
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後の鈴木に向けた手紙は良かった。泣いた。 正直仲良くなった人が犯罪者でしたって最初から分かってて面白いのかな?この人がどうせその人でしょ〜的な読み方をしてました。 メインテーマとしては『過去とどう付き合っていくか』なのかなと読みながら思いました。 読みながら登場人物たちの"消せない過去"に触れて、そこから葛藤どう向き合うのか、そんなお話でした。 でもすっごく個人的な感想だと益田が軽率すぎてキーっ!!!となりました。鈴木の過去が許せるか許せないかとかは意見が違うと思うし、私も実際どうするか分からないけど、口軽そうな人に写真見せたり、週刊誌の先輩に写真あげちゃったり、、記事止めてって言われて止める分けないやんか!!!と。
0投稿日: 2026.01.09
powered by ブクログ2025大晦日 読み納め作品 日本中を震撼させた、あの事件を彷彿させる作品 ジェットコースターに乗ってるかのようなハラハラ、緊張続きの物語だった 分厚いが、あっという間に読み進めた 重いストーリーだが、小説としては実によく出来ていた 今までで一番ハラハラしながら続きが気になり貪るように読んだ作品だった
1投稿日: 2025.12.31
powered by ブクログ過去に重大な少年犯罪を犯し、顔や名前を変え社会で生きる青年。そうとは知らず彼を迎えた同僚や周囲の人達と知った後のそれぞれの反応。そういう人が確かに社会に存在しているという事実。償いとは。自分だったらを考えずにはいられない。 語り手が複数いるなか、最後まで青年の視点で語られる章がないので本心を知り得ないところがもどかしくもありました。
0投稿日: 2025.12.12
powered by ブクログおびのりさん、雪見酒さんのレビューより興味を持った作品 いつもありがとうございます(o^^o) あなたは友が犯した過去の罪を許せますか? 同じ時期から働き出し、徐々に関係を深めていった同僚がもし猟奇的な殺人事件の犯人だったら、、、 同僚であり、親友と呼ばれる益田 自身の危機も救ってもらい惹かれ始める美代子 同じ職場の面々 少年院時代に母親代わりとしてサポートしてきた白石 それぞれの目線で物語は進んでいきます。 みんなそれぞれ問題を抱えていて 鈴木に対していろんな見方があるのが興味深かったです。 ちょっと白石さんにイライラするかなー 白石さんが余計なことしなきゃ 何事も起こらなかったんじゃ!? とか思っちゃった。 あと、ころっと手のひら返す人たちにもイライラしてしまう、、、 でもそんなもんですよね もし自分の周りに鈴木が現れたら、、? ということだと思います。 作中には鈴木の今の猟奇的な様子は描かれていません。事件を起こした時の気持ちや、様子も詳細は語られていません。 そこが、 本当に殺人犯なのか? と、少し物足りない気がしたんですが その状態こそが、 実際に鈴木と対峙した人と同じ状況なんですよね 今の気持ちなんかわからないし その時の様子もニュースでしか知らないし その時どんな気持ちかもわからない もう想像するしかない 同じ状況を読者にも与えているのかと感じました わからないから不安で でも見えてる部分は信じたくて でも自分にも子どもがいて 被害者の親の気持ちもわかって でも逃亡してるわけでもなくて 罪は償ってるわけで、、、 結局答えは出ないまま 今に至ります。 だからこそ 益田がちゃんと話を聞いて、鈴木がどう答えるのかそれはとても気になりました ちょっと久しぶりのレビュー! やっぱり子どもの風邪をもらってしまいダウンしておりました_(┐「ε:)_ そして病み上がりでしたが 連休はサンリオピューロランドへ行ってきました! ママしんどいよ_(┐「ε:)_ 初めてピューロランドへ行ったんですが チケットとは別に入場予約をしないといけないと数日前に知り、すでに売り切れになっててもう詰んだなと思いました、、、 ずっと楽しみにしてる娘を悲しませないために、ダウンしながらもキャンセル待ちをするためこまめにサイトをチェック!! パパにも協力してもらって入場予約ができ 無事遊びに行くことができたのであります!! ちゃんと早めに下調べしないとダメですね(O_O) これに気づいたのが当日でなくて本当によかったです!! ピューロランドは室内テーマパークになっていて、天気も関係なく遊べるのがいいですね♡ 3人連れて並ぶのはなかなか骨が折れましたが、楽しそうな姿を見られてよかったです(o^^o) 好きなキャラクターとかいますか? 娘はポチャッコ推しです♡ ポケモン好きの息子もなぜかシナモンのぬいぐるみを買ってもらって大事そうに一緒に眠ってます笑
91投稿日: 2025.10.14
powered by ブクログ薬丸さんの作品、初めて読みました!ほんとに考えさせられる本でした。マスやんの心の葛藤、自分の中にある苦しみとそれに向き合う姿、いじめや少年犯罪をテーマにしつつも、人間の善の心と悪の心、うまくいえないけど、揺れ動く人間らしさが表れている作品やったなぁと思いました。他の作品も読んでみたいと思いました。
0投稿日: 2025.08.20
powered by ブクログ読み進めているうちに息苦しい感じと読み飛ばしたい感じが時々あった。本当の勇気って何か考えさせられた。 久しぶりに重い小説を読んだと思ったが、最後の益田君の手紙に救われた。
0投稿日: 2025.08.11
powered by ブクログ初、薬丸岳さん。 ココの住人さんたちが(少なくともオイラなんかをフォローしていただいている方々)、多く手に取られている作家さんだ。 恥ずかしながらオイラは、薬丸さんのお名前すら存じ上げなかった。 ココに出会わない=薬丸さんとも出会わない。 ご縁って本当に不思議だ。 まず薬丸岳さんのつづる文章のリズムと、オイラの薬丸さんの文章を読むリズムが、とてもここちよかった。 また大好きな作家さんが、お一人増えた。 ココの住人さんのおかげ! そしてこの作品は「葛藤の連続」だと感じた。 「あー。もー。」と何回も、オイラ自身も葛藤しながら読み進めた。 そして「どうしても非情になりきれない登場人物」。 なぜかドラゴンボールで瀕死のフリーザに、自身が宇宙空間では生きられないのに、自分の「気」を分けた孫悟空を思い出した。 この感想にコケてる、ココの住人さんもいらっしゃるだろう。 読書は自由だ! オイラが一貫して大切にしていることである。 なので許してもらおう。 ご一読をお勧めします。
20投稿日: 2025.08.01
powered by ブクログ主人公、益田は、ジャーナリストの夢を諦めきれないままステンレス加工の会社で寮生活しながら働く。実際に起きた神戸の事件とそっくりな事件を物語にしているので臨場感ハンパない。実話に基づいていると言われても納得の描写でした。一緒に働く鈴木が神戸の事件の犯人ではないかと疑い始めた益田は鈴木に親友だと言われたことが引っかかっていた。親友を取るのかジャーナリストへの道を取るのか動けずにいた。一気読みでした。
1投稿日: 2025.06.20
powered by ブクログ皆それぞれ過去の苦悩をもち、今とこれからを生きていかなければなりません。その苦悩を理解できる人はいない。それでも人を信用したいという思いを感じる作品でした。
1投稿日: 2025.06.03
powered by ブクログ読み進めるのが辛かったけど、めちゃくちゃ良かった。千切れた指の傷痕をみせてほしいと言ったのは、一度動かなくなった命が蘇生することに心の拠り所を見出したかったのかもしれない。
3投稿日: 2025.06.03
powered by ブクログ昔、世間を震撼させた、酒鬼薔薇聖斗事件のその後を連想させるような、ストーリー。 少年2人を殺し目玉をくり抜いた狂気殺人事件の犯人の少年が、医療刑務所を出所し、名前を変えて過去を隠してシャバで働くお話。 そこで、同期の益田に言われた「お前が死んだら悲しいよ」という一言に救われる。 色々な目線で語られる。 生まれ持った異常な性質は、治るものなのか。 凶悪犯が普通の世界で生きていけるものなのか。 周りがそれを知って、普通に接することが出来るのか。 築き上げた友情は、壊れないか。 凶悪犯は、この世の何処かでちゃんと生きている現実。 難しい題材ながら、うまくまとめてあるなと思った。
9投稿日: 2025.05.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
先ず、今心がお疲れの方、後半は個人的な話になりますし重たい話になりますので、しんどくなられましたらすぐにお読みになるのを中止して下さい。 その話をせずには本作の感想は語れないので、書かせて下さい。 本作はオーディブルで拝聴しました。中盤から非常に苦しかったです。途中で何度か聴くのを止めようかと思った程ですが、鈴木が過去に犯した犯罪を知った益田がどういう選択をするのか、どうしても知りたくて聴き終える事が出来ました。 鈴木は過去に子供を2人殺し、しかもその目を抉るという犯罪を犯して世間を恐怖の底に陥れた事がありました。ジャーナリスト志望の益田と、出所して名を変えて生活をしている鈴木が、同時期に町工場で働き始める事になります。 次第に2人の距離は近付き友達になるのですが、鈴木が「僕が死んだら益田くんは悲しい?」と質問するのに益田は軽い気持ちで「そりゃあ悲しいよ」と答える。 これに鈴木はいたく感動して益田を親友だと呼び、誰よりも1番に自身の過去を話そうと決めます。 ところが、益田は先に過去にあった凶悪事件の犯人が鈴木だと気付きそのネタを売ればジャーナリストとして華々しくデビュー出来るという機会に遭遇し… この何気ない一言がどれほど鈴木の胸を打ったのか、痛い程よく分かります。同じような事を友人が述べていたからです。その話が後半の話に繋がるのですが、先ずは言わせてほしい。 工場の奴ら…全員そこへ並べやぁあ!!おらぁ!!(山内以外) 粛清や粛清!!グランダイバーになるわ!全員片っ端からスタンガンでお仕置きじゃあ!!(急に普段のテンション) そりゃあ鈴木が普段もクズなら仕方ないでしょう、やっぱりな、と思われても仕方ない。 でも優しくて繊細な子じゃないか!!過去に苦しんでるじゃないか!!粛清ー!!(落ち着け) 聴きながら味噌汁を作っていた私「なんでだよ!それを口にしたら戦争だろうがっ!!」と怒りに任せてカイジになりつつガッシャガッシャと味噌を飛び散らす。(苦しいとか言いつつお腹は減る) この時は私、益田にもキレていた。 でも、悲しいかな仕方のない事だと言うのも分かります。詐欺をした、とかではなく幼い子供を殺しているのですから。私も実際にそんな告白をされればどうなるか分からない。 けれど本作の鈴木は何度も自殺未遂を起こしてとても苦しんでいる。罪を憎んで人を憎まず、それを人はどこまで出来るのだろう。 益田も苦しんだ末に答えを出します。ラストの鈴木に向けた手紙。その最後の言葉が他人事とは思えず暫く考え込んでしまう事に。 つい最近、厳密には益田と違う言い方なのですが私も友人に「Yが居なくなったら僕は悲しい。それだけは覚えていておいて欲しい」と伝えた所なのです。 実はこの発言をしてからと言うもの、本当にあれで良かったのか、余計にプレッシャーをかけてはいないかと悩んでいたのですが、益田の手紙を聞いてやっぱりこれしかないよな、と。 友人Yとは以前のバイト先で知り合いました。10歳年上ですが妙に馬が合い、色々な所に遊びに行きました。突然休んだりする事が多かったので気にはなっていたのですが、ある日Yから、家庭の事情のせいで精神疾患を患っていて、自殺未遂を繰り返している事を聞きました。 隠したまま人と付き合うのが出来ない性格らしく、友人になった人には正直に話すらしいのですが9割が去って行ったそうです。 Yは本当に優しい人で、自分もしんどいのにご飯を作ってくれたり、元気でいて欲しいから何でも相談して欲しいと気にしてくれたり、そんなYを知っているのに去って行く人達に悲しさを覚えていたのですが、最近また具合が悪く、働けなくなったのに1人でご両親の面倒を見てるので限界が来てしまい、幸せそうな人を見ると刺したくなる気持ちが分かる、とか、親がいるうちに消えたい、など言うようになってしまいました。 でも、その度に「独りじゃないって思ったら踏みとどまれる、ありがとう」と言ってくれるのです。 なので、本書の鈴木が、どれ程益田の言葉に救われたか、分かる気がするのです。(自分がYを救った、なんて事までは思いませんが踏みとどまってくれる要因の一つになれたのは間違い無いので) 上の言葉をYに言ってから連絡が来ていません。心配ですがいつもしんどい時は連絡も出来ない事が分かっているので耐えて待ってみようと思います。 僕は、君に生きて欲しい。本当に益田も私もこれが全てなんですよね。 この作品はいつまでも忘れられそうに無いです。
47投稿日: 2025.05.20
powered by ブクログ映画は見てないんですが、このあと見てみようと思います。 小説を読んでいる間は鈴木寄りの考えになりそうになる。でも毎日のようにNEWSにあがる世間を騒がした事件の犯人Aを思い浮かべれば、現在どんな生活をしているんだろう、どこにいるんだろう、から決して幸せであってくれるなとまで思ってしまう。感情なんて本人との距離によってブレブレになる。
0投稿日: 2025.05.17
powered by ブクログ映画から見てこっちに 映画はさっぱり覚えてないんですが、 おもんなかったと記憶しています。 なぜなら 覚えてないから。 だがコレは傑作になるだろうと思います。 maybe。
0投稿日: 2025.05.13
powered by ブクログこの物語は過去の事件の犯人鈴木の視点がなく、周囲の視点で語られているので今、鈴木が事件をどう思っているのか、謝罪の思いを抱えながら生きているのかは読み手に委ねられます。 そして最大の問い、過去に罪を犯した人間を赦せるのか、友達と呼べるのか。を投げかけられるのです。 読み終わった今も私は答えが出せないでいます。 益田の手記を鈴木がどこかで読んでいてほしい。
0投稿日: 2025.05.12
powered by ブクログきっとこの人のは俺には合わんだろうなぁと、なんとなく敬遠していた薬丸岳作品初読み。 残念ながら予想通りだった。 合っわぁ〜〜〜ん! _| ̄|○ 社会派とか問題提起ものとか苦手なんだよな〜。 (ノД`)シクシク あらすじを読んで予想した通りの物語だった。 合わんからだろうな〜。 全員がステレオタイプの書き割りに思えた。 合わんからだろうな〜。 読む手が進まずに苦労したがなんとか読了。 合わんからだろうな〜。 眠くて(-_-)zzz これがね。その残虐な事件とやらを起こしたときの興奮状態やら、いかれた狂気っぷりの心理状態やらを書いてくれたらまだ興味が持てたのに。 はい、鬼畜でーす。 主題はそこじゃないから書かなかったんだろうなー。 薬丸岳ファンの皆様ごめんなさい。 m(_ _)m とりあえずこれで読まず嫌いではなくなった。 1番衝撃的だったのは解説のページ。 著者は刊行時に「あの事件とはまったく違う、ということは強調しておきたい」と語っていた、という。 そうですか。 さいですか。
37投稿日: 2025.05.03
powered by ブクログ友達や同僚、自分の身近な誰かに殺人の過去があることを知った時、その人物を受け入れることができるだろうか。 作者の薬丸岳さんの小説を手にしたのは2冊目で、先日『悪党』を読んだばかりだ。加害者と被害者のコントラストがはっきりと描かれたストーリーで、どんなに被害者遺族が加害者に復讐をしようとも、私の中で「悪党=加害者のみ」という図式を最後まで崩すことはなかった。 しかしこの『友罪』は違った。 14才の頃に2人の子どもを残虐な手口で殺害した犯人を、完全悪だと思うことができなかったのだ。 以前の自分であれば、問答無用で極刑を望んだだろうと思うし、刑期を終えて社会に出てくることをただただ恐れただろうと思う。 身勝手な理由から人の未来を奪っておいて、幸せなど感じるべきではないとも考えていた。それだけのことをしたのだからと。 その考えは大筋読了後も変わっていない。 しかし、頭の中ではそれが一般的な感情だろうと理解しているのに、過去に犯罪を犯した鈴木と同僚の益田の2人の幸せを願ってしまう。 ページを進めていくごとに、それ以上は進んだらダメだ、今のこのささやかな幸せを感じられたままで生きてほしいと、ストーリーの進行とは真逆の方向に身を翻したくなった。 ここ数日で読んだ数冊の本は、偶然にも犯罪や異常心理、精神分析を描いたものがほとんどを占める。その最後にこの『友罪』を読んだのだが、犯罪に対する自分の思考が深まったようでいて、実際には自分の歩いていきたい方向すら分からなくなっただけなのかもしれない。 この本は読み手の感情を揺さぶる。 どうか未来を生きてほしいという願いと謝罪とを切なくなるほど訴えてくる。 自分の身に置き換えたら同じように思えるのかは正直自信はないが、「友達」としての二人のこれからを願ってしまうのも事実だ。 そして私は突然消えた鈴木が益田からのメッセージを必ず受け取ったであろうことを 確信に近い形で想像した。
8投稿日: 2025.04.28
powered by ブクログ親友が過去に凶悪犯罪を犯していた事実に苦しむ話。 この本は加害者側の優しい面を中心に描かれているので、加害者は罪を償いながらも生きてほしい、と読者に思わせるが、もし自分の家族が被害者だったら加害者にはできるだけ苦しんで死んでほしいと思うだろう。こういう難しいテーマの物語こそ小説という人々の心に残る形で綴るのに適していると思うし、そんなテーマの作品を描き続けている著者を尊敬する。 加害者と知らずにその人を好きになった女性も出てきて切ない。自分の人生を救ってくれた人が猟奇殺人をしていたとか苦しすぎるし、恋人として一緒に生きていくことはできないという結論になるのも頷ける。 なので一つ言えるのは、加害者にとって益田という親友と呼べる存在はとても貴重だし、そんな人に出会えたことはとても幸運ということだ。自分の罪や償いについて一緒に考えようと言ってくれる人がどれほどありがたいことだろう。 ここ最近、薬丸岳の作品を沢山読んできたが、その中でも「友情」に焦点を当てたこの作品が一番刺さった。
0投稿日: 2025.04.02
powered by ブクログ薬丸岳さんの著書は2冊目です。 益田の煮え切らない言動に少し苛立ちを覚えました最後の手記で納得することが出来ました。重大犯罪を犯した加害者を決して許しはしないが、奪った命の大切さを噛み締めるためにも、加害者にはきちんと生きて欲しいというメッセージを感じ取りました。ただ、実際に自分が加害者と関わることになったら、すぐに縁を切ってしまうだろうなと思います。恐らく世間一般の多くの方も。だからこそ、加害者の更生は本当に難しいことなのだと感じます。
1投稿日: 2024.12.29
powered by ブクログ……。 予想はしてたけど、重い内容でした。 ついかっとなって… ほんの出来心で… 魔が刺した… などと表現する犯罪や罪は人ごとでない気がするけれど、いわゆる 猟奇的殺人と言われる理解し難い犯罪を犯した本人が実際そばにいたとしたら 果たして自分は何も恐れる事なく接する事が出来るのか?と問われればやはり無理ではないかと思った。 小説だから、読みながら鈴木さんを擁護したいという気持ちになったけれど、現実的には自己防衛の気持ちの方が強いんだろうな…と 考えさせられました。
15投稿日: 2024.08.22
powered by ブクログ自分だったら‥ どーしてたかと‥ 考えてしまいました。 鈴木が最後に手紙を読んでどー思うのか‥ そこも知りたくなりました。
0投稿日: 2024.04.30
powered by ブクログ仲良くなった職場の同僚が、過去に凶悪犯罪を犯していたらどうする?今の彼をみて関係を続ける?それとも今をどんなに真摯に生きていても関係を絶つ? まあまあ難しい問題で、自分だったらどうするか考えちゃいますよね。
5投稿日: 2024.04.26
powered by ブクログ事件と全く関係のない立場なら犯人が人間らしい生活をしてもいいんじゃないかと思うけど被害者の関係者なら犯人が普通の生活するのは絶対に許さないと思う 毎日苦しんで苦しんでのたうち回っていてほしい 笑ったり、楽しい事があるなんて許せない
0投稿日: 2024.04.09
powered by ブクログ真実を知っても、友達でいられる? もし、同僚が世間を震撼させたあの事件の少年犯だと知ってしまったら? 連続児童殺傷事件の「その後」を描いた本 傑作のひとつ。最後の手記は泣いた。 ラストは相変わらず重くて良い。
0投稿日: 2023.11.28
powered by ブクログ酒鬼薔薇聖斗の事件をモデルにした、少年Aのその後と彼に携わった人々の物語。 大なり小なり、誰もが持ち得る「罪」の意識。社会で生きる中で、どう向き合い、どう「償う」べきか。様々な人間模様と生き方の中で、自分だったら、自分の友人だったら、自分の家族だったらと、常に問いかけられ、考えさせられる本だった。 長編ながら、一気に読み進めたくなる話の展開と最後の締めくくり方に感心させられました。 人生とは、いつまでも答えを探し求め続ける旅の途中なんだと思います。 【追伸】 とても人間味溢れる登場人物ばかりで、薬丸岳さんのお人柄が伺えるようでした。しかし、実際の少年Aはどうだろう…彼の強い自己顕示欲については描写されていないように感じたので、当事件がモデルにはされているものの、やはりフィクションであって、実際とは乖離しているだろうと感じました。
1投稿日: 2023.10.31
powered by ブクログ同日入社した同期が、児童連続殺傷事件の少年犯だったら…話の展開が気になり、一気読み。 この本を読んでいると、そういう罪を犯した者でも、反省し、全うに生きて行こうとするなら、擁護したい気持ちになる反面、どこかでのうのうと生きていると思うと憎悪さえ感じるような、本当に難しく、重いテーマだけど、とても読み応えのあるものでした。
3投稿日: 2023.10.04
powered by ブクログミミの身に何か良からぬことが起こるのでは(達也に傷つけられる、大家にバレて追い出される、など)、とハラハラしながら読みましたが、無事で良かった。 担当の精神科医のパートは息子に対してオドオドし過ぎなのではと読んでてイライラした。仕事に誇りを持っているけど、あなたのことは何よりも大切に思ってるって伝えて堂々としてろよと。あんなビクビク接してこられたら、私が智也でもかなりイラついちゃうと思う。
0投稿日: 2022.09.24
powered by ブクログ読んでいる間、ずっと苦しかった。 特に美代子。 救いが無さすぎる。 鈴木は美代子の前からいなくなってしまったが、幸せになって欲しい。 そして、元カレ達也のような男たちは地獄に落ちるといい。
4投稿日: 2022.06.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
もし、近くに犯罪者がいたら。 気づかないでいるのも怖いし、気づいてしまった時も怖い。 いくら今、友達として一緒にいるとしても、一緒に居たくなくなってしまうと思う。 益田の気持ちもわかるし、結局裏切られたと思われるなら、自分の手で原稿を書いた方が良かったのではないかと思う。
0投稿日: 2022.04.19
powered by ブクログヘビーな内容であるものの、光景が目に浮かび一気読みしました。 考えさせられます… 犯罪でなくとも、元々イメージが悪くなくても 人から聞く噂が悪印象だとどうしてもその人を色眼鏡で見てしまったりする…最終的に鈴木くんの本質に向き合って友達でいることを選んでくれた益田くんに感謝するとともに、いざ自分がその立場になった時どうか…考えさせられました。 被害者側でなく加害者側の背景や心情に興味がある方はおもしろいかも。
13投稿日: 2022.03.27
powered by ブクログ重かった。 本当の「償い」とは何なのか。 「償い」の先に赦しはあるのか。 考えさせられた。 一読の価値あり。
0投稿日: 2022.02.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
日本中を震撼させた少年事件の犯人が、医療少年院を経て社会復帰。知らずに親密になる益田は、正体を察し苦悩する。
9投稿日: 2021.12.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
スラスラと読んでしまえる。 最初から主人公のその場限りの無責任な態度などが好きになれず、主人公にはとても感情移入ができないまま淡々と読む。 少年Aの擬似家族の母親も、本当にプロの精神科医かよ!という行動と言動立ち回りに馬鹿すぎてイライラを通り越して呆れた。 あの人のパートはイライラしながら読み進めた。 安易で間抜けすぎる。 鈴木を救いたいと言いながら本心は社会復帰の邪魔がしたいのか?と疑ってしまうほど。 周囲の人物像が揃いも揃って愚かで最低なので少年Aがよっぽど『良い人』として目立ってしまう描写に複雑な気持ちで読みすすめた。 私がどうしても腹が立つ主人公の行動に 過去見捨てた友人の母親に全てを話す所。 こいつはどこまで自分の為だけに生きてるんだよと。 今更話すなよ。 自分がスッキリしたいだけの行動に腹が立った。 この主人公は本当に事後を考えない行動が多く、その場限りの偽善的な部分が目立つ。 登場人物みんな暗い壮絶な過去がありすぎて、違和感。もっと特殊な過去のない『普通の人』が居ても良いのでは? その中で元犯罪者とどう向き合うか?をテーマにしても良かったのでは? まぁ普通はわかった時点で距離置くけどね。 そんなに『友情』ってものにこだわりはないでしょ。 学生が読む本としては『友情をテーマに考えさせられる』と言う点でいいのかな。 大人になると友情なんて生活の中の最下位ですが…
6投稿日: 2021.09.15
powered by ブクログ凶悪犯罪を犯した少年のその後。受け入れることができない主人公の弱さに苛立ちましたが、現実だったら私はどう行動するのか? 考えるきっかけになりました。重いテーマですが良い本です。
4投稿日: 2021.08.08
powered by ブクログ一緒に職場に来た同期が、過去に人を殺していた。 最初は同期として仲良くなっていくのですが、その過程で、同期が中学生の時に世間を騒がせた幼女連続殺人事件の犯人だったことが分かります。 どう接すればいいか分からないまま、自分の過去も責めつつ、物語は進んでいきます。 誰でも、重い過去はあると思います。(ここまで重いのは滅多にないと思うのですが)その過去とどう折り合いをつけて生きていくかがテーマなのかな?と、思ったりしてます。 逃げるのは違うと思います。
5投稿日: 2021.07.28
powered by ブクログもし、自分の友達が少年犯罪者だったら… 友達のままでいられるのだろうか… そんなことを考えさせられる話でした。 本当に残酷な犯罪を犯したとしても、 今の人権まで否定するのは違うと思った。 けど、実際の社会は「犯罪者」のレッテルを貼ったまま だと思う。 逆に、友達のままでいられる方が珍しいと思う。 けど、道徳的なことを考えると、仲良くしなさい、 ってなるんだろうし…。 なにが正解なのか分からなくなったけど、 主人公の益田は、鈴木くんと友達でいることを 選んでくれて、読んでて嬉しかった。 きっと、鈴木くんもこの手紙を読んでくれると思う。 キレイな友情の話を見せてもらって感じー。
1投稿日: 2021.06.28
powered by ブクログ好感のもてる友人が、かつて人を殺していた犯罪者だとしたらあなたはどうしますか そんな果てしなく正解のない問いを圧倒的な文章力と構成で示され続けているような作品だった。 過去に後ろめたさを持つ人は、ずっとその後ろめたさに追われ続けねばならないのか、犯罪者を許すとはどういうことなのか、幸せを願うのは罪なことなのか。一般的な立場として答えるならば人を殺したことは変わることのない事実だ、一生苛まれて然るべき、幸せになんて被害者のことを思ったらなるべきじゃないだろう、そんなふうに思うだろう。 しかしこの作品は、その犯罪者がふと自分の隣にいる友人のことのような距離感で、語りかけてくるのだ。だからこそ先ほどの問いが息が苦しくなるほどの重量感を伴って迫ってくる。 ぜひ、この作品の主人公、益田がどのような答えを出したのか見届けてほしい。
0投稿日: 2021.06.09
powered by ブクログ猟奇的殺人を犯した少年の出所したその後、あなたは友達になれますか? なさそうであり、ありそうでない、もしかしたら身近で今もあるのかもしれないそんな話。 薬丸氏の小説は引き込む力強さがあり、長編小説でありながらぐいぐい持っていかれて気が付けば読み終わっていた。 途中何度も登場人物に苛立ったことだろう。続きが気になりながらも先が読みたくない、でも読まずにはいられない。どれだけ不幸の境遇を同時多発させるんだろう、とw 過去に痛みを持ったものだから、いや、自分は違う。そう叫びたい、でも生きていてほしい、わかる。 途中何度もカレが本性をむき出しになるんじゃないだろうかとハラハラしたりもしたが、そんな安易なストーリーを綴る作者じゃない、うん。さすがだ。 後半の手記、手紙オチは嫌いな自分であるが、これはまっとうに正しい使い方。若干のラスト周辺のグダグダなところはあるもののしっぽりと結び終えている。 あとがきで書かれていた『Aではない君と』が気になる!
3投稿日: 2021.02.04
powered by ブクログ忘れてはならない事件 が ある 忘れてはならない事実 は ある 忘れてはならない感情 は ある あの事件が起きたのは 今から23年前の、 1997年の五月、神戸だった 戦争に終わりがないように 陰惨な事件にも 終わりはない
0投稿日: 2020.08.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いろいろ考えさせられた。 仲良くなった同僚やすきになったひとが、世間を震撼させた少年Aだったら… そうかもしれないと思ったら調べるだろうか、そのままにするだろうか もしそうだったらそれでもそばにいるだろうか、離れるだろうか 知られたくない、触れられたくない、悔やんでいる過去を持つキャラが複数存在するが、彼女たちがそれでも懸命にいまを生きている姿も印象的だった。 正義 という名のもとにネットに溢れる加害者や加害者家族の情報やそれを楽しむひとたち 知られたくない触れられたくない過去を抉り傷つけ、その記事が出た後のそのひとのことはなにも考えていない週刊誌やそれを楽しんだり楽しみにしているひとたち などについても、いろいろと考えさせられた。 彼らの願いが叶ってほしいと強く願う。
1投稿日: 2020.01.23
powered by ブクログ2020.1.21 読了 重大な事件を起こした少年Aが 同じ職場で 知らないうちに友達になっていたら? 難しい問題ですよね。 償いと 日常。
0投稿日: 2020.01.21
powered by ブクログ『友罪』×薬丸岳、となると何となくストーリーは予想がついた。友達が元犯罪者でも友達を続けられますか?と問うような内容かと思い、概ね合ってはいたのだが...ちょっとその犯罪が桁違いだった。許せん。私は大原則、加害者の更生よりも被害者や遺族の人権を尊重すべきと思うので、どう寄り添ってこの物語を読んでいくのか大いに悩んだ。この著者は犯罪者サイドからの話が多く、自分の倫理観が問われるので疲れる。それでも引きこまれ、各々登場人物の苦悩が伝わって、イッキ読みしてしまった。でも正直ラスト含め、腑に落ちない所多々あり。
5投稿日: 2019.12.19
powered by ブクログ読み物としては面白いのだが、やはりいまだに記憶にある神戸のS連続児童殺傷事件が思い出されて抵抗感がある。この題材に敢えて挑んだのだろうが手放しでは受け入れ難いね。この本ではちょっといい人間にもしてあるし。実際の事件があまりに残酷だっただけに単なる読み物として楽しめなかった。
6投稿日: 2019.07.27
powered by ブクログ内容紹介 ―過去に重大犯罪を犯した人間が、会社の同僚だとわかったら?― ミステリ界の若手旗手である薬丸岳が、児童連続殺傷事件に着想を得て、凶悪少年犯罪の「その後」を描いた傑作長編! ジャーナリストを志して夢破れ、製作所に住み込みで働くことになった益田純一。同僚の鈴木秀人は無口で陰気、どことなく影があって職場で好かれていない。しかし、益田は鈴木と同期入社のよしみもあって、少しずつ打ち解け合っていく。事務員の藤沢美代子は、職場で起きたある事件についてかばってもらったことをきっかけに、鈴木に好意を抱いている。益田はある日、元恋人のアナウンサー・清美から「13年前におきた黒蛇神事件について、話を聞かせてほしい」と連絡を受ける。13年前の残虐な少年犯罪について調べを進めるうち、その事件の犯人である「青柳」が、実は同僚の鈴木なのではないか?と疑念を抱きはじめる・・・・・・ 疑念は当たり。 益田は中学時代にいじめに遭った友達を見殺し同様にしてしまったと後悔の念を持つ。鈴木には「どんなことがあっても友達でい続けてくれるか」を問われたが回答できなかった。鈴木の身近な人間として、結果的には事件犯人という事を知り合いの編集者に話してしまった。記事になり鈴木は姿を消した。 姿を消した鈴木宛に益田は週刊誌を通して手紙を書く。「犯した罪の償い方は分からない。ただ生き続けていく事が様々な人と出会い、経験を重ね、自分の奪ったかけがえのない大切なものを知る事になる。自分の罪と向き合ってこれからの生き方を考え続けて欲しい。」 事件後の鈴木の母親役弥生は家族崩壊、会社先輩の山内は息子の交通事故で3人の子供を死なせた過去、益田も工場で指2本を切断、等いろいろな過去や傷を持つ登場人物により物語に深みを与えている。
0投稿日: 2019.05.13
powered by ブクログ連続児童殺傷事件の犯人が、医療少年院を出所して社会のどこかで暮らしている。 同僚の鈴木が“あの事件”の犯人だと知ってしまった益田。しかも、親友だと慕われていた。 益田自身も、少年時代にいじめにあっていた友達を見捨て、自殺に追い込んだという罪悪感を抱いている。 “あの事件”への嫌悪感。 犯罪者を友達と思えるわけがない。 更生した犯罪者と、彼をとりまく社会の厳しさ。大なり小なり罪悪感を背負いながらもがいている、普通の人々の葛藤を描いている。 巻末の「特別寄稿 Sくんへの手紙」は、涙がポロポロこぼれてくる。
1投稿日: 2019.02.22
powered by ブクログすごく難しいテーマだし、 これを描くにはすごく勇気がいったのではないかと思います。 正解は人それぞれだと思うし、 どの登場人物に自分を当てはめてみても想像するのも難しい。 過去は過去と割り切れるのものなのか。 反省と後悔があれば許されるものなのか。 そもそも許しとは何なのか。 償いとは何なのか。 今でも答えは出ません。
1投稿日: 2019.01.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読みやすさはあったものの、 ぐっと惹かれるものがなく、 最後まで淡々としたお話だった。 ちょっと残念。 かつて罪を犯した少年が、なぜ恐ろしい犯行に及んだのか、 その理由に期待していたけれど、 その辺りは深く追求されず。 友だちを見捨てたという後悔の気持ちを抱き続けていた主人公にも いまいち共感できず。 ラストの展開もこれまでのまとめを手紙で…みたいな感じで 盛り上がらず。 センセーショナルな実際の事件を知っているだけに 期待値が高すぎたかな。。
4投稿日: 2019.01.05
powered by ブクログ明日封切りされる連続児童殺傷事件をモチーフにした映画の原作。ジャーナリストの夢破れ住み込みで工場で働き出した益田は同期の鈴木と徐々に打ち解けていくも周囲とのトラブルがきっかけで、鈴木は元少年Aではないかと疑い始める…。重大な事件を起こすも少年法に守られた元少年Aと関わる登場人物は、何故か皆それぞれに過去を背負って生きている人ばかり。当然人は皆大小あれど傷となる過去はあるかもしれないが、メッセージのために一般化し過ぎだろ、と。原作は2013年。2015年にモデルの元少年Aが本を出したりHPを開設したりは予測出来なかったのは致し方ないが事実は小説より奇なり、を示してしまった。
1投稿日: 2018.10.09
powered by ブクログ益田は、早急に住むところを見つけるために、住み込みのできる仕事の面接を受けた。 そのときに一緒に入ってきた、陰気で無口な鈴木。 二人は同期として、徐々に打ち解け、 鈴木は益田にはじめての親友だと打ち明ける… そんな鈴木が、もしかしてかつて世間を逃げわした、 児童殺害事件の犯人かもしれない…? とてもとても、いろんなことを考えてしまう作品だった。 罪を犯した者の更生、加害者被害者、マスコミ… 私の近くの例えばあの人やあの人が もし犯罪者だったら。 その時私はどうするだろうか。 どう接していくだろうか、思う気持ちと同じ行動ができるだろうか。 殺人者の更生を、心の底から信じることができるだろうか。 逆に、殺害された被害者家族が近くにいたら… いや近くどころか身内だったら… いや、はたまた身内が加害者になる可能性だって、 一切ないとは言い切れないのだから。 犯罪に限らず、過去を忘れてやり直したいという人に対しても、 知った上でまっさらな気持ちで対応できるんだろうか。 そうありたい、信じたい、でもできる? だってわからない、その人の本当の姿は… 犯罪を犯していない、善良な市民だって 全くの素で暮らしてるわけじゃない。 その善良な市民だって、小さい悪は持っているかとしれないんだし。 そんなの、私に判断できるの? そもそも、私自身が犯罪を犯さない確証だって、ないのかもしれない。 頭の中がぐるぐる… 正しく生きたい。人を信じたい。愛したい。 でも、そうあれない事情ができたとき 私はどうするだろう…
1投稿日: 2018.09.24
powered by ブクログ薬丸さんの作品は今まで2冊読んだけど、 重たい内容ながら、 どんどん夢中になって読みすすめてしまう作品で、 この作品は、真ん中・・ いや、かなり後半まで ちょいちょい嫌な気分になることがあったけど、 犯罪を犯したことがわかって以降は とにかく色んな事を考えさせられたし、 ラストの手紙には グッとくるものがありました。 ただ・・ やっぱ、重たい。 これを読んだあとは楽しい作品で気分を変えたくなります。
1投稿日: 2018.09.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「友罪」 過去に重大犯罪を犯した人間が会社の同僚だとわかったら親友だったら、貴方ならばどうしますか。 町工場「カワケン製作所」で働き始めたジャーナリスト志望の益田と、他人との交流を頑なに避ける鈴木。共通点は全く無い2人だが、あるきっかけを機に少しずつ交流を深めていく。そんな中、彼らが住む町の近くで児童殺人事件が起こり、世間では17年前に日本中を震撼させた凶悪事件との類似性が指摘される。その事件の犯人は、当時14歳だった。益田は、その少年Aの写真を見た時、妙な既視感を覚える。その少年はどこか鈴木に似ていたのだ。 児童2人を殺害した黒蛇神事件の犯人(少年A)は鈴木ではないか。益田は「そんなはずはない」という気持ちを持ちながらも、一抹の疑惑が拭えない。少年Aが鈴木ではないという証拠を揃える為に、独自の聞き込みを始める。そして、事件の関係者に当たるうち次第に鈴木=少年Aという疑惑が確証に変わっていく。 本書は、益田だけではなく、鈴木の少年院時代の担当官であった白石弥生、カワケン製作所の事務員・藤沢美代子の視点からも鈴木の人物像が描かれています。白石からすれば鈴木は行方をくらました保護対象者であり、息子と同じくらい愛情を注いできた人物。美代子からすれば、自分に付き纏う元恋人を追い払ってくれたどこか憂いを帯びながらも強い鈴木に次第に惹かれていく。3者から見た鈴木は其々異なる側面を見せているが、最終的に落ち着くのは、鈴木には過去の罪を背負って生きていって欲しいという願いである。 鈴木は、毎晩罪の意識に苛まれて魘される夜を過ごし、非常に苦しんでいる描写は出てくるものの事件を語ることは無い為、鈴木の本心が最後まで明かされることは無い。益田もその告白を受け止める勇気がなく、最終的に鈴木は去ってしまう訳ですが、彼は一体どのような気持ちを持っていたのだろうかと考えさせられます。 読者が感情移入しやすいのは、益田であることは間違いない。果たして親友になった友人が過去に重大な犯罪を犯した人間だったら、その過去を知ってしまったら今までと同様の関係を築くことが出来るだろうか。益田を自分に置き換えて考えても簡単に答えは出ないだろうけど、私だったら恐らくずっと親友でいるのは苦しいだろうなと思いました。それは被害者のことを考えるとどうしても赦すことは出来ないから。今回は、事件の動機も鈴木から語られることもない為、何が彼を犯罪に走らせたかは分かりません。しかし、事件の猟奇性からすると彼に同情することも困難だな・・・とか色々考えが巡ってしまいました。 全体的に読ませる力が凄く、すぐ読み終わってしまいましたが、個人的に気になる所は、鈴木が少年Aであったと判明した時の同僚の身代わりの速さと弥生と息子・直也の関係性です。前者は、少なくとも鈴木と良い関係性を築けていたわけだから、有名人がそばにいたとはしゃぐのは早すぎるかなと感じました。もう少し葛藤があっても良かったかなと。 後者には違和感ありでした。犯罪を犯した少年を矯正するという仕事を全うしてきただけなのに、何故息子はあそこまで弥生を毛嫌いをするのか全く理解が出来ませんでした。自分を捨てたとばかり言い出す息子ですが、男と駆け落ちした訳でもなく、どこか道端に捨てられた訳でもないのに腑に落ちない・・・。そもそもちゃんと避妊しとけボケって感じです。元旦那も、明らかに問題ありな女性、しかも大学のサークル仲間という所からみても弥生を刺激する為だけに再婚したかのように見え、どちらに対しても腹立たしい。この設定は必要なかったんじゃないかと思うくらいでした。 自分の周りに過去に犯罪を犯した者がいるというのは、フィクションではなく本当にあり得ることです。フィクションながらもノンフィクションも感じさせる1冊。
1投稿日: 2018.07.20
powered by ブクログある町工場に同じ日に入社した二人。年も近く、次第に親しくなっていくのだが、あるきっかけで、相手が世間を揺るがした大事件の犯人ではないかと思い始め…。 読み応えのある、ヘビーな作品。実際にあった事件を思い起こさせる内容だけど、それとは全然別の感情を起させる。ラストはやっぱり友達でいて欲しいと願ってしまう。重たい話だけど、ずんずん読める。やっぱりたまにはこういう作品も読まないと、読む楽しみがないものね。
1投稿日: 2018.07.07
powered by ブクログ普通に暮らしている自分にとって日々起こる事件は遠くで起こる出来事です。ここに出てくる人々もそう、週刊誌のネタでしかないのです。罪を犯した人をただ非難するのは自分と関わりない出来事だと思っているから。それがもし友人となった人であったなら…。関わるのは勇気のいる事です。罪を償うとは。考えさせられました。犯罪を犯したものをただ排除するのでない。主人公の取った行動は救いをもたらして希望をくれました。
1投稿日: 2018.06.13
powered by ブクログ友人だと思っていた人が凶悪犯罪の加害者だったら。 読んだ人は、おそらく誰もが自分だったらどうかと考えるだろう。 私も考えて考えて途方にくれてしまった。 知らなければ、知りたいと思ってしまう。なのに、知ってしまったら苦しい。そして、何故あれほど酷い事ができたのかと考えずにはいられないだろう。 背負ったもののあまりの重さに、できれば側にいないでほしいと願ってしまうだろう。 ただ、物語に出てきた同僚たちのようにはなりたくないと思った。 じゃあ、どうするのかと問われればわからない。考え続けることしかできないけれど。
1投稿日: 2018.06.08
powered by ブクログ2018/5/31 親しくなった友人が、残虐な殺人事件の犯人だったら...? 一気読み。 鈴木を守ってあげたい気持ちも、事件を思うと嫌悪感を抑えきれない気持ちもある。 答え出ない。
1投稿日: 2018.05.31
powered by ブクログ何も無かった頃に時間を巻き戻したい気持ちを抱えた人達の話だった。環境、生理的なもの、勇気の無さ。。。色んな要因で作ってしまった過去。他人の心の痛みの深さは当事者にしかわからないけど、共感する事で少しでも救われるのかもしれない
1投稿日: 2018.05.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
同僚が実は元凶悪犯だったらーーー 私なら、と読む者に考えさせたいとこなんだろうけど。。。同僚側の葛藤や揺らぎ迷いに重点を置いて話は展開し、肝心の元少年Aの影が薄い。どういう経緯でどんな犯罪をどんな風に起こし、そして今はどう思っているか、の方は通り一遍な描写で、読み手は主人公を挟んでしかAに触れらないのが隔靴掻痒の感あり。
0投稿日: 2018.02.13
powered by ブクログブクログのよみたいリストに加えたのが2016年5月。ようやく読むことができた。 ミスチルの桜井さんは歌の中で言った、「殺人鬼も聖者も凡人も共存していくしかないんですね」と。 それがどんなに難しいかを思い知らされた小説。 この話をすっきり終わらせるのは無理だし、そもそも終わりなんてないテーマ。 めちゃくちゃ重いから苦しくて悲しくて途中で涙が出た。 もちろん本人の自業自得も大きいけど、本人が更正するのに週刊誌が妨げになるのがなんだか悲しい。 隠されたことを報道する必要はある、でも必死で生きている誰かを殺すほどの権力を簡単に振りかざしていいのかな。 買う人がいるから作るんだという意見もわかるけど。ジャーナリズムってなんや。 私は絶歌を今後も読まないだろうし、少年Aの現在なんてこれからも調べない。 「知らないほうがよいこともある」は自分のために使われることが多い言葉だけど、他人のために使えるようになりたいなあと思った。 これ、生田斗真と瑛太で映画化するそうだけど 予告で見た瑛太がはまりすぎて怖いくらいだ
3投稿日: 2018.01.22
powered by ブクログ酒鬼薔薇聖斗の事件を彷彿させる一冊。少年法というものを考えさせられる。 あまりにテーマが重すぎて前半いまいちのれなかったけど最後は一気読みだった。
3投稿日: 2017.10.25
powered by ブクログ映画になるというので一気読み。 重いテーマ、人ごととして読んでるけど、実際益田の立場に自分がなったらどうなるのかと考えさせられた。
1投稿日: 2017.10.19
powered by ブクログ仲良くなった会社の同期が、かつて世間を震撼させた、凶悪な連続殺人犯だったら… うーん、やっぱり被害者遺族の事を思うと、色々難しいかな。同じく同僚の元AV女優のように、昔の事だし悪いことしてないし、とかでは済まされない。でも、やっぱり鈴木には、最後の手記を読んでいてほしい。
1投稿日: 2017.09.17
powered by ブクログこの著者は初見であるが映画化されるということで読んでみた。本作も数々の作家がテーマとして採り上げている少年犯罪である。殺し屋に処分を頼んだり自分で復讐しようとした物語もあったが、犯罪を犯した者はもう救われないのかという問題提起をした物語もあった、本作はその後者に当たるわけだが、この物語では主人公も子供の頃の傷を持っているという設定である。戦場において人を殺した兵士は帰還してもそのことに苦しみ精神に異常をきたすと言うから、人は人を殺してはいけないのだ。そしてマスゴミについては本当に困ったものだ。ちょっとこの小説で気になったのは東京と奈良の距離感と時間経過がいい加減なところと、最後の記事は短すぎる、あれでは何も伝わらないのではないだろうか。
0投稿日: 2017.09.11
powered by ブクログ劇作家をしている友人が、以前同じテーマで公演をしたことがあった。 このテーマに関しては、正解もなく、哲学みたいに答えもない。 重いテーマだし、どうしたらいいのかわからない。 帯に書いてあるように、同僚がそういう人だったら?と考えてみて、知らないほうが幸せなこともあるなーと思いました。
1投稿日: 2017.09.09
powered by ブクログテーマは重いし長編けど、久しぶりに夢中で読んだ本。視点が変わるから、飽きっぽい私も飽きずに一気読みでした。 「自分だったら??どうする?」 過去とは言え、そんな残虐な殺人犯と知っていたら恐らく初めから敬遠しちゃうんだろう。 でも今回のように打ち解けてきた頃に知ったら? 初めは益田の立場だったら…と考えて読んでいたけど、そのうち、もしも自分が鈴木の立場だったら??(さすがにそれはないけど) 山内の立場だったら??山内の息子の立場だったら??(それはあってはならないけど可能性として絶対にないとは言い切れないかも) 自分だったら…がずっと頭にあって考えさせられる話でした。 余韻が残るラストで若干モヤモヤしたけどそれでOKなんでしょうね。 面白かったけどちょっと疲れたので次はコメディタッチの軽い話を読みます(笑)
6投稿日: 2017.03.19
powered by ブクログ皆さんもレビューで書かれている通り、神戸での事件を彷彿とさせる内容。 重い重い問題提起作品。 どうしたって嫌悪感を抱かざるを得ないかもしれないけど。 でも清水や内海、達也、マスコミ、、、、 罪には問われない悪意はそこらじゅうにあるのではないか。 そんなふうにも感じた。 うまく消化できない1冊。 2013年 集英社
5投稿日: 2017.02.03
powered by ブクログ友人が犯罪者であることが分かったら、それまでと同様に付き合うことができるのか? おそらく、できない。過去の存在が今の存在を超えてしまう。理不尽なように思えて、必然のようた。
0投稿日: 2016.10.08
powered by ブクログテンポが良いし、読みやすい。しかし、あまりにも有名なあの事件がベースになっていると分かってから、作者には失礼だがその安易なネタ設定に白けてしまい、星が少なめに。 やっぱりプロの作家には発想力を求めてしまう。作り話をいかに現実味ある小説に仕立ててくれるかが腕の見せ所じゃないのか?世間を戦慄させた前代未聞の重大事件、今なお加害者の動向や発言が世間の注目を集めるあの事件を題材にしてだったら、申し訳ないが素人でもある程度のものが書けるのではないか?実際の事件をベースにするなら、もっと作家独自の世界を作り上げて、少し実際の事件とはかけ離れたものを完成して欲しい。
3投稿日: 2016.08.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【要旨】―過去に重大犯罪を犯した人間が、会社の同僚だとわかったら?― ミステリ界の若手旗手である薬丸岳が、児童連続殺傷事件に着想を得て、凶悪少年犯罪の「その後」を描いた傑作長編! ジャーナリストを志して夢破れ、製作所に住み込みで働くことになった益田純一。同僚の鈴木秀人は無口で陰気、どことなく影があって職場で好かれていない。しかし、益田は鈴木と同期入社のよしみもあって、少しずつ打ち解け合っていく。 事務員の藤沢美代子は、職場で起きたある事件についてかばってもらったことをきっかけに、鈴木に好意を抱いている。益田はある日、元恋人のアナウンサー・清美から「13年前におきた黒蛇神事件について、話を聞かせてほしい」と連絡を受ける。 13年前の残虐な少年犯罪について調べを進めるうち、その事件の犯人である「青柳」が、実は同僚の鈴木なのではないか?と疑念を抱きはじめる・・・・・・ 途中まで鈴木に感情移入しながら読み進めて行くので、真実を知ってから周りの同僚同様に衝撃が大きい。 自分だったらどうだろう?とずっと考え続けて読んだ。 難しい問題だと思う。 犯罪が犯罪だし、綺麗ごとだけではいかないよね。
0投稿日: 2016.04.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
先日手記を書いて非難をあびて、猟奇殺人の犯人を連想させる内容でした。 でも、本作の主人公は自分のした罪を深く悔いていて、毎日「ごめんなさい、ごめんなさい」とうなされ、体には死ねなかった自殺のあとだらけ、14歳の時に、母親の愛情不足で、幼い子2人の命を奪い、目をくりぬくという猟奇殺人を犯してしまった、犯人は一生どこにも居場所を創ってはならないのか? 難しい疑問になりました。 本書には他にも、いじめられていた親友を、自分がいじめられるのが怖くて、救えなくて、毎日うなされている主人公。 若気のいたりで、付き合った相手が悪くてAV女優にさせられ、どこへ逃げても興信所で探されて、AV女優の時のDVDをばらまかれ、又居場所がなくなってしまう女性。 そして、息子が若い頃に交通事故を起こして、幼い3人の命を奪ってしまい、その罪を追うために、3人家族の絆を無にして、息子や妻が今何をしているか?知らない男性。 人間って、ほんの一瞬の油断で人の人生を奪ってしまう事がある、という怖さを感じました。 殺された遺族のうらみは決して消えません。 だけど、たとえば、交通事故で誤って人を殺したら全員自殺しろとは、誰もいえない。 ずっと悔い続けられる場所があるといいと思いました。 でも、いつかは普通の生活がしたいと思うのも人間。 人を不幸にするような人生だけは歩みたくないです。
1投稿日: 2016.03.07
powered by ブクログ一度犯した罪は一生背負う… 本人も周りも、新たに知り合う人にも 何かしらの影を落とす。 ここまでの犯罪は身近になくとも 殺人者なんて案外身近にいるかも 主人公だけでなく 周りの登場人物すべてのその後が気になります。
0投稿日: 2016.01.29
powered by ブクログFree Styleさんが詳しいレポをあげられているが、 罪人となった後、周りの人の反応について深く考えさせられた。 14歳のときに犯した殺人の罪を28歳になっても背負っている青年「鈴木」。 同じように中学生の時に 表向き親友のようにつきあっていた友人がいじめにあったとき、 かばってあげる勇気がなく、その友人の自殺をとめられなかったことを 生涯の罪と感じている「益田」。 2人は同時期に、川口のステンレス加工工場に勤めることになり、 社員寮での生活が始まった。 その会社の事務員美代子は、 元彼にだまされてAV女優として働いていた過去があり、 美代子のヒモと化した元彼から逃げていた。 3人3様の嫌な過去があり、誰とも付き合わずしゃべらず、 人との接触を避けるような生活をしていたのだが、 この工場で知り合ったがため、 そのバランスがじょじょに崩れてくる。 同年代、同期入社という偶然から口を聞くようになり 頑なに人を拒否していた鈴木は 唯一、自分を大事と言ってくれた益田を親友と思うようになる。 一方益田は鈴木の隠された過去に気が付き 「あの事件の犯人は今・・・」というネタを マスコミに話してしまう・・・・。 罪を犯した人の社会復帰はこんなにも難しい。 親友だと思っていた人が実は殺人犯だったら・・・ たとえ今はすごく優しいいい人だとしても 心の奥までわからないものだから、 やはりある一線をひいて、特別な目でみてしまうだろう。 本人は「ああ、やっぱりここもか」という気持ちになるに違いない。 それ以前に、犯した過ちを悔いるなら、 一生、後悔ばかりで苦しい想いをするだろう。 いや、苦しい想いをする人ならまだ救いようがある。 懲りずにまた同じ罪を犯す人もいるからなあ。 ひっそりと隠れるように生きる罪びとの心理が とてもよく書けている作品だと思う。 願わくば、こんな切ない人々が1人でも少なくなるような 社会になって欲しいものだ。
0投稿日: 2016.01.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人の命の重さを考えさせられ、非常に読み応えがあった。 自分の不用意な一言が原因で命を落とした人がいたとしたら、自分だったらどんな思いで生きてゆくのだろうかと考えたが、第三者には到底計り知ることなどできなかった。 鈴木も益田も夜な夜な悪い夢でうなされる。 眠りの中までも罪の意識に押しつぶされそうになっている。 最後の手紙は益田の心の底からの叫びであり、同じ罪の呵責を重ねないためにも鈴木にはしっかり生きていてほしいと願った。
0投稿日: 2015.12.27たくさんの人に読んでもらいたい作品。
この作品のテーマは「加害者少年の更正」ではなくて 「もし、自分の近くにいる人が過去に殺人事件を起こした犯人だったら。」 主人公の鈴木も明らかにあの事件の少年を意識しているので、抵抗を感じる人もいるかもしれません。 しかし、私は少年犯罪が多発している今だからこそ この作品を読んでもらいたいと思います。 身近な人が過去に殺人事件の加害者だった…なんて 非現実的に思うかもしれませんが 実際にあり得ないことではないですよね。 その時に自分だったら、どうするか…。 登場人物の誰に感情移入するかによって感じ方も 違って来ると思います。 是非、いろいろな人に読んでもらいたいおすすめ品です。
0投稿日: 2015.11.28
powered by ブクログ出だしの面接場面に引き込まれた。作者の力量を感じる。暗い生い立ちの青年と、悪い男に引っかかった女性が出会う工場が舞台です。神戸であった少年の犯したおぞましい事件が連想されます。そしてその少年の手記が、最近発表されたばかりで、どんな内容の手記か分かりませんが、もしかしたら通じるものがあるかもしれません。
2投稿日: 2015.09.12
powered by ブクログ過去に殺人という罪を犯した人間は、今、どう生きているのか、どう生きていれば赦せるのか、という薬丸作品『悪党』でのストーリーを、重層的なテーマを持つ長編作品として仕上げたような作品ですね。 ハッピーエンドになるはずがないと予感させながらも、自らの過去に苦しめられる人間同士で友情や愛情が芽生える展開に、涙を流さずにはいられませんでした。
2投稿日: 2015.09.03
powered by ブクログ友情を感じていた同僚が、過去に世間を震撼させる大事件の犯人だったら。 ステンレス加工会社で働き始めた益田は、同じ日入社した影のある青年鈴木と知り合う。 同じ寮で暮らすうちに、少しずつ打ち解けあうようになるが、ひょんなことから、益田は鈴木の過去に疑問を持つようになる。 著者の作品、3冊目。 毎度重いテーマながら、考えさせられることが多く、今回も夢中で読んでしまいました。 実際にあった事件を彷彿させるような事件がいくつか出てくるので、展開としては、鈴木に同情をしてしまいそうになりつつ、やっぱり、少年犯罪、少年法の問題点を、考えてしまいました。 益田と、鈴木に恋愛感情を持つようになる美代子、鈴木の矯正関わった医療少年院の職員弥生の視点で話が進みます。 鈴木の気持ちが分からないようになっているのが、リアルだなと思いました。
1投稿日: 2015.07.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
もし自分の友だちに、同僚に、昔犯した凶悪犯罪の犯人がいたら、あなたはそれでもその人と関係を続けることができますか… 今の自分には非常にキツイ、心に刺さる物語だった。 一度罪を犯したものは、その後生きていることを赦されるのだろうか。ちゃんとした生き方をしてはいけないのだろうか。 世間や周囲の反応をリアルに感じているボクには、共感できるところが多く、望みの見えないものに思えたが、 ちゃんと発散させて物語が終わっていたのでそこは救いがあってよかった。 最後はぐいぐい読まされた。面白かった。
0投稿日: 2015.05.20
powered by ブクログその人が過去に何をしたかとか大多数の人にどのように思われているのかなんて自分にとっては何も関係ない。 重要なのは、その人と触れてみて自分がどう感じたのかの一点。
0投稿日: 2015.05.04
powered by ブクログ重い。少年犯罪のその後、更生というより、そういう人の性というのは変わらないんじゃないかという不安と、更生するはずという期待。 でも実際知ってしまったら友達には、、なれない。怖いと思ってしまう。 作中の益田はもっと芯のないヤツかと思ったら、だんだんしっかりしてきてくれて、意外だった。 負の連鎖、最初に落ちてしまわないよう、人生を歩まねば。
0投稿日: 2015.04.01
powered by ブクログ前半は、暗い過去を背負った人がやたらに集まって、気が重くなったが、どんどん引き込まれていった。 犯罪者、被害者、その家族。 どちらの側から見るかによって感じ方は本当に異なると思うけれど、この作品はどちらの気持ちも伝わってきて読み応えがあった。
0投稿日: 2015.02.12
powered by ブクログ職場の同僚が過去に少年犯罪を犯していて、それを知ったらどうするのか・・・。 自分はどうするだろう?考えた。
0投稿日: 2015.01.12
powered by ブクログ後半は今までにないほど速く読みました。猟奇殺人犯が本当に更正できるか?、殺人犯と友達になれるか?、自分は恐らくなれないですが、本当に鈴木のような人間であれば見守れる位の度量は持ちたい。終わり方だけでなく、全体的なストーリーは光を持たせたもので良いと思いましたが、弥生には共感も同情もできませんでした。そこだけは気分があまりよくないです。
1投稿日: 2014.12.11
powered by ブクログ親友が酒鬼薔薇事件のような残酷な少年殺人犯だったことが判明したらどうするか、という非常に重いテーマの小説。この小説だけ読むと、少年犯だった鈴木に同情してしまいそうにもなるが、実際、自分が主人公だったら、ずっと友達でいられるかわからないとしか言いようがない。主人公の苦悩はよく伝わってきた。賛否両論あるようだが、ラストはあれでよいと思う。
1投稿日: 2014.10.26
powered by ブクログ中学2年の少年が二人の小学校低学年の男児を相次いで 殺害。発見された遺体はいずれも両目がくり貫かれていた 日本中を震撼させた殺人事件は黒蛇神事件と呼ばれ 14年経った今も少年による犯罪が発生するとこの事件が 凶悪犯罪の象徴のように引き合いに出される。 そんな少年も今は28歳、医療少年院を退院後 新しい名前、出身地を与えられ普通の青年として社会で生活をしている。 親友だと思えるほど親しくなった人が、もし好きになった人が 凶悪事件を起こした犯人だと知った時あなたならどうしますか? 凄惨な事件を起こしたその後の青年と青年に関わる事となった 人達の物語です。薬丸岳さんらしい視点で描かれています。 益田純一は寮つきの職場を探してやっとステンレス加工の工場で 働ける事となった。同じ日に入社した鈴木秀人は人を寄せ付けない 変わった所がある人物だが、同じ年という事もあり交流を深めていく 同じくステンレス加工工場で経理事務として働く 藤沢美代子。彼女は過去にAV女優として活動していた事を ネタに元彼から執拗な嫌がらせを受けていた 鈴木に偶然、助けられたのをきっかけに想いを寄せるようになる ステンレス工場の寮長山内は日中は穏やかな男だが毎晩のように 泥酔するまで酒を飲む。そんな山内を鈴木は甲斐甲斐しく介抱し 彼は自分と同じ「独りもの」だからと言う。 白石弥生は医療少年院で黒蛇神事件の少年の母親変わりを 務めていたが、その代わり自分の本当の息子をないがしろに してしまい絶縁状態となっていた。 益田の実家が黒蛇神事件があった近くという事もあり ふとした事がきっかけで鈴木の事をあの時の事件の犯人では ないかと疑うようになる。 信じたくない思いと、出会ってしまった事を悔やみ 自分の前からいなくなって欲しいと願う。 しかし彼があの時の少年だという事が週刊誌に載り 会社にも知れ渡ってしまう。彼が姿を消してくれて 良かったハズなのに苦しみからは解放されない。 鈴木も人と深く接しようとしなければ誰も傷つけることは なかったのにと後悔します。 益田も美代子も彼と過ごした時間はおぞましいだけのもので 消しさりたい記憶なのか・・・・。自問します。 益田が鈴木に対してとった行動は彼なりの償いの 一歩なのだろうと思います。彼と出会って、過去から もう逃げないと決めた人、過去と向き合う事を決心した人 彼に生き続けて欲しいと願う人 胸が苦しくなる事もありましたが 自分が犯してしまった大きな罪に一生苛まれながら 被害者やその家族への償いを続けなければならない 鈴木が凶悪事件を起こした犯人だったと知れた時の反応は 嫌悪を感じる態度や言葉にいたたまれませんでした 名前を変え、顔を変えても自分の過去は切り離せない 凄惨な事件を起こした少年達は今、どのような 社会生活を送っているのだろう。
0投稿日: 2014.10.21
powered by ブクログ連続児童殺傷事件を起こした犯人の行く末は…。 難しいテーマだけど、被害者の家族からしたら絶対に許す日はこないんだろうな、と思う。
0投稿日: 2014.10.09酒鬼薔薇事件…
あとがきで作者はゴチャゴチャと 言うとりますが、これは明らかに あの酒鬼薔薇事件を模しています。 十字架を背負った登場人物が、 酒鬼薔薇を元にした人物以外にも 数名出てきます。 色んなパターンの背負われた十字架。 何が善で?何が悪?正義って何?と、 読者である僕にも「迷い」みたいな思いが、 すっごい出てきて… 分厚い本ですが、あっという間に 読み終えてしまいました。 犯罪の低年齢化。 なかには故意でない事故ともいえる 事件もあるでしょう。 報道のあり方、犯罪者の更正等、 深く考えさせられる逸品でした。
5投稿日: 2014.10.06
powered by ブクログ凄く重いテーマなのに 何かに取り憑かれたように 読みふけってしまいました。。 色々と考えさせられた一冊。 最後の手紙には、胸がいっぱいになりました…
1投稿日: 2014.10.02
powered by ブクログ益田が鈴木の正体にいつ気づくかハラハラし、益田の記事を鈴木がいつ読んでしまうかハラハラした。『悪党』とは違い犯人側の視点で描かれているので、鈴木に肩入れしつつ読んでしまった。鈴木が犯人だと知ってからの周囲の態度には腹が立つが、これが世間一般の普通な反応だと分かるし、益田のことを責める権利は誰にもないと思う。一方で、弥生は医療少年院精神科医なのに行動が軽率すぎる。益田に余計なことを言って疑いを持たせているし、鈴木がいなくなって益田を睨みつけるとか、自分のせいじゃないかと言いたくなった。智也との確執も、弥生が智也を放っておいた具体的な話がないので説得力がない。この2人の話はない方が良かったと思う。
0投稿日: 2014.09.22
powered by ブクログ”友罪”とはうまく言ったもんだ。 保身のために友を売るのはもとより、友への理不尽に無関心、というのも友罪だろう。 主人公がジャーナリスト志望という設定ならではの行動・葛藤であり、設定が全てという感じ。 ミステリーじゃないので全てを明らかにする必要はないけど、あの終わり方はちょっとモヤモヤが残る。 また、量が倍増するかもしれないけど、内面をもっと深堀してもらいたかった。 とはいえ、タイトルに対して全体としてまとまってるとは思う。 「虚無」もそうだったが、各立場からの描写するスタイルは合ってると思う。 実際に親しい友が過去に大罪を犯していたと知ったらどうだろうか。 今に至る全ての過程を知りたくなるだろうな。 友だからこそ何か力になりたいし、辛さや悩みを共有してもらいたいし、もちろん好奇心もあるだろう。 どんな内容であれ、知った先も友でいられる自信はある。 ただ唯一、その罪が身内に関わることだったとしたら、実際にそうなってみないとわからない。 もし一人身だったとして、生に執着が持てないでいたとしたら、友に対して同じ罪を犯してしまうかもしれない。 この辺りは「虚無」に繋がりそうだ。
1投稿日: 2014.09.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
図書館にて借りました。 神戸の事件をモチーフに、もし貴方の近くに元殺人犯がいたら?を問いかける作品です。 正直、オチは解りやすいです。 途中で、あ、なるほど。と思っちゃいます。 でも、読んじゃいます。 もし貴方の身近の人が〇〇だったら? これは何でも当てはまるんですよね。 AVに出演していた女性も絡んできますが、ある意味こっちの方がリアルで生ナマしかったです。 でも、こういったリスクも考えなきゃならないんですよね。 あと、雑誌とかに掲載されるライターの書き方の意図がよく解りました。 これから話半分で読もう・・・週刊誌は。
1投稿日: 2014.08.29
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ムチャクチャ難しいテーマを選んで書いたなぁ。ってのが一番に思ったこと。正解なんてないし、登場人物の誰かを自分にあてはめてみても(さすがに鈴木君はないにしても他は十分あり得る)、ほんなら俺はどうするのかって想像も難しい。 とりあえず、言えるのは善人ぶらないこと。他人のやってることや生い立ちや過去の言動にに必要以上に首を突っ込まないこと。自分の世界をあまり大きくしないこと。世の中に悪い奴はいっぱいおるけど極力構わないこと。 そしてこれは大いに反省すべきとこだけど、ゴジップを喜ばないこと、小さなことでも大きなことでもゴジップを喜んでいる気持ち自体が傷つける必要のない人を傷つけていることがあるんだということを自覚する事。 後味が良くない小説だけど、考えさせられること満載でした。
0投稿日: 2014.08.26
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明らかに酒鬼薔薇事件をモチーフにして(というかほぼ乗っかって)いる。前半で鈴木の正体に感づき、あとは益田の犯した過去の過ちだけが物語を最後まで読み進ませる興味だったが、ありきたりの内容で、インパクトが薄かった。薬丸氏の作品は結構好きでほぼ読んでいるが、今回は正直、弱いというか、イマイチでした。
0投稿日: 2014.08.18
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酒鬼薔薇事件を思い出させるような内容。 子供を殺し目をくりぬいて捕まった少年が更生し27歳になって社会でどう生きていくかという話。 犯人目線で進むと犯人に同情というか、そんなに悪い奴じゃないじゃん!反省もしてるし!と思いそうになるけど被害者側からしたら相手が生きて笑う事があるだけでも腹が立つんじゃないのかなと思う。 過去に大きなトラウマがある人ばかりが集まりすぎてるけど、最後はまぁよかったかな~と。
0投稿日: 2014.08.04
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⭐️2014年7月6日読了『友罪』薬丸岳著 評価B+ 十数年前に神戸で起きた酒鬼薔薇事件の少年Aを題材に、彼のその後を想定した重い物語になっている。 一度犯した罪、過去を十字架として背負い生きる場所を懸命に探しながらも、あちらこちらで追い出される。たまたまそんな中、一時期を同じ会社で過ごした友人や異性が彼の背負うものを知って、悩み苦しみのたうちまわるそんな物語。 薬丸岳氏らしく、社会的問題を正面から捉え、それを物語として成立させてしまう作家の力量には、敬意を表したい。 スッキリした物語には、テーマ的に当然ならなかった点に不満を持つ方もいらっしゃるとは思いますが、私的には、読者に重い課題を投げかけつつ、物語を終わるこの書き方もありだと感じます。
0投稿日: 2014.07.06
powered by ブクログ友人が殺人犯と分かったら、友情が変わってくるというのが、ちょっとひどいと思った。 私も殺人を犯した人に会っていたが、私はそういうことをした人だと知っても変わらず接していた。
0投稿日: 2014.06.24
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初めて読む薬丸岳氏の本。 少年犯罪を起こした少年が社会復帰したその後の話。健全な状態に戻ったら自分のしたことにさぞ苦しむだろう。 事件を起こしたことを知らずに付き合い、それを知った時どうするのか。難しいテーマだけどそこまで重くなっていなくてうまく話が終わっていると思う。 実際の事件をモデルにしてあるのがわかるけど、あの事件が使われる本が多い。
0投稿日: 2014.06.03もうあと一歩足りない。。。
自分の同僚が少年犯罪の加害者だと分かったらどうするかというお話です。テーマは読者に少年犯罪について考える契機を与えてくれるよいものだと思いますが、加害者(鈴木)を取り巻く同僚たちが過去に特殊な事情を抱えていたり、驚くほど短絡的だったりと、本当に普通の人がその状況に直面したらどうするかという問題には真っ向から挑戦できていないように思いました。最後の結論を導くためには主人公が過去に問題を抱えているという状況設定は必要なのかもしれませんが、他の登場人物の背景や心情を掘り下げることによって、もう少し普通の人の視点を取り入れてほしかったです。 薬丸さんには、また何年後かに同じテーマに再挑戦していただきたいです。
1投稿日: 2014.05.11
powered by ブクログ神戸の事件を彷彿させる事件を起こした犯人が、同僚だったとしたら…それぞれに罪の意識を抱える人たちのストーリーでも。 神戸の事件の犯人は一つ上の年代だということもあり、すごく親近感をもって読めた。事件の後も人は生きていく。考えさせられる… 重いテーマのわりには、とても読みやすい文章。
0投稿日: 2014.04.28
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考えさせられる作品でした。 それぞれのひとに過去があって、でも過去のことはどこまで責任をとらなくちゃいけないんだろう。私としては男の子殺害の動機が詳しく知りたかったけれど、主題が違うので仕方ありません。さらさら読めてこんなに心に残るのは凄いです。
0投稿日: 2014.04.26
powered by ブクログ仲良くなった同僚が、過去に凄惨な事件を起こした犯人だったと知ったら… 重いテーマですね。 でも、もう少し切り込んで書いて欲しかったです。 加害者本人の事件に対する気持ちとか、被害者家族のこととか。 知らずに友人になっていた男性の葛藤も、もうちょっとあるんじゃないかと。 ごく最近、実際あったある無差別殺人犯の家族が、その後崩壊し自殺したという記事を読んだ。 犯人は捕まれば高い塀の中である意味守られるが、その家族には容赦ないバッシングが待っている。 犯罪者を出した家族は同罪なのか。 本小説とは横道に逸れるが、そういうこともからめて考えさせられた。
0投稿日: 2014.04.15
