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ジヴェルニーの食卓[電子特別版]
ジヴェルニーの食卓[電子特別版]
原田マハ/集英社
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総合評価

323件)
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87
130
65
7
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    どれも素敵なお話だった!「タンギー爺さん」と「ジヴェルニーの食卓」がすごく好き。陽光が降り注ぐジヴェルニーの庭園が目に浮かぶよう。そこからあのモネの絵が生まれたのかと思うとわくわくする。どの短編も女性の語り口で優しい。

    1
    投稿日: 2013.12.15
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    初めての原田マハ。 印象派の画家たちの日々を切り取ったかのような短編集。 どれも絵画を思い出しながら読み進めるのが楽しい。 とりわけ、良かったのが、表題作でもある「ジヴェルニーの食卓」。 モネが毎朝早起きしてスケッチに行く。 幼い頃からずっと助手として画家を支えてきた女性。 彼女が朝、窓を開ける描写がたまらなく好き。 (なんてピンポイント! 笑) なぜ、「食卓」と題されたのか、そのあたりも、良いなと思わせてくれる。 この後、続けてマハ作品を読むが、私はこれが一番好きかもしれない。

    1
    投稿日: 2013.12.13
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    図書館で借りて。 有名な絵がたくさん出てきて、エピソードとして楽しめる。史実に基づいたフィクション、とのこと。 楽園のカンヴァスの方が好きかな。

    0
    投稿日: 2013.12.12
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    どこまでがフィクションなのかわからないのだけど、目の前にその光景が広がるようで、その時代に生きているかのような気持ちで読んだ。

    0
    投稿日: 2013.12.10
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    日本人に人気?の印象派のマティス、ドガ、セザンヌ、モネにまつわる話です。原田さんの文章の間から絵が見える感じがします。 史実に基づいたフィクションですとことわりがなければ、本当の話と思えるくらい、事実がそれぞれつながり合って一枚の作品を作り上げています。 最後にモネの話で明るく終わっているところが良かったです。

    0
    投稿日: 2013.12.09
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    モネ、セザンヌ、ゴッホ、など印象派絵画を代表する画家たちの姿を描いたお話。 史実をもとにしたフィクション、とのこと。 どこがフィクションでどこがノンフィクションなのかさっぱりわからない、知識なしの私でも、物語として楽しめた1冊です。 モネの睡蓮、全作品観たら圧巻なんだろうなぁ。 一度観てみたい気もします。

    1
    投稿日: 2013.12.07
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    絵画とともに味わう モネの『睡蓮』が美しい装丁。 日本人が好む印象派の画家たちの中でも特に人気が高いのが彼だろう。 国立西洋美術館とポーラ美術館で近々展覧会があるということで、それと併せて読んでみると淡い絵画の中に輝く、画家の思いを感じられることだろう。 本書は、『うつくしい墓』『エトワール』『タンギー爺さん』『ジヴェルニーの食卓』の四編からなる。 『うつくしい墓』はマティス。 本物の『金魚』に会った時の衝撃とは異なる、しっとりとした物語。 悲しいはずなのに美しい。 命の煌めきこそ、真の美なるもので、それを残したくて画家は自らの魂を絵の中に封じ込めるのだろうか。 それができない者は語ることで、自らを後世に残そうとするのかもしれない。 扉を開けた瞬間に光溢れるような、そんな美しい終わりかたをしている。 『エトワール』はドガ。 パトロンを持つことで、苦しい暮らしから逃れようとする踊り子たちの一瞬の姿。 胸を締め付けられるような現実。 届かぬ「星」。 一人で届かぬなら、ぼくがその星を取ってきてあげよう...... エトワールになれなかった少女は、美術界において星の様に輝いている。 『タンギー爺さん』はセザンヌ、時々ゴッホ。 リンゴ一つで世界をあっといわせてやる。 それができたのは彼がいたからこそ。 『ジヴェルニーの食卓』はモネ。 色が目に浮かぶようだ。 ここが、自分のアトリエ。 蒼い空に日々色を変える大地。 そこに流れてくる、香ばしい匂い。 愛が溢れ、光で満ち満ちているとはこのことを言うのであろう。 忍び寄る病魔でさえ、その美しさを破壊することはできない。 どれも色彩に溢れ、優しさで包まれている。 情緒的で実在のないような表現になってしまうが、それがそれぞれの作品(絵画、文章とともに!)の良さではないか。 春の陽光、冬の日差し、秋のかぐわしさ、夏の情熱。 それらをいだいた作品たちだ。

    0
    投稿日: 2013.12.05
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    内容紹介 「この世に生を受けたすべてのものが放つ喜びを愛する人間。それが、アンリ・マティスという芸術家なのです」(うつくしい墓)。「これを、次の印象派展に?」ドガは黙ってうなずいた。「闘いなんだよ。私の。――そして、あの子の」(エトワール)。「ポール・セザンヌは誰にも似ていない。ほんとうに特別なんです。いつか必ず、世間が彼に追いつく日がくる」(タンギー爺さん)。「太陽が、この世界を照らし続ける限り。モネという画家は、描き続けるはずだ。呼吸し、命に満ちあふれる風景を」(ジヴェルニーの食卓)。モネ、マティス、ドガ、セザンヌ。時に異端視され、時に嘲笑されながらも新時代を切り拓いた四人の美の巨匠たちが、今、鮮やかに蘇る。語り手は、彼らの人生と交わった女性たち。助手、ライバル、画材屋の娘、義理の娘――彼女たちが目にした、美と愛を求める闘いとは。『楽園のカンヴァス』で注目を集める著者が贈る、珠玉のアートストーリー四編。 内容(「BOOK」データベースより) マティス、ピカソ、ドガ、セザンヌ、ゴッホ、モネ。新しい美を求め、時代を切り拓いた巨匠たちの人生が色鮮やかに蘇る。『楽園のカンヴァス』で注目を集める著者が贈る、“読む美術館”。

    0
    投稿日: 2013.11.21
  • あの世界にまた触れる事ができる喜び

    お気に入りの作品「楽園のカンバス」 あの世界にもう一度触れる事ができると思うと手に取らずにはいられませんでした ヘタな美術の教科書などよりも 余程リアルに画家や絵の魅力を伝えてくれていると思います

    3
    投稿日: 2013.11.19
  • モネ

    パリのオランジェリー美術館で見た「睡蓮」は複雑かつ繊細な色彩が圧倒的でした。マハさんの描く物語は「睡蓮」の絵のごとく、モネの家族の哀しさや喜びをこまやかに紡いでいます。今、もう一度あの「睡蓮」を見てみたい。

    0
    投稿日: 2013.11.16
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    マティス,ドガ,セザンヌ,モネにまつわる短編集。 画家の絵画への想いや、制作までのいきさつなど どれも本当かもと思わせるような話だった。 「楽園のカンヴァス」のときも思ったけれど 絵画を言葉で表現するのがうまい作家さんだなぁと。 読むと美術館に行きたくなります。

    0
    投稿日: 2013.11.11
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    4人の芸術家と彼らに関わる女性たちの話。 でも、この話が実話だったらすごく資料的な価値があるが、多分違うのでしょう。 絵が好きな人もそうでない人も画家についての予備知識なしで読めます。オススメです。

    0
    投稿日: 2013.11.10
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    装丁に惹かれ手に取った。印象派の画を観た時のような、引き込まれる書き出し。その筆使いのように近影からの変化。まるで絵画鑑賞のように読んだ。有名な絵画と作者との間、人らしさ、ここな表現された世界が、また本物の画を観た時に必ず、よりよい陰影を加えてくれてるワクワク感があった。次、美術館へ行くのが楽しみだ。ドガの絵が来るのはいつだろう

    0
    投稿日: 2013.11.09
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    印象派の画家を軸に、画家を見つめる女性…ただし恋人というものにあらず…の視点から描かれた短編4編。彼女たちに沸き上がる感情を語りすぎないのが良い。全体的に眼差しの柔らかい物語で、ある意味読者を“裏切らない”かな。

    1
    投稿日: 2013.11.03
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    #読了。第149回直木賞候補作品。短編集。モネ、マティス、ドガ、セザンヌを彼らと共に生きた才能溢れる人々との交友を交え、女性の語り口で綴る。美術に造詣が深ければより楽しめる作品だろうが、私のように門外漢な人間でも十分楽しめた。

    0
    投稿日: 2013.10.24
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    印象派の画家をモチーフに描かれた短編集。名画を思い浮かべながら読んでいると、美術館に行きたくなってきました。モネの睡蓮が表紙になっているのも美しく、小説とあわせて絵を鑑賞したくなる1冊でした(o^^o)

    0
    投稿日: 2013.10.17
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    『楽園のカンヴァス』に続くアートものの原田マハ。今作は短編集。一番気になったのはドガのお話。ドガの作品には確かに踊り子が多いがこんな背景があったとは。いや、これは全てが実話というわけではないだろうし虚飾や虚構も入り混じっているだろうけれど。全体としては『楽園のカンヴァス』に及ばず。2013/306

    0
    投稿日: 2013.10.16
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    「楽園のカンヴァス」の劇中劇で(私には)好評だったルソーとヤドヴィガの別バージョン。今度はマティス、ピカソ、ドガ、セザンヌ、ゴッホ、モネ。 それぞれの画家が、家政婦、画商、同志、画材屋、義理の娘からの視点から描かれる。どの視点もこよなく画家を愛しており、画家の描く絵を愛している。流石は元キュレーター、絵画を文章化する手際は素晴らしい、目の前にマティスの絵が拡がっているかのよう。 印象派以降の代表的な画家を描いているので取っつき易いけれど、画家を崇拝する人達の話が4編も続くとちょっと辟易する。 その中でドガの編だけちょっと毛色が違う。 「生き人形」と揶揄され全く評価されなかった『十四歳の小さな踊り子』。 ドガの彫刻?全然知らなかった。 小説に描かれていた時代背景もさる事ながら、ドガの踊り子への限りない愛情が空回りしたのかも知れない。なんだか怖い話。でも凄く見てみたい。

    0
    投稿日: 2013.10.16
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    マティス、ドガ、セザンヌ、モネ、4人の画家にまつわる短編集です。 舞台はすべてフランス。陽光あふれるニースや、凍てつくパリや、野花咲く郊外。文章だけなのに、画家が愛した光景の、光や空気感さえ伝わってくるような。フランスに行きたくなること、この上ない感じ。 4人の絵が、日本人にもなじみあるものだからでしょうか、書かれている物語と、知ってる絵が結び付き、心が動かされました。芸術の誕生を支えた名もなき人たち。歴史に名は残らなくても、思いは残るというか。 個人的な話、ニースは好きで何回か行ったのに、マティス美術館の印象があまりない。そこで買ったポスターは部屋に貼っているのに、現地ではシャガール美術館のほうが印象が強かったのでした。あらためて、修道院も見に行ってみたい。

    1
    投稿日: 2013.10.16
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    「楽園のカンヴァス」に続いての原田マハ作品。 ‘読む美術館’と謳ってあるように、時代を開いた巨匠たちの人生の沸点を描いて、まるで画集を見ているような。 上品で、温かく、そして静穏な、いつまでもこの世界に浸っていたい、そんな読後感。

    3
    投稿日: 2013.10.13
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    絵画に詳しいわけではないので、知らない絵はネットで調べながら読み進んでいった。 印象派は好きな部類になるのでイトルを覚えていないだけで絵画自体は見覚えのあるメジャーな作品が多くイメージがつかみやすい。 特にモネの睡蓮はオランジュリーで見た本物を思い出した。 それぞれの絵を画家がどういう境遇や心境で描いていったか、フィクションでありながらうまく表現されている。 旅屋おかえりとは違った魅力のある一冊。

    0
    投稿日: 2013.10.12
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    パリに旅行した時、オランジュリーは残念ながら改装中でした。大塚国際美術館でしか楕円の睡蓮装飾画を観れてませんが、どの作品もその絵をまた画家をイメージしながらノンフィクションのように感じながら読んでしまいました。

    0
    投稿日: 2013.10.05
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    素晴らしい芸術作品に出合えた時の幸福感が伝わってくる桂作。「うつくしい墓」マティスは秋月美術館の線画が何故か印象に残っている。「エトワール」アメリカ人女性画家の視点でドガの踊り子の彫刻のエピソードが語られるところが気が利いている。「タンギー爺さん」貧乏絵描きを支えた画材商の生活を娘からセザンヌへの手紙という形式で語る幸せ感溢れる一篇。画材商が亡くなった後、将来の名画たちが二束三文で売られていくのは悲しいが、逆に、すっきりとした後味が残る。「ジヴェルニーの食卓」モネと彼の特別な家族との愛情があふれる物語。

    0
    投稿日: 2013.10.03
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    印象派の画家たちのお話。 原田さんのキュレーターの経験を活かしての作品だと思う。 それぞれの画家たちへの、深い思い入れが感じられる、味わいのある作品。 どことなく、哀しいようなさびしいようなでも、明るさがあり、肯定がある、まさに、印象派の絵のような作品。

    1
    投稿日: 2013.10.03
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    表紙に惹かれ気になっていたのですが、実際に書店で手に取り、ほんの2、3頁を読んで「今買おう!」と思い購入しました。 「美しい墓」「エトワール」「タンギー爺さん」「ジヴェルニーの食卓」の四つのお話となりますが、それぞれの画家と、彼らに関わる人々との間に流れる時間は優しく、時に悲しく、けれどやはり温かな気持ちになりました。

    0
    投稿日: 2013.10.02
  • まさに読む美術館

    文字だけで、ここまで表現できるのですね・・・改めて本って素晴らしいと思いました。 文章を追うだけで、さまざまな色が洪水のように頭の中に流れこんできます。 目の前に絵が浮かびあがります。 さすが元学芸員さんですね。 美術展のチケットを買う気持ちで、手に取られてはいかかですか。 美術好きな方も、そうでない方も、美術館に行きたくなりますよ。

    1
    投稿日: 2013.09.27
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    残念ながらく美術に関する知識に乏しいため、 本当の意味ではこの本を味わえていないのかもしれませんが、 じゅうぶん読み応えがありました。 一話目のピカソとマティスの話がすきでした。

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    投稿日: 2013.09.25
  • 芸術家たちの、人間としての奥深い世界へ

    教科書、美術館、どこかのウェブサイト・・・ ドガ、セザンヌ、モネ、マティスの作品をそれとは知らずとも一度は見たことがあるはず。 彼らの作品の裏に隠された物語が、この本の中では綴られています。 美術に造詣が深い人も、今まで触れる機会があまりなかった人もともに楽しめるとおもいます。 日本国内にも、この本に出てくる芸術家の作品をを収蔵している美術館は多くあります。 例えば、東京・上野の国立西洋美術館はモネの睡蓮の絵を所蔵しており、 常設展示されているので開館日にはいつでもみられます。 それ以外にも、全国各地の美術館で行われている展覧会で見る機会が数多くあるので、 この小説を読んで気になった方は、足を運んでみたらいかがでしょうか。

    1
    投稿日: 2013.09.24
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    上品な小説です。午後に、庭のヒマラヤ杉の木漏れ日の指すテラスでアールグレイなぞ飲みながら読む人にむいてます。午後、ヒルナンデスを観たあとで、軽自動車で3km先のスーパーに、卵パックが5円安いからという理由で買い物にいく一般ピーポーは読んではいけません。

    0
    投稿日: 2013.09.23
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    ギリギリ芸術家の名前がわかる程度で。美術の知識が少ないので、どういう作品なのか分かっていないもどかしさ。 『うつくしい墓』が一番好みでした。マグノリアとマリアのひっかけが粋です。 光のあたたかさときらめきを感じられる一冊。

    0
    投稿日: 2013.09.18
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    『楽園のカンヴァス』も合わせて読んだが、こちらのほうがよかった。四つの話のうち、個人的には最初の「うつくしい墓」がもっとも印象的で、ヴァンスのロザリオ礼拝堂へ行ってみたくなった。

    0
    投稿日: 2013.09.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    原田マハさんの本には、辛い経験をした人が元気を出すキッカケや希望が書かれているものが多いように思います。 それがひとたび絵画をテーマにすると、全く違う著者の様な輝きを放ちます。衝撃を受けた【楽園のカンヴァス】。それから日本が舞台の本を読みそれなりに面白かったのですが、今回は特別。待ちに待った絵画をテーマにしている本を逸る気持ちで手にしました。 読み始めは期待が大きくて、なかなか物語りに入っていけなくて何度も同じページを読み直しました。お話しは4編。いづれも有名な画家達と作品に纏わるものです。 * うつくしい墓 * アンリ・マティスとパブロフ・ピカソの話しです。 マグノリアの花と共にマティスに仕える事となったアリアが、ヴァンスの礼拝堂にて思い出を語る構成。マティスの実際のお墓はシミエにありますが、晩年自ら4年の歳月をかけて造ったヴァンスの礼拝堂が本当の意味での墓だと明かします。そして生涯をかけて仕える為に修道女となったマリア。そうした無償の愛も美しく感じました。南フランスに詳しいともっともっと楽しめそうです。 * エトワール * 女流画家のメアリーは、印象派のドガを母国アメリカに紹介した立役者。その彼女とドガと作品とモデルとの関わりでの構成。死後見つかったロウソクでできた像《十四歳の小さな踊り子》の秘話も興味深かったです。 エドガー・ドガによる踊り子の絵はあまりに有名で、私の最も好きな絵画です。ドガの時代のフランスでは、貧困に苦しむ家族を救う為にバレエ学校に進み、パトロンを見つけ、やがてはエトワールになるという方法がありました。そうしたバレリーナを熱心に見つめ、目にとめた14歳のオペラ座の踊り子をモデルにした小さな蝋製の像を沢山作っていたというのを始めて知りました。 いつかドガの作品を観にオルセー美術館に足を運びたいと思っていましたが、この秘話を読み、更に思いが深まってしまいました。 * タンギー爺さん * セザンヌを始め、モネ、ピサロ、ゴッホ、スーラ、ベルナールもお世話になった画材屋の店主タンギー爺さんのお話し。タンギー爺さんの自画像はゴッホの作品としても知られています。貧乏な売れない画家達の絵と売り物の絵の具を交換してしまい、溜まりに溜まった絵の具のツケは表向きは売れたら返すという事になっています。それを黙認しつつ不満を募らせる妻と、落胆しながらもあたたかな目で見守っている娘。そのタンギー親父の娘からの視線で物語が進みます。 タンギー爺さんは売れない画家達の新しい作品をたのしみに生きていて、なんとも楽天的な性格です。訪ねてきた画家達を無条件に受け入れ、絵の具をお土産に持たせるだけでなく、ワインや軽食を振る舞って美術話しに花を咲かせる毎日。そうしたところも愛される要素だったんじゃないかと思います。無数の絵を見てきた彼は、やはり無名だった画家ポール・セザンヌのリンゴの絵を特に自慢にしています。先見の明があったのがまたスゴイところで、もう一度セザンヌに会いたいと思いながらこの世を去ります。 パリの画家には、力強い皆のパトロンがいたかと思うと、ほんわかした気持ちになります。以前観た三谷幸喜さん作の舞台に、ゴーギャンとスーラとゴッホの日常の描いた愉快な芝居があったのですが、それを思い出しました。 * ジヴェルニーの食卓 * 本の題名にもなっていますが、ここまでくるとスッカリ、原田マハ・ワールドに入り込んで読めました。巨匠クロード・モネのお話しです。 モネに寄り添った後妻の娘で実の息子の嫁・ブランシュから語られる構成です。複雑とも言える2つの家族が狭い家で暮らし、徐々にモネの絵が世間で認められるようになり、理想の家を作ります。美しい庭に、光に満ちたアトリエ、花の彩りでこだわった邸宅。舞台はシヴェルニー。 黄色で統一された明るいダイニングは家族が食事をとる笑いに包まれたスペースでした。近くの畑で日々収獲される新鮮な野菜と美味しい料理が並び、そこは理想郷のようなところです。 死別や子供たちの自立で、最後に残されたのはモネとブランシュ。それから優しい使用人たち。無二の巨匠となっていたモネは国への寄贈契約した対策《水連装飾画》に取り掛かっています。しかし白内障を患い難航してしまいます。旧友やシヴェルニーの人に励まされ、白内障の手術と回復を待ち、もう一度気力を取り戻します。 淡い色彩でなんとも和ませてくれるモネの作品達。それはきっと彼の人に恵まれた穏やかな日々から生み出されたのだと知る事ができました。 それぞれのお話しは女性の視点から書かれています。感想を書くのにも久々にくたびれ、それだけ書き残したいという思いが強かった一冊です。もう一度読み返したらもっと深くなるかもしれませんが、それはまたいつか・・・。

    4
    投稿日: 2013.09.15
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    マティス、ドガ、セザンヌ、モネ。 彼らと、彼らの時を共有した周りの人々を描く4つの短編集。 子どもの頃住んでいた街の駅前に三和銀行(ずいぶん前に統合やら何やらがあって、今はなんというんだったか?)があった。 年末に配られるポスターのようなカレンダーは、ルノアールだった。 毎年そうだったのか他の画家の作品もあったのか、今では思い出せないけれど、 1年中壁に貼られた絵は印象派を知るきっかけになっていた。 作家の名前も覚えないまま、子ども心に「好きな絵だ!」と思っていた。色合いも素敵で・・・。 大学生になって絵を見る機会が増えると、印象派の中でも特に モネが好きだと、はっきりした。 卒業旅行で見たオランジェリー美術館の「睡蓮」は圧巻だった。 声もなく、その色の中に溶けていくような錯覚を感じた。 本の装丁は、あの何ともいえないブルーの睡蓮。 まだ行ったことのないジヴェルニーも憧れだ。読む前から、想像が膨らむ。 第4話はモネ。 画家という人に対して若干の狂気を感じていたが、 モネの愛情に包まれた幸せな暮らしぶりにほっとする。 貧しさや別れ。 暮らしは楽ではなかったし、苦しくつらいことも多かったと思うけれど、 岐路に立たされたときには、幸せで暖かい方を選択していたように思えた。 これからモネの絵を見るときには、この幸福感を思い出すだろう。 最も好きだったのは、第1話。 マティスと彼を深く理解している「マグノリアのマダム」のお話。彼らに仕える若い家政婦マリアの目を通して描かれている。 マティスとマダムの抑えた表現が胸にしみる。 互いを思いやり、言葉は交わさなくても心のうちを読みとることができたようだ。 相手が何を求めているのか、今の自分に提供できるもっとも喜ばれることを知っている。 知的な愛情を感じた。 さらに色鮮やかな絵と対比するような、シンプルで強い意志を感じる白いマグノリア。 孤児院、お邸、古いホテル、礼拝堂、墓地、修道女。 読みながら、映像を楽しむ。 マハさんの豊かで鮮やかな言葉の数々。 その中で、人々は静かに穏やかに凛として生きている。 このお話、大きなスクリーンで観たいなぁ。 ドガの踊り子たちに抱く思いや、セザンヌたちを支えたタンギー爺さん。 絵の背景を知ることは、絵を観る楽しみが増えるということ。 次のアートストーリ、楽しみです。

    15
    投稿日: 2013.09.15
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    短編集です。 著名な画家のお話を当時の知り合いに教えてもらっている気持ちにさせられます。 でも、私に絵の知識がなくて、多分、お話の半分くらいも理解できていないかもしれません。 そういう意味では、楽園のカンヴァスのほうが読みやすかったかもしれません。

    0
    投稿日: 2013.09.14
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    (2013.09.07読了)(2013.09.04借入) 「楽園のカンヴァス」を6月に読みました。先日検索してみたら、この本も図書館に入っているのがわかったので、借りてきました。 前に住んでいた川崎の図書館で、検索してみたら、数十人待ちになっていました。田舎の図書館のいいところは、図書館に入ってる本は、割とすぐ借りれるというところです。 (蔵書が少ないのは、寂しいけど) 「楽園のカンヴァス」は、ミステリー仕立てでしたが、この本は、ミステリーではありません。四つの画家の話が収録されています。 「うつくしい墓」は、マティスの話。 「エトワール」は、ドガの話。 「タンギー爺さん」は、セザンヌの話。 「ジヴェルニーの食卓」は、モネの話。 それぞれの話を読むと、四人の画家それぞれどんな画家だったのかがイメージできるように描かれています。 「エトワール」は、語り手がメアリー・カサットですので、実在の人物ですが、他の三つの物語の語り手は、実際に存在した人物かどうかはわかりません。 ●「うつくしい墓」 晩年のマティスの「サーカス」「ジャズ」などの切り絵がどのように作成されたかが、眼に見えるように生き生きと描写されています。テレビで、切り絵を様子を見た記憶がある様なので、そのせいかもしれませんが。 マティスとピカソとの交流の様子も描かれています。彼らは、親密に交流していたことは、知りませんでした。 ・マティスの絵(19頁) マティスの描きだす南国の空の青さ、水の豊かさ、匂い立つような花々の明るさに、夢中になってしまう。(中略)あのかたの描きだすこの町の風景、室内、静物、女性は、見る人の心を奪わずにはいられないのです。 ・目・心・指(33頁) マティスの目。それは、恋する娘がのぞきこむ鏡。 マティスの心。それは、みつめる対象にせいいっぱい傾けられた清らかな水を注ぐ水差し。 マティスの指。それは、胸にしみ入る旋律を弾き出すピアノの鍵盤。 この世に生を享けたすべてのものが放つ喜びを愛する人間。 それが、アンリ・マティスという芸術家なのです。 ・ヴァンスのロザリオ礼拝堂(70頁) それはまさしく、天上の光。やわらかく、祝福に満ちた光でした。 正面の祭壇の背景に広がる、先生が愛してやまなかったニースの海と空の青。その中に萌え出ずる植物たち。その脇に堂々と立つ聖ドミニコ。輪郭だけの卵型の顔は、諭し、慰め、受け入れている。聖母子も、キリストの受難の場面も、すべてが明るく、すなおで、一途なのです。まるで、先生そのもののように。 ●「エトワール」 ドガは、多くの踊り子の絵を描いています。 絵の外に、ブロンズの等身大の「踊り子」の彫刻が一体だけ作品として発表されています。実際の衣装をつけさせている像です。このブロンズ像にまつわる話がメインです。 ドガの死後に、アトリエからたくさんのいろんなポーズの踊り子の小像が発見されました。ブロンズにまではなされていませんでした。踊り子に長時間同じポーズをつづけさせることができないので、そのかわりに創られたものではないかということです。 現在は、ブロンズになったものを見ることができます。踊り子の外に、馬の像もあったように記憶しています。 ・メアリー・カサット(81頁) メアリー自身、芸術の都たるパリで成功した最初のアメリカ人画家だった。そして、彼女が自身の創作と同じくらい情熱を傾けたのが、印象派を母国に紹介することだった。 ・変貌するパリ(85頁) 七歳のメアリーが初めてその地を踏んだとき、パリは完成された美しい湖だった。やがて少しずつ決壊し、水は小川を作って流れ始め、小川はやがて大河となって、「変革」の海へと注ぎこんでいった。 ・ドガの『障害競馬―落馬した騎手』(87頁) 縦長の画面を、数頭の馬が横切って走り去る。その下に横たわる気絶した騎手。馬の後ろ脚は、すんでのところで彼の頭を蹴りそうな勢いだ。みつめていると、こちらのほうまで気が遠くなるような、奇妙な臨場感のある画面。落馬事故を、今まさに目撃してしまった―そういう絵。 ・ポーズする踊り子(90頁) どうして目を逸らすんだい? 彼女のとっているポーズを、舞台の上でなら君だって平気で見るだろう? そういえば、ポーズしている踊り子を、ドガは前からばかりでなく、背後からも、横からも、斜めからも、あらゆる角度化で眺め回し、スケッチしていた。ときには壁に梯子を立てかけて、その上に乗って上から見ることもあるようだった。「下からも見たいんだが、さすがに穴を掘って入るわけにはいかないな」と、ぶつぶつ言っていたのも聞いたような気がする。 ●「タンギー爺さん」 ゴッホの絵に「タンギー爺さん」を描いたものがあるので、ゴッホの話だろうと思って読み始めたのですが、セザンヌの話でした。 「タンギー爺さん」は、画材屋をやっていたので、ゴッホやセザンヌなどに、画材を売っていたのですが、やってくる画家たちには、お金がありません。お金の代わりに、描いた絵を置いてゆきました。 しょうがないので、「タンギー爺さん」は、受け取った絵を、画材の店に展示していました。展示してある絵を見て、気に入って買ってくれる人がいれば、画材の代金が回収できます。 ゾラがセザンヌを主人公にした小説を書いた話も紹介されています。 ・セザンヌの絵(146頁) セザンヌの描く山は山以上に山だし、リンゴはリンゴ以上にリンゴだ。印象派の作品を見ていると、どこか浮世離れした感じが漂っているけれど、セザンヌの絵には浮ついたところがどこにもない。それでいて、モチーフを徹底的に分析して、自分のものにしようと努めている気がする、とゴッホは語りました。 ・第一回印象派展(152頁) 「あれを見て、なんていうか、こう、がつーんとやられてね。ああ、すごい時代がきた、これからは、芸術が世の中の流れを主導していく、社会を変えていくんだ。芸術には、ものすごい力がある。誰かの人生を変えるほどの力があるんだ、ってね。」 ●「ジヴェルニーの食卓」 ジヴェルニーは、モネが晩年にアトリエを構えたところです。この本の表紙に使われている「睡蓮」の絵はそこで描かれたものです。 モネとその家族について割と詳しく書いてあります。モネのファンにとっては、あまり目新しい話はないかもしれません。 モネが楕円形の部屋に展示することを条件に『睡蓮装飾画』を国に寄贈することを約束しました。そのために、元首相のクレマンソーが何度もモネのもとを訪れる話が、メインになっています。 ☆関連図書(既読) 「楽園のカンヴァス」原田マハ著、新潮社、2012.01.20 「マティス」峯村敏明著、新潮美術文庫、1976.07.25 「ドガ」大岡信著、新潮美術文庫、1974.08.25 「セザンヌ」中原佑介著、新潮美術文庫、1974.05.25 「セザンヌ物語 Ⅰ」吉田秀和著、中央公論社、1986.06.20 「セザンヌ物語 Ⅱ」吉田秀和著、中央公論社、1986.06.20 「セザンヌは何を描いたか」吉田秀和著、白水社、1988.03.25 「モネ」峯村敏明著、新潮美術文庫、1974.10.25 (2013年9月14日・記) (「BOOK」データベースより)amazon マティス、ピカソ、ドガ、セザンヌ、ゴッホ、モネ。新しい美を求め、時代を切り拓いた巨匠たちの人生が色鮮やかに蘇る。『楽園のカンヴァス』で注目を集める著者が贈る、“読む美術館”。

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    投稿日: 2013.09.14
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    装丁の「睡蓮」を見て 原田マハさんの名前を見て いきなり 読み出した人は多いことでしょうね むろん 私もその一人です そして その期待感が十分に満たされることも また 嬉しい 「絵」は 自分の中に「ある」と こんなふうに楽しめるのです 読んでいる時間 ずっと 美術館にいるような気分に させてもらえます マティス、ピカソ、セザンヌ、ゴッホ、モネ… 直接の主人公としてでなく、彼らにまつわる人物からのお話(手紙)というワンクッションが設定されているのもまた楽しい。 そして、なによりも、その画家たちに逢ったこともないのに逢った気にさせてくれるのがすばらしい

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    投稿日: 2013.09.13
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    『楽園のカンヴァス』以来、 絵画と文学というあたらしいユニットを生み出した原田マハさんの作品。 すでに、こたろうさんやまーちさんと言ったブクレポの大御所が、詳細なレポを書かれているので、私は簡単に感想を述べようと思います。 マティス、ピカソ、ドガ、モネらの作品を 題材にした4編の短編集です。 ドガの彫刻作品「14歳の小さな踊子」を題材にした「エトワール」 心温まるおもてなし料理を中心に、 モネ家の幸せを綴った「ジヴェルニーの食卓」 特にこの2編が印象深かったです。 情緒豊かな美しい文章で、誰もが知っている有名画家の話を周りの人物の目で描いているのが特徴だと思います。いい意味では、堅苦しそうなイメージの画家が身近に感じられるようになったことでしょう。 その作品から受けるイメージと物語の内容がほぼ一致していることにも安心しました。美術館で彼らの作品を見たくなったのも、いつものことです。 このあたり、原田マジックにかかってしまったようですね。 少し残念なのは、この作品全部が史実に基づいたフィクションだということでしょう。どこまでが本当で、どこまでがフィクションなのか。 いい感動を得ているのですが、実話はどれくらいだろうと気になります。 それによって人間としての画家を見る目も変わってくるような気がしますから・・・。 ※ブクレポタイトルは内容紹介の文章より一文引用しました

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    投稿日: 2013.09.11
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    原田マハさんの作品ということで、期待して読み始めましたが、個人的には楽しめず、読破するの時間が掛かってしまいました。 それでも、題名のシヴェルニーの食卓は楽しく読まさせて頂きました。 今までのお礼も込めて★4で。

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    投稿日: 2013.09.08
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    読む美術館! 彼らが生きた、時代の、その一瞬の風景。 たしかに彼らがそこに生きていたのだと。そんな美の巨匠たちの人生の一部を味わえる短編集。 夢を見ているように読みました。 ドガの踊り子との関係を描いた「エトワール」が素晴らしかった。きっと、もう愛でも恋でもないのだ。 美術館に今すぐ行きたい。

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    投稿日: 2013.09.08
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    良かった‼ 短編集なのだが。 私でも知っているような有名な(印象派)画家たちの、”生活”の方を切り取った物語になっている。 彼らがどんな生き様で、どんな思いで絵を描いてきたか、それを後世の私たちに可視化してくれたような、物語。

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    投稿日: 2013.09.03
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    マティス、ドガ、セザンヌ、モネ。 四人の画家たちにまつわる、史実を交えたフィクション。 この有名な印象派の画家たちの私生活について、 私は全然詳しくないのですが、 こうだったらいいなあ、と思うような素敵な物語たちでした。 ちょいちょい出てくる、ピカソも楽しい。

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    投稿日: 2013.09.01
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    とても味わい深い作品集です。文章が清々しく、心に染み入ります。それに、自分の中に僅かに持ち得ている美術への好奇心を刺激してくれます。ドガの話が印象的です。

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    投稿日: 2013.08.29
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    『読む美術館』と紹介されていたように、文字で絵を鑑賞出来ました。 見たコトのない絵がほとんどやったから、google先生に教えを請うてきましたww 中でもモネは実際に見たい!欲がむくむくと(笑) 改修工事で行けなかった、オランジュリー美術館にいつか必ず行こう!って思いました(●´ᴗ`●) 芸術家と呼ばれる人達はスゴイね! 周りで支えていた人達もスゴイね!!

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    投稿日: 2013.08.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まず装丁が素敵。厚みもちょうどいい。4編の短編集ですがどれも きっと詳細な史実を基にして創られた創作なのでしょうね。 どれも「本当にこうだったのでは」と思わされるようなリアルさです。 元キュレーターとしての知識欲に感服です。 全編通して敬愛と思慕はどう違うのか、ということを考えさせられました。 あまりに偉大な存在を愛そうとすることは自分の立ち位置ということを いつも突きつけられるということなのかもしれないと思います。 どの作品も心惹かれますが、「うつくしい墓」というタイトルの秀逸さ、 「タンギー爺さん」の手紙形式での語り口と「タンギー爺さん」であるのに ゴッホの話がメインじゃなく、しかもメインの人物はとうとう現れないという ところによく構成が考えられているなぁと感心させられました。 原田マハさんの美術に関する小説、まだまだたくさん読んでみたいですね。

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    投稿日: 2013.08.28
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    印象派の画家四人の短編集。 物語としても魅力的で引き込まれるのですが、描写がとにかくきれいでした。 同じ時代、同じ印象派と呼ばれる画家たちの物語ですが、それぞれに強い個性があり、それらが美術に疎い私にも強烈に伝わってくる文章です。 特に最後のモネの話では、夏の陽に照らされキラキラときらめく庭が目の前に浮かぶよう。 読む前はとっつきにくいかな、とも思ったのですが、読んでよかったです。

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    投稿日: 2013.08.24
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    読み進めているうちに、自分自身も 美の世界にいるような気になってくるほど、描写が丁寧。さすがキュレーターと思わされる。特にマティスのところが美しくて心奪われた。

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    投稿日: 2013.08.23
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    4人の画家について書かれている短編集。 それぞれの画家の作品を調べながら、 ゆっくり読みました。 最後のモネの文が、特に好きです。 キリスト関連の絵しか価値をなさなかった時代から、 新しい絵画の歴史を0から作り上げていった印象派の画家たち。 どれだけの苦難を乗り越えていったのかが、よくわかりました。 彼らの絵の良さを確信して支援した人々がいたからこそ、 私たちはそれを鑑賞する幸せを味わうことができるんだな、と感じました。 中学校以来の、絵画鑑賞をさせてくれたマハさんに感謝です。 著作を読むたびにいろんな世界に私を連れて行ってくれるマハさんが、 私は大好きです。

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    投稿日: 2013.08.23
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    印象派期の4人の画家と、彼らを支えた人たちの物語。 美術史についてあまり詳しくないのでどこからがフィクションかはわかりませんが、西洋絵画の価値観が大転換した時代の話なので、尽力した人々や芸術家の姿を想像しながら読み進めました。 ただの史実に基づいたフィクションにとどまらず、なんだかあたたかい感じの物語に仕上がっているのは、元学芸員の著者だからなのかも。 ドガの話がアクセント効いてます。

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    投稿日: 2013.08.21
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     芸術の背景にある物語を豊かに描き上げた小説でした。世の中に十分な評価を与えられず失意と孤独のうちになくなった画家も多い中で、彼らの作品に引き寄せられていく人々との温かいエピソードが盛り込まれていて、じんわりと心にしみました。自分自身、ただ芸術を鑑賞することは好きでも、知識は全くないのですが、知ることの取っ掛かりをもらえたと思います。自分の中ではこの作品と西岡文彦「恋愛美術館」が同じような位置づけの作品です。西岡さんのものは、フィクションではないですが・・・。

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    投稿日: 2013.08.19
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    マティスの穏やかな晩年、ドガと踊り子の悲しい現実、セザンヌと画材屋だったタンギーの関係、モネのジヴェルニーの理想郷。 4人の画家の幸福と不幸、闘いや苦しみを一番近くで見つめた女性の目線で書かれている。どれも多くの参考文献に基づいているため、時代背景の描き方もしっかりしており、リアリティがある。実際にこんな感じだったんだろうなあと、想像を膨らませながら、一つ一つ大切に読み進めた。 今まで、傑作ゆえに何気なく見ていた(知っていた、かも)絵にも、こんなドラマが与えられると、改めて絵に対する「思い」というものが出来てくる。 絵を見る目に、奥行きを与えてくれる作品だった。

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    投稿日: 2013.08.18
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    『楽園のカンヴァス』が一気に読んで・・に比べ、本書はその画家の解説や、作品をネットで検索、鑑賞しながら、ゆっくり楽しく読みました。 絵画素人の私でも、登場する画家、作品そして彼等を支える人物に興味を抱かずにはいられなかった。 印象派の絵画展へ行く楽しみが、また増えました。

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    投稿日: 2013.08.17
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    『楽園のカンヴァス』がとても好かったので、芸術オンチでありながら手にとってしまった(笑)!?というのが正直なところ。有名な画家たちと彼らを支えた人々の物語なので楽しく読みはしたのだが、やはり画家や作品のことを分かっていた方が遥かに楽しめるのだろうなぁ・・・、とは思ってしまう。ただ、登場した画家たちの作品と解説をネットで検索するのが、また楽しかった。解説に本書の物語を重ねて感じられたので、次に彼らの作品を実際に見るときには新しい感じ方が出来るだろう。それも楽しみ。

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    投稿日: 2013.08.16
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    『楽園のカンヴァス』の時もそうだったのだけれど 原田マハさんが絵画をテーマに書いた作品を読むと それまで全く興味のなかった画家を急に好きになってしまいます。 まるで、それまで意識してなかった隣のクラスの男の子が ひょんなきっかけで気になってしかたなくなる思春期みたいに。 今回は、とにかく、マティス! とりあげられた4人の画家では、ドガやモネのほうが好きだったのに 物語を読んだあとでは、だんぜんマティスが素敵に思えてきて。 晩年のマティスが壁や天井に描いている作品を 最初のひと筆から、時を遡ってじっと眺めていたくなります。 『楽園のカンヴァス』が、飲まず食わずでもページを繰る手が止まらない大作とすれば この『ジヴェルニーの食卓』は、紅茶とお菓子を傍らに用意して 1篇ずつ、じっくり味わいたい珠玉の短編集。 暑さが一段落したら、久しぶりに美術館を訪れたくなりました。

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    投稿日: 2013.08.11
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    『楽園のカンヴァス』に続く、原田マハの美術小説。 マティス、ドガ、セザンヌ、モネのそれぞれをテーマにした4編の連作短編である。 いずれも、画家本人ではなく、むしろ周囲の誰かにスポットが当てられている。 画家を支えた人の視点を丹念に描くことで、その画家の「素顔」が浮き彫りになっていく仕掛けである。 背景はかなり綿密に調べられている印象があり、「史実を元にしたフィクション」という著者自身のひと言が頷ける。 自らにとっての真の美を追求する、優れた芸術家。そして彼がまだ認められていないとしても、そのすばらしさを知っている理解者。 芸術家を見つめる理解者の思いには、もしかしたら、「描けない」者の哀しみもいくぶんかは混じるのかもしれない。しかしこの著者の描くそれは、常に、黒く凝固したものを含まない。ただ羨望として、憧れとして、はるかな高みを賛美するまなざしがすくい取られている。 その憧れには、キュレーターであったという著者自身が、優れた芸術作品に対して実際に感じる思いが重なるのだろう。それこそが、著者の作品群を貫く、泣きたいほどの温かさの源なのかもしれない。 そう、世界には美が満ちあふれているのだ。そして美の面影を捉えることの出来る芸術家は、やはり賞賛されるべき天才なのである。 絵を見に行こう、と思える1冊である。

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    投稿日: 2013.08.10
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    画家を巡る4編の美しい物語。 マティス、ドガ、セザンヌ、モネ… 彼らの制作風景・人となり・情熱が、彼らの周辺で生きる第三者の目を通して書かれている。非常に透明感のある、美しい物語だと感じた。 私はフランス文化に憧れ、2年ほどをフランスで過ごした。読んでいて、物語の舞台となっているフランスの町や時代が、透けてみえてくるような感覚を持った。花の香り、風、草花のざわめき、そしてフランス独特の強くて白っぽい光線…そういったものがページから漂ってくるのを感じた。 美しいものを愛する人たち。響感した。

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    投稿日: 2013.08.08
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    現在では美術界の巨匠と呼ばれる人たちが、新しい分野を開いていこうとした姿を描いた短編集。どの作品も画家を支えた人の視点から描かれている。美術史や美術に疎いので、読みにくかったけれど、画家を支えた人たちの、画家に対するやさしく包み込むような想いがたくさんあふれていてその部分であたたかな気持ちが伝わってきました。

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    投稿日: 2013.08.07
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    本当に心にのこる本に出会った。自分の信じる新しい芸術を突き進むそれぞれの画家や彼らを取りまく人々の、互いに刺激し合いながら、懸命に時代と闘う姿やその情熱に圧倒された。 マティスとピカソの深い友情、ドガと踊り子、画材屋タンギーの人柄、モネのアトリエ。画家たちがその作品に、身を削りながらどれほど真剣に向き合ったのかがありありと伝わってくる。そしてその作品を一緒に見ることでより一層、物語の世界やその時代が鮮やかに浮かび上がってきた。

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    投稿日: 2013.08.07
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    画家にも絵にも時代背景にも、美術は嫌いではないが全くの無縁だった。 知ろうともせず、興味もさほどなかった私がここまでのめり込めた絵画のお話。 恥ずかしながら、アンリ・マティスもエドガー・ドガも、名前すら知らなかった。絵を見て、見たことあるかも?と思う程度。 セザンヌやモネだって、かろうじて代表作を知ってるくらい。 こんな背景や絵の見方を知っていれば、美術館は面白いにちがいない。 宝の宝庫だ!! 美術館に行きたくなった。 そしてもっと美術史を知りたくなった。

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    投稿日: 2013.08.06
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    こちらに記載 http://ameblo.jp/lucy-like/entry-11583202925.html 小説としては、楽園のカンヴァスの方が圧倒的に面白かった。でも、私は西洋絵画が大好きなので、それぞれこの4つのエピソードを楽しませてもらいました。

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    投稿日: 2013.07.31
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    マティス、ドガ、モネ、有名な画家の日常を、目の前で見よったみたいな気分♪ 画家って激しい恋だとか、愛だとか、そういう物からインスピレーション受けてカンヴァスに向かい合いよんだと思ったけど、 静かなごく普通の日でもそこに光を見出せる、すごい目と感性を持っとんじゃ!と思った! カバーのモネの作品の色合いもめちゃくちゃ好き! 自分が絵画の中に溶け込んだみたいな気持ちになった~ 絵の中の人が、なんか本当に生きとるように感じてくるし、 そうやって絵を鑑賞する人が思うことで、 絵の中の人は″永遠を生きていく″んじゃね! 美術館に行きたい~!

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    投稿日: 2013.07.29
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    前作の楽園のカンヴァスに比べると少し物足りない。綺麗にまとめすぎかなぁ。。。 でも味わいがあり、ますます絵画に興味をそそられるような良い作品でした。

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    投稿日: 2013.07.24
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    「楽園のカンヴァス」も良かったけど、一段と上手くなってる! 作中の画家の絵を見たくなった。どれもよかったけど「エトワール」が特に秀逸。芸術と初恋、ともに届かぬ星があることを知った画家と踊り子の痛みを合かちあう涙が哀しい。思わずドガの "踊り子" 検索。

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    投稿日: 2013.07.23
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    画家とその周囲の人々を美しく描いている。 が、前作「楽園のカンヴァス」に比べ魅力が薄い。 美術関係(の仕事しています)の人間からすると、 ちょっとうわべだけの綺麗さでまとまってしまっている気がする。 作家はもっと血反吐はいてたと思う。

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    投稿日: 2013.07.20
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    絵画の世界の短編。 どんな作品を描いた人だったっけ…と、 ネットで検索しつつ、マハさんの描く世界にはまり込みました。 絵画は詳しいとは言えませんが、昔からモネの睡蓮は大好きな作品です。 あの絵からこんな物語がうまれるなんて。素敵です! どれも良かったけれど、3つめのお話が好きかな…(*^o^*)

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    投稿日: 2013.07.18
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    印象派の巨匠、マティス、ドガ、セザンヌ、モネをそれぞれで取り上げ、実際の作品を絡めつつ描いたフィクション4編。 著者のキュレーターとしての経験が存分に発揮され、どのお話も、ある程度の事実を混ぜながら書かれているのでリアリティがある。歴史上の人物としての印象ばかりだった巨匠たちに生身の人間を感じ、人物も作品もより身近に感じられる。 そしてどれもがすこぶる美しい。 中でも、マティスとピカソの交流を描いた一編めの「うつくしい墓」がとにかく秀逸。決してそんなつくりにはなっていないのだけれど、なぜだか涙する私がいました。 この作品だけなら文句なしの星5つなんだけど。 ドガの「エトワール」も、セザンヌの「タンギー爺さん」も、モネの「ジヴェルニーの食卓」もどれも素敵なのだけれど、あと一歩迫ってくるものがほしかったかなあ。 でも、実在の絵を眺めながら読んだらより楽しいと思うので、まだの人はぜひ、画集を手元におくか、タブレットなどで検索しながら読むべし。 そしてどうやら本作も直木賞候補になっているらしい。 だけど個人的には前作『楽園のカンヴァス』で獲ってほしかったし、断然好きだったな。 ということで、本作で受賞してもしなくても、残念な気持ちには変わりなし。

    2
    投稿日: 2013.07.17
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    人から借りて読みました。直木賞候補だし。 そこはかとなく綺麗ないい話だけども、イマイチ話のテンポに乗り切れない。 題名にもなっているジヴェルニーの食卓は美味しそうだった。絵に親しみを持つにはいい本かも。マティスのステンドグラスは見てみたいなぁ。

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    投稿日: 2013.07.16
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    祝!!直木賞受賞!! と先走って書いたりする。 でも本命じゃないかな、今回は。 湊かなえは厳しいと思う。 対抗は恩田陸『夜の底は柔らかな幻』。 ちなみに芥川賞はいとうせいこうの「想像ラジオ」と予想。 こちらの対抗は戌井昭人『すっぽん心中』。 さてさて、前回はほぼパーフェクトの快挙予想を成し遂げた私ですが、 今回はどうなるでしょうか。 明日17日の夜にニコニコ動画で生中継されます。 楽しみ楽しみ。

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    投稿日: 2013.07.16
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    すっかり美術史が面白いと思えるようになり、図書館で画集を開いてみたりしている。ふむ。 この短編はそれぞれの話がキラキラしている。やっぱり図書館で画集を横において読むのがオススメです。 2013/7/6読了

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    投稿日: 2013.07.15
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    マティス、ドガ、セザンヌ、モネを描いた4編。 美術に詳しくなくても楽しめる。 美術部だったのを今思い出した。く、詳しくない。

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    投稿日: 2013.07.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    絵画の巨匠たちの短編4作。 アンリ・マティス、ドガ、セザンヌ、モネ・・・印象派の巨匠が登場。 彼らの熱情にからめとられた人物たちの目から語られた、その魅力と作品にまつわる想い。 改めてその作品を見たいと、美術に疎い私でもそう思った。 その絵画を文章力で表現する原田マハさんはすごい。 文章だけで絵画を十分鑑賞できる一冊です。

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    投稿日: 2013.07.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前回の候補作を念頭に置いてまた美術ミステリー?と思って読み始めてしまったのが敗因? 印象派のマティス、ドガ、セザンヌ、モネにまつわる美しいストーリーでした。それぞれに語り口が妙齢の女性の設定で今に残る大家の人となりがわかり美術ファンにはそれこそ嬉しい一冊なのでしょう。

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    投稿日: 2013.07.11
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    印象派の巨匠たち、マティス、ドガ、セザンヌ、モネをぐっと身近に感じられるstorys。 こんな事もあったのだろうと思うとワクワクする。 美術館に行く楽しみが増えた。

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    投稿日: 2013.07.10
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    画家の魅力にとりつかれた人たちが描かれる、原田マハさんらしい作品。 画家の独特の感性とその作品は、彼とその作品を心底愛してやまない人たちに支えられているのだと、じわじわ沁み入ってくる。

    0
    投稿日: 2013.07.09
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    原田マハ、やっぱりいいなぁ〜としみじみ。美術の知識がない私でも、十分楽しめました。 楽園のカンヴァスとはまた違ったよさがあります。

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    投稿日: 2013.07.04
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    アンリ・マティス、ドガ、セザンヌ、モネ。 4作の短編から成っています。 画家の人となりに触れることで、絵画が身近に感じられますね。 もちろん、フィクションの部分も多いのだとは思うけど・・・。 こういう、読んだことに寄って視野や興味が広がる本って大好き。 特に表題作のジヴェルニーの食卓は良かった。 読んでいて、光が満ちたり、光が広がるのを感じる。 プーシキン展が終わる前に読んで、もう一度見に行きたかったな。 また彼らの絵にどこかで出逢えますように。

    0
    投稿日: 2013.07.04
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    マティス、ピカソ、ドガ…。 印象派と呼ばれた画家達の晩年と それを取りまく人々の物語。 穏やかで静かに沁みいる良作ばかり。 出てくる絵画は浮かんでくるけれど、美術に造詣の深い人ならなお楽しめるのでしょう。 【図書館・初読・7/4読了】

    0
    投稿日: 2013.07.04
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    史実・伝記をもとにした小説。マティスのエピソード(女性を花になぞらえる)がかっこよくてますます惚れる。

    1
    投稿日: 2013.07.03
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    ただきれいだと思って眺めていた絵ができあがるまでに画家がどれだけの思いを込めているのか。 これから絵を見る目が変わりそう。

    1
    投稿日: 2013.07.03
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    とても優雅に過ごせた読書タイムでした。 有名な画家と取り巻く人々との関係が、 貧しかったり、大変だったりするが、 濃厚な時間の中で優雅に進んでゆく。 同じ時代に生まれていたとしても、 逢うことのできない画家達の生活が 身近に感じることができる。 『楽園のカンヴァス』も良かったが、 一冊で4話も楽しめるこの本も オススメである。

    0
    投稿日: 2013.07.02
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    4人の画家の物語。それぞれの画家の生活を垣間見る様で、どの様な暮らしをしていたか、その雰囲気に浸れることが嬉しい。その人間味を知ることで、新鮮な見方が出来た。

    0
    投稿日: 2013.06.29
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    画家の生きた時代に想いを馳せる。 新しい表現に飢えていた時代。 美術がより人びとに近づいたのは、 当時は無名だった巨匠たちの確かな感性と 枯れることなき情熱の軌跡あればこそ。 静かに文字を追うだけで、立ち上がってくる 情景は、静かな美術館に佇むような気持ちに 誘われます。

    0
    投稿日: 2013.06.29
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    読み易く面白かった。文章が作品毎に微妙に違い、作品の雰囲気を作っている。翻訳調であることも作品内容にあっている。タンギー爺さんが好きだ。

    0
    投稿日: 2013.06.28
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    うつくしい墓……マティス、ピカソ エトワール……ドガ、メアリーカサット タンギー爺さん……セザンヌ ジヴェルニーの食卓……モネ 上記4編からなる本。 画家を見てきたかのような、原田さんならでは、原田さんにしか書けない話だと思った。 読み始めはどういう話なんだか見えず、つかめずだったが次第に描写に引き込まれて、なんなく読みおわった。 楽園のカンヴァスとは、違った面白さがある。 話にでてきた画を、スマホで確認しつつ読んだ。あの画かな?と、思えばやはりだった。便利だ! 美術好きには、たまらないだろう。

    0
    投稿日: 2013.06.27
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    19世紀末から20世紀にかけての印象派画家達にまつわる四編の短編集。 うつくしい墓……マティスとピカソ エトワール……ドガ タンギー爺さん……セザンヌやゴッホ ジヴェルニーの食卓……モネ 水面にきらきら反射する陽の光を眺めているような、そんな気持ちになったのは、表紙のせいだろうか。 「楽園のカンヴァス」や「さよならソルシエ」など、印象派画家にまつわる作品を読む機会がここ最近続く。 背景をすこしでも知ることができたら、画家に興味がわき、絵画を鑑賞したくなる。 今すぐに美術館に行くことはできないから、モバイルで検索しながら読んだ。マティスのマグノリア、ドガの星屑、セザンヌの林檎、ゴッホのひまわり、モネの睡蓮を、ぜひ生で見てみたい。

    1
    投稿日: 2013.06.27
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    マティス、ドガ、セザンヌ、モネ…画家たちの周囲で彼らを見つめ、サポートした人たちを視点に据えた中編集。 「読む美術館」と銘打って売られているが、まさにその通りだと思う。 印象派に関する美術史の知識もふんだんに盛り込まれているし(ハッキリと豆知識とわかるように書いてある部分もあれば、これ見よがしには書いていないがちゃんと美術史上重要なキーワードが入っている場合もある。と言っても小説である以上フィクションも入っているのでそこは注意が必要だけど)、この本をきっかけに「この作品に出てきたあの絵ってどんなものだろう」とGoogle画像検索をかける人もきっと多いはず。 脇に出てくる人物もタンギー爺さんやゴッホ、ピカソなど豪華。メアリー・カサットは日本では無名だと思うが、たまたま吉原真里の「Embracing the East」を読んでいた私はまさか小説で彼女の名前を見る日が来るとは思わずビックリした。 また「読む美術館」というだけあって、作品で描かれている感情がどれも美しい。決して清い感情だけじゃなく、悲しみや嫉妬なども描かれているのだけれど、そういう感情もどこか美しいと感じさせる筆遣いとなっている。全てどこかせつない。 最初のマティスのエピソード「うつくしい墓」は、語り手の女性が「カフーを待ちわびて」の幸を思い出させると共に、物語に出てきたヴァンスの大聖堂に行ってみたくなった。 ドガのエピソード「エトワール」は私的ベスト。女性二人のドガに対して抱く想いのせつなさがたまらない。 最後のモネのエピソード「ジヴェルニーの食卓」は、そのままモネの「睡蓮」を思い出させる穏やかだけど少し淋しさの混ざる作品で、読み終わったときに私の頭の中には夕焼けに染まるルーアン大聖堂(オルセー美術館に置いてある、モネの一連のルーアン大聖堂画の中でも輪郭がとりわけ曖昧な一枚)が浮かんだ。

    5
    投稿日: 2013.06.23
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     4編の史実に基づいたフィクションから成る本で、アンリ・マティスやドガ、モネなどの著名な西洋画家が主人公である。彼らとそのごく近しい人々の生活を、手紙形式だったり、回想録だったり、それぞれ異なる手法で描いている。  この本を読んで有名な絵画の作者がどのような人だったかを知れば、もう一度彼らの作品を見直してみようと思うだろうし、そして、それらの絵を新たな視点で見ることができ、さらに一層絵画への興味が深まるに違いない。  特に印象派の絵が好きな人は、この本を読んでおいたほうがいいだろう。

    0
    投稿日: 2013.06.22
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    ピカソ、ドガ、セザンヌ、モネなど印象派とされる人たちと関わり、支えた人たちを通して彼らの魅力が伝わってくる作品。 ドガのお話が一番面白かった。 メアリーはドガの作品に魅了され、ドガ自身に興味を持つ反面、ドガは狂気的なまでに真剣に絵画に取り組んでいるせいで自分を見てもらえない切なさが何とも言えなかった。

    0
    投稿日: 2013.06.22
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    マティス・ドガ・セザンヌ・モネ…印象派の画家たちの創作にまつわるエピソードを集めた短編集。 元キュレーターでもある作者の作品描写が素晴らしい。 活字でこれだけ絵を語ることができる小説家もそうはいないのでは。 4つの作品中で一番印象に残ったのはドガ。 あの美しく柔らかなタッチの踊り子を描くための恐ろしいまでの執念。 描くことは命を削ること。 時代を経ても作品の前に立つと伝わる気迫のようなものの正体がこの小説でわかった気がした。 美術に興味がある方もそうじゃない方も十分に楽しめる作品になっていると思う。

    1
    投稿日: 2013.06.22
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    短編集4編。 うつくしい墓‥マティスとピカソ エトワール‥ドガとメアリー・カサット タンギー爺さん‥セザンヌ ジヴェルニーの食卓‥モネ インタビュー形式だったり手紙だったり追憶風だったりそれぞれ文体も変えて趣向が凝らされていて面白かった。

    0
    投稿日: 2013.06.19
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    この世に生を受けたすべてのものが放つ喜びを愛する人間。 それが、アンリ・マティスという芸術家なのです うつくしい墓。 これを、次の印象派展に? ドガは黙ってうなずいた。 闘いなんだよ。私の。――そして、あの子の。 エトワール。 ポール・セザンヌは誰にも似ていない。 ほんとうに特別なんです。 いつか必ず、世間が彼に追いつく日がくる。 タンギー爺さん。 太陽が、この世界を照らし続ける限り。 モネという画家は、描き続けるはずだ。 呼吸し、命に満ちあふれる風景を。 ジヴェルニーの食卓。 モネ、マティス、ドガ、セザンヌ。 時に異端視され、時に嘲笑されながらも新時代を切り拓いた四人の美の巨匠たち。 今、鮮やかに蘇る。 素晴らしい。 こぉいうの、大好き!!

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    投稿日: 2013.06.17
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    モネの絵を前にしている私は今、 一体、どこにいるんだろう? それがわからなかった。 でも、 わからなくていいと思った。 初めて3D映画を観た時よりも、 ずっとずっと、心がちりぢりになるよな感覚。 透明な水の流れに とろりと溶けて、自分が何者でも無かった事を思い知らされる様な、 ただ、光のなかに息づくだけの、いっこの命に過ぎない事を、 やっと認めて、安心出来たかの様な。 私は、 言葉をひとつも思い出せずに、それでも、ただ、じっ、と眺めていても許される、 モネの絵が、とても、とても好きだった。 だから、この本を手にした時は少し、複雑な気持になった。 この中にモネがいる? その絵の秘密を誰かが暴露している? 知りたいような、 知りたくないよな。 でも。 そんな私のささやかな不安なぞ、 まるで置いてけぼりの世界が広がっていた。 キャンバスと、 画家との間にある光。 人は時間の中に滅びても、 決して消えないその光を、ぽうっと浮かび上がらせてくれる物語。 「うつくしい墓」 アンリ・マティス 「エトワール」  ドガ 「タンギーじいさん」  セザンヌ 「シヴエルニーの食卓」 モネ どの短編も素晴しく、 読後、物語に登場した絵はすべてNETで検索、 2度、感動を味わえる、素晴しい作品だった。

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    投稿日: 2013.06.13
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    この評価はずいぶん偏っているかもしれない。 なぜなら登場する画家が個人的に好きだから。 「楽園のカンヴァス」のルソーに関しては実物の絵画を見た事があるにもかかわらず記憶にすら残っていないありさま。 でも物語としては文句なしの一級品だった。 そう考えると、この本に登場する印象派の画家たちに全く興味がないとしたら評価はどうなっていただろう。 まあ、多少の偏りには目をつぶろう。 だって掛け値なしに素敵な物語だったから。 マティス、ドガ、セザンヌ、そしてモネ。 それぞれにまつわる短編集。 もう名前を聞くだけでうっとり。 特に好きなのはマティス。 マハさん、選んでくれてありがとう! マティスは最初のお話「うつくしい墓」に登場する。 ピカソとの友情を描いたお話もさることながら、いや~、マハさん困ります。 これを読んじゃうともうどうしたってヴァンスのロザリオ礼拝堂に行きたくまってしまう。 持ち運びできる絵画や彫刻だったらいつかは日本にやってくるかもしれない。 しかしロザリオ礼拝堂は現地に行くしか方法がない。 前々からバーンズコレクションの壁画「ダンス」を見たいと思っていた。 この本を読んでさらにマティスを見に行きたい場所が増えてしまった。困った・・・。 そして、圧巻は最後のお話「ジヴェルニーの食卓」。 モネの世界観に圧倒されてしまった。 モネの愛した庭や風景が眼前に迫ってくるようで。 彼は数多くの「睡蓮」を残した事で有名だが、やはりオランジュリーの睡蓮をなくしては語れないだろう。 この睡蓮が完成するまでのいきさつが描かれていて、なるほどあの空間はモネの思いが詰まっているんだと思うと尚更だ。 睡蓮の間に入るともうそこはジヴェルニーの世界。 真ん中に置かれたソファにゆったりと座り四方を見渡す。 あー、贅沢だな。もう一度行きたいな。 それとジヴェルニーのモネの邸宅にも是非行きたい。 この本を読むと今すぐにでもフランスに行きたくなる。 うーん、次の印象派展まで待つか。 現実にはそれしかないけど・・・。 マハさんには美術シリーズ(?)是非続けてほしい。 興味のない作品もきっと好きになれるはず。

    29
    投稿日: 2013.06.10
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    内容紹介 「この世に生を受けたすべてのものが放つ喜びを愛する人間。それが、アンリ・マティスという芸術家なのです」(うつくしい墓)。「これを、次の印象派展に?」ドガは黙ってうなずいた。「闘いなんだよ。私の。――そして、あの子の」(エトワール)。「ポール・セザンヌは誰にも似ていない。ほんとうに特別なんです。いつか必ず、世間が彼に追いつく日がくる」(タンギー爺さん)。「太陽が、この世界を照らし続ける限り。モネという画家は、描き続けるはずだ。呼吸し、命に満ちあふれる風景を」(ジヴェルニーの食卓)。モネ、マティス、ドガ、セザンヌ。時に異端視され、時に嘲笑されながらも新時代を切り拓いた四人の美の巨匠たちが、今、鮮やかに蘇る。語り手は、彼らの人生と交わった女性たち。助手、ライバル、画材屋の娘、義理の娘――彼女たちが目にした、美と愛を求める闘いとは。『楽園のカンヴァス』で注目を集める著者が贈る、珠玉のアートストーリー四編。

    0
    投稿日: 2013.06.09
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    原田マハが、ひとつのイメージから話しを展開させていくとテレビで言ってたが、この小説はまさにイメージから作者の才能が塗り重ねられてく。 ただ、そのぶん作者の独りよがりになった。

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    投稿日: 2013.06.07
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    原田マハさんによる『読む美術館』。 楽園のカンヴァスの雰囲気が好きだったので、 読む前から好きな一冊になる予感があったが、やはり良かった。 睡蓮の装丁も素敵な仕上がり。 前作のミステリ的な話とはまた違い、 有名画家とその傍で関わった女性の視点で描かれる、 4つの物語。 印象派が産まれたその時に、画家が注いだ情熱や、 苦労を感じ、その魅力に自分も惹かれる。 しかもちょうど彼らの作品がプーシキン美術館展として、 来日しているものだから、更に感慨深い。 この内容を分かっていたら、本を読んだ後に観に行ったのに・・・。 先に絵画を観たことが少し悔やまれた。 この本を読んだ前と後で、画家に対するイメージや、 作品そのもののイメージまで変えてしまう。 フランス絵画の移り変わりの雰囲気を感じられ、 作中に登場する絵画そのものではないけれど、 彼らの作品を観ることができるプーシキン展と、 併せて楽しむのがお勧めです。 4人の画家だけでなく、そこに関わるピカソや他の画家、 かの有名な「タンギー爺さん」の人となりも知ることができ、 また一つ絵を観る楽しみを増やしてくれた。 マティスのロザリオ礼拝堂やオランジュリー美術館の睡蓮。 遠い地フランスに想いをよせて読了。

    6
    投稿日: 2013.06.05
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    きれいな小説。語り口が何とも素敵。19-20世紀にかけての芸術世界がどんな世界だったか、想像を掻き立てられて夢中になる。信念と教養と尊厳の、その豊かさに魅了される。

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    投稿日: 2013.06.02
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    マティス、ピカソ、ドガ、セザンヌ、ゴッホ、モネ。 新しい美を求め、時代を切り拓いた巨匠たちの人生が色鮮やかに蘇る。 楽園のカンヴァスとは、全然違うアートストーリー四編。

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    投稿日: 2013.05.29
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    花の香り、美味しそうな料理の匂い、 冷たい風の匂い、多彩な色、目の前に広がる情景が身体中から感じ取れる。 本を読む感覚ではない、本の中に入ってしまった様な感じ。 ほんとうに『美しい本』だと思います。

    0
    投稿日: 2013.05.28
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    とっても、それはそれはとてもよかった・・・ 原田マハさんって本当に美術が好きなんだろうな その愛が読み手にまで伝わってきて、本当に読んでいて、芸術家たちの身内になったつもりでした どの画家も個性的で、でもとても温かくて、ほっこりする本でした イライラする朝の通勤でも、五分も読めばその世界観にひたってしまうほど いくつかの短編集なのですが、やはりモネが一番好きでした。 私が一番好きな土地をモネも愛していたこと、誰よりも人間的だったこと、本当にステキな話だったー 史実にうといので真実からどのくらいの距離での話かわかりませんが・・・ どちらにしろ、どうでもいい。とてもよかった。

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    投稿日: 2013.05.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「この花をこの花瓶に活ければ、先生が恋をなさるのではないかと」一度言われてみたい! っていうのは冗談として、マティス、ドガ、セザンヌ、モネと4人の有名画家の、これまた有名なエピソードで、展覧会のパンフや解説には必ずといっていいほど載っているお話で、元キュレーターの作者にとってはおなじみのストーリーでしょう。まるで、主人公の元(^_^;)娘達が、思い出の場所で、巨匠達への憧れを懐かしく語っているかのようなすばらしい描写でした。ビジュアルでカラフルで、濃い水色の雲ひとつない地中海の夏空、白い平屋建ての開放的な別荘、色とりどり花でいっぱいの庭。まるで展覧会のオープニングビデオを見ているかのようでした。美術史のことは隠し味として、本筋はミステリーとライブストーリーとした楽園のカンバスがベストセラーとなったことで、彼女の本当に書きたかった、美術史に基づいた小説を書くことができたのだと思います。永遠の少女にとって、尊敬と憧れと恋心は一体なのかなぁ。

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    投稿日: 2013.05.20