Reader Store
モンテ・クリスト伯 1
モンテ・クリスト伯 1
アレクサンドル・デュマ、山内義雄/岩波書店
作品詳細ページへ戻る

総合評価

112件)
4.3
50
34
14
2
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    冒頭の港に帰ってきた船の記述、そして全7巻という大作で、気後れして読まなかった自分が腹立たしくなる。こんなに読みやすく面白いとは。 人の良いダンテスが天国から一気に地獄へと突き落とされる。しかし天は見放さなかった。ファリア司祭との出会いが彼の人生を大きく変えそうだ。真実を知ったダンテスよ、行けー!第二巻に続く。

    0
    投稿日: 2024.04.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    数年前に1巻だけ読んで放置してたのを再読。 びっくりするほど面白くて一気に全巻読んだ。「待て、しかして希望せよ」を見たくて…(なんでこの時期にまた読み始めたのかは察してください) 好きなキャラクターは主人公とユージェニー嬢だな。当時の価値観ではユージェニーのような思考の女性は変人扱いされたんじゃないかなぁと思うけど、それでも自由を選んだのはすごい。 メルセデスはあの時代であの選択をしたのは仕方ないよなと思う一方で、嫌な女だなぁと思わせる何かを感じた。正直ダンテスが最後にメルセデスを選ばなくて良かった… 1巻の辛い展開を乗り越えてからが最高に楽しかった。嫌な奴は徹底的に嫌な奴として描かれていて最高。そこに見える嫌な奴らしい矜持の高さ(ヴィルフォールとか)は結構好き。 恐らく人生で一番楽しいはずの青年時代を奪われ、恋人も奪われ、それでも救われた(と自分は思ってる)のは復讐譚としてはとても良い終わり方だったと思う。復讐なんて虚しいだけだ!みたいなクソみたいな綺麗事を言うキャラクターがいなくて良かった。 キリスト教への信仰が色濃く描かれていて、今の時代の日本人の自分には理解しにくいところもあったけど、それだけ絶大なものであったことはよくわかる。復讐を終えて自分も命を終える、みたいなキリスト教に反するようなことをしなくてほっとした。 あと、主人公の何が好きって、エデのような美しい美女(美少女)を側に置いておきながら男としてそっちの方に流されないところ。恋人ではなく娘のように思っているところが健全で素敵すぎるんだよな…文章からでもエデの可愛らしさがこんなに滲み出てるのにその鋼の精神なんなの? 復讐の神のような振る舞いをしても微かに残るエドモン・ダンテスとしての名残があるのが苦しく感じるけど、そこがたまらなく好きだ。 てっきり3人に対する復讐は最終的に全員殺すのかと思っていた。社会的に殺すというのは相手に大ダメージを与えると今も昔も周知されてるんだな… この人この後どうなったの?みたいな人が多すぎるけど、復讐を達成したらもう用はないもんな。番外編みたいなものないのか… また時間をおいて読みたい。違う人の翻訳も読んでみたいな。

    0
    投稿日: 2024.04.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    船長候補となり愛する恋人との結婚間近の船乗りのダンテスは、様々な者たちの陰謀により牢獄“シャトー・デフ”に送られる。 フランスを代表する復讐劇、第一巻! 面白い〜めちゃくちゃ面白い〜ネタバレ怖くてそれしか言えない笑

    6
    投稿日: 2024.02.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    岩波文庫なのに読みやすい!というのに、まず驚きました。 注釈なしでもスラスラ読める。(初刷は1956年で、私が読んだのは2018年の94刷) 同じく岩波文庫の『レ・ミゼラブル』とはえらい違いです。 ストーリーは子どもの頃に抄訳で読んでいるのでわかっていますが、それでもページを繰る手がとまりません。 エドモン・ダンテスくんの人の良さというか、世間知らずというか…にヤキモキしてしまいます。 ダンテスの美しい恋人メルセデスに横恋慕して、彼を陥れようとするフェルナンの行動はわかるとして、ダンテスと同じモレル商会で働いている会計士のダングラールがなぜあれほどまでにダンテスに対して憎しみを感じているのかが最初のうちわからなかった。 結局それは逆恨みってことになるのでしょうが、この場合、雇い主のモレル氏がダングラールの人となりを見抜けずに重用していたところに問題があったと言えるのではないでしょうか。 というか、ダンテスくん、19歳なのね? それで結婚というのは…まあ…時代が違うし…3年付き合ってきたのなら、まあいいでしょう。 しかし、船長ですか?19歳で? モレル氏の人事評価にこの悲劇の大本があるような気がしますよ。 時代は一度失脚したナポレオンが再びパリを目指す頃のこと。 ナポレオン派と親王派に分かれて政治も軍事も争いの予感を孕んで不安定な時。 ダンテスはそうした争いの只中に、政治犯として終身刑を受けてしまいます。 もちろん冤罪。 次期船長の内示をもらい、メルセデスとの結婚直前という幸福の絶頂からの不幸のどん底。 驚愕、不審、怒り、そして絶望。 何年もの歳月をかけて、生きる気力さえも持てなくなったダンテスに、転機が訪れたのは、何かを削るような音が壁の向こうから聞こえてきた時。 脱獄を企てるファリア司祭と知り合い、ダンテスは自分が誰にどうやってこのような境遇に陥れられたのかを知ることになります。 そして脱獄の準備をしながら、ファリア司祭から語学や科学について学ぶことにします。 ところがファリア司祭が病に倒れ…。 フランスの歴史がわからないから、今ひとつ時代背景が見えてこないところもあるけれど、ざっくりフランス革命の後ですね。 ルイ18世って誰?って思っちゃいました。 ルイ16世はギロチンで処刑されたし、ルイ17世はまだ子供のうちに亡くなったはず。 どこから出て来た?ルイ18世。(調べたところ、ルイ16世の弟のようです) あと、ファリア司祭の話の中に出て来た『セザール・ボルジア』って、『チェーザレ・ボルジア』のことですよね。 フランス読みだとピンとこなかったけれど、ローマ法王の息子で、父とともに大悪人と言えば、多分彼。 西洋史難しい~。 個人的には『モンテ・クリスト伯』より『岩窟王』のタイトルの方が好き。 余談ですが、『レ・ミゼラブル』より『ああ、無情』の方が好き。 なんでタイトル変えちゃったんだろう。

    1
    投稿日: 2022.09.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なんで今まで読んでこなかったんだろうか!とても面白い。 ダンテスの天と地のような幸福と不幸。絶望の淵で出会ったファリア司祭。ファリア司祭の賢さ・知恵の使い方・我慢、どれもビジネス本以上の金言。時を味方につけることの大切さを教わった。さてさて、これからどうなるか? もう少しファリア司祭から教えを賜りたいのだが……、無理かなぁ?

    1
    投稿日: 2022.07.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    まさに不条理な主人公ダンテスの人生。 とても素直で実直な青年だが、世の中に妬みや 欲望がはびこっている事を知らず 幸せの最中突然、無実の罪で裁判もされず 投獄されてしまう。 人間の愚かな妬み、欲望が世間を知らない 若者にはそれが見えず判事代理のヴィルホール の企みまんまと陥れられてしまう。 牢獄で思慮深い投獄されてる司祭と出会い ダンテスの見えなかった物や真実を知る事になる。 やはり、経験や教養は凄く大事で後々役にたつ という事が、この一巻からよく分かる。

    0
    投稿日: 2022.06.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    子どもの頃に児童向けで読んだきり、という本がいくつかあるよね。これもその1つなので、さて大人の今の目で読んでみようかな、本当はどういう話だったのかな、と。 まずはつかみはOK、役者も揃った。好青年過ぎるエドモン・ダンテス。嫉みで軽はずみにもそこまでやるかいフェルナン。自分さえ良ければお前はそれでいいのかヴィルフォールよ。そして地獄でちょっとした仏のファリア司祭、あなたはアームチェアディティクティブではないですかい。 図書館で借りて読んでるんですが、早く続きが読みたいので、走って2巻を借りに行ってきます。

    0
    投稿日: 2022.06.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    全7巻の作品 こういう長編作品はなかなか再読が難しいであろうから備忘録としてレビューしたい そのため一部ネタバレあり フランス革命後の激動の時代 ナポレオンが失脚しエルバ島へ流刑され、ルイ18世が王権を取り戻した頃… 世間ではナポレオンを支持するボナパルト派とルイ18世を擁立する王党派がにらみ合っていた 何とも純朴な好青年という印象の主人公ダンテス 「父」と「婚約者」と「船乗り(一等運転士)の仕事」という狭い世界で十分満ち足り、人を疑うことも知らず幸せに生きていた もうすぐ結婚を控え、仕事においては船長に昇格か⁉︎というまさに幸せ絶頂ともいえる矢先 船乗り仲間のひがみ、ダンテスの婚約者メルセデスを愛してやまない従妹の嫉妬 そして全く無頓着であった自分の世界とは関係のない政治絡みに巻き込まれる それらが出来過ぎたようにうまく絡み合い、まさかの反王党スパイ容疑で逮捕されるのである しかも婚約パーティーの当日…である そんな皮肉な運命により天国から地獄へ真っ逆さまとなるダンテス さてダンテスの運命を狂わせた非常に厄介な検事代理の男ヴィルフォール 彼自身は王党である そして父親はボナポルト派であるジロンド党 その父親が策士となった手紙 まったく手紙の中身を知る由もないダンテスが運命のいたずらにより運び屋になってしまったのだ ヴィルフォールは父をかばいつつ、自分の地位を守りたいという計算高い野心家 そんな彼がダンテスという一人の青年を使わない手はない…と始まった策略によりダンテスはナポレオン帰国陰謀を企てた罪で獄中へ 不幸のどん底に突き落とされる 独房に入れられたダンテスは、時間の経過とともに気がおかしくなっていく 彼の心の変化は期待、希望、祈りに始まり、絶望、憤怒、憎しみへと変化する それが鎮まると今度は死に対する安息を求めるように… こうした地獄絵図のような時間が何年も経過した折、ある出来事により同じ獄中の罪人と交流ができることに それがローマ人の祭司ファリアという人物である ダンテスはファリアの教養と辛抱強さ、精力に脱帽する ファリア司祭は12年余りの獄中生活で紙、ペン、針、梯子…までもを創意工夫と気力により作り上げ、持ち前の知識を活かし論文まで作成するのである 祭司の貴重なお言葉は以下 〜これらの知恵は、不幸が必要であったのだ 火薬を爆発させるのに圧力がいるように… 監獄生活は、ほうぼうに散らばっていたわしの才能を一つの点に集めてくれた〜 とまぁ、ありえないほどの人物との出会いにより眠っていたダンテスの知識、才能が開花する ファリア司祭の秘密を共有したダンテス それはファリアが秘書として働いていた貴族(枢機員)の遺した宝であり、その場所をダンテスに教え譲り渡そうとするのである 〜囚われていたあいだの息子なのだ〜 二人の間には友情を超え、親子のような深い愛情で絆ができるのだが… 実に面白い! さすが名作だけある 始終エキサイティングな展開で、あっという間に読んでしまった… 平々凡々で人の良さだけが取り柄のようなダンテスの人格が少しずつ崩壊していく このジリジリと迫る彼の変化が見ものである ダンテスがどう変貌を遂げ、復讐鬼となるのか… またどう脱獄するのか… さらには全7巻であるがそんな長い事かけてどう展開するのであろうか… そんなところも見ものである

    26
    投稿日: 2021.12.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    幼少期に「巌窟王」で読んだ原作。シリーズで読もうとすると随分長い。第一巻は陰謀により囚われ、シャトー・ディフという監獄に幽閉され、そこで出逢ったファリア司祭から様々な教えと秘密を授かるまで。ここが一番記憶に残っている場面。2021.5.16

    0
    投稿日: 2021.05.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    『あなたに想像できるだろうか?結婚式の途中に、無実の罪で逮捕され、10年以上獄中で生活をすることを。いな、できるはずがない!』。19歳のダンテスは船長を拝命し、妻と幸せな家庭を作るはずだったが、年上の同僚と一方的に妻を愛する従兄から妬まれ、僅かな歯車の掛け違いで獄中生活を強いられる。この悲劇はナポレオンが活躍したブルボン朝、王政復古の時代背景が絡む。獄中で出会ったファリア司祭から高度な知識を授かり、また財宝の在処を聞く。遂にダンテスの復讐の暁闇、一気に攻め込み、これまでの鬱憤を晴らしてしまおうか。

    3
    投稿日: 2020.08.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「それが怖いんですよ。」と、ダンテスが言った。「人間というものは、そんなにやすやすと幸福になれるものではないらしいんですから!幸福は、竜が戸口を固めているという魔法の島の宮殿のようなものなんです。幸福を得ようと思ったら戦わなくてはなりません。 一巻で一番参考になったセリフと箇所。 ある年齢にならないと人生の幸福や不幸を語ることはできない。またどんなに考えても経験の裏づけのないセリフや展開はチープなものに過ぎない。

    0
    投稿日: 2020.07.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ややゆっくりとしたオープニング。 まず気がつくのは、ひらがなが多く、とても読みやすい翻訳だということ。 無実の罪で獄に繋がれたエドモン・ダンテスは、おなじく獄中にあるファリア神父と出会い、さまざまな学問知識を授けられ、ついに財宝のありかを聞くことに。

    0
    投稿日: 2020.07.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    (1〜3巻)嫉妬、保身、金儲けなどの理由で友人に裏切られ、言われのない罪で14年間も服役させられた主人公ダンテスの復讐の物語。囚人牢で知り合った司祭から、膨大な知識を得て、たまたま巡ってきた脱獄の機会を活かし、隠し財産を得て、素性を変えて社交界にデビューする。かつてダンテスを陥れた面々は華々しく出世し確固たる地位を有している。そこからダンテスによる、真綿でゆっくりと首を絞めるような復讐が始まる。

    1
    投稿日: 2019.07.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

     アレクサンドル・デュマの「モンテ・クリスト伯 一」を読みました。  無実の罪から14年投獄されていた主人公、エドモン・ダンテス。牢獄で出会った老人から復讐のために脱獄をすすめられ、実行していく。  150年以上も前に作られた作品なのに、引き込まれる面白さがある。全7巻とまだまだ先は長いですが、じっくりゆっくり味わいながら読み進めていきたいです。 ブログ http://masaathlon.net/2019/03/12/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%9E%E3%80%8C%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E4%BC%AF%e3%80%80/

    0
    投稿日: 2019.03.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ドラマが放送され、気になって読んでみた。全7巻という長編もので、本作は序章で話が入りにくそうな感じがしたが、復讐をテーマに様々な人間模様が繰り広げられ、政治情勢などが絡んで物語は進んで行く。無実の罪という辛い話であり、人間模様からは希望が見出せていたりと明るい兆しや、親子愛という人の繋がりの温かいところ、辛い現実に向き合うのに様々な葛藤があり、人間模様による新たな発見や感情の変化、良い方へ動き出していこうとしているなど、今後の展開に目が離せない。2巻へ。

    0
    投稿日: 2018.06.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    フランスの小説ぽくなかった。訳者が書いているようにシンプルで華美な装飾のない文章だからだろうか。 主人公エドモン・ダンテスは物語はじめ、決して教養のある人物ではない。しかし彼は頭の良い人物だった。 作中にも出て来たが、知識がある人と頭の良い人というのはイコールではないのだろう。我々は大体にして頭が良くないから、知識を身に付けることを目指せというファリア司祭の言葉には励まされるものがある。 それにしても人を疑うことを知らないダンテス君には一種腹立たしささえ覚える。彼は善意によって自分の首を絞めた。いくら亡き船長の遺言だからと言って、当時追放されていたナポレオンから手紙を預かることがいかに危険かわからなかったのだろうか。 ファリア司祭によって目を開かれたダンテスが今後どうなっていくかが楽しみな1巻だった。

    2
    投稿日: 2018.06.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いや、面白い❗️ 時代背景が王政復古の頃なので、現実にこういった冤罪はあったのだろうつと思われる。

    0
    投稿日: 2018.06.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    フランスを代表する大作家による大河小説。 始まりとなるこの巻の物語は、 幸福から絶望に突き落とされた主人公ダンテスが、 監獄の中でで師となる囚人ファリア司祭と出会い、 自分が落された罠、財宝の秘密等を知らされるまで。 個性際立つ登場人物たち。 ダンテスの投獄のきっかけを作った者たち、 ダンテスを愛し、信ずる者たち。 親子関係。二つの婚約披露と美しい許婚者たち。 彼らはナポレオン時代~第一復古王政~百日天下~ 第二復古王政の歴史の変遷に翻弄され、行動する。 そして監獄の中のダンテスは・・・。 思えば、小学校高学年のときに名作全集で読んだのが きっかけで、中学生になってこの岩波版に出会い、 以後、何度もボロボロになるまで繰り返し読みました。 今回は、全巻買い替えての久々の読書となります。 明るいマルセイユの空、陰鬱なるシャトー・ディフ。 この対比が鮮やかであるほど、ダンテスの運命の変化の 恐ろしさが際立ちます。 さぁ、先はどう展開されるのか? あ、読むの止められない!・・・・やっぱり面白いなぁ~。

    4
    投稿日: 2018.04.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    全7巻を読んだうえでの感想です。 文庫本で3000ページ近くになる大作ですが、とにかく面白かったです。 一言でいうと復讐譚、ということになるのでしょうが、それにとどまらない数々の魅力を備えた作品です。 私が最も感心したのが、登場人物の造詣の深さと、全編に張り巡らされた伏線の巧みさでした。 第1巻だけでも、ダングラール、フェルナン、カドルッス、ヴィルフォールの4悪人はもちろん、主人公ダンテス、恋人メルセデスやファリア司祭など、それそれの個性がくっきりと描き分けられています。 ナポレオン失脚直後の時代背景が色濃く出ていますが、それに加えて愛憎、嫉妬、金や権力への執着や保身等の普遍的な人間像も描かれており、現代に生きる私たちが読んでも彼らに対してある種の人間臭さを覚えるはずです。 そして彼らのとった一つ一つの行動が、その後の様々な事件の意外な伏線として結びついていく展開には、現代のミステリ・サスペンス小説にも通じるような謎解きのワクワク感を堪能できます。 確かにある種の強引さやご都合主義的な要素もありますが、それを差し引いても、描かれた時代を鑑みれば素晴らしいとしか言いようがないです。 ちなみに第2巻以降も、物語の長さに比例して登場人物は増え続け、加えてあちらこちらの関係が入り組んでいく展開をみせますので、人物相関図を書きながら読んでいくのがおススメですね。 それではダンテス(=モンテ・クリスト伯)の波乱に満ちた人生を、じっくりゆっくりお楽しみください。

    0
    投稿日: 2018.03.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    改めて完全版読み直し。いろんな人の企み、考えによって一番幸せな日に囚われの身になってしまったダンテスさん。苦しんで苦しんで、司祭と会い、人生の役立つことを教わり、財宝のありかを教えてもらうところまで。

    0
    投稿日: 2018.03.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大河ロマンっぽい本が読みたくなって、まず一巻目に挑戦。マルセイユが舞台ということで、地中海の話題が多く、またスペインに近い町という雰囲気も楽しい。地図を確認しながら読み進む。ダンテスが獄中の人となってからは、苦しい話になるが、ファリア神父の存在が救いだ。長期に渡る物語には、メンター的な人が必要だ。

    1
    投稿日: 2017.11.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    7巻まで読了済。 すべての始まり。ここから物語が始まっていきます。メルセデスが思っていたよりも意志の強い女の子でびっくりしました。 翻訳も年月が経っているものなので漢字や言い回しがわかりにくい部分がありますが、のめりこむほどに気にならなくなっていきます。kindleでも検索して出てこない旧漢字とかもありました。 今の時代、読み方がわからなくても調べやすいですしね。 やはり舞台になった時代なだけに時代背景を知らないとのめりこむのに時間がかかったりします。ボナパルト派とか。1巻ではちょいちょい単語を検索したりしました。再読したらもっと面白そう。

    0
    投稿日: 2017.09.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    知ってはいるが読んでいなかった名作。 正直言って訳文がこなれていないので、今の翻訳小説に比べると読み辛いが、さすがに原作の力でグイグイ読み進むことができる。

    0
    投稿日: 2017.06.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    たしか大阪に出張に行ったときに、モノレールに宝塚のモンテ・クリストの車内広告があって、その惹句に惹かれたんだったと思う。 いつ買ったんだっけな、Amazonを使わず、一冊一冊がそれなりに高いのに苦しみながら一気読みしたと…。 どの訳本がいいかと調べたらみんなしてこの「待て、しかして希望せよ」版を推してたから。 こういうのこそKindleで持ってると楽そうなんだけどなあ。 買い直すには結構な決心が必要だよ…。

    0
    投稿日: 2017.04.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ダンテスの身に降りかかった不幸。ファリア司祭に出会えたことで希望の光が見えてくるものの…彼が失った時間と自由と愛のことを考えると胸がしめつけられる。 ファリア司祭の言葉には名言を感じる。「人智のなかにかくれているふしぎな鉱脈を掘るためには、不幸というものが必要なのだ。」「世の中には、物識りと学者とのふた色があってな。物識りをつくるものは記憶であり、学者をつくるものは哲学なのだ。」

    0
    投稿日: 2017.01.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    rev 1 2016 12/08 rev2 12/09 (急いで書いたりなので、後で書き直すかもしれません。上記、日付等も、併せてメモします。書き直した際は日付も追記します。。。 主人公のダンテス、絵に描いたような好青年で、出だしが幸せ一杯だったが、人から恨まれたりするほどだったので、読んでいて非常にハラハラした。ダンテスよ、もっと謙虚に、と思ったりした。でも、ダンテスが悪いわけではない、嫉妬や恨みの感情のままに危害を加える人たちが悪いのだ。。!そう、幸せで真っ直ぐな人柄の人は、他人にあわせて萎縮しなくてもよい、、はず。本当は。 それにしても、色々なことが重なり、無実なのに牢獄に入れられてしまうダンテスだが、ヒヤリハットの法則ではないが、大変な事が起こる時というのは、一つの不運だけでなく、幾つか重なっているものだと思った。 ただ、幸運も、重なって起こる。起伏に富みすぎの人生だ。。 幸運は、何よりファリア司祭との出会い。 ファリア司祭は、私の、賢者・学者の理想像かもしれない。本を読んだり勉強する先には、いつか老いたときには、何らか後進の若者を導き、明るく照らすようなものを持てるようになっていたいと思う。 まだ1巻。全部で7巻だよ、まだまだこれから〜!

    0
    投稿日: 2016.12.08
  • 『巌窟王』として知られるデュマの名作

    映画で観たことがあるので、事前にストーリーはわかっているけどやっぱり原作は面白い。 フランス文学特有のまどろっこしい会話、言い回しは避けられないが、それを差し引いたとしてもなお余りある面白いストーリ展開。 第1巻はナポレオンのエルバ島脱出と絡みあい、幸福の絶頂から不幸のどん底に突き落とされる主人公のエドモン・ダンテス。 読んでいて辛いものがあるが、最後にちょっとだけ希望の光が見える。 それにしても人を疑うことを知らないダンテス、あまりにもお人好し過ぎる。

    0
    投稿日: 2016.10.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    まるっきり内容も忘れていて再読と言うより初めてに近い・・・。元は善良な船員が悪意にさらされダメだと思ったところから再び立ち上がるまでの序章でしょうか。牢の壁を掘るのは映画「ショーシャンクの空に」を思い出します。それにしてもこの小説7巻もあったとわ!!

    0
    投稿日: 2015.05.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    まだ一巻目ですが、とにかく面白い! 先が気になって仕方がありません。 「もういい歳だし、読んでおかなくちゃなぁ」と思いつつ、その物語が長いことだけは知っていたのでなかなか手が出なかったのですが、今思えばもっと早く読んでいてもよかったです。 50年以上経ってもみずみずしさを失っていない訳文で読む物語の面白さ。加えて、200年近く前の人々も同様にこの物語を楽しんでいた様子を想像すると二重に楽しめます。

    0
    投稿日: 2014.07.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    7巻中、1巻目。 投獄され、脱獄を決意するところまで。 とにかく長い。 それでも、一度集中するとどんどん進んでしまうあたりはさすが名作。

    0
    投稿日: 2013.12.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2013年10月27日に開催された第10回ビブリオバトルinいこまで発表された本です。 テーマは「図書館員おすすめの本」

    0
    投稿日: 2013.10.27
  • 至高のエンターテイメント

    以前から話は知っていたが、岩波文庫の完訳版が電子書籍になったのを機に読み始める。訳も読みやすく、いろいろな娯楽の要素が詰め込んであり、昔の本とは思えないほどモダンなストーリー展開に感動しました。

    2
    投稿日: 2013.10.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    モンテクリスト伯全七巻の第1巻。 最初はすこし訳が読みにくいかなと思っていたが、気が付くとぐいぐい引き込まれていた。無実の罪で投獄されたダンテス、そして監獄での司祭との出会い、どうやってこの悲劇から抜け出すのか。各章が程良い長さでどんどん先を読ませる楽しみがある。あと6巻でどのような復讐劇が起こるのか楽しみで読んでいきたい。

    0
    投稿日: 2013.08.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    20130802読了。 170年前の小説だが、ストーリーは抜群に面白い。当時の人たちが夢中になったのもうなずける。 不幸のどん底にいるダンテスがこれからどう動き始めるのか、先が楽しみ。

    0
    投稿日: 2013.08.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    NHKの番組「100分 de 名著」に紹介され、面白そうだと思い購読。子供の頃に「巌窟王」は読んだと思うが楽しい話ではなかったような気がする。第1巻は、無実の罪による長い投獄生活から脱出に成功するまで。なかなかスリリングな展開に引込まれると同時に、この物語が皇帝ナポレオンの盛衰やフランス革命に深く関わっていたことに驚き。続編期待!

    0
    投稿日: 2013.04.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    この世には、幸福もあり不幸もあり、 ただ在るものは、一つの状態と他の状態との 比較にすぎないということなのです。 きわめて大きな不幸を経験したもののみ、 きわめて大きな幸福を感じることができるのです。 生きることのいかに楽しいかを知るためには、 一度死を思ってみることが必要です。 では、なつかしいお二方、 どうか幸福にお暮らしください。 そして、主が、人間に将来のことまでわかるようにさせてくれるであろうその日まで、 人間の慧智はすべて次の言葉に尽きることをお忘れにならずに。 待て、しかして希望せよ!

    0
    投稿日: 2013.03.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    NHKの「100分で読む名著」?を見て,読んでいないことに気がついて図書館から借りて読んでみた。 波乱を予感させる第1巻である。 字が小さすぎるのオジサンには辛い。 2013/02/16図書館から借用;02/19夕方の通勤電車から読み始め

    0
    投稿日: 2013.02.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    流石面白い。 古い文学なので(翻訳も)読みにくい部分があるかな?と危惧したのだけど、全くそんなことなく、ぐいぐいと引き込まれていきました。 自己の身の破滅を防ぐため、自分の出世のため、自分の想いを成就させるため、の3人の男によって、無実の罪を着せられ、自分の罪状も知らぬまま、裁判もないままに牢獄に放り込まれたエドモン・ダンデス。 幸せの絶頂から、どん底に突き落とされ、死のうと思ったところで、同じ暗牢の虜囚、気狂いだと思われているファリア司祭に出会い、生きる希望、と、自分を陥れた(そのことを司祭と出会い初めて知った!)人間への復讐を掴んだ。 時代背景は、ナポレオンが失脚し、ルイ18世の時代。 同じく、デュマの三銃士より約200年後の話。 三銃士を読んでいても思うことだが、フランス史及びイギリス史、イタリア史を知っていると、理解が深まるんじゃないかと思った。

    0
    投稿日: 2013.02.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    作者は三銃士も手がけている人物。岩波文庫全八巻。 古典文学の中でも非常に読みやすい作品で、ストーリーに躍動があり、テンポもよい。 その中に復讐と正義とは両立するのかを問いかけるように感じる。 気が狂う程の長い年月の幽閉を経て、一体主人公は何を思ったのか。 正義と呼ぶにはあまりに私的な復讐を通して、一体何を得るのか。 古典文学を読み始めたばかりと言う方にはオススメの一冊。 ただ初めてならもっと短編の物をお勧めする。

    2
    投稿日: 2012.10.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    数年前に勧められたのだが、復讐劇ということであまり気が進まず、長らく読まずにいた。しかし、最近図書館で見かけたので手に取ってみたところ、すぐに引き込まれてしまった。今まで読まなかったことを後悔している。この先どうなるのか楽しみだ。

    0
    投稿日: 2012.08.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    幸福の絶頂から、いきなり裁判抜きで牢獄に閉じ込められて、よくエドモンは発狂しなかったなと思う。ファリア司祭との交流が素敵。

    0
    投稿日: 2012.07.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    「現代文学を信用しないというわけじゃないんだよ。ただ俺は時の洗礼を受けていないものを読んで貴重な時間を無駄に費やしたくないんだ。人生は短い」 村上春樹の「ノルウェイの森」に登場する完璧超人、永沢の名言である。 そういった意味ではこの「モンテ・クリスト伯」ほど時の洗礼を受けている娯楽小説はなかなか見当たらない。1846年にアレクサンドル・デュマによって書かれたこの作品はその後、翻訳やリメイクを重ねて世界中で世紀を超えて読み継がれている。 (何しろ最近ではSFアニメにまでなってしまった!きっとデュマも天国でビックリしているに違いない。) 物語の舞台は19世紀のフランス。一時はイギリスを除くヨーロッパ全土を支配下においたナポレオンがエルバ島へ流され、変わってルイ18世が王政復古を告げる、政治的に極めて不安定な時代。 1巻は主人公のエドモン・ダンテスが彼を妬む者達の策略によって無実の罪で監獄に送られ、獄中で出会ったファリア神父からモンテ・クリスト島の財宝を譲り受けるまで。まだまだこれから面白くなりそうな予感。

    0
    投稿日: 2012.06.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    深夜にやっているアニメ「巌窟王」が面白いから、この原作を読みたいと購入。 巌窟王はフェルナンの息子アルベールの視点で描かれているが、原作は三人称。 原作者はダルタニャン物語の三銃士を書いた、アレクサンドル・デュマ・ベール。 フランス文学なんて読んだことないから、ちょっと最初癖があるように感じたけど、途中からはすんなりと読めた。 巌窟王だとアルベールがモンテ・クリスト伯爵に出会うところから始まる。そして、物語の途中でモンテ・クリスト伯爵は自分の父に復讐するために自分に近づいて来たことを知り、その過去と正体を知る。 原作ではモンテ・クリスト伯爵になる前のエドモン・ダンテスからはじまる。 哀れ悲劇の主人公エドモン。ダングラールの冗談が、フェルナンの嫉妬が。また、検事が不在でなければヴィルフォールがエドモンに会うことも無く。 いくつもの偶然と必然から、シャトー・デフの暗闇の牢獄に閉じ込められてしまう。 そして、牢獄でファリア司祭に出会う。ファリア司祭のその冴えたる頭脳でエドモンがダングラール、フェルナン、ヴィルフォールの3人によって冤罪をかけられたことを知る。 最後に、牢獄で親しくなったファリア司祭からモンテクリスト島の財宝の話を聞き、一巻はここで終わり。 二巻以降はシャトー・デフから脱獄し、自分を陥れた3人への復讐劇がはじまるのか?

    0
    投稿日: 2012.05.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    復讐譚なんて言うと暗いイメージが付いてしまいますが、全7巻あるなんて事、気にならないくらい面白い小説です。 冒険物語としてもかなり魅力的。 純真なエドモンにも、ミステリアスなモンテ・クリスト伯にも惹かれます。 でもやっぱり彼の運命に切なくなるかな…

    0
    投稿日: 2012.05.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ネット上で非常にお勧めされていたので読んでみた。 ファリア司祭曰く 「人智のなかにかくれているふしぎな鉱脈を掘るためには、不幸というものが必要なのだ」 「犯人を見付けるためには、まずその犯罪によって利得する者を求めよ」 はここが起源なのか? エドモン・ダンテスのこれからの運命が楽しみだ。

    0
    投稿日: 2012.03.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     ブックカバーのかわりに破れかけた油紙。  四方が茶色く変色した頁。  そして誰のものかわからぬ「印章の盗み方」と「ブルーブラックインキの消し方」をつづったメモ用紙。  25年前に手に入れた時からすでにこのような状態だったこの古本は、約40年ほど前の発刊。しかし小説の価値とはまったく関係ない。  逆に本作の雰囲気にとてもぴったりで、何度も読み直すほど気に入っているにもかかわらず、買いなおす気にはなれずにいる。  幸せの絶頂から、一瞬にして不幸の暗闇へ落ち込む主人公。  重ね重ねの巡り合わせは、絵に描いたようではあるが、それを稚拙と言うのはもったいなさ過ぎる。  1巻は、何度読んでも面白い、土牢の中での交流が一番の醍醐味。  

    0
    投稿日: 2012.02.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    とにかく面白い! 1巻の最後の100頁は頁を捲る手が止まらなかった! 老神父とダンテスとの脱獄劇!その時に芽生える師弟感絆! そして老神父の壮絶で麗美な最期! 海外文学で1番好きな1冊!震えが良い意味で止まらなかった!

    1
    投稿日: 2012.02.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ファリアに宝の隠し場所を教えてもらうまで。 ナポレオンの失脚や復権に関連した話だとは知らなかった。ドラマと大きく違うところ。

    0
    投稿日: 2012.01.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    またの名を「巌窟王」と呼ぶこの作品は、様々な読書家が「無人島に一冊だけ持っていくならこの本である」と評されるほど、非常に愛されている古典小説である。 無実の罪で長年囚われた後、自分を陥れた人々に次々と復讐していくというストーリー。 一巻は牢獄の中での話が中心で、復讐劇はいよいよ次巻から…という導入を担っている。 少し夜更かしして読んでしまったが、早く次の巻も読みたい! 全7巻であるので、寝不足の日々が続きそうである。

    0
    投稿日: 2012.01.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    途中とか終わりの方はまあまあ読み進められたかなーという感じ・・。 人物の紹介は上手いなぁーと思う。。

    0
    投稿日: 2011.12.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    最初は「巌窟王」という名前で少女少年文庫などで読みました。 モンテクリスト伯の思いが,人として伝わるかどうかが鍵かもしれません。 誰が悪いとか,誰が良いとかというだけでなく, ある状況で何をするとよいかが重要だということが分かります。 良い悪いを議論しているのは,自分が現実の中にいない人だということが分かるかもしれません。

    0
    投稿日: 2011.12.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    1956年の初版なので訳語などが古い感じはあるが、ダンテスが囚われたあたりから俄然面白くなり文体などは気にならなくなった。続きが楽しみ。

    0
    投稿日: 2011.12.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    1/7冊目。海外小説は苦手で敬遠してきたが、これは凄い!どんどん引き込まれる感覚を久々に味わった。スピード感があって読んでいて気持ちがいいくらい。今後どうなるのか…面白くなる予感しかしない。似ている展開があることから、「プリズンブレイク」はこの作品を多少意識して作られたと思う。

    0
    投稿日: 2011.12.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ナポレオン戦争が終わる頃のフランスにおけるモンテ・クリスト伯ことエドモン・ダンテスの復讐譚。現実の歴史に基づく舞台設定や人物の背景描写が緻密で、作品の世界にどんどん引きずり込まれる。1つ1つの復讐には胸のすく思いがしたが、後には一抹の寂しさが残る。間違いなく名作。

    0
    投稿日: 2011.11.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    復讐劇というサスペンス的要素があるた読みやすく、また信念を貫く強い姿勢に、子ども向けにも抄訳されているため今さら細かい解説もいらないだろう。 この作品の素晴らしさは真実を見極め信念を貫く大切さと、そのためには時には冷酷になることの大切さを教えてくれる。 だから映画のように、最後がハッピーエンドでは作品の世界観が台無し。あれでは主人公がたんなる復讐鬼でしかない。時には愛や情も切り捨てなければならない。 信念、冷静沈着、信仰を軸に読んでほしい一冊。

    0
    投稿日: 2011.11.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    7分冊の1冊目読了。 とても、読みやすい訳文です(まあ、翻訳された時代の影響で放送禁止用語が満載ですが・・・)。 1巻目で、岩窟王となる状況がほぼ出尽くしたような感じです。 これでもか、これでもかと、不幸が主人公を襲うような展開だと、 気が滅入ってしまうところですが、息をもつかせぬスピード感あふれる展開は、さすが名作中の名作です。 読み終わって、本屋さんに駆け込んだら2巻と3巻だけ売り切れでした(涙)。

    0
    投稿日: 2011.10.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いつかは読みたい世界の文豪シリーズ。 この本にしたのは、友人が引越しのたびに必ず持ち歩くもののひとつと言っていたから。そんなに面白いのかと、読んでみることにした。 有名だけど、実は、よく、というより全く知らない内容。 舞台で有名な別の話とどうやら混同していたらしい。

    0
    投稿日: 2011.10.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    文豪アレクサンドル・デュマによる、いわずと知れた復讐物の代表作。 全7冊、字も細かく気軽には読めないけれど文句なしに面白い。 あらすじ 1815年、マルセイユの一等航海士であるエドモン・ダンテスは、航海中に死んだ船長の遺言で、ナポレオン流刑先であるエルバ島に立ち寄る。そこで、側近からパリのノワルティエという人物に宛てた手紙を託される。航海から戻ったダンテスは、船長の死に伴い船主から新たな船長への昇格を約束されるが、それを聞いた会計のダングラールはダンテスの出世を妬み、彼の恋敵であるフェルナンに、検事のもとに「ダンテスがミュラからナポレオンあての手紙を委託されてエルバ島に届け、代わりにナポレオンから支持者に向けて送った秘密文書を預かった」という嘘の密告書を届けるよう唆す。そんなこととは知らないダンテスは婚約者のメルセデスとの結婚式の準備を進めるが、婚約披露のパーティーの最中に逮捕されてしまう。 ダンテスを取り調べたのは検事代理のヴィルフォールだった。ヴィルフォールに対して、ダンテスは「自分はベルトラン大元帥から私的な手紙を預かっただけだ」と託された手紙を見せるが、手紙の宛先であるノワルティエこそ、ヴィルフォールの父親であり、手紙の内容はナポレオン軍の再上陸に備えて準備をすすめるよう命じる命令書であった。「王政復古の世の中において、身内にナポレオン支持者がいることは身の破滅につながる」と考えたヴィルフォールはダンテスを政治犯が収容されるマルセイユ沖のシャトー・ディフ(イフ城)に投獄し、ダンテスが一生牢から出られないように手配する。 シャトー・ディフでダンテスは無為の日々を過ごし、遂には餓死自殺を図るが、やがて隣りの独房に投獄されていたファリア神父という老人と出会う。ダンテスから事情を聞いたファリア神父は「ダングラールとフェルナンが検事に密告し、ヴィルフォールが自己保身のためにダンテスを投獄したのではないか」と教える。ファリア神父のもとで様々な学問を学ぶダンテスだったが、やがてファリア神父は病に倒れ、モンテクリスト島に隠された財宝のありかをダンテスに伝えて死ぬ。 ファリア神父の遺体と入れ替わることによって、シャトー・ディフからの脱獄に成功するダンテスだったが、そのときダンテスは34歳。既に投獄から14年の月日が過ぎていた。 モンテ・クリスト島の財宝を手に入れたダンテスは、やがてイタリアの貴族モンテ・クリスト伯爵と名乗るようになる。調査の結果ファリア神父の推理が正しいことを知ったダンテスは、今や成功して時の人となっていたダングラール、フェルナン、ヴィルフォールに近づき、自分の富と権力と知恵を使って復讐していく―(ウィキペディアより引用) 最近ではテキスタイルを活用したVFXが特徴のゴンゾー社によるアニメも話題に。アニメは大筋こそ踏襲しているが、舞台を近未来のフランスに移しており、比較してみると面白い。

    0
    投稿日: 2011.09.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    複雑なストーリーを追うにはおつかれモードなときにおすすめ。 エキゾチックな伯爵の魅力にとりつかれること間違いなし。

    0
    投稿日: 2011.08.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大デュマはディケンズのようだ。緻密なフランス文学らしくなく大ざっぱではあるが引き込まれる。ナポレオン没後の王政復古、百日天下、第二王政復古と政体がめまぐるしく変わる部分は歴史好きには嬉しい。司祭の云う知っておくべき知識の得られる150冊の書名が知りたかった。

    0
    投稿日: 2011.06.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    【概要・粗筋】 1815年2月、ナポレオンの百日天下の約一ヶ月前のマルセイユ。19歳の船乗りの青年エドモン・ダンテスは、船長就任と美しき婚約者メルセデスとの結婚を控え、幸福の絶頂にあった。しかし、同僚の会計士ダングラール、メルセデスの従兄であり恋敵であるフェルナン、そして、野心家の検事代理ヴィルフォールによって、エドモンは無実の罪で捕らえられ、すべてを失った。暗牢に閉じこめられ絶望していたエドモンであったが、同じく囚人であるファリア司祭と出会い、再び希望を抱くようになる。 【感想】 アニメ『巌窟王』が気に入ったので、原作を読んでみることにした。アニメでは最初からエドモンはモンテ・クリスト伯として登場していたが、原作では時系列に通りとは知らなかった。 フェルナンがエドモンを陥れようと思う理由は明らかだけど、ダングラールの動機が不明だ。二人は決闘騒ぎを起こしたようだが、その経緯が明らかにされていないので、不満。その点、エドモンに全く関わりのないヴィルフォールが、保身のためにエドモンを無実の罪で捕らえるというのは説得力があった。 19世紀半ばの小説にしては読みやすい。でも、最初はさほど面白いとは思えなかった。ところが、エドモンが刑務所でファリア司祭と出会ったころから俄然面白くなってきた。一日も早く脱獄をしたいと思っているはずのエドモンが、脳溢血の発作を起こした司祭を残して一人で脱獄しようせず、司祭の信頼を得る場面がある。これは、脱獄のためには番兵を殺すことも厭わず、そして、自分を陥れた三人への復讐を決意しているエドモンの本質は、代わりがないことを表していると思う。

    0
    投稿日: 2011.06.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    注:全7巻のうちの1巻の段階でのレビューです。 フランスの文豪の大文学の序曲…と書くと尻込みしてしまう人もいるかもしれないが、その内容もさることながら、セリフや改行の多い言ってみれば純文学らしからぬ文体なので、意外とかなり読みやすい。ただ僕としては、この作品のレビュアーがしばしば言うところの「一気に読んでしまえる特性」や「物凄い楽しさ」は少なくともこの1巻ではあまり見出すことができなかった。 というのは一つには、この物語ので出しが当時のフランスの政治に強くかかわっているところによると思う。僕は世界史を勉強していないので、ナポレオンやルイ18世、ロベスピエールと言った人物についてあまり知るところがなかった。それゆえその時代の彼らの背景をWikipediaで検索するなどして、知識を補うことを余儀なくされたわけだ。これらの部分も世界史を学んだ人には、楽しめる一つの要因になるのだろうが、そうでない人にはあらかじめこれらの人物の知識をつけたうえで読まれることが望ましいと思われる。 また、翻訳は少々古いものの、おそらく原文が良いのであろう、上記のとおりあまり突っかからずにすらすらと読める。名訳とまではいかなくとも良訳と言っていいだろう。 さて、ここまで書くと当時のフランスの知識がないと楽しめない文学かと思われるかもしれないが、そうではない。主人公のダンテスは初めおよそ復讐などというものをするような人間とは思えない素直な好青年として描かれている。ゆえに彼を取り巻く周囲の劇的な変化に、彼がどのように対応していき、また影響を受けるかということは大きな興味を持って読めるのだ。 また、ダンテスを牢に入れるいわゆる悪役にも、その台詞などの中に思いがけぬ憎めなさがあったりする。要するに主だった登場人物皆が魅力的に書かれているのだ。

    4
    投稿日: 2011.05.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    DVDを見たので再読。 岩波文庫のフォントはあまり好みではなく、訳も古風なのだが、それでも以前と同じく一気読みできるのは、ハラハラドキドキのツボをおさえた展開にぐいぐいひきつけられるから。 もともと新聞連載小説だったというし、全体に山をつくりながら、しかも小さな山場をうまく配置するという呼吸は、デュマ父さんにはおてのものだったのだろう。

    0
    投稿日: 2011.04.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    主人公が逆境に立ち向かう姿勢は、感動すること間違いなし。 世界的な名作です。 長編ですが、是非一読してください。

    0
    投稿日: 2011.02.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    知らん顔をしたフェルナンは、メルセデスの頬を流れる涙を拭いてやろうともしなかった。しかも、その涙の一滴のためなら、わが血をコップに一杯与えても惜しくなかった。しかもその涙は、いまほかの男のために流されているのだ。(p.50) 「もし自由の身でおいでだったら、どんなことをおやりになれたでしょう?」 「なにもできなかったことだろうよ。このはち切れそうな頭にしても、おそらくくだらないことのために発散してしまったことだろう。人智のなかにかくれているふしぎな鉱脈を掘るためには、不幸というものが必要なのだ。火薬を爆発させるには圧力がいる。監獄生活というやつは、ほうぼうに散らばっていたわしの才能を一つの点に集めてくれた。才能は、狭い領域でぶつかり合った。そして、御存じのことと思うが、雲がぶつかると電気ができる。電気からは火花が出る。火花からは光が出る。」(p.350) 「学ぶことと知ることはべつだ。世の中には物識りと学者のふた色があってな。物識りをつくるものは記憶であり、学者をつくるのは哲学なのだ。」(p.370)

    0
    投稿日: 2011.01.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    物語。ストーリーテリングは全てこの中につまっている。 どんな風に人を観察していたのだろう? どんな風に眠りにつく時に一日を振り返ってたのだろう? 文豪、その字面に違わぬ威風である。

    0
    投稿日: 2010.11.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    マーケティングとは関係ありませんが、先輩方が小説を紹介してくださっていたので、自分も紹介します。 「モンテクリスト伯」です。 皆さんも一度は読んだことがある、少なくとも聞いたことはあるとおもいます。「岩窟王」とも呼ばれます。 簡単なストーリー… 主人公のエドモン・ダンテスという青年が、何人かの人々から妬みをかい、無実の罪でとらえられ、シャトー・ディフという牢屋に投獄されてしまいます。 獄内でファリアという神父に出会い、決意し、そこから自分を陥れた人々への復讐を開始するのです。 全7巻と大変にボリューミーで、読む前は引いていました。ページ数が多いし、小説自体、あまり読まない僕ですが、はまってしまいました。 様々考えさせられる小説で、ババッと読み切ってしまいました。 今、再読しています。 無実の罪でとらわれた青年の復習劇をお楽しみください。 〔37期 小森貴明〕

    0
    投稿日: 2010.10.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    将来有望な船乗りだった主人公エドモン・ダンテスが、恋敵と仕事上のライバルに無実の罪で告訴され、自らの保身のために彼を無実と知りながらも終身刑とした裁判官の3人に、15年越しの復讐を企てる話。 1巻では、彼がモンテ・クリスト伯となるまでを描いている。 船乗りとしての知識しか持っていなかった彼が、隣の部屋の囚人である司祭と出会い、様々な知識を彼から吸収していく。このことが、のちに様々な言語を操り、化学の心得もあり、ありとあらゆる分野に精通しているモンテ・クリスト伯につながっていく。 彼がどのように脱獄して、その後の話の中で「アラビヤンナイトに出てくる王様」のような生活を送るほどの財産を手に入れたのかは、是非本を読んで確認してほしい。

    0
    投稿日: 2010.09.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    後に展開される復讐劇の発端とその軍資金についての説明。王道中の王道展開だが、エドモンやファリア司祭の激しい情熱に押されて読み切ってしまう。全7巻中(これが)最も面白かった。

    0
    投稿日: 2010.08.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    めんどくさいからアップしないけれど、7巻まである超大作。 ナポレオンが失脚した時代のフランスが舞台。 主人公は船乗りの青年エドモン・ダンテス。 出世を約束され、美しい婚約者まで得て幸福の絶頂にいたが、同僚たちの妬みをかい、無実の罪で終身刑にされてしまう。 失意と絶望の中、隣の囚人であるファリア司祭とであった彼は深い教養と叡智、莫大な財産を授けられ、別人のように生まれ変わった。 司祭の死をきっかけに脱獄し、報復を誓ったダンテスが故郷へ戻って知ったのは、元の同僚たちの成功だった。 後婚約者がその中の一人と結婚し、最後の肉親である父は餓死したと聞かされ、ダンテスはさらにうらみをつのらせる。 彼はパリ社交界へまぎれこみ、モンテ・クリスト伯爵と名乗って、後ろ暗い手段で出世していた元の同僚たちをつぎつぎに破滅へと導いていく。 私が初めて読んだのは児童版で、小学4年生のときだ。 その後大学図書館で岩波の完全版を読破。 愛する人も人生も奪われたダンテスの激しい憎しみと悲しみに、何もかも忘れて読みふけった。 凄絶な復讐劇だけれど、勧善懲悪のおはなしなので読後感はすっきりしていておすすめ。

    0
    投稿日: 2010.06.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    嫉妬によって陥れられ全てを失った男が、復讐をする話。文庫で全7巻 ああ、面白かったー!脱獄するところまでしか知らなかった。機が熟し、怒濤の復讐劇が続く。まぁ思う存分恨みを晴らせば良いよ、と思うほど恨まれる方の所行も悪どいので、相当酷い復讐方法だが爽快感すらある。終盤、復讐の炎をコントロールできなくなっていくのがわかってどうなることかと思ったが、そんなどん底の人生にも後悔があり希望があり、案外爽やかに終幕。

    0
    投稿日: 2010.05.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「待て、しかして希望せよ!」という有名なセリフがある。主人公の人生の悩みや困難を、私たち読者は彼と一緒に味わってきてよく知っているからこそ、この最後の言葉の重みを感じることができる。7冊で少し長いかもしれないが、序盤を過ぎれば小説の中にのめりこんでしまうと思う。

    0
    投稿日: 2010.05.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いわゆる復讐物。昔は「岩窟王」っていう書名だったみたいですね。なかなか上手い訳だと感心。 話が盛り上がってくるまでが少々長めなのですが、乗ってくれば一気にいける。終わり方に少々不満は残るものの、大好きな作品です。 余談ながら、イギリスのマダムタッソー蝋人形館に、作者のアレクサンドル・デュマの蝋人形があります。意外と小柄なので驚いたんですが、嬉しくて並んで写真を撮りました。

    0
    投稿日: 2010.04.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    どうにも、文章が難しいというか、硬い感じ、あと間延びしている感じがして、いまいち読む気になりません…。皆さんのレビューを読むと、このまま読み進めれば面白いらしいですが、読もうとするとどうしても序盤で止まってしまいます。

    0
    投稿日: 2010.03.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    昔の文章に、難しい漢字で、訳の硬さが最初は気になったものの、すぐに物語にはまっていった。ナポレオンが失脚した頃のフランスを舞台に、ダンテスの運命がどう転がっていくのか。次はどうなるのか、早く読みたくてうずうずしている。

    0
    投稿日: 2010.03.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    まさか7巻も続くとは思わずに読み始めてしまったこの小説・・・。 最終巻では読者も作者も、おそらくモンテクリスト伯も、ぐったりしてしまっています。 ただ、これが当時、フランス革命と同時期、つまりリアルタイムで書かれていたことを考えると・・・ 読んでいた人たちはさぞかし盛り上がったでしょうね。 ジェーン・オースティンと同時期の作家であり、ふたりともその時代を描いていたというのが驚きです。 アレクサンドル・デュマとその父デュマ将軍、息子で椿姫を書いたデュマ・・・本当にすごい3代だなぁ・・・とそちらの方に興味がわきました。

    0
    投稿日: 2010.02.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なにかの雑誌で「人生のうちでもう一度読みたい小説」ということで安部譲二と北方謙三がこの本を取り上げていた。 自分は北方謙三になりたかったのでモンテ・クリスト伯を読み始めたのですが、北方謙三になりたかったらソープに行った方が早い、と読みながらやっぱり思いました。 (『巌窟王』って名のソープランドは雄琴あたりにありそうだ…) それはともかく。 名作は名作たる所以があるもので物語にとても引き込まれます。 あと半年くらいは味わえそう。

    0
    投稿日: 2010.02.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ・1巻  「岩窟王」の名で知られているらしいが、見たことはない。  最初のとっかかりの人物理解に悩んだが、中盤以降は、筋がわかりやすくすらすら頭に入る。200年前の漫画になりそうだ。長編だけあって、動作のディテールが詳細に書き込まれており臨場感が伝わるし、内容も濃い。抽象的表現や比喩が少なくてよい。 解説によると著者が音楽が苦手とのこと。若干、訳が古い。。 ・2巻  脱出後、伯爵になるまで。 ・3巻(5月12日)  伯爵の生活ぶりが存分に発揮される。パリに乗り込み旧敵のふところへ 徐々に入り込む。 ・7巻(6月4日読了)  1月ちょっとかかった。若干ストーリーがおえない箇所があったが、見事 復讐をとげるとともに、助けをさしのべ幸せをつかませた人もいる。 自らを神とし、直接殺しはしないが事実上すべての敵を破綻に追い込んでいる。  実は、勧善懲悪のエンターテイメントであったことに、終盤気づいた。 人物を整理して数年後に再読してもよいかも。

    0
    投稿日: 2009.12.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    幸せな生活を送っていたはずだった・・・。 そんな中人の醜い一面によって、転落人生まっさかさま@ 復習に燃える青年の一生を描いたなんとも考えさせられる小説。

    0
    投稿日: 2009.11.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    言わずと知れた名作。  一巻は、エドモンが幸せの絶頂からどん底にたたき落とされるようなところがメインになってくる。  ファリア司祭とのやりとりがなんとも好き。

    0
    投稿日: 2009.07.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    無人島にもって行く本。 これもはずせません。 私は何気に古典好きなのかもしれないです。 誠実さだけが取り得の知識のあまりない船乗りが、権力と女の人の愛を手に入れたい人に貶められて、そして復習していくお話し。 これも7冊ぐらいあったかなぁ。 赤毛のアンとともに、母親に小学生の時に買ってもらって「こんな本、読めるかよ!」と思った記憶があります。 赤毛のアンも、モンテクリスト伯も、お母さんが子供向けの話しを省略した本はよしとしなかったので、ずいぶん小さい時に歯ごたえのある本を読んでいました。 まさに血沸き肉踊る本。 今までたくさんの本を読んできたけれど、アンとモンテクリスト伯に勝るものはないかもしれません。

    0
    投稿日: 2009.07.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読者に何も考えずただひたすらにページを捲らせる。 19世紀の作品にして、現代までに至るエンターテイメントの至宝。 アレクサンドル・デュマは世紀のエンターテイナーです。 1巻が少し読みづらいので、そこで挫折せず全巻踏破して欲しい。 アニメーションから入った方にも、キャラクターの印象はかなり違うものの、アニメーションにはない(入っていて欲しかったような)エピソードもあるため、オススメです。

    0
    投稿日: 2009.05.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アニメ岩窟王から気になって読み始めた作品。 中学生の時買ったのですが漢字やら文章のつくりが難しくて読めませんでした…(;^ω^) で、高校生になってからもう一度読むとすんなり読めました。 アニメでは表現しきれていないところも綿密に表現されているのでとてもいいです。

    0
    投稿日: 2009.05.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    [関連リンク] わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: この世でいちばん面白い小説: http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2009/03/post-5527.html 「新!読書生活」 海堂尊先生x筒井康隆先生の対談内容海堂尊非公式ファンサイト!登場人物のリンクを見てみよう!: http://kaidotakerufan.blog24.fc2.com/blog-entry-104.html

    0
    投稿日: 2009.04.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    TOUCHING WORD for Future Generations : 待て、而して希望せよ http://www.touchingword.net/detail.php?id=1063

    0
    投稿日: 2009.03.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アニメをはじめ、映画などでも知られる復讐劇・「岩窟王」の原作。 冤罪で監獄に送られた主人公の、復讐に対する執念や計画が緻密に描かれ、 全七巻と長めですがすいすい読めました。 復讐にいたる過程を描いた前半は暗く地味ですが、 それが後半の爽快感を際立たせているとも。 自分はアニメから入ったためイメージしやすかったですが、 先入観がないほうが楽しめるかもしれません。

    0
    投稿日: 2008.10.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    借本。 巌窟王となってからの話と思ってたので、読んでビックリ。 どうりで全7巻もある訳です。 巻数でうんざりしたけど、この巻の後半から異様に面白く感じたので、 ストレスなく全巻読めそうな予感。

    0
    投稿日: 2008.10.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    デュマの傑作。 彼の人生観というか、知識の塊。 訳がいいよなあ。 映画の伯爵がイケメンだった。話違うけど。

    0
    投稿日: 2008.09.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小学生のころ夢中になって読みました。時を忘れてのめりこんだ。 虐げられて騙されて最低のところに貶められたエドモンの 鮮やかで華麗で眼もくらむ程にきらびやかで、甘美で、 そしてこの上なく周到に残酷な、復讐。 複雑な人間関係、愛憎、人の心のドロドロの部分がこんなに見事に描かれた作品はそうない。

    0
    投稿日: 2008.06.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    全7巻読了岩波文庫7巻は実に長く、GWから読み始めて丸1ヶ月かかりました。岩窟王エドモン・ダンテスの地下牢獄脱出編と脱出後の復讐編の2部構成。登場する人物のキャラクターや人間模様が実に面白い。ストーリー展開も凝っていて楽しめました。作品そのものに深い感動とかはありませんでしたが『小説を読む』ことの楽しみを実感させてくれる作品でした。

    0
    投稿日: 2008.05.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    フランスの時代小説。 ナポレオンが失脚した時代、善良で幸せな好青年、エドモン・ダンテスは3人の男達の策謀にかかり、牢獄に送られてしまう―― 牢獄で自身が策にかけられた事に気付いた時のエドモンが衝撃を受ける行に、読んでいる私も、同調してしまう。牢獄で会うファリア神父との問答が印象的です。 エンタテイメント作品ではあるが、やはり読み継がれるだけの力がある。 文庫で全7巻あることに抵抗を感じる方も多いと思いますが、読み進めていくと、のめり込みます。

    0
    投稿日: 2008.05.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ずっと気になってたけど、アニメ『巌窟王』を見てますます興味が沸いた。 以前西洋史の先生も、「オモシロ本」として紹介してたな。 長いので、時間のあるときにじっくり読みたい。

    0
    投稿日: 2008.04.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    [08.2月読了] 私が読んだのは、別の版元の全集のヤツなんですけど、それはもう手に入らない版なので、とりあえず(レミゼでも似たような事書いたな…) 長さを感じさせない、まさしく一気読み! もし日本人が、同じ主題で話を書いていたら、もっと違った展開になるんだろうなぁ…と思ったりも。 西洋人的感覚なのかな?それともデュマ個人がなのかな。ある意味優しいなぁ…と。 モデルとなった実在の事件が会ったそうなんですが、個人的にはそのエピソードの方が好みかも知れないとは(さっぱり救いはないんですけど)

    0
    投稿日: 2008.03.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大好きです。年上好みの私にとって、いやそうじゃなくても第1巻はなんといってもファリア司祭!そしてノワルティエ!豊富な経験による機智と余裕と大胆さに弱いです。

    0
    投稿日: 2007.09.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    伯爵は妙に色気があるというか、べつにそういうシーンがあるわけではないのだけれど。復讐を胸の内に燃やして、表面上は華やかに社交界でお金を振りまいている姿がなんかこう…ストイックな色気的に映るのでした。でも結局自己中だよね、伯爵ってば。…と結末を読むと思うのでした。なんかあの結末は納得がいかん。でも7巻という長い話でありながら次から次へと展開する物語に飽きを感じないのでそんなのは些細な問題かな。

    0
    投稿日: 2007.05.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    全7巻と素敵なくらい長い作品です。しかしながら、復讐劇とは続きが気になって仕方がないもので、一心不乱に読んでしまいました。岩窟王としてアニメ化された作品のモデルです。

    0
    投稿日: 2007.02.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    何回も何回も読み返したくなる、傑作。映画から巌窟王は入ったが、やはり原作の深さは読まないと味わえない。生きるということ、人生の目的というもの、思いの深さ、様々なものを感じさせてくれる。

    0
    投稿日: 2006.12.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    おもしろー!!結構ながい話なのですがスラスラ読めてしまいます。私が読んだ物は多分ダイジェスト版だと思うので、もう一回全部読みたいです。もう伯爵に夢中です。アニメ『巌窟王』も集め中〜。

    0
    投稿日: 2006.12.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     訳者の力量によって作品自体の面白さに雲泥の差が生まれてしまう。  だから、翻訳本というのは基本的に好かないのだけど、原本を読めるわけもないのでしょうがない。  また、この本は初版が1956年、訳者云々よりも日本語自体が少々古めかしい。しかし、それも目を瞑ろう。  なぜなら、面白いからだ。  岩窟王と言ったほうが知っている方も多いかと思う。  逆恨みと巡り合わせの悪さから無実の罪を着せられ投獄された男が、脱獄の後復讐を果たしてゆく物語。文庫で全七巻という長い作品。  第一巻は、エドモン・ダンテスが陥れられ絶望しそして希望を見つけるまでの話。最初は気になっていた古典独特の言葉遣い、それも読み進むうちに全く気にならなくなる。  中盤を過ぎると監獄でのエドモン・ダンテスの様子がメインで書かれる。多分、今後モンテクリスト伯として舞い戻る際に必要となるであろう知識・教養・身のこなしを習得した経過。そしてどのようにして財を成したかの前置き。  第一巻終了時点で幾年経過しているのだろう。14年という歳月が経過しているようには見えない。まだ一筋縄では行かない何かが待っているのだろうか。彼を陥れた人々、彼の恋人だったメルセデス達がどう過ごしているのかが書かれていないが、きっとこの後登場するのだろう。楽しみだ。  しかし、良いですね!監獄からの脱獄ってシチュエーション。(当人はたまったものではないですが

    0
    投稿日: 2006.07.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    日本では「岩窟王」の名でよく知られています。無実の罪で捕まったものの、牢獄に入れられてる間に、謎の老人から莫大な財産を譲られ、脱獄後裕福な貴族に扮して自分を陥れた相手を破滅においやる復讐劇。結果的には牢獄に入った事によって大金持ちになったんだからいいジャンとか前向きには考えられない主人公。娯楽小説なのでいろいろとご都合主義で面白いですよ。

    0
    投稿日: 2006.06.13