
総合評価
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powered by ブクログ不器用で健気で…節くれ立った手とやわらかすぎる手は、握りあうことをせず、ただ重なりあうだけ、、そんな繋がりもいいなぁ♪。ちっぽけな商店街の痛みを伴う人たちが通う"珈琲屋"での、少々冷たく切なくもほんのり温かい素敵な各物語。
1投稿日: 2014.05.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
池永陽の初読み。 フツーに面白く読めたかな。 珈琲好きだし♪ ……“久子”が、イイ。 ……不倫を肯定するハナシは、やはり好きじゃない。 ……ハッピーエンドでは無いけれど、後味は悪くないラストが好感。 ★3つ、7ポイント。 2014.05.23.了。
1投稿日: 2014.05.23
powered by ブクログ喫茶店を舞台にした連作短編集ですが、流行りのパターンではなく、もっと落ち着いた内容。主人公がもつ過去のキズと、そのことに示唆を得ようと訪れる客たち、外野から絶妙にサポートする元彼女のバツイチ女性、決して明快な結論に導かないところ、これらが合わさった大人の作品でした。
2投稿日: 2014.05.14
powered by ブクログ本作は、主人公である行介を中心に描かれた短編集である。商店街の人々を襲い荒らす地上げ屋を殺した行介は、服役から戻ると父親の珈琲屋を継いだ。商店街の人々にとって、行介はヒーローのようなもので、また、悩み事を打ち明けるに適した存在となった。──店に訪れる人々それぞれが主人公となって、悩み、憎み、悲しみ、喜び、あらゆる感情を そっと静かに営む行介に打ち明ける。この本を読んでいると、自分もこの珈琲屋に行き、彼の淹れる熱い珈琲を飲みながら、悩みを聞いてもらいたく思えた。
1投稿日: 2014.05.13
powered by ブクログいらいらする。 足りない。 届かない。 やりきれない。 ないない。 すこし心が不健康なとき向け。かな。
1投稿日: 2014.05.02
powered by ブクログ喫茶店がキーになるストーリー ドラマ化されたとのことで見てみたらイマイチだったが、こちらは大人の恋が描かれている。自分の恋と重ねてしまう。
1投稿日: 2014.04.28
powered by ブクログ様々な人の感情が交差していて、それを覗いているような、ぞくぞくした感覚がした。登場人物の一人一人が全く違う性格や暮らしをしているが、みんなそれぞれ人間くささがあった。最後は少ししりすぼみな感じもしたが、結末がぼやけているからこそ読む人が自由にその先の行方を想像できていいのかもしれないと思った。誰が読んでも絶対いいというよりは、なんとなく印象に残り続ける一冊でした。
1投稿日: 2014.04.28
powered by ブクログNHK BSでドラマ化されてて、ドラマは1回でパスしたけど、原作はどうだろうと読んでみた。やはりこの手の話は苦手。グダグダです。
1投稿日: 2014.04.27
powered by ブクログ私の身近にはいない人の日常。 「珈琲」という文字に魅かれて、ページをめくりました。 ストーリー自体は、自分の好みではありませんが、店中に広がる香りやカップから立ち上る湯気が感じられるお話でした。 珈琲を飲みながら読むには、向いている一冊かもしれません。
1投稿日: 2014.04.15
powered by ブクログ表紙に惹かれて買いました。読む前は、珈琲屋にくる人々の群像劇なのかと思っていたのですが、その予想は裏切られます。まず店主に前科があり、女性常連客の冬子は店主の元カノ、しかもバツイチ。ならばこの二人が話の中心…かと思いきや、それも軽く裏切られ、店主とそこを訪れる人々(おもに商店街の人)との物語に引き込まれます。ここにくる人はみな、何かしら抱え込み、引きずっています。珈琲屋でそれを吐きだし、重荷を下ろした彼らは、すっきりとフットワークも軽く出ていく、そんな印象を受けました。連作短編集なので、ひとつひとつのお話は短く読みやすいです。店主と冬子の関係も今後深まってくれたら…と思います。
2投稿日: 2014.04.03
powered by ブクログ東京の小さな商店街にある喫茶店「珈琲屋」の店主である行介は、あることで人を殺していた。 当時の恋人だった冬子は、行介の服役中に結婚したが、行介の出所に合わせるように離婚し、実家に戻っていた。 そして。店にやってくる客達もそれぞれ何かしらの悩みを抱えていた。 2014年4月1日読了。 ほのぼのとした展開かな?と読み始めたのですが、それだけではなくて、なかなか奥が深かったです。 人を殺した過去を持つ行介だからこそ言える言葉もあって、そこに唸らされます。 ただ、行介に好意を抱いてしまった被害者の妻である朱美の言動には少し抵抗が。。。 この辺りは続編でケリをつけるつもりなのでしょうか?
1投稿日: 2014.04.03
powered by ブクログちいさな商店街にある喫茶店「珈琲屋」.主人の行介は,殺人の前科を持つ.そんな「珈琲屋」で起こる数々の人間ドラマ.暖かな気持ちと,熱い珈琲が飲みたくなる素敵な一冊でした.
1投稿日: 2014.04.03
powered by ブクログ珈琲を飲む感じで読むような小説。時間をかけてじっくり味わう感じではなく。さっと読んで、さっと味わう。その軽い感じで読むなら良いのではないかと思う。テレビのドラマ的ではある。
1投稿日: 2014.03.30
powered by ブクログ殺人とか性の表現とか、男性の作品なんだなぁと。 今日は美味しいコーヒー飲もうかな?と思わせられた。
2投稿日: 2014.03.16
powered by ブクログ切なさと温かさの両方で複雑な感情。 人は脆くて哀しくて、でも強くて優しい。←誰かの歌であったな(^_^;) 傷をもった男性は優しくて、腹を括った女は強い。 女って・・・強いよね、良くも悪くも(^_^;) プレボーイの島木の変わり様は嬉しく 行介と冬子の行く末も暖かい気持ちになる。 とうやら続編もででるようだね。
1投稿日: 2014.03.04
powered by ブクログ映像化されるというので読んでみた。見どころは主役の行介の人間性かな・・・人を殺したことのある手。いろいろな事情を抱えた人が、その手で入れる珈琲を求めて来る。そしてどうなるということもないのだが、ちょっとだけ心も温めて行く。ドラマ化するにはいい作品だと思う。
1投稿日: 2014.03.01
powered by ブクログ2/15日本橋三井ホールの笹川美和ちゃんのライブに行き、アンコールの最後の曲、つづくつづく、という歌詞が印象的だった。その歌がこの小説をドラマ化した主題歌とのことで、帰りしな下のタロー書房でさっそく買った。 認めたくないことも、起きてしまった事件も、誰かを思う気持ちも(それが叶わなくても)、なにがおきても日々は続くということ。そんな小説と歌だった。
1投稿日: 2014.02.23
powered by ブクログいわゆるジャケ買いです、はい。 内容はタイトル通り珈琲屋に集う人々の短編集なんだけど、一遍一遍(一人一人)の物語が重なり合って、 かもしだすハーモニーが素敵☆ 短編なんだけど、伏線を回収していく中編を読んでいる感じ。 テーマは重いものを扱っているはずなのに、 昼下がりに珈琲でも啜りながら読みたくなる、不思議な温度感ともいえるものをもった一冊。 ちょいと違った人々の話に触れてみたい方、お勧めです。
2投稿日: 2014.02.11
powered by ブクログ短編ということで勝手に軽い話を想像して読み始めたら、結構重い話で予想外だったけど、読み応えがあって良かったと思う。 私もこういう行きつけの珈琲屋さんが欲しくなる。 でも一見さんって入り辛いからついチェーン店に入っちゃうんだよね。。。
2投稿日: 2014.02.04
powered by ブクログかなり重い話が多いのですが、基本的には恋愛の話です。 後味の悪い終わり方の話もありましたが、読みやすく、展開を楽しめます。 しかし、2人が幸せになるところは、見たかった・・・。
1投稿日: 2014.01.29
powered by ブクログ「人を殺した」という過去が、すべての物語の中で印籠のような働きをするのがしっくりこなかった。 舞台が珈琲屋でなければならない理由も乏しく感じる。
1投稿日: 2014.01.11
powered by ブクログどうも私は(少なくとも最近の)池永さんとは相性が良くないようです。 他の人の書評など見ると結構評価の良い作品なのですが。 かつて地上げ屋の少女暴行事件を機に義憤から殺人を犯し、模範囚でありながら所定の刑を終えて出所した喫茶店『珈琲屋』の主人・行介を主人公にした短編集です。 訪れる客は様々な悩みを持つ商店街の人びと。かつての所業を知る人々が行介を介して何らかの解決を図るのですが。。。 どうも、文章が私に合わないのか「情感溢れる」と感じられないのです。な
1投稿日: 2013.12.20
powered by ブクログ人殺さなきゃだめかなぁやっぱり。転がり落ちそうな人を止めるとき。ってな感じでもやもやした。わたしは、人を殺さないままで転がり落ちる人を止めたいけど、その方法はこの本からは見いだせないなー。え、人殺さない限り転がり落ちそうな人を止めようなんて傲慢ですかそうですか。まー、逆に言えば転がり落ちそうな人は、人殺した!みたいなショッキングなところを求めちゃうんだよ弱いよねぇ人間は。ってことなのかな?
1投稿日: 2013.12.16
powered by ブクログ以前本屋さんで立ち読みをしてから、ずっと気になっていた本でした。 これが案外なかなか売っていなくて・・・。 珈琲屋のマスターと、それを取り巻く人達の日常を綴った短編ですが、最後には心がふわっと温まる、そんな話でした。 過去に殺人を犯してしまったマスターは、殺人者=異常な(普通じゃない)人なんかではないって事を身をもって教えてくれてる気がします。 いろんな人が居て、いろんな考えがあって、それが自然な事なんだなって実感出来る作品でした。
1投稿日: 2013.12.09
powered by ブクログ読みやすかったけども、内容にあまり入り込むこともできず… 考えさせられる内容もあったけど、深く考えさせられるって感じではなく… ちょっと重たい話。 サラッと、あははと、おもしろいー!って内容を読みたい時にはちょっと違う。
1投稿日: 2013.11.07
powered by ブクログ本屋さんの「熱い珈琲を飲みたくなる作品」というキャッチコピーに惹かれて購入。 短編集で読みやすい。もう少しハッピーな話もあっても良いかな…。
2投稿日: 2013.11.02
powered by ブクログ珈琲屋さんを営む行さんとお店にやってくる人々をめぐる物語。美味しい1杯の珈琲でほっとすることも、救われることも、慰められることもある。自分で一生懸命丁寧に淹れるのもいいけれど、誰かに淹れてもらった珈琲を飲みたくなった。
3投稿日: 2013.10.24
powered by ブクログ珈琲屋のお店の雰囲気はいいし、珈琲は熱々で美味しそうだけど、それぐらいかな。重すぎる過去を背負った主人公と想い人だけど、そう物語に入り込む事はなく終わっちゃった。
1投稿日: 2013.10.19
powered by ブクログ三章からじんわりと話しの良さがわかってきた。この物語を読んで、古女房を今一度見直さなければなるまい。
1投稿日: 2013.10.16
powered by ブクログ珈琲屋さんのカウンターで繰り広げられる心温まる内容・・・だと思って買って読んだら、全然心が温まらなかった一冊。行きつけ本屋さんのPOPを読んで買ったんだけど、だまされた!出てくる人たちに共感したり、感情移入できなかった。一言多かったり、基本的な考え方になじめなかったり、どうも魅力的な人間が出てこないと思うのは、私に合わないって事なんだろうなー。とりあえず、続編が出ても読みません。
1投稿日: 2013.09.30
powered by ブクログなんといったらいいのか。 様々な人間模様。こういう心情に触れた作品はすき。 長編が好きな私は始め、短編で終わってしまってつまらないかも?と思ったが、そのあとちゃんと面白くなった。
1投稿日: 2013.09.10
powered by ブクログ何か区切りをつけたい時、これから何かを始めたい時、淹れたての熱いコーヒーが気持ちの整理と勇気を与えてくれる。 小さな商店街の古い喫茶店「珈琲屋」を舞台に、訪れる人々のさまざまな人生が、温かいコーヒーのように深く染み込む。それは、甘いものではなく、とてもビターだ。でも味わい深い。
2投稿日: 2013.08.21
powered by ブクログこんな珈琲屋や友だちがいるといいなー この夏、美味しい珈琲がいただけるお店で1時間以上、本を読ませていただいた。キリマンジャロに続いてグァテマラをいただきながら。贅沢な時間だったけど、珈琲屋のマスターや常連さんとお話できるお店があるといいなーと思う。
1投稿日: 2013.08.14
powered by ブクログ前科ものがやっている珈琲店に気づくと、いろいろな人が吸い寄せられるようにやってくる。 そこで何が解決するわけでもないけれど、何かに気づき、何かしら心の整理をつけて進んでいく。 行介と冬子のこれからが気になります。
1投稿日: 2013.07.30
powered by ブクログ商店街の古い喫茶店のマスターの過去。幼馴染の冬子さんとの切ない恋愛をからめて淡々と短編が続く。 何かしら切実な問題を抱えた人々がお店に来て、なにかしら光明を得て?帰って行く。いくらでも続編が出来そう・・・楽しみ。
2投稿日: 2013.07.23
powered by ブクログ主人公、宇田行介が商う珈琲屋を舞台にして、恋人の辻井冬子と島木を加えた三人の幼馴染みが、心に傷を持って訪れてきた人々とで織りなす人間ドラマの物語集である。 珈琲屋を訪れた人々は傷を癒していくことになるが、、ふとした切っ掛けで殺人を犯した過去を持つ行介だけは、何時までもその傷を引きずっていて、冬子との間がなかなか縮まらない関係が切ない。でも、何時かはと期待して、読み進んでしまった。 「珈琲屋」があれば、毎日通ってみたい。続編が楽しみ。
1投稿日: 2013.07.13
powered by ブクログふとしたきっかけで犯した殺人の罪で服役した過去を持つ喫茶店・珈琲屋の主人・行介。珈琲屋には集まる人々は悩みや迷いを抱える人ばかり… 読みながら、ふと、自分の家族や人生を深く省みたくなる連作短編集。七編の短編はいずれも抒情に溢れ、味わい深い。中でも『すきま風』が良かった。最後のページで涙が溢れた… 己れの過去に苦悩しながらも、珈琲屋を訪れる人々に人生の答えを与え続ける行介の姿が何とも魅力的である。
1投稿日: 2013.07.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
珈琲屋を訪れる様々な人々。それぞれが悩みをかかえていて…。一話一話を読むたびに、それこそ濃厚な珈琲を一杯飲んだ後のような苦味というか、重さを感じた。個人的には、主人公が買春している女子高生を説得するシーンが特に印象に残った。単なる道徳論ではなく、人生の苦味を知っているからこそ口にできるセリフ…。人は誰しも普通に過ごしているように見えて、問題を抱えているのだろうとひと思いにふけりました。
1投稿日: 2013.07.07
powered by ブクログ親から受け継いだ喫茶店を営む主人公と、 その周辺の人々との関わりやそれぞれの人生を描いた作品です。 東京の総武線沿いにある小さな商店街の小さな喫茶店「珈琲屋」。 父親からこの店を受け継いだ行介は、 バブル時代に商店街を悩ませた地上げ屋とのトラブルで殺人を犯してしまう。 刑期を勤めあげて地元に戻った行介は実家の喫茶店を受け継ぎ、 罪を償いながらも訪れる人に美味しいコーヒーをいれていた。 当時、行介の恋人だった冬子は別の男性と結婚したが、 行介が出所するのを待っていたかのように離婚し実家に戻ってくる。 そんな行介と冬子との心のふれあいを軸としながら、 商店街に暮らす人々の悩みや悲しみや苦しみが「珈琲屋」で話され、 行介と冬子によって徐々に和らぎ癒されていく。 この物語は小さな喫茶店「珈琲屋」を舞台として、 商店街に住む人々が主人公となった短編が綴られており、 短編が連なってひとつの物語を作る連作短編集という形をとっています。 不可抗力とはいえ殺人を犯した行介。 行介を追いかけるように行介の出所と同時に離婚して戻ってきた冬子。 この二人の関わりを中心にしながらも、 商店街に住む普通の人々が抱える問題を行介と冬子が静かに解きほぐしていきます。 決して爽やかな内容ばかりではなくドロドロとした人間模様も展開されますが、 ひとつひとつの短編を読み終わるときには、 心の中に温かいものが広がっていく物語ばかりです。 人の弱さや悲しみの部分にスポットを当てながらも、 日常の中でどうやって幸せを探していくのか。 人というのはどういう生き方が幸せなのか。 そんなことも感じさせてくれる一冊でした。 喫茶店というと少々敷居が高いように思えますが、 こういう喫茶店があれば毎日でも通ってみたいなと思いますし、 今でも小さな町の小さな商店街にはこんな喫茶店があるのかもしれないなと思える一冊です。
1投稿日: 2013.07.05
powered by ブクログ題名から“のほほん”とした小説と思っていたのだが違った。各章の主人公は、暗い過去や悩み多き現実と向き合っており、どちらかというと暗い作品であった。しかし、単に悲壮感が漂う作品というわけではなく、殺人歴のある珈琲屋のマスターを中心に、各主人公は過去にけじめをつけたり、新たな希望を見出す前向きなストーリーが多かった。あえて結論を明示しない手法をとったのだと思うが、急に話が終わる章に関しては少々物足りない部分はあった。もう一工夫あれば、とても面白い小説だと思う。
1投稿日: 2013.07.03
powered by ブクログタイトルに惹かれて購入。 一つの場所を舞台に色んな人の事情からなる短編を集めた形式で、こういうのは好きなのだけどあまりストーリーは楽しめなかった。登場人物がみんなドロドロした物を抱え込んでるからだろうか。
1投稿日: 2013.06.25
powered by ブクログ大人のお伽話連作短篇集。殺人罪で服役した主人公が出所後に暮らす故郷の商店街での人間模様を描く。最初の数篇に人生の喪失と再生を描いて味わい深い余韻がある。
1投稿日: 2013.06.16
powered by ブクログアメリカのTV連ドラで「ER」という番組があり、ジョージクルーニーがよく "We should talk." と言っていた。 心の澱や悩みを口にすることは日本人は下手だと思う。さして起伏もない、結末も放りっぱなしの作品だが、こんな珈琲屋はあるとありがたい。
1投稿日: 2013.05.21
powered by ブクログ人を殺してしまった珈琲屋の主人行介と、その周りの人々のストーリー。 連作短編集。 最近、タレーランとか、コーヒーもの(?)が流行っているのかな?と思い、手に取りました。 正直、私的にはイマイチでした。 人を殺してしまった行介のところに、人を殺したい人が集まったりする所は、分かります。 もつ雰囲気というか、集められてしまう磁力というか、それはしっかり描かれていたかと。 ただ、それぞれのストーリー自体が、あまり…だったのが残念です。 重たくなりがちだけど短編だから、ただ浅い、という感じ。
1投稿日: 2013.05.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
出所してきた珈琲屋のマスターと、そこへやってくる人々の お話。 冬子にあまり魅力感じなかった。
1投稿日: 2013.05.16
powered by ブクログ殺人罪で服役後に実家の珈琲屋で働く行介と、その店に来る客のお話。 結構いい話なんだけど、性的表現がある場面があって、あまり学校図書館向きではなかったかも。
1投稿日: 2013.05.16
powered by ブクログ珈琲屋のマスターと商店街の人々のささやかな日常。 「人を殺したことのある手」 人間の見てはいけない黒い部分を覗いてしまった気分。
1投稿日: 2013.05.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
朱美ってイヤな奴!と思ったけど、ああいう行動に出てしまう気持ちはよくわかる。冬子みたいな女性は、やることなすこと癇に障るんだよなあ。
1投稿日: 2013.05.06
powered by ブクログ題名は穏やかだが、殺人、不倫、決闘、暴行など、内容はあまり穏やかではない。 「俺は殺人者だから」というのが何度か出てくるが、それで箔をつけているようにも感じられて、主人公にあまり魅力を感じなかった。また、浮気の話が多くて面白くはなかった。
1投稿日: 2013.04.22
powered by ブクログ殺人を犯した主人公の珈琲屋にぽつぽつと訪ねてくるのは・・・ 思ったよりも暗いものを背負った人たちでした。
1投稿日: 2013.03.26
powered by ブクログ人は罪を犯した時にどの様に償えるのか?社会的には罰則を受けても、自分自身で罪を背負い、おろす事は出来ない。それだけの事をしたのだからどんな形でも背負っていく事は出来ない。しかし、周りの人がささえてやる事は出来るかもしれない。
1投稿日: 2013.02.17
powered by ブクログ現実味がなさすぎ。 行介、「俺は人を殺してるから」と、言い過ぎ。そんなに簡単に何度も人に言えることだろうか。 出てくる人物に誰一人、共感できなかった。
1投稿日: 2013.01.23
powered by ブクログこんな珈琲店があったらイイと思うが....人それぞれいろんな悩みがあるんやなと。。。ただありがちな構成かな....映画化してもいけるんじゃないでしょうか。まぁ。。。熱〜いコーヒーでも飲むかw
2投稿日: 2013.01.18
powered by ブクログ池永さんの小説らしい内容。 みんな優しくて、ちょっとした生きにくさを感じて過ごしてて。 個人的にはもうちょい毒があってもいいんじゃないかなとも思ったけど。
1投稿日: 2012.12.21
powered by ブクログ過去に衝動殺人を犯したことのある珈琲屋のマスターが主人公。彼のもとには、人には話せないような悩みや後悔を抱えた客たちが自然と集まる。主人公の姿は、罪を許す神父のようでもあり、罰を下す閻魔のようでもある。
1投稿日: 2012.12.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人生、色々。お店も色々。お客も色々。珈琲というキーワードで、『タレーラン』→『珈琲屋』と読んだけど、作風とかテーマとかによって全然変わるんだなぁ。
1投稿日: 2012.11.30
powered by ブクログ人殺しの前科を持つマスターがいる珈琲屋さん。こうやって書くと何か凄く奇抜な小説に聞こえるが、実は人を殺したいという欲望をギリギリの理性でとどめている人間の内面を顕在化させた人間ドラマになっている。 このマスターは、誰もがもっている殺人願望を擬人化させた存在なのかも知れない。 もしこんな珈琲屋があったとしたら行くだろうか? 「珈琲店タラーレンの事件簿」に出てくる様な珈琲屋さんだったら、用事もなく行くだろうが、この本に出てくる珈琲屋さんには、よっぽどのことが無い限り行かないだろう。 これは、自分が切羽詰まった状況に無いということで、今は幸せなのだろう。 この本に収められている7つの話は、どれもが考えさせられる。不思議な読後感を与える本であった。 そもそもこの本は、有隣堂厚木店の店頭POPで見かけたり、有隣堂厚木店のツイッターでプッシュしているので手に取ったものである。 ミステリーやビジネス書を中心に読んでいる自分が多分選ばないカテゴリーの本であった。リアル書店に出入りしていると、このような意外な本と出会えるのが面白いと思う。 最近は、田舎に行けば行く程街の本屋が減ってしまい寂しい限りである。 本屋さんは、一生かかっても読み切れない本を一覧できるワンダーランドである。いつも通っている有隣堂厚木店を始めとする本屋さんには、これからもワクワクさせてもらいたい。
2投稿日: 2012.11.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この本は、本屋さんで見つけて、何となく惹かれた本ですが きっと、ふわっとやさしい人間模様の本なんだろうなぁと思っていたのが いい意味で裏切られた感じです 人を殺したということが、人生に大きな意味や意識をもたらすんだという 当たり前のことが、とても重く、行介だけではなく まわりの人間にも、その事実はとても重いものだった 気持ちがざわざわするというか、人の気持ちの見たくない部分を 容赦なく見せられるというか、少し気持ちが落ちてしまいがちな感じ でも、それでも、頑張って生きていこう、といつの間にか思う感じ 静かで地味だけど、いい本だなと思いました
1投稿日: 2012.11.06
powered by ブクログ苦いなかにも甘味がある上質な珈琲のような、優しい大人の恋愛小説。こういうのなら、恋愛物も悪くないなと思った。
1投稿日: 2012.11.04
powered by ブクログ地上げのために商店街の人々に酷いことを繰り返していたやくざを 殺してしまった過去を持つ珈琲屋の息子、行介。 事件当時付き合っていた彼女も服役中に他の人と結婚していたのだが、 彼の出所に合わせるように離婚して商店街に戻ってきていた。 幼馴染で商店街で洋品店を営む島木を始め、 行介が継いだ珈琲屋に訪れる客たちが語る人生ドラマを描く一冊。 爽やか系なのかなぁと思ったら違った。 ドロドロでもないけど、ちょっと泥っとしたかんじ。 妙にリアルで、人の弱さを炙り出しているかのよう。 ひとつひとつの話が基本的には独立していて、ちょっと残念。 もう少し繋がりとか、それぞれの話の後日談などがあればよかったな。 良くも悪くも「とっても普通の本」でした。 それが池永さんらしさかもしれないけどね。
1投稿日: 2012.10.23
powered by ブクログ過去に殺人を犯してしまった行介がマスターの「珈琲屋」には 人に言えない悩み、気持ちを抱えた人達が訪れ、人を殺してしまった 行介の手や顔を見ながら熱いブレンドを飲み、自分に気づいていく。 きっと、行介にもお店にもそんな見えない力があるのだと思い、 自分がそこに座っているのを想像しながら読んでみた。
1投稿日: 2012.10.19
