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ドルチェ(新潮文庫)
ドルチェ(新潮文庫)
誉田哲也/新潮社
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総合評価

98件)
3.6
6
48
35
3
1
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    元捜査一課で、現在は練馬署強行犯に所属する魚住久江が主人公として活躍する短編集。 姫川玲子シリーズと比べるとグロさはあまり無いがその分、現実に近い緊張感や人間模様がより鮮やかに描かれている。 もし彼女が姫川班に加わったら、どのような化学反応が生まれるのか──今後の展開がますます楽しみだ。

    34
    投稿日: 2025.10.03
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    強行犯係の為、ストロベリーナイトのような派手さや残忍さは無いが、殺人一歩手前の心情が虚しい程に表現されている。 ブルードパラサイトの話が一番好き。奥さんの気持ちを考えると辛い。殴ってくれてありがとう。

    1
    投稿日: 2025.04.29
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    元捜査一課の女刑事、魚住久江が主人公。光文社の『ストロベリーナイト』姫川玲子とは異なる感じで、面白かった!

    0
    投稿日: 2025.04.07
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    魚住刑事の短編集。姫川玲子シリーズと比べると地味だけど、魚住さんのキャラも立っていてまあまあ面白かった。

    1
    投稿日: 2024.07.13
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    「マリスアングル」を読んで魚住さんの事件捜査の話を読みたくなりこちらを拝読。誰かの死から始まる捜査に嫌気が刺すというのは、ああその通りだよな…とずっしり響きました。魚住さんはべつに人情の刑事というわけでもない、けど、やさしくて、ままならない現実に辟易しながらも理想を追い求める、とても強い人だと思いました。悲しむ人がいなくなるように、救われますように、と祈りのように事件を捜査しているように感じられた。聖母のようでもあるけど、内面描写があることでちゃんと人間らしく感じられて親しみも持てた。普通であることは大事だなと。

    0
    投稿日: 2024.06.09
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    マリスアングルを読んだら、こちらの主人公魚住久江が出ていたので読んでみた。 人間味のある誠実な人だなという印象。 ただ大事件が起こってハラハラする方が個人的に好みなので少し物足りなかった。

    6
    投稿日: 2023.12.23
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    オムニバスの最後の辺で、彼女の名前が… 新たな女刑事やな!って感じで、既に手元にあって、積読本の中から、優先度を最高にして読んでみた。 捜査一課のラブコールを断り続ける彼女。死んでからやなく、生きてるうちに何とかしたいという思い。 はっきり言って、姫川さんと比べると、派手さはない!(断言) あんなに、大物をガッサガッサ取りに行くような感じやない。 地味です〜 姫川シリーズとか、ジウ(歌舞伎町)シリーズとか、派手やし、グロいし、エグい! でも、ホントはこんな感じなんかもね。 でも、彼女の動きを見ていると些細な事に気づく… やはり、姫川さんとは反比例する? 論理が飛ばない〜 でも、なかなか読ませてくれて、こっちも面白い!(「でも」が多い^^;) 血ドバドバ派としては、合間に読んで中和しよ〜 武見検事と姫川さんの会話 「やっぱり怖い系なのかね。取調べが得意ってことは『落としの魚住』みたいな通り名があって」 「いや、そういう、脅かして落とすとか、そういうんじゃないと思います。それよりもっと『人情派』みたいな…」

    59
    投稿日: 2023.07.30
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    魚住久江さんを知ろうと思い読み進めていった。 良い人だ‼︎ このシリーズは殺人事件ではなく、生きている。生きてくれることに喜びを感じる。という姿勢にとても魅力を感じた。 派手な殺人事件も面白いけれど、生きて行く事に重点をおいた作品も良い。 しばらく殺人漬けだったので、心の休憩が出来た。

    3
    投稿日: 2023.02.18
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    最初の二篇までは主人公のキャラがイマイチ掴めず ちょっと地味だなぁと。 まぁ姫川がキャラたち過ぎてるしな〜_φ(・_・ そしてジウの2人は嫌いですし笑 バスストップあたりから、あら?魚住さんいいじゃない?ギラギラしてないし?好きかも… 40過ぎの独身刑事でタバコ吸って1人鍋だけど ちょっと乙女入ってなんだかリアル(^ ^) 派手さはないけど読ませるシリーズだわ♪

    18
    投稿日: 2022.10.04
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    魚住久江シリーズ第一弾らしい… 姫川玲子シリーズの 「オムニバス」を読んだ後に 魚住久江シリーズがあると知った私 グロくないし、エロくないし 姫川シリーズや、歌舞伎町シリーズを 先に読んでる私には 若干物足りなさが… まぁでも誉田さんらしい本でした。

    0
    投稿日: 2022.03.27
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    中年女性刑事が主人公 独自の観点から事件を解決していく 常に柔らかな物腰は読んでいて安心させられる  日常に間近にある事件に絡む複雑な人間模様 どれにも共通しているテーマは 愛情 愛故に起こしてしまったその行動は法で裁かれはすれども、果たして誰がそれを咎められようか 人情派刑事の言葉や行動が胸を打つ 取り巻き刑事達も人間味溢れていて面白い

    0
    投稿日: 2021.10.03
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     元捜査一課の女刑事・魚住久江シリーズ第1弾の連作短編集。  警視庁捜査一課は警察の花形部署ではあるが、扱うのは強盗・殺人・死体遺棄などの重犯罪ばかり。そこでは必ずと言っていいほど誰かが亡くなっている。そんな捜査一課に嫌気がさし、誰かが亡くなる前に事件を解決したいとの思いから所轄に移動した魚住。著者の警察小説は「姫川玲子シリーズ」が有名だが、姫川ほどのカリスマ性もなければ、捜査における勘などの派手さもない。存在として、姫川とは対照的で地味で素朴な印象を受ける。そのためか事件も姫川シリーズほど凄惨なものではない。ただ、脇を固める周囲の人間像は個性的で姫川班に通じるものがある。

    0
    投稿日: 2021.05.30
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    読みやすく面白かった。 魚住シリーズの第一段。 主人公は42歳の巡査部長。刑事としての芯がありながらも、人としての弱さと優しさも表現されておりその人物がどんな人なのかを物語の中で上手に伝えていたと思う。 事件は日常生活で実際に起こりうると思わせる話になっており難しいトリックなどは登場せず。違和感とその違和感を一つずつ紐解く推理になっており、突拍子もない展開で読者を置いてくこともない。 後書きも良かった。理想と現実に悩む姿は多くの人に当てはまるのではないか。

    0
    投稿日: 2021.05.21
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    3.5 魚住久江シリーズの第一弾。 警視庁練馬署強行犯係・巡査部長・魚住久江(42歳)は、かつて刑事の花形・捜査一課に在籍していたが、人が死んでからでなく、死なぬようにする捜査に気持ちが傾き、昇進による移動後あえて所轄に止まっている。

    0
    投稿日: 2021.01.12
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    ストロベリーナイトのシリーズを先に読んでいて、誉田哲也の作品はグロとか、きつい描写が多いイメージであったけれど、同じ警察ものでも、これは比較的柔らかい印象。 バリキャリの姫川玲子と違って、魚住久江のキャラクターもまた違った魅力があるし、とても優しさに満ちていて共感しやすい。

    0
    投稿日: 2020.12.29
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    誉田哲也さんと言えば『ストロベリーナイト』をまず思い出します 姫川玲子シリーズ… 本作は姫川玲子とはまた毛色の違う女刑事魚住久江が主人公の短編集です ・ 魚住は元は捜査一課にいましたが、今は異動で練馬署に勤務しています 事件が起きてしまってからの捜査に心底疲れてしまった魚住は捜査一課への復帰を拒み続けています ・ 男勝りで凶悪な犯罪にも怯むことなく立ち向かう姫川玲子とは対照的に魚住久江は40代の普通の女性で悩んだり落ち込んだりする姿が共感できます ・ 舞台が捜査一課ではなく、所轄というだけあり、事件も割と地味め ハードな事件ものばかりも疲れるので、たまにふっと息がつけます 年下刑事峰岸との仲も気になるところです

    0
    投稿日: 2020.11.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    練馬署に所属する魚住久江。誰かが死ぬ前にも事件に関われる所轄勤務を希望する優秀な刑事。 今回の6編も奇抜なトリックはなく、人間の機微を鋭く観察した久江の推理が際立つ内容。 誉田作品にはグロテスクな内容が見られる作品もあるが、この作品はそういった場面もなく気楽に読める作品

    0
    投稿日: 2020.10.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    長期間積読した誉田作品。警視庁練馬署強行犯係の42歳の女性刑事 魚住久江が主人公。印象としては熱い感情というか、温かい「情」を持っている。姫川のように背伸びした最強刑事としてではなく、等身大の一人の刑事が自分の「情」によって解決していく。時には、裁判で裁けないような犯人の悪態を「情」によって浄化する。そう言えば、これまで読んできた本は捜査1課の話=殺人が中心でしたが、魚住シリーズはマル被とマル害ともに死なないストーリーなので「情」は重要で、久江の聴取はとてもキレがある。少し物足りないがそこが魅力的。

    7
    投稿日: 2020.08.14
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    誉田哲也の警察小説もの。主人公は、元捜査一課の独身42歳の魚住久江。斜に構えて、事件を、世の中を見ているのがいい。 サクサクと読める。

    0
    投稿日: 2020.07.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2020.6.7 読了  姫川玲子シリーズとは正反対というか、日常的な身の周りで起きうるような事件捜査の連作集になっている。加害者と被害者、立場は違えど白黒はっきりしないケースを上手く描いている。

    3
    投稿日: 2020.06.08
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    短編で読みやすい。最初は内容が軽いように感じたが、様々な事件との関わりを通じて、主人公の経験や考え方が多面的に描写されていき、少しずつ形作られていくのが面白い。日常関わる人の性格が、いろいろなエピソードを通じてだんだん分かってくる様子に似ていて、短編ならではの良さだと思う。

    0
    投稿日: 2020.06.07
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    文庫化された姫川玲子シリーズ、ジウシリーズは一通り読んだので、魚住久江シリーズに手をのばしました。 他作品に比べると派手さはありませんが、そのぶんリアリティはあるのかな? って感じです。 主人公の久枝は、姫川とは対局の人柄です。 誉田さんは、いくつかのシリーズ共通の年表を持って、それを意識しながら執筆されていると聞いたことがあります。 そのため、ジウシリーズと姫川シリーズのコラボも実現できたかと(硝子の太陽N・R)。 この魚住久枝シリーズと他作品のコラボも期待したいです。

    0
    投稿日: 2020.04.24
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    魚住久江シリーズ短編集。 短編でサクサクっと読める内容だけどどのお話も面白い!ブルードパラサイトは読了後スカッとする!

    2
    投稿日: 2019.09.04
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    決して日の目を見るような出来事はないけれど、人それぞれ、それぞれの営みが確かにあって、その一つひとつに物語が存在するという、当たり前ではあるけれど、ふと忘れがちなその当たり前に気づかされるというか。 つまりは派手さもなく、地味ではあるけれど、ふと感じる優しさとか、切なさとか、哀しさだとか。我々の日常にあるそういうものを上手く取り入れ、表現しているなと(分かり難くてスイマセンが)

    3
    投稿日: 2019.03.07
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    元捜査一課の刑事・魚住久江。 ある理由から一課復帰をせずに所轄勤め。 今は練馬署強行犯課に勤務。 そんな彼女が直面した事件を描いた短編集 「袋の金魚」子供を溺死させて逃走した母親にはある秘密があり… 「ドルチェ」暴漢に襲われた女子大生。男の噂の絶えなかった彼女を刺したのは… 「バスストップ」痴漢の疑いで同行した男。彼が待っていたのは… 「誰かのために」印刷工場で起こった専務殺人未遂事件。そして道端のザリガニ… 「ブルードパラサイト」生後6か月の赤ちゃんを持つ妻がある日突然夫を包丁で刺した事件が発生。彼女が夫を刺した理由とは… 「愛したのが百年目」酔っ払い運転で友人を轢くという不幸な事件の裏に隠されたのは… テレビドラマになりそうな展開! 私なら魚住久江はあの女優さんにして… と、妄想しながら読了!

    3
    投稿日: 2019.02.28
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    文章が好き ◯ 作品全体の雰囲気が好き ◯ 内容結末に納得がいった ◯ また読みたい その他 短編集。 かまえず読めて良かった。 『ブルードパラサイト』が一番好き。

    2
    投稿日: 2019.02.16
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    元捜査一課の刑事、魚住久江が彼女ならではの視点から 事件を解決していく短編集る。 意外な展開と、人間味を感じさせるストーリーも 興味深いところである。

    2
    投稿日: 2019.02.13
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    人が殺されてからがスタートの警察の花形より、 地味でもまだ命を守れる余地のあるところから事件に関わりたい。 姫川とはまた違う魚住久江の信念。 長編で読みたい。

    2
    投稿日: 2019.01.10
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    2015年50冊目 主人公は42歳の独身女性刑事 魚住久江。 久江の勤務先は練馬の警察署。いわゆる所轄である。 殺人事件を扱う警視庁捜査1課の勤務経験もあり、今も誘われているのだが、 あくまで所轄勤務にこだわる。 その理由は、 人が殺されてから始まる捜査より、誰かが死なずに済むような殺人の一歩手前で踏みとどまらせるような仕事をしたいと思うようになったということ。 そんな久江に降りかかる6つの事件。 どれも日常の生活の中で、ちょっとした気持ちのズレから起こる事件。 どれも悲しいんだなー。 特に6編目は東野圭吾の「容疑者Xの献身」につながる様な悲しさ。 いいですよー、本書。

    0
    投稿日: 2018.10.28
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    魚住久江巡査部長、このシリーズももっと読みたいです。 女性が活躍する話は好きです。 「ドルチェ」は、練馬警察署が舞台になっているので、知っている地名が出てきて楽しみました。

    2
    投稿日: 2018.09.09
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    元捜査一課の女刑事・魚住久江、42歳独身。ある理由から一課復帰を拒み、所轄で十年。今は練馬署強行犯係に勤務する。その日、一人の父親から、子供が死亡し母親は行方不明との通報があった。翌日、母親と名乗る女性が出頭したが(「袋の金魚」)。女子大生が暴漢に襲われた。捜査線上には彼女と不倫関係の大学准教授の名も挙がり…(「ドルチェ」)。

    2
    投稿日: 2018.06.15
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    練馬署 強行犯捜査係に勤務する42歳独身の女性刑事 魚住久江(巡査部長)の物語。係長の宮田警部補、里谷巡査部長、原口巡査長、峰岸巡査長の仲間たち。誉田哲也「ドルチェ」、2014.6発行、連作短編6話です。バスストップが良かったです。女性刑事が主役だからか、全体的におとなしめの展開です。もっときびきび、メリハリがきくと面白いと思います。続編「ドンナビアンカ」に期待します!

    2
    投稿日: 2018.03.30
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    しみじみ面白かった。 誉田さんらしくもありらしくもなく、って感じの短編集。 主人公の魚住久江は姫川玲子とも東警部補ともまったく違うタイプの刑事。捜査一課への誘いを断り所轄で日々起こる事件に関わることを望んだ刑事。自ら寂しさを抱えながら事件の被害者や加害者に優しさをもって関われる刑事。なんて魅力的なんだろう。 エピソード自体は誉田さんの刑事ものとしては珍しくバイオレンスもエロもグロもなく、割と小ぶりで地味な事件しか起こらない。その一つ一つに丁寧に対応する魚住久江。淡々と短編が続く中、最後の作品のラストがなかなか泣ける。これはやっぱり誉田さんすげーわ。 魚住久江シリーズ、続編は長編らしいので、楽しみ。 と、ここでドルチェでググってみたらテレビドラマになってたんだ!しかも監督は大谷健太郎さん!めっちゃ観たい!

    4
    投稿日: 2018.02.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    評価は3. 内容(BOOKデーターベース) 元捜査一課の女刑事・魚住久江、42歳独身。ある理由から一課復帰を拒み、所轄で十年。今は練馬署強行犯係に勤務する。その日、一人の父親から、子供が死亡し母親は行方不明との通報があった。翌日、母親と名乗る女性が出頭したが(「袋の金魚」)。女子大生が暴漢に襲われた。捜査線上には彼女と不倫関係の大学准教授の名も挙がり…(「ドルチェ」)。所轄を生きる、新・警察小説集第1弾。

    2
    投稿日: 2017.12.08
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    『ゾーン』を読んで、また読みたくなって。 生きる者のために真相を追うもう一人の女刑事、魚住久江。 彼女が一課への復帰の誘いを断り続けるのは、「人が殺されて始まる捜査より、誰かが死ぬ前の事件にかかわりたいから」。 所轄強行犯係の一刑事として、生者に寄り添い続ていく魚住。 ワタシ的には「バスストップ」がスキだ。

    2
    投稿日: 2017.09.04
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    誉田作品はスポーツものが好きだけど、警察ものもいいですね。これはシリーズ物のようです。 短編一つ一つが、心に沁みる。ふわーっと。 楽しみがシリーズ物がまた一つ増えました。

    2
    投稿日: 2017.08.19
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    舞台が馴染みのある街だったので、それなりに楽しく読めたけど、、 誉田サンにしてはイマイチ?パンチが効いてないかも。グロくないから?? 続編は長編らしいので、続編もいつか読んでみよう。 峰岸クンのことも気になるし。(๑´ω`๑)

    1
    投稿日: 2017.08.01
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    誉田さんの本はこれで3作目ですが、前に読んだ2作と比べたらグロさも派手さもなく、しみじみした感じの内容でした。生きている人のためにと所轄に居続ける魚住刑事がいいです。

    1
    投稿日: 2017.06.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あらすじを読んでも惹かれるモノはなかったけど、タイトルと同名のお店の帰り道だったので、これも何かの縁と思い、正直あまり期待せず手にとりました。 が、予想はまんまと裏切られて、続編があると知って喜んでます。 短編なので、クライマックスがあったり、続きが気になったり、というのはないけれど、なかなか味わい深い一冊でした。 10も年下の男性に好意?を持たれる主人公がちょっと羨ましい。

    2
    投稿日: 2017.03.29
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    短編6つ。主人公は、練馬警察署 刑事組織犯罪対策課 魚住久江巡査部長42歳独身。 女性目線の細やかな心配り思いやりが、見落としがちな事件の矛盾をつく。 派手なシーンはない。だけどどれもじわりと心に響く。中でもドルチェとブルーパラサイトが好きです。 続いて続編読みます。楽しみ。

    3
    投稿日: 2017.03.12
  • 彼女の活躍がもっと読みたい

    所轄のアラフォー独身女性が主人公の短編集。 今まで読んだ誉田氏の作品に比べると、地味な事件ばかり。 ホラーかと思う程の凄惨な描写もありません。 それでも一件一件の事件を丁寧に捜査し、解決していく様子は面白かったです。 口直し的な、軽い感じで読めました。

    10
    投稿日: 2017.01.16
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    42歳の久江は強行犯係に勤務している。 元は捜査一課に所属していたこともあり、現在も打診があるほど優秀な刑事である。 物語は短編連作という形で進み、小さなことにも目を配り、捜査する久江が確実に真実に近付いていく。 ただ、その中に42歳という年齢が物語る思いが見え隠れるする場面もある。 2017.1.12

    2
    投稿日: 2017.01.12
  • 誉田さんの描く新キャラ女性刑事

    誉田哲也さんの描く女性刑事として新たなキャラクター登場。 誉田さんのタッチが随分と変わった印象です。 横山秀夫さんの警察小説に近い感じです。 トリックとかサスペンスといった要素を薄くして、人間の心理に焦点を当てた作品でした。 「愛したのが百年目」はなかなか良かったと思います。 でも、いつもの誉田作品を期待して読んでしまうと、ちょっと肩透かしを喰らったような感じで、パンチが足りない印象です。

    0
    投稿日: 2017.01.08
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    やっとこっちのシリーズも入れた~!! 魚住さん素敵女性だ。 刑事モノだからいつものようにグログロかと思いきやそんな感じではなかった。 色々切ない。

    1
    投稿日: 2016.10.28
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    初読の作家さん。 警察小説はハードボイルドなものを多く読んでいたため、かなりカラーが違ってとても新鮮だった。派手な事件はないが、日常ってこうだよな、と妙にリアリティがあったりもする。普通のおばさん刑事、魚住久江(名前も地味だ)にも好感がもてる。 短編6つ、変にだらだらよりも好きかな。次巻も読みます。

    1
    投稿日: 2016.09.29
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    こちらもほのぼのハードボイルドかな? たいてい男顔負けのタフなタイプが多いのに、普通の女性の視点が新鮮。 すごい悪党が出てこない設定というのは、難しいな。

    1
    投稿日: 2016.09.16
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    元捜査一課の練馬警察署巡査部長 魚住久江42歳が所轄の事件を被疑者または被害者と心を通わせながら問題を解決していく。短編集だがそれぞれの話しが楽しめ、時に感動する。

    1
    投稿日: 2016.08.26
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    アッサリめ。 最近ヘビーなのが多かったので、アッサリ読めて、連作で、と。 強行犯係、となっているけど、次作以降はちょっとヘビーになるかもね、、、

    1
    投稿日: 2016.08.15
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    練馬署強行犯係、魚住久江が主役の短篇集。 どのストーリーも恋愛絡みの事件が多く、女性ならではの機転のきいた捜査も素敵だった。 最後のストーリーがほんとに切なくてやるせなかったけど、結末に希望があってよかったな。

    1
    投稿日: 2016.05.29
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    42歳の女性警官が主人公。彼女が担当するのは殺人事件ではなく、傷害事件。無慈悲で残酷な事件描写も登場しないので、そういう意味では軽い気持ちで読み進められる。温かみが感じられる警察小説。

    0
    投稿日: 2016.05.15
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    次作のドンナなんちゃらが評判っぽいので、ナニゲに前作に手を出してみる。 ああ、早く読んどけばよかった。 面白いじゃないかー。 これを読まず嫌いという。

    0
    投稿日: 2016.04.18
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    事件を深く知ると場合によっては加害者の方に心が傾く。 練馬署強行犯係のメンバーもなかなか魅了的で続編も気になる。

    0
    投稿日: 2016.03.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    新シリーズが短編でデビュー。 長編がいいなぁー。 と、 思いながらもドルチェに関しては短編でもありだったね。 主人公はおばちゃん!? 42歳の独身「魚住久江」さん。 誰かの死の謎を解くよりも、 誰かが生きていてくれることを重んじたいみたいな人。 ちょっと変わってる感じよね。 ・袋の金魚 魚住さんの池袋時代の同僚の金本健一さん。 池袋から本部へ引きあがった時は2人一緒だったんだって。 で、 池袋からきた金本と魚住で、 袋の金魚! 本田哲也さんのおやじギャグ炸裂! 金本さんは、 結婚してて家も買ったらしくってタバコは止めた。 ちょっと過去にやっちゃってるみたいですね、この2人。 今回は子供の溺死の話。 ちなみに、 現在は金本さんはほかの場所で、 魚住さんは練馬にいるんだそうです。 もち、 練馬で起きた事件ですね。 なかなかおもしろい事件。 魚住さんの年齢と恋愛がテーマになるみたいですね。 ゆえに、 ちょっと絡まった子供を中心にした事件でデビュー。 上手く作られたお話しなので安心して読めました! ・ドルチェ 表題のドルチェ! ・・・。 明日非番なのに事情聴取に駆り出されるなう。。。 ちょっと、 ハンカチが匂うと刑事のカンが働く! で、 知り合いの柚木さんの元へ! 依頼して、 ちょっと談笑と柚木さんに奥様のことを聞いたら変な反応。。。 それを、 金本に聞くとちょっと濁す。。。 問いただすと、 3年も前に離婚したって聞かされる! しかも、 離婚だけならまだしも再婚の予定まであると。。。 仲間外れか?! と、 ちょっとご立腹。 事件もだけど、 柚木の方が気になっちゃうわ! でも、 ちゃんとシンクロさせてるから読めるよ。 理性で分かってても、 感情がついていかないと壊れちゃう女の人って怖いわぁ。。。 ・バスストップ ドルチェと違ってこっちは男の子笑 ちょっとレズからイケメン峰岸君登場。 やがてホモの話に・・・。 つか、 里谷さんがいい味出すねぇー。 ・誰かのために 金本と峰岸かぁ。。。 つか、 サソリですよー。 怖いですねぇー。 もっと怖いのは、 魚住さんの正論でしょうな。 ・ブルードパラサイト アカンやつやな。 でも、 気持ちはわかってしまうのが困るなぁ。。。 「ドンナ ビアンカ」も調べるといいけど、 「ブルードパラサイト」も調べているといいよ。 まぁ、 読めばわかるんですけどね。 ・愛したのが百年目 単純に選び間違えただけってことですよね。 大人になっても、 子供のままのやつっているんですよ、仕方がないことなんですよ。。。 しっかし、 こうやって姫川さんみたいのが増えていくんですよねぇー。

    0
    投稿日: 2016.03.05
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    新・警察小説集第一弾。 元捜査一課の女刑事で、現在は所轄で強行犯係。 その実力を買われ、捜査一課復帰の声が掛かり続けているが、殺人事件を解決することより、生きている人と接することを選んだ主人公。 そんな彼女が遭遇する様々な事件と、様々な人間模様。 女刑事と聞くと、どうしても姫川シリーズが頭に浮かびますが、それとはまた違った人物。 きっと以前は姫川さんのようにバリバリ殺人事件を解決していたんだと思いますが、現在では所轄。 人が生きていることに喜びを感じ、加害者たちとも真っ直ぐ向き合う姿勢は、人間味が溢れていて魅力的に思いました。 事件ごとにわかれているので短編集みたいな感じで読みやすいです。 全部で6つの事件。 どれも日常に溢れていそうなことばかりで、とっつきやすいものばかりだと思います。 誉田さんの警察小説というと、ちょっとダークなイメージがありましたが、これはなんていうか人間らしい。 主人公が犯人に向けて言う言葉とか、優しさと強さがあって、いいなと思いました。

    0
    投稿日: 2016.02.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    かつては捜査一課に在籍し、今は練馬警察署強行犯捜査課に在籍する女刑事=魚住が主人公。こう書くとどうしても姫川と比較して読んでしまうが、微妙に違う。 そもそも大きな違いはこちらは一課ではないこと。 当然殺人事件は扱わないので比較的軽く身近な事件に当たることにある。ここがこの小説の根底にある部分で、作中でヒロインが言う、人が死んで捜査する一課より、事件に巻き込まれた人を助けられる可能性がある今の職場の方がいい、というセリフに全てが集約されている。 「ジウ」や「姫川シリーズ」は残酷な事件が多かったがこちらはそれが無い分、話も登場人物もずっと明るいトーンになっている。確かに事件もあるし、隠された犯行動機もあるものの、どれも小粒で短編にちょうどいい。 そして、魚住の(姫川に比べると)やや明るく軽いキャラも手伝って読みやすい作品集となった。

    0
    投稿日: 2015.12.03
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    まあ、流し読み。40才を超えた独身巡査部長という設定から見えてくる、ステレオタイプなのだが、退屈はしない。

    1
    投稿日: 2015.08.08
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    短編集とは思わなかったー。 割と読みやすく、でも基本路線は誉田節。 ストロベリーナイトシリーズの玲子さんが年齢を重ねたら、こんな感じになるんじゃないかしら。

    0
    投稿日: 2015.07.31
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    軽快な語り口と人死にのない事件。姫川とは違い、被害者に寄り添う女刑事の物語。それぞれの事件の動機が明らかになる瞬間がワクワクする。

    0
    投稿日: 2015.05.24
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    姫川玲子と違う女性刑事を描きたかったのかなと 感じます。 スリリングな展開はなく、小さな事件の解決ですが、 犯人を判明するより、その犯人の心情を掘り下げていく 行程はよかった。

    0
    投稿日: 2015.05.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    *元捜査一課の女刑事・魚住久江、42歳独身。ある理由から一課復帰を拒み、所轄を生きる、新・警察小説集* 「いつの頃からか、誰かの死の謎を解き明かすより、誰かが生きていてくれることに喜びを感じるようになったー」 と言う久江の心情に同感! どこででも起こり得る、身近な事件を集めた短編集。 謎解きよりも、その事件の背景や、捜査員も含めた人間の心情が丁寧に描かれているせいか、感情移入もしやすく、読後感も良い。 久江と峰岸君のその後も気になるところ。続編見たい!

    0
    投稿日: 2015.02.16
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    警察小説でありながら,軽い感じで読めてしまう.面白いが印象が薄い. 以下あらすじ(巻末より) 元捜査一課の女刑事・魚住久江、42歳独身。ある理由から一課復帰を拒み、所轄で十年。今は練馬署強行犯係に勤務する。その日、一人の父親から、子供が死亡し母親は行方不明との通報があった。翌日、母親と名乗る女性が出頭したが(「袋の金魚」)。女子大生が暴漢に襲われた。捜査線上には彼女と不倫関係の大学准教授の名も挙がり……(「ドルチェ」)。所轄を生きる、新・警察小説集第1弾。

    0
    投稿日: 2015.02.15
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    新シリーズ。 女性刑事が主人公ですが、姫川シリーズとは違ってライトな内容の短編集。 女性らしい繊細な感性で事件の意外な真相を解読するところがミソで、読みやすい作品でした。

    0
    投稿日: 2015.02.13
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    姫川シリーズほど過激な犯罪現場の様子はなく、 少し静かな刑事ものという印象はあるけど、 人の優しい気持ちが描かれていて私は好きなお話。

    0
    投稿日: 2015.01.24
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    禍々しい事件が起こって、暴力シーンも在ってというのではない、好い意味で「普通」な、「とある街の警察署で、事件と関係者を見詰める、或る女性刑事の物語」という「リアル!!」な感じだ… 本の題にもなっている『ドルチェ』は「6つの短篇」の中の1つの題でもある。事件関係者の女子大生が所属するサークルの名として使われるのだが…イタリア語で「甘い」という意味と「優しい」という意味が在るそうだ…作中の事件関係者の何人かは「優し過ぎた故に事件へ…」という印象も残している…そういう辺りが「読後の余韻」となるような気もする…

    0
    投稿日: 2015.01.22
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    亡くなった人ではなく、生きている人を救いたいという道をあえて選んだ主人公の物語。姫川シリーズに比べてソフトというか、浅いというか、物足りないというか。。。 これで読み物として成立してしまうのが なんとも残念。 脇役人は面白いんだけどなぁ。

    0
    投稿日: 2014.12.16
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    誉田哲也のドルチェを読みました。 アラフォーの女性刑事、魚住久江が主人公の警察小説でした。 姫川玲子の物語に比べるとソフトな事件が多く、どちらかというと日常の謎という雰囲気のミステリーでした。 事件が発生したときに見える情景と、調べていくうちに見えてくる隠された情景のギャップが面白い物語でした。

    1
    投稿日: 2014.12.14
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    誉田哲也さんの作品は重たい、と思っていて、ほとんど読んだことがなかったけれど、これはとても軽い。 「誰かの死を解き明かすことより、誰かが生きていてくれることに、喜びを感じるようになった」 読んでいてとても印象になったが、あとがきでも触れられていた。 【20141204読了】

    0
    投稿日: 2014.12.04
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    人と人との間に 女性警察官、刑事、42歳、独身。 彼女が担当するのは派手な事件ではない。 だが、それこそ警察の本質、核である。 小さな地味な事件を防ぎ、あるいは捜査する。 その積み重ねで「今」がある。 血の繋がらない子供のために女は逃げ、男は殺人を企む。 愛する者のために女は嘘をつき、男は黙る。 差別感丸出しの古い男。 劣等感のあまり他人を攻撃する男。 そこには市井の人々がいた。 性犯罪の卑劣さを理解していない男に主人公の魚住は言い放つ。 「......上から、圧倒的な力で押さえつけられる恐怖、屈辱.....そういったものも、少しはお分かりになりました?」 劣等感丸出しの男に魚住は語る。 「......綺麗事に、聞こえるかもしれない。でも社会って、人と人との共存って、集団が大きくても小さくても、同じなんだと思うよ。 働くってことは、誰かの役に立とうとすることなんだと思う。」 ババアの余計なお世話? いいや、ババアだからこそわかってくるのだ。 失敗も挫折もたくさん重ねて、それでも生きてきた。 生きていれば正しいことばかりではない。 大小、多寡はそれぞれであっても、間違ったこともしでかすだろう。 その経験の中から彼女は語る。 余計なお節介と言われるような踏み込んだ人がいるからこそ、人は間違いに気づける。 そして正せる。 なれるものなら、こんなババアになってみたいものだ。

    1
    投稿日: 2014.11.27
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    ごくごく日常の小さな事件を扱った警察小説。 地味だけど、安心して読める物語展開。 ただ、あっさりし過ぎてるような。 短編だから仕方ないのかな。

    0
    投稿日: 2014.11.23
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    「ドルチェ」という言葉の意味も知らないまま、本の帯には「ストロベリーナイト」著者の新シリーズ!とあったものだから、やっぱそっち傾向の主人公を期待して購入したんですが・・・ 元捜査一課の女刑事が一課復帰を拒み、所轄を生きる、新・警察小説集第1弾、とありました。 で、「ドルチェ」というのはイタリア語で、「甘い」とか「優しい」の意味だそうな。 誉田さんの小説に出てくる登場人物としては、主人公の名前からして少し地味すぎたの感。 ちなみに主人公の名前「久江」というのは、自分の母親と自分の妹の名前を足して2で割ったような名前なので、(全く個人的感想ですが)尚更でした。 (2014/11/13)

    0
    投稿日: 2014.11.20
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    日常に潜む法に抵触する行為。それは善悪とは別次元で裁かなくてはならない。 ショートストーリーで進む女性警察小説だが、

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    投稿日: 2014.11.11
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    ストロベリーナイトシリーズ第二弾?? ドラマ久しぶりにみちゃって魚住さんのなんだかもてて困ってます的な立ち位置苦手だなと勝手に先入観できちゃってたけど、竹内結子のせいだった笑 もう一回読んでちゃんとレビューする

    0
    投稿日: 2014.11.09
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    女性刑事の魚住久江が主人公で、6編からなる短編集。 凶悪犯事件とは違い、傷害事件や、交通事故、わいせつ事件等の身近に起こり得る事件の話。 ハラハラドキドキ感はほとんどない。 魚住刑事の些細な引っかかりや違和感が、やがては事件解明へと導き 、人間の本質というか、心の中を読み取って、事件を解決して行く。 タイトルの「ドルチェ」には、甘いとか優しいとかの意味があるそうだ。 魚住刑事の真髄を表しているのかと思うと頷ける。

    1
    投稿日: 2014.11.03
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    練馬署強行犯係に勤務する元捜査一課の女刑事魚住久江。「誰かの死の謎を解き明かすより、誰かが生きていてくれることに、喜びを感じる」という理由で現在の職を選んでいる。 その性格から慕う部下や、内定を辞退して警察職を希望する女子大生が登場するなど、彼女の醸し出すオーラが作品に温かさを生み出している。 所轄署ならではの小さな事件が舞台背景だが、人の思いと繋がりを大きく感じる警察小節である。

    0
    投稿日: 2014.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    軽めな方の誉田哲也(笑)。 連ドラ宣伝記事のせいで主人公の脳内イメージが松下由紀になってしまったことが残念だが(良い女優さんとは思うが好きでないため)……、 おハナシは、どれも面白かった。 まだ始まったばかりのシリーズもの。 今後の展開には、期待大。 ★3つ、7ポイント半。 2014.10.06.了。

    0
    投稿日: 2014.10.09
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    著者お得意の女性刑事が主役、連続短編小説 著者にしてはインパクトもドロドロしさも不快感もなく 何となく淡々と進んでしまう。。 ブレークした作品の姫川玲子シリーズも短編集の「シンメトリー」もハズした感があったのを思い出した。

    2
    投稿日: 2014.10.08
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    練馬署強行犯係、魚住久江 42歳 主人公の短編 警察物語。 今までの、警察小説は、殺人が、行われるのが、常であるのに、この小説を、主にしているところは、生者のための刑事としてが、描かれている。 捜査1課だと、人が殺されてからの捜査になる。 だから、誰かが死ぬ前の事件にかかわる仕事をしたいと、警視庁本部への復帰を断り、任務に遂行する主人公。 独身であり、何か不器用な女巡査部長。 6話の話。 小説新潮 2006年~2010年に、掲載されたものだが、凶悪的な物が、無くて、ほっこりと、読めてしまえる警察小説であった。

    0
    投稿日: 2014.09.21
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    グロくない、刑事小説。 最近、エブに潜伏してばかりで、恋愛脳になっていたので、リハビリがわりに読んでみたら、サクサクいけて読了後も重くなかったです。 次作、期待してます。

    0
    投稿日: 2014.09.06
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    姫川シリーズの誉田作品ということで手にとってみた…でも姫川シリーズの先入観で読むと目からウロコ。 誰かが死ぬ前に事件に係わることが出来る、だから所轄が良い。それが主人公魚住女史の選んだ道。 いわゆるスタンダードな警察モノ(殺人が起こって云々)とは違う、でも確かにそういう刑事さんがいても良い。 事件も確かにこんなことがある…かもしれない、と思わせる、どこか日常に寄り添っている感じ。 物語のその後を読者の想像に任せるような終わり方なので好き嫌いは別れるかも? 個人的には続編に期待。

    0
    投稿日: 2014.09.01
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    姫川玲子さんのシリーズより、普通の警察官が主人公という感じ。事件や内容は姫川さんが扱ってもいいかな、、女刑事ものとして、グロい・グロクない以外にも違いが欲しいな。

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    投稿日: 2014.08.25
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    20140824普通のストーリー。 姫川シリーズとかぶる? たいしたストーリーもなくただ無難なだけ。

    0
    投稿日: 2014.08.24
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    女刑事を書かせるとうまい誉田さん。姫川シリーズも面白いけど、こちらはもう少し年上の女性刑事のお話し。女性ならではの悩みなんかも描かれていて、楽しめる。

    0
    投稿日: 2014.08.12
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    感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201407/article_8.html

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    投稿日: 2014.07.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    結構良かった。刑事ものというと何かと捜査一課がフィーチャーされがちだけど、事件ってそれだけじゃないんだろうな。強行犯係、魚住久江の事件解決方法が結構イイ。かっこいいとは言い難いけど、こんな人の気持ちが分かる刑事さんがいても良いのでは。身近にいる刑事さんって感じ。 ほかの方も書かれてるとおり、姫川玲子シリーズに比べると派手さはないし、短編集なのでちょっとあっさりしてるけど、これはこれで好き。

    0
    投稿日: 2014.07.23
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    2014/7/21読了。 本屋さんで、ベストセラーの棚にあったので、購入。 同じ作者の「ストロベリーナイト」がトラウマになるほど恐ろしかったので、少し躊躇したけれど、続く「インビジブルレイン」は面白く読めたので、これはどうかな?と興味本位もあって。 結果… 読みやすいけど、「面白かった〜!」というほどでもなく。。。 凶悪な事件も、派手な逮捕劇もなく、どちらかと言うと、主人公のアラフォーの女刑事ならではの、細やかな事件への対応を描いていく…という「短編連作小説」。 一つ一つの話が短いので、その後、どうなったんだろ〜?みたいな、物足りなさが堆積していってしまう感じがする。 この、「あとはご想像にお任せします」と、突き放したところがいいのかもしれないけれど、私にはやはりスッキリしない印象だけが残ってしまう。

    3
    投稿日: 2014.07.21
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    あたかも、連続テレビドラマを見たような読後感。 あまり派手な凶悪な事件もなく、日常の連続の中で起きており、登場する刑事もヒーロー、ヒロインタイプではなく、何よりも主人公は42歳の女刑事!今までにない、警察小説といえる。 シリーズとなっているようなので、次回作もぜひ読みたい。 きっと、テレビドラマとなると思うし、主人公を演じるのは誰か、いろいろ想像するのも読後も楽しみ。

    3
    投稿日: 2014.07.15
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    誉田哲也さんの本はいつも面白いと素直に思える。 ストロベリーナイトシリーズのような派手さではなく、ジウシリーズのような怒りや悲しみでもなく、また別な主人公が現れた。 穏やかな暖かみを感じる。

    0
    投稿日: 2014.07.13
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    警察物なのですが、読みやすいです 刑事魚住久江さんに好感がもてます バリバリの刑事という感じでなく自然体で、事件もそれほど重くなく、物足りないと言えばそうなのですが、共感できるものでした 次回作が楽しみです

    0
    投稿日: 2014.06.23
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    魚住久江というキャラが読んでいて自然体な大人の女性という感じがして好きでした。事件はどれも凶悪ではないけれど、ずしりとくるものばかり。人の気持ちにどこか寄り添いながらも、人が罪を重ねないような方法を考える姿勢はよかった。ストロベリーナイトは映像でのイメージしかないけれど、こちらの作品(シリーズ)の方が好きでした。続編を早く読みたい。

    0
    投稿日: 2014.06.22
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    40代独身・女刑事魚住。 一般的な警察小説とは違い、殺人事件が一切ない短編小説。身の回り手起きている事件が中心で、グッとのめり込む瞬間は無いが人情味溢れた作品。次回作が楽しみ。恋愛をテーマにした恋愛捜査。魚住頑張れ!

    0
    投稿日: 2014.06.18
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    強行犯係の女性刑事の話。 死体ありきの捜査一課とは違った感情で向き合う久江がかっこよかった。 グロさもなく重すぎず。

    0
    投稿日: 2014.06.15
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    警視庁練馬署強行犯係の40代女性刑事、魚住久江が主人公のシリーズ第一作。 誉田さんで女性刑事と言えば、やはり姫川シリーズですね。 シリーズとしてどう書き分けているんだろう?と思いながら読んでみたけど、 まさに魚住と姫川の人柄の差がそのまま物語に反映されていた。 姫川好きならこちらは物足りないと言う人もいるかも。 個人的にはそれぞれの違いが楽しめて良かったかな。 本庁の捜査一課での捜査経験もあり、時々復帰要請もあるのに、所轄署の 強行犯係にこだわり続けている魚住。 人の死があって始まる捜査より、たとえ事件が起きてもまだ人が死ぬ前の 捜査の方に関わっていたいと願っており、10歳ほど若く「このヤマ絶対 とるわよ!」と意気込んで殺人事件の捜査にあたる姫川とは異なる。 (決して姫川の方に無いというわけではないが、)こちらの物語の方が 全体的に人情味がある感じ。 6つの短編の中では『バスストップ』が一番お気に入り。 この先、独身ミドルの主人公に恋バナもあるのかな? ちょっと期待できるのかな?と思える箇所がちらほらあるので そっち方面の展開にも期待です。

    3
    投稿日: 2014.06.13
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    誉田哲也の警察小説。 元捜査一課の女刑事:魚住久江、42歳独身。捜査一課への復帰を拒み、所轄にこだわり十年。その女性刑事の所轄での活躍を描いた短編集です。 ストロベリーナイトシリーズより軽いのですが・・・これはこれで楽しいです・・・ってか、すっごく楽しい作品でした(^_^;) 続編が早く文庫化される事を期待します。

    0
    投稿日: 2014.06.11
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    人が、自分のためだけに出せる力なんて、ちっぽけなもの。 自分以外の誰かのために頑張れば、 きっと変われるはず・・・

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    投稿日: 2014.06.08
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    軽い凶悪でない警察小説。 どの事件もただの殺人とかじゃないところがいい。 人が人を大切に思うところから発生する事件などがメイン。 続きが気になるなぁ!

    0
    投稿日: 2014.06.08
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    面白かったけど、短編集ってこともあり、グイグイ引き込まれるような事はない。刑事物だけど、殺人ものではないし、気軽に読める感じの本。 続編が長編のようなので読んで見ようかと思う。

    0
    投稿日: 2014.06.02
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    他の作品に比べれば、凶悪犯罪が出てくるわけでも顔をしかめたくなる殺され方をするわけでもない。 でも、すごくいい感じ。

    0
    投稿日: 2014.06.02
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    所轄の女性刑事・魚住久江を主人公にした連作短編集。 どうしても対比してしまうのが、姫川玲子である。本作は『ストロベリーナイト』に代表される姫川シリーズに比べると派手な事件が起こる訳では無く、主人公の魚住もアマゾネス・タイプの女性刑事ではない。描かれるのは、どれも日常的にあり得るような事件で、魚住が事件関係者の背景を暴き、事件の真相に辿り着く過程が、じっくりと描かれている。事件の真相に結び付く伏線も散りばめられているが、少し強引というか、あからさまなように思った。ミステリー視点より、普通の所轄刑事の警察小説という視点で読んだ方が良いのかも知れない。 『袋の金魚』『ドルチェ』『バスストップ』『誰のために』『ブルードパラサイト』『愛したのが百年目』の六編を収録。文庫化にあたっては、改稿されているようだ。 好みでは、姫川シリーズだな。

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    投稿日: 2014.05.31