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あなたの人生、片づけます
あなたの人生、片づけます
垣谷美雨/双葉社
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総合評価

351件)
4.0
94
155
78
3
1
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    十萬里という中年女性が、それぞれ問題を抱えた家の片付けをアドバイスする短編集(全4話)。 ちょうど祖母の遺品整理の真っ最中なので、共感できることが多く、とても面白かった。 どれだけ値打ちのあるものでも、使わなければただのゴミだし、誰も要らないのであれば思い切って捨ててしまうのが正解。 頭ではわかっていても、いざ捨てるとなるとどうしても躊躇してしまうんですよね…。 でも、読んでいて「捨てる罪悪感」から少し解放された気がして、しっかり片付けようと思えました。

    16
    投稿日: 2025.11.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    超身近なところだけをもとにした、まったく個人的な見解だけれども、片付けが苦手な人は「なにかを諦める」判断が苦手な人だと思っている。 人生では消極的な選択もたくさんあるんだけど、それを自ら選択したと思っていないケースも多いんじゃないかと、勝手に思っている。 たとえば、「転職しようと思ったけどしなかった」のは、「今の会社に残る」という選択をしているはずなんだけど、「転職という選択をしなかった」とだけ思っている、みたいな。 不本意だろうがなんだろうが、全部自分で選んだんだと、飲み込んで生きていくしかないじゃん、腹くくってさ、と思うんだけど、ついそれを口に出すと、「強いねぇ」と言われて終わったりする。 強い、というより、私はただ、延々と保留を積み重ねている状態が苦手なだけなんだけど。 とはいえ、なにかを判断するというのは、結構負荷がかかるもので、最近、実家の母がランチをなににするかみたいな些細なこともこっちに判断を投げてくるのもきっと判断が疲れるからなんだろうと思う。だから優しくできるわけでもなく、こっちに判断の労力押し付けてくるなという気持ちも湧いて出る。 見て見ぬふりをしたいところ、自分であきらめがつかないところを、どうにか整理していくには、片付けコンサルタントみたいなまったく外部からざっくり介入するのがよいんだろうなと思う。 介護だって、外の手を借りろって言うしね。 片付けの物語だけれども、こじれまくった関係性をどう整理するかという話。 そして、だれもが「ちゃんと判断してない」結果が、家の問題として表れている、という話。 どの話にもも、自分で気づくしかないよね、という示唆が散りばめられている。 まぁ、気づかせるための片付け屋・大庭十萬里のあえて無神経な図々しさみたいなところはあるけれども、それもひとつの荒療治。 4編の物語のうち2つは実家の片付けの話。物語のなかとはいえ、(親が)めっちゃ言いそう!絶対こういうのある!という感じで、こう……自分の実家・義実家の片付につい思いを馳せてしまった。

    1
    投稿日: 2025.11.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    垣谷作品2冊目。 片づかないのにはちゃんと理由があるんだよね。 それを無視して表面的に片づけたところで結局は元の木阿弥。 十萬里は単に片づけ方を教えるのではなく、原因を本人に気づかせて、自分で片づけたくなるように持っていく。 主人公たちはそれぞれ抱えているものがあるけど、それを手放していくさまが気持ちよかった。 個人的にはケース1が一番すっきりしたな♪ 将来のない関係を清算し、いいように使われてる同僚の誘いをきちんと断り… 私が十萬里さんに見てもらったらどんなことに気づかされるのかなぁ。

    1
    投稿日: 2025.11.06
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    片付けたい気持ちが疼く本。本書は片付けのできない人たちのもとに、片付けのプロが訪れて指導をしていく、連続短編小説。片付けができない人たちには、それができない人生上の問題があって、その問題自体を片付けていくところが、読んでいて実に気持ちが良かった。私自身も家に1点の不用品もない、人生に1点の迷いもない、などとは言い切れない。本書を読みながら、手持ちの服を見直し、少しながら手放す段取りがついた。

    1
    投稿日: 2025.10.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    部屋が片づけられない、という話は、職業柄よく聞く話なのだが、その背景はよく分からない。片づけ屋・大庭十萬里さんみたいな人が、実際に、何人もいてくれたらいいのに、と思った。 最後の、子どもを亡くした人の話が、いちばん心に残った。

    1
    投稿日: 2025.10.20
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    最近、家の中が荒れがちだったのと、就活のテレビ番組を見たのがきっかけで選んだ積読本。 読んでいくと、わたしこれ読むの2回目だった! 途中から読んだことあるかも、と思いつつ読み進めるも、ほぼ忘れてる… でも読み終わって、とても意欲が湧いて、元気になれた。部屋をキレイにしたい、活き活きと生活していきたい、と思った。 この本は、ずっと手元に置いておきたい。 「十萬里さんが実際にいないのは残念だけれど、大丈夫。私たちにとっての十萬里さん、それが本書なのである。」 解説文の、まさにこれでした。

    1
    投稿日: 2025.10.16
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    読みやすく、サクッと読んでしまった そこまで部屋が荒れているわけではないが、掃除や片付けをする意欲が湧いてきた

    1
    投稿日: 2025.10.07
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    両親の遺品整理が進まずこの本を読んでみました。耳のいたいことだらけでまず引きだしひとつからかたずけます。心にわだかまりがあるのをまず捨てたいです‼️

    0
    投稿日: 2025.10.04
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    家の中の全てのものを捨てたい衝動に駆られた 片付けはただ物を掃除することではなく、人生そのものを整えることだと学んだ 掃除を通して、整えるを知れた本だった

    0
    投稿日: 2025.09.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この作家さんの作品は3冊目 高齢化社会・おひとり様生活・・・現代の生活の中でよく問題になる「家の片づけ」 部屋がきれいになっている基準は、本当に人によって差があって、 一緒に住んでいる家族でさえ 感覚は違うと思う。 それでも 足の踏み場もないような部屋に溜まる物や匂いは 誰もが(どうにかしなくちゃ)と思うはずだ。 1つ目の依頼先は 汚部屋に一人暮らしの三十路女性 春花 そんな部屋に訪れるのが「片づけ屋の大庭十萬里」 急に訪れた両親が部屋の惨状を見て 大庭に依頼したのだ。 「部屋を片付けられない人間は、心に問題がある」という大庭の理念のもと 様々な片づけの助言が繰り広げられていく。 大庭の助言は ちょっとずつ読んでいる自分に自問自答させて 気合を入れてくれる 汚部屋だけでなく、子どもが気にかけている一人暮らしの親、田舎の大きな家で子どもや孫の訪れを待つ母、子どもを失くして何も手につかない親・・・ それぞれの心の問題に寄り添い、無理強いではなく気づかせていく 少し涼しくなったこの頃 重い腰をあげて 一緒に年末までに片づけましょうか。

    0
    投稿日: 2025.09.24
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    びっくり、2016年の本でした。 義父の好きな垣谷美雨さん。勧められて前情報なしで読んだけど、10年近く前の本とは思えない、キャッチーさはなんだろう。 そう、掃除がされてるかって心の状態によるよね…。部屋の乱れは心の乱れとはよく言ったものです。 心の乱れの原因を探る事件簿、面白かったです! これを読んでる最中に使ってないものをメルカリ出品しました(笑) 部屋が汚くなってきたら思い出そうと思います。

    8
    投稿日: 2025.09.24
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    面白かったです。 これは、どこかで書評を読んで、図書館にリクエストしたのだと思います。 「あなたの人生、片づけます」 母が昔から片づけられない人です。 実家は、子どもの頃からゴミ屋敷。 大学から1人暮らしになり、必要の無いものは買わないようにして、ケチケチ暮らして来ました。 里帰り出産をした時に、実家を片づけ… 子どもが小さい頃は夏休みに帰省して片づけ… 実家が新築して引越しだ時には、古い家から必要な物だけを持って来て暮らしていたので、キレイでしたが、だんだん物は溜まりました。 実家に行く度に、食品を中心に片づけますが、全く彼女は片づけが出来ません。 なんで、母は、片づけられないのかな?と、思いますが… 「部屋を片づけられない人間は、心に問題がある」と考えている片づけ屋・大庭十萬里さんに、是非、指導をしてもらいたい。 でも、うちの母では、仕事を受けてもらえないかも…多分、彼女の場合、物心ついた時から片づけられなかったのでは?と推測されるから…。 この本に出てくる心に問題をかかえた4人は、大庭十萬里さんに、お部屋も心も片づけてもらいます。 それはもう、心が軽くなりますし、幸せな未来がやって来そうです。 ・社内不倫や友人関係に悩むOL ・妻に先立たれて職人さんと、その娘が抱える家族問題 ・子どもが都会に出て行って寂しく暮らす資産家の老女。娘や息子の家庭問題に思いを馳せることも出来ずにいたが…。 ・息子に先立たれて、悲しみのあまり家事を全く出来なくなり、生きてる娘たちも不幸にする主婦 どれも、心に響くお話でした。

    9
    投稿日: 2025.09.14
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    私は素直じゃないから片付けようという気持ちにはならないし、捨てることだけが正解なのかと思う部分もあった。 だけど、ただ片付けるだけじゃなくて、その背景を自分で気づかせて進み始めることが楽しく読めた。

    0
    投稿日: 2025.08.20
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     好きな本だ。掃除ができないことには原因があり、問題に寄り添い、気づかせる。部屋の環境だけでなく、人生を良いものにしてくれる物語。  汚部屋になるには理由があり、原因を解決していく物語。人間は完璧でなくても良いよと肯定してくれる気持ちになる。  最後の一部屋だけ綺麗な主婦の話は一番印象に残った。悲しみを乗り越えたり、忘れることが正しいと思っていた。人によって、忘れずに永遠に共有することが救いになることを初めて知った。  この話は掃除の視点から人に寄り添っている。自分も人に寄り添える視点を多く増やしたいと思った

    13
    投稿日: 2025.08.15
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    オーディブルにて。 同じ著者の「あきらめません!」がとても面白かったので2作目。こちらはまあ普通だった。 こんまり先生大好きな私には、この方の片付けには不満。

    1
    投稿日: 2025.08.14
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    片付け屋・大庭十萬里が顧客の人生も整理していく短編集。 「片付けられないのは心に問題がある」と言い、顧客の片付けられない理由を探り解決策を見つけていくストーリーで、読後のスッキリ感がたまらない。 清潔な部屋で充分な栄養と睡眠をとる暮らしをすることは基本的なことだけれど、健康な精神があって初めてできることだと思った。

    2
    投稿日: 2025.08.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【あらすじ】 片付け屋で有名な大庭十萬里が携わった「清算」「木魚堂」「豪商の館」「きれいすぎる部屋」の4ケースの話。 ・「清算」 生命保険会社に勤める32歳独身の永沢春花は汚部屋に住んでおり、41歳の既婚者悟史と不倫している。悟史が本気で離婚する気がなく他の社員にも手を出していることを知り、十萬里の助言もあり、悟史と別れ、同僚で子守を押し付ける同僚の綾子とも距離をとり断捨離にも目覚め始める。 ・「木魚堂」 妻美津子に先立たれた木魚職人の国友展蔵は家事能力0で、娘で小学校教師の風味子が手伝いに来ている。風味子の息子春翔は高校一年で不登校になってしまったが、夏休みを利用して展蔵の家に泊まりに来る。十萬里の助言もあり、風味子は手伝いに来るのを辞め、展蔵は春翔や染物屋のエミと協力して家事や遺品整理をおこなっていく。 ・「豪商の館」 78歳の三枝泳子には都会のマンションで暮らす英樹と睦美という家族持ちの子供がいるがほとんど会っていない。睦美の息子知也に、睦美は帝国ドリンクの部長を辞めて義母の介護をしていること、英樹は子会社に出向になり畑違いに苦労していることを聞き、十萬里の助言も受けて生前整理を始める。 ・「きれいすぎる部屋」 最愛の息子祐介を交通事故で喪って以来、祐介の部屋の片付け以外の家事を放棄した池田麻実子には、高校生の娘沙耶加と中学生の娘菜々美がいる。十萬里の助言で、祐介と一緒に亡くなった竹田勇樹と森村太郎の母親達と会うようになり、息子の死を受け入れ、夫や娘達との関係も修復していく。 【感想】 垣谷美雨さんの作品に出てくる登場人物はなんだかんだ素直で最終的にはハッピーエンドになるが、現実の断捨離はなかなか難しい。家族構成や家の規模、物の多さや価値観がバラバラで「片付け」の正解も人それぞれ。 片付けられない人に読んで欲しい本なのに片付けられない人は読もうとしないし受け入れない。まずは自分だけでも。

    0
    投稿日: 2025.07.27
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    片付け屋・大庭十萬里が片付けられない人々を救う! お部屋ごとの短編になってる。 それぞれ、家族が十萬里に依頼。当のご本人は大迷惑! そんな中、一貫した態度で解決していく…かっこいい。そして、いつの間にか『大迷惑』が『感謝』に変化していく。 とにかく、『解決』が気持ちよく爽快です^ ^

    0
    投稿日: 2025.07.21
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    楽しかった。読んでいるうちに片付けたくなる本。指南書よりも効果的な気がする。部屋は自分の心を映す鏡、と言われるがそれがストーリーとしてぐっと心にくるので読みやすかった。最初は非難的だけど最後には自ら変化していくのでその過程がなんだかスッキリした。最後の章では大庭視点で描かれているので、それまでの章を大庭さんはこう思っていたのかな、と思い出せるのでより楽しめました。物が多い両親に是非とも読んでもらいたいのと、今まで非難していた自分を反省しました。

    0
    投稿日: 2025.07.17
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    私の義両親の家にも来てくれないかしら?捨てられない人達だからなぁ。 この作者が描くように、片付けられない人が、片付けようと上手く考えが変えられれば良いのにね。

    0
    投稿日: 2025.07.08
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    十萬里さんのものの言い方とかキャラが少し厚かましく感じてしまい、こういう人がアドバイザーとして来ても、自分は素直に受け入れられないかもしれません…。 こんまりさんの片づけメソッドは好きなのですが。 4編目の話は少し重たくて、お母さんの立場を考えるとああなってしまっても無理はないなと思いました。 片づけを通して気持ちが前向きになれるのは良いですね。

    0
    投稿日: 2025.06.28
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    垣谷美雨のあなたの人生、片づけますを読んだ。 主人公は片付けで有名な女性。 片付けの作業をすることより、片付けられるように変えていく。 四つの色々なケースが描かれていて面白かった。 特に三つ目は、良くあるケースだと思う。 ゴミ屋敷ではなく、普通に綺麗なのだが捨てられない。 私の嫁さんも子供が小さいときの破れた運動着などを大きな袋に入れて部屋の奥に積み重ねてあり、嫁さんが入院したときに捨て始めたら子供が嫁さんにチクってストップが掛かった。 道路向かいの両親の家の台所の要らない物を捨てようと庭に出したら母親がそれを拾ってきた事もあった。 親が年取って心配なので同居来て欲しいと言われ、親の家に来てみたら、至る所に即席の棚が吊ってあり、要らない物が山になっていた。 二階の私の使っていた部屋は回転式にドレッサーがとタンスが二棹置かれていた。 両親の部屋は、8帖だがタンスに囲まれ4.5帖の広さになっていた。 台所の天袋には結婚式の引き出物が詰まっていた。 床下収納にはケチャップなどあったのだが色が茶色になっていた。 味見をしたらソースになっていた。 流石に、捨ててしまった。 それからは捨てに捨てた。 父親にそれは俺が死んでから捨ててくれとも言われた。 父親の二階の私の寝室は12帖あるがベッドしかない。 余った空間に孫のプラレールが敷き詰められています。 事務所がある新しい家は場所が余っているので息子と同居したが、息子夫婦は、ふたりとも片付けられない。 二階の息子たちのスペースは足の踏み場もなく、段々私達の空間まで侵食されてきた。 大事なものは無くならないように事務所に持ってくる始末だ。 最後は、去年家を建てて出ていったのだが、新築で引っ越したら活躍するはずのルンバ型の掃除機は永遠に活躍しそうもない。 残していったものは私が一人ですべて焼却場に持っていった。 まだ息子たちの荷物も残っている。 小説は面白いのでドラマになって欲しい。

    20
    投稿日: 2025.06.26
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    垣谷美雨さんの小説は何冊か読みましたが、私はいつも元気をもらっています。 今回は4人の人生でしたが、片付屋の主人公が実際片付けるでもなく、どうしてそういう片付けられない状態になったのかを本人に理解させ、どうすればその状態から抜け出せるかを巧みに誘導していきます。 結局は自分の弱さが招いたことだったり。。。 私も指摘されるのちょっと怖いので、本書を参考に断捨離していこうと思うのでした。 そしてこの積読が何より手強いかも (笑 )

    13
    投稿日: 2025.06.19
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    とっても面白かったです!自室の掃除をしたくなりました。お部屋の状態は心の状態と言いますが、本当にその通りだと改めて感じました。今の自分に必要なものだけに囲まれて生きていく事が、健康的な心身や自尊心を作っていくのだと思いました。

    3
    投稿日: 2025.06.11
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    『あなたの片付け手伝います。』部屋だけでなく、人生も片付けてくれるという大庭十萬里が主人公。 部屋を片付けられない人間は心に問題があると考え、原因を探っていく。 年寄りの家の片付けは、今問題に感じている人も多いでしょう。断捨離が出来ず、実家の片付けに苦労している人は多いのではないでしょうか。

    1
    投稿日: 2025.06.08
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    自分と似た「ケース」があり涙が、、読み終わったあとはさあ、片付けるか!という爽やかな気持ちに。 役立つお掃除術も載っており、リサイクルできるものと出来ないものなど初めて知ることもあった。

    4
    投稿日: 2025.05.21
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    面白かった〜 垣谷さんの本、とにかく読後感が良くて一気に読んじゃうんだよな テーマが身近なのに展開がハラハラさせられるんたよな、いつも

    1
    投稿日: 2025.05.05
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    2013年出版。物理的な「お掃除」よりも、汚れを放置する人の心に関心の強い主人公。散らかった家の改善と云う結果はむしろ副作用の如く、対象者の心の改善を成していく…。面白い設定なんだけど、各話が存外に重い。読んでいて辛くなる。言葉や行を飛ばしたページも有った。4つのケースの物語で、最後が一番重くて、だけど暖かいと云う…。この「暖かい」に読後感としては救われたけど。

    0
    投稿日: 2025.04.13
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    大庭十萬里さんが一人一人向き合って、状況に応じて対処していく様が心に響いていき片付けが出来るようになる。私も年齢を重ねる中で必要のない物は捨てよう。すぐに捨てよう。

    0
    投稿日: 2025.03.23
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    コロナ禍以降、友人を家に招くことがなくなり、絶賛反抗期の子ども達の部屋は散らかる一方。 私はといえば、最近の現実逃避は専ら読書。 そんなわけで家の掃除が滞りつつあるのに、猫まで飼い始め… 汚部屋に近づく我が家、どうにかしなければ! と思っていたら同僚が貸してくれたこの本。 「あなたのぜい肉、落とします」の小萬里さんの姉である十萬里が、部屋だけでなく人生までも見つめ直す指南役をする物語。 「あなたのぜい肉…」もダイエットより人生を見つめ直すことでぜい肉が落ちてゆくという展開。 こちらも「部屋を片付けられない人間は、心に問題がある」と説く。 でも…この本に出てくる人物達が自分の問題に気づけなかったり問題視できないように、なかなか自身を客観視するのは難しい。 気づいている家族がしきりに忠告していても、自分の正しさを疑うことがいかに難しいか… そしてハッキリ伝えてくれる他人さえも、疎ましいと拒絶してしまう。 寂しさや悲しみを抱えているのに、誰かに共感してもらうことができずに一人で抱えてしまうことは、想像以上に危険なことなのかもしれない。 やっぱり、美味しいものを食べながら誰かに話を聴いてもらうということはものすごく大切なことだと改めて思う。 今日もせっかくのお休みだ!とちょこっと掃除しただけで、友達とランチに行ってしまった。 でも、ちょこっとだけでも掃除できたからよしとしよう。 まずは心のお掃除が大切だもの〜

    37
    投稿日: 2025.03.18
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    爽快! 汚部屋や断捨離できない理由は「掃除が苦手だから」だけではないということ。 根本の問題解決をすれば自然と家も片付く!

    1
    投稿日: 2025.02.27
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    色々な片付けられない人たちの人生模様をのぞかせてもらった。読み終わった後は私も今日は片付けてみようかな。そんなふうに思わせてくれる作品でした。

    0
    投稿日: 2025.02.08
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    大庭十萬里さんが最高です。部屋が散らかったり物が捨てられないのにはわけがある、とその原因を解決していく過程が素晴らしいです。

    1
    投稿日: 2025.02.08
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    読み終わった今、私はすんごいニヤニヤしちゃってる。十萬里師匠〜!って気持ち。 十萬里さん、ほんとにどこかにいたりしませんか? 語りたい! 人生と片付けについて語りたいよ! そして、ご依頼料はいくらか存じませんが、うちのダンナにぜひ対面してほしい! モノが棚からはみ出してなきゃ「片付いてる」と言い張り、本が増えたら本棚を増やせばいいし、服が増えたらギュッとすればいいと思ってるんだから。 それは片付いてるんじゃねぇ、ただ「収まってるだけ」って言うんですよ〜。 十萬里さんが従来の片付指南者と違うのは、片付けの技術じゃなくて思考を変えること。捨てるマインドとかじゃなく、今までの生き方を振り返り、これからの暮らしを変えようと思わせてくれること。 自分の心が納得して「捨てたい」「変わりたい」と思うから、自然と執着しなくて良いものは手放せるようになっていく。 不倫の彼氏との関係(見ようによっては会社の同期との関係も?)、亡き妻の思い出、本家を守ってきた嫁としての矜持、子供を亡くした心の痛み。 みんなそれぞれとんでもなく重いものを手放してた。 私にはそんな重たい荷物はないけど、なんか、身軽になりたくなってきたな。 ああでもあまりやりすぎると、究極的には、仕事とか家族も放り出したくなりそうだから、ホドホドに⋯

    0
    投稿日: 2025.02.03
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    面白かった! 自分も断捨離したくなる。たしかに食器も服も本とか書類とかもずっと使ってないから捨てるべきなんだよな〜と思いつつ

    0
    投稿日: 2025.01.28
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    「気付かせる」ということは、とても難しいけれど、そうしないと人は変わることはできないんだと思う。 十萬里さんは、なにか特別なことをしたり、格言を残したりするわけじゃ無いけれど 「気付かせる」ことが上手なんだなと思った。 誰かに言われた言葉にすぐに納得ができなくても 何度も何度も頭の中でぐるぐる反芻しながら 飲み込んでいくことで、折り合いをつけていくことができるかもしれない。 言うときも、言われるときもそのことを意識しておければと思った。

    0
    投稿日: 2025.01.26
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    心と片付け。 切り離せない問題。 私も片付けが得意では無く、そして今まさに母がやり残した終活をしている。 いつか使うかもの、いつかは来ない。 使わない物を溜め込む事は、子供達を不幸にする。 分かっていても中々難しい。 この本が本当に身に沁みた。 物への執着は醜い。 もう既に大切な物は全部持っている。 買い物はやめよう。 そして、スッキリした暮らしをしよう。 そう思える本だった。

    2
    投稿日: 2025.01.25
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    本の片付けをしていたら出てきた一冊。 読んだ気がしていたが、読み始めたら初めてだった。(もしかしたら忘れていただけかも(^-^;) 本やCDなどがなかなか処分できない私には、十萬里さんの言葉がぐさぐさと刺さり(笑) 片付けられないそれぞれの登場人物の背景。 愛着と執着の違いが処分の分かれ目なのかなと思ったり。 それぞれが片付けられて前に進んでいく姿に心が明るくなりました。  私も片付けへの気持ちが前向きになった気がします(でも本の処分は難しい。。)

    7
    投稿日: 2025.01.23
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    ちょうど、服を捨てたいと思った時に題名に惹かれて買った。 今年こそ、片付けたい。 毎年、自分の服の多さに嫌気がさす。 これが片付けば何か心が変わるのではなかろうか。 それぞれのお話の中の人はやはりみんな心も整理されていた。 部屋の乱れは心の乱れ。 片付けたくなった

    0
    投稿日: 2025.01.14
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    2024.11.17 ゴミ屋敷で生活している人、一見すっきりとして見えるが実はモノに溢れて生活している人のお家に片付けのプロが行く話。 新しいものをつい買ってしまったり壊れていないからと捨てられな買ったりする気持ちもわかる〜。 家が片付けられない人は心に問題があるというけど、心も整理されている様子がすっきりした。

    1
    投稿日: 2024.11.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あなたの人生、片づけます この物語はお掃除屋の大庭十萬里が依頼されたお宅にお邪魔して、その人のバックグラウンドを読み取りお悩みを解決するお話。個人的にはケース2が好きかな。 よく部屋の乱れは心の乱れと言うが、それは1つの指標であって、一見綺麗なお部屋でも心は散乱してるストーリーがあって感慨深かった。色々と抱え込んでても溢れかえっちゃって散らかるだけだから、周りに頼りつつ心の整理もしていこうと思える本だった。

    2
    投稿日: 2024.11.12
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    最後の章を読み始めてハッとした 十萬里の一人称なのだ これまでは、片付けられないクライアント側の視点だったからだ しかし、これが一番よかったと思う。 他の章も全て十萬里視点で書けばシリーズものになったかも。

    1
    投稿日: 2024.10.22
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    部屋を片付けることは単に作業的なことではなく、自分の心に関連づけられる物事や環境、人間関係にまで影響を及ぼす行為であると感じた。 中学校の先生が、「清掃の時間は心の掃除の時間だ」と口を酸っぱくして話していたが、この本にも似たようなことが書かれているなあとしみじみ思った。

    1
    投稿日: 2024.10.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    部屋、片づけたくなるうううー!!! 思ったんですよ、この本を見つけたとき。 読み終わった頃には部屋の片づけしたくなってるだろうなって。 思ったとおり。俄然、物捨てたくなってるし、掃除機かけたいし、ホコリをとって水拭きしたいもの。 この小説の好きだったポイントは、単純に部屋を掃除するだけじゃなくて、部屋が汚くなった物語がしっかり描かれてるところ。 しかもそれが泣けるんだわ〜 不倫相手にふられそうとか、奥さんが病気で先に亡くなったとか、子供が独り立ちして帰ってこないとか、子供が事故死して立ち直れないとか、とか、とか、、、 捨てられない=思い出を捨てられない、忘れられないということだったりするので、そこには気持ち的にしんどい背景もあるのよね。 私も思い出と一緒に物を残しちゃうタイプなので、登場人物の気持ちがよくわかってしまったなぁ。 とはいえ、いつまでもそこに縋って生きるのは必ずしもプラスではないよね、ということで出てくる掃除のおばさん。 リアルにいたら得意ではないタイプだけど、バサバサ切っていくタイプがこの小説の中では心地よかったりして。 掃除をすると気持ちがスッキリするということをステキなエピソードたちと一緒に思い出させてくれる良き小説でした。 個人的には、高齢になって家族もいなくなって、ほぼ身一つで生きていくことって案外寂しくないのかも、と思えたことがけっこう大きな収穫だったかも。 すべてを捨てていくって孤独でさみしくない?と思っていたけど、スッキリするっていう捉え方もあるんだな〜。 物価も税金も上がるのに年金なんてもらえないのでは?と、あまりにも悲壮感漂う将来に、ちょっとだけ希望が持てました。

    3
    投稿日: 2024.10.17
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    この本を、単なる小説、あるいは軽いエンタメ小説だと思うだろうか。 私は思わない。 垣谷先生の書く小説は、物語であって、物語でない。 たしかに、空想の人物が、空想の世界を生きている。 であるけれども、100%そうとも言い切れないのが、物語というものだ。 この先生の著作は、どれも読後感が素晴らしい。 ほっと安心し、自然と笑顔になり、 よし私もがーんばろ!と、気づいたら立ち上がっている。物理的にも、気持ち的にも。 ネタバレにならないよう、詳しくは書かないが、 とても心にぐっときた言葉を紹介したい。 「人間死ぬ時は死ぬ」 (であるならば、) 「生きている間は生きているのだ」。 生きているこの貴重な時間に、 あなたはなにを大切にし、なにをしていたい? そう、問いかけられているようだった。

    1
    投稿日: 2024.10.16
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    垣谷美雨著、初読了。 大庭十萬里と言う片付け屋と、心理的影響で片付けができない人たちの物語。 不倫する女性、 妻に先立たれた亭主関白職人気質夫、 田舎の財閥、広すぎる邸宅に一人残された戦前生まれの未亡人、 この3部はそれぞれ、十萬里の「客」となった人物の目線から描かれ、毎度、十萬里は「どこにでもいる小太りのおばさん」、「愛想もなく無表情で無愛想」と語られ、物語が進んでいく。 十萬里は、アドバイスはするが片付けには手を貸さず、何故モノが捨てられないのか、その気持に寄り添い、片付けの糸口を見つけ出して誘導する。 詳しく描かれてはいないけれど、「客」が片付けられるようになるために、繊細に周りの人物にコンタクトを取っている十萬里の姿を思わせる描写は、当初冷たい印象を持たせながら、そんな人物ではない事をにおわせてくる書き方が、とても上手い。 淡々と三人三様の物語が進み、解決に向かった後の最終章の「4人目」は「客」目線ではなく、十萬里からの視点で物語が進行する。 十萬里目線で描かれることで「客」に対し、どうして冷たく見えるような態度を取っていたのか、十萬里は何を思っていたのか、十萬里には、どういうバックグラウンドがあったのかが明らかになっていく。 読み終えて、とても満足感のある一冊。凄く面白かった。 登場人物のひとりひとりの姿が容易に目に浮かぶ人物描写が本当にうまい。 また、垣谷美雨作品を読んでみたいと思う一作でした。

    1
    投稿日: 2024.10.05
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    すんごいよかった。 4編どれもよかったけど、最後のお話は特に考えさせられた。 片付け屋さんに汚い部屋を単に片付けてもらうお話じゃなくて、そこの住人が片付けるに至らないその心理を掘り下げていくお話で、これ現実世界でも同じような人沢山いるんじゃないかな。 だからこそためになったし、十萬里さんのような人って世の中に必要だなと思った。 そしてこの本を読んでいると、不要な物を処分したい衝動に駆られる駆られる笑 垣谷美雨さんの文章は読みやすいし実生活で役立つことも多いから、これからも沢山読んでいきたいなー。

    0
    投稿日: 2024.10.01
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    本の裏表紙にも書いてある『この本を読んだら、きっとあなたも断捨離したくなる!』のまんま、思わず自分の部屋を掃除したい欲にかられ、使っていない物を処分することが出来ました!!!笑

    7
    投稿日: 2024.09.28
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    どの話も読後がすっきりと爽快になる。 忙しいと部屋が乱雑になったりするから、やはり心の平穏と片付けは密接かなと改めて思う。

    0
    投稿日: 2024.09.27
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    久々に垣谷さんの作品を読んだ。 垣谷さんの作品は読み始めるとついつい続きが気になり、あっというまに読み終えてしまう。 そして、読後の爽快感がたまらない。 私の人生も十萬里さんに片付けてほしいなぁと思った。 部屋の片付けは心の片付けなのだと実感。

    3
    投稿日: 2024.09.25
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    片付けられなくて溜まっているものは どこも同じだなぁと思った。 この小説では心に溜まったものを片付ける。 すると部屋にたまったものを片付けられる。 心を片付けることがなかなか出来なくて 相変わらず部屋ではたまったまま!

    15
    投稿日: 2024.09.24
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    面白かったです。 「部屋を片づけられない人間は、心に問題がある」 カバーに書かれていますが聞いた事があるな、確かにな、でもその事を小説にするとどんな話になるのだろうと読む前から期待して手にしました。 片づけられないってやっぱり理由があるのですよね。その理由を無視しては片づけられない。 本のタイトル「あなたの人生、片づけます」はまさにぴったりだなと。 小説としても良かったですが、片づけのヒントになるような事も知れます。 様々な状況にある人達の片づけを知れて、片づけに向けての心構えが出来そうです。

    28
    投稿日: 2024.09.22
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    あっと言う間に読み終わりました。 部屋をスッキリしたくて日々断捨離中! この本を読んだら、ますます片づけしたくなりました。 部屋だけじゃなくて、心のお掃除もしてくれる十萬里さん。我が家にも来て欲しい。

    11
    投稿日: 2024.09.01
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    片付けは元々興味があるテーマなので楽しく読めました。汚部屋にならざるを得ない原因にフォーカスして本人のトラウマや根っこの部分にアプローチしていく片付け指南。 やましたひでこさんがだいぶ荒療治しているようなイメージで読みました。  依頼人の話と部屋の状況を見て住人の生活や性格の状況があらかたわかってしまうのは凄いと思いました。部屋はその人を物語る、、、。 どの話も本当にありそうなケースでとても面白かったですけど、最後のは胸が苦しくなってきました。 家族以外にも周りの人を巻き込むのがほんとにそこまでやるのか?!と思いながらも 読んでました。 依頼したいような怖いような、、、。

    6
    投稿日: 2024.08.28
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    ケース1と3を読んで自分に言われているようで心苦しくはなりましたが…( ̄▽ ̄;)片付けしたくなりましたねwww

    3
    投稿日: 2024.08.28
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     部屋だけじゃなく、人生も片付けてくれる大庭さん。進展のない恋愛に思い悩み、汚部屋に住む30代女性。妻亡き後、家事能力ゼロのまま無気力に生きる60代男性。夫亡き後も大きなお屋敷でたくさんのものを持ち続ける70代女性。ある出来事をきっかけに全てに無気力になってしまった40代女性。  不安を紛らわすために買い物し過ぎたり、片付ける気がなかったり、まだ使える物を捨てられないのに新しい物が出るとついつい買ってしまったり、そもそも家の中の状態に関心がなかったり。なぜそうなってしまってるのかの原因を探り、解消するよう導いてくれます。  世の中のゴミ屋敷住人もお部屋住人も何か事情があるのかもね。  面白くてすいすい読めました。 垣谷美雨さんの『後悔病棟』とか好きな方は楽しめると思います。ついでに、ほんのちょっとだけ「片付けなきゃ」と思えたのでそんなメリットも。

    11
    投稿日: 2024.08.19
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    私自身片付けが終わったばかりだったので、楽しく読ませていただきました。断捨離して物が減った分、心に余裕が生まれたのですが、部屋の状態と心の状態がこんなにもリンクしているとは思いませんでした。十萬里さんはそれに気付けるよう手助けをしてくれます。特に好きだったのは木魚堂ですが、どの話も良かったです。

    1
    投稿日: 2024.08.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

     あっという間に読めて、心に残る話ばかりだ。とくに、不倫で悩むOLの話、資産家の老女の話は心が痛む。  うすうす気づいている自分の状況(手放さなくてはならないこと)を直視し、自分に今ある幸せに気づき、前に進むこと。自分の生きる道がはっきりしたら、モノはそんなにいらないのだなと思った。  私も手伝ってほしいなー。

    0
    投稿日: 2024.08.09
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    だれが見てもわかる片付けられない汚部屋から、一見何も問題なさそうな整った部屋まで。 『部屋を片づけられない人間は、心に問題がある』 片づけ屋、大庭十萬里は様々なSOSが詰まった部屋と家主を救っていく。 十萬里に依頼をするのは、その部屋の住民ではなく、まわりの家族たちで、どの部屋の住人も本人たちは何故十萬里に依頼しなきゃいけないのかわからない。必要性を感じていない。 ただ、十萬里が来て、問診のように部屋の様子を見ながら話をしていくと、そんな住人達の心境にも変化が。 本人にはわからない、おかしい心の闇が見えてきて、そのぐちゃぐちゃになった部屋と心をするするっと解きほぐしてくれる。 何がいいって、ただ片付けるだけじゃない。人生の再生や希望が本人に芽生えていく、立ち直っていく過程が面白い。 きっと普通に片付けしちゃうだけならリバウンドしちゃうんだろうけど。ちゃんと本人が原因を自覚して自力で立ち上がれるように片付けのアドバイスをしてくれる。 そして、そんな家族を持つ人たちが、どの家族も優しい。 かくいう私も、物が多くて溢れちゃってますが、十萬里さん、来てくれないかなぁ。

    0
    投稿日: 2024.08.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大庭十萬里すごくよかった。私も呼びたい。片付けや断捨離は意識して行うが、心のほうはなかなか片づけられない。ずっと引きずることが多い。自分だけじゃ解決できないことも、人に相談すれば新しく気づけることがあると思った。みんなそれぞれ悩みを抱え、前向きになる姿に元気をもらった。

    2
    投稿日: 2024.07.14
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    大人の片付け本。主人公がシンプルに好き。 「誰かを救いたい!」という正義感ではなくて「人の心に興味があって」と割り切っている感じが出ている。大人の気持ちを、大人の方法で前に進める感じ。リアルで、救いがあって、よかったです。

    1
    投稿日: 2024.07.12
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    断捨離したくなる、というか、しないとなあと思わされる作品。人間は裸で生まれて裸で亡くなっていく、という言葉があったけど、死ぬときには手ぶらで、何も持っていけないって考えると、生きている間のモノへの執着を改めて実感した。

    0
    投稿日: 2024.07.06
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    部屋の片付けをしたくて。でもなかなか気が乗らなくて。 エッセイやハウツー本でなく、小説で片付けスイッチが入るものを探していて、出会った作品。 片づけ屋の大庭十萬里さんは、ただ部屋を片づけるわけではなく、『部屋を片づけられない人間は、心に問題がある』と考え、その原因を探りアドバイスをしていく。 自分も部屋が汚いときは精神的に落ちていることが多いので、納得だし、その原因を取り除かないとまた同じことの繰り返しになってしまう… 十萬里さんは、「片づけ屋」のイメージとはほど遠く、丸顔で体つきも丸く、ポロシャツにジーンズという軽装。いわゆる普通のおばさん。 そんな十萬里さんが、片づけられない度が重症の人たちに対してバッサリと斬っていく様子が面白く、スッキリする。 きれいなリビングで、丁寧に淹れた紅茶を飲もう。ひとりでゆったりと寛げる大人の女になる。誰のためでもない、自分のために。そう心に決めてぱっと目を開けたとき、開け放った窓から新鮮な風が吹き込んできた。(ケース1 精算より) 自分も、少しずつ部屋を片づけようと思えた。

    12
    投稿日: 2024.06.25
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    人が片付けと共に成長したり変化したりする様子が短編になって収録された小説。 正直自分に刺さった。読む前までは片付けのことはそこまで意識してなかったけれど今年は思いって断捨離の年にしようと思う。本の虫なので本は捨てられないけれど…笑 他の人の評価にあったように「片付けることは人生と向き合うこと」なのだろう。

    15
    投稿日: 2024.06.22
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    めっちゃ共感しながら読んだ。 ついつい溜め込んだり、欲しいと思ったら後先考えずに買っちゃったり。 でも、そろそろ断捨離しなくちゃと思ってたので、これを機会に少しずつ片付けて…いやいや処分していこう。 そして、本当に必要かどうかよく考えてから買うようにしよう。

    3
    投稿日: 2024.06.19
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    『あなたのゼイ肉、落とします』を先に読んでから、こちらを読みました。 どっちも、不完全な人間の悩みを描写していて、読むと心のトゲが抜けた気分になる。 一番良かったのは、もう一冊のゼイ肉の本で、太ってブスとして生きるか悩む、元美人の短編。

    1
    投稿日: 2024.06.19
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    片付けられない裏には、それぞれが抱えている心の葛藤があった。私もなかなか片付けられずにいる。自分も、問題と向き合えずにいるのだと思う。そろそろ、自分の人生とも向き合わなくてはならないと感じた。

    1
    投稿日: 2024.06.08
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    人生どん底な時代があっても、誰かの支えがあればいつかは光が見えるのだと感じて勇気が出た。短編集でどれも面白かったが、特に最初の話がお気に入り。

    0
    投稿日: 2024.05.15
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    垣谷さん作品を読むのは3冊目!先日読んだ作品の姉妹作。部屋が片付けられない人は心に問題がある。これは共感できるなぁ。仕事が忙しかった時、土曜の朝の部屋の状態に驚愕してた時を見てるようだった。笑

    1
    投稿日: 2024.05.13
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    面白かったです。心の問題が片付けに現れるのって心理学的になぜなんだろうと思います。問題も人それぞれですが、現れ方もそれぞれで。。。 物語の趣旨とは離れますが、何でもポイポイ捨てればいい、目の前から消せばいいという片付けは賛成できません。もったいないと思う気持ちも尊重しなければ、罪悪感と後悔が残ります。これまで役に立ってくれてありがとうと感謝し、普段から無闇な買いすぎは控えること、それが一番と思います。

    0
    投稿日: 2024.05.05
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    面白かった。 片付けができない、その原因となる心の問題の4つのケースを挙げている。人間関係の複雑さ、躓き、ひび割れに当事者本人が気付くようにする十萬里さんの手腕は天晴れ。ホロリとする中にも爽快感があった。

    0
    投稿日: 2024.05.04
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    良い本に出会いました。 「部屋を片付けられない人間は、心に問題がある」という言葉にはドキリとしました。片付けよう、という気になります。

    0
    投稿日: 2024.04.23
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    面白くってあっという間に読み終わった。 4つの話しにでてくる人達、片付けられないのはそれぞれ事情を抱えているから。物の断捨離と一緒に心の断捨離を進めていく十萬里さん。 自分には片付けられない深い事情などないけど「もったいない」「いつか使うかも…」「思い出の品だから…」あるあるそんな気持ち。 「女も50歳過ぎたら死ぬ用意をするべきだと思います。」 その言葉肝に銘じて断捨離します…。

    6
    投稿日: 2024.04.17
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    この本に出てくる物を捨てられない人の気持ちがよくわかるからこそ、片づけ屋さんの言うこともよくわかって、自然と片づけをしたくなった。

    1
    投稿日: 2024.03.30
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    社長が貸してくれた本① ・短編4本で読みやすく完結 ・本質を見抜くコンサル的考え ・思わず断捨離した

    1
    投稿日: 2024.03.17
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    様々な事情を抱えて部屋を片づけられない人達の短編集。どの話も身につまされるような話で自分や周りの人にも起こり得る話でした。片付けることがきっかけとなって人生また1からやり直すことも大切なことだと思いました。とても読みやすい本だったのでしばらくこの作家さんの本を追ってみようと思います。

    7
    投稿日: 2024.03.13
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    感動。全部の章に涙。 『女も五十歳を過ぎたら死ぬ用意をすべきだと思います』 散らかっていたり物が溢れてしまうのは、何か心に問題を抱えているから?ま、病んでしまうと、散らかっていることにすら注意が向かなくなる。関心無い。現実逃避。いつも不満で面白くない。 問題解決の糸口が見え、元気になってきて初めて、 「じゃ、片付けるかな」とかなる。 十萬里さんは、お掃除大好きだが、見事に心の問題も解決?自分の問題気付かせ、時には耳の痛い事も。 思っている事を言って、言わせて、導いてくださる。 4つのケースは形を変えてはいるが、世代、環境、男女、どれかに自分を当てはめる事ができるようにしてある。 垣谷さんは家族や人との繋がりが一番大切だと言いたいんだな、と。人によって病み、人によって元気になる。 一人で悶々と考えてたって、解決しないなぁと改めて思う。あとは行動力ですか。 そう、私も断捨離!物を減らさねば! スッキリとした部屋を想像して、決意を新たに(笑 でも、現実はこんなに上手くいかないからね‼︎ 私の問題は山積みなのよ!! という感想。

    36
    投稿日: 2024.03.10
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    片付けで停滞した人生が動き出す4人のお話。片付けできてない部屋って人生が停滞するんよな。わかる。。片付けと一緒に自分の心も片付けていく、それが難しいからお手伝いしてもらう人がいるとありがたい。 清算 ずるずるダメだダメだと思ってることを続けてしまうことってある。でも思い切って捨ててみたらスッキリする。まさに今の自分に近い 木魚堂・豪商の館 歳をとって、親と離れて住んだらちゃんと様子を見に行かないとな… 綺麗すぎる部屋 亡くなった子どもばかりで今を生きられないのは悲しすぎる。姉妹が救われて欲しい、と同時にお母さんもお父さんも幸せになって欲しい。 辛すぎると話を共有できる人が必要っていうのがよくわかる。時間がたった今だからこそ3人の親が救い合えたんじゃないかと思う。

    0
    投稿日: 2024.03.09
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    「あなたのゼイ肉、落とします」と立て続けに読了。 短編で読みやすく、それから後味もさっぱり。 これを読んで、自分が断舎離できるかは別として、共感できるところや参考になるところはとてもある。 基本、自分がいらないものは他人もいらないんですよね。 &ケース2は子育てに悩む自分には、まあまあ刺さるものがありました。

    5
    投稿日: 2024.03.03
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    読み応えがあるとは言えないけど 短編なのであっさり読める だけど、自分の家は片付かない笑 この主人公は片付けができない人の心の中に興味があるようで(確かにそうなんだろうけど) 片付けられない人の心に働きかけていく 戦争を経験した世代はため込む、とあったけど 私も似たようなもんだなーと まだ使えるものが捨てられなかったりします 大量消費社会にNOと言いたいという言い訳があるけど、この方きてくれたらどんな感じになるだろーかと考えました

    1
    投稿日: 2024.02.29
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    「コーヒーが冷めないうちに」系の、普段本を読まない人たちが面白いって言うタイプの本。 本好きだったら実際面白くないと思う。 同じような構成、先の読める展開、簡単な言葉で書かれた文章。 だから読書が苦手な人にはおすすめ。 嫌味でもなんでもなく、わかりやすいものがうける世の中なんだなあと思った。

    0
    投稿日: 2024.02.19
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    読後感スッキリ!!! 苦手分野だった短編集、触れていくうちにそれぞれの物語を楽しめるようになってきた。この本はその中でもかなり読みやすい、それぞれ心があたたまる物語だった。最後に登場人物がそれぞれ未来への期待で終わるのがよかった。部屋と心、繋がってるんだな〜〜

    2
    投稿日: 2024.02.16
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    垣谷さん2冊め。汚部屋に住む人に片付け精神を教えてくれる仕事人のお話。短編集で3つめまでは主人公が住人、最後のお話は仕事人が主人公で書かれていた。 何をどう片付けるというのではなく手っ取り早くいらないものを処分するのを勧めているところとなぜ散らかるのかという心の闇をクリアにしてくれるから読んでいてすっきりする。うちのいらないものも捨ててすっきりしようかな。我が家にも来てほしい。

    0
    投稿日: 2024.02.10
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    物語は4部に分かれ、それぞれの物語の主人公宅の片付けを依頼された片付け屋の十萬里さん。 どの物語も主人公の心理状態に共感でき、他人なんだけど他人事じゃなく、自分や自分の家族のところに十萬里さんが来てくれたような感覚になりました。 自分ではこのままじゃいけないとわかっていても、前に進めない事ってありますよね。けど、 最初は不信感しかない十萬里さんに対して、心を開いて、ちゃんと良い方向に向かっていった4人が本当に凄いなと。 自分の気持ちと、大切な人を大切にするためにはどうするべきか考えないとな、と思わせてくれた作品でした。

    8
    投稿日: 2024.02.10
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    捨てれないと思っていたものでも、いざ捨ててみたら、それも持っていたことすら忘れてしまうなんてことは良くある。人生なんてそんなものなのかもしれない。

    0
    投稿日: 2024.02.03
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    主人公はお片づけ屋さんの十萬里さん。 汚部屋の登場人物たちが部屋の片付けとともに生活を整えていく短編集。物を捨てることと同時に執着している事柄から解放される様子がスカッとした。どの話も好きだが、豪邸に住む気高い老婦人の話が心に残った。

    6
    投稿日: 2024.01.23
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    続編を読みたいです。 片付けられないという目に見える現象の裏にこんな理由があったなんて、おもしろいなあーと思いました。 こんがらがった糸を解くように整えていく、こんな人が現実にいて欲しいです。

    1
    投稿日: 2024.01.15
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    部屋だけではなく心のモヤモヤも一緒に掃除してくれる。そんな十萬里さんに会いたい。部屋の掃除、少しはしてみようかなと思えました。

    4
    投稿日: 2024.01.14
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    「部屋を片付けられない人間には、心に問題がある」 片付け屋 大庭十萬里が、片付かない部屋の原因を探りながら綺麗な部屋に甦らせる物語。 ケース1 精算  主人公 アラサー独身OL ケース2 木魚堂  主人公 妻に先立たれ男寡になった職人 ケース3 豪商の館  主人公 資産家で一人暮らしの老女 ケース4 きれいすぎる部屋  主人公 一部屋しか片付けられない主婦 どのケースでも、その人の生きてきた証が背景にあるので、とてもリアリティがあった。 十萬里さんは単に部屋を片付けるのではない。 彼女のお仕事は片付けることではなく、 な、なんと片付けの方法を指導することなのだ! えっ!そうだったの? 片付けてくれないの?? 彼女は主人公達が何故その状態になっているのか自ら気付かせ、時には家族を巻き込んで、そこから抜け出せるように導いていく。 この設定が面白く、また依頼者が本人ではないため、毎回主人公たちは面食らうことになる。 また十萬里さんのキャラがなかなか良い。言いたい事は殆ど口にせず、主人公に同調しない。ため息と刺さる一言を必殺技にしているようだ。 「もしも明日が人生最後のゴミの日だとしたら、どうします?」 この言葉には流石にドキッとした。 そして十萬里さんは言う。 「今やゴミ処理場はどこも満杯だから、そういう日が来てもおかしくないと私は思っている」と・・・ なんですと? これは大変だ!! 呑気に読後レビューしている場合じゃない笑 でも、確かにお家が片付いている度合いと、心の状態って比例していると思う。 豪商の館の老女ほどではないが、私も時々、勿体無い症候群が捨てられない原因になっていることがある。 まずい・・・ 何だか家中パトロールして片付けたい心理状態になってきたぞ。でも深夜だから明日にしよう♪ それにしてもすごい影響力だ! 流石は垣谷美雨さん。 巧妙な構成と登場人物のリアルな心理描写で、主人公が時折、自分の合わせ鏡のように感じられた。心の隙間に響く作品で誰しも何処かしら思い当たる節があると思う。読後はじんわり温かく爽快な気持ちになれる作品だった。

    29
    投稿日: 2024.01.10
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    旧アカ時代のおすすめ本を移設リポスト中。 2019年に読んでた本です。 ↓↓ この作家さんの本、どれも本当に面白くて好き。今回も絶妙なシュールさと、コミカルさと、深イイ感じがあって、あっという間に読み終えてしまった。今まで読んだこの作家さんの作品3作(「老後の資金がありません」「子育てはもう卒業します」「定年オヤジ改造計画」)もそれぞれ面白かったけど、今回のやつは、自分の生活やマインドにも活かせそうなキーワードがたくさん出てきたので、より一層楽しめた。部屋の片付けをしたくなる。笑

    0
    投稿日: 2024.01.06
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    片付け屋の大庭十萬里さんが部屋の片付けの方法を示しながら、人生の整理整頓、心の問題も解決していく話。 最後の章は辛くて泣いちゃったけど、どの章も希望が持てる終わり方なので読了は爽快感ある。 私はケチなタイプで「勿体無い」「いつか使うかも」と思ってしまうことがよくある。 でも「いつか」は大体来ない。 「人間は裸で生まれて裸で死んでゆく」ものに依存してはいけないね。 「もし明日が人生最後のゴミ捨ての日だったらどうしますか?」断捨離しよう。

    0
    投稿日: 2024.01.06
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    書いていなかったけど前に聞いていた本だった。 ちょっと主人公の人ってかなり神経質でしっかりしたおばさんなんだろうなと思いつつ、髪はおかっぱかな?となんとなく想像してしまう。なんでだろう、オーディブルの人の声がちょっと阿佐ヶ谷姉妹に似てるから?? 本聞きながら子供たちと過ごして家事すると大分心にストレスかかえずにできる気がしてる。

    1
    投稿日: 2023.12.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろかった★ 友人に薦める★ 何系なのかな?★ スラスラ読めた★ また読みたい☆ ○バリバリ働かながら不倫している女性 すごくお人好しな人。休日に同僚の家でのホームパーティー、その主催者の子供の面倒を最後の最後に放棄してホッとした。 読んでて『さっさと断ればいいのに』と思ってた。 気持ちに整理をつけて次の人生を満喫して欲しい。 ○妻に先立たれた頑固職人のおじいさん 一番好きなお話でした。 この方みたいなおじいさん達はたくさんいると思う。洗い物の面倒臭さ、洗濯物の大変さ、買い出しの手間、今までやってこなかったからなにもわからないんだろう。だけど娘にハッキリと文句を言ってもらえて、不登校気味の孫が泊まりにくるようになり、なんやかんやで前向きに家事をするようになって、孫もいい方向にすすんですごくよかった。 ○大きいお屋敷に一人暮らしのおばあさん 敷地、収納があるが故に、目に見える部分に物が少ない。だけど収納部分には無駄なものがたくさん詰まっている。いつか子供が泊まりに来るかも、孫が来るかも、そのときに出してあげたい。その気持ちはとてもわかる。でも管理しきれない。でもそれを無駄とは思ってない人に無駄だと理解してもらうのは難しいのに、そこはさすがのとまりさん。 最終的に子供や孫に会えて、次に会う約束も出来て、いろいろ前向きになって良かった。 家族に会えないのは寂しいよね。本当に良かった。 ○心が止まってしまったお母さん 気持ちを共感しあえるって本当に大事。 こんな悲しいこと、想像してもしきれないけど わかり会える仲間を揃えてくれて本当に良かった。 近所付き合いやおせっかいを避けてる身としては 人生において他人との繋がりが時にはとても温かいもので、捨てたもんじゃないと思わされた一冊。

    1
    投稿日: 2023.12.19
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    普段あまり読まないタイプの一冊だったけど、 読んだ後、猛烈に断捨離したくなり… 45ℓゴミ袋3個分断捨離したよ(笑) ついでに同作家さんの本も読み漁りました おせっかい、ってなかなか最近流行らないけど、 こういう人、身近にいたらいいな〜

    3
    投稿日: 2023.12.19
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    垣谷美雨さんの本ははじめてかと思ったら 「老後の資金がありません」「定年オヤジ改造計画」を読んでいました。どの本もとても良かったので 他の本も読みたいです。 断捨離や片付けの本かと思っていたら、心に問題がある人の悩みを片付け屋十萬里が解決していく話でした。 短編4話ですが、どれもとても面白くもう一度読みたくなりました。 断捨離がしたくなる本です。

    5
    投稿日: 2023.12.15
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    部屋を片付けられない人の心の問題も解決する、片付け屋大庭十萬里さん。 4人の人生を片付けで救って行く。 断捨離したくなる、爽快なお話でした。

    3
    投稿日: 2023.12.13
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    『あなたのゼイ肉、落とします』が面白かったので、こちらの作品も手に取りました。 ゼイ肉と同様、読んですっきり!断捨離をしたくなりました。

    15
    投稿日: 2023.12.11
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    爽快な片付けの物語。 捨てられない、片付けられないことを心の問題とリンクさせて上手く物語が展開していく。 読後感は爽快。

    0
    投稿日: 2023.12.09
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    断捨離が好きな人は楽しく読めると思う。断捨離に通じるところもあるけれど、少し違う。読んでいると断捨離したくなる 痛快。 断捨離を続けていると、時に自分で判断するのが苦しい時があるんです。そんな時誰かに判断を投げたくなります。 苦しみがある時は、自分の中の心の大半をその苦しみで埋めているので、他のことが眼中にありません。 その苦しみを好きで受け入れていると本人が気づくかどうか。 悩むことに快感を覚えていないかどうか。 捨てて進もう! そう、1冊の本を巡ってわたしはこの半年近く決着をつけられずにいました。 この本を読んで勇気と覚悟を取り戻し また潔くおさらばします

    0
    投稿日: 2023.12.03
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    片付けられない人たちの悩みを色んな角度から解決へ導いて部屋も綺麗にしていくストーリー。 4編全て面白かった。手元に置いておきたい一冊。

    4
    投稿日: 2023.11.29