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パンツの面目ふんどしの沽券
パンツの面目ふんどしの沽券
米原万里/筑摩書房
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総合評価

37件)
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    目の付け所が面白くて。 『パンツの面目ふんどしの沽券』…幼少の頃、米原サンは十字架のイエス様の下着はコシマキかフンドシかパンツかとても疑問だったそーです…って、言われてみれば今更ながら気になる。 旧ソ連時代には、型紙を覚えていてパンツを自作できちゃう人たちがいたとか…。 (米原サンが最初に裁縫として習ったのは、このパンツ作りだったそーです) まぁ…覚えておいて損はないと思うけど、ハードル高いよね^^; 今でこそ、女性のパンツ(所謂ズボン)姿は当たり前だけと、中世ヨーロッパでは忌まわしい事として、ジャンヌ・ダルクが異端である証拠のひとつとしてあげられていたのは知ってたけど…<今では名誉回復されてるけど マリー・アントワネットがパンツ(ズボン)姿で民衆の前に出た事から、殺されそうになったことがあったと引用があったのにはビックリ! なんか服装史にも興味が沸いてきたかも。

    0
    投稿日: 2024.10.16
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    本当になぜ,どこからその発想が湧いてくるのか。不思議でならない。イエスキリストのはいてるものは,パンツかふんどしか,はたまたただの布切れか…。こんなことを疑問に思う著者に感心してしまう。子どもたちが,それぞれの意見をそのまま実行してしまうところなんか笑いを堪えるのが必死。パンツかどうか,それだけで1冊の本になるところは流石です。世の中がちょっとざわついてる暗い時代で、気持ちが塞ぎ込みそうになった時に、何度でも読みたくなる1冊。

    1
    投稿日: 2023.11.15
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    「ルパシカの黄ばんだ下端」なんて、衝撃すぎる。 ロシア人はトイレットペーパーを使わないの!?かの文豪たちもトイレのあとはもしや…ごにょごにょ。 しかし収容所でも官吏が囚人と同じ粗末なトイレ(と呼んでいいのか?)で用を足すことになんら抵抗感がないというのは、日本人と大きく異なるね!日本軍は階級で使うトイレが違ったって言うし。アメリカなんかも黒人用トイレを置かない店も多かったはずだし。 ソ連抑留者問題について無私無欲で研究している男性も素晴らしいな…。著作読んでみたい。 そして全体を通して引用される本の多いこと多いこと! 満州から引き揚げて来た女性や、国後島の古釜布生まれの女性など、令和の現在ではもう直接お話を伺うことは不可能であろう年代の市井の人たちの話が出てくるのも興味深い。

    0
    投稿日: 2023.02.19
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    この本が出版されたのが2005年6月。米原万理が卵巣がんのために56歳で亡くなったのが2006年5月。がんとの闘病生活を続けながら死の1年前まで書いていた本が「パンツの面目ふんどしの沽券」という米原らしいタイトルのこの本である。嘘つきアーニャの真っ赤な真実、オリガ・モリソヴナの反語法などに比べれば、凝縮度は低いかもしれない。しかし死ぬまでの期間に下着の歴史、民俗をここまで追求することができるなんてと感嘆せざるをえない。

    1
    投稿日: 2021.04.04
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    お友だちに紹介され、早速読んでみた。なぜここにフォーカスしたのか? 着眼点が秀逸! 面白過ぎてイッキ読みでした。このテーマでここまで掘り下げられるのが素晴らしい。興味・仮説の起こし方がキモだということを突きつけてくれる一冊。

    14
    投稿日: 2021.02.03
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    読了。いまだかつて、これほどまでにパンツとフンドシについて深く考察した本があっただろうか?キリスト磔刑の絵を見て、キリストが身につけているのはパンツだろうか?フンドシだろうかなどと考えたこともなかった。 絵画や壁画、文献などから紐解く下着のルーツ。 自らの幼少時代ロシア時代の話も入れながら、米原万里氏らしい考察で面白く読める。前半少し難しく感じるかもしれないが、後半に向け作者の下着に対する熱もこもってくる。 好みは分かれると思うが、米原万里氏らしい本で楽しく読めた。

    0
    投稿日: 2020.05.23
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    前半で「無理かも…」と思われた方は、ぜひ中盤から読んでほしいと思う。本当に追えば追うほど深く果てしない下着の歴史に、果敢に向かっていく著者が格好良い。何のために、と問うのは野暮なようだ。 あとがきで泣いた。

    0
    投稿日: 2020.03.27
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    今年最初の読書メモは、米原万里さんのパンツとふんどしの本。これはこれで、立派な学問している本でした。パンツの歴史、ふんどしの歴史を過去の文献からひもといていく。男だけの文化ではなく、女性の下着についてもまじめにルーツをたどっている。生理用品なども日本が先進的だったということがわかる。引用も多々あり、原書も読んでみたくなる人もいるかもね。

    0
    投稿日: 2018.10.17
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    20171211読了 2008年出版。帯には「『もっとも米原さんらしい本!』・・・と没後に評される抱腹絶倒&禁断のエッセイ。」という文言。解説は井上章一氏。●しょっぱなからさすがのロシアエピソード。そこから話題はあらゆる方向へ広がりをみせ(といっても基本はパンツやふんどしー腰回りを覆うものに関することではあるのだが)、シベリア抑留でトイレットペーパーが支給されなかったのはロシア人にその習慣がなかったからだとか、江戸時代は(農村部は戦後直後までは)男性が全裸で闊歩したり農作業したりしていたとか、近代に入ってどのように羞恥心が形成されたのかとか、アダムとイブのイチジクの葉はなぜ落ちないのかとか、パンツがない時代の生理期間の対処とか、乗馬とパンツの関係とか、盛りだくさん。連載の読者から寄せられた資料も含め、参考資料の羅列が10ページもある!民俗学の領域に足を突っ込んでいるのではと思わされる執念の考察。ご本人としてはまだ道半ばでやり尽くせぬ無念がおありだったろうが、その「言い訳だらけのあとがき」が私はけっこう好きだったりする。

    3
    投稿日: 2017.12.11
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    スゴイ本である。 パンツとふんどしについての文化人類学的考察。 パンツとふんどしについて、 これだけ多数の文献に当たり、考察し つなぎあわせていく。ジネンジョをほるような 面倒な作業を 嬉々として取り組んでいる。 その集中力に 圧倒される。 ガンによって 身体がおかされているにもかかわらず この執念。まさに 集大成としての「ふんどし学」である。 結論として 『さきにパンツありき』ということだ。 騎馬文化が日本にやって来て、パンツが普及したわけではない。 馬の家畜化を考察し、ハニワなどの パンツ模様の解明をする。 ハンガリーの学校での家庭科での実習が  パンツづくりからはじまるというのが、笑える。日本では雑巾。 えらい違いである。 パンツが工業生産されていなかったという現実 がもっと信じられなかった。 『友誼』という中国製のパンツが 席巻していたというのも、 なんとなく、微笑ましい。 ロシア人のトイレには 紙がない。 たしかに 社会主義国には 神がない。 パンツは毎日変えることということは  確かにその習慣は教えられた。 パンツのもつ文化的価値と羞恥心。 恥ずかしいからパンツがあったのか、 パンツがあったから、恥ずかしいのか? その問いかけが すばらしい。 イチジクの葉がなぜ落っこちないのか? 十字架のおじさんのはいているのは パンツかふんどしなのか? その問いかけが 鋭すぎる。 時間が 子供に さかのぼって、そして 現在まで いたる 考察の方法論が じつに うまい。 子供の幼い質問が なんといっても 本質をついている。 そういう 好奇心にあふれているのが いい。 お父さんのふんどしに 愛着を持っているところが、 ますますいいのだ。

    0
    投稿日: 2017.01.30
  • 米原さん渾身のパンツ論

    パンツやふんどしといった下着、トイレ事情について、かなり真面目に論じた本。 といっても、やはり米原さん。くすっと笑える要素が沢山。 日本人の精神は、ふんどしに宿っているのですよ。

    1
    投稿日: 2015.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2015年最初の読書がいきなりU.N.C.O.の話から始まるとは思わなんだ。 もっと外堀から埋まるものかと…。 仕切りもないところで横に並んでしかも会話しながら用を足すだなんてと思ったけど日本でもお小水は同じ方式だからね。一応仕切りはあるけどさ。大は話が別?大は小を兼ねる?う~ん…(踏ん張ってるわけじゃない)。 しかし友人同士でAV観る時は(どうなのか知らんが)「俺ちょっとイチヌケ」などと言ってトイレに駆け込むでなく(どうなのか知らんが)テレビの前で「ウラジミール、俺にもティッシュをくれ」とかやるのだろうか(どうなのか知らんが)。 中国(の一部地域。今もある?)は縦に並ぶんだっけ。いずれにしろコミケ会場のお手洗は壁で(一応)仕切られているようでよかったでやんす(偏見)。 視点的には下着を洗う、繕う側のもの。上野千鶴子『スカートの下の劇場』とは真逆というか異質というか。どっちが読んでて楽しいか人それぞれだろうけど、まあ後者でしょう。面白いのはどっちも面白いけどさ。 単純に考えて、スカートからズボンへの移行は澁澤龍彦的に言えば「コペルニクス的転換」と言えるだろうね。 連載が続かなかったことが悔やまれます。

    0
    投稿日: 2015.02.22
  • 文化人類学ってオモシロいのですね、パンツだし

     よくもまぁパンツひとつでここまで書ける!まさしく文化人類学の原点。~学なんていうと難しく感じてしまうかもしれませんが、本来は日々の生活のハテナ?を考えて>想像して>確かめる って事がこの本に詰まっています。  米原様は、ちょっとショッキングな状態にもかかわらず、この本を書いたようです(後書き参照)。人に伝える=書くってすごい事だなぁ

    5
    投稿日: 2014.09.28
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    大笑いした。なぜ、(昔の欧米人の?)白いシャツの前が黄色いのか、みたいなことについて、自分の仮説を、数々の証言を重ねながら検証していくという本。米原万理さんが亡くなったのが悲しいなーと思ってこれは保管していましたが、もう楽しんだので捨てることにする。

    0
    投稿日: 2014.07.13
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    パンツやふんどしなどの下着に関するエッセイです。共産圏ではぬい物の授業で最初にパンツのぬい方を習うのには驚きましたが、いかに人間にとって下着が重要であるかを表していると思います。 九州大学 ニックネーム:山本五朗

    0
    投稿日: 2013.11.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ロシア語通訳者の米原さんが、あまり語られないテーマを真剣かつユーモラスに追求した本書。いろいろ詰め込みたかったのは分かるが、ちょっと話を広げすぎかも。パンツvs褌の話がいつのまにかズボンvsスカートに変わっていた。モンゴル人クラスメートの話、幼稚園の話など所々の挿話はさすがのおもしろさ。

    0
    投稿日: 2013.09.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ロシア通訳の米原真理氏の下着に関するエッセイ。やはり米原氏は「世相を斬る」ものより、ソ連・ロシアを中心としたエッセイものが面白い。

    0
    投稿日: 2013.03.03
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    読みながら、学生時代に「縫い目が肌にあたるのがイヤだから」と、ぱんつを裏返してはいてる同級生がいたのを思い出しました。 今頃きっと結婚して子どももいるだろうけど、こどもにも裏返しでぱんつをはかせたかどうか、とても気になってきました。 そこまで親しくしてなかったので、聞けないのが残念(笑) 亡くなった祖母は元気な頃、下着は腰巻でした。 もっぱら畑仕事してたので普段はモンペでしたが、旅行のときは洋服(ワンピース)でしたが、足元は足袋に草履、下着はやっぱり腰巻でした。 今だったら絶対に止めてるのに、なぜあの頃誰も何も言わなかったんだろう? それにしても、ソ連の家庭科の教科書に、パンツの作り方があるだけでなく、実際に縫っちゃう生徒がいたというのに驚きました。 ロシアになってからは、どうなんでしょうね?

    1
    投稿日: 2013.02.07
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    2:フォロワさんの読了報告を目にして、面白そうだったので。軽そうなタイトルを見事に裏切る、大量の参考文献や経験談を交えた、真面目な下着考察本でした。下着の形にも諸々理由があるんだとか、ノーぱんつは決して珍しくないとか、目からウロコ……!

    0
    投稿日: 2013.01.17
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     タイトルが目に留まってネタのつもりで衝動買いしたが、なんの、大真面目に面白かった。下着にまつわる各国の文化、変遷の歴史、人々の意識……。さまざまな人々の体験談を述べ、あるいは文献をひも解いて、幅広い切り口から論じた珠玉のエッセイ。オススメ。

    0
    投稿日: 2013.01.08
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    どんな物事でも、一度興味を持ったらとことんまで追求せずにはいられない、そんな著者の性格が才能に結びついたのだろう。

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    投稿日: 2012.11.09
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    ここまでパンツ、ふんどし・・・について書けるってすごいなぁ。イエスの下着の話、アダムとイブのいちじくの葉の話、かなり興味深かった!あと、王子様の白タイツの話は笑いました!

    0
    投稿日: 2012.06.30
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    パンツを洗う(替える)か、おしりを洗うか。どちらが、清潔?お国柄から少女達の清潔の考え方に「あっ」とした。

    0
    投稿日: 2012.04.07
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    十字架上のイエス・キリストの下着はパンツかふんどしか腰巻か。という素疑問を長年持ち続けた筆者が長じてから綴る『下半身に身につける下着』についての考察を記したエッセイです。 何度か噴き出してしまいました。 たぶん、大体の人は日常に身につけているであろう下半身を覆う下着についての考察を綴ったエッセイです。パンツ・ふんどしをめぐる世界史的な考察をするという途方もないことをやろうとした筆者のチャレンジャーぶりにも脱帽しましたが、人類が『下半身を覆う下着』というものについての複雑さというのか。種類の多さというのか…。民族性や国民性によってもこれだけの違いがあるということにびっくりしました。 特に驚いたのは筆者がチェコのプラハにいた頃、ソ連から来た同級生の女の子が、パンツが乾かないといって、その場で布を裁断しパンツを縫い上げてしまったという話や、ワイシャツで裾が長い理由は、昔のヨーロッパではその長い部分がパンツの役割を果たしていて、それで下半身覆っていたという話や、筆者の父親が生涯、越中ふんどしを愛用していたことから古今の膨大な文献を紐解いて、日本人のふんどしにおける精神的なものを追求して記しているという努力。少し下ネタなども交えながら、ユーモアあふれる筆致で、最後まで楽しく読むことができました。 単行本化する前には自身の病気の関係もあって、紆余曲折があったとあとがきに書いていましたが、こういうことを本気で調べて、一冊の本に纏め上げるというのは、ある意味で途方もない試みであるとともに、筆者にはまだまだ面白いエッセイを書いて欲しかったなと。そんなことを考えてしまいました。

    0
    投稿日: 2012.02.10
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    このふざけた題名に惹かれ、いったいどんな話?と手に取った本です。著者はロシア語の同時通訳者。パンツとふんどしを中心に、下着にまつわる歴史と文化を、よくぞここまで!と感心してしまうくらい豊富な知識とユーモアを交えて語ってます。 ふんどしは心の拠り所、心にシカとふんどしを締めていたい、と語った章では腹を抱えて笑いながらも、なるほどーと思いました。急激な近代化と軍隊の強化により、日本らしさが失われつつあった昭和初期、目に見えない愛国心、大和魂を具現化するためのアイテムとして登場するのがふんどし。つまり、ふんどしは日本男児の心のシンボルだったんですね。非常に興味深い一文でした。

    0
    投稿日: 2012.01.18
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    米原万理さんの本は結構読んでます。どれも面白くハズレなしです。この本も、パンツ、あるいは褌、あるいは・・・とにかく人間の大事な部分(主に下半身)を覆う物に対する考察ですが、その切り口が多角的です。最初は主に下の処理的な話が多いですが、後半はその形状の成り立ち、由来等読み応え満載となってます。駆け足のようにまとめてしまっているのは、ご自分の余命を鑑みての見切り発車だったのでしょうか…。でも、出して出版して頂いて良かった。ご本人の納得いくまで書かれた物がぜひ読みたかったです。

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    投稿日: 2011.10.27
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    目の付け所がやはり違う。この題材を不真面目かつ大真面目に資料調査して面白おかしく書き上げる才能に脱帽。

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    投稿日: 2011.01.30
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    一瞬ページをめくって単語を拾うとただの下ネタ本のように見えるが、ページが進むごとになんの後ろめたさ(笑)もなくなる。

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    投稿日: 2010.10.06
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    我々の股を覆うものについて、さまざまな角度から考察したエッセイ。こういう日常生活の脇役を通して比較文化論を語れば、著者の芸風が全開です。現在の我々の常識からは驚嘆すべきロシアの下着事情から、日本の昔の習慣、羞恥心の何たるかの考察に至ります。 この本で語られていることは著者の構想からは道半ば、まだまだ調べたいことは山ほどあったらしいのですが。惜しくも著者は2006年世を去り、この研究は次代に託されることとなりました。後を継ぐ人がいることを願ってやみません。

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    投稿日: 2010.07.14
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    この人(著者)の本は初めてだが、井上ひさしの義姉ということで興味を持っていた。 面白い人なのだなぁということがわかりました。 下着の歴史の部分で、勉強になる話も多いですよ。 本文中に他の文献からの引用が多すぎるのは気になった。 [10.2.8]

    0
    投稿日: 2010.05.01
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    「米原さんといえばふんどし」って、私、どこですり込まれたんだろう?翻訳者よりも通訳者、のほうが、機転と機知とユーモアと冷静さと(とにかくあらゆるいろんなもの)を同時に働かさなければいけないんだろうな。むしろだからこそ、このような形で「残る」文章を残したかったのかな…。他の随筆でもよくわかることだけれど、言葉の遣い方の素敵な人が、つまり素敵な翻訳なり通訳なりができるのだ。「素敵」にもいろいろあって、ユーモアに富む、詩的である、論理的でかつ美しい……、もちろん持ち味はそれぞれの魅力で。敢えて言うなら、私にとって米原さんはやっぱり「ふんどしのひと」です。とくにそれで失礼にはあたらないはずです。だって、カヴァーには、「十字架上のイエス・キリストの下着はパンツか、ふんどしか、腰巻か。幼少期に芽生えた疑問を心の中であたため続け、長じて作家となった著者は、…(略)」とありますもん。さて、この著は(解説にもあるように)、著者にとってはもっと大きな企図の過程であったかもしれません。そのことを悼みます。けれど、誰もが企図半ば、私が明日、健やかに目覚めるという保証がどこにあろう?と、それはともかく、彼女のこういう著作を読んで笑ったりできるということ、これが大事なんだな、とふと考えます。この著の話題に絡めますが、「金玉の小さいやつ」「尻の穴が小さいやつ」…、一応は、オトコに対して、ですよねぇ。オンナに対しては、どんな言い方があるだろうか?「オンナの腐ったようなやつ」ってものオトコ向けだし、「女々しい」のはたいていオトコだし。ちょっと、考えてみよう。それから、カヴァーにはさらに「……、抱腹絶倒&禁断のエッセイ」とありますが、ちっとも禁断なんかではありませんことです、よ。

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    投稿日: 2010.04.04
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    米原万里のエッセイは、下世話なほど面白い。これは多分に読者である私の感受性の問題もあろうが、彼女自身の語り口も下世話なネタほど生き生きしているのだから仕方ない。本書冒頭のロシアンパンツの話など、彼女自身の幼少期の経験談と後年になってからの文献の知識が高い次元で融合し、何とも言えない変な雰囲気を醸し出している。そう、この雰囲気こそが重要なのだ。一歩引いて考えてみると、お喋り好きなおばちゃんが下世話な話で盛り上がっているだけなのに、この説得力は何だろう。これぞまさに彼女の真骨頂である。ただ、お食事中の人には全く薦められない。コーヒーがまずくなるので、カフェで読む本でもない。電車旅行のお供にでもどうぞ。

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    投稿日: 2010.03.13
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    キリスト像の履いてる布は、パンツ?ふんどし? アダムとイブのイチジクの葉っぱはなんで落ちないの? 江戸時代の女の人は生理の時どうしてた? っていう下着の謎を次々と考える米原さんのエッセイ。 あほ臭いのになんかためになる気がする・・・?

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    投稿日: 2009.11.16
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    共産圏の家庭科の授業で習う最初の裁縫は※※※だそうです。 すごい…あたしなら絶対落第していただろうな… 文明人として生活を行う場合絶対に外せないであろう下着にまつわる笑える話を取り揃えております。 下着には文化が在るんだな〜っとしみじみ思います

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    投稿日: 2009.02.15
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    タイトルがタイトルだけに、 下ネタ満載のエッセイかと思いきや、 結構真面目に下着の歴史を語ってる。 興味深く読めたが、 帯にあるような「抱腹絶倒&禁断」のエッセイではない。

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    投稿日: 2009.02.09
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    タイトルにもある通り、下着についてのエッセイなのだが、帯にあるような抱腹絶倒を期待すると期待外れといえよう。 軽いのりなのに、すべてのネタに引用元があり、話は深い。米原万里の本領発揮というかんじ。

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    投稿日: 2009.01.11
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    大好きな米原さんのエッセイ。エッセイと言いつつ、いろいろな文献や彫刻とか土偶とか絵画を縦横無尽に確認し、ご自身や読者の経験を元に、さらに想像力を駆使して、まじめに考察を試みている(もちろんユーモアはいつもどおりたっぷり)本です。大雑把に言うと、日本男子の心の象徴のように言われる<ふんどし>がなぜそんな象徴になったのかという文化的歴史的機能的背景に思いを馳せたり、はたまたパンツはいったいどこから発生してどのように伝わってそれにはどういう障害やドラマがあったのか、ということが、シベリア抑留者の手紙や明治文豪の日記や万里さんの幼稚園の思い出などなどを引き合いに出しつつ、とことん真面目に考えられています。とても興味深く、情にあふれ、わかりやすく、おもしろかったです。

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    投稿日: 2008.05.16