
総合評価
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powered by ブクログ言わずと知れた、名作中の名作。 約120年前の小説なのに、全く色褪せる事なく子供から大人まで虜になるシリーズです。 改めて読むと、人情味が溢れる、優しい内容でした。少しずつ成長していくアンが可愛らしく、時に頼もしくもあります。 周囲を取り巻くマリラやマシュウも魅力的です。 アンはとにかく、よく喋る女の子で一緒にいると疲れるな‥と感じたものの、理解力があり前向きです。ただ、とても頑固で意地っ張り。そんな欠点を描く小説も、アン・シリーズの魅力の一つかも知れません。 ピクニックを待ち焦がれるアンが、「何かを楽しみに待つということが、そのうれしいことの半分にあたるのよ」とマリラに言った場面が印象的! 改めてそんなワクワク感を噛み締めてつつ、生活してみようかなぁと前向きになります。 大人でも、子供心を忘れてはいけないね。
7投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログ美しい情景描写とアンの明るい性格が、心を温めてくれた。活力あふれるアンを心に宿し、現代を生きていこうと思う。
1投稿日: 2025.09.24
powered by ブクログ100年以上前の小説とは思えないくらいおもしろい。 思わず病院の待合室で吹き出すくらいでした。 子供の頃に子供向けの本でストーリーを知っていましたが、大人になって読むとアンがかわいい子供として見れたりマリラに共感することが多いので、また違った視点で楽しめました。 また、短編がずっと繋がってるような構成なので少しずつ読むのに適していて、私は長文を読み続けるのが苦手なのでその点でも読みやすくて良かったです。
4投稿日: 2025.09.20
powered by ブクログ配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://opac.shigakukan.ac.jp/opac/volume/308907
0投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログ昔読んだことがあったけど改めて読んだらすごく感動した。年齢と共に味わい方の変わる小説だと思う。 アンの生い立ちが思っていた以上に不遇で、アンの性格がそれを感じさせなかったんだなと思った。人生をどのように捉えるのか、頭の中で何を考えるのかは自分次第。考え方次第でいくらでも自由になれるんだと教えられた。 マリラとマシューが本当にいいコンビで、2人とも表現の仕方は違うけど心からアンを愛したからこそアンはあんなにグリーンゲイブルズを愛したんだろうなと思う。マリラとマシューはほんといい人! 恋愛話が殆ど出てこないのもすごい。
0投稿日: 2025.08.25
powered by ブクログマリラやマシュウ同様、アンの虜になってしまった。 アンが語る美しいグリン•ゲイブルスの風景や 心躍る出来事は、まるで宝石箱をのぞいているようで豊かな気持ちになれた。 何度も読み返したい1冊。
0投稿日: 2025.08.23
powered by ブクログ小学生の時に青い鳥文庫で熱中してた赤毛のアン、村岡花子さん訳のが読みたくて、最初から全部読み返すことにした!! 私が読書好きになった原点でもあり、ずっと心の1番奥の方にある作品。 社会人になった今改めて読むと、毎日の生活を楽しもうという姿勢が失われていたことに気づいた。アンの発言、考え方、ページを捲る度に驚かされてばかりで、当たり前だけど小学生の頃と変わってしまったと思った。 あとは、マシュウの章は、今年親友を亡くしたことと重ねて、すごく悲しかったしアンに共感しながら読めた。 とにかくアンが愛おしくて愛おしくて、読んでる間じゅうずっと幸せな気持ちになって、私も人生がんばろうって思える。
0投稿日: 2025.08.02
powered by ブクログ約10年ぶり?に読んだ。 あのときと変わらず心底面白くて、あのときよりも作中の別れがずっと辛く自分の心に突き刺さって、終盤は一々ボロボロと泣いてしまった。不朽の名作ってこういうことだと思う。自分に子供が出来たら、自分もそうしてもらったように子供が話してくれる色んなことを沢山聞いてあげたいなと思った。(そんなことを考えてまた涙が出た。)
0投稿日: 2025.07.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
赤毛のアンがこんなに面白かったとは! 言葉の洪水。アンは話し始めるのに、まず2ページくらい妄想を語る。目にするちょっとした事から盛大なファンタジーが展開して、予想外でめちゃくちゃ面白い。 頭の中にイマジナリー・アンがいれば、変わり映えしない・ストレスばかりの毎日でも彩り豊かになるのでは。これから実践したい。 子供の頃に読んだら、かなりポジティブに影響を受けたのではないかと思う。ちょっと残念。 ただ、もうマリラぐらいの自分が読むと、アンの豊かな感受性から来る世界のきらめきも、愛情豊かな家族と周囲の人間関係も、かけがえのないいっときのものだとわかっていて。マリラと一緒で、幸せが身にしむほど泣きたくなる。 それと最後まで読んで、子供の頃アニメを見て、アンが大学進学をあきらめて家に残ったことにどうしても納得できなかったのを思い出した。 今読むと、思った道に進めなくても、真っ直ぐの道から曲がり角に進んでも、その向こうには今までに見たことのない美しい花があるだろう、自分の想像力や家族や友情で、どんな道でも自信を持って進んでいけると思えるのはなんて素晴らしいんだろうと思った。 「夢をあきらめない」というのは聞こえはいいけれど、現実にはあきらめざるをえないことが多い。それは負け・挫折で、実力や努力が足りなかったからだとネガティブに捉える雰囲気がある。 でも道はひとつではない、夢のあり方が変わって、道を曲がっても胸を張って生きればいいというメッセージも大事だと思う。 私も、そういうことがすんなり認められる年になったということかもしれない。 美しい自然に想像力の装飾、うるさいほどに愛情豊かな世界。この優しい読後感にもう少し浸ってから続編を読もうと思う。
4投稿日: 2025.05.04
powered by ブクログ物語の前半では見開き1ページがアンのセリフで埋まってしまうほどおしゃべりだったのに、どんどん大人びた少女になっていく描写が素敵でした。マリラとマシュウの愛情がとても感じられ、心が温まりました。また、日曜学校や寝る前のお祈りなどあまり馴染みのない文化を知ることができて楽しかったです。
0投稿日: 2025.04.23
powered by ブクログアンの天真爛漫な姿と その少女に、厳しくも温かい愛情で 包むマリラの姿が、胸に迫った。 『あんたには私がいるし 私にはあんたがいる』とマリラが アンへの思いを口にする場面は 胸が温かくなった。 アン。あなたに出会えて 私も幸せな気持ちになれました ありがとうね
9投稿日: 2025.04.21
powered by ブクログギルバートを永遠に許さないアンのプライドの高さに敬服する一方、和解のチャンスを逃してからは割とそのことを気にしているいじらしい面もありアンがアヴォンリーの皆に愛される理由がわかる。
0投稿日: 2025.04.18
powered by ブクログこんなボロボロ泣かされると思わなくてびっくり。マリラやマシュウの愛、それに応えるアンの愛の描写にいちいちぐっと来てしまう。 アニメ化で話題になっていた作品。考えたら子供向けの抄訳しか知らないなあと思って読んでみた。 ポプラ社の子供向け文庫版は学校の先生や進学の話がだいぶ端折られてた気がする。夢見がちの少女の物語を同年代の目線で読んだという記憶しかなかったので、はたから見たアンが鋭敏な感覚を持った魅力的な少女として繰り返し描かれているのも初めて知った。めちゃくちゃ面白かった。
1投稿日: 2025.04.11
powered by ブクログプリンスエドワード島に行く機会があり、その直前に初めて読んだ。子供向けの話かと思っていたら、家族や人の温かさが詰まっていて号泣。またすぐ読み返したくなった
1投稿日: 2025.03.08
powered by ブクログ各章の話が短く、おやすみ読書に最適です。いい夢が見れます。 アンの純粋で素直な心やは、元気や希望と人生の大切なことを教えてくれます。特に自然に対する彼女の幸福な様子は読んでいてこちらも幸せになり、また私たちの身近な幸せというものを気づかせてくれます。
3投稿日: 2025.02.11
powered by ブクログ大好きな益田ミリさんがエッセイで若い頃に夢中で読んだと仰っていたので、読んでみました。 グリンゲイブルスの美しい自然の中に自分もいるようで、楽しい一冊でした。
33投稿日: 2025.01.17
powered by ブクログどうあがいてもマリラ目線の年齢となりました。 こんなにも愛を注いでいたんだなと、マシュウ、マリラと同年代だからこそわかる事ばかりでした。 読み直して良かったです。
10投稿日: 2024.11.11
powered by ブクログ『あしながおじさん』のジュディーを想起させるのは、「孤児だった」「学校で勉学に励む」という構造が何となく似ているからであって、人物像としてはかなり違った。天真爛漫というよりは夢想家で、初期は若干生意気な少女感があるのがアンである。しかし徐々に教養と知識を備える優れた女性に成長していくのはマリラだけでなく、我々読者としても寂しい思いになる。 それでもアンのマリラとマシュウという"両親"への愛情は紛れもなく尊く、アンを手のかかる子として扱っていたマリラがツンデレのようにアンを愛し、褒める様子も最高である。
1投稿日: 2024.10.27
powered by ブクログ尊敬する宮本輝さんが、毎年読み返しているとのことで、読んでみた。還暦間近のおっちゃんが読んでも感動した。名作とはこういうものか。
1投稿日: 2024.09.30
powered by ブクログ#54奈良県立図書情報館ビブリオバトル「次回の読書会で読みたい本」で紹介された本です。 大阪ブックフェスタ連動企画として2部制で、1部は、まちライブラリー読書会、2部がビブリオバトルでした。 2015.5.16 https://m.facebook.com/events/1562996537316299?view=permalink&id=1591034237845862
0投稿日: 2024.09.28
powered by ブクログ昔、家の廊下の陽のあたる一角に、お気に入りのクッションを持ってきて座り、紅茶とアップルジャムパン片手にこの本を読むのが至福の時間だった。 大人になった今でも心のなかに架空の村「アヴォンリー」が存在し、陽の当たる心地よい一角をかたち作っている。
2投稿日: 2024.08.16
powered by ブクログアンの生い立ちから、たくましい想像力が育ったんだろうけど色々な失敗や葛藤や悲しみや喜びを想像だけでなく経験できたのは、マニラ・マシュー兄妹のおかげだと改めて思う。
0投稿日: 2024.08.14
powered by ブクログとにかく自然の描写がすばらしくてアンが魅入られたアヴォンリーの情景が目に浮かぶようだった 最後のマシュウの台詞にぐっとくる
0投稿日: 2024.06.29
powered by ブクログ読み返すのはもう何度目になるのだろう。10歳でアンを知ってからもう38年!何年経っても、アンは愛すべき少女。本をひらけば、アンと一緒に泣いたり喜んだり。歳を重ねていけば、マリラの視点でアンをみることもできてきた。リンド夫人は職場や近所にもいそうな人だし、ダイアナはいつもエクボがかわいい。マシュウのような、口下手で仕事熱心なおじさんもまた近所にいそう。アンと同じ気持ちで最初から最後まで読むことが逆にできなくて、途中からはアンを見守るマリラとマシュウの視点で物語を読む自分。そんな自分を感じつつ、アンの数々の失敗や輝かしい出来事に胸踊るのは初めて読んだ10歳の私を思い出させます。私の素を作った赤毛のアン。ゆっくりと全シリーズを読み進めていきたい。
10投稿日: 2024.06.12
powered by ブクログ最初はなんてやかましい女の子だと思った あまり面白いと思わなかった 中盤以降くらいから幾分のめり込んできたかな。 大きくなるにつれて魅力ある女性になってきた感じ 続編はもういいかなと思っていたけど読み終わったら読みたくなった
1投稿日: 2024.06.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても素敵な本‥なんでいままで読まなかったのだろう… アニメでは小さいときに見たことがあったけど、本だと細かいところまでわかってよかった マシュウが袖の膨らんだワンピースを買ってくれるエピソードが好きで好きで… アンの小さいときの想像力とおしゃべりがとても面白い だんだん大人になって、失敗もしなくなって立派になって、野心を持って、それを達成するところに成長を感じた。 マリラの表に出さない愛情も素敵 アンが言う、ぞくぞくする、っていう表現方法が好きだった 割と、エピソードそのものを書くんじゃなくて、帰ってきてからアンがマシュウとマリラに話すっていう形が多くて、この本の特徴だなぁって思った リンド夫人と仲良しなのか、アンの話にリンド夫人の教訓がいっぱい出てくるところも好きだった マシュウが亡くなったあと、マリラの目もよくないってわかったときに、アンが奨学金を諦めて、グリンゲイブルズに残るっていうことを決めたとき、人の夢って一つじゃないんだなぁと改めて感じた 大学に行きたい、マリラの手伝いもしたい、って、夢はいくつもあっていいし、そのための手段もたくさんある 自分が納得できる手段なら、最短距離じゃなくてもいいんだって思えた。 これは、これからの人生で選択に迷ったとき、使えると思った 早く続きも読みたいー!!
0投稿日: 2024.05.19
powered by ブクログ出会いはハウス世界名作劇場のアニメ版(たしか小二のとき、朝ドラ「花子とアン」の年にNHKで再放送があたっときは娘と楽しみに見た)、そのあと講談社の世界少年少女文学全集(←祖父母の家にあった母の蔵書)に入っていたのを読んだ気もするし、読んでない気もする。中学生のころ図書室でポプラ社の深緑色のでシリーズを読んで、高校生で「赤毛のアンの手作り絵本」にハマった。大学生になって、この新潮文庫版でこつこつ揃えて(その懸賞でピクニックバスケットももらった)、自分の成長に合わせて何度か読み返してきた。 こどものときはおしゃべりで夢見がちでとっぴょうしもないことをしでかすアンより、おっとしとしてやさしい親友のダイアナが好きだなと思ってた。これからというときにマシュウが死んでしまうことや縫い物が大好きだったマリラが目を悪くして心細くなってしまうこと、老いていく人生のことを初めてはっきり教わったのはこの物語のような気がする。おとなになって読み返して、母親になったアンに共感したり、いきなり少女の母親役を引き受けたマリラの戸惑いが急にわかるようになったり、何度読んでも発見がある。
3投稿日: 2024.04.18
powered by ブクログ言わずと知れた名作。昔読んだが再読。それくらいたまに読みたくなる世界観。想像力逞しい赤毛の少女が、グリーンケーブルで様々な失敗や感性豊かな経験を積みながら成長していく物語。読めばわかる!読まねば理解できない。
8投稿日: 2024.04.09
powered by ブクログ明るく聡明なアン。誰もが彼女を好きになる。 私もその1人です。 赤毛のアンの世界観が大好きです。 心温まる素敵な物語。
16投稿日: 2024.04.04
powered by ブクログ生きることを楽しんでいる人って、とても魅力的ですね。何事にも楽しむことで、全てが良い方に転がっていくような気がします。
0投稿日: 2024.03.26
powered by ブクログよく喋るアン、歳を重ねるにつれて少しずつ口数が減っていくのがちょっぴり寂しい。プリンスエドワード島、いつか行ってみたい。
0投稿日: 2024.02.04
powered by ブクログ小学生の頃ぶりに再読。 覚えている描写や出来事がたくさんあり、懐かしかった。 自然はもちろん、食べ物や衣類の描写にときめいたのを思い出した。 島の自然は想像するだけでもとても美しいけど、いまでも同じ景色を見ることはできるのだろうか。
2投稿日: 2024.01.16
powered by ブクログ小学生か中学生の時に読んだと思っていたけど、漫画を読んだのであってたぶん小説は初めて。漫画のコマが随分鮮明に脳内に思い出されて自分の記憶力に驚く。一体どれだけ読み込んでいたのだ。今回小説を読まなければ思い出さなかった映像だ。 サクサク進む書き方。アンにはいつまでも子供でいてほしいのに大きくなるのを残念に思ってしまう。まるでマリラじゃないか。次巻以降楽しめるかな。マリラとマシューの老いも悲しい。自分の親もそうなるなんて辛いな。アンの成長を感じたマリラに感情移入して泣いてしまったが子供いないし欲しくないのになんで笑?どちらかと言えばいつまでも子供のままの未熟な私なのでアンよりマリラに共感できたことは喜ばしいことかもしれない。それともそんなことないんだろうか。 と、まあ最後の方は色々変化が起こったのでいつまでも子供のアンを読みたいと思った。また、あんな素敵な自然に囲まれて暮らせるなんてどれだけ羨ましいか。心の底からそんな所に生まれてみたかった。ああいう自然を味わいたいならそれこそアンのように想像しないといけないけどそれじゃ満足とはいかないな。アンブックスと言えば「腹心の友」だけど、そういう友達がいるのも羨ましい。自然と友達、今一番ほしいものなんだが。
1投稿日: 2023.12.24
powered by ブクログ子供の頃大好きだった本の再読。Netflixドラマと比べると辛い描写が少なく、ほっこりするストーリー。情景描写とアンのおしゃべりの表現が好き。
0投稿日: 2023.12.02
powered by ブクログおしゃべりで夢見る少女アンの物語に惹き込まれて、どんどん読めた。意地悪なギルバートとの関係にやきもきする展開。村岡花子さんの訳も素晴らしいと思う。小説の舞台のプリンスエドワード島に一度行ってみたいと思った。
2投稿日: 2023.11.04
powered by ブクログアンの性格や言動が娘そっくりで 読んでいて大好きになってしまった。 落ち着きがなく、いつも何かを求め探し、 大げさな言葉を使ったり、 (台詞が2ページにわたることもある) 乙女やプリンセスや夢見がちな言動 ああ、娘そっくりだし そんな性格をこんなに素敵に 言葉で表せるなんて、 アンのことも娘のことも一気に愛おしく思えた作品、 この少女が夢見たり、 毎日いろんな素敵な事を見つけたり、 驚き、泣き、笑い、怒りながら生活しているのを 読む時間が好きだった。 エドワード島やグリンゲイブルの情景の表し方も 本当に素敵で、すごくすごく素敵!笑 私の想像するアンの日常は ラメがかかっているイメージだ。 それくらいキラキラしている。
4投稿日: 2023.10.25
powered by ブクログ初めて読みました♪ さすが不朽の名作と言われるだけあって、とても良かった! それにしても、アン、めっちゃ喋るな〜笑笑 明るくて真っ直ぐで、想像力豊かなアン。 感受性豊かで、いつもありのままの気持ちではつらつと生きる彼女にたくさん元気をもらった。 孤児だったアンを、手違いだったけど結局は引き取り、愛情を注いでくれたマシュウとマリラ。 大きな愛で優しく接してくれたマシュウ、厳しくもしっかり育ててくれた不器用なマリラ、この2人に出会えたアンはほんとに幸せものだったな〜と思う。 とても楽しく読んだけど終盤ではしみじみしてしまった。 アン、ほんといい女の子に成長したな〜。 アンと一緒にグリンゲイブルスの風景を想像し、大自然を満喫した気分♪ 続編もあるらしいので、ゆっくり追いかけたいな! 素敵な作品でした♡
41投稿日: 2023.10.15
powered by ブクログアンのように大層な言葉を使って如何に素晴らしい本か語りたくなっちゃう。まだそんな年齢ではないけど、マリアとマシュウの気持ちになって、ちょこちょこ泣けた。同じ間違いはしないのよ、って胸張れるとことか面白いし、何かを待つってその半分にあたる、もし期待通りに物事が起こらなくてもその楽しみは奪えない、みたいなセリフ、沁みた。。。 こんなスペシャルな女の子と優しいクスバートの2人、美しい景色の描写が素晴らしいったらない。 Netflixのドラマが素晴らしくてアンの女優さんも存在感があって素敵だったけど、原作も好みだった。 この本を好きな人のことは、好きになれると思う笑
1投稿日: 2023.06.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
わお!分厚い! が最初の感想(笑)でもさすが赤毛のアン。最後まで、むしろ後半に行くにつれて楽しく面白く読めました。 赤毛のアンって朝ドラでも話題になった位有名なんだろうけど、今回初めて読みました。今までどんなお話か全く知らなかった! アンの何とも言えないけど憎めない性格が、読んでいくうちにクセになってしまい、途中からは完全に親心で読んでました。マリラのアンへの愛情表現も嫌いじゃなかった。むしろ後半では微笑ましいくらいに。 結末はちょっと期待外れだったけど、アンにとってきっとベストな選択だったんだろうな、アンらしいな、と納得。想像とは違ったけど、モヤモヤした感じもなく、スッキリ読み終えました。これもアンの人柄あってこそか。 名作の所以ここにあり!かな。
1投稿日: 2023.06.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても素晴らしい作品でした。美しいプリンスエドワード島の風景を想像して思わずうっとりしてしまいます。アンの周囲の人の心を溶かしてしまう不思議な魅力に惹かれました。序盤はアンの奇想天外な日常を描いており、子供でも読んでいて楽しいのではないのかなと思います。終盤では大きく印象が変わり、アンの深い愛情が描かれていて思わず涙が出てしまいました。以下は私が特に心に響いた言葉です。 「たまには夜の十一時にはなやかなレストランでアイスクリームを食べるのもいいけれど、でも毎日の暮らしには十一時に東の部屋でぐっすり眠っているほうがいいわ。」 「なつかしい、美しい考えは宝石のように胸にしまっておくほうがすてきだわ。」 「自分の未来はまっすぐにのびた道のように思えたのよ。いつもさきまで、ずっと見とおせる気がしたの。ところがいま曲がり角にきたのよ。曲がり角をまがったさきになにがあるのかは、わからないの。でも、きっといちばんよいものにちがいないと思うの。それにはまた、それのすてきによいところがあると思うわ。」
0投稿日: 2023.05.24
powered by ブクログシリーズ全作品読破しました。大きなイベントが起きるわけでもなく、あくまでアンの身の回りで起きる出来事が、感情豊かな彼女の心情を交えながら、三人称視点で語られていきます。アンが中学生くらいの年代から子供を持つ母親になるまでの半生が描かれていますが、後半は家族が戦争に巻き込まれていくなど前半の無邪気な展開とは異なり、どちらかというと読者も高学年以上を想定しているように思いました。
1投稿日: 2023.05.04
powered by ブクログ疲れている時、ビタミン剤のように心に栄養を与えてくれるそんな本。子供にも読めるけど、大人になってまた読むと新たな発見があるし、子供時代のアンのかっとしやすい性質は自分に似てるようで、自分の成長とアンの成長を重ねて読んでしまった。 こんな瑞々しく優しい世界に生きていたい。それが叶わなくとも、自分の心はそんな風でありたい。
0投稿日: 2023.04.05
powered by ブクログ誰もが名前を聞いたことがあるであろう、 有名な作品。 私もずっと昔、まだ学生だった頃に読んだ(と思う)のですが今年は懐かしの文学作品を多く読みたくて手にとりました。 シリーズ1作目は孤児院で育ったアンがグリンゲイブルスの豊かな自然の中、里親であるマシュウとマリラ兄妹に愛情を注がれながら、少女から大人へと成長していく物語。 少女時代のアンは超のつくおっちょこちょいだし、妄想もトークも激しいし、正直たぶん身近にいたら引いてしまいそうな…笑 そんなわけで前半かなり読むのに苦労した。 こんな名作(と言われる)なのに。。。 でも自分の置かれた環境に感謝し、周囲の人と正直な自分で向き合い、ひたむきに努力ができるところは格段に素晴らしいと読み終わってしみじみ。 まだまだ続編があるので、また機会を創って読みたいです。
2投稿日: 2023.04.05
powered by ブクログ還暦過ぎて初読。「読書会すみれ」さんでの課題本となったので読んでみました。もっと早く読めば良かったというのと、人生が終わる前に読めて良かったというのが印象。機会をくれた主催者さんに感謝します。 舞台はカナダのプリンス・エドワード島のアボンリー村。そこに住むカスパート老兄妹に引き取られた孤児アン。アンが引き起こす小さな事件と人々との交流を描く本書は、コメディ、人情噺、若いロマンス、少女の5年間の成長を描く教養小説と多くの要素を含む傑作です。 主人公アンも魅力的ですが、アンを巡る人々も魅力的。特に養母となるマリラとアンとのやりとりは時にスリリングであり、時に涙を誘います。 アンの呟くひとことも印象的です。例えば、 「マリラ、明日がまだ何ひとつ失敗をしない新しい日だと思うとうれしくない?」 「なにかを待つってその楽しさの半分にあたるわ」 「一生懸命にやって勝つことのつぎにいいことは、一生懸命にやって落ちることなのよ」 “Anne Of Green Gables(緑の切妻屋根)”の原題を「赤毛のアン」という邦題にした村岡花子さんの邦訳も素晴らしく、全ての人に読んで欲しい名作。読み始めるのに遅すぎるということはありません。
1投稿日: 2023.01.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
きったかゆみえさんの訳で読んだから違うかもだけど マリラがツッコミ役で面白かった すごく印象的だった話は「アンのおわび」 絶対に自分が悪くないことを謝るなんてこっちの屈辱じゃんって思うけど、目的を「完璧な演技をやり遂げる」にすり替えることで自分の心をちゃんと守ることができる。相手のことも好きになって終われるんだな ものすごい処世術だ、アンって本当に空想で自分の心を守ってきて、自分の中の正しいこと・正しくないことをしっかり見失わないできたんだなって、大人になって初めて分かった。やっぱり児童書って大人になってすごさが分かる でも「完璧な演技をやり遂げる」を本当〜の目的だって信じることもすごく難しいことだと思う。 あーあ謝っちゃったって心の隅でもやっとしちゃうと思うし、あの時ああしちゃったってあとで後悔しちゃいそう。 それができてしまう理屈が思いつかない 自分の心の取り決めをちゃんと守れる、ゆうて、「考え方」を変えてみるってことが、できてしまうのは私にはすごく難しいことに感じる… 精神の鍛錬が必要というか、アスリートみたい これまでの自分への信頼が根底にあり、自分を信じられているってことだよね 印象的な言葉・最後のシーンから 「"神は天にあり、この世はすべてよし"」(ロバート・ブラウニングの詩の一節) というのも、アンのこれまでを思えば納得出来た 私のお呼びつかないところに運はあり、どう転んでもすべてよしか 自分ばっかり運が悪いと思うのはお門違いなのかなあと思った きったかゆみえさんの後書きから 「アンの場合想像力は現実から逃げるための道具ではなく、現実におおしく立ち向かってゆく力を与えてくれるものなのです」
2投稿日: 2023.01.05
powered by ブクログさすが名作だなあ。 初めて読んだけど、スラスラ、スラスラ…自然とページをめくる手が進んだ。 何か一つの大事件を書くわけではなくて、アンの人生を、毎日を読んでいく。 共感、もあるけど、共感だけで読んでいるかというと違って、 アンから目が離せない、というのかな。
2投稿日: 2022.12.17
powered by ブクログ赤毛のアン(赤毛のアンシリーズ1)(新潮文庫) 著作者:ルーシー・モード・モンゴメリ 発行者:新潮社 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 facecollabo home Booklog https://facecollabo.jimdofree.com/ 何気ない日常での小さな「幸せ」を見出すヒントを与えてくれる大人になっても大切にしたい作品です。
1投稿日: 2022.11.02
powered by ブクログすごくよかった。自然風景の描写は表現が洗練されていて癒されます。想像力豊かでおしゃべりなアンが勉強やマリラやマシューとの生活、学校生活などを通して、どこか物静かな雰囲気を感じさせる知的な女性に成長していく過程が見て取れました。人生の教訓とおもえる言葉もあって、年齢関係なく読みがいがある本だとおもいます。
0投稿日: 2022.11.02
powered by ブクログ言葉が豊か。美しい。あたたかい気持ちになれる。 何気ない日常の見え方が変わる。 疲れた時こそ、読み返したくなるお話。 大人こそ読むべき。
0投稿日: 2022.10.29
powered by ブクログ何回読んでも素晴らしい世界に連れて行ってくれる作品です! 無邪気な可愛らしい子供から立派な女性になるまで、読んでいる私もマリラやマシューと同じ気持ちになりました。シリーズ2も読もうと思います!
9投稿日: 2022.10.25
powered by ブクログ数えきれないくらい読み返した本。 出版社から何度も断られたというエピソードを読んだ時には、本当に出版されてよかった…!と。 美しい季節の描写に、素朴だけれど自然とともにある豊かな生活、そして、どんな時も前向きで一生懸命なアンには憧れる。
2投稿日: 2022.10.18
powered by ブクログ小学生の頃に読んだきり、なんとなく明るくて面白いお話だったな、という記憶だけを残していました。 最近になってふと読みたいなと思い手に取ったのですが、こんなにも美しくて愉快で素朴で愛に溢れたお話だったとは思いもしませんでした。 子どもの頃に読んだ際にはアンやダイアナのほうにばかり目がいって、周りを彩る大人たちを含めた情景がまるでわかっていなかったのだと思います。 マリラやマシュウ小父さんの不器用で愛しい人物像、ギルバートとのなんとも言えない距離感、読み進めるうちに涙が止まらなくなるほど豊かで愛しく美しいお話でした。 赤毛のアンシリーズ2作目以降はまったく手に取ったことがないので、このシリーズがまだまだ楽しめるなんてほんとうに夢のようです。
5投稿日: 2022.09.12
powered by ブクログ朝が好きで、こどもの心が好きなのも、木や花や小川、自然のキラキラが好きなのも、きれいなひとやものが好きなのも、学齢期に読んだアンの影響です。腹心を欲していたことも、ギルバートのような人が現れると信じていたことも。自分の感情の起伏の激しさについても、どれだけ慰められたかわかりません。幼い時分は筋を追いかけるだけで精一杯だったけれど、今は訳文の端々にあるユーモアに笑みながら、ゆっくり味わいながら読んでいます。
0投稿日: 2022.06.23
powered by ブクログ「流浪の月」の少女も本持ってたし「オーダーメイド殺人クラブ」のママもアンワールドにハマってた 少女小説と思ってたけど、男性でも読んだ人多いんだな どんなに辛いことにも希望と喜びを見つけるアン〜そして素朴で善良で、口さがない村の人々 時折ユーモアにとんだ文章は何度読んでも魅力的 ダイアナとの友情やマシューとマリラのいぶし銀のような深い愛情は心を打たれる
0投稿日: 2022.06.14
powered by ブクログ最初はお喋りで夢想家でそそっかしいアンに勘弁してくれって思いながら読んでた 私は心が狭いからとてもじゃないけどこんな子供を突然引き取ることになったら耐えれん!って思ったけど読み進めていくうちにだんだんアンの努力家なところや生まれ持った表現力にアヴォンリーの人たち同様惹かれていった 登場人物ではマリラが好き、ツンデレで可愛いおばちゃん アヴォンリーの豊かな自然の景色も心を潤してくれる ただ所々不自然な訳につまずくこともある でも最後まで読んでよかった
0投稿日: 2022.05.06
powered by ブクログ何度目の再読になるだろう・・・ といっても4~5回かなぁ。 新潮文庫赤毛のアン・シリーズで読んでいないものが確か2冊あり、それはアンはあまり登場せず、アンの周りの登場人物の話、ということだったので、たくさん出てくる登場人物をもう一度よく確認しておこうと思って、シリーズの最初から読むことにした。 何度読んでも色褪せない物語とでも表現したらいいのだろうか。何度読んでもこんなにも胸に迫ってくるものがあるって、本当に名作なんだなとあらためて感じた。 みんなから愛されるアンの人となり、アヴォンリーの自然の美しさ、マリラ・マシューの愛情、アンを取り巻く人々の生き生きとした描写。読むたびに感嘆の声をあげたくなる。 ささ、色々読むべき本はあるけれど、ぼちぼちシリーズ2へ進もう。
13投稿日: 2022.04.26
powered by ブクログ小学生の時以来に読み返してみて… 面白くて面白くて声を出して笑ってしまいました。多分昔読んだときは自分事として捉えていたから、些細すぎる自分の外見に悩んだり、友達との関係で絶望的になったり、共感しながら読んでいたのかも知れない。 それも今となっては笑い話。 大人になって改めて読んでみると、いちいち感情が乱高下するアンに"大袈裟だなあ"と微笑ましくなったり、厳しいとばかり思っていたマリラが最初からとても優しい人なのだと分かったり、全く違う気持ちで読めました。 そして風景の美しさに泣きそうになりました。プリンスエドワード島に行ってみたい。
0投稿日: 2022.04.23
powered by ブクログ『若草物語』『あしながおじさん』に並び、児童文学の中では貪るように読んだ本書。アメリカ・カナダマイベスト3。若草はエピソード、あしながは文体、『赤毛のアン』は素晴らしい自然描写が、私が感じる魅力。加えて、アンの想像力に富んだおしゃべりとおっちょこちょいな性格が、読者すべてを惹きつけ愛さずにはいられなくさせる。不器用だが優しいマシュウも幼少期から大好きだった。 今回再読してみて、ギルバートの印象が一変。もっと手のつけられないイタズラ小僧のイメージだったのに、大した悪さはしていないし石版事件以降一貫してスマート。しかも一途に想い続けてくれていて誠実な青年。続編ではどんな人物なのか知らないが、ただただ株が上がった。昔は、男の子が好きな女の子をからかうことをちゃんと理解してなかったんだろうな。
1投稿日: 2022.04.10
powered by ブクログ素敵。節目節目で読み返してる気がする。 将来グリーンゲイブルズ(緑屋根の家)に住みたいな〜!そして、村岡花子さんの訳じゃないと読みたく無いくらい言葉選びがとても好み。
0投稿日: 2022.04.09
powered by ブクログ赤毛のアンという本の名前は、幼い頃から知っていたもののここまで私を夢中にさせるものだとは思わなかった。 アンの目を通して語られる自然の美しさは、私の想像力を高めた。 私は、彼女に似ているところがある。きっと、HSPであるだろう。常に感情を忘れることがなく、その分闇に溺れることもあるが、そんな自分を包む心を持っている。
1投稿日: 2022.03.10
powered by ブクログ子供の頃から何度も読み返している。アンの空想とともに、私も空想の羽根を羽ばたかせたものだ。キャラクター皆愛くるしいし、出てくる料理は美味しそうだし、今でも大好き。
0投稿日: 2022.03.01
powered by ブクログ何度目かの読み返し。 大人になって読み返すと、懐かしさと共に、マリラやマシュウに感情移入して、新しい感動があって良い。
1投稿日: 2022.02.14
powered by ブクログ2月2日新着図書:【孤児院から男の子を引き取るはずが、来たのは女の子。赤毛で明るくおしゃべりなアン。小学校や中学校で読んだ人もどうぞ。年齢を重ねると見方が変わります。何回読んでもおもしろい!】 タイトル:赤毛のアン 請求記号:933:Mo URL:https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB28196266
0投稿日: 2022.02.02
powered by ブクログ私の中で一番大好きな本。 これからもたくさん大好きな本と出会うのだろうけど、多分人生の中で不動の一位はこれ。 来世でも、もし女の子に生まれたとしたらこの本を好きになるだろうと思う。 自分に娘が生まれたなら、15歳の誕生日には赤毛のアンシリーズの全巻セットをプレゼントしてあげたい。 それぐらい大好きな本です。 毎回読むたびに、アンのようにどんなことがあっても朗らかに、想像力豊かに生き抜こうと思えます。 男女問わずおすすめできますが、特に女性の方。 おすすめです。読んでみてください。
5投稿日: 2021.11.17
powered by ブクログ直前に読んだ柚木麻子著『らんたん』に、この作品の訳者村岡花子さんが登場。この作品を翻訳することを嬉しそうに語っていた。 そういえば、世界的な名作なのに私はまだ読んでないな、と思い、遅ればせながら読むことにしました。 11歳のアン、限りなく可愛い アンの住む町アヴォンリーも美しい
0投稿日: 2021.11.15
powered by ブクログ小学四年生の時の担任、平山先生に勧められ始めて読んだ小説 もともと体を動かす事が好きだったので 座って真剣に読書、がどうしてもできなかった でも"読書している女性"に憧れはあったので、だいすきな先生にお勧めを聞いてみたのだ 読み切った時の感動はすごかった 苺水の描写が好きで読んだ当時はイラストを描いたりもした
1投稿日: 2021.11.05
powered by ブクログ2021.10.11読了 随分昔に買って持っていたのに、何故か全く読み進められず、結局処分してしまってもう何年経つだろう? ドラマ『アンという名の少女』を教えてもらって観出してから、あの素晴らしい世界観に魅了され、調べてみると原作とは違う内容も多いとのこと。 では原作を読んでみようと思ったのだが、何故に以前はあんなに入り込めなかったのか不思議でならない! こんなに魅力的なキャラクターや背景なのに! まあ、自分が年を取って色々な経験を重ねて変わったのでしょう…。 若い頃にこの魅力に気付いた人は幸いです!と声を大にして言いたい気分です。
2投稿日: 2021.10.12
powered by ブクログ子供の頃シリーズ何冊か読んだけど全然覚えてなくて、再読。 想像の力で、自分の身のまわりの世界を素晴らしいものに変えていく少女。その力があれば、他人を羨んだり他人のせいにしたりせずに、自分の力で幸せになれるんだってことを教えてくれる。 終盤で久々に大泣き。アンの選択したものは、外部の力で幸せになろうってものではなく、今いる場所で満足する幸福を味わおうというもの。 いつもその真剣さと努力で、結局周りが力をくれて幸せに導いてくれる。 この潔さ、夢見る力は、学ばなければいけない。
0投稿日: 2021.10.08
powered by ブクログ確か小学4、5年の時に「アンの青春」「アンの愛情」まで読んだ。 アンが大人になってしまい、ギルバートと愛を育みはじめ子供心にもういいかなって思い読了。 最近、二十歳位の可愛い知り合いの女の子が、全く本を読まないけど、「赤毛のアン」だけは大好きなんです。って言うから、そんな神本だったかしらと再読。確かに、村岡さんの訳も70年前とは思えない読みやすさ。前向きなアンの日常や美しい自然描写等読みどころは沢山ある。 子供が小学生の頃、ハリーポッターの全盛期だった。もちろん、全巻揃えて私も読んだ。しっかり、面白く、ストーリーも親を亡くした少年が、才覚と努力と周囲の愛情で成長していくという、アンと類似したところもあった。しかし、「赤毛のアン」のポジションを得ることは無かったように思う。 私にとって、長編小説への挑戦権を与えてくれた貴重な作品ではあるが、発表されてから100年以上経つ。この間、匹敵する作品は書かれなかったのかしら?若い作家さん達挑んで欲しい。
10投稿日: 2021.09.18
powered by ブクログ絵本“If I Couldn't Be Anne”を読むために読もうと思った『赤毛のアン』 こんなに内容が深いとは。 とても楽しく読めた。 いつぞやの朝ドラのサブ本も取っておいて良かった。 写真が、アンの語るアボンリーの村の表情をリアルに見せてくれる。わたしの想像よりもしっかり明確に。 いいセリフがたくさんあってね、今にも通じるセリフを読むと人間性なんて、時代も国も違うのに普遍の基準があるんだなぁと単純に思ってしまう。そして登場人物たちの正しさ、健やかさがとても気持ちがいい。 そんなつもりはなかったけれど、子のシリーズはゆっくり押さえていくことになる予感。
0投稿日: 2021.06.12
powered by ブクログアンの幼少期の壮絶な過去と、想像もできない逆境をものともせず、強く賢く優しい女性に成長していくストーリー。 古く昔から世界で愛されてきたこの本には、誰しもが共感できる点がいくつも散らばっていて、特に自分の欠点や嫌いな部分を貶される悔しさや、さまざまな出来事があった際のそれぞれの感情の巡りがよく表現されている。 立派なアンの姿に心を打たれる人も多いはず。 昔も読んでいたけれど、大人になって読み返し、更に大好きになった作品!
7投稿日: 2021.05.10
powered by ブクログ男子が読んじゃいけないって理由はないんだけど、どの位の人が読んでるのかね。 ちなみに、ミーガン•フォロワー主演の映画も観に行きました、私は。
0投稿日: 2021.05.07
powered by ブクログ小さい頃に読んだのとはまた違った赤毛のアンだった。元気で、明るいアンだけど、毎日自分のコンプレックスと戦い、逃げて、聡明になる。憧れの女の子。アンは大人になったけど、大人になるのに終わりはないからこれからも想像を膨らませながらたくさんの人を巻き込んでいくんでしょう。言葉ってこんなに素敵な使い方ができるんだ、といつも思います。
0投稿日: 2021.04.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
240ページ上段のダイアナがつくる物語は殺人が多いってところが面白かった。 アンに話しかけるギルバートの挿絵がかっこいい。
0投稿日: 2021.03.20
powered by ブクログ大人になってから読むことで、アンだけではなく、周囲の人々の立場や気持ちもとてもよく理解できました。 また、村岡花子氏の訳もとても素晴らしい!コロナ禍で旅することもできない今、想像の中でグリン・ゲイブルスへ行くことができて楽しかったです。 我が娘たちにも、アンのような、少女時代を過ごして欲しいな。
0投稿日: 2021.02.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
子供の頃から数えきれないほど読んできた大好きな本。やっぱり同じ所で感動して泣いてしまったり。(2008年版なので少し訳が違います)「そうさな」という優しいマシューや感情を表さないマリラ。大人になってマリラの気持ちもわかるようになりました。 生き生きとしたアンの生活は憧れでした。これを読んだ人はたぶん皆「アンになりたい」と思うのはないでしょうか。 風と光、美しい自然あふれるプリンスエドワード島。一度は行ってみたいです。
1投稿日: 2021.02.04
powered by ブクログI've finished reading Anne of Green Gables written by L.M.Montgomery. I was especially impressed with Miss Stacy's words. I'd like to quote it from chapter 30. "She said we couldn't be too careful what habits we formed and what ideas we acquired in our teens, because by the time we were twenty our characters would be developed and the formation laid for our whole future life. And she said if the foundation was shaky we could never build anything really worth while on it." I'll be twenty in February, so I only have two previous months before my birthday. After reading this book, something has surely changed inside of me. I've really hated reading since I was a child, however I feel a change, and I'm starting to enjoy reading. I can understand why my teacher suggested that I should read this book.
0投稿日: 2021.02.03
powered by ブクログ女の子にとって避けては通れない一冊ではないか。読んでいてこれほどに心地よい気分にさせられたのは本当に久しぶり。 話の展開に予想はつくのだが退屈さは感じない。 自然や天候、服装についての描写がとても繊細で綺麗。随所に挟まれる詩にも惹かれる。原文で読めたらきっと素晴らしいだろうな。
0投稿日: 2021.01.22
powered by ブクログ9月から読み始めて、12月に読了。 アンの、「緑の切妻」(グリン・ゲイブルズ)の数年の日々の物語だった。 アンの感受性豊かな心とそこから生まれる多くの言葉、それに対しての他の人の反応が成長に合わせて変わっていった。時間を経過するにつれて、切り取った一日一日が変化していくのが、面白方。特に、マリラの心境変化が印象的で、本当にアンを愛しているのが分かった。 また、読み始めた時期に丁度、赤毛のアンの実写ドラマが再放送されていて、危うく見るところだったが、見ないように頑張った。見なかったので、自分の中でオリジナルのドラマが再生できていたと思う。早く見たい。
1投稿日: 2020.12.16
powered by ブクログネガティブになってしまいそうな時は、アンの言葉にいつもハッとさせられる。人生には良い時も悪い時もあるけど、世界の素晴らしい部分を見つけて人生を楽しいものにしたいと思わせてくれる小説。 「でもねえ、マリラ。こんなおもしろい世界でそう、いつまでも悲しんじゃいられないわ、ね、そうでしょう?」 「曲がり角をまがったさきに何があるのかは、わからないの。でもきっといちばんよいものにちがいないと思うの。」 「ああ、野心を持つということは楽しいものだわ。こんなにいろいろ野心があってうれしいわ。限りがないみたいだけど、そこがいいんだわ。一つの野心を実現したかと思うと、また別のがもっと高いところに輝いているんだもの。人生がとてもはりあいのあるものになるわ。」
1投稿日: 2020.12.13
powered by ブクログ初めて読んだ 新鮮だった けど 花子先生の日本語訳が読みづらい あと字がちっちゃくて、字が多い 読み終えるまでえらく時間がかかった
0投稿日: 2020.12.01
powered by ブクログ私の読書の基礎にある1冊。何度読み返したやら。言葉に支えられたし、プリンスエドワード島の描写に何度も思いを馳せた。アンに勇気を貰い、励まされ、ダイアナに憧れ、アンのような結婚をしたかった。永遠の1冊だと思う。こんな1冊を探して、読書を続けているのかもしれないと思う。
0投稿日: 2020.09.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
胸がいっぱいですぐには感想書けなかった。 子どもの頃、時々アニメで観ていた赤毛のアン。 読み出してすぐにマシュウやマリラのアニメの顔や姿をありありと思い出し、懐かしい人に会ったみたい。 ギルバートとアンのぎこちなさもすごくよく覚えている。橋の下で許さなかったあの後悔ー…子どもながらにアンと共にしまった…と打ちのめされたことを。 失敗して落ち込み、もう夢見心地になんてならないわ、と決意したアンに 「ロマンスを忘れてはいけないよ」 と言ったマシュウの言葉にじんわりあたたかくなった。いつでも優しく味方になってくれる。 マシュウが亡くなると思ってなかったので、突然のことに涙出た。リビングで読んでいたので家族に驚かれたー。 アンの前向きで想像力豊かな語りの数々に、励まされたりワクワクしたり、胸が踊った。自然の豊かさにも心躍り。 できたら小中学生の頃に読みたかったな。 村岡花子さんが楽しそうに訳している姿も目に浮かんだ。
2投稿日: 2020.09.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後に涙を流すなんて想像してなかった!人生で片隅にも置いていなかったことに後悔。最初の数ページでアンが孤児であることを知る。グリン・ゲイブルスでマシュー、マリラの兄妹から愛情を一杯に受け、強く、優しく、賢く育っていく。アンの性格は本当に凄く、正義感に溢れ、負けず嫌いで、誰からも愛される。親友のダイアナとは結婚するんじゃないか?と思うほど仲良し。水晶を無くすし、粉と薬を間違えてお菓子作るし、足ケガするし、髪を緑に染めるしハラハラでした。最後にマシューが!おーマシュー!!是非男性に読んで欲しい本です。
15投稿日: 2020.08.11
powered by ブクログ子供の頃何度となく読んだ。 アン!!最高。 出てくるお菓子や食べ物を他の本で調べるのも楽しかった。 今あらためて読むとマリラやリンド夫人にも共感。出てくる花や木をスマホで調べたりしながらゆっくり読んでいる。 目の前に人物や風景が見えるよう。
1投稿日: 2020.07.26
powered by ブクログ最初に読んで25年程が経過していると思われる赤毛のアン。久々に読みましたがやはり素晴らしい本です。 アンの存在がありありと感じられて、マリラとマシューのアンへの惜しみない愛情に胸打たれました。アンの明るく弾けるような若さがまぶしく、どちらかというと保護者として見守っているような気持ちで読みました。 若いころ自分も命の輝きが強いころに読んだ印象と、どちらかというとマリラに年が近くなった頃に読むと受ける印象が全く違うことに驚きました。 アンの羽ばたきに耳を澄まして、いつか旅立ってしまう彼女の姿を想像してさみしい気持ちになります。昔は自分が旅立つ立場だったのでアン側でしたが、今は完全に見送る方のマリラの立場に自己を投影して読んでいました。 アンが実際に存在するんじゃないか、自分と同じ時空に居ていつか会えるんじゃないかと思うくらいに活き活きしていて、読み終わった後アンロスになってしまったので、このままアンの青春を読もうと思います。
8投稿日: 2020.05.14
powered by ブクログ小学生の頃出会って本当に大好きだった一冊。 今アニメが再放送していて、とても読みたくなってしまい再読。 やっぱり大好き! 青春、愛情…と読んだけど、やっぱりこれが一番。
0投稿日: 2020.05.05
powered by ブクログアンの舞台、カナダ・プリンスエドワード島 自分がカナダに留学していたこともあり、ずっと読みたかった村岡花子訳の赤毛のアンを購入 アニメや子供の時に読んだ記憶をなんとなく辿りながら読み進めていきました 育て親となるマリラとマシュウ兄妹、私が一番好きなキャラクターです 厳しいながらも母のように接するマリラ、そんなマリラを見守りながらもアンの味方として『そうさな、』と優しく接するマシュウ 2人のような人が人生にいたらとても心強いだろうと思います そして周りの子供たちよりも想像を巡らせることに長けているアン、変わりものとも思えますがとても素直で男の子と競り合うために勉強を頑張ったり子供らしい姿もとても愛らしいです 今はNetflixでもAnne with an Eというオリジナル作品もやっています 私も本を読みながらおさらいでドラマを見てより想像を膨らませています
0投稿日: 2020.04.14
powered by ブクログ小さい時に読んだ村岡さん訳で、もう一度読んでみたくて購入。こんなに色々な描写や生活、文化、感情が生き生きと描かれていたんだなぁと改めて驚き。小さい時にはわからなかった宗教的な内容やアンとマリラたちの絆の素晴らしさも見えて、感動した。喜びや愛をたくさん感じることのできるアンは、他者をも愛で変えていくんだなぁと、とてもしみじみと良い作品でした。シリーズと、他の方の訳も読んでみたい。
0投稿日: 2020.04.11
powered by ブクログ英語の勉強をしようと原書を読む際の対訳として使用。 NHKの朝の連ドラにもなった村岡花子訳だが、原書と照らし合わせて読むと、言葉の選び方など時代性もあり、興味深かった。 併せて、ジブリ関係者も関わった古いアニメシリーズや映画版、そして同じプリンスエドワード島を舞台に描かれた海外ドラマ・アボンリーへの道シリーズもお勧めしたい。
0投稿日: 2020.02.15
powered by ブクログ名高い名作を中年になってから初めてきちんと読んだ。子どもの頃に読んだ児童向けのものとはずいぶん趣きがちがう。ホントおもしろかった!! いろいろな訳が出ているし、村岡花子さんの訳は完訳ではないというのも聞いていた。しかし、やはり村岡花子さんの訳で読みたかった。 プリンスエドワード島の四季の移り変わりが美しく文学的な文章で表現されていて、その描写だけでも春に縁側でひなたぼっこをしているようにあたたかく心にしみた。私が子どもの頃好きだった「コーデリアと呼んでくださる?」の場面も記憶違いではなかったのだ。 そして、アン。小さな痩せっぽっちの孤児だったアンはマニラとマシュウの庇護のもとグリンゲーブルズで育まれ、いつの間にか素敵なレディになる。こう書くと三行で終わってしまうが、これはまぎれもない名作であり、大河ロマンであり、ひとりの少女とその周りの人々の変化を繊細に描写した素晴らしい作品だ。 後半とか泣きました。まさか泣くとは思わなかった!涙しました。マシュウ最高ですよね。大好きマシュウ。 モンゴメリは今作で完結させるつもりだったようだか、評判が良かったためアンシリーズはまだまだ続いている。もちろん読みます!思春期に読んでたら人生変わっていたかも。
1投稿日: 2020.01.24
powered by ブクログ愛に飢えた、元気な人参あたまのアンが巻き起す愉快な事件の数々に、人生の厳しさと温かい人情が織りこまれた永遠の名作。
0投稿日: 2020.01.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
(過去に書いたワナドゥ!手帳の転記) ■感想 序盤はほとんどアンの語りで圧倒されるが、読んでいくうちにどんどんアンに惹かれていき、いつの間にか愛してしまっていた。アヴォンリーの人々も皆愛おしい。こんな街で子ども時代を過ごしたい。 アンがどんどん素敵な女性に成長していって、おしゃべりも減って、親元を離れていくようで寂しかった… 勉強とかの努力をしたくなる。 ■心に響いたシーン 「アン、あんたパスしたわよ。第一位で通ったのよ。ーーあんたもギルバートも二人ともーー同点だったのーーでもあんたの名前の方がさきよ。ああ、うれしい」(P.450) 「十二人の男の子より、いいんだからね。そうさな、エイヴリーの奨学金をとったのは男の子じゃなくて女の子ではなかったかな? 女の子だったじゃないかーーわしの娘じゃないかーーわしのじまんの娘じゃないか」(P.497) ■あらすじ 孤児のアンは、ちょっとした行き違いから、グリーンゲイブルス(緑の切妻屋根)のマリラとマシュウの元に引き取られる。想像力が豊かで、すぐに美しいものや楽しいものに夢中になるアンは、失敗もたくさんするけれど、不思議と人を惹きつける。愛と爽やかな青春に満ちたアンの学生生活の成長を描く物語。 主な登場人物 アン・シャーリー …想像力に満ちた女の子。赤毛とそばかすがコンプレックス。 マリラ …厳格で頑固者。アンのしつけ役。 マシュウ …マリラの兄。寡黙で人見知りだが、一度主張したらきかない。 ダイアナ …アンの腹心の友。綺麗でとても女の子らしい。 ギルバート・ブライス …出会った日にアンのことを「ニンジン頭」と言って以来、アンからはほぼ絶縁状態。アンとはいつも成績トップを競っている。 ■点数 感動3/驚き2/学んだ3/もう一度読みたい3/人にすすめたい3 総合80点 ■メモ アンに元気をもらえる!
1投稿日: 2020.01.12
powered by ブクログアンの孤児としての負い目を全く感じさせない天真爛漫な生活は、児童文学としては大きな地位を占めていると思う。その後の成功と自己犠牲もまた、子どもに読ませたい名作
0投稿日: 2020.01.10
powered by ブクログ子供の頃本が嫌いだったおかげで、全く触れてこなかった児童文学。 子供の時に読めていれば良かった、と思ったところで戻れるわけでもない。 今読んだからこそ分かる、名作と謳われる作品に触れることが出来て良かった。 今年は今まで読んでこなかった、読むことを逃してきた作品に沢山触れていきたい。 赤毛のアンは長いシリーズの作品なので、ゆっくりと追いかけていきたい。 シリーズ最初の本書は、一人の孤児だった女の子の成長物語を穏やかに楽しめる一冊。 年の始めにこの本を読んで良かった。
1投稿日: 2020.01.06
powered by ブクログ赤毛のアンといえば子供の頃に見たアニメのイメージ。おでこの広い声の高いよく喋る女の子でしたが、本を読んで私の中のアンは変わりました。よく喋ってはおかしな失敗ばかりして、この世の終わりのように悲しんだりはするのですが、それだけでなく前向きな明るさや素晴らしい想像力を持った魅力的な女の子なんだと知りました。そしてなによりアヴォンリーの美しい自然にアン同様心を奪われました。アンのする事が可笑しくて笑えたり、子供の頃は気難しくて厳しいだけと感じていたマリラに共感もしました。アンの成長が眩しくて、希望に満ちる最後も素晴らしかったです。読んでいて楽しくてしかたなかった。村岡花子さんの訳はいつまでも色あせない輝きです。
1投稿日: 2019.12.20
powered by ブクログ幼い頃に、なんとなく抱いてた記憶を便りに、読み始めたのですが、まず思ったのが、アンって、こんなによくしゃべる娘だったのだなと。 アンの話の内容が長く(3ページ近く、アンの会話のみで続く場面もあり)、見るもの、聞くものをそのまま素直に表現するのに加えて、好奇心旺盛なのと、想像力たくましいのが、とても面白くて、素で笑ってしまいました。 また、カナダのグリン・ゲイブルスの自然の美しさを表現する文章が本当に素敵で、読みながら想像するのが楽しいです。更にそれが、アンの表現で書かれると面白くて。 そんな自由奔放なアンを引き取り育てた、クスバート兄妹も魅力的です。穏やかにアンを見守るマシュウと、厳しい中にも、アンのことを愛しく想っているマリラとの生活は、血がつながっていないとか全く関係のない親子の確かな絆を、読み進めていくにつれて、強く感じました。 アンの成長も実感できる、本当に好きな小説です。
12投稿日: 2019.11.13
powered by ブクログ中学生の頃に買って、読まないまま捨てずに取っておいた本で、五十代になって、ようやく初めて読んだ。 アンが11歳の時に里親となるマリラ・マシュウの住むアヴォンリーに引き取られてから、クイーン学院を卒業するまでの成長物語であり、その年代の若い女の子の持つ、未熟ではあるが溌溂とした明るさ、躍動感が感じられた。 大きな事件は起きないが、アンが空想の翼を広げて空想に耽ったりすることで、小さな事件が幾つも起こり、読者を飽きさせることがない。 この作品の良さは、主人公アンの魅力、真っ直ぐで純粋、ひたむきなところだろう。アンが身近にいることで、廻りの人間は楽しくなり、幸せになる。私のような年齢の男性が読めば、マシュウのようにアンを見守る立場で読むことだろうし、年齢や性別に応じて、それぞれの立場で楽しむことができる作品だ。 朝ドラ『花子とアン』で有名になった村岡花子さんの訳は、プリンス・エドワード島の美しい自然が生き生きと描かれ、アンへの愛情が感じられる名訳だった。
3投稿日: 2019.08.20
powered by ブクログ子供の頃に読んだきりのアンのシリーズ本は、大人になってから宝物を開けるような気持ちで読みました。アンの感動の名作。これからも人生の糧にしていきたいです。
2投稿日: 2019.06.09
powered by ブクログ高校3年生で出会ってから何度も読み返している、大切な本。それでも、読み返す度に、新たな発見があり、感動する部分が変わったりして、奥深い本だなあと思った。 11歳の孤児の少女が手違いでプリンスエドワード島に住む2人の兄妹に引き取られるところから物語は始まり5年間の成長が描かれる。 平凡な日常の中にある沢山の幸せを見つけ、感謝するアンの感性、想像力の豊かさに惹きつけられる。一方でコンプレックスに悩んだり見栄を張ったり、少女らしい悩みに揺らぎながらも、美しく賢い女性に成長していく姿は不器用でもあり、その人間らしさが愛おしい。 自然豊かなプリンスエドワード島の四季の変化の描写が丁寧で、風の音や花の香りまでもが伝わってくる。原文も美しいけれど、村岡花子さんの訳も素晴らしい!
2投稿日: 2019.05.16
