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かばん屋の相続
かばん屋の相続
池井戸潤/文藝春秋
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総合評価

354件)
3.6
37
156
130
12
1
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    予想に反して短編集だったけど、楽しんで読めた。 短編は短編なりの、読ませ方をわかってるなぁ、って感じ。電車の中とかで暇つぶしに読むのにちょうどいい。 ただ、池井戸作品はやっぱりガッツリしたの読みたいなぁ、ってのも本音。

    0
    投稿日: 2019.05.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短編なのに、登場人物の人間性がわき役でも浮かんできて、濃密に感じるすごさがあります。ミステリー要素もあり、生き方や、会社経営の無常さ、難しさを示してくれたり、さっと読める割には印象にも残る作品も多く、よかったです。 個人的には、新人行員である山田が担当中小会社の破産を経験する話、氷河期の勝ち組で銀行員になった男が妻と別れる話が印象に残っています。ともになんともせつない話ですがこれから頑張って出世してくれることを祈ります。

    0
    投稿日: 2019.04.22
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    初めて短編を読んだが、池井戸潤のいつもの小説とは違った後味の悪い結末のものもあり、バリエーションに富んでいた。金融機関が絡んでいない話も読んでみたい。

    0
    投稿日: 2019.04.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    銀行で働く、というのも大変なんだなぁ。という読後。他の作品ではやや敵役として描かれる事もあるので、ちょっといつもとは違った読後でした。会社側から見た銀行と、銀行員側からみた会社と。どちらもどちら。悪意や変な下心がなければ、どちらの言い分も、やり方も正義なんだなと思う。家庭問題はもう別の事で・・・。それは奥さんが悪いと思う。私も仕事に疲れて・・・という思いを持ったけれど、結婚ってそれは別だから。その章のその後は私も知りたくないし、結末が描かれてなくて良かったと思うほど苛立ちました。全体として面白かったです。

    0
    投稿日: 2019.01.05
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    池井戸氏らしい銀行が舞台の短編集。 銀行の論理と人としての価値基準の間で揺れ動く銀行マンの姿を読んで、お金を貸すという仕事の厳しさを感じる。銀行の論理を批判するのは簡単だけど、会社員として組織を健全に持続させるのはとても難しいと感じる今日この頃。 自分の勤める会社も決して楽ではないけれど、銀行に就職しなくて良かったとつくづく思う。

    0
    投稿日: 2019.01.04
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    久しぶりの池井戸作品。程よい短編で読みやすく内容もいい。作者の作品は勧善懲悪が鮮明な傾向があり胸のすく作品が多いと思っていたが、「芥のごとく」世の中そう甘くはないと痛感し、世の中で喘ぐ、見知らぬ人たちに思いを馳せてしまう内容。「妻のモノカレ」も残念な最後だが、銀行マンを主人公をする必要がないストーリーですね。一見ハッピーエンドな「10年目のクリスマス」は詐欺により他の多くの人に迷惑をかけた社長がのうのうとしている話。 短編で読ませるからこその内容かもしれないが、どの作品も嫌いではない。

    0
    投稿日: 2018.12.06
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    銀行マンの苦悩と葛藤を描いた5つの短編作。 ・十年目のクリスマス ・セールストーク ・手形の行方 ・芥のごとく ・妻の元カレ ・かばん屋の相続 不渡りの危機に直面した中小企業を救おうとする新人や、上司の保身に対抗する者、恋愛話なんかもちょろっと。 銀行マンを取り巻く環境を如実に表しているのかなと思います。 「芥のごとく」が切なく、一番印象に残りました。 解説にも書いてありましたが、池井戸作品は脇役がしっかりしていて、厚みのある小説だと改めて思いました。

    0
    投稿日: 2018.11.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短編集。 いつも通り、中小企業の苦しい資金繰りを見せられ、「社長なんてなるものじゃないな」と思ってしまう(苦笑) カバン屋の相続は一澤帆布を連想させる内容。 池井戸作品はハッピーエンドが多い印象があったので、鉄鋼商社の展開は意外だった。

    0
    投稿日: 2018.11.02
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    短編集で読みやすい。中小企業とのやりとりが主に描かれていて、とても身近に感じた。銀行業務は何度聞いても理解ができないのでその辺は流し読みですが、それでも業務の緻密さや人間関係など、いかにハードなのがわかる。心が晴れる終わり方が多めなのが救い。最後の「カバン屋の相続」を読み終わった時には、ざまあみろ、と言ってしまった。最後の最後にこれを持ってくるのは心がスッキリしすぎてずるい(笑)

    0
    投稿日: 2018.10.29
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    本書は6篇いずれも銀行員を主人公として構成されていますが、池井戸節の金融ミステリの枠組みを活かしつつ、短編集のため描ききれない部分は想像をかき立てられる仕掛けが要所要所にあり(^^)いずれも鉄の骨や空飛ぶタイヤなどの長編の合間に書いているって(゚ロ゚)

    0
    投稿日: 2018.10.15
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    まず短編集とは知らずに購入してしまった....のだが、6編からなる物語はなかなかに読み応えがあった。大体この作者は、善悪ハッキリ・最後にスカッとする話が多いのだが、『芥のごとく』と『妻の元カレ』は、ちょっと趣向が違い、ラストなんだか寂しい気持ちになった。 表題の『かばん屋の相続』は、実際の元ネタがあって、京都の鞄ブランドのお家騒動だったのは知らなかった。松田かばん、とうブランド名から、モデルは某有名な吉〇カバンだと勘違いしてた(;^_^A一番池井戸作品らしい物語だった。

    0
    投稿日: 2018.10.01
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    池井戸サンはワンパターンではあるけれどやっぱり長編がよい。 短編はアッサリしすぎててちょっと物足りない。 すぐ忘れちゃう。笑

    0
    投稿日: 2018.09.08
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    銀行員をめぐる短編集。 個人的に、池井戸作品は、中小企業がたくましく頑張っていく長編作品の方が好きです。 私が、そもそも短編があまり好きではないというのもあるのかもしれませんが…。 ただ、表題のかばん屋の相続は、池井戸作品の長編のエッセンスな濃縮されたような、素晴らしい短編だと思いました。

    0
    投稿日: 2018.09.03
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    金融ミステリ短編集。 手形の行方は以前どこかで読んだような…? 短編集ですが、とりあえずサクッと、池井戸ワールドを楽しめるのが良い。

    0
    投稿日: 2018.08.16
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    「十年目のクリスマス」倒産したはずの会社の社長が羽振りのいい生活をしている。架空在庫に多額の火災保険をかけて放火した。 「手形の行方」こういう話が一番面白い。手形を紛失するとその対応から人事評価までタイヘンなことになる。行内の恨みにはる犯行というのは他の小説でも使っていたのでは。 「芥のごとく」叩き上げの女社長。いつも金策に走り回り、期日の最終時間に走り込んでくる。しかしそれも最後は破綻して終わる。辛口。 「妻の元カレ」冷え切った夫婦。負け組の同級生に妻をとられる。大成功を修めて逆転と見えて実は失敗に終わる。しかし妻は帰ってこない。男女の話がメイン。わかりやすいのだが池井戸潤さんはちょっと苦手に見える。 「かばん屋の相続」かばん屋の社長が亡くなり、会社の株券は、仕事を手伝っていた次男ではなくて長男にあてていた。会社は倒産が予想され、長男に押し付けて、かばん屋の職人をひきとって新会社を興させるという計算だった。こういう敵役が出てきたほうが池井戸潤らしい。 池井戸潤らしい銀行をネタにした話の数々で楽しめた。

    0
    投稿日: 2018.08.12
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    短編小説6編からなる 短さが通勤にピッタリ 銀行員の視点でそれぞれ描かれてるストーリーは 引き込まれた

    0
    投稿日: 2018.06.22
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    6編からなる短編集です。どの話も短編にしておくのは惜しい(?)、ギュッと濃厚なストーリーでした。企業の経営者も、銀行員も然り、大変ですね。

    0
    投稿日: 2018.04.20
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    銀行員が関わる短編集。 どれも深くて面白い。 会社の資金繰りとかが垣間見えるよう。 2018.3.8

    1
    投稿日: 2018.03.08
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    短編集ですが、それぞれが読み応えのある話でした。 6編のうち、「十年目のクリスマス」が一番面白かったです。 10年間の時の流れが、登場人物を通して想像できるステキなストーリーでした。 池井戸作品の中では、色々なタイプの銀行員が描かれていて、読む楽しみの一つです。

    2
    投稿日: 2017.12.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    池井戸潤の小説でいつも思うのは、個人企業経営の面白さと厳しさ。サラリーマンと異なり、やった分だけ収入で返ってくる反面、キャッシュフローの不安が常につきまとう。 一方、この短編集のいくつかは、テレビドラマ花咲舞が黙ってない、の原作になっていたのと同時に、タイトルとなっている6話目は京都の一澤帆布をモデルにしていたのですね。

    0
    投稿日: 2017.10.28
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    読書日数 16日 タイトル作を含む、6篇の短編集。2011年の作品。 タイトル作は、カバン屋の相続(事業承継)での、兄弟間トラブルの話。出てきた遺言は、家業を手伝っていた弟ではなく、元エリート銀行員の兄に相続させるというものだった。その時カバン屋に出入りしていた、信金の担当者が、意地の悪い兄と対峙するが、そんなある日、その取引先が倒産に追い込まれ、連鎖倒産の危機を迎える。弟は、相続放棄をし別の会社を立ち上げていたのだが、なぜ相続放棄をしていたのか…。先代の思いと、家業を引き継ぐ難しさと覚悟が描かれている。 他の作品も、銀行に纏わる話が多いが、結構「大団円で終わるもの」が少なかったように思った。珍しいなと感じた。 でも、そういうのも人生だし、もし仮に自分がそういう目になったとしても、受け入れていかないといけないなと思った。

    0
    投稿日: 2017.10.07
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    短編集であっという間に読み終わった。 全て銀行員の話で、半沢直樹のような仕返しも、勧善懲悪もありません。 切なくなったり、やるせなかったり、いつもとは違う銀行員の一面を感じた。

    0
    投稿日: 2017.09.30
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    平成29年8月 旅行に行く電車の中で読む。 短編小説です。 ほとんどの物が、余韻を残して終わるので、歯がゆい(-_-;) でも、池井戸さんの小説であって、すべてが面白かった。 妻の元彼が、この中では、悲しくなっちゃいます。。 でも現実でも本当にありそうですな。。。 読み終わってから、数日経って、このレビューを書いてるけど、心に残ってますよ。 主人公の銀行員に肩入れしちゃいます。。 妻が元彼と。。。ね。 で、その元彼がね。。って辛くなる(-_-;) 銀行員頑張れ!! でも妻がいかんよ。妻が!! 生活で結婚しちゃいけません。。 人間の、相手の考えていることは、分からないもんね。 は~切ない。 他の話も読みやすく、良かったよ。

    0
    投稿日: 2017.08.17
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    ●十年目のクリスマス ●セールストーク ●手形の行方 ●芥のごとく ●妻の元カレ ●かばん屋の相続 主人公は全て銀行員で、銀行の業務を通じて直面する様々なシーンを短編物語として描いています。 決して全ての物語がキレイに終わるわけではなく、特に「芥のごとく」「妻の元カレ」は思わず顔をしかめてしまう様な悲壮感が漂います。 ノンフィクションで描かれてそうな、リアルさを持った物語が心に沁みます。

    0
    投稿日: 2017.08.08
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    おばちゃん社長の話、泣きそうになった。胸が苦しくなる。かばん屋の相続の話はスカッと系。短編の方が腹立つくだりが短くてストレス堪らなくていいかも。スカッと具合が減るけど。生きて行く為に働く。働く為に企業が要る。人間の一生が関わってくるからどの話も心にズシッとくる。社会を支える多くが中小企業なのにそれをバカにする銀行員が居るなんて信じたくない。でも実際は民公関わらず大きい会社にいて全体が見えない人、人間が等身大に見えてない人にそういう人がいる

    0
    投稿日: 2017.07.13
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    一つ一つはとても魅力的だが やっぱり短編集は好みではない 池井戸作品はついつい悪役の方にも感情移入してしまい、ちょっと辛い

    0
    投稿日: 2017.06.26
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    20170507/短編集。金融とはかくも生々しい業なのか。人の人生に深く関わってしまうのか。もっと深い部分まで読みたかった。短編集にしてしまうのが勿体無い。

    0
    投稿日: 2017.05.08
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    中小企業の経営と地元信用金庫、地銀とのやり取りを通じた短編集です。 中小企業経営者の頭からいつも離れないキャッシュフロー、希望と期待を交えた事業計画、何かが少し狂っただけでどうにもならないことに落ちてしまう危うさが生々しく書かれています。 中小企業経営者だけでなく、組織の中で働く銀行員の立場からも、自分の実力、世の中の評価、周囲との関係性を考え、自分の人生に投影してしまうのではないでしょうか。 さらっと読みながらも、自分の働き方と比べ、考えてしまう作品です。

    0
    投稿日: 2017.04.22
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    銀行員をテーマにした短編集6編。 必ずしもハッピーエンドでは無いが、実直な銀行員と、彼らを取り巻く魅力的な登場人物たちに、ついつい物語に引き込まれます。 ストーリーのうまさと、人物描写の素晴らしさは、池井戸マジックの真骨頂。 楽しめる一冊です。

    1
    投稿日: 2017.03.16
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    お得意の銀行系の短編集。 登場人物や事情は違うものの、主人公は銀行員で融資をするとか支払いができないとかの話。 一つの話なら良いが、続けざまに似たような話だとお腹いっぱい。 ただ、登場人物はイラっとくるほどではない程度に個性があり、リアリティがある。きっと作者が銀行員時代に見てきたことがベースになっているのだと思う。

    0
    投稿日: 2017.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    銀行・信用金庫で働く人たちを主役とした短編集。色々な結末の話があるが、一番印象に残ったのは「かばん屋の相続」。「会社経営は、金融のプロが簡単にできるほど甘くはない」。そんな一言が込められているような作品。会社も法的には「人」とみなされるほど、人間が作り上げていく組織だと思う。人あっての会社。自分は銀行で働く人間ではないけれど、その立場で働いている人の視点から物事を見てるような気にさせてくれる短編集です。感想はこんなところです。

    0
    投稿日: 2016.12.06
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    姉から借りて読んだ本。 短編で銀行員の人間模様が描かれている。短編ながら、続きが気になってワクワクしながら読んだ。特に好きなのは、芥のごとく。若手銀行員が、銀行員とはどういうものかを、経営者とのつながりで学んでいくような内容。涙が出た。

    0
    投稿日: 2016.11.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    6人の銀行屋さんの身の回りに起きた出来事をまとめた6つの短編集。 融資案件や行内で起きた事件に潜む裏技のようなカラクリと、取引先や上司・同僚の人間性を描写しながら、 銀行屋のあるべき社会貢献のあり方を描く。 池井戸作品のご多聞に漏れず、 本作も、高圧的な悪役は徹底的に嫌らしく、弱者は窮地に追い込まれ、主人公は敢然と立ち向かい、 結末は勧善懲悪で晴れやかに終わります。 ●10年目のメリークリスマス。 クリスマスに街頭で見た羽振りの良い男は、10年前、融資を止め破産した担当先の中小企業の社長だった。 不正を追求しバンカーとしての職務を果たすべきか。 否。バンカーの職務とは人の幸せのためにあることを描く。 ●セールストーク “ウチが貸せなければ、どこの銀行も貸せません” 弱小地銀故の本音であり矜持を持つ北村。 泣く泣く融資を断った中小企業には翌月謎の余剰資金が。 謎を究明した時、弱者を利用して切り捨てる腐った銀行員が白日の下に暴かれた。 ●手形の行方 調子づいてる若手の堀田が1千万の手形を紛失した。支店は上に下にの大騒ぎ。 保身を中小企業に押し付けるが相手にされない支店長。 課長の伊丹は、つぶさに堀田の行動を辿り遂に真相を究明した。 真相の先にあったのは、男女関係の縺れだった。。。 ●芥のごとく 女手一つで中小企業を切り盛りする豪傑女社長。 入行2年目の山田は“この会社を立ち直らせる”と張り切って担当する。 だが、ときには非情に徹する金貸し商売。 必死で生きようとするが、救える会社ばかりじゃない、淘汰される会社もあることを知る。 ●妻の元カレ 就職氷河期にメガバンクに就職した勝ち組ヒロトも行内では出世できず負け組に。 偶然見付けた妻宛ての手紙は、妻の元カレからだった。 明らかに浮気を始めた妻。それを問い質せないヒロト。そこへ決まった転勤。ヒロトと妻の話し合いの結末は。。。 ヒロトよ、君の人生は別れてきっと正解だ。 ●かばん屋の相続 老舗の高級かばん屋の社長が急死して跡を継いだのはメガバンクの銀行員だった長兄。 ずっと親父を手伝った次男は会社を追い出された。 自分勝手でやりての長兄を、地道に働く中小企業の次兄と信金マンが見事に見返すカタルシス。 池井戸作品の真髄が光る短編。

    0
    投稿日: 2016.10.23
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    面白かった。 どれも、短編ながら読みごたえがありよかったですね。相変わらずの安定感で。一気によみおわりました。 「かばん屋の相続」「セールストーク」よかったですね。

    0
    投稿日: 2016.09.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    6つの短編集。銀行を舞台に、中小企業の悲哀やら、組織内のえげつない上下関係や出世争いやらを描く。パターンにはまってそうではまってないところが面白い。表題作は信用金庫を舞台にしてるのが新鮮。銀行に「雑菌」ならぬ「雑金」と呼ばれて見下される哀れな信金。しかし、おごれる者は久しからず。この溜飲が下がる安心の結末が池井戸作品のいいところ。

    0
    投稿日: 2016.09.12
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    銀行員や信金マンを主人公にした短編集。 ―ということに全く気づかず読み始めた。 「かばん屋の相続」というタイトルだけを見て。 で、第一篇「十年目のクリスマス」を読み終わるあたりまで、一体かばん屋の話にどうつながるのか、と思っていた。 まったく、カバーの惹句くらい読めよ、とか、目次くらい見ろよと自分に突っ込む始末。 「芥のごとく」「妻の元カレ」などは、なかなか重い内容。 ロスジェネが主人公の「妻の元カレ」は、就職氷河期に銀行員になれた主人公と、正規採用されず、詐欺に手を染めるものの、妻の愛情を得ている元カレのどっちが「勝ち組」なのか、と問いかける。 二項対立図式がちとうるさい気もするが…。

    0
    投稿日: 2016.09.04
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    銀行の融資をめぐる短編集。中小企業相手の融資は中々にハラハラする。街の企業と銀行の結びつきは信用問題もあり、かと言って言い成りになっている訳もいかず、その辺りの駆け引きが面白く読めた。仕方がないと思わされたり人情にホロリとしたり楽しんだ。

    0
    投稿日: 2016.08.28
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    20160731 池井戸作品の中で、初めて読んだ短編集。 どの作品も銀行員を主役としながらも、短編とは思えない上質な人間ドラマであった。 そしてとにかく、面白い、上手い。さすがの一言。 特に、表題作の かばんやの相続 は秀逸。ちょっとした長篇を読んだのと同じ読了感。 仕掛けの旨さが際立つ作品。 巻末の解説も大変分かりやすく、池井戸さんの作品の着想の仕方も分かった。 未読の池井戸作品を読み漁りたくなってしまった。 次は新刊の陸王を読んでみようかな。

    0
    投稿日: 2016.07.31
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    どの作品も、「面白くなければ、倍返しだ」的内容だ。銀行員が中心のストーリーであるが、八方に物語が展開され結果がなかなか予測不能で飽きません。

    0
    投稿日: 2016.06.13
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    銀行さんにはよくお世話になります。融資ひとつにもさまざまなドラマがあるのですね。短編で読みやすい一冊です。

    0
    投稿日: 2016.06.02
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    勧善懲悪ものばかりでない分、ゆったりと読める。 池上信用金庫に勤める小倉太郎。その取引先「松田かばん」の社長が急逝した。残された二人の兄弟。会社を手伝っていた次男に生前、「相続を放棄しろ」と語り、遺言には会社の株全てを大手銀行に勤めていた長男に譲ると書かれていた。乗り込んできた長男と対峙する小倉太郎。父の想いはどこに?表題作他五編収録。

    0
    投稿日: 2016.05.06
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    都銀、地銀、信金、さまざまな銀行員の方が主役になってる短編集。 最近、池井戸さん続きで胃もたれ気味ですが、読めばぐいぐい惹きこまれます。ほぼ一気読み。 銀行さんのお仕事って大変なんですよね。 そしてちょっと独特の空気感があるんですよね。 非情に徹しなければならないし、、、、かと言って、銀行さんに日々詣でられ「お金借りてくれ」って言われる立場から言わせてもらうと、バンカーって人は会社の決算書のどこ見てんだろう? 銀行がお金を貸すのは志あれど今、この時お金がない人のために、志を理解し、協力するんでは? あ、、これ、つい最近放映されてた「あさ」のお話ね。 実際は銀行も企業であり、利益を生まなければならないんだから、きれいごとなんて言ってられないんでしょうけど。 この短編集読むと、色々な銀行員がいるんだなぁと。。。感じましたね。 タイトルになってる「かばん屋の相続」は一澤帆布がモデルですよね。まぁ、実際のドロドロを池井戸さんっぽく綺麗に料理されてますが。

    1
    投稿日: 2016.04.22
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    久々の池井戸作品。短編集だったので避けていたけど、やっぱり面白かった。嫌な奴を書くのは本当に上手いね。実際にそんな人達がいたんだろうけど(笑)

    1
    投稿日: 2016.04.19
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    2016年3月7日 短編集。 銀行員と様々な中小企業の登場人物とのかけひき、やりとり。 銀行員の仕事内容から中小企業とのやりとりを、借り入れというもので表現。

    1
    投稿日: 2016.03.07
  • 短編もさすがです。

    銀行をベースとした速い展開は短編でも十分楽しめます。池井戸作品をもっと読みたくなりました。個人的には「芥のごとく」ですかね。とにかくお勧めです。

    2
    投稿日: 2016.02.10
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    銀行を舞台とした様々な切口の短編集。それが魅力に繋がっていたようだ。他の銀行を舞台とした長編小説とは一味変わった作品だった。

    1
    投稿日: 2016.02.10
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    鞄屋の相続と言う題を楽しみに手に取るが、またも銀行話で短編集。最近池井戸潤氏続きだったので、少しもたれ気味と思うものの読み進め、一気に読んでしまう。短編でもこの人の心の奥を描く人間描写力が魅力だなと改めて思う。 ようやく最後に「鞄屋の相続」の話。ホッとしたり、ハラハラしたり、ドキドキしたり色々なワクワクが味わえる短編集。

    1
    投稿日: 2016.01.04
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    「十年目のクリスマス」「セールストーク」「手形の行方」「芥のごとく」「妻のカレ」「かばん屋の相続」6つ短編集。 いずれもお金に翻弄される主人公を題材にした物語。 語り手は銀行員で主人公のビジネスパートナー的な存在だが、主人公に感情移入しながらも銀行の論理を全うしなければならない立場。 主人公の人生と銀行員の心の葛藤が、パラレルに描かれていて、バブルがはじけた頃のことを肌で感じ知っているだけに、いずれも面白かった。 中でも「十年目のクリスマス」が一番好き。 「妻の元カレ」だけ少しカラーが違ったが、男女の物語の中に、勝ち組負け組、安定(お金)なのか波乱(愛)なのかの選択、など、なかなかリアルな物語。 池井戸潤氏の小説は、フィクションとは思えないリアル感がある。 銀行にお世話になってる人全てにお勧めの一冊。(もちろん預金者も)

    1
    投稿日: 2015.12.13
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    池井戸 潤のショート集、やはり枚数の関係から未消化の作品が多い中、「手形の行方」は格別の感がある。確か「花咲 舞がだまっていない」というテレビドラマの一話にフィーチャーされた佳作である。また、タイトルにもなった「かばん屋の相続」は、いわゆる地雷のような経営上の瑕疵から本当に家業を継がせたい次男を守り、ひいては暖簾を護る池井戸流のどんでん返しも楽しめる一作となっている。いずれもカネや期限というジカンが作品のテンションを保ち、脇役として登場人物が妙に味がある流儀が貫かれている。強いて言えば、「下町ロケット」のような熱がないのが、読み足りない感につながっていると思う。

    0
    投稿日: 2015.12.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    親父の残したカバン屋の兄弟での相続のケンカ。金に目が眩んだ大手銀行出身の兄、親父とともに鞄を作り、経験を積んできた弟。親父が相続を残した相手は…。

    0
    投稿日: 2015.12.10
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    池井戸潤の短編小説集である。池井戸作品と言えば、大方イメージするのは最後にスカッとさせる展開を予想されるだろう。 しかし、この作品集は銀行マンを取り巻く様々な人達の、様々な人間ドラマが描かれる。バブル後の社会状況に逞しく抗おうとするが現実に飲み込まれていく女社長(「芥のごとく」)や、社会的地位と人生における充実感とは何かを考えさせられる「妻の元カレ」、1000万円の手形紛失事件の真相には意外な人物達の愛憎劇が隠されていた「手形の行方」など、”池井戸らしくない”大人向きの小説が多数収録されている。 また、「セールストーク」や「かばん屋の相続」などの池井戸らしいスカッとするお話もある。さらに、「十年目のクリスマス」のようにミステリーテイストな作品もある。 色んな人間ドラマが一気に味わえる一冊である。

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    投稿日: 2015.12.08
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    1.10年目のクリスマス-架空在庫の話 2.セールストーク-支店長の不正 3.手形の行方-手形ロストの話 4.芥のごとく-女性社長の破産 5.妻の元カレ-奥さんが取られる話 6.かばん屋の相続-一澤帆布みたいな話 期限の利益

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    投稿日: 2015.11.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「十年目のクリスマス」は、銀行側がある意味騙された作品で、切れ味の良さを感じた。表題作「かばん屋の相続」は、実話をモデルにした導入であるが、ショートストーリーとしての切れ味が良く、面白かった。

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    投稿日: 2015.11.21
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    ドラマ花咲舞の原作本のだけにとても面白い。軽いタッチの本だけど読み応えがあった。個人的には「かばん屋の相続」と「芥のごとく」が特に良かった。。

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    投稿日: 2015.11.20
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    池井戸潤さんお得意の銀行ネタ短編集。 元銀行員ならではの内部事情をベースにした話はどれを読んでも面白い。中でもタイトルとなった「かばん屋の相続」はあの老舗かばんメーカー「一澤帆布」の騒動を思い出させ、より面白く感じました。(もちろん実際の話とは全く別です)

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    投稿日: 2015.10.17
  • 下町ロケット

    間もなく下町ロケットの連ドラが始まりますね。楽しみです。池井戸作品の連ドラファンの皆さん、もしあなたが、池井戸の原作本をあまり読まない方でしたら、このかばん屋の相続を読んでみたらいかがでしょう?短編集なので、あまり重くはなく、若干の物足りなさもありますが、心地好い池井戸テイストは感じることができますよ。 メインの前の前菜としておすすめします。

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    投稿日: 2015.10.03
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    花咲舞原案本。 登場人物一人ひとりの人生が見える。 シャイロック以降の池井戸小説には、 勧善懲悪には留まらない深みがある。

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    投稿日: 2015.09.26
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    銀行員と融資先の中小企業に関わる話。 やはり表題の「かばん屋の相続」が一番面白かった。 逆に「妻のモトカレ」は少しいやな気分になりました。

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    投稿日: 2015.09.07
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    短編集。融資を受ける中小企業も、融資をするかしないか決める銀行側も、それぞれ立場があり、その事情を想像すると、どちらが正しいとか言えないなぁと思いました。どちらかというと気持ちがダウンする結末が多かったですが、なかでも『芥のごとく』は逞しい女性経営者と、その会社を何とか助けてあげたいという銀行マン、どちらもギリギリまで頑張っていただけに切なかったです。池井戸作品の爽快感を満たしてくれたのは『かばん屋の相続』でした。それでさえ、逆の立場を思うと悲哀感が漂いますけれど…。

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    投稿日: 2015.08.14
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     山崎豊子や遠藤周作の著作ような重い小説に疲れたため、軽く読めるものをと手に取った、池井戸潤の短編集。  1日で完読。予想通りの軽さ。  暇つぶしには丁度よく、短いお話の中にも丁寧に描かれた人間模様に引き込まれた。  お金は人を生かす力も殺す力もある。  もし会社のことを考えず保身や迎合ばかり考えている人間が融資担当なら、その会社の未来は明るくないと言っても過言ではない。  家族、従業員、その家族、下請け会社、その従業員、そのまた家族、、自分の肩に大きなものを背負っている社長という職業にただ尊敬する。

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    投稿日: 2015.07.27
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    出張中に持ってきた本を読みおえたため、仙台駅の本屋で何を読もうか物色して購入。最近、重い本が多かったので、軽く読めて安定感がある作家ということで池井戸を選択。予想通り、まあ、外れが無いね。かといって、心にも残らないけど。6編の短編集だけど、やはり表題の「かばん屋の相続」が良かった。一生懸命職人として頑張ってきた弟が最後に幸せになるっていう展開は、日本人好みですね。

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    投稿日: 2015.07.18
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    銀行を舞台にした短編集。池井戸さんの話は、銀行の内部のことがよく描かれていて、読んでいておもしろい。話し的には、まずまず、普通におもしろかった。

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    投稿日: 2015.07.03
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     ほぼ銀行員と中小企業経営者の話の短編集。 私は自営業者なので身につまされてヒイてしまう。  でもまあ池井戸って人はヒューマンなオチがある。 ・・・ってな思い込みがどっかあって読んでしまった。  確かにそれはあった。

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    投稿日: 2015.06.23
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    2編目あたりで気づきました。これ、前読んだよな。 調べたらやっぱり丁度3年ほど前に読んでました。(涙) もっとも読んだという記憶があるくらいで、詳しいストーリーまでは覚えていおらず「あれ、こんな終わり方だっけ。」なんて思う事ばかりなのですが。 感想は下と同じです。単純に読んでいて面白く、後を引かないエンターテインメント小説です。 ================= 12-069 2012/07/14 ☆☆☆☆ 銀行を舞台にした短編集。 銀行の内幕暴露が多くあり「お仕事小説」の匂いがあります。基本的には、こうした企業小説はあまり好みでは無いのですが、銀行内部に留まらず中小企業の経営者も含めた人間ドラマになっているのが池井戸さんの良い所です。 冷徹さと熱血、傲慢と謙虚、計算と情熱、様々な思惑が入り乱れ独特の緊迫感を醸し出し、ページをめくる手が止まらなくなります。

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    投稿日: 2015.06.17
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    池井戸潤の真骨頂とも言える銀行の融資課と中小企業との融資話を中心とした6つの短編集となっていますが、銀行と中小企業との融資を通したバランスというのが絶妙に描かれているエピソードばかりで面白かったです! 私個人的には、タイトルにもなっている「かばん屋の相続」という話が深い裏話が凝縮されていて、一番面白かったです。 そろそろ池井戸潤の新作に期待したいところですね!

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    投稿日: 2015.06.15
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    外れない池井戸さん。でも、やっぱり短編だと登場人物に思い入れられない。 どの作家さんに関しても、長編でじっくり読むのが好きだなぁ。

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    投稿日: 2015.06.08
  • タイトルに惹かれて購入

    タイトルが帆布屋さんの実話なのかなーと思って購入しました。 短編集でどのタイトルも読みごたえがあり、 長編を読んでみたいと思わせる十分魅力的な内容でした。 ちなみに表題の話は実話に基づくというより設定だけ拝借したって感じでしょうか。 次は長編を買ってみたいと思います^^

    0
    投稿日: 2015.06.06
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    銀行が舞台の短編集。短編だけあって、展開が早くて、サクサク読めた。全体的に銀行組織のしがらみや嫌な面が垣間見えた。若手行員の淡泊さや熱意は面白かった。

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    投稿日: 2015.05.02
  • 面白い

    面白いすぎ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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    投稿日: 2015.04.02
  • やっぱり池井戸作品はおもしろい!

    短編なので、サクッて読めてしまう。おまけにどの話もとても面白いし結末の感じがなんともいえない余韻を残してくれてそれがちょっとおもしろかったなと。ただ、短編なだけにすぐに話が終わってしまった感がして、それがさびしい。

    0
    投稿日: 2015.04.01
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    面白い。…んだけども、「ムカツク上司が失脚してスッキリ」とか「いけすかない奴の会社が倒産してザマミロ」とか、そういうオチで喜んだあとは人間が小さくなったような気にもなる。

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    投稿日: 2015.03.18
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    様々な人生ドラマがこの短編集に収められていますが、とくに本のタイトルでもある「かばん屋の相続」は、後味が良いのか悪いのか複雑な気持ちになる内容でした。 父の死後、都市銀行を退職した長男が本来の後継者である弟を差し置いて無理やり社長に納まるが予期せぬ連帯保証債務により、あっけなく破綻する。 結局、本来の後継者である弟が実質的に後継者になるのだが、どこかで聞いたことがあるような話でした。 自分の仕事にも勿論生きていくことにも大いに役立つ一冊で、社内のメンバーにオススメしたい本です。

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    投稿日: 2015.03.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    銀行員を主人公にした短編集。 6編の短編集で銀行と取引先との出来事、銀行内の出来事を題材にしているが、「妻の元カレ」のみ夫婦間の物語で毛色が違う。 個人的にこの話のみ共感とか考え方がわからないので好きではなかった。 これがなければ、星5つクラスの一冊になっていたかも知れないとおもうと少し残念。 ただこの話が特殊であるが故に一番印象に残っている!

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    投稿日: 2015.03.07
  • 人には裏がある。そこにストーリーがある

    やっぱり、池井戸氏よかったです!本当にリアリティがあるから、すばらしいドラマに仕立て上がっている。でも、ドラマな展開に甘んじない。特に私は「妻の元カレ」が好きです。言えない、聞けない。言ったら最後、聞いたら最後。だって、そういうものじゃないですか。普通。怖いですよ。その、一人の男の気持がものすごく伝わって来る話。「芥のごとく」も、素晴らしかった。社長も、太郎も生きるのに必死。すばらしい本です。

    4
    投稿日: 2015.01.22
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    "彼も人なり、我も人なり"、、銀行の人間軸、中小企業の経営事情…サラリーマンも経営者も勝負どころは人間味だな!。けっこう堪える人間模様の短編集♪。

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    投稿日: 2015.01.15
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    銀行員を主人公にした、家庭、人生等色々悩む短編集。 仕事って大変。人生って難しい…。 相続問題ってたーいへん。 できれば親族皆仲良く、そして相続はスムーズにやりたいですね。。。 一方で、弟のように特定技術を持ったスペシャリストには憧れがあります。 私も何か特技があったら開業してみたいな。。

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    投稿日: 2014.12.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短編集だった。やっぱり短編は難しい。彼は長編じゃないとわからないな。 カバン屋の相続は面白かったが,中途半端な終わり方だな。

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    投稿日: 2014.12.02
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    読んだような気がしたのは何故?~十年目のクリスマス:新宿で見た破産した中小企業の元社長の羽振りが良さそうで,調べると銀行には内緒で倉庫に保険を掛けていて焼け太りしたらしい。セールストーク:ウチが貸さなくてはヨソも貸さないが売り文句だが,小さな印刷会社の決済費用が5千万円振り込まれ,支店長が個人的に貸したものだと判明したが裏は。手形の行方:1千万円の手形が紛失し,見つからず,業務日誌をめくっていて気がついたのは・・・女性同僚とファミレスで落ち合っていた事実だった。芥のごとく:女性社長が切り盛りする鉄工所を応援したいが,最後にマチキンに手を付けてしまった。妻の元カレ:妻が大学時代に付き合っていた同級生は就職できなかったが今度は会社を立ち上げ,妻は交際を再開したらしく,福岡への転勤話をすると・・・。かばん屋の相続:鞄店の先代はメガバンクの銀行員である長男に会社相続の遺言を残し,専務の次男は新たな会社を立ち上げざるを得ないが,元バンカーが引き継いだ鞄屋は連鎖倒産しそうだ~セールストークの話はドラマに盛り込まれていたような気がして・・・,かばん屋の方も既視感がある

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    投稿日: 2014.12.01
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    様々な銀行の話、6篇からなる短編集。 一話目の『十年目のクリスマス』は、10年前に担当していた取引先の社長を偶然見かけるところから始まる。融資ができなかったことで倒産してしまったその会社の社長がグランド品の袋を抱え、高級車に乗っている。疑問に思い調べていく内に、驚きの事実が判明する。 二話目は『セールストーク』は、ある印刷会社の融資を見送ったことろから始まる。銀行を信じて融資を待っていたのに、資金が必要な期限間近に言い渡された融資見送りに、その社長はとんでもない方法で資金を調達する。ここで出てくる、担当のその会社を救おうと懸命になる入行二年目の江藤と、利口だが血の通わない男と評された支店長の田山。最後の腐った銀行員の末路が読んでいてスッキリする。 三話目の『手形の行方』は、クセ有り銀行員の堀田が、手形をなくし騒ぎになるところから始まる。銀行内、取引先など懸命に探すも見つからず、堀田には懲戒処分を言い渡される。だが、さんざん探して見つからなかった手形は意外なところから出てくる。 四話目は『芥のごとく』は、大阪の銀行が舞台。懸命に会社を守ろうと奮闘する女社長とその会社を担当することになった新人行員の話。世の無常を感じる作品。 五話目の『妻の元カレ』は、就職氷河期に銀行に就職し、世間では勝ち組と思われている銀行員が、妻宛に届いていたあるはがきを見つけたところから始まる。恋愛と結婚は違うと言うけれど、ラストの終わり方がいい。 六話目は、本のタイトルにもなっている『かばん屋の相続』。信用金庫に勤めるある行員がずっと担当していた松田かばん。急逝した父に代わり松田かばんを相続したのは、ずっとそばで父を支えていた弟ではなく、父とは疎遠だった銀行員の兄だったことを知らされるところから始まる。遺産相続のゴタゴタをその行員の目を通して観ている。途中までは、そんなの理不尽だと思い、なぜ父はそんな遺言を残したのか疑問だったが、読み進んでいく内、父の真意がわかる。仕事の先行きに失望し、自分の能力を過信する兄。結末にも納得。彼が改心することはあるのか・・・と読んだ後も考えてしまった。

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    投稿日: 2014.11.29
  • 短編なので物足りない

    短編小説で、内容に厚みがないので読んでいて物足りない。でも池井戸作品らしい内容です。 電車の中や、会社の昼休みに読むなら、読みやすい良い作品だと思います。

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    投稿日: 2014.11.08
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    昔倒産したはずの会社の社長を街で見かけたー『十年目のクリスマス』 資金繰りの苦しい会社が窮地を切り抜けるには『セールストーク』 預かった手形を紛失した傲慢な行員の話『手形の行方』 いつもギリギリで資金調達する女社長『芥のごとく』 ある銀行員が妻に届いた元カレからの手紙を見つける『妻の元カレ』 かばん屋の社長がなくなった。かばん屋をバカにし銀行員になった長男が戻ってきて家を継ぐと言う『かばん屋の相続』 以上6本からなる短編集。 「半沢直樹」などで有名になった作家さんであることは知っていたけど、なんとなく手がつかなかったので、入門用として短編集にしました。 銀行員の世界とか、彼らが何を考えて行動しているのかなんて知らなかったし知ろうとも思ってなかったので、新鮮な切り口で読めました。 会社の生死をかけた状況下であらわれるお飾りなしのやりとりが興味深かったです。 ただし『妻の元カレ』だけがタイトルも「うーん??」だし内容もよくあるという印象を受けました。 通勤電車でもそもそ読むには最適かと思います。

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    投稿日: 2014.11.03
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    2014.10.23(木)読了。 作家さんによって短編集が面白かったり、長編が面白かったりするのかも思ったけど、そうではなく自分が短編集が苦手なんだと思った 笑 すべて面白かったんだけど、もうちょっとゆっくり詳しく読みたいと思ってしまった。 でも緊迫感はあったし充分楽しめた。

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    投稿日: 2014.10.25
  • 珠玉の短編集

    京都の帆布屋の相続を思い出させる表題作他、読み応えのある6編からなる短編集。 銀行家をベースにしながら家庭の問題、夫婦の問題、銀行内の問題などいろいろなタイプの話が楽しめます。 私的には「芥のごとく」と言う作品がオススメ。

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    投稿日: 2014.10.17
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    感情表現が上手くて臨場感に浸れる.特に「手形の行方」では,堀田のキャラが面白いようによく伝わってくる.文庫短編で手軽に池井戸潤の世界や銀行員の日常を知れるいい本.

    0
    投稿日: 2014.10.14
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    相変わらず面白い。 短篇集なんだけど全体的にちょっと暗い話が多かったかな。 表題作のかばん屋の相続はは○澤帆布を彷彿とさせる。 長編もいいけどこういう短編もいいね。

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    投稿日: 2014.10.10
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    短編なので盛り上がりはありませんが、どれも面白かったです。 倍返しのミニ版みたいで、金融業の厳しさばかりでもなく、人情も絡めてあるところが良かったかなぁ… 表題の[かばん屋の相続]は京都の一澤帆布を連想させますが、内容は違いました 電車のなかで読むにはピッタリの一冊です

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    投稿日: 2014.10.09
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    池井戸作品でよくある「この人が悪だと思ったら違った」という裏切りがなかった。やはり短編だと、あっけなく終わる。 ただ、ひとつひとつの物語にメッセージ性があったのは、短編ならではの良さだった。

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    投稿日: 2014.10.06
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    著者独自のスッキリ、サッパリ感が各ストーリーで感じられる。 感情移入するには長編の方がいいな、と思う…

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    投稿日: 2014.09.21
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    銀行の中堅営業マンと中小企業との間に起こる事件を描いた6つの金融人情小説集。 表題作「かばん屋の相続」は、カバンメーカーの創業者の死後、残った兄弟の相続争い。一澤帆布工業の3兄弟による相続争いをモデルにしているのは想像がつくが、ストーリーの進展は全くのオリジナルだ。勧善懲悪な結末が痛快。 この作品も良いんだけど、個人的なオススメは「芥のごとく」だ。昭和のモーレツ女経営者と、彼女を尊敬し応援する青年銀行マンとの関係は経営者と銀行の理想の関係だろう。互いが良好な関係だけにラストの中小企業の悲哀には考えさせられる。個人の力ではどうにもならない金融社会の理不尽を描いた、これぞ池井戸金融小説と呼べる短編。

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    投稿日: 2014.09.08
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    池上信用金庫に勤める小倉太郎。その取引先「松田かばん」の社長が急逝した。残された二人の兄弟。会社を手伝っていた次男に生前、「相続を放棄しろ」と語り、遺言には会社の株全てを大手銀行に勤めていた長男に譲ると書かれていた。乗り込んできた長男と対峙する小倉太郎。父の想いはどこに?表題作他五編収録。

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    投稿日: 2014.08.25
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    なんか表面的で粗製濫造といった感じ。現実ではあり得ないた話ばかりで、表現や描写も浅い。特に表題作はあり得ないと思います。

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    投稿日: 2014.08.18
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    短編集。どれも銀行員が主役、と言いつつも脇役のキャラがしっかりしていて読みごたえがあります。 もう少し掘り下げてほしいなー、と思うくらいでちょうどいいのかもしれません。 オカネと信頼、難しいテーマだからこそ、余韻がいいのかもしれません。

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    投稿日: 2014.08.17
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    銀行に絡む短編集。 やはり池井戸さんの作品は 読みやすいですね。 活字が苦手な先輩も読んでいました。 レビューの星が4つなのは 「かばん屋の相続」だけで長編を 再出版して欲しいなと感じたからです。 少し味が足りませんでした。

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    投稿日: 2014.08.16
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    池井戸作品では少ないショートストーリーをまとめた一冊。それぞれの話に言える事であるが、これからと言うところで話の終結に。まだまだ、続きがあって良いのではと感じさせる辺りは、ファンならずとも残念に思うのでは。それでも、短いなりに楽しめるストーリーは間違いないと感じさせる。

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    投稿日: 2014.08.16
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    見方で評価は変わる。お金も、人生も。だからこそ、銀行は物語を含み、そこに嫌悪感を内包するのだろう。不安感は駆り立てられるが、それは借金をつくるからだ。

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    投稿日: 2014.08.03
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    人生模様×金融のどろどろ。脇役までとことん濃いメンバーと、何重にも仕掛けられたストーリー展開とが読み応えたっぷり。世の中の暗い部分も金融の冷淡な部分も描かれていたけれど、時々挟まれた明るい部分が救いでした。社会そのものを濃縮したような小説。

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    投稿日: 2014.07.31
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    図書館にて借りました。 半沢作品がまだ未読なので、「倍返し!」しない作品ばかり読んでます(笑) この世界中たくさんある、中小企業と銀行との関係も非常にリアルで、思わず勤務先の取引銀行の担当者を興味深く観察してしまいます(笑)

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    投稿日: 2014.07.19
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    六つの短編。主人公は全て銀行員。銀行員である前に一人の人間である。情は大切。でも情が全てではない。与えられた任務を遂行する、仕事に対する真面目な姿勢が芯として貫かれている。 作者の作品に対する取り組みの姿勢が、そのまま現れているのでしょう。 艱難辛苦に対峙しても真面目に生きる姿には、爽快な読後感を味わえる。

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    投稿日: 2014.07.11
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    銀行を中心としたお話の数々。 銀行の世界って厳しいんだなぁ。 でもそんななかで心暖まる部分も少し絡めてあってよかったです。 表題の話が一番好きかもー。

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    投稿日: 2014.06.28
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    短編としては面白いが、やはり池井戸潤の作品は長編ものでこそ良さが引き立つのか。 いずれも、薄さを感じてしまう。

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    投稿日: 2014.06.25