Reader Store

総合評価

392件)
3.9
81
171
96
5
1
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    古典部五作目。安楽椅子探偵ならぬマラソンしながら探偵。悪くなかった。 長編ながらサイドストーリー的にちょこちょこした小噺もある。部員たちの関係がまた進んだような記述もある。 謎解きは大まかには予想がついたものの、そこまであの伏線から推論できるとは。でも人の気持ちを完全に推し量るのは難しいですよね。

    0
    投稿日: 2012.09.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    古典部シリーズ第5弾、マラソン大会を走る合間に新入部員が辞めた原因を推理する折木奉太郎。オチだけ見ればなんてことない物語かもしれない、それをよくぞここまでまとめたものだと素直に感心する。 20キロ走なので時間軸で言うなら2時間足らず、その中で過去を回想するのだが、マラソン大会の中での人物との物理的距離と回想パートにおいての心理的距離を「概算」という言葉で括り、高校生の世界(これは以外に狭いようである)における人との繋がりをほろ苦く描いてる、と感じた。タイトルと奉太郎の独白「~概算は~」に作者の「込めたるモノ」を意識した。 それにしても里志と摩耶花は付き合うようになったのね、まぁいいことなんだろう。

    1
    投稿日: 2012.08.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    古典部の距離のとり方が個人的には好き。 高校生ってもっとベタベタしそうなものなのに、凄くドライな関係を保ってる所が大人と言うか特殊と言うか。 そこに友達はこうすべき!という後輩が入ってくる話。

    0
    投稿日: 2012.08.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アニメ「氷菓」は見ていたが、古典部シリーズを本で読んだのは初めてだった。感想としては、このシリーズは文字で味わった方がおもしろいのかもしれないと思った。奉太郎の語りが面白かったし、ほろ苦さがよくあらわされていたと思う

    0
    投稿日: 2012.08.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    新入部員が入部を辞めた理由を奉太郎が「マラソン大会」という限られた時間の中で解き明かしていくというお話です。 色々な所に伏線が張り巡らされていて、謎解きも読み応えがありました。 そして、古典部シリーズで一番クスッとしちゃう場面が多かった気がします。 奉太郎のお姉さんのいいキャラも存分に出ていました!折木姉弟好きの私にはたまらない一冊です。

    0
    投稿日: 2012.08.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    気持ちいい、一冊でした。 お話自体は余り爽快感のある結末ではありません。 ですが、最後の最後で伏線が凄まじい勢いで回収されていくので不思議と気持ち良く読み終えてしまいました。 その理由の一端はひょっとすると、新入生の大日向がになっていたのかもしれません。 里志ではありませんが、中々面白い子です。時折、見せる知性が彼女の明るい性格とあいまって、不思議な魅力を感じさせてくれていたのだと思います。 氷菓はキャラに魅力というか、惹きつける何かをそれぞれがしっかり持っている。 それがシリーズの面白さなんだろうな、と改めて感じました。

    0
    投稿日: 2012.08.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    神山高校古典部に仮入部していた一年生が古典部には入部しない言い出した。 その原因が自分にあるのでは。と落ち込む古典部・部長の千反田える。 一年生が入部しない理由を、神山高校のマラソン大会(星ヶ谷杯)中に部員に話を聞く事で解決しようとする折木奉太郎。 読みやすく、個性のある登場人物。 今回の物語だけでも楽しめるが、これまでのシリーズを読んでいると、更に楽しめると思う。 誰も死なない、優しいミステリー。

    0
    投稿日: 2012.08.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    古典部シリーズ5作目。メインキャラクターたちは2年生になり、新入生歓迎会の時期を迎える。新たにメンバーに加わるであろう新キャラ1年生をとりまく物語。角川のシリーズミステリとしては少々重い状況設定であったような気がする。日にちの前後は多少みられたが、学内でのマラソン大会開催中に1冊を完結させるのはすごいと思った。

    0
    投稿日: 2012.08.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    新しい春がやってきた。古典部にも新入生が入部し誰もがそのまま古典部のメンバーに加わると思っていた。彼女が突然席を立つまでは。奉太郎はマラソン大会の最中どうして彼女が古典部入部を辞退するに至ったかを考察する。本入部期間まで時間がない。果たして奉太郎は走り終えるまでに謎を解き明かすことが出来るのか。 今巻では奉太郎がえるに言われたからではなく自分の意思で事件に立ち向っている。省エネ主義に反し自ら行動している。緩やかに彼らは変化していく。 言葉に縛られるがテーマなのかと。えるの言葉の裏を誤って読んでしまい、その意味にに縛られてしまったことが事件の原因だ。また喫茶店の名前や「知り合い」と「友達」の違いなど言葉に関することが多かった。 大日向の友人がイマイチ想像し難いというか生々しさを感じなかったので真相も呆気ないもののように感じた。消化不足。付かず離れずの古典部の仲の良さは閉鎖的な友情関係を持つ大日向には信じたくないものだったのだろう。

    0
    投稿日: 2012.08.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    第一弾から読んでないと、登場人物が分かりにくい… あと、千反田はもうちょっともっさりした雰囲気のイメージだったのだけど、カバー外して表紙裏返したら予想と全然違う外見だった… まぁ、ああいう感じのキャラにしなければじゃなきゃアニメ化する意味も無いか…

    0
    投稿日: 2012.08.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    話の構成の仕方が時間の流れを感じさせてよかった。 終盤で今までの小さな伏線を回収していく様子もわくわくしてしまい前のページを何度も振り返ってしまいました。 個人的に読み終わった後のちょっとした切なさや空しさは,このシリーズの2作目にあたる『愚者のエンドロール』に近いものを感じるような。 表題である「ふたりの距離の概算」というのもおしゃれ。 この"ふたり"も大日向とえるちゃん,大日向と「友達」,折木くんと大日向,折木くんと周囲の人々などいろいろな意味があるのかなぁと思いました。 今回の事件の推理やまやかの言葉を通して「自分」や「他人」と向き合い,考える折木くんが見れたのもよかったです。 今後彼がどう変化していくのかも気になるところ。 次巻ではぜひまやかとふくちゃんの話もお聞かせ願いたい!

    0
    投稿日: 2012.08.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    考え込まれてて面白い。ただ、登場人物の知的レベルがあまりに高いような気がして、気おくれしてしまった。

    0
    投稿日: 2012.08.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    古典部シリーズ五冊目。 主人公折木奉太郎含め古典部の面々も二年になり、季節は六月の神谷高校恒例行事星ヶ谷杯(マラソン大会)の当日から話はじまる。 奉太郎にはこの長いマラソンの間に考えなければと思うことがあった。それは四月の部活の勧誘で仮入部をしていた一年の大日向友子が昨日になって『入部しない』と言って来た理由。 大日向は千反田を『菩薩のような人』と言った。特別に二人の間に問題があったようには思わなかったが、何かあったとしたなら大日向が仮入部した四月の日からの二ヶ月の間にあったことだ。奉太郎は考える。自分の見ていた人と人の関係、その距離を。 大日向のいう『友達』との距離、千反田への疑惑、福部と伊原の決着、そして奉太郎と古典部の面々との関係性の変化。 どんどんと変わっていく人と人の距離、それは他愛ない言葉で遠ざかることもあれば、たった一言で深く他人の領域へ入り込んでしまう。 奉太郎の古典部への気持ちが回りくどいと思わなくもないが、このまだるっこしさが青春か…。終わりの薄い苦味が好み。

    1
    投稿日: 2012.08.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    古典部シリーズ新作。アニメに確かなるんだっけ。キャラが立ってるからこのシリーズはつい買っちゃう。なんかジョギングしたくなった。あと高校時代に戻りたくなった(笑)

    0
    投稿日: 2012.08.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    マラソン大会という静的なイベントの中で淡々と場面が進むんだけど、承転結があり、読み物として成り立っています。 それぞれの人物の内面の葛藤や揺らぎなどを台詞のみで読み解いていくのは非常に読み応えがあります。 恩田陸さんの『夜のピクニック』はもっと心情に訴えるものだったのに比べ、こちらは理詰めで淡々としています。

    0
    投稿日: 2012.08.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    てっきり千反田と折木の距離が縮まるのかとおもったら違ってちょっとがっくり。なんか推理が突拍子もなくて少し?って感じ。

    0
    投稿日: 2012.08.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    星ヶ谷杯という神山高校の伝統行事であるマラソン大会へ参加し、走り始めるホータロー。もちろん今回も情熱らしい情熱もなく、1kmも過ぎたあたりからペースを落として道を行くと、その途中でマウンテンバイクにまたがる腐れ縁の親友(?)里志と遭遇する。長い道程の間に、ホータローはここ数十日の間に古典部へ入部希望していた新入生・大日向さんが、大会前日に希望を取り下げる経緯を「暇だから」という理由で考え始めるのだが・・・。 読者に仮定を作らせる、想像させる答えの出し方がうまい。 題材も身心に迫ってくるものがあり、癖があるのに読みやすい。 ずるずると引き込まれたけれど、謎解きよりも意見を聞いて新たに質問するときのホータローとか他のキャラクターの動きがうねうね動く姿があのアニメなのね・・・っと読んでいて納得した。 こういうものを読みきれてないので✩3でとどめています。 またなにか気がついたら書くかも。

    0
    投稿日: 2012.08.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    古典部シリーズ第五弾。進級した古典部たちの元を去った仮入部員、大日向友子。マラソン大会の最中に奉太朗は何故彼女が入部しないと心変わりしたのか理由を考える、今までの話とは関わり合いの薄い、なんとなく番外編っぽい話

    0
    投稿日: 2012.07.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    古典部シリーズ第5巻 千反田さんのために頑張るホータローの巻。一年前のことを思うと、本当すごい変化。 それと、いつの間にか摩耶花と里志がアララな関係に変わってたね。微笑ましい限り。

    0
    投稿日: 2012.07.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     古典部シリーズ。折木君たちは2年生になって、新入生もひとり仮入部してくる。結構楽しくやってたつもりだったんだけど、その新入生がなぜか突然辞めたいと言い出した。仮入部期間はあと3日、マラソン大会をこなしつつ退部の理由を突き止める、という話。  今回のキーワードっぽい「距離」は、「付き合いの長さ」でもあるのかなぁとか思った。一年間いっしょにいた折木くんたちにとっての千反田さんと、仮入部したての一年生にとっての千反田さんはまったく違うものなぁ。  あとこのシリーズ、サイドエピソードがまったく補完されないからモヤモヤがすげー残るね。関谷純の消息はわかんないままだし、「夕べには骸に」チームに何があったのかとか、今回の「友達」についてとか。ふくちゃんとマヤカのエピソードもさらっと流されてたし、すげードライだなー。

    0
    投稿日: 2012.07.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    古典部シリーズ最新刊。 最近はテレビアニメにもなって、絶賛放映中ですが、やっぱり小説に限りますな。なんだってアニメはあんな萌え系になってるんですか?? 古典部の、つかず離れず感、そしてそれでも年月を共に過ごしていることで生まれる連帯感や、お互いへの信頼など、登場人物同士の絆が強くなっているのが見て取れる、と同時に、読者と登場人物たちの絆、というか、身近さというのかな?それもまた強くなっている気がして、私だけに限ったことかもしれないんだけど、なんだか嬉しいのです。 省エネ主義のホータローが、それでも感情の波に乗って行動する姿をみると、彼らも成長してるんだなぁ何てしみじみ思ったりして、シリーズならではの楽しみも。

    0
    投稿日: 2012.07.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    登場人物への愛着は増しているけれど・・・ 設定その他に好感ももてるけど・・・ 作品の方向性は これでいいのかな・・・

    0
    投稿日: 2012.07.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今回の古典部は奉太郎がひたすら走り続けながら、珍しく労力を使って、新入部員になるはずだった大日向が入部を辞めた理由を考える。 走りながら、距離を概算しながら、それを考えながら走る奉太郎はやはり奉太郎らしかったけれども。 終わってみると、「友だち」の距離を考える。 私もそう簡単に「友だち」とは云わない。クラスの人、知人、職場の人、自分の居場所に合わせての呼称ばかり。だからそれなりにすっと入ったのだけれど、そうでない人も居るかな。 衝撃度合としては、あまり大きくは感じられなかったかもしれあい。ただ物語の構成は、とてもおもしろかった。 そして古典部員は「友だち」と云えるのか云えないのか、すごく中途半端な四人だけれど、この距離感はずっと好きです。それは形が変わっても同じ。 省エネが届く場所に手を伸ばすことは、まだないのでしょう。

    0
    投稿日: 2012.07.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アニメにもなってる古典部シリーズ。 リバーシブルのカバーとはなかなかやりますね。 奉太郎の冴えっぷりがどんどん凄くなってきてる。 せっかくだから新入部員が入ったら良かったのになーと思いました。 話は結構おもしろかったなー。

    0
    投稿日: 2012.07.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

     初版読了。  古典部シリーズの5作目にあたる一冊です。  文庫本で刊行される時期だったけれど、待ちきれずに一足先に単行本で読破しようか迷ったあげく、やっぱり文庫本で読了しました。  単行本には収録されていないあとがきが掲載されてあったので文庫本にして良かったなあ、と☆  本作は主人公たちが二年生になってからのお話で、古典部に新入生が仮入部してくるという…部活動ならではのおなじみの展開が、冒頭から「仕掛け」を用意しながら展開していく内容でした。  あとがきで紹介されておりましたが、本作の元ネタ的にインスパイアされた作品があったとしても、上手にオリジナリティあふれる内容になっているんじゃないかなあ…と、感じました。  なによりあいかわらずの主人公とその面々たち。そして後輩として登場するキャラクターもなかなかクセがあるなあ…と。  後輩に関する出来事は一応の決着はつくのですが、次がどんな展開で繰り広げられるのか、読了直後に「ああ、次巻はいつ刊行されるのか…」と、待ち遠しくなりました。  そんな時に最新号の野生時代に、最新作が掲載されているのを偶然見かけたので、単行本になる前にいち早く読んでしまおうか迷っているところです(^-^;;

    0
    投稿日: 2012.07.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    古典部シリーズ第5弾。 奉太郎らしくない気もしましたが、ストーリー展開が面白かったです。マラソン大会と並行して進んでいく感じが新鮮でした。 中身は友達ってなに?って考えるような、そんなミステリー。 全くつながらないような内容も、自分が気づかないだけで実は秘密でいっぱいなんだなって思えるような。 自分の理論だけでは周囲と食い違うんだなって思えるような。 そんなストーリーでした。

    0
    投稿日: 2012.07.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    内容…★★★ 人物…★★★ 文体…★★★★ 冒頭で何か事件があったことをほのめかせて、後はほぼ奉太郎の独白で回想しながらの推理。 今回も高校生活でありそうな事件の謎解き。 勧誘祭にマラソン大会、学校行事が沢山ある学校だな。楽しそう。 走った距離で章分けるのは流れも感じやすいし面白い。 大日向さん可愛いけど、古典部にはゲストで関わってくるに留めて欲しいキャラクターかな。 古典部は4人でかなりバランス取れてると思う。 今回えるちゃんあんまり出てこなかった、残念。 雰囲気が全体的に暗い感じ、次はほのぼのが読みたいな。

    0
    投稿日: 2012.07.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大好きな、「古典部」シリーズの第5弾。 今回は、学校行事のマラソンをしながら、後輩の入部拒否の謎を考える、というもの。 いつもながら、 読んだ後に「あぁ、そういうことか、確かに内容にピッタリだ」と納得できるタイトルと、細かい伏線に満足してます。

    0
    投稿日: 2012.07.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    マラソン大会のスタートからゴールまでを描きながら、過去の出来事を間に挟むということで、恩田陸の「夜のピクニック」みたいな感じかな。 とにもかくにも、この高校生たちが可愛いんだよなあ。大人になってしまえばどうでもいい悩みも、彼らにとっては重大で重要で、とても頭を悩ます問題で。 それとあちこちにある日常の謎も練られていて面白いぞ。 古典部シリーズは彼らが卒業するまで描かれるのかな。 彼らがどんな風に高校時代を過ごしてくのか、凄く興味があるね。

    0
    投稿日: 2012.07.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    古典部シリーズ第五弾。 仮入部した新入生が辞めると言い出した。何があったのか、ただそれだけの謎解きなのに、どうしてこんなに面白いのだろう。 後で思い返すと、伏線が多数張り巡らされてるのに気づく。 また、読み返したくなる一品。

    0
    投稿日: 2012.07.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    どれくらいの距離があるのか、知るのが怖い。 <古典部>シリーズ、第五段。今日は長距離走をしています。季節は移り変わって、古典部メンバーは二年生になり、後輩がやってきました。 千反田えるのために、奉太郎が自ら考える。その能動的な姿勢は、どう考えても、もう省エネ主義とはいえない。第四作『遠まわりする雛』で、少しずつ現れてきた奉太郎の心の揺れが、形になってきた。 省エネ主義の看板を掲げていた奉太郎は、その看板が世界から自分を隔てる壁だったことをわかっていたはず。自覚したからには、考えなくてはならない。自分と世界の間にどれだけ距離があるのか。どこまで手を伸ばすのか。どこまで他人との距離を縮めるのか。しかも、それは、すべて、自分から動くのだ。もう、省エネ主義とは言っていられない。 この「自分の手の届く範囲」から、「外の世界」へと、自分の意識を広げる奉太郎の姿が、同じく米澤穂信の『さよなら妖精』の主人公・守屋と重なる。作者のテーマなのかな。

    0
    投稿日: 2012.07.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    久々の古典部シリーズ。今回は長編。そして待望?の古典部新入部員の話。 古典部のメンバーと新入生の大日向とのさまざまなエピソードを通して、古典部4人の距離感がよりいっそう見えてくる感じがして面白い。 そしていつものごとく奉太郎の推理でそれぞれの事象がだんだん繋がっていく様は気持ちよく、どんどん読み進められた。 最後は少し重い結末になってしまうが、全体的にライトな読後感でした。 個人的には大日向はなかなか個性的なキャラだと思うので入部してもらっていいんだけどな。

    0
    投稿日: 2012.07.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    うーん・・・先が気になってページをめくるわりに、途中で何度か「今回、そんな面白くないな」と思ってしまった。 マラソンというイベントとともに物語が進行していくという設定はいいんだけど、その設定が活かし切れてない気がする。 そして、キャラクターの個性が薄れてきた。シリーズ最初から読んでいるからいいものの、この話だけを読もうとしている人には、登場人物一人一人のキャラが掴みにくいと思う。

    0
    投稿日: 2012.07.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    相変わらずミステリーではなくジュブナイルものだと思って読めば面白いと思う。 あまり推理しながら読む本ではないとは思うので ミステリーを求めているとがっかりしてしまう気がする。

    0
    投稿日: 2012.07.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    サザエさん的に年を取らないのかとおもったら、シリーズ5作目にしてようやく2年生に進級。急いで買わなくてもいいかとおもっていたら本屋からもamazonからもいっとき消えて、おどろいていたら表紙がリバーシブル仕様だった。理屈ではわかっていても距離って難しい。ホータローはそれが苦手な方だとおもうけれど、いろんなことを推し量れるのはスゴイと素直におもう。

    0
    投稿日: 2012.07.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより) 春を迎え高校2年生となった奉太郎たちの“古典部”に新入生・大日向友子が仮入部する。千反田えるたちともすぐに馴染んだ大日向だが、ある日、謎の言葉を残し、入部はしないと告げる。部室での千反田との会話が原因のようだが、奉太郎は納得できない。あいつは他人を傷つけるような性格ではない―。奉太郎は、入部締め切り日に開催されたマラソン大会を走りながら、心変わりの真相を推理する!“古典部”シリーズ第5弾。

    0
    投稿日: 2012.07.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    マラソン大会の行程とともに話は進んでいく。ゴールがあるから話は進まなければならないのだろう。マラソン大会中というルール付けはおもしろいですね。いつも通り伏線が細かい。少しずつ誤解が大きくなっていくのは分かっていた。しかし、全巻の恋の話が頭に残っていたせいで読み違いをしていた。

    0
    投稿日: 2012.07.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かったかと言われるとそうでもないんだけど、 先が気になってあっという間に読み終わってしまった。

    0
    投稿日: 2012.07.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なるほど~ぴったりなタイトルだな、と思いました。 http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-912.html

    0
    投稿日: 2012.07.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ■あいつはなぜ辞めたんだ。 「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」をモットーに、全てにおいて〈省エネ〉を目指す少年・折木奉太郎は、新学期を迎え高校2年生へと進級した。奉太郎が所属する古典部にも新入生・大日向友子が仮入部してくる。部員千反田えるや伊原摩耶花たちともすぐに馴染み、このまま入部するものだと思っていたのだが、ある日、謎の言葉を残し、入部はしないと告げる。どうやら部室での千反田との会話が原因のようだが、奉太郎は納得できなかった。千反田は他人を傷つけるような性格ではない――。奉太郎は、入部締め切り日に開催されたマラソン大会を走りながら、大日向の心変わりの真相を推理することに! ミステリとしての完成度の高さはもちろん、ホロ苦さの残る青春小説としても注目の一冊。

    0
    投稿日: 2012.07.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2年待った。文庫化されるまで2年待った!舞台がマラソン大会だから仕方がないけど、今回はホータローがメインで里志、摩耶花、千反田さんの出番が少なかったのが残念。みんなでわいわいしてるのが古典部っぽいんだよねー。でも、やっぱり面白い。古典部のアニメ版DVD買おうかな~・・・。

    0
    投稿日: 2012.07.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    古典部シリーズ、二年目のスタート、春の物語。 それはちょっとしたボタンの掛け違いからはじまりました。 意外にその底は深く、でも、青い友情であればありそうな。 ちょっと学生のころを思い出しました、とある想いと共に。 - だから、違うと思った。 外からだと見えない(見ない)ことも、 内に踏む込めば、だいぶ見えるようになるのでしょうか。 ふたりの距離の概算も、少しは精度が上がってきたのかも、知れません。 さて二年目の物語は、どのように綴られていくのでしょうか。。

    3
    投稿日: 2012.07.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    古典部5作目。 新入部員が突然部活をやめる、と言い出した謎を解く話。 表題の「ふたりの距離」が文中に2回でてくるけど、表題となってるせいかもしれないけどそこはかとない違和感を感じた。 話の途中、格言や諺がいくつか登場するけど高校生の一般知識?とちょっと首をかしげる…。 作品としては纏まってるんだけど、多分魅力あたりがいまひとつ。 登場人物たちにとっちゃ重大な謎かもしれないけど、 読み手からしたら発端から解決まで、盛り上がりに欠けるかな?

    0
    投稿日: 2012.07.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「古典部」シリーズ5作目、待ってましたの文庫化!読了です。 2年生になった古典部のメンバーと新入生との交流と確執を、長距離走大会で走りながら振り返る構成で綴られています。 実に清々しい読後感! 「小市民」シリーズも楽しいですが、やはり米澤氏の真骨頂は「古典部」ですね。 タイトルも、読後に考えると・・・ウマいです(^_^)

    0
    投稿日: 2012.07.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     前作『遠回りする雛』に続いて恋愛色がほの見える感じ。  恋愛といって悪ければ、主人公が他人に対してちょっとずつ積極的になってきている、というか。青春小説らしいですな。  カバー裏はアニメ表紙だったが、アニメ化はこの話までやるのだろうか。話のキリとしては『遠回りする雛』までのほうが綺麗な気がするけれど。あとアニメの描写の中で、本作に書かれている要素と矛盾してる部分があったような。  引用は、思わず笑った部分。年度替わってそちらの問題にはケリがついたんだな、と。

    1
    投稿日: 2012.07.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ふと、恩田陸「夜のピクニック」を思い出した。 両書とも、著者が後書きでスティーブン・キングの「死のロングウォーク」に言及してたのが、ちょっとした共通点かな。 高校生が学校行事でダラダラ長距離を移動しながら四方山話をする、ってプロットも共通なんだけど。 今度は、キングのも読んでみるか。

    1
    投稿日: 2012.07.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    2012 7/4読了。WonderGooで購入。 古典部シリーズ新刊、文庫落ちしていたので買ってきた。 新年度、仮入部していた後輩が突然、入部をやめる・・・と言い出した翌日、マラソン大会実施中、20kmを走ったり歩いたりしながら、奉太郎がなんでそんなことを言い出したのか、仮入部当時からの出来事を思い出しつつ、通りすがる他の部員から話も聞きつつ推理する、という筋。 推理自体だけでなくうまく他の面々とすれ違えるためのペース配分も並行して行なっているあたりがちょっとおもしろかった。 それにしても、入部してもらうためではなく、責任を感じているえるのことを思って推理に臨んでいるであろうあたり、そして作中で描かれる各エピソードからも、奉太郎はなんかもう・・・はっきりしたらいいじゃないか、ねえ。 最後が実にすっきりしない感じもいつもどおりで良かった。 アニメは見てなかったけど、どうなのかねえ・・・。

    0
    投稿日: 2012.07.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    待ってました!古典部シリーズ! 完走?して読了。 疾走感はなくとも、スッキリ感でいっぱい。 できれば、大日向さんには入部してほしいなー。 こりゃもう氷菓から読み直すしかないわな。

    0
    投稿日: 2012.07.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった。 何の変哲もない話をここまで面白いシチュエーションに変えられるのか。 作者のセンスに脱帽。 二年生になったほーたろー達。 古典部に入るはずだった新入部員が突然入部を辞めた。 その理由をマラソン大会の間にほーたろーが解くという話。 タイトル通り、様々ふたりの距離の概算。 人との距離感を掴むのは難しい。 ある程度冷めた大人ならまだしも、中高生ならなおさら。 距離を測り間違ったら人間関係には言いようのない溝ができる。怖いね。 とはいえ悪いことだけでもないとも思う。 この中で里志と伊原の距離感の変化は好ましいし、ほーたろーと千反田の距離感の変化による信頼感は見ていて微笑ましい。 自分でも、誰かでも、相手との距離の概算をしていくのは悪いことじゃない。人が人に対して必死に真剣に考えることが悪いはずはないから。 きっと今は分からなくても、後になってわかることも多いんだろーな。

    0
    投稿日: 2012.07.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    春を迎え高校2年生となった奉太郎たちの“古典部”に新入生・大日向友子が仮入部する。 千反田えるたちともすぐに馴染んだ大日向だが、ある日、謎の言葉を残し、入部はしないと告げる。 部室での千反田との会話が原因のようだが、奉太郎は納得できない。 あいつは他人を傷つけるような性格ではない―。 奉太郎は、入部締め切り日に開催されたマラソン大会を走りながら、心変わりの真相を推理する! “古典部”シリーズ第5弾。 今回は、古典部に新たに新入生の部員、大日向が加わります。 今作は、ほぼ新入生の話といってもいいような感じになっています... お馴染みの四人が好きな方には残念に感じるかもしれません(^_^;) しかし、副部と伊原の関係が変わったり、奉太郎の千反田に対する見方が変わっていたり、面白い部分も多々ありました。 そういった意味で、今回は謎というよりタイトルにもある『ふたりの距離』にスポットが置かれていて、主人公とヒロインはもちろん,いくつもの『ふたり』の,恋愛,友人などの距離が見て取る事ができます。 いろいろな見方があるかと思いますが、個人的にはミステリー要素よりも青春物が好きなので、今作は楽しく読み終える事ができました(=⌒▽⌒=) 『氷菓』のような奥深い転調や『愚者のエンドロール』のようなミステリ的な趣向、『クドリャフカの順番』のお祭り騒ぎはなどは望めませんが、マラソンというひたすら走りながら考えにふける営みを軸に据えて「人間関係の悲喜劇」が真正面から扱われているように思います。

    0
    投稿日: 2012.07.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    やっと読めた。 折木や千反田さんの言動や行動は高校生らしくないかもしれないけど、学校の外のことに対しては何もできないし、しないという点は、とても高校生らしいと思った。 終わり方は何か苦いものが残るけど、嫌いじゃない。

    0
    投稿日: 2012.07.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    古典部シリーズ5作目。 ”ふたりの距離の概算” このタイトルが憎いほど秀逸! いよいよ自分もこのシリーズにどっぷり浸かってしまった。 次作が待ち遠しい・・・

    0
    投稿日: 2012.07.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    やや距離を置いていた米澤作品。文庫化なので読んでみました。おもしろかったよー。適度な暗さが。 新作、出ないのかな??続きがどうなるのでしょうね。私、気になります。

    0
    投稿日: 2012.07.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    終わりに近づくにつれ、奉太郎につられて重苦しい気分になる。 新入生であるところの大日向が、やましさから結果的に古典部の雰囲気に影を落とす。 個人的な希望としては、大日向には今後は明るい話題を提供してもらいたい。 こんな終わりじゃ後味が悪いから。 早く続きが読みたいなあ。

    0
    投稿日: 2012.07.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    仏様のような人→菩薩みたいな人→内面は夜叉。大日向さん。 ぱっとプロローグを読んだ時に思いついたこと、1つは大日向さんが退部した理由を考察すること、これは折木奉太郎とおんなじ立場になった考えることが出来るし、基本的に物語自体がそれを基として組み立てられているはず。もう一つは、マラソンの進行速度がどうなるかだ、ラスト終盤に遅れて出発する千反田にも追いつかれる為には相当量の減速をしなければいけないし(まあ、これはある意味サボりだから簡単なんだけど。)章ごとのサブタイトルが距離になっていたので、ここから何かしら重めの意味があるんじゃないかと推測も出来る。後々に人間的な距離感としても入ってくるのではないかというのが一番最初に思いついた事だけれども、まあそう安々とはわからないだろう。 里志の小話が面白いかどうかの判断はちょっとどうかわからない。いや、きっといいんだろうけどどうしてか変なふうに見えてしまう。テンカトッタってねぇ・・・。 段々と仲の良さを見せていくのだろうけど、えると奉太郎の会話がなめらかになり過ぎて「いいなぁ」とか思ったり。特に荒っぽい会話P42とかで喩え話でバッチリ通じているのを読むと何だか「もうこれで十分だろう」という気分になる。 P54二人がカップルに見られているから、近づきがたいオーラが発生しているんだろう、とか。 そうこう会話をしている内に、大日向さんが釣れたということか。 P69 「友だちが言ってたんですけど、名札を出さないのは後ろ暗いやつだって」 塩水で胃の中のものを吐かせるって相当な処置じゃあなかろうか? というかそういうの簡単に出来るのか?あまり発想としてもそうそう思いつかないけれど・・・。入須の独断で出来るのだとしたら、かなりのマッドな性格でもあるけれども、女帝だとそういう事も出来るということなんだろうか。 というか自分はもしかしたら1人称視点の物語が好みなのかもしれない。絶対的でない視点から、客観的に見せようとしている主人公から文章でどんどん人としての感情が漏れでてくる瞬間がいい。そこが客観的に解説されているよりも主観性で正確でない回答を出したりしている「ブレ」が面白い。 「その猫、ビーム撃つから」っていう言葉のインパクト。 「遠回りする雛」の後に風邪引いて寝こむとかどんな拒否反応だよ。 100ページから先の会話が段々とラノベっぽい言い回しになってきた。いいよこういうツッコミの入れ方。 しかしこの時期の二人っきりで部屋にいることの罪は半端ない。斬首に値する。P124の段階で大日向が折木奉太郎狙いで古典部に入ったという可能性に自分で気付く・・・というか推測する。そして3章の冒頭でアウトである。これは殆ど確定したといっていいだろう。そうすると大日向さんは千反田に付け入るスキがないから諦めたという流れにしているのかな? とか何とか。 そうなんだよなぁ、こっからは甘いベタなメロドラマと化していくのかもしれないと思うとちょっとためらいが出てくる。こういうのは読むのに頭が熱くなりすぎるから一定の閾値に達するとクールダウンの為に読み止めないといけなくなるからだ。 やっぱりなんかギャグの使い方が良くなってる気がする、こういう会話劇がたくさんあっていいと思う。 「千反田との距離の概算はもうすっかり狂ってしまった」 P192この女優とキャッチコピーに対して何が言いたいのかがわからず反応を示せないのが、強いメンタルをもっているなぁ、と。 しかしである、推理からの問題解決のためとはいえ、片方はマラソンを無視してまでえるをまち追いついて、二人で神社に入っていくとかもうダメである。想像力は遥かに「あきましておめでとう」を上回る。 マラソンでの距離の離され方、里志>摩耶花>える=奉太郎>大日向 ストーリーは学外にも向かうこともあるのだろうか、それともやはり高校生活のみになるか。 千反田の好奇心を全体の話のきっかけにせずに問題の元凶そのものにしたのも良い展開だったと思う。 この友達としての距離感の違いは、大日向と学外の友人・千反田と奉太郎の差とすれば、読んでいる最中に考えていた恋心としてではなかったのかもしれない。

    0
    投稿日: 2012.07.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    二年生に進級した奉太郎たち。 古典部に一年生の新入部員が入る……が、本入部の前に「やめる」と言われてしまう。五月のマラソン大会参加中、奉太郎はその理由を考える。 それらしきシーンはなかったものの、恋愛色を頭の片隅に印象付けておいてしまうような部分があちこちにちりばめられている気がする。 何もやましいことは無いのに家を訪ねたことを言わなかったのは、言いそびれただけではなく何か思うところがあったのだろう。大日向の事情を奉太郎が自発的に考えようとしたのは、千反田が勘違い故に心を痛めていたから、それをどうにかしたかったのだと思う。 奉太郎は決して、冷めた人間ではない。千反田の頼みは断りきれないし大日向のことを慮れなかったことを悔いている。巻を追うごとに人間味が出てきたな、なんて思ってしまうが、ただ描かれていなかっただけなのだろう。 今回一番面白かったのは、カボチャについての千反田の推理シーンかな。さすが農家の娘!

    0
    投稿日: 2012.07.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    文庫版で再読。 奉太郎の心の変化が、良い方に転がっていけば良いなと思える一作だった。 早く新しい古典部の話を読みたい。

    0
    投稿日: 2012.07.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    アニメも観てるけど、小説の表紙がアニメ版だったらどうしよう?とちょっと焦った。リバーシブルでくるとは流石角川(笑) 今回はホータローの独壇場。いつもとはちょっと違うかな。

    0
    投稿日: 2012.07.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    表紙がアニメ絵版だったらイヤだなと思ってましたが、リバーシブル仕様でしかも通常表紙がデフォルトだったので安心しました。 リアルタイムで進行するマラソン大会と主人公の回想を行きつ戻りつ、細かな謎を散りばめながら全体としての謎を構成していく。その構成はさすがの一言です。最近の米澤作品の傾向も少し出ていて、ややダークな心情を描いている面もありますが。

    0
    投稿日: 2012.07.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ねー、あの子なんで部活やめたの?わかんなーい。そっかー。 で終わる話もここまで丁寧に書き上げると面白いんだなぁと、この本を読んでいて思う。 奉太郎もだんだん省エネっぽくなくなってきて、そこの葛藤がなくなった分読みやすさが増したように感じた。 ひなちゃんもそうだったように、ずっと友達って難しいんだよね。 一生親友とかずっとツレ!とかゆってたけど、案外そうもいかないと気づくのは少し先の話。 それでもその時の感情が永遠に続くような気持ちでいられたあの時が、それはそれで楽しかったけれど。 今回も面白かったです! 個人的に奉太郎のお姉ちゃんが好き。

    0
    投稿日: 2012.06.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    里志がかっこよくなってきた(笑) 奉太郎はほーたろう。 学校生活がなつかしく思った(●'ω'●)

    1
    投稿日: 2012.06.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    20kmのマラソン大会(星ヶ谷杯)を走りながらの推理。 自分の中にやましいと思っている部分があると、いろんなコトが真っすぐ見られなくなる。 真っすぐ見られなくなるから、歪めて受け取ってしまう。 自分と相手が、すべて同じものを同じように捉えていると錯覚してしまう。 錯覚を自覚したうえで、どれくらい手を伸ばせるだろうか。 最後まで読むとなかなかいろんな意味を含めたタイトルだったのだと、納得でした。

    0
    投稿日: 2012.06.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     古典部シリーズ第5弾。2年生になっても相変わらず省エネ主義を掲げる奉太郎ですが、今回は自発的に疑問にぶつかっていきます。  えるとの出会いで少しずつ出てきていた奉太郎の変化が大きく描かれた話でした。心情の揺れ動きが高校生らしくて、つい見守りたくなる主人公というのが古典部シリーズの魅力のひとつだと思います。

    0
    投稿日: 2012.06.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    古典部シリーズ第五作。というよりは二年生編第一作といった感じ。 いつになったら文庫化するのやらと思っていたら突然アニメ化するしアニメ放送中に文庫化するしで角川汚い!(褒めてる) 最初から最後までマラソンで走っている。走りながら推理してる。あのホータローが… というか、「儚い羊たちの祝宴」と「追想五断章」を読んだ後にこれを読んだからギャップがすごかった。作品の明るさと重さが同じ作者とは思えない。思えないけどほろ苦さは同じかも…(儚い羊は苦いどころじゃあないけど) 古典部シリーズが完結するのは何十年後だろうか… あと小市民の続編は…

    0
    投稿日: 2012.06.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ミステリーとして読むと、物足りないかも。 また、今回はキャラクターごとのからみが少ないので、盛り上がりに欠ける感じ。 ただ、ライトノベル感覚で、高校生の日常の1コマと思うと、まあまあかな。

    0
    投稿日: 2012.06.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    古典部シリーズの最新刊。 二年生になって部活の存続をかけて、新入生を勝ち取る。 と、いう様なアツイ展開にはやっぱりならなくて、 いつも通りのゆる~い展開。 ここに来て新しいメンバー投入して、新展開かと思いきや、 やっぱり、、、と、いろんな予想を裏切る。 個人的には、前回の短編の出来の方が良かったな〜。

    0
    投稿日: 2012.06.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    古典部シリーズ第4作目。 話の主体はマラソン大会中を軸に展開する、他に見ない内容です。 高校2年生になった主人公達、新入生の入部希望者も来て順調に再び歩み出したと思いきや... 毎回謎とヒントの出し方上手いと思う。

    0
    投稿日: 2012.06.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このまわりくどさが米澤穂信の真骨頂だと思う。(誉めてますむしろ絶賛です。 著者の作品を好めるかどうかはこの、微妙な日常に溢れる毒をどう捉えるか、なのかなと。

    0
    投稿日: 2012.06.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ついに古典部の面々も2年生になったか…感慨深い。 「ひなちゃんてもしかしてホータローに惚れたんじゃ…だからちーちゃんを誤解して」などと一瞬思い込んだのだけど、よく考えたらホータローはそんなふうに下級生女子に惚れ込まれるタイプではなかった。 にしても相変わらずすごい伏線が巧妙で惚れ惚れしてしまうなー。限定条件下で安楽椅子探偵的な謎解きっぽいかんじなのに、本人はマラソン中(えらい歩いてるけど)というのも、なんともいい味わいでした。 青春でありミステリである、どちらの要素も欠かせない、いいシリーズだなあ。 ラストもほろ苦いけれど、いいほろ苦さと思いました。

    0
    投稿日: 2012.06.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    同じ米澤作品だと、さよなら妖精、ボトルネックの流れを汲む、青春時代の苦い内面心理描写に基づいた謎解き。 ただ異国情緒やファンタジックな要素が無い分、前例に挙げたものより地味な印象。 マラソン大会の日に問題を解決するという意外性と細かい心理描写が個人的にはたまらない。特にこれまで古典部シリーズを読んできて、4人のキャラクタを十分に把握した段階で読み込むに相応しい内容だと思う。 ところで最初に出てきた「ふたりの距離の概算」って、まさか物理的な距離とは!本当に速度と時間をかけて求めるとはね。

    0
    投稿日: 2012.06.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    さよなら妖精やボトルネックといった、米澤穂信の他作のように、青春の不安や絶望、劣等感を色濃く描いた作品でした。全体に暗いトーンで話しが進み、良い意味での氷菓シリーズの軽さが少なく、読後の後味も悪く、作者の考えが色濃くでた第5巻でした。最後のお団子やさんのシーン、良かったですね。5月末の気温28℃の昼下がり、日差しは真夏ほどではなく、湿度も低く、心地よい風が吹き抜けている。マラソンコースから外れてお団子屋さんの店先の木製の背もたれのない長いすに腰掛け、女の子と並んで草団子を食べている。えるが目撃したら…しばらく口きいてくれないかもしれませんね。私はてっきり大日向さんの横恋慕だと思い込んでました(^^ゞ

    0
    投稿日: 2012.06.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    古典部シリーズはもう、謎解き無くていいんじゃないかなと思ってしまった。暴言・極論と分かりつつ。 謎解きの過程で登場人物達の心が変化し、ある一面からだけ見えていたものが違う側面を見せはじめるのがこのシリーズの妙とは言え、ちょっと謎そのものにとってつけた感が拭えなくてなあ。 じゃあ、謎解きなくしてどうすんだよと突っ込まれると困ってしまうのであった。暴言吐いといてこのトーンダウンで申し訳ない。

    0
    投稿日: 2012.06.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    同級生のみで構成される部活動には、基本的に新入部員はやって来て欲しくないと思っているのだが、今回は彼女に入って欲しかったなぁと思った。今後どうなるかは分からないけれど。 推理はまぁ相変わらずだった。置いてけぼりというかなんというか……。

    0
    投稿日: 2012.06.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    もう、ミステリーじゃなくていいよね?という感じ。 実際に推理というより青春小説を読んでいる感覚。 ただ、逆に推理小説っぽさを外したところで良さが出ている気がする。 古典部シリーズを青春小説と思う人にとってはかなり良くできている作品ではないでしょうか?

    0
    投稿日: 2012.06.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    優しさや無邪気さや爽やかさの中に、深い気持ち悪さを感じる。それがすごくいい。不条理さというか、世界のどこにでもある悪意というか、そんなものが匂う。米澤穂信作品に共通するもの。小さな日常の謎を解いて行く、っていう過程や謎解きも確かに面白いけれど、よくある日常系のミステリでは終わらない悪意。謎は解けて、誰かが特別に不幸になってるわけでもないのに、なんか釈然としない。だから脳みそに残る。それにしても、カバー裏のアニメ絵はほんとにやめてほしい。名作文学作品をアニメ絵カバーにするよりもキモチワルイ。

    0
    投稿日: 2012.06.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これまで以上にテンポとユーモアがあって会話が楽しい。現在走りながら過去を回想して推理するという文章の組み立てもいい。

    0
    投稿日: 2012.06.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    特大オビの代わりにリバーシブルオビ。既刊のオビなしを持っているのに、オビ付も一通り買った私は、リバーシブルじゃなくなった後に再び買うのでしょうか。はてさて。 新勧の謎解きに始まり、新入生が、と思ったら、退部。しかもなんだかもやもやする。ホータローはマラソン大会を歩き、休み、走りながら考える。果たして、退部の本当の理由は。 それぞれに日常の謎的な謎解きもありながら、最後にそれらの過程がひょいひょいと摘み上げられてゆくのがすごく気持ちよかった。 それにしても、あれこれ食べたくなる、深夜には危険な小説です。(真夜中にクリームとジャムたっぷりでスコーンを食してしまった。)

    0
    投稿日: 2012.06.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    久しぶりの古典部シリーズ第5弾。 ホータローとえるちゃん、こんなにキュンキュンする関係でいいんですかと。 時が流れているのだなぁと。 あと、土日の摩耶花と里志がわたし、気になります!

    0
    投稿日: 2012.06.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    古典部シリーズ第五作「二人の距離の概算」 二年生になった古典部四人に後輩ができた。しかし、新しく入った後輩大日向友子は古典部を辞めるという。 マラソン大会で20km走っている間に奉太郎は彼女が辞めると言った真意に辿り着けるのか 奉太郎の推理の完成度、巧妙に散りばめられた伏線にミスリード。今作は読者にも推理できる余地があるように構成されています。 意図しない小さな出来事の積み重ねが、何を起こすのか。 全能感は相変わらず

    0
    投稿日: 2012.06.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    古典部シリーズ第5段。今回の日常ミステリも相変わらず面白かった。走りながらあんなに色々と考えられるほうたろーが羨ましい。お姉さんの不思議さも健在。 次回作を楽しみに待ちたいが、いつになることやら。

    0
    投稿日: 2012.06.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    氷菓から比べると若干テンポが軽くなった気がする。 今回は全体的に憂鬱な空気だった マラソンの間という限られた時間で回想を含め騒動を展開する構成はさすが。 やっぱり構成とタイトルの緻密さとセンスがとても好きです。 後輩ちゃんがさよなら妖精のマーヤ思い出す感じでした。

    0
    投稿日: 2012.06.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    古典部シリーズ長編。今回も小さい謎解きから大きい謎解きまで、多種多様に楽しめた。 マラソンをしている現在と、思い出される過去が絡み合っていく進みかたもすごく面白い。ふとしたことから謎を見つけて解決していく米澤さんスタイルもさすが。 そしていつのまにか摩耶花と聡志がうまくいってる!このエピソード、是非知りたい。 気になります。

    0
    投稿日: 2012.06.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『遠回りする雛』があまりにきれいに終わっていたので、まさか原作が2年生編に突入してるとは思いもしませんでした。 ビジュアル未定の新キャラはいますが、京アニのおかげで脳内アニメ化も余裕です。 2クール未満の全22話予定だったら順当に『遠回り~』のラストで締めでしょうが、やっぱり2年生編も見てみたいですね。・・・10年後ぐらいでしょうか。

    0
    投稿日: 2012.06.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大好きな古典部シリーズの最新刊が、遂に文庫化されました! みんな2年生になって、ちょっとずつ変わった感じ……。アニメではすごく『ほろ苦い青春』みたいな部分を推していて、今までの既刊の記憶ではそうだったかな?って感じでしたが、今回の話を読んで納得。アニメを見ながら、続きを楽しみにしたいと思います(^o^) (20120624)

    0
    投稿日: 2012.06.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ハードカバーで購入済みなれど蒐集欲に抗えず購入。細かい訂正が分かるほど前読んだ記憶は残ってなくてよかった。 奉太郎がえるの関係が初々しいよりもさらに初々しくていい。自らえるのために行動するのも省エネらしからなくていい。 古典部シリーズ特有の結末の苦さは今回も健在で、登場人物の誰一人幸福に帰結したとは言い難い。高校生らしさの欠片も持ち合わせていない奉太郎だが、自分の推理の結果が生むもどかしさに悩むところだけは高校生らしい。

    0
    投稿日: 2012.06.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    古典部シリーズ。持久走大会の間に走りながら証言を集めて、ゴールまでに解決!っていうのが新鮮だった。しかし「友達なんだから」ってセリフはいちいちイラっとするなあ(笑)ホータローが頑張ってるのも新鮮でした。

    0
    投稿日: 2012.06.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    昨日購入。古典部も2年生ですねえ~ 前半から何か伏線があるのだろうと構えて読んでいたためなんとなくお話全体を楽しめなかったというマヌケな読み方をしました。私はきっと1年生はホータロー狙いなのかと思ってたのですが違ったのですね。 それにしても子供の世界の人間関係や金銭関係は複雑で面倒だよな、と言うことを久々に思い出しました。社会人になってしまえば自分の頭のハエは自分で追えますが(手に負えないほどにしちゃう人も居るけれども)嫌でも毎日学校と言う閉鎖空間で顔を突き合わせる学友と、保護者に頼る以外収入の無い身は追い込まれると本当にどん詰まりだなあと息苦しく思い出しました。 実は社会人の方が割り切ってしまえば人間関係も楽なのかも知れない。そんなことを思ったりしました。

    0
    投稿日: 2012.06.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    古典部シリーズの5作目で、奉太郎たちは2年生になります。 表紙がリバーシブルになっているので、新旧どちらのデザインで揃えている人にとっても嬉しい仕様。 新1年生の入学に伴い、各クラブの熾烈を極める新入部員勧誘作戦が繰り広げられる中、古典部にも、遂に1人の入部希望者が。 しかし、仮入部を経て、そのまま本入部・・・と思われていたその1年生は、退部の意思を表明します。 一体何があったのか?という謎を、マラソン大会で20kmを走りながら、奉太郎が解いて行きます。 それぞれの個性はそのままに、でも、しっかり先輩になってきたんだなぁ、と、思いました。 今後も楽しみです。

    0
    投稿日: 2012.06.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     米澤穂信の古典部シリーズ第5作目の文庫化。「日常の謎」を取り扱ったミステリー小説です。最近アニメ化されたので、このシリーズを本屋で見かける機会が多くなって来ましたね。  今作は「新入部員が部活を突然辞めてしまったのはなぜか?」という謎を解き明かしていくのですが、見所は、ストーリーの進め方。ミステリーなので、やはり関係者から事情を聞いて、それを元に考えて、を繰り返してストーリーが進んでいくのですが、それをマラソン大会と上手く組み合わせているのが面白い! クラスごとに出発時間が分かれているというマラソン大会独特のプログラム設定が生かされていて、後から走ってくる部員に話を聞くために遅く走り、さらに次の部員に出会うまでの時間を推測しながら考えを練り……そうして「ふたりの距離の概算」をしながら、最後に走ってくる新入生に真相を迫ります。途中で挿入される回想シーンでの謎解きがクライマックスの謎解きにちゃんと反映されているのはお決まりですが、そこで期待を裏切らないのが米澤穂信らしさでしょうか。  今はアニメで注目されていますが、そこから米澤穂信のミステリー作品がもっと広く読まれるようになると個人的には嬉しい所。アニメで興味を持ったという方は、次に「さよなら妖精」か「春期限定いちごタルト事件」(どちらも学園モノの「日常の謎」作品)を手に取ると楽しめるかもしれません。と言っても、私自身全てを読んでる訳ではないのですが……頑張ります(^_^;)

    0
    投稿日: 2012.06.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ミステリには、問題編ではもやもやとしたものだったのが解決編で一気に晴れ渡るような感覚があります。自分の目には見えてなかったものがすっと見えてくるのはなぜかわかりませんがおもしろいです。 伏線をどれだけ拾って、そこから想像力を広げれるか、僕はそういう才には恵まれていませんから、いつもあぁそうだったのかあって感じですが、ミステリを楽しめるのは逆にそういう人なんでしょうね。 伏線の回収と、文章の起伏がとても上手にできている作品でした。

    1
    投稿日: 2012.06.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     古典部に仮入部していた1年生が本入部直前にやめると言い出し、その原因が部長の千反田にあるらしいが何があったのか、ということを主人公の奉太郎が推理する話です。マラソン大会を走りながら、ここ最近の出来事を思い出したり、後からくる部員に話を聞いたりしながら、推理をしていきます。仲間のすれ違いが話の主題になっていたり、マラソンをしているため基本的に奉太郎一人で話が進んでいくからか、今までの〈古典部〉シリーズよりも少し暗い感じがしました。  暗いばかりではなく、いつも通りのとぼけたやり取りなどもあったし、最初の何章かにも短編的な推理の話があって面白かったです。

    0
    投稿日: 2012.06.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    待ちに待った《古典部》シリーズ第5段、文庫化!! ということで、さっそく発売日に一気読みしました。 『遠まわりする雛』から、高校2年生になった奉太郎たちの成長を感じられる1冊でした。 特に、えるちゃんをはじめとした、古典部メンバーに対する奉太郎の姿勢は素直になったなぁと思いました。 入部受付での他愛ない会話を聞いたら、私も古典部に入部希望だします。 ところどころの、わかりにくいジョークや突っ込み、言葉遊びが軽快で心地よいです。 いつもどおり、気付かないうちに散りばめられた伏線が、最後に回収されて行くのはさすがでした。 米澤先生の作品の魅力のひとつである、切なさが残るさわやかな読後感は健在です。 1年生の時にクラスメートだった何某くんと奉太郎の間で、なにがあったのか、私、気になります。 いつかのための伏線だったらいいな。

    3
    投稿日: 2012.06.22