
総合評価
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powered by ブクログ「アンネの日記」と「沈黙の春」を向き合って読もうと思った。こういう形で紹介してもらうことで、ワンクッション経て難しそうな本にも手が出せる。 ありがとうございます!
2投稿日: 2025.07.23
powered by ブクログアンネの日記 に 聖書 に コーラン …序盤は唯一神の三宗教の話。宗教がいかに世界に影響をもたらしているか?池上先生の選択からもよくわかります。アンネ…しっかり者のおませさんな普通の女の子。ただユダヤ人というだけで迫害を受けてこの世を去った何百万人のうちの1人。彼女が隠れ家で書いた日記は死後世界中の人達に読まれ、人々のユダヤ人に対する認識を固定化させることになる。イスラエル建国に尽力しているとの見方も大袈裟ではないでしょう。 後半は政治・経済と環境、進化論…世界の人々に多大な影響を与えた本ばかり。宗教系はあまり読みたいとは思いませんが、その他は機会があれば(あればです笑)読んでみたいなと。とりあえずアンネの日記で紹介されていた 乙女の密告 は手に入れました。
0投稿日: 2025.06.30
powered by ブクログ聖書やコーランが世界を変えた本として紹介されているが、著者自身は一体どこまでこれらの本を読み込んだのだろう。全部読んでいてほしい、とまでは言わないが、著者が読んだ限りでの考えも知りたかった。 それぞれの本の表面的な影響を書いているだけで、この本でなければ得られない知見はなかった。
0投稿日: 2025.04.20
powered by ブクログ大人の教養を身に付けるために手に取った一冊。アンネの日記から聖書、コーランといった宗教に関する書物について学べたほか、マルクス、ケインズ、フリードマンの代表作について学び、それらを対比する形で経済思想の変遷を理解できた。短時間で幅広い分野の表層的な知識を得たい社会人に最適。
0投稿日: 2025.01.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アンネの日記でユダヤ人に同情的な世論ができた。でもそれによって同じようなものを書いている子供がガザにいるかもしれないっていうのが一番印象に残った。 結婚するとき、永遠の愛をキリストに誓うのも日本の神に誓うのも違和感!と思った。 経済系の話は難しかった。
0投稿日: 2024.11.26
powered by ブクログ【★5】世界を大きく動かした本を短時間でサクッと触れられた。素晴らしい。一つ一つの原書も読みたくなった。
0投稿日: 2024.11.09
powered by ブクログここに紹介されている10冊の本は、一冊一冊が世界を変えた物です。『アンネの日記』『聖書』や『コーラン』などの『聖典』からウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』が収録されております。 ここに紹介されている10冊の本は、一冊一冊が文字通り『世界を変えた』もので、『アンネの日記』がなぜ中東問題にあれだけ影響を及ぼすのかに始まって、『聖書』や『コーラン』などのいわゆる『聖典』から欧米人の『内在的論理を理解するために必須の文献』とも言われるウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』さらに、資本主義がいったいどういうものかを読み解いたマルクスの『資本論』。 オサマ・ビンラディンの『道標』となった本の解説が記されており、あの激務をこなしながら、これだけの文献を読み込んでいくには相当の労力が必要だったであろうな。ということが容易に想像せられ、池上さんの旺盛なバイタリティーにはただただ敬服するばかりでありました。 この10冊の中で僕が目を通したのは『アンネの日記』と『聖書』『資本論』に『コーラン』くらいですが、理解をしたか、といわれるとまったくといっていいほど理解をしていないなぁ、というのが実情で、ここまでの『濃いぃ』10冊をここまで平易に要約するのは本当に難事業だったろうなと、ただただ思うばかりでございました。 これを足がかりにして原点へ踏み込んでいければいいなと、個人的にそう思っております。 ※追記 本書は2014年2月7日、文藝春秋より『世界を変えた10冊の本 (文春文庫 い 81-2)』として文庫化されました。
0投稿日: 2024.10.01
powered by ブクログ世界を変えた名著10冊を巡る旅。 個人的に池上彰さんに対するアレルギーが少々あったが、この本はめちゃ面白くガンガン読み進めることができた。 わかりやすく紹介され、同時に世界をどう変えたかも伝わってきた。 # 要約メモ - アンネの日記: ユダヤの少女の日記、ナチス・ドイツにつれて枯れるまでが描かれる。実は、父が改変したバージョンと、そのまま版があり、そのまま版では思春期少女の等身大の話も描かれる - 聖書: 旧約と新約があるよ - コーラン: 預言者ムハンマドが得たアッラーからの啓示 - プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神: プロテス- - 資本論: 社会革命を起こした - 道しるべ: イスラム原理主義やアルカイダの思想の礎に - 沈黙の春: 科学の落とし穴、環境問題を説いた本 - 種の起源 - 「雇用、利子および貨幣の一般理論」「資本主義と自由」 ケインズがいう大きな政府なのか、フリードマンが解く小さな政府なのか。
0投稿日: 2024.08.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アンネの日記 母親に対しての記述、性的な記述があった 聖書 福音書は著述が被るところがある チェルノブイリはヨハネの黙示録で暗示されていた コーラン シーア派とスンニ派 五行 イスラム金融 プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 マックス ウェーバー 資本論 カールマルクス イスラーム原理主義の道標 サイイド クトゥプ イスラーム化されていない社会全ては無明社会 神の『唯一絶対性』に基づいていなければならない 沈黙の春 DDT 複合汚染 化学薬品に囲まれた生活 種の起源 チャールズ ダーウィン 社会ダーウィニズム ダーウィンは1930年代生まれ父は裕福な開業医、母はウェッジウッド
0投稿日: 2024.07.23
powered by ブクログ紹介させている本は題名からして難しそうで、自分で読もうとは思わないですが学生の時に題名は知っているものもありました。それを池上さんの口調がそのままの文章で解説してあり読みやすかったです。解説も思想に偏りがないように感じました。 内容に関しては、影響を及ぼす思想や考えの本から影響を受けた人々が行動することで世界が動いた可能性もあることが感じられて、それを知ることで知見が広がりそうです。これからも色々なジャンルの本を読んでいきたいと思いました。
1投稿日: 2024.03.23
powered by ブクログケインズとフリードマンは現代経済政策の両巨頭。 もっと勉強しないといけないと考えさせられる。 大きな政府か小さな政府か。 戦後に力を持ったケインズ的政策が限界を見せ出した頃に、力を持ったのが新自由主義。 私が育った学生時代はまさにこの時代で、メディアは無駄な公共投資を批判し、民主化による効率化が煽った事に少なからず影響を受けて、私も市場至上主義に近い考え方を持っていた。 その後リーマンショック以降は潮目が変わり、保守的な自国至上主義が世界で猛威を奮っている。 新帝国主義とも呼ばれ、もはや経済だけでなく軍事的な動きまで出てきている。 なぜこのような世界は動いたのか? そしてこれからどう動くのか? それを解くカギはこの10冊の本にあるのかもしれない。
0投稿日: 2024.03.19
powered by ブクログ私が学生の時には日本史選択をしたため、世界史の知識というのはほとんどない中で、この本はとても世界史の宗教問題を知るための良書となりました。 特に本を紹介する順番が素晴らしいと思いました。一番最初には「アンネの日記」から始まり「聖書」「コーラン」という順番です。 勿論宗教に寄りすぎではないかという意見もあると思いますが、世界を震撼させるものというのは宗教以外無いものなのかもしれませんね。そう感じました。
0投稿日: 2024.01.06
powered by ブクログ一冊の本が世界を変えることがある?いやいや大袈裟な、と思っていた。が、出てくる本は確かにどれも確実に世界を変えている。本の持つ力を実感する良質なブックガイド。
1投稿日: 2023.11.04
powered by ブクログこの本は10冊の著名な本を紹介しているのですが、内容だけでなくそれが世界にどんな影響を与えたかということを書いているのでとても良い。 一度リアル本で読んでいたが、オーディブルで再読し、改めて良本であることを認識した。
1投稿日: 2023.08.16
powered by ブクログ宗教の話と合わせて本の紹介。 外国の宗教は詳しくなかったのでなるほどな、そういう考え方もあるのかと考えさせられる。この本を読みながら今の世界情勢を考えずにはいられない。 日本人だけではなくいろんな国の人にも読んで欲しい。
0投稿日: 2023.01.07
powered by ブクログ一冊の本が世界を変えることがあるということを認識させられる本。 中には聖書やコーランなどの、そういえばこれも本だったなと思うようなものもあってそれらに造詣の深くない自分にとっては勉強になりました。 この一冊だけで10冊の内容を完全に理解できるわけではないけど、さらりと要点を理解することはできました。
0投稿日: 2022.12.21
powered by ブクログ世界に影響を与えた以下の10冊の本を紹介している。 ・アンネの日記/アンネ・フランク ・聖書 ・コーラン ・プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神/マックス・ウェーバー ・資本論/カール・マルクス ・イスラーム原理主義の「道しるべ」/サイイド・クトゥブ ・沈黙の春/レイチェル・カーソン ・種の起源/チャールズ・ダーウィン ・雇用、利子および貨幣の一般理論/ジョン・M・ケインズ ・資本主義と自由/ミルトン・フリードマン たかが本、されど本。この本を読んだら、本の影響力の大きさにある種の恐れを抱いた。その後の戦争や環境、社会の仕組みまで左右してしまうなんて、本当に影響力は甚大だと思う。 後半は経済学的な話も多くて、自分には難しいところも多かったけど、頑張って読んだ。少しは理解できて良かった。
9投稿日: 2022.09.11
powered by ブクログ気が向いたときに、小分けで読んでいる。 流れで理解することで興味を持てる。 まずは「読みたい」と思わないと読めない。 関連本を並べて読みたくなる。 ここまでくればあと少し!ところまでもっていってくれる。
0投稿日: 2022.07.07
powered by ブクログ宗教、経済学に全く知識がない自分にも大まかなことがわかるとっても良い本でした。 内容と、その本が過去世界に与えた影響とを併せて書かれているので(浅くではありますが)知識として入れるならこの10冊を実際に読まなくてもこれを読めばよいと思える程です。
1投稿日: 2022.04.06
powered by ブクログ世界的な宗教、経済学に重きを置いて選ばれた10冊 。なかなか自分で選んで読めない難解な本も簡単に紹介されておりわかりやすかった。 1 アンネの日記 2 聖書 3 コーラン 4 プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 5 資本論 6 イスラーム原理主義の「道しるべ」 7 沈黙の春 8 種の起源 9 雇用、利子および貨幣の一般理論 10 資本主義と自由
0投稿日: 2022.03.30
powered by ブクログ●相変わらずの読み易さ。 ●ところどころに池上さん独特の毒があって癖になる。 ●特に聖書については、理解が曖昧だったキリスト教についてざっくり教えてくれるので助かる。 ●資本論やプロ倫など、読むには挫折してしまった本もざっくり解説してくれるし、難解な本文の引用も最小限にしてくれる配慮がいい。 ●思えばカーソンの沈黙の春とかタイトルだけで、読んでなかったなあと…
2投稿日: 2022.02.27
powered by ブクログこの本は先生に勧められて読んだ本です。 普段自分が絶対に読まないキリスト教の聖本や、資本主義の話があり、とても新鮮で楽しかったです。 特に進化論についての議論が未だに続いているアメリカの話が面白かったです。 手に取ってみるとかなり薄く、30ページくらいで話が変わって、500円くらいで買えます。どんな人にでもオススメです。
1投稿日: 2022.01.19
powered by ブクログただの紙の集合体がやがて世界を変える。本の持つ力の素晴らしさを知ることが出来たこと、人の生き方、国の運営の仕方も変える本というものは人類の叡智だなと感じました。
1投稿日: 2021.11.25
powered by ブクログやはり池上彰さんの本はわかりやすくて面白い。本の企画も良いせいもあるし、原本が難しい本は池上さんが優しく解説してくれている。 難しく敷居が高い本も身近に感じてしまう。 本書で紹介してくれているのは、宗教と経済が中心のですが、あまり知識がない僕でも楽しめて読めました。
4投稿日: 2021.11.14
powered by ブクログ一度は触れてみたかったけど、なかなか手が届かなかった世界的名書を、池上さんがわかりやすく噛み砕いて説明してくれる本です。 特に、 第4章 プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 第8章 種の起源 が個人的に面白かったです。 宗教の定義や自然科学の定説が、その当時の人のビジネス観に大きく影響を与えていたというお話がありました。 無関係に思える世界が影響を与え合っているという事実が新鮮で興味深かったです。
1投稿日: 2021.10.02
powered by ブクログ経済学と宗教に重きを置いた10冊を紹介している書籍です。 個人的に面白かったのは「コーラン」「道しるべ」です。イスラム教=テロ組織と結びつけがちでしたが、違うのだとわかりました。もしかすると、アルカイダといったテロ組織は歴史の弱者であり、神様の時代に戻りたい人達なのかもしれません。 本の中に現代を見透かすような記述もあり、先人の先見の明に驚かされます。賢者は歴史の中にいるのですね。
3投稿日: 2021.06.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
何かの本でオススメされていた1冊、著者である池上彰氏が選ぶ「世界を変えた10冊」。 読み終えて、なるほどなぁ...と納得させられましたが、本書で著者が解説してくれる10冊、恥ずかしながらそのうちの1冊すら手にしたことのないものばかりでした。 〇アンネの日記 〇聖書 〇コーラン 〇プロテスタントティズムの論理と資本主義の精神 〇資本論 〇イスラーム原理主義の「道しるべ」 〇沈黙の春 〇種の起源 〇雇用、利子および貨幣の一般理論 〇資本主義と自由 個人的には「アンネの日記」「聖書」「コーラン」「イスラーム原理主義の「道しるべ」」にて、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の三つの一神教について理解が深められたことだけでも読んだ価値があったと思います。 恥ずかしながら言葉としては知っていたキリスト教の「旧約聖書」「新約聖書」の違いや、ユダヤ人の歴史やムハンマド、ジハードにラマダーン等の知識、イスラム原理主義やムスリム同胞団についてうっすらとではあるが知識が深まりました。 反面、「資本論」以下、経済学についてはまだまだ私自身の知識と理解力不足を痛感させられました。 いつの日か本書で紹介頂いた10冊を少しずつでも読み進めていきたいと思います。 説明 内容紹介 池上彰が独断で選んだ「世界を変えた10冊」をわかりやすく紹介。 誰もが知っている書物の意外な事実を伝えながら、その歴史的位置づけを徹底解説した、 現代人、必読の書。 ・『アンネの日記』が中東問題に影響力をもつその理由とは? ・日本人だけが知らない『聖書』の内容とその歴史 ・『コーラン』から見えてくる穏かなイスラム教 ・禁欲主義が成功を導く?『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』 ・『資本論』は資本主義の欠落を暴き、革命を招いた ・アルカイダの教本『イスラームの原理主義「道しるべ」』の中身 ・放射能、農薬……科学の落とし穴を告発していた『沈黙の春』 ・『種の起源』が招いた宗教VS科学の対立に悩まされるアメリカ ・経済不況の処方箋となった『雇用、利子および貨幣の一般理論』 ・『資本主義と自由』の価値観がリーマン・ショックを招いた 内容(「BOOK」データベースより) 『聖書』の基礎を知ることでみえる歴史の流れとは?革命の原動力となった『資本論』の理論とは?『コーラン』『種の起源』『アンネの日記』からケインズ、フリードマンの経済書まで、世界史に大きな影響を与えた10冊を池上彰が厳選、その内容と歴史的意義を解き明かす。現在の国際問題や思想の源泉がわかる、現代人、必読の教養書。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 池上/彰 1950年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。報道記者、キャスターを歴任する。94年から11年間、「週刊こどもニュース」でお父さん役を務め、わかりやすい解説が話題に。2005年、退職。以後、フリージャーナリストとして多方面で活躍中。12年より、東京工業大学リベラルアーツセンター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
5投稿日: 2021.04.21
powered by ブクログ池上氏による書評本かと思って読んだら、書籍の社会史だった。結果的に大満足。CREAの連載だったらしいが、主に宗教と経済の歴史を出版物を通して見ていく形になっている。強いて言えば、その分野の研究者とは解釈が違う部分があるが(私自身の専門分野の書籍でそういった箇所があったので、恐らく他分野にもあるだろう)、むしろ池上氏の解釈の方が一般的であるからこその問題も明確になった。これを読んで納得してしまわず、原典に当たってみたい。時代の変遷を読者視点で客観視した良書だと思う。
0投稿日: 2021.02.12
powered by ブクログメモ ・マルクス【資本論】 <概要> 共産主義主張の本ではなく、資本主義の原理を解き明かす経済本 資本主義が発展すると労働者が力を蓄え、やがて大きな革命となり資本主義は崩壊する <感想> 資本主義が崩壊するまでの過程を記しているが、その後の経済立て直しに関する記述はない。 様々な過大解釈がなされ、共産主義支持者のバイブルとなっている ・ケインズ【雇用、利子および貨幣の一般理論】 <概要> 市場の自由を制限し、政府が市場に介入することで恐慌は発生しない 財政支出による経済政策 民主党、大きい政府 ・フリードマン【資本主義と自由】 新自由主義、市場に政府は干渉すべきでない。民営化推奨 中央銀行の金融政策を重視 共和党、小さい政府
0投稿日: 2020.12.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
世界に影響を及ぼしたであろう10冊の本が、池上さんらしく紹介されています。 元々世界文学に興味があり、それらを読み解くには宗教・聖書や神話などの知識がないと理解が浅くなるな、と感じてはいましたが、この本によってさらに再感しました。宗教vs科学、社会・経済発展vs自然など一方に偏らず、「さあ、皆さんならどう感じますか?どう考えますか?」と問いかけてくる内容が、池上さんらしい文章になっています。 紹介されていた本を読みたいとは思いますが、この本を読むだけでも、現在の世界が抱えている問題・課題を知ることができるように感じました。 雑誌で連載されていたものをまとめた書なので、さらっと読める点も良かったです。
1投稿日: 2020.11.29
powered by ブクログとても良い。一人間として持つべき教養、だけど学ぶのにハードルが高いという領域をざっくり理解できる。流石は池上彰さん。
0投稿日: 2020.09.20
powered by ブクログ池上さんは多読でしょう。その中から10冊選んだのですから間違いなし。名前は知っているけどきちんと読んだことがない本が多いですね。いつか読むぞ、と思いながら・・・・。
0投稿日: 2020.09.13
powered by ブクログ10冊の本の選定におけるストーリーが明確だ。 納得感も高いが、どの本も一度は読んでみたい!と思わさせられた。紹介された10冊のどれも読んだことがなかったので、読んでみようと思う。 いずれの著書も、教養として、グローバルな活動範囲を持つビジネスマンであれば知るべき名著だと思った。
3投稿日: 2020.08.30
powered by ブクログ子供の通っている公文の先生からお借りした本。 恥ずかしながら、私は世界史を全然知らない。経済も全然知らない。 そんな自分にも非常にわかりやすく、原作を読みたい!!!と思うくらい好奇心を擽られる本でした。 ただ、池上さんの説明が上手かつ詳しすぎて、原作を読んだ気になってしまうのが、気を付けなければならない点かもしれません。 アンネの日記も沈黙の春も小学生の時に読んだはずだけれど全然覚えてなかったし、大人になってから読んでみたら、きっと感じ方や思うことが全然違うのだろうなぁと思ったり。 聖書が2つあるなんて知らなかったし、コーランもあーイスラムかな?くらいにしか知らなかったし。そもそも一神教の意味もわかってなかったし。 高校生の時に1年だけ必修だった世界史。カタカナが覚えられなくて本当に嫌いだったけど、大人になって色々な国に行ったり、勉強をしたりして最近はまた一からちゃんと学んでみたいと思っている。 経済学も高校生の時は数字が嫌いすぎてまったく興味なかったけど(用語も複雑だし仕組みも難しいしそもそもお金の流れに興味がないし)今、家計を担っている身としてはちゃんと勉強したい!と日々思っている。 時が変われば感じ方も状況もかわって、本当に楽しい。どこに学びの種があるかわからないものですね。 この本は私にそんな気づきを与えてくれた本でした。
0投稿日: 2020.08.09
powered by ブクログ『ペンには剣に勝る力あり』本当にこれらの10冊の本は世の中を大きく変えた本であると言うことがよくわかりました。過去に読んだ本も、そうでなかつた本もそれなりに中身は分かったつもりでいたが、より一層理解できて良かった。 それぞれの本が世の中を変えたのは間違いないが、世の中の変化の中に必要とされているものが出現してきたとも言える。これらの本がいまだに良しにつけ悪しきにつけ世界に影響を与え続けているというのもまた凄いことだ。
0投稿日: 2020.08.04
powered by ブクログ思想が世界を変えできた事をサクッと理解できる。が、原著は難解で読了できないでしょうね、私には(^^)
0投稿日: 2020.06.27
powered by ブクログ詳細は、あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1472.html 2020.03.06 ニュース 文藝春秋、小中学生向けに電子書籍30タイトル以上を無料配信 文: 電子書籍編集部 これを機会にKindle 版と書籍を読みます。
3投稿日: 2020.04.06
powered by ブクログ前半は興味を持って読み進めた。 特に第1章のアンネの日記、第3章のコーラン、第9章よ雇用、利子および貨幣の一般論理に興味を持って読んだ。 メモ ロルバーンNo.154〜157
5投稿日: 2020.04.04
powered by ブクログ本が自分自身を変えたのと同じで、世界を良い方にも悪い方にも向かわせることができる本が世界を変えうることを知った。 おそらく自分からは手に取らなかったであろう名著を池上さんのわかりやすい解説で興味がそそられた。 小手先のHOWTO本を読む前に、まずは原点を理解しなきゃなあ、そう思えました。宗教・経済学についてより深く学んでみたいというきっかけをくれました。
1投稿日: 2020.03.26
powered by ブクログ相変わらず、池上さんの文章は分かりやすい。 ユダヤ、イスラム、キリスト、宗教が現代の世界情勢に大きく影響していることが分かっていても、その考え方や大元になる聖書やコーランについてあまり分かってなかった。 それぞれの考え方や特質、それらが世界をつくっている歴史が分かりやすく書いてある。 世界を変えた10冊っていうと、文学的な価値の高い本かと思いきや、資本論や進化論など、経済や政治に影響を及ぼした本が書かれていて面白かった。 今、当たり前と思っている政策も過去では、当たり前ではなかった。そう思うと、私たちの当たり前はいかに流動的で曖昧なものなんだろう。 きっと、これからも世界は変わっていくし、その時に影響を及す人があらわれるんだろうなあ。
0投稿日: 2020.03.22
powered by ブクログ【読了メモ】この一冊に目を通すだけでも、ニュースを見るのが面白くなる。(少なくとも私は宗教に関する知識に乏しいのでとても勉強になった。)
0投稿日: 2020.03.14
powered by ブクログ本の力と思想の力。 歴史を学ぶようでとても面白かったです。宗教と経済の本が、政治、思想、あらゆるものに影響を与え、今なお大きな力であることがよく分かる本。 本ってすごい
0投稿日: 2020.02.03
powered by ブクログ実家の母が「読む?」と… 池上彰氏の本はあんまり…と思いつつ どれどれどんな10冊かな? ガーン 1冊も読んだことがないっ! これはいかん…と読むことに ※個人的備忘録のため、内容に偏り有り 『アンネの日記』 ○ユダヤ人であるが故、未来を絶たれた少女の日記 13歳から15歳まで、隠れ家で綴られた ○アラブ諸国ではほとんと読まれていない イスラエルを建国したユダヤ人に対する反発からか ○オリジナルの日記の内容はかなり赤裸々 同級生、母親に対する悪口から生理について、そして 恋、最後はユダヤ人としての誇りが力強く感じられる内容 〜日本にいるとユダヤ人について、あまり知る機会がなく、情報としてのユダヤ人という知識しか得られない 以前短い間カナダで生活した時はユダヤ人の多い地域があり、やはりコミュニティを以って生活しているようだった ユダヤ人を知るためにはユダヤ教と彼らの歴史を知る必要がある またこの本はユダヤ人の生の声を知る良い機会のはず 早いうちに読みたい 『聖書』 ○旧約聖書:ヘブライ語 一部アラム語 新約聖書:ギリシャ語 イエスはギリシャ語は話せなかったが、キリスト教がギリシャ語圏に拡大していく過程でまとめられたため 〈旧約聖書〉 ○ユダヤ教徒は「神から選ばれし民族」 ○ユダヤ教での安息日 エレベーターのボタンを押すことも仕事になると考え自動で各階停止するエレベーターも ○アブラハムとの契約 カナンの地=イスラエル ○十戒(一部) ひづめが割れているもの、反芻するものは食べて良い 牛、羊、山羊は良い 豚、らくだ、イノシシは汚れたもの ヒレや鱗のないもの エビ、カニ、タコはダメ 〈新約聖書〉 ○いくつかの福音書がある ○イエスの母マリアはヨセフと婚約していたが結婚前に マリアが懐妊 ○ローマ帝国の国教となる ○十字軍遠征から キリスト教対イスラム教という対立構造を生み出した 〜さすがにきちんと読む機会はないだろうが… ユダヤ教、キリスト教によってもたらされた影響は本当に計り知れない 宗教は政治にも利用される 各宗教と国民性は切り離せない 世界史や文化の根底にある しかし食べ物に関してはどういった理由からそうなったのか…不思議である 『コーラン』 ○ユダヤ教、キリスト教、イスラム教 全て一神教 世界を創造した唯一絶対の神を信じる つまり全て同じ神様 ○神が、預言者ムハンマドに語りかけた言葉をそのまま記した最後の神の言葉 ○世界の終わりがきたら地中で眠っていた死者たちは起こされて神の前に引き出され、一人一人が裁きを受ける 死んだらすぐに天国や地獄には行かない ○ジハード(聖戦) アッラーのために戦って死んだ人はすぐに天国へ行ける 天国への特急券が得られる ○イスラム教徒が守るべき五行 ①信仰告白…自分がイスラム教であることを宣言する ②礼拝…1日5回メッカの方向へ ③喜捨…生活に困っている人にお恵みをしなさい 自分の収入の2〜2.5%程度 現世で財産の一部を差し出すと、来世で受け取る報酬が増えるという考え方 ④断食…年に1回、1ヶ月 日の出から日の入りまで、飲食不可 病気や旅行中の者はその時はしなくて良い ⑤メッカ巡礼…年に一度 メッカのカーバ神殿へ行くのが望ましい 全員が白い布で体を覆い、貧富の差、肌の色に関係なく、全員が神の前に平等であることを実感し、連帯感を強める ○スンニ派とシーア派 信者同士の対立は本来ないが、政治や民族の違いが入ることで対立が生まれる 例) スンニ派のフセイン大統領がスンニ派を優遇し、シーア派を抑圧 ○イスラム原理主義とは ムハンマドが生きていた理想の社会に戻ろう イスラムの教えによって社会を復興させよう 〜イスラム復興のためなら暴力も許される 欧米文化と戦うことはジハードだ こういった過激思想があるため、イスラム教に対して偏見を持ってしまう人が多いのも事実 マスコミ以外からの情報を大事にしたいものだ 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』 マックス・ウェーバー ○厳しい禁欲を守っていたプロテスタントのそが、職業倫理を守ることで資本主義で成功していった道筋を分析 ○経済的に成功している人々がプロテスタントに多い ○カトリック→人は善行を積み、良いキリスト者として生きていくことで天国へ行ける プロテスタント→現世で善行を積んでもそれで天国へ行ける保証はない 職業=天職 神から与えられた義務 これを全うすることが神の命にかなうことになる 仕事に全力を尽くせば来世で救われる さらにお金が貯まっても神の栄光を示すために時間を浪費せず、禁欲的な生活を続けて働き続ける 働き続け消費せず、資本を再投下する この仕組みから資本主義が確立される プロテスタントがアメリカに渡ると、職業の義務だけが残り、宗教的背景が消滅 強欲資本主義へ展開する 〜資本主義の意外な誕生を知ってしまった では日本は? 日本人の精神論… 不平不満を言わず、怠惰な生活を慎み、無駄遣いはしない そんなところから日本の資本主義は発展したのでは? 『資本論』 カール・マルクス ○マルクスはプロセインのユダヤ人 ○資本の奴隷となった資本家は、利益を上げるために無秩序な競争へと突入して恐慌を引き起こす 貧富の格差が拡大し、困窮した労働者は団結して革命を起こし資本主義を転覆させる ○資本家が利益追求することで労働者は搾取される ○マルクスの影響を受けたロシア、中国の社会主義革命は失敗 ○余談の部分で 正社員の給料は人件費 派遣社員に支払われるお金は物件費 〜資本主義の欠陥について…現社会のブラック企業、非正規雇用の問題など…考えさせられることが多かった 単純な問題ではないからなぁ 『イスラーム原理主義の「道しるべ」』 サイイド・クトゥブ ○オサマ・ビンラディンの思想を形成したとされる書 ○ムスリム同胞団として逮捕され、獄中で執筆された書 ○イスラム世界の腐敗した体制を打倒しイスラムの原初に戻ることを理想とし主張 ○主権は国民にあるのではなく神にのみある ○つまりイスラム以外は問題外、イスラムでも人間に主権があるものを全て否定 ○ジハードは防衛だけに限らない 世界をイスラムで統一するまで、世界の終わりが来るまでジハードは続く 〜恐ろしく極端で偏狭で過激な思想である ただこの思想が今なお受け継がれ支持されているという事実 日本にいるとどうしても肌で感じるのが難しいのだが、決して遠い国の出来事ではない 身近な問題なのだと切実に思う 『沈黙の春』 レイチェル・カーソン ○アメリカ ペンシルベニア州の生物科学者の書 ○農薬によって自然界は汚染され、やがて野生の生き物は死に絶え、春になっても生き物の声は聞こえない「春の沈黙」がやってくるかもしれない ○一見人間に無害ように思われた農薬 皮膚吸収されなくても体内に入ると肝臓障害を起こすもの 単独使用でさほど悪影響がなくても、自然界で他の農薬と一緒になり相互作用により極めて有害になるもの 害虫たちの抵抗力が生まれ、さらに強力な農薬の開発がおこなわれる ○具体的な代替策も提案 〜地球は人間のものではない 自然の征服など思い上がってはいけない 人間が地球というピラミッドの頂点に君臨していると勘違いしてもいけない 環境問題は難しい 果たして一個人にできることはなんだろう 知識を増やしながら上手にケミカルと付き合い、地球の一員として自覚を持つことであろうか 『種の起源』 チャールズ・ダーウィン ○キリスト教徒からは批判を浴びるものの、多くの学者らに支持され、ウェストミンスター寺院に埋蔵される ○今となっては当たり前の生存競争や自然淘汰だが当時は素晴らしい発見 ○社会においても同様だと資本主義に歓迎される しかし勝手に社会に当てはめられ、優生学や差別、社会福祉の否定といった影響も 〜アメリカのキリスト教徒の反進化論には正直驚く 創造博物館もTVで見たが、全く理解できず やはり宗教の力は良くも悪くも絶大である 理解できなくてもこれもまた真実の姿なのだ 『雇用、利子および貨幣の一般理論』 ジョン・M・ケインズ ○不景気の時に積極的に財政支出を進め未然に恐慌の発生を防ぐ (公共事業などで支出を増やし経済を活性化させる、国債を発行しでも政府の支出を増やし経済の活性化を優先させる) ○市場操作による利下げ→株式市場への投資 を増やす 『資本主義と自由』 ミルトン・フリードマン ○とにかく自由至上主義 ○為替変動相場を提唱 ○所得税最高税率の引き下げ ○FRB市場介入させず、通貨供給量のみを緩やかに増加させる ○極端だけど興味深い 『こんなものいらないリスト」 輸入関税、輸出制限、最低賃金制度、テレビの規制、社会保障制度、免許制度、公営住宅、国立公園、公営の有料道路、累進課税 〜大胆で非常に興味深い 根拠も池上氏が解決しており、納得するものもいくつかある これを全うできる勇気ある人はいるのか? 失敗したときのリスクは結構怖いが… またケインズとフリードマンを比較しても面白い ケインズはイギリスケンブリッジ生まれ 父親は有名な経済学者、母親はケンブリッジ市長、インテリ家庭で育つ フリードマンはニューヨーク生まれだが、ハンガリーからのユダヤ人移民 そしてユダヤ教の教えは合理的でないとし、ユダヤ教徒ではなくなる ケインズ→財政支出による景気回復 フリードマン→通貨量のコントロール ケインズ→財政政策が重要 フリードマン→金融政策が重要 ケインズは人々の知性即ち政治家が知性に基づいて行動するという認識 フリードマンは 政府を信じず、民間と個人の力に最大の価値を見出す いやぁ、なかなか面白かった そして総じて多くのことを考える良い機会になった これらを読むと日本人は緩く生きすぎてやしないかと不安になる 陸の孤島は楽園から地獄へ変換されるのではという危機感も覚える 多様性を知り、受け入れていかなければならない時代なのだ 自分たちだけが守られてぬくぬくできるのも時間の問題なのか…
27投稿日: 2019.12.27
powered by ブクログ近くの書店での古本セールで手に入れた一冊。中身もろくに確認せずに買ったため勘違いしていたが、この本は池上彰のオススメ本10冊についての本などではない。本当の意味で、「世界を変えた」と著者が感じた本を選び、分かりやすく説明してくれている本だった。 ジャンルで言えば世界史、経済学、宗教学に分類されるような選書で読みにくさも少しあったが、そこをスラスラ読ませる書き口は流石。キリスト教やイスラム教などの異文化を理解するためには、宗教背景や歴史を把握することが必要不可欠だと感じた。なんとなくイスラム圏に怖い印象を抱いていたが、それは単なる食わず嫌いなのだと気付かされた。 とりあえず、経済学に関するケインズとフリードマンの真っ向から対立する主張が面白かったので、関連書籍を読んでみたい。
0投稿日: 2019.10.13
powered by ブクログタイトル通り、世界を変えることになった本を10冊わかりやすく紹介している本です。 紹介されている本のタイトル自体は当然のこと知っていましたが、恥ずかしながら、「難しそう」と思いすべての本で全く読んだことがありませんでした。 今では当たり前の考えとなっている理論や思考もこれらの本があったからこそ当たり前になったのだと考えると、本というものの持つ力がいかに大きいかと思い知らされました。
0投稿日: 2019.10.11
powered by ブクログアメリカの強欲資本主義は、プロテスタントの禁欲の考えからうまれたということに驚きました! 歴史や経済など殆ど無知だった私ですが、分かりやすく書かれていて読みやすかったです。
0投稿日: 2019.09.06
powered by ブクログ世界の著名本から10冊のガイド 狙いの成果はもう一つ 知らなかった本については良い機会となったが、対策に比べボリュームは足りない 沈黙の春 環境問題 今風にはSDGs 「生物の多様性」が地球を守る 改革は積年のしがらみの大掃除 革命はプラス実験
0投稿日: 2019.06.22
powered by ブクログおもしろくて一気に読んでしまいました。 本の意義について考えたくて、手に取った本でしたが、内容は文化、宗教、科学、経済と幅広い分野に渡っており、人類の歴史を一望できる内容です。 つまり、本はあらゆる歴史の結節点で大きな役割を果たしてきたということではないでしょうか。
0投稿日: 2019.06.16
powered by ブクログ宗教、経済、人類創生、進化論など多岐に渡る世界にインパクトを与えた本の紹介。著者の解説を読むと、世界は宗教に大きな影響を受けていることがよくわかる。
1投稿日: 2019.06.12
powered by ブクログ聞いたことはあるが読んだことがない本の紹介で新鮮。わかりやすく書いてもらってはいるが個人的には難しいものが多かった。 ・アンネの日記:イスラエル存続の一因 ・旧約聖書:ユダヤ教徒、新約聖書:キリスト教徒独自 ・コーラン:イスラム教の教え ・プロ倫:禁欲に関するキリスト教の教え→資本主義 ・資本論:資本主義の欠陥を知る など。
1投稿日: 2019.06.09
powered by ブクログちっぽけな一個人の考えなんて、世界どころか近くの人間にさえ大した影響を与えられないんじゃないかと諦めに似た思いを持っていた。だから、一個人(複数人もあるけど)がその思想を記した一冊の本が世界を大きく変えたという事実は衝撃だった。これは素晴らしいことでもあり、同時にとても恐ろしいことだとも思った。
1投稿日: 2019.06.09
powered by ブクログ聖書の違いを理解できた。 池上さんの解説はやはりわかりやすい。 紹介していた本の中でも特に「アンネフランクの日記」は読みたくなりました。 池上さんの指摘する箇所を意識しながら読むと面白そう!
1投稿日: 2019.06.02
powered by ブクログ面白い!知っていても理解が難しいというイメージで手がつけれなかった世界的著書を、背景や著者の人生を含めてわかりやすく解説してる本。YouTubeでも本内容の動画があるので、まずはそっちから見てみても良い。 他の本も紹介して欲しいです。
0投稿日: 2019.03.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1.『アンネの日記』 アンネ・フランク イスラエルを支持するような政治目的で利用されている面が否めない。一方で、イスラエル政府によって分離壁で包囲されているパレスチナに住む人たちの中にも、苦しく不安な毎日を送っている少女がいるかも知れないことを忘れてはならない。 2.『聖書』 (旧約)聖書は主にヘブライ語で書かれたユダヤ教徒・キリスト教徒の聖典(紀元前5~4世紀頃)。新約聖書はギリシャ語(当時はヘレニズムの世界。ローマ帝国の多くの地域においてはラテン語よりもギリシャ語が lingua franca)で書かれたキリスト教独自の聖典。なお『42行聖書』はラテン語訳。 旧約聖書の「レビ記」には食べ物の規定がある。 ×食べてはいけない:らくだ、猪、豚、エビ、カニ、タコ、ひれ・鱗がない魚類 ○食べてもよい:牛、羊、ヤギ、ひれ・鱗がある魚類 キリスト教では、神による救いは律法を守る事ではなく信仰によるものであるとしたため、上記規定(律法)を禁止した。しかし、日本の商業捕鯨に反対する人(キリスト教徒も)は、上記規定の教えが根強く残っているのかも知れない。 3.『コーラン』 「汝に戦いを挑むものがあれば、アッラーの道において堂々とこれを迎え撃つがよい。だが、こちらから不義をし掛けてはならぬぞ。アッラーは不義なす者などをお好きにならぬ」。イスラーム原理主義過激派がテロ行為を、欧米文化と戦う「ジハード」と位置づけるのは独善的すぎると思っていたが、それは『コーラン』ではなく、『道しるべ』の影響と納得。 4.『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』 マックス・ウェーバー 経済危機が深刻なのは、非プロテスタントの国々(カトリック、ギリシャ正教会)が多い。人間(男性)が働かなければならないのは、「原罪」を犯した結果であり、「苦役」としての性格を持つという思想が受け継がれているから。一方プロテスタントの国は、「Calling(天職)」は、神から与えられた使命であり、労働に対する意欲があることが、その人間が救済を約束されている証になるという。資本主義は、プロテスタントの倫理によって生まれたという。ところで、日本人の勤労意欲はどこから来るのか?武士道か?ムラ社会か? 5.『資本論』 カール・マルクス 資本主義が抱える矛盾は、やがて労働者の抵抗を引き起こし、革命に発展するという。しかし、その後の経済はどうやって発展するのか。資本主義に代わる社会主義・共産主義とはいかなるものか。ロシアや中国などの例を見ても、結局資本主義に戻っているのだが。 6.イスラーム原理主義の『道しるべ』 サイイド・クトゥプ 「イスラームが全人類を導く役割を果たすためには、イスラーム共同体が原型の形で蘇えなければならない」。イスラム以外の社会はジャーヒリーヤ(無明社会)であり聖戦(ジハード)の対象となるという。人々の英知によって運営される民主主義を尊重せず、自分たちの解釈だけが正しいと考える人たち。どんな思想の世界にも存在する過激派特有の傾向だ。 7.『沈黙の春』 レイチェル・カーソン 消費者よりも生産者が重視される結果、現実になるかもしれない「沈黙の春」。経済活動優先の現在、レイチェル・カーソンの警告はますます重要になっている。 8.『種の起源』 チャールズ・ダーウィン ガラパゴス諸島での生物がインスピレーションになって「進化論」は生まれた。かつて、キリスト教社会の根底を揺るがす論争となったが、1996年に当時のローマ法王ヨハネ・パウロ2世は事実上進化論を認めた。しかし現在でも「反進化論」はアメリカで根強く残っているそうである。「この世に生き残る生き物は、(略)変化に対応できる生き物だ」。 9.『雇用、利子および貨幣の一般理論』 ジョン・ケインズ 景気が悪くなったら、政府が公共事業などで支出を増やして経済を活性化させる。金利を下げて、企業の投資を活性化させる。フランクリン・ルーズベルト大統領によるニューディール政策の強力な後ろ盾に。しかし、インフレ傾向が続き、恒常的な財政赤字に悩まされるという副作用がある。 10.『資本主義と自由』 ミルトン・フリードマン 「政府の仕事は、個人の自由を国外の敵や同国民による侵害から守ることに限るべきだ」。自由市場は思想の自由を保障し差別は減っていく、という。1980年代以降の「新自由主義」に大きな影響を与えている強者の論理である。
2投稿日: 2018.11.29
powered by ブクログ1冊の本が世界を変える。 かつて本にはそれだけの力があった。 本を紹介しながら、それが人類の歴史になっているところがおもしろい。 アンネの日記 イスラエルが存続し、中東に確固たる地歩を築いている理由。 聖書 世界の歴史を大きく動かした書物。火種になって争いは絶えない。 コーラン イスラム教の教えが書かれている。 プロテストンティズムの倫理と資本主義の精神 宗教が経済活動に影響を及ぼした。 資本論 マルクスの理論は労働価値説と呼ばれる。 イスラーム原理主義の道しるべ ビンラディンに影響を与えた。 沈黙の春 世界が環境問題を取り組むきっかけとなった。 種の起源 キリスト教社会の根底を揺るがした。 雇用、利子および貨幣の一般理論 経済不況を救う処方箋となった 資本主義と自由 異端から常識となった自由至上主義
0投稿日: 2018.10.21
powered by ブクログこの本を読んでから世界を変えてきた宗教に興味を持ちました。アンネの日記や聖書、コーランを読んでみたくなりました。
0投稿日: 2018.06.02
powered by ブクログ相変わらずわかりやすい解説。宗教についてはそうなんだ!と思えること多数。そもそも今まで知らなかったことが恥ずかしい。文学系でも紹介が欲しいところ。タイトルにそぐわないのかもしれないが。
0投稿日: 2018.05.13
powered by ブクログこの本で楽しめたのが今の常識はどうやって常識になったかというのです。例えば環境問題、我々は生産活動や経済発展と伴い環境の汚染問題を無視してはいけないとわかりますが。実際は何十年も前にそれではなかったです。沈黙の春はこういうパワーをもっていたんだという感心さです。またインフラ整備などで経済活発する発想もそもそもなかったものであったです。
0投稿日: 2018.04.17
powered by ブクログご存知 池上彰氏が選ぶ世界を変えた本。 大きな影響を与えたものということでいうと、宗教や経済などがどうしても挙げられますが、もう少し広い分野で選ぶとなると、どういう本だったのか、というのは、興味があります。 原典にあたるのが当然いいとは思いつつ、なかなか手が伸びないものも多いので、こういった概要をつかんで理解しつつ、将来的には原典に挑戦したいと思います。 ①アンネ・フランク『アンネの日記』 ・「弱いものは狙われます。けれども強いものは生き残り、けっして負けることはないのです!」 ・中東問題の行方に大きな影響力を持っている ・イスラエルが今も存続し、中東に確固たる地歩を築いているのは、この本の存在があるから ②『聖書』 ・「罪が赦されるように、多くの人のために流されるわたしの血、契約の血」 ・世界史そして欧米文化を知る基礎 ③『コーラン』 ・「汝らに戦いを挑む者があれば、アッラーの道において堂々とこれを迎え撃つがよい。だがこちらから不義をし掛けてはならぬぞ。アッラーは不義なす者どもをお好きにならぬ」 ④マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』 ・「労働者は労働を神が望まれた生活の目的と考えて、熱心に働くのだった」 ・宗教と経済の意外な関係を分析 ・厳しい禁欲を守っていたプロテスタントこそが、職業倫理を守ることで、資本主義経済で成功していった道筋を分析 ・資本主義の精神「正当な利潤を組織的かつ合理的に、職業として追い求めようとする心構え」→資本主義的な企業を推進する原動力 ⑤カール・マルクス『資本論』 ・「資本制的私的所有の終わりを告げる鐘が鳴る。収奪者たちの私有財産が剥奪される」 ⑥サイイド・クトゥプ『イスラーム原理主義の「道しるべ」』 ・「イスラームが全人類を導く役割を果たすためには、イスラーム共同体が原初の形でよみがえらなければならない」 ・オサマ・ビンラディンの教本 ⑦レイチェル・カーソン『沈黙の春』 ・「私たちはだまされているのだ。その行きつく先は、禍いであり破滅だ。」 ・世界が環境問題に取り組むきっかけ ⑧チャールズ・ダーウィン『種の起源』 ・「われわれの知識は浅いのに、思い込みだけははなはだしい」 ・キリスト教社会の根底を揺るがした ⑨ジョン・M・ケインズ『雇用、利子および貨幣の一般理論』 ・「われわれが生活している経済社会の際立った欠陥は、それが完全雇用を与えることができないこと、そして富と所得の分配が不公平なこと」 ・経済不況を救う処方箋となった ⑩ミルトン・フリードマン『資本主義と自由』 ・「政府の仕事は、個人の自由を国外の敵や同国民による侵害から守ることに限るべきだ」 ・リバタリアン(自由至上主義) ・小さな政府と個人の自由を重視 <目次> 第1章 アンネの日記 第2章 聖書 第3章 コーラン 第4章 プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 第5章 資本論 第6章 イスラーム原理主義の「道しるべ」 第7章 沈黙の春 第8章 種の起源 第9章 雇用、利子および貨幣の一般理論 第10章 資本主義と自由
1投稿日: 2018.02.28
powered by ブクログ書物の持つ力の大きさが改めて思い知らされる。過去、世界中すべての本から10冊セレクトしているので当然偏りはあり、宗教書、経済書の比率が多い。「資本論」や「資本主義と自由」など存在だけは知っているものの、中身については無知だった本についての一定の基礎知識を池上さんのやさしい解説によって獲得できたのは大変大きい。アンネの日記のドロドロした部分についてはとても意外で驚いた。完全版の出版をめぐる論議についても併せて解説されているのでその書物の中に書かれてあることだけでなく、その時代背景や周辺知識も含めて知れるのが池上さん本の良いところ。
0投稿日: 2018.02.17
powered by ブクログ現在の国際問題の多くには宗教論争が根本的にあり、キリスト教・ユダヤ教・イスラム教の起源を知るには良い教材だと思います。 そこにアンネフランクの日記も絡んでいるとは、知らなかった。
0投稿日: 2017.12.14
powered by ブクログ「世界を変えた」のは間違いないとしても、10冊が同等の価値を持つことを意味してはいない。また、「変えた」からと言って、著者(がいない場合もあるが)が偉い、と限ったわけでもない。また、9.11を起こした「道しるべ」を扱うのならば、レーニンの「国家と革命」や毛沢東の著作も扱うべきだろうし、最終章の新自由主義を述べたフリードマンの本の(影響を与えた期間の)寿命は、このままではおそらく40年ほどのモノだろうから、果たして取り扱う意義があったのかは疑問だ。しかし、著者は「ジャーナリスト」であり、扱われるエピソードの多くが雑誌掲載時以前の10年以内(2001年〜2011年)という偏りもある。それらを含めても、今回の読書案内は、学者の書く解説本よりも、遥かにわかりやすく目配りの行き届いたものであったことを認めないではいられない。私は思いもかけず愉しんだ。以下重要事項や教養としてキチンと知ることで、クイズ番組などで使えそうな事をメモする。 ⚫︎「アンネの日記」から1961年、当時27歳の坂井泰子氏がアンネナプキンを発売した。アンネ株式会社は1993年ライオンに吸収合併された。 ⚫︎「聖書」の「産めよ、増えよ」(創世記)より、カトリックやプロテスタントでも原理主義な人々は、避妊は「神の意志に反する」と考える。 ⚫︎創世記の安息日より、ヨーロッパでは日曜日が閉店が多く、アメリカ含め、日曜日に選挙の投票日は設定されない。 ⚫︎「旧約聖書」の「10戒」により、反芻しない豚は禁止(牛・羊・山羊はOK)、鰭と鱗がないので、エビ・カニ・タコは食べられない。 ⚫︎ユダヤ教は「旧約聖書」の10戒などの「律法」には厳格。一方「新約聖書」は紀元90年ごろに定められた「70人訳聖書」が採用、旧約と微妙に内容が違う。 ⚫︎「新約聖書」の福音書は、成立時期は聖書の順番ではなく、最初が「マルコ(70年前後)」(イエス死亡は30年ごろ)、「マタイ」「ルカ」は80年ごろ、マルコを参考にして更に「Q資料」を見て書かれた。「ヨハネ」は90年代ないしその後。 ⚫︎「ユダの福音書」がナイル川流域で発見、2006年に出版。ユダはイエスに頼まれ(自ら犠牲になることで人々を救済できる)売った。 ⚫︎イエスは復活して40日後に昇天。やがて「最後の審判」を行い「神の国(天国)」が実現。その後、サタンが復活して神に挑戦、その場所をハルマゲドンと呼ぶ。やがてイエス再来、「千年王国」を築く。またサタン復活。サタンは天から火が下りて焼き滅ぼされる。 ⚫︎ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の三つの神は同じ。それぞれ、ヤハウェ(ヘブライ語)・ゴッド(英語)・アッラー(アラビア語)。 ⚫︎預言者は予言する人ではなく「神の言葉を預かる者」。よって、モーセもノアもイエスもムハンマド(マホメット、モハメド)も預言者。 ⚫︎ムハンマドは570年ごろ、アラビア半島のメッカに生まれた。天使ガブリエル(マリアに受胎告知した天使・アラビア語でジブリール)から、神の言葉を通訳して伝えられ、ムハンマドは暗唱した。死後、暗唱出来る人が次々に戦死、「コーラン(声に出して読むべきもの)」成立。よって、本来はアラビア語以外では出版出来ないが、解説書という位置づけで、井筒俊彦訳岩波文庫がある。 ⚫︎イスラム教の世界の終わり。地中の死者は起こされて神の前で裁かれる。天国と地獄に分かれる。地獄では永遠の苦しみ。天国では、腐らない水、乳の河、美酒の河、蜜の河、凡ゆる果物、涼しい木陰、罪の赦し。例外的に、ジハード(聖戦)でアッラーのために戦って亡くなった人は直ぐに天国に行ける。 ⚫︎イスラム教の五行とは、信仰告白、礼拝(1日5回、夜明け前・昼過ぎ・午後3時・日の入り・就寝前)偶像崇拝はなし、喜捨(収入の2ー2.5%、来世への貯金)、断食(一ヶ月日の出から日の入まで、太陰暦なので毎年違う、辛い経験は貧困層の事を考えさせる、宗教意識が高まる)、メッカ巡礼(一生1度、白い布、全員が神の前で平等) ⚫︎妻は四人まで持てる。「(戦争で父親がいない子供のために)孤児に公正にしてやれそうにない時は、誰か気に入った女をめとるといい」と言っているだけ。結婚時に「妻は1人だけ」という契約を結ばせる女性が増えている。 ⚫︎女性のベールは、男の好奇の目から守るため ⚫︎シーア(党派)派はムハンマドの血筋。スンニ派(慣習スンナ)血筋関係なく教えにもとずく慣習に従うという意味、ムハンマドの言行録「ハディース」をまとめる。 (あとは省略) 2017年11月9日読了
4投稿日: 2017.11.15難しい本がどういう本なのかを知る。
有名な本について、その本は世界にどのような影響を与えたのかを丁寧に解説してくれます。 ここに紹介される本は、非常に難しい本や宗教の本もあって気軽に読んでみるというわけにはなかなかいけませんが、こうやってどういった本なのか大まかに解説してもらえるとすごくありがたいです。勉強になりました。 オススメです。
0投稿日: 2017.10.29
powered by ブクログ本好きとしてはどんな本がエントリーされているのだろうと、興味津々で手に取る。池上さんの本は分かりやすく勉強になるので好きだし。本を見てみて、10冊で挙げられてはいるのはほぼちゃんと読んだことのない本だが、実際に読む気にはなれず。池上さんの解説で勉強させてもらう。 【学】 アンネの日記 聖書 コーラン プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 資本論 イスラーム原理主義の「道しるべ」 沈黙の春 種の起源 雇用、利子および貨幣の一般理論 資本主義と自由 聖書 旧約聖書:(古い契約)ユダヤ教聖典 モーセの出エジプトその際に神はユダヤの民に対し守るべき「十戒」を授け、済む土地として「カナンの地」(現イスラム)を与えた。これが契約 新約聖書:(新しい契約)人間と神の間で新しい契約が結ばれた。これに対して、キリストはユダヤ人として生まれたが、ユダヤ教の改革運動をする。このためユダヤ教徒の怒りを買い、十字架にかけられる。キリストの言行をまとめたものが新約聖書 コーラン イスラム教教典。旧約聖書、新約聖書後人間は神の言いつけを守らないので、神は最後の預言者に「ムハンマド」を選び、言葉を伝えた。コーランは神がムハンマドに語りかけた言葉をそのまま記載した書物 ケインズ 乗数効果 最近の研究でピラミッドは農閑期の働き場所確保という景気対策だったという事が分かってきました
0投稿日: 2017.10.04
powered by ブクログあげられている10冊全て読破したような気にさせる本だった。特に「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」は労働者と宗教との関係がよく分かり面白かった。しかし、「アンネの日記」の海外に与えた影響で池上さんが述べたことに関しては少し疑問に思う。
0投稿日: 2017.10.02
powered by ブクログあまりにも有名だけれども、自分では絶対読まない(読めない)本に、池上さんの力を借りて触れてみた。 宗教については非常に分かりやすい。経済については短く、丁寧にまとめられているも、私には難しく、読むのがなかなか辛かった。 宗教・科学・経済、全てが結びついている。取り上げられた本の順番もこれしかないと思わせる一冊。 アンネの日記 聖書 コーラン プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 資本論 イスラーム原理主義の「道しるべ」 沈黙の春 種の起源 雇用、利子および貨幣の一般理論 資本主義と自由
0投稿日: 2017.09.04
powered by ブクログ書評でもなく宣伝でもなく、内容を簡単な言葉で分かりやすく伝える文章力にまずは感激。 テレビの'(CMの後で)みたいな手法ではなく、紹介した本の本質を伝えることで好奇心をくすぐり、より深く知りたくなるような仕立てに感激。 本の紹介ってこういう風にするんだなという、お手本のようだ。 もちろん取り上げた10冊は、簡単にはまとめきれないような内容の本だからこそ、これが成り立つのだけれど。
0投稿日: 2017.08.25
powered by ブクログ紹介されてる本はどれも、歴史を作った本であることは確かだと思う。 我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか。
0投稿日: 2017.07.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ベスト10という訳ではないが、当該10冊の本が世界に大きな影響を与えたという事実が、分かりやすく解説されている。 1 『アンネの日記』アンネ・フランク(オランダ) 2 『聖書』 3 『コーラン』 4 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』マックス・ウェバー(ドイツ) 5 『資本論』カール・マルクス(イギリス) 6 『イスラーム原理主義の「道しるべ」』サイイド・クトゥブ(エジプト) 7 『沈黙の春』レイチェル・カーソン(アメリカ) 8 『種の起源』チャールズ・ダーウィン(イギリス) 9 『雇用、利子および貨幣の一般理論』(ジョン・M・ケインズ) 10 『資本主義と自由』ミルトン・フリードマン(アメリカ) 改めて、10冊を列挙してみると、宗教的・経済的思想が人を動かすのだが、それを広めるのに『本』という媒体が強い力を持っているのだなぁということに気付かされる。結果として、当該10冊が『世界を変えた』のだ。 原書を読んでみたい。
0投稿日: 2017.07.21
powered by ブクログわかりやすいし、歴史と経済の仕組みと思想と、そういうことだったんだ……!とガッコで暗記した知識が結びついて理解できました。
0投稿日: 2017.07.03
powered by ブクログ博識になれます! 世間さんの動きに疎いとか、政治経済に疎いとかいう皆さんは読んでみて良いと思います。 私はそんな一人です。 何より分かりやすくて、大変素晴らしい。
0投稿日: 2017.07.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
世界を変えた、というほどなので、政治や宗教や経済に関する本が取り上げられている。今では当たり前になっている考え方の出どころがよく分かる解説だった。宗教や本が与える影響力の強さに圧倒された。 さらりと説明しているので、普段あまりそういうものに触れていない人向けの本だと思う。
0投稿日: 2017.06.13
powered by ブクログ1冊の本の存在が、世界を動かし、世界史を作り上げたことがたびたびある中で、本書は池上彰氏が取り上げた10冊の本の影響について紹介し、その影響について説明されている。 「アンネの日記」「聖書」「資本論」「沈黙の春」など存在は知っているが読んではいない本についてあらためてその本の影響力、偉大さが伝わる。 宗教と経済の観点についても触れられており、現在の経済や政治も影響されている点など理解を深められた。
0投稿日: 2017.03.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アンネの日記からはじまり、聖書、コーランそして資本主義と自由へと進んでいきます。 あまりそれらの本の内容を要約しているとはいえない。聖書やコーランの発行により、世界にどのようなことが起こったのか、ということを記している。 この本を読んだから、聖書が読みたくなった、ということにはならないだろう。 もし、この10冊の本で、気になる本があるのなら、新書か何かを買って読んだ方がよいと思う。
0投稿日: 2017.03.12
powered by ブクログ聖書、コーラン、アンネの日記、道標、プロ倫、沈黙の春、ダーウィン、マルクス、ケインズ、フリードマンの要約。もともと雑誌の連載。Good read
1投稿日: 2017.03.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
池上さんが選ぶ、世界に影響を与えた10冊を紹介している本。 アンネの日記 聖書 コーラン プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神-マックス・ウェ―バー 資本論-カールマルクス イスラーム原理主義の道しるべ 沈黙の春-レイチェルカーソン 種の起源-ダ―ウェイン 雇用、利子および貨幣の一般理論-ケインズ 資本主義と自由-フリードマン 大きく分けて、宗教と経済、生物学(進化、環境問題)。 多くの日本人は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教がどのように世界に影響を与えているか、知らないと思う。 ぼくも知らない。 なぜあんなに戦争が発生するのか、知らないことが多い。 また、イスラム原理主義がテロを起こしているって聞くだけで、なぜというのは調べようとしない。 これでは、日本が世界の人と仕事をするときに困る。 東京オリンピックも大丈夫かって心配になる。 読み終わって、そう感じた。 面白かったのは以下。 給料は、労働者の食事や住居費、加えて翌日元気になるための費用の対価って考え。(労働の再生産費) 自分が作ったもの、サービスしたものの対価と思っていたけど、上記考え方だと、最低賃金はもう少し上げてもいいのかなって思う。 あと、ガブリエルがムハンマドに神の教えを授ける際、アラビア語を話すムハンマドに伝えたってことは、アラビア語は神が選んだ言語だという見方。 確かにそういう考えもあるよなーって。 で、天国は涼しい木陰というイメージ。そりゃ、灼熱のアラビア半島の人にとって、天国とはそういう場所を想起させるよなーって。 ジハードで死ぬと天国に行けるって考えも、僕からするといやいやって思う。 女性がターバンかなんかで髪を隠すのは、美しいところは隠せ=髪は美しいという方程式から来ているとのこと。 いろいろと思うことはあるけど、宗教ってそういうもの。 マルクスの労働価値説(使用価値と交換価値) 運命説(運命が決まっているなら、自分が天国に行ける人間だと信じるしかない、努力するしかない) 遊びっぱなしの人は、働けば得られるはずの金を無駄遣いしているという考えがある。だから時間の浪費が罪。 エジプトの神殿は、閑散期の景気対策。 こんなところ。宗教的な本はもっと読まなきゃあかんと反省しました。
0投稿日: 2016.12.25
powered by ブクログテレビなどでフリージャーナリストとして、 活躍中の池上さん。 その池上さんが選んだ、『世界を変えた10冊の本』は、 どんな本が選ばれたのか、興味津々でした。 獲物を狙うハンターのように 読みたい本への嗅覚が優れているまーちさんが すでにレポを書かれています。 まーちさんのレポを読んでこの本の存在を知り、 機会があれば読んでみようと思っていました。 さてその10冊とは・・・・ 1.アンネの日記(アンネ・フランク) 2.聖書 3.コーラン 4.プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (マックス・ウェーバー) 5.資本論(カール・マルクス) 6.イスラーム原理主義の「道しるべ」(サイイド・クトゥブ) 7.沈黙の春(レイチェル・カーソン) 8.種の起源(チャールズ・ダーウィン) 9.雇用、利子および貨幣の一般理論(ジョン・ケインズ) 10.資本主義と自由(ミルトン・フリードマン) 硬い本が苦手な私は 『アンネの日記』『聖書』『コーラン』ぐらいしかわかりません。 どちらかというと、 『資本論』や『種の起源』『雇用、利子および貨幣の一般理論』などは 経済学の教科書といった感じがしますから。 子供の頃、『アンネの日記』を読んで はじめて迫害されたユダヤ人の境遇を知り、憤りも感じました。 単に良書というだけに終わらず、 この本がイスラムにとってどんなに重要な役割を果たしたかと、 池上さんは歴史的な視線からみて この本を「世界を変えた10冊の本」のトップにあげています。 その説明も分かり易く、文章も読みやすい! あとの本も確かに世界の歴史を変えたことには違いないですね。 戦争、宗教、資本主義、経済と各ジャンルで チョイスした本の紹介が続きますが、 農薬の危険性を訴える『沈黙の春』は、 機会をつくって読んでみたいと思いました。 10冊の本がどのようにして、世界を変えたのか。 ご興味ある方は、ぜひご一読を。
0投稿日: 2016.09.28
powered by ブクログ一冊の紹介がさくっと読める分量でまとまっていて、読みやすかった。 個人的にはアンネの日記についての紹介が興味深かった。
0投稿日: 2016.09.17
powered by ブクログ今や世界の常識となっている事柄や今も続いている紛争など、我々の常識というものは、ある一冊の本がきっかけで作られている。まさに「世界を変えた本」を分かりやすく池上彰さんが紹介してくれる本です。多分絶対学校で習ったことのある本ばかりですので、昔の教科書を思い出しながら読むと、「こんなエピソードがあったのか!」と驚きます。中高生の時に読んでいたら社会、公民の授業がもっと楽しくなっていたでしょうね。
0投稿日: 2016.08.04納得の10冊
池上彰さん、最後までテーマや基準がぶれないので良い。 10冊をただ紹介するだけでなく、 その歴史的背景や、 社会的影響力が、 詳しくわかりやすく書いてある。 この10冊を読むか否かは別に、これはおもしろい。
1投稿日: 2016.07.19
powered by ブクログ専門的なことを簡単な言葉で説明することほど難しいことはない。池上さん程それに秀でた人はいないと思う。 この本を読まなかったらケインズやマルクスなんて一生触れ合わず、プロ倫って略称も知らずに終わってた。池上さんの存在が私のような無教養な若者の底上げになっていてホント有り難い。
0投稿日: 2016.05.01
powered by ブクログ久しぶりに池上彰氏の本を読んだ。前から気になっていた本。今まで読んだことがあるのは、アンネの日記のみ。池上氏の説明は、難しい本ほど分かりやすく書いてあって、原本を読むのは難解と思う本もあったので大変参考になった。池上氏の著書で特に好きな本。
0投稿日: 2016.04.26
powered by ブクログ旧約聖書、新約聖書、コーランなど宗教についてや、経済学の本などとても関心が持てた。解説してもらうことによって、難しい本も近いものになる。池上さんは、いつでもわかりやすく説明してくれるからありがたい。アンネの日記についても、知っている内容プラスアルファーが後に出ていることを知り、読んでみたいと思う。
0投稿日: 2016.03.07
powered by ブクログ世界的な本についての解説本は分かりやすい。日本人としては、宗教による戦争は実感しにくいが、時の政権が共通の仮想敵を創り排他する常套手段は何時の時代も変わらない。
0投稿日: 2016.03.06
powered by ブクログ取り上げられた10冊の要約と解説、サクサク読めて知らない興味深いことばかり…10冊のうち読んだことあったのは、アンネの日記のみ。 2016.2.20
0投稿日: 2016.02.20
powered by ブクログ宗教系の本の解説は面白いけれど、経済系の本の解説はイマイチだなと思いました。個人的な嗜好なのかもしれませんが。
0投稿日: 2016.01.03
powered by ブクログさすが池上さんとゆう一冊。 10の本それぞれがどんな本かを教えてくれるだけでなく、ニュース解説でよく出てくる宗教・民族・経済などの基礎や根元がよくわかる。 しかもこれらの要素が影響し合ってることを、きちんと理解できる順番に紹介してるのが一番素晴らしいと感じた点。 アンネの日記が最初にくるのも読み終えると頷ける。 現代社会がなぜ今この形になっているのかを知りたい方にはオススメです◎
0投稿日: 2015.12.26
powered by ブクログ目の前の流行を追うばかりではなく、今の世界が成り立つに至った背景を知るべきと痛感。まずは、欧米で政治や経済の領域にも大きな影響を与えてある宗教について正しく理解をしようと思った。
1投稿日: 2015.11.22
powered by ブクログ池上さんが考える世界に影響を与えた10冊の中に、宗教関連(というか聖書そのもの)が3冊も占めていることが興味深い。 科学書も宗教と対立していたのにはビックリしました。 日本に生まれてよかったです(笑)
2投稿日: 2015.11.20
powered by ブクログ池上さんの本は分かりやすい! と言うのが大前提だけど、最初に書かれている聖書やコーランの話とかはすんなり成程・・・・となったのに後半から出てくる資本論とかは、 もーーー池上さんの言葉を持ってしても着いて行くくのが必死で自分バカだなと思い知った。 これがもし専門家とかが書いた解説だったなら100%挫折したと思う。 それでも挫折せず読めたのはやっぱり池上さんの分かりやすい解説のおかげだなと実感した。
0投稿日: 2015.10.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
イスラム原理主義の本が入っているのが興味深い CREA連載にしては硬派。 生理用品のアンネ、ここが語源?社名の由来だったのか。 自分がなんとか読んでいるのは「プロ倫」と不完全版の「アンネの日記」 マンガ化された「資本論」w 沈黙の春はペーパーバックを持っているのだが未読 聖書も新約は持っているが、ちゃんと読んではいない。 旧約は藤原カムイのマンガ版を読んだ。 こうやって見ると、宗教がらみの本が多い。 あとはお金か 第1章 アンネの日記 第2章 聖書 第3章 コーラン 第4章 プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 第5章 資本論 第6章 イスラーム原理主義の「道しるべ」 第7章 沈黙の春 第8章 種の起源 第9章 雇用、利子および貨幣の一般理論 第10章 資本主義と自由
0投稿日: 2015.10.23
powered by ブクログ相変わらずの非常にわかりやすい文章。ケインズとフリードマンの著作については、日本が辿っている経済政策の歴史を概観できているようで非常に勉強になった。
0投稿日: 2015.10.04
powered by ブクログ池上さんによる、世界的に有名な10冊の本の紹介。 「アンネの日記」、「聖書」、「コーラン」、「資本論」、「沈黙の春」など。歴史的虐殺、宗教、政治、経済、環境問題など、テーマは様々。 ・ユダヤ人の家庭で育った少女が書いた「アンネの日記」は性的描写など、過度な抽象表現が一部父親の手によって最初は削られていたらしい。完全版が今は読めるようなので、そっちの方で読んでみようと思った。 ・リーマンショック後、各国が財政支出を拡大したことで、ギリシャやアイルランド、ポルトガルなどのヨーロッパ各国は、財政状態が危機的状況に至る。 ・「乗数効果」…菅首相が知らなかったことで有名。ケインズによって確率。子供手当を支給する→家庭で子供のために洋服、教材などを購入→子供用品の業界の売り上げが増え、教材の業界も利益が上がる→この業界で働く人たちの給料が増える→社員たちが自動車やレストランに行く→その業界の利益も上がる…と経済が豊かになる。この増加のサイクルが最初の投資に対する掛け算のように増えていくこと。
0投稿日: 2015.08.25
powered by ブクログアンネの日記については、完全版があるんだって初めて知った。私が知ってるのはきっとその前のだわ。年齢的に(笑) 経済の本については難しくてわかんない…
0投稿日: 2015.08.05
powered by ブクログ世界的有名な書籍を10冊紹介。 1.アンネ・フランク『アンネの日記』 2.『聖書』 3.『コーラン』 4.マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』 5.カール・マルクス『資本論』 6.サイイド。クトゥプ『イスラム原理主義「道しるべ」』 7.レイチェル・カーソン『沈黙の春』 8.チャールズ・ダーウイン『種の起源』 9.ジョン・M・ケインズ『雇用、利子および貨幣の一般理論』 10.ミルトン・フリードマン『資本主義と自由』 どれも知っている本ですが、原本は言うに及ばず、訳本もほとんど読んだことがないものです。 いつかは読んでみたいと思いますが。なかなかこれら一冊一冊に向き合うとなるとパワーが必要な感じでまだまだ今は無理かなと
0投稿日: 2015.05.22
powered by ブクログ「おとなの教養」がおもしろかったので、この本も読んでみた…内容が一部重複しているなあと思ったけど、こちらの本のほうが先に書かれていたのね。同じような内容…ということは、それだけ池上さんの問題意識が強いということなのだろう。「おとなの教養」では学ぶべき分野を示してもらったが、この本はまさに「本」にスポットライトが当たっているので、「おとなの教養」で学ぼうと思った分野について、まず読むべき本が示されていると思えば、有機的につながっていると考えることができると思う。 私個人としては、マックス・ウェーバーについて知識不足を痛感。私がまず読むべきは、マックス・ウェーバーなのだろう。その他の本も、最近は翻訳も新しいものが出ているようなので、じっくり当たっていくことができればと思う。
0投稿日: 2015.05.12池上さんらしい読みやすさ、わかり易さ。
是非とも知っておきたい人類に大きな影響を与えた 本が紹介されています。アンネの日記、聖書、コーラン、 イスラム原理主義の教科書「道しるべ」、種の起源、 資本論、などなど。とりえあずこれくらいは知っておきたい という有名な本ばかりですね。 要点を、もの凄くわかり易く書いているので スラスラ読めます。そして目から鱗が的な話も多くて 大変勉強になます。 特にイスラム国、経済政策に関する本は、ために なりますね!
1投稿日: 2015.04.06
powered by ブクログアンネの日記 聖書 コーラン プロテスタントの倫理と資本主義の精神 資本論 道標 沈黙の春 種の起源 資本及び貨幣の一般理論 資本主義と自由 現代の我々が持つ常識を形作った本であった。 名前こそ知ってはいたものの、内容をはっきりと知っていたのはごくわずかであったので、非常に興味深かった。 また、「本の持つ力の強さ」を非常に実感した。 著者がなくなっても、その主張や考え方は本として残る。 そして、数十年後に再び注目されるということもある。 私たちがこれまで読んだ本にも、闇に葬られてしまったものの、日の目を見る本が数年後に出てくるかもしれない。 グローバル化経済となり、世の中が大きく変わりつつある今、次に我々の常識を形作っていくのは、どのような本になるのか。非常に楽しみになった。
0投稿日: 2015.04.04説明力、ハンパないです!
本書で取り上げられている10冊は、有名だけど読んだことのない本。 そして、たぶん、この先も読むことはない本でした。 宗教・政治・経済はもっとも苦手とするところなので、挫折覚悟で読み始めました。 途中何度も睡魔と闘いましたが、なんとか読了できました。 文章はとてもわかりやすく、基礎知識がなくても理解できるように書かれています。 ・シーア派、スンニ派って? ・イスラム教徒とイスラム原理主義って違うの? ・(悲しみしか生まないと思う)テロ行為をなぜ繰り返すの? 日頃ニュースでよく聞く言葉だけどよくわかっていない、というのが正直なところでした。 この本を読んで、なるほどそういうことかと。 さすが池上彰さん!! あっぱれです。 説明力、ハンパないです! とても勉強になりました。 オススメです!
1投稿日: 2015.04.01
powered by ブクログ第1章のアンネの日記から惹きこまれた。 池上彰さんの本は、すごく解りやすい上に、いつも新たな発見がある。 アンネの日記の原題や、表現をソフトに修正した版と日記そのままの版があることも本書で知ったし、アンネの日記による功罪の、罪の方については、初めて思いが至った。 宗教、戦争、経済の3つは切り離されたものではなく、根底で複雑に絡み合い、現在も続く領土争いや民族紛争の根源になっているが、本書はこの3つの分野の基礎知識も、わかりやすい解説で横断して理解することができる。 すると、今まで断片的にしか知らなかった情報がつながり、今現在の世界情勢などを理解する礎にもなる。 若い内に読んでおくと、その後に知った事が血肉になることは間違いなく、また、年配になってからでも一読することで、世界が一気に広がる必読の一冊だと思います。
0投稿日: 2015.03.01
