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友罪【電子特別版】
友罪【電子特別版】
薬丸岳/集英社
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総合評価

188件)
4.1
61
76
29
6
1
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    仲良くなった同僚が、過去に凄惨な事件を起こした犯人だったと知ったら… 重いテーマですね。 でも、もう少し切り込んで書いて欲しかったです。 加害者本人の事件に対する気持ちとか、被害者家族のこととか。 知らずに友人になっていた男性の葛藤も、もうちょっとあるんじゃないかと。 ごく最近、実際あったある無差別殺人犯の家族が、その後崩壊し自殺したという記事を読んだ。 犯人は捕まれば高い塀の中である意味守られるが、その家族には容赦ないバッシングが待っている。 犯罪者を出した家族は同罪なのか。 本小説とは横道に逸れるが、そういうこともからめて考えさせられた。

    0
    投稿日: 2014.04.15
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    あまりに強烈なストーリーに圧倒されながらも、一気に読んでしまいました。 もし自分のすぐそばにいる人が、過去の凶悪な犯罪の犯人だったとしたら・・・ この本を読んでいたら誰でも思い浮かべるだろう事件とつい重ねながら思ってしまう。 被害者の人達の苦しみは時間が経っても癒えない事が多い。だから加害者が更生して普通に社会で生きることは絶対に許されないのか。 少年犯罪に限らず、あらゆる事件に置き換えて考えられるこの問題。そして世間の恐ろしさ。とにかく色んな事を考えさせられてしまいました。

    0
    投稿日: 2014.04.13
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    考え込んでしまう話でした。題材にしたであろう事件の元少年も現実にどこかで生活している訳で。もし、身近にいたら、友達だったら、真実を知ってしまったら?果たして自分だったら?と思うとやっぱり態度に出てしまうし、逃げてしまうと思う。でもって後ろめたさでいっぱいになるかもしれない。

    0
    投稿日: 2014.04.13
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    町工場で働き始めた益田は同い年の鈴木と知り合う。昔の恋人の依頼をきっかけに、14年前の少年犯罪事件を調べるうち、益田は少年院を出所した犯人の現在の姿が鈴木ではないかと疑い…。 薬丸岳のデビュー作以来のテーマである少年犯罪。酒鬼薔薇事件を下敷きに書かれた本作も力の入った作品で、さすが社会派サスペンスの第一人者だけあってページを捲る手が止まらない。ただ結末はこれでいいのか?安っぽい結末をつけるくらいなら、とも思うが…。 (B)

    0
    投稿日: 2014.04.06
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    鈴木のような人間を糾弾できるのは、 あくまで、被害者の遺族や、 なにかしら被害を被った人たちだけなんじゃないか、 と思う。 マスコミや、全く関係のない人間が 興味本位で、まるで『人間狩り』のようなことを するべきではないんじゃないのかなぁ。 …でも、 もし、実際に、自分の近くに 過去に残虐な殺人を犯した人物がいたとしたら・・・ 果たして、友達になれるだろうか。 詳細は、⇒ http://noinu.blog.fc2.com/blog-entry-33.html

    0
    投稿日: 2014.03.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    酒鬼薔薇事件を彷彿とさせる犯罪者が目立ってしまい 過去に殺人という大罪を犯してしまった人間の その後という部分に目が行きやすいけど、 作者の意図としては、 「後悔すべき過去を持つ人間がその後どう生きるか」を テーマとした小説なんだろうと思う。 タイトルから、自分の身近な友達が実は過去に 理解し難い大罪を犯していた時に 友としてどう向きあうかという話かと思ったけど どうもそうじゃないだろうと。 過去に後悔を抱える人間がどう生きるべきか というテーマのための配役として、 殺人を犯した鈴木、友達を自殺させてしまった益田、 AVに出演していた過去を持つ美代子が主役としていて 脇役に子供が無謀運転で親友の子供を殺してしまった山内と 自分の子供をほったらかしにしていた白石とその子供を配し それぞれの登場人物が絡み合いながらも 過去とどう向き合って現在と未来をどう生きるかを 描いている。 そういう意味で、読後は鈴木が本当に更生したのか その頃の心の闇はどうなったのかとか気になったけど そこはあえて流した部分なのだろうなと思った。 ただ、いろんな人物の過去に触れている分、 切り込み不足に思える点もあり、 表層的なエグさに終わっている惜しさが残る。

    1
    投稿日: 2014.03.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    少年時代に罪を犯した者は、少年法に守られて社会に復帰していく。確かに、いかなる犯罪者であっても更生の機会は与えられるべきだし、周囲も理解すべきだろう。鈴木秀人と出会った益田純一の悩みや二人を取り巻くあらゆる人たちの反応は、よく伝わってきた。但し、鈴木秀人がこのストーリー展開にあるような人間性を持つように変わったらという前提が必要となる。私には果たして、こうした変化が起きるのかどうかは全く予測がつかないし、変化が起きないとすれば、それは別の物語になるのだろうとしか言えない。

    0
    投稿日: 2014.03.21
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    ありえない事態ではないし、 もしかしたら自分の周りでもほんとうは在る事なのかもしれない。 自分だったらどう行動するだろうか。 黙っていられないだろうし、かといって吹聴もせず、 閉じ込めておく事は無理かもしれない、でも…と 解決しない堂々巡りに陥るだろうと思うと、 サスペンスとは違う恐ろしさ、焦燥感に苛まれる。 過去をネタにする人もいれば、絶対触れられたく無い人もいる。 強く生きるなんて、言うははなはだ易しだ。 なんとも、どうしたらいいのか、もやもやの消えない本だった。

    0
    投稿日: 2014.03.13
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    あまり手を出してこなかった文体で、序盤は読み切れるか不安だったのだけど、中盤から終盤にかけての「どうなるの」感、「どうするの?」感がページを捲る手を早めた。テーマ自体は重いけど、設定が割と都合よく出来ているのもあってあくまでもフィクションとして読める。

    0
    投稿日: 2014.03.08
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    一気に読みきることができるリズムとともに、 いろいろなことを考えさせる重厚さを備えた作品。 取り返しのつかない罪は、ある。 たとえば、失われた命は、どんなに後悔しても戻っては こない。 どれほど悩み、苦しんでも。 益田も、美代子も、弥生も、鈴木と知り合うことで たくさん苦しんで辛い思いをした。 でも、彼らは、最後に勇気ある行動をとる。 それが、救い。

    1
    投稿日: 2014.03.04
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    2月-4。4.0点。 マスコミに就職できない男。流れて工場へ。 同日に入社した男が、昔事件を起こした男。 事務員の女性もいわく付き。 真実がわかりはじめて、主人公は友のまま行けるのか。 面白い。モデルの事件があるので、本当にそうなったらどうしようと思ってしまう。 500頁超だけど、一気読み。

    0
    投稿日: 2014.02.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【友罪】 薬丸岳さん 十数年前、奈良で起きた黒蛇神事件。幼い子供2人が目玉をくりぬかれ殺されるというショッキングな事件は犯人が14歳の中学生だったという更に衝撃の事実で事件としての幕を閉じた。しかし、世間に響き渡った衝撃はそう簡単に消え去るモノではなかった。 同時期カワケン製作所に入社をした益田と鈴木。人とのかかわり合いを避け、誰にも馴染もうとしない鈴木が益田の「きみが死んだら悲しい」という一言で彼に心を開き始めた。鈴木の優しさに好感を抱きつつも、浮世離れした鈴木の態度や言動に何か不穏な秘密を感じ、彼と積極的に友だちになる事を恐れた益田。彼はその不安を払いのけるため、鈴木のコトを調べ始める。そして、彼の願いも虚しく、鈴木が黒蛇神事件の犯人の少年であると知ってしまう。鈴木に対する嫌悪と好感の相反する思いに悩まされる益田は出版社に務める先輩の須藤に相談を持ちかける。そして鈴木のコトが益田の思いとは裏腹に週刊誌でとりあげられてしまった。彼を傷つけた事に思い悩む益田。そして鈴木は行方をくらませてしまった。。 ☆ 読んでいる間中息苦しい思いを感じていた。内容が重く、ストーリーは、「さすがに薬丸さん、ハズレが無い」と感心するほど面白いが常に圧迫感を感じる本だった。 哀しい本でもありましたね。。

    0
    投稿日: 2014.02.22
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    実際、自分の周りがこうなったら(たとえば自分の子どもが殺人を犯したら、友人になった人が実は殺人犯だったら)どのように考えるのかと考えると暗い気分になる。この本に出てくる鈴木(青柳)は殺人を犯したことによって死ぬ苦しみを味わいながら生きていたので、情がわく部分もあるが、その一方で、少年時代に自ら犯した殺人をさほど気にすることもなく世に戻り平然と生きている殺人犯もいるのだろう。殺人を犯した人間はどのように生きていくべきなのか、世間は殺人犯をどのような目線で見つめるべきなのか。いろいろ考えさせられる本だった。

    0
    投稿日: 2014.02.14
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    面白くて一気に読んだ。いかにも貫井徳郎が書くようなテーマ。犯人の怪物性について掘り下げるのでは無く、罪を犯したその後とりあえず悔いてはいるといった格好で書かれているが、その怪物性が実際どうなったのかについてはよく分からない。ただ実際完全に病理と言ったような物から解放されるような事はリアルではなく思え、やってしまった人間をどう扱うか、迎えるか、についての周囲の人間の葛藤をこの作品はとても良く書いていて、引き込まれた。過去は隠せても変えられないという当たり前の事の辛さを味わえた。

    0
    投稿日: 2014.02.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    相変わらずこの人の本は考えさせられるというか、非常に辛くなる。変えてあるけど、酒鬼薔薇聖斗が元だろう。ほんとに衝撃的な事件だった。立場としては弥生先生に一番近いと思うけど、鈴木も益田も美代子の気持ちもみんな分かる。自分だったらどうするだろう。願わくば、山内さんのように広い心を持ちたい。罪を犯していない人間がいるだろうか。ほんと、読むのが辛くて、時々本を閉じて、深くため息をつかないと進めなかった。でも最後が希望のある終わり方で良かった。野次馬根性だけの人間だけではないと信じたい。

    0
    投稿日: 2014.01.30
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    ―過去に重大犯罪を犯した人間が、会社の同僚だとわかったら?― ミステリ界の若手旗手である薬丸岳が、児童連続殺傷事件に着想を得て、凶悪少年犯罪の「その後」を描いた傑作長編! ジャーナリストを志して夢破れ、製作所に住み込みで働くことになった益田純一。同僚の鈴木秀人は無口で陰気、どことなく影があって職場で好かれていない。しかし、益田は鈴木と同期入社のよしみもあって、少しずつ打ち解け合っていく。事務員の藤沢美代子は、職場で起きたある事件についてかばってもらったことをきっかけに、鈴木に好意を抱いている。益田はある日、元恋人のアナウンサー・清美から「13年前におきた黒蛇神事件について、話を聞かせてほしい」と連絡を受ける。13年前の残虐な少年犯罪について調べを進めるうち、その事件の犯人である「青柳」が、実は同僚の鈴木なのではないか?と疑念を抱きはじめる(amazonより抜粋) ここで終わるのかという衝撃。 いや、ここで終わった方が綺麗なのはわかっているけど、もっと書いて欲しかったなぁというのが正直な気持ち。 それだけ思わせられた一冊だったということでしょうか。 内容が面白いうえに書き方がうまいし、展開も上手だし、いうことなし! でもどうして薬丸さんってもっと売れないんかなぁ。 それが不思議。

    0
    投稿日: 2014.01.26
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    会社の同僚が「サカキバラセイト」だとわかったときにあなたは?。フィクションの中に現実の事件を中途半端に取り込んでいる点が不謹慎に感じて★一つ減点しましたが、ラストは圧巻です。

    0
    投稿日: 2014.01.23
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    同じ職場で働き、親友とよべる程の人間が過去に日本中を震撼させた「幼児連続殺人犯」だったとしたら?かなりシビアな物語。 最初のうち、殺人犯である少年(事件当時)が、自らの犯した罪の大きさに「自覚があるのか?」微妙に思いましたが、物語を読み終わって…自覚はあったんですね…。 残忍な殺害シーンは描かれて無かったので、読者である私には猟奇的なイメージがわかなかったのも主人公、益田くんや鈴木くんに同調しやすく読みやすい一冊だったと思う。

    0
    投稿日: 2014.01.09
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    少年犯罪のその後を題材にした小説。 友人は怖いと言う感想を言っていたが、私は怖さは全然感じなかった。 モデルになった事件よりはソフトに描かれていると言うか、犯罪内容自体の詳細はほとんど語られていないので、犯罪を犯した少年には同情と言うか、共感すら覚えた。 一方、最後まで同僚でありマスコミ崩れの益田と言う男の態度にイライラさせられた。 わりと一気に読んだので、さほど重い内容とは今は思わないのだが、実はかなり重いのかもしれない。

    0
    投稿日: 2014.01.03
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    ジャーナリストを志して夢破れ、製作所に住み込みで働くことになった益田純一。同僚の鈴木秀人は無口で陰気、どことなく影があって職場で好かれていない。しかし、益田は鈴木と同期入社のよしみもあって、少しずつ打ち解け合っていく。しかし益田はある事がきっかけで鈴木が13年前におきた残虐な少年事件の犯人ではないかと疑念を抱き始める・・・。 身近な人間に犯罪者がいたらどう接すれば良いのか? 自分であれば主人公の益田と同じ対応をしたかどうか、考えさせられる本です。

    7
    投稿日: 2014.01.03
  • 自分がその立場なら?

    Sくんが彼の手記を読んでいることを強く望む。自分が彼の立場ならもっと利己的に行動してしまうかもしれない。壮絶な経験を二度もした主人公はなかなか強い男だと思う。志の高いジャーナリストになっていてほしい。少なくともゴミのような記事を書くマスコミ人間には身を落とさないでほしい。弥生さんも強い。踏ん張って家族を取り戻しましたね。サイドストーリーではあるけれど、この人の息子に対する心情も胸にしみた。美代子という女性の存在はちょっと嘘くさくて、作中の役割はわかるのだけど、なんだか浮いていて違和感があった。

    1
    投稿日: 2013.12.30
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    今から20年近く前、日本中を震撼させた14歳の少年が起こした実際の殺人事件をモチーフに、加害者だけでなくその家族、遺族、周囲の人々、マスコミ、そして我々の社会にも焦点をあて、様々な側面から少年犯罪の一筋縄ではいかない根の深さ、複雑さを炙り出し問題を突き付けた意欲作。 少年犯罪にはいろいろ思うところがあり、非常に考えさせられた。 誰に怒り、誰を責め、誰に答えを求めればいいのか。 正解はなんなのか。はたして正解はあるのだろうか。 正義とは。処罰とは。そして贖罪とは。 失われた命は決して戻らない。 それならば、残された命あるものはいったいどうするのが正しいのだろうか。 終盤は、泣けて泣けてしかたなかった。

    1
    投稿日: 2013.12.24
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    重いテーマで辛く悲しい。 悲惨な殺人事件を犯した人と友人になれるか。 殺人者であっても、更生して社会に出て生きていかねばならない。 人ともかかわって生きていかねばならない。 そんな人に関わった人達が、過去の事を知った時の衝撃は小さくない。 人間性を問われている様な気持ちになった。自分だったら・・・と思う。 背負うものの大きさ、それを見つめる周囲の人達の役割、そんな二つの大きなテーマを投げかけられたようだった。

    0
    投稿日: 2013.12.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

     小学校時代に同級生を自殺で亡くした益田、過去に猟奇殺人を行った鈴木、ひどい男に心も体も蝕まれた美代子。 川口の中小企業で一緒になった見ず知らずの3人。また鈴木のケアサポーターみたいなおばさん。  だんだんわかってくる鈴木の過去に当惑、混乱する益田と美代子。  結局、益田により世間に存在を知られ追われる鈴木。  ちょっと猟奇性が残っている感じとホントの意味での償いが出来ているのか?ちょっと疑問の鈴木の行動がなんともいえずおもしろい。また、鈴木の犯した犯罪は概要の説明だけで、動機とか、経緯とかの説明が無いのも、おもしろい。作者の考えなのかな?  実際に自分の周りにこういった人間が居たら、と考えると難しい問題。  本文には関係ないけど、”おののく”って、”戦く”って、書くんだ。

    0
    投稿日: 2013.11.25
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    世間を賑わせた誰もが知る少年犯罪者。彼が出所しあなたの隣に……とても考えさせられた。彼は死ぬまで友達と笑いあったり、恋もしてはいけないのか?でも事件を知ったら友達や恋人はどう思う?子供を殺された被害者側は普通に暮らしてるのを許せる?同僚は変わらず接する事ができる?同じ地域に住む子供の居る親は?加害者家族は?国の保護チームはずっと彼を守ってくの?当事者にならないと答えなんか出ない問題なんだけど様々な立場で辛く苦しい時間を過ごした。

    1
    投稿日: 2013.11.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本当にあったあの事件をモチーフにしているのだな、とわかります。 しかし本当に、重大犯罪を犯して社会へ戻ってきた人々は一体どのように 社会へ溶け込んでいるのだろうと考えさせられます。 本人もさることながらその家族もどのような気持ちでどんな境遇で 人生を送っているのだろうと思いは広がります。 薬丸さんの小説はいつも罪を犯した人の様々な「事情」を深く考えさせます。罪を犯してしまった理由、状況、裁判、贖罪、免罪などなど… この小説の主人公、何とかどこかで生きていって欲しいです。

    1
    投稿日: 2013.11.19
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    友達が、過去に起こった残虐事件の犯人だと知ったら。。。 少年法や犯罪者の人権などテーマは重い。 けれど自分が彼だったら、親だったら、先生だったら、彼女だったら と、いろんな立場で考えさせられ、胸が締め付けられ ページをめくる手を止められず、一気に読んだ。 いろんな感情がごちゃまぜになって、涙が出て でもこれが正解!なんて見つからず 深く考える機会を持っただけでも良かったのかなと思えた。 薬丸さんの作品は初めて読んだが、他の作品も読んでみたいと思う。

    1
    投稿日: 2013.11.19
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    図書館で借りた本。 少年犯罪者という、重い重いテーマの作品。実際に主人公の増田君の立場にたったことがないので、益田君や、同僚たちの立場になったとき、自分がどのように感じ、行動するのか、想像できない。自分が社長だったら・・・自分が美代子さんだったら・・・さちこさんだったら・・・弥生さんだったら・・・たくさんの問いかけがあったが、いずれも答えは出せないままになっています。

    0
    投稿日: 2013.11.17
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    もしも友達が犯罪者と知ったら?犯罪者の人権とは?という薬丸さんの問題提起はとても重くて大胆@@ 多分賛否両論分かれるテーマだろう。 語弊があるかもしれないがずっしりとした重さの中にどこかしっくりきた読後感があり私には500Pもあっという間だった。 何処かで線引きしないといけないのは判るが被害者や遺族はもちろん納得いかないし法に守られた加害者の今後もこれで良いのかと 改めて少年法をどう捉えるべきかと疑問を持つ。 余談だけど地方の小さな町工場になぜこんなに酷い境遇の人ばかり集まるかなあって思ったの私だけ?

    1
    投稿日: 2013.11.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても内容の重い本だ。 だが、読んで良かったと思う。 まだ何とも言えないけれど、考えなくてはいけないことなのだ。 (追記) 益田が須藤に自分として世の中に訴える勇気がないのだろうと指摘された部分。 匿名でのネット社会。 加害者家族の情報を書き連ねている掲示板も 藤沢さんのことを暴いていくものも。 自分や自分の大切な人が同じことを仮にされたとしたら、 恐怖と憤りを感じるのだろうけれど、 実際に書きこむだけでなく、閲覧する、検索することだって同じこと。 えぐるように書いてくる本だなぁと思いました。

    0
    投稿日: 2013.11.01
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    過去に囚われて生きていくのは辛い。 誰もが一つくらいは疚しい過去があると思うのだが、完全には逃れることが出来ないんだな。 鈴木を中心にした部分がもう少しあってもよかったな。

    0
    投稿日: 2013.10.28
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    酒鬼薔薇事件のことを書いてるのかな?? 神戸在住の私としては、なんとも複雑な気持ちで読んだ。 ラストは事件後に犯人だと知らず出会い、友人?として過ごした人物が、犯人だと気付くまでのエピソードを本として出版し、語りかける。 内容紹介 ―過去に重大犯罪を犯した人間が、会社の同僚だとわかったら?― ミステリ界の若手旗手である薬丸岳が、児童連続殺傷事件に着想を得て、凶悪少年犯罪の「その後」を描いた傑作長編! ジャーナリストを志して夢破れ、製作所に住み込みで働くことになった益田純一。同僚の鈴木秀人は無口で陰気、どことなく影があって職場で好かれていない。しかし、益田は鈴木と同期入社のよしみもあって、少しずつ打ち解け合っていく。事務員の藤沢美代子は、職場で起きたある事件についてかばってもらったことをきっかけに、鈴木に好意を抱いている。益田はある日、元恋人のアナウンサー・清美から「13年前におきた黒蛇神事件について、話を聞かせてほしい」と連絡を受ける。13年前の残虐な少年犯罪について調べを進めるうち、その事件の犯人である「青柳」が、実は同僚の鈴木なのではないか?と疑念を抱きはじめる・・・・・・

    0
    投稿日: 2013.10.20
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    評価の高さに期待してしまったんだけど 完全なハズレでした。 有名な事件事故の羅列、登場人物たちの動きも不可解で 何の深みもない心理描写、語彙の少なさ、 同じ表現の繰り返しに辟易した。 心動かされるようなこともなく、展開も想定内だった。 ラストは何かあるのかと我慢して読んだけど それもなかった…。

    0
    投稿日: 2013.10.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても難しくて考えさせられる内容でした。 過去に幼い子供を殺害し、医療少年院に入り、精神面からも矯正され、まだサポートされながら生活していかなければいけない鈴木。 でもそこから飛び出し、自活しようとする。 そして、たまたま同じ会社に入った益田。 2人はしだいに友人としていい関係を築き始めるが・・・ 過去の罪を知ってしまったら、やはり今が良くても心は閉じてしまうものなのか。 自分だったらどうなんだろう。やっぱり怯えてしまうのか。 友達でいたいと思いながらも、それは難しいものなんだろう。 美代子もまた忘れたい過去に苦しめられて生きている。 どんな事も無かった事に出来たらいいが、 鈴木も美代子も背負って生きていかないといけない。 益田にも忘れられない過去がある。 過去を克服できればいいのだが・・・悲しい話だ。

    5
    投稿日: 2013.10.16
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    「友罪」薬丸岳◆自分のことを親友とまで言ってくれた同僚が殺人犯だったら?報道とは正義か、贖罪とは何か。どうしたら良いんだろう、どうしたら良いんだろうと思いながら一気に読みました。ぐいぐい読める小説ですが、犯罪が起きるたびに本作のようなことが起きているであろう現実は重い。

    1
    投稿日: 2013.10.14
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    重いテーマであるが、グイグイ読ませるのは作者の妙だろう。償いの仕方はさまざまだが一生背負わなければいけない十字架を最後まで背負うしかない。しかし家族や親類まで背負うべき十字架なのか?自分も含めて社会全体で考えたいテーマである。

    0
    投稿日: 2013.10.05
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    神戸で起きた、連続児童殺人事件の犯人がもし普通に生活していたら…。久々にあの事件のことを思い出させる本。 AV女優をおどす元彼がでてきたり、携帯小説でもありがちなシチュエーションでも、過去を考えさせる書き方に圧巻。 ★5は、続きが気になりすぎて、毎日電車の中で読むのが楽しみになってたから。

    0
    投稿日: 2013.10.02
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    少年犯罪を題材にした小説を書き続けている薬丸岳さんの最新作。 今回は、 もし同僚が、世間を震撼させた“あの事件”の少年犯だったと知ってしまったら? そのとき人はどういう感情を抱き、どういう鼓動をとるのか。 罪を償ったんだからという考え方もあるし、 重大な犯罪を犯したのだから、その罪は消えるものではないという考え方もある。 僕自身、読みながら やはり敬遠してしまうかもしれないとも思うし、 充分制裁を受けたのだから一個の人間として尊重するべきという、 両方の思いが交差していた。 実際、友人に人をあやめてしまった人がいる。 その友人と犯罪前のように付き合えるかといったら、 なかなか頭で考えるようにはいかない。

    0
    投稿日: 2013.10.01
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    #読了。過去に凶悪な事件を起こした人間が同僚に、その事実をしって友人や恋人になれるのか。モデルになっている犯罪は分かる。実際、ここまでの犯罪でなくても、過去という視点で見ると少なからず思い当たる節がある人も多いのでは。考えさせられる作品。

    0
    投稿日: 2013.10.01
  • 泣けた・・・

    薬丸さんの本はいつも難しいテーマだけど一気読みできてしまうほど引き込まれてしまいます。彼(鈴木)はあの手紙を読んだんだろうか…何が正しいのかわからないけど、彼のことを思い、ものすごくせつなくなります。

    1
    投稿日: 2013.10.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    寮があるという条件だけに惹かれて応募した工場に採用された純一は、そこで鈴木という同年の男と同時採用される。 鈴木との出会いが純一を悩ませることになるとは、その時は思わなかった。 事務員の美代子もまた重たい過去を抱えていたが、鈴木の一言で彼に心を寄せる。 工場の経営者、寮の仲間たち。 鈴木の過去が表面化した時に、人々はどう自分の気持ちに向き合うのか。 実際にあった事件を思い起こさせる。

    0
    投稿日: 2013.09.28
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    デビュー作以来、少年の犯罪を根底に据えた重いテーマの作品が多い。本作もまた、仕事でも家庭でも挫折して不本意な状況に身を置く主人公が、少年時代に凶悪犯罪を犯した同僚との関係を苦悩し続ける。主人公を含め登場する人物は皆、どこか欠落し歪んでいるため、終始陰鬱な雰囲気が立ちこめている。 ただ、ジャーナリスト復帰へと先輩を頼って足掻くくだりや、矯正施設の先生の言動など、やや不自然で安易な展開もチラホラ。人物設定の骨組みはしっかりしているが、表層的な描き方が多く、深みが薄れてしまうのが残念。

    0
    投稿日: 2013.09.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ふとしたきっかけで仲良くなった人が、世間を震撼させた事件の犯人だったら・・。 夢中になりすぎてあっという間に読み終わってしまいました。 勿体無い・・(´・_・`)。 人物描写がとても丁寧なので、それぞれの登場人物の立場から思いを馳せてしまい、どっと疲労感が残ります。 憤り、刹那、諦め、後悔。。。 重たいテーマをこれでもかと詰め込んだ作品ですが、少し光のさすラストが好きでした。

    0
    投稿日: 2013.09.16
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    涙が垂れた。大小の差はあれど、ひとは過去になにかを抱えて生きているんじゃないかと思う。いまが大事!と言えるほど強くないし優しくない。人に対しても自分に対しても。 許す許せないではなく、ただただ生きて欲しい。それだけは紛れもない本心でありたいと思う。

    0
    投稿日: 2013.09.15
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    もしも、親友がかつての少年事件の犯人だったら。これも、薬丸岳はまたまた足を踏み入れたなー。たしかに、あの中学生はいま、あの高校生だった犯人は今、この日本のどこかで息をひそめながらか、堂々とか、すっかり記憶を封印してか、とにかく生きているのである。そして、そんな彼と知らずに友人になってしまったら、そして過去の犯罪に気づいてしまったらどうするか…テーマはだいぶ重い。過去の傷、いじめや親の自殺、身体の欠陥、そういった被害的な面を本人からの告白などで知ると、なぜか、その人にもっと深くコミットした気になって、友情は深まる。だが、加害事実の場合は?よく、芸能人でもいじめられていた過去を話す人は多い。しかし、苛めまくっていた過去も均等にあるはずだが、全くでてこないのはやはり、加害と被害ではステージが違うからだと思う。卑怯かもしれないが、大人はきれいごとが好きなのだ。

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    投稿日: 2013.09.08
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    重いテーマ。ずっしり。  ■ ■ ■ ■ ■ 感想を述べることの難しい本。 でも 何も発言しない=何も考えてない では決してない本。 ものすごい考える。 考える 考える。 結論は出せなくとも。

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    投稿日: 2013.09.06
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    仲良くなった友人が、昔世間を騒がせた殺人事件の加害者だったら。 昨夜は寝る前にシリアのニュースを見たのとこの本を読んだせいで、中々寝られなかった。 途中で読み進めるのがつらくなり、世間(こういうラベルは好きではないけど)が人を害するときの侵襲度の強さと苦さについて、ひどく考えさせられた。 集団の力の害的強さ 下衆な好奇心と品のなさ 他者の気持ちの無関心とも思える無配慮 想像力の貧しさ 極端な二元論 短期的思考 私は道徳教育の刷新を目指そうと思った。 これが私の独善的な思想なら、自分の人生を棒にふるだけ。

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    投稿日: 2013.09.06
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    おもしろかったという言葉ではない、読んでよかったと絶対的に思えるものでもなかったけどいっぱい考えた。 どんどん胸が苦しくなって読み進めるのがこわかった。 久しぶりに本の人物と同じくらいドキドキして落胆したりした。 過去は一生ついてまわるものなんだと、当たり前のことだけど実感した。 ラストがハッピーエンドになるとは思ってなかったけど、思った以上に光が差し込む形でよかった。 きれいごとではない、かなり現実的な残酷さを残した、だからこそ心に響く本だった。 他の作品も読んでいきたいと思った。

    1
    投稿日: 2013.09.04
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    読み始めたらもうページを捲る手を止められなかった。 色々考えさせられる。読了後もなお、考えさせられる。

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    投稿日: 2013.08.28
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    かなり踏み込んだ作品で、かなり考えさせられる。 作者らしい1冊となっている。 自分にも経験しそうな話だが、 もし実際その立場になった場合は、どうなるか想像もつかない。 主人公のような大きな一歩を踏み出せるかは、 自身がない。 考えさせられる。

    0
    投稿日: 2013.08.24
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    お、重い…。 まず、ものすごく難しいテーマに挑戦されたなあと率直に思う。ベストな答えがなんなのかを考えることがこれほど難しい小説にはなかなか出会えない。 この本には実に色々な種類の人間が出ている。その人の置かれた立場や彼とのつながりの度合いで、考え方や感じ方が千差万別であることは当たり前のことだし、だからこそ何が正解なのかを求めるのではなく、答えを考え続けることが大事なのだろうなと思った。

    1
    投稿日: 2013.08.23
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    やっと見つけた仕事。 もう一人と同時期に勤め始め同じ寮での生活も始まった。 その彼が少年の頃、子供ふたりを殺した犯人だった。 すでに罪は償っていても過去にやってしまったことはいつになっても消せないもんなんだな。会社の周りの人間の反応が、多分普通なんだろう。 そんな中、益田は……。 その事実を知らなければ、ずっと同期として変わらずやっていけたのか? それでも彼を認めてあげられたのか。 益田くんなら力になってあげられそう。 その後の反応も読みたいところ。

    1
    投稿日: 2013.08.20
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    薬丸岳らしい作品です。 殺人を犯した服役?後の加害者を追った作品。 確かに友達が殺人犯で猟奇的な事件を犯したのだったら、友人関係を続けられるだろうか…彼女、奥さんが元AV嬢、風俗嬢だったら付き合え続けられるだろうか…頭の中では分かっているつもりだが、実際はどうなってしまうのだろうか?葛藤してしまいます。 本に書かれている、AV嬢が雑誌等に永遠に追いかけられるのに対して、悪い事をしたわけではないという事で毅然と堂々としている事がどれだけ辛いかが判った気がします。 人それぞれ過去のほじくれられたくない事の1つや2つあります。 そこにどれだけオブラートを包み、聞きたい突っ込みたい要求を我慢できるか…それをその人から自分に発信してくれるまで待てるか、ある意味鈍感の方がイイのか?考えがまとまりませんが、色々考えさせられます。

    0
    投稿日: 2013.08.18
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    実際に起きた少年犯罪をモチーフに、更正後に生きていく社会が描かれてる。もし、親しくなった人が過去に重大な犯罪を犯していたことを知った後でも、変わらず付き合っていけるのか…すごくリアルに書かれてて面白かった。

    0
    投稿日: 2013.08.17
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    いや、読み進めるのがつらくてつらくて。 帯にも書いてある通り、仲良くなった同僚が少年犯罪を犯していたら、、、という話です。 現実の事件がモチーフとして存在していて、死刑にしてしまえ、という意見が出てくるのもわかるし、もし、知らなくて知り合ってしまったら、、、というのもわかるし。 そして、何よりマスコミがクズwで、周りの人たちの反応も、、、 それでも、それだけではもちろんダメなこともあるし、それに焦点をあてて考えさせられます。 著者の結論と必ずしも一緒である必要はないと思うし、それを考えることが狙いなのかな、と。 ゆっくり考えられるときに読むといいと思います。

    0
    投稿日: 2013.08.16
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    薬丸さんらしい、読みごたえのある重いテーマ。 でも一気に読ませてしまうのはさすがです。 『勇気』 つらく厳しくても勇気を持って生きて行こう… ラストがとても良かった

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    投稿日: 2013.08.10
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    私なら、友人の犯罪歴を知ってしまったら 間違いなく距離を置くと思う。 それよりも、「事実を伝える使命がある」というジャーナリズムに 嫌気がする。好意的に書こうが何だろうが遺族が望んでるとは 思えない。忘れようとしている人に「風化させてはいけない」なんて 何の権利があって言えるのだろう。

    1
    投稿日: 2013.08.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    難しいテーマです。 ▼厳しい意見かもしれませんが、重罪を犯した人が矯正局などの監視下に置かれることは仕方がないと思います。それは確かに息苦しいし、煩わしいことだと思います。でも普通の生活より少し不自由なことも、犯した罪に対する刑罰の一部ではないか、と私は思います。 ▼鈴木さんは更生したのかもしれない。でも[刑期が終わりました→名前も変えて心機一転、新しい生活してます。]では被害者家族からしてみれば、すんなり許し難いのでは?と思います。 ▼いつ過去のことが周囲にバレるかと心配は尽きないと思います。新たに友達ができてもいい。理解してくれる相手と結婚してもいい。でもある程度の【カゴの中の鳥】状態は仕方がないと思うのです。そういう考えは厳しすぎるかなー?

    0
    投稿日: 2013.08.06
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    +++ ―過去に重大犯罪を犯した人間が、会社の同僚だとわかったら?― ミステリ界の若手旗手である薬丸岳が、児童連続殺傷事件に着想を得て、凶悪少年犯罪の「その後」を描いた傑作長編! ジャーナリストを志して夢破れ、製作所に住み込みで働くことになった益田純一。同僚の鈴木秀人は無口で陰気、どことなく影があって職場で好かれていない。しかし、益田は鈴木と同期入社のよしみもあって、少しずつ打ち解け合っていく。事務員の藤沢美代子は、職場で起きたある事件についてかばってもらったことをきっかけに、鈴木に好意を抱いている。益田はある日、元恋人のアナウンサー・清美から「13年前におきた黒蛇神事件について、話を聞かせてほしい」と連絡を受ける。13年前の残虐な少年犯罪について調べを進めるうち、その事件の犯人である「青柳」が、実は同僚の鈴木なのではないか?と疑念を抱きはじめる・・・・・・ +++ 実際に起きた衝撃的な事件がモチーフになっているので、面白いと言ったら語弊があるかもしれないが、同僚が猟奇的殺人事件の犯人だと知ってしまった益田の心の動きや周囲の人たちの反応が真に迫っていて、読み応えがある。自分が彼の立場だったら――、とどうしても考えてしまうが、答えを出すのは難しい。現実にモチーフとなった事件の犯人は、何らかの形で社会復帰しているのだろうから、彼が読んだら身の置き所がなくなるのではないかとも思ってしまう。いろいろと考えさせられる一冊である。

    0
    投稿日: 2013.08.02
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    親友だと信じた相手が、かつての少年犯罪の加害者だったら?というサスペンス感あふれるミステリ。人間は変わることができるのか、それでも罪は背負い続けなければいけないのか、という重い問題を抱えつつ、どこかしら優しさも感じられる一作。 さまざまな形で「罪」を抱え、過去から逃げるように生きる人々。それでも人を殺したという罪は格段に重く、その事実に苦しむ彼らの姿は痛々しくて。知らないままだったら幸せだったのに、と思えるのだけれど。知ることであえて自分自身の罪も乗り越えようとする主人公たちの姿は、痛々しいながらもすがすがしく感じました。

    0
    投稿日: 2013.07.31
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    「凶悪犯罪を起こした過去を知ってもなお、友達でいられますか?」と言うのがキャッチコピーらしい。 まさにこの通りの内容で、会社の同僚が有名な少年犯だったと知ることになった主人公がもがき苦しむ姿が語られる。 意欲的な作品だと思う。 でもなんだろうこのもやもや感。 読み終わった後に全く心が晴れない。 それもそうだろう、簡単に答えが出せるはずがない。 神戸連続児童殺傷事件がこの作品のモチーフになっているのは明らかで、どうしたってその事件の記憶がよみがえってくる。 今年も被害者少年の父親が手記を発表したのは記憶に新しい。 被害者にとって事件は終わっていない。 だからこそ私も主人公とともに読みながら苦しんだ。 もし自分が同じ立場に置かれたらどうするべきなのか。 倫理観と生理的嫌悪感とそして“友情”がせめぎ合って堂々巡り。 少年犯罪や少年法のあり方について提議すると言う意味では良い作品だと思う。 それでもやっぱり読むのがしんどかったし、自分の中で消化しきれなかった。 大人のサイコパスの小説を読む方が精神的には楽かも。 悩んだ末に☆3つで。

    25
    投稿日: 2013.07.17
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    テーマに対し、強烈に興味を持った作品。 期待通りのめり込むようにして読みました。 とても良かったです。

    0
    投稿日: 2013.07.08
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    すごい作品に出会ってしまった 読者を一度引き付けたら絶対に放さない そんな作品 現在の世の中にある闇と世相を物語にする これを得意とする薬丸氏 この作品も現在の日本で問題となっている様々な過去を持った・・・事情を抱えた人物たちが登場する 登場人物が問いかけるのは、仕事であったり、家族関係であったり、ジャーナリズムであったり、人生で背負っていくものであったり そんな物語の核となる問い それが 少年期に連続児童殺人事件を犯した男のその後とそれに携わることになる人 厚生施設で人について学び、生きていくための知識を身につけ、社会で生活を始める・・・ あなたのすぐ隣にいる友人が過去に人を殺したことのある人物だとしたら・・・ 非常に重いテーマであり、人が生きていくことを前面に押し出した難しい内容だがそこは薬丸岳作品 ボリュームも結構あるが読む手が止まらないすばらしい作品 感想は、読み手によって色々だと思う が、読んで絶対後悔しない、読んでよかったと感じる作品であることは確か 最後に薬丸氏が示す 【勇気】 是非、多くの方に確かめていただきたい http://momokeita.blog.fc2.com/blog-entry-295.html

    0
    投稿日: 2013.07.07
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    少年犯罪、そしてその後という難しいテーマを扱っている作品だが、そのテーマから逃げるような作品にはなっていないと思う。スピード感があり小説として楽しめるし一縷の希望もある。ただこれは一方面からの結末であり、全てが解決をしているわけではない。どこに着地点を置くのか本当に難しいテーマだと思った。作者は常にそういう作品に挑戦するのでつい注目してしまう。

    0
    投稿日: 2013.07.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今年読んだ小説で5本の指に入るぐらい良かったです。この小説を読んで、すぐに思い出したのは実際にあった神戸の事件をモチーフにしているのかなと感じました。それを記事にするかしないか躊躇う主人公、大スクープだと歓喜する他のジャーナリスト関係者、そしてかつて事件を起こした少年と周りの人の描写がよく表されて心を打たれる内容でした。最後は主人公が青年に宛てたメッセージで締めましたが、行方を眩ました青年(加害した少年)の行方が気になってしょうがないです。続編の可能性は低いでしょうが、それぐらい大作でした。

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    投稿日: 2013.07.06
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    後悔しないで生きる事、本当の勇気、親子の愛や友情など答えの無い重いテーマに丁寧に向き合った小説。自分だったらどうしただろうと、いろいろ考えさせられました。

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    投稿日: 2013.07.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み易いが、難しくて自分の答えが出せない内容だ。被害者の家族の気持ちになれば、加害者の存在はあり得ない。死んだからと言って許されない。ただ、第3者の立場になると苦しみぬいて生き続けなければならないとも思う。そこには喜びや楽しみがあってはいけないのか?更生してるなら、少しは許されてもいいだろう。立場によっては、絶対に許されないと思うが。

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    投稿日: 2013.07.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんというべきか。とても哀しく切なく激しい物語でした。 ジャーナリストを目指しながらも仕事もなくネットカフェ難民、寮のある工場に求人応募した益田純一。 その工場に同時に応募した同い年の鈴木・・・。 二人共に採用され同じ寮で暮らす純一と鈴木。 人を寄せ付けない雰囲気の鈴木に対する純一の言葉がきっかけとなり、居場所を見つけた鈴木。 だが13年前に起きた少年犯罪「黒蛇神事件」の犯人「青柳」が鈴木ではないかと疑いを持った純一。 酒鬼薔薇事件をモチーフにしたものかな。 あの日の少年が、生身の人間として身近に現れたとしたら? 「殺人者」と「友」という矛盾した二つの存在を純一は受け入れ難く、葛藤する。 まだ果たしていない約束。「どんなことがあっても、きみの友達でい続けるということを」

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    投稿日: 2013.07.02
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    読み終わってうーんと唸ってしまった。とても読み応えのある話だったが、テーマが重く、考えさせられる。私が被害者遺族だったなら、この小説は読了出来なかったかもしれない。

    0
    投稿日: 2013.06.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ジャーナリストを志して夢破れ、金属加工所に住み込みで働く益田。同僚の鈴木は無口で陰気、影があって職場で好かれていない。しかし、益田は鈴木と同期入社のよしみもあって、少しずつ打ち解け合っていく。益田はある日、元恋人から「13年前におきた黒蛇神事件について、話を聞かせてほしい」と連絡を受ける。13年前の残虐な少年犯罪について調べを進めるうち、その事件の犯人である「青柳」が、実は同僚の鈴木なのではないか?と、思いはじめる。「少年犯罪のその後」重い過去を背負っている者同士の友情。少年犯罪の一律更正主張に疑問。

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    投稿日: 2013.06.26
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    重いテーマであったが、興味深くて一気に読んだ。 もし、このような罪を犯した人が身近に現れたら自分はどうするだろうかと、考えさせられてしましった。

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    投稿日: 2013.06.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ジャーナリストを志していた益田順一はあるトラブルから編集部をクビに。 製作所に住み込みで働くことになったが、同期入社の鈴木秀人は人づきあいが悪く、一般的な知識がどことなくズレているので職場で浮いていた。 しかし、益田は鈴木と少しずつ打ち解け合っていき、親友と呼ばれるように。 そんなある日、益田は元恋人のアナウンサー・清美から「13年前におきた黒蛇神事件について、話を聞かせてほしい」と連絡を受ける。 その残虐な少年犯罪について調べを進めるうち、その事件の犯人である「青柳」が、実は同僚の鈴木なのではないか?と疑念を抱きはじめ・・・。 薬丸さん、原点回帰的な作品に仕上がっていました。 久しぶりに満足。 もしも「親友」と呼んでくれる友人が過去に重大犯罪を犯していたとしたら? 少年犯罪を犯し、社会に戻ってきた人物がすぐそばにいたとしたら? その人物を愛してしまったとしたら? 鈴木を巡る、様々な人物の反応。 自分なら?と考えさせずにはいられない迫力でした。 そしてまた、鈴木以外の人物もそれぞれ闇を抱えていて。 山内さんのは、これまた堪らないなぁ・・・。 このテーマでも、一本お話書けちゃうんじゃないかってくらい。 益田の抱える闇は、今現在見ていたドラマの主役のトラウマとダブってしまったので、ちょいとマイナスですけど。 それよりもやっぱ、さちこさんだよな。親目線で、胸が潰れそうでした。 意地になって住む。できるだろうか・・・。

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    投稿日: 2013.06.16
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    嫌でも酒鬼薔薇聖斗事件を思い出させてしまうミステリー小説。 友達が、好きになった人が、社会を震撼させた事件の犯人だったら… やはり過去を拭い去るのはそう簡単にはいきません。 同列のように扱われているAV出演がより身近に感じさせるのは現代だからでしょうか。 自分が近くにいたらどういった対応を取るだろうな…まったく見当もつきません。 ただ、やっぱり週刊誌の記者、マスコミもそうだけど、売れれば良し、視聴率が取れれば良しと言う姿勢は好きになれません。 そして全く関係のない輩…まぁ関係あると言うんだろうけど、ネットでの炎上騒ぎもそうですが、こいつらが騒ぎ出すのは好きになれませんな。 全くまとまりのない文章になりましたが、それだけ考えさせられた作品でもあります。

    0
    投稿日: 2013.06.13
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    仲良くなった友達が、世間を騒がせた猟奇殺人犯だったらどうしますか? と世間に投げかける作品。 読んでいても自分なり答えを見つけられない。 重いテーマの作品

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    投稿日: 2013.06.05
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    殺人犯のその後なので重ーい。読み終わってからも救いがあると思えないので。。殺人犯の動機が知りたかった。

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    投稿日: 2013.06.03
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    いつも重いテーマが題材になる薬丸岳さんの新刊。 本作のテーマは『過去に罪を犯していた友』 個人的には終わり方が・・・うーんでした。

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    投稿日: 2013.05.30
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    もし家族や仲間に大きな罪を犯した者がいたら自分はどう考え、どう行動するだろうか。反対に自分が被害者の立場ならどうか?色々考えながら一気に読了。 読むと神戸の事件を思い浮かべるが、実際このようなことは世間には存在しており、心悩んで生活している方々が沢山いることを考えると、社会に何か問題提起してくれたような気がする。

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    投稿日: 2013.05.30
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    感動的だけど胸糞悪い。 でもだからといって、どんなストーリーが展開されたら満足なのか、彼らがどんな行動をとっていれば共感できるのかと言われても答えられない。自分ならどうするか、も考えられない。 正解なんてないんだ。彼らの誰をも責めることはできない。

    0
    投稿日: 2013.05.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    猟奇的な犯罪を犯しても加害者が少年であれば少年法により守られる。少年院を出た後も、サポートチームがついて、名前も経歴も変え、社会に溶け込むことができる。 自分のすぐそばに、そんな加害少年が大人になり普通に生活していたらどうだろう?そうとは知らず、友達になったら、そして、知ってしまったら? 自分の過去の罪を悔いたとしても、逃れることはできない。それで苦しむのだが、そんなことは当然のことだと思う。 益田から鈴木への手紙には、彼の心の葛藤が書かれている。益田の鈴木への最後の言葉で、あたたかい希望のようなものを感じたが、だがしかし私個人としては、益田のような気持ちにはなれない気がする。 被害者は、大人になることも、友達と笑いあうことも、できないのだ。

    1
    投稿日: 2013.05.27
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    終始重いが、次の展開が気になり読み切ってしまった。 大きな犯罪をおかしてしまつた人間は…いかに罪を償えばいいのか。 許されることはない。 私自身も葛藤しながら、考えさせられる作品だった。

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    投稿日: 2013.05.26
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    心に傷を抱え静かにひっそり生きる者。その傷に爪を立てる者。過去に犯してしまった過ちを告白されたら。友だちとしてどう向き合えばいいのか。薬丸岳さんから届けられたメッセージ。自分だったらどうする?やはり、答えは出ない。

    1
    投稿日: 2013.05.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    もし同僚が、世間を震撼させた“あの事件”の少年犯だと知ってしまったら? ミステリ界の新鋭が、連続児童殺傷事件の「その後」を描く傑作長編! 真実を知っても、友達でいられる――? 薬丸さんの作品は久しぶりだったが、やはり重い作品ばかりだ。 また、問われるテーマに明確な答えが出ないものだし、それは仕方がないことだ。 本作の主人公・益田純一は自身の過去から最後にあのような回答となったわけだろうし、 他の人もそれぞれの思いを抱えている。 ミステリ :☆☆☆ ストーリー :☆☆☆☆☆ 人物 :☆☆☆☆☆ 読みやすさ:☆☆☆☆☆

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    投稿日: 2013.05.20
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    重いテーマですがページをめくる手が止まらなくてあっという間に読み終えてしまいました。 すごく考えさせられます。 ぜひたくさんの人に読んで、考えてもらいたい作品です。

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    投稿日: 2013.05.19
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    非常に扱いの難しいテーマですが、薬丸さんの手にかかればこんなに感動的に仕上がるのだなと。 現実社会の厳しさから目はそらさず、それでも希望が残る美しさに只々感じ入るばかりです。

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    投稿日: 2013.05.18
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    相変わらず薬丸岳は上手い。特にここ数年の作品には、必ず救いが用意されており、暖かみを感じる。 この作品で扱っているのは『もし、同僚が連続児童殺傷事件の少年犯だったら…』という非常に難しい、重いテーマである。しかも、登場人物は皆、過去の十字架を背負っているのだ。読み進むほどに重い気持ちになりつつも、この先、物語はどう展開するのだろうかとページを捲る手が止まらない。 まさかの展開とあらたな過去に暗澹たる気持ちになりつつ、残りページは僅か。もしや、救いの無い結末なのかと不安がよぎる。が… 最後はまさかの感涙。 『天使のナイフ』以来、薬丸岳の作品は全て読んでいるが、いつもながら 本当に外れの無い、高い水準の作品に驚くばかりだ。

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    投稿日: 2013.05.11
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    薬丸岳さんは「天使のナイフ」からファンになり、ほとんどの作品を読んでいる。ただ、なかなか「天使のナイフ」ほど衝撃を得ることは少なかった中で、この「友罪」は超えたような気がする。 ジャーナリストになりたくてなれなかった落ちぶれた主人公。流れ着いた工場で同僚になった青年と親交を深めていくが、ひょんなことから彼が、昔少年がおこした連続幼児殺傷事件の犯人ではないかと感づく。 普通なら友達でいることなどできないし、ジャーナリストとして売り出す最大のチャンスでもあるわけだが、もがく中で主人公自身も隠してきた過去と向き合うことになる。ラストは感動というか重くて苦しい。 正解はないような気がするが、考えさせられるし、読んでよかったと思える作品。

    1
    投稿日: 2013.05.04
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    薬丸岳は鉄板。必ず面白い。 毎回、デリケートなテーマを取り上げて、見事に一級のミステリーに仕立てあげる。 今回は、「友達が過去に重い罪を犯していたとしたら…」 登場人物それぞれの過去、背負っているものの重さがのしかかってきて、考えさせられる。 「もし自分がその立場だったら…」と考えさせるのが上手い! 社会派ミステリー小説の醍醐味を味わえる作品。

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    投稿日: 2013.05.02
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    これは「過去が消えない代わりに未来は限りない可能性に溢れている」ことを教えてくれると同時に、「一見、誰かに必要とされたい人たちのようで、実は誰かに必要とされる人たち」の物語ですね。

    0
    投稿日: 2013.04.16