
総合評価
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powered by ブクログ4作目まではアニメで見たので、一気に飛ばして最新刊を読んでしまうことにした。 ちゃんと話にはついていける。 奉太郎は走りながら回想して情報を整理していくが、それが各章に分かれて小さな謎解きになっている。 「一章 入部受付はこちら」と「二章 友達は祝われなきゃいけない」が特に良かった。 一章は古典部らしさというか、ちょっとした違和感と僅かな情報から、大きなことが見えてくるおもしろさがある。 二章は高校生っぽい焦りが見えて微笑ましい。 各章で集めた情報を使って大日向友子が入部をやめた理由を探る最終章は、悪くはないが良くもないという感じ。 論理的におかしくはないが、思い込みが激しすぎるだけなんじゃないかと感じた。 しばらく続編が出ていないようだが、次巻に期待。
0投稿日: 2020.10.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ホータローと同じで千反田さんが誤解されたまんまっていうのは嫌だなぁと思いました… マラソン中に少ない手がかりから真相を暴いていくのが、相変わらず面白かったです! そして、後味のなんとも言えなさも…!
2投稿日: 2020.09.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ホータローが千反田に影響されて1年のころから変化したのがわかって面白い。 マラソンの間に解くというのも新鮮。 福ちゃんと摩耶花おめでとう!
0投稿日: 2020.09.10
powered by ブクログダラダラと走るには、二十キロメートルは余りにも長すぎる。だったら、何かを考えながら走ろう。奉太郎にとって後輩・大日向友子が古典部に入部しない宣言をした真の理由探しは、暇つぶしみたいなものかもしれない。 けれど、やらなくてもいいことならやらない“省エネ”主義者・折木奉太郎の一年間を見守ってきた身としては、一介の読者の癖に伯母か伯父にでもなった気分に陥って「成長したねぇ……!! 恋心がなせる技かな……!?」と深読みしたくなってしまう作品である。タイトル『二人の距離の概算』及び副題『It walks by past』が、またニクい。
0投稿日: 2020.08.28
powered by ブクログ『手はどこまでも伸びるはず』 〈古典部シリーズ〉第5弾 2年生になった古典部に新入部員が入ってくる 確立され4人のキャラに新たな風を吹き込む1年生のはずが、本入部目前で退部してしまう… 今回は神高名物のマラソン大会〈星ヶ谷杯〉の最中に、その謎解きに挑むホータロー 各章がマラソン大会の距離になってるのが面白い 新入部員の大日向が古典部入部を決めたきっかけ「仲のいいひとを見てるのが一番幸せ」って、〈古典部シリーズ〉を読み続ける理由のひとつだと思う
2投稿日: 2020.08.26
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古典部シリーズ5。 高校2年になり、新入生大日向が仮入部。しかし、入部しないと言う。入部しない理由を推理する。マラソン大会で走りながら。 いまいち後味が。
0投稿日: 2020.07.25
powered by ブクログCL 2020.7.24-2020.7.26 ここからアニメがないのが残念。 読みながらつい画を思い描いてしまう。 主人公たちが2年生になって、少し今までとテイストが違う。
0投稿日: 2020.07.24
powered by ブクログ無邪気さは時に恐ろしく見える。 無知は時に全知のように見えてしまう。 そりゃ深く知らないから仕方ない。 強要されてやる友達なんて、そもそも友達ではないのよ。 そんな分かり切ったことも、当事者になるとそう簡単にはいかなくて。
2投稿日: 2020.07.13
powered by ブクログ古典部シリーズ5作目。 無事読み終わりました。 省エネ主義という割にはなんだかんだと事件(?)の解決に時間と労力をかけるホータロー。 なんかしっくり来ません。 と言いながらも、氷菓に次いで面白かった。 あと1冊だったかな?読むかどうか。少し間を空けよう。。。
0投稿日: 2020.07.06
powered by ブクログ古典部シリーズ第5弾。 とてもとても平和なミステリー。 でもそれが読んでいて良い意味で 楽だなぁと感じます。 ミステリーなのに、何も考えずに読める!笑 第6弾も楽しみです。
11投稿日: 2020.06.10
powered by ブクログ「二人の距離の概算」 誰と誰の距離か、何と何の距離か。 作中の色んなものに当てはまって面白い、秀逸な題名。
4投稿日: 2020.04.25
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【再読】えるがお見舞いに来たことをなんとなく隠すなんて、奉太郎もそんなことするんだ!と思った。思春期だな、男の子だなとかじゃなくて、奉太郎の機微に触れた気がした。
3投稿日: 2020.04.04
powered by ブクログAsk the Right Question いつもながら奉太郎の推理力には舌を巻くけど、この形式も面白かった。 とにかく新入生の子をアニメで見させてほしい……頼む………
0投稿日: 2020.04.02
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マラソン大会で始まった推理。 古典部を辞めたと言い出した大日向の理由。 それをとめたいと思う千反田。 2人のすれ違いに真実をさぐるほうたろう。 一つの仕草から正解を絞り込んでいく。 ほうたろうの注意深さと言動が好き!
0投稿日: 2020.02.01
powered by ブクログ寝る前に30分だけ…と思ったけど、二時間弱くらいかけて、ついつい読み切ってしまった。構成からして、幾つかのエピソードが完結しても、中核となっている話が解決しないということが大きかったけど、それにしたって面白い話だったと思う。 本作はちょっと面白い構成をしている。つまり、芯となるエピソードを謎解きするために、その手がかりとなる話が連作短編のようにして収録されている。各エピソードは、どれも結構好みで、とりわけ古典部の距離感が少し縮まっているように見受けられるのが良かったな、と思う。 話としては、出来事を、というよりは心情を解きほぐしていくような構成で、それもまあ好みだった。間違いなく面白かったけど、ただ一つ難点を上げるなら、もう少し古典部のメンバーを中心にした話が見たかったな、ということくらい。
0投稿日: 2019.09.03
powered by ブクログ再読。 内容って覚えてないものだなぁ。 大日向さんの「友達」に関する話。「見捨てる」もキーワードかな。 勝手に畏れられてたえるたそ気の毒。 さ、いまさら翼と言われても 読も!
0投稿日: 2019.09.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読書とは想像力だ。と私は思う。 古典部シリーズは「遠まわりする雛」までがアニメ化されており、登場人物に大体イメージがついてしまっている。しかし、今作で登場した"大日向友子"はどんな人物なのか全て想像で補う必要がある。それは自由でどこまでも限りない。既にイメージがあるものはそこまでしか行けず、全てが制限されてしまう。 更地から自分の力と情報だけで組み立てていく感じが堪らなく好きだ。 他の登場人物には固定されたキャラクターがあるが、満足のいく作品であった
0投稿日: 2019.08.11
powered by ブクログ古典部シリーズ。 仮入部中の1年生が、本入部を断ってきた。 その原因が千反田えるにあるのではないかとの疑いが出たため、省エネホータローがその原因を探り推理する。 今回はマラソン大会中にホータローが走りながら考え推理しているので、各章の題名は「○○km地点(残り○○km)」と表示されている。 騒動が起きた現在から、今までに起きたことを思い出す形で過去から順に話が展開してくる。 このストーリーの進め方はこの作品の特徴でもある。 最初はこれがあまり好きではなかったのだが、慣れてくると気にならなくなった。 省エネでやらなくていいことは極力やらないホータローが、前作あたりからなんだかんだで部員のために、部員を助けるために推理するようになっている。 1作目は情も何も感じられず、ロボットのような感じに思えたが、友達への情のようなものがだんだん出てきて、人間らしくなってきて、だんだん面白さが出てきた。
3投稿日: 2019.07.18
powered by ブクログ<古典部シリーズ>の5冊目。 4人は2年生になったが、完全に続き物のテイストで、この巻から手にした人は少々面食らうのではないかという感じ。まあ、そんな人はいないか。 古典部に仮入部した新入生が入部を取り止めた真相を、ホータローが20kmマラソン大会の中で考え解き明かそうとするお話。 4月の新勧の日から昨日までのことが思い起こされ、その都度に微妙に引っ掛かる出来事や言葉。 ホータローには何か見えているようで、こちらには何がどうだかあまりよく分からない筋道だったけど、答えに行き着くまでに作者は色んなネタを散りばめているものだ。 しかし、自らこういうことに乗り出すなんて、省エネ主義を貫いてきたホータローも結構変わってきたな。 それに繋がったのは、重ねてきた日々から確信する千反田の人柄に対する思いっていうところがいいね。
4投稿日: 2019.04.20
powered by ブクログ出かけに急いでカバンに入れた本。5年ぶりぐらいに読んだ。根幹にあるいちばん大きな謎より、まねきねこや喫茶店の名前の謎解きが楽しい。
3投稿日: 2019.03.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ホントは文庫じゃなくてハードカバーだったのだが検索で出てこなかった。何故? 二年生になったホータロー達。古典部に入るかと思われた新入生が入部をやめてしまう?マラソン大会のさなかに考えるホータロー。文章がいちいち痛快で毎回楽しみ。こんなこと言う友達のいる高校生活送りたかった…。
0投稿日: 2019.03.02
powered by ブクログ“ふたりの距離の概算”という言葉の意味が、マラソン大会中の物理的な意味でも、心理的な意味でもあり、様々な伏線もあり面白いと感じた。 やはり読了後は苦い。 人との距離の測り方は難しいよなあ。 古典部シリーズは、いろんな思考を自分の中で巡らせて、登場人物たちが繰り出す言葉の選びが好きだ。 奉太郎がだんだん情に厚い人間になっていっているような感じがする。 そしてなにより、千反田のことになると非省エネになるのが胸熱。青春だ。 なんとかするから、俺に任せとけってことですよね。 推理力が高すぎて繊細な人の心までも視えてしまう奉太郎は、辛いことも多いだろうと思った。 ふたりが積み重ねてきた時間でみてきたものを根拠とする、なんとも合理的じゃない推理要因だけども、完全に信頼をおいていて素敵だと思った。
5投稿日: 2018.12.30
powered by ブクログ安定の日常ミステリ+青春。アニメのキャッチコピーの『青春は、優しいだけじゃない。痛い、だけでもない。』の通り、甘すぎず苦すぎずのバランスが絶妙。ハッピーエンドではないのに読後感が良いのは、単純な「美味しいものを食べた」という感覚ではなく、「旅中軽くないケガをしたりもしたが、無事帰ってこれた」という感じで味わい深い。稀有な種類の良作であるので、ぜひとも無事完結することを願う。
0投稿日: 2018.10.20
powered by ブクログうーん、推理の道筋は納得なんだけど。 古典部のメンバーと大日向とのかかわり方というより、大日向の人に対する距離の取り方があまり好きではないため、正直彼女が入部を取り消した理由に何の興味もない。 つまり、今回の謎は私にとってはどうでもいいものだったため、読んでいてもそれほどの感慨はなかったな。 それよりも、古典部の誰一人として古典に興味がない問題について考えてほしいわ。(笑) マラソン大会が舞台ということで、「死のロングウォーク」を意識して書かれたようだけど、それほど切羽詰まった状況ではないし、奉太郎はあんまり走ってないし、どちらかというと「夜のピクニック」みたいな感じでしたね。 それにしても奉太郎、千反田えるのことになると省エネじゃなくなるんだな。 うむ。青春。青春。
0投稿日: 2018.09.30
powered by ブクログ氷菓のアニメのその後の話を読みたくて、いまさら翼といわれてもという短篇集を探していたが見つからない。 ので、この本を手に取ってみた。 読み応えがありますね。 この後に遠まわりする雛を読んだが、短篇集だからかアニメの印象が強いからなのか、そこまで読み応えというものを感じなかった。 また読み返したいと思ってるけどね。 読後感は切ないというか、アニメでも味わった苦さを感じました。 これ以外はアニメ化されてるけど、氷菓シリーズの長篇も読んでみようかな。 アニメだとよくわからない部分もあったし、小説だとわかるかな。
0投稿日: 2018.09.22
powered by ブクログアニメの続編を知りたいということで小説版は初挑戦。期待を裏切らない面白さ。 99%は譲るけど、たった1%、絶対に譲れないものがあって、それに触ると爆発するってのは分かる。
0投稿日: 2018.04.06
powered by ブクログ古典部シリーズ第5弾。 高校2年生になり、新歓を迎える。古典部に仮入部した1年生が、なぜやめると言いだしたかを、マラソン大会を走りながら(歩きながら?)推理していく。走っている時間と、それ以前の出来事が交互に語られていく。 ミステリーの実験を、ありふれた学校生活の中で試しているかのようなお話。
0投稿日: 2018.04.05
powered by ブクログ古典部の4人が2年生となり、新入生が入部してきたが、ほどなくして退部するという。マラソン大会で走りながら、新入部員がすぐに辞める理由について考える奉太郎。構成が凝っていて、マラソンの進行と、新入生勧誘からの出来事を思い出すのが同時並行で語られる。部活が盛んな神山高校は、さすがに新入生勧誘も派手で、高校時代が懐かしくなる。
0投稿日: 2018.03.27
powered by ブクログ古典部シリーズで、氷菓に続いてオススメするとしたらこの巻。 トリックが登場人物の年代の悩みによくマッチしているのと、オチも好きなので。
0投稿日: 2018.03.22
powered by ブクログ古典部シリーズの中で、今の所一番好きです。 マラソン大会中にどれだけ考え事するんだ、て感じで。笑 自分に後ろ暗いところがあると、 他人の言動を深読みしてしまうってことあります。 なぜだろう。 知られたくない、というより、ばれたくない、 ばれたらどうしよう、ていう恐怖感や警戒感からくるのかな。 てことは多少秘密を抱えていた方が、 洞察力が鍛えられるってことになるのかな? いや、でも後ろ暗い先入観がある時点で 正常な洞察力とはいえないか。 千反田えるの為に行動する奉太郎っていいですね。
0投稿日: 2018.02.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あっという間に2年生。 えるとホータローの距離は? 後輩よりも、えるの為の謎解きだったのかな?と思わせる。 マヤカと里志のことがさらっと書かれてた!もっと詳しく!!私、気になります!
0投稿日: 2017.12.13
powered by ブクログある。猜疑心とすれ違い。若ければ若いほど。きっと自意識の高さ故なんだろうなぁ。懐かしさと同時に甘酸っぱい。
3投稿日: 2017.11.26
powered by ブクログ古典部シリーズ、第5弾。 入部を取りやめた新入生の理由を探る話。 マラソン大会中に解決するストーリー展開も楽しめた。
0投稿日: 2017.09.23
powered by ブクログ「古典部シリーズ」第5弾。奉太郎たちは二年生になる。 後輩ができるだけで立場が変わる。 見上げられるということは、或いは理由もない恐れを抱かれることもあるということ。 一年生だけだった古典部だが、奉太郎たちが2年に上がり、大日向友子という新入生が仮入部してきた。 少し思い込み激しくテンション高め、小麦色で元気すぎるほど元気な子。 部に溶け込んで楽しそうに見えていたのだが、いきなり辞めると言ってきた。 千反田は自分のせいだと思い込んだ。 人との距離の取りかたは本当に難しい。 言葉を捻じ曲げて受け取られたり、勝手な方向に想像を膨らませられたりという経験は誰でもあるのではないだろうか。 とても丹念に書き込まれている。 マラソンしながら(というかほとんど歩きながら)推理して、聞き込みをして、という形式が面白い。 里志が総務委員会副委員長として、走らなくていい立場であり、傍観という立場にいるのも、いつもの彼の立ち位置を象徴するようで面白い。 序章 ただ走るには長すぎる 省エネ人間の奉太郎は、走るだけでは時間の無駄なので、有効活用しようと思ったのである。 めずらしい。 「私、気になります!」と言われていない気がする。 一章 入部受付はこちら 「あたし、仲のいいひと見てるのが一番幸せなんです」 大日向はそう言って入部してきたのだ。 二章 友達は祝われなきゃいけない 奉太郎の誕生日を古典部が祝いに来た。 ちょっとした隠し事にハラハラするが… あとで思えばポイントはそこじゃなかった。 三章 とても素敵なお店 大日向が、いとこが喫茶店をオープンさせるので試食をしてほしいと頼んできた。 「千反田先輩って顔が広いんですよね?」 何を知りたかったのか。 四章 離した方が楽 昨日の放課後に何があったのか… 奉太郎は必死に記憶をたどる。 五章 ふたりの距離の概算 「君の考え方はここで間違っていた、ここも違っている」人の過去の言動にいちいち赤ペンをいれていくのは気の重い作業である。 模範解答があるわけではないからだ。 人と人の距離を測るのも難しい。 伸びたり縮んだりするからだ。 終章 手はどこまでも伸びるはず 大日向の思い込みの激しさは、ちょっと厄介な子だなという印象だったが、理由が分ってみれば気の毒でもあった。 自分のためでさえ何かをしたがらなかった奉太郎が、千反田のためなら自発的に活動するようになった。 彼は更に世界を広げつつあるのかもしれない。
3投稿日: 2017.09.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いまさら翼を読み終えたが、続きがいつになるのか考えると気が滅入ってしまい、思わず文庫版で再読。 人付き合いって難しくて、勘違い、思い込みから一方的に苦手意識を持ち、なんとなくそれが相手にも伝わり…、よくあることかと思います。そういう小難しい問題まで自らの意思で解決するように成るとは…、えるのために限定されるのやもしれませんが、主人公が変わっていってるのが微笑ましい。 こういう話の続編が読みたいんです、お願いします!
0投稿日: 2017.08.20
powered by ブクログ古典部シリーズの5冊目。長編作。2年目の初夏の出来事を描く。 【あらすじ】 マラソン大会中、奉太郎は新入生の大日向友子が古典部への正式入部を断った理由を考えていた。千反田えるは直近の言動のせいと自責に駆られていたが、奉太郎は一過性のものではないと推測する。そして、大日向が残した「千反田は仏のよう」という言葉をヒントに、ゴールまでにその理由を見い出そうとする。 【感想】 省エネをモットーとする奉太郎が、えるへの疑惑を晴らすために走りながら推理するという構成。ただし、マラソン大会自体は時間制限の材料としての意味合いが濃い。古典部メンバーと大日向との様々な出来事が、日常の謎として綴られるのが本筋となっている。そして、真相はその中に上手く隠されていた。 1年の活動を通じて意思疎通が形成されたメンバーと、そこに現れた新参者。行間を読み過ぎて疑心暗鬼が募るのも程々にしたい。仏と菩薩は随分違うというのも勉強になった。
0投稿日: 2017.07.22
powered by ブクログ古典部シリーズ。 ふたりの距離を概算するのは折木奉太郎。 相変わらずの推理力。 省エネをモットーとしつつも、仲間や後輩のためにはちゃんと動くことのできるこの男は普通にかっこいいと思うし頼りになる存在である。 非常に魅力的な男だと思うが少し現実的ではないのかなとも思ってしまう次第である。 千反田さん含め古典部は皆魅力的な個性派集団の集まりであることは間違いない。
0投稿日: 2017.06.17
powered by ブクログ古典部シリーズ5作目。 「古典部」に仮入部してきた新入生・大日向友子は「ともだち」という言葉に強いこだわりを持っていた。 一方、折木奉太郎は相も変わらず、何事に対してもそうそう強いこだわりを持つことがない。 そもそも、折木にとっては「古典部」のメンバーは友達というよりも、同じ「古典部」の仲間といった意識が強いような気がする。 奉太郎が定義する「ともだち」とはどんな存在なのだろう。 奉太郎自身には自覚がないようだろうけれど、いわれのない理由で「ともだち」が傷つけられるなら、出来る範囲でその傷が少しでも小さなものになるよう全力で努めるような気がする。 たとえ真実が辛いものになったとしても、出来るだけ小さな傷ですむように・・・。 奉太郎にとって「古典部」のメンバーが特別な存在なのは間違いない。 何故なら、それ以外の人間に対しては関心すら持たないのだから。 大日向が「ともだち」に抱く思い。 友情という言葉では表しきれない複雑な気持ち。 親しさや信頼、楽しいときもあれば存在自体を重く感じることもあるだろう。 離れたいと願う一方で、自分だけは絶対に「ともだち」を裏切らない、見捨てないという思い。 けっして単純な「友情」という言葉では済まない感情がそこにはある。 もともとの思い込みの激しさも原因のひとつになっている。 でも、それだけではない。 「ともだち」に対するうしろめたさが、結局はこの騒動を巻き起こしたように思う。 「ともだち」にまっすぐに向き合うことは難しい。 「ともだち」だから余計にこじれてしまった感情を素直に伝えることが出来なくなる。 「古典部」のメンバーの成長。 葛藤や戸惑い。 瑞々しい感性が詰まった「古典部」シリーズはやはり面白い。
4投稿日: 2017.04.10
powered by ブクログホータローたちも2年生になり、劇的に作品の雰囲気とかいろんなものが変わってしまうのかもしれない、と読む前までは不安だったけどそんなことはなかった。むしろどんどん良くなっているというか、成長を変化を見ていきたいと思えた。
0投稿日: 2017.04.06
powered by ブクログシリーズ5作め。 ついに主人公たちも高校2年生に。 仮入部していた新入生が急に辞めると言い出してみんなが心配するお話。 省エネがモットーの主人公が新入生に対してこんなに心を砕いていたのがちょっと意外。 辞めると言われて傷ついている人がいたからなのかなぁ。 次はどうなるのか楽しみ。
0投稿日: 2017.03.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2度目の読了。 新刊がでたことに合わせて、振り返って読んでみた。根本の謎というか、謎を生んだすれ違いはそんなもんかという話なんだけども、そして後輩の大日向はどこかでその友達に支配されてる状況にイマドキと言えばそうなのかもしれないという気はした。 ほうたろうの1人語りは基本的にこのシリーズのメインのやり方なんだけども、今回は特にその語り口に饒舌さが感じられた気がした。なぜかなぁ。1回目の感想に書いてるように、後輩との距離感に戸惑ってるからなのかもしれぬ。 それにしてもあのマラソン大会でそんなことする余裕はないなぁと思う(笑) ----- 1度目 2017/03/07 先輩との距離感はある意味適当なほうたろうが、後輩との距離感にはすごく戸惑っているところに、らしさを感じた。
1投稿日: 2017.03.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
古典部4人の関係性は徐々に変わりつつあるように思う(実際、付き合いだしたカップルもあることだし)。また、ミステリー要素はますます減弱(皆無ではないが)。本作は、古典部の中に入ってきた新入部員が、上級生4人の夫々の立ち居地や性格描写に漣を立てていく。前巻あたりから方向性が、知的な(悪く言えば頭でっかちな)少年少女たちの関係性の物語にシフトしている気がする。それはそれで面白いのかもしれないし、本作もまあまあ楽しめたが、こちらが期待していたものとは徐々にずれてきている気がしないではない。
0投稿日: 2017.01.23
powered by ブクログ開架(1階学生選書) B913.6-ヨネ 300307782 米澤穂信「古典部シリーズ」の第5弾
0投稿日: 2017.01.06
powered by ブクログ甘くはないけど後輩には入って欲しかったなあ。(ああこれネタバレになるのだろうか) しかしまあ普通に苦目とはいえキラキラしがちではないかなんとまあ。
0投稿日: 2017.01.04
powered by ブクログこれ古典部シリーズの中で一番好きだった。 謎解き要素が強いというか。 先が気になるし動きもある。 それにしても、ふと思うけれど伊原や里志はホータローをまるで人を見ていないただの面倒くさがりのような言い方で片付けているけど。 この人が本気で人と向き合ったら、きっとすごく居心地が悪い気がする。 洞察力というものは行き過ぎるともはや透視に近い。 先日読んだ『名探偵に薔薇を』にもあったけれど、見えすぎることで背負うもの、遠ざけてしまうもの、失うものもあるのだと思う。 だからこそ、ホータローはきっと「省エネ」でちょうどいいのかもしれない。 その信条を少しずつ変えていく千反田は、いい作用になるのかそれとも。 そんなこんなで、私は一番利口そうにしつつ全くものが見えてないただプライドだけが高い伊原にイライラしているのであった。 一番人を見る目がないのは彼女の様な気がしてならない……。
0投稿日: 2016.11.26
powered by ブクログ古典部シリーズ第5巻。部員たちは本作から2年に進級し、まさに青春まっしぐら…なのですが、もちろん彼らの青春は相変わらずビターなのであります。今回はタイトルが上手いですね。誰と誰の距離を、誰が観測しているのか。二重三重にも意味合いが込められていて唸らされました。人間関係って本当に難しいよなあ…。 マラソン大会と絡ませた記述法、というのがまた斬新で面白かったです。でも、どちらかと言えば文科系の神山高校で、持久走20kmというのはちょっとハードすぎやしませんか。かくいうわが母校のマラソン大会は10km走で、その苦しさや順位たるや…あ、いや関係ないですね(苦笑)。そんな昔の事も思い出してみたり、ああやっぱりこれ、青春小説なのですね。
0投稿日: 2016.09.11読みやすくする気遣い
小説が読みやすいというのはいいことですね。 きっと、書く人はいろいろなことに気を使っているんでしょう。 『クドリャフカの順番』では文集の残り冊数で、残りの本はどうなるんだろうと興味をひかれました。 この本ではマラソンの残りキロ数が、問題解決の制限として書かれています。 ただ時間を表示するのではないところが、洒落ていていいなあと思います。
2投稿日: 2016.08.15
powered by ブクログ正直な話、このシリーズは初めて購入。前作までは読んでない。ま、人間関係は把握してるし、話もほとんど知ってるはずなので、購入しなかったわけだ。 で、今回は千反田さん、ピンチな話なのだ。 噂では、今年はこの古典部が映画化されるとか、アニメ化(シーズン2)には、原作が足りないから、作者働けとか、いろいろあるらしい。 ほんと、作者、働け。
0投稿日: 2016.07.12
powered by ブクログシリーズの中では一番面白かった。5月にいきなり20kmも走らされるマラソン大会という信じ難いイベントの中で謎解きが行われる。大勢の中にいるはずなのに、部屋の中で謎解きしているように主人公は孤独に走る。
0投稿日: 2016.05.26
powered by ブクログ千反田さんが気になってしまった折木君はイマイチ精彩を欠くような(笑 走りながら難しいこと考えるのってできる人にはできるのかな。はしるのでいっぱいいっぱいな私には無理だわ。 そしてまた4人になってしまった。
0投稿日: 2016.03.02
powered by ブクログまだ映像化されていない「古典部」シリーズの第5巻。 後輩の相手を真面目にしている4人の優しさ、というか先輩らしさにほんわかした。 後輩だからって軽く流さない大人の対応が論理的に考える4人らしいなって思った。 そして、勘違いって結構危うい。 大日向、千反田がこの後どう行動したか気になる。
0投稿日: 2016.01.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
折木奉太郎という人格を作り出した 米澤穂信という作家に 心底驚いた。 目の端に映る ほんの少しの兆候。 耳に残る ちょっとした言葉の切れ端。 そんな断片たちから 全てを見透す。 洞察力という言葉は 彼のためにあるように思う。 そうして何よりも深く思うのだ。 折木奉太郎の生活第一信条 「やらなくてもいいことなら、やらない。 やらなければいけないことなら手短に。」 これは守られなければならないのだ。 もし彼が自身の能力に自覚的で 人生を歩くのに能動的であったなら 多くの人が その心の中を見透かされ 傷つき 彼のそばを去っていくことだろう。 彼の友人たちのために。そうして誰よりも 彼自身のために。彼は動いてはいけない。 彼が動くとき 彼は自身の能力ゆえに 誰よりも深く悩み 苦しみ 傷ついてきた。 折木奉太郎は 本当は誰も傷つけたくないのだ。 それは優しさであり 自己防衛なのだ。 人を傷つけるごとに それより深く傷つく彼は このままではいずれ 自らの心を壊してしまうから。。。 彼は自覚的に 能動的に やらなくてもいいことは やらないのだ。
3投稿日: 2016.01.19
powered by ブクログ《古典部シリーズ第5弾》 マラソン大会。 走りながら、後輩が古典部入部を辞退した理由をホータローは解き明かすー。 古典部シリーズはアニメでしかみたことがなく、その時にも思っていたのですが、タイトルが秀逸。
0投稿日: 2015.11.22
powered by ブクログ二年生になって、一年生が来て、いつになく深刻な事件発生!?日常生活の中でこんなに息詰まる事件、私にはなかったけど…空気感がリアルです。。。 「手はどこまでも伸びるはず」という言葉がとても印象的。「ここがすべて」という感覚は、正直おとなになって企業人になってもあったりして、ついついとらわれてしまう傾向があるので記憶しておきたい言葉。
0投稿日: 2015.11.16
powered by ブクログ何故、後輩が部活に入部しなかったのか? というテーマで本編は進んでいるが正直、そんな理由で……と思った。 えるのとある行為の方が怒る人はいると思う。
0投稿日: 2015.11.15
powered by ブクログ上級生のホータロー。かなり、がんばっているような?省エネはどうしたんだ。とはいえ、先が気になって一気読みしてしまったので、面白かったことは間違いない。
0投稿日: 2015.09.22
powered by ブクログ古典部シリーズとしては目下の最新作?いつも通りの主人公たちが、日常の謎解きに挑む内容は、さすがの安定感。でもまあそれだけというか、とてつもない興奮ってのは、ちょっとなかった。サラッと読めて、かつ面白くはありましたが。
0投稿日: 2015.09.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すっかり千反田に甘くなってしまった奉太郎ですね。 人と人との距離にまつわるお話。 大日向と千反田との誤解は奉太郎によって明らかにされましたが、もし奉太郎がいなければ。 もし自分なら、千反田の思い込みを否定もできず、そうなのかもしれない、と納得さえしてしまったかも。 世の中にはこんなボタンの掛け違いが、そしてそれによって取り返しがつかないくらいに遠く離れてしまうふたりの距離が、それこそ星の数ほどあるのでしょうね。 人を理解する、ということの無謀さを思い知った気がします。 伊原と里志、奉太郎と千反田らの距離が、どうか心地よいものでありますように… ちなみに、すこしまえに読んだ「夜のピクニック」もそうでしたが、長距離走には参加者の数だけドラマがありますねえ。
0投稿日: 2015.09.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
古典部シリーズ第5段 省エネ主義の奉太郎が、落ち込んでいる千反田のために自ら謎を解こうと、20kmのマラソンを走りながら、頭を悩ませる。少しの情報でそこまで推理できる奉太郎がすごいですね。奉太郎の誕生日会が開かれていたり、千反田が風邪をひいた奉太郎の家にお見舞いに行っていたり、ほんわかしたエピソードも良かったです。招き猫のリモコンとジャムがどうしたんだろうと思ってたら、ああそういうことなのかと、おもしろかったです。
0投稿日: 2015.09.06
powered by ブクログ読み終わった後、まず折木に言ってあげたいと思った 「おつかれさま」と あの省エネ主義の折木が学校行事とはいえ長距離を「走る」なんて! と読み始め、驚いたことが読み終わった今となっては懐かしい…… 作者さんのあとがきに書かれていたけれど 願わくば、古典部の話の続きをいつか読めますように
0投稿日: 2015.08.14
powered by ブクログ古典部シリーズ第5弾。 高校生による日常の謎、青春ミステリー。 高校二年生になりました。 古典部に新入生・大日向友子が仮入部する。 でも突然入部はしないと告げられます。 マラソン大会を走りながら、奉太郎は千反田さんの為に真相を推理していきます。 折木奉太郎、千反田える、福部里志、伊原摩耶花、四人は相変わらず仲良しです。 小説を買った時期がアニメ化してたので、京アニのリバーシブルブックカバー付きでした。今回は四人のマラソン大会当日のカバーでした。体操服姿がレアな感じがします(笑)
0投稿日: 2015.07.26
powered by ブクログ春を迎え高校2年生となった奉太郎たちの“古典部”に新入生・大日向友子が仮入部する。千反田えるたちともすぐに馴染んだ大日向だが、ある日、謎の言葉を残し、入部はしないと告げる。部室での千反田との会話が原因のようだが、奉太郎は納得できない。あいつは他人を傷つけるような性格ではない―。奉太郎は、入部締め切り日に開催されたマラソン大会を走りながら、心変わりの真相を推理する!“古典部”シリーズ第5弾。
0投稿日: 2015.07.10
powered by ブクログ古典部シリーズ第5弾。 読み応えがあり面白かった。 走りながら過去を遡り、ちりばめられた伏線を回収する様はすばらしい。
0投稿日: 2015.05.04シリーズ第5弾!
主人公は高校2年生になり後輩ができました。 入部するだろうと思っていた後輩が突然”入部しません”と言ってきた「謎」を解き明かすのが今回のお話です。 血の流れないミステリーなので気楽に読めるのですが、よくもまぁこんな小さな(失礼かな?)ことをここまで 掘り下げてしっかりとしたミステリーに仕上げられるもんだと感心してしまいます。 このシリーズは主人公が高校を卒業するまでは続けると作者さんは言っているようです。 高校生らしいさわやかさと、ちょっとイライラする奉太郎と千反田さんの今後が楽しみです。
5投稿日: 2015.05.04
powered by ブクログ古典部シリーズ第5弾。 他人との、友達との距離の概算は特に難しい。奉太郎は多分冷たい訳ではないと思う。現に大日向ちゃんが入部しない理由をマラソンしている間で解き明かしたわけだから。どうにも出来るものじゃなかった。 流石米澤さん、考えさせますなぁ!笑 あまりツラツラと感想を述べるものじゃないので最後に一つだけ。里志、おめでとう!
0投稿日: 2015.04.15
powered by ブクログ「古典部」シリーズ第5弾。 奉太郎たちは2年生になり、古典部にも大日向友子(おおひなた・ともこ)という女子生徒が仮入部します。ところが、友子はとつぜん入部をやめると言い出します。しかも、その原因はえるとの会話にあったらしいと分かります。 マラソン大会のコースを走りながら、奉太郎は友子の仮入部中に起こった出来事を思い返し、えるがどうして友子の心変わりの原因が自分にあると思い込んでしまったのか、そして、友子が入部をやめた本当の理由は何だったのかを追求します。 シリーズ中でも、とりわけほろ苦いエピソードの一冊だったように思います。 結末よりも、全体のエピソードの回顧と推理をマラソンの短い時間の中に収める構成の方に関心させられました。「あとがき」によると、この手法もミステリ史の中からヒントを得たものだということで、そちらの作品もいつか読んでみたいと思いました。
0投稿日: 2015.03.13
powered by ブクログ古典部及び氷菓はアニメ共に最高ですね!笑 あの大人過ぎる古典部員たちの会話劇がもう一度みたいです!(笑)
1投稿日: 2015.01.25
powered by ブクログ古典部シリーズラスト。ホータローたちは2年生になり、新1年生がひとり古典部にやってくるわけですが…。 その新入生と千反田えるの間にはなんかあるらしい。で、そのせいである日突然新入生が「入部しません」と言って消えてしまう…っていうお話です。今回は4人の話というより、その新入生を軸に物語が回っていた感じですね。途中、ちょっと千反田さんが怖くなった(笑)新入生のペースに持って行かれた。古典部シリーズはすごく良かったと思う
0投稿日: 2014.12.12
powered by ブクログ古典部シリーズ5作目 古典部の新入生が入部しない事の理由を過去の出来事を思い出しつつ探るお話し ってか、ホータローくんはよくあんな情報だけでそんな結論が推理できるものだと感心してしまう その辺が、フィクションでの名探偵が名探偵たるゆえんなんだろうけどね
0投稿日: 2014.10.31
powered by ブクログマラソンをしながら考える物語。 仮入部した新入生がすぐに辞めてしまった謎を解くお話です。 一見すると、ここにどのような謎が隠れているのだろうと思うのですが読んでいくうちになんだか分かるような気がしました。 ただただ、彼らは気になったことは調べたいという千反田さんに似てきたのかなとも感じました。
0投稿日: 2014.10.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今までの作品をひっくるめた評価になるかもしれないが人間の考えのすれ違いに対してここまで精密に練られた作品も少ないんじゃないかと思う。
0投稿日: 2014.10.06
powered by ブクログ前作『遠まわりする雛』を読んだら、頭の中が神山高校モードになってしまって、自分も学生みたいな気分で続きを知りたくなってしまったので慌てて購入した一冊。マラソン大会と新入部員退部宣言の謎を重ね合わせて綴る手法も見事、安定・安心のシリーズ五作目、軽やかに楽しませて頂きました。 他の方のレビューを拝見していて、「知らなかったプチうんちくを身につけられて楽しい!」っていうお声があって、あー、そうか、もともと文学にそこそこ興味がある人は別として、今まで日本語とか国語とかに興味が無かった人にとっては、その奥深さを知るための素敵な入口になってるんだなー、この作品は、と改めて思った。本文内に散りばめられた知的ゲームとでも言えそうな言葉のやり取りは、基本的に「学校」という場で誰もが習うような内容なのだけど、たぶん、教室で、勉強の一環として受身で聞いているだけでは、さらりと脳の表面を通過するくらいで、ハートには響かない。それが、さも当たり前のように、高校生の登場人物たちが語彙を使いこなしているのを読むと、途端に興味が湧いてくる。主体的に調べたくなる。ふむ。 オチに関してはいささか強引な気がしなくもなかったけれど、伏線をきちんと回収して、青春群像劇の要素もちゃーんと盛り込んでほろ苦さを残し、読後感の爽やかなエンターテインメントになっていた。 個人的に、最後のあたりの奉太郎の言葉が「あら、イイコト言うじゃない!」って印象。大人になったからそう思うのかもだけどね。 以下引用。 「千反田がさまざまな社交をこなすように、姉貴が世界中を旅するように、手はどこまでも伸びるはず。問題はそうしようと思う意志があるかどうか。」
0投稿日: 2014.10.06
powered by ブクログ20141001 古典部シリーズ制覇です!ああもう大好き!氷菓熱が再発しております。夢にも出てきます。アニメも見返してしまいました。 二人の距離の概算。続きが気になります!の要領でさくさくと読めました。米澤さんのお話は古典部シリーズと小市民シリーズしか読んだことがありませんが、知らないことをたくさん教えてくれますね。菩薩と夜叉なんか特にそうです。知らなかった〜! 今回でわたしの大好きな里志と摩耶花(大好きなは里志にも摩耶花にもかかりますよ)がめでたく付き合ったようですね!うん。ふむ。付き合っちゃったか〜。というのが正直な心境。二人には幸せになって欲しかったんですけどね。…複雑です。 次巻はいつ発売になるのでしょうか。小市民シリーズと併せて気長に待つことにします。
0投稿日: 2014.10.01
powered by ブクログ感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201409/article_8.html
0投稿日: 2014.09.29
powered by ブクログ相変わらず爽やかな青春ものとは言いがたい少しほろ苦い 物語。このほろ苦さは青春物の青臭さとは真逆の老成と言ってもいいぐらいのものから出てきている気がする。相変わらず物事に諦観している主人公。言い換えれば爺むさい。 こんな閑寂枯淡な高校生活を描いた作品はそうそうないだろうなぁ。 読んでいる間はアニメシリーズを見ていたのでイメージし易かった。今作品もアニメになること希望。 そして古典部シリーズの続刊も希望。
1投稿日: 2014.09.082年生
学年が上がって後輩も登場! 最後の最後まで謎が解けず、一気に読んでしまいました。 今後の展開も気になりますが、続編は出ないのかな?
1投稿日: 2014.08.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
二年生になった古典部の面々。新入生が仮入部してくる。 彼女を交えての話だけど、今までの話より対人関係が密というか、深く関わった話になっている。友達とか恋愛とか。 彼女が本入部しなかったことに関しては明らかになったけど、その問題自体は解決したわけではないからかな。いまいちすきっとしないのは。
0投稿日: 2014.08.01
powered by ブクログ古典部シリーズの5冊目。この一年間で、折木はだいぶ成長したなと思う。 自分で予想した推理は、見事に外れた。
0投稿日: 2014.07.28
powered by ブクログ二度目の読書。 古典部に仮入部した大日向さんが、なぜ入部をやめたのか。 マラソン大会で走りながら折木は考える。 所々謎が散りばめられて、面白かった。 2014年7月27日
0投稿日: 2014.07.27
powered by ブクログ古典部シリーズ第5弾。 アニメを観ていたので、彼らの続きが知りたくて。このシリーズを小説で読むのは初めて。マラソン大会の間、主人公が古典部の新入生にまつわるある謎を解く…という話。時折過去の話が挟まるものの、時の流れはマラソン大会当日のみで1冊。省エネ主義の奉太郎くん、どうしてこんなに一生懸命なんでしょう。 自分の高校時代、競歩大会で何を考えていたのだろうかと、思い出そうとしても思い出せない。部活の友だちと、部活の話をしただろうか。兎にも角にもわたしは正規の道を辿った。大半を歩きはしたが。青春だ。もう二度と戻れない。
0投稿日: 2014.07.04
powered by ブクログハードカバーで出たときに一度読んでるんですが、 どうにもストーリーが思い出せないので、文庫本にて再読です。 舞台は神山高校マラソン大会。 その最中にとある謎に挑む奉太郎。 今回は時間制限付きです。 しかも、千反田さんの依頼でもそれ以外の誰かの依頼でもなく、自主的に考えあぐねているところが、2年生になった彼の成長した姿なのかなぁとちょっと思いました。 思えば、初期の頃より、だいぶ優しくなったな、奉太郎。 前はあんなに面倒なことから逃げていたのに…。 さて、その辺の理由も楽しみながら読みましょう。 ニヤニヤしますのでw それにしても、古典部シリーズはこの作品以降、続巻が出ていません。 悲しい限りです。 米澤先生、頑張ってください!!
0投稿日: 2014.07.01
powered by ブクログ「氷菓」から続く古典部シリーズ最新刊。古典部に仮入部を予定していた新入生が急に辞めると告げる。その理由は…。今までと比べてちょっと謎解き要素が弱いというか。うーん…
0投稿日: 2014.06.30
powered by ブクログ〈古典部〉シリーズ第五弾。 私は先にアニメを見てから小説に入ったのでこの話が始めて全く内容を知らずに読んだ作品でした。 面白かった。 そして安定のえるたそ可愛い。 この話もアニメで見たい。 続き早く出ないかなー‼︎
0投稿日: 2014.06.26
powered by ブクログふたりのリアルな距離とこころの距離。何故新入生が本入部しなかったのか。マラソン大会の20kmを走る間に謎解明。ちょっとすっきりしない真相だった。しかし、ホータローのうちにお見舞いとかそんなイベントが起こっていたとは。お団子食べたい。
0投稿日: 2014.06.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「古典部シリーズ」現時点での最新作となる本作。 アニメをきっかけに読み始めて、やっとここまで追いついた。 今回の舞台はマラソン大会という一日、 しかも奉太郎が走っている間だけという時間の経過の中で 回想を交えつつ新入部員が仮入部の後退部してしまった謎を追う話だ。 ちょっと無理があるように感じる展開や設定もなきにしもあらずだったが メンバーが2年生になり、後輩が入学してくるというのがなんだか新鮮で とても良い。 ちーちゃんがお見舞いに来たというエピソードは個人的に 色めき立ってしまった。(笑) 他にも、それぞれの関係が進展していっていることが読み取れ 高校生の成長過程の描写が甘酸っぱく微笑ましい。 今回のタイトルも色々な意味に取れ、洒落ているなと感じた。 大日向さんの問題が解決したわけではなく、 ハッピーエンドと言い切れる終わり方でもなくちょっと切ないが 奉太郎がちーちゃんを、証拠などはっきりしたものではなく 感覚で信用していて、事態をなんとかしようとするというのもとても良いと思う。 謎解きというよりは、青春小説の面に重きを置いた作品ではないかと思う。
0投稿日: 2014.06.19
powered by ブクログ初、米澤穂信。山本周五郎賞を受賞した作品「満願」の紹介を何かで見て読みたくなったのだけど、もう図書館で予約一杯で借りれそうもなかったので、文庫本で一番近年出版されたらしいこの本を借りて、この作者との相性を探ってみた。 読み始めと最後で印象が随分と変わった。最初は、あ、また最近よくあるちょっとオタク臭い、おどおどした少女が出てくる話だと思い、興味が半減した。しかし、読み進めていると着眼点がとても日常的で、突拍子なく独りよがりに話が飛躍したりせず、意外と落ち着いたトーンで進んでいくので好感が持てた。謎解きも無理がない。ちょっとブリビア臭い感じだけど、ブリビア程の特殊な世界観がなく、学校という状況もあり、身近に感じられるような工夫が随所にみられ読みやすかった。 読後感も良かったのに、米澤穂信をググってしまったのは失敗だった。とてもオタク臭いアニメの絵がでてきて、どうやら「千反田える」というおどおどした少女がほぼ主役のアニメになっているのを知り、かなり落胆してしまった。 どうも私はオタク臭いものを過小評価してしまう。嫌悪感を持って見てしまう。そのため不平等な判断が働いてしまう。よって、今後はこの人の作品は面白かったので、アニメになっていないものを読もうと思ってしまった。
0投稿日: 2014.05.29
powered by ブクログ古典部第五段。今回は中でも面白かった。二年生になった古典部の面々。新入生一人の入部があったものの、数ヵ月後には「入部しません」という展開。その理由は何なのか?至って日常の出来事にあるミステリー。 何気ない会話の中で生まれるすれ違いって、怖い。
0投稿日: 2014.05.11
powered by ブクログ今回で読んだのは3度目だと思う。毎回新鮮なのは毎回話を覚えていないからである。途中は結構覚えているのに大抵の場合オチ(?)を覚えていない。だが、この人の話の場合、途中の瑣末な部分が面白いのである。言い訳っぽいけどね。
0投稿日: 2014.04.24
powered by ブクログ古典部シリーズ第5弾。2年生になった古典部の面々。仮入部の新入生が退部したのはなぜか。その謎に奉太郎が挑む。 タイトルが秀逸。長い付き合いの里志はもちろん、同じ古典部で1年を過ごしたことで、えるや摩耶花との距離も縮まったことがよく分かる。 “友達”という誰もが一度は悩んだことのある問題。懐かしいけどほろ苦い。
0投稿日: 2014.04.20
powered by ブクログこういう展開初めてやったから内容はどうあれ楽しかった。 一言で言えば【らしくない】って感じかな。でも、そういう心境変化は成長ってことなのかな。けど、なんか、前回の雛から2、3ヶ月の間って思うと少し急な気もした。 このキャラはこうだろうっていう固定観念があるせいか、なかなか難しかった。俺が着いていけてないんだな。もう一回読もう。 なんだかんだ言っても先が気になったので、止まらず読了できたし、嫌いじゃない作品でした。今後が気になるなー。
0投稿日: 2014.03.24目を皿にして読んだのに、距離が縮まりませんでした……
再読。シリーズの真骨頂。背筋の震える読書体験でした。 問題提起から始まり、ミステリとしては「さぁ問題を解いてください」と言わんばかりの親切な立ち上がりだった筈です。 それが幾ら読み進めても、目を皿のようにして描写を拾い集めても、何が糸口なのか、そもそも求める答えに関係のあるエピソードなのかすら解らない。 そんな状況で解答編まで辿り着いてしまった時の悔しさとも感嘆ともつかない気持ちと言ったら! 殺人の動機の様な解りやすい感情や事情ではありませんが、高校生の日常がテーマなので充分。 卒業まで続けて欲しいシリーズです。
3投稿日: 2014.03.16
powered by ブクログ米澤穂信『ふたりの距離の概算』感想 – いろんな距離が描かれた物語 http://vanshiptrip.caprug.com/20140306/2541/
0投稿日: 2014.03.06
powered by ブクログタイトル通り、「ふたりの距離」の話でした。 読み返すと、あぁこれがこういう風に繋がってくるんだなあ。と思えた。 真実では無いといえ、えるが悪役のようになってしまったのが辛いなあ。
0投稿日: 2014.03.06
powered by ブクログ“道案内の時に黙っていたのなら、千反田は招き猫もサイドボードに移すべきだったのだ。 しかし、いまはそのことを言わない。蝋燭の出番はこれからで、招き猫の出番もこれからだ。千反田のミスを指摘して挙動不審になってもらっては困る。……こんなことを考えている時点で、俺自身は見舞いの話を「なんとなく言いそびれた」のではないなと気づく。別に後ろ暗い話でもないのに、馬鹿げたことだ。 そう思ったら笑いが漏れて、それに気づいたのか千反田が訊いてくる。 「なんですか?」 「いや……」 なんでもないと言おうとして、ふと思ったことを言ってみた。”[P.123] 単行本でも読んだけれど、手元においておきたかったので文庫本をば。 千反田に対する誤解が解けたところで、彼女の問題は何一つ解決していないのが苦いというかなんというか…… “「……まぁ、これなら」 痛みは消えないけれど、さわっても特にひどくなったりはしない。しこりもないようだ。これなら大丈夫だろうと再出発しようとしたところに、いきなり荒々しい声が飛んできた。 「おい真面目に走れよクソが」 何事かと思って顔を上げると、一年生の時にクラスメートだった何某が走り過ぎていくところだった。 彼のことはよく知らない。クラスが同じだったというだけで特に話したこともない。ただ、そういえば、こういう感じの声をかけられたことは前にもあった。憶えているのは冬休み前、全生徒で校舎の清掃をしていた時のこと。ごみ箱がいっぱいになったので捨てに行こうとしたところ、「お前が行くなよ」とひどく憎々しげに言われたのだ。もしかしてごみ捨てに行くことを心待ちにしていたのかと思い、その場は何も言わずに離れたはずだ。 俺がA組だと彼が知っていたのなら、どうしてこんなところにいるのかと不思議には思うだろう。ただ不思議に思っただけにしては語気が荒い。さすがに俺も、彼が俺に敵意を抱いているらしいということはわかっている。過去に何かした憶えはないが、まあ、何か気にくわないことをしたんだろう。それに……。彼も疲れて気が立っていたのかもしれない。 いま走り出して彼に追いついてしまえば、いくらなんでもちょっと気まずい。足は大丈夫だが、しばらく歩くことにする。”[P.187]
0投稿日: 2014.02.03
powered by ブクログホータローたちが2年生に進級し、古典部に新入生が入ってきたが その新入生が退部すると言い出したため、 どうして退部したいと思っているのかをマラソン大会中に突き止めていく というのが大枠のストーリーで、ついに新キャラ登場。 期待を込めて読み進めていったのだが、 どうもモヤモヤした気持ちが止まらない。 なぜだろうと考えていたのだが、読み終わってやっとわかった。 贔屓の千反田さんがどうも悪役っぽい役柄になってしまっているのが ちょっと読んでいて辛かった。
0投稿日: 2014.01.21
powered by ブクログ古典部シリーズ第五段! 奉太郎がマラソンを走りながら話が進んでいく設定。 相変わらず伏線がすごい。。 それに、奉太郎と千反田さんの信頼関係とか、古典部の絆みたいなものを、じんわり感じさせるのがうまい。
0投稿日: 2014.01.11
powered by ブクログ古典部のメンバーも2年生になり、新入生の大日向が仮入部するが、退部するという。原因は千反田との会話にあるようだけれど、折木奉太郎は納得できず、マラソン大会1日の間に原因を探り始める。 色々なことに無関心なホータローですが、今回は(も?)いつも以上に頑張っていたのではないだろうかと思う。タイトルにあるふたりの距離の概算。読む前は、千反田と大日向の二人の距離のことばかり思っていたけれど、そればかりではなく、とても感慨深かった。 福部と井原の二人の距離は縮まったみたいだけれど、折木と千反田の距離も少しずつ縮まってるのかな? 今回の文章の展開は、初めのうちは読みにくかったけれど、慣れたらどんどん引き込まれました。
0投稿日: 2014.01.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルが素敵だ。マラソン大会の話だとは思えない。てっきり、前作で距離が縮んだ2人の話かと思ったのに。招き猫の話が初々しい。新入生はどうにも印象が悪く、同情できず終い。そして次作がまだ出ていないとは!追いついてしまって残念。
0投稿日: 2013.12.21
powered by ブクログ日常のちょっとした出来事を深く考察し、謎を解明していくのがシリーズの売りであるものの、今回はあまりにテーマが小さいように思う。 校内マラソンという趣向によって最後までストレスなく読めるのはさすがだと思うけど、もう少し盛り上がりが欲しかったかな。
0投稿日: 2013.12.18第5弾
シリーズもので第5弾となります。1冊で完結するよう作られていますのでシリーズのはじめから読まなくても楽しめると思います。ただ、前作までに出た話題も出てきますのでそういったのが気になる方はシリーズはじめから読むことをお勧めします。(古典部シリーズは「氷菓」、「愚者のエンドロール」、「クドリャフカの順番」、「遠まわりする雛」、本作の順に発表されています。)
1投稿日: 2013.12.08
