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予想どおりに不合理  行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」
予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」
ダン・アリエリー、熊谷淳子/早川書房
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総合評価

301件)
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    行動経済学について、具体的な事例(実験)をもとに説明してくれる良書。物語を読むように読み進めることができました。

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    投稿日: 2022.02.11
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    経営者目線で考え、重要だと考える3点を挙げる ①お客を集めるために、商品をもっと売るために、買い物の一部、何かを無料!にしよう ②スーツと万年筆のように、顧客は相対的な割安感で比較する。 ③口コミを依頼する際に、市場規範に近づけないようにする。お金をもちださいということと、ちょっとしたプレゼント(チロルチョコでもゴディバでも変わらない。) →お客との付き合いも、社会規範か市場規範どちらで付き合うのか予め考える必要がある。二股はできない。 それはスタッフとの付き合いでも同様である。 スタッフには社会規範で付き合いたいと考えているので、福利厚生やプレゼントを社会規範の領域にとどめるよう努力する。結果、仕事への忠誠心と愛情を育む。

    0
    投稿日: 2022.02.02
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    著者の実際に行った実験が分かりやすく、ユーモアをいれつつ書かれていて読みやすかったし、いかに人生において物事を仮定して行動をすることが自分自身を理解することになるかが分かった。 世の中の明確ではないものを実験によって数字として表して、なおかつ文字にして本にできるって本当に素晴らしい。 一番印象に残った社会規範と市場規範(義母の振る舞う料理にお金を払おうとする行為によって台無しになる話し)は今まで無意識の中の行動として使い分けをしてきたけど、まさに人間の本質だなと思う。

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    投稿日: 2022.01.23
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    ためになる部分は多く、今後の自分の行動に影響を受けそうなところも。 ただページ数が多く、新書のような内容であるため、だんだん退屈になってくる。 15章もあったのに、正直ほとんどの内容を覚えてない。

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    投稿日: 2022.01.15
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    著者 ダン・アリエリー イスラエル生まれ。18歳の時に全身70%の火傷を負い3年間の入院生活の経験から、痛みへの人間の対処行動などに関心をもつ。「痛みの研究から視野を広げ、経験を積んでもそこから学ぶことなく失敗を繰り返してしまう状況について研究しようと決めた」 ◆相対性 ・同じ⚫︎であっても、自分の⚫︎よりも"大きな⚫︎"か"小さな⚫︎"どちらに囲まれているかで⚫︎の大きさは(自分の中で)変わる。 ・値の張るメイン料理をメニューに載せると、たとえそれを注文する人がいなくとも全体の収入は増える。 →大きな⚫︎があることで、相対的に他の⚫︎が小さく感じ手に取りやすくなる ・わたしたちは、身の回りのものを常に他の物との関係でとらえている。そうせずにはいられないのだ。物だけでなく、結婚相手、休暇、教育、感情、態度、形の無いものにも言える。 →少しだけ自分より見た目が劣る人物と並ぶと、相手側から自分が良く見える。 ◆需要と供給 ・人に欲しがらせるには、それが簡単には手に入らないようにすればよい ・基準、アンカー(錨、恣意の一貫性 商品やサービスを買おうと思った時、はじめてアンカーが脳に刷り込まれる。 最初のアンカーはその時の買い物だけでなく、その後の判断にも無意識に影響を及ぼす(車、家賃、ガソリン代... ・アンカリングへの対処 埋め込まれたアンカーがあることを意識、思い起こし、冷静に判断すること。弱点を自覚すること。自分が繰り返している行動に疑問を持つよう訓練すること。自分の決断に疑問を持つこと サービス提供側(売る側)は、今までの経験とは違ったものになる様にする→スターバックスの様にコーヒーではなく空間やファッションとして販売する(新しいアンカーが埋め込まれる ◆無料のコスト 1円と無料の違いは莫大。 お客を集めたければ、 何かを無料に、買い物の一部を無料に、安くするのではなく無料に。 ◆社会規範のコスト 社会規範→共有、協力、ボランティア、プレゼント 市場規範→経済活動、金銭 恵まれない地域にボランティア(無報酬)で働く医師。100円でもお礼や手当としてお金が発生したら、自分の時給と比べだし奉仕活動を辞めてしまう。(善行は変わらず医師も得をするのにも関わらず市場規範に考えが移行してしまう。社会規範が消えてしまう) →従業員にはお金ではなく、モノでのお土産や感謝の言葉の方がモチベーション維持向上になる →お土産やプレゼントの際には、値段やかかった費用などは口に出してはならない ◆無料の力 社会規範が支配する状況で金銭による支払いを申し出ると、金銭が加わったせいで相手の意欲がなくなる可能性がある。 ◆予測の効果 (コーヒー、レストランなど)雰囲気が高級そうだと、味も高級に感じる。 前もって美味しそうだと信じた時は、たいてい美味しく、不味そうだと思って食べた時には、たいてい不味い。 肯定的な予測は、ものごとをもっと楽しませてくれるし、周りの世界の印象をよくしてくれる。何も期待しないことの害は、それ以上何も得られずに終わってしまうかもしれないということだ。 ◆価格の力 値引きされると、直感的に定価のものより品質が劣っていると判断する。

    3
    投稿日: 2022.01.08
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    行動経済学ってやっぱり面白いなと思った。今後もどんどん勉強していきたい。論文読んだりとか本読んだりでたくさんインプットしたいと思う。日頃の生活で活かせたら面白いな。そんでそれを政策に反映できるようになりたいかも。そんな道もとてもあり。

    0
    投稿日: 2022.01.06
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    人間は合理的には生きていない 人間は考えたらわかることを間違え、それには共通点がある。だからこそ行動を変えるヒントとなる。 という行動経済学の入門にはちょうどいい本だった。 TED talkもいくつかあるのでまずは見てもいいかも。 https://www.ted.com/talks/dan_ariely_our_buggy_moral_code

    1
    投稿日: 2022.01.03
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    不合理だが、皆同じように理屈に沿わない行動をとってしまう不思議。 人間の行動とその意思決定に働いている思考を読み解く内容。消費者として参考になる部分も多く、合理的に行動するための知識を得られる。 選択肢が三つあると真ん中を選ぶ人が多いことを利用して、一番売りたい商品を選択肢の真ん中の価格になるよう設定するというマーケティングや、安い賃金では引き受けない案件でもボランティアなら引き受ける人間心理、現金は盗まないが現金から一歩離れると罪悪感が薄れてしまうこと、などが特に興味深かった。 先日Twitterで道の駅にあるトイレからトイレットペーパーがあまりにも盗まれるため、1ロール50円で売ることにしたら盗まれなくなったという内容のものを見た。それも納得の結果である。 一つ一つの章が仮説、実験と結果、結果からの考察で構成されており、理論的で説得力のあるものだった。 途中から仮説を読むだけでその後に書いてある内容がよめてしまうので、最後の方はマンネリ化してしまったが、全体を通して興味深い内容だった。

    0
    投稿日: 2022.01.03
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    頭の良い人たちは様々な心理や知識を使って物を売ったり、買わせたりしていることが分かった。それを知っている状態で買うのと知らない状態で買うのは行動は同じでも中身は全然違う。納得して品物を買ったり、選んだりできるようになりたいと思った。

    0
    投稿日: 2021.12.31
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    面白かった!特に、社会規範と市場規範の話が好きだった。 自分は資本主義的人間だったから、市場規範がとても苦手(どうしても近所付き合いとか中高での小さい世界の中での見えないルールみたいなのを思い出して嫌な気持ちになる)だったけど、すごい論理的にメリット・デメリットや内容を説明してくれて初めてスッと落とし込めた! 基本的に、人間は合理的に考えることができない(特に感情的になった時はひどい)。けど、それを認識・理解して対処できる仕組みづくりや心がけで、合理的な判断もできるようになるってことだったと思う。

    0
    投稿日: 2021.12.30
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    行動経済学は、心理学と経済学をあわせたような学問でとてもおもしろい。様々な実験から、人間はいかに不合理か、操られやすいかということを教えてくれる。自分の思考や行動パターンを見直すきっかけになる本だと思う。

    6
    投稿日: 2021.12.14
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    人間は合理的じゃないし間違えるものなんだな、と。それがデフォルトだと思うと大抵のことは許せる気がする。人命や精神の窮乏に掛かること以外。

    0
    投稿日: 2021.11.23
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    面白かった。 中でも、コンピューターゲームに強い学生に「消える扉ゲーム実験」をした結果が面白かった。 パソコンに、赤、青、緑の3つの扉が現れる。 ひとつの部屋に入ったら、クリックするごとにある金額が自分のものになる。 どの部屋からいくら獲得できるかは入ってクリックしてみないとわからない。 クリックできる回数は全部で100回。 画面には現在の獲得金額が表示される。 最大にお金を稼ぐには、もっとも高い賞金が用意された部屋を見つけて、制限時間内にできるだけ多くクリックすること。 部屋から部屋へ移動する方が高い賞金の部屋を探すのにいい戦略であるが、お金を稼げたかもしれないクリックの回数を減らしてしまうというデメリットもある。 そして、1回クリックするごとに他の扉が少しずつ縮んでいき、そのまま放っておくと消えてしまう。 学生は、他の扉の金額分からないので、消えてしまわないように他の部屋もクリックし、元の大きさに戻す。 部屋が小さくなる度に部屋を移りクリックする。 選択肢から選択肢へと飛び回る。 この行動は不経済で、とてもストレスになる上に、消えない部屋の実験結果に比べると、獲得金額が15%減少した。 ほんとうは、どの部屋でもいいから選んだ部屋でひたすらクリックしていればもっと賞金を稼ぐ事ができた。 選択肢が自由で多いが故の難しさ。 なかなか勉強になりました。 買い物をする時の商品を選ぶ時も、結構時間をかけて似たような商品で悩んでます。 確かに、手に入れてしまえばどちらを選んでも大差ないです。 その選んでいる時間に出来た事を考えると、早く手に入れて活用した方が何倍もお得です。 他にも興味深い実験がたくさん。 不合理な行動に、自分もだ!と当てはめて読んでいました。笑 人間て面白いなぁ。

    20
    投稿日: 2021.11.21
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    予想どおりに不合理。 タイトルの通り、私たちは時に不合理な選択をしてしまう生き物であるということを、数々のユニークな実験から明かしてくれる。 行動経済学の世界では有名なダン・アリエリーの本は面白い。

    1
    投稿日: 2021.11.21
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    日々の自分の行動と照らし合わせながら読むと面白い一冊。 経済学者が書いた本だけあって骨太な内容ですが、一般的な読者でも読みやすかったです。 特に印象に残ったキーワードは以下3つです。 ①選択のメカニズム  相対化とアンカリング、恣意の一貫性 ②人はどうして盛ったり、ズルをするのか ③人は期待に対してお金を払っている かっこつけて印象的なキーワードをまとめていますが、著書の中にはわかりやすいエピソードがあるので、行動経済学に詳しくなくても、理解できると思います!

    1
    投稿日: 2021.11.18
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    面白かった。 行動経済学とは、現実の人間の行動特性を前提にした経済学のこと。 人は損得勘定で動いているわけではなく、時には直感的に意思決定を下すことがある。 まぁ当たり前だけどそれゆえに複雑で研究として価値があるんだと思う。 ちなみに著者のダン・アリエリー氏は2008年にプラセボ効果(偽薬でも高価な方が効用が大きい)でイグノーベル賞を受賞している。 1,000円のamazonギフト券をただでもらえるのと700円払って2,000円分もらうのではおそらく前者のほうが欲しがる人が多いのはなぜだろう。 この理由は本書でわかります。 現金だと遠慮するのに現金引換券だと遠慮しないのはなぜだろう。 この理由も本書でわかります。 行動経済学は人の「クセ」をモデル化したもの。 故に行動がわかれば対策もできるということで応用が効きやすいし、日々の行動に落とし込める点がスマートで憎い。 とにかくこの本一冊で「あるある〜」が何度も楽しめる内容です。

    1
    投稿日: 2021.11.05
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     経済行動学から見ると、人間の行動、特に経済行動はどのように評価されるのか、伝統的経済学が前提とするホモエコノミカスのように本当に合理的な行動を取るのかなどについて、実際の場面場面を例にして、一般向けに分かりやすく書かれている。  しかも人間行動は単にデタラメなのではなく、「予想どおりに不合理」なのであって、これは多くの人間に共通する心理的基礎に拠っているからであることを、様々な実験から導かれるデータに基づき科学的に論証していく。  よくこんな実験を考えついたなと興味深く思えるものも多いし、またアメリカではこんな実験までできるのかと感嘆するような実験もあり、そこだけでも大変面白い。  判断する際に何かと比較してしまう“相対性"の問題、無料❗️となると不合理に飛びついてしまう習性、好意、楽しみでしていた行為に金銭が介在すると途端に性格を変えてしまう社会規範と市場規範の関係、今しなければいけないことを先延ばしにしてしまう「現在バイアス」、ちょっとした情報で予測が影響されてしまったり、プラセボのような暗示と価格の力、そして非常に重要な問題である、人間が正直であるかどうか、不正を働かないようにするためにはどのような方法が効果があると期待できるか、といった項目について論じられる。    私たちが予想どおりに不合理であることを知ることは、より良い決断をしたり、生活を改善したり、また有効な政策立案に資するものである。  どの章を読んでも啓発されるところ多いが、著者の文章はユーモアもあり、楽しく読めるだろう。

    4
    投稿日: 2021.10.31
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    人間は合理的なのかそうではないのかという問いにこの本は普通とは違った答えを示す。合理的(コンピュータのように規則的で計算づく)でもなく、全くでたらめ(ランダムで予測不能)でもない。人間は予想通りでかつ不合理なのである。 人はお金のためよりお金の絡まない純粋な協力関係のもとでの方が熱心に働き、現金を渡すよりプレゼントを渡す方が好感度が上がる(4章.社会規範と市場規範)という話と、知識が先かあとかで経験が変わる、つまり前もっておいしそうだと感じたときは、たいていやはりおいしいということになり、まずそうだと思ったときは、やはりまずいということになる(10章.予測の力)という話が個人的には特に驚愕度が高い。前者はいままで全く理解できなかったことがすとんと腑に落ちた驚き、後者は身に覚えはあったが始めて説明を受けて納得した驚きである。 「この本で紹介した研究からひとつ重要な教訓を引きだすとしたら、わたしたちはみんな、自分がなんの力で動かされているかほとんどわかっていないゲームの駒である、ということだろう。」(p389)とは、戒めに満ちていながら慈愛も感じられる、味わい深い言葉である。

    1
    投稿日: 2021.10.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・この本を通じての著者の目的は、自分やまわりの人たちを動かしているものは「なんなのか」を根本的に見つめ直す手助けをすること。 ・著者が全身やけどで入院していたときの入浴治療に疑問をもっていた。看護師は患者を想い、強く素早く包帯をとっていたが、患者である著者はゆっくり時間をかけるほうが痛みがおさえられてよいと思っていた。 ・患者を気にかけているにも関わらず、患者にとっての現実を取り違えてしまうのだとしたら、ほかの人も同じように自分の行動の結果を取り違えたり、そのせいで繰り返し判断を誤ったりするのではないか。 ・私たちがみんなどんなふうに不合理かを追求することが目的 ・この問題を扱える学問分野は「行動経済学」あるいは「判断・意思決定科学」 ・人間の不合理性を理解することは、毎日の行動と決断に役立ち、私たちを取り巻く状況や、そこで示される選択肢がどのようにつくられているかを理解するうえでも重要になる。 ・もう一つ、著者の考えでは、私たちは不合理なだけでなく、「予想どおりに不合理」だ。つまり、不合理性はいつも同じようにおこり繰り返される。いかに予想通りに不合理かを知ることは、よりよい決断をしたり、生活を改善したりするための出発点になる。 ・本書は長年にわたって研究してきた実験に基づいている。 ・実験と言う状況に限らずそこから推測して人生のいろいろな状況においてどうなのかを見極める手がかりになるのものと考える。 ・本書で真の価値を引き出すには実験で明らかになった人間の行動の原理が自分の人生にどう関わるか私たち自身が考えてみる必要がある。 ・実験で明らかになった原理で私たちの人生が良くなったり悪くなったりするだろうか。 ・そしてもっと重要な問いは、人間性について新たに理解したことで何か違ったやり方ができるだろうか ■相対性の真相 ・なぜあらゆるものは、そうであってはならないものまで、相対的なのか ・大半の人は自分の求めているものが何かわからずにいて状況と絡めて見たときに初めてそれが何なのかを知る ・例えば、あなたならどれを選ぶか。 A. パナソニックの36インチ 690ドル B. 東芝の42インチ 850ドル C. フィリップスの51インチ 1480ドル ・選択肢が3つあると大抵の人が真ん中を選ぶことも心得ている。販売員が1番売りたいテレビは真ん中。 ・レストランのメニューでも、高い料理をメインに乗せるとたとえそれを注文する人がいなくてもレストラン全体の収入が増えると言う。なぜなら大抵の人は、メニューの中で1番高い料理は注文しなくても、次に高い料理なら注文するから。そのため、値段の高い料理を1つ載せておくことで2番目に高い料理を注文するよう、お客を誘うこともできる。 ・そのほかの実験。 ウェブ版の購読 59ドル →16人 印刷版の購読 125ドル →0人 印刷版およびウェブ版のセット購入 125ドル →84人 ↓ ウェブ版の購読 59ドル →68人 印刷版およびウェブ版のセット購入 125ドル →32人 ・上記実験で学生たちは一体なぜ考えを変えたんだろう。明らかに合理的な理由ではない。84人が印刷版とウェブ版のセットを選んだ。そして16人がウェブ版単独を選んだのは、単におとりがあったせいに過ぎない。おとりがないと選び方も変わり、セットが32人、ウェブ版単独は68人になる。これは不合理、それも予想通りの不合理だ。 ・実際に私たちは、身の回りのものを常に他の物との関係で捉えている。 ■社会規範と市場規範 ・例えば百個あるクッキーを100人いるオフィスで無料でどうぞと言われたら、他の人に行き渡るように考えて1コしかもらわないが、1個10円と言われたら複数買うはず。 これはお金を求めることで市場規範が働き、社会規範を追いやったから。 経済的交流の場では、私たちは利己的で不公平になる ・冷静な状態と熱くなった状態では行動が全く変わってしまうので、自分自身の両面について知るための努力をしなくてはならない。 ・激しい感情におそわれたときには誤った決断をしてしまいがちだと自覚するだけでも、日々の活動に活かす助けになる。 ・スマホやメールを頻繁にみてしまうのはギャンブルと似たようなものである。実験でラットがレバーを何回か押すと餌がでてくるのと、中古販売店員が車を何台か売るとボーナスがもらえるという実験。 これを定期的に報酬を与えるのと、不定期に報酬を与えるのとでどう行動が変わってくるか。途中で報酬を与えなくなると、定期的に報酬がでる方のラットは行動をやめるが、不定期のラットは、いつまでもレバーを押していたという。 ・メールやスマホのSNSも同様で、大抵の情報は自分にとっては不要で興味のない情報であるが、たまに自分にとって有益な情報であったり重要な情報が入ってくるため、ギャンブルと同じような感覚で何度も頻度高くみてしまう。 ・自制の問題を克服するには、自分の好きなものと、嫌いだけれど自分にとってよいものとを組み合わせることで、欲望と成果を結びつける。たとえば、太り気味の映画愛好家であれば、映画を楽しみながらランニングマシーンで歩くなど。 ■所有意識 人は自分が所有しているものを過大評価する。そして人はなにかを得るよりも、失うほうが強い意識が働く。 ・実験で喉から手が欲しいバスケットボールの試合観戦の抽選を行い、当選した人と外れた人にいくらでチケットを売り買いするかを質問する。 ・抽選に外れた人は最大175ドルで買うといい、当選した人は最低2400ドルで売るという。(14倍の差) ・ネットオークションでも長い期間自分の入札額が最高額であると、すでに所有している気になる。 ・そしてオークションが終わる直前でオークションをみると、どこかのやからがさらに高い額で入札をしてしまったら、あなたは当初の予算よりオーバーしてでも入札額を上げてしまう。 ・この部分的な所有意識がオークションで入札額が上がり続ける原因。 ・「30日間返金保証」も同様で一度所有したものを返すことが損失とらえるため、消費者は返品しない。 ・人は無料を疑う。道端でお金を無料で渡すという貼り紙と五十ドルを置いた実験を行ったが、19%の人しかお金を持っていかなかった ・人はチャンスがあればちょっとした不正をはたらくが、十戒を思い出させたり、道徳的な感情を持たせると完全に不正をしなくなる。 → トイレットペーパー泥棒をやめさせるためにトイレに張り紙を貼っただけで盗みがなくなった。

    7
    投稿日: 2021.10.10
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    2000年代にアメリカで流行った「行動経済学」の火付け役的な本。(らしい…) 「人は必ずしも合理的には行動しない、という前提にたった経済学」という感じで、社会現象や経済行動を心理学と結びつけて解き明かす的な話。 色んな具体的な実験例を元に論が展開されてるので、分かりやすい。 マーケや政策立案する人とかには、このジャンルは面白いんだと思う。 けど個人的には、数式が一切ないのが、なんか腑に落ちない。笑 経済ってゆーより、社会心理学やん!って気分にも。笑 まぁでも読み終わった瞬間は面白いと思ったからヨシとしよう。 「困ってる人を救うための無給のボランティアであれば人は真摯に協力的になるのに、そこで安い報酬を提示されると逆にヤル気削がれる」 とか 「人は選択肢の消失を恐れる生き物で、その消失を防ぐ行動を取るゆえに、逆に価値あるものを失う」 とか…。 もともと自分自身を、全く合理的ではなく直感的で本能的な人間だとは思ってるけど、冷静にそんな点やその不利益を指摘されると、妙にギクリとする。

    1
    投稿日: 2021.10.08
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    納得したり興味深く感じる部分も多くて楽しめたけど、読んでる途中で作者の捏造ニュースが入ってきて、研究から出た結果というアピールがけっこうしつこかったから、かなりがっかりした…。 「選択肢が三つあると、たいていの人が真ん中を選ぶ」(1章) 「自己ハーディング=自分が前にとった行動をもとにものごとの善し悪しを判断する」(2章) 「手にしたとたんに愛着を感じ始める人間性」(8章) 「どちらかに決めることで生じるちがいがほんのわずか」(9章) 「不正行為は、現金から一歩離れたときにやりやすくなる」(14章) 社会規範のコスト(4章)が特におもしろかった。「考えの中にいったん市場規範がはいりこむと、社会規範が消えてしまう」社会規範と市場規範で生きる人間として、どっちも大事だけど、信頼できる近い人とは社会規範ベースで生きたほうが幸せになれそう。あとは良くも悪くも、いまより良いものを、ってなっていく資本主義には気をつけたいと思った。

    0
    投稿日: 2021.09.26
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    行動経済学についての本書、とても興味深かった。我々の行動がいかに普段無意識のうちに選択されているか、そしてその選択がいかに不合理か、あらゆる実験をもとに検証している。 経済学ではあるが、いってみれば心理学のうち経済活動が伴う分野のことである。 特に興味深かったのが、少しずつ変えた顔写真のうちどれを選ぶかという実験や、自由に取れるキャンディがあったらいくつもらうか、などである。思い当たる節がたくさんあった。 実験としてやや弱いと思ったのは、彼が選ぶ実験の参加者は主に彼が教える一流大学の学生だったことである。もちろん優秀な学生といっても、不合理な行動をするのだが、もっと普通の一般人を対象にしたら違う結果が出たのではないかと思われる。 かつての経済学は、すべての人間は合理的な考えに基づいて行動することを前提にしているというが、本書はその経済学の最も根本となる部分に疑問を持って検証していく。人間ってやっぱりこういうものだよな、と思わされる過程が面白い。

    0
    投稿日: 2021.09.06
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    入口としてめちゃくちゃ良い本ですねこれ。 難しい話は一切なし、身近なことやものを通して行った実験から、我々が普段無意識に行っている選択を紐解いていく。 自分で選んだようで、実はそうでもない。無意識の思い込みに気付かされて面白かったです。

    1
    投稿日: 2021.09.06
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    大変面白い。 『私たちはみんな、自分がなんの力で動かされているかほとんどわかっていないゲームの駒である。 わたしたちは、心が見せる「決断の錯覚」にころりと騙されてしまう。 いつどこで間違った決断をするおそれがあるかを理解しておけば、もっと慎重になって、決断を見直すように努力することもできる』 この本のよいところは、 人間にそのような不合理があるならば どのような工夫をすればよいのかという「応用」に具体的に言及している部分がよい。 例えば、 『教育は、社会全体が気にかけている目標 ー社会的目標(貧困犯罪の撲滅、人権の向上) 科学技術的目標(省エネの増進、宇宙開発、ナノテクノロジーなど) 医学的目標(がん、糖尿病、肥満の治療など) との繋がりをもっとはっきりわかるようにすべきだろう。教育に大きな意味を見いだせる。 生徒が野球選手について知っているのと同じくらい、ノーベル賞受賞者についても知りたいと思うように仕向けるのが、社会としての私たちの課題だ』 あるいは、十戒を読んだ被験者はごまかしをしない、という実験結果から 何か自分を律する気持ちになれるものを行動の直前に読むことは、理性的な行動や判断に効果がある …のような「応用」できることについての言及が役に立つ。 できれば、そのような「応用」がもっと提示されていれば更によかったと思う。

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    投稿日: 2021.09.04
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    行動経済学について、理論だけでなく実例を用いて分かりやすく伝えてくれる1冊。 世の中には、自然と行動変容につながる仕掛けがありふれていて、様々な仕掛けが知らないうちに人々の行動を変えている。

    3
    投稿日: 2021.09.03
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    行動経済学者が明かす、人間の行為はどれだけ合理的ではないか。 人気の本だけに、さすがに面白かった。 「はじめに」に筆者が記す以下がこの本のテーマ ________________ この本は、人間の不合理性、つまり、わたしたちがどれほど完璧とははど遠いのかについて描いている。 (中略) わたしたちは不合理なだけではなく、「予想どおりに不合理」だ。つまり、不合理性はいつも同じように起こり、何度も繰り返される。 (中略) わたしたちの不合理はでたらめでも無分別でもない。規則性があって、何度も繰り返してしまうため、予想もできる。 _______________ ■1章 相対性の真相 相対性はわかりやすい。 相対性の比較の選択の際、選んでほしい商品より少し劣った方向性が同じおとりを選択肢に含めることで選んでほしい商品が選ばれる。 「相対性は身のまわりのどこにでもあり、わたしたちはあらゆるものごとを相対性の色メガネで-バラ色だろうがなんだろが-見ていると自覚することだ」 ■2章 需要と供給の誤謬 私たちは最初に示された値段にアンカリングされてしまう。 他人がとった行動によって善し悪しを判断することを「ハーディング」という。 自分の過去の経験によって判断することを「自己ハーディング」という。 スターバックスは、ダンキンドーナツのように低価格にアンカリングされなかったのは、入店の経験がほかとはちがったものになるように、高級感を演出するためにできることをすべてやった。 同じ経験でも恣意的にとらえ方を左右することができた。筆者が朗読に対して聴衆にお金を払うか、お金をもらえるかそれぞれ前提を変えて質問すると、払うか聞かれた側は払うように、もらえると言われた方はもらうように考え出す。 「消費者が支払ってもいいと考える金額は簡単に操作されてしまう。」 「ふつうの経済学の枠組みでは、供給と需要の力が互いに独立していると仮定するが、アンカリングの操作は、実際にはふたつが互いに依存していることを示している。」 ■3章 ゼロコストのコスト 無料の魅力。 自分のほんとうに求めているものではなくても、無料になると不合理にも飛びつきたくなる。それは人間が失うことを本質的に恐れるからではないか。 ■4章 社会規範のコスト 社会規範と市場規範のバランス。 プレゼントは社会規範として機能する。経済効果(市場規範)としては効率が悪いものの、社会の潤滑油として機能する。 市場規範で考えるなら、プレゼントをあげるより、現金を上げた方がよい。 「企業が社会規範で考えはじめれば、社会規範が忠誠心を育てることに気づくだろう。さらに重要なことに、社会規範は人々を奮起させる」 「人は給料の為に働くが、そのほかにも仕事から無形の利益を得ている。」 ■5章 無料のクッキーの力 クッキーを無料で提供すると、皆、社会規範の重要さを念頭において、1つか2つクッキーをもらうが、有料にした途端、たくさん買う。 お金を求めることで市場規範を持ち込み、無料のくっき0の時に作用していた作用していた社会規範を追い出してしまった。 もう一つの実験では金銭をかかわらせず、労力でクッキーをもらるようにしたが、無料と有料の間だった。 労力を伴う取引が金銭的取引に比べて社会規範を維持できるのだから、どうすれば人々がサービスに対してお金を払う代わりに、自分たちの労力をもっと投資するようになるかを考えるべきだろう。 ■8章 高価な所有意識 自分の所有物を過大評価してしまう傾向は、、人の基本的な偏向であり、自分自身に関係のあるものすべてにほれこみ、過度に楽観的になってしまうという、もっと全般的な成功を反映している。 ■9章 扉をあけておく 選択の自由の何がこれほどむずかしいのだろう。たとえ大きな犠牲を払ってでも、できるだけ多くの選択の扉をあけておかなければならない気がするのはなぜだろう。 ■10章 予測の効果 知識が先か後かで経験が変わる。 予測とビールの味 あらかじめバルサミコ酢を入れたビールを飲んでもらう時に、バルサミコ酢が入っていると飲む前に教えるとおいしくないと思う。飲んだ後に教えるとそれほどおいしくないと思わない。 あるグループにステレオタイプを抱くと、こちらの反応が変わるだけではなく、ステレオタイプ化された人たちのほうも、押し付けられたレッテルに気付けば反応が変わる(心理学のことばで言うと、レッテルに「プライミング」される) 高級料理を汚い部屋で出してもおいしいと思えない。 クラッシックのプロの演奏家が朝の出勤時にストリート演奏してもほとんどの人が気付かない。 肝心なのは、芸術でも文学でも演劇でも建築でも料理でもワインでも、とにかくなんにつけても、それを経験し評価するうえで、期待がどんな役割を果たすのか、ほんとうのところはわかっていない。 11章 価格の力 プラセボ効果 値段が高い薬の方が効果がある 12章 不信の輪 「共有地の悲劇」はふたつの競合する人間の理解につきる。一方では、長期的な観点から、個人は共有資源の持続可能性を気にかけている。その個人を含むすべての人が共有資源から利益を得ているからだ。だが、同時に、短期的に見ると、個人は自分の公正な取り分以上とることで、すぐに利益を得る。 13章 私たちの品性について その1 世の中には2つの不正がある。 1つは、強盗を連想させるような不正。 もう一つは、自分が正直者だと思っている人たちが犯す不正だ。 あらかじめ十戒を読んでから実験をすると不正が減った。十戒で正直の概念を呼び起こせる。 14章 私たちの品性について その2 不正の機会が与えられたとき、得られるものが現金の場合より、代替貨幣の時の方が断然不正が増える。 15章 ビールと無料のランチ 独自性要求 独自性を表現することに関心のある人ほど、テーブルでまだだれも頼んでいないアルコール飲料を選んで、自分がほんとうに個性的だと示そうとする傾向が強い。

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    投稿日: 2021.08.28
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    行動経済学の中で体験も入ってて面白い本だった。試してみてこうだったという流れが良かった。欠点として分厚いのは難点。無料の威力はデカイ。

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    投稿日: 2021.08.17
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    行動経済学に基づいて、何故我々が合理的ではない意思決定をしていまうのか?を解き明かす。 研究者である著者の様々な実験を通じて、如何に我々が合理的な意思決定をしているようで、 その実は全くできていない、むしろ操られているということが非常によく理解できた。 ことビジネスにという観点で言えば、大事な点は2点。 一つ目はうまく利用することで、ビジネスの拡大にも利用できるであろうという点。 ビジネスは所詮ヒト対ヒトであり、行動経済学をうまく活用することで、 こちらが意図した結果に導きやすいであろうこと。 二つ目は自分はそうした相手の利用の矛先になることを十分に認識した上で、 不合理な意思決定をしないように、こうした行動経済学に関する知識をもっと習得し、 当たり前のように避けるようにすること。 どちらについてもまずは行動経済学に関するインプットが重要。 心理学も含めて、まだまだビジネスに活用できる余地は大きく、更に勉強を重ねていこうと思う。

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    投稿日: 2021.08.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    予想どおりに不合理 ・あなたがそれを選ぶわけ ・人間の本質 ■人間はおろかである分、可能性にあふれている ・人間は不合理だ ・自分が何の力で動かされているかほとんどわかっていない。 ・合理的でないリスクをかけて新しいことをやる、から楽しい。 ・出来ない事を達成するから成長がある ・人間はおろかである分、可能性にあふれている ■感情の生き物 ・どんなに正しい事、合理的なことを言っても、分かってもらえなければ「伝わらなければ意味がない」 ・正論には顔がない。 ・人間は理性の生き物であると同時に、感情の生き物 ■不合理な基準に左右される意思決定 ・意思決定に不可欠なプラスとマイナスを評価する基準を無意識に設定している。 ・その基準に引っ張られることもある事を忘れない ・1000円のランチ、800円と比べるか、1200円と比べるか ・銀メダリストと銅メダリスト、どっちが幸せか ・基準次第で結果の解釈も異なってくる ■測れるものだけでは評価できない ・現金の報酬はある程度のことしかできない。 ・社会規範こそ長い目で見た時に違いを生む力 ・社会規範は安上がりな上、校歌が大きい ■人間の不合理さは予想通りのもの ・仮説思考においても、仮説を正当化する情報だけ集めてきて正しいと考えてしまうリスクもある ・成功対辺の罠:成功パターンにこだわり偏った視点でしか状況判断しなくなる ・必ずしも悪いことではなく、そうゆうものであり、本質である。 ・それに基づいた意思決定・制度作り、経営こそが人間の持つ限りない可能性を開花させえる。

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    投稿日: 2021.08.07
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    予想通りに不合理 行動経済学が選ぶ「あなたがそれを選ぶわけ」 社会規範と市場論理:デートにお金の論理を持ち込んではいけない 無料の力:無料のよって、我々は正確な判断ができなくなる 無料のランチ:他人が決めたランチに影響されて決めてしまう

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    投稿日: 2021.08.01
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    前半は非常に興味深く読めていたのだが、後半にいくにしたがって、実験についての文が冗長に感じられ、読むのが億劫になってくる。「で、結論は?」と、早く先を知りたくなり、いくらか読み飛ばしてしまった。

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    投稿日: 2021.07.26
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    とても興味深い内容の本なのに、なぜか読むのに めちゃめちゃ時間がかかってしまった。 人の行動は必ずしも合理的ではない、人間の本質をついた内容だったと思います。様々な実験でそれを証明して行き、バイアスについても詳しく説明していて、項目毎に興味をそそられる内容でした。 人の選択や行動における不合理性を理解することによって、実生活での判断や行動を考えるヒントになります。

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    投稿日: 2021.07.17
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    行動経済学の第一人者による著作。クッキー無料で配ると逆に受け取り辛いとか、物品やとズルが起こるけど、現金でずるをするほうが抵抗があるとか、必ずしも合理的でない人間の心理を実験を通して明らかにしている。心理学とどうちがうの、という疑問はさておき面白かった。

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    投稿日: 2021.07.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても興味深く面白く読めた。時々クスっと笑えるのもいい。 ・パリ、ローマ、ローマ’ ・無料の力 ・アンカリング ・市場規範と社会規範 翻訳も上手なのではと思う。

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    投稿日: 2021.07.04
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    章ごとにテーマについて仮定、実験、結果、考察していく語り口調や具体的な実験内容がわかりやすく説明されていて読みやすかった実生活において当てはまる状況も多々あり、どうして合理的でない行動をとってしまうのかなど行動経済学という分野への入門用にとても良い本だと感じる

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    投稿日: 2021.06.29
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    インスタで紹介されていて面白そうだったので読んでみました。 行動経済学の本です。 通常の社会学は、人は非常に合理的で、完全な情報と計算力を持っていて、常に自分の満足度を最大にするように行動することを前提に学問を組み立てています。 ところが実際には、情報を十分に利用しなかったり、冷静な計算ができなかったり、合理的ではなく直感的な意思決定をすることも多く、その他にも一度決めたことを先延ばしにしたり、誘惑に負けてしまったりすることもよくあります。 このような人間の不合理性に着目したものを行動経済学というそうで、その意思決定の癖は一定の法則性が存在することが多いそうでです。 例えば、自分の所有物を過大評価してしまう傾向があるとか、金銭以外のインセンティブでがんばっていた人に金銭的インセンティブを与えた途端その人の労働意欲が下がってしまうとか、人は手に入るかも知れないものではなく失うかも知れないものに注目してしまうとか。 本書では、人がいかに不合理かということを実験結果とともに解説してあり、結果は自分に当てはめてみると当たり前のこともある一方で、そこに法則性があることは初めて知り、非常に興味深く読むことが出来ました。 先程の例の他にも、人は1人で注文する時よりも人前で注文したときの方が好みでない料理を選びやすいとか(他人に何らかの印象を与えたくて快楽を犠牲にする)、1つの品物について、同じカテゴリーの別の品物にいくら出すかも最初に見た価格との比較で判断されてしまうとか(恣意の一貫性)とにかく合理的ではない行動がものすごく多いことを実感しました。 場面場面で人の持つ不合理な癖が出たと認識できれば、自身の行動を合理的な方向に傾向けることが出来るかもしれませんね。 面白い本でしたが、実験のエピソードが無駄に長くてイライラしながら読み終えました。 編集者からのアドバイスとかなかったのでしょうか?それともあの冗長な実験の過程を読むのが普通は楽しいのかしら???

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    投稿日: 2021.06.28
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    興味のある分野だった 人間は合理的な判断をしていない、部分もある ・お金という概念、無料の魔力(保有効果) ・タイトルが秀逸 ・宣言することで道徳心を引き出す ・先延ばし ・選択肢を減らしたくない

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    投稿日: 2021.06.28
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    行動経済学が認知されて久しい。ずっと読みたかった本ではあるが、マーケティングを直接の仕事としていないこともあり、なかなか時間が作れなかった。 この本の価値は「今まで経験上は感じていたけれども、伝統的な経済学では否定されていた点について言語化された仮説を提示した」点、および、「実験の上でその仮説を実証した点」の2点にあるように思う。 経済学と銘打っているが、実質的には心理学である。何が人の心にどういった影響及ぼすかについての考察が深く述べられており、実生活と合わせて考えると納得感が高い。 また、この本の凄いところは、きちんと仮説が実験で実証されていることところにあり、説得力が上げている要因の一つとなっている。 --------------- 個人的にも納得感が高かったのは「第12 不信の話」である。 企業広告には嘘が多い、と言うのは今はもう言い過ぎだろうが、ネガティブをポジティブなワードに包んでに誤魔化したり、不利な事は意図的に隠して後でバレたり、というのは往々にして見かけるところである。 実際、値段はそのままでではあるが紙パッケージを小さくした牛乳や、容器を底上げして容量を少なくしたコンビニ弁当の例は論を待たない。 これらは実質値上げであるにもかかわらず、「持ちやすくなって新登場!」「食べやすくなって新登場!」とされ、アピールされているが、ここで騙されるほど顧客はバカでは無い。 一度失った信頼を取り戻すのは非常に難しく、いまでもことあるたびに「同じことをしていないか?」といった疑いが向けられることになった。当然、不信感から顧客離れが発生する。 本書ではそういった「不信を生ませない方法」も留意すべき点の一つとして取り上げられており、この点を他者に伝える上で非常に参考になった。

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    投稿日: 2021.06.27
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    人間がいかに不合理な生き物か、ということを示すために筆者たちが行った様々な実験とその結果、考察がわかりやすくまとめられている本。 読み進めていく中で、普段から実験と考察を繰り返している身として、筆者の組み立てた実験のセンスに舌を巻くことが多かった。 市場規範と社会規範の話が面白かった。

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    投稿日: 2021.06.20
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    ボランティアは労働力の買い叩きだとも言えるが、実は無料で労働力を提供する事で人は社会性への意識を保ちながら充実感を得られるのではないか。お給料を発生させると自分に見合った額なのかを考え始めてしまい、結局場合によっては無償で働いた方が気持ちが良いのかもしれない。市場規範と社会規範の話を読んでいると、ラスベガスまで飛んでいってバーニングマンに思わず参加したくなる。またコロナ禍であまり会社や得意先に思い入れの持てない自分にとっては、まさにお金でしか会社と結ばれていない危険性を感じざるを得ない。新人でお給料は低いので尚更に。人はどこまで行っても社会的な動物で、やりがいと言うのもその部分から来るものが大きい。あの人の為なら頑張れるというモチベーションが欲しいし、人に与えられて動かせるようにも意識したい。

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    投稿日: 2021.06.04
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    行動経済学に関する研究が非常に読みやすい文章で紹介されていて理解しやすかった。 本のタイトルの通り、合理的に行動しようとしても人は予想通りに不合理な行動をしてしまうようである。人にはこう言った特性があることを頭の片隅にいれておけば、日常生活の様々な側面で役に立ちそうであると感じた。

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    投稿日: 2021.05.27
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    行動経済学について学びたいと思い手に取った本。 合理的ではないのにとってしまう行動について、実験を交えながらわかりやすく書かれていて面白かった。読み終わったら今後、そのような非合理な行動をとりそうになった時に一歩立ちどまってこの本のことを思い返してみようと思う。

    1
    投稿日: 2021.05.09
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    行動経済学の本として具体例が多数掲載されており、非常に面白かった。 人間は合理的に行動しようとしても、理性に負けてしまう部分が多々あると実感。多くの意思選択にはアンカリングが関係してくるらしい。 不合理な行動を改善するには行動に対して疑問を持つこと。 このことから『クリティカルシンキングを身につければ最強ではないか』と思った。

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    投稿日: 2021.05.01
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    無意識のうちにやってる行動は、実は様々な要因によって方向づけられた結果だった、ということが実験結果を通してわかりやすく説明されている。 具体的な行動にフォーカスされていてわかりやすかった。

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    投稿日: 2021.04.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    行動経済学の本。初めて読んだ。 経済学の前提として、人は合理的に個々人が効用を高めるように行動するが、場合によっては不合理的な行動をすることが実験データを元に証明されていた。 例えば、飲食店で何人かとご飯に行った時、一人ずつ順番にオーダーを聞かれるとすると、他の人に影響され、自分が食べたくないものを注文し、後で後悔すると説明されていた。 自分も何度も経験したことがあり、とても興味深かった。 人は知らず知らずのうちに他者の影響を受けているんだと実感した。

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    投稿日: 2021.04.07
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    ちょくちょく耳にしていた行動経済学。 他にも、社会規範、市場規範といった言葉。 この本が元ネタだったのかと。 読み物としても面白いし、著者の人柄もユニーク。 アリエリー教授の講義聞いてみようかな。 一度読んでおいて損はない名著だと思います。

    0
    投稿日: 2021.04.07
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    https://twitter.com/itaya_gaiax/status/1378386249891737602?s=21

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    投稿日: 2021.04.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    論文に書いてあるような学術的なことを、パンピーに優しく教えてくれる超有益書物。 ページ数は500頁弱あるが、読んでて全く退屈しない。 影響力の武器とかファストアンドスローと同系統の本 それはそうと、著者のアリエリー教授の講演面白すぎ 気になるあなたは彼のted talkをご覧あれ、今すぐに

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    投稿日: 2021.03.29
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    ●主張の総括(と感じたこと)  私たち人間は自然物であるため、感覚や思考には、特有の誤差や偏差がある。このため、不合理な行動を規則正しく取ってしまう。  一方で、規則性がある誤りは予想可能でもある。よって、適切に対処できれば克服できる。 ●覚えておくこと ヒトは… ①物事を比較する事で、評価し判断できる。  余り良くない物も、より悪いものと並ぶと良いものと思ってしまう。比較対象には自分の過去も含み、整合性(時に不要な拘り)を持ってしまう。 ⇨プレゼンで通したい意見の横には比較例を並べる ②ゼロ(無料)は失敗の恐れがないため、過剰に嗜好してしまう。 ⇨無料の選択肢を見たら警戒する ③お金が絡むと、社会規範が市場規範に塗り替えられてしまう。人は社会規範の中の方が安寧に過ごせる。 ④感情が昂ると、平時には全く取らない行動をしてしまう。これは抗い難い事実。これを避ける方法の一つは、興奮状態に陥る場に近づかないこと。 ⑤自制に打ち勝つ方法は、やるべき事と、楽しみなことをセットにする事。これにより、進んでやるべきことを選べるようになる ⇨ランニング用にオーディブルを備えておく。 ⑥予測は本文の内容も歪めて認識してしまう。 ⇨プレゼンの初めに要旨を付ける。予測の間を与えない。 ⑦現金を盗む等の明確な不正はしないが、ペンを拝借する等のちょっとした不正は簡単に犯してしまう。しかし、直前に道徳心を思い出させる言葉があれば誠実に行動できる。

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    投稿日: 2021.03.14
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    ワイングラスでワインの味は変わらない。 でもグラスを揃えて楽しむことで美味しいと感じることはできる。 理解したうえで、これからもワイン楽しもうと思います。笑

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    投稿日: 2021.03.08
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    タイトルにある「行動経済学」という学問は名前の通り経済学を下敷きにしているが、この本は行動経済学のお堅い教科書ではなく読み物として楽しめた。 伝統的な経済学では、人間は非常に合理的な存在であると考えられてきた。しかし、実際のところわたしたちの意思決定は不合理なところがあるのは誰もが認めるところだろうし、自分もそうだ。しなければいけない電話やメールをいつも先延ばしにしてしまうし、配信サービスなどは無料期間の後で解約すればいいやと思って契約したはずなのに、そうした試しが一度もない。著者はこのような意思決定の不合理さには、一定の法則性があるという。行動経済学は、このような不合理な意思決定の「クセ」を実験を行って明らかにし、これを経済理論に取り入れようという学問である。 本文でたくさん取り上げられる不合理な行動のほとんどが身に覚えのあるもので、薄々感じてはいたが言葉にすることができなかったことが明快に書かれているので、目の覚める思いだった。ベストセラーになるのもうなずける良書だと思った。この本を読んだからといって合理的な存在になれるわけではないが、自分がいつ不合理な判断をしそうか、どうやったらそれを止められるかを考える契機にすることができるのではないだろうか。

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    投稿日: 2021.03.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    そう言われてみれば...という行動が 研究結果とともに具現化されている。 時に無料!という言葉に強く魅力的を感じたり、 怪しいと不信感を抱いたりと 比較対象の有無やシチュエーションでガラリと変わる。 合コンには自分に似ているけど、少し劣る人を連れて行くべき、というのは行動経済学でもエビデンスがあるのが面白い。 選択肢の一つに絶対選ばないものを紛れさせ、 選ばせたい選択肢を選ばせる方法は、 とても勉強になった。 a.朝食付きのローマ旅行 b.朝食なしのローマ旅行 c.朝食付きのパリ旅行 自分で決めた!と思っていた選択も 誰かの思惑に踊らされているのかも。 TEDでも概要見れる。 https://www.ted.com/talks/dan_ariely_are_we_in_control_of_our_own_decisions?utm_campaign=tedspread&utm_medium=referral&utm_source=tedcomshare

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    投稿日: 2021.02.26
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    2周目。この本ほんとに面白い。これは流石に古本屋に売れない。喫茶店事業をやろうと思っているので、値段設定などのためにまた読み返している。

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    投稿日: 2021.02.25
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    1.行動経済学の第一人者の人なので絶対に読もうと決めてました。 2.本書はファスト&スローのファストの部分、つまり、感情の面で人間がどのような行動をとるかについて述べられている。 人間は基本的には合理的な判断を下すものの、ある状況下では不合理な選択をすることがわかっており、保有効果やアンカリングなどがあげられる。 人間の直感は頼りになるのだが、完璧ではないため、多くのミスをしてしまう。本書では、起こったミスに対して、どのような解釈がされているのかが述べられています。 3.不合理な選択をしてしまうのはある意味人間らしいと思います。人間の不合理さによって商売が成り立つ部分があったり、喜びがあったりします。この時に、自分はどのミスに陥っているのか、このお客さんはどの選択をしてるのかを分析できれば理想的なマーケティング担当や営業担当になると思いました。

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    投稿日: 2021.02.23
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    行動経済学を楽しく学べる。 しかし、個人的に具体例、実験説明が少し長いと感じた。 行動経済学を始めて学ぶ人、興味のある人には一押しの本だ。

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    投稿日: 2021.02.19
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    アリエリー先生の著作。当然面白い。行動経済学の勉強にいいと思う。金は盗らないが、金の代わりのものは盗むという実験は非常に面白い。

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    投稿日: 2021.02.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    色々な実験結果から人間の行動を分析していくのですが自分の普段の行動にも当てはまるところが度々あり共感できる点が多く楽しく読むことができた。 特に印象に残っていたのは無料!であるものに対して人間はなぜ不合理な行動をとってしまうのかという点でした。 必要のないもの、費用対効果の低いものに対して値段設定が0円(無料)になったとたん人間は合理的に考えることをやめ0円のものを求めてしまう。 無意識のうちに自分も携帯代金0円!や初月無料!など0円キャンペーンにひかれ目先のことしか考えず購入したり契約したりし結果的に損をするという経験をしたことがあるので、自身の行動と照らし合わせながら読み進めることができました。

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    投稿日: 2021.01.27
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    人間の"不合理"な行動・意思決定について、とても面白い実験と考察が書かれており、分厚い本だったが、最後まで飽きることなく読むことが出来た。 日常的に繰り返し行っている行動について、もう一度考え直してみたいと思う。(例えば、つい自販機で飲み物を買ってしまうこととか、、こりゃ絶対不経済だよな。) 7章の先延ばしの問題は、かなり日常生活に落とし込める内容だと思う!

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    投稿日: 2021.01.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1、相対性 2、アンカリング 3、無料→失う心配はない 「出費の痛み」 4、市場規範と社会規範  現金とプレゼント 5、ただの方がもらう量が減る→市場規範と社会規範の差 6、ジキルとハイド 7、自分で上限や締め切りを設定することによる”自制” 外部による自制   変率強化スケジュール(ギャンブルや宝くじ)   嫌なことと好きなことの結びつけ(長期目標のためのマイナスな行動に強力な目                  先のプラスを用意) 8、売り手と買い手の差→所有意識による価値観の差   いったんグレードアップすると戻れない(戻るのが難しくなる)   ポジティブバイアス 9、選択の扉→扉を残しておきたい   決断しないことによる影響を考えない→考えている時間など 10、予測(先入観、偏見)    プライミング 11、プラシーボ効果(高い薬>安い薬) 12、「共有地の悲劇」 ”信用”の重要性    同業の信頼の失墜→業界全体の信頼の失墜 13、”超自我” 「正直な人」の不正 14、現金から離れる→不成立の上昇 15、周りに合わせた注文(前の人と同じものを選ぶ、違う種類のものを選ぶなど) 参考になることが多かった。この本の内容を頭の片隅に置いておくことで、一歩離れた立場から消費行動を見ることができ、無駄な消費や不合理な行動を減らすことができるかも知れない。

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    投稿日: 2021.01.25
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    具体的な実験の内容を記載してくれてるからわかりやすくて面白い。客観的に見ると、いやいや、と思う結果が多いけど、実際自分がしてみると…と想像するとたしかに不合理なことを選択してる自分に気づく。

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    投稿日: 2021.01.23
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    行動経済学をほとんど知らなかったので、勉強になった。疑問に思った人間の行動パターンを、実際に実験を行い結果とともに筆者の考察を述べている本。実験内容や、筆者の考察がなるほどという部分が多くとても面白かった。実際にマーケティングや営業などでも使えるなと感じた。

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    投稿日: 2021.01.19
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    人間は合理的には動かないことが多く、その不合理さには一定の規則性がある。 一連の人間の不合理性を種々の実験で明らかにしている。 キーワード:相対性、アンカリング、無料のチカラ、社会規範のコスト(無償の献身)、社会規範と市場規範の関係、情熱のコスト、決意表明の先延ばし対策、高価な所有意識と市場の目、選択の自由の難しさ、予測とバイアス、プラシーボ効果 DtoCマーケに応用出来そう。

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    投稿日: 2021.01.17
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    途中までですが、忘れたくないところの、忘れないための抜粋と要約。 アンカリング 相対性でしか価値をはかれない。何かと何かで迷った時は、ぜひ、なんとなくのイメージではなく、できるなら計算をして決めたい。 スタバの話は興味深い。高価なはずのスタバだが、一度店のゆったりとしたソファやお洒落なインテリアでコーヒー休憩の経験をすると次も選択しやすくなるという。たしかに。この前スタバ行ったから今回も行きたいとなるかも。それが習慣になり、ドトールよりスタバが好きになってしまう。初めてのハードルを超えてしまうと次の選択枝にも影響を及ぼしてしまうということですよね。 無料の偉大さ 値段において、1円と0円つまり無料は、1円と2円の差と同じではない。もっと歴然とした違いがある。 「無料になった途端、少しばかり興奮しすぎる」らしい。ここでもやはり、冷静になって計算してみれば本当の得が見えてくるのでは。配送料無料ラインに届くように、今必要ないものまで買ってしまうなど。冷静になれば、配送料を払った方がお金の減りは少なかったりする。必需品だからと洗剤や米を選ぶにしても、スーパーの価格と比べればネットの方が割高な事が多い。 社会規範と市場規範 社会規範→人と人の繋がり 市場規範→経済的な繋がり、というところでしょうか。2つは同時に存在できず、社会規範の繋がりの中にいったん市場規範が持ち込まれると社会規範は壊れてしまう事が多い。ボランティアに賃金が支払われる事がないように。 先延ばしの問題と自制心 将来に素晴らしい結果が待っているとしても、目の前にあるものに勝つことは難しい。野菜サラダが将来の健康の為になると分かっているのに、目の前のドーナツに手を伸ばしてしまう。禁煙すれば確実に健康に近づくと分かっているのに決断できない。 アメリカの死因の第一位は病気ではなく、賢い選択ができずに自滅的な行動を取ることだという。早死にに繋がる選択をしてしまうのは悲しい真実だ。 扉をあけておく 我々は選択肢を捨てられない。2つの似通った選択肢から1つだけを選ぶ時、そのものごとの類似点、わずかな相違点を比べる為にどれだけの貴重な時間を費やすのか?費やした時間その間に訪れたかもしれない機会、経験できたはずの生活を犠牲にしている事を忘れてはいけない。2つのわずかな相違点、どちらを選んでもそう大差はないはずだという事実にきづくべきだ。

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    投稿日: 2021.01.16
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    筆者が行った様々な実験を紹介しながら、人間がいかに(予想通りに)不合理であるかを書いた本。何度も読み返さなければ自分の行動には落とし込めなさそう。

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    投稿日: 2021.01.14
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    読みやすい文体でした。 知識プラス実験結果が記載されているため、納得感を持ってその知識を習得できました。

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    投稿日: 2021.01.09
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    めちゃくちゃ面白かった。 日々の生活に対して行動経済学の観点から解説してくれている。筆者のジョークも笑える

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    投稿日: 2021.01.08
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    行動学に興味を持ち、お友達からオススメしてもらいました。小難しい本を読むのが苦手なんですが、この本は身近にあることがテーマになっており、読みやすい書き方をされていてスラスラと読めました。

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    投稿日: 2020.12.27
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    人間の不合理さをユーモアあふれる文体で紹介している。選択の科学を読んでいた私にとっては、既知の内容も少なくなかったため、物足りなかった。(親切なことに、踏み込んだ内容を知りたい人はファスト&スローを読めと解説に明記されていた)しかし、行動経済学の入門書としてはうってつけだと思う。

    0
    投稿日: 2020.12.21
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    理屈じゃないのよ、人は♪ 不合理性はいつも同じようにおこり、何度も繰り返される。 大局的な考え方やマクロ視点の本だけでなく、本書のような戦術的な内容やミクロ視点に基づく内容でも有益であった。(ミクロ視点といえど、人の行動を普遍的に捉えているので個別具体的すぎない絶妙なバランス) ■概要 行動経済の基礎理論を具体例と実験を交えてわかりやすく解説。相対性(人との比較)やゼロコスト(フリー)の功罪、プラセボ効果などの項目をそれぞれ解説。 ■所感 ユーモアが多く親しみやすいが、その分冗長的で疲れる。または重要部分を読み落とす。 市場経済理論は教養としては役に立つが、実践できる知識としては行動経済学もぜひ頭に入れておきたい。カーネギーの「人を動かす」をより経済活動の観点で語ったものとして吸収できれば、マーケティングや組織設計にきっと役に立つ。それだけでなく、自らが消費者として選択・判断する際にも頭に入れておきたい内容だ。(後で不合理な選択を後悔しないために!)

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    投稿日: 2020.12.19
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    人間の行動における不合理さを様々な事例・実験結果で述べた本。 軽妙な語り口で、肩ひじバラずに読みすすめる事ができます。 特に、5章の無料のクッキーの力での、事例は、私が常識に考えていた市場経済の法則と大きく違い、興味深く読めました。 現在の、仕事に応用できる効果的な事例が沢山あるので、職場の人間にも共有して、組織の底上げに使用していきたい。

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    投稿日: 2020.12.06
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    実験・考察はおもしろいし興味深い。だけど無駄な文章が多すぎる。読みやすくするためのアメリカンジョークだと思うけど。 あと行動経済学のほかの本を読んでいれば、特に読まなくても良さそう。そうじゃなければかなりおもしろい一冊。

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    投稿日: 2020.12.01
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    この本は非常に面白かった!ケータイを何度も見てLINEやメールチェックを何回もしてしまうのはガチャと同じ原理だったとは…恐れ入りました。 行動経済学を学ぶと人はもう少し生きやすくなるのかな?と思ったがそんなに単純な話ではは無さそうだなぁ…

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    投稿日: 2020.11.10
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    著者は行動経済学者ではあるが文章も話し言葉のように柔らかく記載されていて非常に楽しめる読み物である。行動経済学とは経済学と比べて人間の行動が経済学で言うところとは、ずれた行動を取ることから考え出された学問ですが、この行動経済学を通して人間の衝動的な買い物を行う心理や自身が望むこととは違う行動を取ったりする原因や心理的な感情が伴う判断の実態などを学ぶことができ非常に参考になる。 自分の行動や人の行動の根底に潜んでいる真理を学びたい方にはお勧めの本です。

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    投稿日: 2020.11.05
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    伝統的なミクロ経済学しか勉強したことがないので、かなり衝撃的な内容だった。終始、知的好奇心が刺激された。 示唆する内容が多過ぎて、一回読んだだけでは、ちゃんと理解出来ていないと思う。時間を置いて、もう一度読み直したい。それぐらい内容が充実している。

    0
    投稿日: 2020.10.25
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    人間の認識や決断というものは非常に曖昧であり、自分では合理的に判断をしていると思っても、知らないうちに錯覚に陥って不合理な判断してしまっていることが多々ある。つまり、人間の行動は操作されうる可能性がある。 私たちが合理的な判断をするための方法は、事前に人間の認知や判断の傾向を知識として知っておくことと、事前に行動を変えること、防止するための仕組みを用意することである。

    0
    投稿日: 2020.10.23
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    タイトル通り、予想通りに不合理。何となく感覚で理解していることを言語化してくれる本。選択肢の置き方、価格の付け方、不正の防ぎ方などビジネスユースできる内容も多い。

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    投稿日: 2020.10.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろい! 「考えの中に市場規模が入ると社会規模が消える」 まさしく、ずっと考えていたこと。こんなスッと腹落ちするとは…。 また胸の奥底で実は望んでいる「直感」に合わせて合理的に仕立てたくなるのも人間の性だと。ほぉ。

    0
    投稿日: 2020.09.29
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    行動経済学の本だが、読み物として単純に面白い。 自分の考えや行動はその場で思い立ったことではないこともあり、人間の本能的に行われていることも多い。 これを学べば、より自分にとってよい行動を心がけることができるし、もしビジネスに転用するのであればこれらを前提にマーケティングなどに活用することもできそう。

    3
    投稿日: 2020.09.24
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    行動経済学の魅力がわかる1冊。 自分のこのレビューも、他の人のレビューに影響を受けているのかも。なるべく過去読んだ本とだけ比較する様にと心がけてはいますが。 ちなみにnoteに行動経済学まとめてます。 https://note.com/lelelennon/n/neecd62fbaa2a

    0
    投稿日: 2020.09.21
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    なぜお金が絡むとやる気をなくすか、なぜ物事を後回しにしてしまうか、そういう不合理なメカニズムが、数々の面白い実験で明らかにされている。さらにそのメカニズムが実生活やビジネスでどう使えるか議論されていて、お腹いっぱい、超ためになる本だった。 特に社会規範と市場規範の話は昔から感じていたら疑問への答えが見えた。今の社会組織って、意外とよくできてるんだなぁ。

    0
    投稿日: 2020.09.19
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    人間が無意識的に行ってしまう不合理を様々なパターンから実証している本。 詳細は下記 https://note.com/t06901ky/n/ndfb02cdacd79

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    投稿日: 2020.09.01
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    アビジット・V・バナジー著「貧乏人の経済学」を読んで人間の不合理さについて興味がわき、この本を読んだ。 期待通り、さまざまな「人間の不合理な選択の傾向」について知ることができた。多くは既に聞きかじった話や実生活でうっすら感じている物事だったが、明確な実験とその結果、そこからの洞察について読むことができたのはとても良かった。(既に聞きかじっている話が多いというのは、それだけ著者の実験が有名だということでもあるだろう。) 一番印象に残ったのは「社会規範と市場規範」の話だ。 人間の社会には、思いやりや貢献、持ちつ持たれつの精神による社会規範が優勢な場面と、金銭のやり取りを介した市場規範の優勢な場面がある。そしてその二つは両立することが出来ず、一度市場規範を採ってしまうと社会規範は追いやられてしまい、その結果現状が悪化することもある…というのは、これを読むまでそうとは知らなかった。驚いた。 私が今までの人間関係であまりうまくいかないと思ったことのいくつかは、ここで躓いていたのかもしれない。社会規範が適応されるべき場所(社会規範を適応したいと思っている人が大多数の場所)に市場規範を持ち込もうとしたり、社会規範によってこちらへ手を差し伸べてくれた人に金銭で返したいと思ってしまったり、など。 最近の出来事でもいくつかは、「あのとき相手は社会規範を続けたいと思っていたから、市場規範優位になりうる私の提案を拒否したのだな」と納得できた。とてもスッキリした。 この「社会規範と市場規範」についてこれほどまでに明瞭に説明してくれる人はあまりいない。「そういうものだから」「お金だけが全てじゃないから」と曖昧な表現になりがちだからだ。だからとても助かったし、初めて「そういうことだったのか」と腑に落ちた。 今後は、今いる状況がどちらの規範に支配されているか注意深く窺っておこうと強く思った。 また、社会における「信用」について。信用が「共有資産」だというのには目から鱗が落ちた。しかし納得感があるし、子供にもわかりやすい話だ。 自分の子供に将来「なぜ嘘をついてはならないのか」と聞かれたら、まずは嘘をつくと信用を損なうこと、そして信用は共有資産であるから、全体が豊かになるためにはそれを守っていかなくてはならないことを伝えたいと思った。 他のトピックもとても興味深く、単純な読み物としても面白かった。 ただ実験のあとで著者が洞察を含めて実社会へのアイディアを述べていることが多いが、それがどの程度妥当なアイディアなのか(うまく機能するアイディアなのか)分からず、そこにはあまり魅力を感じなかった。 実社会への試験的導入をした話などが続けばもっと満足できたと思う。唯一実社会への導入を試みた「自制クレジットカード」の話も、実現しなかったという顛末なのは残念だ。 このあたりは著者の別の本やTED Talksなどにあるかもしれないと思うので、期待をしている。

    1
    投稿日: 2020.08.18
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    人間は合理的な選択や判断をするのではなく、経済的に見て明らかに不合理な行動を取りがちであるということが、様々な非常にわかりやすい実験から知ることができた。 ただ不合理なだけではなく、規則性がある「予想通りの」不合理。中にはあまりに愚かだと感じられるほど不合理な行動もあった。全て自分がやりがちな行動であると思うと、これからの選択や判断の際に自分をメタ的に見る必要があると思う。 無料による効果と、社会規範・市場規範の所など面白かった。

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    投稿日: 2020.08.15
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    人は必ずしも合理的な行動をするとは限らない、、 さまざまな「あるある事例」に納得。 面白かったです。

    0
    投稿日: 2020.08.08
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    社会規範と市場規範。この違いを明確に理解して、商売につなげると新しいビジネスモデルを創出できるのかもしれないなぁ。

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    投稿日: 2020.08.02
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    人々は社会規範と市場規範の両方を生きている。車の修理を手伝ってくれと言われれば社会規範により、いいですよと答えるのに、1ドルでやってくれと頼まれれば市場規範によって断ってしまう。 また、無料と言われれば取り過ぎてはいけないと、周囲を気遣うのに、1セントだと言われれば、金さえ払えばと、周囲への気遣いは突然なくなる。 この世の中が市場主義である中、いかに社会規範にも重きを置いていくかが重要である。 物は所有すれば価値が高まる。一度得てしまう(得られそうになる)と、手放すことが難しくなる。失うことを人は怖いと感じる。

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    投稿日: 2020.07.26
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    ちょっと社会実験の記述が冗長でボリュームある本になっているけど、その実験から人の意思決定というものが、自分自身の確固たる合理性に基づいて行っているように見えて、実は周りの要素に影響されてややもすると不合理な選択をしていることがよくわかる本。ある意味、あらゆるところにこの手の事は起きていてマーケティング手法にも利用されているんだなあってよくわかる本。飲み会で誰を誘うかはともかくとして、おとり選択を用意する手法は何にでも利用できそう。

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    投稿日: 2020.07.02
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    内容と関係ないですが、社会心理学とか行動経済学って実験がユニークで面白いですよね。個人的に「性的興奮の影響」の調査がユニークというか、想像したらシュールで笑えました。笑

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    投稿日: 2020.06.13
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    面白かった! 普段何気なく選んでいる行動の一つ一つが自分の意思なんかまるでないような気持ちにさせられた。 ユニークな実験をユーモアたっぷりに書いているのですごくわかりやすいし、そこから派生して色々なことに応用出来そう。 行動経済学に興味が湧きました。

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    投稿日: 2020.06.08
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    日本の生産性は低いのではなく、社会規範と市場規範の線引きが海外と異なるだけ。ただ一度市場規範が適用されると二度ともとに戻らない。今の日本を大切にしないと。 『自分の稽古代は高すぎてあなたたちでは払えないだろう』世界に向けて発信したい。

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    投稿日: 2020.06.06
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    ファクトフルネスで挙げられていた10個の「思い込み」は、行動経済学の「不合理」に近いんちゃうかなと感じて、読んでみようと思いました。 率直にいうと、ゼミ入る前に読んでおけばよかった。これでしかない。 4章の「社会的規範と市場規範のすり替わり」が面白かった。自分の経験にも当てはまる例を浮かべることができて分かりやすかった。社会的規範の存在を認識し、それを活かすことができれば、いろんなことがコストをかけずに改善できそう。 1〜15章にわたって実験しすぎ笑 読むん疲れました

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    投稿日: 2020.06.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルまんまと思った 市場原理と社会規範のところが自分の長年の疑問を解決してくれた気がする。 いま、どちらのルールを使うべきか状況によって考えないとなあとおもう。 脳は新しいことに出会った時、過去の似てる物の上に築いていくと言う点も納得。 似ている物を比べたがる。も! 興味あるのでもう少し踏み込みたい内容。 ファストアンドスロー、挫折してるので再読しようかな。 あとアダムスミスが気になったり。 以下、引用 わたしたちはものごとをなんでも比べたがるが、それだけでなく、比べやすいものだけを一所懸命に比べて、比べにくいものは無視する傾向がある。 社会規範がわたしたちの評価をはるかに超える大きな役割を社会に対して果たせるのだと心にとめておくことだと思う。 プレゼントは経済効率が悪いものの、社会の潤滑油として重要だ。 お金は、ときに無駄づかいする価値がじゅうぶんにあるのだ。 スーザンはお金を求めることで市場規範を持ちこみ、そのせいで無料のクッキーのとき作用していた社会規範を追いだしてしまったのだ。もっとおもしろいのは、どちらの場合もあなたがクッキーをいくつも取ると、職場のほかの人の分が少なくなるのがあきらかなことだ。 やりとりに金銭が絡まないとき、わたしたちがあまり利己追求をせず、他者の幸福をもっと気にしはじめることを意味する。 労力をともなう交流が金銭的交流に比べて社会規範をかなり維持できるのだから、どうすれば人々がサービスに対してお金を払うかわりに、自分たちの労力をもっと投資するようになるかを考えるべきだろう。 定率強化スケジュールのラットはほとんどすぐに働かなくなったが、変率強化スケジュールのラットはその後も長いあいだ働きつづけた。 変率強化スケジュールは、人間をやる気にさせる場合も驚くほど効きめがある。これはギャンブルや宝くじの根底にある魔術(いや、もっと正確には黒魔術)だ。 人間のさまざまな種類の欠点に打ち勝つには、長期目標のためにとるべきあまり喜ばしくない行動に対して、目先の強力なプラスの強化を与える奥の手を探すのが有効だと思う。 つまるところ、マーケティングとはそういうものだ。情報を提供することで、予測される喜びを高め、ひいてはほんとうの喜びも高めようというわけだ。 脳は、新しい状況に出くわすたびに何もないところからはじめるわけにいかない。過去に見たものの上に築いていく必要がある。 人間は生まれつき社会的で信じやすい生き物であり、そうすべきではない合理的ではっきりした理由があっても、ついお互いを信じるところがある。 いえ、透明性と自己犠牲が公共の信用を回復させ、企業を正しい方向に進ませるのにいかに役立つかを示す、説得力のある事例であることにかわりはない。 偉大な経済思想家アダム・スミスは、この問いに気持ちのいい回答を示した。“〝 自然は、社会のために人間を形づくったさい、同胞を喜ばせることへの生まれついての願望と、同胞を怒らせることへの生まれついての嫌悪を植えつけた。自然は人間に、同胞の好ましい点に快感を覚え、好ましくない点に不快感を覚えるように教えこんだ”〟。 大半の人の成功は〔中略〕ほとんどいつも隣人や同輩の支持や評価に左右される。そしてまずまずの正しいおこないをしなければ、支持や評価はなかなか得られない。そのため、「正直はいつも最善の策」という古きよきことわざがこのような場合にほとんどいつもあてはまる”〟。 個人は、自分に都合がいい(他者を喜ばせたいという願望も含めて)ときだけ正直になる。 フロイトによると、わたしたちは社会で成長するにつれて社会的美徳を内面化して自分のものにし、この内面化によって超自我の発達がうながされる。ふつう超自我は、わたしたちが社会の倫理に従うと満足し、従わないと不満になる。 専門職は、ずっと昔に宗教のなかで生まれ、やがて医療や法の世界に広がった。秘義の知識を身につけた者は、その知識の実行を独占する権利を得るだけでなく、自分の力を賢く正直に使う義務を負ったとされる。宣誓は──口頭であれ書面であれ──知識の使い手がみずからの行動を規制するための心覚えであり、専門職の義務を果たすさいに従うべき規則を示すものでもあった。 個人の金銭的利益が自分の道徳基準に反するような状況に陥ったとき、わたしたちは真実を「曲げ」、世界を私欲と 矛盾 しないものとして見て、不正直になってしまうのだと自覚することだ。

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    投稿日: 2020.05.27
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    こういうことを学生時代に研究したら面白かっただろうなと思わせる本。 色々研究内容がありますが11章のプラセボ効果が一番良かったですね。 自分の経験で言えば、、、この2点が実例なんでしょうね。 私は演奏会の本番前にエナジードリンクを飲むのですが、それがただの味付き飲料だったとしてもきっと効果あるのでしょう。実際の成分よりルーチンワークが大事ということ。 同じように何かを心配している人がいたとして、なんの根拠もなかったとしても「大丈夫だよ、きっとよくなる」と言ってあげるだけで相手が安心するのでしょう。実際の根拠よりその人自身の暗示やその人に寄り添ってもらえる人の存在が大事ということ。

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    投稿日: 2020.05.16
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    いつも合理性を考えながら生きてきたつもりでしたが、見事に覆されました。 こんなに不合理に生きてきたとは。 あるある、と感じながら読み進められて面白かったです。

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    投稿日: 2020.05.14
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    人は理性があり合理的に行動する。しかし実際には薬の成分が全く同じでも価格に差をつけると高額な方が効く。不合理としか言いようのない人間の行動に驚くばかりだったが、それ以上に人に愛着を持てるようになった。行動経済学は何とも面白い。

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    投稿日: 2020.05.06
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    人間は不合理な生き物。 日常であるある…と思わせられる十数個のトピックスの中で、 不合理ながらそうしてしまう私たちの行動と、 それを改善するための対応が読みやすく述べられている。 不合理でも大丈夫、それを知っていれば対応できる。 合理的でないのが人間、それでよい。 だがよい暮らし・選択をしていくために役に立つ著書。 次はファスト&スロー ノーベル経済学賞を受賞した行動経済学の著書を読んでみたいと思う。

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    投稿日: 2020.05.06
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    https://note.com/medialpxc7/n/n2dcc7c1d58bb ↑ 本の感想です

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    投稿日: 2020.05.05
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    性善説も性悪説もなく、仕組みに人は動かされるのだと思わされる。無料の力・良心とお金の話等実生活にも活かせそうな話が多くあった。

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    投稿日: 2020.04.27
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    リチャード・セイラーの著作より示唆に富んでいて面白かった。 悪意なく、小さなズルを重ねてしまう人類。 「予想どおり」なのであれば雨天に傘をさすように、防ぐ仕組みを持っていたいものだ。。

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    投稿日: 2020.04.26
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    筆者の実験と経験に基づいたエピソードの記述がメインで、数式等は全く登場しないので、行動経済学に馴染みのない人も手に取りやすい一冊です。 なぜ無料だと欲しくもない商品でもとびついてしまうのか、なぜ「ダイエットしよう」と思った次の日にお菓子に手が伸びてしまうのか。何気ない自分の行動の原因を知れば、明日から少しだけ、違った選択ができるかもしれません。

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    投稿日: 2020.04.21