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総合評価

178件)
4.4
83
72
14
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    地図で鳥島を調べてみると、とても小さい! そこに運よく流れついて生き残る… 壮絶な話だが色んな人にぜひ読んでもらいたい…。 平和な国に生まれて生活できているだけでもとても幸せだなぁと感じた。

    5
    投稿日: 2018.06.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    熊嵐は知っていたが氏の著書は初めて読んだ。実際に存在した人物と出来事で、当時の取り調べ資料からこの作品は生まれたようだ。 天明時代、土佐の国の船が大シケに遭い潮に流され鳥島へ流される。アホウドリしかいない島で12年4ヶ月もの長きをどう生き延びたか。 自然の力の大きさ、奥深さと人間は支え合って生きていく事の大切さを感じた。 またどうやって火起こしするか、水を作るか、漆喰を作るかなど、生きていく上で自分に何の技術があるのかと不安になり、サバイバル能力の向上に危機感を募らせる作品であった。 また、生きる目的がない・体を動かさないと病むらしい。人間として生きるには常に働き続けないといけないと知った。

    2
    投稿日: 2018.06.05
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    人間はやることがないと、病む。 どんなに過酷な状況でも、どんなに恵まれた状況でも、 その事実はあまり変わらないということに驚く。 2度漂流者を迎える側になった長平が、 どんなに嘆いたところで、なにも得るものはない と思いつつ、彼らを怒るでもなく、ただひっそりと 見守っている姿が心に残った。

    2
    投稿日: 2018.05.31
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    ずしんと来ますね。骨太い。 「巨細に描いて」というキャッチもいい。 ただ、つまらないと思う人にはつまらないかもしれない。 払ってもいい金額:1000円

    2
    投稿日: 2018.04.02
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    これがほんとに起きてたなんて信じられない これは漂流記だから淡々と日々の苦しい生活が綴られていて途中退屈と感じることが多々あったが、実際にあったお話として衝撃を受けた

    1
    投稿日: 2018.04.01
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    江戸時代。黒潮に流されて無人島へ。壮絶な漂流記だ。読み応えのある中身だが、途中少々間伸びしているのが残念。もっとシェイプした文章の方が良かったかも。

    1
    投稿日: 2018.02.13
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     江戸時代、黒潮に流されて無人島に漂着し、12年後に生還した船乗りの男のドキュメンタリーです。作者の吉村昭は、遺作「死顔」で自らの老いと死までをもドキュメンタリー小説にしてしまった作家です。  想像を絶するこの事件のありのままの姿が、細部まで描写されています。しかも作者はけれん味なく淡々と筆を進めています。その結果、事実の持つ重みが、損なわれることなく読者に伝わるのだと思います。  生きて故郷に帰ろうと努力を重ねる長平の執念と、書くことに対する作者の姿勢とが重なっているように思われました。

    2
    投稿日: 2017.11.12
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    12年以上無人島で生き抜いた長平 無慈悲な自然の脅威を強靭な精神力で乗り越えていく。 まさに和製ロビンソンクルーソー

    0
    投稿日: 2017.07.09
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    八丈島よりさらに南、今は鳥島と呼ばれて 誰も住んでいない無人島になってる アホウドリの生息地。 そこに江戸時代、長平という船乗りが嵐の後に辿り着いたのはいいけど そこは飲料水も食物も何もない島 そこで彼は13年間も生活してたのがまぁ驚きですわ。 一緒に来た仲間はみんな死んでしまって、後に二度難破船が来るのだけど 知恵を振り絞って飲料水蓄えたり身体動かしたり 食べるものを保存したり(アホウドリの干し肉) もう完全サバイバル。 期待してたよりすーげー面白い。 自殺したり、そのまま弱って亡くなる人が1/3くらいいたのに 長平の精神力が半端ない、生きるか死ぬかは自分次第よね。

    2
    投稿日: 2017.07.07
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    吉村昭氏がスポットを当てる市井の日本人の生き様が心を奪う。絶望と失望を繰り返す絶海の孤島での13年、俺には生き抜けるだろうか。いや、長平のような独り身ではなく、家族がいればこそ、生き抜かねばならない。

    1
    投稿日: 2017.06.21
  • 人間の身体は働くようにできている

    無人島に漂着した長平は仲間が次々と病気で亡くなり1人ぼっちになる。孤独は何よりも辛い。渡り鳥の足につかまって脱出できないかなどと考えたりもした。しかし、どんなに嘆いてみたところで誰も救ってくれるものはいない。結局は自分のみを頼りにしなければ生きられぬことに気付く。一時は自殺まで考えるが次第に生きてみるかと思えるようになって行く。「夜と霧」のフランクル博士も「生きることは義務なのだ」と言っている。どちらも実話であり極限状態でも全てを受け容れることができる強さを人間は持っているのだと教えてくれる。

    0
    投稿日: 2017.06.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『秘島図鑑』でこの本が紹介されており、興味を持った。 舞台は江戸時代。船の難破で無人島の鳥島に漂着したという実話を基にしている。 食べるものも満足にない、無人島という非日常でのサバイバル生活が生々しい。食べ物も飲み水もなく、日常的に使っている道具すらなく火を起こすこともできない。仲間はどんどん死んでいく。故郷に帰れる希望は見当たらない。そんな絶望的な無人島での生活で、生きるために様々な知恵を絞っていく。それが面白く、読み応えがある。 島に漂着してから、何人もが死んでいく。アホウドリを食料にするが、栄養の偏りや運動不足のせいで動けなくなり、死んでしまう。そんな状況は、日常を過ごす自分たちには想像することもできない。この時点で、新たに漂着船が来るまで長平はひとり孤独に過ごすことになるが、この孤独も生きる上での大きな障害になる。 色々な場面で、精神的に苦しいときに念仏を唱え、神仏にすがることで乗り切ろうとしているのが印象的。

    0
    投稿日: 2017.02.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

     江戸時代、天明から寛政期、つまり田沼政権から松平定信政権に移行せんとする時、土佐沖で難破し、あほう鳥の大群が生息する無人島に漂着した人物がいた。この実話をもとに、絶望と締念、そして孤独に苛まれた男たちの生き様を描く。  強い意思と工夫が未来を切り開く原動力となっているが、事実を丹念に描き、情感に訴えかける叙述を極力少なくしたタッチがいかにも著者らしい。

    0
    投稿日: 2017.01.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    非常に事務的な十五少年漂流記という感じ。十五少年漂流記は子供が読むものだから、感情いっぱい、情感いっぱいに書いてあるけど、こちらの作品はそういうロマンを全部排除して、真面目に書いてあります。

    0
    投稿日: 2017.01.04
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    正月休みに一気に読んだ。ページ数を感じさせない素晴らしい作品。人間が生きるという事がどう言う事か深く考えさせられた。

    1
    投稿日: 2017.01.02
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    生きようとする意志の凄まじさを学んだ。 孤島で水もなく、食料も渡り鳥と僅かに取れる海産物のみ。 しかしそんな状況でも鶏肉を干物にして保存、鶏肉の卵の殻を使って水を確保するなど、知恵を生かしたことが生還につながった。 生き延びるだけでなく、死を恐れず行動を。 自分たちも大抵のことは実現できる力を持っていると、感じずにはいられなかった。

    1
    投稿日: 2016.09.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    土佐の船乗り,長平がシケで遭難し,鳥島に漂着する.仲間が次々に倒れるものの,その後同じく遭難で漂着した大阪の船の乗組員たち,続いて漂着してきた薩摩の船の乗組員たちが合流し,力を合わせてついには島を脱出し,12年ぶりに故郷に帰るまでを描いた作品.前半の長平の同僚が次々と斃れる苦境,相次いで難破者が漂着する中盤と,奇跡が重なり脱出を果たすまでの終盤,いずれもだれることもなく,一気に読んでしまった. 江戸時代の日本の船は,鎖国政策のために外洋を航海する技術が全く育たず,このような難破は日常茶飯事だったらしい.帰国できた長平は本当に幸運だったのだろう.なにせ太平洋で遭難して地図の埃のような鳥島に漂着でき,また,様々な技術を持った人々が後からやってきて,さらに同じく埃のような青ヶ島に手作りの小舟で帰り着くことができたのだから.吉村昭の「大黒屋光太夫」とも共通の,生還を成し遂げるキーワードは生きようとする前向きな姿勢だ.

    1
    投稿日: 2016.06.25
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    気になっていながらもなかなか読む機会がなかった、吉村昭作品に初挑戦。いわゆるエンタメノンフってやつで、扱われている題材も海の男。ジョンマンとか巨鯨の海とかでちょくちょく目にしていることもあって、とっつきやすさも問題なし。無人島に生きるさまをひたすら描いた長編で、あまり変化のない日々が続く中盤あたり、ちょっと”大丈夫か!?”って気もしたけど、死と生の狭間に生きる極限状態を絡めたりで、緊迫感を途切れさせないのがすごい。五木親鸞とか、内田浄土真宗とかいった作品を、同時並行的に読んでたから、主人公が念仏に帰依するさまも、なるほどって感じですんなり受け入れられたりもして。自ら船を作って帰国するという執念のクライマックスに至るまで、驚嘆させられっぱなしの読書体験でした。

    2
    投稿日: 2016.06.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公と共に無人島での生活を体験してるような気持ちになりました。 人間の知恵を持ってすればどんな所でも生き延びられるそう実感させられた一冊です。

    0
    投稿日: 2016.05.19
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    島に漂着後、周りの者達全員が死に絶え、主人公の長平一人になった場面に、一番読み応えがあって惹き込まれた。知性と洞察力と精神力で、どんな状況下に置かれても、命を引き延ばすことができる。そのことを身を以て実践している長平の姿が、時代や環境は違えど、現代社会をにサヴァイブしている自分にとっても、勉強となり、力となった。 「運動は大切」ということ。 「鶏卵は豊富な栄養源」ということ。  学ばせてもらいました。

    0
    投稿日: 2016.04.17
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    サバイバルだとか漂流記なんて言葉では軽過ぎる。壮絶極まりない過酷な試練、その絶望の中で人はどう生きるか?を問うた実話に基づく衝撃の内容に僕は絶句した。江戸後期、土佐の船乗り長平は東京から600㌔離れた伊豆諸島''鳥島"に漂流する。兎に角何も無いのだ此処は。その中で生き抜く為の強い意思と知恵だけで12年にも及びひたすら耐え抜くのだ。ただ念仏を唱え欲望を捨て日々達者に暮らすという"悟り"の境地の中、遂にその瞬間が訪れる。『オヤジ、音吉、甚兵衛。俺は島を離れる。霊魂よ、この舟に乗れ!共に故郷へ帰ろう!』ラストシーンは嗚咽が止まらない。

    1
    投稿日: 2016.02.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    奇跡の物語です。無人島の鳥島に漂着した主人公長平ほか三名のうち生き残ったのは長平のみ。後に他の漂流者もこの島にたどり着くが、その間、アホウドリや海藻・貝・小魚を食べてひとり生き続けた、その精神の強靭さは信じられない思いであります。私であれば、絶望に打ちのめされ発狂するか自殺に及んだであろうと想像します。どのように話が展開していくのかと、先を急いで読まずにはいられませんでした。

    0
    投稿日: 2015.11.25
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    いやあ面白かった。 秘島図鑑を読んでいて、作者おすすめの本として載っていたので読んでみたけれど・・・ すさまじいサバイバル小説でした。 無人島に取り残されても生きる希望を捨てず、考えることを止めず、体を動かすことを止めずに生き抜いて日本に帰ることが出来た!本当に良かった! インターネットがない状況で、自分の持っている知恵だけで生きるってことも重要だなあと思った。 自分も、経験と知恵とチャレンジ精神を人生で沢山積み上げたいです。

    1
    投稿日: 2015.11.01
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    江戸時代、船が難破し無人島で生きることになったドキュメント。アホウドリを食べて生きるが、春になると渡って居なくなってしまう。そのために薫製を作ったり、貝を食べたり、アボカドの卵のからに水をためたり。 途中、苦しみながら生きた方がよいのか、望みが無いなら死んだ方が良いのかと思ってしまう。こういった状況になったとき、生きることに希望を見いだせるだろうか? 漂流物を何年も待ち船を作る発想も凄い。

    0
    投稿日: 2015.08.27
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    江戸天明年間。船が難破し絶海の孤島(鳥島)に流れ着き、12年後に流木で作った船で生還した土佐の船乗り長平の物語。実話ベースらしい。 シケに遭って黒潮に乗ってしまった土佐の船乗りたち。どうにか漂着したのは、不気味な沈黙をたもつ絶海の火山島でした。水も湧かず、生活の手段が何もない無人の島で、仲間の男たちは次々倒れていきますが、主人公 長平だけはただひとり生存。絶望的な環境で生きる術を見出し、新たな漂着者たちを仲間として組織し、12年に及ぶ苦闘の末、ついに生還します。 壮絶な漂流生活とその後を余すところなく描いた漂流ドキュメンタリーの名作。海外には「ロビンソンクルーソー」などの漂流物語が数多く存在するけど、日本にもあるもんだねすごいのが。好き嫌いの別れるテーマではあると思いますが、読んでいて圧倒される世界観です。スゴイ。

    0
    投稿日: 2015.07.01
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    12年間の無人島暮らしからの生還という話それだけで十分に劇的なんだけど、それに加え道徳的な示唆に富んでいて素晴らしい。 敬虔さ、協調性、積極性のどれか一つでも欠けていれば生還を果たすことはできなかったとこの本からは読み取れる。 現代では日常生活で極限状態に立たされることはほぼないわけなんだけど生きる上での基本という意味では通じるものがあると思うので気を付けたいと思う。

    0
    投稿日: 2015.05.05
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    結論が分かってるから一体どうなっていくんだろうとかなり興味深いし,当時の制度のせいで事故が起こりやすくなってたとかそうなんかと思わされるところも多くて,とにかくおもしろかった。どれだけの史料が読まれているんだろうと感服する。

    0
    投稿日: 2015.04.30
  • ノンフィクションの凄さ!

    地味な文章だが、次第にストーリーにハマる。この状況からどうやって生き続けてきたのか、そして脱出できたのか、とにかく、これがノンフィクションの凄さだ。

    0
    投稿日: 2015.04.11
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    ・あらすじ 島でサバイバルする。鳥が食べ放題。米はない。 ・かんそう 面白い!極限系。ノンフィクションっていうのが最高のエッセンス。自分ならと考えちゃう。自分なら3か月くらいで死ぬと思う。

    0
    投稿日: 2014.12.11
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    長平すごい。 この一言に尽きる。 最近で、一番心がゆさぶられた小説。 二回読んだけど、読むごとに物語に引き込まれていく。 自然と対峙して、生き抜くための知恵を振り絞り 無人島を13年もの間、生きる。 割と序盤から、涙が出てしまい、 本当感動した。

    0
    投稿日: 2014.11.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2014.8.23 〜 28 読了 日本版ロビンソン・クルーソー、長平の精神力、ポジティブさが胸を打つ。後半部分、各人の特技を活かし組織として船を造ってゆくところはいかにも日本人的であり感動的。和船の弱点、難破の多さやアホウドリの生態が興味深い。

    0
    投稿日: 2014.08.26
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    上司から貸してもらったというか貸しつけられたというか初吉村昭。 「天は自ら助くるものを助く」と言ってしまうと簡単だけどスゴいよね。観察眼、行動力、忍耐力、何が抜けても死ぬ、過酷な環境で生きのびた物語。船作ることになってからトントン拍子で進み過ぎじゃね?と思ったらそこも何年かたってるのね。それまでが凄まじくて見落としかけたわ。

    0
    投稿日: 2014.08.20
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    生きることと生き抜くこと。無人島からの船出から帰還まで息を詰めて、読み終わりました。 この作品も「希望」してこその実現という吉村昭ワールド満載です。

    0
    投稿日: 2014.04.23
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    単なるエンターテイメント性の強い小説よりも、人間の生き様を見せつけられるものの方が学ぶべき点は多く、そういう意味では、ちょくちょく吉村昭に触れることはボクにとって重要な読書体験であると感じました。 良い小説と出会った時には、読了後の余韻を楽しむことも大切で、長平の生涯をネット上でなぞったとき、長平の生命力の強さには改めて驚きました。 長平は無人島における圧倒的な孤独を経験しそれを乗り越えようとしますが、やっぱり人は人の中でしか生きられないのだとも感じました。

    0
    投稿日: 2014.01.06
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    13年間の無人島での生活を克明に綴った長い話である。怒濤の海、トビウオの群れ、アホウ鳥の羽で作った蓑を被った男、夢に出てきそう。自然への畏怖を感じると共に、ただ生きて死ぬのみでは人生とは言えない、前向きに生きる、事を成すことが大切だと教えてくれる。13.12.23

    0
    投稿日: 2013.12.23
  • 生き残る。故郷に帰る為に!

     江戸時代に黒潮に流され、絶海の孤島へと漂流した男たちの壮絶なサバイバルです。作者が幕府や藩の取り調べ書が元になっており、漂流者自身の話が元でないことは、ご注意してください。しかし、取材し書き上げた作品であるにもかかわらず、その漂流者たち自身が書き上げたもしくは漂流者たちの話を筆者が聞いて書いたように思えてしまいます。それ位リアルでした。 水も無いうえ食料も乏しい島で生きなければならなくった漂流者たち。厳しい環境に絶望し、生きるのを諦める人も当然出てきます。絶望から脱した漂流者が辿り着いた答えは、生き残って帰る事。はたして帰ることができるのか?生きることの素晴らしさと絶望から立ち上がる勇気を与えてくれます。

    0
    投稿日: 2013.11.02
  • 今日の晩メシはアホウドリの丸焼き

    江戸時代、無人島に漂流した男の生還を描くサバイバル小説。彼を餓死から救ったのは島に生息するアホウドリの群れだった。この小説を読むと、無性に鶏肉が食べたくなる。

    0
    投稿日: 2013.10.04
  • 自分に限界を感じたら、読んでみてください。

    東日本大震災によって『関東大震災』や『三陸海岸大津波』が注目を集めた小説家吉村昭は、いま最も読み直されるべき作家な気がしている。 吉村は、残された記録や資料、証言、現場検証を丹念に調べあげて書く”記録文学”の代表的作家。「3・11」を彼が経験していたらどんな小説を残したか、そして現実に彼がいない今、その代わりとなる書き手はいるのだろうか。もしくはネットの上の無数の声がそれにあたるのだろうか。 本書は、震災のような多くの人間が共通に経験できるような事件ではない。土佐沖で難破し、伊豆諸島の無人島、鳥島へと流れ着いた船乗りの長平が、仲間たちが続々と死に絶える中、島唯一の食料であるアホウドリを食しながらサバイブし続けた12年間の記録。これは長平自身が残した日記などではない。救助後、漂流者を調べた政府(幕府)側の公的な記録から、つまり淡々とした事実からのみ気付きあげられた壮絶な物語なのだ。 極限を生きた者たちに命を与える、作家にしかできない大切な行為の結果がここにある。

    4
    投稿日: 2013.09.20
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    江戸時代の一人の漂流者 長平の記録が書かれた小説。 無人島漂流という絶望的な状況になった時、それをただ絶望として受け入れ死を選ぶか、目的を見つけて(それが短期的なものであっても)生きることを選択するかは当人の心次第だが、それよりも周りの人間の影響が最も大きいということを感じた。先頭に立つ人間は活路を見出し、周辺を導く。 また、彼らにとっての生きる意味についても深く考えさせられる。何もなく食い繋いでただ生きるだけの横一線の生活と、目的を見つけて一喜一憂する生活は大違い。言い換えれば、生きるために何かをする、と、何かをするために生きるというのは別物ということ。 最も心に残った文章は、無人島に新たな漂流者が辿り着いたとき彼らの一人が入水(自害)を試みた。その時の長平の気持ちについて。以下引用。 ===== 入水をさせてやった方が男にとって幸せであるのかも知れぬ。死を思いとどまらせてみたところで、男には侘しい島での生活が待っているだけである。およそ人間の生活とは程遠い、希望のない日々を送らねばならないのだ。 ===== 故郷に戻れる可能性が極めて低い無人島で辛い思いをしながら生き延びるか、そのまま海に没するかどちらが幸せなことなのか。こんな精神状態の中で10年以上生きた長平の記録であるが、生き様や考え方について時代関係無く、自分の生活に当てはめてしまう部分が多い。良本。

    0
    投稿日: 2013.09.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一人きりになってしまった時の絶望、神仏のめぐみをただ待つのみで生き抜くと思うようになってから仙人のように見えてくる。 ひたすらアホウドリを食べる、おかげで命も希望もつなぐ事が出来る。 人影を見つけた時は自分のことのように歓喜した。

    0
    投稿日: 2013.09.06
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    歴史的な資料に基づいたストーリーとのことだが、想像を絶するタフな状況だ。そこで生き抜いていくことがどれ程自分をコントロールしなければならないかがわかる。いや、想像の範囲を大きく越えている。たった一人で数年も生きられるのだろうか?ほんの少しの可能性でも希望が必要だ。後は必要なことを続ける精神力、そして運かもしれない。

    0
    投稿日: 2013.07.26
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    目の前にあるもの、与えられたものに感謝して悶え苦しみながらも冷静に考え、あらゆる欲望を捨て、ただ日々達者で暮らすことに集中し12年半に及ぶ無人島生活を乗り切った主人公。 解説に「作者は独りよがりの幻想に溺れず、意味ありげな言葉を連ねたりしない」とあったけれど、読んでいて臭いがするほど緻密な描写なので真実が胸に迫った。

    0
    投稿日: 2013.03.27
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    面白すぎ。一気に読んだ。主人公のポジシンぶりと悟りの境地が半端ない。偶然とか、幸運とか、手にいれて生かすも生かさないも自分次第なんだなって思った。新年最初の一冊に相応しい。

    0
    投稿日: 2013.01.06
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    江戸時代に船が難破して漂流した男たちのストーリー。今から考えても信じられない南の果ての島でのサバイバルを当時のわずかな記録からドキュメンタリーにした。淡々とした記述から先の読めない展開が際立つ名作。

    0
    投稿日: 2012.12.16
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    史実をもとに作者の脚色がされているのだろうけれど、十五少年漂流記は夢物語だと思った。人間が健康で生きていくというのは、なんと大変なことか… もし自分だったら???想像すらできない過酷な物語だった。

    0
    投稿日: 2012.07.15
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    太平洋で漂流し、無人島に辿り着いた船乗りの長平が12年の月日を経て無事帰還するまでを描く。絶望的な状況の中でも諦めず、現実と真摯に向き合い、生きることを決意する度に光明が差していく様は感動もの。 人間、諦めずに現実と向き合って、今出来る事を続けていくしかないんだと教えてもらった。

    0
    投稿日: 2012.06.14
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    まさに「絶海の孤島」。 水も無く、草木も乏しいそんな無人の島に満足な道具も食料も持たずに流れ着いてしまったらどうなるか。 ただ生きるというだけの事がこんなにも困難な状況に陥るなんて。 喉の渇き、飢餓感、孤独感、そして絶望、全ての描写がものすごくリアルで読み応え満点の1冊でした。あほう鳥万歳!

    0
    投稿日: 2012.04.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読む前にレビューを読んで、必ず最後まで読もうという決心をして、今日1日読みふけりました!! あほうどりの意味が分かりました♪ 人間ってなんだろうって思ったとき、この本にヒントがあるように思えます。 自然ってなんだろうって思ったとき、この本にその優しさと厳しさが顔をのぞかせているように思います。 今までの私だったら読み流していただろうと思うと 少しはこの本の意義を理解できた気がするので 成長を感じれました!! この著者の他の本も読みたいと思えました!!

    0
    投稿日: 2012.04.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    実に面白かった。いや、実に面白かった。 ちょっと長めだったので、何日かかかると思いきや、朝晩の通勤時間だけで2日間で読めてしまいました。 あまりに面白くて、ページをめくる手が止まらなくて。 これは無人島生活でのバイブルになりますね。 といっても大概の人が無人島生活なんて経験することはまずないでしょうから、なんでしょうね、逆境の中一人で生き抜くためのバイブル、とでも言っておきましょうか。 主人公が味わった孤独の絶望というのは、想像を絶するものだったんでしょうね・・・ 故郷にも帰れないかもしれない。(というかほぼ帰れない) 喋る人も居ない。完全な孤独。与えられる仕事も生産活動もない。 そこで生きていくことに価値はあるのか。 生きていく価値というのは、たった一人で見出すことは難しいものなんだなと思いました。 それでも長平は念仏を唱えて生き抜きましたが。宗教の意味も考えさせられました。 そしてまた、人々は協力し合えば結構なんとでもなるんだなとも。 終戦後の収容所生活を描いたとある本でも、各人に出来ることをし合い、工夫して豊かな生活を生み出すシーンがあったのを思い出しました。 生き方や生きることの意味について考えさせられる一冊でした。 とても奥深く面白い。この年で読めて本当によかったです。

    0
    投稿日: 2011.12.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    土佐の三百石船の楫取、長平は仲間3人とともに難破し、鳥島に流れ着く。12年の漂流生活を不屈の精神と工夫でのりきり、最後に本土に帰り着く。食べ物はアホウドリの干し肉、水は雨水。

    0
    投稿日: 2011.11.12
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    江戸時代の漂流者の記録をもとに書かれた小説。12年も無人島で生きていく羽目になった人間の信じられないほどの強さ,たくましさが文章からじわじわと伝わってくる。とても自分には真似できないと感じつつも、逆境下にあってもなお、主人公のように成長することは可能であることを再認識させられた。

    0
    投稿日: 2011.10.22
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    いつもながら吉村昭の作品は驚愕歴史小説。はまってしまう。完全に絶望的な状況の中、最後まであきらめずに強靭な精神力と行動力で活路を開いた信じられないような話。成せば成るもんなんだな、と改めて思いました。人間あきらめたたお終いだよね。

    0
    投稿日: 2011.09.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    導入部が長く、最初は少し読みにくかったが、つい、引きこまれていった。希望をもっていれば、必ず道は開かれる、とは簡単には言えない。 波にのまれてしまった人、無人島で飢え死にした人、原住民に殺された人、など、現実には、無念の死を遂げた人が山ほどいる、という事実を強調しているようにも思う。 淡々と事実を語っている風なところが、逆に凄まじさを伝えているような気がした。

    0
    投稿日: 2011.09.22
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    江戸時代に無人島へ流れ着いた漁師達の壮絶なサバイバルの記録。草木も水も食糧もない無人の火山島でどうやって生き延びていったのかが綴られており、その淡々とした語り口が却って絶望的な状況をリアルに感じさせてくれます。

    1
    投稿日: 2011.09.17
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    驚きです。 江戸の時代に鳥島という何もない島、無人島へ漂流。 「生きる。」 すごいですね。 これが実話に基づくからまたすごい。 何も無いところでの生きるという意志と知恵。 孤独な時でも生きつづけることをなしえた主人公の長平の精神力。 孤独って、どんなにつらいか!? そして、自分との戦い、悟り?あきらめのように割りきる? 人はすることがあり、することを作り出し 動いて働く事がどんなに大事か。 納得です。 すごいです。 あきらめない気持ちの大切さ そして、知恵と工夫で生き抜く術。 想像が容易く出来ないほどの生活だったんだと思います。 それをここまでわかりやすく描写されていて 読めば読むほどにのめり込んでしまいました。 本当、アホウドリ、何羽食べたのでしょうね?? 干肉づくりが1年で150羽が12年で1800羽 7ヶ月毎日1羽だと210羽が12年で2520羽 合計で4320羽を長平さんは、食べたのかなぁ? そりゃぁ、当人も鳥のような獣の臭いも しているような気もしちゃいますよね。 でも、生きるためには!! すごかったです。

    3
    投稿日: 2011.09.03
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    漂流者の過酷な運命をたんたんと描く。 他の作品にも共通している。 このような漂流物を扱った作品も何点かあり、逃亡物と並ぶ作者の一分野である。記録を読み込み、作者の想像力で話を膨らませている。 まさに感動の大作である。

    0
    投稿日: 2011.08.31
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    吉村ファンにたまたま出会い、その人との共通の話題作りのため(笑)、手に取った一冊(^_^;) 江戸時代、シケに遭って無人島にたどりつき、 12年間もの漂流生活を送った長平の生き様を描く長編ドキュメンタリー。 最初は4人で漂着するのですが、仲間がどんどん亡くなっていく孤独な様は、本当に心が痛くなります。 そんな中、生きながらえる方法を徐々に編み出していく姿からは目を離せません。 洞察力や生きていくための知恵以上に、前向きな気持ちの持ちようが大事なんだと、思い知らされる一冊です。 まだ読まれたことがない方には、ぜひオススメします。

    2
    投稿日: 2011.08.22
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    史実に基づいた漂流記。著者の作品ははまると止まらなくなります。 ラストがあっさりしすぎなのでこの評価ですがよかった。

    0
    投稿日: 2011.08.05
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    絶望からの帰還。実話を元にしたというのが信じられないくらい、壮絶な記だ。何が起きてもあきらめないこと、知恵を働かせること。頭と共に、体も動かし続けること。人間と言うのは、どんな逆境も跳ね返す大きな可能性を秘めている生き物だ。そう思い知らされた一冊だった。

    2
    投稿日: 2011.07.24
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    母に勧められて読みました。高知県安芸市出身なので地理が目に浮かんで、漂流し始めた皆の不安がよくわかりました。冒頭のぐいぐいと引っ張っていく筆致は流石ですが、帰国してからの心理をもっと描いて欲しかった。できれば方言を使えば一人一人の個性がより際立ったのになあ。

    0
    投稿日: 2011.07.19
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    江戸/天明年間の実話。 無人島に流れ着いた主人公は12年と半年の歳月を要して生まれ故郷の土佐に戻る話。

    0
    投稿日: 2011.07.16
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    10年以上まえに読んだ本なのであまりよく覚えていないが 漂流先で ビジョンもなく しかし 防寒や食料を確保していきることの困難さを感じた。 絶海の孤島に何があり、何を使って生きるかはその孤島にのこされた本人次第でいろいろあるにも全く何もないにもかわる。 普段 様々なレディーメイドに囲まれている私たちは生きる力を失っていないだろうか。自然との共生が都会でもしたくなる。(そんな牧歌的な内容ではなかったが・・・)

    0
    投稿日: 2011.06.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    江戸時代の漂流譚。この本の主人公、長吉(後の野村長平)は漂流から12年後に同じ島(鳥島)に後から着いた漂流仲間達と船を作って帰還。水もなく木も生えない火山島で暮らす知恵がすごい。(しかし耐え切れず亡くなる仲間も多数。) 幕府による取調書の内容以外はフィクションだと思うが、これが本当によくできていて、内容もとても興味深くて面白く読めた。 「序」の第二次大戦後に南方の島で発見された元日本兵達の話(特に「アナタハンの女王」)も印象的だった。 この作者さんの本は以前にもいくつか読んでいるけれど、史料から生き生きとその時代を描くところが素晴らしい。

    0
    投稿日: 2011.06.04
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    いや~かなり面白かった。一気に読んでしまった。江戸自体の漂流記ですが、シケにあってアホウドリで有名な無人島鳥島(八丈島のさらに南)に漂流してしまった水夫(達)のお話。実話です。ですからもちろん最後には生還しています。しかも12年間の無人島生活を経て。最後には流れつく木材や釘などで自分たちで船まで作ってしまう。役所に残っている記録があり、作者がそこから想像力たくましく小説に仕上げています。結構長編ですが、作者の淡々とした語り口が良くて読みやすい。他の作品も読んでみたくなります。

    1
    投稿日: 2011.04.24
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    とても面白かったです。絶海の孤島で自分もその場にいるような想像(妄想)をめぐらせながら読むと熱くなります。鳥島には行けないけど、360度周りに海の水平線しか見えないような島に行ってみたくなりました。

    0
    投稿日: 2011.03.05
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    四国新聞2011.02.17。一面コラム『一日一言』で紹介。 聟島にアホウドリが戻ってきた話題で。

    0
    投稿日: 2011.02.24
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    漂流者が12年も無人島で生き延びた話。江戸時代に実際にあった話という所が凄い。グイグイ引き込まれあっという間に読み終えた。

    0
    投稿日: 2011.02.04
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    江戸時代、無人島に漂着し、そこで12年間の生活の末、帰国できた男を主人公としたドキュメンタリー。描かれているのは壮絶なサバイバルと、人間同士が協力することの美しさだ。 著者の丹念で緻密な取材によって読んでいる途中、何度も島を埋め尽くすアホウドリの中、念仏を唱え、孤独に打ち勝とうとする1人の男が目に浮かぶ。 日本へ生還できたシーンは、身内のように喜んでしまった。

    0
    投稿日: 2011.01.13
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    85点! いやいや、実話なのがすごい。 鳥島に漂流した船乗りの長平が12年も生き残ったという話。 なんて逞しいんだ!しかも、次が来るまで火もない生活なんて、考えられないアホウドリを何羽食べたんだろう? それにしても、船を作ったり、木札を考えたりして生きることを諦めない姿勢がすごいなとおもった。 お風呂で読んでたら面白くてイッキ読みしてしまった。あがるころには水風呂になっていて、ちょっと無人島ちっくな気分になった。

    2
    投稿日: 2010.10.04
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    江戸時代の記録(?)小説。 食べ物もわき水も無い無人島に漂着し、ひとり生き残った主人公のサバイバル。 主人公の生きることへの執念とあきらめない心の強さに脱帽。 吉村昭さんよく調べたなあ…。

    0
    投稿日: 2010.08.29
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    非常に面白かった。 この著者の作品は、 非常に淡々と物語が進んでいくが、 妙に生々しい。 そんな感じ。 千石船に関しては http://www2.memenet.or.jp/kinugawa/ship/3100.htm http://www.ofunatocci.or.jp/sengoku/sengoku_top.htm 鳥島に関しては ウィキペディアの項目等が参考になります。

    0
    投稿日: 2010.01.18
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    高知へ行くことがあって、赤岡を通過する予定だったので土地にまつわる本などを探していて見つけた一冊。 吉村昭という人は、徹底した取材を元にした作品を作る作家だそうで、まさに「事実は小説よりも奇なり」な中身に ぐいぐい引きつけられ、読み進みめた。 おもしろい!

    0
    投稿日: 2009.10.02
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    吉村さんの本は、漂流をテーマにしたものがいくつかあるけれど。一番好きな本。 江戸時代末に漂流し小島にながれつき、いくつもの苦難を越えて生還する物語。 主人公達の逞しい生き様に、自分には足りないものを感じます。 あほうどりを生け捕りにして干物を作り、磯の生き物を食べ、雨水を飲んで何年も生き延びた彼ら。 自分ならどうするのか、とつい考えてしまいます。

    0
    投稿日: 2009.05.20
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    徳川300年の鎖国体制の功罪の悪しき部分。海を領土と認識できない現代の国民、為政者は恰もこの頃からのDNAを脈々と受け継いでしまっているように思えて仕方が無い。つくづく、我々は海を恐れる山の民なのだ、と。彼らを素直に時代の英雄に受け入れられない屈折した政治体制も悲しい。吉村昭氏によって、今、時代を超えた英雄に。これほど逞しく優しい祖先がいた事を誇りに思う。

    0
    投稿日: 2009.02.11
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    星が5つでは足りません。 吉村昭の中でも最高です。 主人公の強靭な精神力にただ頭が下がります。 すごい勇気と力を与えてくれた人、 彼のおかげで同じ無人島に漂着した人々が 助かったのだろうと思います。 同じ無人島にたどり着いても多くの人は帰国できず 死んでいったのに、本当に神のおかげとしか 思えない。知恵を出し合って、気を奮い立たせて 絶望から這い上がってきた彼らには生きることの意味を考えさせられました。 彼らの帰国後の様子がもっと知りたかったです。

    0
    投稿日: 2008.11.15
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    表現が全体に生々しい。長平がどん底から這い上がり、前向きに生きる姿は神々しいが、時々起きる幸運が少しアリエナイ。

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    投稿日: 2007.09.25
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    無人島漂流記&男の生きざま。時代物ドキュメンタリーでここまで引き込まれるなんて。文章タッチが暑苦しくなく嘘くさくなく、事実が巧みに配されているからだろうか。勉強になるなあ。

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    投稿日: 2006.07.26
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    タイトルどおり江戸時代今の鳥島というとこに漂流した話で、実話。 上の写真がそれなんだけど、火山島で、たいした植物なんて生えていない。 そこに遭難して4人が流れ着く。 ただ、あほう鳥がどうかすると100万羽という量でいる。この肉がうまい。 100万羽もいたら大丈夫だとほっとしてると、それが渡り鳥で100万羽すぺてがいなくなってしまって慌てる。直前に気がついて干し物にして難を逃れる。 その後、話は二転三転して12年かけて流れ着いた材木を組み立てて船をつくり、結局は本土に帰ってくる。まさに事実は小説より奇なり。生きようとする力はなんと強いものか。 吉村昭の文体というのは短文で事実を積み重ねていく、装飾ない、淡々としたもので、これがなかなかいいんですね。濃い話をあっさり、あっさりと書いていく。引いてる分、その隙間にこちらの気持ちが入っていく。 多くは史実のあるもので、残っている記録を徹底して読んでいくと、記録にない部分が見えてくるそうだ。雪が降ってるという記述はないがこのときは雪が降っていたに違いないということが見えてくる。 そうやってつむぎだされたモノを小説として発表する。テーマはかなりドラマチックで、表現はあくまでストイック。今回も魅せられて読み終りました。

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    投稿日: 2004.10.23