
総合評価
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powered by ブクログ『ハードボイルドアクション』みたいな警察物は色々あるが、こちらは別路線。警察内部のゴタゴタを解決する話。これがとても面白い。 『天下り』や『議会の答弁対応』、『無断欠勤』、『婦警不要論』。警察の秩序と面子を守る為、キャリア達が奔走します。人間ドラマに、迫るタイムリミット、最後の一捻りにゾクッとして、短編集でも読み応え充分!
0投稿日: 2025.11.29
powered by ブクログ主人公たち刑事ではないのに、まるで凶悪犯罪を追ってるように錯覚させる緊迫感がたまらない 人事って大変なんだな、、、
0投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログ#読了 警察小説ですけど、殺人やらは出てきません。警察の管理部門の話で、人間ドラマと謎が絡み合い、一気に読める短篇集です。警察内部組織のドロドロとした、話は新しいなぁと思いました。普通の警察小説を想像して読んだら、なんだよってなるかもですが、警察の内側の話だと分かれば楽しめますよ。
2投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
再読、同シリーズの「顔」を読もうとしたら 「黒い線」のネタバレがあるとの事 内容をすっかり忘れていたのこともあり読み直す 似顔絵婦警の失踪。婦警不要論なんてあるんだ 表題作。天下り先の玉突きで退職予定の専務理事が異動拒否。なぜ?ちょっと有り得ない確率 「地の声」生活安全課長とスナックのママとの行為を告発する匿名告発文書が届く。警備課と刑事課 「鞄」県議の質問内容を探る。爆弾を用意している、との事
1投稿日: 2025.08.30
powered by ブクログ警察という組織を扱った作品。 警察対犯人という作品ではなく、警察という組織の中でもがく人物に光を当てた短編集。 なかなか面白い。 どの組織もそうなのだろうけれども、警察は特にムラ意識が強いイメージ。そのイメージを上手く使った作品だと思う。
2投稿日: 2025.08.30
powered by ブクログ【作品紹介】 D県警警務部警務課調査官の二渡(ふたわたり)真治は、警察一家の要となる人事担当である。二渡は「任期三年」という暗黙の掟を破り、天下り先ポストに固執する大物OB尾坂部の説得にあたるが、にべもなく撥ねつけられてしまう。周囲を探るうち、ある未解決事件が浮かび上がってきた…。「まったく新しい警察小説の誕生!」と選考委員の激賞を浴びた第5回松本清張賞受賞作を表題作とするD県警シリーズ第1弾。 警視昇任を控えたQ警察署の生活安全課長・曾根がパブのママと不倫をしているというタレコミが監察課に送られてくる。監察官の新堂は、元公安課の柳刑事を使って、密告者は誰なのか探ろうとする。(「地の声」) 鵜飼県議が、県警を揺るがす不祥事に関する爆弾質問を出すという情報が入る。『議会対策』を担当する警務部秘書課の柘植は、質問内容を調べるために東奔西走する。(「鞄」)など全4篇。 上川隆也、仲村トオルの主演でドラマ化もされている。解説・北上次郎
0投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ読んだ本 陰の季節 横山秀夫 20250801 D県警シリーズの最初の単行本。 捜査一課とかの花形部署が舞台ではなく、警務課とかが人事の問題や議会対策なんかをする中で、解決する中で事件ではないものの筋読みをして解決に向けて取り組むって話で、まあ警察が舞台なんで変な緊迫感があるけど、なんか会社っぽい話ではある。 でも、このストーリーテラーぶりはホントに毎回驚かせるぐらい先を読ませるし、ああそうかって唸らされる。FACEの前日譚もあったりして読みごて十分でしたね。 この人の本は制覇しようと思ってます。
1投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
実家に帰ったついでに本棚から抜き出してきた一冊。 好きな国内作家さんのひとり横山さんのD県警シリーズ初作を再読。 暑苦しく、昭和な息遣い。 封建組織の中に居る者たちの出世レース、権力闘争、腹の探り合い。 警察小説であって、警察小説でない。 日常のミステリ(警察組織編)の様相。 今読んでも唯一無二。 米澤穂信さんの『可燃物』をD県警シリーズっぽいと書いたこともあった。 確かに一筋縄ではいかない人の心の裏事情を料理する様は似てはいるのだが、警務部を舞台にした、これといった派手な事件があるわけでもない(天下り先のOBが紳士協定を無視して辞めない。内部通報の真偽、出どころ。お手柄婦警が失踪、男の影あり。県議会で提出される質問がわからない)中での展開であることを考えると、やはりそこは趣が異なり、同系列の物語が思い浮かばない。 読みながら感じるのは、この自己顕示欲、妬み嫉みにまみれた組織社会の虚しさ、不毛さが大きいのだが、わずかばかりにチラつく矜持、信じる正義への熱き想い。 今の働き方改革の世にはない、失われた鈍い輝きなのかもと思えないでもないところがにくい。 今の若者が読むと、この泥臭さどう映るのだろう。 『動機』も読みます。
45投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログ読んでいて楽しめる。 しかし、仕事を忘れてパァーっとしたいときに読まないほうが良い。読んで気分が晴れることはまず間違いなくない。 でも、読むと楽しい。 それだけ作品に魅力があるということか。
0投稿日: 2025.04.06
powered by ブクログ警務課という日が当たらない部署をテーマに、よくここまで面白く書けるなと驚いた ⭐︎内部で起きた問題は表に出る前処理する人たち、警務課
0投稿日: 2025.03.16
powered by ブクログドラマ再放送で何度も見た作品。今更ながら原作を読みました。通常の警察物とは少し違う視点て描かれており、警察組織の内部を知れる作品だと思います。組織は人が作るというだけあって、心理描写や人間関係が細かく描かれている秀逸な作品です。
1投稿日: 2025.01.29
powered by ブクログ陰の季節..D県警警務部警務課調査官の二渡(ふたわたり)真治は、警察一家の要となる人事担当である。二渡は「任期三年」という暗黙の掟を破り、天下り先ポストに固執する大物OB尾坂部の説得にあたるが、にべもなく撥ねつけられてしまう。周囲を探るうち、ある未解決事件が浮かび上がってきた…。 地の声..Q警察署の生活安全課長が『パブ夢夢』のママとできているという、タレコミの封書が届く。新堂はこの密告文書について調べることになるが。 黒い線..D県警警務課の婦警担当係長の七尾友子。機動鑑識班の平野瑞穂巡査が無届け欠勤していると電話連絡を受ける。瑞穂はひったくり犯の似顔絵を描いて、 その似顔絵をもとに犯人が逮捕されていたのだが。 鞄..警務部秘書課の課長補佐である柘植正樹は『議会対策』がその職務である。 柘植は鵜飼県議が県警に向けて、『爆弾質問』をするとの情報を教えられる。 柘植は鵜飼の『爆弾』の中身を確かめようとするが。
1投稿日: 2025.01.21
powered by ブクログ登場人物にあまり感情移入ができなかったです。きっと短編小説が苦手なんだと思います。ありふれた展開でない良作にも関わらず記憶にあまり残らなくて残念
1投稿日: 2025.01.15
powered by ブクログ警察物だと事件の解決とか凝ったトリックに期待しがちだけど、横山さんの作品は心理描写が桁違い。 めっちゃ面白い。
0投稿日: 2024.09.28
powered by ブクログ警察小説が好きなので読んでみましたが こちらの小説は警察内部の話で 起こった事件をチームで解決していくような ものではなかったです 読み始めて、あー64ロクヨンもこんな 感じで眠くなって退屈して読むのを 諦めたなと思い出しました 今回も自分には退屈で途中までしか 読めませんでした 好みの問題だと思います
2投稿日: 2024.09.27
powered by ブクログ横山秀夫作品は面白い。 凝ったトリックはなく、心理トリックというか、視点人物の錯誤が中心になっている。 探偵ものによくある、調査フェーズが退屈という問題が無いのは、主人公が上司からのプレッシャーで苦悩している姿がヒリヒリするからだろう。 組織内で問題が起こる。 主人公は解決を命じられる。 解決できなければ組織内での評価が下がる。 それは社会的死を意味する。 社会的生命の危機を感じる主人公は操作は、自ずと生命の危機を感じさせるヒリヒリした物語になる。 退屈なミステリーは操作フェーズが退屈なのだ。横山作品の主人公はヒリヒリしている。 だから面白い。 4作品の中では「鞄」が好みだった。 上司からの無茶ぶりに苦しみながら、上昇志向に取りつかれた主人公は逃げる選択を考えられない。リアルなサラリーマンの姿がそこにある。 ・陰の季節 天下り先の先輩が暗黙の了解を無視して、居座ってしまう。 ・地の声 まじめなベテラン警察官がホステスと繋がっているというタレコミがあり…。 ・黒い線 似顔絵担当の婦警が行方不明に…。 ・鞄 県議会で警察に打撃を与えるような発表をするという議員への対処で右往左往する広報官。
1投稿日: 2024.06.07
powered by ブクログ警察の内側である管理部門の面々を主役とした短編ミステリー。 警察担当記者という過去を持つ作者であるだけに、警察内部の出世競争、人事異動などの内情がかなりリアルに描かれていると思う。 ただそれだけに、これが現実なだけに、奉仕の精神で公正に職務に専念すべき警察が、出世や人事や定年後の天下りごときに真剣に頭を悩ませて命をかけてんじゃねぇよ、もっと高い使命感を持って仕事しろよ(笑)、という気持ちが常に傍らにあった。 横山秀夫は大好きな作家の1人で、作品としては面白く、決して作者が悪い訳ではないのだが、、そして普段から警察官という職業にも尊敬の念しかないのだが。 この作品は外で起きる事件ものが警察小説のスタンダードであった中、警察内部である管理部門(警務、監察など)を舞台として描かれたミステリーであったことから注目を浴びた作品なので、その分野の話に興味のある人には合うのかもしれない。
11投稿日: 2024.02.18
powered by ブクログ古い作品であるものの陰日向に咲く警務部門の警察官の葛藤が精巧に描かれている。 凶悪犯人を追いつめなくても行き着く先が気になり短編小説であることも重なってつい一気読みしてしまう。古くても新しい警察小説
0投稿日: 2023.10.16
powered by ブクログ面白かった! 警察ものですが、捜査や犯人や刑事は出ず、人事や管理職など裏方に徹する人たちの物語。 短編集です。 どの物語も最後はどうなるか、ギリギリまで分からず、ついつい先を急いでしまいます。 どの業態もそうですが、仕事の数だけ悩みもやりがいもあるし、人の数だけ駆け引きもある。 そんな人間臭いところに共感しました。 オススメです♪
39投稿日: 2023.06.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
警察物4篇。事件物ではなく、管理部門を題材にしている点が面白い。二渡、尾坂部、赤間が登場するなど64と同じ世界線。 表題のオチがどうにもしっくり来ず★4つ。 64、半落ちと共に真相に繋がる部分で少し弱く感じてしまう。心の何処かでありえないオチと思ってしまうのは読み手の問題か。
0投稿日: 2023.05.18
powered by ブクログ警察ものは久しぶりに読みました。 この「陰の季節」は警察ものですが警察内部の事件?事情を扱っていて、面白かったです。 警察もので人が死なないってなかなか斬新ですよね。それでいて面白い。 陰の季節 ★★★☆☆ 地の声 ★★★★☆ 黒い線 ★★★☆☆ 鞄 ★★★☆☆
6投稿日: 2023.03.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
警察ものと聞くと捜査絡みの物語を思い浮かべるが、ここでは裏方とされる警務課や警備課が取り上げられている。 どの話からも地位への執着や人の執念が見られ、人間臭さを感じさせる本作。言葉一つ一つに共感することもしばしば。定年間際、人事目前など節目において何か成し遂げたいと思うことは普通だが、こうも人を変えてしまうものかと少し恐ろしくなった。 節目に立たされた時、私は一体何を思うのかな〜
1投稿日: 2022.11.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
再読。「顔 FACE」を最近読み返して、先輩婦警・七尾さん側から見た話がこれに入ってると知って読み返した。4篇の短編集。ほんと、この人が初めて刑事以外の警察官の主役にして小説を書いたんじゃなかろうか。知らんけど。これがデビュー作とは思えないくらい読みやすいし、面白いよなー。やっぱ出生欲がないと警察官になろうなんて思わないんだろうか。と思うくらい、みんな野心家だわ。しかし、まだ読んでない横山秀夫作品がたくさんあると思うと楽しみだわ。
0投稿日: 2022.10.24
powered by ブクログ横山秀夫。警察小説の短編集であり、それぞれ別の人物を主役においた群像劇である。警察小説としては珍しく捜査部門ではなく管理部門がメインで、警察の内部で起きた事件を内々で処理する一風変わったストーリーとなっている。 短編集でとても読みやすく、組織人としての悲哀を感じられる一冊でした
1投稿日: 2022.10.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
舞台は警察の中の警務課、監察課、秘書課などに属する側のミステリ短編小説集。 ■陰の季節:★★★ 退官後の天下り先にて暗黙の任期を守らないOB尾坂部道夫。 その理由とは・・・。 ■地の声:★★★★★ 17年昇進できない、曽根警部の密告文が届いた。 その真相は・・・。 ■黒い線:★★★★ お手柄をあげたはずの婦警が翌日自ら失踪する。 調べるうちに事件や事故ではなそう、男の影もあるが果たして・・・。 ■鞄:★★★★ 県議会での質問に鵜飼議員から爆弾質問があるとの情報が入る。 大慌てで質問事項を聞き出そうと奔走するが・・・真相は。 「黒い線」は正直、胸くそ悪い真相だったけど最後まで真相が読めなかったので面白かった。 「地の声」、「鞄」は権謀術数という感じで非常に面白かった。 が、どれも真相がわかったところでモヤモヤする。 いや、真相がわかったからこそか。 良くも悪くも組織や世の中は汚い。 汚いこと自体が必ずしも悪いとは言えないし時には必要なのだろうなとは考えさせられる。
0投稿日: 2022.08.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
良い。 横山秀夫、やっぱり良い。 ドラマ化したら、俳優は誰がいいだろうか、なんて考えてしまう。 最も信頼する組織警察も人間の集まりであることを上手く描いている。実際もここまではないと思うが、いくらかはありうる話だと思わされる。
0投稿日: 2022.08.06
powered by ブクログD県警シリーズは「64」「震度0」を読んでから手に取ったが、こちらを先に読んだ方が良かった。 4つの作品は二渡調査官が絡むが、主役は陰の季節のみだ。ミステリーというより組織で起こるであろう人の問題にスポットを当てている作品である。 事実がわからなかったり妄想で右往左往する様は政治でもどこの企業でも見受けられる残念な事象である。 「陰の季節」は、警察を引退後再就職した尾坂部の人事を二渡調査官が対応していく。意外な動機が待っている。 「地の声」は浜浦署生活安全課長の曾根和男警部が、取締り対象のパブ夢夢のママあゆみと不倫していると密告から始まる。二渡は、元部下の柳と内定を進め密告者を探していく。曽根の天の声に見放された地の声が響く。最後にはなるほどと思えることが待っている。 「黒い線」は婦警の失踪、警部の友子がなぜ平野瑞穂が失踪したのかを調べていく。データばかり集め、意味のない仕事を増やす人はどこにでもいるものだ。そして組織ばかり気にして人を見ないものも。少しスッキリする結末が待っている。 「鞄」は議会対策を題材に警察内部の管理部門を描いている。D県警に対して爆弾発言をすると言う鵜飼議員の鞄の中に原稿があるらしい。最後に4つの作品全てをまとめる言葉が待っている。
6投稿日: 2022.07.31
powered by ブクログD県警シリーズの第一作目を含む短編集。一つ一つの作品に、地に足がついたドラマがあって、すべて最後が腑に落ちる。おどろおどろしく、こけおどしの展開だらけのミステリーにはない味わいがある。
0投稿日: 2022.06.16
powered by ブクログ横山秀夫氏のデビュー作。D県警シリーズ第一弾。D県警シリーズの第ニ作を先に読んでしまったが、本作の方が面白かった。警察ミステリーだが、犯人逮捕やアクションシーンは無い。警察管理部門の話である。
10投稿日: 2022.06.11
powered by ブクログ松本清張賞を受賞した表題作を含む、四編が収録された短編集。 横山秀夫さんのデビュー作です。 警察小説と銘打つ作品は数あれど、警務課、監察課、秘書課など、これまで取り上げられなかったと思われる部署にスポットを当てる、その着眼点が素晴らしいと思いました。 殺人事件の捜査でなくとも、謎の提示から真相の解明に至る道筋は、ミステリそのものといった印象で、更に言うならこの作品集は、警察内部の日常の謎といった趣もあるのではないでしょうか。 「新しい警察小説」という言葉にも納得の一冊です。
0投稿日: 2022.05.28
powered by ブクログ管理部署に焦点を当てた警察小説。 内部で勃発したそれぞれの事件を解決するため奔走する。 自分の職務を全うしているはずなのに、何故か味方がいない。 まるで独りで戦っているように思えてならない。 もう『鞄』の最後の言葉が全てを物語っている。 ストーリー自体は面白い。 だけど、悲哀が漂う人間ドラマだった。
0投稿日: 2022.03.20
powered by ブクログ警務部の中の課を描いた小説。 自分が知らない部課内の事やそこで働く人達の、 仕事に対する姿勢、やるせない感情、組織内の人間模様を面白く読ませていただきました。
0投稿日: 2022.03.06
powered by ブクログ読んでいて鬱屈な気持ちになりました。 でもそれが正解の短編集ですね。 内部に焦点あてて面白かったです。 でも最初の話は有期契約にしとけばいいのではと思わないでもなかったけど、話の着地点は鬱屈させられつつも良かったです。
0投稿日: 2022.02.02
powered by ブクログD県警シリーズ第1弾! 組織にあんまり依存しない一匹狼的な刑事が事件を解決する。そういうのが多いけど、このシリーズは違う。 このストーリーのメインは、捜査一課とかの華々しいとこやなくて、秘書課とか、警務課とか管理部門みたいなとこ。 人事に力あるとか、そんな人が主役。 二渡さんが、メインな気がするけど、エース一人にスポットを当てるんではなく、組織の複数の人を対象にしてる。 こんな縦社会&男社会の組織に、忠誠を誓って、墓場までってのでええの?とは思う。 出世とかそんなんに力入れてるけど、これは、普通の会社でも同じ事。 私自身が、出世とかそんなんに縁のない人なんで、大変やなぁとは思うけど、「ふ〜ん…」って感じ。 色々、権謀術数は面白いけど… 警査内部、腐っとるやんけ!上ばかり見て!もっと、国民、市民の為に動いて〜
35投稿日: 2021.08.23
powered by ブクログ普段スポットの当たりにくい警察内部の話なんだが、コレが実に興味深く、面白い。 警察特有の身内意識がより問題を難しくしたり、身の振り方で変わる出世への執着など刑事物には無い言わば「警察物」。警察もエリートになると大変。
1投稿日: 2021.06.26
powered by ブクログ警察組織の顔となる刑事部ではなく、管理部門を主人公に据え置いたD県警シリーズ第一弾の短編集。警察小説然としたのは表題作のみで、残りの三作品は県警内部の社内政治が軸となる。登場人物の胸中にあるドロドロした野心や人事考課への自己保身は民間企業の比ではないが、終身雇用制度が揺らいだ現代社会を生きるサラリーマンとしては組織への滅私奉公的な働き方に疑問符も浮かぶ。表題作の『死ぬまで組織と縁が切れない』という台詞を鑑みても、家庭を顧みず、警察(カイシャ)人間として組織に人生を捧げる職員たちの姿は深い悲哀に満ちている。
1投稿日: 2021.06.03
powered by ブクログ久しぶりに横山秀夫を読みたくなって昔の文庫本の「山」から引き出した。完全に内容を忘れていた。面白かった。2003年2月読了のメモがある。この頃は感想文を直ぐにスマホに入れ込むなんて出来ないから章と章の間の白紙にメモしていた。 感想文の内容は省略するが、どうやらこれが横山秀夫を読み始めた最初らしい。D県警シリーズの最初だった。社会的事件ではなく、県警内部の〈事件〉を扱った短編集である。この後4年間ぐらいで立て続けに横山秀夫が10冊ほど文庫本が出て全部制覇したのを覚えている。 それほど新鮮だった。時の流れを感じる。 小説内では、まだぷかぷかタバコを吸い、家には刑事専用の電話があり、ファックスがメールの代わりになっている。まるで昭和のようだけど、21世紀の文庫本なのである(初出は98年)。4編のうち2編は警察内の出世のために東奔西走して敗れてゆく話。一編は昔気質の元刑事のプライドの話、一編は目に見えない女性差別の話。て、そんな話ではないという人も居られるかもしれないけど、私にはそう読めた。いずれにしても、少し話の構造が当たり前だけど古い。現在、横山秀夫の新作のスピードが落ちているのも、新聞記者時代のネタが尽きてもうネタ元が(死んだり退官して)居なくて描けないことに理由があるのかもしれない。
53投稿日: 2021.05.07
powered by ブクログ陰の季節 横山秀夫著 1.横山さんとのあゆみ クライマーズハイ、64、第3の時効、真相、半落ちという具合に読み進めてきました。 長編小説では、物語の展開がクライマックスまで読めないことの面白さ、短編小説では登場人物の感情そして表情の描写が心地よい余韻へとつながっていました。 2.陰の季節 短編小説です。 読了後の感想は、心地よい余韻、、、というわけではありません。笑。 警察内部、しかも、刑事部門ではない組織を描写せているためでしょうか? 切実な心象を残します。 3.陰の季節。こんな方におすすめ ①横山秀夫さんが好きな方向け ②ミステリー好きだが、どろどろは嫌な方向け。 ③ミステリー謎解きは好きだが、多少予想ができる展開が好きな方向け。 #横山秀夫 さん #読書好きな人とつながりたい
20投稿日: 2021.03.24
powered by ブクログ先にFACEを読んでた。4話の短編で所々にニ渡が出てくる。40歳で警視になりクールなニ渡が第一話で、元刑事部長に翻弄され珍しくうろたえる様もありですね。黒い線はFACEの平野瑞穂巡査が無断欠勤してしまうが、原因を作った上司の顔を引っ叩いた先輩婦警の友子に胸のすくおもいでした。
6投稿日: 2020.12.11
powered by ブクログ二渡がすっかり好きになった。他の話で登場すると二渡の意見はどうなんだ、何をしてくれるんだと興味が沸き上がり、最後まですんなりと読めた。 警察組織の構造については全く明るくないが、少し興味がでた。 謎が解けていく爽快感と共に心理に迫っていく上で悲哀を感じて切なくなった。
0投稿日: 2020.12.11
powered by ブクログD県警シリーズの第一弾 表題作含む4作品 警察小説ですが管理部門系 いずれの作品もなにか新鮮でした 終盤の謎解きに、そういうことかと!? おもしろかったです
2投稿日: 2020.11.29
powered by ブクログ11/14夜、いざ。 11/19朝、読了。 面白かったです。いや、面白かった。 殺人事件とか死体が発見されたとか失踪したとか、定番の発端ではないのにもかかわらず、引き込まれました。 警察モノといえば、警視庁捜査一課の刑事が主人公とゆー作品が多い気がします。 そちらを「陽」とすれば、この作品はまさしく「陰」か。なるほどタイトルが『影の季節』………。 粋ですな。粋。玄人好みの作品ではないかと思いますが、ミステリーの空気感がキチンとあって楽しめます。万人にオススメ。 改めて、著者の力量に唸らされた。ぜひ。
1投稿日: 2020.11.14
powered by ブクログ警察内部の人間模様を描いた短編集。ムラ社会の維持や出世のため、このレベルのことが現実でも実際にあるのだろう。狭い世界で生きる登場人物に哀しさが感じられる。
0投稿日: 2020.10.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
警察小説とも言うべきもの。楚歌も犯罪や捜査ではなく、役所・組織としての警察を描いたものであり、そこに組織人として官僚として―― そういったある種生々しい人物描写がなされている作品。 面白かった。
1投稿日: 2020.09.06
powered by ブクログ久々に再読。ほぼ内容覚えて無かったので、改めて楽しみました。警察ミステリーを、犯罪事件ではなく警察組織をテーマにした良作ですね。そもそも山本周五郎賞を別作品で取られてて、山本周五郎はながい坂では時代劇だったので何故だろう、と思ってはいたのですが大衆文学という整理なんでしょうね。
3投稿日: 2020.06.28
powered by ブクログ友人に借りて読みましたが、 あまりハマりませんでした…。 警察小説が苦手なので、お好きな方にとっては、面白い小説なのかもしれないです。
0投稿日: 2020.06.27
powered by ブクログ刑事物といったら殺人の捜査など、血なまぐさいもののイメージだったけど これは事務関係の話。あたりまえだけど警察にも庶務や人事がいるんだな。 違った視点の刑事物でこれまためちゃくちゃ面白い。 こっちの方がリアルに感じる話ばかりだった。
0投稿日: 2020.05.22
powered by ブクログ心情描写に引き込まれる。『64』を読んだ後に読んだので、つながりを見つけると嬉しくなった。(Audibleで読了)
3投稿日: 2020.03.11
powered by ブクログ後の刑事小説の基になったと思える一冊。「震度0」に見える警察機構内部の軋轢と個人の存在意識。「顔」のストーリーの面白さなど、その後の作品の原点を感じた。
7投稿日: 2020.02.05
powered by ブクログ横山秀夫の警察物は相変わらず良い。 本作(D県警物)は内向きの警察作品という事だが、外回りの警察作品に引け目を取らない面白さがある。 D県警物として読んだのは私は本作が2作目だった。 初めて読んだのは、似顔絵婦警・平野瑞穂が主役の「顔」で、本作に登場した時、ん?と思ったらD県警物だという事を知った。 読了後にD県警物の64を読むつもり。
5投稿日: 2019.11.17
powered by ブクログ警察組織の警務課、秘書課、鑑識課など普段スポットライトをあまり浴びない裏方的部署を取り上げた、切り口の違う4つの短編集。ちょっと展開に無理矢理感があり、そんなにみんな出世に貪欲なの?という疑念もありつつ、ぐいぐい引き込む文章力はさすが横山秀夫。
3投稿日: 2019.11.13
powered by ブクログ内容紹介 D県警警務部警務課調査官の二渡(ふたわたり)真治は、警察一家の要となる人事担当である。二渡は「任期三年」という暗黙の掟を破り、天下り先ポストに固執する大物OB尾坂部の説得にあたるが、にべもなく撥ねつけられてしまう。周囲を探るうち、ある未解決事件が浮かび上がってきた…。「まったく新しい警察小説の誕生!」と選考委員の激賞を浴びた第5回松本清張賞受賞作を表題作とするD県警シリーズ第1弾。
0投稿日: 2019.11.05
powered by ブクログこれまた期待を裏切らない内容。長編だとかなり気合入れないといけないが、短編だと展開も早くあっという間に読み終えてしまう。
0投稿日: 2019.10.08
powered by ブクログ1998年第5回松本清張賞受賞作を表題作にしたD県警シリーズ第1弾。 警察ミステリーだが、捜査一課や二課の刑事が鮮やかに事件を解決していくという一般的なミステリーではなく、主になるのは警務課や秘書課などという構図が斬新で面白い。その分、内部事情に入り込むため少し込み入った内容になるので、難しい部分はあるが読みごたえがある。警察内部を舞台にするため、全てに渡って「疑惑」がキーポイントになっているように思える。 全4編収録されているが、同じD県警を舞台にしていながらも主人公が全て異なるので新鮮な感じを受ける。1話目から順に読んでいくことで、「あーこの人、前話では主人公だったな」とか「意外と癖のある人物だったんだ」ということも分かり、見方変われば何とやらといった感覚も楽しめる。
2投稿日: 2019.10.05
powered by ブクログ仲村トオルさんや上川隆也さんが演じている「陰の季節」の原作です。 短編集。そして全て警察内の出来事を取り上げた小説です。 内容はテレビで観て知っていましたが、原作もとてもおもしろかったです。
0投稿日: 2019.08.16
powered by ブクログ警察だって組織。だからこそ会社員みないな泥臭い争いがあるんですね。当たり前だけど、そんな姿はあまり想像していませんでした。純粋なお巡りさんの集まりであって欲しかったです。
2投稿日: 2019.07.09
powered by ブクログ64を読んだ後でそれがD県警シリーズの一冊であることを知り、興味を持って手に取ったシリーズ一作目です。異色と言われるだけあって、殺人事件の犯人を追うようなものではなく、警察内部の謎をいわゆる内勤の人たちが追っていきます。短編ごとに主人公が違いますが人物がリンクしている所は読みやすくて嬉しいです。各々の登場人物について家族や過去などの背景がしっかりしているためなのか実にキャラがリアルで、内部の様子などが時に必要以上に生々しく薄ら寒くさえ感じられ、筆力に圧倒されました。シリーズの続きを読むのが楽しみです。
1投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログ噂に違わず面白いね( ´ ▽ ` )ノ 警察署内のいざこざが中心で、いわゆる刑事と呼ばれる警官はほとんど出てこないとこがミソ( ´ ▽ ` )ノ 古今東西変わらない 組織の構造的な歪み・淀み・腐敗が主題ゆえ、どこの誰にでも共感できる普遍性があるね( ´ ▽ ` )ノ 堅苦しいお役所が舞台だからか、お家騒動なんかの時代小説に近い趣( ´ ▽ ` )ノ 全編に渡って登場する二渡も、それこそ「目付」「横目」みたいな役どころ( ´ ▽ ` )ノ ちょっとしか出てこないけど、マスコット婦警・林純子ちゃんがかわいかった(´∀`*)ウフフ 2019/04/17
1投稿日: 2019.04.17
powered by ブクログD県警を舞台にした小説。単純に犯人を捜すミステリではなく、県警人事を絡めたミステリ短編集。まさに伏魔殿。
0投稿日: 2019.04.09
powered by ブクログベーシック。スタンダード。これまで気の向くままに横山氏の本を読んでいたが、これはそんな気持ちにさせられる一冊。とりあえずこの一冊を読んでおいた方が、後々の本を楽しく読めるだろうなぁと、半ば答え合わせ的な感じで読んだ。特に『顔』を読む前に読みたかった~。短編集4編だが、どれも警察の苦悩・悲哀がにじみ出るなかなかの良作揃い。だが、突き抜けての個人的お気に入りはめずらしく出なかった。どれもハイアベレージなんですけどね。
1投稿日: 2019.03.05
powered by ブクログ警察組織の管理部署を舞台とした連作ミステリー。犯罪ではないが、ガチガチの縦社会である警察組織がゆえに起こる、さまざま思惑。それが隠し事につながりそして謎解きとなる。それがミステリーとなるという着眼点と、警察組織に対する情報の精通が凄い。
0投稿日: 2019.02.23
powered by ブクログ全編通して暗い...。ただその暗さが人の裏側を描いていることに密接にマッチし、独特の世界観を紡ぎ出している。二渡、新堂などの登場人物の組織内でのし上がろうとするキャリア観はこの時代の為せる技だろう...。 警察を舞台とした違う切り口で語られる物語でいっき読みできます。
3投稿日: 2018.12.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『64』『半落ち』を読んだけど、イマイチ、パッとしなかったので、期待しないで手に取りました。 が!おもしろいじゃないですか!短編、最高です。 心理サスペンス、っていうらしいけど、警察小説そのものではなく、その内部のお話。 ちょっとハマってしまいそう。
1投稿日: 2018.10.25
powered by ブクログ県警内、捜査課でない各部署の警察官が主人公となる短編からなる警察小説。組織内部の論理に従いながら各々の出世を意識しつつ問題に取り組む。警察という官僚組織が様々な組織が内包する問題をデフォルメするのに最適なんだろうな。このシリーズも読破しよ。
0投稿日: 2018.10.09
powered by ブクログ良質短編集!警察にうずまく嫉妬や妬み…あまりスポットが当てられないような課でも、おもしろく重厚に物語を展開出来る横山さん凄い。
0投稿日: 2018.06.27
powered by ブクログ警察一家の要となる人事担当の二渡真治は、天下り先ポストに固執する大物OBの説得にあたる。にべもなく撥ねつけられた二渡が周囲を探るうち、ある未解決事件が浮かび上がってきた…。
0投稿日: 2018.06.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
収録作品 陰の季節 地の声 黒い線 鞄 D県警シリーズ第一弾。 警察小説ではあるが、”裏方”ともいえる部署の人間を主に描いた短編集。 『陰の季節』に出てくる二渡(ふたわたり)は人事に携わる、警務課。 『地の声』の新堂は監察課。 『黒い線』の七尾は元機動鑑識班、現在は二渡と同じく、警務課の婦警。 『鞄』の柘植は秘書課。 ぱっと課名だけ聞いても、ほわんとしたイメージしか浮かばないのが、情けないところである。 D県警シリーズ、とあるだけあって、すべての作品がつながっていて、さっき読んだ作品の登場人物が他のところでも顔を出したり…と、シリーズの醍醐味、楽しさがある。 二渡調査官が”エース”と呼ばれているのがカッコイイ!と一人、にまっとしてしまった…。 普段、のんびり暮らしているだけの私には、まさか警察の中でこんなやり取りや駆け引き、内部で静かな闘いが行われていることなど、知るよしもない。 だから、実際に登場人物と同じ思いなんて、したこともないし、きっとしないだろうなとも思うのだけれど、のめりこむ。 現実の警察内がこんな風だとは勿論言えないけれど。 相変わらず、男たちの野心やぎらぎらした心理描写に、ハラハラドキドキさせられる。 ひとを思いやる心、が尊い世界ではない。 婦警の七尾さんの親心的なくだりはほっとしてしまう。 横山作品は、いつも、丁寧に張り巡らされた伏線が、後半の後半で、ぐんぐんと収束され、思わず、登場人物と一緒に「!!」とラストを迎えるのが、すごく好き。
0投稿日: 2018.05.10
powered by ブクログ何年かぶりの再読だが相変わらず奥深い。このD県警シリーズはハズレがない。たいしたもんだな横山秀夫。二渡の人物設定なんて見事としか言えない。
0投稿日: 2018.02.11
powered by ブクログfaceの主人公、平野巡査が初登場。こういう経緯があっての、ということですね。 どういう順番で読んでも面白いですね。 二渡警視はこの作品が初見か。表題作陰の季節がいいね。
0投稿日: 2018.01.27
powered by ブクログ「陰の季節」「地の声」「黒い線」「鞄」の四編を収録。警察内部を題材にした濃い人間ドラマが面白かった。特に「影の季節」と「黒い線」が好きです。二渡さんは『64』にも出ているんですね。『64』は読もう読もうと思ってもなかなか手が出せずにいましたが、今度こそ読んでみます。
0投稿日: 2017.12.10
powered by ブクログ面白かった。 普通の警察犯罪ものではなくて、視点がとても面白かったですね。雰囲気的にはハードボイルドな感じですが、短編ごとのミスリードさせようとするでもなく、うならせる読後感。とてもセンスを感じますね。よかったです。
0投稿日: 2017.12.01
powered by ブクログ警察小説の枠にとらわれない、粒ぞろいの短編集 世間の事件を追うだけが警察の仕事ではありません。例えば表題作「陰の季節」では、警務課の調査官・二渡の人事異動を巡る争いがテーマですが、卓越した人物描写によって、密度が濃く迫力あるストーリーに仕上げています。魅せる短編に、派手な事件は不要だと思いました。 特に凄まじいのは「地の声」。どんでん返しの末の結末に何を思うか。社会に身を置く者は、常に死の恐怖と向き合って生きていく戦士なのでしょう。
1投稿日: 2017.10.10
powered by ブクログ「半落ち」で感動した後、すぐに買って読んだ。 「半落ち」は刑事事件を題材とする点でスタンダードだったが、こちらはまさかの警務部を主役にした警察小説。 横山秀夫氏には、記者時代からの本物の(元)警察官複数人がブレーンとして存在するんでしょうね。でないとこんなものは書けっこない。徹底してリアルな組織の設定、しかしその中で「人間」を分厚く細やかに描く力は、想像や生半可な取材で得られるものではない。本当に見事です。 唯一の違和感は、二渡をはじめ、いくらなんでも昇任が早すぎることくらいか。それとも、40歳で警視になることが可能な県警が現在も実際にあるのだろうか。横山秀夫があると言うなら、あるのかもしれない。
0投稿日: 2017.05.03
powered by ブクログ『64』を読んで、久しぶりに再読。二渡は相変わらずいい味出しているな。「まったく新しい警察小説」と評される本作。警察小説にも関わらず、事件発生からの犯人逮捕劇を描くわけではない。D県警本部の警務部、各係を舞台に警察内部を描く。警察小説でいつもスポットライトを浴びるのは刑事だが、警察組織にはそれぞれの持ち場があり、それぞれの闘いがある。とても人間らしくて、素晴らしい作品だと思う。
0投稿日: 2016.12.25
powered by ブクログ横山秀夫の警察小説は、捜査する刑事にスボットライトを当てるのではなく、管理系の目立たない(でも実際は怖い)警務部を主人公にしていて、立派な推理小説になっていることだ。今回の「陰の季節」は4編全てD県警だが、主人公が違う課になっている(警務課、監察課、秘書課)。統一で登場するのは警務課の二渡警視だが、主人公を張るのは標題の「陰の季節」のみ。(そう言えば大ヒットした「64」も主人公は広報課だったっけ!)
0投稿日: 2016.12.23
powered by ブクログ「顔」に続いて二冊目。警察の管理部門で立ち回る人々のお話。当たり前だけど、警察もお役所なんですね。天下りや議会答弁など、今まで考えたことがなかったです。二渡さん、クールだな、その後どう出世していくのか気になる。瑞穂の事件がでてきて、これが発端かと腑に落ちました。次も読んでみたい。
0投稿日: 2016.12.23
powered by ブクログ先にこれを読むべきだったと、激しく後悔。64を再読したら全然違ったとらえかたできたのかも。 せめて、動機くらいは読み直してみようかと。 それにしても二渡さん、どこまでも鋭いなぁ。
0投稿日: 2016.12.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
D警察内で起こる出来事を 様々な人の角度から見た 短編集である。 最後にスッキリと解決されるので モヤモヤも無いが、 短編集は種明かしが早いので 読んでるうちから心が次の話に飛んでしまう。 やはり長編でじっくりと読み進める本が 自分には合っているなぁ~。
0投稿日: 2016.12.14
powered by ブクログD県警シリーズ、「64」が重厚感ある良い小説だったのが、ほかの作品も読みたいと思ったのがきっかけ。捜査畑メインの話ではなく、鑑識課、秘書課といった課をメインにした物語。管理側の方をメインとした作品であり、警察組織の内部事情が描かれ、昇進などに関する警察官の思い、昇進によって、仕事に対することや人間性も変えると感じさせた。それに加え、各課の話の事件の展開もめまぐるしく変化し、最後に意外な何かが発見され、終わり、面白みがあるものだった。最後の秘書課の話、議員をめぐる事件の話は灰色がかったものを感じさせる。
0投稿日: 2016.12.11
powered by ブクログ仕事してくださいよ、仕事。 身内の足の引っ張り合い、それも陰湿な、気持ちの悪い…。 こういうのほんと嫌。 まともに仕事してる人が被害者になるなんて、どういう世界だ。 なんでどこもここもそうなんだろう。 保身保身、保身はいいよ、大事だよ、でもその分仕事してよ。保身だけして仕事しないのは給料泥棒だよ。
0投稿日: 2016.10.27
powered by ブクログ短編4編。さすがの視点というか、主人公の設定が絶妙で、飽きさせない世界観は安心のブランド。人情描写も機転が効いてて、いつもながら心の栄養にももってこい。でもやっぱり、長編にこそ、彼の素晴らしさが遺憾なく発揮されると思います。当たり前だけど。
0投稿日: 2016.06.01
powered by ブクログ64以来のこの作家さんの作品を読みました。 評価は高くないのはワタシの問題です。短編小説はあまり好きではないのですが、この作品は短編と思わずに読んで、がっかりしたので評価を下げています(自身の備忘的な意味も込めて)。 好きでない短編でありながら、最後まで読めました。一定の面白さはありましたが、64のような重厚感は短編では望むべくもなく、あっさり終わってしまって残念でした。 この作家さんの長編をまた読みます。
0投稿日: 2016.05.06
powered by ブクログ内容紹介 警察一家の要となる人事担当の二渡真治は、天下りポストに固執する大物OBの説得にあたる。にべなく撥ねつけられた二渡が周囲を探るうち、ある未解決事件が浮かび上がってきた……。「まったく新しい警察小説の誕生」と選考委員の激賞を浴びた第5回松本清張賞受賞作を表題作とするD県警シリーズ第一弾! 表題作他、「地の声」「黒い線」「鞄」の短篇四篇を収録。
0投稿日: 2016.05.02
powered by ブクログドラマやってたので再読。横山氏のは映像化にむいてるのね。読んでるとやっぱりイライラしてくるんだわ。階級社会で生きていくことの大変さは分かるけど、ちょっと引いちゃうのよねえ。
0投稿日: 2016.05.01
powered by ブクログ横山秀夫のD県警シリーズ第1弾となる短編集。 「64」にも登場するD県警警務課の人事担当の二渡真治のエピソードを皮切りに、監察課、鑑識課、秘書課といった内勤の部署にスポットを当てた内容で綴っています。 いや、スゴい警察小説です。短編集なのに、先が気になっての一気読みでした。満足の一冊です。 ドラマ化もされるようで・・・ちょっと興味です(^_^;)
0投稿日: 2016.04.17
powered by ブクログD県警シリーズ第1弾。警察小説なのに犯人が出てこない。警察内部の話「まったく新しい警察小説の誕生!」に偽りがなかった。表題の「陰の季節」が一番おもしろかった。TVドラマにもなるみたいで是非みたいと思う。
0投稿日: 2016.04.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
警察小説なのに、捜査畑ではなく管理畑の人間を主役に書かれた「管理部門小説」。舞台であるD県警本部内部に起きた事件にスポットを当て、目先の「解決」だけでは済まされない葛藤や悲哀を紡いでいく。派手な事件や描写はなく、むしろ地味な事案ばかりなのに、巧みな心理描写とさりげない挿話にいつの間にか引き込まれる。しみじみとした余韻の残る、行間まで素晴らしい作品。
0投稿日: 2016.04.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2016年18冊目。 安定の横山秀夫作品。こないだ読んだ動機よりも前の作品。二渡の名前に聞き覚えが・・と思ったらドラマ64で吉田栄作が演じてた役だった。 これは直接関係ないけど、64読む前に(映画も観る前に)読んでおいて良かったかも。今回の作品の中ではやっぱり「陰の季節」か「鞄」かな。
0投稿日: 2016.03.09警察内部の闘争
出世に興味がなく、庶民の味方のような警察ものではない。出世を目指す、組織を守るそんな観点で書かれている小説である。すっきりとしない戦いの陰鬱がよく表現されていると思う。しかし、警察内部についてなんともいえないリアリティもあり、続編も読んでみたくなる作品である。
0投稿日: 2016.03.05
powered by ブクログ「64」を読んで、二渡の話を読みたくなった。やはり濃い。心理ドラマの一面もあり、後味の良い作品ばかりではないのだが、私生活すら評価の対象になりかねない組織の中で働く者の悲哀が身にせまってくる。シリーズを続けて読んでみたい。
0投稿日: 2016.02.21
powered by ブクログ松本清張賞と直木三十五賞を受賞した作品とのこと。 D県警を舞台にした「陰の季節」「地の声」「黒い線」「鞄」の4作からなる短編集です。 警察小説なので、刑事が主人公の話かと思えば、人事に関する話が中心でした。 警察内部の出世競争、人員配置、天下り、駆け引き…etc。 他ではなかなか触れる機会のない話で、とても新鮮でした。 横山秀夫さんの作品は大好きです。
0投稿日: 2016.02.18
powered by ブクログ64と同じような警察内部の泥沼を描いた作品だが、あざとさが際立つ分、不自然な感は否めない。どんでん返しを用意しなければいけない、という作品の制約に縛られているのかな?自らが自由に創作出来る小説のはずが、こうやって著者に牙を剥くこともあるんだなー。
0投稿日: 2016.02.12
powered by ブクログ再読、★3.5。 『64』の二渡、尾坂部等はここに端を発するのね。改めて『64』は作家渾身の一作かと推察します。 さて本作ですが、もっと濃い内容だったと記憶していたのだけれども些か違う模様。ちょっと設定に無理がある作もあり、多少評価を下げてます。 それでも組織に生きる人間の「人事」を巡る争い・葛藤の抉り出し方が凄い。社会人生活が多少長くなってくると「人事」好きなオッサンがどのカイシャにもウヨウヨいることに嫌でも気付かされます。そして哀しいかな、自分たちががあまりに悲しくて小さい存在だという事実に彼ら自身は気付いていない(あるいはそのフリをしている)ものですが、その性をある意味慈しみの眼でこの作家は上手く描いていると思います、はい。
0投稿日: 2016.02.10
powered by ブクログ64読んでから読みました。二渡というキャラに興味を持ち遡りです。表題作は主役ですが他の3編については64よろしく脇に回っていい味を出してます。物語の最初に事件が起こり、最後にその理由が明らかになるというパターン。事件と言っても内部に対しての事件というところが他の警察小説とは一味違う所です。他のシリーズも読んでみたくなります。
0投稿日: 2016.02.07
powered by ブクログ第5回松本清張賞受賞作品! 面白い。 警察のスタッフ部門の人間関係含めた物語。 4つの短編小説からなっていますが、登場人物が絡み合っていて、全体としても整合性が取れています。 収録作品は 陰の季節 地の声 黒い線 鞄 とりわけ、地の声のどんでん返しはびっくり。 そうきますか!! 単に謎解きといったところではなく、登場人物の心理が丁寧に書かれており、リアルな感じがびしびし伝わってきます。 独特の世界観が広がります。 横山秀夫は短編集でもはずれがありませんね。内容が深く心理描写も抜けがない! こうしたヒューマンドラマを含んだミステリーは大好きです。
2投稿日: 2016.01.30
powered by ブクログ64の二渡のスピンオフ。天下り幹部の人事に翻弄される二渡と、人事に長けて、人をじっくり見極める二渡の話。印象に残ったのは、県議会対策担当の話。議員からの質問に警察への爆弾が、あると言うが・・。 仕事を全うするためには、手段を選ばないという人もいるが、横山秀夫は清廉潔白を求める。 読後感はざらざらする。
0投稿日: 2015.10.13
powered by ブクログ刑事でない警察小説。出世や人事異動、偽装や騙し合い等、警察組織の陰の部分を描いており興味深かった。警察にもいろんな部署があるのだなぁー、勉強になった。 ただ、事件の方は取調べや大々的捜査がないこともあって、基本閃き勝負。後味もスッキリしない。
0投稿日: 2015.09.01
powered by ブクログ連作短編。 警察の刑事以外の人たちが主人公のお話。 全編を通して存在感のある登場人物もいるけれど、その人物が探偵役として推理を披露して事件が解決する、といった展開では無いのが特徴的です。 もちろん、推理した結論を表明して解決する問題が扱われていないということもありますが。 警察小説だけれど、捜査小説ではないというところに、好みに合うかどうかのポイントがありましょう。
0投稿日: 2015.07.25
powered by ブクログ読み終わって日にちが経っている事と、第三の時効と若干ごっちゃになっているのですが、横山秀夫さんの警察モノの短編集は面白いです! 外れがありません(*^^*)
0投稿日: 2015.07.19
powered by ブクログ横山秀夫をはじめて読んだ。警察小説と書いてあったが、イメージしてたのはもっと謎解きやスリリングな展開。実際は公務員の人事や出世が絡むストーリーで、フィクションなんだろうけど、かなり警察組織の調査をしてて現実味を帯びている。
0投稿日: 2015.07.13
