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さがしもの(新潮文庫)
さがしもの(新潮文庫)
角田光代/新潮社
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総合評価

607件)
4.0
169
221
146
14
4
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    本にまつわる物語。 関係を繋いだり、過去の大切な事を思い出したり、 本には不思議な力がある。 この作品を読んでずっと本を読み続けたいと思った。

    0
    投稿日: 2026.01.04
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    上白石萌音さんの歌うRADWIMPSの『25コ目の染色体』に魅了されていたのもあり、上白石萌音さんの帯コメントに触発されて手に取りました。 そして少し読み進めて、おばあさんの謎質問の意図が気になり、面白そうだと思って購入しました。 正直、はじめは短編集であることにショックを受けました。いままで長編の小説しか読んだことがなく、すぐに話が終わってしまう短編では感情移入ができないと考えていたためです。 でも、読み終えた今、そういう感情も含めて許してくれるような、まさに「読書のための本」だった気がします。 掲載されているすべての小説が良かった、とは正直思えませんでしたが、私の場合は2つ、心に刺さるとても身近なエピソードがあり、なんならその片方では、思わず涙を流したほどでした。 また数年後に、自分が変わったときに読んでみたい、そう思います。

    6
    投稿日: 2025.12.22
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    「いつだってそうさ、  できごとよりも考えのほうが何倍もこわいんだ。」 **** 私にとって本は、いつも一緒にいてくれる友達みたいなもの。 小さい頃から大好きだった絵本は、今でもたまに開いては昔の気持ちを思い出す幼馴染みたい。 学生時代に読んで憧れていた本の主人公は、久々に会うと少し緊張する当時の同級生みたい。 親友から教えてもらった小説は、辛くなった時にめくると寄り添ってくれる。 これからもたくさんの本と出会っては別れて、歳を重ねていくんだろうな。 素敵な出会いに溢れているといいな

    0
    投稿日: 2025.12.21
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    9作品の短編集 読み始めて「好きだな、これ」と思う でも次を読み始めたら「こっちが好きだな」と思う、また次を読み始めたら「やっぱりこれが好きだな」と…それが続いていった 結局全部好きだった 角田光代作品は久しぶり 昔、結構読んだつもりだったが これは読んでなかったのだ 全部好きだったけど【引き出しの奥】が 一番好きかもな 本は一人っ子で人見知りの私の 子供の頃からの友達だと思い出させてくれた1冊

    0
    投稿日: 2025.12.18
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    本にまつわる短編小説。 一番最後のエッセイが面白かった。 それ以外はまあ、普通。読みやすくて淡々と読み進められる。 暇つぶしにはなるけど、それだけだったな。

    0
    投稿日: 2025.12.15
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    本好きな友人が贈ってくれた一冊。 本にまつわる短編集で、本好きならどの話も頷き、膝を打ち、唸ることは必至。そしてハズレなし。 読みながら、自分はどう本と付き合ってきたか、本に何を求めているか、何が好きなのかなど、改めて思い返す事も多々。 本好きな状態でこの本を読めて良かったなと思うし、この本を読むことで更に本が好きになるような、大袈裟だけどそんな気持ちになる、本当に素敵な一冊。

    0
    投稿日: 2025.12.11
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    本の面白さを改めて教えてくれる。 最初は面白くないと思っていた本も、歳を重ねると見え方が変わってくる。そのことを「不幸の種」では「自分が今もゆっくり成長続けていると、知ることができる」と書かれている。新しい世界を知って価値観変わってきている、人としての厚みが出ていると感じられた。

    0
    投稿日: 2025.11.27
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    本が自分の成長に合わせて姿かたちを変えていき、いつの間にか自分にぴたりと寄り添うようになる。 昔はどこにでも持って行ったけどある時期を境になんか違うなと手放した本や、たまたま同じ人が変なポエムを書き込んでいた古本屋の2冊の本や、旅先で感動した絵描きの人が挿絵を手掛けた本、色々あったなと思い出した。

    1
    投稿日: 2025.11.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ──「人間は本を読むために生まれてきた動物である(解説より抜粋)」     本作は、各短編作品の主人公たちが『本』を通じて『大切な何かを見つけていく』9つの物語が描かれている。   ときにSFチックだったり、ときにノスタルジックだったり。様々なエッセンスを通じて描かれていく物語に終始心を揺さぶられる。   個人的には表題作となっている『さがしもの』は勿論だが『旅する本』や『ミツザワ書店』もオススメかも。 「だってあんた、開くだけでどこへでも連れてってくれるものなんか、本しかないだろう(『ミツザワ書店』より抜粋)」 そうなんだよね、だから本ってやめられないんだよね。そういえば、成田悠輔氏も『本はコスパのいい仮想現実』みたいに言ってましたっけね。 そして、あとがきに添えられたエッセイ『交際履歴』がかなりハマる。『人と本の交際』という表現の美しさ。角田光代氏の世界観にやられました。 他にも積んである角田光代氏の作品にも手を伸ばしてみよう。きっと本を通じて『まだ見ぬ世界への扉』を開いてくれるのだろう。 ・ ・ ・ ・ ・ 本、それは運命を変え、世界につながる小さな魔法。【全国学校図書館協議会篇・集団読書テキスト】教室に大きな感動を呼んだ傑作短編集!     「その本を見つけてくれなけりゃ、死ぬに死ねないよ」、病床のおばあちゃんに頼まれた一冊を求め奔走した少女の日を描く「さがしもの」。 初めて売った古本と思わぬ再会を果たす「旅する本」。 持ち主不明の詩集に挟まれた別れの言葉「手紙」など九つの本の物語。 無限に広がる書物の宇宙で偶然出会ったことばの魔法はあなたの人生も動かし始める。『この本が、世界に存在することに』改題。

    2
    投稿日: 2025.11.07
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    本にまつわる短編集。ちょっと不思議だったり、ほっこりしたり、懐かしい感じがしたり。本との巡り合わせにはいろんな形があって、本から得られるものも、自分の状況によっていろいろに変わりうる。自分にとって唯一無二な本にたくさん出会えるよう、これからも読みつづけよう。

    13
    投稿日: 2025.11.02
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    著者、角田光代さん(1967~)の作品、ブクログ登録は4冊目。 本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 「その本を見つけてくれなけりゃ、死ぬに死ねないよ」、病床のおばあちゃんに頼まれた一冊を求め奔走した少女の日を描く「さがしもの」。初めて売った古本と思わぬ再会を果たす「旅する本」。持ち主不明の詩集に挟まれた別れの言葉「手紙」など九つの本の物語。無限に広がる書物の宇宙で偶然出会ったことばの魔法はあなたの人生も動かし始める。 ---引用終了

    81
    投稿日: 2025.11.02
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    どれもかなり好きだったけど、あとがきエッセイにあった角田光代にとっての本の見え方がとびきり沁みた。ここにガッテンみたいな共感ボタンがあったら押しまくってるなあと思いながら読んだ。 定期的に読み返したいし、身近にいる本が好きな人に是非おすすめしたい。

    0
    投稿日: 2025.10.27
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    それぞれの人の人生の中に深く刻まれた1冊についての話。はじめの方は私がこの本の雰囲気になじめない感じで、面白く読めるかな?と思ったのですが、だんだんなじんできました。「彼と私の本棚」は失恋の感情が胸に響いて切ない気持ちになりました。表題の「さがしもの」はおばあちゃんのこと、きっとそれほど好きでもなかっただろうに、ちょっと呪いみたいと、思いつつ、探すことは自分のためでもあるのだろうと思いました。見つけたときは私も「キター!」って気持ちになりました笑 1つ1つが短いお話なので、隙間時間に読みやすくてよかったです。

    1
    投稿日: 2025.10.19
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    新潮文庫の100冊に入っていたことと、角田光代の作品が好きで作家買いしたことだ。 まず、手に取って最初に目次の段落の取り方がおしゃれだと感じた。本書は本にまつわる短編集であり、それぞれの物語で、登場人物の人生と本との接点を楽しめた。 本を再読するのが苦手な自分でも、この本のおかげで再読の楽しみを教えてもらった。昔読んだ本をもう一度手に取ってみようかな、と思ったり、今ある本を手放すことが別の本との出会いにつながるのかな、と考えさせられたりした。 また、本になにか書き込むという行為も、後々の自分や、もしかしたらその本を読む別の誰かへのロマンになると思えた。

    7
    投稿日: 2025.10.18
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    読書を趣味までいかなくても習慣にしたいなと思って、家からいちばん近いT書店で手に取った一冊。 帯文に、上白石萌音さんの「読書の魅力は、この本がすべて教えてくれました」とあり、それが目に留まり、思わず手が伸び、最初の数行を読んでみて『あ、これ買おう』となりました。 読んでよかった よりも、読めてよかった と思える本でした。またいつか、この本を開きたいと思います。

    0
    投稿日: 2025.10.13
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    本と人の関わりで綴った短編集で、読後の感覚がとても心地よかったです。 わたしは読むのが遅いので時間があれば新しい本を読みたいと思っていましたが、再読するのも貴重な体験になるのかもと気づかせてくれた短編集でした。 あとがきで「星の王子さま」のお話が出てきたのですが、わたしもこの本だけは再読何回もしていて、ちょっと嬉しくなりました。

    26
    投稿日: 2025.10.11
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    もっと早く読めばよかった。 今まで忘れていた本との思い出が頭の中に次々と出現してきて大変だった。 この本の主人公たちと同じように私にも私だけの本との思い出がある。 それがとても嬉しい。 そして、昔持っていた本で今もう一度読み返さないとと思う本も出てきた。 本屋行こう。

    4
    投稿日: 2025.10.05
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    ▼配架・貸出状況 https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00462403

    0
    投稿日: 2025.09.30
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    とても良かった。 短編集になっていてどれも本をテーマにしたもの。 これを読んで本がもっと好きになった。 本は世界への扉

    1
    投稿日: 2025.09.28
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    妻が大好きな上白石萌音さんが本の帯で推薦してあったので、夏に購入して、先に読んでもらった。 「本」に関する九つの短編集。 すごく読みやすいけど、本を30歳ぐらいから読み始めた自分にとっては、あまり共感できず。はまらず。

    1
    投稿日: 2025.09.27
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    とってもとっても良かった。 本好きの人には是非読んで欲しい、短編集。 図書館で借りて読んだけど、手元に置いて何度も読み返したいので本屋さんで購入しよう。 本棚に彼と自分の本が何冊かダブってる話も、呪いの本で自分と友達が不幸が続く話も。 どの話も学生時代の恋人とは上手くいかない展開が地味に共感した。 物語はもちろん最後のあとがきエッセイまで良かった。 あとがきのタイトルが交際履歴と書いてあったので、急に作家さんの過去の恋愛話かと思ってびっくりしちゃった。 でも内容は恋愛じゃなく!もっとちゃんとしてて、本の交際は何人でもして良くて自分のお気に入りの作家さんを見つけようってことだった(意訳) 本をもっと読みたくなった! 今アメリカにいて日本の本があまり読めないけど、図書館にある貴重な日本の本を読んだり頑張って洋書も読んでみよう。

    7
    投稿日: 2025.09.22
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    ずっと読もうと取ってた作品! タイトルからはどんな物語か分からなかったけど 改題前のタイトル通りに"本"の物語だったんですね。 短編集になっていて、1番印象的だったのは「ミツザワ書店」かな。 開くだけでどこへでも連れてってくれるものなんか、本しかないだろうって一文が1番心に残りました。 本が好きな人はぜひ読んでほしい。 読みながら「私は本が好きだぁぁ」となるから 読んでるうちにいろんな小説が読みたくなる。 そして本屋に行きたくなる〜!!!

    1
    投稿日: 2025.09.14
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    大人になって、読書を積み上げてきた人に読んでほしい。とても読みやすいし忘れていたことがよみがえった。 初めての角田光代さん。今回は本についての本。その人にとってのほんの存在。無くても生きていける本を読む人々の理由が一つ一つの短編に詰まっていた。 本との出会い、きっかけ、昔の記憶 まるで人との出会いのように、すべて大切でこの世に存在していないと寂しくて、つまらない。 本は人のような存在だと初めて気付かされた。 角田光代さんは、なんといっても言葉が鮮やか。 「絵の具を溶いたような色の海と、風邪に揺れる椰子の木と、テラスにぶら下がったハンモックと」 子供の頃の、絵の具を溶いた時のワクワクする気持ち、海をふくんだ鮮やかな色に反射する光、このままたっぷりな絵の具に呑み込まれたい。あの時の記憶が幸福な事だったんだと今気づく。 私は、「引き出しの奥」と「さがしもの」が1番心に残った。本を読んでた時の記憶とか、日常の記憶が、本を介して、よみがえった。この本が私の記憶の引き出しだと思った。 本読む時って特別で、再読しても同じ感情になることはない。本はずっとそこに存在し続けてるのに、私たちだけが時間と共に成長している。これを読んでいて、その一度きりの特別な感情が鮮やかによみがえった。 小さい頃にたくさん読んでた本に今でも愛着が湧く。それって昔の自分がくり返し本を読んで感じたことが強く鮮明に残っているから。 本を愛するってその時の感情を愛でてるんだと思う。大人になって忘れていた感情を愛でれた。 その昔の感情の引き出しがこの本だと思う。

    3
    投稿日: 2025.09.13
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    すっごく良かった。私が本を読む理由がこの1冊につまっていて読み終えた後はさらに本が好きになっていました。 特に「さがしもの」と「彼と私の本棚」が好きな話。 私も旦那と彼氏彼女だった時に同じマンガを読んだり、音楽を聞いたり、映画を見たりしていた。 特にマンガは家族になった今も家の本棚にあって、そのマンガを見ると昔2人で新巻が出るのをすごく楽しみにしていたこと、本屋さんで大人買いしたこと、ここが良かったここがダメだったと話したことを思い出し、本そのもの、そして本にまつわる記憶が自分の一部になっているんだとこの本を読んでまさに実感した。 日焼けしたマンガのページは、そこから積み重ねた年月を想起させて、愛おしくなりこの本を読んでいると胸がギュッとなった。 大好きな1冊になった。

    11
    投稿日: 2025.09.12
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    20250513 読了 ☆4.5 書店や古本屋に行きたくなってくる… 本が読みたくなる… そんな短編集

    0
    投稿日: 2025.09.07
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    ※2025.9.6古本購入@シェア型書店PASSAGE内「書肆フィガロ」棚  ・新潮文庫の100冊2025のしおり付き  ・新潮文庫の100冊 2024:27冊目

    1
    投稿日: 2025.09.07
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    本との関係について書かれた本。すごく面白かったし、終始うなずいてしまった。 1番心に残ったのは、「旅する本」読む時期によって、その本に対する感想とか全然違ってくることがすごく共感した。 「さがしもの」もとても印象に残った。出来事より、起こる前に考える方が怖い。私も今やる前に色々ぐるぐる自分で考える事が多いなと自分を振り返ることができた。 上白石萌音ちゃんが帯で感想を書いていて、萌音ちゃんがおすすめしてくれる本は暖かい本が多くて自分が好きだと思えるものが多い。

    0
    投稿日: 2025.09.03
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    本をテーマに、こんなにバリエーション豊かな物語を生み出せるなんてすごい! 本好きなら思わずうなずいたり、ニヤッとしたりする場面がたくさんあって、特に「恋人に別の好きな人ができたときに、本を読む人かどうかを気にする」というエピソードはツボでした

    0
    投稿日: 2025.09.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本にまつわる短編集で、本好きには魅力的なテーマ。 読みやすい文体でサクサク読めるけど、ほとんどの章で男女の恋愛要素が絡むのが少し引っかかった。 本編ではないけど、あとがきエッセイの中の、『恋人はひとりであることがのぞましいけれど、本の場合は、三人、四人、十人と相性の合う「すごく好き」な相手を見つけても、なんの問題もない。そんな相手は増えれば増えるほど、こちらはより幸福になる。』このフレーズは個人的にすごく響いてよかった。

    2
    投稿日: 2025.08.24
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    本が主役で、その所有者や周囲の人間は脇役のように感じるときもある。 物語が完結してる。 最近読んでた本の物語は、完結とは言えない読後感、不安感があったけれど、ここにはない。 著者の文化的背景、バックグラウンドが出るところなのだろうか。

    0
    投稿日: 2025.08.21
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    本にまつわるいろんなお話。短編集。 どのストーリーも情景がわかりやすく読みやすい。 優しいストーリーでした。

    0
    投稿日: 2025.08.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本を通じた人間の営みを描いた小説。 萌音ちゃんの紹介で手にとった。 薄いのですぐに読み終えられる。 本が好きな人の本語りは面白い。 わたしも横浜の有隣堂や 新宿の紀伊国屋には感動を覚えたし、 「星の王子さま」は何度も読み返した末に ようやく少しずつ追いつきつつある。 このフレーズが印象的だった。 --- 死ぬのなんか怖くない。 死ぬことを想像するのが怖いんだ。 いつだってそうさ、出来事より、 考えの方が何倍も怖いんだ。 --- ほんとにそう。 考えすぎて自分で恐怖を作り出すが、 終わってみればアッケラカンとした感じ。

    0
    投稿日: 2025.08.15
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    「最近、今までで一番っていうくらい読書好きの波が来ておりまして、いっぱい本を読んでいます。なかでも、一番大事にしている本が、角田光代さんの『さがしもの』本にまつわる短編集で、読むたびに本への愛情が湧いてくる」(『NIKKEI STYLEアーカイブ』より引用) 2019年の記事。 『さがしもの』について上白石萌音さんのコメントが載っていた。この本のことを、ぼくに“紹介”してくれたのは萌音さんだった。 書店で手にとると帯に萌音さんが居たし。縁というものは、こうして、つながってゆくのですね。 うーむ。 いまや、萌音さんへの親近感がハンパない。 彼女の 「読むたびに本への愛情が湧いてくる」 このひと言には『さがしもの』の魅力のすべてが込められていると思った。なにせ、この本を読みながら、ぼくもそう思っていたから。 本って、ただただ“本”という、それだけの存在ではないということ。やはり、読者の思いが込められる。 旅する本、然り。 手放せない本もまた、然り。 本を手にとり、ページをめくり。 スピンをつまんで、文字を目で追う。 インプットされた文章は、ときに、その意味をこえて、あらゆる想像を促す。 読者は実感を、さらに共感を自覚し、心を動かされ、それらを胸に刻む。 さらに読書の際の、雨音や風の匂いや、列車の揺れ具合や、少しずつ口に含んだコーヒーの風味や、ふと見上げた空の、雲の流れやカラスの群れ、次第に訪れる眠気すら…読みながら気づく五感とは、記憶の“スピン”のようなものだろう。 「いつだってそうさ、できごとより、考えのほうが何倍もこわいんだ」 思わず、はっとした。 ずばり、言われてしまった。 まさしくその通りだと。 なぜいままで気づかなかったのかと。 呑み込まれてしまう。不安に。仕方がない。 それは仕方がない。未知な物事は見えないから。見えないことは想像するしか、なす術がないから。 想像は容易く膨らんでしまう。想像ゆえに、現実にはありえないことまで、いかにも現実に起こりうるかのような、リアルさまで伴って。 自ら退路を断つように、想像の根拠を補強してしまったり。 ああ…いくらでも心あたりがあるなあ。 「楽観するよりも、良くないことを想像したほうが、後が楽だから」 そんな言い訳など、いくらでもしてきたし。 「後が楽だから」のつもりが「いまが最悪」 結局…考えたって意味がない、ということ? でもね、たぶんこれは変えられない。 おそらく反射神経のようなものだと思うから。

    0
    投稿日: 2025.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『ミツザワ書店』と表題作の『さがしもの』が特に好きでした あとあとがきも! 思った以上に恋愛の話が多かったので、気分ではなく…だからそうではない2作が好きなのかもしれません わたしにとっての「とくべつな本」はどれだろうと思いを馳せています

    0
    投稿日: 2025.07.31
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    情景が目に浮かぶような物語 そう思うのは私も本読みで、本が好きで仕方がないからでしょうか? 1番好きなのは、異国でマラリアにかかりバンガローのベッドの上で、窓の外の海を見ながら本を読む物語。 温度から風の匂いまで、すべてが目に浮かぶよう。 どうしてこんなに美しいんでしょうか涙 本、大好きだー。この短編も、とっても素敵だった。大事にしたいな、と思う本(いつか購入するだろうな)

    2
    投稿日: 2025.07.27
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    本にまつわる短編集。 どれも心がほっこりするようなお話でした。 本との出会い・お付き合いをもっともっと大切にしたいなと思います。

    1
    投稿日: 2025.07.25
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    本にまつわる9つの短篇とあとがきにかえたエッセイ。 旅先で出会う本、人の本棚にある本、古本屋さんの本、誰かに贈る本。 本との出会いは人それぞれで、いろいろ。 あとがきエッセイにあった、 「本は人を呼ぶのだ」 にとても共感。 本屋さんで、平積みの本を1冊1冊、棚におさめられた背表紙を1冊1冊みて行くと、ピンとくる本てありますよね。 きっと、本に呼ばれているんだろうな。 そんな本の呼びかけに応えるのが楽しくて、今日はどんな出会いがあるんだろう、というワクワクがたまらなくて、本屋さんに通ってしまうのです。

    13
    投稿日: 2025.07.25
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    本の魔法にかかっている人は、読書の沼にはまっているのを分かっていても、それでもさらに本を読むのだろうと思う。そんなふうになるのが怖いと思いつつ、毎週本屋、図書館、古本屋、どれかに行っている。 良い意味でも悪い意味でも、読書は私の現実逃避場所である。

    18
    投稿日: 2025.07.23
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    本のタイトルであり、あらすじに紹介されている「さがしもの」は良かった 本にまつわる物語の短編集だと思って読んだけど、基本恋愛系だった… あとがきを読むと、なるほどとは思うけど、ちょっと期待した系とは違ったかな ただ、あとがきにもあった通り、私には少し合わなかっただけでつまらなくはない 新潮文庫の100冊2025

    0
    投稿日: 2025.07.16
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    9つの本の物語が集められた短編集 上白石萌音ちゃんの帯で即買い 先日の夏川草介の「本を守ろうとする猫の話」に続き 本にまつわる物語だった 最近本を読めていなかったので選んだのだと思う (本を読む時間と労力を惜しまないという願望でもある) よく恋人の話が出てくるなと思っていたらあとがきで理解 感覚は違えど読書は1対1の対話でありたいと私は思った 自分が望んだ時に一方的に話してくれるものと思うと 時々考えを受け入れられなかったり、読むのを避けてしまうからだ 自分の考えに気づき、対話する感覚でいるためにも、この読書ポストは続けたいと改めて感じた 恥ずかしながら角田先生は授業以外で多分初めて 1文1文が温かく、日常をこんなにも素敵に書けるんだと感じた 会話文が短くあっさりしていて何とも人らしいやりとりで、 なんでもない動きも描写すると素敵に見える(笑) 何回でも読みたい短編集 おすすめしたい

    5
    投稿日: 2025.07.15
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    上白石萌音ちゃんがおすすめしていたので、 読んだ本。 「本」の題材を一つ取るにしても 色んな捉え方や写し方があるんだなと思った。 (ある意味色んな視点が映し出されるんだと) 本は私たちを色んな世界に導いてくれて、 色んな人を繋いでくれる。 もっと本一冊一冊と誠実に向き合いたいと思った

    0
    投稿日: 2025.07.13
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    「引き出しの奥」が一番好き。 あとがきには、本との付き合い方について、ほっとさせられるものがあった。あとがきもしっかり読んでほしいな。

    1
    投稿日: 2025.07.11
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    つながりのない短編小説だ❗️ 「旅する本」、「手紙」、「さがしもの」を読んだが、ピンとこない。 ほかを読む気がしなくなった。

    0
    投稿日: 2025.06.27
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    引き出しの奥が一番やばかった。記憶に残る瞬間の情景。 本にまつわる短編集。 角田光代さんが横浜ジョイナスの有隣堂って有名な話なのかな?近場でびっくりしたよ。わたしのママも好き。 あとがきで、大学の名前出てないのに、早稲田じゃね?と思った。早稲田の知名度すごいな。

    0
    投稿日: 2025.06.21
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    もう2回読みましたっっ!! 本好きなら本が持つ不思議な力を実感したことがあるのじゃないだろうか。全てが本に関する短編集。 旅する本の話があるのだが、まだ読む前にこの本とともに海外に行くことを決めた。自分が行く先いく先に見覚えのある本があるなんてなんて素敵なことだろうか。気持ちが高ぶるだろう、、、。 本1冊1冊に自分と何かの思い出があって、この本を読んでから、旅行に行った時には本を買うと決めた。その時の思い出が蘇る。その土地土地で、空気が違う、本屋の醸し出す雰囲気が違う。 大学生はやはり時間が沢山あるし、自分のやりたいことを何でも取り組める期間だ。と思う。 本好きの恋人、欲しい…

    5
    投稿日: 2025.05.20
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    最近読書が趣味となり、本を読み始めた私にぴったりな一冊だった。より本を好きになったし、いろんな本の世界と出会い、たくさんの本と思い出を残していきたいなと思った。

    1
    投稿日: 2025.05.10
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    初めて読んだのは確か大学一年生の時。 初めの「旅する本」が好き過ぎて、そこを何度も読んだ気がする。 私が好きな「本」を大切に扱ってくれる 社会に出てもなお、読者を遠い存在として扱う人々が多い中、私の趣味をそして私を否定しないでいてくれる本 穏やかな内容ばかりではないけれど、荒れた部分を綺麗にまとめて話してくれる 何度読んでもやっぱり好きだなと思わせてくれる。

    4
    投稿日: 2025.05.10
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    アア〜角田光代最高です〜〜〜!!! 角田光代、泥沼恋愛系のイメージが強かったけど最近読んだ『おまえじゃなきゃだめなんだ』でこんな作品もあるんだ…!と感動 他の作品もガシガシ読もうと思っていた矢先、新潮文庫の『高校生に読んでほしい50冊』にラインナップされているのを見て気になって手に取ってみたという次第です この作品は“本”をテーマにした短編集 本との付き合い方だったり思い出や読書欲が刺激される一冊だと思うんだ〜 (読書が好きな人はきっとこの作品共感できるところが多いと思う!) 本好きにとっての読書って、趣味やお守りであり見栄やほろ苦い思い出もあったりいろんな側面があるよなあ 分かる分かる。 人生を変えるアイテムにもなり得るし、そう考えると本って書き手にとっても読み手にとっても想いの集積なんだなあ 1番印象的だったのは「彼と私の本棚」かな エッセイをまじえたあとがきも良かった! 私は万人にとっての良書なんてないというスタンスでいるのですが、それは角田さんの言う『つまらない本なんてない』と同義であり、逆転させたその発想はなかったなあと もっと雑多にいろんな本をガシガシ読みたいワ

    53
    投稿日: 2025.05.09
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    本にまつわる短編集。想像の何倍もリアルな描写で情景が浮かぶものばかりだった。本との出会いを人との出会いになぞられていたのが印象的で、これからの読書が楽しみになった。

    2
    投稿日: 2025.04.27
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    恥ずかしながら、これまでそれほど多くの本を読んできていないし、読書をするのは年に数えるほどだったけど、それがなんて勿体無い事だったんだと後悔が波状に押し寄せる。 「本と人」というものの魅力を鮮やかに表現してる。本を読まなかった若い頃の自分に送ってあげたい。

    1
    投稿日: 2025.04.23
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    本との縁を綴った、心に染み渡るショートストーリー。 思わず自分のこれまでに読んだ本の事ををちょっと思い出してみたくなる。 いい読書時間でした。

    2
    投稿日: 2025.03.15
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    角田光代作品に初めて触れましたが、文章が自然体ですらすら読めるのですが、読み終える頃にはいつの間にか感動している、という感覚になりました。 「本」をテーマに人間模様が様々で、とても素敵なお話しばかりでした。大切な人から薦められた大切な本になりました。

    3
    投稿日: 2025.03.06
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    通勤の電車で本を読む。読み終えた私はブクログを開く。「私はこの本を一生手放したくないと思う。その一方で、次の誰かへと売りたいとも思う」私の感想を見た人が、本棚登録ボタンをタップする。その人は同じ車両に乗っていたりするのだけど、私は気が付かず、慌てて乗換駅で立ち上がる。 心の底から好きだと思える本に、出会ってしまった。 本が好きなすべての人に、出会ってほしい。 ところで、初バレンタインの最後のページが214なのはたまたまだろうか?

    16
    投稿日: 2025.03.02
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    大好きで何度も読んだ あまりに好きなので、恋人にプレゼントした 何度も読んでボロボロの1冊と、ぴかぴかの1冊が並んだ 好きな人に本をプレゼントするってこの本にぴったりで、自己満だが我ながらいいチョイスをしたと思う 本を読みながら涙を流すって素敵な事だとこの本のおかげで思えた 特に『旅する本』と『彼と私の本棚』が好きです

    5
    投稿日: 2025.02.26
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    角田光代さんの本初めて読みました。9編+エッセイの短編集で、個人的には「さがしもの」が良かった。話のなかで祖母が探していた本のなかの定食屋の家族、「永遠にあり続ける十代の自分と家族と家を、見てみたかったに違いない。」というフレーズ。エッセイでも記されているが、きっと本を読むことによって、若き日の世界に連れていて貰いたかったのかな?後、不幸の種で、「本は一つの経験、年を経るごとに意味が変わる」というフレーズ、今まで読んだ本また読み返してみようかな。

    8
    投稿日: 2025.02.23
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    特に何か盛りあがったりハラハラする展開はないけど、読み終わりあの本もう一度読みたいと、昔読んだ本を思い出した。本を読みたいと思わせてくれる本。

    1
    投稿日: 2025.02.21
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    本にまつわる物語九編。角田さんは苦手意識が先走って敬遠していたけれど、新潮文庫の夏フェア完走したくて手に取ったら、意外や意外。苦手どころか好きかもしれない思った。たかが本、されど本。本を手放す手段として古本屋に売ったり、誰かに譲ったり、そこには少なからずドラマが潜んでいる。執念のような印象を受けるものもあるけれど、それがドロドロとした重たいものではない。「ミツザワ書店」が一番ぐっと来た。

    1
    投稿日: 2025.02.09
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    なんかつまんないなーと思いながらぼちぼち読んでいましたが、読み進めるうちに面白さがわかりました。 素敵な本です。

    1
    投稿日: 2025.02.06
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    なんでナチュラルな文体。 短編だから本当に読みやすい。 そして全ての話がぐさり。 本が好きな人ならもっと本が好きになる話の詰め合わせで幸せな時間だった...

    4
    投稿日: 2025.01.31
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    この本のどこかの章に、いつだって実際の出来事より、考える方が何倍も怖いんだ。という文があって、案ずるより産むが易しという言葉を思い出した。 だから、色々心配して考えすぎないでいざやってみたほうが、なーんだこんなもんかって思えるんだと、この本の作者さんも実感してるんだなと 自分は色々慎重になったり考えすぎて損するタイプだって最近気づいた。この言葉をこれからも思い出して、時には自分の直感のとおり動いてみたいとおもった。

    4
    投稿日: 2025.01.26
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    短篇小説というよりは本にまつわる短いエッセイという感じなのでサクッと読める。 あとがきエッセイはすごく共感した。 私も幼少期に本の世界にハマって文学部に行ったし、読む年齢や経験でその本に対しての感じ方は違うと思うし、面白いとかつまらないとかも個人的なもので自分に合うか合わないかだけのこと。 「ミツザワ書店」以外はどれも女性が語り手だから女性の方が読みやすいように思う。 小説特有の、そんな女性いる?みたいなのがなくていい。 印象に残ったのは(正にその通りだと思うと共感したのは) 「いつだってそうさ、できごとより、考えのほうが何倍もこわいんだ」(『さがしもの』より) 単行本では『この本が、世界に存在することに』というタイトル。

    3
    投稿日: 2025.01.20
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    本と、記憶と、愛の物語。 新年一冊目にぴったりの、優しくてあたたかい本だった。 どの短編もとても良かったけれど、 『彼と私の本棚』以降はどれも刺さった。 あとがきまでを読み終える頃には、角田さんが本と築き上げてきた関係の深さと美しさがよく伝わって、心が満たされた。 本も人と同じで、『つまらない』と決めつけるのはこちらの問題なので、書かれた本に失礼だ という言葉は、固く胸に閉まっておく。

    3
    投稿日: 2025.01.05
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    面白かったです。「対岸の彼女」が面白かったので角田光代作品を手に取りました。本にまつわる短編集。読書好きならわかる部分多いかな。

    6
    投稿日: 2024.12.31
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    "本"にまつわる短編集。 個人的には手放した本が時間を経て色んな国で 何度も主人公と出会う、一番最初のお話が好きだったな。本を読むっていいよね…と再確認した1冊

    1
    投稿日: 2024.12.30
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    読んだ後に改めて本というものに親しみを感じ好きになった。 1番好きだったのは「引き出しの奥」。とても眩しかった。

    1
    投稿日: 2024.12.29
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     本にまつわる9編の短編集。  どれも、ありそうでなさそうな、なさそうでありそうな、そういった物語。人生と本との不思議な巡り合わせというのは、誰のもとにも起こりうる。本が好きな人であっても、ほとんど本を読まない人であっても。ただ、これは紙の書籍ならではの話であり、電子書籍では起こり得ない。そういった意味でも、やはり紙はいいなと感じてしまう。

    2
    投稿日: 2024.12.19
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    一本めの「旅する本」を読んでいる時、エッセイかなと思っていた。不思議なことがあるんやと驚いていたんやけど、二本めを読んで、やっと小説だと気づいた。すべて一人称で書かれた本にまつわる短編小説。巻末の解説に「人間は本を読むために生まれてきた」を読んでさらに納得した。やっぱり僕も切ないくらい本が好きだ。

    2
    投稿日: 2024.12.16
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    古本屋。 旅。 本棚。 引越し。 出会い。 * 本がなくても 生きていられる。 恋が終わっても 生きていられる。 もちろん、 音楽がなくても。 次は どんな曲を書こう。

    46
    投稿日: 2024.11.23
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    本をテーマにした短い小説。 人との付き合いと同じように、本と人に繋がりがあると捉える感性が素敵。 大切な本に巡りあった経験がある人には共感を、まだ巡りあっていなき人には大切な本のある世界への扉を開いてくれる。

    13
    投稿日: 2024.11.13
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    毎日読んでいる本。本そのものに目的があって、本の周りにある、本にまつわる自分で紡ぐ物語にはあまりにも鈍感だったような気がした。自分がどういう思いでその本を手に取り、読み進め、味わい、どこに置いて、その後どう感じて生きているか。 本を読んでいる時は、自分がその場にいるようないないような、客観的視点に立っていながらも、その空気を吸って当事者になっているような。とにかく、普段の延長線上にある人生ではない人生を生きている感じがする。本一つでこんなにも物語を描けるのなら、私も本そのものだけでなく、それに纏わる空気を味わって、延長線上に今まで現れなかった人生を歩んでみたい。 本がその国の空気を吸っている 変わっているのは本ではなく自分自身 物語ではなく文字を見ているとその合間からその本を通過した無数の誰かを感じる 失恋は禁煙 人って記憶で形成されてる 本にはこれだけの言葉が溢れているのに、それは全て他人の言葉で、自身の言葉は何もいっていないに等しい幼稚な一言しかない 死ぬのは怖くない、死ぬことを想像するのが怖い 出来事よりも考えの方が怖い 本は人を呼ぶ

    2
    投稿日: 2024.11.12
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    「本」がテーマの短編集。世界を旅する本の話や、都市伝説となっているとある本を探すのがストーリーの支流みたいになっている話、もしかすると呪いがこもっているかもしれない本の話などなど、9編+エッセイそして解説というつくりでした。 どの作品に対しても、なんだか安心感を持って読めました。読み始めてぴんとくるわけです、これはほぼ間違いなく、おもしろいかどうかの境界線をしっかり飛び越えてくる作家だぞ、と。 軽めのテイストでわかりやすく、読者への負荷は少ない。でも、言いたいことはきちんと書いているし、表現だって上手です。短編作品だということがあるでしょうけれども、冗長さとは対極にある作品集です。丸くて軽くて柔らかい言葉でできているのに、無駄がない感じ。とってもおいしい水ベースのカルピスみたいです、いや、呑む人向けにいえばウイスキーの水割りでもいいのですけど。 そんな、気楽においしい本書から、いくつか引用を。 __________ 「私、子どものころおばあちゃんに訊いたことがあるの。本のどこがそんなにおもしろいの、って。おばあちゃん、何を訊いてるんだって顔で私を見て、『だってあんた、開くだけでどこへでも連れてってくれるものなんか、本しかないだろう』って言うんです。この町で生まれて、東京へも外国へもいったことがない、そんな祖母にとって、本っていうのは、世界への扉だったのかもしれないですよね」(「ミツザワ書店」p164) __________ →開くだけで別世界に連れて行ってくれる。これは、現実のつらさから逃れてそれを忘れていられるひとときを与えてくれる、っていう言い方もできると思うんです。本を読むことって、ほかにもいろいろな思いもかけない効能がある、そんな気がするときのことを思いだせてくれます。 __________ 「あたし、もうそろそろいくんだよ。それはそれでいいんだ。これだけ生きられればもう充分。けど気にくわないのは、みんな、美穂子も菜穂子も沙知穂も、人がかわったようにあたしにやさしくするってこと。ねえ、いがみあってたら最後の日まで人はいがみあってたほうがいいんだ、許せないところがあったら最後まで許すべきじゃないんだ、だってそれがその人とその人の関係だろう。相手が死のうが何しようが、むかつくことはむかつくって言ったほうがいいんだ」(「さがしもの」p179-180) __________ →たぶん、これを言ったおばあちゃんは、ウソや偽りが嫌いなんでしょう。ひねくれた人が放つ、ひとつの哲学的知見でしょうか。現実世界で接すると骨が折れそうですけれども、こうやって物語世界に登場すると、物語に生気が濃く宿る感じがします。 __________ 「死ぬのなんかこわくない。死ぬことを想像するのがこわいんだ。いつだってそうさ、できごとより、考えのほうが何倍もこわいんだ」(「さがしもの」p183)) __________ →これもひとつまえのおばあちゃんとおなじおばあちゃんの哲学です。想像するから動けなくなるんだっていうのはよく言われます。つまり、「案ずるより産むが易し」の「案ずる」が想像ですから。でも、だからこそジョン・レノンは「イマジン」を歌ったのかもしれません。想像してごらんよ、と。そうすれば戦争なんかできなくなるから、と。 というところですが、やっぱり売り物としての文章であり作品だなあと思いました。プロフェッショナルです。読んでよかったので、角田さんの別作品も近いうちに仕入れようと思いました。

    24
    投稿日: 2024.10.15
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    初っ端の「旅する本」、偶然の偶然に声がでた。 「手紙」ちょうどひとり旅をしている時に読んだ。重なるな〜、手紙ないかな〜なんて思いながら、

    3
    投稿日: 2024.10.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    好きなものをお互いに共有できる恋人同士、いいなと思った。 P178、病気になると人がかわったようにやさしくするのが気にくわない PI82死ぬことを想像する方が死ぬことより怖い。できごとより考えの方が何倍も怖い

    3
    投稿日: 2024.10.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初の角田光代さんの作品。 良い意味で、情緒が揺さぶられすぎずフラットな気持ちで読み進めることができた1冊だった。 とても読みやすい。 「引き出しの奥」が1番好き。 私だったら本の裏表紙にどんな文章を、どんな記憶を書き記すかな。

    3
    投稿日: 2024.09.29
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    #30奈良県立図書情報館ビブリオバトル「本」で紹介された本です。チャンプ本。 2部構成で1部は通常回でした。 2013.7.20 http://eventinformation.blog116.fc2.com/blog-entry-1005.html?sp

    1
    投稿日: 2024.09.25
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    絶対また読み返します。 短編が9個入ってます。どれも本に関係するので読書好きは必読!!!! 個人的に「旅する本」「彼と私の本棚」「引き出しの奥」が特に好きでした。 角田光代さんの本は初めて読みました(国語の教科書に載ってた「鍋セット」が本当の最初だけど…)が、文章がとても読みやすく、描写もさらっとしていて、だけど情景が浮かぶような感じが凄く素敵でした。

    24
    投稿日: 2024.09.24
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    ミツザワ書店と、引き出しの奥が特に好き。目に映る情景が色鮮やかに、自分の目の前にも広がって、その美しさにぐっときた。私の記憶じゃないのに、私の記憶そのもののようだった。 わたしは小説家になりたいわけではないけれど、他人に伝える言葉は、借り物ではなく、なるべく自分自身の言葉でちゃんと気持ちを伝えたいと思っている。だからこそ、 「〜これだけの言葉が溢れているのに、それはすべて他人の言葉で、ぼくの言葉といったら、何も言っていないに等しい幼稚な一言でしかない。〜自分自身の言葉だけで、何かを言えないものか。拙くても、饒舌でなくともいい、何か、何かないか」 と語るシーン、葛藤が痛いほどわかって苦しかった。

    2
    投稿日: 2024.09.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本にまつわる短編集…とは全く知らずに読んだ。 私は角田さんの本がやっぱり好き。 本好き(と語るには自分は浅い読書歴だけど)にはワクワクする内容ばかりだったし、角田さんの書き方がすごく好き。 どれも良かったけど、「不幸の種」が私は1番好きだったな。 何をとって不幸とするか、考えさせられる。 自分が不幸なとき、「厄年だから…」とか、「あの人のせいで」とか、不幸の根源を探そうとするけど、結局不幸の「根源」や「種」なんてものはなく、全て自分の捉え方の問題。 みなみの言った 「私の思う不幸ってなんにもないことだな。笑うことも、泣くことも、舞い上がることも、落ち込むこともない、淡々とした毎日のくりかえしのこと。」 になんかハッとした。

    2
    投稿日: 2024.09.21
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    本にまつわる様々な短編小説。どれも本好きな自分にとって面白かったり興味深かったりした。 「さがしもの」を以前どこかで読んで、多少記憶違いのところもあったが改めて読んでとても好きなお話だった。

    21
    投稿日: 2024.09.09
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    本が世界に連れて行ってくれる。 神様にこの本を与えてくれてありがとうと思えるような体験を早くしたい。

    3
    投稿日: 2024.09.09
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    旅する本、引き出しの奥、さがしもの が特に好きかなぁ。 引き出しの奥の最後終わり方が好きだった。 この本を読んで、たくさん本読みたいなと思えました。ありがとう

    3
    投稿日: 2024.09.02
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    本を中心に人とそして自分と交流する短編集。 正直恋愛に関しては私が全く関心がないから惹かれないけど、もし今後何か変わる出来事があったとしたら好きな人が本を好きだと良いなあ。

    3
    投稿日: 2024.08.28
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    本をめぐる様々な短編集。 人と本との関係、ふしぎなご縁、引力。 わたしもそんな一冊に出会えたら幸せだと思う。

    4
    投稿日: 2024.08.04
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    本にまつわる短編集。 上白石萌音ちゃんが、大切にしている本だという記事を読み興味を持ちました。 本に対する愛情があふれていて 中にはギョッとする展開もあり サラサラと読めました。 本好きの人の心理(真理)はこうなのだと知れる一冊でした。本の存在、本との向き合い方など、なるほどなぁと感じる部分もたくさんあり、ますます本が好きになりました。 これは数年後にまた再読したい。

    4
    投稿日: 2024.07.27
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    『この本が、世界に存在することに』読了!最後のエッセイが読書好きを勇気づけてくれる内容でとってもよかったぁ!古本と海外で出会い直すなんて機会はさすがにないと思うが、図書館で読んで、手元に無い本を書店や古本屋で見つける事は時たまある。そんなとき、閉まってた本の内容や読んだ場所、匂いなどが全部一緒に思い出されるあの感覚に体が芯から温まるから好き。

    3
    投稿日: 2024.07.25
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    上白石さんが推奨されていたので、気になって読みました。 小学生の時に理解不能だった作品が、大人になった時に面白いと感じた感覚を思い出しました。 読了後、さらに本が好きになりました。これからも読み続けたいです。

    3
    投稿日: 2024.07.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本にまつわる短編が9本されている。 学生時代に売った本と異国で再会する「旅する本」。旅先で病気になった女性が誰かの残した日本語の本を読む「だれか」。旅先で女性の書いた別れの手紙の挟まった詩集を見つける「手紙」。同棲していた恋人と別れる女性が本棚を片付ける「彼と私の本棚」。女子大生の部屋にあった見覚えのない本「不幸の種」。独特な貞操感を持つ女子大生が伝説の古本を探す「引き出しの奥」。作家になった青年が地元にあった小さな書店を尋ねる「ミツザワ書店」。入院中の祖母に頼まれた本を探す「さがしもの」。初めての恋人に本を贈ろうとする「初バレンタイン」。 角田光代さんの本は初めて読んだ。名前から受ける印象なのか、なんとなく手に取る機会がなかったけれど読みにくくはなかった。この中だと「旅する本」と「さがしもの」が結構好きかもしれない。「旅する本」は手放した本と何度も出会うところに少しファンタジーめいたものを感じて、異国での再会といういうのがお洒落だなと思う。あと、「彼と私の本棚」は映画「花束みたいな恋をした」をなんとなくイメージしてしまった。

    2
    投稿日: 2024.07.17
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    本がますます好きになる短編集。 本との向き合い方は人それぞれだけれど、巻末の「あとがきエッセイ」に書かれていたように、本は恋人のようなもので、現実の恋人の場合は1人のほうがいいだろうけれど、本の場合は何人いてもいいという考え方は、すっと心に落ちてきた。 9つの短編集の中では、「ミツザワ書店」と「さがしもの」がよかった。が、読み終わってこの感想を書きながら、9つの短編を読んだ後の「あとがきエッセイ」が1番好きだなと。 本との出会いは縁とかタイミングとかが重要だよなぁと常日頃思っているけれど、本屋さんとの出会いとか、本屋さんで過ごす時間も大事だなぁ。 実際に手にとって、帯を読んだりあらすじを読んだりしてパラパラとめくってみて、最初の何行かをサラッと読んでみて、一旦棚に戻して他の本を手にとって…なんていうことを繰り返してやっと買う本を決める。そうして手に入れた本も、そのために費やした時間も私にとっては大事。だから紙の本が好き。 人に本を贈るのも、贈られるのも、私がちょっと苦手なのは、そういう縁とかタイミングとか時間とかは自分自身でしか感じられないと思ってるから。 それが角田さんのいう“恋人”ってことかな。

    3
    投稿日: 2024.07.14
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    あっという間に読め終えてしまいました!短編で読みやすさもありますが、本のことが好きになる物語!「彼と私の本棚」や「ミツザワ書店」などはとても良かったです。「開くだけでどこにでも連れてってくるのは本しかないだろう」って言うおばあちゃんや「貸してあげるけど返してね、特別な本だから」それぐらい思い出がある事など自分も本を読んでいると色々と昔読んできた本を思い出してきて出会えて良かったなぁと思いました。

    2
    投稿日: 2024.07.11
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    『本』をテーマにした短編集。 どの作品も良かったですが、特に『彼と私の本棚』が好きです。同棲していた彼と別れた後に、共有していた漫画を手にとったとき、思い出が溢れ出すという内容で、本がその光景を思い出させる描写が切なくて良かったです。 いつか自分も、思い入れのある本と出会いたいと思える作品でした。

    23
    投稿日: 2024.07.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本にまつわる9篇からなる短篇集。 思わず自分と本との思い出を振り返ってしまう。病院の待合室、学校の図書室、自分のお金で初めて買った単行本。 また、角田さんの「あとがきエッセイ交際履歴」が良い。ミツザワ書店のおばあさんのように、ずっと本を読んでいきたい。

    4
    投稿日: 2024.07.05
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    人にとって、一冊の本がもたらしてくれるものは、なにかしらあると思う。この本を読んで、そんなことを思った。 『旅する本』 行く先々で、待っているかのように出会う本。そのときに読むからこそ、理解できるなにかを教えてくれようとしているみたいだった。一冊の本を、時を経て再び読む楽しさを、本のほうから教えにきてくれる、そんな感じがした。 『ミツザワ書店』 背中を丸めて読書にいそしむ店主のおばあさん、実はすべてを知っていたような気がした。本当はダメだけど、本好きだからこそ許してくれていた気がした。 『さがしもの』 どうしても読みたかった本を探してほしいと頼んだ祖母の気持ちと、探し続けた孫の物語。祖母が語った、「できごとより考えのほうがこわい」という言葉は、何でもひとつひとつ片付けていけばいいと教えてくれた。とにかくなんでも、まずやってみようと思った。 他、『だれか』『手紙』『彼と私の本棚』『不幸の種』『引き出しの奥』『初バレンタイン』

    17
    投稿日: 2024.06.24
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    初めて読んだら面白かった。エッセイなのか小説なのかわからないけれど。もっと色々読んでみたい作家さんだと思いました。

    5
    投稿日: 2024.06.07
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    本って読むたびに思うことはかわるし、 人と巡り会うきっかけになるし、 知らない世界に行けたり新しい考え方を得たりできる。 いいものだなと改めて感じさせてくれた一冊。 「手紙」が特に好きだった。 自分の境遇に似た人を客観的に見ると、自分のことも俯瞰的にみれて、ほっと気持ちが落ち着くことってあるよね、と思う。

    146
    投稿日: 2024.06.07
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    いつだってそうさ、できごとり、考えの方が何倍もこわいんだ p183 核心ついてる!と思った文章 何か起こった時よりも、こうなったらどうしようって考えてる時間のほうが怖いし不安 本の巡り合わせ、魅力に気づいた もっともっと本が好きになったし、沢山読みたい

    3
    投稿日: 2024.06.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。 やはり読書はいいなと思える短編集。 かわっているには本ではなくて、私自身。 私の中身が少しずつ増えたり減ったり形を変えたりするたびに、向き合うこの本はがらりと意味をかえるのである。(旅する本) 出来事より考えのほうがこわい。それで、できるだけ考えないようにする。目先のことをひとつずつ片づけていくようにする。そうすると、いつの間にか出来事は終わり、去って、記憶の底に沈殿している。(さがしもの) ************************* 高校生の時に読んだ夏目漱石の「こころ」を、40代で読んで衝撃を受けた。いかに自分が未熟でただ文字を読んだだけであったのか.. 本は全く変わっていないのに…

    4
    投稿日: 2024.06.03
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    子供の課題図書で購入、読んでみたら以前読んだ本だった。本を介して登場人物の想いが語られる形式。面白いと思うのだが、子供には全く面白さが感じられなかったとのこと。外的な動きがある物語でないと楽しめない人なのであれば少し残念だと思って心配になった。

    3
    投稿日: 2024.05.30
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    最近、角田光代さんの本にハマっていて、古本屋で手に取った小説。そしてこの本もまた、古本屋が何度も登場する物語だ。 本を通して、過去を思い出したり、偶然の必然、みたいな出来事が繰り返されたり。最近、好きな人とお互いに同じ本きっかけで、麻雀に興味を持ったということを知ったり、わたしの一番好きな本を、彼の母親が唯一彼に薦めてくれた本だと知ったりした。偶然のような出来事なんだけど、なんだか嬉しくて2人でたくさん笑ったのを思い出す。 本は素敵だ。本を通して、相手を知って、もっと好きになる。私の大好きな本を、私の大切な人たちにシェアしたいし、時には私の好きな古本屋へ持っていって、そこに通うまだ会ったことのない誰かが手に取って、何か感動してくれたらいいなとも思う。  

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    投稿日: 2024.04.30
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    読書っていいなぁ。ページをめくれば、すぐに別の世界へ連れて行ってくれる。そんな角田光代さんの思いに共感し、さらに本を読みたくなった。本を読んでいる間、私は自由だなぁ。とても幸せな時間をありがとうございました。

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    投稿日: 2024.04.29
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    学生時代はよく本読んでいましたが、生活が変わり1年間なかなか読めない日が続きました。転職し、時間がうまれたことで本屋に行き、そこで上白石萌音さんの帯で気になり買いました。 本に関する短編集で、本への「好き」だけでない感情、思い出、成長などを見せてもらいました。 自分が読書を再開するにあたる良いきっかけとなりました。

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    投稿日: 2024.04.21