
総合評価
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powered by ブクログ読み返す度に新しい発見がある。主人公が本をきっかけに成長していく。解説にあるように同じ本を読むことで、自分の変化、成長の度合いがわかるのだ。本をテ-マにした本だとあったので、買ったが買ってよかった。
3投稿日: 2021.09.05
powered by ブクログ本にまつわる10個の短編どれも良かった!! 本をもっと読みたくなるし、本との付き合い方を改めて見直したくなる本
2投稿日: 2021.08.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
表題のさがしものを実力テストの現代文で出題され、結末が気になり購入。 引き出しの奥。が1番好き。 普段から古本を多く買う僕にとって本との巡り会いや、前の所有者に思いを馳せる物語はとても心地よかった。 また、再読の大切さも教えられた。 〜できごとより考えの方が怖い。〜 〜いがみあっていたら最後の日まで人はいがみあってたほうがいいんだ、許せないところがあったら最後まで許すべきじゃないんだ、だってそれがその人とその人の関係だろう。
2投稿日: 2021.08.22
powered by ブクログ瀬尾まいこさんの本はよく読んでいます。 さがしものは本好きにはうんうん!と頷ける場面がたくさんあって楽しかったです! 私は古本屋にはあまり行かないですが、自分が1度手離したはずの本が一緒に旅をしているのはなんだかほっこりもして楽しかった。 昔、古本屋に売りに行った私の小説は今だれかの本棚に入っていたりするのかな~なんて考えちゃいました! これからも本はたくさん読みたいです! あと何回も読むことで受け取りかたや感じることが違うのは新たな発見で、私もこのさがしもの はまたしばらく時が流れても読み直してみたいと思いました!
3投稿日: 2021.08.22
powered by ブクログ短編集とは知らずに購入し、目次を見てテンションが下がった状態で読み始めました。(以前、短編集を読んで、物語に入り込めず途中で読むのをやめたため、苦手意識がありました。)読み終わって「面白かった」と感じました。いい本に出会えたような気がしました。私はこの本を中古で購入しましたが、こんなにいい本なら新品を買えばよかったと後悔しました。しかし『さがしもの』には古本の話が沢山あったことを思い出し、これもまた運命かもと感じました。(運命とは、かなり大袈裟かもしれませんが…) 全てとても素敵なお話でしたが、いくつか感じたことを記録します。 「彼と私の本棚」…以前観た映画にとてもよく似ていて、情景が思い浮かび、心がぎゅっと締め付けられました。 「さがしもの」…1年?半年?程前に、曾祖母が夢に出てきました。亡くなったのはだいぶ前で夢に出てくるなんて初めてだったので、とても不思議な気持ちになったのを覚えています。夢の内容は本なんて全く関係なかったですが、その日のことを思い出し、少し涙がでました。 私は以前途中で読むのをやめた短編集の影響で、短編集に苦手意識をもっていましたが、またいつかその本を読んだら、違う感想をもつのかなと思いました。本との付き合い方が少しかわったような気がします。
4投稿日: 2021.08.14
powered by ブクログ本はいろんな世界を見せてくれるのは本当だと思う。本を読み始めることで視野が広くなったし、いろんなことに興味も出た。 「できごとより、考えの方がこわい」 心配性な私には励まされる言葉に出会えた。 おばあちゃん、ありがとう!
2投稿日: 2021.08.11
powered by ブクログ初めて、角田光代さんの本を読みました。 本との出会いがきっかけで生まれる波乱万丈なストーリーがありながら、最終的には自分の糧としてくれる本の大切さ偉大さを感じた1冊でした。 そして、読書をすることにより旅をしている気分、恋愛している気分など色々な体験を味わえる良さがあるということを伝えてくれる本でした。
2投稿日: 2021.08.03
powered by ブクログ私が初めて読んだ角田光代さんの短編集。 特にお気に入りなのは、『旅する本』と『さがしもの』です。『さがしもの』ではおばあちゃんの「実際に行動するより、考える方が怖い」という言葉をもとに、私は緊張するときに自分に言い聞かせるようにしています!
3投稿日: 2021.07.23
powered by ブクログ「本」にまつわる短編集で、 最近読書にハマりだした私にとって興味深いテーマでした 本との関わり方は人それぞれ。 本の内容はいつだって変わらずそこにあるはずなのに 読むときの自分の状況によって感じ方が全く変わるのは、 映画もドラマも音楽も、絵画も 今生きている世界そのものも、全てに当てはまることだなぁと思いました。 科学を学んだら日常生活に潜むあらゆる不思議の原理がわかるようになったりと、 何かを学ぶと世界の見え方がガラリと変わることがあります 何かを学ぶと新たな視点ができて、何も知らなかった頃の自分の感じ方はもうできなくもなります だからこそ、そのときそのときで自分で感じることを大切にしたい たくさんの経験を積むことも大切にしたい と、これまで大事にしてきたことをさらに大切にしようと感じます。 「さがしもの」の中でおばあちゃんが孫に言った 「いつだってそうさ、できごとより、考えの方が何倍もこわいんだ」 という言葉が特に印象に残ってます これから先の人生、ツラいことや大変なことも含めていろんなことが起きるだろうけど、 なにも怖いことなんてないような気持ちになれました
7投稿日: 2021.07.20
powered by ブクログ本にまつわる短編集。 さすがは角田光代。 ストーリーテラーであり、美しい文章を書く作家さんなので、本と一言に言っても、これだけのバリエーションで物語を生み出してしまうのが、すごいの一言。 誰にでも思い出の本はあると思うし、数年前に読んだことがある本を再読して自分の変化に気づくことってあるけれど、本との出会いや、本との関わりが、どの話も非日常的で、共感しつつも、話の展開が気になった。 角田光代のスパイスによって、本に存在感が与えられ、一冊の本の持つ力が伝わる短編ばかりだった。 個人的に好きな話は、「旅する本」「ミツザワ書店 「さがしもの」 「旅する本」は、高校の教科書にも掲載されたお話で、女性が売った本と、海外で奇跡的な再会を2度もするという話。自分自身とも向き合うことになるという、本を読む個人的な喜びを描いた小説。 「ミツザワ書店」は、この短編集の中では異色かもしれない。 こんな本屋さんありそうだなと、商店街の近くで育った私にとってはツボにハマった作品。 「さがしもの」は、祖母と高校生の女の子の関係が、本を通してできてくるのが素敵だった。 この他の話もとても素敵だった。 近ごろ恋愛系の話にはあんまり興味が持てなくなってしまい、どちらかと言うと家族や個人的な関係が描かれた話の方がグッとくる。
5投稿日: 2021.07.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
角田光代 8作品目。 「人間は本を読むために生まれて来た動物」を物語にした、9編の短編集。 ”本”との出会いは、偶然と必然を感じさせます。いま読めてよかった。もっと、早く読みたかった。など。いまだから、伝わったのかもしれない、と。 『さがしもの』:ブック・コンシェルジェ、素敵な響きの職業です。それも、1冊の本を探すことから始まった――。「死ぬのなんかこわくない。死ぬことを想像するのがこわいんだ。…。できごとより考えのほうがこわいんだ。」おばあちゃんの一言が心に残ります。 あとがき:「本の一番のおもしろさというのは、その作品世界に入る…。一回本の世界にひっぱりこまれる興奮を感じてしまった人間は…。」おっしゃる通りです。そして、抜け出せずに次を探す。
2投稿日: 2021.07.15
powered by ブクログさらっと読めるけど、読んだ後に少し目を閉じて情景にひたることができる。 どの短編もよかった。本ってそういうものでもあるよね、といろんな角度からその存在をかみしめることができた。 「彼と私の本棚」は、胸が痛かった。 もう大丈夫だ、と思っていても本をきっかけに自分の本当の気持ちに気付いてしまった。どれだけ自分が辛いのか、わかってしまった。彼女の気持ちが痛いほど分かって涙が止まらなかった。
2投稿日: 2021.07.12
powered by ブクログこの本が僕の中に残り続ける限り紙の本派なんだろうなぁ どの短編もあとがきも本への想いが伝わって素敵でした
2投稿日: 2021.07.05
powered by ブクログなんというか、 本ってその中に描かれる人生とか生き方とかを最も手に取りやすく形にしたものだなって思った。 人生って生きてみないとどうなるかわからないのと同じで、 本も開いてみないと何が書かれてるのかわからないんだけど、 だからこそどちらも、 不意な出会いが楽しいし尊いし、 だからこそどちらも、 自分はこれが好きだなとか、大切だなとか思ったり考えたりしたりして。 それを自分の贈りたい人に共有したくなるなあって。 自分の言葉で伝えるのもいいけど、 本って極めて個人的な「好き」や「素敵」「大切」を、 手に取りやすく、シェアしやすい形に起こしてくれてるメディアで。 同時に、書き手だけでなく持ち主の「好き」「素敵」「大切」、あるいは「苦い」とか「酸っぱい」とかも宿りやすいメディアで。 これら全部合わさって、 それぞれの本はそれぞれの意味を持って。 それぞれにとっての大切な思い出のアルバムみたいになって。 結果、自分自身は多くを語らずとも、自分の想いを届けられる贈りものになりうるんだなって思った。 この本を読んで素敵って思えること。 この本を贈ろうと思ってくれたこと。 あと、本屋行きたいなって思った。 死ぬまでに、素敵だなって思える本にもっと出逢いたいなって思った。 今までさがしものってすごくキライだったけど、 見つかる保証のないさがしものも案外悪くないのかも。
4投稿日: 2021.06.21
powered by ブクログ本をテーマとした短編集。本好きな私にとって、本がどんな存在か改めて考えさせるキッカケとなった気がする。スラスラ読める。「彼と私の本棚」は、最近映画館でみた「花束みたいな恋をした」とすごく似てる箇所があってびっくりした。ブックオフで100円。いい買い物をした。
2投稿日: 2021.06.12
powered by ブクログ早起きして地下鉄に乗り、病院へ行った。 定期検診の為だ。予約はしてあるものの、大きな病院はやはり時間がかかる。 ブク友さんの人気も高い、この本を待ち時間に読むことにした。本に纏わる、短編集。 私も古本屋が好きで休みの日は、よく足を運ぶ。 古本に抵抗がある方もいるようだか、ほんのり甘い紙の匂いも好きだったりする。 ラインが引いてあったり、ふりがなが記入されていたりは、よく見かけるけれど、一度だけラブレターの様な文章が書いてあったものに出会った事がある。 「委員会の時だけじゃなく、もっとずっと話がしたい。気づいて欲しい。」この短い文章から、同じ 委員会で集まり、議題にそって話し合いした後、すぐに立ち去る彼女は、おそらく他クラス、または学年違い。よく目は合うけれど、すぐにそらしてしまう。 互いに本が好きで、自分が読んでいた本を貸すことになった(大チャンス到来)。本が好きな彼女ならあとがきまで読むはず、そしたら最後のページも気づくはず。 と、妄想にひたった経験があるので、まさにこの短編集の登場人物達のように、本には香り、音楽、出会い、別れなど人を呼び、人につなぐ力があると思った。 読書好きを内緒にしていた遠い昔、ご飯に行った相手の鞄から小説が見えて、借りた事がきっかけに、お互いに部屋の本棚から、数冊ずつ選び、本を貸し借りする口実で会い、いつしかデートになり、大好きになり、大切な人になった。 私の体験談も、この短編集に入っていても違和感ないのでは無いか?(笑)と思うほど、身近な感じがした。 本を読み終えた頃に、通院も無事済み、また半年後に受診することになった。 帰りに、無性に本が読みたくなり久しぶりに、図書館へ。探していた本が見つかり、重かったがエコバッグにぎゅうぎゅうに詰めて帰ってきた。 今夜からまた本を読んで世界を旅してみたい!
28投稿日: 2021.06.10
powered by ブクログお気に入りの本です。 旅する本が一番好きです。運命の本があるんだなと思いました。 私にとってどれがその本なのか?それともまだ出会ってないのか?
18投稿日: 2021.06.08
powered by ブクログ本に纏わる短編集。 物心つく頃から絵本が家にたくさんあったし、親に本をねだって断られた記憶がない。ありがたかったなぁと思う。 印象に残ってる本は、それを読んでいた頃のシチュエーションやその頃私が何をしてたか…なんて事もよく覚えていて、まさにこの本の短編と重なる所が多いと思う。 ミツザワ書店のおばあちゃん曰く 「開くだけでどこへでも連れてってくれるものなんか、本しかないだろう」 ほんとその通りです。
15投稿日: 2021.06.07
powered by ブクログ標題作の(さがしもの)は面白かった。 気丈なおばあちゃんも良かったし、おばあちゃんの願いを叶えてあげようとする主人公とおばあちゃんとのやりとりも魅力的だった。 もうひとつ、書店のおばあちゃんの話もそれなりに良かったけれど、、、
1投稿日: 2021.05.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「さがしもの」 いつだってできごとより、考えのほうがこわい。 できごとは、起こってしまえばそれはだだのできごとなのだ。
4投稿日: 2021.05.06
powered by ブクログ本との関係性を考えさせられる本。 また、本を所有する楽しみも感じさせてくれた本。 作品世界に入りこむ。本を開くと別世界に行ける。 同じ作品を読んでも、感じ方が違う場合もある。人は変わる。理解が深まるときっと楽しいだろう。 そして、本棚を見て、その本を読んだ時期や感じたこともよみがえる。いい。
5投稿日: 2021.04.30
powered by ブクログ角田光代、2作品目でどちらも短編集。 本にまつわる9篇。 エッセイのような作風は角田光代氏の特徴でしょうか?? 人物像が薄く掴みどころがない主人公たちに、またハズした⁈ と思っていたら、4作目『彼と私の本棚』から、色彩が感じてきて面白くなってきました。 もっと人間臭い内面が描かれ、人物像がハッキリしている方が好み。今度は長編を読んでみたい。
6投稿日: 2021.04.16
powered by ブクログ短編で読みやすい 本と人生の話 短編なのに一つの話で時系列的に十年ほどを追いかけているので読み応えがあるところが好きです
4投稿日: 2021.04.15
powered by ブクログ病院の売店で何気なく買った本。 この本との出逢いそのものに運命を感じながら読んだ。 どの物語も素敵。 本好きにはたまらない短編集だと思います。
10投稿日: 2021.04.14
powered by ブクログ「死ぬのなんかこわくない。死ぬことを想像するのがこわいんだ。いつだってそうさ、できごとより、考えのほうが何倍もこわいんだ」 非常〜〜に尊い短編集だった。 「引き出しの奥」なんてもう完璧だと思った。 終わり方が今まで読んだ本でいちばん好きかも。 まねっこして、この本の背表紙に自分の忘れられない記憶を書いてみた。 いつか古本屋に売ったとして、誰かが気づいて書き足してくれたら…なんて想像すると非常に愉快な気持ちになった。 旅先に本を残していくのもいいな。 自分の分身が、美しい景色のどこかに紛れているというのも幸せだ。 あとがきもすごく良く、本好きには共感しか内容だろうと思う。
2投稿日: 2021.04.08
powered by ブクログ本との関係を描いた9つの短篇。旅する本:私ならそのまま手元に置いてしまいそう。ミツザワ書店:想像するだけで足を踏み入れたくなる本屋さん。さがしもの:おばあちゃん……。どれも電子書籍では成り立たない物語。本のある場所、本という物体、そしてそこに人がいてこそ記憶に残る。あまり恋愛要素の絡まない作品が好きなので、上記三作品をピックアップ。解説は古本ライターの岡崎武志さん。
2投稿日: 2021.03.28
powered by ブクログ読み終わったのは2ヶ月くらい前でちょっと忘れているけど、長編の角田さんの小説とは少し違って明るい感じ?かな。 どれもそれぞれの良さがある短編。 長編ほど入り込む感じはないけど、ゆっくり確実に読みたい小説。
3投稿日: 2021.03.24
powered by ブクログ角田光代さんが好きで古本屋で手に取った。 この短編集には古本屋が沢山出てきてやっぱり古本屋はいいなロマンだなって思った。 さがしものは、とっても良かった
2投稿日: 2021.03.18
powered by ブクログ本にまつわる短編集 でてくる女の子が皆男慣れしてて世間の女子って皆こんなんなんかな?とちょっと不安になった でも優しい話ばかりだった
2投稿日: 2021.03.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「引き出しの奥」に最も共感した。読んだ人のなんらかの記憶、心に残った光景が書き足されていく古本。そして主人公にもそんな記憶ができるというラスト。 短編はあまり読んだことがないけど、主人公の名前がないので感情移入が少ししづらく、あっさりとしてしまう感じがした。 しかし自分の成長に伴って本も変化する。 今は良いと思えなくても、いつか良いと思える作品はあるし、今と感じ方が変わる作品もあるだろうと思うと、本棚の本を手放せなくなってしまった。
2投稿日: 2021.03.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
たくさんの短編ストーリーを通して 【読書の楽しみ方】と【古本の魅力】 を表現している一冊。 この手の「読書を好きになる本」は個人的に大好物。この一冊が私にとって角田光代さんの作品第一号になった。もっとこの人の書く話を読んでみたいと思った。 読み終えて、 本棚を買いたくなった。少し良い本棚を。 本屋巡りをしたくなった。今度の休みには古本屋さんにも足を運んでみよう。
2投稿日: 2021.02.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短編集で、各主人公が、人生の何らかの場面での本との出会いについて描かれています。程々に面白かったけど、私は後書きが一番面白かった。小学生の頃、夢中になって本を読んでいた頃を思い出しました。今も本が大好きだし一生読み続けていきたいけど、あの頃のようには読めない。(時間と余裕があの頃よりないのだけれど) どの話だったか、同じ本を何回も読み直して、読み直すたびに違った捉え方になるっていうのが凄く共感できたな。私にとってもそういう本が何冊かある。そんな出会いってすごく幸せなことだと思う。読書ってただの趣味で、本を読まない人もいくらでもこの世にはいて、私の夫もそんな1人だけど。私は読書を通して本当にたくさんの事を学んで、幸せな時間を与えてもらえて、読書が好きで本当に良かったなと思います。そんな事を改めて感じさせてくれた本でした。
2投稿日: 2021.02.18
powered by ブクログこの前、若かった時に好きだった村上春樹のデビュー作を20年ぶりに読んだ。しかしあの頃に味わったときと同じ感動は今回味わえず、歳をとったことがとても悲しかった。 同じく若かった時に好きだった映画レオンも20数年ぶりに見た。あの頃はマチルダの悲しい境遇に共感して見入ったが、今回はレオンの孤独や寂しさに共鳴し、昔とは全然違った見方ができて嬉しかった。 歳をとると言う事はそういうことであり、時が経っても一言一句変わらない本との出会いは、その時々でもたらされる感情が違う。この本を読んでその思いを深くした。昔読んだ本や昔見た映画を今再び味わうことで、また自分の人生が深くなるのだと思う。
5投稿日: 2021.02.16
powered by ブクログ『本』が描かれた九つの短編。『彼女のこんだて帖』が料理を絡めた短編集だったが、料理を本に置き換えた感じ。読みやすい。
5投稿日: 2021.02.15
powered by ブクログ本がまとう記憶を集めた短編集。 自分の体験や思い出が重なる。 内容とは別だけど、新潮文庫なので小口が指に引っかかる感じや、この本を妹からプレゼントにもらったということなど、読んでる自分自身の状況もこの本の内容にリンクしているように感じる。 そういう意味でも読書の醍醐味を味わえる本。素敵。
4投稿日: 2021.02.15
powered by ブクログ悲しいことに、本を読んでもおおかた忘れてしまう私……それでも本を読むのは好きなので、ブクログを始めたわけだけど 短編のいくつかを読みながら 読んだ時の自分の状況によって、同じ本でも捉え方が違ってくる、と改めて思う 忘れてしまった本の内容を確認したくて再読すると思い違いをしてたことや新しい発見がいっぱいというのは、忘れてしまうことも悪いことばかりじゃない 「さがしもの」を読んで、ずっと忘れずに大切にしたい本に出会いたいと思いを強くした
3投稿日: 2021.02.14
powered by ブクログ本に纏わる短篇集。 「手紙」とか「ミツザワ書店」が好きでした。 「不幸の種」に出てくるこのことばもよかった。 「私の不幸ってなんにもないことだな。笑うことも、泣くことも、盛り上がることも、落ち込むこともない、淡々とした毎日の繰り返しのこと。」
2投稿日: 2021.02.14
powered by ブクログさがしもの 著作者:角田光代 発行者:新潮社 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 本と縁を描いた傑作短編集
1投稿日: 2021.02.10
powered by ブクログいつだってできごとより、考えのほうがこわい。 「さがしもの」の、おばあちゃんの言葉が、自分に言われているようで印象的だった。本の話がメインと思いきや、恋愛の話で進められていて、全体的に出来事とセットで本が登場という印象。さくさくっと読めた。
2投稿日: 2021.02.07
powered by ブクログあんまり古本は好きじゃないけど、この本読んで本1冊1冊の大切さが伝わった。自分も本読むの好きだけど心からのお気に入りで大切な本に出会えたら、いいなって思います!
3投稿日: 2021.02.05
powered by ブクログこの本は中学生か高校生のときにも読んだけれど、大学生になった今、本の感想はがらりと変わりました。前回より、味わい、共感しながら読めました。 本当に素敵な作品です。 また社会人になって読み返したら、この本の印象が変わったりするのかな。
6投稿日: 2021.01.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「本」をテーマにした短編小説。 登場人物たちが、日常の何気ない生活の愛しさの愛しさをくれる一冊だった。この本を読んだ後に、自分にとっての特別な一冊は何だろう、その本とどんな経験をともにしただろうと過去に想いを馳せた。 私も教養の為の読書をしている自分がいたことに気づき、ただ単純に本に身を任せ、気の向くままに読むことを楽しむ読書をしようと思えた。読書の魅力を改めて感じることができた。 どれも素敵な話だった。 「彼と私の本棚」「初バレンタイン」 恋をし、別れ、また新たな恋をする中で、自分も相手も周りも大人になっていき、当たり前に変わっていく。その変化を受け入れ楽しみながら、また今日を生きていく姿がいいなと思った。 「さがしもの」「ミツザワ書店」 素敵な話だったので心に残った。おばあちゃんの本が見つかって嬉しかったし、開放されたミツザワ書店が街の人にとって第2の家のような存在になればいいなと思った。
2投稿日: 2021.01.23
powered by ブクログ本と恋の掛け合わさった話が多いのが印象的だった。 あとがきにも書いてあったように、本との関わり合いは個人的で、密で、まるで交際のようなものだよなぁと思う。 個人的に好きだったのは「引き出しの奥」 私の元に「伝説の本」が回ってきたら私は何て書き込むだろう。ラストシーンの1文がすごく美しかった。 あと、国語の入試問題で読んだことのあった「さがしもの」の続きが読めて良かった。 古本屋に行ってみたくなるなぁ。
4投稿日: 2021.01.23
powered by ブクログ本にまつわる短編集。 一冊の本を介して色んな人の思いとドラマがある。 どの時代にも遡れる、やっぱり本っていいなあ。
1投稿日: 2021.01.15
powered by ブクログこんなに読書をしてるのは小学生のときハリー・ポッターにハマった以来なのですが、何がきっかけになるかわからないなぁ、と改めて。本を読まない人でも、恋人とか家族とか、どこからか本に関わる瞬間ってある。
2投稿日: 2021.01.09
powered by ブクログ読めばますます本好きになること間違いなし。“ミツザワ書店”が好みでした。子どものころに通った小さな本屋、行動範囲が広がり、通うようになった古書店...。いまはもうすべて潰れてしまい、大型書店かチェーンの古本屋かネットで買うか...。味気ない世の中になったものだ。
10投稿日: 2021.01.01
powered by ブクログページを開くだけで別世界に飛んでいける。 読み返すたびに違う顔を見せる。 そんな読書の醍醐味が詰まった短編集。 本とは、良くも悪くも人生に影響を与える代物である。 運命の一行に出会ってしまった時の感情なんて言葉にできない。 たった一冊の本が人生を変えてしまうことがある、本当に。
2投稿日: 2020.12.30
powered by ブクログ具体例の羅列が少し苦手。 失恋の話が多く、失恋したときに読んでみるのがいいかもしれないと感じた。 情景がよく頭に浮かぶ素敵な言葉選びだった。 作者の短編でないものも読んでみようと思う。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「おばあちゃん、幽霊になってもこれが読みたかったの?」運命を変え、世界につながる小さな魔法「本」への愛にあふれた短編集。 「その本を見つけてくれなけりゃ、死ぬに死ねないよ」、病床のおばあちゃんに頼まれた一冊を求め奔走した少女の日を描く「さがしもの」。初めて売った古本と思わぬ再会を果たす「旅する本」。持ち主不明の詩集に挟まれた別れの言葉「手紙」など九つの本の物語。無限に広がる書物の宇宙で偶然出会ったことばの魔法はあなたの人生も動かし始める。『この本が、世界に存在することに』改題。
2投稿日: 2020.12.27
powered by ブクログ今はつまらないと思った本でも、何年、何十年か後には、捉え方が変わってくるかもしれない。 初めて読んだ時の印象もなくさないように。そして、また出会った時の感想を楽しみに本を読もう。そう思った。
2投稿日: 2020.12.26
powered by ブクログエッセイを読んでいるような感覚だった。 (実際途中までエッセイだと思っていた。不思議な体験が多い作家さんだなと思ってた。。) 本にまつわる描写やエピソードが妙にリアルだったからである。読んでいると胸がチクッと痛んだり、懐かしかったり。 特に印象に残ったのが、「ミツザワ書店」。 本が好きな人ならみんなそれぞれのミツザワ書店があるのではないだろうか。 私のミツザワ書店は田舎のあの本屋さん。 まだ営業してるかな? あえて確認しないでおこうと思う。
6投稿日: 2020.12.04
powered by ブクログ意思を持っているような本との不思議な縁、本を介した人との縁を描いた9つの短編。 古本屋の空気、古本の以前の持ち主の痕跡、夜中、夢中なって読みふけり空が白んでいた朝、同じ本を読んで共感し合える喜び、本を誰かのために選ぶときの気持ち…うん、うん!と嬉しくなる。 読みたい本リストが増え続け、次々と新しい本に手を伸ばしてしまうが、一冊の本を時を経て再読することをもっと大切にしたいと思った。 同じ本を開くと昔の想いが鮮やかに蘇る。逆に全く違う捉え方をしていることに驚いたりもする。年を経るごとに意味が変わる時がある。それは自分自身の変化なのだが、まるで話が違っているかのよう。一冊の本とじっくり向き合いたいと思った。 旅に出るとき、ガイドブックではなく、その地が舞台の小説を読むのが好きだ。皆さんは旅のお供の本をどのように選んでいるのだろう。 お供をした本を旅先に置いてくるのも一考だ。そこから物語が始まる、そんなワクワクした気持ちにさせられた。 この状況下では、なかなか旅に出られないが、開くだけで時空を越えてどこへでも連れていってくれる本があることは、なんて幸せなんだろう。
17投稿日: 2020.11.30
powered by ブクログいつだってそう、出来事よりも考えの方が何倍も怖い。 自分の中でもずっと探してるしみんなそれぞれ探し物があるそれがどんな風に見つかるのか手元に来るのかそれも人それぞれ。本を通して変わっていくことも。
2投稿日: 2020.11.21
powered by ブクログ読む本がなかったので、本屋さんで とりあえず…と購入。 結果的に購入して良かったと満足できるくらいの 短編集だった。
2投稿日: 2020.11.21
powered by ブクログ本に関するストーリーの短編集 本の趣味の合うカップルが別れる話よかった 全部読みやすくて角田光代さんすきだーっと改めて思った
2投稿日: 2020.11.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
新潮文庫の100冊に連続で選出されていたので、ずっと気になっていました。 古本、古書店にまつわる話。 どの短編が一番好きかと言われると迷うくらい粒ぞろいでした。
2投稿日: 2020.11.06
powered by ブクログ旅する本 引き出しの奥 ミツザワ書店 不幸の種 どれも方向の違う「本の物語」がよかった。 でも一番よかったのはあとがき(笑)。 作者と本との関係が好きだなぁ、としみじみ。
2投稿日: 2020.10.13
powered by ブクログ引き出しの奥、が印象的だった。 できごとより考えの方がこわい。今まさに考えに縛られて怯えていたところだったので考えたところで仕方ないと思い今を全力で生きることにしようと決めた。
4投稿日: 2020.10.10
powered by ブクログできごとより考えのほうがこわい。このフレーズがちょうど大きい異動の内示があると発表されて自分はどうなるんだと震えている自分にすごく刺さりました。 考えたところで実際に起きるまで私にはどうすることもできないのに悪い方に悪い方に考えて精神がすり減って…たしかに怖いです。わかってる、わかってるけどやめられないんだ…だからこわいんでしょうね。 起きたことをありのまま受け入れられるほど強くなれるのはいつなんでしょう…
4投稿日: 2020.10.08
powered by ブクログ本にまつわるいくつかの短い物語と、作者自身の想いを込めたあとがき風エッセイ一編。 登場する本の内容はそれほど解説されずに、本を手放したこと、本を読んでいる人のこと、本のあった場所のこと、本に書かれた落書きのこと、それぞれ本を巡るエピソードが「少し不思議」風に描かれていく。 どの物語も、「紙の本」ならではの匂いと質感が、懐かしさと愛おしさを伴って、漂ってくる。 特に表題作の『さがしもの』では、主人公の14歳から30歳までの決して短くない期間を、「本をさがす」という視点で見事に短編として表され、「さがして」と頼んだ祖母の人生までも浮き上がってくる。 秋晴れの中、ゆらゆらと落ちるさまを眺めながら読みつつ、自分の本にまつわる過去の出来事を思い出してみると、いつのまにかその物語もこの本に潜んでいるかも…。
7投稿日: 2020.10.01
powered by ブクログまず、1話目からガツンと心を掴まれた! 旅の途中の古本屋で昔手放した本と何度も何度も出会う、まさに宿命的な縁を感じさせる本 自分はここまでの奇跡的な出会いではないけれど、一冊の本と出会って、今まで全く本なんて読んだことがなかったけれど、大の本好き、読書好きになるきっかけとなった大事な本はあるのです… 2話目「だれか」を読んで思わず片岡義男の本を 買ってしまいました…笑 4話目「彼と私の本棚」 ユニコーンの名曲♪「フリージャズ」が頭の中に流れてくるような、切なくて愛おしいお話 その他のエピソードも全部素晴らしくて 自分が本が好きで、この本に出会えたこと そして、この本が世界に存在することに感謝します。
43投稿日: 2020.09.30
powered by ブクログ一番好きな物語は「旅する本」 最近本を読み始めたから、こんな本にまだ出会ってないなぁー。いつかであいたい!だからいま読める時間に本を読む!!と思った。 本を読むことって素晴らしい〜
4投稿日: 2020.09.23
powered by ブクログ2020年31作品目。 本が主役の短編集。 「旅する本」「だれか」「手紙」「彼と私の本棚」「不幸の種」「引き出しの奥」「ミツザワ書店」「さがしもの」「初バレンタイン」収載。 この本を読んだら、ますます本を手に取りたくなること請け合い。 角田さんの、本との出会い、本への熱い思いが語られているあとがきエッセイも楽しい。 ジョイナスの有隣堂は、本好きの横浜市民にはたまらない場所。
4投稿日: 2020.09.23
powered by ブクログ本や読書の魅力を、優しく温かく、そしてドラマティックに切り取った短編集。 私が本を読むようになったのは、大人になってからでつい最近なのですが、読書が好きな人生になれて良かったとつくづく感じました。
6投稿日: 2020.09.21
powered by ブクログ私も 本がなかったら、 こんな風に生きていられなかったであろう 本屋さんが好きだなぁ もっともっとたくさんたくさん 本を読んでくればよかったと 今更ながら思う… また明日、本屋さんに行こう
13投稿日: 2020.09.12
powered by ブクログ再再読! 読書することの奥深さ、読書好きで良かった、って思えるから、好きす。 何年かたったらまた読みたくなるんやろなーー
3投稿日: 2020.09.10
powered by ブクログ最近忙しくて読書から離れていたので戻る為に読んだ一冊。 この本を読む度に読書が好きでよかったと心から思う。 遅読だけどもっと本が読みたいとも思う。 また読書から遠ざかったら読もう。
3投稿日: 2020.09.03
powered by ブクログあとがきエッセイがすべて。非常に感銘を受けた。角田光代は、私が大好きな沢木耕太郎と共にJR東日本の車内誌トランヴェールに連載を持っておりずっと目にしていたのでぜひ読みたいと思っていた。本をテーマにした9つの短編集だが、それ以上にあとがきエッセイ、そして巻末の解説を読んで、一気に本を読むことが今まで以上に好きになったし貴重なことだと思えた。ジョイナスの有隣堂がホーム本屋だったということでとてつもない親近感を受け、それと同時に角田光代という人に相当に魅力を感じた。こういう人と飲みに行ったら楽しいだろうな。
2投稿日: 2020.08.26
powered by ブクログ短編集だと知らなくて読んだけど、色々な人の本との思い出が垣間見られて楽しかった。 私も、高校生の頃読んだ本で、タイトルも作家も忘れたけど、もう一度読みたい本があるんだー 死ぬまでに再会できるかな。 「さがしもの」の中の、『できごとより考えのほうがこわい』という考え方、最近、私もそう思っていたので妙に納得。
6投稿日: 2020.08.22
powered by ブクログ本をテーマに描かれた短編小説 「人間は本を読むために生まれてきた動物だ」 解説でそう語られている。 乳幼児の段階で、母親が膝に抱いて本を開くと、ページを指でめくろうとするらしい。 まだ見ぬ世界を知ろうと、本能レベルで組み込まれていると。 不幸の種はその中でも、読むタイミングによって本の中身が変わるという話。 自分の成長やタイミングで、姿かたちを変えて寄り添う1冊になる。 そんな本の魅力が伝わるお話だった。 どの短編も、主人公と本との付き合い方が記されていて、次はどんな本を読もうかな。と思える。
2投稿日: 2020.08.19
powered by ブクログ「八日目の蝉」の世界観に引き込まれて、この作者合うかもと思って購読した短編集。 結果大正解で、どの話も引き込まれるものばかりで内容が軽いこともありすらすらと読み進められた。 物語の要所要所で読書に対して作者角田光代さんの思いが印象的に表現されており、ついついメモしてしまうものばかりで本への愛を感じられた。 ミツザワ書店での 「開くだけでどこへでも連れてってくれるものなんか、本しかないだろう」 や、さがしものでの 「いつだってそうさ、できごとより、考えの方が何倍も怖いんだ」 が特に印象的なフレーズだった。 世の中には本がごまんと存在していて、自分の中身が少しずつ増えたり減ったり形を変えたりするたびに本の印象や持つ意味は変化していくから、それを合わないからつまらないと決めつけてしまうのはもったいない考え方だと、内容や作者の意見を読んでいて改めて感じられた。自分のペースで巡り合わせを大切にしつつ自分の成長と共に読書を続けていきたいなと思えた。
6投稿日: 2020.08.04
powered by ブクログ短編を軽く読みたいと思ったときに、書店で手にとったもの。上白石萌音さんの推薦の帯も秀逸。本で変わっていく人生のありようは素晴らしい。そんなふうに本を読んでいきたい。
2投稿日: 2020.08.02
powered by ブクログ人との出会いだけじゃなく、本との出会いもその人の人生の一部だよなぁと思った。大きな出来事には感じないけれど、淡々と本との出会いが書かれているのが居心地が良かった。
2投稿日: 2020.07.25
powered by ブクログ本にまつわる物語の短編集。 それぞれの物語はそれなりにおもしろいが、さらさら読める感じ。 それよりもなによりも「あとがきエッセイ」が良かった。角田さんの幼少期の本との出会い〜大人になってからの本との関係が書かれており、私もそうだったと、自分の子供の頃を懐かしく思い出した。 本好きにとっては、ミツザワ書店のおばあさんの「本は開くだけでどこへでもつれてってくれる」という言葉がすべてだと思う。
3投稿日: 2020.07.22
powered by ブクログずっと昔に読んだのに折に触れて思い出すもの。熱中して読んだのにいつの間にか忘れているもの…いろんな本と出会っては別れ、また出会い。本はいつだって世界への扉です。
2投稿日: 2020.07.19
powered by ブクログ2017年9月29日 ニッポン放送のラジオ番組 『上白石萌音 good-night letter』 で推薦談を残しています。 https://news.1242.com/article/126807
1投稿日: 2020.07.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本人はいろんな選択肢のなかからそのアクションを選んだ気になっているけれど、そうじゃない。選択肢はずっと昔、とうに為されているんだ。 引き出しの奥より 死ぬのなんかこわくない。死ぬことを想像するのがこわいんだ。いつだってそうさ、できごとより考えのほうが何倍もこわいんだ。 さがしものより おもしろいと思えない本を読んでも、「つまらない」と決めつけないようになった。 あとがきエッセイ 人間は本を読むために生まれてきた動物 解説 もし古本屋であの伝説の本に出会ったらどんな記憶を書けばいいんだろう。私はまだ思い浮かばない。だから、そんな記憶ができるよう1日1日の感覚大切にしたいと思う。 本との出会いって運命なんだと思った。もっと本に出会いたいと思った。この本が前から気になってて、今これを読んだのも何かの縁で、これからこの本とも何かあるのかなって思う。楽しみだ。
2投稿日: 2020.06.12
powered by ブクログ基本、短編集は嫌いな部類に入る。だけど初めてではなかろうか。こんなに楽しく、わくわく読み終えた事は。 「いつだってできごとより、考えの方がこわい」p184
2投稿日: 2020.05.02
powered by ブクログ本をテーマにした9つの短編集。 解説で「読んだ後、きっとあなたはこれまで以上に本のことが好きになっている」と書かれていたけど、 小説より角田さんの「あとがきエッセイ」にやられた。泣けた。(いや普通泣くとこじゃないのは分かってます。) まさに「小学校に上がる前」から本が大好きで、母はたくさん本を買ってくれて、国語の教科書を読むのが好きで、本の世界で現実の苦痛を忘れることができた。年齢を重ねるにつれて、私なんか恥ずかしくて本好きを主張できないくらいの読書家の人にたくさん出会って、大学で専攻したことに負い目を感じたり、司書の仕事をしていたのに自信を無くしたりして、でもやっぱり本が好きで、読むことが好きで。 角田さんとは勿論次元が違いすぎるけど、「本とのつきあいかたは(じつに個人的なもので)、きっともっといろいろある」と言ってもらえて、何だか救われました。ありがとう角田さん(笑) 『ミツザワ書店』 『さがしもの』 が、好きでした。 『初バレンタイン』もよかったな。 読み終えて、「世界書店」を満喫してきたような幸せ。
5投稿日: 2020.04.27
powered by ブクログ昔からずっと読みたかった本。 私がさがしていた本。 短編ものだが、角田さんのものいいやリズム感が心地よかった。
6投稿日: 2020.04.05
powered by ブクログ本を取り巻く短編集。 小説さえあれば、どこへでも行けるのだ。だから好きなのだ。これからも本を読んでいきたい、読んで良いんだと思った。
3投稿日: 2020.03.29
powered by ブクログ本と人との関わりを紡いだ短編小説。 ふと、思い出したのは、黒歴史だった高校の頃でした。 中学でわりと成績が良くて、進学校に進んだのですが、もう最悪。暗黒の日々だったなー。 特に合わなかったのが、国語の教師たち。 ・教養を得るための読書 ・「読書が趣味」、間違ってる などどギャンギャン言われ、本と少し距離を置きながら、それでも、これまで本は読んできました。 でも、この本を読んでわかりました。 本は、教養のためでもなく、出世や野心の達成のためにあるのではないのです。誰かに寄り添うためにあるのです。 角田さんの書いたストーリーで救われた気がします。 これからも、本、読んでいこう❗
3投稿日: 2020.03.21
powered by ブクログひと月ほど前のブクログ通信で、この作者のオススメ5選というのがあり、未読のものから『全ての本好きに贈る「人生を変える本との出会い」をテーマにした短編集』というこの本を買ってみた。 人と本にまつわる短い話が9つ。 本に限らず、その時の感情やそれまでの経験のありようによって、同じ作品に接しても、その受け取り方が変わってくるというのはよくあるので、そうしたことが書いてあるところに頷けるところはあった。 ただ、全体的に、ちょっと話が出来過ぎだったり、面白そうな展開なのにありがちにまとめられてしまったという感を持った話が多く、また、ひとつを除いて全て女性が主人公で、彼女たちの生活感や生理といったものに私の実感がついて行かなかったところもあり。 唯一、男性が主人公だった「ミツザワ書店」がちょっと良かったのでした。
5投稿日: 2020.03.15
powered by ブクログ色々嫌になって一人旅に出た時、ふと目に入った古い個人経営の本屋で見つけた本。 人も、本も、縁ですね。 本が好きな人には、是非読んでほしい本でした。
3投稿日: 2020.02.20
powered by ブクログ本に関する短編集。本好きな人ならば、ふふんとほくそ笑むような、本との付き合いかたが、たくさん詰まっている。 ‥‥この古びた難解な、だれのものだかわからない本は、年を経るごとに意味が変わる。かなしいことをひとつ経験すれば意味は変わるし、新しい恋をすればまた意味が変わるし、未来への不安を抱けばまた意味は変わっていく。
3投稿日: 2020.02.18
powered by ブクログ共通する題材の短編集。 どの話もとても普通であまりおもしろくなかった。 「ミツザワ書店」が一番よかった。 角田光代さんはいい本は感動するほど良いのに、時々こういう本もある。 共通する題材のものはあまり良くない気がする。 やっぱりアイデアに縛りができてしまう。
2投稿日: 2020.02.13
powered by ブクログ私と彼の本棚 が好きだった。あとがきでの角田さんの恋愛観とこの短編の恋愛観が別の人のようで驚いた。これがプロか!
2投稿日: 2020.01.23
powered by ブクログ昨日読みかけた本に、文章について書いてあった。単語というレンガを積み上げたかたち、それが文章である。確かに日本語の文章はそういう構成で出来ている。そして一編の作品はその集合体で出来ている。 なぜ本を読むのか、読んだ後、なぜ勝手にいい本だ、心に残る本だと思うのだろう。 無数にある単語の中から作者が選んだ、一つ一つの言葉が好きで、出来上がった文章が好きで、そして一編の物語になった時、それがぴったり合った好きな作品になる。 好きな言葉があり好きな文章になっていて、それを読み終わると何かすっと腑に落ちた気持ちがする、その上作品に同化して溶け込む感じがする。優れた作品からは作者の言いたかった、作品に託した心が、選ばれた言葉のつながりから立ち上って、迫ってくることがある。 たまには硬質な文章が、美しい新しい造形を形作っていることがあっても、それらを読んで、言葉を越えた共感を持つことが出来たときが読書の楽しみと言うのだろう。 「さがしもの」はそういった作品だった。 一冊の本が、手に取った人たが手放した(売ってしまった)後、人の手から手に渡り、旅をする話、偶然に、旅先でめぐり合う話、一緒に暮らしていた間本棚にあった本を、別々の箱につめていく話。 本に愛着を持つ人たちの、本に寄せる思いに、自分の特別な本を思い浮かべる、本とともにあった時間を思い出す、それぞれの形が、9編の短編になって結実している。 久し振りに本を読むことを考えさせられた良書だった。 角田さんは、長編を何冊か読んで、どうも世界が合わない気持ちがしていたが、初めて本質に触れることが出来たような気がした。次からは新しい気持ちで作品が読めるだろう。いい本を読んだ。 目次 旅する本 だれか 手紙 彼と私の本棚 不幸の種 引き出しの奥 ミツザワ書店 さがしもの 初バレンタイン 中でも 「旅する本」 日本で売った本と何度か海外の本屋で再会する。 「彼と私の本棚」 年下の彼に好きな人が出来て別れることになった。本の趣味が似ているところもあって二冊あるものもあった。二つに分けて新しい生活が始まった。私は彼と共有した時間を彼も新しい本棚の本の中に見つけるつづけるだろう。二人で買った続き物の漫画は、途中で切れたり抜けたりしてしまったけれど。 「ミツザワ書店」 本が出たら書店のおばあさんのに店に行き、昔盗んだ本の代金を返したいと思っていた。だが 「さがしもの」 入院している祖母が、本を探せといった。どこにもないというと「探し方が甘い」と怒った。遠い街の古本屋にもなかった。おばあちゃんは亡くなったが、幽霊になって催促に来た。大学生になって学生街にある古書店でよばれた気がした、そこに探していた本があった。でももうおばあちゃんは出てこない。読んでみてなぜその本だったのか、わかった気がした。 「初バレンタイン」 初めてバレンタインの贈り物を探した。チョコレート屋では殺気だった人たちに押し出され、考えあぐねて本に決めた。気に入ってもらえるだろうか。心の揺れが瑞々しい。 本が好き、読書が好き、読んで入り込んでいく魔法のような世界が好き。あとがきエッセイにはそういった角田さんの思いが詰まっている。
3投稿日: 2020.01.20
powered by ブクログ本にまつわる短編集。 本は開くだけでどこにでも連れていってくれる。 同じ本でも、色んな経験を経ることで、その時その時、感じ方が変わる。 個人的には、「引き出しの奥」というお話が好きです。
3投稿日: 2020.01.19
powered by ブクログ本にまつわる短編集。作者による後書きが一番印象に残った。小説ばかり読んでいる自分に少し罪悪感みたいなものがあったけど、これからも自分好みの読みたいものを読んでいこうと思うのであった。
3投稿日: 2020.01.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ブログに感想書きました。 https://blog.goo.ne.jp/luar_28/e/238b7a6bc802352fad01e0f1378e8414
3投稿日: 2020.01.15
powered by ブクログさがしもの 角田光代著 本に纏わる9つの物語。 「だれかを好きになって、好きになって別れるって、こういうことなんだとはじめて知る。本棚を共有するようなこと。たがいの本を交換し、隅々まで読んでおんなじ光景を記憶すること。記憶も本もごちゃまぜになって一体化しているのに、それを無理矢理引き離すようなこと。自信を失うとか、立ちなおるとか、そういうことじゃない。すでに自分の一部になったものをひっぺがし、永遠に失うようなこと。」(彼と私の本棚) 「死ぬのなんかこわくない。死ぬことを想像するのがこわいんだ。いつだってそうさ、できごとより、考えのほうが何倍もこわいんだ。」(さがしもの) ストーリーは、「旅する本」「さがしもの」が私は好きでした✏️ 古書店に売った本に旅先で何度も巡り合う話。 おばあちゃんと本の話。 想像以上に良かった。 本は世界への扉。 短編集なので、読書時間があまり取れない時や、日常に疲れていてもサラッと読める。良き。
3投稿日: 2020.01.14
powered by ブクログ短編集だがどれも「本」にまつわる話。 ファンタジーっぽい話もあるけれど、基本的にはどれも日常の延長で、ひょんなところで本を通じた人とのつながりが描かれるようなもの。ブクログつける程度には本を読んでいるくせに実は自分はそこまで読書が好きなわけではないので、本好き特有の熱量で語られたら読むのを止めようと思っていたが、そういうこともなかった。「本」について語る話ではなく、彼ら彼女らの生活に本が出てくる話だ。 ファンタジーも夢物語も好きでない私にとってはどの話も丁度よかった。「不幸の種」のみなみが後半で幸せについて語るシーン、「さがしもの」の、おばあちゃんが拘ってとある本を探していた理由を孫が推察するところが好み。 あと個人的に印象的だったのは「ミツザワ書店」のミツザワ書店がどうしても、最近行った鋸南町の某商店の店内で脳内再生される…(本当に個人的な事情)。自分の生活圏内に個人経営の書店が無くなって久しいので、懐かしさを感じた。 そうそう、幸せのかたちなんて人それぞれなんだよな。
4投稿日: 2020.01.06
powered by ブクログこの本は今から5〜6年前、大学生のときに読んだ記憶がある。 その時も印象に残った本だったと思うが、たまたまこの本をプレゼントされ、再読したときに、当時とは違う感覚に陥った感覚がある。 これがこの本の中でも描かれている、読書のおもしろさであり、大切さであり、夢中になってしまう理由なんだろう。 また、時間を置いて、手に取ったときに自分は何を感じるのか楽しみだ。
3投稿日: 2019.11.09
powered by ブクログ本にまつわる短編集 自分が売った本に外国で出会うとか、前に読んだ本でも読み返すと感想が変わるとか、恋人との本の共有と分配とか 本と共に人生を歩んでる人にとっては、あるあるネタなのではなかろうか その中でも一番よかったのは、あとがきかな(笑) 本を擬人化というか人との付き合いと同じように接する話は若干頷ける 本は一冊一冊毎に世界が広がってるからね
3投稿日: 2019.10.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
★きっかけ 新潮文庫夏の100冊より。本を題材にした話に興味を持ったから。 ★感想 本をテーマにした短編集。 「さがしもの」より、おばあちゃんの「出来事より、考えのほうが怖い」という言葉良かったなー おばあちゃんは、死ぬこと怖かった?って主人公に聞かれてこう答えてた。 それから主人公も、あまり考えすぎず、目の前のことに集中すると楽になったって。 本がある生活はやっぱりいいなと思った。
4投稿日: 2019.10.18
powered by ブクログ本にまつわる9つの物語が収録された本。 私は作者である角田光代さんの描くストーリーが大好きなのですが、そんな角田光代さんご自身が「本」とどう向き合って来られたのか、物語の主人公達を通して伝わる心温まる作品集です。 「旅する本」 主人公が古本屋で売った本が、国や時間という枠組みを超え、何度もその本と遭遇するというお話。18歳で手放したはずの本が、大学の卒業旅行のネパールで、仕事先のアイルランドで、主人公はその本と何度も再会します。 あり得ないようでいて、実はあり得るかもしれない。「旅する本」はまるで本が意思を持っているかのように「ついてまわる本」として描かれています。そして、現実で起こりうるかもというささやかな可能性を秘めつつ、物語の広がりを見せてくれます。何度も同じ本を読み返すとき、「同じ作品なのに、あの時と違うかもしれない」という感覚は誰もが持っているかもしれません。それは「読み手」が変わっても「本」の存在は決して変わることがなく、「読み手の成長とともに内容の受け取り方が変わる」自分がただそこにいるからです。そんなことを、一冊の付いて回る本として描いた「旅する本」が持つ世界観は、とてもワクワクします。 「彼と私の本棚」 主人公の少女がアルバイト先で一人の青年と恋に落ち、同棲をはじめてから別れるまでのお話です。二人が同じ本棚で共有した本や時間。かけがえのない日々の日常がたんたんと綴られています。 本棚からその人がわかると良く言うように、主人公の「わたし」と彼「ハナケン」は お互い似たような本を好み、そこから惹かれ合います。わたしがこの物語で素敵だと感じた場面は、「誰かを好きになって、好きになって別れるってこういうことなんだとはじめて知る。本棚を共有するようなこと。」という言葉です。主人公は彼から他に好きな人ができたと言われたとき「その人は本を読む人?」と真っ先に聞きます。「なぜ」という言葉を飲み込み少しでも彼が選ぶ新しい女性よりも優位に立ちたいという主人公の強がりで繊細な感情がよく伝わってくると同時に、主人公・わたしにとって、彼との思い出の日々の中にどれだけ本の存在が大きかったかが伝わってきます。二人の流れるような日々を想像し、ほろ苦くも心あたたまるストーリーです。
3投稿日: 2019.09.11
powered by ブクログ「旅する本」:何度も出会う本 「だれか」:タイでマラリア 「手紙」:旅館の引き出しにあった手紙 「彼と私の本棚」:恋人との別れ 「不幸の種」:不幸をよぶ本 「引き出しの奥」:伝説の古本 「ミツザワ書店」:万引き 「さがしもの」:お祖母ちゃんの思い出の本 「初バレンタイン」:好きな人に本を渡す 本を中心にしておきる話の短編集。 期待しすぎたっていうのもあるけど、短編集だとさらっと終わってしまって物足りない感じ。 「旅する本」「ミツザワ書店」「さがしもの」はよかった。 本は好きで読んでいるけど、こんな本との思い出があるとステキだなと思う。 あとがきで、本をつまらないと決めつけるのは、小説家に対してではなく、すでに存在している本に対して失礼である、という文が心にささった。
4投稿日: 2019.09.03
powered by ブクログ小説を共通項にした短篇集。本が単なる情報媒体でなく、本自体が人生を彩る欠片として存在している物語。 そういうのは憧れるけど、同時に現実味を感じない。あの物語に出会えたからこそ自分は今までやって来られた、と言える本は間違いなくあるんだけど。 せいぜい恋人や好きな人が勧めてくれた本を読んでみるとか、そういうのくらいしかなかった。あとは、古本買ってメモとか挟まってると、なんか良いなと思ったりはするかも。それから、その本を読んでいた場所や時間の記憶が甦ってきたり。……結構あるかも。
3投稿日: 2019.08.31
powered by ブクログ主人公と本にまつわる短篇集。 「旅する本」からこの本は始まり 「初バレンタイン」でしめくくられているけど あとがきエッセイから解説で完結なんじゃないかな、と思う。 本は、読むときの自分の心持ちや状況で がらりと変わる。 同じ本でも、何年後かに再び手に取ると必ず何か 新しいモノが見つかるし、以前読んだときには スルーしていた一文に強く反応することだってある。 本に対する愛情や感じ方、どんな読書をするのか、 物語を通して作家のそれらが伝わってくる。 あたしを含め本好きな人も少なからず同じことを 感じているはず。たぶん、きっと。 本の素晴らしさをまだ幼いうちから知って 絵本の中の世界に自然と入りこんでいた 幼稚園の頃の自分が可愛いと堂々と言いたい。 一言一句逃したくないから細胞1つずつ身体の全部を使って夢中で読んだ。そっと両手で抱えるように大事に。 本を読んでみようと思いながら、読書に苦手意識がある、そんな人にとっては、本の世界の扉を開くきっかけになるかもしれない。 本が大好きな人には、自分が本を好きになったきっかけを思い出したり、本の魅力やその世界に改めて強く惹かれる、そんな一冊。 初めての角田光代がこれで良かった。
3投稿日: 2019.08.28
powered by ブクログエッセイ集のつもりで購入し、エッセイ集との思い込みで読んでいた。 1篇目の『旅する本』から、6篇目の『引き出しの奥』まで、一人称で「わたし」あるいは「私」を使っており、著者はずいぶんと赤裸々に自分の体験を書いているんだなと。 しかし、7篇目の『ミツザワ書店』で、いきなり「ぼく」に変わり、これはもしかしてと。 やはり、著者自身の「あとがきエッセイ」で、小説と書いてあり、そこでやっと、納得(笑)。 巻末で、解説者が書いている。 「人間は本を読むために生まれてきた動物」 本読みにとっては、全面的に受け入れたいフレーズではないか。
3投稿日: 2019.08.17
