
死線のサハラ 上
ダニエル・シルヴァ、山本やよい/ハーパーコリンズ・ジャパン
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総合評価
(2件)4.0
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幸せな時間を頂きました
ダニエル・シルバはスパイ小説の最高峰。UPI通信の記者を経て小説家へと転身したとあって世界情勢への知識の深さが垣間見えます。 イスラエルのオフィスの敏腕エージェントであるガブリエルは遂に長官へと昇りつめる。でも心配いりません。バリバリの現役プレーヤーとして活躍します。 宿敵サラディンとガブリエルの攻防。英国、アメリカ、フランスのエージェントのトップとの絆がおりなす共同作戦で巨悪をあぶり出す。 ダニエル・シルバはメタファーの使い手で、その技巧にうならせられることしばし、プロットの素晴らしさと相まって幸せな時間を頂きました。
0投稿日: 2018.09.11ガブリエル・アロンシリーズ最新作。
前作でイスラエル側はISISのボスの命を助けざるを得なかった。ロンドンで死者千名超のテロが起きて闘い再燃。今回は潜入ではなく取引相手を凋落するヌルイ感じの演出から始まった。しかしISISとの取引で手に入れた大金でセレブ生活を送る男は実行犯以上に憎しみを誘う。 このシリーズでお馴染みになったコルシカ島の必殺仕事人も良い味を出している。 どこまでリアルなのかイスラエル問題に疎い日本人には理解を超えた問題になりがちだが無差別テロは現実に起きていることなのだ。いよいよ下巻で対決へ。
0投稿日: 2018.08.30
