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珈琲屋の人々
珈琲屋の人々
池永陽/双葉社
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総合評価

161件)
3.3
11
40
76
17
4
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    めちゃくちゃいい話でした! 各話の結末が皆まで書かれてないところがすごく良くて、後味が悪い物もあれば幸せな最後を想像したりと楽しめました。 余韻を残すが上手い作家さんだなと思いました。

    11
    投稿日: 2025.06.05
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    商店街の小さな喫茶店『珈琲屋』が舞台 この店主は人を殺して服役している。 そんな過去を知って様々な人が訪れるわけだが… 人の心に卑しい気持ちが芽生えるとこの店主に話を聞いてもらおうとやってくる。 何かすごく悟った事を言うわけでもなく… 係わって問題を解決するわけでもなく… 必死に話を聞いてあげるでもなく… なんかゆる〜く終わってしまう短編集です。 ただ、『すきま風』は読んでほしい 妻の介護に疲れた夫の浮気の話。 情けなくて泣けてくる

    6
    投稿日: 2025.03.27
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     地味で凡庸なヒューマンドラマといった印象。大きな事件は起こらない。壮大なテーマも無い。主人公には人を殺めた過去があるが、作中ではそれも遠い既往の日々である。  昏い過去に独り向き合い、粛粛と日を暮らす珈琲屋主人の許に訪れる人々は、彼らもまた昏い翳を胸中に抱えている。そう云う人たちの人情と人生の機微をしっとりと濃やかに描いていく。  孤独で静かな夜に。或いは珈琲の御供に。そんな娯しみ方が似合う作品だと感じた。淹れたての熱い珈琲から匂い立つ薫香のような物語であった。

    1
    投稿日: 2025.02.16
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    偶然出会った本です。すぐ読み終えました。好きな連作でした。主人公には殺人の前科があり最初怖いのかと思いました。 7話ありますが、いくつかはとても重いものです。熟年離婚と介護の話は、読後感が悪かったですが、個人的に容易に想像できるからでしょう。 続きも読んでみようかなと思います。

    2
    投稿日: 2024.11.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とある喫茶店にて、マスターと常連客で展開される物語。 年代のせいか、あまり自分にはなじまなかった。

    1
    投稿日: 2024.11.11
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    珈琲屋のコーヒー 熱々の 飲んでみたい!! 主人公は人を殺したことがある 珈琲屋のオーナー そこに集まる人たちのヒューマンドラマ 結構人間臭さが炸裂しています 冬子さんが素敵です

    88
    投稿日: 2024.10.10
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    珈琲はコーヒーよりも高貴な印象に感じるのは私だけでしょうか?タイトルから魅了されました。人殺しで刑期を終えた男が珈琲屋のオーナー。カフェというより喫茶店な雰囲気で年齢よりもオーナーや冬子が年増に思えます。台詞回しがくさくて昭和感あふれているからかな。熱く淹れると味がごまかされる感覚はよくわかる気がするし、飲む人の心境により苦みが増したり不味く感じたりするのもわかる気がします。 短編集でしたが、話が進むごとに内容がえげつなくなっていく気がします。個人的にはすきま風が印象的で 魔性の志麻子の本性や妻の生死が気になりました。 オーナーはかっこいいです。ですがどんな理由があったにせよ一線を超えた人は超えた人しか見えない世界があるのだな、と思いました。

    6
    投稿日: 2024.06.15
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     本作は、昔ながらの商店街にある喫茶店『珈琲屋』を舞台とした、人情噺といったところでしょうか。7篇の連作短編集で、各話で心に傷を負った商店街の人々がこの喫茶店を訪れ、ちょっと厄介な問題が展開していく形を取っています。  そもそも『珈琲屋』のマスター・宗田行介が、殺人の前科持ちであることが冒頭から明かされます。行介の当時の恋人・冬子は、結婚するも出戻って来ていて‥。この2人の動向が、各話での隠れ主題にもなっているようで‥。最後はどうなる?と思わされます。  前科といっても、殺した相手は暴力団上がりのような地上げ屋で、結果的に商店街の存続危機を救う形になったのでした。根は心優しい行介の元に、冬子はもちろん、商店街の悩める人々がやってくるのですが、行介の言動と淹れる珈琲が心に沁み入ります。そして、人々に変化をもたらすのです。  なるほど、続編が出てドラマ化もされていて、物語の構図や展開は頷けるものがあります。各話の登場人物の心情や境遇に哀愁が漂い、ちょっと『深夜食堂』に似てるかな? 酸いも甘いも知った喫茶店や人々が、"燻し銀"のような味を出しています。  15年前の作品ながら、今はもっと生きにくい世の中のような気がします。そんな時、この物語は、今も変わらずに投げやりな気持ちを落ち着かせ、前を向かせてくれる気がします。

    67
    投稿日: 2024.06.13
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    お互いが思いやっているのにちょっと歯痒い内容でしたが、行介の背景を忘れてくれるほどのほのぼのとする話でした。

    1
    投稿日: 2024.03.30
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    ずっと本棚に眠ってた小説。読んでみたら主人公?の過去があり、それを中心にたくさんのドラマがあり、とても読み応えのある、続きが気になるー!って感じの本だった。

    1
    投稿日: 2024.01.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物が全員自己中心的で、それぞれが1番大変だと思ってる。 いやーな人が多い。 暗い、重い話をみんながしてくるけど、実際に心からの闇を持っているのは行介くらい。 短編だからすぐ読める。

    0
    投稿日: 2024.01.15
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    「人を殺したことがある」というインパクトのある言葉を武器に(諸刃の剣ではあるけれど)、あるいはそれを奇異に見ようと集まる人を、柔らかくいなす感じ。人はそんなに素直でもないとも思うけど、そこはそれ。ただ、ほとんど語られないけれど、悦子の絶望感はいったいどれだけ深かっただろうかと悲しくなる。

    1
    投稿日: 2023.12.24
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    総武線沿いのちっぽけな商店街にある珈琲屋を舞台に、いろいろな事情を抱えた人達の人間模様が描かれている小説。読み終えた後に美味しい熱い珈琲が飲みたくなる。主人公の珈琲屋の行介にとっては服役しただけでは殺人という罪が償えるものではないと思って自分の犯した過去にあまりにも縛られ過ぎているというか背負いすぎているというか。それだけ自分の犯した罪に真摯に向き合っているということなんだろうが、前に進んでいってほしいと思う。幼馴染みの冬子との静かな大人の愛がすてき。サイフォン式のアルコールランプの橙色の炎を見ていると確かに心が落ち着く。サイフォン式で珈琲を淹れてくれるお店に行ってみたくなった。

    12
    投稿日: 2023.08.26
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    珈琲屋の人々(双葉文庫) 著作者:池永陽 発行者:双葉社 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 facecollabo home Booklog https://facecollabo.jimdofree.com/ 2014年に高橋克典さん主演でドラマ化されました。

    5
    投稿日: 2023.05.25
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    過去に人を殺めたことのある珈琲屋の主人・行介。その珈琲屋を訪れる、それぞれに悩みを持つ客達。森沢明夫さんの『虹の岬の喫茶店』みたいな感じかなと思ったけど、癒しを与えるというより、「人生はずっとずっとつづいていくもんな。」という行介のことばにもあるように、どんな人生でも前を向いて歩いていくしかないから、頑張らなきゃという風な感じでした。最初に思っていたようなストーリーではなかったけど、私はこういうのもありかなと思います。

    1
    投稿日: 2023.05.16
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    上等で熱々のコーヒーを入れてくれる行介、今は[珈琲屋]のオーナーであるが以前は、殺人犯として懲役8年,帰ってきた時は、父親は心臓を患い寝たり起きたりの生活をしていた,帰って勤める所も無く、親の珈琲屋を継ぎ、そのわずかな売り上げで殺害をした奥さんに毎月10万ずつお金を持って行った。人には表もあれば裏もある。人生はずっと続いていくとあるが、自分も残り少ない人生を続けていこうと思う何故かと言えば自分は膵臓癌で有るから。行介さんには早く幸せに成って欲しい。

    1
    投稿日: 2023.05.04
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    綺麗な話じゃないのに、不思議と温かい。 「ひょっとしたら俺はうちのかみさんに惚れてるんだろうかな」 いくつになっても、大切な人への気持ちを素直に感じられるっていいな。

    2
    投稿日: 2023.04.03
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    それぞれのストーリーが面白かった 人間の弱さや、人を想う気持ちについて 考えさせられたし、惹き込まれました

    4
    投稿日: 2023.03.26
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    小説誌に連載されたものが短編となって文庫化された内容。『珈琲屋』を舞台に登場する人々の物語を通じて行介の人柄が少しづつう分かっていくのが心地よい。冬子との恋愛もじれったいけど見届けたい。

    2
    投稿日: 2023.02.08
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    '23年1月28日、Amazon audibleで、聴き終えました。この作者さんの作品、初です。 う〜ん…どうかなぁ、微妙。 全7話からなる連作短編集ですが…好きな話もあったり、余韻があったりもしましたが、「尻切れトンボ」的な話もあって(⁠ ⁠・ั⁠﹏⁠・ั⁠)最後の「再恋」とかは、僕には「何だこりゃ」でした。 「すきま風」「九年前のけじめ」の2話が、僕には「尻切れトンボ」でした。嫌味な言い方をすると、何だか「純文学的な余韻」を狙ったのかな?なんて思えてしまいます。 「初恋」「シャツのぬくもり」「心を忘れた少女」の3編は、好きでした。 シリーズ2作目に、期待します。

    8
    投稿日: 2023.01.28
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    「浮気は姿形でするもんじゃないから。タイミング。神様がくれたご褒美かもしれません。最も毒饅頭でもありますけどね」

    0
    投稿日: 2022.08.28
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    商店街の珈琲屋とそのお客さんとの会話の物語。 どの登場人物も何かしら事情を抱えて珈琲屋に来ていたけど、考えることがみんな同じでたんたんと話が進む感じだった。 計算高い女性の話で、相手に与えたものを返してもらう帳尻合わせを無意識にしている描写があったけど、少し自分も似たようなものかも、と思った。

    1
    投稿日: 2022.07.03
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    「あぁ、これは、池永さんが淹れてくれた、熱々の珈琲だ(吉田伸子さん解説より)」ホントそんな感じです…珈琲はいつもインスタントなんですが、ドリップして飲みました♬ シリーズ物なのでまた飲み(読み)たいと思います。オススメの小説です

    3
    投稿日: 2021.05.03
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    タイトルの「珈琲屋」に惹かれて購入。 過去に殺人を犯した珈琲屋の店主とそこに集まる人々の話。 誰しも過去に何かしら抱えて生きている。 自分の過去を忘れたい人、乗り越えたい人、前に進み出す人。 それぞれの人々のこの先を想像させる書き方。 サラッと読める。

    1
    投稿日: 2021.04.19
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    物語は「初恋」で始まり「再恋」で終わる―。東京のちいさな商店街にある喫茶店『珈琲屋』の主人・行介は、あることで人を殺した。当時、行介の恋人だった冬子は別の男性と結婚したが、行介が出所すると冬子は離婚していた。冬子に何があったのか…。商店街に暮らす人々が『珈琲屋』で語った人間ドラマを七編収録。情感溢れる連作短編集。

    1
    投稿日: 2021.02.12
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    ある事情から殺人の前科がある珈琲屋の店主。店主と元恋人を軸に、店に相談にやってくる客たちのストーリー。犯した罪は服役して償った。せめて好きな人と結ばれることは許してやって欲しいと切に思う。次回作でどんな展開になるのか楽しみ。

    8
    投稿日: 2021.02.02
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    地上げ屋に反対していた店の娘がその地上屋に暴行されて自殺する。同じ商店街で珈琲屋を営む行介はその地上げ屋を殺してしまう。 刑期を終えて出所し、珈琲屋を再開するが、訪れてくる客はそれぞれに問題や悩みを抱えていて、殺人歴のある行介と接することで考え直したり、立ち直ったりする。 そうした、何でも悩みを打ち明けられるような場所があることはよいことかもしれないが、行介に背負わされた十字架が重すぎる気がした。

    11
    投稿日: 2020.11.28
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    殺人罪での服役経験を持つ前科者の店主が営む喫茶店という設定に惹かれて読み始めたが、思いの外あっさりとした出来栄え。著者の年齢を考えると、少々前時代的な色恋沙汰が多くを占めるのは致し方ない部分か。基本は人情モノなので、事の顛末にはグッとくるものの、短編ゆえの宿命か奥行きには欠ける。しかし、人生の悲哀を描く物語はこれくらいの簡素さが重たくなり過ぎず、尚且つ余韻を残し収束出来るので丁度良い気もする。作中、登場人物の心情描写を敢えてぼやかし、読者の判断に委ねる場面が幾つかあるが、これが功を奏しているとは言い難い。

    2
    投稿日: 2020.09.24
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    テレビドラマを観て、原作を読みたくなり。 少しだけ、テレビとは登場人物の設定が違いますが、するすると読める小説でした。 後味も悪くなくて、ほんのり暖かい気持ちになれる、というか、美味しいコーヒーを飲みたくなる、というか。 こんな珈琲屋さんがあったら、通いたいです。

    5
    投稿日: 2020.09.06
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    NHKドラマから原作を読みました。 ドラマとは周りの登場人物がちがっていましたが、原作の方が納得できます。 読みやすい短編集。商店街の人情話。

    1
    投稿日: 2020.08.30
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    短編がそれぞれ少しずつ繋がっている作品。 それぞれにドラマがあって面白いが ひとつの商店街にそんなドラマはないだろう、、、苦笑 と突っ込んでみたくなる。 それぞれのドラマに対して 今日は香りの効いた味、酸っぱい味、苦い味といった コーヒーを出せると良いが、いつも熱いコーヒー。 コーヒー好きにはやや物足りないが 「常連になれる店を一つぐらい作りたいな」 と思わせる作品でした。

    6
    投稿日: 2020.08.29
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    ストーリーに以外性が自分には感じなかった。 この設定ならこうなるよね。 そんな感じです。 嫌じゃないですけどね。

    2
    投稿日: 2020.01.18
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    ひとつの人生を覗くことが出来て面白かった。 コーヒー屋を舞台に進むストーリー進行が心地よく、カフェの常連になりたいとまで思った笑

    4
    投稿日: 2019.07.04
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    珈琲屋のマスターは昔その珈琲屋で人を殺めたことのある行介。そこに集う商店街の人々に彼が「人を殺した手」で入れる熱々の珈琲。出戻りの冬子を始め集う彼らはそれぞれ事情を抱えていて…。かなり大人のほろ苦い切なさと温かさ、でも逆に受け止めかねる重さもあって読むのが辛い部分もありました。心に刺さってくる言葉が必ずしもマスターから発せられるものではないことも印象的です。ただ事情があっても周りが殺人を軽く扱いすぎの気がします。でも気になる部分があってもこの後の彼らが気になるので続編も読んでみたいと思います。

    1
    投稿日: 2019.06.14
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    飲み屋、食事屋を舞台の短編集は色々あるが、ひと味違う。主人は殺人犯、客はそれを承知でやってくる。 熱々の珈琲を飲みながら、心に抱えた思いを主人に問いたくなる。 深く心に残る短編集。 シリーズらしいのでこの先も読んでみたい。

    4
    投稿日: 2019.01.31
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    やくざを殺害してしまった主人公が出所後、珈琲屋を親から引き継ぐ。皆人生に躓くが、珈琲屋を舞台に自分自身を見つけていく。

    2
    投稿日: 2019.01.27
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    訳ありの喫茶店「珈琲屋」、訳ありの客。熱々の珈琲。私も、行介みたいなマスターがいる静かな珈琲屋なら毎日、通うだろうなぁ。事あるごとに「自分は殺人者だから」て話す行介に、ちょっとイライラ(笑)冬子の事も愛してるなら、、前に進んで欲しいなぁ。物語は、そんなに胸に突き刺さるような話では無かったケド(^_^;)行介と冬子の静かな大人の愛と珈琲屋の雰囲気がイイ感じでした。

    2
    投稿日: 2019.01.20
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    一つ一つは好きなタイプの人情話だが、短編集として一冊読むと、もうちょっと救いが欲しいというか、明るい話があるともっといいのに、と思う。 ドラマ化されていたらしいけど、どんな配役だったのかな。

    1
    投稿日: 2018.10.10
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    バブル期の悪質な地上げ屋を殺したことで商店街を守って服役した人が出所して継いだカフェに足を運ぶちょっと不法めいた事情を抱えた人々のお話 読んでいて楽しいものではないけど、人のダークな部分も理解できなくもない まぁ納得はしないけど なので、そんな事情を抱えた人は、相手が人殺しの業を背負っているからこそ話したくなる事ってあるんだろうね それと並行して展開する幼馴染とのあれやこれや むしろこっちが本命のテーマか? ってか、朱美うぜぇ なんと言うか、自分の立場をホントに理解してるのかね? 行介の善意と謝意と誠意を利用してるところがムカつくなぁ 次巻でこのあたりどう展開するのかね?

    2
    投稿日: 2018.08.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりに身銭を切って購入したのに全然おもしろくなくて悔しい。 さほど親しくないお客さんにも、口を開けば「自分は前科者なので」。そればかり。 なんだかストーリーも無理がある部分が多いし、入り込めないまま終わった。なぜ続編があるのか謎。

    2
    投稿日: 2018.08.14
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    駅前商店街 バブル景気 地上げ屋 服役 シャッター街 幼馴染。 そんな時代だからこそ 人々の心に荒んだ風が吹いて 時に迷い悩み過ちを犯すのかもしれない。 主人公は過去の過ちを持ち、不器用ながらも誠実にまっすぐに生きていく 幼馴染もそれぞれに過去があり どのお話も人間臭くて楽しかった。 ドラマ化されたそうだけど観てない。 原作を映像で観るのは苦手。 観てなくてよかった。と素直に思う。

    4
    投稿日: 2018.07.05
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    【あらすじ】 物語は「初恋」で始まり「再恋」で終わる―。東京のちいさな商店街にある喫茶店『珈琲屋』の主人・行介は、あることで人を殺した。当時、行介の恋人だった冬子は別の男性と結婚したが、行介が出所すると冬子は離婚していた。冬子に何があったのか…。商店街に暮らす人々が『珈琲屋』で語った人間ドラマを七編収録。情感溢れる連作短編集。 【感想】

    1
    投稿日: 2018.03.13
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    古い商店街の中にある、美味しいコーヒーが飲める店、その名も「珈琲屋」。 その美味しい珈琲をいれてくれるマスターは、殺人犯だった。殺人犯といっても、きちんと刑期を終え出所したあとだ。 そんな珈琲屋には、悩める人々が集まってくる。 そんな人々に殺人犯だからこその言葉が響く。 言葉の重みが違うのである。 どんな人間にでも、美味しい珈琲はいれられるのだ。

    2
    投稿日: 2018.02.06
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    今回も結構暗め・・・。 珈琲屋とか本屋ってワードがタイトルに入っていると ついつい手に取ってみちゃう。 短編だから読みやすいけど、少し重めの内容でした。 続編も出ているようだけど・・・読むかは・・・・・苦笑 熱い美味しい珈琲が飲みたくなる

    2
    投稿日: 2018.01.26
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    商店街の珈琲屋さん。 店主は殺人の罪で服役の経験があり、周りの人たちもそれを知って、 いろんな事情で店主に会いに来る・・・ なんか、お店に来る人たちの人を殺したいという動機が少し浅いような気がするけど それは私が平和に過ごしているからなのかもしれない・・・。 どろどろしそうな内容を、割とあっさり描いているのは、作者の筆力とキャラ設定の巧みさによるものなのでしょう。 続編も読んでみようと思います。

    2
    投稿日: 2018.01.05
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    総武線沿線沿いに店を構える小さな珈琲屋で、垣間見る人間模様の物語。 バーでは、溶けゆく氷を眺めながら。 珈琲屋では、コーヒーサイフォンを沸かすアルコールランプの炎眺めながら。 正義の為に人を殺める。 植物状態の人間を殺める。 贖罪のために人を殺める。 扱う内容は生死なのに、凪いだように静かな物語。珈琲屋という設定が醸し出す空気が何とも心地好い。 初めて読む著者だが、中々です。 こういう静かな物語も悪くないな。 今日日、あまり見かけなくなったが、アルコールランプを使う珈琲屋に行きたくなった。

    2
    投稿日: 2017.10.31
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    古本屋で何となく目にとまって買った一冊。 この作家さんの本は初めてです。 あまり好きな類いの話ではなかったなと。 どこか冷めた目で見ながらも、最後まで読みました。 軽く読みやすい文章なので、短期間で読めてしまいますが主人公が前科ありという設定なだけに、こんな軽くて良いのか?!と思う部分がなきにしもあらず・・・

    1
    投稿日: 2017.07.28
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    「すきま風」だけはいただけない物語だった。浮気の挙句に要介護の悦子に殺意をいだくなんて。人としての反応すらしなくなった人を介護する辛さはこういうことなのかな。介護される側は感情を持たない物体になり、介護する側も殺意をいだく人間以外のものになってしまうということなのか。 オイラの嫁はたぶんボケると思う。両親がボケたし、本人もそうなることを自覚してると思う。ガキたちもそうなるだろうと思っている。オイラは人間でいられるのかな。そう思うとこの物語は切なくてやり切れなさが残った。

    3
    投稿日: 2017.06.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    商店街にある『珈琲屋』を舞台にした、連作短編集。 『珈琲屋』の店主・行介は、過去に殺人を犯し、服役を終えたのち亡父の後を継いで店を営んでいる。 常連で幼馴染の冬子は離婚歴があり、島木は浮気癖がある。そして、ちっぽけな商店街では、皆がその事を互いに知っている。 そのせいなのか、 『珈琲屋』を訪れる客たちは、コーヒーを飲みながら、自らの迷いや苦しみの答を、行介たちに語りかける事で見つけようとする。 この作家さんの著書は初読。 うーん、熱い珈琲が随所に出てくる割に、ぬるくて、薄っぺらい印象。 シリーズ化されているからには、この作風が好きな人もいるようだけれど… 私には、登場人物の誰にも、気持が寄り添えなかった。 それと、噂話でうじゃうじゃ言ってるだけで、ちっとも温かみを感じない商店街、嫌だなあ。行介も冬子も、他の土地に行けばいいのに…そんなにこの商店街が好きかねぇ。理解出来ない。

    2
    投稿日: 2017.06.06
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    珈琲屋を舞台にいろいろな人々の人間模様が描かれている。6つのオムニバス。それぞれにいい話だった。そう遠くない未来に二人が幸せになれますように。

    2
    投稿日: 2017.04.30
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    もう少し お勉強されるが良い。美味しいコーヒー、男女の心模様、火傷しそうなコーヒーなんてとんでもない。甲高い声、くぐもった声は頻繁に出てきて耳障り。 テーマは良いが文章が拙い。

    1
    投稿日: 2017.04.26
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    短編集。 「初恋」感想 「珈琲屋」の主人・行介には殺人の前科がある。 商店街がタチの悪い地上げ屋に苦しめられている真っ只中、ある女子高生が男たちに乱暴された。 一ヵ月後、少女は自殺をする。 「珈琲屋」に来て自慢げにその話をする男を行介は殺した。 裁判で殺意の否認もせず、仮出獄の話も拒否し服役を続けた行介。 やがて出所し商店街に戻ってきた行介は、父がかつてやっていた「珈琲屋」を再開する。 好きだという感情はとてもやっかいで思い通りにはならない。 青野の妻・朱美の行介に対する理不尽な要求。 すべての非難を受け入れ行介のところへと戻ってきた冬子。 人を殺した前科を一生背負って生きていこうとする行介。 冬子の浄化されたような笑顔が哀しく思えた。 朱美が行介に寄せる思いも、冬子への思いを知ってしまってから暴走し始める。二人の邪魔をしても絶対に朱美は幸せにはならないとわかっているのに、そうせずにはいられない。 行介が朱美たちにしている行為も、実は朱美たちのためではなく行介自身のためでは?と感じてしまった。 人の心は単純ではない。 いろいろな経験とともに心の色が混じり合って、一番最初に塗られていた色なんてどこかへ消えてしまうのだろうか。 それとも、どんなに別の色が重ねられたとしても、地の色は変わらないのだろうか。 池永さんの作品はとても好きなのだけれど、この物語は合わなかったみたいだ。 甘い珈琲が飲みたいのに、苦味の強い渋めの珈琲を出されてしまって途方にくれてしまった・・・そんな感じと言えばわかってもらえるだろうか。

    2
    投稿日: 2017.02.27
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    淹れ立ての熱いコーヒー。 それが ごつごつした手で出される。 なぜか、そのヒーヒーのあったかさが、手を通じて伝わる。 口の中にはいり、身体も 『ほっと』する。 この珈琲屋に来る人は、何らかの悩みを持っている。 それぞれが 善良で、善良であるが故に悩み、 想いもつかないことを考えてしまう。 この珈琲屋のマスターは、行介。 インターハイにでたことがあるが、地上げ屋のヤクザの 横暴に 我慢できず、殺してしまった。 服役して もどってきたのだ。それで、オヤジのあとを継いで 珈琲屋をやっている。 幼なじみの冬子が、離婚して、もどってきて、 珈琲屋の片隅で 凛として 珈琲を飲んでいる。 実に、いろんな想いがこめられているからこそ、 悩みを持っている人は、自分の想いを すべて 行介に語る。 悩みがあっても、実に、おおらかで、あからさまだ。 それは、人を殺したごつごつした手にたいする  不思議な安心感なんだね。 アイロンと包丁 元子は 浮気した夫が許せなかった。 和菓子屋なのに、団子しかうれない店の手伝いしている省子は、 父親が 自殺しようか、自己破産しようか悩んでいることを聞き、 自分は 冷たい女だと思って、身体を売ろうとする。 その元締めの高校生に、行介は なにが大切なのかを説く。 介護している妻に、はやく死んでほしいと願う 杉良太郎に似ている夫。 レイプされた智子のボーイフレンドだった保彦は、智子の記憶をなくすために、 行介と格闘することを約束するが、保彦の父親が意外な面を見せる。 行介の同級生島木の店で働いている千果。不倫を清算し手切れ金をもらおうとする。 自分は、計算高い女なのかもしれないと思う。 行介に殺されたオトコの妻は、行介に好意を寄せるが。 ふーむ。それぞれの人の抱えているもの。 それを がっしり受け止める 行介。  何よりも、主役なのが 淹れ立ての熱いコーヒーだった。

    4
    投稿日: 2016.08.31
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    商店街にある珈琲屋の話。バブル期の地上げ屋を殺した男が、出所後にやっている喫茶店。味のほうはよく、常連は離婚して出戻った冬子と商店街イチのプレイボーイの島木。この珈琲屋で、夫に浮気された妻、親のために援助交際を決めた女子高生、好きな女が出来て寝たきりの妻を殺害しようとする夫など、さまざまな悩みを持った人たちがやってきて、さまざまなドラマを繰り広げる。 なかなか面白かった。行きつけの喫茶店なんてないから、少し憧れる。夫に浮気された元クリーニング屋の奥さんは、最初可哀想に思えたけど、夫にも言い分はあったのね。それって、話し合いとかをすればどうにかなったのか。しかし、奥さんは気がついてないようだったから、話しあったところで逆上するか。実際、逆上したしな。 しかし、プレイボーイの島木の心配がかなり笑えた。自分はいいが、奥さんはダメみたいな。頭のいい奥さんだというから、それも作戦のうちなのかなぁ。 2016.8.11 読了

    2
    投稿日: 2016.08.11
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    池永さんの小説ははじめてだった。 ドラマを持っていない人ってこの世の中にはいないんだと思った。 みんな、周りには気付かれなくても傷を負ったり、悩みを抱えながら生きているんだと考えさせられた。

    5
    投稿日: 2016.07.17
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    人を殺めた喫茶店の店主、そこに絡むそれぞれの人の物語。短編集。 一つ一つの設定は練られているし、心情の機微もしみいる部分もあるのだが、店主のいちいち「おれは人一人を殺めているから…」という文章が軽々しい。ランプで手を炙る描写も含めて、妙に芝居がかっている。そのたびに白けてきて、入り込めない。 シャツのぬくもり、が個人的に好き。

    2
    投稿日: 2016.06.23
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    人を殺した過去があるマスターが経営する珈琲屋。その過去を知っている人々が店に集まる。 すごく人間味があって、よかった。

    2
    投稿日: 2016.05.29
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    珈琲屋のマスターとそこに来る人々。みんな悩んで暗い想いをひきづっているが、ここに来ると一筋の光を見つけて帰る。面白い。

    2
    投稿日: 2016.05.19
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    読みやすい短編。 殺人の前科と言うのが話のミソなのだろうけど、そういう目でばかり人を見つめるものだろうか。 いい話もあるのに、殺人の前科と言う伏線がうるさくて鼻につく。 あ、それとね、物語こそ現代だけども、話の運びや内容はそのまま時代劇に出来ると思うよ。 もしもそうなってたら、もっと主人公の影が強くなったかもしれないくらい。

    1
    投稿日: 2016.05.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人を殺した過去がありながら、珈琲屋を営業している店主。そうしてその過去を知りながら、知っているからこそ立ち寄る人たち。人の数だけ過去があって、悩みがあって、やり場のない気持ちを持ち寄って熱々の珈琲を飲みに来る。次作も楽しみです。

    1
    投稿日: 2016.03.27
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    どこにでもあるような、商店街の一角にある「珈琲屋」で繰り広げられる風景。そのオーナーも訳ありだが、集まってくる人もみんな大なり小なり、心にいろんな物を抱えて、この店の珈琲を飲むのだ。ぜひとも常連になってみたい店だと思う。コーヒーがある風景というのは、なぜ人の心をなごませるのだろ。ほんわかした話というより、現実的なエピソードの方が多いのに、心がゆるむひとときをすごせた。オーナーの行介と冬子の恋が気になる。続編もあるようなので、そちらで二人の恋が動き出すのを楽しみにしておこう。

    2
    投稿日: 2016.03.23
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    行介と冬子の関係は、この小説において一服の清涼剤になってます。と言うのも、この2人がいなかったら読後感が悪いだけの本。特に「すきま風」の英治と「手切れ金」の千果が最低!(千果に限って言えば島木も悪いけど)。英治なんか、未遂だったけど(まさか未遂じゃない??)同じ目にあって○ねばいいわー。

    2
    投稿日: 2016.03.20
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    設定が暗いので それぞれの話もどんよりと暗い影がある。 そのわりに読みやすかったけれど ちょっと救われない感じもあって なんとも複雑な気分になった。 ドラマで冬子の役を木村多江さんが演じていた。 設定は少し違うながらも、 彼女以外には考えられないキャストだと思いつつ読了。

    1
    投稿日: 2016.03.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

     古めかしい商店街の中で喫茶店”珈琲屋”を営む行介。そこで行介を触媒に集まってくる人等との物語を綴った短編集。    最後まで読み通して感じたのは”行介が人を殺した過去を持っている”という設定ひとつに頼りすぎているという点だ。度々行介が口にする”私は人を殺したから・・”といったセリフも軽々しく使われていて効果的でない。登場人物の言動も突飛で、引き込まれようとすることを拒否された感じだ。全体として気遣いを欠いた作品だと思いました。  文章のテンポはいいので読み易いけど、時間を割いて読む価値は無いかな。

    1
    投稿日: 2016.01.17
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    想像してたよりぐっと重い内容だったけど、全体を通して雰囲気はとても好き。少し間をおいて、続編も読んでみるつもり。

    1
    投稿日: 2015.12.27
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    最初と最後の話は、冬子の立ち回りが目にあまってあまり好きじゃなかったですけど その間の話は、ともすれば極端かと思うほどの人の思い入れと人々の間の感情の揺れ動きが、いい読みごたえを残してくれました。

    2
    投稿日: 2015.12.14
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    恋が進みそうで、微妙な距離感。この感じや雰囲気、人模様、ちょうど良い感じ。物語は「初恋」で始まり「再恋」で終わる。『珈琲屋』の主人・行介は、あることで人を殺し、恋人だった冬子は別の男性と結婚。行介が出所すると冬子は離婚。商店街に暮らす人々が『珈琲屋』で語った人間ドラマ七編。情感溢れる連作短編集。

    1
    投稿日: 2015.10.22
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    不本意ながら殺人を犯してしまった、主人公。その主人公に好意を寄せる、出戻りの元彼女。その周辺(商店街)で起こる人間ドラマ。悩みを抱える人は、自分にはできない事をした人に聞いてほしい、それがどんなことであっても。主人公、自分の中では高倉健のイメージが強かったと思います。この小説で特別変わった珈琲が出てくるわけではありませんが、美味しい熱いコーヒーが飲みたくなる作品でした。

    2
    投稿日: 2015.10.17
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    主人公は悪徳地上げ屋を殺した過去を持っているが、皆彼にはある種感謝の念を持っているが、事あるごとに殺人した事について聞いてくるのがなんだか嫌な感じ。毎回毎回それ盛り込まないでも良いだろうと突っ込みいれたくなりました。 話自体はなかなか良かった。でも熱いコーヒーが美味くて、ぬるめのコーヒーは手抜きといいうのは、作者の勉強不足。湯を90℃くらいまでは冷まさないとえぐ味が抽出されますよ。苦くなるし。 でも実は僕熱いコーヒーが好き、苦いコーヒーが好き。どっちやねんて話ですね。

    2
    投稿日: 2015.10.02
  • 珈琲を飲みたくなります

    私の学生時代は、喫茶店全盛期でした。デートの待ち合わせや友人達と集まる時も、一人で読書する時も、必ずと言って良いほど喫茶店を利用しました。そのせいか、読み始めて直ぐ懐かしさを感じました。 胸に様々な痛みを抱えた人々が珈琲を味わう一時、安らぎを覚え、マスターに気を許して、胸の内を明かしてしまう。こんな喫茶店が身近に在れば良いですね。 今のスタバはどうも苦手です。昔ながらの喫茶店が復活したら、私達シルバー世代の利用が増えると思います。

    1
    投稿日: 2015.09.28
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    過去に罪を犯したワケアリの店主が営む「珈琲屋」、そこに集う人々は色々な事情を抱え、店主にありのままを話し、ワケありであるからこそ語れる店主の話に耳を傾けるお客たち。きっと、赤の他人であるからありのままを話せる、この人には話しても安心そうな雰囲気をまとっているからだろうなと感じる。売春を勧めた女子高校生に言った行介の言葉は印象深い。お客たちの事情は重く、暗いもので、様々な人間関係、生活背景が感じ取れる。作中の店は、サイフォンのコーヒーと暗めの照明と物静かな雰囲気を纏うこじんまりとしたイメージが思い浮かぶ。

    2
    投稿日: 2015.09.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    コーヒー好きだから! と、 軽いのりで買った本が重たかった件について! 1話目は主人公の「行介」の殺人をした話し。 もう、 ここからライトなイメージはなく怖い。 2話目はアイロンと包丁。 真実と事実よねぇ。。。 つか、 かっこよくないか旦那さん。 3話目は援助交際するJKなんですが未遂かぁ。。。 マスターの「行介」さんかっこいいなぁ。。。 しかし、 「行介」さんは人殺しの喫茶店のマスターなんですよね。。。 4話目は怖いわ! ホラーか?! 5話目は「行介」さんの事件に関係したあの人のケジメ?! ちょっとバカバカしくて微妙。。。 6話目は浮気。 なんでこの話しがここに必要だったかが微妙なんですよね。。。 7話目は結ようで結ではないこれからのお話し。 殺すのも殺されるのも、 死ぬのも嫌だなぁ。。。 辛くても、 自分が死にたいって思うまで生きたいです。 生き抜いて、 自殺して人生を〆たい派なんですね。。。

    1
    投稿日: 2015.09.07
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    珈琲屋だけに、ほろ苦い大人の物語。 ちょっと昭和の香り。 そして、前科とか、償いとか… 決して悪人ではないのだけれど、わけあって前科のある、珈琲屋のマスター行介と、バツイチの幼なじみの冬子の、押さえた恋愛を根底に、商店街の人々の様々な事情が描かれる。 昨今、たくさん出されているお店物のようにミステリーではないのだけれど、日常の様々な悩みにマスターが一緒になって悩む、あるいは、マスター自身の屈託と絡めて、生きることのむずかしさ、小さな幸せをどう感じるか、悩みにどう折り合いをつけて行くかなど、立ち止まって考えさせてくれる。

    6
    投稿日: 2015.08.04
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    2015-72 珈琲屋の店主と商店街の人々をとりまく短篇集。 それぞれがどうなったのか気になる。 行介と冬子は幸せになって欲しい。

    2
    投稿日: 2015.07.27
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    もったいない、というのが一番の感想。 描かれるおはなしはだいたい面白いのに、細部に変だな、おかしいな、って思うところがあって、なんとなく拍子抜けしてしまう。 現実味の無い部分もあった。 150530

    1
    投稿日: 2015.05.30
  • 人にはそれぞれ悩みがあるわけで...

    つまらないとかではないけれど、夢中で読む、という感じではなかった。 珈琲屋に現れる人はみんなそれぞれの悩みや自分の弱いところを主人公にさらけ出すけれど、それは、主人公が殺人を犯したことのある人間だから。 でも、それって自分が罪をおかしていないからで、なんだか一段上に立っている感じがしてしまった。 でも、まぁ、だからお話になるんですよね。 続きがあるようなので読んでみようと思います。

    4
    投稿日: 2015.05.17
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    前科者の行介と出戻りの冬子の恋愛小説。珈琲屋を営む行介のもとには人を殺したことのある男・人の死に近い男として悩みを持つ商店街の人達が会いに来る。そして苦しい胸のうちを吐露していく。熱いコーヒーと行介の生き様で確かに変わっていく人たち。行介と冬子にも幸せになってもらいたいと思う。

    1
    投稿日: 2015.05.07
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    2015.4.28(火)読了。 スラスラスラスラ読めてしまった。 内容的には…そんなに来るものは無かったけど、行介と冬子と島木の関係や、昔からの商店街だからみんな顔見知りだとか羨ましかったし、私にもふらっと立ち寄れる喫茶店ないかな…と思った。珈琲が飲みたくなる!笑 ひとつの喫茶店に迷い込む人間ドラマ。行介の過去。行介と冬子の恋の行方。

    2
    投稿日: 2015.05.03
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    珈琲屋に訪れる人々をとりまく連作集。 人生いろいろ、悲喜交々。恋は厄介なものだけど生真面目な行介にやきもきしながら温かく進む物語。

    1
    投稿日: 2015.05.03
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    過去に人を殺した男が営む喫茶店「珈琲屋」。 そこに集まってくる、暗い気持ちを抱えた人たちのエピソードを綴った短編集。 想像してたより重い話で、読むのが辛い部分もあったけど読了。 行介と冬子の2人、いいカップルだな。

    1
    投稿日: 2015.04.19
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    何だかあったかい気持ちになった。明日、熱いコーヒー淹れて飲もう。 「人生はずっとずっと続いていくんだから」という言葉が心地良い。

    1
    投稿日: 2015.02.28
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    期待してたコーヒーの描写はあまり無かった。 昭和の香りがした。 なぜ、この商店街の人々はこうも、 ヘビーな悩みを抱えているんやろ(^◇^;) いくつになっても男と女ってあるんだなー、って話と、贖罪。 主人公は良い男やなー。 素敵カップルやな、と。 そこだけは救い?かな。(^^;;

    2
    投稿日: 2015.02.28
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    人を殺した店主が営む珈琲屋。そこに集うのは浮気をして離婚された女、介護していた妻を殺して新たな恋に生きようとする男、実家の借金を何とかしたくて売春しようとする女子高生、夫を殺した相手に思いを寄せて理不尽な要求をする女…溜め息を付きたくなるほど病んだ人達。終わりは全てすっきりせず、で、結局どうなったん?という感じ。色々ある人が集まるという背景はややありがちにも感じ、コーヒーの描写はそこまで美味しそうではなく。私としては少し消化不良な印象でした。

    1
    投稿日: 2015.02.23
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    過岩が中心でとても読みやすく、展開が気になりさくさく読める。 珈琲屋の主人、行介の一途で心優しい人柄がいいですね。“人を殺した手”を登場人物達がかなり意識することから話が進むが、人柄とのギャップがいいのでしょうね。 各章の終わり方もさりげなくていい。 こんな行き付けの隠れ家みたいなお店を持ちたいと思いました。

    1
    投稿日: 2015.02.07
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    コーヒーが出てくる小説を読みたかった頃にタイトル買いした本。 訳ありではありますが、主人公の男らしさが羨ましいというか、惚れそうというか。シリーズものみたいなので、続きも気になる。

    1
    投稿日: 2014.12.24
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    NHKのドラマで見てから原作を読みました。 ドラマより暗く、結末がわからないような展開にしている。 全体的に人間のどろっとした部分を浮き出して、コーヒーの香りでふわっとごまかしてる感じ。 それがいいのか悪いのかはわからないけど、 痛快ではない。読むのが辛くなるけど、悪い本ではない。

    7
    投稿日: 2014.12.01
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    うーん。何かが足りないまま終了。 途中も中だるみしたがなんとか終了。 主人公の心の内の表現が凄く古臭い 昭和初期なのかな。 NHKでドラマ化されていたそうな。

    1
    投稿日: 2014.11.22
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    昔風の喫茶店に訳ありのマスター。 そこに現れる様々な人たち。 他人の人生を覗き見ているような感じの短編小説。 特に「シャツとぬくもり」は印象的だった。

    1
    投稿日: 2014.10.28
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    初めての著者。 人を殺したことがある珈琲屋の行介、元恋人の冬子、そして、なぜか行介に話を聞いてもらうために店にくる人々の短編。

    1
    投稿日: 2014.10.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ある事件で殺人をおかしてしまった、「珈琲屋」店主とそこに訪れる客の日常を描いた作品。 淡々と進んでいく日常の中でそれぞれが悩んで、それぞれの人生を生きていることが描かれている。短編連作。 話の中核をなすはずの主人公はあくまで控え目だけど、存在感を持って、どの話にも関わってくる。 必ずしもハッピーエンドじゃないんだけど、読後爽やかな気分になれる。

    1
    投稿日: 2014.09.15
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    人を殺したことのある主人がいる『珈琲屋』には、近所の悩みを抱えた人が訪れてくる。 『珈琲屋』で展開される様々な人間ドラマ。 人の持つ寂しさや哀しさ、愛情…連作短編だけど、読むにつれて味わい深さが増す感じ。 2014.9.2

    1
    投稿日: 2014.09.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人を殺したことのあるマスターがやっている珈琲店。シャッターのしまったうらぶれた商店街。 いろんな人がいる。人間味あふれるいろんな種類の人々。 嫌気がさしたり、自分勝手だったり、それでいてあったかい気持ちになったり。面白かったです。

    1
    投稿日: 2014.08.14
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    おもしかったけどなんかモヤッと感が残るかんじ…続編あるっぽいからきっとそれ読めばスッキリするかしらϵ( 'Θ' )϶!! てか、ドラマあるんや!見よっと! そして今から熱々のコーヒーを淹れよ\(^o^)/

    1
    投稿日: 2014.08.13
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    ドラマで見てから読んだ一冊。 読みやすかったかな。 この内容がドラマになるとあんな風になるんだぁとちょっと違和感があったかも。

    1
    投稿日: 2014.08.13
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    色々な話が絡んで最後は一つになって、なるほど!と思えると思っていたが、中途半端な終わり方をしている章もあり、もやもやしてしまう・・・。 殺人てのもね・・・。イマイチでした。

    1
    投稿日: 2014.08.12
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    ★2014年7月3日 BSプレミアムでドラマ化。その新聞評がとてもよかったので、録画だけしておいた。だいぶ経ってからそういえばと見てみれば、これが秀逸のドラマだった。何度も見直し、原作は?と読んでみたが、順番のせいもあるのだろうが、先に見たドラマの方が圧倒的にセンス良くできていると感じる。まぁ、長い時間をかけて、ゆっくりと立ち直っていく人々を描くのがねらいだったのなら、成功しているのかもしれないけれど。ドラマの脚本に比べ、原作は、なにかと言い訳がましい人々の集まりのようにしか感じられなかった。人間関係の設定も、脚本の方がリアリティがあった。珍しいことだと思う。

    1
    投稿日: 2014.07.06
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    昔殺人事件を起こして服役していた珈琲屋のマスターと、 それを取り巻く商店街の人たちの人間模様の話。 根にある問題はどれも男女関係。 いまいち盛り上がりに欠けるような気がしたのは、 主人公の行介が、あまりスパイスになってないからかも。 キーマンならキーマン、空気なら空気で、 もうちょっとちゃんとした位置取りをしてほしかった。 「すきま風」の最後はグイっと心臓をつかまれる感じだったが、 印象に残ったのはそのぐらいかなあ。

    2
    投稿日: 2014.07.04
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    熱い珈琲を飲みたくなります。 何も解決するわけではないのだけれど、これを読むとすべてを白黒ハッキリさせなくてもいいんだなぁと感じる。 そう思うことも必要な時がある。

    1
    投稿日: 2014.06.21
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    人間が生きていくってドロドロしている面があって、そのドロドロにもみくちゃにされながら必死な時ってあるよなぁ…とそんな事を感じながら読み終えました。結構中身が重たくてお腹いっぱい。自分はドラマ版の人情味溢れる空気感が好きだったかも。

    1
    投稿日: 2014.06.09
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    主人公が何度となく「自分は人を一人殺した人間だ」と口にする。 冬子が現れたとたん、朱美の態度が急に変わる。 その二つには、どうにも異和感を禁じ得ない。人間の自然ななりゆきとして、受け入れ難い。 全体としてひとつのまとまった空気感があることは認めるのだが、私には居心地が悪かった。

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    投稿日: 2014.06.08