 2013.05.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どんでん返し作家という壮大なネタばれの謳い文句がついているだけに慎重に読んだのだが、見事に大どんでん返されてしまった。 最初の方の描写で物語の肝が読めてしまったのがちょっと残念。もうちょっと隠してくれても良かったのに。 これを読むとベートーヴェンとかドビュッシー聴きたくなるね。
2投稿日: 2013.04.26
powered by ブクログあとがきにもあったけれど、ミステリーとスポ魂と音楽の要素の絶妙なマッチングが特徴的。 上記した幾つかの要素が代わる代わるメインになり、スピード感を損なわない。加速したままたどり着くラストの後味はしっかりとしたミステリーでジャンルの垣根を越えて美味しいところをたくさん食べたような満足感。
2投稿日: 2013.04.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
思い切りネタバレを含んでいますのでご注意を。 正直に言えば、私は本書のトリックにまんまと引っかかったクチですが、それにしてもこのトリックというかミスディレクションの仕方には大きな不満があります。 一人称視点の主人公が実は火事の時に入れ替わった後、殺人を犯した犯人だなんて、作者の都合の良い様にいくらでも犯人を隠す事が出来ます。 そのせいで、あまりに現実離れした描写も多々あり、ミステリーとして破綻しているような気がします。 癖を完全にコピーできずにバレた? いやいや、癖以前に遥の人生の全てを知っている訳ではないなから、家族と記憶が噛み合わないでしょ。 それに何でこんな名古屋の音楽事情に詳しいんだ。 もちろん、そんな描写をしたら話が続きませんから触れられてはいません。 みち子の動機もあまりにお粗末です。 この状況で入れ替わりに気づいたら、普通本人に聞きますよ。 百歩譲って聞かないとしても、わざわざリスクを背負って遥に復讐する意味がわからない。 確たる証拠も得ずに、それこそ遥が死んでしまったら、真実は永遠に闇の中だってのに。 これについても、みち子を事件の真犯人だと読者にミスディレクションさせるために、無理矢理な動機をつけて遥を襲わせています。 何より遥が、入れ替わった事実を隠した事と、母を殺害してしまった事実を隠した事。 前者は火事後のドタバタで明かすタイミングを失ったということでまあ良いとしても、殺害を隠蔽したのは理解しかねます。 いや、理解はできるんです。 けれど、殺害を隠蔽しながら、あそこまで音楽に対して情熱的な独白を続けられるものですか? 結果的に遥の努力に感情移入していた読者をおもいっきり裏切る結果になっています。 別に裏切る事自体は良いのですが、この作品は、苦境にありながらも音楽に対して情熱的に努力する主人公を通して、音楽の素晴らしさや努力する事の大切さを伝えようとしているのではないのですか? なら、主人公がその裏で殺害を隠蔽していたなんて、あまりにその主旨に反しています。 音楽の描写は、好き嫌いはあると思いますが、確かに素晴らしいと思います。 それにのめり込む岬洋介や香月遥の姿勢にも共感できる要素はきっとたくさんあるでしょう。 ですが、たかがこんな陳腐などんでん返しのために、著者のそうした音楽の描写に対する努力は全て無駄になってしまっている。 こんなんだったら、完全にミステリー要素を排して、音楽スポ根ドラマとして描くべきだった。 もしくは三人称視点にして、音楽要素を削るべきだった。 一人称視点にして、独白文で読者を騙すなんて、私はミステリーとして受け入れられません。
3投稿日: 2013.04.24
powered by ブクログ賛否両論あるみたいだけど、素直におもしろかった。 謎解きがされないまま残りページが少なくなってきて、「大丈夫かな?」って思ったけど、土壇場で謎解きも終わって一安心。 ミステリ読むの久々だったから、この感覚を忘れてた〜。
1投稿日: 2013.04.24
powered by ブクログミステリとしては、すごくシンプルな骨組みに、肉付けして肉付けして長編作品サイズに膨らませているタイプ。 その肉付けの、ピアノの描写や主人公の成長の過程がすごくいい。 特に主人公が立ち上がる姿には胸が熱くなった。 これ、曲付きの電子書籍にして欲しいな。 クラシックに詳しくないので作中に登場する曲の半分くらいしか知らなかった。 それぞれの曲を聞きながら読んだら、さらに大きな感動になるんだろうな。
2投稿日: 2013.04.22
powered by ブクログミステリー?と思って読み進めたら、ミステリーだった!最後の展開にびっくりな一冊。 全身重度のやけどを負いながらも、自分の居場所を模索すべく、ピアニストを目指す少女。 祖父と従姉妹は不慮の火事でなくなったのか? 母は事故でなくなったのか? 自分を狙う犯人は誰なのか? 読んでる途中は音楽スポ根で、作者の音楽に対する表現方法がハンパない!わかりやすくて、クラシックが捉えやすい。ピアノを演ってる娘も納得の一冊
2投稿日: 2013.04.21
