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あなたの人生、片づけます
あなたの人生、片づけます
垣谷美雨/双葉社
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総合評価

351件)
4.0
94
155
78
3
1
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    面白かった!!! このシリーズは非常に読みやすく、感動もするしスカッとするし、「読書を楽しんだ!」という感じがする。 片付かない人の原因は、心のモヤモヤや精神的なきっかけにある… 手強い依頼者(といっても勝手に依頼されている人)たちを 大庭がどう変えていくのかわくわくしながら読んだ。 ハッピーエンドな短編集だからストレスなく楽しめる! 部屋も心もスッキリ!

    0
    投稿日: 2023.11.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白い本だった。 この物語を読んでいると自分自身が、そのまま部屋に現れるって本当だと思う。 そして巻末の解説の吉田伸子さんの書評、ほんとそれな!!!って感じで共感しまくり。 ーーーーーーーーー 社内不倫に疲れた30代OL、妻に先立たれた老人、子供に見捨てられた資産家老女、一部屋だけ片づいた部屋がある主婦……。『部屋を片付けられない人間は、心に問題がある』と考えている片づけ屋・大庭十萬里は、原因を探りながら尾部屋を綺麗な部屋に甦らせる。この本を読んだら、きっとあなたも断捨離したくなる!(背表紙より)

    0
    投稿日: 2023.11.24
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    部屋の中の有り様=その人の「生活、心」の有り様、だと思った。 そして、片付けの基本は物を捨てること。 なんとなくソワソワして私もとりあえず少し捨てた。(恥) どの話も、なるほどなるほどど納得しながら読んだが、ラストの話を読了後、感激して少し涙が流れた。 最後の話はとてもセンシティブだったから…。 十萬里さん、すごい! 掃除、大切! 私も気をつけます!

    12
    投稿日: 2023.10.14
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    2023.9.27 読了 ☆8.2/10.0 社内不倫に疲れた30代OL、妻に先立たれた老人、子供に見捨てられた資産家老女、一部屋だけ片づいた部屋がある主婦…… 片付け屋である主人公・大庭十萬里が、人生に大小それぞれの様々な悩み、葛藤、不安、苦しみを抱えた人たちと部屋の片付けを通してそれらに向き合うきっかけを与えて、彼ら彼女らの「人生の片づけ」「心の整理整頓」をしていく物語。 そう、十萬里さんが片付けるのは、家や部屋ばかりではない。その状態を作り出した人の心を片づける。 どうしてそうなってしまったのかを丁寧に突き詰め、その状況を当人に理解させ、どうすればその状態から抜け出せるかを考えるように、巧みに誘導するのだ。 そして彼らは気づく。これは、自分が招いたことなのだ、と。 自分の弱さの表れ ー NOと言えない自分だったり、身の回りのことを人任せにしてきたツケが回ってきたり、老後も一人で生きていく覚悟がなかったり、喪ってしまった息子への執着だったり ー が、この状態を作り出してしまったのだ、と。 私たちは、鏡を通してでしか自分の顔を見ることができない。それと同じように、自分の弱さは、自分には見えない。もし見えていたとしても、それを直視できない。直視できるほど、強くない。でも、だから十萬里さんに指摘して欲しい。背中を押して欲しくなる。 〜〜〜〜〜〜〜〜心に響いた言葉〜〜〜〜〜〜〜〜 "最もまずいのは、見るたびに、『あぁ、無駄遣いしてしまった』と後悔して落ち込むことです。見ると辛くなるものは、処分した方が精神的にも良いんです" "最近は、面と向かって言ってくれる人がいなくなりました。いつの間にか、みんな相手の機嫌を損ねないことしか言わなくなった。誰だって悪者にはなりたくないですからね。でも、恨まれても良いから本当のことを言ってあげるのが本当の親切ではないでしょうか" "老後の安心のために残すべきは、物ではなくお金ではないですか?例えば、気に入らない洋服を残しておくより、洋服を買う楽しさを残しておいた方がいいとは思いませんか" "人はみんな裸で生まれて裸で死んでゆく。人生の店じまいとはこういうことなんだと。あの世には何ひとつ持っていけない

    34
    投稿日: 2023.09.27
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    自分と大切な人たちのために、少しずつ前を向き、同時に部屋も綺麗になっていくところが良かった。 audibleで聴いたけれど、分かりやすいし、面白くて止まらなくなって、短時間で聴き終えた。

    7
    投稿日: 2023.09.12
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    友人のオススメから読了。読み始めはおせっかいおばさんの世直し、スカッと出来ます!系かな?と思ってイヤになりかけたけど逆に主人公の大庭さんは前面に出ず割と謎の人物像のまま進むから読みやすかった。色んな事情があってそれが部屋に反映されて、、って全てのパターンが切実。明日は我が身。親にも勧めてみようと思う。

    1
    投稿日: 2023.09.09
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    家が片付けと一緒に心の整理をしてくれる大庭十萬里さんが、いろんなお宅にお邪魔する話。 他人の視点で家を見てもらうと気がつくことって沢山あるなと思う。どの人も、すっきりした人生を歩むためのきっかけを大庭さんに導いてもらい、あんなおばさん、といいつつも最後は感謝しているのが良かった。自分も家を片付けたくなった。

    2
    投稿日: 2023.09.09
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    これは、面白かった。小説の中に出てくるケースは、良くありがちな状況だが、丁寧に描写されていて、主人公の心情に自分を重ねてしまう。そして、ゴミ溜めの様な家が片付け屋の計画と実行でみるみるうちに変化していく。下手な自己啓発を読むより良いと思った。 誰かが、この小説を読むと部屋を片付けたくなると書かれていたが、本当にそうである。 自分も使わなくなった本を捨てようと思う。

    1
    投稿日: 2023.08.27
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    もうすっかり垣谷ワールドに夢中です。 片付け本大好きだからスラスラ読めた。 片付けに関しては目新しいことはないけれど、物に対する考え方が高度成長期と今では違うんだなと頭では分かっていても、世代ドンピシャの親に育てられた自分達もまだまだ物を買う事、物を集めることに美学を感じてるのかもしれないと気付かされました。 予想通りの面白さと感動でした。 本当に、十萬里さんが実在したらいいのに。 私も依頼したいです。とりあえず断捨離しよう。

    1
    投稿日: 2023.08.19
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    短編それぞれの設定は 汚部屋としては平凡な、これといってびっくりするような展開にはならず。リアルといえばリアル?

    0
    投稿日: 2023.07.26
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    よく部屋の中が  心の中と言われるけれど まさしくそのとおりなんだなと。 私の部屋も 私の心の中 ごっちゃになってるから 心の中もごっちゃ 心の中を整理したかったら まずは部屋の整理から 「はい かしこまりました」 と呟いた

    4
    投稿日: 2023.07.22
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    自分の母親に読ませたいと心から思った。 物がいっぱい詰め込まれた部屋で生活する母。 買ってくる物は多いのに、捨てたがる物はほとんどない。 コレを読んだら何か変わるきっかけにはなるんじゃないかと。

    1
    投稿日: 2023.07.08
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    『カリスマ片付け人トマリ』さんが心の持ち様を気づかせることで依頼人の行動を変えていく。 本人が気付かないなら言わないと伝わらないと正論をバシバシ言う場面は読んでいて気持ち良い。 だからといってドンドン捨てて片付けていくわけではなく、登場人物の問題が深くて、接し方を悩んでいるときもあり人間的で共感をもてた。 誰しも仕事って最初からできるわけないよねー 積み重ねだよねーと思いながら読みました。 家の片付けが問題化するときは家族の形が変わる時なので、自分にとっても考えさせられるお話。 とにかくそれぞれの家族が優しい。

    2
    投稿日: 2023.07.04
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    垣谷ワールド=極端な設定で登場人物を泳がせる。なぜ「汚べや」になるか。心理的に解決。いわゆる「整理の仕方」「断捨離」本ではない。

    0
    投稿日: 2023.06.29
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    私の場合、部屋が散らかってるときって仕事が忙しかったり、遊びも含め予定が立て込んでたり、精神的に又は身体的に疲れているとき。 散らかって行く過程では全く気付かず、すん〜ごく散らかってからふと、「部屋の有様」と共に「自分の状況」に気が付く。 この小説は「自分の状況」に気づけてない人たちが本来の自分を取り戻し、リセットと言うかある意味少し強くなっていく前向きなお話。

    0
    投稿日: 2023.06.29
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    先月、実家に帰省した時に母が「最近、垣谷美雨さんにハマっている」と言っていたのを思い出して、借りてきた本書。 「片づけ屋」大庭十萬里が、お部屋の片付けを通して依頼者の心も整理していく物語。連作四編が収録されています。 本書に登場する片付けられない人達は、所謂“汚部屋”レベルの人から、整頓はできているけれど不用品が捨てられない人まで状況は様々で、その原因となる心模様もそれぞれ異なります。 「ケース3豪商の館」の“捨てられない”老女の話は、異常なストックの多さとか、まさに“実家あるある”という感じで、“オカンよ・・ちゃんとこの話読んだ?”と思わず苦笑したくなりました。 全然使っていないのに、“まだ使えるから”、“高価だったから”、“モノは良いから”等々の理由で、処分できないというくだりは、“あぁ、あるわ~。”と、私自身、身につまされるところがありましたね。 さらに、“自分が要らない物は他人も要らない”という台詞も、“デスヨネ~・・”と、ぐうの音も出ない感じです。 このように、お部屋と心を整理してくれる十萬里さんですが、途中まで“何だか無愛想だしコミュ力もないし、よくわからんキャラだな・・”と思いながら読んでいたのですが、「ケース4きれいすぎる部屋」が十萬里さん目線で描かれていて、結果、十萬里さんは普通にいい人でした。 (ケース1~ケース3までの変な人キャラは何だったの?と思わないでもないですが) で、ケース4では交通事故で息子を亡くして以来、その喪失感から亡くなった息子の部屋だけ綺麗にして、それ以外は家事放棄状態の主婦・麻美子さんが登場するのですが、十萬里さんは彼女のとその家族の為に、麻美子さんと同じ境遇の母親との会合をセッティングするなど尽力してくれるのです。 そのおかげで、麻美子さんが回復していく様子を読んで良かったね・・としみじみ思いました。 どの話も希望が見える終わり方で、読後感も爽やかですし、何より“私も不用品を処分しよう!”と背中を押してもらったような気がします~。

    9
    投稿日: 2023.06.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    片付け屋さんの大庭十萬里さんが主人公。この本に出てくる4人のケースも含め、十萬里さんは『部屋を片付けられない人間は、心に問題がある』という。そんな心を解きほぐすようにして問題を解決していくのが十萬里さん流の片付けなんです。 私は散らかってる部屋が嫌いなので片付けはしている方かな…と思って読んでいたけれど、ケース3の豪商の館のご婦人同様、使わないのにいつか使うかも?いつか着るかも?と捨てずに取ってある物がたくさんあって引出しはパンパン。他人事ではなかった。 『明日がゴミ出し出来る最後の日だったら…』の言葉を胸に少しずつ処分しようと思いました。

    1
    投稿日: 2023.06.18
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    作者は人の心の痛みがわかる人。この本の『ケース4・ 綺麗すぎる部屋』を読んで その思いを深くしました。私は 片付け魔だから、片付けられない人のお話は関係ないと思っていたけど、「 三千円の使いかた」を書いた原田ひ香さんの解説を垣谷美雨さんが書かれていて、その的確さに一気に垣谷さんに興味が 湧きました。そしてこの本を読み、作者の人柄に触れた気がして嬉しくなりました。 《ケース3・豪商の館》の「奥様は 物を捨てることに対して何か不安感みたいなものをお持ちなんでしょうか?」という言葉にドキッとし、「火災 道具 一式を処分するのに150万円もかかった」という言葉にため息が出ました。《ケース 1・精算》 《ケース 4・綺麗すぎる部屋》には、汚部屋になってしまうその部屋の主の、心の裏側に問題があった。ここに登場する汚部屋や溜め込み屋の登場人物たちは、だらしないわけではなく、むしろ 綺麗に生活していた人達です。不運な出来事や、孤独な環境がきっかけで歯車が狂ってしまうと綺麗だった部屋が汚部屋になってしまう。そのことを思い知らされました。 この本を読み、もし私が死んだら、身内に家財道具整理のことで迷惑をかけたくない! という思いが強くなりました。不用品はフリマサイトに出し、空っぽの状態を作っていこう! 自分にとって綺麗な部屋は、人にとっても迷惑にならない部屋なのですね。 それを教えてくれる一冊です。

    1
    投稿日: 2023.06.16
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    Audible読了 我が家はモノが多い。。。 解答はとても明快で、自分が物欲にまかせて買ってるからだ。収集欲という可愛いモンスターを放し飼いにしている。 それが、心の問題だとは、、、とは薄々そんな気はしていた。けれど、片づけ屋のおばちゃんの一言一言を聞いていると、まるで1+1は2でございましょう?と聞こえてくるのはなんでだろう。こんなにも分かりやすいことを、わたしはなんでやれてなかったんだっけ? こんまりさんとか読んでいないので、軽々しくベストとか言えないけれど、もし、あなたの生活に具体的に影響を与えてしまいそうな小説ランキング、というものがあるならば間違いなくベストだと思う。 ・・・ 一昔前、自分が生まれたのと同じ年の消費期限が書かれた瓶詰めのトマトを、タンスの奥から発見した時には、母に詰め寄って苦言を呈したものだ。母は間違いなく買い物依存症だった。父が死んでからはますます買い置きが増えた。買い置きのためのタンスも増えた。 遺品整理をしながら、自分こそはぜったいにこうなるまい、と人知れず誓った。今はメルカリもブックオフもある。モノはいつでも手放せるし、お金に換えられるのだ。 だけどもだけど、気付けばそれらは買い物のためのツールと化していた。何百件の評価は、出品者ではなく購入者として付いている。しまいに、メルカリで売れるからひとまず置いておこう、というメルカリ部屋まで爆誕させてしまった。 これは病気だ。 おれは病気だ。 いやいや、病気じゃなくて、きっと心の目詰まりみたいなもんなんだ、と思いたい。 とまりさんありがとう。 最初にとまりを見た人間が、判を押したように同じリアクションをする。何度もやられるので、思わずクスッとしてしまう。まるでドリフのような掴みの所から、既にあなたの虜になっていたようです。 少しは片付けができそう。 次はダイエット本、いっときます。

    2
    投稿日: 2023.06.08
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    垣谷先生は本当に日常のちょっとした問題を紐解くのがうまい!!! 帯の通り、読後はめちゃめちゃ掃除したくなりました。 家の状態は心の状態を反映するっていうのは納得なので、家が荒れ始めたら、「ああ、私の心も荒れてるんだなー」と思うようにしてます。 定期的に読みたい1冊!!

    7
    投稿日: 2023.06.05
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    部屋を片付けられないということは... 何かしら心にその原因があるということのよう... なかなか興味深く読む。 一気読みです。

    1
    投稿日: 2023.06.04
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    家族からの依頼を受け、片付けの仕方の指導をする十萬里さん。 初めは、彼女に不信感を持ちながらも 一つ一つ部屋や引き出しなどの、不用品を片付けているうちに、心の中も片付きだし 自分の人生や生き方を前向きに考えれるようになる温かかく、優しいお話でした。 十萬里さんの時には厳しく、もっともな言葉に ぐさっと心さされた気持ちもじわじわ温かみに変わり広がっていく。 なかなか他人が、いや家族でも踏み込んでいけないところに踏み込んで人生の再スタートを 切らせてくれる。 十萬里さんみたいな人がもしいてくれるなら、 素敵だなぁと思いました。

    12
    投稿日: 2023.06.01
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    ただ物を片づけるだけの片づけ屋ではなく、片づけられない理由に気づかせてくれる片づけ屋。 部屋の乱れは心の乱れだと思っていたけれど、 それ以上に片づけられない理由がある。 それは、その人の心の問題。 そのことに大庭十萬里は気づかせてくれる。 表情を変えず、言うことも冷たい十萬里だけれど、誰よりもクライエントの心にいい距離感で寄り添っている。 読み終わったら、すぐに片づけがしたくなった。

    0
    投稿日: 2023.05.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    オオバトマリの4つお客様のお話。 実際のお片付け屋だけではなく、生き方の転換のきっかけもくれる。 社内不倫のOLの話。妻に先立たれた夫の話。 子供に見捨てられた資産家の老婆の話。子供を失ったお母さんの話。 どの話もとても人ごとに思えずグッと入ってきた。 不倫の話は別でw 片付けられないのには意味がある。もちろん性格もあるかと思うけど、現在の気持ちに大きく左右される。 特に子供を失ったら、誰もが絶対物語のお母さんのようになると思うと苦しかった。 気付き ワタシも片付けしたいと思う本です。 片付けにも意味があって自分のためだけなく残される子供たちのためでもあるんだって気付かされました。残された物たちは、生きている人にとって前に進むことが出来ないストッパーとなってしまう。そう思うと片付けとは、自分がいるいらないだけの話ではない。 todo 自分の生活がしやすいというのは当たり前だけど、残された家族のことを考えると見える部分だけじゃない。 物は少ない方だと思っていたが、明日死んでも迷惑をかけない生き方っていうのも考える年になったな。絶対読んだ方がいい一冊だった。

    2
    投稿日: 2023.05.24
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    書店でのタイトル買い 「人生を片付ける」にビビッときました。 今すぐ十萬里さんに片付けてもらいたい。 心にロックがかかって時間が止まるとこうなるのはよく分かる 何もかも虚しい感じ 私は逆に何もかも捨てたくなって、捨てることで落ち着かせることがあるので逆かもしれません。単に彼彼女より他愛もない悩みなだけなのかもしれませんが… 人生を救う片付け屋

    3
    投稿日: 2023.05.22
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    十萬里さんの凄いところは、片付けてあげるのではなく、片付け方を気づかせること どうして片付けられないのかを、その原因を メンタルなのか しなくていいと思っているのか 自分以外がするからなのか、、、 そこに気づいた時に、依頼者や依頼者の家族たちの人生が変わっていくところ、道が開けていくキッカケを十萬里さんが丁寧に作っていくお話です!

    4
    投稿日: 2023.05.20
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    部屋を片付けられない人たちのもとへ訪れる片づけ屋大庭十萬里 十萬里は片付けをしてくれる清掃屋ではなく、片付けられない原因を探り、片付ける方法を伝授してくれる 社内不倫に疲れた30代OL、妻に先立たれた老人、子供に見捨てられた資産家老女、ある一部屋だけを掃除する汚部屋主婦 それぞれ最初は十萬里に対して反感や対抗心を抱いていたものの、部屋が片付いてくるにしたがって、憑き物が落ちていくように気持ちが穏やかになっていくのが清々しい。 特に最後の話は唯一、十萬里視点なのだけれど、 ある主婦が家の片付けも、家事も出来なくなってしまった理由が切なく 最初は無気力だった彼女が突然感情を爆発させ始めたところに涙してしまった。 そんな様々な人間模様を味わいつつも 片付けのコツも随所で学ぶことが出来て 一石二鳥のお話

    4
    投稿日: 2023.05.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    片づけ屋の大庭十萬里さんの手腕が見事に光る一冊だった。 ケース3までは依頼者目線で、十萬里が何を考えているのかまでは分からないけれど、ケース4で十萬里の目線になるのが良かった。片づけ屋と名乗るからには家庭に入り込むのだから、そこで問題が起きるかもしれない。でも人々としっかりと向き合う姿勢が伝わってきて安心できた。 一番響いたのはケース3。 年老いた時の生活のビジョンはあるか。どこまで物を取っておくのか。 誰のもとにも平等に訪れる死について、考えるきっかけになるような話だ。年齢によっても生活スタイルによっても、ベストな選択は変わってくる。その変化に柔軟に対応していくのが重要で、かつ一番難しいことなのだろう。 「人生の店じまい」がどういうものかを家族たちに見せたいと言う泳子さん。こんな生き様、素敵。

    1
    投稿日: 2023.05.01
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    気持ちが片付くと部屋も片づくだろうし、部屋を片付けると気持ちも片づく。十萬里さん、良い仕事しますね。 読み終わった本、なかなか処分できませんが。

    0
    投稿日: 2023.04.27
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    片付け屋、と言っても指導をすることで、新しい人生を切り開いてもらうのが本筋という人のお話。 人が違えば、片付けられない理由も違ってくる。 様々な人間とその周囲の人々。

    1
    投稿日: 2023.04.27
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    断捨離したくなる…!笑 どの話も人間味溢れるストーリーで良かった サラッと読めるしおもしろい。 さてわたしも片付けでもしようかな\( ´ω` )/

    16
    投稿日: 2023.04.26
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    汚部屋片付けたいが、片付けられないという困った人を お助けする物語。 汚部屋になる住人の神経がよくわからん。 スッキリ片付いているほうが、人生楽しいかと思うが。 汚部屋住人に虚寒できないので、 ちょいとイラっとしてしまった。 話的には普通。

    0
    投稿日: 2023.04.26
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    とまりさんが面白すぎる というかケース3の豪商の館の老婦人との掛け合いがおもしろすぎる。 ケース1と2に比べて気合いが入りすぎている。

    0
    投稿日: 2023.04.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。 あからさまな汚部屋の時もあれば、一見きれいに片付いているけど実は…な展開もあり。 タイトルの通り、部屋の主たちは心に色々な問題を抱えて、そのせいでゴミが溜まってしまったんだなと感じた。 最後は主人公の一人称で、何で?このパターンは主人公も何か心の闇があったりするタイプなんか?と思ったけど、読んでいくうちに「あーなるほど」と合点がいった。 掃除がめちゃくちゃ好きな主人公。信じられない。

    0
    投稿日: 2023.04.25
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    この本を読むと自宅の片付けもやりたくなる。物にあふれている環境というのは物質的には満たされているけど、心の面では何かを問題を抱えていることも多い。片付けを通してその人物の人生にも良い結果をもたらしていくところが読んでいて気持ちが良く、一気に読める。話のテイストはどれも同じではあるが、楽しめる一冊だと思う。

    0
    投稿日: 2023.04.16
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    社内不倫に疲れた30代OL、妻に先立たれた老人、子供に見捨てられた資産家老女、一部屋だけ片づいた部屋がある主婦…。『部屋を片づけられない人間は、心に問題がある』と考えている片づけ屋・大庭十萬里は、原因を探りながら汚部屋を綺麗な部屋に甦らせる。(e-honより)

    0
    投稿日: 2023.04.11
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    垣谷美雨さんの本を読むのはこれで何冊目だろう。 5冊以上は読んだはず。 どれも社会派小説として、非常に楽しめた。自分はこの人のファンだ。 だけど、この人の短編を読むのはこれが初めて。 形式としては連作短編集。片付け屋のトマリさんが登場し、四人の人生を少し変えていく。 それぞれの話の内容というか人物と設定については、よくある感じ… この作者に特有なエグミが少なくて、正直に言えば物足りなさがある 強いていえば一作目。同僚の女性のハウスパーティーで子守を押し付けられる描写はなかなか来るものがあったw

    8
    投稿日: 2023.04.11
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    面白い、読みやすかった。 「 もしも人生最後のゴミの日だったら 」の言葉は 心に留めておきたいなと思いました。 片付けられない " こと " よりも なぜ片付けられないのかっていう " 心情 " に 着目する点も個人的に面白いなと感じました。 私も掃除苦手だから大庭さんに手伝ってほしいー!

    1
    投稿日: 2023.04.07
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    大庭十萬里さんというお片付けコーディネーターが、部屋を片付けられない家庭に行ってお片付けしてしまうというお話。物理的にただ綺麗にするのではなく、なぜ片付けられないのかという人間の心理を深く洞察し、当事者の家族を巻き込んで問題解決にあたる。4つのケースが集まった短編集ともいえる。 大庭さんに、依頼する人は部屋が片付けられない当事者ではなく、みかねた家族から依頼されるパターンが多い。当事者は、片付ける気などさらさらない。最初は適当にいなして大庭さんに帰ってもらおうとするのだが・・・ 心理的な要因で、片付けられない人たちは自分ではモノに溢れた状態が気になっていない。そんな人たちの人生そのものに向き合っていく。人間は幸せになるために生きるべきであり、人それぞれにある幸せとは何かを気づかせてくれる。 暖かい気持ちになれる小説だった。

    2
    投稿日: 2023.03.21
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    汚部屋の住民の心ごと片付けていく。部屋が汚くなるのには、理由がある。ただ妻に先立たれたおじいさんは単純に片付けの仕方がわからないし片付ける意味もわかってなさそう。笑 家事の無能っぷりの描き方が垣谷さんの男性への憎しみがこもっているかのようで笑える。最終話は泣ける。子供は生きているだけで感謝なのだ。

    5
    投稿日: 2023.02.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    不倫相手からのプロポーズ。5年も待たされているのに、最後には自分のところに来ると信じてしまう。妻に先立たれ家事一切できない男は、共働きの娘に家事をしてもらっているし、片づけもしない。 思い出の品や買い込んだ食糧に囲まれて、きっと来ない日に備える老女。息子を失った哀しみがいえず、役目を果たさない主婦。 部屋の汚れは心の乱れというが、限りある人生を大切に生きるため片づけ屋の十萬里の指導が入る。 あの世には何ひとつ持っていけないって、その通りだなと思った。

    1
    投稿日: 2023.02.12
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    02月-05。3.0点。 初垣谷作品。片づけを指導する、片付け本著者。訳ありの家を片づけ、人生も上手く前向きに片づける。短編4編。 ほのぼの、ホロリとするいい話。

    1
    投稿日: 2023.02.09
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    片付けられないと言っても、本当各々理由があるから、こうやって十萬里さん的な人がいると良いよね。 家族じゃどうにもならないことでも、少しは良い方向に変わる気がする。

    9
    投稿日: 2023.01.18
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    ひと昔前に流行った「断捨離」とか、こんまりさんの 「ときめき片付け法」の二番煎じみたいなものかと思いきや、内容はどれも深く考えさせられるもので、片付け屋の大庭十萬里が、人生の先が行き詰まった人達を良い方向へと誘うという深いものだった。 汚部屋に住む若い女性、妻に先立たれた亭主関白な夫、高齢女性の遺産整理、息子を事故で亡くした母親。 ドラマ化してもおかしくないぐらいの完成度の高い4本立てだった。 部屋はその人自身の鏡と言われるけれど、その通りかもしれない。それぞれの抱えた問題が部屋に表れてくる。 最終話の、「死ぬまで我が子を喪った哀しみは癒えない」そのきっぱりとした物言いに私も安堵した。 そうなのだ。 我が子の死を境に、自分の人生はその前後で全くの別物になってしまう。 時間薬なんてものはないし、何年経とうと何も解決しない。 善意で慰めようと励まそうとしてくれる人がいても、そんなことは望んでいないのだ。 自分と同じ気持ちで、自分と同じ温度と熱量で、我が子の死をただ一緒に哀しんで偲んで欲しいのだ。 苦しみや哀しみは永遠に変わることはないし、その気持ちはその経験をしていない人間には到底分からない。 同じ経験をした人とも20年も経つと、共に語り合うことはなくなってしまう。 結局、一人で全てを抱え込んで死ぬまで生きるしかないのだ。

    2
    投稿日: 2023.01.06
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    面白い。 「部屋を片付けられない人間には、心に問題がある」と決めつけているとも思われるこの一文。事情も知らずに決めつける十萬里さんの考え方に心底苛立ちを覚えた。しかし、それぞれの背景を追っていくと、何かしら抱えているものがあって、納得せざるを得なかった。 実際にあんなにお節介な人が身近に居たら耐えられない。無理だ。そう思うに違いない。ただ、こういう人が居ないとだめだとも思う。 そんなふうに思いながらも、読み進めて行くと自然と心が軽くなっていて、単純だけれども十萬里さんを尊敬するところまで言っていた。 自分にこんな感情の起伏があるんだと思わせてくれたさくひん。

    1
    投稿日: 2023.01.04
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    なかなか面白い。 片付けるのは家の中だけではなく、人生においての必要のない関係性とか含めて。 潔い主人公に共感。

    1
    投稿日: 2023.01.02
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    片付け屋さんの十萬里さんが、 依頼人から頼まれた、 様々な事情をもつ女性の悩みを 部屋の片付けを通じて解決していくストーリー。 思い出を捨てられないとか、分かるわーと 共感しまくり。笑 人間は裸で産まれて裸でしんでゆく。 本当そうだなーと思った。 いつまでも物に依存してはいけないな。

    4
    投稿日: 2022.12.27
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    もうこれは片付けの本を越えて、グイグイ読ませる一つのエンターテイメントだなぁ。最後の話は悲しいが希望がある。

    0
    投稿日: 2022.12.24
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    片付けられないのには理由がある。 お部屋の片付け屋さんが片付けられない人たちの心の問題の原因を探り、解決へと導いていく。 片付け屋さんが悩みを解決していくところが斬新な切り口でおもしろい。 一見すると何の問題もなさそうな家でも、箱を開けてみると実は大きな心の闇を抱えていたなんてこともあるんだなぁ。 私は思い出のものが捨てられない。子どもの写真や制作物など。でも、捨てられないでいるとこうなっちゃうのか…そのうち捨てよう…そのうち…ね(笑) ともかく、自分にとって本当に大切なものって実はそんなに多くないのかもしれないと思った。

    29
    投稿日: 2022.12.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    片づけ屋である大庭十萬里が、部屋と一緒に心の問題も片づけていくという物語4編。 たしかに、片づけられないのはただずぼらであるという理由ではないのかもしれない。 こんなにうまくいくもんかなあと思いつつ、読んでいるだけで自分の部屋も片づけなきゃなと思えるのが不思議だ。

    2
    投稿日: 2022.12.08
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    読んでいる間、片付けや掃除がしたくてウズウズ…! 大庭十萬里さんの顔に出ちゃったり、人に合わせない素直な性格が好きでした。 どうして片付け出来ないのかその心理を知りたいという探求心。 私もすごく気になりました。 この本では四人の片付けられない人が出てくるのですが、その理由は様々。皆、現状に気付いてなくて、家族が依頼するというのも面白いなと感じました。 自信がないから沢山買い物をして、服や小物で身を固めようとする気持ち。 若い頃の私には、すごく分かりました。 更に、自分の親は大丈夫かな?、父親に家事教えておいたほうがいいかな?と心配になりました。   片付けという観点から、原因を究明し、人を助けていく十萬里さんが何だか刑事みたいでカッコよかったです。 4話が特に良かったなー! 自分の得意な事で人を助けられたら素敵だなと思いました。

    8
    投稿日: 2022.11.22
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    凄く良本 この本を読んで 気持ちが救われる読者も結構いると思う 特番でドラマシリーズ化しても良いかも(°▽°) 読み終わって 自分も部屋を掃除しました。

    50
    投稿日: 2022.11.21
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    オーディブルで聴く。 展開が小気味良く、すっきりと読了。 片付け(させ)屋・十萬里に僕の人生も片付けてほしい、と思った。 どうも、片付けは苦手なんですよね。 でも、家の中の整理を無性にしたくなった。 まずは、家の中にためこんだいらないものをばんばん捨てていこう。 でも、本を捨てようとすると…読書が始まってしまって…笑 皆さんもそうではないですか?

    60
    投稿日: 2022.11.13
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    今度はお姉様?大庭とまりさん登場。どっちが先なんだろ?ダイエットカウンセラーさんとは。 どっちもカウンセリング受けたいなぁ。まずはチェックシートから。

    0
    投稿日: 2022.11.12
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    片づけ屋の大庭は部屋だけでなく人間関係や人生の困りごとも処理してくれる。 このストーリーをみて、片づけ屋の主人公はスピリチュアルな力があったり、達観した視野を持っているなど常人とは違う力の持ち主なのだろうと思ったが全然違った。大庭はどこにでもいる中年女性。嫌なことがあれば顔にでるしイライラもする。 そのキャラクターはどうなのだろうと疑問的に見ていたが、読み進めていくうちに作者の意図にスパッとはまった。 大庭が普通であればあるほど、自分のことを常識人だと思い込んでいる依頼者の異常性が際立っていく。人物描写としてはなかなかに巧妙な技術だと思った。

    6
    投稿日: 2022.11.12
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    一話目はあまり好みじゃなく(もむと踏み込んだ終わり方が良かったなーと。なんだか中途半端な気持ちになったので)、読み切れるかなと思ったけど、残りの3話は面白かった! 特に2話目が好きでした。 3話目は自分の実家を考えてしまった。特に父は物を捨てれないタイプ。 我が家にも十萬里さんを召喚して、バサバサ指導いただきたいです。

    0
    投稿日: 2022.11.03
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    掃除片付けさせるプロのおはなしだけど、実は心をスッキリさせてくれるプロ。 部屋の汚さと心はイコール。 両方片付けてもらいたいなぁ。 スイスイ楽しいから読めた。

    1
    投稿日: 2022.10.19
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    片付けが好きな私にとってこちらもまた楽しく読ませてもらった。 自分自身の人生をどのように捉えているのかによってアプローチが変わってくるし、考え方によって結果が変わってくる。 何か唯一の正解があるわけではなくアプローチや結果を正解にしていくプロセスが非常に重要であると改めて感じる。

    1
    投稿日: 2022.10.19
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    片付け屋、というか今で言う整理収納アドバイザーの大庭十萬里と、依頼先で出会う4人の物語。 一人一人にドラマがあって、最高に面白く、学びがあった。 続編がとてもとても読みたい。テレビドラマ化なんかもしたらとても面白そうだけどなぁ。

    2
    投稿日: 2022.10.15
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    色々なパターンの、片付けられない人たちが出てきます。 私も片付けが苦手なので、それぞれの登場人物たちの気持に共感する部分もありました。 それぞれ、部屋を片付けることにより、新しい明るい軽やかな前向きな生活へと一歩を踏み出していく姿が、とても良かったです。 私も片付け頑張ろう!(笑) どのお話も素敵でしたが、最後のお話は、何度読んでも泣けます。

    0
    投稿日: 2022.10.15
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    4人の色々な人生、どんどん読み進められた。 それぞれの抱えている悩みを解決に導いてくれる 大庭十萬里さんは素晴らしい。 読み返したくなる本です。

    0
    投稿日: 2022.10.08
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    いい本だったなぁ。 読むの2回目だったけど、じっくり読めた感じがする。4話目がジンと心に落ちてくる。 生活は心の余裕や安定と深く関係しているんだなぁ。

    2
    投稿日: 2022.10.07
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    連作短編小説。 物語の主人公たちは、汚部屋の持ち主です。彼らを救う存在、片付け屋の大庭十萬里さんが原因を突き止め、美しい空間へと生まれ変わらせます。 心と部屋が織り成す関係が描かれていて、断捨離の重要性や、片付けの魅力に溢れています! 自分の部屋が散らかり始めた時、心の声に耳を傾けてみることにしようと思います。そうすることで、見つめ直し、良い状況に向かっていけるかもしれません… 断捨離の大切さがわかり、気付きの多い作品でした !

    7
    投稿日: 2022.10.06
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    垣谷さんの著書を読むのは「姑の遺品整理は、迷惑です」に続いてに続いて2冊目です。 今作は、汚部屋当事者が片付け屋さんの力によって、立ち止まっていた人生を再び歩み始めるお話。前述の姑の〜とは違う視点で、片付けられない人の心理を知ることができます。様々な事情があって人生が停滞している、その結果部屋にも不要なモノやゴミが溜まってしまう、そこを解きほぐす大庭十萬里さんの手腕は見どころ。 読みやすさとエピソードの多さで迷ったらこちらをおすすめします。

    1
    投稿日: 2022.09.25
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    最初はあまり面白くなかったというか 主人公の人間性が好きになれなかったが、 最後の話で印象がガラッと変わった。 人と関わる際に 気を使って当たり障りのないことを言うのは 優しさじゃなく面倒に巻き込まれたくないだけで、 本当に優しい人は、 主人公のように厳しいことを真っ直ぐ伝えて その後も見守るんだな。

    1
    投稿日: 2022.09.22
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    続編の『あなたのゼイ肉、落とします』を読んだので8年振りにこちらを再読。 片付けにダイエット、巷に指南本がイヤというほど溢れている誰もが通る身近な題材を、なんとも巧みに取り入れてこんなに面白くしちゃうから凄い。身につまされるだけに余計に入り込みやすいのかな。持ち物が軽くなるだけではなく何より心が軽くなるのです。十萬里と小萬里、二人に来てもらったら最強では! そんな状況にならないよう二冊を読み返しつつ気をつけます。いつか二人が協力して顧客の悩みをバッサバッサと解決する番外編、読みたいです。

    0
    投稿日: 2022.09.15
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    勝手なイメージとしては「人生の掃除屋おばさん」的な短編集という感じ。最終章では今までお客さん目線だったのが、主人公のこばりさん目線から描かれているのも楽しかった。

    1
    投稿日: 2022.09.10
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    断捨離したくなった。 いらない服、ずーと着てない服、あるけど捨てられないんだよね〜 いつか着るかも思ってしまう 重い切り捨てる決断力がほしい! 自分の物以外は、「これもう使わないでしょ?」って聞いてサクッと捨てれちゃうのにな〜笑

    0
    投稿日: 2022.09.07
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    '22年9月4日、Amazon audibleで、聴き終えました。垣谷美雨さん、3作目。 いずれも良いお話だと思いました。僕的に良かったと思うのは、「精算」と「きれいすぎる部屋」です。どちらも辛い話でしたが。 前に聴いた「リセット」と「姑の遺品整理〜」と比べると、少しインパクトは小さいかな、とも感じました。 垣谷さんの小説は、今迄聴いたのは、一応全てハッピーエンドと言えるかな…そこに魅力を感じています。 良いお話、でした。

    7
    投稿日: 2022.09.04
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    自分の片付け術をブログにしていたのが書籍化、片づけアドバイザーとして家庭訪問して長期間に物や人間関係、人生を整理してくれます 筒井康隆の七瀬シリーズのように家庭それぞれの片付かない問題があるのですよ

    0
    投稿日: 2022.09.02
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    あっという間に読めました。 単なる片付けに留まらず、その人が抱えている環境や心の問題を解決してくれる十萬子さん。 切実にうちにも来てほしいと思いました。 読後は片付けが捗ったので、片付け指南書より効果があるかもしれません。

    0
    投稿日: 2022.08.22
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    深い〜〜!!!!!!! 最初は、毎回同じ流れで同じ決め台詞。 もぐろふくぞう的な、痛快ドラマにすりゃあ まぁ毎回同じ安心感がヒットにならんでもないか。 と読んでいたが、、、、 毎回ちらっと他人事ではない、身近な自分の中にもある影のようなところが猫写されてて、自分の影にも向き合うはめになり、重いなぁ〜なんて感じていたが、 人間の深い深い感情を改めて垣間見、 最後の「きれいすぎる部屋」なんてあぁそうか、、と唸るほど勉強になるという思わぬ誤算。 読むのに勇気がいるが「老後の資金がありません」だったり、「夫の墓には入りません」だとか、「あなたのゼイ肉、落とします」を読んでみようと思います。

    0
    投稿日: 2022.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分が家の中をすっきりさせたいと思うことや、実家に帰るたび断捨離をする気持ちはどこから来るのだろう。 読み終わって今日は断捨離でにすることにした。30代だけど一人暮らしもし突然いなくなったとしたらこの部屋を片付ける人にとって負担のないようにしておきたい。 叔父を亡くした祖母や父のことを考えた。当時父はまだ40歳で祖母も60代。その時のことを思うと涙が出た。 メモ

    0
    投稿日: 2022.08.07
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    金持ちにしかできないことだが、いちから買いなおして、本当に必要なものだけを置くことができたら、どんなにか良いだろうと思う。

    0
    投稿日: 2022.08.06
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    「あなたの贅肉落とします」の小萬里さんのお姉さんの十萬里さんの話。どんな兄妹だよ。 四つの短編を通じて響いたのは、みんな同じことだった。 ○いつの間にかみんな相手の機嫌を損ねるような事は言わなくなった。 ○恨まれてもいいから本当のことを言ってあげるのが本当の親切 ○優しいことを言ってくれる人が本当にあなたのことを思ってくれてると思ったら大間違い ○他人が一目見てわかることでも当人は全く気付いてないことがある。嫌われても誰かが口に出して言ってやらねば。 今の自分にはそういうのまるでない。ほとんどの人付き合いがいつのまにか薄っぺらな、上っ面な人間関係になっていると気づかされた。 だからストレスなんだ。 本音が言い合えるのは学生時代の友達くらいかな。 でもそれでいいと思う。Facebook やインスタで 不特定多数の人と広く浅くの人間関係が今風だけど、俺の場合は狭くてそんなに深くなくていいや。 最初の三話は深みもなにもなかったけど、最後のやつはとても良かった。最後の話の心の声は十萬里さんの声。ほんとに思う人には厳しいことも言えるようにならないとな… たぶんそれも俺の今生のテーマだ。 それがなかなか言えないんだよな。 てことはまだまだってことですな。

    0
    投稿日: 2022.08.04
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    心の状態は部屋に現れるというのは、その通りだと思う。 そしてちょっとしたきっかけで、一つ取り掛かると状況は好転する。 片付け屋さんが普通のどこにでもいそうなおばさんなのがいい。

    5
    投稿日: 2022.07.26
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    主人公の片付け屋のおばちゃんがマイペースで気持ちいい。片付けられる方との掛け合いが面白く、いつの間にか部屋と心の奥まで片付け始めたら、まぁ気分爽快!

    0
    投稿日: 2022.06.20
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    他人の家の中って気になります。 私自身も断捨離に興味を持っていたため読んでみました。部屋も人生もスッキリさせたくなりました。

    1
    投稿日: 2022.06.12
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    内容紹介 (Amazonより) 社内不倫に疲れた30代OL、妻に先立たれた老人、子供に見捨てられた資産家老女、ある一部屋だけを掃除する汚部屋主婦……。『部屋を片づけられない人間は、心に問題がある』と考えている片づけ屋・大庭十萬里は、原因を探りながら手助けをしていく。この本を読んだら、きっとあなたも断捨離したくなる! 私、内容紹介の通り、ただ今断捨離中です!笑! この本を読む少し前から いろいろあってすでに断捨離中だったんですが 読んで更にあちこちを徐々に断捨離しようと思いました。 片付け屋の大庭十萬里が「女も50歳を過ぎたら死ぬ用意をするべきだと思います。」と本の中にもあるんですが 私もそう思っています。 50歳を過ぎた頃から 体調が格段に悪くなったと感じています。 子供達に余計な手間をかけなくて済むように 少しずつやっていこうと思っていたところでした。 もっと歳を取ったら もっとしんどくて出来なくなるだろうなと思っています。 やろうと思った時がやる時なんですよね。 断捨離すると綺麗になってスッキリするんですよ。 うちにもこの十萬里に来てもらいたいです。

    17
    投稿日: 2022.06.11
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    行き詰まって、自分では進めなくなって、背中を押してもらえないないまま何年も過ぎてしまったら。長い間現実を見ないように、その場に固く踏みとどまって自分を守ってきたとしたら、次に1歩踏み出すための勇気はいかばかりか…。 どの章も依頼者は家族。自分の世界から十萬里さんに引きずり出されて、そんなつもりはなかったのに殻を破っていく。 なんかちょっと羨ましい。 「だったらやればいいじゃないですか?」とか言われそうだけれど。 ポーカーフェイスの十萬里さん、脳内でそんな詰問してたんですね(笑)

    0
    投稿日: 2022.06.05
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    今、読み漁っている垣谷さんの作品。思い当たる節が 随所にありどんどん読み進めました。 さっ、思い切って片付けよう。

    0
    投稿日: 2022.05.25
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    どんなに散らかっても、どうしても片付けられない…それは人それぞれの心の理由があるから。 それはよく聞くことだけど、意外と自分では気がつかずにいるものらしい。 そんな家主に、言葉少なくも的確な指摘をピシッと決める大庭十萬里。 冷静沈着、常に正しい判断を下すことで人気の片付け屋だ。 作中の、どのケースの家主の事情にも共感してしまうのは、きっと誰にでも起こりうることだからなのだろう。 特に、最後の話には感涙。 前の3作はどれも家主目線で描かれていたが、ラストの話は十萬里の過去とともに、彼女の視線で語られていく。 とても切ない家主の理由。 しかし、読後感は穏やかで救われる。 続編、出ないかな。 もっと十萬里の活躍が読みたいな。

    1
    投稿日: 2022.05.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2022.5.10読了 なんとも可愛らしい表紙である。 明るい日差しの入る素敵な部屋に、たくさんのおしゃれな食器が並べられたテーブルがある。住宅街の中でひっそりと営業している雑貨屋さんだろうか。 しかしよくよく見ると部屋の一番奥、流し台と思われる場所に洗剤のボトルらしきものが見える。 ん?もしかしてこれは、誰かの家のキッチン? だとしたら、とてもこれでは調理などできないだろう… 本作では、大庭十萬里という片づけアドバイザーが様々な理由で片づけられない人々に指導していく。 作中、4名の相談者が登場するが、最も共感したのは豪商の館の住人だ。 屋敷と呼ぶのに相応しい邸宅に一人で住んでいる老女の持つ「在庫」が凄まじい。一生かかっても使いきれない程の在庫を、何かあった時のために、また、子供や孫が来た時の為に備えている。けれど、その機会が訪れないまま今に至るのである。 自分の親も、まだ使えるものは捨てないと言う。世の中が、もったいない精神から断捨離にいつの間にか変化していて困惑を感じる人も少なくないのだろう。 物のない時代を生きてきた老女が、まだ使える物を捨てろと言われ、おかしな事を言う、と反論する場面に時代の変化をまざまざと感じた。 物を大切にする事の意味が、役目を全うするまで使う、つまり壊れるまでと考えると、自分が本当に良いと思った物をよくよく吟味して買いたいものだと思う。

    6
    投稿日: 2022.05.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日本の社会病理を扱う垣谷さん。ゴミ屋敷をイメージしたが違う。部屋はその人の心の写し鏡。大庭十萬里はテレビでも活躍する片づけ屋。ゴミ屋敷の女性、妻に先立たれた男性、自分の過去を清算できない高齢女性、亡き息子を忘れられない母親。全ての登場人物に大庭十萬里が解決策を見つけ、それとなく促す。いつの間にか自分と向き合い、カタルシスによってモノも片付く。最後の息子の事故死、人生が絶望した母と家族の病理には考えさせられた。事故により子どもを亡くした家族は少なくない。どう自分と向き合うべきか?家族と一緒に向き合うべき。⑤

    32
    投稿日: 2022.05.08
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    断捨離やお掃除の方法ということではく、汚部屋になってしまった背景をしっかり理解して片付けのアドバイスをしてくれる。 不倫、介護や亡き妻への想い、独居老女、大事な人を亡くした母親…… それぞれの家族に沿ってアドバイスして、ポロリと涙がでそうな温かい気持ちになります。 しっかり捨てるための心準備をヒューマンドラマと共に教えてくれます。実用書を小説として読んでる感覚になる! この4家は、難しい背景があって片づけられないけど、とくに深い理由も背景もない私の汚部屋って……… と、片付けのきっかけになりました笑

    2
    投稿日: 2022.04.05
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    読みながら、今年こそは着ようと思いながらも、この冬1度も袖を通すことのなかった服が何着もあることが気になった。 このまま着ることがなく4月になったら、今年こそは思いきって処分しよう、そう決断させてくれる1冊でした。

    0
    投稿日: 2022.03.23
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    私が十萬里さんだったらどうするかなって考えてしまった。他人にストレートに意見を言うって難しいですね、、 あと読み終わってからしっかり断捨離しました笑

    0
    投稿日: 2022.03.21
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    自分の生き方を変えなければとあらためて思いました。 私は「捨てられない女」ではなく 「買うのをやめられない女」です。 何度も何度も使い切る生活にシフトしようとしてできない! 料理好きな為に 常にいつも食材がないと不安になり 作りたいと思った時全てが揃ってる 従って冷凍もパントリーもいつも食材でパンパン! その為消費期限との戦い! 管理するものが多ければ多いほど大変になる それがストレスの原因だとわかってるのに なかなか買わない生活をやめられないもどかしさ 私も今年は古希、人生最後の片付け 買わない、使い切る生活を 始めようと思います。

    4
    投稿日: 2022.03.21
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    掃除した後みたいに、気持ちがスッキリ晴々する読後感。 思いあたる事があったり、身が引き締まる思いになったり、、、 断捨離が好きだけど、ものを買うのも好き。そんな自分を十萬里さんはなんと言ってくれるのか教えてもらいたい。

    0
    投稿日: 2022.03.18
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    部屋も悩みも片付ける十萬里さん。 ウチにもきてもらいたい。 何年も着てない服でクローゼットがいっぱい。 痩せたらまた履けるかも、 安かったからとりあえず買ってみた、 一軍は無理だから部屋着にしよう、 ヘビロテして型くずれしてるのに気に入ってるから捨てられない、 シワがあるから後でアイロンかけたら着ようと思ってずっとそのままの服 毎年何足も買うのに捨てないからたまるばかりのタイツやレギンス類 思い切って捨てよう! 捨てようかな? 捨てられるかな? これってやっぱり心の問題?

    22
    投稿日: 2022.03.17
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    心が晴れやかになる一冊だった。 いわゆる「お片付け」を教えてくれるのではなく、心の悩みまで一緒に解決してくれる。ああ十萬里さんがいてくれたらなぁ。 もし明日がゴミの出す最後の日だとしたら、、と考えると今すぐにお片付けしたくなってしまった。なってしまったではなく、「しよう」。

    0
    投稿日: 2022.03.11
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    とある理由があって部屋が散らかる彼女たちは、片付け屋の大庭十萬里(おおばとまり)さんのちょっとした助言を受け、自分の人生を見直すきっかけを得て、モノを片付け始める。 どんなアドバイスがあるのかと、主人公と同じく半信半疑で十萬里さんの話を聞いてる(読んでる)うちに、主人公と同じく自分の至らなさに気付く自分がいたりして。 この著者の作品、いつもいいなぁと思うけど、今回は特に好き。 すっきりした部屋で気持ちよく過ごしたいと思う。読み終わったら、ゴミ袋持って部屋をウロつきたくなりました。

    4
    投稿日: 2022.02.20
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    本当にこの方の小説好き。スカッとしたり心温まったり忙しいくらい。この本も好きな本の1冊になりました。

    0
    投稿日: 2022.02.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    片づけ屋の大庭十萬里が、タイプの異なる4件の片づけられない家を訪れ、家だけでなく、その人の心の問題まで片づけていくストーリー。 十萬里は片づけ屋といっても、部屋の片づけそのものを請け負うのではなく、片づけられない人の心理的要因を見極めて、時に厳しいアドバイスもしながら、その人が自ら片付けるように導いていく。 年を取り、子供や孫が帰省しなくなっても、いつかみんなが来たときのために、とモノを捨てられない老女の話(ケース3)は、ありがちながら、なんだか切ない。 ケース4は、息子が事故死して以来、無気力になった主婦の話。生きている娘たちがいてさえ、家のことができなくなる、子どもを突然亡くした親にしか分からない、深い哀しみ、喪失感が描かれている。 一般的には、片づけられない=ただルーズな人、と見られがちだが、その人が抱える心の問題に気づくきっかけになりうるんだと思った。 かくいう私も、つい買いだめしてしまい、気づいたら賞味期限切れ、なんてことがままあるし、引越後にしまい込んで、一度も使わないまま次の引越時に持っていくこともあったなぁと大いに反省。改めて、断捨離宣言します!

    18
    投稿日: 2022.02.11
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    最後まで読んで☆5。 〝一生乗り越えられない悲しみ〟 それを他人に言ってもらえた時の息子を亡くした母親の安堵感。 子どもをなくした親の苦しみなんて、経験した人でしか分からない。その悲しみが少しだけ垣間見れて、自分自身の色々なところを刺激した。 片付け・・ 当事者たちはなんの不満もない。むしろ片付ける必要がないと思っているのに、近くにいる人(母・娘・義母)が片付けや依頼するのが印象的。 どの話も、読み終わった後に爽やかな風が吹いた。

    0
    投稿日: 2022.02.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    片付け屋のとまりは、汚部屋の住人から、片付けどころか家事もやったことのない1人暮らしの高齢男性、捨てられない主婦、息子を亡くし生きる気力を失い家事どころじゃない主婦の4つの家庭を訪れていく。 物を捨てられない理由を客観的に聞くと、捨てたらいいのにって思うけど、思い出の物だったり、高いのに数回しかきてない服が捨てられないのは共感できるなーと。 自分の物でも捨てる決意がなかなかできないのに、遺された人はもっと捨てづらいよなぁ。 最後の章では、息子を亡くし生きる気力を失い家事どころか抜け殻な主婦の話だったが、男児持つ親だからか、途中で号泣してしまい、一旦落ち着くために本を置いた。冷静になってからまた再読。 垣谷さんの本はホント心理描写がリアルで感情移入しすぎますね… 最終章では、とまりの素顔にも迫っていた。 以下が一番印象に残ったシーン。 従兄弟が若くで亡くなっていて、周りの人は叔母に慰めの言葉を良かれと思ってかけるんだけど、叔母にとっては苦痛で。 「言葉遣いというものは思った以上に難しいらしいと知り、とまりは無口な子供に育っていった」そういった背景があって、感じの良くない片付け屋だったのかと納得。 家庭内の問題を見極め、解決へと導く姿が家政夫のミタゾノを彷彿とさせました。うわべだけの優しさじゃなく本当の優しい人ってこういう人のこと言うんだろうなぁ。かっこいい! 断捨離や片付けの方法が書かれてるわけじゃないけど、物を捨てて、スッキリしたくなりました。 面白かった!

    2
    投稿日: 2022.01.21
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    タイトルを深読みして殺し屋の話だと思って読み始めてしまった。片付けられないのと掃除ができないのは同じじゃなくて、私は掃除をしてもらいたい。

    4
    投稿日: 2022.01.12
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    なかなかやる気にならない大掃除をこの本を読めばやる気になれそう!と思って読みました。 なるほど〜。そういう考え方かぁ〜と参考になりました。 とりあえず靴は捨てることができました!

    2
    投稿日: 2022.01.04
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    どの話も読み終わると爽快感が得られる! 心の整理をすることで生き方や生活に現れるんだな〜と思った! 悩みごとがあれば、もう一度読んで心を整理したい^ ^

    2
    投稿日: 2021.12.29
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    この作家さんの作品を初めて読みました。 部屋の片付けのプロとお客さんの短編集です。 ほろり、とくる話もありました。 おすすめです。

    2
    投稿日: 2021.12.05