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消滅 VANISHING POINT
消滅 VANISHING POINT
恩田陸/中央公論新社
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総合評価

137件)
3.6
21
37
49
6
2
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    恩田さんらしいSF要素のある小説だが、結末があっけなかったのと、違和感を覚える設定もあった。 空港での入国前のタイミングという設定は面白いなと思った。

    0
    投稿日: 2025.11.04
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    登場人物がたくさんいたが、それぞれ個性があり、視点が移り変わりながら物語が進んでいくので、読んでいてとても楽しかった!

    0
    投稿日: 2025.04.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    恩田氏の2010年代の作目。2013-2014年に新聞小説として掲載され、2015年に出版。ちなみに新聞小説は以前の『夢違』に続き、二作目。 アフターコロナ後に本作を読むと、恩田氏の未来感(未来勘!?)がかなり鋭いことを感じます。AIロボットや未知のウイルスなど、まるでコロナを経験したかのような筆ぶりでした。 ・・・ 超大型台風に見舞われたとある日本の国際空港。 入管で足止めされ『別室』に連れてこられた年齢性別もバラバラな男女10名。彼らを迎える謎の若い女(実はAIロボットだった)から命じられるのは『この中にテロリストがいる。そして10人の使命はそのテロリストを見つけ出すこと』とのこと。 果たして10人はミッションを成功裏に収め、家路につくことが出来るか。 ・・・ 本作、群像劇なんです。 で、群像劇というと、やはり複数のキャラをキチンとキャラ立ちさせることが必要だと個人的には思います。 本作では10人+AIロボットの計11名がキャラとして登場しますが、いささか人数が多いというのが印象です。故に、私は数人誰がだれだか分からなくなるという状況に…。 ・・・ それでもやはり、恩田氏もキャラの設定・作りこみが素晴らしいですね。 なかでもAIロボットのキャサリン。当然感情がないロボットという設定なので、外からの印象で描くわけですが、これがなかなか絶妙。 まず、人間と機械のはざまの存在を、どこまで・どう表現するか。本作ではぱっと見は判断がつかないという設定でした。肌の質感ももう人間と分からないという設定。 そこに、判断が難しい問題への対応として「間」を持つという設定にしてあるというくだり。また嘘はつかないという基本設計から、喋ると影響がある質問にたいしては「無言」を貫くというくだり。こうした描写に、逆に人間らしい行為というものが浮かび上がってくるわけですね。「間」とか「無言の承認」とか。 この「間」を演算処理が重くて追いつかない、と登場人物に推理させたり、実は一部で「当局」が反応に介入していると推察するのもなかなか面白い解釈でした。 でも、外見上判別不能なロボットが出てきたら、世の男性などは美しいロボットで(が)いいと、いっそう先進諸国で出生率が下がりそうな気がしました笑 ・・・ それ以外にも、世界で散発的に発生する病原菌の保持者が10人の中にいるのでは、というくだりがありました。 作中ではこの病原菌が実はテロ道具ではないかと疑われ、さらには原因とみられることへも登場人物から推理が提出されました。 これなども、5年前に読んだら単なるスリラー小説の味付け程度にしか思えないかもしれませんが、コロナ当時の飛行機移動時の入国の厳しさを思い出すと、実にリアル(小説をリアルっていうのもあれですが)に感じた次第です。 ・・・ ということで恩田氏の群像劇系スリラーでした。 ちょっとキャラが多いのですが、幾人かは際立っていて、面白く読めました。 一週間ほどお休みが取れてしかも何もやることがない、というときは試しに読んでみても良いかもしれません。3-4日あれば読めるかな。

    0
    投稿日: 2024.12.04
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    2015年9月の刊行。コロナ前だが、文中で出てくる「孤独な肺炎」という未知のウィルス性感染症の描写(世界で同時流行、感染者の隔離、検査結果陰性など)が、数年後に訪れる大惨禍を予言しているようでもある。

    1
    投稿日: 2024.09.27
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    好きなタイプの恩田陸作品に出会えて嬉しい! ドミノが好きな方はハマると思います 楽しくて一気読みしちゃいました

    0
    投稿日: 2024.09.07
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    日本に帰国する為、入国審査を待っていた人達がテロリストの容疑で足止めされる。 ばたばたで緊張感の溢れるなか、個性豊かな人達が右往左往する様子がおもしろかった! キャスリンの癖のある日本語にくすっと笑いながら読んだ。

    9
    投稿日: 2024.08.06
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    途中の感染症のくだりは、まるで新型コロナの話のようだった。コロナ禍の前に書かれた作品なのに…と鳥肌が立った。 総じて面白かったけど、前半、話が動き出すまでが長かった。

    0
    投稿日: 2024.04.29
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    最後で、怒涛のように繋がっていった。 細かく読み返すと、まだ自分の中で疑問が解決されない部分もあったけど、伏線回収はおもしろい。 だれも傷つかないラストは好みだった。

    0
    投稿日: 2023.11.20
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    途中の緊密な感じ、たのしい! 202x年を2012年に刊行している。つまり近未来を描いているんだけど、そこにスマホもSuicaも出てくるが、スマホにSuicaがアプリとしては入っている現在のようには描かれてないのが面白い。Suicaを部下に渡して人数分のコーヒー買って来てもらうエピソードがでてきて、なるほど、いまはもうそんなことできないな、携帯わたしてもロックかかってるしね、と思った。笑

    1
    投稿日: 2023.11.04
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    行き先もどこに向かっているかわからない。普段の暮らしも世の中すさまじいスピードで加速している。豊かになりたいという欲望だけが地球をおおいつくしている。 豊かさという幻想。どこに向かっているか最終的にはどうしたいのか豊かという言葉だけに向かって。 考えさせられる内容と人の心理状態や観察眼が詳細に書いてあり500ページ全てが1日の出来事。会話で成り立っているのを感じさせない転回で惹きつけられる内容だった。 人の頭の中を覗くのが好きなのでこの消滅は読み応えがあった。

    1
    投稿日: 2022.07.29
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    一気に読んだ。恩田陸さんの本はやっぱりおもしろいなぁ。 2015年の本とは思えない内容。感染症のところとか。最後はちょっとものたりなさを感じたのはなぜだろう。

    1
    投稿日: 2022.05.16
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    最後まで目の離せない展開でした。 いわゆる人狼ゲームですね。 誰がテロリストなのか、読者である自分も登場人物たちの言動から推測しながら読んでいくため、臨場感を感じました。読んでいない時も「あの人は〇〇と言っていたし、、、」などと考えてしまっていました。 読書の新しい体験をした一冊でして。

    1
    投稿日: 2022.04.30
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    近所の図書館の、「消毒するから30分休憩。みなさん、一度出てください」のアナウンス前に掴んだ一冊。ずっと、タイトル見て気になってたんだと思う。ぶ厚くて、なかなか手に取れなかった。ほぼ一日で読了。 想像していた展開と全く違った。密室もの?と言って良いのだろうか。映像化はしにくいと思うけど、登場人物の心理戦がじわじわと伝わってきて楽しめました。これって、新聞連載小説だったみたいですね。ちまちま読むより一気にいきたいな、私なら。

    0
    投稿日: 2021.05.04
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    どこか今の世相と重なる、パンデミックとAIと。2篇連続で新聞小説を読んだけれど、こちらの方が引きが強いというか、あすどうなるのだろう、と読ませ続ける力がある気がする。

    0
    投稿日: 2021.04.30
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    面白かった! 登場人物がたくさん出てきてわけわかんなくなりそうだったので、コメントの中に相関図を書いた方がいて同じようにさせてもらいました。本の厚さに不安に思っていましたが全くそんな心配は必要無かったです。会話や思考から誰だろうと考える時間の楽しかったこと…。 「消滅」の意味が今一つではありましたが。 魅力的な登場人物の皆さんのスピンオフがあったら読みたいです。

    0
    投稿日: 2021.03.08
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    面白かった!! 密室での犯人探しと謎と脱出。好きな作品の漫画「11人いる!」やゲーム「善人シボウデス」を思い出してわくわくした。あと犬が可愛い。 気になるところもあるけど読後、面白かった~!で終われるので気持ちいい。

    1
    投稿日: 2021.02.16
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    テロリストの疑いをかけられ、空港の一室に足止めされることになった10人の乗客。 外は史上最大級の台風、通信障害で携帯も使えない。 見張り役はなぜか超高性能のアンドロイド。 乗客たちに与えられた課題は、自分たちの中からテロリストを見つけ出すこと。 閉ざされた空間の中で、縦横無尽に飛び交う思考。 世界のあちこちで無作為に発生する新型肺炎の原因は? 人工知能とは? アンドロイドに感情はあるのか? 「賭ける」という行為とは? 女性の洗顔論、着物復興論・・・ もはや途中からテトリストそっちのけである。 「ひたすら考え続ける」という習性をもつ登場人物の一人が、頭の中の「課題室」に居酒屋のメニューよろしく考えるべき課題を並べているとあるが、果たして恩田さんもその習性の持ち主なのではないかと思う。 「消滅」という怖ろし気なタイトルの謎が解けぬまま、読者はモヤモヤとしつつも、次々と目の前に出されるメニューの数々に、次第に満たされお腹いっぱいになってくる。 「情報がなければないでなんとかなるもんだなあ。情報ってこの程度のものだったのか、という拍子抜け感もある。数は少なくとも手持ちの材料を掘り下げれば、大量の情報を駆使した時と同じ効果が得られる。むしろ、邪魔が入らない分、深く掘り下げることができるし、次々と入ってくる玉石混交の情報に惑わされることなく、腰を据えて考えることができる。」(p435) 「さっきまで僕らが閉じ込められていたあの部屋だけではない―地球規模の閉塞感に誰もがうんざりしている。ここから離れてどこかへ。この閉塞感から逃れたい。みんながそう思っている。誰かに答えはここにあるぞ、こうすればいいんだぞと指示してもらいたいのだが、そんなものが指示できる者はいない。」(p481) この本が書かれたのは2013~14年である。けれど2020年の今、世界中がコロナによって閉じ込められている現状と、同じ嘆きが描かれていることに驚く。文学の普遍性を実感する。 情報が溢れすぎる今、ひとりひとりが自らの「課題室」で、もつれたケーブルを根気良くほどくように思考を深めること。その先にこそ、「消滅」が成功したあとの新しい世界が、意味を成してくるように思う。 《恩田陸を読むぞ2021①》  ルール:図書館にある恩田陸の棚の、左側にある本から先入観無しで読んでいく。

    1
    投稿日: 2021.01.02
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    空港、災害などで取り残された空間でのテロリスト探し。推理、議題、口には出さない考え、などが当たってそうで、踊らされっぱなしだった。頭を覗く少年や、ほぼ人間なロボットなど奇妙な部分が物語をより面白くしたと思う。うんちくも沢山でてきて興味深かったし、理解が難しいところも多く、何回読んでも楽しめる。ラストもいい。

    0
    投稿日: 2020.11.15
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    恩田陸の新聞連載小説の書籍化 多くの登場人物が出てきて「ドミノ」を思い出させる 感染症のくだりが、少し現在進行中の新型コロナを彷彿させる キャサリンが魅力的 映画化しても面白いかも

    0
    投稿日: 2020.05.09
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    2020.03.22 新型肺炎とかコロナウイルスとかタイムリーな単語が出てきてびっくり! 思わず発行年月日を確かめてしまった。 分厚い本の中身はほとんど登場人物たちの雑談。本題からは何度も脱線するわ長いわで途中何度もコックリコックリ船を漕ぎながら意地で読み終えた。 広げに広げた風呂敷を畳まないままアッサリと終わっちゃう恩田陸節が変わってなくて懐かしい。 匂わせに匂わせたスーパーロボットのキャスリンやら子供の特殊能力やら親父とおばさん、親子の名前が最後まで出てこないことやら伏線だらけだったけど結局それはそれ。結末にはなーんの関係もない。逆に潔い!笑 恩田陸の小説は物語のオチを期待して読むのは厳禁で、読み進める行為と雑学を楽しむ小説と思って読まないといけないことを思い出させてくれた。 それでも恩田作品にしてはまあまあうまく終われたほうの小説だと思う。笑

    0
    投稿日: 2020.03.23
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    再読。「ドミノ in 上海」のあと「ドミノ」を読み返すつもりだったが、なぜかこっちが読みたくなった。読み出してからもビーディックコーヒーがこっちにも出ていたからだ、と気づく。今の時期に読み返したのはタイムリーだったかも。

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    投稿日: 2020.03.01
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    久しぶりにガッツリ厚い本を読み、しかも相関図を書きながら読みました。 登場人物が多い+名前ではなく外見の特徴での表現があったので、たまたま作った相関図があってよかったです。 テロリストがいると脅かしたわりには、結末は…ですが、これはこれで良い感じもしました。

    0
    投稿日: 2020.02.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読ませるなぁ、とおもった 興奮して読んだが 終わり方は微妙 消滅するものについてはなんとなくわかってしまった 人間の感情はかくも矛盾だらけで不合理で、全然技術の進歩に追いついていっていないんだ。 あたりがすき。 なんとなく若い作家のように感じられて、 検索して驚いた。

    0
    投稿日: 2020.01.30
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    空港という非日常空間での物語。 考えるということ、自分が何者かをどう証明するか、 実は深遠な課題なのかも。

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    投稿日: 2020.01.05
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    密室型の推理劇。見たことはないけど、舞台はこういう感じで芝居が進んでいくんだろう。長い話だったが、最後のオチがよくわからない。

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    投稿日: 2019.11.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いろんな登場人物が入れ代わり立ち代わり登場し、推理小説を読むようにこの中にいるスリーパーは誰だろうと考えながら楽しく読んだ。成瀬の咳がひどくなった時は、騙された。これが推理小説なら、探偵役になる十時の独特で愛嬌のあるキャラクターが好きだ。小津のワンタンへの執着心、気の毒な大島凪人、飛行機好きの岡本喜良、ロボットを欲しいと思う三隅渓など変わり者ばかりだ。SFっぽさを感じさせてくれる、黒澤親子の存在は恩田陸ならでは。そして、題名の「消滅」の意味するものはなかなか深い。ベンジャミンの作り上げた、人と人との間の壁を壊し、双方を繋ぐものが日常的に使う生活用品であるところなんかが微笑ましい。この物語のキーマンであるキャスリンは、皆に好奇心と恐怖心をいだかせる。一般庶民の知らないところで彼女のような未知の存在が誰かによって動かされている、SFによくある話だが、近いようなことは現実にありそうで怖い。いろいろな要素が詰まっていて、スリルもありとても満足だ。

    0
    投稿日: 2019.08.06
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    ミステリかと思えば、ちょっとコメディのようでもあり、ひやっとする場面とのんびりした場面がそれぞれ面白かった。

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    投稿日: 2019.07.21
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    空港でテロリストの疑いから拘束された10人.AIのキャサリンや紛れ込んだ犬を含めて,それぞれの人物のいろいろな事情がユーモラスに展開されていく.軟禁という状況の中で,テロやら大型台風やら新型の肺炎などのトラブルを抱えながらの犯人探し.面白かった.

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    投稿日: 2019.05.03
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    帰国した直後の国際空港の入国審査で足止めを喰った11人。この中にテロリストがいると宣言されて、密室での心理劇が続く。11人が「胡麻塩頭の男」などの表現で、相互に名前も分からない状態での犯人捜しの推理合戦の臨場感が巧みな描写。これは読者にとっての推理という以上に11人の中での推理の面白さなのだ!その中での妙な連帯感が生まれてくるというのもありそうな話。ようやく最後に氏名が一致するが…。アンドロイドの精巧な人形、超能力の少年などと、近未来小説でもある。

    0
    投稿日: 2019.05.02
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    いやいや、長かった〜 科学や情報処理をチュッとかじってきた自分としては・・・「はあ??」って感じの内容でした。 申し訳ないけど、評価低いです。

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    投稿日: 2019.03.02
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    オチまでが長い、、、小説家ってのは色んなところからヒントを得て、それを小説にしなきゃいけない商売なんだな、、、

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    投稿日: 2019.02.22
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    前半とても面白かったが、オチがイマイチ。。 もっとどんでん返しを期待してたが、予想通りというか、想定内というか。。

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    投稿日: 2019.01.06
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    ありそうでまだ実現できていない人間型ヒューマノイド。見かけや動作が人間と全く同じで、人と見間違うほど完璧なヒューマノイド。しかし近い内に実現されるだろう。グローバル化された社会の言葉の壁を消滅させるバベルと言うソフトと耳栓とデンタルフロス。これもすでに実現しつつある。耳栓とデンタルフロスも必要ではないが。しかし長いひたすら長い。話しの展開も遅い。しかし長い。長すぎる。

    0
    投稿日: 2018.12.30
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    最後はそうなったかーーー。 後半ちょっと飽きてきたけど、最後はやっぱり面白かった!! キャスリンに会ってみたーーい!!

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    投稿日: 2018.12.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    飛行機で空港に降り立った小津康久は早く淡々軒の肉ワンタンを食べたかった。入国審査の列に並んだが、列の進み具合は遅かった。超大型の台風が近づいてくるとの情報もあり、早く空港を出たかった。ほかにも多くの人が早く空港を出たかったと思う。台風接近のなか、大規模な通信障害も起きている、そんな中で、入国審査で別室に呼ばれた11人の中に小津も入っていた。なんでこの11人は別室に呼ばれたのだろうか…。盛り上がっていくのだが、最後がどうかな、という感じ、

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    投稿日: 2018.10.11
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    小津康久 オヅヤスヒサ ラーメン好き 「日焼け男」大企業タツタ製作所のエンジニア 伊丹十時イタミトトキ グリニッジ標準時 195センチ天然パーマで丸い

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    投稿日: 2018.10.05
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    厚いが一気に読ませる。さすが恩田さん。 途中で少し登場人物を取り違えたりしたのは、自分の集中力が落ちているせいだと思う。

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    投稿日: 2018.10.03
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    ドミノ系のお話。導入部分が読むの大変だけど、キャラの特徴が掴めたらあとはグイグイと引き込まれた。 いやー。いいエンディングだな。 ラスト数ページで回収されてない伏線が多くてハラハラしたけど(恩田さんやし(笑))このお話は恩田さんの作品の中ではきちんとまとまりあるタイプのお話でした。 スッキリ!! 名前が出てこない面子もラストにはきちんと名乗ったしね。 てか、少年、君は在色者かい?(笑)←「終わりなき〜」読んでからこれ読んだからめちゃ途鎖国が浮かんだわ(笑)

    0
    投稿日: 2018.09.08
  • これイイ! 密室劇の醍醐味

    超大型台風が日本に到達しようとしている直前、国際空港で留め置かれることになった数名の日本人。 大規模の通信障害も起こり、迫り来るタイムリミットの中、全く密室で犯人を探し出さなければならない。 しかも、自分たちで。 場面展開がなく登場人物が限られていて、密室トリックものとして楽しめます。恩田さん、正統派の密室トリック描きたいって言ってたもんな。 でも、正統派と言うか、恩田節全開でファン必携って感じですよ。オススメです。

    0
    投稿日: 2018.05.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろくてどんどん読み進めたのだけれど、最後のオチがそこですか… 直前に読んだのが村上龍のオールドテロリストだったのも良くなかったのかも。

    0
    投稿日: 2018.04.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ちょっと厚めなのに、ほぼ場面変わらず、数人の登場人物の予想と観察を述べる内容ですすんでいく物語。恩田陸のドミノのよう、という書評のとおり、細かな出来事が ドミノのように次にすすんでいき、どんどん読み進められました。 結局、想像の世界だったよ、とか、テロリストはいなかった、というがっかりな終り方も想像してたけど、ほっこりした。よい娯楽作品♪ 登場人物と関連人物&出来事をメモしながら読んだけど、最初に心臓発作で助けた人は誰だったんだろう?読み返すのを忘れた。

    0
    投稿日: 2018.03.17
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     日本への入国審査でなぜか足止めをくった11人。彼らは別室へ連行され、そしてその中にいるであろう“消滅”を起こす「テロリスト」を自分達で見つけ出せと要求される。 ワンシチュエーションドラマというか、ほぼ空港の1室で展開される物語。舞台になりそうな感じ。なぜ自分たちが足止めをくったのかわからずオロオロする11人に、まぎれていた完全に人間の姿をしているヒューマノイド型ロボット・キャスリンは、この中にテロリストがいるから自分達であぶりだせと言い出す。実際にはありえない突拍子もない展開だったのでおもしろかったが、結末は他になかったのかなぁという気がしないでもない。しかしキャスリンは頭の中では完全に『銀魂』のたまだったなぁ…(笑)。本人はいたってまじめだけどどこかおかしいキャスリンのやりとりは読んでいておもしろかった。

    0
    投稿日: 2018.03.04
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    図書館にて。 恩田陸お得意の密室で進む物語。 それぞれのキャラクター作りにもなんだか愛を感じるなあ。 ラストのオチがちょっとご都合主義というか、甘かったような気がしてしまったけれど、この作品はそれほど残酷な描写もなく、穏やかで明るい未来の見える終わり方で良かった。 現実に起こりそうな?流れなだけに、現実もそうであればいいのにと願うばかりだが。 頭脳派がここまで集まる機会も、適切に処理してくれるアンドロイドもこんなふうには出てきてはくれないと思うけれど。.

    0
    投稿日: 2018.01.31
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    図書館で借りた本。 9月30日。帰国した日本人たちを待ち受けていたのは、壮大な通信障害と、テロリストの疑いだった。ある条件と合致する日本人たちが一つの部屋に集められ、この中にテロリストがいる。特定できるまで部屋から出ることはできないと告げられる。通信障害の為、外部と接触できない窓のない一室に集められた人たち。くしくも超大型台風が日本に接近している中で、一室に集められた一人に感染症の疑いまで浮上し・・・。ハラハラドキドキの一冊でした。

    0
    投稿日: 2017.11.23
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    十一人と一匹の中にテロリストがいる?という話。 それなりに長いお話だったけど、次々と意見が出て怪しい人がすり替わっていくので、割とあっと言う間でした。 お茶目なキャスリンの物言いで、アジア女性って行ってるのに私にはペニーにしか見えなかったです。

    0
    投稿日: 2017.11.15
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    丁度海外旅行に行った後に読み終わったので、空港をイメージしやすくてよかった(笑 映画を見てるような感覚。 少女漫画の実写化より、こういう小説を映画化すればいいのになぁ

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    投稿日: 2017.11.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    スコットがカギを握っていることは初めの段階で気づきましたが、個人的にはすっきりしない終わり方でした。 テロと言っても本人にそのつもりはなかっただろうし、結局仲間達というのも誰のことだったのか、疑問が残りました。

    0
    投稿日: 2017.09.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    恩田陸のシチュエーションサスペンスコメディ? 異常な状況で様々な人を集めたならどうなるかっていう。 恐る恐る相手を見ながら打ち解けていく感じがいかにも日本人っぽいなと思った。 日本人以外の『異物』がサスペンスとしてのアクセントになってるのかな。 テーマが『コミュニケーションの障害』だったら、『消滅』の意味がわかるラストはなんか納得。 鳥の巣頭の青年は渡部豪太さんの姿が思い浮かんで仕方なかった。

    3
    投稿日: 2017.09.12
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    空港の入管で足止めをくらい、一室に集められた11人の男女。この中にひとり、テロリストがいる。 誰がテロリストなのか?腹の探り合いが始まる。閉鎖空間の中での犯人捜し。 最高にワクワクする舞台設定で楽しく読めたが、決着の仕方は読む人によって評価が分かれそう……。

    0
    投稿日: 2017.09.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物多めかも。 会話シーンは読んでるだけで楽しい。 結末は、なるほどとは思ったが、あっけなかった。 まだ残った謎が散らばってる感じがする。 いつかスピンオフで拾って欲しいな。 ----- P429 女の子が化粧するのは自分のためなの!これで人前に出られると自分に納得させるのが化粧なの!だから、顔を洗うのは素の自分に戻る大事な儀式なの!

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    投稿日: 2017.07.21
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    入管で足止めされてから翌朝までをギューっと した話。登場人物もわかりやすく描かれて面白かった。この展開にしてはオチはあっさりだったかな。

    0
    投稿日: 2017.07.12
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    じわじわと面白くなり、半分くらいで飽きてきて、でも読み進めたらこんなラストなんだ、、とまぁ、ちょっと間延び感はあるものの、恩田陸っぽい本。

    0
    投稿日: 2017.06.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    空港にて容疑者疑惑で足止めされた数人の男女。近未来が舞台ってことで、なかなか普通には進みません。誰がテロリストなのか?とドキドキしながら読み進めると…すごく意外な終わり方でした。

    0
    投稿日: 2017.06.23
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    空港で集められた人達の中にテロリストがいる、といわれ、それを探す物語。 人物が多いけれど、それぞれの性格などがわかりやすく描きわけられているので、誰が誰か、ごちゃごちゃになることもなく読みすすめられた。 長いけれど、会話が主なのであっさり読み終えられる。 ラストが少し拍子抜けする感じだけれど、おもしろく読めた。

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    投稿日: 2017.06.05
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    うん、面白かった。 後味が微妙な感じがしないでもないけど。 ちょっと「ドミノ」に似てるかなぁなんて 考えながら読んでた。 いや、「ドミノ」とは全然違うけど。 わたしが好きな恩田陸作品って感じかな。 群像であって、なんというか 思考が加速してく感じ。 次から次へと展開してく感じ。 話が展開していくんじゃなくて 登場人物たちの思考が変化したり 加速して、世界が広がってく感じがたまらん。 キャスリンのキャラが絶妙だったなぁ。 言葉のチョイスというか・・・ 恩田さんの思考の飛躍がいいんだよねぇ。

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    投稿日: 2017.05.27
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    空港の入管で足止めされた人の中にテロリストがいる、と言われ探し出す心理戦。すごいボリュームで場面がほとんど変わらないので、読むのはとても疲れる。そして期待を大きく抱かせるが結末は結構あっさり。「あれ?」って感じだった。ちょっと物足りない読後感です。

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    投稿日: 2017.04.21
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    久々にちゃんと話がしまって終わったw 思わせぶりなこともなく、読者に任せる感じでもなく。 私は、登場人物一人一人の心情を追ったり、会話が長く続いたりで紡ぐ長編こそ、恩田陸という気がするので、満足。 唯一心残りなのは、『キャスリンの中の人』がわからなかったこと。 「キャスリンは誰と繋がってるんだ?」的な展開をしといて、そりゃないよ、といった感じ。 知りたかったなぁ。

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    投稿日: 2017.03.31
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    珍しく読みやすかった。 少し前の作者のミステリ的に。歓迎。 ドカーンとした幕切れを楽しみにしていたので、最後らへんはちょっと物足りなくもあり。 図書館で一緒に借りたのが万城目さんの「バベル九朔」だったので、ラスト近くでシンクロニシティ(?)に驚いた。

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    投稿日: 2017.03.25
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    空港で突如鳴り響くサイレン。超大型台風は接近中だし、爆発が起こる中、館内放送はただの火災だというし、登場人物たちは別室に連行されるし…と、冒頭からなんとも言えない不穏な空気が漂いまくる一冊。 数ページずつ登場人物の目線が切り替わる群像劇、まるで演劇か何かを見てるかのような印象にああ恩田陸のこういう作品好きだなあと思いながら読みすすめました。500ページ近くあるにもかかわらず、一体どういうオチをつけるつもりだろう?とするする読みすすめられました。 ただ、読後感としてはなんだか散漫とした印象も受けました。中盤までの別室に集められた人々の素性やテロ事件に関する推理のようなものを語るシーンが面白かっただけに、ラストに向けた展開に拍子抜けというか…。 キャスリン、聖斗、スコット、クライマックスの消滅に関するシーン、テロ事件そのもの…となんだかてんこ盛りにしすぎたという気もしました。 でも、キャスリンはとても印象的で、なんだか人間味を感じてしまうシーンとやはり機械でしか無いのだと思わせる不気味な描き方は好みでした。 あと、消滅させるものについてのシーンは好きかなあ。でも、なんと言うか斜め上に行ってしまったかなという感覚が拭えきれなかったので星3つ 個人的になんとなくQ&Aと似たものを感じました。

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    投稿日: 2017.03.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    空港の入国管理に止められ 1部屋に集められた11人(+犬) 「この中にテロリストがいます。 自分たちで探し出してください。」 疑心暗鬼になりながら、それぞれ事情を語り合う。 外は台風で空港から出られない状況の上、 狭い一つの部屋に集められた心理的圧迫。 テロリスト、アンドロイド、感染症等々 様々な要素が絡み合い、 事情を抱えた個性的な登場人物が 語り合い、探り合いテロリストを探し出すサスペンス。 近未来SFの要素もあるので好き嫌いは分かれるかもしれないが、エンターテイメント作品として大いに満足できた。

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    投稿日: 2017.02.12
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    空港での、突然のサイレン。 何が起きてるのか分からない状況。 通信手段も絶たれ、テロリストの疑いをかけられる。 どんな風に物語が展開されていくのか、先が読めず、一気に最後まで読んでしまいました。 途中までの面白さに比べると、最後が少し呆気無かった気が…。

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    投稿日: 2017.02.09
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    日本の国際空港で入国審査で止められた11人。別室に連行された彼らは、この中にテロリストがいると聞かされた。電波障害、大型台風上陸のため混乱した空港でテロリスト探しが始まる… 隔絶した空間で容疑者たちに推理させるという展開には違和感があったし、序盤は誰が誰やらちょっと混乱したが、読み進むうちに引込まれて後半は一気読みだった。緊迫感とユーモアのさじ加減がうまいと思う。 ラストは少々こじんまりした感じかも。

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    投稿日: 2017.02.03
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    安定の舞台向き小説!でも群衆がキーになるとすると今回は映画かな?小説読む時は主人公に感情移入したり神の視点で見たりするけど、恩田陸作品は大抵「これが舞台になったら私はどの役がしたいかな」って思いながら進んでしまう。女優でもないのに。

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    投稿日: 2016.12.10
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    密室系の会話劇を観ている感じで好きなんだけど、これだけ長いなら、ラストにもう少しカタルシスが欲しかった。途中の不穏さはなんだったのかな、と拍子抜け。 でも、サクサク読めて面白い。 理解力の低下か、中盤まで誰が誰だかわからないまま読み進めてしまった。もっと口調とかでわかりやすくしてくれると読みやすかったのだけれど。

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    投稿日: 2016.11.19
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    良くも悪くも恩田陸。 エンタテインメントとして楽しませてくれるから リアリティとかはどうでもよし! 私もやっぱりおっさんの違いがわからなくなったけど… やや近未来ですよ的な描写入れてあったけど それ以外は現在と変わらなくて、 もっと近未来感あっても良かったかも。 舞台っぽいといえばぽいかな。 ただ人がはけないのでやや鬱陶しいかな…

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    投稿日: 2016.11.16
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    無駄に長いと思った。そういう人間模様が読みどころと言えばそうなんだろうけど。この著者の作品にしては珍しく読んだ量に対する満足度が少なかった。

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    投稿日: 2016.11.13
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    さすがに中に1人テロリストがいると思うと、名刺やメアドの交換はできないんだろうな。名前くらい名乗ればいいのにと思ったけど、ひょっとしてキャスリンが止めたか?これは舞台化できそうだね。基本的に職を持つまともな社会人ばかりというのは、舞台が国際空港故か。私はアレルギーこそないが、犬恐怖症なので、幹柾の恐怖はわかるよ。テロ、暴露サイト、感染症、ヒューマノイドとパンパンに要素を詰め込み過ぎた感じだ。

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    投稿日: 2016.10.05
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    物語の先が見えないというか、進行が遅い、というか。もうちょっと短くして、スピード感があると面白くなるのかなーと思いました。始まりは面白いのですが、結局、大した事件も起こらないまま、ずるずると終わっていく感じです。

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    投稿日: 2016.09.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いやーびっくり。 最初から最後まで空港から全く出ないで話が終わるのに、飽きもせず読み続けられるところ。半分ほど読んでも誰も空港から出られないことに最初はどうなるの?と。 出てくる面々は、それぞれ他の地域から日本に帰国して入国しようとした人たち、男女合わせて11人。ところが、それぞれ入管で拘束され、告げられた事実はテロリストの疑い。誰もが怪しくないのに、誰かがテロリストだという。 空港に台風が迫ってくる中、空港は閉鎖され、高潮警報まで出る中、原因不明の通信障害に謎の致死性肺炎の疑いも出てきたり、精巧なアンドロイドにちょっとした超能力を持った子ども?とSFチックな設定も。 それぞれが疑心暗鬼になりながら一晩を過ごす羽目になるのです。 最後のオチは、ああこんなもんだろうなと思いはしましたが、面白かったです。 本の厚さに臆せず読んでみればするする読めます。ただ、私、男性陣が誰が誰だかわからなくなって何度も確認する羽目になりました。とにかく先が読みたくて人物を後回しにしたせいです。それくらい先が気になる話だったということで。

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    投稿日: 2016.09.14
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    ヤバい!めっちゃ面白い!たまらん!! ちょっと人数が多すぎるのか、男性陣3人(十時くん、凪人くん、ヘッドフォンくん)以外がうまく像を結んで来なくて…(多分日焼け・親父・ごま塩の3人だよね?この3人が読中混乱してた) でも、シリアスだったり、クスッと笑えたり、もうものすごく面白かった!!

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    投稿日: 2016.08.20
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    上手い。ドキドキハラハラの中にユーモアもあり、ファンタジックなところもあり。テロリストの疑いで空港に閉じ込められる設定はハードに思えたけど、全員での謎解き話で読みやすかった。

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    投稿日: 2016.08.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    近未来の空港密室劇的ミステリー。 恩田さん得意の会話による謎の周りをぐるぐる回る感じが、11人という登場人物によって長編に仕上がっています。 冒頭のつかみ、展開は非常に面白く、「消滅」って台風のこと?と的はずれな推理もしてしまいました。 大型台風接近、大規模通信障害、空港内爆発事故、に加えて国際手配レベルの情報操作犯、テロリスト、ヒューマノイドと盛り沢山なので、着地ができないかと思いきや、恩田さんらしくもなく、きれいにでも残念ながらこじんまりとまとめてしまいました。 結末が衝撃的だったり大どんでん返しの連続だったりしたら大傑作になっていたかもしれないだけに惜しいです。

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    投稿日: 2016.07.27
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    空港内で拘束された11人の中にテロリストの疑いがある人間がいる。それぞれの視点から見たミステリー作品。個性ある登場人物にそれぞれ伏線があるのでついつい読み進めて行くのだが、テロリストというわりにそれほど緊迫感も無く何だかゆるい謎解きという感じ。ここまで長くする必要があったのかなと少々思うほど自分には長く感じてしまった。

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    投稿日: 2016.07.24
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    空港の入国管理で突然拘束される登場人物達。対応に当たるのは驚異的な完成度の人工ロボットキャサリン。テロリストの確定を巡って過ごす一夜。4.5

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    投稿日: 2016.07.21
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    超大型台風が接近して閉鎖される国際空港。 入管で足止めされた男女、この中にテロリストがいる!? いやーこういうオチできたか・・・(わりとまともなオチだった) 課程を楽しむ作者なので、とても満足です。笑。

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    投稿日: 2016.06.16
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    実際には★3.5 結末がね。途中までいい感じに、スリルとサスペンスが盛り上がっていたんですが、最後は意外にあっさり・・・ 恩田陸と言う作者の傾向から言って、最後まで非情なサスペンスで突っ切ることは難しかったかな。 所々、コミカルなところもあったので、もっとコミカルに振るとか、もっと吹っ切れた方がよかった気がします。

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    投稿日: 2016.06.10
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    分厚いなー、と思ったけどサクサク読めてあっという間に読了です。序盤は登場人物の把握に苦労して何度かページを行き来しました。キャスリン登場後は不思議な能力を持つらしい少年や、脱税のおばさん、感染症に、犬に、やたら旦那さんに連絡取りたがるおばさん、台風に高潮…続々と不穏な要素が出てきすぎてお腹いっぱいになるまで全員を怪しませて頂きました。キャスリンが怪しくて、11人人質論に乗っかり気味で読んでましたが、ラストはそうですか…という感じ。ライトに感じてしまったので、ちゃんと分かってないのかもしれないけれど。

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    投稿日: 2016.05.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物がそれぞれ個性があって面白かった。近い将来キャスリンみたいなアンドロイドが当たり前に浸透してる社会がくるかもしれない、と思うと怖いような...(¯―¯٥) 作中のキャスリンは愛嬌あったり、おそろしくもあり、色んな意味でいいキャラクターだったと思います。

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    投稿日: 2016.05.29
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    久しぶりの恩田ファンタジー  ハードカバー500ページ超えだから、時間かかるかなと思ったけど、ヒューマノイドあり、超能力ありで、気楽に読めた。いったいどうなるの?ってストーリーテリングのうまさに引っ張られて週末午後をこれに使った。2,3時間かな。楽しかった。筋はイマイチだけど、人物がリアルでおもしろかった!

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    投稿日: 2016.05.22
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    国際空港で入国手続きを目前に、別室に連行された人たち。そのなかに、テロリストがいると言う。犯人は誰か、閉じ込められた空間のなかで推理劇が繰り広げられる。 集められた10人足らずの男女のうち、誰がテロリストなのか、何を企んでいるのか、疑心暗鬼になった人同士の密室での会話は、まるで、三谷幸喜の芝居を見ているかのような気分に。 さらに、ヒューマノイドやら超能力やらも加わって、話がどこに行くのかと一気に読ませる運びは、作者らしい。 ただ、500ページという長編にしては、人物像なども描ききれていないため、もったいないと感じた。追い詰められた状態から、それぞれの本性が暴かれていく部分を掘り下げて、人間模様を読ませてほしかった。 また、謎が気になって読むうちは夢中になったけれど、いざ解き明かされた真相は、横綱の立ち合いの変化のようでスッキリしない。作者だからこそ、もっとがっつりと取り組んだ答えを見せてくれるはず、と期待していたのだけれど…。

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    投稿日: 2016.05.18
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    500ページ以上ある、閉鎖された空間での出来事をこれだけ飽きさせずに読ませるというのは、さすが恩田さんだと思う。

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    投稿日: 2016.05.11
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    20××年、日本、とある空港の到着ロビー。テロ予告があったらしくいつもよりいっそう入念な入国審査がなされている。大型台風が近づき、原因不明の通信障害が起こっている中、長い列に並ぶ人々は思い思いのことを考えている。入国審査で何人かは別室に連れていかれている自分に降りかかったらどうしよう…。はじまって三分の一は列の中の人々の心象風景、そして後は実際に別室に連れていかれ、閉じ込められた11人の人間たちが描かれる。そして、結末は?恩田陸さんのこの手の話によくあるように結末はまた、ちょっと放り出されたような印象、デモそこにいてるまではスリルいっぱいで楽しめました。

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    投稿日: 2016.05.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本格ミステリの王道「クローズド・サークル」、誰がテロリストか?の手に汗握る数時間…に、接触テレパスやらヒューマノイドやらが突っ込まれるのが恩田陸だあ。 適数の程々に怪しい候補者達にいいテンポの展開、サクサク楽しめました。 「女の洗顔」と「ギャンブルの発生」についての考察が大変興味深かった、って、これは本筋とは全く関係ないけどね〜。 どうでも良いけど、ペレックの「煙滅」に表紙が似過ぎ。

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    投稿日: 2016.04.27
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    新聞連載で毎日楽しみにしていた小説。一気に読みました。テロ、人工知能が搭載されたロボット、超能力。 近頃、現実でもそういう単語を聞くことが多く、既視感を覚えながら読みました。 基本的に密室で話が進むので、登場人物たちの心理戦が面白かったです。 大きな盛り上がりはないけれど、すっきりと終わって良かった!

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    投稿日: 2016.04.21
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    限られた場面設定で舞台劇向きの内容、なのに結構な長編です。 結末がどうなるのか?消滅とは何なのか?、最後まで読まないと分からない。こんなに引っ張って期待度をあげたのだから、もう少しどんでん返しが欲しかったかな?との印象も持ちました。 登場人物同士のやりとりは丁寧に描写されて、とても読みやすかったです。

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    投稿日: 2016.04.20
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    ぐんぐん引き込まれ楽しませてもらいました 結構ページ数あったけど一気読み ちょっと残念だったのは登場人物がこんがらがってしまったこと 最初に一覧表とか…… 残虐な場面がなかってよかったなあ 恩田陸さん、さすが! ≪ 空港の 閉鎖空間 無国籍 ≫

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    投稿日: 2016.03.21
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    クローズドサークルの現代版と言える。 飛行場の入国審査場で別室に呼び出される人たち。その中にテロリストがいるらしい。通信設備も大規模な障害により使用出来ない。これもテロの一部なのか?本当にテロリストはこの中にいるのか?何が起こるのか? 新聞連載だったようで展開が早く色々な推理も出てくる。設定に一部アクロバティックな部分もあり量もあるが、面白く読むことが出来た。オチが少し小粒に感じるが、それでも十分に楽しめた。

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    投稿日: 2016.03.20
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    日本に入国してくる人、税関での入国審査で別室に呼ばれら人たちのなかに テロリストがいる?.......だらだらと。⭐️

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    投稿日: 2016.03.19
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    ちょっとボリュームのある本だったので、読めるかな?と思ったものの、あっという間に読了。 壮大な事件?が背景にあって、これまた結構な極秘事項のようなものまで登場するのに、なんというかとても限られた狭い世界で限られた登場人物でストーリーが展開されます。 それなのにとても面白くて先が気になって、ぐんぐん読んでしまいました。 登場人物それぞれのキャラも立ってるし、人間関係もありそうだし、特異な事項もあったりで、一風変わってますがおもしろい1冊だと思います。

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    投稿日: 2016.03.09
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    人物描写や状況設定がうまくて面白く読めたけど、 つかみで広げた風呂敷が大きすぎたのかな。 結末の尻すぼみ感が否めない。 映像作品にするとスピード感が加わって面白くなるかも。 キャサリンは綾瀬はるか、 三隅渓は寺島しのぶ 男の子は寺田心君・・・ん~妄想が広がります。

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    投稿日: 2016.03.07
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    消滅やん?空港やん?謎の感染症やん?テロリストやん? なんか社会派なワードが飛び交う中、キャワワわんことか、不思議なビジョンが見える少年とか、人間そっくりロボットとかが乱舞。さくさく読み進めて、気づいたらすっかり登場人物みんなに感情移入してしまい、新しい世界の在り方と変わらぬ人間の営みにホロリと涙が出る。 恩田陸め……。出かけなあかんのに、読書に夢中で遅刻したやないか。次回作も楽しみにしてます。ヽ(・∀・)ノ

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    投稿日: 2016.03.06
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    続きが気になって一気に読み終わった。 最初は登場人物が入り組みすぎて 何度も確認したが、特徴を掴むと覚えられた。 何人かでの議論を描写したものは、やはり恩田陸さん独特のものだなと思った。 自分も誰がテロリストなのかを探っていたが だんだん読み進めていくうちに、誰なのかわかってしまったが、最後の結末はあまりにも予想外で圧倒された。 今の社会情勢や風潮などを、うまく取り入れた作品で現代人は読むといいのかな、とおもわせてくれた。

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    投稿日: 2016.03.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    先が気になって、あっという間に読み終えた。「僕たちをどこに連れていくのか」とあったけど、正にその通り。 ただ色んな人からの視点で人物描写がされているから、登場人物がこんがらかってきて、簡単な一覧を作ってみないと理解できなかった。 思わぬものが消滅してしまう展開で、語学が苦手な私は実際になくなってしまうと良いなと思った。 最後は、ちょっと呆気なく終わってしまった感じもするけど、まぁ良かった。 「二度と来ない九月が去り、二度と来ない十月がやってくるのだ」という一文が心に残った。

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    投稿日: 2016.02.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物が多くて覚えられなくて、メモを書きながら読みました。最後が少しだけ残念な感じ。 少しだけ未来みたいだけど、西暦何年なのかが気になりました。ドミノの方が面白かったかな~。 テロとか、感染する病気とかありそうで怖いですね。 いつか、キャサリンも誕生するかも…

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    投稿日: 2016.02.22
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    JwaveのBOOKBARというラジオで紹介されました。 のんびりサスペンス。 サスペンス調ながら、どこかゆったりしていて分量はあるが、気軽に読める。

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    投稿日: 2016.02.19
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    キャスリン、興味あるわ〜。いい話し相手になってくれそう。 それにしても、一緒にいる人を疑わなくてはいけない場面になって、しかも大型台風はやってくるという緊迫感もあるわけで、めっちゃ落ち着かない。 デンタルフロスと耳栓かぁ。 イメージを介したコミュニケーション。同じ言語であっても「この頭のなかのイメージをそのまま相手に伝えたい」と思う場面は一杯あるから、これイケるかもよ!? ていうか、あったら欲しいかも。

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    投稿日: 2016.02.17
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    えーと分厚い本を最後まで読んで、結果が... そうですかぁ... 間はおもしろかったですね 人って疑心暗鬼になるとすべてが黒にみえてきますから アンドロイド もうこの世にいたりして

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    投稿日: 2016.02.12
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    ☆4と迷ったが一気読みということで。空港でテロリストの疑いをかけられ閉じ込められた人達。みんな怪しく思えてきた。

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    投稿日: 2016.02.07
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    正直、期待はずれ。このテーマならもっと緊迫感とか緊張感とかあってもいいのに、なんだかゆるい感じで進んでいく。視点が変わるのはいいが、特に男性陣の言動が画一的で誰が誰かわからなくなる。こんな異常事態のてんこ盛り、もう少し人間の本音がむき出しになってもいいのに 着地もバタバタしててわかりづらいわりに、緩い。キャスリンを出してくる必要はあるのか、またこんな極秘事項を知られてそのままでいいのか。 ドミノのほうが、日常だがハラハラ・ドキドキしたように思う。

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    投稿日: 2016.01.25
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    こんなに分厚いけれど、長さも気にならず、すいすい読めた。例によって、オチは弱いけれど、そこに期待しないのが恩田ファンだろう。特にがっかりもしない。(でも、そういう意味では、恩田陸は投げっぱ系のほうが向いている気はする)。一番印象的だったのが、「女性の洗顔」論。確かにこれは、男女の深い溝を象徴するものかもしれない。

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    投稿日: 2016.01.18