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六番目の小夜子(新潮文庫)
六番目の小夜子(新潮文庫)
恩田陸/新潮社
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総合評価

1002件)
3.6
162
330
346
72
14
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    お勧めの一冊。 恩田先生の表現ってとても奥行きが深く、好きだなぁ。とても読みやすい作品なんだけど、一つ一つ言葉を噛みしめて読むのが良い。 先生のたまに見せる叙述的なトリックも結構好きです。 *** NHKでドラマ化してましたね! 内容は少し異なるものの、もう一度見たくなりました。山田孝之も出ていたことにびっくり^^

    0
    投稿日: 2011.12.02
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    随分前にNHK教育でドラマ化されていて、リアルタイムで見ていたのを思い出した。設定など異なる部分も多かったけれど個人的にはドラマも原作もどちらも楽しめたかな。津村沙世子の役は未だに栗山千秋以外は考えられない。本を読んでいても私の頭の中では沙世子は彼女の声や姿で動き回っていたぐらい。 舞台となる学校が自分の母校と似ていたからか、すごく世界観にはまって一気に読んでしまった。高校生のふわふわした青い感じが感じられて、懐かしいような痛いような気持ちになった。 学校って不思議なところだなあと改めて思う話だった。サヨコってなんなんでしょうね?

    0
    投稿日: 2011.11.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルが好き。 文体も悪くない、 瑞々しい文体は高校生活を描くために誂えたみたいだ。 が★1つ。 全ての物語がセオリー通りでないといけないとは私は思わないが、 思いつきでなんとなく書いたと邪推してしまうようなシーンが非常に多い。 沙世子のベールの剥がれ方、もしくはかぶせ方が下品。 物語の方向性があやふや。 細かいことが気になる人は読まないほうがよい。 これで無駄な謎とかミステリーっぽい雰囲気をなくしたらもう少しまともな評価になったと思うが、それはたぶん書きたくないんだろうなぁ。 ホントなまじ文章が巧いだけに残念。 内容が残念。 キャラクターの描き方が残念。 あぁ、残念。 この本が好きな人もいると思うよ。うん。

    0
    投稿日: 2011.11.16
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    NHKで鈴木杏・栗山千明主演でドラマ化された原作本。 学校に代々続く奇妙な風習、「小夜子」。 謎と過去の因縁みたいなモノをはらみつつ話が進んでいくので少し、 ミステリーっぽくて面白かった。 ドラマ観てなかったケド…結構評判良かったのは覚えてる。 小夜子役が栗山千明らしいけど…ハマってそうだ…。見ときゃ良かった。

    0
    投稿日: 2011.11.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一回読んだはずなのに、曖昧にしか覚えてなかった。小学生の頃にあってたNHKのドラマもみてたのに。あれ、またみてみたいなぁ。 サヨコみたいな、学校ならではの都市伝説はなかった気がする。わりと伝統だけはあったんだけど。 劇のシーンでは鳥肌たった。集団心理って怖い。 頭のいい高校の先生って楽しそうだけど、先生も頭良くないといけないんだろうね…。馬鹿にされそうだもんね…。

    0
    投稿日: 2011.11.12
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    読み始めると先が気になり、途中、不気味でもあり一気に読みました。 結局、転校してきた小夜子は何だったんだろう? そもそものサヨコは何だったんだろう?

    0
    投稿日: 2011.11.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    誰かもわからない、しかし確かに存在する「サヨコ」の伝説と、学校というある種特殊な空間の不気味さがじわじわくる。特に文化祭の体育館のシーンは圧巻でその場の異様な空気に取り込まれたような気分になった。それだけに謎が謎のままなのが腑に落ちないと言うか…青春小説としてはとてもおすすめなのだけども。

    0
    投稿日: 2011.11.09
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    ほう! これ、恩田陸さんの本当のデビュー作だったんだ!! しかも かつては絶版になってただなんて!それで伝説のデビュー作なんですねー。 それと、小夜子伝説とでなかなか面白かった。 「地方の進学校に伝わる奇妙な伝説をめぐる、不安と恐怖とせつなさと爽やかさと愛おしさに満ちた物語」 by 岡田幸四郎 いやー。でも、沙世子は最初のイメージのままラストまで続くと思って、そう信じて疑わずに読んでたからまさかのどんでん返しだったな\( ^^ )/

    0
    投稿日: 2011.11.06
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    初めての恩田陸さんの作品。 まず著者が女の方だとは知りませんでしたwww これはNHKのドラマでしっていましたが 原作もおもしろい。 鳥肌たってしまうくらいわくわくしました。 一気に読みましたがなかなかおもしろいと思う。 ただ。。。 伏線の張り方とかいまいちだし つじつまが合わないこととか なぞが未解決だとか 話が無理やりすぎるとか まぁ細かいところを言えばいっぱいありますが それを除いてもなかなかおもしろいと思います。

    0
    投稿日: 2011.11.03
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    津村沙世子ーーとある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。高校には数十年間にんたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。 三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。 そして今年は「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。 学園生活、友情、恋愛。 やがて失われる青春の輝きを美しい水晶に封じ込め、漆黒の恐怖で包み込んだ、伝説のデビュー作。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 おお? なんかスッキリしない終わりなんだが私が理解出来てないからです?? 途中の六番目のサヨコの劇やってるとこの緊迫感たまらないね。 そこすごく良かった! うーーんミステリーでもホラーでも青春物っていうほどでもなく、なにに分類したらいいかいまいちわからないけど、何となく面白かった。

    0
    投稿日: 2011.10.31
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    こんなような話、漫画で読んだよぅ、と思いつつ、なんだかんだで3回ぐらい読み返してるし、これがあったから、その後、恩田氏を読み続けてるし、素直に面白いと言えるね。

    0
    投稿日: 2011.10.30
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    作家のデビュー作。 デビュー作を読むことは楽しみの一つです。 やはり荒削りですが、 その後の作家のイメージがやはり詰まっていますね。 ああ、この作家はこんなところに特徴があるんだ、と思ってしまいます。

    0
    投稿日: 2011.10.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    テレビを見て、不気味というか不穏というかそんな印象を持っていたので最後はちょっと拍子抜けだった気が。でも良い読み終わり感だった。

    0
    投稿日: 2011.10.14
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    十数年間その学校では密かに、「サヨコ」と呼ばれるお役目が受け継がれてきた。三年に一度現れる「サヨコ」の、六番目のお話。 学園祭のシーンは何度読んでも圧巻です。台本を分割して一人ずつ読ませるという手法は、その場を不気味に盛り上げるだけではなく、一人一人の仕事を小さくすることで「自分がなにをしているか」を見失う集団心理の描写なのかも。自分が連続する台詞の中に溶け込んでいく錯覚を覚えます。 ただ、結末は若干の投げ出された感が否めません。真相の不明瞭さはともかく、沙世子の存在意義が一気に軽薄なものになったのがとても残念です。

    0
    投稿日: 2011.10.11
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    なんと、中高6年間のうち図書館で借りた本はこれ一冊。自分で自分に驚きです。 アニメも背中がぞくぞくする内容ですが、原作もしかり。終始不気味かつ不思議な空気が流れている気がします。 ただ、しっかりと内容を覚えていないのでもう一度読みたい。

    0
    投稿日: 2011.10.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    正直全貌はみえなかった すっきりしない…でもないんだけど でもすごくいい すごいものを見せつけられた気がする 作中の人物たちが感じ取っているサヨコのエネルギーのようなもの それにも似たエネルギーを 私は著者から感じ取ったような気がする 有無を言わさぬエネルギーのようなもの でもそれは嫌なものじゃなくて、おそるおそるついてゆきたくなる類のもの 読んでよかった

    0
    投稿日: 2011.10.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ――その朝、彼らは静かに息をひそめて待っていた。 ごめんなさい、怖かったです。ちょっと背筋ぞくっときたもん。 これ、NHKでドラマやってましたよね。何年も前だけど、栗山千明ちゃんと鈴木杏ちゃんが出てたの。ドラマもまぁ、たいがい怖かったような気がするんだけど。一人暮らしでホラーやミステリーの類は避けるべきだと実感しました笑。 ん~、本の感想としては・・・ちょっとラスト走りすぎたんじゃないかなぁ、と正直思いました。別に悪くはないし、面白くなかったわけじゃないんだけど・・・。 解説を、小野不由美の旦那さん(綾辻行人)が書いてましたね。ってかいつも思うけどこの夫婦の書斎とか絶対怖いって! そう、解説。そこで知ったんですけど、恩田さんって女の人なんだ!!!常野物語とか読んで、繊細な男の人だと思ってました・・。乙一と同系統な感じの。

    0
    投稿日: 2011.10.02
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    あの体育館でのシーン。 恐る恐るページをめくる。 中学生ながらに、臨場感溢れる描写が大好きだった本。

    0
    投稿日: 2011.09.28
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    9月23日読了。恩田陸のデビュー作、3年ごとに「サヨコさん」を引継ぐ不思議な伝説の残る高校に、謎めいた転校生「沙世子」がやってきて・・・。男女四人の勉強・部活動・青春、じめっとした木造校舎、何十年もいるような名物教師、学園祭に全精力を傾ける実行委員、祭りの前と後の学校の雰囲気の違いと繰り返す日常・・・と、懐かしいような切ないような舞台設定・描写は巧いが、ミスリーディングの塊というか、結局この話は何だったの??という疑問がぬぐえないが。全校生徒での朗読劇とか、ウォーキング大会とか、この人は魅力的な全校イベントを考えるのがうまいよなあ。

    0
    投稿日: 2011.09.24
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    んー 期待してた程ではなかったかも… 初めて書かれたお話だから いつもみたいに引き込む筆力が足りないし、 謎もちょこちょこ残ってて… 結局糸を引いてたのは黒川で 秋と沙世子は一瞬川の流れを止めたけど また川は淀みなく流れてしまう、 みたいな解釈でいいのかなあ。 黒川とサヨコは何かあると思ってたけどなあ… もやもやが残る一冊。 って書き終わってからタイトルの小夜子みてぞっとした… 沙世子でもなくサヨコでもない・・・誰…?

    0
    投稿日: 2011.09.21
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    夜に1人で読んでたら、なかなか恐かった……。 ドラマも少し見てたけれど、ドラマと小説じゃだいぶ違います。

    0
    投稿日: 2011.09.18
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    同じ言葉の羅列でも、演出の仕方でここまで変わるのか!と。 学園祭での演出にしびれました。 恩田さんの本は安心して読めます。

    0
    投稿日: 2011.09.15
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    恩田陸、デビュー作。 学園生活を描くのが、なかなか上手い。 地方の高校へやってきた謎めいた転校生をめぐってストーリーが展開。

    0
    投稿日: 2011.09.11
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    なんか昔流行った「三丁目の花子さん」の話みたいに、学校で話題になる都市伝説が実際に起こるような感じが、この本の内容でした。 学生生活を思い出す描写があったことで懐かしく感じたり、そんな中にミステリーな感じがあったりで面白かったけど、強い印象が残らなかった。 いつか再読してみよう!違ったものが見えるかもしれない。

    1
    投稿日: 2011.09.11
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    ――ただ、きれいな渦や愛らしいさざ波を見るだけでよいのだ。それだけで彼は満足する。自分が流れにほんの少し細工をしても、なおかつ淀みなく川は流れ、やがては全てもとに戻っていくという事実だけで。 小学生か中学生の頃に夢中だったNHKのドラマの印象が強い。

    0
    投稿日: 2011.09.11
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    NHKのドラマで小学生の頃みた記憶があります。ホラーかと思いきやちょっとホラーとは違う不思議な感覚で見ていました。ぜひ原作を読みたいです

    0
    投稿日: 2011.09.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    冒頭の奇怪な文章にいきなり引き込まれ、その後の謎が謎を呼ぶような展開にぐいぐいと読まされ、一気に読了。面白かった。ドラマ化されてるそうなので、そっちも観てみたい…

    0
    投稿日: 2011.09.10
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    私の読書の原点とも言うべき作品。恩田陸さんを読みあさるきっかけにもなりました。 これを読んだ高校生時代、かなりの衝撃を受けました。今でも大好きな作品です。

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    投稿日: 2011.09.06
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    先が気になって、一気に読みたくなる本でした。 日常はなれているから日常だけれど、見方を変えると全く違ったものが見えてくる。 登場人物たちの思いや考え方、その時期しか感じれないことなどが、文章からとてもいいものとして感じ取れる本でした。

    0
    投稿日: 2011.08.26
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    学校の七不思議的な感じの物語。。真相に迫るところは先が気になりすらすら読めたけど、結末が微妙…もう一ひねり欲しかった。

    0
    投稿日: 2011.08.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なにやらゴチャゴチャして読みにくい感がありました。 内容は、学校にまつわる噂話に翻弄される主人公(誰が主人公?)達。 小夜子の動物を惹き付ける力は何だったのだろう? 美香子を手懐けようとしたのはナゼ? 全ては先生の退屈しのぎ...? 僕の理解力は犬並だと痛感しました。

    0
    投稿日: 2011.08.24
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    ある高校に伝わるサヨコ伝説。ある年、美少女サヨコが転校してきた!本物?何者?好奇心旺盛な学生たちが、受験、恋愛、サヨコ伝説の中で悩み疑い信じ成長する青春群像劇。 ラストは以外な結果の余韻に浸るヒマなく終わってしまいかなり消化不良だけどなぁ。

    0
    投稿日: 2011.08.23
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    先に図書室の海を読んでしまった上、何だか似たタイトルの本を読んだ事があるから読んだものだとずっと勘違いしていた。 少々文章が古くて、終わりが好きではない。友人には勧めない。

    0
    投稿日: 2011.08.08
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    お話の中で、学園祭で、生徒全員で劇(というか朗読?)をするシーンがすごい。 怖いけど、すごく盛りだくさんの、青春ホラーという感じ。 色々謎は残るけれど、最後まで一気に読めました。

    0
    投稿日: 2011.08.01
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    こ、こわ~ 学校の中での七不思議てきな不気味さというか少女的な怖さとかぞわぞわぞわっとくる 集団原理というか学校っていう箱の中での謎解きっていうのがいっそうこわい・・・ 結局さいごまでよくわかんない謎がなんこもあってやだよー そこはすっきりとけてくれよーとか思いつつ なんか爽やかに終わっちゃったところがうーんってかんじ・・・

    0
    投稿日: 2011.08.01
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    友達に借りました。 途中、こわいところもあったけど、恩田陸っぽい、新鮮な話だった。 うーん、ミステリアス。 なんとか先生が言ってた「学校」とか生徒についてのたとえ話が心に残った。

    0
    投稿日: 2011.07.31
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    この小説がファンタジー大賞を取れなかった理由もわかる。それにもかかわらず、人気があるのもわかる。 曖昧で解決されない部分が多いという不満も含めて、作者らしい作品。

    0
    投稿日: 2011.07.30
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    すべてがスッキリするわけではない。でもたまにはこういうのもいい。学校って独特の時間の流れがあったなあ。

    0
    投稿日: 2011.07.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    モダン学園ホラー。 キャラもストーリーも面白いし、 怖くてドキドキするシーンもあるのですが、 如何せん、謎が残りすぎてモヤモヤ…。 加藤の部屋の窓に現れたのは二番目のサヨコ? 放火した子どうなった? いつもタイミングよく野犬が現れるのはなぜ? 沙世子が転校前に受け取った手紙は誰が出した? あの台本は本当に黒川が作ったもの? カギをなくした秋はどうなるのか? まぁこの読後のモヤモヤ感は恩田さん特有かもしれない、 と後々気づき、はまるきっかけになるわけです。笑

    0
    投稿日: 2011.07.14
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    結局「サヨコ」って・・・と謎は残りますが。 学校という封鎖された空間の中で繰り広げられるお話・・・こーいう設定好きかも。 はるか昔にドラマやってたけど、改めて見たくなりました。TVでやらないかなぁ・・・。

    0
    投稿日: 2011.07.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    話のテンポもよく、登場人物の個性も豊かでストーリーも面白いのだけど どうしてきっちりと謎の解明をしてくれないんやー!と、不満が残る。 恩田陸さんの作品はストーリーにどんどん引き込まれ面白いのだが 今まで読んだもの全てが終わり方に不満が残ってしまう! ミステリーなんだから最後まで謎に合理的な解釈をして欲しい。 サヨコ伝説というものがある高校で毎年サヨコが選ばれ、3年に一度 そのサヨコに選ばれたものは学園祭で芝居をする。 今年選ばれたハズのサヨコ、しかし他にもサヨコが存在している・・・ この年転校生に2代目サヨコと同姓同名の「津村サヨコ」がやってくる。 クラスメイトの秋、由紀夫、雅子と津村サヨコは高校生活最後の年を 仲良く過ごすのだが、秋はサヨコ伝説に興味を持ち調べていくうちに 津村サヨコに疑問を持つ。 「ネタバレ」 担任の黒川がサヨコ伝説を操っていたのが真相で、津村サヨコもサヨコ 伝説の一人としてただ選ばれたに過ぎないと解釈していいのだろうか? 犬が学生を襲うのはたまたまなのか? 最後に校舎の屋上に現われたのは2代目サヨコの亡霊なのか? いろいろ疑問が残る!

    0
    投稿日: 2011.07.12
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    某高校の3年生の1年間の物語。 高校生2年生~3年生と言うのは、子供と大人の間で(高校1年生は、まだ中学生に近いイメージ)独特の空気感と感覚を持っている 特別な時期だったな...と言うのが、読み終わって昔を振り返っての1番のイメージ。 この小説は、設定は高校じゃないと成り立たない気がします。 そして、準主役と言っても良いだろう「秋くん」キャラは、私にとってのドンピシャで好きなタイプ(笑)高校時代にこの本を読んでいたら、「どっかの高校に秋くんは居ないのか!?」と騒いでいたと思います(笑) 女子高出身の私にしてみれば「共学って、こんな感じなんだ」と言う思いと「共学でも女子高生って同じなんだね」という部分が両方見れて、懐かしくて不思議な空気感の小説です。

    0
    投稿日: 2011.07.03
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    タイトルと表紙を見てからずっと読んでみたいと思っていた一冊。先日ブックオフで見つけて購入した。 さらっと読めるし、そこそこ面白かったけど、なんだか中途半端で印象には残らない。どうでもいいけど美香子ちゃんの将来が心配だわ。

    0
    投稿日: 2011.06.23
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    恩田陸をきちんと読んだことがなくて、スタンダードな六番目の小夜子を。最近、辻村深月さんばかり読んでいて、カテゴリ的にかぶる何かがあるな。と頭の片隅で思ってみたり。サスペンス風で。ホラーチックな青春小説。かな?荒削り。というか、机上の空論っぽい人物描写が気になったけど。普通に楽しめた。

    0
    投稿日: 2011.06.21
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    津村沙世子――とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。高校には十数年間にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。学園生活、友情、恋愛。やがては失われる青春の輝きを美しい水晶に封じ込め、漆黒の恐怖で包みこんだ、伝説のデビュー作。 (裏表紙紹介文より) *** 作中で秋が同じようなこと言ってたけど、学校ってその歴史が続く限り同じ場所でたくさんの人間が同じような生活を続ける場所だから、伝説が生まれるにはもってこいの不思議な空間なんだよね。 学校という舞台を上手く使った作品だと思う。 体育館でのシーンは実際にその場にいるみたいでドキドキした。 ちょっとやってみたいな。 「?」って思う終わり方ではあったけど、そんなこと気にならないくらいに雰囲気が素敵で好き。

    0
    投稿日: 2011.06.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    謎が謎を呼ぶ物語。 今年のサヨコはいつもと違う事ばかりおきる。 サヨコを巡って起きる様々な事件の先には・・・。 最後の終わり方がちっと納得出来なかった...。 津村沙世子の考えてる事も何か多重人格を思わせるような感じで終わってしまっていて... ドラマ化された作品。 ドラマの方はまだ見てないのでみると謎がとけるのだろうか??

    0
    投稿日: 2011.06.18
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    鈴木杏と栗山千明のドラマが大好きでした。今て名作だと思います。ドーミナドミネスッ♪っていう曲が怖かった。原作として一見の価値あり!

    0
    投稿日: 2011.06.17
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    所謂ジョブナイル?ってやつ? お話自体よりも、私は秋の家族が好き(恩田作品のあっちこっちに顔を出してる)。

    0
    投稿日: 2011.06.04
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    六番目のサヨコが現れる年、 そこに謎めいた美少女『津村沙世子』が転校してきた   サヨコというキーワードを軸に、不思議な出来事が次々と起こる 謎が謎を呼び、それが得も知れない不安として心に染み込んでくる   読んでいるだけでドキドキする作品です いつの間にかこの不思議な世界にぐっと引き込まれてしまう   まさに! ミステリィの面白さを改めて教えてくれる作品です  

    0
    投稿日: 2011.05.29
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    恩田陸さんのデビュー作。あとがきによると、綾辻行人氏と小野不由美氏が本作を猛烈にプッシュしたみたい。彼女のデビューにそのような裏話があったとは知らなかった。 それはさておき、このお話には恩田陸作品の特徴がこれでもかと凝縮されていて、ページをめくる手を止めることができず、あっという間に読み終えてしまった。すなわち、ティーンエイジャーの刹那的な輝きを描いていて、民俗伝承と集団心理を組み合わせて恐怖心をあおり、ミステリ作品としては色々とおざなり(汗)、と。会社を辞めて3週間でいきなり書き上げたのがコレだということで、相当な天才肌だと改めて感じ入っている。

    0
    投稿日: 2011.05.22
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    後半からラストまで、おもしろかった。 少女・小夜子の素性の描き方(正体)はこれでいいのかもと思う。 だいたいがファンタジー・ホラーとして楽しめて、ラストががらりと変わるの、これでよかった・・・。とおもうなぁ。

    0
    投稿日: 2011.05.11
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    推理もののスッキリ解決という終わりではなく。少しぼけている終わり方が自分には、今ひとつですが。作品上この終わり方のが良いと解るのと自分が学生であれば、この終わりが良いと思ったような終わり方と感じた

    0
    投稿日: 2011.05.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    結構面白かった・・・ホラーかと思っていたけど、後半は学園ものっぽい。少々尻すぼみで肩透かしを食らったような感じはする。美香子は、あのままはまずいと思う。

    0
    投稿日: 2011.05.08
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    「麦の海に~」で十分惹きこまれちゃったからかもしれないけど、雰囲気にドキドキするくらいであまり印象的ではなかった。 あ、でも遠目に小夜子っぽい子がちらっと出てくるシーンは怖かった。

    0
    投稿日: 2011.04.28
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    雰囲気がよく サヨコ伝説にとても興味がわいた 謎に挑む感じは好きなのだが 秋の行動力が残念すぎて腹が立つ 小さなモヤモヤがいくつも残り 読後感が気持ちよくなく 中途半端な感じ 受け継がれてきたこの奇妙なサヨコ伝説を もっと中心にして活かして欲しかった ドラマは見てないが イメージだけなら 栗山千明 ハマリ役過ぎでしょ

    0
    投稿日: 2011.04.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どんどん引き込まれていって途中からは一気に読んでしまった。 『呼びかけ』のとこでは自分もここの生徒になったかのように、ドキドキ、恐怖を味わった。 ファンタジーノベル・シリーズ?らしいけど、ファンタジーというより、 青春 ミステリー ホラー という感じかな? それは加筆とかされたからなのでしょうかね?

    0
    投稿日: 2011.04.24
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    十数年にわたり、奇妙なゲームが受け継がれている地方の高校に、津村小夜子が転校して来た。 三年に一度、選ばれる『サヨコ』 そして、今年は『六番目のサヨコ』が誕生する年だった。 学校と云うある一種閉鎖された中で繰り広げられる、生活、友情、恋愛。 この閉鎖された中だからこそ、起こりうる伝説。

    0
    投稿日: 2011.04.22
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    先が気になってスイスイ読めたー(ω) 津村沙世子がとても魅力的な少女です。 文化祭の劇はとてもドキドキ。

    0
    投稿日: 2011.04.22
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    小学生の頃ドラマを見てたまたま中学生の時に本読んで、知ってる内容だなぁと思って…という思いがけない再会 途中までホラー要素たっぷりでどんどんページめくっちゃうハイテンポなんだが………最後があっけなさすぎる

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    投稿日: 2011.04.22
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    津村沙世子―とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。高校には十数年間にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。学園生活、友情、恋愛。やがては失われる青春の輝きを美しい水晶に封じ込め、漆黒の恐怖で包みこんだ、伝説のデビュー作。 *** 恩田作品にはミステリアス美女が不可欠 ミステリーに旧家・美女は不可欠 これNHKのドラマでもやってたんだけど見てた人いないかなあ 私はこれで栗山千明をはじめて見てもうそっからファンです 役にちょーーーぴったり 夏の夜に息をのみながら一気に読み倒した覚えがあります スピード・スリル・設定が最高!(*^o^*) ミステリーに敬遠してるひとでもよみやすいはず

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    投稿日: 2011.04.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。デビュー作。 ファンタジーノベル大賞最終候補作だそうだが、ファンタジーというよりホラー。 サヨコ自体が中途半端だった。

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    投稿日: 2011.04.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おっこれは面白そうだ  ↓ うむ…多分中盤あたりから面白くなってくるはず  ↓ あー……多分怒涛のラストが待っているはず  ↓ …………(゜Д゜) 青春っぽさとミステリっぽさとホラーっぽさをちょびっとずつで、どれも中途半端な印象が否めませんでした…小夜子の真相も、あれだけすごい謎が隠されているように見せかけておいてそれってどうなの…と思ってしまいましたし、正直期待しすぎました。もっと盛り上がってくれると。でもキャラは魅力的だし会話もセンスあって好きです。恩田さんの他の作品も読もうと思います。

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    投稿日: 2011.04.04
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    ドラマ大好き。小説を読んでも一切変わらない盲目ぶり。デビュー作で、この確立された世界観…。恩田陸大好き。私も小夜子やりたかったなあ。

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    投稿日: 2011.04.03
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    ついに・・・ついに読み終わりました! 読み始めては挫折して、いつしか読んだか読んでないかも思い出せないという有様。 今読み終えて、考えてみてわかりました。 ・・・これはファンタジーなのか?ミステリーなのか?・・・ 転校生「小夜子」の周りで起きる不可解な出来事(最後のほうは大体わかりますが、犬はどうしても解せない!)。 結局「誰が」「どうやって」小夜子伝説を継ぐのか、可能性は示唆されるも決定打なし。 そもそも「小夜子」は何であんなに波乱を巻き起こしまくってるのか。 ここら辺もうちょっとはっきりしてほしいです。 謎が多すぎて、現実離れした殺傷事件や火事が起きて(あ、竜巻も)、青春の甘酸っぱさが味わえませんでした。 おかげでこの中途半端感が挫折と印象の薄さ(=忘れる)を導いたんですね。

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    投稿日: 2011.04.01
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    「夜のピクニック」で第2回本屋大賞を受賞した 恩田陸のデビュー作。 3年に一度その年の「サヨコ」が選ばれ、 「サヨコ」に選ばれたものはあるゲームの中心と なり学園生活を送らねばならない。 その3年に一度である「六番目のサヨコの年」に 絶世の美少女、津村小夜子が転入してきて・・・ 彼女の身のまわりで起こる不思議な事件。 そして何かを知っているような素振りや言動・・・。 謎につつまれた「津村小夜子」は「六番目のサヨコ」と関係があるのか? 読んでみて怖かったのは学園祭のシーン。 文章からこんな恐怖を感じさせるなんてすごいw

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    投稿日: 2011.03.26
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    自分が全く関与していなかった過去…「伝統」(=「タブー」)というものに巻き込まれていくとき、抗えないことに対する不安と同時に、なにか一体感のようなものも感じるのではないだろうか?みんながそのことを知っている。畏れと好奇心。高校というある意味おかしな環境がとてもよく表現されていて良かったと思う。

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    投稿日: 2011.03.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    物語の真ん中あたり、文化祭での演劇まではとても面白い。地方の進学校に伝わる伝説という設定も、登場人物の個性も、全体を通しての不思議と魅力的な雰囲気も、どれもとてもよくできていた。特に長い年月に渡って口伝えに残る不思議な風習や都市伝説というのはとても惹き付けられる題材だと思う。  話の中盤までの面白さ、そして文化祭で行われる全員参加の演劇が強烈に盛り上がる分だけ、後半の失速は目を覆いたくなるものがあった。もっと何か、スッキリと締まるラストはなかったものだろうか。  とても魅力のある物語なだけに、もっと後半に何かあるのではないかと思ってしまった。恩田陸のデビュー作なのでこんなもんかと。

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    投稿日: 2011.03.20
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    これは好きな恩田陸だー。 この少年少女の閉塞的な感じがすごく好き。 学園祭のシーンとかもうわくわくしながら読んだ。 でもいつも最後の印象が薄くなっちゃうイメージなのだよね。 夢から覚めた、という感じ。

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    投稿日: 2011.03.20
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    小学生のころ、NHKのドラマを見て購入。学園祭の場面がすき。本が醸し出す雰囲気が独特で、読んでいるうちに引き込まれます。

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    投稿日: 2011.03.15
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    今日、三分の二まで読んで、また明日・・・と思っていましたが、その時点で止められなくて、最後まで読みました。 結局、小夜子が何なのか、わかったようなわからないような。 昔、NHKのドラマで少し観たけど、内容は覚えてなくて、小夜子が栗山千明だったことだけ覚えてました。 まさしく美少女。

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    投稿日: 2011.03.12
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    「六番目の小夜子」がいったい誰で、どんな芝居がされるのか・・・文化祭のゲームまでは、一気に読み進めましたが。そこからは急にスポットがずれたように話が展開していって・・・。それが「恩田陸らしさ」といえばそうかもしれないなー。

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    投稿日: 2011.03.08
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    ドラマ版DVD欲しくなった。あれは配役が神懸かっとるよなあ。 なんとなく、文章から絵コンテが浮かぶような書き方だなあっと思った。演出がうまいというのかなあ。嫌いでないなあ 文化祭の劇とか、ああいうのやってみたい ああ高校生やり直したい

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    投稿日: 2011.02.26
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    ミステリー?なのに読後の爽快感があるのが素敵です。小説を読んでいるのになんだか漫画を見ているような感覚がしました。

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    投稿日: 2011.02.26
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    ハラハラドキドキ。 高校生活がこんなんだったら…恐ろしいが(笑) さくっと読めて、面白い作品だったけれども、一回読むだけでいいかな^^; でも、十代に読んでいたらまた印象違ったのかも。 ミステリーだけれども、読後感が素敵な作品だと感じた。

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    投稿日: 2011.02.23
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    全校生徒全員参加の劇は独特の雰囲気が出てて良かった。 死人が出るようなホラーよりのミステリだと思ってたけど そうじゃなかった。 話が終わっても謎を投げっぱなしな作風は この後の恩田陸作品に引き継がれるのな。

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    投稿日: 2011.02.21
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    ホラーとかいてありましたが、そんなにこわく無かった!どちらかというとミステリーな感じ。吉田秋生の吉祥天女に話が似てるなぁ、と。これがデビュー作品とは思えないほどの文章!

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    投稿日: 2011.02.13
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    学校という社会と隔絶された世界の特徴をうまく表現してると感じた。 物語は与えられたわけではなく、 物語のきっかけのみが与えられ、生徒たちが物語を作り上げてしまった。 それは、読み手も同じことで、自分でいろいろな想像をし、勝手な期待や恐怖の中で、物語というものを描いてしまう。 結局、結末において、読者の描いた勝手な物語に、一方的な、そしてある種がっかりな結論を与えられてしまう。 そこにきて、見事に作者に踊らされていたことに気づき、苦笑してしまう。 それは、物語に登場する生徒も同じことで、真実を知ることは、意外にもつまらないことだと知るのだろう。 真実を知らずに妄想だけがふくらみ、自分たちの作り出した幻想に踊らされてしまう。 学校という閉鎖空間において高校生という多感な時期の登場人物たちが、いいように踊らされることによって、読者も一緒になっていいように踊らされてしまう。 よくできた話だと思った。

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    投稿日: 2011.02.11
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    田舎の進学校を舞台にしたホラーファンタジー…? これは一気に読んだ!ハラハラした! 終盤までは5つ星のつもりだったけど 最後がモヤモヤなので一つ減。 まぁ恩田陸はいつも最後に何かひっかかるすっきりしない終わり方だけど。

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    投稿日: 2011.02.01
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    恩田陸さんのデビュー作です。 これがデビュー作なんて衝撃でした。 恩田陸さん好きの友だちからススメられた1冊です。

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    投稿日: 2011.01.31
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    テレビみてた! なんか今まで当たり前だと思ってたことが窮屈で不気味に思えた。恩田陸初めて読んだけど夜のピクニックも読みたいなー それにしても秋くんはかっこいい。

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    投稿日: 2011.01.25
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    最初の発表から大幅に加筆された本らしい。 読後、何やらモヤモヤが残ってしまった。 それにしても、栗山千明さんの沙世子は美しかったなあ。

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    投稿日: 2011.01.18
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    久々に出だしから次が気になって仕方ない作品だった。 途中の学園祭の台本を読むシーンは特にスリリングでかなり、ゾクっとしました。 夜のピクニックしか読んでいなかったので、こんなスリリングな作品を書く方だとは知らず、衝撃でした。

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    投稿日: 2011.01.09
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    意外な展開があったりして面白かったです。 でも読み終わった後ちょっとさっぱりしなかった。 それでも十分楽しめた本でした★

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    投稿日: 2010.12.30
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    ものすごくがっかりな小説。 伏線を張るだけ張り、あおるだけあおって、収集がつかなくなり。何も回収せずに唐突に終わってしまう物語。 途中途中のテンポ良く進む物語と張られていく伏線のドキドキも相まって、今年一番の読了感の悪さ。 読んだ後しばし「???」→やがて「後悔」…となりました。 良く発売したな。というレベル。

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    投稿日: 2010.12.20
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    久々に加速度つきで、一気に読んだ。 面白い!と読んでて背筋がぞくぞくした。 初めての恩田陸、若干敬遠していたんだけど、今まで勿体ないことしてきたなあ。 "舞台"になっている学校があたしが3年間通った高校にとてもよく似ていて、なんだか変な懐かしさを感じた。 学園祭での芝居の場面は息が詰まりそうだった。 よくできてるなぁ、と感心するばかり。

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    投稿日: 2010.11.27
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    学校の伝説はありがちだけど、このサヨコ伝説はおもしろい。 伝説が伝説で完結してないというか、まだすごく身近に生きている。 http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-156.html

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    投稿日: 2010.11.22
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    短いストーリーなのに、内容が凝っていて面白かったです。もともとドラマで観て、興味を持って原作を読みました。ドラマも面白いですよ。

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    投稿日: 2010.11.15
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    大きな大きな謎が隠れていてそれを徐々に解読していく、うんぬん、というものではないのだけど、楽しかった。 人物描写も懲りすぎずたんぱく過ぎず、それでも状況を想像できる、爽やかな小説だった。 あとはT大(すなわち東大と思われるが)に、さよこも秋もあんなに受験以外のことをやってて現役で合格するのは話がうますぎ。 東大生にも勉強しなくてもできる天才は確かにいると思うけど、受験生の時はみんなガリガリ勉強してたと思うんだけどな~あたしだけなのかな~?

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    投稿日: 2010.10.31
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    恩田陸のデビュー作で学校にまつわる都市伝説にまつわるややNHKラジオの学園ものの香りも漂うモダンホラー。 「月の裏側」の解説で書かれていたことだが、恩田陸はなぜか本格ミステリを書くのを避けている。 本作なども、モダンホラーの分類にあたるのだろうが、十分、本格のテイストもする手法がふんだんにあると思うのだが。

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    投稿日: 2010.10.30
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    火車以来の一気読み。 学校の階段的な恐怖感と学生時代への懐古が 入り混じって止まらなくなった。 色んな学生が出てきてスッと入り込める。 最後の終わり方もほっとする感じで好きだ。 自分の未来は自分の意思で選んでいくしかない。

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    投稿日: 2010.10.22
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    1020 この人の作品はいつも詰めが甘いと思ってしまうのは私だけ?? 伏線回収しきれてないんじゃ…。 面白いんやけど。

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    投稿日: 2010.10.21
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    あれ?あれは結局なんだったのかな? と思わせる雰囲気に満ち満ちた作品。 で、この「あれ?」感はいわゆる過ぎ去った「たった一瞬にも近い、あの頃」に通じるのかしらと。 理屈より感じろという作品の典型例のような気がする。 理詰めに評価してしまうと、ずい分と中途半端な作品になってしまう。 つーかどちらかっつーと秋君が主役だったのですね@@ アレ?ドラマで山田孝之君がやった役はなんだっけ?由紀夫ポジションのような気がしたので、てっきりこの子と雅子が主役かと。 て、栗山千明ちゃんは小夜子役ぴったりですね!ナイスキャスティング。 サヨコシステムを何度も読まなければ理解できなかったアタシ…… あの学園祭の舞台のシーンは確かに怖い! あのシーンは秀逸だなあ。

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    投稿日: 2010.10.17
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    うーん。これホラー? 人物に魅力があるのに、活かしきれず、なんか残念な感じを受けました。ラストもよくわからない…

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    投稿日: 2010.10.05
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    NHKでドラマ化された作品(鈴木杏、栗山千明等出演)。ドラマを先に見てから読むと、色々違ってて戸惑うかも。あたしの恩田陸作品デビュー作だと思う。入りやすい、かもしれない。

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    投稿日: 2010.10.03
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    内容(「BOOK」データベースより) 津村沙世子―とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。高校には十数年間にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。学園生活、友情、恋愛。やがては失われる青春の輝きを美しい水晶に封じ込め、漆黒の恐怖で包みこんだ、伝説のデビュー作。

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    投稿日: 2010.09.23
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    学校に代々伝わる謎めいたゲームをめぐる、生徒達と一人の転校生の話。学校という秩序の中にあって、何かしらの「非日常」を期待してしまう高校生たちと、その「非日常」を象徴する小夜子という存在。好奇心、恐怖、恋心、虚無感などを巧みに描きだす作品。

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    投稿日: 2010.09.20
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    色んな意味で衝撃でした。 テレビシリーズも雰囲気や役者さんも良くて好きでした。 また今の年になって読み返して、自分がどう考えるか、興味深い…

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    投稿日: 2010.09.11
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    まさに恩田陸ワールド、といった感じですかね。 ミステリーのようなホラーのような、空恐ろしい不思議な世界観に引き込まれる。 途中に出てくる劇のシーンは緊張感が伝わってきて、まるでそこに自分も居るかのように感じて圧巻。 恩田さんのミステリーはラストにもやもやすることが多いけど、人それぞれなので、とりあえず一読してみるのも良いと思う。

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    投稿日: 2010.09.10
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    THE学園もの!って感じ。 恩田陸さん特有の高校時代が懐かしくなる一作。これ読むなら夜のピクニックもオススメ!

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    投稿日: 2010.09.03
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    有名な本ですね。 非常におもしろく、引き込まれました。 なので・・・ラストにはがっかりです(´・ω・`) 物語の内容も斬新で非常におもしろいので読む価値は十分ありです

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    投稿日: 2010.08.31
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