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水を抱く(新潮文庫)
水を抱く(新潮文庫)
石田衣良/新潮社
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総合評価

35件)
3.5
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9
14
2
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夜の桃は、一粒が書いた夢小説って感じだったが、これは大人で、核心を突くような台詞もあって、桃より百倍よかった 以下自分用↓ 俊也…この世界が年を追うごとに息苦しくなるのはなぜだろう。この調子ではこの国に生きる全ての人がお互いを敵として憎み合うようになる日は近いのかもしれない。 ナギ…「なんかわかりやすすぎて嫌になる。男は地位と金、女は若さと処女性。私たち、だんだんビンボーになってきたんだね。生きていくのに、何が重要なのか、その価値観が全部むきだし」 俊也…この国は根本から改革するには、まだまだ快適すぎるのだ。南欧の国々のように失業率が高いわけでもなく、苦しくなったという給与所得者の暮らしも元々の生活水準が高いせいで、暴動が起こるほどのレベルまで逼迫していない。 生き方や世界の存在を細かく分類していった先には、生きものとしての人間に幸福はないのではないか。ヒト遺伝子のゲノムをすべて読み解いたところで、そこに愛とエロスの秘密は明かされていない。 恋愛とセックスは同じひとつのものの表と裏にすぎない気がした 遺伝子を残すための性本能の罠にはめられて、みすぼらしい快感にとらわれている。人間という生きものはなぜこんなに不自由なのだろう。 なぜイくたびにこんなに悲しくなるのだろう 自分の生きているこの時代は、なんておかしな時代なのだろう。大声で笑うか、隠れて泣くか、ほかにどんなかおをすればいいのかわからない。 組織の中で生きる道を断たれそうなとき、男ほど弱い生きものはいないかもしれない

    0
    投稿日: 2025.07.30
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    水は器によって形を変えるし、手でつかもうとすればこぼれてしまう。 つかめそうでつかめない、だけど確かに“そこにある”もの。 俊也がナギに感じた想いもそう。 それは「恋」なのか、「憧れ」なのか、「依存」なのか…はっきりわからない。 でもたしかに彼は惹かれ、心を動かされていく。 水=「ラベルでは定義できない愛や欲望」の象徴。 水は抱えようとした途端にこぼれてしまう。 でも人は、手に入らないもの、形のないものでも、それでも「抱こうとする」。 ナギへの想い、自分を見つめ直す苦しさ、愛することの儚さ…… そういう全部が、まさに「水を抱こうとする行為」なんだと思う。 水=「叶わない、でも捨てられない想い」

    0
    投稿日: 2025.06.04
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    性に自由奔放なナギに惹かれていく俊也。自ら 気づかなかった快楽を教えられ、不安定なナギをみせられ、やがてナギを守りたいと思うのに、ナギを仕事の道具として使ってしまう… エロティックな口元の印象が脳内で強く残る究極の間の小説。 ナギの不安定な理由はちょっと取ってつけた感じはある。

    1
    投稿日: 2025.05.26
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    石田衣良の十八番、過激な性に溺れる恋愛小説。臨場感と細かい描写のおかげで、最後まで飽きずに読めた。実際にTwitterとかを除くとそういう人たちは腐るほどいるわけで、誰もが胸の内に孕んでいる異常性をこれでもかと突き付けられる作品だった。

    0
    投稿日: 2023.05.23
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    石田衣良作品だなぁ、と。 途中まではいつもの感じで、これはこれで良かったんだけど、結局のところのナギの言動の理由が、個人的な感想としては、なんというか、ドラマティックにしてるのに、それが余計に安っぽくて、面白くないと思ってしまった。じゃあ何が正解なのかと言われると分からないので批評するのもあれですが。

    0
    投稿日: 2022.08.23
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    やっぱり石田衣良さんは綺麗。 人間の奥底から湧く力と 汚いエネルギーさえも綺麗に見える。 どん底に落ちたことのある人にしか わからないことって絶対あるから、 なんだか少しナギの気持ちが分かる。 けどそんなこと言うとこの世の中では 大批判でしょうから、言えませんけどね

    0
    投稿日: 2022.02.20
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    ついさっき読み終わった。 途中、中だるみのような部分や無駄だなぁと思われる箇所があったり結末がちょっと陳腐な印象を受けたが、俊也やナギの生きた世界に本気で入り込んだことがない人間が書くことの限界というものがそこには感じられた。 自分には俊也の気持ちもナギの気持ちも分かる。現実にナギのような女性に出会ったら、自分も彼女を心から愛することになるだろうと思った。

    0
    投稿日: 2021.12.30
  • エロ

    意味不明のエロ小説でした。 なにが言いたかったのか…伝えたかったのか、イマイチ分からない。

    0
    投稿日: 2021.10.29
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    石田衣良作品は久しぶり。娼年シリーズは鮮烈であったが、本作も負けずとも劣らずな骨太な作品。 端から見ると絶対に恋愛対象とならないような女性に強烈に惹かれていく描写が印象的で、強引さが感じられないのも石田衣良ならではの筆致によるものなのだろう。 性的な描写はさすがと唸るばかりだが、主人公の俊也が一人でいる時の心情描写は、「面白い」よりも「勉強になる」という感じであった。 他の石田衣良の同ジャンルの作品も漁りたい。

    0
    投稿日: 2021.09.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公のドMさに共感できない。 途中まではこれからどうなるんだろうというハラハラドキドキ感があった。 最後はあっさりしすぎていてガッカリ

    0
    投稿日: 2021.02.07
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    ちょっと過激すぎて胎教に悪そうやったから読むんやめよかと何度も思ったけどやめられず…笑 でもただただ官能的なだけじゃなく、なにかに依存して生きる人の人生をしっかりと見た感じ。 そして社会勉強になりました。笑

    0
    投稿日: 2020.09.10
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    面白い。あっという間に読了。 壊れた女と普通の男のラブストーリー。 性に焦点を当てているが、官能的な内容だけでなく、 登場人物の心境が細かく描かれており、臨場感溢れる展開だった。

    0
    投稿日: 2019.11.10
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    ある種の心の闇を綴った作品。 自分は体験も出会ったことま無いけれど、徹底的に己を責める負のエネルギーには大きな魅力があるのかもしれない。 たぶん自分は耐えられる強さを持っていないと思うので、未知であることを悔やむより感謝したい。

    0
    投稿日: 2018.11.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ナギと俊也、いまひとつ感情移入できないまま読み終えてしまった。 多種の変態プレイ図鑑、て感じかな。

    0
    投稿日: 2018.07.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    綺麗な表紙と帯に書かれた壇蜜に惹かれ、あらすじも自分の好きそうな恋愛小説だと感じたので後日購入した。 内容としては、都内で医療メーカーの営業として働く俊哉と、性に奔放な5歳年上の女性、ナギとの恋愛物語である。 読み始めて感じた印象は、今まで普通の女性としか付き合ったことのない俊哉が、性に対して今までにない様々な刺激を与えてくるナギと出会い、その強烈さに惹かれ、他の女性じゃ満足できない身体に調教されてしまったというだけの話だと感じた。物語の前半は、ほぼそんな印象だ。 誰に対してもセックスに抵抗はなく、ワンナイトは当たり前。男と寝てないと不安になると感じるナギの様な女性は、自分にとって当たり前の存在だと思っているので、ヤってもないのにナギと付き合っていると勘違いしてるこの人(俊哉)は何なんだろうと思った。今までにないやり方でイかされて、それにハマってるだけだろ。と、最初読み進みている時感じていた。 しかし後半になると、ナギの性に対する執着はただのメンヘラ気質という訳ではなく、過去のある出来事に心が病み、その不安を紛らわすため。または自分を罰するためだと分かる。それを理解して、今まで以上にナギを愛する俊哉の愛情は本物なんじゃないかと思い始めた。心が壊れてしまったナギにとって愛情を与えてくれる俊哉という存在は、恐ろしくもあり、救世主の様な存在でもあったんだろうなと感じる。

    0
    投稿日: 2018.01.17
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    初対面で彼女は、ぼくの頬をなめた。29歳の営業マン・伊藤俊也は、ネットで知り合った「ナギ」と会う。5歳年上のナギは、奔放で謎めいた女性だった。雑居ビルの非常階段で、秘密のクラブで、デパートのトイレで、過激な行為を共にするが、決して俊也と寝ようとはしない。だがある日、ナギと別れろと差出人不明の手紙が届き……。石田衣良史上もっとも危険でもっとも淫らな純愛小説。

    0
    投稿日: 2017.10.29
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    ネットで知り合った妖艶で魔性な女性に耽溺していく男。 快楽、痴情、背徳、過激、抑圧、煩悶、寛容。 登場人物が愛おしく切ない。 共感度高い一冊。

    0
    投稿日: 2017.08.22
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    ・清純な女性は地球上に存在しない。いむも得するよう計算している女を清純とか清楚なんていわない。 ・男は地位と金、女は若さと処女性 ・金も地位も手に入れた年寄りはなにより若さと健康が欲しい 登場人物から発せられる鋭い切り口は斬新で印象的でした。

    0
    投稿日: 2017.08.19
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    3.11など、みんなが知っている日時、時代設定。 ナギと同じように、読み手を終始掻き乱し、振り回す作者。焦らして焦らして…残り50ページあたりで真実を知る。 アマチュアの書き手としては理想的な構成だなと。 でも内容は終始、男女のストーリー。 「実際にありそうだよね!」 っていうフィクション作品でした。 だから男は見る目がないとか、バカだとか言われちゃうんだよなと思いつつ、これ読めば男の心理も結構わかるかも。

    0
    投稿日: 2017.01.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ネットで知り合ったミステリアスな女性「ナギ」と出会った医療メーカーの営業マンのお話。 営業先のクリニック院長がクソすぎる。 最後まで読んで、他の伏線がどうなったかが気になった。

    0
    投稿日: 2016.12.29
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    東京の医療メーカーに勤める営業マン「俊也」とネットで知り合った年上の女性「ナギ」の恋愛もの。 通勤中の電車の中で読むのはオススメしません。いろんな意味で。 小説ではあるけれど、色んな形の恋愛があるな〜と改めて。 「ナギのいない不幸より、いる不幸の方が良いんだ。」 この言葉はぐっとくるなぁ。 不幸を背負える人は、カッコいいと思う。

    0
    投稿日: 2016.10.10
  • 理由が・・・?

     どうしてそんなに自分を痛めつけるのか・・・。その理由がちょっと理解できない。 きっかけを作ったのは彼女だろうが,それを背負う,また,ある人物がそれを背負わせるようあそこまで強いるものなのか?そこがひっかかっての評価ですが,まぁ純愛小説なんでしょうね。

    1
    投稿日: 2016.10.10
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    文庫裏のあらすじ文には「……純愛小説」とあるが・・・いやはやなんとも“どこがよっ?”とツッコミたくなるような冒頭3分の1(笑)。 でも……読み進めると……最後まで官能描写満載であるにも関わらず、確かにれっきとした純愛小説だった。 謎めいたヒロインとの恋の行く末が気になり過ぎて、一気読み。 誠司くん、いいヤツだなぁ。 で、やっぱり、石田さんのストーリーテリングは好きらしい。 ★4つに近い★3つ、7ポイント半。 2016.08.24.古。 それでもやはり、最後に一言…… 石田衣良は、“街もの”の方が好きだ、と、声を大にして。 ※もう1つ収穫が。 巻末解説文を読む分には……(ゴーストでなければ)檀蜜さんの文章が、読みやすく分かりやすく惹かれるところがあったという点。 彼女が性愛小説なり自伝なりを描いたら……売れそう。

    0
    投稿日: 2016.08.24
  • 読みながらナギの魅力に憑りつかれていきそうです

    官能小説でありながら純愛小説? こんな壊れた女性は実際いないよなぁと思いつつ、いたらいたで主人公のようにはまっていきそうな気もする。 確かに刺激の少ない日常の繰り返しの中で、ナギのような女性が突如現れたら理性も羞恥心も捨てて男も壊れてしまうかもしれない。 こういうぶっ飛んだ女性も個人的に嫌いではない。 読み進むうちに主人公の俊也とともにだんだんナギの魅力に憑りつかれていく自分がいる。 自分の中にもひょっとしたらそういう願望があるのかもしれない。 中盤からはストーカーの正体やナギの秘密、主人公の仕事の成否など気になって気になって読むスピードが加速する。

    0
    投稿日: 2016.08.24
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    表紙にひかれ図書館でレンタル 大好きな蜷川実花さんの写真でした 内容はまーデスパレートな感じで あんまり好きではなかったけれど、 今まで私が読んだことないタイプの 石田さんの作品でした。

    0
    投稿日: 2016.06.26
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    自分を責め続けるナギとの幸せになることを祝われない恋が辛かった。最終的にナギと俊也はお互いが好きだと認める。が、そこに幸せであることを感じさせる描写は一つもなく、切ない終わり方。「水を抱く」というタイトルに込められたナギの秘密は、ナギ自身の口から知りたかった。

    0
    投稿日: 2016.06.17
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    心からこの状況を喜べない、読みながら祝福も応援もできない、救いや意味を見いだせない、そんな二人ですが、恋愛なんて当人がよければそれでよし、なんでしょうね。 湿気と異臭を感じる内容でした。 恋愛とはちょっと違うかな… オススメは壇蜜さんが書いてる、あとがき。 私、彼女はすごく好きなんだよなー。 あとがき読んでもっと好きになりました。 あ、石田さんの本なのにごめんなさい。

    0
    投稿日: 2016.05.13
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    大人の恋愛小説。大人すぎるというか、官能的表現のシーンが大半を占める。ビジネスの世界と夜の世界は、絡み合ってて切り離せないんだなって思った。この小説の内容と比べれば、接待で取引先とラウンジ行くくらいならかわいいものだと思える。

    0
    投稿日: 2016.04.04
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    [2016年22冊目] 清浄な表の生活と、淫猥な裏の生活の間を行き来する興奮と葛藤とスリルを描いた作品。 わかりやすく伝わるセクシーな表現と展開のスピード感で、ページ数を思わせぬ読み方をさせるのが石田衣良流。最後のページをめくるまで結論を焦らされ、大変満足。 話の設定こそありきたりなものの、人間が情欲の深さで葛藤する姿を見るのが好きな人はハマる一冊。 個人的には島波院長が一番いい味を出している。 彼の一言がこの本を表しているので一部抜粋。 『多くの男たちは、女性の魅力を取り違えている。…問題はその女性のなかにどれほどの欲望と熱量が潜在しているか。その欲望がどんな形でねじれ、表現されるときにどんな歪みを生むのか。 異性としての女性のおもしろさは、そこにある。』

    0
    投稿日: 2016.03.18
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    【水を抱いたことがない人には必要がない物語】 この話を薄っぺらいと言うのは、きっとこれがフィクションだと言える幸せな人なんだろうと思う。私はちょっと前まで水を抱きしめようと四苦八苦していた。彼は水を抱くことを諦めていないようだけど、私は草臥れて手を伸ばすのをやめてしまった。 この作品の官能的なシーンになんの魅力があるだろうか。それこそ私にはわからなかった。ただ、やはりわかりやすくセックスは心の近くにある。確かに様々なデリケートな話題を作中では荒っぽく扱っている。けれどそれこそ作者の強い意思を感じた。あくまでも主観ではあるが、震災に対して、セックスに対してもう少し違ったアプローチをしてもいいのではないだろうか。そう問われている気がした。彼と別れて私は1度も異性と二人きりの食事をしていない。異性に見せるための洋服を買っていない。異性を笑わせるためのプレゼントを買っていない。だからなに?と別にそれの何が悪いと思う自分もいる。だけど、虚しいさみしい辛いと泣いてる自分もいる。 弱い人だとありきたりな人だと笑われるかもしれない。読み終わってそんな自分が変わるわけでもない。だけど、不毛だとわかりきった悩める夜を明かした人だけが(明かさない方が断然幸せだと思うけど)、得られる何かがこの本には詰まってると思う。

    0
    投稿日: 2016.03.10
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    ううむ。 今までになく、来なかったなあ。 薄っぺらいクセに、なぜかヒリヒリさせるものがあって、悔しいけど読み進まされる、というのがこれまでの石田衣良作品だったのですが。 草食系男子、を主人公に代表させて、それが愉しく壊れ降りまわされて真実にたどり着く、的な感じを出したかったんだろうけど、彼らが読んだら印象変わるのかな。

    0
    投稿日: 2016.02.29
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    「大人になるということは、肉体の内側に誰にも告げられない欲望を育てることだ。」 この世の全ての大人は、ほんとは男も女もみんな、淫らな想いを持って日々生きているのかもしれない。それを見せるか見せないかは、何かのきっかけがあるかないかの違いだけ。 2人とも大切なものを失った後…ナギは自分をいたぶって、島波先生は他人をいたぶった。 きっと苦しいけど気持ちいいんだと思う。 苦しさを溜め込んで溜め込んで、俊也の優しさに包まれて、ナギは破裂した。 先生はどうなるんだろう? 私が女だからか、ナギより先生のことが気になっちゃうよ。。。

    0
    投稿日: 2016.02.21
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    設定が安易すぎる。相変わらず内容が薄い。久しぶりに著者の作品を手に取ったが後悔。文中で、世代の特徴だろうか、を連呼しすぎていてうんざり。ただ、内容と全然関係ない部分で「現代において成人とは本当は三十歳だろうと思う」と「延ばされた寿命の中身など、誰が考えるんだ」には共感。

    0
    投稿日: 2016.02.14
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    営業職のサラリーマンが彼女と別れた後に出会った女性は、なぜか性に奔放。でもそれはどうも彼女の傷ついた過去から逃げようとしているようにしか思えない。それが明らかになっていくのかと思っていると、それより彼の方が彼女によって変えられていく。過激とも言えるそちら方面の描写もけっこうありました。そしてエンディングも特徴的。石田衣良は作品の幅が広い。

    1
    投稿日: 2016.02.09
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    文庫本の形をしたエロ本と捉えるか、 現代における性の多様性を表現したものと捉えるか。。。 人を愛するというのは、本当に奥深いと思いました。

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    投稿日: 2016.02.05