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土星マンション(1)
土星マンション(1)
岩岡ヒサエ/小学館
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総合評価

57件)
4.3
29
12
13
0
0
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    このレビューはネタバレを含みます。

     設定がオリジナリティにあふれていてリアルで見たことがないSF感なのだけど、登場人物が見分けづらいのと話が地味で続きが気にならない。何か機会があったら続き読もうかな。

    0
    投稿日: 2022.02.19
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    全7巻読了。SF人情モノ。 個々の人間ドラマが面白く、なおかつ7巻完結までの全体の完成度が素晴らしい。 冒険的な要素や科学的な掘り下げなどは少ないので、そこを求めてしまうとやや物足りなく感じる人もいると思うけど、個人的にはこのバランス感でこその完成度の高さだと思う。最後まで読んで、もう少しこの作品世界に居たかったなぁと思わせる佳作。

    2
    投稿日: 2020.06.16
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    地球が全て保護区とされ、上空35000mの上空にまるで土星のリングの様に浮いているリングシステムのマンション建造物の中で人類は暮らしている、と言う設定。居住区の窓拭きを依頼されて窓を拭く組合員のお話。上層・中層・下層と言う生活水準が分けられた世界。 主人公ミツは、中学卒業と同時に父親と同じ窓を拭く仕事に就く。いい子なんだけど父親の失踪?死?が引っ掛かってて妙に大人びて冷めてるミツ…地球に降りられなくなって、地球の周りにあるリングの中で生活する彼ら。下層部の窓は磨かれない、いつも曇っている。中学卒業と同時に窓拭きの仕事をする少年…父の事故死?に疑惑が拭えなかったせいで、出来すぎなくらい聞き分けのいい子なんだけど、そこだけが引っ掛かって父親に対して内心では冷めた感覚を持っているんだけど、それが1話で払しょくされる瞬間のミツの姿勢がぁ…いじらしすぎる。 父親亡き後、周囲の好意と親切でたった一人で生きているミツ。父親と同じ仕事をしている頑固職人タイプの仁さん、ミツの隣に住んでいて食事の面倒をみていた影山夫婦、ミツを慈しむ人間の中に羨んで意地悪する真のような存在も描かれている。ほのぼのとした、と言う印象の強い絵柄だが、当たり障りのいい「良い話」だけしか描かれていない訳ではない。父の事故の真相が解るまで、ミツは父のミスを責め、父に対して猜疑心を持っていた。表向きは人当たりの良い物分りの良い子供だが、その部分には誰にも立ち入らせない意固地さも持っている。ほのぼのとした人情もの・ハートフルな雰囲気の中に突然非日常的に突飛な悪意、と言うのを描かれると「気持ち悪さ」が先に来るんだが、土星マンションの真がミツに向ける悪意には説得力がちゃんとあるので、これからミツがどう向き合っていくのかが興味深い。 ガチSFではないが、こういう未来に人々が地道に生活して仕事して生きている、と言う感覚は物凄く好きだ!! 地上に行ってみたいと父アキが言っていたことで、父の事故を単なる事故ではなく、自分や仲間を捨ててまでも地上に降りた(正確には落ちた)のでは、と言う疑惑を抱き続ける為に父の不在を消化できないまま、父と同じ窓拭きになったミツ。冷めてるようで、それでも父の本心に近づきたい気持ちが切ない。

    1
    投稿日: 2015.03.20
  • 引き込まれる絵

    作品の設定としてこれまでに無いようなSF感が感じられます。 とはいっても、サイエンスサイエンスしてるものではなく、地球からちょっと離れた閉鎖空間のお話といったところ。 学校もあるし、公園もあるし、屋台だってあるある意味普通の環境です(公園のお花はとっちゃダメだけど)。 ストーリーごとに主人公、ミツのバックグラウンドが分かるようになっていて、少しずつ成長してゆきます。 全7巻中の一巻目ですが、この独特な背景描写と温かいまわりの人たちが好きになれたら、一気に最後まで読みたくなること間違いなしです! 第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞の作品です。お墨付きもらってます。

    1
    投稿日: 2014.11.19
  • 設定はSFだけれども中身は人間味あふれる

    「地球の35,000メートル上空で周囲をめぐる、上層・中層・下層からなる巨大な建造物・リングシステム」で暮らす少年のお話。 まず設定自体が魅力的でこの世界の仕組みや制度、みんなの想いなんかが描かれていてそれが読んでいて楽しい。こんなに未来っぽい設定なのに、窓を人力で拭いているなんて言うアンバランスさが逆にリアル。現在の世の中でも全てのこと全ての地域がテクノロジーの恩恵を享受しているわけではないし、なにかこういった格差やバランスの悪さっているのはいつの時代にもできるんだろうなーと思わされる。 上層はお金持ちとか、中層は学校とかがあってちょっと都市部的な、仮想は町工場や長屋が多い下町のような雰囲気で描かれていて、未来設定なのに入り込みやすい描画がされている。 主人公は父が命を落とした仕事に、自らも就き、そこで父のことや今後の自分のことを考えながら成長していく。ただの頼りのない悩める子どもにも見えるが、うちには案外強い信念があったりして、そこが読んでいてぐっと引き込まれるところ。 絵柄に温かみがあって個人系にはすごく好き。SFって流線形や直線が多くて冷たくかたくて如何にも創造物の印象の作品が多いけれども、この作品はそういった冷たさはあまりなくて、なんだかとても身近に感じられる温かさがある。 現在の延長線上にある夢のような未来を想像するのが好きだけど、やっぱり現実感を忘れられない地に足がついちゃう人に是非。

    2
    投稿日: 2014.11.02
  • 土星のお話ではなくて未来の地球のお話

    「地球自体が自然保護区域になった未来、 人間は地上35,000mにあるリング型居住区の中で暮らしています」 ↑この設定だけで面白そうじゃないか! 地球の大地に想いを巡らせる時代、こういうのに弱い。 柔らかい、ゆったりしたお話かと思いきや、居住区域内の格差が描かれていたり。 近未来的な舞台なのに、どことなく昭和的な温かい雰囲気が漂っていたり。 不思議な感覚にさせてくれる作品。 ゆっくり、しっかり読みたい。

    3
    投稿日: 2014.08.15
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    土星の話なのに格差社会、という未来と過去が混ざったような世界。 働くひとの悲哀、もういない人を思う心の揺れ動き、永遠に追いつけない悔しさ・・・そんな中での、喜びや楽しみ。繊細な感情がやわらかい絵で表現されていてとても愛おしい。 最後の巻までマンネリもなく展開されて、飽きることなくいい読後感だった。

    2
    投稿日: 2014.06.13
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    良い意味で、小学校高学年らへんの国語の教科書に載っていそうな話だった。安定したハートフルなSFだと思う。 雰囲気に浸れる。 絵かわいいし。

    1
    投稿日: 2014.05.02
  • 人間が人間らしく生きることの困難と宇宙

    地球が自然保護区域となり、人が宇宙で暮らすようになった時代。35,000メートル上空に浮かぶコロニーのような巨大なリング状のマンションで暮らしています。地球の周囲をめぐる上層・中層・下層からなるその巨大なリングシステムは、暮らす階層がその人の富と地位を否が応でも決めてしまいます。 下層の住人である主人公・ミツは、中学卒業と同時に、仕事中の事故で亡くなった父と同じ職種「コロニーの窓拭き」を始めます。被曝に近い紫外線、気温−40℃、薄い大気と気圧という労働条件で働く窓ふきの仕事は、命の保障と防護作業服のメンテナンスのためにかなりの金額がかかってしまう。そのため結局自然光を目にできるのは、上層に住む高額所得者に限られてしまうのです。 所得も少なく、地位も低い下層の人々は、太陽を十分に浴びることさえもできません。命をかけて窓を拭くこと、仕事の仲間との交流、父親のことを話す周りの人々。ミツは知らなかったことをひとつひとつ知って、新しい世界と自分を見つけるのです。

    0
    投稿日: 2014.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    緩い絵柄に隠されているが、強いメッセージ性を感じる作品。 格差社会への反発や、まだ見ぬ世界への憧れ、 永遠に超えることのできない父への想いなど、 様々な視点からとらえることが出来る。 設定も独創的で、この方の他の作品も 今後また読んでみたい。

    0
    投稿日: 2013.12.28
  • 土星マンション(1)

    未来の話しです。宇宙船の外壁を点検、修理する仕事を人間がやります危険です、危険な仕事は貧困層がやります、資源もスペースもない宇宙船で貧困層が出来るなんて破綻してる。

    0
    投稿日: 2013.09.24
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    たまたま見つけて、SF好きなのでまとめて購入しました。 設定はどれもこれもとても素敵。わくわくします。 こういうの、未来にありそう!とか思わせてくれます。 SF初心者には本当におすすめじゃないかな。 こういうタッチの絵ってどっちかというと苦手な部類なんですが、むしろこの絵がいいんだ!って思わせてくれます、読み進めていくうちに。 ほのぼの~を勝手に予想していたので、それだけじゃなくてびっくり。ちゃんと現実(未来のだけど)を描いています。 そして。 個人的に、タヌキさんエピソードで泣いてしまいました。

    2
    投稿日: 2013.07.11
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    1人の方が心地よい。でもなんとなく回りが優しい人達でいてほしい。窓拭きを通して一期一会を日々繰り返すそんな理想を画にしたなんとも羨ましいお話でした。主人公の心情が丁寧に描かれていて『こういう漫画あるんだ』とかんがえさせられました。極端な喜怒哀楽につかれたら是非の一冊。

    0
    投稿日: 2013.04.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ほのぼのとした絵とたんたんと綴られる日常に父親の死の謎がうまく解け合って、未来社会のシステムも面白く、これからの展開が楽しみ。

    0
    投稿日: 2012.12.30
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    まず表紙とタイトルに引き込まれて 次に設定に引き込まれる。 まだ1巻なので何とも言えんところ! 全巻買うぞー!

    0
    投稿日: 2012.12.07
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    地球の外にかけられたリングに住む人たちの物語。その点だけガンダムに似ている。 主人公とそれを取り巻く人たちの人情劇。7巻完結。

    0
    投稿日: 2012.11.24
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    人は、地上を離れ 地と空の境目に大きな円をえがいたマンションに住む。 独特な雰囲気を醸し出す。主人公のたんたんとした日常を描いている。

    0
    投稿日: 2012.10.24
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    ずっと気になっていた漫画。 読んでみて良かった。特殊な舞台設定だけど慣れればすごく素敵な建造物に思えるし、ミツ君がまた淡々と色々感じ、考えるところがいい。 宇宙空間の「しん」とした音まで聴こえてきそう。 この先、どんなふうな展開をしていくのか、とても楽しみだ。

    0
    投稿日: 2012.06.18
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    土星にあるマンションでもなく、 どせいさんが住んでいるマンションでもなく 土星の輪っかみたいなマンション(ラプラスがおおきくなったような)に 住まう男の子のお話 特に盛り上がることもなく、淡々と日常が描かれてる。 その静かさが、「すぐそこの町で起こっているフツウ」感を醸し出している。

    0
    投稿日: 2012.05.17
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    Hさんが貸してくれたジュブナイル。教養小説じゃなくて、教養マンガ。こういうのもあるんだ。読んでると切なくて、いい。息子がえらく気に入ってる。

    0
    投稿日: 2012.02.27
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    2月22日から始まる文化庁メディア芸術祭の展示の前に、大賞をとったこのマンガが読みたくて買ってみました。 すごく魅力のあるマンガだと思いました。 世界観がしっかりしていて、人とのかかわりをほんわかに、しっかりと描いていて、SFではあるけども、素直に受け入れられるマンガです。 絵の雰囲気もよく、簡単に描いているように見えて、 ちゃんと見せたいところでは、ちゃんと描いていて、 すごく、こっそりとひきつけてくれる絵だと思いました。 すごくしっかりした、いいマンガです。 続きもほどよい時に読んでみたいと思いました。 ちなみに、土星マンションだから、土星の話かと思ったら、そういうわけではなかったです。

    0
    投稿日: 2012.02.19
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    最初は絵柄が感じが受けつけなかったが、 読み進めるうちに好きになった。 この作者にしか出せない「空気」というのがある。 一時期、月刊イッキにて「土星マンション映画化!」と報が出たが、 その後震災の影響で予算が下りなくなり御破算となったらしい。

    0
    投稿日: 2011.12.05
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    全1-7巻。ほのぼの、じんわり感動する。カラーページがすごく良い。ラストのミツの笑顔が全てだろうな。この1ページがいちばん好き。

    0
    投稿日: 2011.10.13
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    押し付けがましくないSF。 初めて読んだ岩岡ヒサエ作品。 1巻の表紙の男の子が逆さまで、 宇宙には上下ないからかな センスいいなーって思って 目に留まって表紙買いしてホント良かった。 SFって良くも悪くもなんですけど 設定ハッキリさせるために 説明長くなっちゃったりするんですが、 これは最低限なんでこってりしてない。 宇宙という壮大なスケールの舞台で 主人公ミツがやってる仕事は窓拭き、、、 つっても普通の窓拭きじゃあないんです。 地球の周りに存在する まるで土星の輪っかのようなリングに 人が住んで生活圏として成り立ってる世界のお話ですから。 ミツはそのリングの窓を外(宇宙空間)から拭いてるのです。 とはいえ地味な仕事って点ではプラネテスに似てますね。 同じ窓拭きとして働き、仕事中に誤って 地上に落下し亡くなったとされている父親を持つミツ。 そんな彼に『地上に降りてみないか?』という声が。 ミツはどう決断するのか。その提案の真相とは一体。。。 最後はしっかり成長した彼らの姿に涙。

    0
    投稿日: 2011.10.01
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    柔らかいタッチのSF。土星のマンションの話ってわけじゃなくて、惑星の周りに土星のようなわっか型のコロニーを創って暮らしている未来のお話。 その街は、地球が見える部屋は家賃が高く、光が届かないところ程家賃が安い。窓も無い。 富裕層の部屋の窓を、宇宙空間に出て拭く窓ふきの仕事をしている主人公ミツ。父親は昔同じ窓ふきをしていて、事故で亡くなった。 危険な仕事だけれど、父のみた景色に近い場所。 読むとたまごが食べたくなるおはなし 笑 ほっこり、じんわり、ってかんじです

    0
    投稿日: 2011.05.08
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    幻想的な絵。 独特の画風は一読の価値あり。 キャラクターたちもすごく可愛い。 その可愛さと、現実のエグさとがバランスを保ってからみ合って、巻が進むごとに加速します。

    0
    投稿日: 2010.12.14
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    遥か未来、宇宙に浮かぶ土星のわっかのようなマンションに住む人々のお話。主人公はわっかの窓拭きを仕事にするミツ。命がけでやる仕事にだんだん遣り甲斐を感じていったり、窓の向こう側に住む人々との交流によってミツが成長していくってストーリー。あたたかい絵のタッチとほっこりした世界観。だけど生や絆などが描かれていて心にガツンとくるのです。

    0
    投稿日: 2010.11.22
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    柔らかいタッチで描かれるソフトなSF漫画。 地球とは35000m離れた人口リングの中に住む人類。 主人公はそのリング状の窓拭きを仕事としている少年ミツ。 人との関わり合い等、日々日常に起こる事に焦点を当てながらも、 地球降下という大きなテーマが作品の中で進んでいく。 地球から離れたところを描く事によって、地球の良さっていうのは描けるのだと思う。

    1
    投稿日: 2010.07.26
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    画がかわいらしい。 窓ふきの魅力やキャラクターの持つ個性をじわじわと引き出してくるような感じがしました。

    0
    投稿日: 2010.05.23
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    最近漫画が当たりばかりで怖い。 どうやったらこの設定というか世界観を 思いつくのだろう… 素朴な絵柄と鋭利な切り込みが冴える。 「ごめんな、海を見せてやりたかった」

    0
    投稿日: 2010.05.05
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    宇宙空間に出て、コロニーの窓拭き仕事をはじめた少年ミツの物語。 仕事の厳しさ、仲間との絆、など。 やさしい絵柄でていねいに描かれた作品です。 ふとした折に何度も読み返したくなる1冊。

    0
    投稿日: 2010.03.07
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    環境破壊が進んだ未来が舞台か? 地球が「自然保護区域」になり 人類は遥か35000メートル上空に浮かぶ 巨大なリング状のマンション(土星の輪みたいな)に暮らしている。 主人公の少年ミツ。 この少年の成長物語だが 生きることのしがらみ・仕事の厳しさ・何気ない人の優しさなど 現実の私たちと変わりない。 設定は意表をつくが、悲哀や厳しさもあるので このほのぼのとした絵柄が逆にマッチしていると思う。

    0
    投稿日: 2009.11.28
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    これはすごい!まさにすごいの一言です。何がすごいって?それはこの不思議な設定です。正直なところこんな話思いつくなんて、どんな頭してんだろって思います。この作者には世の中が違うものに見えてるんじゃないかって思えるくらいすばらしい。地球にはすでに人が住んでいなくて、その周りに土星の輪のように作られた巨大建造物の中で人々が生活している。太陽光を取り入れる窓の掃除をする人がいる。それも建物の外側からその窓を拭く。当然大きな建造物の中にも階級があって、太陽光を取り入れられる窓を手に入れられるのは上層階級の人たちだけ。下層に住む人たちは人口の明かりの中で生活している。とってもシュールです。でも不思議と違和感がなくてほのぼのしてる。それが最大の魅力かもしれません。とにかく心があったかくて、切なくなる。そんな本です。

    0
    投稿日: 2009.11.25
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    どこかふわふわしていて気持ちがいい漫画。 全体的な構成がプラネテスに近い気がした。 ミツの少しながら成長しいていく過程も柔らかくていい雰囲気。 仁さんの死亡フラグがビンビンなのは気のせいか^^;

    0
    投稿日: 2009.09.08
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    独特の細い線と、多重構造の建物で織り成される人間模様。 キャラクターがかわいらしく、そのSFチックな世界観と不思議にマッチして、心地よい空気が流れている。 無機質な形をした「家」のひとつひとつが、なぜかとても懐かしく感じる。 ストーリーは主人公のミツを中心に、徐々に壮大な世界の陰謀・仕組みの内側へと向かっていきそうだけれど、今のこの「なんでもない日常」の空気感が私は好きだ。

    0
    投稿日: 2009.04.22
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    顔がにへーっとしていて、読んでるこっちもにへーっとなる。 「お仕事」について考えたりも。 Tさんにあげた。

    1
    投稿日: 2009.03.23
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    人類が地上35,000mに作ったチューブ状の建造物に住んでいるという設定で 主人公のミツは父親のしていたチューブの外壁を拭く仕事を始める。 岩岡ヒサエの描く人物はみんな柔らかくて優しそう。

    0
    投稿日: 2009.02.04
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    人間は土星で暮らすようになってしまった‥という近未来的な漫画。 土星はマンション群でいっぱいで、その建物の窓清掃をする少年の話。 うーん‥こういう類の漫画って熱いシーンもなく淡々としてるんですよね‥。 久々に見て思ったけど、やっぱりあまり肌に合わないのかもしれない。 設定とか面白いんですけどねー。

    0
    投稿日: 2009.02.04
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    主人公が読んでいるうちにどんどん可愛くなっていきます。 それと周りの人達がすごく暖かくていい。 かわいい絵柄ですけど内容にちょっと毒がある 1〜3巻まで読破

    0
    投稿日: 2008.10.20
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    絵に一目ぼれをしてゆめの底を買い、IKKIを読んでいたら連載が始まったので高揚し 先日クオカードをもらったので買っちゃいました。 あーいい。このゆるゆる加減。 将来地球はこうなってしまうのだろうか。

    0
    投稿日: 2008.09.27
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    地球全体が自然保護区域となった時代、 人々は土星の輪のように地球を囲むリングシステムに住んでいる。 その外壁の窓を拭く仕事に就いたミツ。 自分の存在と仕事の意味を探す、ミツの成長物語。 仁さんの奥さんが出てくる話の最後が特に好き。 この世界の宇宙葬は、地球が見えるという点で特別なんだろな。 ミツはいつか地球に行くんだろう。その時ミツが何を感じるかが楽しみ。 先輩からのお勧めだったかな、確か。 岩岡ヒサエさんの初めて読んだ漫画。

    1
    投稿日: 2008.08.10
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    地上35,000メートルで窓拭きをする少年。 細部までしっかりした設定がリアリティを与えてくれる。

    0
    投稿日: 2008.02.22
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    さて。ここを更新するのは何年ぶりでしょー^^;スンマセンm(_ _)m 久々のオススメコミックは…これはどんなカテゴリに属するんでしょね(笑)。 会社の後輩から借りたんですが。これはツボりましたね〜〜☆ SFっちゃーSFなんだろな。 でも画風もストーリーもちょっと変わっていてすごく引き込まれました。 そっか、2巻出てるんだ。買お。

    0
    投稿日: 2008.02.05
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    可愛くて温かい作品。 でも、キャラクター一人一人が意志があり、そして話自体も考えるものがあります。 くすりとくる笑いがちりばめられてたり、主人公を温かく支えてくれるキャラにほんわかしたり…本当に素敵な作品です。 現在も連載中です!

    0
    投稿日: 2008.01.16
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    とにかく絵が可愛い。それでもお話は可愛いだけじゃない。どのキャラクターも、それぞれしっかりした自分の意志を持っていてどの人の感情に入っていくことができる。悩みを抱えながら生きていくのは、地球に住んでいても土星マンションに住んでいても変わらないんだなって思った。でもあったかい、そんな作品。

    0
    投稿日: 2007.11.12
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    岩岡ヒサエさんの作品はどれをとってもジワジワ効いてきます。 なんて言うか深い。 言葉では表し難い巧みな人間ドラマは一読すべき。

    0
    投稿日: 2007.10.01
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    地球が全て保護区となり、地球の周りの施設で住むことになった時代。昭和の香りのする下層、公共施設のある中層、富裕層の住む上層と格差社会の中で生きる窓拭きの下層にすむ少年が主人公。プラネテスにちょっと近い…かも。岩岡さんらしい絵柄と静かで少し怖いお話が素敵です。

    0
    投稿日: 2007.08.31
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    地球を見るために窓を拭いてあげる男の子と色々な人々のおはなし。 ウミ が好きでした。 絵柄も定まってきて落ち着いて読めます。

    0
    投稿日: 2007.08.31
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    岩岡ヒサエさんの本は短編しか読んだこと無かったのでどうなんだろう!?と思っていましたが最高でした。世界設定が独特で、近未来なのに全然冷たい感じがしないのがさすがです。

    0
    投稿日: 2007.08.09
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    この作品と出会ったのはBSのとある番組。それからずっと気になっていて、京都・恵文社の本屋さんにて発見→即購入。ストーリーも、絵もとっても素敵。作者さんの世界にどんどん引き込まれます。2巻がそろそろ出るらしい。これは買わにゃー。

    1
    投稿日: 2007.05.30
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    地球全体が保護地区になったため、人々は周りのリングの中で暮らしています。その窓拭きをして生活をしている少年・ミツの話。 コミックス派なので、まだこれしか読めてないんで、、、

    0
    投稿日: 2007.03.19
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    大好きな岩岡ヒサエさんの作品です。 ほのぼのとした絵柄とお話の中に、どきっとする台詞も紛れていて…一気にこの世界に引き込まれました。 所々に思わずにやけてしまうようなシーンもあります。 岩岡ヒサエさんの、 いつも暖かさと寂しさが背中合わせにあるような、ノスタルジックな作風がとても好きです。

    0
    投稿日: 2007.02.19
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    地球全体が保護地区となり、住む場所は地上35000メートルのリングの中。そこの窓拭きを生業とする少年の話。 ほのぼのと和やかな絵の中に、ドキッとする話も入っていて、なんだかしみじみとします。働くって何だろう?そんなことも思ってみたり。

    0
    投稿日: 2007.02.08
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    07年、最初のマンガです。 こりゃーいいわー。 SFっぽい設定な、ほのぼのしみじみとした話が好きなんですよ。 人情なんかなさそうなところに、人情があるっていうのが面白いんですよね。 先が楽しみなマンガです。 絵も可愛いです。

    0
    投稿日: 2007.01.04
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    この方の描く絵と世界観がとにかく好きですー…! 地球の周りをくるりと囲むリング状の居住基地を舞台にした未来のお話です。

    0
    投稿日: 2006.12.30
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    最近読んだ漫画では一番のヒット。暖かい人間模様と対極的に描かれる無機質なSF的風景。ストーリーの主軸となるのは「ぼくたちは何のために仕事をするんだろう?」という疑問。一見するとその設定は変化球に見えるけど、実は王道な成長モノものというのは面白い。今後が本当に楽しみ。

    1
    投稿日: 2006.12.27
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    久々に漫画読んでる最中に泣いた(微笑) 日本橋ヨヲコという、希代の漫画家を世に知らしめたIKKIという雑誌は同時に「鉄子の旅」や「月館の殺人」なんかも出していて、ヴァラエティというか闇鍋めいていて、とてもU・B好みなわけだけど、そこからの新人賞で件のバシさんが岩岡ヒサエを引っ張り出したと、最近になって知ったわけで、なんという俺のセンス!(自画自賛) 内容自体は悪く言うと、「プラテネス」を女性漫画家が描いたらこうなります的なんだけど、岩岡ヒサエの方が平熱が低い印象。 その分、温度の上下差が激しくて、新陳代謝がよくなるのな。 一気に俺的連載中漫画ベスト3に殴り込みをかけるレヴェル。 余談だけれど、ここ経由で「花ボーロ」をお買い上げくださったあなた。 あなたが買ってくれたマージンでU・Bは今回「土星マンション」買いました。 お買い上げありがとうございます。

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    投稿日: 2006.11.04