
総合評価
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powered by ブクログ途中で読むのをやめてしまったので最後のほうの展開は知らない。アーサーはバイパス工事のために立ち退きになっているのに、立ち退きたくないのだが、飲み屋に行ってる間に立ち退きさせられてた。それも地球ごと!という最初の展開にびっくりしたが、あとはなんかオゲレツでしょーもなかった。しょーもなさが売りの本だと思うけど、ちょっとぼくには合わなかったなぁ。ブリティッシュジョークって面白いこともあるんだけどな。
4投稿日: 2025.09.16
powered by ブクログまるでサンリオSF文庫のような表紙に心惹かれて手に取ってみたが、果たして本書はSFであった。しかも世界中探しても同類の作品は見当たらないであろう珍品だった。 大森望が「バカSFの歴史に燦然と光り輝く超弩級の大傑作」と評価した本作だが、紛れもなくバカSFである。ただ、薬漬けかそもそも底抜けのアホな奴が吹っ切れて自由奔放に書いたような荒唐無稽さはなく、『空飛ぶモンティパイソン』のような知的なアホさが随所に散りばめられていて、読み進めていくごとに深みが増してくるのである。気づけばこう呟いているだろう、「これを書いた男は只者じゃないな...」と。 パイパス建設のために主人公の家が潰されたと思ったら、更に大きな勢力によって地球ごとバイパス建設によって消されるというシンプルなギャグから始まり、「事実上」不可能ということは限りがあるのだ、と如何に不可能かを確率に当てはめることで実質起こりうることにしてしまうというトンデモジレンマを利用してトンデモ装置を作り出すなんて数学的なシュールギャグまで披露してみせる。愚鈍で人生に楽しみも見出さずただ言われたことだけを行ったり怒鳴ったりすることを快感とする種族を出して現実の官僚を最大限皮肉って見せたりするのはお手のもので、本当にあげればきりがない程に珠玉のギャグが巧妙に配置されているのだ。 中でも面白いなと思ったのが、無限分の1ほどの確率で宇宙空間に飛ばされてきた鯨についてのギャグだ。クジラは海の中から宇宙空間に放り出されたことでそれまでの生き方を変えなければならなくなり、アイデンティティを喪失する。自己の存在のあり方を失った彼は自分を再定義するために、自らの体に改めて名前をつけ始めるのだ。けれどもそこは宇宙空間で、程なくして鯨は爆烈して死ぬことになる。この間たった10秒ほどだ。自己の喪失と再定義という哲学的な題材をユーモラスに消化し、ほんっとくだらねえなと思わせるレベルまで落としていながらエスプリを効かせることは忘れない。こんな高等テクニックをやってのけるとは恐れ入る。惚れ惚れするような文章力である。 「生物はなぜ生まれ、死んでいくのか」といった究極の疑問を解決するために、超高性能コンピューターを作って計算させようとしたら、「俺たちの仕事がなくなるだろ!」と哲学者が猛抗議してくるといった微笑ましいネタも仕込まれていたりと、本当にページをめくるたびに笑ってしまう。本当にここでは紹介しきれないし、結末に至る展開は直接目で追わないと最大限楽しめないと思う。是非手に取って読んでみてほしい。
11投稿日: 2025.09.11
powered by ブクログ河出文庫グランドフェアにて表紙のインパクトだけで選んだ一冊。 『身の毛もよだつ、恐ろしい静寂。 身の毛もよだつ、恐ろしい轟音。 身の毛もよだつ、恐ろしい静寂。』 3行で地球消滅するし、しかも壊す必要なかったし! そしてかわいそうなマッコウクジラよ。かわいそうだけど表紙にはもってこい。
0投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
イギリス人が書いたって納得できるなって思うくらい、皮肉っぽくて好きだった。 鬱病のロボットはずっと仲良くはしたくないね…って感じのキャラクターだったけど、それはそれで良かった。 深淵なる疑問の答えが42だっていうのも好き。意味がない数字だと後書きに書いてあって、もっと好きになった。最後の方の、複雑な因果の相互関係を研究してる人たちが、防ぎ得ないことに対して「世の中そんなもんだよ」って言ってるのも、良かったな。 重いメッセージみたいなものもなくて、本当にエンタメ小説って感じで好きです。 後書きの物価は反映させるのに、実際の地球のサイズの間違いとかそういうのは修正しないのが謎、みたいなやつ、この地球とは全く別の地球っていうことだったのかな?と思った。 それはそれでなんで物価反映はあるの??って感じだけど、まあ大衆小説とするのなら、マニアが気になる数字の差異よりも、一般人が気になるところを修正させるかなっていうのはあるけども
0投稿日: 2025.08.07
powered by ブクログ「生命、宇宙、そして万物についての…」の元ネタが知りたかったのと、名作とのことでシリーズを購入しました。 のっけから理不尽な緊急事態でドタバタ、 「なんだそれ」の連続でおもしろいのですが 言い回しにひと癖あるというか、読んでるうちに こちらがパニクりそうになりました。 これは読み終えたけど、次作以降なかなか手が伸びないなぁ。
1投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログ◼️ ダグラス・アダムズ 「銀河ヒッチハイク・ガイド」 ハチャメチャなSFコメディ。思い切って飛ぶ先行きにお笑いと文芸的期待をする。 もはや古典ともいえる1979年の作品で、シリーズもあるとのこと。いやー寡聞にして存じませんでした。ズバン、と展開が早い。 地元ラジオ局で働いている青年、アーサー・デントは友人で地球人に身をやつしているベテルギウス系惑星人のフォード・プリーフェクトに連れられ、地球から宇宙へと脱出する。還るべき地球はヴォゴン星人の手によりほとんど瞬時に消滅させられてしまったー。 最初、アーサーはバイパス道路建設のため、住んでいる家をブルドーザーで撤去しようとする役所に対抗して家の前に座り込む。役所曰く、計画書は9カ月も前から閲覧できるでしょ、とのことだった。ボォゴン星人もスケールの違いこそあれ同様のリクツで強弁する。で、容赦なく地球を消す。いやはやこれがギャグでなくてなんだろう。 ストーリー進行はまさにヒッチハイク。絶望と希望、偶然。間に挟まれるバカバカしくくすっと笑ってしまう展開。地球人アーサーとベテルギウス系惑星人のフォードはもと銀河帝国大統領のゼイフォードらとオリオン座の馬頭星雲の中を彷徨う。もうこうなると何が基準なのか分からなくなる。 イギリスものにして、関西の直接的なお笑いと、関東のシチュエーション的な笑いとをミックスさせたような、訳も大変そうだけれども、日本人にもよく分かりそうな、壮大なコメディ。危機感を盛り上げることもなく、すげなく地球をなくし、復活するのか?を絶妙な感じでチラつかせ、結局どこへ向かうのか、うまく全体をコントロールしている感がある。 海外のSFといえば世界共通にワクワク、ゾワゾワしたり、中間的哲学的な描き方が肌に合うこともあればちょっと敬遠かもと思ったりする。名作の一。こんなのもあるんだね。
1投稿日: 2025.07.26
powered by ブクログ宇宙スケールなのにずっと馬鹿馬鹿しいのが爽快で面白い! 宇宙の大統領とかいう凄い人物が出てきたと思ったらなんか子供っぽいし、万能ロボットみたいなのが出てきたと思ったらずっと落ち込んでるしw 宇宙人らしさもあって人間っぽさもあって、こんなに親近感のある宇宙なら『銀河ヒッチハイクガイド』とタオルを持って宇宙旅行に行くのもアリかもね
1投稿日: 2025.07.11
powered by ブクログ人生、宇宙、万物の究極の答えとは何なのか? この本はそうした人間の根源的な苦悩を笑い飛ばす。といっても、単に茶化しているだけではないのかも。終始続くナンセンスな文章を禅問答と捉えれば、その先にあるものは悟り、である。宇宙の真理とはナンセンスの極みなのかもしれない。 この話の元は1978年のイギリスのラジオドラマだそうで、当時は荒唐無稽な SF だったのだろうが、昨今の現実社会で AI を妄信している人たちを見ていると、妙なリアリティを感じてしまう。社会風刺としても現役だ。 難をいえば、文章がふざけ過ぎか。日本人が翻訳で読んだのでは、ブリティッシュ・ジョークは理解できないのかもしれないが…。2005年には映画化もされているらしいので、文章が合わない人そちらを観てもよいかもしれない。
2投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログ●2025年5月26日、東京大学・書籍部にあった。セッションで寄った日。 【河出文庫が好きだ。「シュールでブラック!抱腹絶倒!!SFコメディの大傑作」】のPOPあり。
0投稿日: 2025.05.26
powered by ブクログかなり人を選ぶ作風だとは思います。科学に基づいた重厚なSFを読みたい人には向かないけれど、刺さる人は始まりから最後までかなりの熱量で楽しめる。 良くも悪くもおバカなのがこの作品の持ち味。そしてとてもブリティッシュ。ところどころ出てくるオリジナルの用語も肩の力を抜いてぼんやりイメージするくらいが丁度良い。 ハチャメチャなコメディを求めている人には是非ともお薦めしたい作品です。映画版もぜひ!
0投稿日: 2025.05.14
powered by ブクログ化学的な詰めの甘さが指摘されているけどそんなことどうでも良いくらい破茶滅茶でバカ。 日本のコメディの間とは違った、状況があって、その空気感がとても面白かった。
0投稿日: 2025.04.15
powered by ブクログ好きな人は大好きなシュールSF作品。規模がデカくてバカバカしい。この本が元ネタの作品は多い。マジメなSFの合間にどうぞ。
0投稿日: 2025.04.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最近まで未読で知っていたのは「答は42」という事ぐらいだったのだが、どっかのAIが「答は42」という回答を出してこの本が売れているというニュースを聞いてちゃんと読んでみようという気になった。 ちょうど家の近所でなんだか分からない工事をやっていて、しかもその業者の誠意を欠く対応に激怒していたから冒頭で家をぶっ壊される主人公にいたく同情した。 まぁ作中では家どころか地球そのものまでぶっ壊されるのだが、そんなとんでもない事態でさえ作中においては微震に過ぎない。 ところで「答は42」の件だが、答え云々よりも質問の仕方がそもそも悪いと思う。 生命の、宇宙の、その他あらゆる事象に対する究極的回答…だったかな? ハッキリとは覚えていないのだがそんな漠然として抽象的でどうとでも答えられそうな質問に対して「42」という深いんだか浅いんだか考えれば考えるほど分からない答を用意した作者のセンスも流石だと思う。
0投稿日: 2025.03.24
powered by ブクログかなり好きでした。 イーロンマスクが影響を受けたということで読んだのですが、リアルと突飛が程よいバランスで『あるかも!?』と思わせてくれる設定でした。 現代のCG技術で映画化してほしい!!
0投稿日: 2025.03.01
powered by ブクログ【感想】 宇宙を舞台にしたSFで、こんなに軽くて笑えるものが作れるのか、と思わず感心してしまった。大胆な想像力と鋭いユーモア。そしてスペースオペラ特有のスケールの大きい展開と、それを十二分に活かしたコメディ。まったく新しいスタイルの冒険物語といえるだろう。 本書は、主人公のアーサー・デントという普通の地球人が、友人であるフォード・プレフェクトと共に銀河ヒッチハイクの旅に出るという物語だ。冒頭で地球は、「銀河バイパスの建設に邪魔だから」という理由で破壊されてしまう。地球の消滅を前に絶体絶命となるアーサーだったが、実は友人のフォードは地球にヒッチハイクで訪れていた宇宙人だった。フォードの手助けによって宇宙船を(勝手に)ヒッチハイクし難を逃れた彼らは、その後銀河のあちこちを彷徨うように冒険していく。 読んでいてうまいなぁと思ったのは、SFにありがちな荒唐無稽な設定と無茶苦茶な場面転換の数々を、思いっきり笑いに寄せることで、SFとコメディの2つのジャンルを見事に融合させていることである。 もし宇宙のどこかに人間以外の生物が存在するとしたら、おそらくその見た目は気持ち悪く、その文化は人間にとって意味不明なものだろう。当たり前だが、人間にとっての常識は地球の中の常識でしかなく、日常生活で当たり前と思っていることも、銀河系の奇妙な宇宙生物や宇宙の法則の前では全て秩序を持たない。そうした「宇宙の不可解さ」を過剰に演出してしまえば、読者にとっては想像のできないチンプンカンプンな作品となってしまう。しかし、筆者はそれらを風刺的かつユーモラスな方法で描写することで、「奇抜なコメディ」へと昇華することに見事に成功している。 自分のお気に入りは、冒頭で、自宅を取り壊されそうとしているアーサーへの市役所職員からの警告と、地球を取り壊されそうとしている地球人へのヴォゴン人からの警告が見事に重なるところだ。「確かにお役所仕事だけど、話を聞こうとしないアーサーも悪いよ」という気持ちで読んでいたものが、「そんなお役所仕事で地球を壊すんじゃないよ!きちんと話せよ!」というツッコミに変わってしまった。まんまと筆者の思惑に乗ってしまって悔しい。 想像力を刺激し、笑いと思考を同時に与える魅力的な作品。普段難しい作品に触れているSFファンにこそおすすめの一冊だ。
35投稿日: 2025.01.21
powered by ブクログ詳細はあとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノートをご覧ください → https://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-2069.html 半分ほど読んだところで映画を見たら、登場人物に親しみが持てて、急に本が面白くなり、残りを急ピッチで読みました。 バカバカしいギャグ、予想できない展開。 その中に、人類の将来の危うさが感じられたりして、SFなのに、人生観に突き刺さります。(*^_^*)♪
4投稿日: 2025.01.19
powered by ブクログ"シュールでブラック 途方もなく バカバカしい SF コメディ" と カバー 裏面の紹介にある。 バカバカしいという感想は私だけではないのだね、安心した。 でもその上で本作が大傑作と言えてしまうのもブラックジョークなのか? 少なくともストーリーは頭に入ってきた。
0投稿日: 2024.10.18
powered by ブクログ最高すぎる! おもしろい! どの本に書いてあったかは忘れたが、イーロン・マスクが少年時代にこの作品が大好きで、影響を受けたと知って以来ずっと気になっていた小説。 大好きな『ビックバン・セオリー』でも度々会話に出てくる。 シリーズが結構長いので躊躇していたが、一気読みするほど夢中になって読める!面白い笑 家の立ち退き拒否のため家の前に寝転がるアーサー・デント。 そんな中、友人のフォードが飲み行こうと誘う。 実は彼は『銀河ヒッチハイク・ガイド』の現地調査員だった。 フォードが『酔っ払わずにはいられない事態』の衝撃の理由が、デントに語られる——。 『銀河ヒッチハイク・ガイド』とは、文字通り宇宙で過ごすためのガイド。 表紙に「パニクるな」と書いてある。 このガイドがあれば大丈夫笑 地球に関してのガイドも書いてある。ウケた笑 コメディ好きだわ〜!しかもSF! 幸せな気分になれる。最高! Kindle全巻一気買いしたので、続きを堪能させていただく。 アマプラで映画も観るぞ♡
9投稿日: 2024.09.06
powered by ブクログ最初の数ページ、いや、数行で心をつかまれた。ほぼすべてのページにアイロニカルなジョークが仕込まれており、ユーモアを愛する人ならばドンピシャだ。SF的なワンダーはそこまで無く、地球を飛び出し宇宙で冒険している割に、登場する宇宙人のだいたいは地球人のように社会的で考え方も人間的。なので最初グッと入り込んだあと、徐々に一歩二歩と引きつつ俯瞰的に読んでいた。でも読み進めていたらさらに一周回って楽しくなってきた。壮大過ぎる風刺とヨタ話にさすがモンティ・パイソンの国という気がしたし、「42」というただの数字を追い求め、そこに一所懸命意味を与えようとするのはほんと皮肉が効いている。テンションの高さは最後まで続き、詭弁とギャグのみで構成した小説と言っても過言ではなく、それがいかにすごいことなのか考えると畏怖さえ覚え、この作品が愛され続けている状況そのものにSFの素敵さを感じざるを得ない。宇宙を旅するのに必要なもの、それはきっとユーモアなのだ。『銀河ヒッチハイク・ガイド』はそのことを証明する。とびっきりのジョークを振りまいて。
6投稿日: 2024.08.15
powered by ブクログ結構古い作品だったみたいだが、全然気にならない程、ふざけてて面白かった。 全部で5弾あるみたいなので、次は宇宙の果てのレストランを読む。
0投稿日: 2024.08.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
さて。 例の如くローカス・オールタイムベストからの選択。 正直ナンセンス物やドタバタ系が苦手だったので若干敬遠していたのだが、まあでもやはり読んでおくか、ということで購入。 結論から言うと面白かった。 一つ一つあまり考えなくても読め、展開も早いためどんどん読み進められ、あっさり読了。スピード感はあるが、わかりやすいため読者は置いてけぼりにされることはない。 ナンセンスでいくつかツッコミどころもあるらしいのに(訳者後書き参照)、何だか見事に感じるのはなぜだろう? おそらくその根底に確かな筆力があるからなんだろうな、と思う。 キャラ立ちはしているし、適当なようできちんと辻褄があった(回収される)フリをしているし、何より何だかセンスがある。これは訳すのが難しかっただろうなー、と訳者安原氏の苦労を想像する。 あまり考えなくても読めると書いたが、一つ一つのジョークに込められた皮肉がわかると、より本書の面白みが増す。そのシニカルなジョークの良質さが、本書が名作と呼ばれる所以だ。 結局『銀河ヒッチハイクガイド』とは何だったのか。大百科辞典のようなもののようなのだが、なぜヒッチハイクガイドなのかは謎だ。 物語のエッセンスのように登場はするが、決して中心ではない。それがタイトルになっているところがまたシュールで意味がわからない。 笑いは基本ブラックで、官僚的手続きを小馬鹿にするし、あっさり地球は消滅するし、最高に賢いロボットはどうしようもなく悲観的だし、生命や宇宙その他諸々の回答も人を馬鹿にしている(真実かもしれないが)。 そこが小気味がいいのだが、鯨のくだりは少し苦しくなった。自分は個の死を笑えるほどシニカルにはなれない。 最後は何の役にも立たないと思っていたマーヴィンの活躍で一行は救われる。良い意外であり、かつそれもまた皮肉だ。 そんな感じで2冊目、『宇宙の果てのレストラン』も読む予定。 ところで、地球上で最も賢い生物のネズミが言っていた問い「黄色くて危険なものはなんでしょう?」の答えは「ブルドーザー」だろうか。
1投稿日: 2024.07.14
powered by ブクログ読んでいて意味がわからなく頭がおかしくなりそうだったが、不思議とページを読む手が止まらなかった。50年ほども前の本だとは思えない斬新な話で、タイタンの妖女を読んだときと同じような衝撃を覚えた。
0投稿日: 2024.04.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いい意味でしょうもなかった。 バカでかい数字の確率、超主観的な『銀河ヒッチハイク・ガイド』、魚を入れて翻訳すること、… 汎銀河ガラガラドッカンも飲んでみたい。 デジタル時計を買って遅れた人間にでもなろうか。 というか、『銀河ヒッチハイク・ガイド』自体購入できるものならしたいね
2投稿日: 2024.04.12
powered by ブクログ何か科学的知識や真理、テクノロジーを描いている訳ではないけれどこの時代自由に書いておりなんだって起こり得る感じはSFの基本なのかと思った。文章も面白くすんなり読めるし英語で読んでみたい気持ちになる。Rick & Morty に慣れすぎちゃってるのでそれには見劣りした。
1投稿日: 2024.04.06
powered by ブクログコメディとしては、正直そこまで面白くはないかなという感じでしたが、有名な「生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え」が、どういう流れで語られるのか知れただけで、非常に充実した読書体験になりました。いや、あまりにくだらなくて逆にびっくりしましたが(笑)。とりあえず、今後はネズミとイルカに対して、尊敬の目を向けて過ごそうと思います。
8投稿日: 2024.01.30
powered by ブクログ157冊目『銀河ヒッチハイク・ガイド』(ダグラス・アダムス 著、安原和見 訳、2005年9月、河出書房新社) 1978年にイギリスで放送されたラジオドラマを、原案/脚本を手がけたアダムス自らが小説化。1979年に刊行されて以来、世界中で親しまれている「バカSF」の古典である。 後書きによると著者はモンティ・パイソンから影響を受けているとのこと。確かに本作のコメディは社会への皮肉や批評性に満ちており、どこか無常観すら漂っている。本作の徹底したバカバカしさは、著者の知性の裏打ちに他ならない。 「四十二です」
17投稿日: 2023.12.08
powered by ブクログきっと海外のハチャチャSFにあたるのだと思う。合う人には合うと思うが、私にはダメだった。イーロンマスク程の知性が無く本に申し訳ない
1投稿日: 2023.09.29
powered by ブクログラジオドラマからスタートし、小説や映画にもなったSFシリーズの小説版第一作。ナンセンスコメディの大傑作? のっけからもうね、文体がコメディ。地の文もセリフまわしも、完全に笑わせにきてる(笑)。根暗なロボットと、テンションの高い宇宙船AIとのやり取りに爆笑。ヴォゴン人の詩はジャイアンのリサイタルかい。世界観はよく見るとちゃんとSFしていて、『銀河ヒッチハイク・ガイド』などは、紙の本にすると図書館がいくつも必要になってしまうような、とてつもない分量の電子書籍だったりして面白い。しかしハードSFのような難しさは一切なく、テンポのよいスピード感ある展開で一気に読める。終盤には謎解きミステリーな要素もあり、意外に哲学的なラストの文章がいい感じで物語を閉める。SFを嗜む趣味がない人も、これは気軽に読んでほしいと思う。
4投稿日: 2023.07.10
powered by ブクログ皮肉たっぷり、余裕のある笑いを提供。時間潰しに軽いかんじでちょうどいい。人はなぜ生まれ、なぜ死ぬのか、なぜいつも時計をはめていたがるのかの答えが載ってる。冒険の始まり。続編読んでみたい気はする。
1投稿日: 2023.07.09
powered by ブクログちょっと懐かしいクラシックな雰囲気漂うぶっ飛び系なんでもありSF。「SFコメディ」というには、日本人には笑えないくどい言葉遊び(私はその手の表現がきらい)が目につくものの、つまんなくなりそうな絶妙のタイミングでなるほどそうきたかっていう伏線拾い展開がなされてついつい読み進めてしまう。まぁ、そのぶっとび伏線回収が気に入れば、暇な時に読んで損はないでしょうが、最近のSFを読みこんでいると、やはりちょっと古さが目立つというか、展開だけの面白さに終始するので物足りなく感じるかも。
6投稿日: 2023.06.21
powered by ブクログイーロン・マスクの人生を変えた一冊という触れ込みが気になり購入しました。自分にはあまり面白さが理解できない点もありましたが、想像が広がるという点では面白く感じました。 イギリスの一風変わった青年アーサーが幹線道路建設のための立ち退きを拒否しているところから話が始まります。驚くことに、地球は破壊される運命を迎え、地球に流れてきていた宇宙人フォードとの旅が始まります。 旅の中では、日常生活では想像できない世界が繰り広げられ、刺激に溢れる一冊でした。 ジャンルとしてはSFコメディというのが一番近いのかなと思います。話がぶっ飛びすぎて、よく分からない点もあります。しかし、普段SFなどを読まない人や刺激が欲しい人にオススメできる一冊だと思います。
1投稿日: 2023.06.13
powered by ブクログ何か突飛な感じで、それでいてポップで、物語の深刻なシーンには全く深刻さを共感はできず、そうこうしていると全く感情移入していない事に気付き、動画を早送りしているかのように文字の連なりが流れていく。 合う合わない、で言えば合わなかったのだと、素直に思う。でも、一度読んでみたいと思っていたからそれで満足。
4投稿日: 2023.03.10
powered by ブクログ途方もなくバカバカしい、だけで終わってしまった。穂積さんの推薦みて「そんな傑作なら」と手にしたが…ただ馴染みのない発想・表現は楽しめた。翻訳者に拍手。
1投稿日: 2023.03.02
powered by ブクログSFコメディと書いてある。 そもそもSFにあまりなじみがないが、SF×コメディというものが想像がつかなくて読んでみることにした。 家がバイパス建設のために取り壊されそうになっているアーサー・デント。 彼はブルドーザーの前に横たわり、身を挺して抵抗する。 そこへ現れたのは、彼の友人、フォード・プリーフェクト。 この人物は、実はベテルギウスの近くの星出身で、『銀河ヒッチハイクガイド』の現地調査員として地球に潜入していた。 彼によれば地球はヴォゴン人の宇宙バイパス建築のため、あと12分後取り壊されることになっている、という。 アーサーは、わけがわからないまま、フォードと地球を逃れ、宇宙をヒッチハイクすることに。 不可能性ドライブ? 悲観的なロボット? 奇妙なものが次々と出てくる。 奇想天外な設定、ハチャメチャな展開に驚く。 意外と読み進めることは難しくないのに、また驚く。 イギリスが舞台だからか、『モンティパイソン』を想起する(ちゃんと見たことないけど)。 …とか思っていたら、解説によれば、ラジオドラマだったものを、脚本家本人が小説化した作品だそうだ。 細かい部分で笑いが作りこまれているのかもしれないけれど、それがあまり自分にはわからないのが残念。
1投稿日: 2023.02.05
powered by ブクログ名作と名高いので読んでみた。 はちゃめちゃな感じで、私ばダメだった。読んでいて疲れる。好きな人は好きなんだろう。
1投稿日: 2023.01.03
powered by ブクログここまでコメディに振り切ったSFは初めて読んだ。 皮肉のこもった面白い展開が満載しつつ、SFを読む時に求めている壮大な要素もちゃんと掴んでいて、とにかく面白かった!!!続きも早く読みたい。
0投稿日: 2022.12.06
powered by ブクログバイパス建設のために家を壊されそうになっているアーサーの元へ、友人のフォードがやってくる。「自分は実は宇宙旅行のガイドブック『銀河ヒッチハイクガイド』改訂のために地球へやってきた異星人なのだが、銀河バイパス建設のため12分後に地球は消滅することになったので恩人である君に伝えにきた」と言うフォードの話の意味もわからぬうちに、地球は消滅。アーサーは地球人唯一の生き残りとして宇宙をヒッチハイクすることになってしまった。途切れることのないナンセンスギャグで宇宙の深遠まで笑い飛ばすSFコメディ。 こんなずっとふざけてる小説久しぶりに読んだ(笑)。イギリス〜〜〜って感じ。特に不可能性ドライブの働きで偶然が偶然を呼び、ゼイフォードの宇宙船に拾われてからはアンドロイドのマーヴィンも加わって会話劇がはちゃめちゃになってくる(パラノイド・アンドロイドってこれが元ネタなの?)。おとぎ話だと思われていた古代文明が眠る星マグラシアの登場には普通にワクワクしたし、ちょっとこの辺は『カエアンの聖衣』みたいだった(『ヒッチハイクガイド』のほうが先)。バベル魚とか42とか「さようなら、いままで魚をありがとう」とか、ご都合主義的面白ガジェットや無意味なものに意味を持たせるセンスが良くて、私がこのシリーズを読んでないせいで後世のSFからスルーしたパロディやオマージュが今までたくさんあったんだろうなぁと思ってしまう。 続きものだけど続きを読まなきゃいけないって感じもしないので、またふざけたものが読みたくなったら読もうかな。
0投稿日: 2022.11.29
powered by ブクログたまにクスクスと笑えたが、大部分は面白さがわからなかった。というか面白さが分かる分からない以前の問題で、文章の意味や意図が理解できないとこが多々あった。
0投稿日: 2022.11.05
powered by ブクログふざけ倒した英国ジョーク でも知的でもある ●名場面 「宇宙のありとあらゆる知的生命体のみなさんこんにちは。そして、知的でない生命体のみなさんもこんにちは」 ●古き良き時代 時のかなたにかすむ太古の時代、先の銀河帝国の大いなる栄光の日々、世界は荒々しく、豊かで、そしておおむね非課税であった。 勇猛果敢な時代、賭け金は高く、男は真の男であり、女は真の女であり、アルファ・ケンタウリの小さい毛玉生物は真のアルファ・ケンタウリの毛玉生物であった。 ● 「ちょっとだけあなたのエゴをわきに置いとけない? 大事なことなのよ」 「おれのエゴより大事なものがあるんなら、いますぐひっつかまえて撃ち殺してやりたいね」
1投稿日: 2022.10.31
powered by ブクログアメカリカンジョークがつまらないし 荒唐無稽な設定過ぎて何が起きてもどうとでもなるからご都合主義に感じてしまう 評価高いから全巻買ったけどこれが続くと思うとゲンナリ 斬新な設定が続いているから読めるものの陳腐と感じたら読むのをやめてしまいそう
0投稿日: 2022.10.14
powered by ブクログバイパス工事で家が壊されることに講義する男、アーサー・デント。 しかし、もっと大きく危険な工事が、身に迫っていることを彼は――いや、地球人たちは知らなかった。 銀河バイパス建築のため、突然、地球は消滅。 調査員として地球に来ていた異星人・フォードとともに、宇宙に飛び出したアーサーは、地球最後の生き残りになってしまう。 しかたなく、フォードとともに銀河でヒッチハイクの旅をする羽目になった、アーサーは、図らずも地球誕生の秘密を知ることになる。 数年ぶりに再読。 訳文が堅めなので、えっちらおっちら読んだのだけど、内容はドタバタコメディ系というか不条理ギャグ系のSFなんだと思う。 文化の差で皮肉的ジョークがあまり理解できてない気もする。 「そんな馬鹿な!」というできごとが次々巻き起こり、それが大真面目に書かれているので、こちらも真面目に「???」と受け取ってしまうのだけど、後から振り返ると「ああ、笑うとこなんだわ。アレ」と気づく、というワンテンポ遅れた読みをしてしまいがちだった。 たぶん、もっと肩の力を抜いて楽しむタイプの話なんだろうな。 でも、思い返すと「ふふっ」と笑えるシーンはたくさんある。 映画も昔観たのだけど、もともとはラジオドラマから始まったシリーズらしいので、音声コンテンツで聴いたら、また印象が変わるのかもしれない。
0投稿日: 2022.09.10
powered by ブクログ唐突に最後の生き残りとなったアーサーは、たまたま地球に居た宇宙人フォードとともに宇宙でヒッチハイクをする事になる。 ジャンルとしてはSFコメディとという事ですが、序盤の展開は個人的になかなか怖かったです。人間が宇宙全体で一番の知的生物とは限らない&地球とは異なる世界の知的生物とスマートにコンタクトができるとは限らない、と考えると何だか宇宙開発も怖くなってきますね。 そんな地球の終わり嫌すぎるなあ……。 ジョークなどが至る所に散りばめられていて、なかなか面白かったです。原文で読んだら、きっともっと笑いどころが多いのだと思いますが、残念ながらすべてを理解するには知識が足りませんでした。また、英国の作品らしく、コメディ色が強いのですがやはりどこかブラックというか、辛口で皮肉っぽいです。 以前もコメディ寄りのSFを読んだことはあるのですが、何となく何度読んでもSF×コメディって不思議な感じがします。個人的に、宇宙がとても怖いところだという印象が強いからでしょうか。
7投稿日: 2022.08.06
powered by ブクログまぁそれなりに面白かったけど、自分にはあまり... 高く評価している人はこういうの好きなんだろうけど... 続き読みたいかというと、それほどでもない。 あ~けど、42の原典だったのは収穫。
0投稿日: 2022.08.04
powered by ブクログ大変面白かった。1978年に出版されたとのことだけど、あまり古臭さは感じなかった。昔の SF 小説に特有な若干差別的なテイストを含むユーモラスもなく、安心して読めた。読者を楽しませたいという、筆者の純粋なエンターテインメント性を感じる。また特筆すべきこととして、翻訳が良かったことも、古臭さを感じさせない理由のひとつだと思う。 内容としてはしっかりと SF している。世界観・ストーリー・キャラクター、全てが SF 的で大変満足。 結構大風呂敷を広げているのだけど、わずか300ページでぐるりと一回転して、伏線回収しながら終結まできちんと描いている。 面白かった。内容があり、文量は多すぎない。初心者にも安心してオススメできる一冊。宇宙の果てのレストランというタイトルの続編もあるみたいなので是非読んでみたい。 (書評ブログもよろしくお願いします) https://www.everyday-book-reviews.com/entry/2022/02/26/%E3%80%90%E3%81%8A%E6%89%8B%E8%BB%BD%E6%9C%AC%E6%A0%BCSF%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E3%80%91%E9%8A%80%E6%B2%B3%E3%83%92%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89_-_
5投稿日: 2022.02.26
powered by ブクログ2021.12.1 読むの、すごく大変だった…… 飛ばしながら読んでしまった。 けど、途中すごく丁寧に読んだところもある。 理解もせず内容だけを追ってみた、 続編があるのか…… それはそれね気になる。 けど、やっぱわけわからない作品!
0投稿日: 2021.12.01
powered by ブクログ面白い!読みながら、何度も笑ってしまった。 しかもただただ笑えるだけのふざけた話ではなく、割と最後はおお!となるしっかりしたSFストーリー展開。
0投稿日: 2021.10.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
テンポが良く、最初から文字が進む進む。 でもきちんと読まないと面白くないし、きちんと読んで面白い作品。いつか原文で読みたいな アーサーが自分と同じ立場(地球人)というところも読みやすくて良い 異星人が地球人を同じことしか言わないとか、若干下に見てるのに、その異星人の話を書いてるのが地球人なのも笑える 何故生きるのか等、深い問いと、何故デジタル時計を死ぬまで身に着けるのかと、笑わせる問い(?)を並べると同じレベルで考えられてきている物なのかとも思うし、ポップに説教臭くなくしてるのかなとも思う が、やっぱり笑わせる問いも深いような気もする ネズミが地球を作ったのも良い 私達はネズミを馬鹿にしすぎてるのでは?
0投稿日: 2021.10.10
powered by ブクログイーロン・マスクの愛読書というので読んでは見たものの、さっぱりわからなかった。天才にはついていけない…
0投稿日: 2021.07.20
powered by ブクログ尋常ではない皮肉の数々、物語序盤から起こる衝撃的な展開、それにさっさと順応する登場人物たち、淡々と進むシナリオ。まさに「DON'T PANIC!」 この本のせい(おかげ)で、イギリスといえば皮肉に皮肉を重ねるお国柄だと自分としては認識しています。 万人受けはしないだろうし、無理な人には全く面白くない作品だと思うけど、僕はとても好きな作品。 訳者あとがきに数字がちょくちょくおかしく書かれているとあるけど、作者的にはどうでもいいんじゃないだろうか。ノリと勢いで読ませる作品だと思うので。SFというジャンル的には駄目かもですが、それも含めて本作の魅力だと感じています。面白い本ない?と聞かれたときに勧めている本作、改めて最高です。
0投稿日: 2021.04.02
powered by ブクログ裏のあらすじに書かれている、「シュールでブラック、途方もなくばかばかしいSFコメディ大傑作」以上!笑
0投稿日: 2020.12.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おバカSF小説。 生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答えがここにある。700万年かかって出された答えを現在はGoogleが一瞬で教えてくれる。ディープソートを超えるGoogle。
0投稿日: 2020.12.19
powered by ブクログ1978年から数えて今年は42年、42周年の記念すべき年に再読できた。よかった(笑)。 ブリティッシュジョーク満載のSFコメディ。 出だしから飛ばしているので、最初はついていくのが大変! SF音痴なのでSF要素はどうもさっぱりなんだけど 「無限不可能性ドライブ」とかって、SF用語? さっぱり理解できないまま普通に読んでしまった。 わからなくても全然面白いので平気なんだけど。 マーヴィンの陰気さが人間らしすぎて本当に面白い。
0投稿日: 2020.12.14
powered by ブクログシリーズ第一作。シニカルかつ軽妙な語りのSFコメディ。 バイパス工事に遭う自宅の立ち退きにひとり抗議する、地元ラジオ局勤務のアーサー・デント。5、6年前から付き合いのある友人のフォードが、そんなアーサーを強引に連れ出す。酒場に行く間に取り壊された自宅を見て茫然とするアーサーを伴い、フォードは宇宙へと飛び出す。フォードの正体はベテルギウス出身の宇宙人、「銀河ヒッチハイク・ガイド」の地球現地調査員だった。そして彼らが後にした地球は宇宙バイパス工事のため跡形もなく消え去っていた。唐突にたったひとりの地球人になったアーサーの宇宙冒険がはじまる。 終始バカバカしく軽いノリでありながらも、壮大なスケールの謎を含むスペースオペラで、ストーリー以外の部分にも楽しみが多い。途中からアーサーたちに随伴する、超根暗で常に鬱っぽく面倒臭い性格のロボット、マーヴィーのキャラクターが個人的にツボで、彼の登場シーンはとくに楽しかった。後続作品のタイトルにもなっている「さようなら、いままで魚をありがとう」をはじめユニークなフレーズの数々にも惹かれる。世界観で好き嫌いが別れそう。
11投稿日: 2020.11.28
powered by ブクログ最初の方は何のこっちゃさっぱりわからない感じですが、終盤にかけての急展開はハラハラして面白かった。SFの古典ってこんな感じなのねって感じ。
0投稿日: 2020.11.13
powered by ブクログイーロンマスクのお気に入り、ということで、どんなものか読んでみたが、ばかばかしいギャグが面白くなく、頑張って途中まで読んだが投げ出した。
0投稿日: 2020.08.15
powered by ブクログハードSFなのかなと思って手を出せてなかったけど、いざ読んでみるととても読みやすいコメディだったので一気読みしてしまった
1投稿日: 2020.08.13
powered by ブクログ「図書室の魔法」の主人公の愛読書だったので読んでみた。奇想天外ドタバタSFコメディで、子供の意味不明な夢を大人がまじめに再現しているよう。その上、イギリスらしく皮肉も利いていて哀愁さえ漂う。つまりは、話は破綻しているわけではなく、絶妙にまとまっている上質の作品ではないか。そう、モンティパイソンがぴったり当てはまる。こんな作品の翻訳はかなり難しいと思う。訳者も噛みしめたのだろうか、「パニクるな」と。
2投稿日: 2020.03.29
powered by ブクログ先に訳者あとがきを読むと良い。 作者がイギリス人で、パイソンズとの交流があったり、訳の部分で分かりづらいところがあったり、天文学的な数字の面での誤りなど、あらかじめ訳者が説明してくれるので、 それを踏まえながらだと挫折せずに済む。 前半、中盤と、ダラダラ進むわけですが、後半あたりから色んな発想の飛躍があってなかなか面白いなと思った。 MIBはここから発想を得ているんだなとか考えたり、逆にMIBの映像を想像しながら読むとかすると、イメージが湧いて面白い。 続編を読むか否かの判断は、非常に悩ましい一冊だ。
0投稿日: 2020.02.14
powered by ブクログバイパス建設の為にある日地球が取り壊されたり 人類より賢かったイルカは実はいつの間にか立ち退き完了してたり 一人生き残って郷愁に襲われてみたり 地球の意外な正体に迫ってみたり 想像力が湯水のよう。 トンチキスペースヒッチハイク譚。 どこまで本気なんか分からん、みたいな語り口で次々いい加減な情報が飛び出すのですごい。 周知の事実ですけど...みたいなノリ。ユーモラス。 小憎たらしいことにラストシーンの次作への引きがまた上手すぎてなあ。 映画化してるけども、どんなトンチキ映像が次々繰り広げられるのか気になるなあ。
0投稿日: 2020.02.05
powered by ブクログ軽く読めるコメディSF。 ラジオドラマが元とのことで、英語で読んだらもっと笑えたかもしれません。 「銀河大統領は権力者ではなく、権力から民衆の目を遠ざけるための存在」「したがって大統領には、派手で馬鹿ばかしく、民衆に強く愛されると同時に強く憎まれる人物がふさわしい」というパンチの効いたフレーズはまさにその通り!
0投稿日: 2020.02.01
powered by ブクログ2019年ラスト 39冊目 SFコメディなので、ストーリーよりは物の言い回しや演出を楽しむ感じかな。英語の語呂や元ネタが分からなくて楽しさが半減してる部分はあると思う。 Wikipediaに、ネタバレがあったw 続編は気が向いたら読もう。
0投稿日: 2020.01.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
思ったよりは面白くなかった。バイパス道路建設のために家を壊されそうになっていたところで、銀河バイパス建設のために地球ごと破壊されてしまうというスケールが大きくなったおかしさや、鬱病のロボット、地球がねずみの注文で作られた惑星だった、というところは面白かった。
1投稿日: 2019.12.10
powered by ブクログ皮肉たっぷりの英国ジョークが炸裂する不条理SFコメディ。あまりの皮肉ぶりとバカバカしさに一行目から笑ってしまう。たった2人生き残った地球人の主人公とヒロイン&その周りの人々以外に、ヴォゴン人やアグラジャッグ、宇宙引き伸ばしカウバッガーなどが忘れ難いキャラクターだ。
0投稿日: 2019.12.08
powered by ブクログ以前読んだことがあるのを忘れてて再読。 途中、既視感をおぼえたのですが、 結局最後まで読み通してしまいました。 英国的ジョーク満載のお話です。 ブリティッシュ・ジョークの特徴は、 権力や権威に対して反抗的で、 機知に富んだ皮肉や風刺が効いていて、 しかも自虐的であるとされていますが、 本作はそのすべてを網羅しています。 単なるおふざけのSFかと思いきや、 終盤に予想外な展開を見せてくれました。 形而上学的な問いに対する答えは、 見つからない方が良いかもしれませんネ。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2
1投稿日: 2019.11.13
powered by ブクログとても英国的なジョークとセンスが満載のSFコメディ。モンティ・パイソン好きの私としては、どこもかしこもツボでしたが、やはり哲学者が乱入してくるところが面白かったなぁ。(哲学コメディ大好き…)
0投稿日: 2019.10.29
powered by ブクログ1巻はめちゃくちゃ面白い 大英博物館に飾るべき しかし全てのアイデアと衝撃は1巻に凝縮されているので 2巻以降は別に読まなくてもいいと思う むしろ読むと(期待が大きい分)ガッカリするような気がする
1投稿日: 2019.07.23
powered by ブクログ登場人物間で交わされる会話はユーモアがあって読みやすい作品だが、物語がどのように進んでいくのか全く見通せず、登場人物同様、ワンダーランドに迷い込んだようなおぼつかない気分で読み進めていった。 後半になると、奇想天外とも言える意外な事実が次々と明らかになって驚かされたが、最後まで読んで振り返った時にいったいどういう話だったのか、茫漠としていて、夢でも見ていたような読後感だった。 はっきりとイメージしにくい描写や場面の多い本作品が映画化されていることにも驚いた。
0投稿日: 2019.04.05
powered by ブクログ訳:安原和見、原書名:THE HITCHHIKER'S GUIDE TO THE GALAXY(Adams,Douglas)
0投稿日: 2019.04.04
powered by ブクログ最高のユーモア小説。銀河バイパス建造のため、その通過経路となった地球が異星人に破壊され、主人公以外の人類が滅亡するという荒唐無稽な出だしから、主人公たち一行の宇宙をまたにかけた大冒険が幕を開ける。 ブラックユーモアと皮肉が非常によく効いており、キャラクターも皆魅力的、ストーリーはずっとバカと最高に次ぐ最高なのだ。私は終わるや否や続きを読もうと書店に走った。オールタイムベストの一冊。 数年前に読んだけど未だに色褪せない面白さを誇っている
0投稿日: 2019.03.20
powered by ブクログかなり馬鹿馬鹿しい...。けどなんとなく面白さにそそられ読み進めてしまう。タバコや麻薬、アルコールの常習性に近しいものを醸し出している。
1投稿日: 2019.02.18
powered by ブクログパニクるな。中身は無限不可能性ドライブです。 19のとき初めて読んで、久々の再読。 やはり、この感覚が好きだなぁと、青春時代のもろもろを思い出しながら。
0投稿日: 2019.02.10
powered by ブクログ新版が出てたので30年ぶりくらいに再読。トンデモな設定が満載だがそれがいい。深く考えず、アホなフィーリングを味わう本。今思うと、この本にけっこう影響受けてたんだな、と新たな驚き。""
0投稿日: 2019.01.19
powered by ブクログ真面目に読んでたら急に全部冗談にされちゃったりして、すごくバカバカしくて、何回も声を出して笑ってしまった。表紙に鯨がいる理由もひどい。映画見ようと思います。
1投稿日: 2019.01.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最高 一番好きなのは、イルカが地球を出て行くとき、いくつかジャンプなどをした。人間は曲芸としかわからなかったが、イルカの言葉で「さようなら、今まで魚をありがとう」という意味だった、というくだり ディスコミュニケーション、いい
0投稿日: 2019.01.09
powered by ブクログあーー面白い!電車で読んでしまいにやにやする怪しい人になってしまった。 皮肉たっぷりのコメディが入り交じったSF小説。(ブラックな)ユーモアがたっぷりで身悶えするくらい面白かった。こういうノリのSFがとにかくだいっっっすきなんですよー!と机をバンバン叩きたくなる感じ。 銀河とネズミのしっぽとカエルとカタツムリを洗濯機にぶちこんだみたいな滅茶苦茶さなのに何故かまとまっていて面白い。すごい。 ベテルギウス星人と一緒に銀河をヒッチハイクする話だけれども旅の始まりから皮肉が効いていてものすごく楽しい。 電車で少しずつ読んでいたのだけれどもニヤニヤしてしまった。読み終わりたいけれど一気に読むのは勿体無い……!とニヤニヤしてしまう。 他のシリーズにも手を出してみようとわくわくしていたのだけれども、このヒッチハイクシリーズは未完のまま作者さんがお亡くなりになっているそうで。 最高に面白いSFを書かれる方は早死にしてしまう法則でもあるのだろうか。物凄く残念。
1投稿日: 2018.12.21
powered by ブクログスペースファンタジーという意味でのSF 日本で海外産娯楽小説というとミステリのおかげなのか イギリス製が多い気がするのだが(気がするだけで実際はしらない) 日本人のおおかたは英語で喋っていないのに 英語世界で書かれた作品が本当に通じているのか疑問に思う 『不思議の国のアリス』とか この前読んだ『オズの魔法使い』とかと同じく この本の 宇宙を舞台にした荒唐無稽で馬鹿馬鹿しいところが楽しい冒険小説 の重要なところは 「馬鹿馬鹿しいところ」なのであって 「それ」は英国のひとでないと本当におもしろがれない種のものなのでは 宇宙を舞台にした「良い意味で」荒唐無稽な冒険小説 としても読めるのだろうけれども
0投稿日: 2018.12.08
powered by ブクログ英国らしいひねたユーモアとナンセンスなストーリー、そしてどこか懐かしさが。。。ルーディ・ラッカーと似ている?父が子供の頃に寝る前にしてくれた話に似ている?なにかSF小説や笑い話の、自分の中での祖形みたいなものがあるのか。2人の哲学者の掛け合いが笑えた。
0投稿日: 2018.11.05
powered by ブクログwired・ギークカルチャー・2位 【要約】 ・ 【ノート】 (wired) 世界中のギークの間で絶大な人気を誇る、脱力SFコメディの金字塔。タオルとガイドを持って宇宙人とともに宇宙をヒッチハイク。マジメに読むもよし、だらっと読むもまたよし。 ※全体で8位 ◆ユーザーからのコメント 「ギークカルチャー」なの? 「ガイド」が電子本だから?まあいいけど。傑作文学として投票/『一九八四年』とどっちかと迷いましたが、やはり「42」かと/シリーズ全部読んでほしいなぁ/大好きだけど、必読書かどうか? ただし「人生、宇宙すべての答え」は「42」だ/ウォズニアック自伝と迷ったけど……こっち!/映画もいいよ!/これはすごい発想の古典だと思ってます/はい、笑えますw/生命、宇宙、そして万物についての答えがわかります
0投稿日: 2018.10.28
powered by ブクログ20年以上ぶりの再読。とはいっても、以前に読んだのは、こちら。 4102196013銀河ヒッチハイク・ガイド ダグラス・アダムス 風見 潤 新潮社 1982-12 by G-Tools 映画化(!)されたのを機会に、23年ぶりに新訳がでたようで、ちょっと気になっていた本。23年前は、前評判のわりには売れなかったようで、全5巻のうち、3巻までしか発売にならなかった。当時、全部読んだ記憶はあるけど、内容は全然覚えていない。今回も初めてとほぼ同じ感覚。 あらためて思ったのは、コメディの翻訳はむずかしい、ということ。英語がわかれば、(文化的な背景まで含めて)理解できるのだろうけど、ぼくには「これはギャグなんだろうなぁ」までしかわかりませんでした。でも、残りの4冊も探して読むつもり。
0投稿日: 2018.10.10
powered by ブクログめちゃくちゃおもしろい、外国人嫌いの自分でさえ、笑いは日本がぶっちぎりの先進国だと思っている自分でさえ笑えた、訳者が良いのかもしれない
0投稿日: 2018.10.08
powered by ブクログ作者のダグラス・アダムスが絶滅機種を訪ねた旅行記「これで見納め」が超絶面白かったので、 https://booklog.jp/item/1/4622076160 代表作である「銀河ヒッチハイクガイド」に手を出してみた。 *** アーサー・デントは自分の家と大きな黄色いブルドーザーの間に横たわっていた。 役人は言う。「あなたの家はバイパス建設のために取り壊しが決まっているんですよ。半年も前から市役所地下倉庫キャビネットの中のファイル公示しておいたでしょ。見ていない?あまりにも周りの事に興味を持たなさすぎたあなたの不注意だ」 30分後、ヴォゴン星の銀河超空間土木建築課の破壊光線が地球に狙いをつける。ヴォゴン星人は言う。「地球は銀河バイパス建設のために取り壊しが決まっているんですよ。50年も前からアルファ・ケンタウリにある出張所に公示しておいたでしょ。見ていない?あまりにも周りの事に興味を持たなさすぎたあなたの不注意だ」 地球が破壊される30秒前に、アーサー・デントはヴォゴン星人の宇宙船に密航していた。アーサーを助けたのは友人のフォード・プリーフェクト。15年間売れない役者をやっている振りをしたベテルギウス(英語だとビートルジュース。カブトムシ汁)星系の宇宙人で、銀河で一番売れている本、『銀河ヒッチハイク・ガイド』現地調査員だったのだ! 銀河ヒッチハイク・ガイド!銀河を快適に格安で旅するためのお友達、表紙に『パニクるな!』と書いてある。 しかし今回フォードがヒッチハイクに選んだヴォゴン船はヒッチハイカーには手厳しい。 ヴォゴン星人の宇宙船から野蛮に放り出されたアーサーとフォードは、窒息死する予定の1秒前に突如現れた宇宙船、無限不可能性機能(不可能を可能にする機能。恒星間を瞬時に移動する時に同時にいくつかの点に存在することができる)を備えた<黄金の心>号に拾われる。 乗っているのは、ゼイフォード・ビーブルブロックス と、ガールフレンドのトリリアンと、鬱症ロボットのマーヴィン。 ゼイフォードは二つの頭と三本の手を持つ、元銀河大統領。銀河大統領の仕事は、とにかく派手なパフォーマンスをすること。政治なんてやってはいけない、それをしている者たちを隠すのが銀河大統領だ。そしてトリリアンは地球人。少し前に地球に立ち寄ったゼイフォードにナンパされて銀河ヒッチハイクに出ていた。地球が破壊された今では、アーサーと二人で生き残った最後の地球人。 しかしゼイフォードはいまでは追われている。<黄金の心>号の着工式の場から、この船を奪い取ったため、銀河大統領に”元”が付き、いまではお尋ね者。 快楽主義の詐欺師ゼイフォードは、まさしく銀河大統領に相応しかったが、どうやらなにか目的があり、それを隠すために自分で自分の脳に封印を掛けたらしい…。 <黄金の心>号は、かつて栄えて今は眠り続ける星、マグラシアに降り立つ。 そして地球に関する驚愕の事実を知る。 地球上の生命体で、人間は三番目に賢い。二番はイルカ、そして一番賢く地球創立に関わったのはなんとネズミ! ネズミとマグラシア人が地球を作った理由とは? 遥かな昔、宇宙の根本の謎、「生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え」を知るためにスーパーコンピューターが作られた。750万年かかって導き出した答えは、「42」。 「42」?! これを750万年間待ち続けた宇宙中に公表するのか?だれた認めるものか! そこでスーパーコンピューターは再度答えた。それでは「究極の答え」に対応する「究極の問い」を計算するさらに優れた巨大コンピューターを設計しましょう。その巨大コンピュータの名前は「地球」です。 そして宇宙人たちはまたもや究極の問いの答えを待ち続けた。 しかしその答えが出ることを止めたがる者たちもいた。 そこで彼らは「宇宙バイパス建設のため」といって地球を破壊してしまったのだ…。 一難去ってまた一難、前門の虎後門の狼、焼けたフライパンから逃げたら茹だってるお鍋に落ちちゃった? こうして始まったハチャメチャ銀河ヒッチハイク、どこまで行くのか?!…あ、その前にお腹が空いたから、このあたりで一番近い宇宙の果てのレストランへ連れて行っておくれ!(→シリーズ2作目へ続く)
12投稿日: 2018.08.18
powered by ブクログ生命、宇宙、その他諸々に関する究極の問いの答えは…??SiriやGoogleも答えてくれる有名なこの質問はこの本が元ネタです。 シュールで軽快なブリティッシュジョーク満載で、終始楽しく気楽に読めます。裏を返せば、そういう翻訳もの特有のジョークのノリが苦手な人は完全にムリかもしれないけど……私はかなり楽しく読めました。 冒頭、ハイウェイ建設のために主人公の家が壊されることになり、突然ブルドーザーが家にやってきて大騒ぎになるシーン、私はこの時点で面白くてハマりました。 宇宙の広大さを思うと、自分の悩みは大したことないように思えてきますね。困難に直面してもその場を楽しく前向きに切り抜ける方法を教えてくれるような、楽しい本でした。続きを読みたい。
2投稿日: 2018.08.08
powered by ブクログ息もつかせぬ展開で、奇想天外な設定なのに納得してついていける。面白い! 地球は優れた1つの有機コンピュータ、っていう下りにちょっとジーンときた。 作者の言いたいことはこういうことなのかな?っていうのを確かめたくて、とりあえず続編が読みたくなる!
0投稿日: 2018.07.31
powered by ブクログAmazonの100冊から。我々にとって既知の銀河系を、丸ごと再構築して、地球も消滅させちゃってっていうハチャメチャ設定はアリ。本書においては地球人がむしろマイノリティーだけど、その他諸々の宇宙生命体の造形が面白くて、共通認識の違いを利用した笑いとか、楽しめる場面もちらほら。でも、続編はまあどちらでもって感じ。
0投稿日: 2018.07.06
powered by ブクログ冗談がいちいちイギリスっぽくて、好み。生命、宇宙、森羅万象の答えを読んだときは、声を出して笑ってしまった。続編の宇宙の果てのレストランも読もう。
1投稿日: 2018.06.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
傑作とされるSF小説を一通り読んでみようキャンペーンの2作品目。 またしてもハズレ。 銀河バイパス建設のため、ある日突然、地球が消滅。 どこを取っても平凡なイギリス人アーサー・デントは、最後の生き残りとなる。アーサーはたまたま地球にいた宇宙人フォードと、宇宙でヒッチハイクするハメに。必要なのはタオルと『ガイド』。 シュールでブラック、途方もなくバカバカしいSFコメディ大傑作! とあらすじには書いてあります。 面白そうじゃん? 居合わせた宇宙人フォードが陽気で、アーサーを慰めながら色々な惑星をガイドしてくれて、行く先々でトラブルに巻き込まれたら面白そうじゃん? 確かにシュールでブラック、途方もなくバカバカしいけど、そんなにヒッチハイクして無いよ? ほとんど同じ人たちといたよ? ガイドあるのにほとんど使ってないよ? 名前負けもいいとこだお。
0投稿日: 2018.06.02
powered by ブクログ村はずれの家に住むアーサー・デント、家が取り壊され、地球も取り壊され。異星人フォードに連れられ銀河ヒッチハイクの旅に出る。ヴォゴン人の船。無限不可能性ドライブ。またいとこゼイフォード。スラーティバートファースト老人。究極の問い。 おバカSF、まではわかりますが、ネタ元を知らないため、面白さの半分もわかってない感じ。
0投稿日: 2018.04.09
powered by ブクログなんというかついに読んでしまった感が。購入が映画公開時でいつも通り初版。とにかくふんだんにばら撒いた伏線を片っ端から拾っていく。話の展開はバカみたいに早く、章立ても無茶苦茶。ところが、そんな部分が面白いという何とも物凄い作品。ここでその話と繋がるんかいっ!というツッコミは何度となく。話のネタやオチについては一々ここで語るものではないが、わかる所で笑い、わからんところはスルーするぐらい肩に力を抜いて読むべき作品であるなと。
1投稿日: 2018.03.06
powered by ブクログ再読.ただのコメディ小説かと思って読んでいるとキャラクターが時々妙に意味深長なことを言ってくる.SFチックな世界観ではあるが空間スケールがおかしかったりであまり科学的ではない.読んでいると今の自分の悩んでいることなどがだんだんどうでもいいものに思えてくる不思議な作品.
1投稿日: 2017.11.21
powered by ブクログスペースコメディ。イギリスらしいジョークが散りばめられた作品。SF感は少なめだが、要所要所にサイエンスワードが沢山出てくる。
0投稿日: 2017.08.16
powered by ブクログSF。コメディ。 ユーモアSF。面白い! ”ある日突然、地球が消滅”という、思い切った設定から始まり、ユニークな物語が続く。 表紙のおかしさも、この作品らしい名シーン。
0投稿日: 2017.06.10
powered by ブクログ英国製おバカSF。あとがきを読めばいろいろ「ふむふむ」と思うところしきり。でも、この本が最初に書かれたのが1979年(日本ではガンダムが始まった年)というから、そのセンスの全く古びていないことにびっくりだ。いわゆる「ハチャメチャSF」の元祖といっていいと思う。これに影響を受けた作品は洋の東西を問わないのではないか。 モンティ・パイソンや「宇宙船レッド・ドワーフ号」シリーズなんかが好きな人向け。けっして真面目な人は読んではいけません(笑)。 補足。 絶版になっている新潮文庫版(風見淳訳)は旦那が持っていた。"DON'T PANIC!"は「うろたえるな!」と訳されているそうです。
2投稿日: 2017.06.05ねすみは超知性ですか?
宇宙も地球もお役所仕事ですか? とにかく前半の展開が笑えれば後はSFギミックへのアレルギーが無ければ楽しめます。 しかし、ねずみ、イルカ、人間の知性の順番…。 ねずみは霊長類の祖先とはいいますがね。 宇宙の究極の問いのネタは広がりすぎていて、そうですねえという感慨を抱いてしまいました。 ですが、その路線の原典ともいうべきこの作品だけは読む価値があるでしょう。 私も、この神秘の数字の意味付けをして一攫千金の著書を表したいなあ…。 星5つ。
7投稿日: 2017.03.26
powered by ブクログ映画を観た後に原作を読んだけど、どちらも甲乙つけがたい。 くどいほどにちりばめられたユーモアと皮肉が素晴らしい。
0投稿日: 2017.01.04
powered by ブクログどこから突っ込んでいいやら何を取り上げればいいやらさっぱりわからないし、意味はわからないけれど面白いことはわかる。マーヴィン最高。
0投稿日: 2016.12.27
powered by ブクログめちゃくちゃで破茶滅茶なストーリー。だけど強烈に面白かった。 地球脱出の方法、地球が滅亡の理由、それに至る経緯.....めちゃくちゃです。 ネズミの存在、終盤のネズミの依頼....むちゃくちゃで、面白かった。
0投稿日: 2016.08.30
powered by ブクログある日突然、銀河バイパス建設のため消滅した地球。地球人最後の生き残りアーサーは、宇宙人フォードとともに宇宙でヒッチハイクするハメになる。そんなあらすじを読み、「21エモン」みたいな話かなと思ったのですが全く違いました。 有名なSF作品で、元々はラジオドラマ、そして映像化もされているとのことですが寡聞にして知らず、タイトルに惹かれて手にしたのです。読んでみるとシュールでナンセンスなコメディで、にやりにやりとしている間に読み終えました。そしてシリーズ物だと知ったのです。 しかし小さなエピソードの積み重なりですので、この話だけでも楽しめます。そのエピソードのどれもが皮肉に満ちていて、妙な倦怠感さえも快楽に思えたのです。これがイギリスコメディの味なのですかね。 何となく手にした本が面白いというのは幸せこの上ないできごとですので、今後も直感に頼り本を選んでいきます。
2投稿日: 2016.08.18
powered by ブクログ冒頭「星図にも載っていない辺鄙な宙域のはるか奥地、銀河の西の渦状腕の地味な端っこに、なんのへんてつもない小さな黄色い太陽がある。…まったくぱっとしない小さい青緑色の惑星がまわっている。この惑星に住むサルの子孫はあきれるほど遅れていて、いまだにデジタル時計をいかした発明だと思っているほどだ。」 SFっていうか、舞台とキャラクターがSFのナンセンスコメディ。 無限不可能性ドライブに、最も至高な答え「42」に自虐的なロボット。 皮肉と偶然とジョークがたっぷり効いていて、こういうノリ好きだ。空想の飛躍っぷりと、オチがわかってても笑っちゃう。
0投稿日: 2016.07.31
powered by ブクログエゲレス様の高度なジョークは俺なんぞには理解できないかと思っていたが、純粋に楽しく読めた。すごい馬鹿馬鹿しいけど面白い。超弩級だが肩肘張らないSF。
2投稿日: 2016.06.11
powered by ブクログ昔のイギリス人らしいバカ話。かわいいので何もかも許せる。ボートの三人男とほとんど変わらない。イギリス人マジヤバイっすね。 英語で読んだり聞いたりしてみたい。英語の勉強…
0投稿日: 2016.04.18
