
総合評価
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powered by ブクログ今の時代と比べて、女性蔑視が強く、警察官のみならず他の職業においても男性優位が強かっただろうなというのが物語っている。貴子はその中において、男性と同等の立場になりたい思いが強く、捜査に他の刑事とコンビを組み、お互いの心情や捜査の進捗状況から見えてくる物が分かる。貴子が犬のことをしきりに気にしていたのは、自分と重ねていたり、このようになりたいという思いがあったのではないだろうかと思う。犬との疾走シーンはスピード感あるもので、捜査に絡み合い、解決へ結びつくのは良い。最後はどこか悲しみが残るという感じだった。
0投稿日: 2017.07.28
powered by ブクログ所有の本を再読。面白かったという記憶はありながらも内容の詳細は忘れていて、読みながら徐々に思い出してきたり。再読だけど、やはり引き込まれる。 主人公で女刑事の音道貴子がいい。男社会の警察の中で理不尽な思いを強いられる。それを表に出してキーキー言うことなく黙々と自分の任務にまい進する姿がかっこいい。 そして「疾風(はやて)」。この狼犬こそがこの小説の一番の要ではないか。圧倒的な存在感と威厳、気品、知性、飼い主だけへの従順。人間の都合で殺人に利用されてしまうけれど、その気高さを侵すことはできない。 貴子とどこか心が通じ合う。貴子と疾風は似た者同士だ。知的で気品があり、でも本当は寂しがり屋のところも。そして疾風の最期もあまりにも疾風らしい。人間を越える何かを持っている気がした。 疾風と貴子に心惹かれ魅せられる一冊でした。 ちなみに最初は嫌悪感を抱いた男社会の象徴の滝沢に、最後はちょっと好感を持てた。
0投稿日: 2017.07.20
powered by ブクログまだポケベルの時代の話だったが、物語としては古さを感じないで読めました。音道さんと滝沢のコンビもお互いに嫌いながらも、段々とイイ味になってきて良かったです。またシリーズものに手を出してしまった(*´-`)
1投稿日: 2017.06.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
20年前の直木賞受賞作。 あらためて、オーディブルで聴きました。 「フロスト警部」の日本版での滝沢警部に、音道刑事がからむ。 警察署内の女性への異質感がすごい。 いや、実は今もあまり変わらないのかも… 携帯電話もなく、ポケベルの時代。 捜査も大変だったよね… そして、「凍える牙」のハヤテがカッコいい。 書けば書くほどネタバレになるけど、今のように防犯カメラがない時代は、こういう犯罪も可能だったのだろうか。
0投稿日: 2017.05.21
powered by ブクログ主人公の性別に対するかたくなさが、鼻につく。性差別にこだわること自体すでに自身も強く性別に意識を持っている詳左ではないか? また、2桁数字を、例えば十二ではなく、一二等と書くのがとても気になる。読みにくくて仕方がない。
0投稿日: 2017.03.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
めちゃくちゃ犬のはなし。女性蔑視に苦しみながら犬に関心をもちまくる女性警察のはなし おもしろくなかった。主人公が犬に興味をもちすぎ。さらっと読める推理サスペンスを期待していたらめちゃくちゃ犬に取り付かれていた。
0投稿日: 2017.02.28
powered by ブクログまだまだ男性社会である警察組織。 女性というだけで周囲の目はどこか冷たく、ベテラン刑事である滝沢も貴子にどう接していいのかなかなか掴めずにいる。 「こいつが男だったら」とつい考えてしまい、貴子と組むことに面倒臭さを感じている。 孤独だが気高く生きているようにみえる疾風。 貴子は、強いがゆえに一方的に負わされた罪に疾風への哀れさと切なさを感じる。 与えられた使命を必死に果たし、傷つき、それでも闘いを終えることが出来ずにいる。 貴子もまた、どんなに頑張っても色眼鏡で見られることから逃れられない世界に身を置いている。 捜査に対する真摯な姿勢も、刑事としての優秀さも、男たちへの強烈な対抗心も、貴子が警察社会で生き抜いていくためには必要なものだ。 だからこそ、孤独な疾風に感じるものがあったのだろう。
2投稿日: 2017.02.17
powered by ブクログ音道刑事デビュー作?狼犬。 ありがちな設定で、話も途中で展開がわかってくる。それでも最後まで読ませてくれるのは流石。
0投稿日: 2017.01.29
powered by ブクログ著者は1960年生まれで、この作品は1996年に出版されたようなので、著者が36歳位の時に書かれたものである。 長い作品だなあ、というのが正直なところで、飛ばし読みで読了とした。 この作品では、組織内での女性蔑視感とでもいうものが書かれており、セクハラ的な発言も多々出てくる。 20年前の作品だからそんなものだろう、という見方もあるかもしれないが、それにしても違和感はぬぐえない。 もちろん、今にしても、組織内での女性の立場が、男性と平等かというとそんなことはないと思う。ただ、あからさまにセクハラ的な発言をすることは減っているだろうが。 この作品には、女性刑事、音道貴子が初登場している。 そして、直木賞受賞作とのこと。
6投稿日: 2017.01.12
powered by ブクログ女性刑事が主人公の小説。 警察組織の描写が細かく、読み応えがある。 登場人物の心理描写もうまい。 謎解き部分があればもっと楽しめるがそれはナシ。
0投稿日: 2016.12.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「しゃぼん玉」が好きな小説だったので、乃南作品の中でも特に人気のこの本を読んでみることに。1996年の直木賞受賞作品。ウルフドッグ「疾風」を貴子がバイクで追跡する場面が、この物語のクライマックスシーン。スピード感のある描写が良かった。
0投稿日: 2016.11.01
powered by ブクログ著者の直木賞受賞作品。女性警察官が主人公。復讐劇サスペンス。謎に満ちたウルフドッグの存在。これが、この小説のストーリーにも、小説の雰囲気作りも大きな意味をもつ。
0投稿日: 2016.10.11
powered by ブクログこどもの部屋から拝借シリーズ。 ひさびさに「警察もの」読みましたが、まだポケベル時代の作品。 疾風(はやて)なる登場人物(?)と主人公との追跡劇は、心に残りました。 厚い本ですが、一気に読めますよ~。
1投稿日: 2016.09.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
図書館で。読了しました。今はもう、頭も心もこの物語でいっぱいです。はぁ、なんて素晴らしい作品なんだろ。もっと早く読めばよかった!オオカミ犬の疾風(はやて)。私も疾風のことは、忘れないよ。音道貴子シリーズ。次の作品も遅まきながら読ませてもらいます。滝沢刑事と音道刑事のコンビもなんだかんだで最高でしたね。
1投稿日: 2016.09.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
再々再読くらいかな?懐かしい人に再会したような嬉しい時間でした。 主人公の音道巡査と疾風の併走場面と、今回の事件でコンビを組んだ滝沢を含めた警察という男社会の中でもがく姿に、思わず声援を送りたくなりました。 職場では弱味を見せまいと、一生懸命頑張っている主人公もプライベートでは、離婚経験ありの、家族にも問題を抱えてているという、完璧なヒロインでないところが、ストーリーに厚みを持たせている気がします。
0投稿日: 2016.07.31
powered by ブクログ直木賞を受賞した乃南アサの名作サスペンス。女性刑事、音道貴子を主人公に男社会の警察組織での彼女の活躍を描く。その組織でのポジション、コンビを組む中年たたき上げ刑事滝沢との事件捜査を通じて変化していく二人の感情、関係等大きな事件解決というサスペンス要素以外に捜査にあたる二人の人間描写にも注力され、面白さが増幅されている。 この作品は1999年に発表されすでに17年も経過している。その当時には普及していなかった携帯電話等が登場しないことに作品の年月を感じさせるが、今なおこの作品が読み継がれ、テレビドラマ等になっているのは作品の普遍的、上質なエンターテイメント作品という所以だろう。
0投稿日: 2016.07.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まだまだ警察組織でも 男尊女卑は根強いのか? これってどの会社でも同じだけど・・・ とは思いながら やけに女だから舐められる 女だから馬鹿にされている が強調され過ぎで主人公も意識しすぎ。 もっともココを強調しているから 後々強面の女嫌いの相棒の ふとした際の優しさに 「よかったじゃん」と思えるのだろうが・・・・ さて、色々な犯人がいるが 今回はオオカミ犬。 あまりに忠実で あまりに気高く あまりに哀しい最後に 犬好きとしては 腹立たしい思いで読み終えた感がある。 こんな事に犬使うな! (すっかり話に入り込んでいる証拠だが・・・) しかも、大火事出した犯人の動機が 身勝手過ぎてあきれかえった。
0投稿日: 2016.06.08
powered by ブクログ刑事小説。 設定にどこまでリアリティがあるのかよくわからなかった。 ただ、一昔前の警察関係者の心情などがよくわかって面白くはあった。
0投稿日: 2016.05.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
意外にも、犯人を追っていくというだけの話ではなく、 むしろひょうんなことから相棒で組まされた 皇帝ペンギンこと滝沢と、男社会に紛れ込んでその中で疎ましく揉まれながらも仕事に向かっていく貴子の話の方がメインではないか、というくらいそちらが詳しく書かれている。 お互いの初対面の印象からはほど遠く、いつのまにか距離がちょっぴり気心知れるような関係になっていった、二人の心情がこと細かく書かれていて、そちらの成長過程を読んでいく方がむしろおもしろみがあった。 その辺りが評価しているところなのだろうか。 オオカミ犬というのは本当にいるのかどうかわかりませんが、 貴子も思い入れるほどの実に美しい他にはいない物静かではあるが賢明である”彼”に対し、世の男に「見習え!」と言いたかったのか、どうかわかりませんが、 そういった貴子の細かい感情も書かれていました。 オオカミ犬、自分で判断して行動できてしまう域まで躾けるとなるようで、もしほんとうにいたらコワいな。 いるのかな。いないのかな。
0投稿日: 2016.04.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
凄く面白いともいえないけど、読むうちに徐々に加速!かなり引き込まれた。 また、社会に生きる女性の心理勉強になった。 疾風…私はこのウルフドッグに物凄く共感してしまった。 主人公の「皆、こうして生きてるのよ」の一言は「ですよねー」って言いたくなった笑
5投稿日: 2016.03.13
powered by ブクログ下調べがよくできている正統派推理小説。くせがない分読む人によってはつまらない安定感があるかもしれないが、頭の中ですんなり情景を描けて映画のように楽しめるのは、良質の小説だと思う。ラストで疾風と走る主人公の場面では爽快感を味わえた。
0投稿日: 2016.01.10
powered by ブクログ男社会の中で奮闘する女性警官と、彼女とペアを組むことになったベテラン刑事。 二人の視点で描かれていて、 徐々に認め合っていいコンビになっていくのが素敵だった。 音道さんかっこいい!
0投稿日: 2016.01.02
powered by ブクログ最近の作家は皆どういう訳かアンハッピーエンドばかりで嫌になってしまう。この本も評判が良かったので読んでみたがこの終わり方じゃあ・・・・・という按配であった。最近の作家は皆精神を病んでいるのではないかと思ってしまう。湊かなえ、東野某、村上龍・・・もっと明るい読後感を与えてくれる作家は出てこないものか??許せるのは宮部みゆきぐらいか・・?
0投稿日: 2015.12.30
powered by ブクログ今の時代、ここまで女性の刑事が蔑まれることはないと思うが、これが書かれた当時なら納得かな。ポケベル世代だし。滝沢のような刑事は、ごく一般的な刑事だし、思っていることを素直に女性に吐き出せないというのも男という生き物をうまく描いている。 乃南さんは本当に等身大の登場人物を描き出すのがうまい。 英雄譚でもないし、成功譚でもない。でもそれが普通の仕事の中で生まれてくる物語だし、すっきりしないのも仕方がない。それでいいんだ。そこが面白い。 刑事だって人間だし、普通に生活しているんだってこと。音道だって、女性だっていうことを良くも思っていないし悪くも思っていない。気が少々強いのかな、とは思うものの、それは個性だ。 そういった普通の生活をしている、普通の人間が事件を追いかけている、というのがこの本の面白いところだと思う。
0投稿日: 2015.12.13
powered by ブクログ主人公の女性刑事の卑屈な心理描写が多く、連続して起こる殺人事件の捜査により、淡々と話しが進んで行き、あまり楽しく読めなかった。
0投稿日: 2015.12.06女刑事と狼犬
とにかく痛快な展開だった。刑事だが「オンナ」であるが故に最初は疎まれ、侮られながら・・・だが次第に周囲り耳目を得るような行動を。 事件の陰に狼犬の存在をいち早く見抜き、この狼犬と最後を心を通じて事件の解決に臨む。音道刑事シリーズの先駆となる本で あった。
1投稿日: 2015.10.22
powered by ブクログ音道、滝沢コンビそれぞれの視点からの心理描写や、音道のオオカミ犬に対する思いを描いている。読みやすいが、面白いわけではない
0投稿日: 2015.10.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
刑事ものと思って読むと、なんといっても犬が出てきて嘘くさいというか、物語すぎだな、と思うのですが、女刑事と男刑事の人間模様や犬のひたむきさに焦点をあてて読むと楽しめました。 人間も犬も愛らしい。お互いを信頼するって素晴らしい^^
0投稿日: 2015.09.29
powered by ブクログこれは、ミステリーと思って読まないほうがいいと思います。 謎解きの要素はほぼありません。 タイトルに惹かれて本作を読んだわけではなく、なんとなく「これが代表作かな?」と思って読み始めました。 が、後半は仕事柄毎日[人間と生きる生き物] に触れているせいか、疾風の姿がありありと目に浮かび、涙せずにはいられませんでした。 主人公と疾風の追走劇は、何故だかこちらも興奮し、少し快感でした。
0投稿日: 2015.08.30
powered by ブクログこの作者は『パラダイス・サーティ』という作品しか読んでおらず、おかげでわたしはずっと、林真理子とかあのあたりと同じカテゴリーに入れていました。なので、直木賞受賞のニュースを見たとき、へえ? としか思わなかったのですが(直木賞はミステリーの章じゃないので、これまた偏見なんだけど)、警察機構について調べている時、元警察官の人が書いた本の中でかなり現実に沿って書いてあるとあり、手に取ってみた次第。 つまり、まったく内容には期待しておらず、資料本の一環として手に取った。 バツイチの女性刑事が、セクハラもどきのオヤジ刑事と組んで事件にあたることを描いて、謎解きだけでなく警察機構の女性蔑視の風潮を批判している作品。 レストランで、炭化するほど上半身を燃やして死んだ男がいた。突然燃え上がった炎に、レストランはほぼ全焼、ビルもかなり火が回り、テナントは立ち退きを余儀なくされる。 その男を殺した仕組みは何か、何故そこまでの恨みを買ったのか。主人公の音道貴子は、相棒となる滝沢とともに、男の現在の仕事などを洗いだす担当となる。 その男の脚には、犬に噛まれた痕があった。そのことがどんな意味を持つのか、その時はわからなかったが……。 タイトルである「凍える牙」の意味がわかる瞬間、なんともいえない気持ちになる。 最後のほうは、謎解きというよりは、その「牙」を持つ疾風(ハヤテ)を待ち、追うストーリーとなる。その疾風の威風堂々とした姿の描写がうまい。 疾風と気持ちを通じ合わせていく貴子はまた、相棒であるセクハラオヤジの滝沢とも通じ合っていく。 「バツイチ」という貴子の過去、妻に出て行かれたという滝沢の過去から、警察官って大変ね、という話も見えてくる。貴子は妹のことでも悩みを抱え、家族の在り方なども描こうとしているようにみえる。(が、この妹云々のくだりは、いらないのでは? と思ったことも事実) 読みやすい筆致、丁寧な人物(犬)描写で、読み始めたらすっと最後まで読めてしまう。直木賞受賞も納得の作品。
0投稿日: 2015.07.25
powered by ブクログ第115回(平成8年度上半期) 直木賞受賞 ミステリーとしては、つまんない、 音道、滝沢コンビを描いた小説なんですが。 追記 2016/9月 映像化された韓国映画を観たら面白かった、なぜ ?
0投稿日: 2015.06.10
powered by ブクログ1996年当時の社会。ポケベル・働く女性への風当たり。悪事にそれほどの変化は無いかもしれないけれど、ポケベルは無くなったし風向きは少しは変わっている気がする。男社会で頑張る女性刑事にエールを送りたい。そして神を感じる疾風には長生きしてほしかった。
0投稿日: 2015.06.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
--- 深夜のファミリーレストランで突如、男の身体が炎上した! 遺体には獣の咬傷が残されており、警視庁機動捜査隊の音道貴子は相棒の中年デカ・滝沢と捜査にあたる。やがて、同じ獣による咬殺事件が続発。この異常な事件を引き起こしている怨念は何なのか? 野獣との対決の時が次第に近づいていた--。女性刑事の孤独な闘いが読者の圧倒的共感を集めた直木賞受賞の超ベストセラー。
0投稿日: 2015.06.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初めはただの事件物と思って読み進めたが、途中からオオカミ犬が大きな存在感を放っており、なかなかユニークな小説。「疾風」にも心があったろうか、と音道刑事に感情移入してしまう。 また、物語のもう一つのテーマと思われる女性の社会進出に関しても、頷くところが多い。「女性はこれだから」と思われたくなくて、必要以上に力んだり、気を使ったりする。「女性の輝く社会」を首相が謳っても、一朝一夕で世の中は変わりはしない。それでも、前を見て自分の職分を全うするしかない。音道刑事のように。
0投稿日: 2015.05.24
powered by ブクログ女性刑事が主人公。文章も内容も少し古くさいと読み始めは思った。 犯人は訓練された犬。 ただこの犬の描写がすばらしくてひきこまれた。 「ウルフドッグ」オオカミ犬ともいう。オオカミと犬をかけあわせたもの。オオカミの血が濃いほど純粋なオオカミに近く、最高で99%オオカミのものもいる。 ホッキョクオオカミ、ツンドラオオカミ、ティンバーウルフ×シェパード、ハスキー
1投稿日: 2015.05.03
powered by ブクログ刊行されて割とすぐにハードカバーで読んだことがあったのですが、内容はすっかり忘れていました。 今回、音道シリーズの続きを読んでみたくなって再読。 音道貴子という女性刑事が女性蔑視も甚だしい相棒の刑事に苛立ち、家族の問題も抱えながら捜査に取り組む姿勢が良かった。 彼女は飛びぬけたスーパーウーマンという訳じゃなく、睡眠不足が続けばお肌もボロボロになるし、風邪だってひくし、身体が冷えれば使い捨てカイロのお世話にもなるし、相棒の女性蔑視に腹もたてる、そんな等身大なところに好感を持てた。 作中に何度も犬が悪い訳じゃない、飼い主が悪いのだという趣旨の文章が書かれてあることが救いでしたが、やっぱり犬が辛い目にあう小説は読んでいて切ないです。 最後は胸が締め付けられた。
0投稿日: 2015.02.23
powered by ブクログウルフドッグが暴れまわる事件を追う女性刑事と、男性中心で回ってきた警察機構との摩擦などを描いた話です。この手の男女共同参画社会的な小説が流行っていた時期なのかな。女性刑事ものはほとんど必ずこんな感じで、あんまり楽しい気分で読めません。 ミステリーとしては、動物が関わるミステリーは初めて読みました。動物特有の適当さによってうまくご都合主義を隠そうとしている感じがしますが、動物を出す以上どうしてもこんな感じになっちゃうんでしょうか。
0投稿日: 2015.02.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人を襲うように訓練されたオオカミ犬・疾風とそれを追う女性刑事・音道の物語。 音道と滝沢のコンビの、そりの合わなさといったらもう。 このクソ皇帝ペンギンめと、私も音道と一緒に悪態をつきたくもなる。 お互いに少しでも気を許せば相手が付け上がると用心しながら、肩肘張っている二人には思わず苦笑い。 二人して強情っぱりだから、全く歩み寄れない上に心の中は相手への罵詈雑言でいっぱい。 でもはじめは可愛げのない女だとしか思ってなかった音道を、最後には「女にしとくのはもったいない」とまで思うようになった滝沢に私は内心ガッツポーズ。もっと奴の鼻をあかしてやりたいな。 ちなみに音道は「姫川玲子シリーズ」の姫川に、滝沢はガンテツに、そして疾風は「シートン動物記」の狼王ロボに勝手に脳内変換。でもより音道の方が人間味を感じて、共感しやすいところがあるかな。 物語の中で印象的なのはやっぱり、音道と疾風の追走劇。 追う者と追われる者、人間とオオカミ犬という枠を超えて、通じ合えた二つの魂に胸が熱くなる。 銀色に輝く気高い疾風がその名の通り風のように軽やかに駆け抜けていく姿が美しく、今にも目に浮かぶようだった。 封鎖された夜の道路を疾走する場面は、読みながら本当にドキドキしてしまう。音道も任務を忘れかけて、心から楽しそうに疾風と走るんだよね。 そしてここにきてはじめて音道と滝沢に、かすかな信頼関係が生まれたっていうのも良かったな。 だからといって一気に名コンビ誕生、とはならないところがこの二人らしい。 これから二人がどんな風になっていくのか、楽しみだな。
0投稿日: 2015.02.06
powered by ブクログストーリーもいい、出てくる人物像もいい、"牙"もいい。この題材ならもっと良いものが作れたのでは。もう少しずつ、もう一歩があればもっと楽しめたのに。普通だった。
0投稿日: 2014.10.30
powered by ブクログ貴子と滝沢の関係性の描写が優れていた。いいタイミングで視点が貴子になったり滝沢になったりで、二人の距離感がしっかり伝わってくる。ドッグウルフ「疾風」もカッコよくて、出来ることなら家族のもとへ帰してあげたかった。それらに比べると、肝心の犯人や動機に関しては説明が弱くていまいち。
0投稿日: 2014.09.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今回読んだ乃南アサさんの「凍える牙」は、1996年の直木賞受賞作です。刑事ものですが、女性刑事が主人公なため、他の推理小説よりも全体的に柔らかい印象です。「獣」と、寒さの描写がリアリティがあって、読んでいるこちらまで寒気がしました。信頼関係というか、絆が他人には想像も及ばないほど強力で、感動的です。また、知能の高さにも惹かれます。この作家の作品は初めて読んだのですが、文章は正直なところ、あまり好みではなかったです。なかなか読み進まず、終えるのに時間がかかりました。生意気を承知で書きますと、犯罪の動機が弱く浅いんですよね・・・まあ、実際世の中で起きている事件も大それた動機など無いのかもしれませんが。
0投稿日: 2014.09.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
深夜のファミレスで突然燃え出す男。遺体には獣に噛まれた傷跡が・・・。 やがて、同じ獣による咬殺事件が続発する。 警視庁機動捜査隊の音道貴子はベテラン刑事の滝沢と組み、捜査を進める。 男社会の警察の中で、気丈にふるまう音道。そして、それを煙たがる滝沢。 二人のどうにも噛み合わないコンビぶりがイライラ(笑) 思わず「負けるな」と音道に言いたくなる。 女性からの支持を得たというのにも納得。 視点の移り変わりが激しいので、好き嫌いがあるかもしれないけれど。 ラストの獣VS音道のシーンは迫力だけではなく、互いに孤独に闘ってきたもの同士の闘いという、別の面から見た面白さがあります。
0投稿日: 2014.06.22
powered by ブクログ犬を思って泣いてしまった。復讐にとり憑かれた人間が悪い。音道刑事、すでに感情を隠すすべを身につけてるんだろうか。保育を習ったっていうけど、こんなんでは怖い先生あるいは、子供に翻弄される先生にしかなれなかったろうな。滝沢の方は人間臭くって、好対照だった 。
0投稿日: 2014.05.27
powered by ブクログヒロインの孤独な闘いが読者の圧倒的共感を集めたサスペンス小説の金字塔。直木賞受賞作。 以下に詳しい感想があります。http://takeshi3017.chu.jp/file5/naiyou20701.html
0投稿日: 2014.03.15
powered by ブクログ直木賞の作品は なんだかんだいって やっぱ面白いし読み易いです。音道刑事は何気に(美人)ってのゆうのが読んでる節々でさりげにアピールされていて 個人的に少々嫉みもあり、もっと苦悩してほしかった。 声に出しては言えないけど、心の中で毒づくのがリアル。犯人を追跡するとゆうより、男女格差の社会で奮闘する女性刑事のお話って読むほうがいいかも・・・・事件自体は あまり現実味おびていない気がする。
0投稿日: 2014.03.01
powered by ブクログ心理描写のクオリティが高い。女性の社会進出が伝統的な組織にも浸透し始めた頃だけに、なおのこと主人公のストレスがマッハ。ただし、ミステリーとしては、面白くない。個人的には、同著の氷雨心中をオススメしたい。
0投稿日: 2013.12.28
powered by ブクログ半分くらいまで物語が退屈で仕方なく何度も挫折しかけたが疾風が出てきてからは一気に読めた。オオカミ犬の存在を知ったことが私にとって有意義だったが話自体にはどうものめり込めなかった。
0投稿日: 2013.09.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
TKさんのお勧め。 以前読んだこの作家の作品は、 かなりひりひり来る作品だったので、 かなり心して読み始めた。 女刑事と中年刑事の神経戦の機微の細かさは 期待通りだったが、 犯罪の手段(そう呼ぶには心苦しいが)の非現実性が 少し浮いていた。 シリーズ物なので、今後の展開に期待。
0投稿日: 2013.09.04
powered by ブクログ男性不信の刑事、音道貴子と、女嫌いの滝沢刑事の最悪なコンビが、人を殺すよう訓練されたオオカミ犬「疾風」を追います。男社会の警察の中で対立しながらも表には出さず、行動で示していく貴子には好感が持てました。刑事も犯人も、家族というもののあり方がひとつのテーマになっていたと思います。疾風と貴子との心の交流も心に響くものがあり、単なる刑事物では終わらない深みのある作品になっていると思います。
1投稿日: 2013.09.03
powered by ブクログ読み進めていくうちに、小説の世界に引き込まれていく。 途中まではまったく最後が予想できない展開。 狼の血を引く犬がキーパーソン(?)となっているのがとても面白い。
0投稿日: 2013.08.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
女性刑事・音道シリーズの第1作。 警察という男社会のジェンダー問題、それを含有してなお強固な組織意識は、姫川シリーズに通じるものがある。 というか、ミステリ要素よりもジェンター問題に重きを置いたような印象。 序盤は第一の被害者の人物像に迫る展開だったのに、途中からほっぽって犬を追いかけ始めたのは、え?というかんじ。 オオカミ犬の描写はとても素敵だったけど、全体的にまとまりがないと思ったかな。
0投稿日: 2013.08.15
powered by ブクログ本書のテーマは二つあります。一つは「一連の殺人事件」で、もう一つは「女刑事と相棒の男刑事のコンビの成長」です。どちらかと言えば女刑事の奮闘ぶりがメインで、主人公の成長と男刑事との確執がリアルに面白く描かれています。 しかし、事件の方はグダグダでした。人間発火事件を追う最中で起こった、犬だか狼だかによって噛み殺される事件。二種類の事件が混同して巧く纏まっていない感じでした。「女刑事と男刑事の確執と成長」でボリュームがあるので、事件の方はもっとシンプルにしても良かったと思います。
0投稿日: 2013.08.02
powered by ブクログ丁度、「気負わず読める娯楽小説」を求めているときに、本屋さんで買いました。以前から気にはなっていたので。 まず、面白かったですね。 音道貴子さん、という、 ●婦人警官 ●バツイチ30過ぎ独身 ●バイクが趣味でバイクの扱いが上手い ●男性社会で細く傷つきながらも情熱をもって警察勤めしている という人が主人公さんですね。 1996年の初版小説なんで、2013年現在からすると、17年前になりますね。 まだ携帯電話じゃなくてポケベルの時代ですね。 警察モノなんで、基本、主人公と関係なく事件は起こり、その解決に向かう主人公を通して、主人公の性格とか感情とか生活とかが見えてくる、という作りです。 あらすじで言うと。 事件軸は、 ①10年前に娘をシャブ中にされて廃人化されてしまった、元警官が、その恨みを晴らす。当時娘をシャブ中にした人々を殺していく。 ②その手段として、その人は警察犬の調教係だったので、狼と犬の合いの子のウルフドッグを使って、殺す。 ③それと全く別線で、お金にいきづまった男が、金のために爆薬を使って人を殺す。ただ、たまたま、元警官がそれを知って、ふたつの殺しが錯綜する。 という事件です。 ミステリーなんで、上記の全貌がわかるのは終盤です。謎で引っ張ります。 でも無論、優れた警官モノは必ずそうですが、この小説が面白いのは、上記の捜査を通して、 ①男性社会で辛い思いをしながら頑張る、微妙に若くないバツイチ主人公。 ②はじめは女だからという理由でやたらとイヤミばかり言っていた、相棒のオジサンが、だんだん打ち解けてくる。 ③家族からもあまり暖かくされず、辛いんだけど、仕事と自分の人生になんとか誇りを持って前向きに頑張る主人公。 みたいなことが描かれます。それが面白いですね。 手法で言うと、基本三人称で描かれながら、音道貴子さんの目線と気持ちで描くことが多いですね。そして、時折、相棒のオジサン・滝沢さんの目線や気持ちに入って描いたりもする。 この辺のさじ加減が上手いですね。 あんまり、性差別で迫害される主人公の気持ちにばかり振り切れずに、迫害しているつもりはないけど、男性社会にどっぷり浸かって、女性の刑事にどう接していいか分からない滝沢さんの気持ちも分かる。読者としては、「ああ、この二人、もっと素直になれば、ストレスのない良き相棒関係になれるのに!」と思って、頁をめくるわけですね。上手いです。 でもって、たまに犯人とか関係者の目線に入る章もあります。 この辺はなんとなく、大沢在昌さん「新宿鮫」シリーズを思わせる技術ですね。 ま、ぶっちゃけ、買った僕も 「女性版新宿鮫かな。評判いいし面白いかなあ。正直、新宿鮫はヤッパおもしろいしなー」 という意識で買ったんで・・・。 で、正直「女性版・新宿鮫」じゃん、と言われちゃうと、それだけじゃない!という個性は、やっぱり「女性である、ということでストレスが多いけど頑張る」というところに尽きるんですけどね。 面白かったトコロで言うと、上記の 「(1996年時点で、男性社会の中で保守的な生き方を捨てて生きていくことを選んでしまった)女性はつらいよ」 という孤独感が、上手いこと、鍵を握る孤独なウルフドッグ・疾風くんに重ね合わせて見える、という部分ですね。これは十分意図的に、そう作られてますけど、僕は上手くいっていると思います。 あと、全体にオトナな作り、ちゃんとある程度ハードボイルド、であること。強引に人情話にせず。強引に主人公に花道大活躍もさせず。 あと、やっぱり語り口とか文章が上手いと思います。 終盤で、深夜の首都高をバイクでウルフドッグ追跡する主人公。それを追う滝沢さん。 そんな場面とか、すごくイメージが見える感じで素敵に描かれていますね。 一方で、微妙に手放しで大感動!という訳でもなかった点を挙げますと。 ●やっぱり犯罪事件ミステリーとしては、ふたりの全く関係のない犯人、ふたつの犯罪が、偶然に出会った、というその偶然具合がね・・・。なんだかちょっと白けるっていうか(笑)。完全にスッキリ納得はできないなあ、と思いました。 ●やっぱり、最終的な主人公の情熱が、いまいち分かんないんですよね。警察は男性社会だから大変ですね。それは分かります。じゃあ、なんでその大変な中で主人公は頑張るのか。 女でもできる、ということを証明するため?犯罪捜査、市民の安全に、何か大きな動機があるのか?生活の為?他にできることがないから? ・・・なんでもイイんですけどね。何かソコがはっきり分かると、主人公の生活上の哀愁っていうかペーソスっていうか、そういうものもハッキリすると思うんですよ。極端に言えば、普通のOLになろうかとか、結婚して主婦になろうか、とか悩んでいても良いと思うんですよ。でも、何かしら、犯罪捜査に燃えるものを感じてしまえばイイ訳だから。 例えば新宿鮫だったら、ソコは非常にはっきりしている。犯罪、とくに暴力団とか麻薬とかっていう職業的犯罪を憎む、それを排除するという行為に明確に正義感とやりがいを感じる、という主人公がいますね。 そして、警察組織の中での孤独感っていうのも、キャリア=ノンキャリアという構造を使った上で、「警察組織をゆるがす自殺した友人の遺書を持っている男」という素敵なケレンまでありますね。新宿鮫は。 其の辺の主人公の立ち位置の魅力が、正直、「男性社会で迫害されながら頑張る大人の女性」というだけなんだなあ・・・ということですかね。 ソレは悪くないけど、じゃあ、なんで主人公はがんばるの?っていう動機部分が欲しかったですね。 (その代わり、新宿鮫は恐らく圧倒的に男の子娯楽小説なんですね。男の子的なローン・レンジャー、正義の孤立したオトコ、という非常に男性的思い入れの哀愁で成立しているので。あのシリーズの、主人公の恋人さんの扱い含めて、女性読者的にドウなんだろうなっていうのはありますけど。) でも、この作者は文章、語り口は上手いと思いますよ。 ある種、まあ、警察ヒーローもの(ヒロインだけど)ですから。 汚れた街を独りでバイクで疾走する女主人公、という風情は十分にありました。 それと、オジサン滝沢さんと主人公は、最終的にある種、非常に雑に言うと仲良くなるんですけど、其の辺の感じが、とてもリアルというか。安いテレビドラマのようにクサく打ち解ける訳じゃなくて。とってもハードボイルド。そういうところ、好きでした。 これがシリーズ第1作だそうなんで、2作目以降で、1作目を凌ぐ評判作があるなら、また読んでもいいなあ、と思いました。
2投稿日: 2013.07.26
powered by ブクログ刑事、音道貴子シリーズ第一弾。 深夜のファミレスで突然燃え上がった被害者。その事件の真相は…というお話。 なんとなく最初の事件と結末が結びつけづらかった感じはあるけれど、おもしろかったのでシリーズ読む。 ウルフドッグの疾風、切ないなぁ…。
0投稿日: 2013.07.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
音道貴子シリーズ1(長編)。あるレストランで男性がいきなり燃え上がる。ウフル犬にかみころされる事件。
0投稿日: 2013.07.03
powered by ブクログ女性刑事音道貴子と古参の滝沢警部がコンビで立ち向かう不可解な連続殺人事件。後半は急な展開でご都合主義の解決かと思いきや、最後にとき解く事件の筋立てに成程と思わせられる。やはり直木賞作品。
0投稿日: 2013.06.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中盤の滝沢と音道の確執というか駆け引きというかがおもしろかった。ラスとはちょっとあっけないかんじだったので、そこで盛り上がる本ではないんだなあと。ボリュームがあったけど、間延びもせずめまぐるしいほどの展開でなかったのもよかった。
0投稿日: 2013.06.01
powered by ブクログ映画化、ドラマ化もされた、女性警察官を主人公にした本格推理小説。第115回直木三十五賞受賞作。 最初の被害者の殺され方が特殊で物語にぐっと引き込まれた。その分、その後は咬傷事件に焦点があたり、謎解きはあっさりしていたように感じた。 推理小説というより、女性軽視の警察内部や、警察という仕事に心から理解を示さない家族の在り方など、孤独に生きる女性警察官の心理が精巧に描かれた作品だった。
0投稿日: 2013.05.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ずっと前に読んで圧倒された作品を久しぶりに再読。最後の疾風と貴子の走る様がやっぱりすごい。 改めて読むと、男性社会の警察組織の中での貴子の息苦しさや、滝沢の良くも悪くも典型的なおやじの様子が見事に描かれている。 人間らしさを封印し、無表情で乗り切ろうとする貴子。苛立ちを思うままぶつけてみたり、嫌みをひたすら言ってみたりの滝沢。 互いの心情が伝わりやすいよう、語りも交互になっているのが公平的。 一番重要な位置をしめるウルフドッグ、疾風の存在感が強烈。殺人をしているにも関わらず、飼い主の手をなれてからも命令を全うするけなげさや、捕まってから餌を口にせず死を選んだ潔さ、その佇まい全てが強く印象に残る。 映画化もされているので、これが実際に映像になったらどうなるんだろう。観てみたい気がする。
0投稿日: 2013.05.04
powered by ブクログ読むのが遅すぎたのかなぁ。 古くさく感じて感情移入できなかった。 白い大きなオオカミ犬が印象的。 このあと周囲で三峰神社ブームが起きるのは偶然か?
0投稿日: 2013.04.18
powered by ブクログ音道貴子シリーズ第1弾。 とても派手で人目をひく事件が次々に起こっているにもかかわらず、 事件そのものよりも、音道貴子と、コンビを組んだ滝沢ー昔ながらの男社会に生きる刑事ーの緊張感のあるそれぞれの思いが非常にリアルにえがかれていて、2本の線が寄り添いそうでいながらも近寄れば反発するさまは、かなり説得力のある描写だった。 そして、なによりもウルフドッグ・疾風の気高い魅力! ミステリーというよりも、わたしにとっては人間模様が綿密に描かれた作品に感じられ、それを超越したかのようなウルフドッグには完全に魅せられてしまった。
0投稿日: 2013.04.17
powered by ブクログ音道が疾風と心が通じあるところ、わかるなと思った。 人じゃなくてもそういうことってある。 とかげかっこいい。
0投稿日: 2013.03.07
powered by ブクログ初・乃南アサ作品。 あからさまな女性蔑視。それも、捜査の大半を共にする相棒からの、意地悪な言葉の数々。読んでいて、コンチクショウ!と。 けれど、こんな警察小説がすき。外面は無敵の美貌を持った主人公だけれど、本当は毎日傷だらけで寂しい一人住まいに帰る。そこに、相棒・年上親父のネチネチ嫌味。足引っ張ってくる感じが、キイィ!と。けれど、主人公の頑張り、相棒もぶつぶつ胸の内で文句を言いながら、段々と歩み寄る。人間ドラマ! 惜しいのは、疾風との時間の短さ。うう、もう少し主人公と触れ合って欲しかった!
0投稿日: 2013.03.05
powered by ブクログオオカミ犬のくだり、もっとほしかった。 前半は初めての作家さんなので、読みにくかったけど 後半の展開が面白かった。 人間関係のもたもた、あまり好きではなかったけど。
0投稿日: 2013.01.18
powered by ブクログ深夜のレストランで男性が炎上するというはじまりから終わりまでずっと飽きることなく夢中になって読みました。
0投稿日: 2013.01.11
powered by ブクログ読みはじめてすぐに中断したままになっていたが再開して一気に完読。 人間臭く『うんうん』と頷きながら読める音道と滝沢のコンビはよかった、女性蔑視の世界とは感じずにすんなりと両人の感情は理解できた。 このシリーズで音道刑事がどのような顔を見せてくれるのか楽しみ。 ここからはネタばれにもなります… なんといっても疾風、彼(最後に滝沢が音道と疾風を二人と言ったので)の魅力に読んでいる間惹かれまくり、男社会の中で踏ん張りながら色々な面で孤独を感じる音道が疾風の野生と孤高に惹かれるのが理解できる。 笠原の悲しみと苦しみ、その笠原を主にもつ疾風、幸せだったのか分からないが美しかった。 過去を振り返ることはできるが戻ることはできないんだよね。
0投稿日: 2012.12.27
powered by ブクログ男性社会で生きる女性の立場、女性蔑視の世界、そして人間とオオカミ犬との絆を軸にして成り立ってます。 木村佳乃&橋爪功でドラマ化されたんだって。 なるほど~、この配役納得いくかも。。。 音道とコンビを組む滝沢。いけ好かないオヤジなんだけど、でもだんだん彼の気持ちも分かってくるような気がしてくるのが不思議。ドラマではさぞかし良い感じで演技されてたんじゃないかしら~? そして男社会でもまれていく女刑事。可愛い気がないとたびたびかかれてたけど、そうでもないやっていけない貴子の強情なとこ、たんまり描かれてると思います。 女性偏見がだんだん無くなっていく世の中ですが、まだまだ男女平等には程遠い。。。 とくに昔から受け継がれていく体制を崩してまで女性は受け入れられないわけです。 大変だわ~。 そして、人間の言いなり、人間に服従するのを生きがいに生きるオオカミ犬。 それを、人間のいいように殺人兵器にされ、終いには捕獲され、自ら命を絶っていった利口過ぎる犬。 涙が出ます。 やっぱりね~、動物とか子供が絡んでくると涙でるね~。 何が悪くて何が良いという正しい判断が出来ないものを、己のために使ってはダメです。
0投稿日: 2012.11.27
powered by ブクログ心情や情景等とてもていねいに書かれていて、謎解きよりストーリー自体に引き込まれるようにして読んだ。 乃南さんの長編はまだ2冊目だけど、さまざまなタイプの人物像をどうとらえ、どういう風に描かれるのか、もっと他の作品も読んでみたくなった。
0投稿日: 2012.11.23
powered by ブクログ今日は土曜日。 2、3時間目がフレッシュ講座でした。 フレッシュ講座というのは各教員が、科目以外でご自分の得意分野を教えるという講座です。 図書室では、読書の講座。 図書室の上に第2閲覧室があるのですが、そちらでは今日絵手紙の講座が開かれていました。 絵手紙良いですね。 生徒から作品を見せてもらいましたが、上手に描かれていました。言葉も良い言葉が書かれていました。 では、今日のお薦め図書を。 乃南アサさんの「凍える牙」です。 これを生徒に紹介するときは「ちょっとハードボイルド」と言って紹介しています。 女性刑事がとてもかっこ良い。 文庫の裏表紙の紹介文には 「女性刑事の孤独な闘いが読者の圧倒的共感を集めた直木賞受賞の超ベストセラー」と書かれています。 直木賞受賞作。これだけでもどれほど面白いかがわかると思います。 バイクを乗り回す女性刑事と、ウルフドッグ、オオカミの血を受け継ぐ犬、スピード感あふれるカッコいい小説です。 分類 913/ノ
0投稿日: 2012.11.17
powered by ブクログ疾風の美しさ、気高さは新鮮で素晴らしかった。 もっと読んでいたいと思うほどに。 解説の、「作者は本来男が持つべき『牡』を疾風に託して造形した」的な解説には大納得。 それくらいセクシーなキャラだった。犬なのに! 貴子と滝沢のコンビも良かった。 ただ、女性刑事というと、やはりこういう葛藤になってしまうのですかね。 男社会に生きるってのは、こういうものなんですか。 ミステリーとしては凡庸な気がする。 疾風の魅力が全体を引っ張っている作品だな、と。
0投稿日: 2012.10.08
powered by ブクログ☆直木賞 警視庁機動捜査隊の音道貴子とベテラン刑事の滝沢。二人は何の因果か、ある殺人事件の捜査においてペアを組まされる。 男社会の刑事の世界にどっぷり漬かっている滝沢は、女でしかも30ちょい過ぎの小娘貴子が気に入らない。貴子の方でも、女性蔑視を滲ませたずんぐり体型の中年オヤジ滝沢に取り入るつもりは毛頭ない。そんな二人が追う事件は、前例がないばかりか、何の手がかりもなく、長期戦の様相を呈していた…。 滅多にミステリーを読まない私でもそれなりに受け入れられたのは、おそらく登場人物たちの心理描写が魅力的だったからだろう。その反面、事件の犯行動機が希薄というか、とってつけたような感じがしてしまった。まあ、読み応えがあるのは確か。
0投稿日: 2012.09.24
powered by ブクログ何かが繋がりそうな感じに途中ドキドキするところもあったけど、感動するほど面白くはないかも。新潮文庫ナツのオススメだったから、期待して読んだからかな。
0投稿日: 2012.08.09
powered by ブクログ音道・滝沢コンビの第1弾。 男社会の警察という職場で働き、生きていくの女性の大変さ。 でも、それに負けないがんばり屋の音道の姿に力強さを感じる。 そして話の鍵を握るオオカミ犬。 この話を読んでオオカミ犬に会いたくなった。出来れば疾風に。 後の音道・滝沢コンビ再開の話は読んだことがあったが、二人の出会いの詳細がわかりおもしろかった。 2012.7.24
1投稿日: 2012.07.25
powered by ブクログ2012.07.23 読了 女刑事、音道。滝沢。 疾風と書いてハヤテ。 ファミレスで謎の人体発火から始まる連続殺人事件。 女性蔑視を引っ張りすぎたような印象。 これは物語の進行に中だるみがあったことと無縁ではないと思う。
0投稿日: 2012.07.24
powered by ブクログ男性のみだったところに、女性が入るというだけで、大きな勇気が必要だったり、強い心がないと挫けてしまうことがある。 だけど、受け入れる方も難しいのでしょうね。 慣れないことって。 オオカミ犬。この本を読んでいるうちに、一目会ってみたいと思いました。犬は、ちょっと苦手な私ではありますが。 ラストが切なかったです。
0投稿日: 2012.07.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
警察社会の女性ってこんな扱いなのかしら。リアル。 フェミニストが激怒しそう。 犬を飼いたくなった。
0投稿日: 2012.07.09
powered by ブクログ先日読んだ音道刑事シリーズの第一作。 直木賞受賞作なのね。 最後、ウルフドッグと音道のランのシーン、かっこよかったな。 おもしろかったです!
0投稿日: 2012.06.09
powered by ブクログ古い体質の男性優位の刑事と若い女性刑事の対比や、徐々に事件の解明していく様が非常にテンポ良く、最後まで楽しめた。
0投稿日: 2012.05.13
powered by ブクログ女刑事の音道貴子と相棒・中年刑事の滝沢コンビの第1弾作品。 深夜のファミレスで炎上死した遺体には獣の咬傷が残されていた。 やがて同じ獣による咬傷事件が続発し、異常な事態へと進む物語。 平成8年に直木賞受賞した作品です。 個人的にはかなり面白かったです。 でも世界観に入れない人はかなり難しいかも。 前半はひたすら登場人物が精神的に追い詰められていきます。 音道さん頑張りすぎ=3 後半は物語が加速度的に進んで、カーチェイス状態。 そのときの緊張感は手に汗を握りました。 刑事が犯人を追い詰めるのを体感したい方にオススメの作品です。
0投稿日: 2012.05.06
powered by ブクログ中途半端な感情移入で終わった。主人公が女性と言う面もあろうか。家族を犠牲にして働く姿には自分と重なる。オオカミ犬と主人公との交流は現実は慣れしていて白けてしまった。
0投稿日: 2012.05.01
powered by ブクログ主人公の「孤独な戦い」という心理状態はよくかかれていたけれども、謎解きという点はまったくおなざりにされていたと思う。 何しろ犯人のうち一人は、最後の最後にちょっと顔をだして、動機もほとんど付け足しのようにしか描かれていないのだから。 途中出てきた女の子の話や、主人公の妹の話も尻切れとんぼ。
0投稿日: 2012.04.30
powered by ブクログ再読。 後半まで疾走感には欠けるものの、フィクションとしての物語の面白さは十分ある。 刑事物好きなら是非。
0投稿日: 2012.04.07
powered by ブクログ第115回(1996年)直木賞受賞作。ミステリー&ハードボイルド刑事小説。女刑事・音道貴子と中年刑事・滝沢のコンビがファミレスの殺人事件を追っていくうちに連続殺人事件に巻き込まれていく。男女のコンビだが決して馴れ合いにならずに、妙な恋愛ものの展開にならないところに好感が持てる。大沢在昌の『新宿鮫シリーズ』が好きな人は楽しめるはず。特に最後に犯人を追い詰めていく場面は『毒猿 新宿鮫II 』のそれと同様の緊張感があった。おすすめ。 いつか、音道貴子と新宿鮫の鮫島のコラボレーション作品を読んでみたい。
0投稿日: 2012.03.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
10年以上前に読了、主人公の女刑事や、コンビを組むベテラン刑事など好ましいのだが、メインとなるトリック(?)がどうもいただけなかった。 〇〇にあんなことさせたらダメだろ~ 以来この作家さんの本を読んでない。
1投稿日: 2012.03.22
powered by ブクログ離婚して1年の女刑事と男尊女卑な男刑事がタッグをくんで、事件を追っていく話。 特に大きな驚きなどがある話ではない。 心が凝らないように生きなきゃなと。
0投稿日: 2012.03.16
powered by ブクログ直木賞作品ということで手に取ってみた。 だが、何とも長く感じられ早く読んでしまいたくて仕方なかった。 終盤のオオカミ犬の追跡のシーンは良かったが、全体的にすっきりと しないことが多い。 例えば、犬を本当に愛する人が犬を殺人の道具に使うとか、 会社を燃やしたいだけなのに人に火をつけてしまうとか、 同時に二人が同一人物を殺そうと考えていたりとか、 今更の復讐劇とか。 刑事の地道さや警察社会は垣間見れたが、目新しさは無い。 最後の最後に経緯が全て説明されるスタイルも好みでない。
1投稿日: 2012.03.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初読んでて、全く題名と結びつかんくて、何の話かもさーぱり見当もつかんかってんけど、ウルフドックが出てくる話でした。 面白かったけど、リアリティーと仮想現実が見事に入り交じってる話やった。 警察の内部事情とかはリアリティーあふれる感じやのに、発火ベルトで殺された人と、馴致が難しいのに完璧に訓練されたウルフドッグにかみ殺される人。元白バイに乗ってて今は機動捜査隊にいる女刑事さん。 そして何故か飼い主を失ってしまったウルフドック「疾風」とその女刑事さんが心通わせそうになる。 しかも「疾風」の最後は自殺やで!!自ら餓死やで! 結論。読んでる時はすごい面白かったけど、読後によく考えてはいけない話。以上。
0投稿日: 2012.02.21
powered by ブクログ再読。 突然人が燃え、そこから事件が広がっていく。 人の突然発火って何かで読んだなぁと思っていたら、宮部みゆきの小説でした。 こっちは全く違う話で、ウルフドッグを使って復讐をする悲しい父親が事件を起こす、というもの。 事件そのものよりも、女性刑事と相棒の刑事のせめぎあいからの距離感だったり、ウルフドッグの追跡に焦点が当たってるような。 ウルフドッグの凛とした姿だったり、細かい表現や心の動きなんかは読んでいて面白かった。 再読ということもあって、刑事モノ、事件解決モノとのしての読みごたえはちょっと物足りない感じかな。
0投稿日: 2012.02.06
powered by ブクログ人の体から炎が急にあがって殺されるという設定に最初は超能力系の話かと思いきや、オオカミ犬を使った復讐で凝っているなと思いました。後半話の展開を急ぎ過ぎたかなと感じてもったいなかったですね。
0投稿日: 2012.02.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
直木賞作品。刑事という最たる男社会で、生きづらさを感じながらも懸命に仕事をする女性刑事が、無愛想で女性蔑視傾向のある男性刑事と不可解な事件を追う。本当の男らしさをオオカミ犬「疾風」に描いているようで、そのオオカミ犬がカッコイイ。
0投稿日: 2012.01.30
powered by ブクログ面白かったぁ(^_^) 続編の花散るころの殺人より断然。続編先に読んだのは失敗ですが。登場人物の心情がよく描写されてました。
0投稿日: 2012.01.17
powered by ブクログ最初は直木賞取って評判だったので読んだけど、その後『音道シリーズ』にハマるきっかけを作った一冊。オオカミ犬をバイクで追いかけるシーンは、実際に見たわけでもないのに脳裏に焼き付いている。 関係ないのだが、個人的には直木賞よりも山本周五郎賞受賞作の方が、『読むエンターテイメント』としての佳作は多いと思う。
0投稿日: 2011.12.23
powered by ブクログサスペンス小説のドキドキ感が上手く表現されていて、また「人と人」ではなく「人と動物」の情に訴えているのがウマい。
0投稿日: 2011.12.12
powered by ブクログ物語に引き込まれて一日で読了。 まさに現代日本版『バスカヴィル家の犬』! ややオオカミ犬が万能すぎるきらいはあるものの、復讐譚で全体をすっきりまとめているのは見事! 作品の隅々に潜りこませる女性蔑視への静かな抗議・・・この手法好きだな~!
0投稿日: 2011.12.10
powered by ブクログ愛犬家として哀しすぎた。人間のエゴをおしつけちゃいけないよ。飼い主との信頼関係が強いだけに、本当に切ない。女刑事の話より、そっちに集中してしまった。
0投稿日: 2011.11.23
powered by ブクログ音道貴子さんかっこいい! 女性の目線に立って書かれていてとても共感できた。 バイクで走るシーンもいい。
0投稿日: 2011.11.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
たった今読み終わった。面白かった。 少し前に入院していた父がはまり一気に読み込んでいたシリーズを薦められ読んでみたが、親子なのか相変わらずはまるツボも同じで私も見事にはまりそう。 最初音道刑事に感情移入して滝沢さんにイライラしてしまうあたりを思い、ああ、やっぱり私も女の考えなんやなあとしみじみ。 女の目線、女の受け止め方。そんなに凝り固まったものでなくても、あるんやなーと。 父に聞いた所はやっぱり滝沢さんの考えも思いも理解できるものがある、との事だったので読み手によってそういう違いってあるもんなんだなあとか最近ちょっと思うようになった。 疾風の最期は想像するだけで涙腺が緩んでしまった…。 シリーズ続編がありがたくも家にあるのでこのまま読み進めます。
0投稿日: 2011.10.31
powered by ブクログ二日で読んだ。止まれなかった。読みながら、やめるタイミングが分からない、と思った。物語が軌道に乗ってからは、まさに疾風のごとく読んだ。久々の乃南さん。そしてまたも女刑事が主人公。今回も、とても魅力のある女刑事だった。最初の方はあまり感情移入できなくて、近くに感じられなかったけど、読み進めていくうちに、だんだん音道貴子と一緒に走ってる感覚になった。疾風を追って、バイクでひたすら走るシーンは、なんかすごかった。読んでる方も、疲れた。一緒に走ったから。貴子が転んで、疾風がそれを待っていたかのようなシーン。なんか、そのあたりで感動して泣きそうになってしまった。なんていうか、疾風のことを思うと切なくなる。病室で笠原に貴子が言った、「家族じゃ、ないんですか」って言葉もなんかすごく悲しいというか、切なくて。そしてその、疾風のラストも本当に悲しくて。切なくて。なんて言葉で表したら良いんだろう。最後、泣いた。疾風は、どう感じていたんだろう。ただ、飼い主のために。ただ、自分に愛情を注いでくれる信頼してる相手のために。そんな、育てられ方で、そんな、人生で、良かったんだろうかと思う。でも、それが疾風の幸せだったんだろうか。貴子と滝沢のコンビも良かったなあ。コンビって、なんだかんだやっぱりこういう、あったかい関係になるから好き。すごい、いいお話を読んだ。なんだか感動した。音道貴子シリーズ、全部読みたいなあ。それにしても、タイトルの「凍える牙」とは。なんとも良いタイトル。読了して、改めてそう思う。
1投稿日: 2011.10.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
狼犬がいい…好きだ。 ちょっと女刑事の女の部分がくどいような…。 それがきちんと活かされてはいますけども。 長編である分何度も出てきて、う~んとなってしまったです。
0投稿日: 2011.10.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この本は直木賞受賞作です。 前回 読んだ「風の墓碑銘」が初めて読んだ 女刑事 音道貴子シリーズの最新刊で、とても面白かったので、今回このシリーズの一番最初の「凍える牙」を選びました。 この本もとても面白い!! ただの刑事物ではなく、一人一人の人間味が描かれています。 特に主人公の音道刑事に惹かれました。 離婚歴のある女刑事。 仕事ではCB400フォアを乗りこなし、私生活ではXJR1200を所有。 内面の芯の通った所など とても魅力的です。 このシリーズはとりあえず全て読むつもりで、文庫本を購入済みです。 重松 清氏の本もあるので順番に読んでいきたいと思います。
16投稿日: 2011.09.30
