
総合評価
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powered by ブクログ日常系ミステリ。人に勧められて読み始めたけど、あまり物語に入り込めずに読了まで時間がかかった。それぞれの謎解きエピソードにもそこまで興味をそそられなかったし、登場人物たちが小難しい言葉を使いすぎで、あまり好意を持てず…。文章だからかな、、アニメ未視聴ですが、映像の方がとっつきやすかったかも?終盤になって、やっと「氷菓」の謎の核心に迫るようになってからは楽しめたかな。シリーズものとのことで、次を読むかは迷うところ。。あとがきのオチが気になる(笑)
0投稿日: 2021.05.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アニメから入った! アニメの速度では追いきれなかったホータローの推理をゆっくり本で読めたのが大きかったかな アニメだとひたすら千反田えるがかわいいなくらいした思ってなかったけど ホータローの気怠げな感じはそのままに、徐々に自分を開示してく様子が小説だとよく伝わってきて そこが自分はよかったと思った 氷菓のタイトルの意味がわかったときの千反田えるの言葉が印象に残った シリーズ次作も読んでみようかな
0投稿日: 2021.05.22
powered by ブクログ読了。アニメから入ってました。誰も死ぬことのない日常ミステリーは、大好きです。 アニメも良かったけど、活字で読むのもいい。 #読了 #読書好きな人と繋がりたい
0投稿日: 2021.05.18
powered by ブクログ最初は「これがあの、アニメ化もされた有名な『氷菓』か、ふーん…」という感じで淡々と読んでいたが、どんどん引き込まれて一気読み。 千反田さんの子供の頃の謎は、シリーズ通して引っ張るのかと思ったら、今作で解決してすっきり。ちょっと泣けた。 続編も読んでいきたい。
0投稿日: 2021.05.14
powered by ブクログアニメを見て面白かったので、読んでみた本。 アニメも面白かったけど、小説の方がもっと面白いと思います。 登場人物4人とも個性的で、物語がポンポン進んでいくのでスラスラ読めました。 タイトルに隠された謎は、読み終えた後に悲しさとドキドキが残ります。
1投稿日: 2021.05.12
powered by ブクログ氷菓の意味がわかった時、男子高校生の悲しみ、怒り、悔しさなどの感情が一気に伝わりました。 なんか悲しくなってしまった。
22投稿日: 2021.05.11
powered by ブクログIの悲劇が面白かったので 米澤さんの作品を読んでみたくなり この本を取りましたが 私には合わなかったようです… 主人公の口調や文体が合わず どうしても眠くなってしまい セリフだけ流し読みしてしまいました、、、 また、謎解きについても ちょっと物足りなさを感じてしまい、 作品入り込めませんでした 残念です
8投稿日: 2021.05.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
高校生四人集まって、一つの謎についてそれぞれ調べてきて発表し結論を出すという、極めて高度な行動に驚く。 あの年頃で中々できることじゃない。 というか、大人でも仕事以外で出来る人は少ないのではないかと思う。 推理とかストーリーよりも、そこに一番感心した。 私も学生の頃にちょっと不思議だなと思うことや知りたくなることがあったが、悲しいかな奉太郎のようなひらめきがなかったので何も解決しないまま青春が終わってしまった。 こういう謎や事件は、きっと誰にでもあったんだろうな。
2投稿日: 2021.05.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
古典部シリーズの第一作。千反田えるの叔父が残した氷菓という文集に隠された謎に省エネ高校生・折木奉太郎が挑む青春群像ミステリーである。読んでみた感想としてその当時にあった熱気が1つの犠牲を生むという後味の悪い結末に生々しさを感じた。そして本作のタイトルにもなっている『氷菓』というタイトルがその生々しい結果の千反田叔父の叫びにもなっているところがすごいと思った。
8投稿日: 2021.05.03
powered by ブクログすらすら読めた。 アニメを観たのがだいぶ前だったからストーリーを忘れていたけど、氷菓の由来を知って悲しい気持ちになった。シリーズ2作目以降もぜひ読みたい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。あるはずの文集をないと言い張る少年。そして『氷菓』という題名の文集に秘められた三十三年前の真実―。何事にも積極的には関わろうとしない“省エネ”少年・折木奉太郎は、なりゆきで入部した古典部の仲間に依頼され、日常に潜む不思議な謎を次々と解き明かしていくことに。さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリ登場!第五回角川学園小説大賞奨励賞受賞。
1投稿日: 2021.04.30
powered by ブクログこんなに速く読み終えるとは思わなかった。それぐらい、この本は読み応え抜群でした。勧めてくれた友人に感謝。 主人公の折木奉太郎は自らを省エネと自負しながらも、同じ部活の仲間、千反田えるの好奇心に翻弄され、省エネとは対極の日々を送る。その中で見つかる奉太郎の推理力はこの本の魅力であろう。 そして、えるの伯父、関谷純の謎を解決した時の氷菓の意味を理解した際は、感動しました。 この古典部シリーズはまだ続きがあるので読んでみたい。
2投稿日: 2021.04.25
powered by ブクログ200ページ程の小説の中では頁数が少ない類だが、これほど読み応えを感じられるとは思わなかった。 『氷菓』は、この原作を読む前にアニメを観ていたので、イメージを掴みやすく淡々と読み進められた。 折木はもう既に薔薇色やないか。
1投稿日: 2021.04.25
powered by ブクログ『太宰治の辞書』でご本人が書いているとおり世界観は似ている。米澤さんの方がライト。続きへの伏線ぽいものが仕込まれていたので、またそのうち。
0投稿日: 2021.04.18
powered by ブクログ人にすすめられて。 省エネ主義の折木奉太郎と好奇心旺盛なお嬢様の千反田えるとの青春ミステリー。 小さな謎解きしながら、やがて古典部の文集である『氷菓』と学祭のカンヤ祭の意味を知る。 謎が解けていって意味がわかったときは少しゾッとしました。 詳細はなかったけれど、シリーズものとのことなので、他の本に当時のことなど、取り上げられたりしてるでしょうか。
0投稿日: 2021.04.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
古典部シリーズ第一弾。廃部寸前の古典部にまつわる学園ミステリー。 ちょっと一癖ある、高校生らしくない高校生の何気ない日常だけれど、あとから振り返るとあれが青春だったんだと気づくような甘酸っぱさに満ちていて、くすぐったいような照れくさいような気分にさせる。でも真剣に向き合ったからこそ得られるものというのはきっとあるから、子どもたちに幸あれ、と見守る目線で読み終えた。奉太郎の人生が熱意を持って回り出すと予感させる締めくくりだった。
0投稿日: 2021.03.17
powered by ブクログはじまりは古典部。 学園日常ミステリです。 日常に転がっている謎や、秘められた三十三年前の真相に迫る、省エネ男子ホータローと3人の少し変わった友人。 四人での意味を成す会話が魅力的でした。 シリーズ第一弾ということですので、続きが気になるところ。。
0投稿日: 2021.03.07
powered by ブクログ殺人のない推理小説。 ライトノベル? 主人公やヒロイン、その他登場人物の性格や口調が厨二っぽく見えてしまって、物語の内容よりそっちが気になって、合わなかった。
1投稿日: 2021.03.05
powered by ブクログデビュー作だったんですね ここまで完璧に近いミステリーは初めてです 5年前にタイトルに惹かれて買ったんですけど今まで放置していました。 読んでみて納得しました アニメの方も京都アニメーション制作なので作画もキレイで良かったです
1投稿日: 2021.03.01
powered by ブクログ古典部シリーズ1作目『氷菓』 省エネ主義の主人公、折木奉太郎は静かな主人公。とある理由で入部した古典部には、一身上の理由で入部した千反田えるがいた。親友の福部里志、腐れ縁の伊原摩耶花も入部し、千反田と古典部の関係を解いていく。最後にタイトルの意味を理解したとき鳥肌が立ちました。
1投稿日: 2021.02.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
気になると思い、読んでみるとめちゃくちゃ楽しめた。特に氷菓の意味を理解した瞬間、別の意味でまた新たな味わいを楽しめる小説でした。それは… 感想は別のところに書いているので、暇つぶしを探している方や気になった方はご自由にお読みください。 この下の概要のリンクをクリック ↓↓↓ https://twitter.com/futonneko_/status/1361909850851201030?s=20
1投稿日: 2021.02.17
powered by ブクログ「古典部 シリーズ」第1弾、米澤穂信氏のデビュー作。理知的ではあるが物事に消極的な高校生 折木奉太郎が活動休止中の「古典部」存続の為に入部した。「古典部」の仲間に降りかかる不思議な謎を解き明かす。 自分から何事にも進んで関わろうとしない「省エネ」な奉太郎、理屈っぽいが頭の回転は早い。古典部の仲間には活発で博識な男友達に好奇心旺盛なお嬢様、サバサバした幼なじみの女友達と個性豊かだ。「古典部」の謎に仲間たちと熟考を重ねて行くうちに奉太郎の心にも変化が····。 青春学園コージーミステリー。 ★★★✩✩ 3.0 「氷菓」 目次 一 ベナレスからの手紙 五 二 伝統ある古典部の再生 七 三 名誉ある古典部の活動 四一 四 事情ある古典部の末裔 七三 五 由緒ある古典部の封印 八六 六 栄光ある古典部の昔日 一二七 七 歴史ある古典部の真実 一七六 八 未来ある古典部の日々 二0七 九 サラエヴォへの手紙 二一二 あとがき 二一五
1投稿日: 2021.02.14
powered by ブクログミステリーとしては物足りなかった。 なんか最後のオチもイマイチ… 学園ものとしては情熱的なものが足りない感じがするし、ミステリーとしては謎に対するワクワクドキドキ感が足りないし、読みやすいラノベ的な本かと言われるとわざと古めかしい言い回しを使ってる感じがして馴染めない。 謎が解決してもスッキリしないし、本の話題性の割には全然面白くないかな、と言う感じ。
0投稿日: 2021.02.03
powered by ブクログ古典部シリーズ1作目。 身近な学校や仲間たちの謎を解決していくストーリー。 なので殺人とかはないミステリです。 形式は短編集みたいな感じ。 軽い謎から、重い謎まで。 サイズも薄くて読みやすかったです。
6投稿日: 2021.01.28
powered by ブクログ発行年からしてラノベというジャンルではないが、ラノベのルーツではある。軽い調子のストーリー展開でありながら使われる言葉は繊細で、読んでいて心地が良い。
1投稿日: 2021.01.17
powered by ブクログタイトルはそれなりに耳にしたが、どんな作品かは全く知らなかった本書。手に取る機会に恵まれたので、読んでみることに。 主人公は、何事にも消極的な高校生の折木奉太郎。ある日、海外にいる姉・供恵から、「古典部」への入学を促す一通の手紙が届く。気が進まないものの、なんとなく姉の指示に逆らえない奉太郎は、入部届を持って古典部の部室である地学講義室に向かうが、そこには千反田えると名乗る女子が先客として居り――――。 何事にも消極的な男子高校生が、ひょんなことから「古典部」に入部し、部の仲間たちと学園の過去に迫る話。 本書のタイトルにもなっている、古典部の文集『氷菓』に込められた意味等、感心させられる部分はあったが・・・この作品を楽しむには少々年を取りすぎたようだ。中高生が身近にミステリを味わえる、そんな印象の作品。(※感性には個人差があります。)
0投稿日: 2021.01.02
powered by ブクログアニメにもなった古典部シリーズの記念すべき第一作目。 タイトルにもある「氷菓」と名づけられた古典部の文集の謎を追う。 人が死なないミステリーは少しインパクトが弱くなるが、主人公を含めてキャラが立っている。
1投稿日: 2020.12.29
powered by ブクログさらっと気楽に読めるものを探していたので、 200ページあまりでかつ学園モノの本書を手に取る。 謎を追う古典部4人組のうちの1人の名前が 「千反田える」。 いや、ちたんだえるってと突っ込まざるを得ない。 千鳥の漫才の電話の取り手やないねんから笑 ホータロー視点の語りは、かなり漫画アニメ寄り。 豊富な語彙は勉強になるが笑 姉や関谷純の今を目一杯楽しむ姿勢に、省エネの ホータローが少しずつ感化されていく様子は見ていて 良いなあと思う。学園モノはやはりエネルギッシュさ を感じてナンボやな
2投稿日: 2020.12.19
powered by ブクログ折木奉太郎の灰色の日常が変わっていく様子は読んでいて爽快だった。アニメもあるとか、、私、気になります!
0投稿日: 2020.12.17
powered by ブクログミステリ小説としては単純に良作。 短編集にしてヒントのちりばめ方がうまく、読んでいて探偵役より先走ってしまうことがなくよかった。 ただ、序盤が苦しく、また若干全体を通して一種の調整めいた部分が垣間見え、少し残念。プロットをもう少し練るべきだったのではと思ってしまう。
0投稿日: 2020.12.11
powered by ブクログ学校が舞台で、何十年か過去に学校で起こった出来事や、失踪した叔父の謎などに迫る作品。 多分とてもシンプルな内容なのに、変に文章が難しいというか、ラノベのジャンルでいいかなという内容なのにミステリとしての話の運びが良いからなのか…と言っても決してラノベを軽視しているわけではなく。わたしには、読みにくい文体だっただけなのかも。 ただ、後半、特に残りのページが少なくなってきてからの加速度は良かった。やっと、先読みしながら読めるくらいの理解度というか。 アニメ化もされた作品ですが、まだアニメの方は見ていなくて。でも多分、アニメだと見やすい分、きっと面白さが堪能できる気がする。アニメ見てみよう、と思った。 米澤穂信さん、映像化も沢山ある著名な方なので、ページ数も少ない最初の方の作品から、と思ったら、思いがけず時間がかかってしまった。
5投稿日: 2020.12.03
powered by ブクログダーク感漂う米澤穂信さんの小説を先に読んでいたんだが、逆にここにきてこれを読むと これはこれで良いものだと感じた。 アニメ化も頷ける一作。
2投稿日: 2020.11.08
powered by ブクログ高校を舞台にした、人が死んだりしない日常ミステリーということで、軽く読めて面白そうという印象で手に取りましたが、なかなかに深みがあって読み応えがありました。まだインターネットや携帯が普及する前の話なので、主人公の折木奉太郎が姉からの手紙を読んで物語の幕が開くところはレトロな赴きを感じました。それより主人公の名前が、何事にも積極的には関わろうとしない主義のスタイルをそのまま表しているみたいで妙に気に入りました。読む前はアニメ化していたことは知らなかったのですが、読んでいると出てくる人物がアニメキャラのような姿で思い浮かんできたので、なるほどなぁと思いました。タイトルの『氷菓』がどういう意味なのかずっと気になってましたが、知ってみると切ないですね。高校生とひと口に言うけど、30年前、40年前の高校生と今頃の高校生とでは、生きている時間の濃淡が違うでしょうね。 このシリーズの続きを読んでみたいです。
1投稿日: 2020.11.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
氷菓のアニメを見たことはあったが小説も素晴らしかった。 カンヤ祭や氷菓の謎は本当によくできていて読んでいて気持ちいい。 登場人物の顔がよく浮かぶので読みやすかった。 関谷祭 I scream
1投稿日: 2020.10.20
powered by ブクログ米澤穂信さんの本は初めて読みました。まずは人気の高い古典部シリーズから。無駄な労力を使わない省エネ少年奉太郎を中心に様々な謎を解いていく学園ミステリー。途中までは些細な事件を解決する感じで、読むのに時間がかかりましたが、氷菓の謎に入ってからは気になって読む速度がかなり上がりました。最後はなるほどとスッキリ感と、なんとも言えない悲しいような…うまく言えないザワッとした気持ちが残りました。古典部の今後も気になるのでシリーズで読んでみようかなと思う本でした。
8投稿日: 2020.10.19
powered by ブクログ読もう読もうと思いながら、ずっと積読になっていた。最初に出版されてからすでに20年も経っているとは…。 マンガ、映画、アニメにもなっていて、毎年のように夏のカドブンなどでも取り上げられ、すごい名作なのだろうと期待して読んでみた。 結論…普通? メインのミステリーにたどり着くまでは、どことなくまどろっこしくて物語に入り込めなかった。 著者の作品を読むのは2作目だけど、個人的にちょっと苦手かも…。
0投稿日: 2020.10.17
powered by ブクログうーん。可愛い!アニメから入ってしまったので、千反田えるが、ただただ可愛い! 「私、気になります」 もちろん、千反田えるの可愛さを堪能できるくらい物語も面白い。
3投稿日: 2020.10.06
powered by ブクログ米澤穂信デビュー作。 ある高校の部員ゼロの消滅しそうな古典部に、姉からの勧めもあり、成り行きで入部。 あっと驚く謎解き。たんたんと進んでいくのだが、引き込まれる。 伯父からのメッセージ、強くなれ、もし弱かったら、悲鳴もあげられなくなる日がくる。そうなれば、‥‥。生きたまま死ぬのが怖かった。 全共闘世代からのメッセージ。今の若者に強く伝えたい。
1投稿日: 2020.09.18
powered by ブクログ前々から題名だけ知ってたけどなんとなーくシリアスそうな気がしてて気後れしてた本。読んでみたら内容が全然シリアスじゃなくて食べず嫌いしてたと自覚した。 解けそうで解けないくらいの推理にリアル感があったので、臨場感を楽しみつつ読み進められた気がする。謎解きのピースが当てはまっていくところは爽快感があったし、最後の結末と氷菓の意味にはなるほどなと感じ、確かな読み応えを覚えた。 アニメがかなり有名なものだし、気にはなっていたものだからこれを機に見てみようかなと思った。面白かったです。
3投稿日: 2020.09.15
powered by ブクログ以前よりなんとなく見知っていたタイトルの文庫、そのタイトルや文庫の装丁からはもっと重めのテーマの話だと勝手に想像していたが、いい意味で予想を裏切られた。《古典部シリーズ》という高校生の青春学園もの謎解きシリーズ☆の1巻目だった… そうだったのかー。もっと早く知っていれば。 軽くて楽しく読める作品でした。謎解きも、最初は「…スケール小さいな…日常のプチ謎解きか」と物足りない気がしていたのに、気づけば学園の過去の謎に迫る内容に。氷菓というタイトルの謎もなるほどなと。気だるく無気力に生きているような主人公の男の子も、仲間と時をすごしていくあいだになんとなく青春の「動」に身を委ねていく。続きの作品も気になります。
12投稿日: 2020.09.13
powered by ブクログ無駄なことはしない。やるべきことは手短に。「省エネ」に徹する折木奉太郎は姉の助言により廃部寸前の「古典部」に入ることになる。そこで出会った名家の令嬢・千反田えるとともに日常のささやかな謎を解決していく。 奉太郎の鋭い閃きによって解決されていく謎解きは爽快で無駄に引き延ばすこともないから気持ちよく読めた。えるの「気になる」と言い出したら止まらない好奇心に奉太郎は振り回されることになるが、その過程で「省エネ」を貫いてきた心境が変化していくのは青春ミステリというだけあって、青春そのものだなと感じた。 本書には続刊があるということなので、そちらもとても「気になる」ところである。
1投稿日: 2020.08.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どっちが正解?と気になったボトルネックに続いて2冊目。心地よい余韻を残して終了した。エネルギーを感じないホータローが謎解きをする、何とも言えない大好きな展開。彼のスマートさは抜群。新しいタイプのミステリー本と感じる。ひょんなことから古典部に入部し、4人で千反田の伯父の謎を解く。仮説は氷菓=かき氷?と思っていたら、なんと大惨敗。4人全員、愛嬌があり青春だ!!と羨ましく感じる。古典部シリーズは続くのかなぁ?千反田えるのパーソナリティは好き。ホータローのお姉さんは最強のようで、今後の登場が待ち遠しい。
5投稿日: 2020.08.12
powered by ブクログテンポの良いライトミステリー。 アニメ化しやすいだろうなと思うくらいキャラが思い浮かぶ。 なんだかんだ青春小説。
1投稿日: 2020.08.10
powered by ブクログ読みやすい日常の謎ミステリー。タイトルの意味が分かったところはゾクゾクした。青春っぽい感じも好き。続編も読んでみたい。
1投稿日: 2020.08.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
8年ぶりに再読。この4人の関係をずっと見ていたい。奉太郎が千反田さんのことを「お嬢様」だという意識している点に、奉太郎から千反田さんへの距離を感じる(他の二人とはもう少し距離感が近い)。供恵さんの行き先が、後の別シリーズとも絡んできそうな予感(デビュー作から匂わせてたとはね)。最後の謎解きの場面で、みんなの気づかなさに奉太郎がイライラする場面は、若さの発露というか、奉太郎の気持ちを考えると、ほんとに悲しくなる。
1投稿日: 2020.08.02
powered by ブクログ高校生青春ミステリ《古典部シリーズ》第1作 高校の日常を可もなく不可もなく省エネで過ごしたいホータローと、“好奇心の猛獣”千反田が古典部にまつわる謎を解いていく 一見地味なのに、アニメもマンガも実写化もされた大人気シリーズ ことばや漢字遣いがキレイ、謎解きの「仮説」が秀逸と、その理由はわからなくもない 『氷菓』の真実はけっこう哀しいけど…
4投稿日: 2020.07.22
powered by ブクログ学園モノ。しかもへそ曲がり系の男の子(知的系)と恋愛に無頓着な純真女子が登場する青春ミステリー好きには堪らない一冊。 謎解きもしっかり構成されていて、ニコニコと読み終えることができました。 アニメ化映画化されてると聞いておりますので、そちらにも触手を伸ばしていきたい読後感でした。
2投稿日: 2020.06.30
powered by ブクログ“高校生活といえば薔薇色、薔薇色といえば高校生活………灰色を好む人間というのもいるし、………けど、それって随分寂しい生き方だよな。” という文章がはじめのほうにある。 その文章に引きずられてるわたしの感想として。 薔薇色に少しの憧れを持つ根っからの灰色の主人公。 が導き出す薔薇色に見える人物の薔薇色じゃない面。 っていうストーリーになってるのが好き。
1投稿日: 2020.06.13
powered by ブクログすごくライトノベル的だ。 なんであんなに地味な装丁で出したんだろうと今更ながらに思う。 ライトノベルレーベルじゃなかったし、当時はそういうものだったのね。 図書室「には」ないと言われてあっさり引き下がる面々。 じゃあどこにあるのでしょうって尋ねたらいいのに。 その答え方と、後から感じた印象自体、どこにあるのか知ってるんじゃないのと疑えるんだけどな。 まあ、私も、生徒に本のありか尋ねられた時に、そういう答え方することあるけど、それは、「ここには無いけど、他の図書館や本屋さんにはある」と思ってるからそういう答え方になることが多い気がする。 そんなに意識して毎回言葉を使い分けている訳ではないけどね。
1投稿日: 2020.05.31
powered by ブクログ古典部シリーズ第1弾。 4人が良いキャラしてるのよね。 この少し平凡な感じ、嫌いじゃない!笑 映画も見てみようっと。
6投稿日: 2020.05.29
powered by ブクログアニメを観て「なんかよく分からんな」と思い、手を出した。本書を読了し、シリーズを読み進めれば進めるほど「アニメ、途中で止めずに全部観とけば良かったー!」と後悔。 青春学園ミステリーだけれど、ワザとらしいキラキラ感がなくて、寧ろ苦さだったり後味の悪さが残るところに好感が持てる。全ての学生にとって、必ずしも『青春』はバラ色では無い。だからこそ面白い。 「氷菓」の意味や、三十三年前の出来事の真相が明らかになる部分は、何度読んでも胸がギュッと切なくなる。
2投稿日: 2020.05.27
powered by ブクログ・個人的にはハマらなかった、、、 ・謎解きの謎が日常的過ぎるからかな、それが醍醐味なんだろうけど ・シリーズ化されてるから次の作品読んでいくとどんどん面白くなってくんだろうか
0投稿日: 2020.05.24
powered by ブクログ作者のデビュー作。高校に入学した主人公、折木 奉太郎は姉からの依頼により、廃部寸前の古典部に入部することになります。そこで古典部部長・千反田えると出会い、日常に起こるふとした謎を解いていきます。幼なじみの里志、摩耶花を加え4人となった古典部は文化祭「カンヤ祭」へ向けて文集作りを進めます。そんな中、えるから失踪した叔父、関谷純の真相を突き止めてもらえないかと依頼されます。33年前にから発行される古典部文集「氷菓」に手がかりがあることを突きとめた折木たちは、推理を開始。そこには知られていなかった学園の秘密がねむっていました…。学園推理ものとあって誰も死ぬことはないミステリーですが、作者が細部までこだわって作り上げた構成は素晴らしく、後味の悪さも「らしさ」が発揮されています。ここから始まる「古典部シリーズ」読みやすくておすすめ!
1投稿日: 2020.05.24
powered by ブクログ氷菓の謎解きも面白いが、そこに至るまでのプロセスでも所々謎解き小ネタをぶちこんでくるところが作者らしい(個人的は魅力だと思ってる)。学園闘争の時代を知ってる人にとってはさらに倍楽しめる。
1投稿日: 2020.05.03
powered by ブクログアニメを視聴したとをきっかけに、原作へ来ました。 文集の題名に「氷菓」と名付けた関谷純を、アニメ版よりも切なく感じた。
1投稿日: 2020.05.03
powered by ブクログ主人公が仲間とともに過去の事件を解き明かす青春ミステリ。最後に氷菓の意味をしっておもしろいと感じた。
0投稿日: 2020.04.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初えるの告白?お願い?を聞いた時は、え!?となりましたが、さすが奉太郎。 答えを導き出した!すごい 日常ミステリ好きだなあと思わせてくれた作品。
1投稿日: 2020.04.21
powered by ブクログこのタイトルはよく耳に目にしていたので、勝手に近代文学の類だと思っていたのですが、つい最近「え、米澤穂信なの!?」ってそこそこ驚き読んでみました。 うーん。クールな主人公。ではなく、これが厨二病ってやつかー高校生だけどー。という角度でしか主人公を見られず、いまいち楽しめない。なるほど、アニメにもなってるんですね。そこはなんかすごくしっくりくるコンテンツ。 シリーズ物だから、読み進めればキャラクターの味とか世界観に愛着をもてるのかなー。 でもなんだろう。「氷菓」というタイトルは好きです。それに関する謎解きも、持って回った表現でひたひたの思春期ワールドの中にあっては、ストレートで綺麗な着地だと感じました。 が、単純にこの薄い(物理的に)文庫本のタイトルに「氷菓」という2文字が素敵。字面も響きも。
0投稿日: 2020.03.26
powered by ブクログ以前、読んだときは「面白いけど、そこまででもないかな?」という感じだったんだけど、『さよなら妖精』を読み直したら面白かったので、こっちも読み直してみた。 案の定、面白かった。 考えてみたら、「日常の謎」と「青春」なんて、大好物なんだから、そりゃ面白いよ。 続きも読みたい。
0投稿日: 2020.03.06
powered by ブクログ遅くなったなー やっと読んだ。 穂信、デビュー作。 古典部シリーズ第1弾。 あたしはすでに、 穂信の他の作品を読んでいて それなりに期待値も高く ちょっと考えた… 【青春ミステリ】を楽しめるかなーって。 誰かが殺されるわけじゃない、 過去や日常の謎を解いてゆく高校生たち。 それでも、そこは穂信! 後半では、 背中あたりがなんとなくもぞもぞ… これが、あの迫り来る得体の知れない ぞわぞわ感の始まりかと思うと ますます穂信が大好きになった。 タイトルの意味と謎の答えを知り、 なんとなくの怖さもちょうどいい。 「やらなくてもいいことならやらない。 やらなければいけないことは、手短に」 と言う、省エネがモットーの奉太郎と いつも笑顔とジョーク たまに含んだ笑みでもって 彼を試したり、誘う友人の里志。 2人の会話と描写の間をぬうように 奉太郎の考えや気持ちが 口語形で入ってくる。 それがとても心地よかった。 彼らを灰色と薔薇色とで 色で表しているのもわかりやすかったし、 もう子供ではない、 でもまだまだ大人になりきれない 微妙な年頃の心境が、 自然と描かれていた。
5投稿日: 2020.02.28
powered by ブクログやる気のない系ホームズ あいすくりーむ、ゆーすくりーむ は夏のお嬢さんだっけ 氷菓の意味はおじさんには分かりやすい
0投稿日: 2020.02.24
powered by ブクログ2020.01.01~01.11 主人公が成長するのは、中学受験の国語の問題になりそう。 文章が無駄に凝りすぎ。年を取ったおばさんには、共感するのが難しかった。もっと、若いころに読めばおもしろく感じたのかも。残念。
1投稿日: 2020.01.11
powered by ブクログ0005 今更ながら読んだ。えるたそ〜。シリーズものなのは知っていたけど、続きありきな展開なのね。 カバー写真 清水厚 カバーデザイン 岩郷重力+WONDER WORKZ。
0投稿日: 2019.12.28
powered by ブクログ再読。アニメ化もした有名作品。最初読んだ時は学生時代で語り部である折木奉太郎の省エネ主義には当時憧れたものだった。そしてその閃きの凄さにも。昔はミステリは好きでも日常物はあまり好みではなかったのにこの「古典部シリーズ」を読んだことで苦手意識が薄れ今ではすっかり日常物も好みとなった。
1投稿日: 2019.12.21
powered by ブクログラノベのノリが好きな人はお好きかも。 人が死なないミステリ、 とても面白かったのに、 最後まで引っ張ったわりには微妙なトリック(真実もしくは史実)に少しがっかり。 ミステリの入門におすすめしてみようかな。
0投稿日: 2019.12.16
powered by ブクログ古典部に入部した高1の4人組が、33年前に起こった事件について調査をしていく、とっても独特な雰囲気の学園モノ。主人公の奉太郎のクセが強い!そのわりにそのままの彼を受け入れてくれる友人たちに恵まれていて、その辺のごちゃごちゃはなくて平和。 「アイスクリーム/I scream.」って、すでに使い古された言葉遊びだな〜って思ってしまって、最後少し拍子抜け。でもよくよく考えたらこれって18年前の小説で、当時わたしは14歳だから、私があの言葉遊びを知ったのはもしやこの小説が元になってたりするのか?なんて考えたりした。違うか。 古典部シリーズっていうのになっているらしい。アニメや実写化もされていて、実写版では山崎賢人が奉太郎、広瀬アリスが千反田える、斉藤由貴が糸魚川養子それぞれ演じたとのこと。なんか、すごいのね。
1投稿日: 2019.12.14
powered by ブクログ学生時代の原動力はどこから来るものなのか。 友人と羽目を外す享楽。 大人からの抑圧に抗う反抗心。 集団の意識に呑み込まれる恐怖。 何処にでも落ちている好奇心。 三十年経っても色褪せない思い出と後悔。 日常に潜む謎が掘り返された物語。 面白かった。 著者の他作品も読んでみたい。
1投稿日: 2019.12.03
powered by ブクログとにかく読みやすい。謎解きもフムフムと納得したり、しなかったり。色々な仕掛けが施されているので、なんとなく勿体ない本でした。
0投稿日: 2019.11.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本好きで、おすすめにほぼハズレのない友人のおすすめで読みました。これから、書くことは割と毒含みの盛大なネタバレを含みます。含んだ上で書くので、作中のなぞ解きなどを知りたくない方は読まない事をおススメ致します。とはいえ、私には文才が皆無なうえに説明もへたくそなので、さほど気にしなくても良いと言えば、そうかもしれません。では、書きます。 1つ目のヒロインが部室に閉じ込められた件ですが、用務員さんがマスターキーでカギを閉めたとありましたが、そもそも、マスターキーで閉めるにしても部室に誰かいないことを確認してから閉めるのが普通。お給金を頂いている以上、学生を閉じ込める事態になるのは、責任問題になるのであり得ない。これは、こじつけ?? ええっと。ヒロイン、君はどこぞかに隠れてたのかい?? まだ、途中に出てきたガタガタの音。用務員さんの振動で偶然閉まってしまったほうが納得できた気がする次第(まあ、そんなやわな事はないだろうけど)そもそも、職員室にカギがある状態で、用務員さんが用もないのに、マスターキーでカギを開けっ放しにはしないだろう。なぜ、そうなった。 美術部の件も、別にそこまで何回も返したり借りたりせずメンバーの誰かの机の中にでもしまっとけよって話で、こじつけ臭い。まだ、本の表紙の穴の中に手紙を入れて文通でもしていると言われたほうが学生のちょっとした秘め事感があってドキドキした気がする。 おじさんの件も、もう少しドキドキする内容が来たのかと思って「おぉ!」ってなって「おっ、おぅ…」で終了。 魅力的なはずの主人公のお姉さんも、ご都合主義なキャラクターになっている。登場人物も、全体的に面白くないわけじゃないのに、どうしてこんなにくどいのだろうと思いながら終了。 同筆者で、他の作品は面白いと聞いたのですが、はて読む気になるかどうかは分からない。
1投稿日: 2019.11.12
powered by ブクログ皆さんが過ごしてきた中学・高校時代、学校にまつわる謎の一つや二つあったのではないでしょうか。この本はそんな謎に関するお話です。「やらなくていいことはやらない、やらなければいけないことは手短に。」がモットーの省エネ少年である主人公は、高校に入学早々「わたし、気になります!」が口癖の、少しばかり人より探究心が強めの女子生徒と関わるようになります。そして、本人のモットーとは裏腹に振り回される日々を送っている中、ある学校の謎を知ることになります。その謎を解き明かしていくにつれて自分の中に積もる違和感、そして大どんでん返しから始まる衝撃の真実を知ってしまった時、あなたはどんな感情を持つのでしょうか。淡く続く余韻をお楽しみください。 蔵書無し 2019年10月29日 第1回グランドチャンプ本(同率一位)です。 そんぷー
0投稿日: 2019.11.05
powered by ブクログ人が死なないミステリー 軽めで読みやすかった。 続編もあるとのことなので、そちらもゆっくり読んでいきたい。
0投稿日: 2019.11.04
powered by ブクログ古典部がシリーズ物と知らず「いまさら翼といわれても」→「ふたりの距離の概算」→「氷菓」の順で読んでしまった。 (しかも飛ばしている作品もある) シリーズを追うごとに時間が経っていくらしく、氷菓は古典部への入部と仲間たちとの出会いから始まる時期を切り取ったお話。 作者のデビュー作らしく、そう聞いてから読むとたしかに所々、文章が若々しい気がする。 (ラノベっぽいと言われる事もあるみたい。それはこの文章の感じからだと思う) とはいえ内容はしっかりミステリーで、古典部のメンバー内での役割として探偵が居て、助手が居て、依頼人が居て最後には謎を解き明かす…という正統派ミステリの型になっている。 これも面白かったし、何よりシリーズが進むにつれてぐんぐん面白くなってるので、そのスタートの物語としておさえておいて損はない!!
0投稿日: 2019.10.31
powered by ブクログ米澤先生です。日常ミステリで検索して氷菓が高評価でしたので。氷菓が高評価。。。(笑) 内容は何気な日常ミステリ。軽くて読みやすいです。 おもろー。さらっと読めました。そのうち再読します!
0投稿日: 2019.10.27
powered by ブクログ『ふたりの距離の概算』から入ったけど、これが古典部シリーズの最初だと知り楽しみ。 カンヤ祭の謎が解けたのはいいけど、関谷純は今どうしているのだろう。 後書きで謎を残すのはあり?
0投稿日: 2019.10.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
神山高校古典部に入部した男女4人がちょっとした謎を説き明かす、“人の死なないミステリー” 主人公のホータローは何事も省エネ思考 ヒロイン千反田えるの古典部にまつわる“一身上の都合”を解き明かすのがこのお話の内容 ちょっとしたなんでだろうが、理論だてて解き明かされるのが気持ちをくすぐられて面白かった。 シリーズ化もされているので引き続き読んでみようと思わされた 自分も省エネでうごくのが理想と思いつつ、無駄な動きばかり。洗い物時間が妻の倍の時間かかるのはなぜか…そこを解き明かしてみたい(笑)
0投稿日: 2019.10.19
powered by ブクログうーーーん。 自分には合わなかった。 なぜ人気があるのかちょっと分からない。 日常ミステリ自体は嫌いじゃないんだけど。 自意識過剰な装飾言語でどっと疲れた。 鼻についてしまう。 キャラクターもごちゃごちゃしていて慣れない。 いろんな謎解きがすごく中途半端だし、不思議な名前がたくさん出てくるだけで読むのに疲労する。(氷室冴子では、珍名オンパレードでも全然平気なんですが) 里志が主人公だったら、もうちょっと読めたと思う。。。
2投稿日: 2019.10.18
powered by ブクログ甘いかわいいイメージがあったけど、こういう結果かあ。 お姉さんが今後、シリーズコロンボの「うちのカミさん」みたいになるのかが気になる。
0投稿日: 2019.09.28
powered by ブクログ高校の古典部に所属した主人公たちが身近に起きる不思議なことを解決していく話。本作はシリーズの第一弾。アニメ化されているので知ってはいたし、おすすめされたこともあったけど、小説原作なのは知らなかった。 短編集になっていて、一つ一つのお話は短く、内容も重くないのでさくっと文字を追いたいときにちょうどよかった。昔大好きだった宗田理さんの作品を思い出して懐かしかったが、彼の作品より落ち着いていて読了後はなんだかほっとした。続編もあるようなので、空き時間でまた読んでみたい。
2投稿日: 2019.09.23
powered by ブクログ高校を舞台に、謎解きをする古典部の話。 不思議な謎を持ち込んでくる古典部メンバーと、それを仕方なく解明する奉太郎の言葉のやりとりが面白い。 癖のある古典部メンバーに囲まれながら、「無駄なことをしない主義」の奉太郎が、「10年後に今を後悔しない」ために、高校生活をどう過ごすのかを考え直すところが良い。
0投稿日: 2019.09.10
powered by ブクログちょっとした不思議の謎を高校生が紐解いていく推理(?)小説。ストーリー、世界観は好きだけれど、少し惜しい。まず登場人物の設定がしっくりこない。 とても個性的な設定がされているのだが、文章の中でそれを醸成していくというよりも、こういう性格だから!と押し付けられている感じは怠惰だ。更にその押し付けた性格も作品の中にそれほど溶け込んでいない。 次に、話の展開や登場人物の知識が都合良すぎる、複雑な伏線のなかで点がつながっていく展開を期待したいが、唐突に点が現れつながっていく感じが非現実的で浮いている。 全体的に細かい部分が惜しい作品。
0投稿日: 2019.08.15
powered by ブクログ人気古典部シリーズの第1作、日常ミステリー。 アニメ化もした作品とあってキャラクターがとにかく魅力的です。 文化祭で販売する古典部の文集を巡って話は進んでいきますが、青春時代の爽やかさと、ほろ苦さが全体から感じられます。 放課後の学校のなんとも言えない空気感が、思い起こされました。
0投稿日: 2019.08.09
powered by ブクログ評判通り、確かに名作だった。 折木奉太郎のキャラもいいし、推理をしていく過程も好みだ。 三十三年の真相が明らかになっていく部分は胸に響くものがあって、読み終わる頃にはすこし泣きそうになっていた。 氷菓という名前には、そういう意味があったのか…。
4投稿日: 2019.08.09
powered by ブクログ廃部寸前の謎の部活、古典部。 そこに入部した主人公とその仲間たちが出会う謎の数々。 古典部の活動とは? 過去に起こった出来事とは? データさえ揃えば思考するだけで答えを導き出す主人公がなんとも印象的。 やる気あるのかないのか。笑 謎を解き明かしつつ構築されていく人間関係と、 『氷菓』という小説自体を集約させる作者の手腕は見事。 なるほどね〜。
1投稿日: 2019.08.01
powered by ブクログ古典部シリーズ第1弾 40歳を過ぎて、高校生の青春ミステリーを 読むのもな、と、思いつつ。 シリーズものなので、第2弾も読みます 2019.07
0投稿日: 2019.07.22
powered by ブクログアニメから入ったために、謎解き部分を素直に楽しむことは難しかった。流れは概ねアニメと同じだったけれど、見せ方が映像の方が上手いような気もした。 想像していたよりも余程文体が軽やかで、一人称視点なため、奉太郎について脳内ではかなり良く喋る人物であるという印象を受けた。持って回ったような言い方が多いが、読みやすい。ただ、奉太郎視点で話が進むために、その語り口が少しスカしている風に感じることもあった。ページ数はあまりないが、文章が多いのか、読み終えるのには思ったより時間を要した。 展開については知っているはずなのに、氷菓の真相を明かすシーンでは軽く総毛立った。あくまで軽くね。アニメだとそんなことなかったのに。 奉太郎の心情は思ったより丁寧に拾われていたのだな、と思う。小説の方が余程饒舌だけど、重要な箇所は大抵映像の通りだったように思う。それだけに、奉太郎の考え方を詳しく知ることをモチベーションに読み始めた身としては、やや拍子抜けした感もある。次巻以降に期待。とはいえ楽しく読めた。
0投稿日: 2019.07.20
powered by ブクログアニメの情報が先だったけれど、そのイメージと違って、良かった。 日常の些細なことも、注意して見れば、色んな謎や不思議でいっぱいなんだろうなあ。 高校生らしからぬ雰囲気って、いいよね。 自分の興味と関心で、自分のペースで、過ごす高校生活…送ってみたかったなあ。 部活って殆どしんどかった記憶しかないから… たかだか部活なんだから、辞めればよかったのにねー。変な責任感というか、周りの目を気にしてというか… でもそれで相方との今の関係があるのかな。とかなんとか。 図書館は、夏合宿で眠った場所としての記憶が殆どよ。笑 だから如何にも、な感じでなく学校生活が描かれているものは割と好き。
0投稿日: 2019.07.05
powered by ブクログ高校の古典部という小さい世界の中で繰り出される謎。 30年以上の過去を推理するホータロー。 彼の姉はなぜあのような手紙を書いたのか。そしてヒントを与えたのか。 読み始めはとても狭い、そしてとても個人的なことから始まるので、ぼちぼち読んでました。しかし時代を遡り始めるとどんどん面白くなってきました。 きっと第2弾も読むだろうな。楽しみ。
0投稿日: 2019.07.01
powered by ブクログ氷菓 特別変わった仕掛けや大きな事件・変化は起きるわけではないが、ミステリとしても、そして何といっても青春小説としての魅力満載の作品。 主人公に大きな事件が起こって違う自分になる成長作品は数多くある中で、本作は1つの謎解きとの対峙を通して、“これまで自分のスタイルは間違えていなかったんだ”と気づく精神面の成長があり、ミステリ的面白さを超越した青春小説として非常に味わい深い。
2投稿日: 2019.06.23
powered by ブクログ古典部シリーズの最新作が文庫本販売されたそうですが、読んだことがなかったので米澤穂信さんデビュー作「氷菓」を読みました。ライトノベルぽっくとても楽しめました。
1投稿日: 2019.06.17
powered by ブクログ米澤さん初読み。いわゆる探偵役の目線で語られる話はあまり読んだことがなくてその点は新鮮だった。ミステリーではなくラノベの分類と言われればなるほどラノベ。謎自体はラノベでもしっかりしていたし軽くあまり考えずに楽しく読めた。アニメ化される話も聞いたのでサイトに行ってみて苦笑。省エネのホータローはじめ、イメージは合ってると思う。残念ながら私はもうこういうのを楽しみにする年代ではなくなってしまいましたが。
0投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画から原作に来たのだが、映画よく できていたのでは? 映像がうまく推理を理解しやすくしていたし、 原作にないエピソードも、心情を深くさせる 結果となったのでは。 そして絶叫のシーン。 まさに想像でしかなかった場面を 思い切りみせた、キーとなる映像。 原作ではまだまだ続くことが展開から 推測されるけど映画はこれで完結でしょうか? では、古典部シリーズ2作目に参りましょう。
1投稿日: 2019.06.04
powered by ブクログ平成中期(21世紀初頭)からの中高生たちはこれを読んできたのか、というのが読了直後の感想。かつて高校生だった世代から託された謎を解く古典部の高校生たち。そこには高校時代が決して個人にとっての一過性のものではなく、多くの元高校生たちも通り過ぎては築きあげた、集団記憶のようなモノであると示されているようだ。
0投稿日: 2019.05.01
powered by ブクログ古典部シリーズ第1弾 「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」をモットーにしている省エネ高校生の折木奉太郎。 高校に入学してから姉の勧めで古典部に入部。 福部里志、伊原摩耶花、そして好奇心の猛者の千反田える。 奇抜な面々に囲まれながら、省エネとは裏腹に大量のエネルギーを消費させられる事件の数々に巻き込まれてしまう。 「気になります」の一言によって 部誌『氷菓』に託された、30年越しの謎に迫る。
0投稿日: 2019.03.30
powered by ブクログTwitterで話題になってたので読んでみた。米澤穂信は初めて読むのでわからないけど、この作品の登場人物は老成しすぎなのでは?というくらい口調が固い。そして芝居がかってる。 あと、やっぱり女の子キャラが苦手。何度往復ビンタしたくなったことか← ホータローも省エネとか言って全然省エネではない。 省エネ気取るなら本気で省エネしろ← ただ、文芸誌の謎は少し切なくて気になる要素もあったのでそこは楽しめたかな。 続編はとりあえず図書館で借りる。 ------------------------------------------------- 2019/03/15 先日映画を観たので、触発されて再読。 初読の時は千反田の天然巻き込み系の性格にうんざりし、 福部里志とホータローの話し方にそんな話し方する高校生いないよぉ!!と涙目になり、 伊原の毒舌というよりは単純に性格が悪いのでは、という疑問と苛立ちに疲れた読書でした、が。 1度読み終えていて、且つ、「遠回りする雛」や「いまさら翼〜」を読んだ後改めて読み直してみると、違う目線からも読むことができて、より作品とキャラクターに自分の中で深みが出た気がします。 読んで育てるタイプの作品とでも言いましょうか……。 どうしても設定と口調、名前などにラノベ感は拭えないのですが、それすらも古典部シリーズだなぁとどこか納得してしまえるようになりました。 それでもやっぱり、「ん゛ん!」と喉につかえる部分はあるのですが(笑) 映画では氷菓の意味に対してなかなか周りが気がつかないことにホータローが苛立つシーンがなく、 原作のホータローの中の静かなる怒りが好きだったので、改めて読んでみてやっぱりこれが私の中のホータローだなと思いました。
0投稿日: 2019.03.21
powered by ブクログ人気シリーズ1作目。 青春小説でもあるという評もあるので、その部分が楽しめる人に人気があるのかな? 自分はキャラの名前や話し方などが発するラノベ臭に最初からノレなかったので、嵌れませんでした。 謎と謎解き部分は地味だしね。
0投稿日: 2019.03.19
powered by ブクログこの前の夕刊でこのシリーズの記事を見たので、そう言えば読んでいなくて気になっていたこの<古典部>シリーズ、最初から遡ってみようかと思った次第。 登場する4名の高校生がそれぞれに個性的で、好感。 どうということもない日常の引っ掛かりを解いていく内に、33年前の学校で起こった事件の顛末に迫っていくことになる。 ちょっと切ない顛末に、私たちがくぐってきた時代の雰囲気と私にも確かにあった高校時代の熱さと不安定さを思い出す。 「氷菓」とは変わったタイトルだと思っていたが、成程そういう謂れがあったわけだ。 しかし、続巻のこの作者らしいネーミングに比べると、ちょっと損をしているような気はするな。
3投稿日: 2019.03.08
powered by ブクログ高校の古典部に諸事情で入部しなければならなかった男子高校生と、その周りの友人たちとの話。 叔父との記憶を思い出すために入部してきたお嬢様女子高生の謎を解くために、古典部の昔の文集を探す。 一つずつ謎を解いていき、最後にああなるほど!という答えにたどり着く。 主人公は面倒なことに体力を使いたくない、省エネ型の人間。 その省エネ型人間が、仕方なく知力と体力を使って謎を解く形式。 ほかの仲間たちも推理を披露するけど、だいたい間違ってて主人公が正解を導いていく形です。 よくある日常の謎解きのストーリーです。
0投稿日: 2019.02.18
powered by ブクログさらっとミステリーで、ひとつひとつの謎解きが程よい長さ。設定などの細かいところが凝っていて、ひとりひとりが興味深い。次は満願を読んでみたい。
0投稿日: 2019.02.05
powered by ブクログ古典部シリーズ、ずっと気になっていてやっと読めました。 味わいのある古典部部員たちが生き生きとしていて面白かったです。 ただ、印象に残ってこれからも読み続けたいシリーズかと聞かれたら否ですね。 この1冊で充分でした。
0投稿日: 2019.02.04
powered by ブクログ脱力系の主人公が部活の雑誌のタイトルに隠された謎を解く学園青春ミステリー。平凡な学園生活に隠された過去の壮大な物語にわくわくすること間違いなし。高校生に勧めたい一冊。
0投稿日: 2019.01.17
powered by ブクログこれはこれで良いのだと思うけど、違和感があったのはこの人の薄暗い雰囲気を期待していたからかなあ…という感じ。 お嬢様の気まぐれに振り回されるパターンはあまり好きではみたいだけど、あとがきの続きが気になるから買おうかな。
0投稿日: 2019.01.14
