
総合評価
(249件)| 94 | ||
| 88 | ||
| 47 | ||
| 3 | ||
| 0 |
powered by ブクログおじさんの哀愁と、それにまつわる死を扱わせたら、この人の右に出る人はいないんじゃないかと思う。 重松清さんの作品をちゃんと初めて読んだのはいつだったかな。 二十代だったのかな。 そんな私ももう45。 こどもはいないけど、あの頃よりも、登場人物のおじさんの気持ちがわかってくる。 重松清の文体、好きなんだよなあ。
1投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログ不器用だけど温かい家族の話に涙しました。 図書館で借りて読みましたが、次に読む時にはちゃんと購入して手元に置いておきたいと思える本でした。
1投稿日: 2025.11.01
powered by ブクログ『追伸』で涙が出た。 読んで良かった。 この本のタイトルの『卒業』ってそういう意味なんだって一冊読み終えてわかった気がした。
2投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログどなたかのブクログを拝見して読みました。 四篇全ての短編が傑作で、各々の主人公の四十代男性に気持ちを持っていかれました。 手元に置いて事あるごとに読みたいと思える作品でした。
16投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ卒業 重松清の四編からなる短編集。結論から言うと大傑作。ブクログを始めてから2つ目の星5つ評価である。全てに共通するのは家族の死を描いている点と、著者があとがきに書いている通り「ゆるす、ゆるされる」の構造になっている点である。読みながら、家族や自分の死について考えさせられる。読んだ後は自分に愛を注いでくれる(た)人たちに会いたくなる。「卒業」というのは何かが終わって、新しい何かが始まること。4作全てそんな話になっている。 ・まゆみのマーチ たった100ページの短編小説にこれほど深い愛情を描けるとは。読み終わった後、心に火が灯ったように温まった。これは家族の物語で、主人公やその妹と年齢も近く、親の死に際などリアルに想像させられた。表情や仕草の描写が細かくて、どの登場人物にも感情移入して読むことができる。 親になったとき、どんな時でも、どんな状況でも、たとえその子どもがどんなことをしようとも、あなたが好き、愛しているよとその子に伝え続けたい。また、人に迷惑をかけることを過剰に恐れて、したいことを抑えるような生き方ではなく、自分の好きなことを好きと言える生き方をさせてあげたい。現実は小説のようにはいかないことの方が多いだろうけど、大切な信念としてこれだけは貫き通したい。 同時に、自分もこの物語とは形は違えど、たっぷりの愛情を受けて育ててもらったんだなと改めて思い、久しぶりに親に連絡した。 ・あおげば尊し 人の死をどのように捉えるか、また子どもに死をどうやって伝えるかを繰り返し考え続け、病で死んでいく元教師の父と共に最後の授業をする男の話。 立派な死を読んだと思った。厳格な父親は自分の教育道を文字通り死ぬまで貫いた。八方美人でいるより、嫌われてもなお貫く姿勢は立派だった。それが正しいか正しくないかはわからないし、そもそも何千人もの生徒を社会に出しておいて、そんなYesかNoで語れるものでもないと思う。しかし、彼の生き様は間違いなく息子の道標になったはずだ。最後の場面はとてもドラマティックで心が震えた。信念を持っていれば、伝わる人には伝わる。 重松さんの描く死は、匂いや人の弱りを細かに伝え、あたかもその場にいるかのように感じさせる。そしていやでも私の似た経験や想像を思い起こさせる。一体自分は親の死をどのように迎えるのだろうか。 ・卒業 短編集のタイトルを冠した作品。自殺した学生時代の親友の娘が、父について知るために尋ねてくるところから始まる話。主人公はこの少女との出会いを機に、親友とのエピソードを懐かしみながら思い出しては伝えていく。 産まれる前に自殺した父親への「恨み」と、自分がこの世に生まれたことに対する「悦び」とも「使命感」とも違う感情は混在するものであることが、まだ中学生という未熟な少女の言動を通して繊細に描かれている。ある同じ時間・空間を共有した人が自分以外死んでしまったとき、一緒に懐かしむことができる人がいないことほど寂しいことはないのではないかと思うことがよくある。一緒に昔を懐かしむ友人がいることは幸せだ。 ・追伸 幼くして病で母を亡くした男は、大人になり、作家として成功した今も父の再婚相手の新しい母親(ハル)とうまくやっていくことができない。産みの母親が死ぬ直前まで子どもへの愛を綴った日記は、男の生きるエネルギーになると同時に、新しい母親を認めない強い反発心のもとにもなっていた。 父とハルとの間に弟も産まれて、複雑な家族構成のうえ、そのような日記があった場合、この男がいつまでもハルを認められないのも無理はない。そんな微妙な関係の気まずさは容易に想像できる。産みの母親と日記に固執する男と不器用なハル。ネタバレをしたくないため、詳しくは書かないが、最後のシーンにはとても感動した。追伸というタイトルも秀逸である。男を動かした妻の一言も強烈で印象に残った。
9投稿日: 2025.07.22
powered by ブクログ涙が出てこない理由が思いつきません。通勤電車内で読みながら涙目になり、たった今お身終えた最後の2ページだけで涙目に、、、、普段何に対しても穿った目で観察し歪んだ解釈をして自分を納得させるような生活していてるのに涙が出てきてしまう。
0投稿日: 2025.05.31
powered by ブクログ本棚本。大学時代からの子。 これ、ぼろっぼろ泣いたの覚えてる。当時、人生で一番泣いた本って思ってた。 教職取ってたから読んだんだっけ。大学の図書館で借りて、手元に残しておきたくて迎えたはず。いい本だった。
4投稿日: 2025.05.05
powered by ブクログやっぱり重松清!! 特にまゆみのマーチが印象的。 亡くなったおじいちゃんとおばあちゃんに会いたくなったよ
0投稿日: 2025.01.12
powered by ブクログこれはストーリーや落ちのつき方は、俗に言う「ベタ」な作品になってしまうのかもしれません。でも、主人公の視点には独特のものがありました。重松さんの作品の感想を書くときにはいつも書いていることなのですが、とにかく情景が素晴らしい。◆四編とも深く良い話でした。好きだった話は表題作である「卒業」そして「追伸」です
1投稿日: 2024.07.15
powered by ブクログ精神的な成長を経て、区切りをつけて次の機会ステップへと進むことを「卒業」と表現している。 その意味で、自分のこれからの人生も卒業続きであろうと思うし、そうしていかねばならない。
1投稿日: 2024.05.25
powered by ブクログ人生が変わった。 人間の生死観の根本を見つめ直すきっかけになる本。 4つの家族の物語は、どれも涙なしには読めない。
1投稿日: 2024.05.23
powered by ブクログ短編4つ。 登場人物各々の気持ち、生き方や境遇の違いからすれ違いが起きる。30~40年を経てやっとお互いをゆるし合える事ができたお話し。 それから、娘が幼い頃に自殺した父親。高校生になって娘はイジメにあい、死ぬ前に父親の友人を尋ねて、記憶には残っていない父親の姿を形作ってから自殺を選ぶ...? いじめ、母性、友情、家族、自殺、ある障害を抱えた妹と兄のお話し。 5年ほど前に一度読んだ事を忘れてまた買って読んじゃいました。テンポ良く物語は進んでいくので読みやすい小説でした。 筆者の作品は色々好きです。
1投稿日: 2024.04.08
powered by ブクログ高校時代の読書感想文で選んだ本です 「卒業」かー、学生の話なのかなーとか思いながら読み始めたのを覚えています それもあってか、読み終わった時には放心状態で余韻に浸りまくりました 人生における色々な「卒業」が語られていて考えさせられる本でした 社会人となった今読むと感じることもまた違うんだろうなと思ってまた読みたいと思ってます この本がきっかけで本っておもしろいなと感じ始めました
2投稿日: 2023.12.08
powered by ブクログ最初は学校の意味の卒業かと思いましたが本を読むと人生にはいろいろな卒業があることを改めて感じました。
11投稿日: 2023.10.17
powered by ブクログ2004年初版。著者の作品は好きで、よく読みます。時間や金銭を損したと言う経験はありません。4つの中編小説です。どの作品も「卒業」がベースに流れています。著者の後書きにありますが、卒業とは終わりであり悲しくもあるが新たなスタートでもある。その通りだと思います。私も、あといくつの卒業を経験するのかなあと考えてしまいました。著者の作品は感傷的な作品が多いような気がします。親と子供、夫婦、そして少年少女の心情を心憎いほど巧みに描きます。私は毎回見事に涙したりします。
16投稿日: 2023.08.20
powered by ブクログ卒業という言葉は、学校の卒業式をイメージすることが多いが、それだけではない。 今までの自分から卒業。 4つの作品から色々な人生をのぞかせてもらった気分になった。
0投稿日: 2023.08.06
powered by ブクログ一か月くらい前に読んで内容があまり思い出せないが、なんとか読み切った。 正直退屈だった。 ~マーチ? の話は面白かった気がする
1投稿日: 2023.04.30
powered by ブクログ「卒業」とは、学校を終える事ばかりではない。 「親からの卒業」「幼い自分からの卒業」世の中には色々な卒業がある。 厳しくて生徒から人気がなかった教師の父親。見送る息子の話が胸に迫る。
1投稿日: 2023.03.28
powered by ブクログ叔父の本棚より/ひとつ前に読んだあさのあつこさんの『THE MANZAI』巻末に重松清さんとの対談があり、たまたま叔父の本棚にもその名前があったので読んでみることに。 それぞれの、卒業、にまつわる4編。すべて生死に絡むお話で暗さがあるけれど、今のわたし自身の、正解のわからない出口のない気持ちにも、いつか、卒業するときがくるのかも という針の穴くらいの光を感じた。(それが良いことなのか、光と呼んでいいのか、わからないけど…。)とにかく風穴のようなもの。不器用な人たちの不器用な悲しみの乗り越え方。ラストはそれぞれの希望がある。『追伸』が特に読み応えがあった。大人になって、時間がかかって、わかることもあるよね。。
1投稿日: 2022.11.22
powered by ブクログそれぞれの形の親子関係に「死」が関わっていて、もう、涙なしでは読めませんでした。 個人的にも、親子関係に関して色々と考えていたということもあり、自分の子育てを振り返るきっかけにもなったし、気になるフレーズもたくさんありました。
1投稿日: 2022.10.14
powered by ブクログゆるすという事はとても難しいです。忘れる、放棄するとは違うんですよね。何十年経っても和解できないのに、ふとした瞬間にほどける事ありますよね。全てを受け入れなくても「ゆるす」「ゆるされた」という事でほどけていく。とても大事な事ですね。そんな短編集。
4投稿日: 2022.08.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短編集。ちょっとずつ繋がりはあるようだ。主人公はみんな40歳ちょうど。 いわゆる家族小説で、家族の絆、みたいなものが主なテーマで、重松節に溢れている。 嫌いじゃないんだけど、相変わらずちょっと女々しいんだよなあ。
2投稿日: 2022.02.22
powered by ブクログ「まゆみのマーチ」「あおげば尊し」「卒業」「追伸」の家族に関係する四つの短編から成る。どの話しも涙腺が緩んでくるのですが、とりわけ「追伸」の最後の描写は温かい気持ちにさせてくれます。
0投稿日: 2022.02.10
powered by ブクログ「まゆみのマーチ」と「追伸」がとてもよかったです。 とっても恥ずかしいけど、私も「○○のマーチ」を歌ってあげたい。
0投稿日: 2022.01.14
powered by ブクログ小学校の時に全く本を読まなかった私が、「重松清」は小学校の読書レールの鉄板であると知って、慌てて読んだ。 家族を題材とした本ということも知らずに読んだが、4編どれも素晴らしいヒューマンドラマだった。 反出生主義が再び注目・見直される中、是非とも著者の作品は読んでみるべきだと思う。
0投稿日: 2021.07.11
powered by ブクログどの話も、ウルウル泣けそうな話でした。 どのタイトルも「卒業」でもいいくらいに、 いろいろな思いからの「卒業」を感じたよー。 まゆみのマーチ まゆみが好き、好き、好き、まゆみが好き、好っき!! あおげば尊し 父の死から、「死」を学んでもらう。あおげば尊しって歌を最期に歌ってもらえたら、嬉しい。 卒業 自分の父は産まれる前に自殺しちゃった。その血が自分にも流れてる…。 追伸 30歳で病気で亡くなった母。後妻をお母ちゃんとは呼べない…。呼びたくなかった…。 個人的には、「あおげば尊し」で泣けてしまった。 「死」について考えるのは怖いけど、 いつかは考えないといけないこと。 それを改めて感じることができた話。 まゆみのお母ちゃんもステキだったなぁー。 私もたくさん「好っき!!」って言おー!!!!
2投稿日: 2021.07.04
powered by ブクログ100ページの作品が4つ収録 いずれも何かしら考えさせられる内容でした 著者のあとがきでは連作ってことでしたが それはあまり感じられませんでした
5投稿日: 2021.06.04
powered by ブクログまずジーンとくるお話ばかりだった!! 4つのストーリー全てが面白いという本はなかなかないので凄く読んでて楽しかった。 のめり込んで一気に読んでしまった。 家族を題材にした話だったので共感できる部分も多かった。
2投稿日: 2021.06.03
powered by ブクログ人は誰しも身近な人の死を経験する。亡くなった人が自分にとって様々な影響を及ぼす。良くも悪くもひとつのドラマ。4話それぞれ身近な人の死が関係する。それによって抱えていた何かからやっと卒業出来るのだ。心に響いた。
0投稿日: 2021.06.03
powered by ブクログさまざまな人生の卒業。 生きている中で、何度も卒業しながら次のステップに進んでいくけれど、その先に見えるものは清々しくて、希望なんだと思う。 そして、進んだステージにはまたいろいろな苦悩や試練が待っている。 生きるってことは、こうやって命の卒業の日まで、たくさんの卒業をしていくんだな。。。 もがきながらも卒業していく姿に涙が出ましたし、応援したくなった。 そして、自分もちゃんと折り合いつけながら卒業をしていこうと思う。
2投稿日: 2021.05.22
powered by ブクログなにか自分がとらわれているものから抜け出して一歩まえに進む時、人は「卒業」するのかなと思いめちゃめちゃ泣きました
2投稿日: 2021.05.10
powered by ブクログじーんと胸打つ物語 4編の短編小説です ■まゆみのマーチ 母親の臨終の間際に再開した兄と妹。 母親はずーと妹を甘やかしていた。 小学校で自由奔放にしていた妹。授業中でも歌を歌ってしまう妹。一方で、優等生だった兄。 しかし、いま、自分の息子は登校できない状態に。 そんなとき、まゆみのマーチといわれるその歌詞が驚愕。 ジーンときます。 ■あおげば尊し ガン末期を自宅で過ごす父親。 父親は教え子からも嫌われる教師だった。 自らも教師となり、小学生を教える立場に。 その生徒たちに「死」を教えようと、父親の現場を見せることに。 「死」について考えさせらえます。 そして、出棺に流れるあおげば尊し これまたジーンときます。 ■卒業 これ、学校の卒業と思いきや違ってました(笑) 14年前に自殺した親友の娘が突然訪ねてきます。 そして、死をめぐる彼女の悩み そんな彼女のために、過去の思い出をつづります。 乗り越える。それが卒業 ■追伸 育ての母を認められないず大人になった主人公。 わだかまりがずーっと続きます。 不器用な二人はどうなるのか そんな大みそかの夜 といった展開 この4作の中では、まゆみのマーチにやられた! とてもお勧め
8投稿日: 2021.05.02
powered by ブクログ登場人物の感情が大袈裟すぎることなく、リアルに描かれていて、すらすらと読み進められた。 思春期の子どもとその親がよく抱えている出来事を通して、家族愛を感じることができる
0投稿日: 2021.04.01
powered by ブクログゆるす/ゆるされる、に関する4編。 紆余曲折を経て、いろいろなことを考え、そして落ち着いていくお話。 まゆみのマーチ。 まゆみちゃんはいい子だ。 本当に純真で、いい子なんです。結果として周りの人たちを明るくしていたはず。 でも、先生の一言、行動で変わってしまう。いい子だからなおさら悲しい。 大人は軽い気持ちで行動を起こしているのかもしれないけれど、本人にとっては一生消えない傷になってしまった。 罪深いのはまゆみちゃんではなく、おとなだ。 追伸。 お母さんだったらどう思うとおもう? 目をつぶって考えてみて。 とてもいいアドバイスだ。 感情的になっているから、冷静に考えられないのだろうけれど、答えとしての選択肢はほとんどないはず。よく考えたらわかる。 結果としてもう取り返しのつかない年月が経ってしまっている。 最期に後悔したくないものですね。 とてもいいお話でした。
22投稿日: 2021.03.23
powered by ブクログ「まゆみのマーチ」 大切な人に、好きとたくさん言いたくなるお話。いっぱいいっぱい、雨のように。 「あおげば尊し」 生き様がそのまま死に様となるようなお話だった。わたしは何を残せるだろうか。ひとつの職を全うしたということは、自分の生にとっても家族にとっても誇らしいことなんだろう。死がなにかなんていくつになってもわからないけど、それでいいんだ、と柔らかく教えてくれるようなお話。
2投稿日: 2021.03.17
powered by ブクログ明日が卒業式というとで手に取りました。 表題の「卒業」よりも、「追伸」で涙しました。 教師であり父でもある自分と、登場人物が重なりすぎてしまいました。
1投稿日: 2021.02.28
powered by ブクログ卒業 著作者:重松清 発行者:新潮社 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 新たなる一歩を踏み出す勇気をくれる感動作
0投稿日: 2021.02.27
powered by ブクログ重松作品ならではの感動作。 どの短編もじんわりじんわり心を温めて、優しく最後は包み込んでくれる。 卒業と言うタイトルにふさわしく、全てのお話が終る寂しさとでも前に向かって進める強さや温かさで送り出してくれるような、そんな気持ちにさせられた。 特にこの作品の主人公はどれも自分と同じ年頃の話だったりして、自分の経験や感じていることに重なる部分が多かった。
2投稿日: 2021.01.06
powered by ブクログ本を読んで涙が出たのは、本当に久しぶりです。 前回がいつだったかは思い出せません。 4つの話の短編集であるこの本の中で、 最後の「追伸」の話が一番好きでした。 幼くして母を亡くした敬一、その4年後に新しい「母」として現れたハルさん。 二人をいきなり親子にしようとしてしまった不器用な父、父とハルさんの間に産まれた、年の離れた弟。 4人の複雑な家族の話が、丁寧に描かれています。 物語では、既に敬一は40歳を迎えているところからはじまります。 重松清さんの書く人物の心情はとてもリアルで、 必ずしもまっすぐではない意思を持っていて、 セリフだけでなくその目線やしぐさからそれを表れていて… だからこそ共感でき、自分だったらどうするだろう、と 思いを巡らせることができます。
14投稿日: 2020.09.20
powered by ブクログ「未完な人間にいい先生と呼ばれたって仕方ないだろう。そうじゃなくて、生徒が大人になってから振り返ったとき、あの先生はいい先生だったんだなあと思わせなきゃいけないんだ」 高校時代の部活引退間際にヘルニアと足の靭帯のケガを抱え、2割くらいでしか動けない状態で練習をしていた自分は、顧問から「オレは監督として、どう見ても故障している不完全な状態のお前を使うわけにはいかない。悪化させるわけにはいかない。10分なのか、5分なのか、1分なのか、もしかしたら30秒なのかもしれないが、お前が必要になる時がくるかもしれない。その時に監督のオレが自信を持って試合に送り出せる状態でいてほしい。引退試合まで1週間ではあるが、今は練習よりケガのケアを優先してほしい。」と言われた。 当時の自分の中には、引退間際に部長の自分が練習を見学するという選択肢はなかったが、監督はその選択肢を指示した。当時と今とではこの出来事への感じ方が違う。今振り返れば、いい監督だったのだと思う。
0投稿日: 2020.05.12
powered by ブクログ10年近くぶりに重松清さんの作品を読んだかもしれない。 短編集だけれど、泣けるものもあった。 親子の愛と死、許し。 親として、身につまされるものもあった。 さすがだな、、
0投稿日: 2020.04.17
powered by ブクログこれは、いかんよ。 電車の中などで読んでると泣けて来て、恥ずかしい思いをします。 こっそりティッシュ片手に読む事をお勧めします。 4編からなる短編集なんだけど、ビタミンFみたいなもんですね。 どれも良い。 彼の短編作品は、なんとなくパターンがあるようで・・・ いじめ、自殺、リストラ、学校、痴呆症、介護・・・ こんなのがテーマになってるのが多いです。 泣けてくるのは悲しいんじゃなくて、「よかったね、よかったね」と暖かい気持ちにさせてくれるから。 人にやさしくなれます。
2投稿日: 2020.04.16
powered by ブクログ「まゆみのマーチ」 少しずつ追い詰められる心。 確かに人とは違い一般常識からは外れた行動を取っていたのは悪いとは思うが、自分の行動で彼女がどれだけ傷を負うか分からなかったのだろうか。 「あおげば尊し」 最期まで教師であり続けた。 傍から見たら厳しいだけで当時の生徒達からも嫌われ役だったかもしれないが、大人になってから言動の一つ一つの凄さに気づく事もあるんだよな。 「卒業」 生前の父はどんな人でした。 産まれる前に亡くなった父親の話をしたがらないのは分からなくはないが、存在までも消してしまうのは少しやり過ぎではないのだろうか。 「追伸」 忘れて今を生きていく為に。 最期の手紙を一読させた後、間髪も入れず新しい環境を作られたら幼い子供なら余計に馴染む事が出来ないだろうしひねくれてしまうのも時間の問題だろうに。
0投稿日: 2020.04.08
powered by ブクログ卒業―始まりのための終わりを意味する言葉。 この短編集では”学校からの卒業”ではなく、新たな始まりのためのピリオドとして『卒業』という題名をつけている。 「わたしの父親って、どんなひとだったのか知りたいんです。」 突然、自分を訪ねてきたのは十四年前に自殺した親友の娘、亜弥。生まれる前に父を亡くした彼女もまた、中学生にして自らの命を断とうとし、生と死の狭間で葛藤していた。 自分の自殺志願は遺伝なのか・・・だとすれば父親はどのような人だったのか。どこが似ていて、どこが違っていて…そして最後に自分は死ぬのだろうか。 そんな悩みを抱えた彼女に“僕”は親友との思い出を語り始め… 親友の自殺、また父親の自殺という出来事からの「卒業」を描いた表題『卒業』を始め、人生の一区切りを描く4つの“卒業”の短編集。 様々な家族を現代的な視点で描く筆者の代表と言えるであろう一冊。
0投稿日: 2020.03.16
powered by ブクログまゆみのマーチが特に好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き。 どの話も涙なしには読めない。
0投稿日: 2020.03.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【追伸】 主人公の気持ちもとてもわかりますが、亡くなったお母さんの気持ちとお母ちゃんの気持ちも同じように伝わってきました。そして何より、主人公の妻も1人の息子のお母さんであって、たくさんのお母さんから主人公は支えられてきたこと。今まで引きずってきたこどもの気持ちから卒業して大人になっていく、とても引き込まれました。私も家族を残し亡くなったら、どれだけ泣きじゃくっても引っぱたいているかもしれません…。
4投稿日: 2019.12.23
powered by ブクログ教師で母親です。 重松清さんの作品は大好きで どのエピソードも心に沁みました。 それぞれの痛みと苦しみに 心を痛ませながら読み 最後に用意されている優しさに 心を救われました。 そして、あとがきでは 物語の背景に触れることができて 旨がいっぱいになりました。
1投稿日: 2019.10.24
powered by ブクログ人の生死と向き合う短編集。 海外出張のお供に。 この歳になって身近な人が亡くなることも増え、死ということがどういうことなのか、ようやく分かってきた気がします。 以前に読んだ『流星ワゴン』もそうですが、登場人物が世代くらいで、どれも他人事ではないし、自分の周りでも十分起こることなので、現実的な視点で読みました。 人生つらいことも多いけど、前を向いていくしかないんだと思える一冊でした。
1投稿日: 2019.07.15
powered by ブクログ誰かの死を前にしての変化。 短編集。 どの話も最後は希望がある。 死をテーマにしてるけど、きちんと救われる一冊。
2投稿日: 2019.05.19
powered by ブクログ本当の親子関係はもっと複雑だし、人の命はとてつもなく重い。ここに書いてあることはある意味おとぎ話。現実は冷徹で厳しい。だからこそ最後に救いがあるおとぎ話には救われる気がする。
2投稿日: 2019.05.19
powered by ブクログ重松作品は相変わらず心に沁みる.短編4作品だが個人的には「まゆみのテーマ」が好きかな.「一歩ずつで良いからお父さんと一緒に外に出よう」のくだりは秀逸.
0投稿日: 2018.10.09
powered by ブクログ「卒業」というから学校関係の話になるのかなと思いきや、死の間際の父親と息子、自殺した友人の娘との対話など、割と死がメインの短編集だった。 語り手から死にゆく人への思いが綴られる場面が多く、あざといほど感動してしまう。泣ける。 でも、どの短編も、話の終盤の感動への伏線として、ずいぶん親に残酷な言葉を投げつけていて、それが感動へと繋がるのだけれど、それにしても少しひどすぎるというか心が痛んだ。
1投稿日: 2018.04.18
powered by ブクログ2004年の本、たまに重松清さんを読みたくなる。この短編4編も相も変わらず重松さんらしい作品が盛られていた。様々な意味合いの卒業が書かれていて いつものように要所要所で読者の涙腺を緩ませてくれる。父との死別 母との死別 親友との死別をキーにしての各章の語り手たちのそれぞれの卒業が意味深い。
2投稿日: 2018.04.01
powered by ブクログ電車の中で読んでいて思わず泣きそうになった箇所がいくつもあった。 良い本と巡り合った。 また読みたい。
0投稿日: 2018.01.26
powered by ブクログ今まで続いていたなにかが終わり、新しいなにかが初まる。そんな境界??卒業を描いた、4つのエピソードが収められている。あとがきでも著者が明言しているが、ここに収録された物語「まゆみのマーチ」「あおげば尊し」「卒業」「追伸」は、すべて<終わり/初まり>と共に、<ゆるす/ゆるされる>の構図を持った物語でもある。卒業するとは、なにかを許せるよう成長することなのかなと思った。
0投稿日: 2018.01.08
powered by ブクログ様々な確執とそれからの卒業を描いた作品です。 「まゆみのマーチ」では愚直な母とエリートサラリーマンの、「あおげば尊し」では昔風の先輩教師である父親と息子の、「卒業」では身重の妻を残して自殺した男とその娘の、そして「追伸」では義母と息子の。 いずれも最後には"卒業"するのですが、すべてがバラ色の未来ではありません。むしろ、これからもしばしば確執が発生し、また悩みが起こるのだろうと思わせます。 個人的にはこうしたエンディングは好きではないのですが、それを上回るような"地に足の着いた"作風に感心してしまいます。重松さんの面目躍如といった作品でしょう。
0投稿日: 2017.10.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
再読了(10年ぶり2度目)。 30歳になるかならないかくらいで読んだ時とは、胸に響くものが全然違った。あの頃も普通に「感動」はした。いい話だなあ、と涙も流したように思う。 あれから10年、職場が変ったり結婚したり子どもを産んだり親が大きな病気をしたりして、そうして自分自身が本書の登場人物たちの年齢に近付いてみて、初めて見えたものがたくさんあった。かつて自分の上をつるつると通過するだけだったものが、今ではボディーブローのようにいちいち響いてくる。 もう、重くって仕方がない。でも、その重さを受け止める姿を、4人の主人公に見せてもらった。 本書に収められた4つの短編に共通するモチーフは「親子」そして「死」。親の死を子はどう受け止め、乗り越えていくか、という物語です。 初読の時との一番の違いは、今の私の隣には小さい娘がいるという事なんですけど、そうなるとやっぱりどうしても作中の「母親」に目が行ってしまうなあ……。 ○まゆみのマーチ/お母さんとまゆみが愛おしすぎて泣いた。優しいのと甘やかすのは違うけど、何があっても子どもを愛したい(愛してしまう)親の気持ちはすごく分かる。再読以来、「娘ちゃんのマーチ」にして歌ってる。 ○あおげば尊し/教育に正解はないと云うか、その時その時で正しいと思ってなされることも、時代の移り変わりと共に見直され、絶えずアップデートされていって欲しいと思っています。先人がいるからそれを越えて行ける。お父さん先生の生き様、素敵です。 ○卒業/辛かったあ。登場人物全員に「わかる……」と「どうして?」を感じたし、ラストシーンには「そうなるよね」とも思ったけど一向にスッキリはしなくて。作者ご本人がこの作品を途中経過と位置付けていらっしゃるのをあとがきで読み、なるほどと思いました。『舞姫通信』も再読したい。 ○追伸/完全に主人公に加勢するような気持ちで読んでいたんですけど、妻・和美さんにやられました。これに尽きます。目が覚めた。
0投稿日: 2017.10.29
powered by ブクログ身内が亡くなるとき、ああすればよかった、こうすればよかったといったとやっぱりおもうのだろうか。きっと思うんだと思う。 この本を読んだらなおさらそう思うに違いない。 そう思ったら、今すぐにでも親孝行、家族孝行すべきなんだろう。 優しくしつくしただろうか?これ以上ないくらい真剣に接しただろうか?会社人間の私にこんなこと言う資格はまったくないんだろうな。 本書のお母さんや新しいパパはやりつくしている、素晴らしい、羨ましい...
0投稿日: 2017.08.08
powered by ブクログ泣かせてくる。特に「あおげば尊し」。死がテーマの短編は過去亡くなった身近な人々を思い出してしまい、必ず涙が出てきてしまう。だから号泣しても平気な自宅で読むのが一番。
1投稿日: 2016.12.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
目次より ・まゆみのマーチ ・あおげば尊し ・卒業 ・追伸 一歩を踏み出すために、とどまっている位置から卒業をする。 確執のある親の死をきっかけに。 四編とも話の骨格は同じ。 じれったいほど妹に甘い母。 その母の死を看取りながら自分の息子との向き合い方を考える『まゆみのマーチ』 厳格な教師だった父は、それゆえに生徒たちから慕われることがなかった。 同じく教師となった息子は、死に向かっていく父の命を使って一人の生徒の死へのこだわりをときほぐす『あおげば尊し』 自殺した親友の娘が突然訪ねてくる。 一人の男が生きて死ぬということは、一体何をこの世に残すのか『卒業』 子どもの頃に亡くなった生母への思い。 嫌いなわけではないのに上手くいかない継母との関係。 不器用な二人の思いがすれ違い、そして…『追伸』 『卒業』以外はどれも大人になった主人公が、子どもの立場で親を見ている話だが、私は親目線で読んでしまう。 そして、達観できていない自分にがっかりしてしまう。 まだまだ生臭いのよ、私の人生は。 そして子供の立場で親を見るとき…やっぱり生臭いんだわ。 死ぬときはもうちょっとモヤモヤを削ぎ落としてすっきりと逝きたいと思うのだけど。 『まゆみのマーチ』が一番好き。 重松清とは同世代だから、『悟空の大冒険』も知っているし、歌もちゃんと覚えてました。 絶対的に子どもの味方であり続けることって難しい。 躾との兼ね合いも、世間の目との戦いも。 でも、絶対的に子どもの味方でありたいと母は思っているのだよ。
2投稿日: 2016.10.22
powered by ブクログ40歳男性が主人公の4つの短編集。 許す、許されるがテーマとして共通で、死が必ず含まれている。 決して明るい話題ではないが、親友に勧められたので読んだ。
0投稿日: 2016.05.03
powered by ブクログいちばん身近な主に家族の死にまつわる4つの お話。どの話も胸に響く。一話目のまゆみのマーチが良かった。娘を信じ愚かしいほどまっすぐに愛を注ぐ母親にぐっときた。二話目と四話目も良かった。 私の父が緊急入院したタイミングで読んだので、色々と感じた。
0投稿日: 2016.04.07
powered by ブクログ人生の中での「卒業」 ── 大切な人との死別と、そこから始まる新たな出発 ── をテーマにした4編からなる短編集です。 子供達に無条件の愛を注ぐ不器用な母親、あくまで自分の生き方を貫いた厳しく冷たい高校教師の父親、まだ生まれぬ娘を残して自分勝手に自殺した若い父親、僅か六歳の少年に闘病日記の大学ノートを残して死んだ母親 ── 残された人たちがそれぞれの死にどのように向き合い、どのように受け入れ、そこからどんな出発の途を見いだすのかが著されています。 表題作「卒業」は特に重い。 重松清氏の職人技が光っています。
0投稿日: 2016.03.17
powered by ブクログ大切な人がいるのに、死んでしまうのは、そう言う回りにいる人たちのことを考えられない弱い人間である。と。 苦い思い出であっても、過去を振り返られる、というのは幸せである。と。
0投稿日: 2015.12.06
powered by ブクログいくつかの短編集。親子関係を中心に、ギクシャクした状態が、いろんな出来事を通じてうまく変わったりかわらなかったり。完全なハッピーエンドは訪れないが、なんとなく良かったと思う話も。それが現実に近いのかもしれない。
0投稿日: 2015.08.10
powered by ブクログ重松さん、やっぱ狡いですね。 一つ一つの作品に、なんというか、温かくて、魂が込められてて、人目を憚らず、泣いてしまいました。 私の母は重松さんの作品に出てくるような、誰もが羨む素敵な母ではありません。が、この作品を読んでいると心の底から健康が取り柄だと笑う母に無償に会いたくなります。 家族っていいもんだな。 先生って素晴らしいな。 人って弱いけど、前を向いて生きていたいな。 そう思わせてくれる、優しい言葉たち。重松さんには、いつも本を通して何かを与えてもらっているような気がします。これからも重松さんとは長い付き合いになりそうです。
0投稿日: 2015.08.08
powered by ブクログ家族の死に向き合う重松さんらしい話が4編。 「まゆみのマーチ」〈誰でもできることができない〉悔しさが伝わってきてよかったです。僕にも誰でもできるのに自分はできないことがありますし。 「あおげば尊し」小5で「興味のあることは死体です。」なんて言ってる康弘にオイオイと思ったけど、最後は割とハッピーエンドで良かったです。 「卒業」亜弥が無事でよかった。 「追伸」主人公を応援したくなるとてもいい話。主人公が母のゴーストライター(?)になっているけど。
0投稿日: 2015.03.19
powered by ブクログ★まゆみのマーチ 自分が親になったとき、目の前に悩んでる人が現れたとき、 どういった言葉をかけるのが一番なのか、ちょっと参考にしてみようと思った。 「頑張れ」という言葉よりも「好きだよ」と言う言葉の方が効果は絶大らしい。 自分に当てはめてみてもなんか分かる。 ★あおげば尊し 一番感動した! あるべき教師の姿、本当に生徒のためになる教師ってどんなんだろう、 って改めて考えるきっかけになった。 ★卒業 どうしても結末がしっくりこなかった。 結末、というか結局どうして自殺したのか、 その理由の方が気になってしまう。 ★追伸 これまた感動! 最後のページで号泣した。 読み終わってからも涙が収まらんくてしばらく泣いてた。 死とはどういうものなのか、 命の重み、 どうして命は大切にしなきゃいけないのか、 こういうことについてよく考えるきっかけとなった。 そして自分なりの答えも出た。 良かったです。 重松清さんの作品をもっとたくさん読みたいと思った。 20071007
1投稿日: 2014.12.21
powered by ブクログ重松さんの本は必ず泣いちゃう。最後の1ページで泣かされることもある。『まゆみのマーチ』が一番良かったかな。あれだけの歌詞だけど、グッとくるね。
1投稿日: 2014.10.22
powered by ブクログ配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://opac.shigakukan.ac.jp/opac/volume/316345 それぞれの「卒業」を経験する家族を描いた4編。話も短く読みやすかった。途中何度か涙する場面も。
0投稿日: 2014.10.15
powered by ブクログいまは、分かってもらえないことを分かってる。そして、いつか分かる時が来ることも。 いつものことではあるけれど号泣。 それぞれの評価は次の通り。 まゆみのマーチ★★★★ あおげば尊し★ 卒業★★★ 追伸★★★★ 表題作の『卒業』は、80年代の大学生活が描かれている時点で個人的に訴えて来るアドバンテージは高いハズなのだが、身重の妻を残して命を絶った理由が語られていないことが仇になり、読者としてはいまひとつストーリーに入れ込めなかった。 『まゆみのマーチ』と『追伸』は、子を見守る親としての眼差しが優しい。 子どもの時には決して気がつくことはないのだけれど、子どもを持つ親になって改めて気がつくというところに我が身を振り返って胸が痛くなる。 読みながら泣きました。ははは。 『あおげば尊し』は、ゴメン、おれもこの手の先生は好きじゃない。葬式にも行かなかったくらいだし。
1投稿日: 2014.10.05
powered by ブクログ今このタイミングでこの本かぁ・・・と、 何気なく中身を見ないで借りてしまって、 ・・・いろいろ思ったりなんかして。 卒業。 死と向き合うこと。 これは、読み手の年代で思うことが違うカモ。 仰げば尊し。が ぐっときた。
0投稿日: 2014.09.01
powered by ブクログまゆみのマーチ(優しいお母さん)、あおげば尊し(生徒に厳しいお父さん)、卒業(死んでしまったお父さん)、追伸(不器用だけど逃げない2人目のお母さん) いつかもう1回読もう。
0投稿日: 2014.08.24
powered by ブクログ四編からなる短編集。。。 重松さんらしい一冊です。 命、死、親子、血。。。。 深く考えさせられます。 背負ったものからの卒業は、それを受け止める事で新たな一歩につながるんだって感じました。。。
0投稿日: 2014.08.17
powered by ブクログ今、このタイミングで読んで良かった。 私もいつか、いつかこの人生から卒業する。 自分よりも前に、母や父を見送る。 改めて、生きていることを考えさせられた作品だった。
0投稿日: 2014.07.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いろいろなことからの「卒業」を集めた短編集。 学校の卒業というよりは、人生とか、生死とか、何かの線引きとしての意味合いが強い気がした。 わたしが特に好きだったのは、「仰げば尊し」という話。 小学校教師の主人公が、末期がんで在宅看護を受けている父親(元高校教師)と自分が受け持つ生徒(死体に対して異常なまでの興味を示している子たち)を引き合わせる。 「死」について考え、親子として、教師としての自分を考える話。 主人公は男性だが、共感できる部分が多かった、というか、自分のときのことを思い出した。 両親はまだ健在だが、身内を何人も見送ってきたから…そういう経験のある人は、多分心にくるものがあるんじゃないかと思う。 そうじゃなくても、「死」について考えさせられることは間違いない。 他の話も深くて、わたしのイメージしていた重松清とは少し違うな、と思った。
0投稿日: 2014.06.18
powered by ブクログ2014.6.7 重松清さんの親子とかの話は大好き。 40歳とか出てくると、あー〜そんな年で子供がいるのか……… 色々思うわけですわ
0投稿日: 2014.06.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
重松だから上手いのは当然やし と自分の中でハードルあげてもやっぱり上手いもんは上手い。涙防ダムが簡単に決壊しよります。まして俺まさに40代のおっさん、収録されている4作品の主人公と同年代の立場なんだから感情移入をするわ、するわ。 「まゆみのマーチ」で脳内リピートが鳴り止まなくなってしま~う、かもね…と泣かされ、「仰げば尊し」で、巨人の星的父子の姿に師を職業とした覚悟を見せられて泣かされ、ラストの「追伸」で、予想通りの展開に絶対泣くもんかと思ってたはずが、蓋すらしてない落とし穴的ラストシーンにズボりはまって泣かされ 唯一泣かなかった表題作「卒業」は駄作だから泣かなかったわけではなく、泣くことすら許されない密度の濃いテーマにうならされた。登場人物たちの選択はあれで良かったのだろうけど、逃げたヤツはそれだけでああいう裁かれ方になるんだなぁという重さが、ずしんと心に残った。時々読まないといけないテーマだけど、収録作品中で一番再読するのにエネルギーを使う力作だと思う。 俺も卒業して行く親を見送る日が来る、俺も見送られて卒業する日が来る。在校生送辞、卒業生答辞、どっちもせめて相手にできるだけ迷惑かけないように済ませたいものである。 「人様に迷惑をかけるのがそんなにいけないことですかねぇ」と言うてくれる人がおっても、やっぱり人様に迷惑かけるのは最小限にしたいなぁと思うのである。
1投稿日: 2014.05.26
powered by ブクログ人が死んだ後、その人がどんな人だったのかを語るのは残された人たちの役目である。 そして、僕たちは死んだ人から卒業しなければならないのだろうか。
0投稿日: 2014.03.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「あおげば尊し」が、昔市川準の映画で観た原作だと読んでいて気付いた。卒業という短編集の中で読むと、また違った味わいがある。通底する世界観が綺麗すぎてちょっと冷めてしまう部分もあるのだが、親との別れをそう遠くない将来に経験するであろうという時期に読むと、いろいろと考えさせられる。 それでも現実の日常はもっともっと淡々としていて、もっと不純な感情や人間関係と対峙しなければならないんだろうな。
0投稿日: 2014.03.25
powered by ブクログ不登校や、周りの人が何人か自殺している経験がある私には、自分のことのように感じられる本でした。 そして母が拒んでも、いつか母と正面から向き合う必要があると感じました。 母の気持ちは、母親にならなければわからないのかもしれないし、私が母親になれば許せることもあるかもしれない。 寧ろ、分かり合えないことがあっても大丈夫なのかもしょれない。 と、少し前向きになれました。 取り止めのない文章になってしまいましたが、過去の沢山のことを振り返って考えさせてくれた本でした。 もっと重松清さんの本が読みたいです。
0投稿日: 2014.01.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
年またぎしてしまった・・(笑)4編からなる短編。相変わらずの重松さんらしい作品。いろんな題材があってもこんな切り口でこんなに豊かに表現できるというのは凄い。追伸がよかった。血のつながった親子でもその関係は難しいのだけど・・・。子を持つ親になってどちらの立場も理解ができるだけに・・・。最後の場面がほんのりほどけていくようで印象深い。
1投稿日: 2014.01.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短編集。表題作と最後の「追伸」が良かった。 厳しく冷たい教師だった父親と、死体に興味を持つ主人公の教え子の話。争議に教え子など誰も来ない人生だと思い込んでいたが葬儀に教え子らしき野太い声が聞こえたシーンが印象的。 「追伸」は、父の再婚相手のハルさんが、実の母との気持ちをふみにじると感じてずっと反発してきた話。小説家デビューしたばかりの主人公は実の母が生きているかのようなエッセイを発表し後戻りできない。ハルさんの気持ちを踏みにじりたいと思っているわけでもないと思うのだが。最後には不器用だが一生懸命なハルさんと和解する気持ちになり母さんと呼ぶことにした。 この2作品は星4.5。ものすごく感動でもないが、他の作品も含めて複雑な感情を描いたり、残酷な本音をのぞかせたり聞いてしまったり、自分のことに置き換えて読んでしまう話ばかり。 親の死や、親との関係を通じて、自分の存在や存在価値、存在確認したい気持ち、親からの愛情、自分でもつかみきれない複数の正直な感情、こうすればいいのにと思いつつ素直になれない感情、を描いている。
0投稿日: 2013.12.02
powered by ブクログ様々な形の「死」を抱えた主人公達が、未来を見据えて歩き出す ちょっと切ないお話短編集でしたどのお話も 最後ホロリときちゃいます。でも、ダークなお話。
0投稿日: 2013.11.29
powered by ブクログ題名通りに「卒業」を題材にした短編集となります。 といっても、学校や会社などに限った話ではなく、 自分を“良くも悪くも”縛るものから、な感じですが。 何かの転機でもあれば、逃げ出したようなこともある、、 重松さん、本質的に優しい方なのだろうなと、そう感じます。 不思議と、同世代の物語が集まっていました。 そこがまた、グッと引き寄せられた理由かもしれません。 自分の“こころ”に正直でいる、、どこまで出来ているのかと、悩ましく。
3投稿日: 2013.11.25
powered by ブクログ2度目読了。家族の死をめぐり、許し許されるをテーマにした短編集。重松の作品は、なぜにこんなに涙腺が緩むのか…。これも、車内で読むのは危険な一冊。
0投稿日: 2013.10.31
powered by ブクログ「私の父親ってどんなひとだったんですか」ある日突然、14年前に自ら命を絶った親友の娘が僕を訪ねてきた。中学生の彼女もまた、生と死を巡る深刻な悩みを抱えていた。僕は彼女を死から引き離そうと、亡き親友の青春時代の思い出を語り始めたのだが・・・。悲しみを乗り越え、新たな旅立ちを迎えるために、それぞれの「卒業」を経験する家族を描いた4編。
0投稿日: 2013.10.03
powered by ブクログ「追伸」が一番良かった。入り込んで読んだら号泣確実だったな…。意図的に作品世界に入り込まずに読んで号泣回避したけど。しかし重松氏の作品はガンで死ぬ人が良く出てくるなぁ。重松氏の大切な人がガンで亡くなっているのかな。2011/116
0投稿日: 2013.09.25
powered by ブクログあゆみのマーチが1番よかった。 身近にありえなくもない内容で、つい登場人物に自分を重ねてみたり。 同調だったり、反感だったり。 うっかり電車の中で読んだりすると、突然うるうるっときて困りますw
0投稿日: 2013.08.28
powered by ブクログ4つの短編集が収められているのだが、 いずれの物語も身につまされる想いを抱かざるおえない。 ただ、そのなかでもいちばん強くなってしまったのは、「追伸」。 よくある継母と継子の問題かと思いきや、 その関係性の描写はとても切なく、より切迫感がある。 お互いの心理のもどかしさがたまらない・・・
0投稿日: 2013.08.18
powered by ブクログ重松さんなので読んでみた作品 「卒業」以外は最後に泣けました 思ったより盛り上がりが無く淡々と進んで ちょっと物足りなかった
0投稿日: 2013.08.18
powered by ブクログ外出先で読んでいたのだが、涙をこらえるのが大変だった。 全体的に感涙したけれども、あおげば尊しが一番心に響いた。 まゆみのマーチは、何度も読んだことがあるが、やっぱり心にジーンとくるものがある。
0投稿日: 2013.06.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
表題作、「卒業」は舞姫通信に重なる部分があった。「仰げば尊し」「追伸」「まゆみのマーチ」と、どれも何か心に訴えかけられるものがあるが、中でも「追伸」と「まゆみのマーチ」には思わず涙せずにはいられない。重松さんの作品は面白いとか、ワクワクして読むようなものではなく、簡単で単純でだからこそ難しい問いかけにいつも、真正面から向き合っていける、貴重な体験ができる。
1投稿日: 2013.06.23
powered by ブクログ喪失体験の折り合いをつけるお話。 短編。 通勤中、「あおげば尊し」で涙とまらなかった。 2013.6.20
0投稿日: 2013.06.20
powered by ブクログ重松清『卒業』読了。家族や親友の死をきっかけに、今の自分を見つめ直す主人公たちの短編集。表題の『卒業』では、親友の娘に彼との思い出を語り始めるが、少しずつ彼のことを忘れていっていることに気付くくだりは個人的に非常に切ない思い。過去はそこに留まり、私たちは今を生き進んでいるのだ。
0投稿日: 2013.06.05
powered by ブクログ「卒業」のタイトルが示すとおり、“始まりを感じさせる終わり”を描いた4編のストーリー。どれも「ゆるす/ゆるされる」の構図を持っていて、著者の原点ともなっている作品集。
0投稿日: 2013.06.04
powered by ブクログいろんな意味での卒業。 ただ、終える 忘れる のではなくって、 もがき苦しみ、体当たりの思いがあった嵐のあとの光。 固執から解き放たれるって難しいけど、そこから始まるんだね。
0投稿日: 2013.04.06
powered by ブクログ『まゆみのマーチ』が一番印象深い。こうありたいと思う母親像が描かれている。私も強くなりたいと思う、かけがえのない子供のために。守ってあげられるのは親だけだから。
0投稿日: 2013.03.08
powered by ブクログ人が何かから卒業することをテーマに綴った短編集。どの作品にも家族愛が絡んでおり、最後にはとても暖かい気持ちになった。作者のどの作品も切なさとか悲しさなどを読者に上手く伝えられる表現が気に入っています。
0投稿日: 2013.03.04
powered by ブクログ卒業をテーマに、4つの短編が収められている。 ・・・が、そのうちの2つしか記憶に残ってない。 1つは、引きこもりの息子を持つ主人公が、幼少期の妹の問題行動と、それに向き合った母親の姿を思い返す話。 もう1つは、生活指導でいつも憎まれ役だった父に死期が近づいてきたとき、他人にも自分にも厳しかった父の生き様は報われなかったのか、とか思う話。 どちらも学校絡みの話だから記憶に残っていたんだろうか。
0投稿日: 2013.02.19
