
総合評価
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powered by ブクログ7話の短編集。首を折る殺人者で一応つながってはいるが、雑誌に載せた短編を7つ集めただけらしいので、そこまでの関連性はない。別々の話と思って読む方がいいかも。頻繁に時間や人の視点を替えて書かれてることが多く、読むのにちょっと疲れる。ちょいちょい面白い話があって、1話と7話がすき。
0投稿日: 2016.12.31
powered by ブクログ短編集と知ってから読むべきだった。 伊坂さんのどの作品にも共通して、「不条理な世の中だけど、正義が救われてほしい」という願いが込められていると感じる。 今回の一冊は、その根底にあるものをハッキリ示してくれていたと思う。
0投稿日: 2016.12.27
powered by ブクログ各章はなかなか良かったけれど、最終的にきれいにひとつの物語を作り出すのかと思って読んだので、ちょっと期待はずれだった。
0投稿日: 2016.12.24
powered by ブクログ後ろの解説を見て長編なんだなぁと思って読んでたらそこまで絡んでこないし。でもうっすら絡んでるし。って、短編じゃん!長編だと思い込んで読んじゃったから変な読後感になってしまった。 やっぱり黒澤はいいわぁ。安心安定の黒澤。
0投稿日: 2016.12.24
powered by ブクログ裏表紙のあらすじから、長編集だと思っていた。どこで話が交錯するのだろうと期待しつつ、なかなか進展しないなと思いつつ、流しながら読んでいた。 短編集とわかっていれば、それぞれの物語の関連性がより楽しめたのではないかと思う。 裏表紙の「絡み、繋がり、やがて驚きへと至る!」は誤解を招くのでは。結末を期待していた分、拍子抜けでした。
0投稿日: 2016.12.24
powered by ブクログ帯から、ラッシュライフ的な感じを期待していたので、ちょっとがっかりしました。話は面白かったので、それが残念… 最近、どうにもこうにも許せない敵が出てきて、それがあまりに許せない奴でちょっと疲れますね。 黒澤さんはステキでした。
0投稿日: 2016.12.23
powered by ブクログ伊坂作品、いつも不思議に思うぐらいに、伊坂作品っぽい。 いわゆる伊坂ワールドってやつだ。そして、この作品も。
0投稿日: 2016.12.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
再読。連作短編集?なのかな。つながってる面白さも、つながってない面白さも両方味わえる。登場人物たちの微妙にかみ合わない会話もクスクス笑える。「天網恢恢疎にして、そこそこ漏らす」。重いテーマを軽やかな筆致で描く伊坂さんの真髄を表していると思います。
2投稿日: 2016.12.21
powered by ブクログ帯の文句からラッシュライフのような話かと期待していたので消化不良。帯の文句がなければ普通の短編集としてそれなりに楽しめたと思う。帯で作品の魅力を半減させてしまうこともあるんですね
0投稿日: 2016.12.20
powered by ブクログ伊坂作品はたまに村上春樹っぽいと感じるところがあるけど 本作は星新一を思い出した。 マジックを見るときに必死にタネを探すことは 本来の娯楽から外れてしまう。 伊坂作品も回収ばっかに気を取られ、 肝心の内容が入らないようでは本末転倒。 しかしそうは言っても気になってしまう。 と言った心理をうまくかわしてくれて、 バランスよく伊坂ワールドに 引き込んでくれた。面白かった。
1投稿日: 2016.12.19
powered by ブクログずっと長編なんだと思って読んでいたら短編集だった。 手直しや加筆をするとしても、こんなに見事に連作みたいに再構築できるもんなんだなぁ。 悪人には天罰を、善き人にはバナナを!
0投稿日: 2016.12.19
powered by ブクログ短編集。 複数の視点で描かれた物語が並行して進行していき、物語の結末に集約されていくスタイルで描かれている。 関係なさそうな物語が繋がっていく構成は読んでいてとても楽しい。
0投稿日: 2016.12.18
powered by ブクログほぼハッピーエンドを期待できる伊坂さんの作品 かなり理不尽な状況も描かれるけれど、きっとキッカケをつかんで、その人らしく生きていける。 だから、また伊坂作品を読んでしまう。
0投稿日: 2016.12.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
連作短編のようになっていて首を折って殺す殺人犯の周りを描かれている。 帯には伊坂作品でよく登場する黒澤が主人公のように謳われていたが、実際は少し違った。 相談役の話や僕の船が個人的には印象に残った。 合コンの話は最初は男Aとか女Eとかでまどろっこしい書き方だな・・・と少し思ったが、読み進めると特に気にならなかったし最後の落ちも楽しめた。 どの話も伊坂幸太郎らしい面白さがあって読みやすかった。
0投稿日: 2016.12.18
powered by ブクログ連作なのか短編なのかがアンニュイな小説です。 一応、一話完結の体裁なので、それぞれの話を読んでいると、あれ?関連している?というラビリンスに陥ります。 ストーリーとしての時間軸を利用したギミックなのか、それとも普通の話なのか最後までわからない、そこが面白い。 それにしても、 やれやれ、 黒澤がたまらないぜ。。
0投稿日: 2016.12.17
powered by ブクログ首折り男に始まり、いつもの黒澤さんも出てきて伊坂ワールドになるのだが、長編だと思って読み始めたので途中で少し混乱した。結果的には微妙に繋がっているようで関係なかったりするからやや肩透かしだった。それでも各ストーリーは楽しめるし「僕の船」では落涙してしまった。あとがきで伊坂氏自身も言及しているが、こうした短編の繋がりが妙な世界観を醸し出している。しかしもっとそれぞれのストーリーをじっくりと味わいたいという物足りなさは残る。
0投稿日: 2016.12.16
powered by ブクログ首折り男と呼ばれている殺人犯と、伊坂幸太郎さんの作品ではお馴染みの探偵とは名ばかりの泥棒黒澤がそれぞれ織りなす7篇の短篇集。 それぞれの物語が交錯する連作短篇集だと思っていたけれど、そうではなくそれぞれがそれぞれに完結している。ただ、首折り男、泥棒黒澤、時空のねじれ、人生の分岐点などのキーワードがそれぞれの物語にちらちらと見え隠れしている。リンクしている様でリンクしていない…関係無い様で実は関係している、影響を及ぼしているはずなのに全く影響を受けていない…そんな不思議な感覚の物語達だ。現実なんてそんなもので、誰かにとっては重要な事が誰かにとってはどうでも良い事で、誰かにとってはどうでも良い事が誰かにとっては重要な事なのだと改めて気づかされる。 読む前に首折り男と泥棒黒澤が対決して…などと勝手に想像を膨らませて盛り上がっていたので何だか肩透かしをくらってしまった…それぞれの物語も余白の部分が非常に多く、伊坂幸太郎さんの作品の醍醐味である、後は妄想で補って楽しんでねスタイル、いつもならこの後どうなるのか、あの時どうなっていたのかと楽しんで妄想出来るのだけれど、今回は全編が淡泊すぎて妄想するには余りにも物語の展開に物足りなさを感じてしまった事は否めない。 けれど大好きな泥棒黒澤との再会に胸が躍った。もっと活躍して首折り男事件の解決にいつの間にか貢献してしまっていた…なんて展開を期待していたのだけれど、それはまたいつかの楽しみにとっておくとしましょうか。
0投稿日: 2016.12.15
powered by ブクログ伊坂幸太郎らしいお話し。 短編が微妙に繋がってるような、いないような… 首折り男とはまた、突飛なネーミング。だけどホントに首折り男だった。
0投稿日: 2016.12.14
powered by ブクログ伊坂幸太郎の短編集。 謎の殺し屋“首折り男”にまつわる話を中心に集めています。 最初の話“首折り男の周辺”は「Story Seller」に、最後の話“合コンの話”は「Story Seller Vol.2」でそれぞれ読んでたので、なかなかに期待の大きい文庫化でしたが・・・ その2編以外は・・・首折り?? ちょっと意外な短編集でしたが、気付けば一気読みで・・・(^_^;) 伊坂幸太郎、恐るべしっ!!
0投稿日: 2016.12.11
powered by ブクログなんだ、裏表紙に『被害者は一瞬で首を捻られ、殺された。殺し屋の名は、首折り男。テレビ番組の報道を見て、隣人の“彼”が犯人ではないか、と疑う老夫婦。いじめに遭う高校生は“彼”に助けられ、幹事が欠席した合コンの席では首折り殺人が話題に上る。一方で、泥棒・黒澤は恋路の調査に盗みの依頼と大忙し。二人の男を軸に物語は絡み、繋がり、やがて驚きへと至る!』とあったので、てっきり二つの話が並行して進み、最後に結びついて、あっと驚く結末になるものだとばかり思って読んでいたのだけど、それぞれ別個に発表された7つのお話を纏めた短編集だったのね。 途中からそれに気が付いたのだけど、それにしては登場人物が同じだったり、“首折り男”だとか“時空のねじれ”だとか“子どものいじめ”などがお話を跨いで出て来たりで、何となくひとつのお話の体になっているのが不思議な作り。 解説を読んで、上手いことこの本が出来上がった手口がよく分かった次第。なるほど面白い。 ところで、伊坂幸太郎の近頃の話には、人を人とも思わない傍若無人な行為やいじめが頻出するのだけれど、今回もその例に漏れず。 どうにも胸糞が悪くて読むのが辛くなるようなことも多いのだけど、クワガタに対して人の手が伸びてくるように、天の配剤で悪い奴には天誅が降りちゃんとバランスが取れるようになっている、最後には正義が勝つのだということを、作者は本気で信じているんだな。 本のテーマとは外れるけれど、これだけ繰り返されて、改めてそんなことを思った。 「水兵リーベ僕の舟」、確かに記憶に残るフッと口の端に上がる言葉。 その後は「そ~曲が~るシップス、クラークか?」って覚えていたのだけど、ネットで見ると今は「七曲がある」と言うのかい?確かに“Na”をソーダだから「そ~」っていうのは、ちょっとこじつけって、その当時から思っていたけどね。 『僕の舟』、古めかしいテイストで塗したこの作者らしい話も良かった。
6投稿日: 2016.12.10
powered by ブクログ伊坂幸太郎は短編もうまいなぁ。何度もラストに「あっ」と言わされてしまった。しかも、ネタとオチがわかった上で再読しても爽快感が失われなさそう。稀代のストーリーテラーだ。 ただ、もっとそれぞれの話しにつながりのある作品だと思い込んだ状態で読み始めてしまったため、一冊の本としてのオチを求めながら読んでしまったため少し肩透かしだったのも事実。紹介文は煽りすぎ。作者に落ち度はないが編集者には文句を言いたい。
0投稿日: 2016.12.06
powered by ブクログ首折り男にまつわる短編集、と思っていたが、もう少しゆるい括りの短編集。 時空の歪みや約束といったキーワードも最後まで続くことなく、限定的な使われ方。むしろ首折り男の話で連作短編にしても面白いはずなのに、あえてそこを避けてるのが著者らしいか。 黒澤が出てくる話は相変わらずの面白さだが、合コンの話は作りが実験的で興味深かった。 ただ、伊坂作品に期待しているものとは違うので評価は若干低めにした。
0投稿日: 2016.12.04
powered by ブクログ7編を収録した短編集。楽しませてもらいました。 先にネタバレ的な話を書くと、それぞれが、もともと独立した短編だったものを、短編集としてまとめるにあたって加筆修正し、あたかも関連づいているような体裁をもった、といったようなことが解説にありました。 まあ、伊坂ファンにとっては、「黒澤」が出てきた時点で、それだけで伊坂ワールドになったりするのですが。 閑話休題。 以下は各編に対する徒然な感想を。 《首折り男の周辺》 短編でありながら、伊坂さんらしい、複数の視点からのエピソードが小刻みに語られ収斂していく、長編のような楽しみができます。 それにしても、伊坂作品の殺し屋って、ほんま憎めないキャラですね。 《濡れ衣の話》 とある男の告白から、つまり一人称で始まるんですが、文体は違うんやけど、江戸川乱歩の短編をイメージしてしまいました。 《僕の舟》 これは、一番オススメ! 「首折り男の周辺」にも出てきた、老夫婦と黒澤が登場する、とてもロマンチックで、読後に驚きと嬉しさで「くうーっ!」と叫んでしまうほどの絶品でした。 《人間らしく》 この中に出てくる作家の「神様はいつもこっちを見ているわけではない。(中略)ただ、見ている時には、ルールを適用してくれるんです。」(本文241ページ)という言葉は、微笑ましいと同時に、なんかすごく元気づけられました。 《月曜日から逃げろ》 読み終わってから、頭を整理するために再読しました。騙され好きな僕にはうってつけの一編です。 《相談役の話》 初出は階段雑誌「幽」だそうですが、伊坂さんが紡ぐホラー、なかなか怖いです。 《合コンの話》 タイトルそのまんま、合コンシーンとその前後のわずか数時間を描いているのですが、日常の描き方すらさすがです。そしてラストは笑みが溢れること請け合い。 万事万々歳のハッピーエンドとは言わへんけど、悪いやつには罰がくだり、普通のやつがしんどいながら普通の暮らしをしていくっていう話が多いので、年末のこの時期に読むにはぴったりかもですね。 いいお話、ごちそうさまでした。
1投稿日: 2016.12.04
powered by ブクログ短編集。ほぼ全編に渡って首折り男と呼ばれる殺人鬼の話が登場する。 登場人物たちが別の章で再登場して話を盛り上げる。読解力の問題かもしれませんが、物語の次章で前の登場人物が出てと言うのではく、後半で登場したり、時系列がバラバラだったりするので、関連性が分かりにくいと思う場面もあります。 パズルのピースがはまる時は、うれしくもあり。 僕の舟の話が良かったです。初恋は叶わないと言うけど、こんな恋愛や結婚も素敵だなと思う。 理不尽なものは、なかなか変わらないけど、神様は、いつもじゃないけど、どこかから見ている。 神様と人間の時間の流れが違うから、ひとは神様の有り難みを感じないのかも。
0投稿日: 2016.12.04
powered by ブクログ伊坂幸太郎は面白い。他の方も書かれている通り、じぶんも全ての話がつながり、伏線を回収していくのかと思ったら、連載短編集を集めたもので、そういった展開はなかったが、さすがに面白い。列車の旅で慌ただしく読んでしまったのがもったいない。
0投稿日: 2016.12.03
powered by ブクログ相変わらずの伊坂節炸裂。というか、最後まで連作短編集と思いながら読んでました、恥ずかしながら。どこで首折り男の正体が割れるんやろ?と思ってたけど、最初の短編でとりあえずは完結してたんですね。別にミステリだからといって犯人をはっきりさせなくても良い訳だし、あやふやなままで締めたことによって、上記のような自分の勘違いが引き起こされた訳だから、ある意味、まんまと作者の思惑通りに読まされた感じでしょうか。彼の作品には裏切られる快感がつきものだから、そういう意味では本作も満足できる内容でした。でもやっぱ長編ないし連作短編の方が好きです、個人的には。
0投稿日: 2016.12.02
