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世界は密室でできている。
世界は密室でできている。
舞城王太郎/講談社
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総合評価

147件)
3.9
38
46
44
4
1
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    面白かった。 最後は少しシリアスな場面だったけど、友紀夫とルンババの友情が固いものだと伝わって感動した。 舞城王太郎氏の作品は初めてだったが、まるで大阪のしゃべくり漫才を観ているかのような疾走感は読んでいて気持ちいいものだったし、笑える部分も多々あって素晴らしい作品だったと思う。

    0
    投稿日: 2025.01.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    舞城王太郎先生の作品は二作目!!! やはり大好きな文章の疾走感とワードセンス。 しかしそれは面白いだけでなく、ダイレクトに登場人物の心を伝えて、直で自分の心を揺さぶられる感覚になる。 起こる事件自体は様子がおかしいものが多いが、そこも面白がりつつ、人間の感情を極端に伝えてくれていると感じた。 次読む本も楽しみ!

    4
    投稿日: 2024.11.04
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    舞城王太郎作品をおすすめしてもらったので読んでみました。 序盤からどぎつくグロテスクな表現が続き、顔をしかめながら読み進めると、軽快な一人称の語り口に気づけば引き込まれています。 ぶっ飛んでいながらも友情、恋愛、青春の機微が切なく描かれています。 中毒性が高いと思います。

    0
    投稿日: 2024.03.05
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    青春カケル殺人事件  冒頭の、肌を搔きむしって全身が乳首のやうになるシーンは、なかなか想像するとグロテスクだ。  下品でくだらなくて気色悪いのだが、最後まで読むと、まあめちゃくちゃでヘンテコリンな小説だけど、アリかなといふ気がしてくる。  登場人物はみんなどこかをかしい。けれど、まあツバキエノキ魅力的だしアリかな。連続殺人もバカミスすぎてアホらしい。けど、ここまで飛ばしてると、全体と調和してるしまあアリかな。で、最後もよく書けてゐる。  いままで読んだ舞城王太郎のなかでいちばんおもしろかった。  たとへばツバキさんが屍体を使ってしてしまったことが、たいへん狂ってゐる。度肝を抜いた。しかしそのイメージがいつまでも頭から離れない。鮮烈なイメージ。  笠井潔氏は、かつて日本推理作家協会賞の短篇部門に舞城氏の「ピコーン!」が候補になった時(2003年)、かう評した。《ミステリとしての歪みや撞着にかんして作者は確信犯であ》る。つまり、わざとこのやうなバカバカしい書き方をしてゐるといふことだ。舞城氏の作品が一貫してこの傾向にあることは、作品を読めば明らかだ。  さて、氏は小説にモチーフやパロディを用ゐる人だ。たとへば、デビュー作の『煙か土か食い物』は、尾崎真理子氏の指摘の通り、大江健三郎の『万延元年のフットボール』でした。また、短篇「熊の場所」と『阿修羅ガール』は、神戸連続児童殺傷事件がモチーフです。『ディスコ探偵水曜日』はさまざまなパロディが仕込まれてをり、西尾維新やそのほかに留まらない。  さう考へると、この『世界は密室でできている。』もなにかしらのものが根底にありさうな気がする。 (どうも私はまた大江健三郎の『万延元年のフットボール』なんぢゃないかと、根拠薄弱ながら思った。なんたって『万延元年のフットボール』は、《この夏の終りに僕の友人は朱色の塗料で頭と顔をぬりつぶし、素裸で肛門に胡瓜をさしこみ、縊死したのである。》といふ、度肝を抜く文から始るから。)

    0
    投稿日: 2023.06.05
  • もう一つ入り込めず

    作者の作品は初めて。 新聞のコラムで推薦されていたのを読んで、興味を持って購入。 奇想天外な展開で、それはそれで面白いのだけど、少年を主人公にしたためと思われる文体が今一しっくりこなくて、なかなか入り込めなかった。

    0
    投稿日: 2023.04.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    舞城王太郎スタイル健在。 破綻しそうな危うさを常にちらつかせつつ、勢いに乗ってなんとか崩れることなく最後まで突っ走った感じ。それでいてクライマックスの盛り上がりにはすっかり心を持っていかれ、終わればやっぱり☆5つ付けてしまう。 人生はこんなふうに、キレイにまとまらずに疾風怒濤と流れていくものかもしれない。 ルンババこと番場潤二郎とユキオこと西村友紀夫の12歳から19歳までの物語。基本、ユキオ目線でルンババが観察される。 ユキオが暴力的な子じゃないおかげで、今回の話はいくぶん暴力に怯えることなく読めた。まぁ、周囲の人間にぶっ飛んだヤツが多すぎるけど。 それなりにミステリ調の事件はいくつか起きて、名探偵に成長したルンババが惜しげもなく謎解きするけど、総括すると本作品はミステリじゃない。 死体にカツラを被せて着替えさせて変なポーズ取らせた連続殺人は実は絵画作品の見立てだったとか、死体が執拗に動かされた跡が実は死体を出演者にコマ撮り動画を制作したからとか、トリック(?)のアイデアはめちゃ秀逸(?)だけど、ミステリに仕立てるにはストーリーの組み立てのセンスも大事なんだな、と、多分舞城王太郎はそこを目指してないのにミステリ脳な自分は勝手にそんなふうに考察した。 大切な人を不慮の事故で失った人は、多かれ少なかれ自分を責めるんだろう。何故あの時自分は助けられなかったのかと。ずっと苦しんでたルンババにずっと寄り添ってきたユキオは、ルンババが弾けてしまった時に諦めずに勇気を出して救えて良かった。ルンババは救われたし、ユキオも、責める側になりかけてた自分を救ったのだ。 友達って、イイね。(←陳腐な表現にしかならない語彙力を呪いたい) ハーケンクロイツの回転箱家で、菅原悠のオリジナル作品の見立てを4コマ漫画に仕立てて菅原を閉じ込めたのは奈津川家の誰なんだろう。センス的には明らかに二郎だけど、ルンババは多分三郎と同じ歳だから(うろ覚え)、もう二郎は蒸発した後だし、一郎や三郎や四郎の仕業とも思えないし、丸雄なのかな。 で、ルンババが三郎と懇意になるのは、もしかしたらこの事件の未解決の部分を明らかにしたかったからなのかな。 で、で、『煙か土か食い物』のルンババの壮絶な最期を思うと、ちょっとやるせないよね。

    0
    投稿日: 2021.05.22
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    これは青春小説、なのか?それにしては死体が多すぎないか(ざっと30人くらい)?でもきっと、主題は青春小説なんだろう、たぶん。何しろ殺人事件が起こり密室が解かれるごとに、主人公たちは成長し仲を深めていくのだから。 とにかく殺人事件にリアリティがないし動機も解せない。事件のための事件と言える。そして、だいたい密室で、その解法も突飛すぎる。なのに何故か面白い。これはキャラ造作と文体の妙を感じる。 ある種の荒唐無稽さを受け入れた上で、この密室だらけの世界を楽しむのがこの本の面白さだな、と思う。

    0
    投稿日: 2020.10.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリのン謎解きよりも、キャラが面白い。 特に、狂ったねーちゃんの存在感が半端なく、クソ笑った。

    2
    投稿日: 2020.07.17
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    メフィスト系がラノベと呼ばれるのはセリフの多さと感じるけど、改行せず言葉の応酬に驚かされました。ミステリーなんて言うから敬遠してたけど良い意味でサラッと読めた。

    0
    投稿日: 2019.09.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    名探偵ルンババ12と僕の密室に関する話し。主人公が中学生というのも無理筋だし、密室がたくさん出てきて、猟奇的な殺人事件が続き人が死にまくるのだが、謎解きの部分はあっさりしていて、たぶん、そこがモチーフではなくて、どうして密室が作られたのかが重要だったのだと思う。井上えのきという2つ年上の女の子と僕とルンババの三角関係が少し微笑ましい。

    0
    投稿日: 2019.06.26
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    「煙か土か食い物」において、名探偵として登場しあっという間に退場していったルンババが中学生のときのお話。隣の家に住む親友、友紀夫が彼と行動を共にし、連続殺人や密室殺人の謎を次々と解いていきます。謎解きはありますが、この話の肝はそこではなく、中学生の彼らが陥ってもがいている密室からいかにして抜け出すか、彼らの成長譚でもあるところなのでしょう。こんなに人間の葛藤を描き、勢いのある小説はミステリや青春小説の枠では囲えない、いわばカテゴリ「マイジョー」でしょうか。とても良かった。人を選ぶ本ですが私は大好きです。

    0
    投稿日: 2019.06.14
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     例によってミステリーとしても小説としてもメチャクチャ( ´ ▽ ` )ノ  ミラーやフォークナー、ジョイス系列の「意識の流れ」小説を、一人ノリツッコミ満載の漫談仕立てにしたところがミソ( ´ ▽ ` )ノ  ちゃんと書けば普通(以上)のミステリーを書く腕を持ってる作家であるからこそできる「お遊び」だね( ´ ▽ ` )ノ  改行の回数増減で文章のテンポを表現してるところが面白い( ´ ▽ ` )ノ 「時効警察」なんかのバカドラマっぽくもあるけど、ぶっ飛びさ加減はそれ以上( ´ ▽ ` )ノ  落語「らくだ」の現代版アレンジ(?)「ピングー」には笑った( ´ ▽ ` )ノ  まあ、ペヤング焼きそばチョコソースみたいなもんで、常食には到底向かないけど、ネタとしてたまに食べてみるには最適だね、O太郎( ´ ▽ ` )ノ  ゴキブリが入ってるかもしれないし( ´ ▽ ` )ノ 2019/04/07

    0
    投稿日: 2019.04.07
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    煙と土に比べると、文体は割とソフト。青春小説としての着地だが......感情揺さぶられずに読み終わってしまった。とはいえ、エネルギーもスピードもあるのだから、この"愛"が響く人は多いと思う。ただ、E.Hの模倣はあまり感心できない。

    1
    投稿日: 2018.12.21
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    ミステリもさることながら心情、キャラの成長。密室というガジェットを使いながら様々なことを書いていて好印象。いやあ、感服。文体は独特だがそれが癖になってしまった。良いなあ。あとエノキ可愛い。

    0
    投稿日: 2018.06.14
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    青春小説?そんなこと全く思わなかった。 密室というミステリーにおける鉄板ネタを、あれやこれやと否定否定。バカなトリック。だけど愛おしい。しかも家族とかけて再生の物語なんて、舞城天才かよ。 名探偵ルンババといいキャラの破天荒。ストーリーのはじっけっぷり。そこにドライブ文体。 井上姉妹の心情は、西加奈子や川上未映子っぽさがあり、女性作家?いやいや、友紀夫とルンババの笑いのセンスは男性作家?相変わらず不思議な作家だ。 久しぶりな舞城作品は愛も変わらず、愛の話。そこにミステリーのエッセンスがあるのだから、楽しいに決まっている。 おススメマラソンその④ 杏仁さんより紹介いただきました。感謝。

    0
    投稿日: 2018.03.21
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    10代男子の青春ミステリはやっぱりいいなぁ! と思えた一冊。 涼ちゃんの話は、つい最近あった密室に15年間閉じ込められ亡くなった女の子の事件を思い出して、胸が苦しくなった。

    0
    投稿日: 2018.01.18
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    なかなか猟奇的な事件がたくさん起こりますが、そんなことは全ておまけに過ぎなくて。だから主役は探偵じゃないし、主役がワトソン役というわけではない。 大事なのは人間で、大事なのは心の動きで。 推理小説、サスペンスではないのだと思う、この話。

    0
    投稿日: 2017.07.27
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    完全にやられた。面白い! 青春ミステリーチックだけど、文章のポップさとたまにかっこいい言い回しはクセになる。 ふざけっぱなしだったのに、最後はほろっとお涙頂戴。確かに世界は密室でできている。とんでもない鉄格子に囲まれ囚われても、乗り越えて生きていく。

    0
    投稿日: 2017.06.17
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    デビュー作よりはミステリの体裁が整ってる…ような気がする。 そして相変わらずべらぼうに面白い。 もうやだ。気づいたら『九十九十九』買ってた。 怖いからしばらく舞城はお休み。

    0
    投稿日: 2016.11.06
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    密室殺人いるのか?っていう感じでしたが、面白かった。ルンババのあだ名の由来もようわからんし、いきなりの名探偵ぶりがカッコよかった。

    0
    投稿日: 2016.10.03
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    ここに言う密室とは、家庭のメタファーみたいなもんである 核家族化の進んだ現代において それは確かに、世間の目から遮断された、密室内の営みと言えるんだ そしてそれゆえに、しばしば不健康なものとして 立場の弱い子供たちを束縛する 家庭の束縛と、タテマエ社会の自由とのあいだで板挟みにされ 精神のつじつまが合わせられなくなってくると彼らは 密室という茶番に反抗して無軌道に走ったり あまりにちっぽけな世界の支配者をわざと無視したり 自分自身が別のところにつくった密室で、暴君になってしまったりする 甚だしきに至っては 家族関係にまつわる鬱屈を誰かにわかってほしいあまりに 自己表現として、密室殺人を演出してしまったりするわけだ だけど俺らはそうはならずに、理想の愛を追い求めていこうな、ってのが まあこの作者のいつものアレなんだが もちろん僕だってその見解には大賛成なのさ しかしそれでもやはり 母の死の巻き添えにされ、間一髪助け出された胎児の「今」が いちばん不幸であったとは、本人以外の誰にも断定できないのである 誰もがルンババ12のような天才ではありえないし そのルンババだって 奈津川一族にはまったく手も足も出ないまま敗れてしまうのだから

    4
    投稿日: 2016.05.11
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     連続猟奇事件を通してバラバラだった家族の絆を取り戻す、というコンセプトで書かれたであろう私の嫌いなタイプの作品。  一応ジャンルとしては推理物ということになるのかな?それにしてはトリックは無理やりとってつけたような印象がある。しかも、主人公がほぼ直感だけで真相らしきものに至るという描写はもう本当に苦手です……。まあ、トリック自体は現実の何かになぞらえているだけで、特に大きな意味は持っていないのだが  最大のネックは主人公に対して感情移入できなかった点にある。できていればもう少し評価できたかもしれない。過去回想やらモノローグやらを盛んに挿入しているのだが、こういった種類の作品は主人公に感情移入できなければ「あ、そうですか」で終わってしまう経験が多かっただけに私にはさっぱりだった。  そして許し難い点は真実の殆どを丸投げしているように見えることであろう。作者としては想像の余地を残したかったのかもしれないがこれ程までに多いと探る気が失せる。作中では犯人が誰かについてそれほど言及していない。主人公も誰が犯人でも良いというような雰囲気で終わっているし、家族の絆が取り戻せたかも明かしていない。  どうにも私にとって苦手な要素ばかりな作品だった

    0
    投稿日: 2016.03.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    舞城王太郎さんは、覆面作家ということで、正体不詳の謎の人物でありますが、年齢は1973年生まれということみたいですが、ということは、平たく言いますと、ええ歳になったオジサン、という事ですよね。男性だったならば。 そう考えますと、何故にこう、年齢を重ねても、こうも瑞々しい文章を書けるんかなあ?と思うのですよね。 この小説の主人公は、中学生くらいの少年であり、その彼の一人称の形で話は進んでいくのですが、はあ、まるで自分が、中学生の少年であったかのように、あるかのように、舞城王太郎さんが、この地の文章を書く事ができるという心の若さ。それはどこから来るのだろう?どうして生み出せるのだろう。 いやあ、言葉を綴るというのは、不思議だなあ。そう思いつつ、読み進めたのでした。

    0
    投稿日: 2016.02.22
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    『何とかと煙は高いところが好きと人は言うようだし父も母もルンババも僕に向かってそう言うのでどうやら僕は煙であるようだった。』 『でも僕までここで一緒に泣いていたら、誰が明るい明日を運んでくるんだ?』 『ポテトチップスさえあれば全てがOK。』 『頭働かせよう、何かちゃんと考えようと思って考えるのが最近習ったばかりの受動態の構文で、ビーサプラチズドアット、ビープリーズドウィズ、ビーボーンインとか一生懸命唱えちゃって訳が判らない。ビーパンチトバイやげ俺。』 「ふざけんなって、ねー?奥さん妊娠させといてこっちも妊娠させようって、それは虫が良すぎるってもんでしょ。こっちの子宮は甘くないっつの」 『くそ、こうなりゃ踊るか?ヴィッツのボンネットの上に登ってシャバダバデュワップデュビデュバとやってやるか?それとも得意のロボットダンスか?それとも後部座席でいきなり漫談でも始めるか?泣いてる女の子の背後で必殺の一人漫談。』 『「その愛のハンカチ、私に頂戴」。え。「いいですよ」。何?「ありがと」。それから僕は埼玉のどこかの国道の脇で、初対面の女の子に、出会って二時間でキスを奪われるという、唐突過ぎて素敵なんだかどうだか判らない経験をする。それは短いキスだったが、でも唇と唇は乱暴なくらいにブッチュ〜とぶつかり合って離れた。僕の凄いところは、その瞬間咄嗟に手を出して彼女の胸をばっちり触っておいたところだ。あらゆるチャンスを逃さない男・西村友紀夫。』 『何しろ僕は修学旅行中の中学生で、場所は旅行のルートを大きく外れた埼玉で、相手はそこに住んでいる、僕より二つ年上の、何度も言うけどまだ出会って二時間しか経っていない、それもその内一緒にいたのはまだ一時間ほどの、色々複雑なものを抱えていそうな女の子だった。謎の理由でワーンと泣いて涙も拭かず、一言「愛」を口にしただけでキスを求めてくるような情緒不安定な女の子だった。』 『「はい、西村です」「う、もしもし。うう、ヒノウエですけ、ど」。エノキは最初からもう涙声でグジグジだった。僕の全身に結構たくさんある普段は寝ていていいはずの細胞がザーッと起こされる気配があった。うわわわわわわエノキさん泣いてるよ!』 『何事も一つ一つ順番に片付けなくてはならないのだ。もし何かを本当にちゃんと片付けたいのなら。』 『女の子の肩は、見た目よりずっと小さい。 お風呂で熱いと思うお湯の温度が、口に入れてみると全然ぬるいのと同じだ。何かを適切に計る器官は、対象によってそれぞれ決まっているのだ。女の子の肩の大きさは、抱いてみなけりゃ判らない。』 『人生皆、それぞれにいろんな楽しみ方がある。どんな楽しみ方をしようと、それは人の勝手である。』 『どうして泣いちゃいけないの?→エノキが泣くと、僕まで悲しくなるじゃないか。だからエノキ、泣くな。僕まで泣いちゃうからエノキ、泣くなよ。頼むから。』 『「俺の父親と母親、どうやって殺してやるかなと思って考えたやつやで」 うーんそりゃ燃えて良かったね。』 「思い出したわボケ。おめえ何してるんじゃこんなところで。涼ちゃんの命日なら、こんなところで自殺なんて図ってんと、墓参り行け、墓参り」 『それからごめんごめんと繰り返し謝った。助けられなくてごめん。あの時助けられなくてごめん。本当はどうにかして助けたかったのに、弱くてそれができなくて、助けられなくてごめん。ごめん。ごめん。ごめん。』 『「私先帰ってるね。友紀夫、今日これからどうする?」 「まず布団の洗濯手伝って、ほやな…」 「デートしよか」 それいいですね。』

    0
    投稿日: 2015.07.18
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    いいなぁ舞城作品。大好きだ。そう思うお話だった。 ミステリー的な部分は、はっきり言ってどうでもいい。この年頃の男の子の生き生きしたかんじ、女の子のわけわかんないかんじ、親との葛藤。いろんな気持ちをわーって叫びたくなったり、でも閉じ込めちゃったり。 読み終わると「ああ、ルンババ~」と思う。ああ~。この本が舞城さんの著作で一番好き、という人がいるのもわかる。青春。

    0
    投稿日: 2015.02.22
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    ミステリーだが、出てくる密室殺人はもちろん舞城王太郎独特のスピードでザクザク解かれていく。青春と言われればそうだろうし、そこそこ感激もしたのだが、それは僕が舞城のノリが好きだからなだけだろう。おそらく、普通の文章で読んでもそこまで感情は揺さぶられなかったと思う。

    0
    投稿日: 2014.11.12
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    【本の内容】 十五歳の僕と十四歳にして名探偵のルンババは、家も隣の親友同士。 中三の修学旅行で東京へ行った僕らは、風変わりな姉妹と知り合った。 僕らの冒険はそこから始まる。 地元の高校に進学し大学受験―そんな十代の折々に待ち受ける密室殺人事件の数々に、ルンババと僕は立ち向かう。 [ 目次 ] [ POP ] 「煙か土か食い物」「暗闇の中で子供」に続く三作目のこの作品は、前二作の”奈津川一族物語”の番外編といってよいと思う。 二作目の作品中で奈津川三郎が執筆する推理小説が「ルンババ12」であり、そのルンババの実体(?)が活躍する青春小説といったところか。 ほんのわずか「奈津川」の名も登場して、一筋縄ではいかない奈津川の謎をちょっぴりのぞかせる。 おなじみの場所が舞台で、おなじみの文体と福井弁で、常識もムチャも乗り越えてスイスイと話は進む。 あまりに軽いノリで殺人が出てきて、凄惨さはない。 密室も大安売りされている。 事件の解決がメインでなく、悲しみをのりこえてゆく二人プラス一人の深い友情物語だ。 私見だが、独特の舞城テイストを強く感じられる最後の作品だ。 この後、作者は奈津川三郎の逆をたどり、純文学の方へ傾いてゆき、賞もとって、本質的なユニークさは変わらないが、小気味よい、暴力的ともいえるリズムから遠くなっていくようだ。 二人の強い絆とさわやかな読後感に乾杯。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

    0
    投稿日: 2014.08.27
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    視覚的な情報が多く、アニメを見ているようだった。 ぶっ飛んだ人物や事件からも、そういう印象を抱いたのかも。 それにしても、このコテコテの福井弁はちゃんと読者が理解できるのか…?笑

    0
    投稿日: 2014.08.18
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    ミステリと青春の熱。トリックそのものにはそんなに惹かれないけどそれを取り巻く狂気と人間模様が「煙か土か食い物」と同様面白い。でも「煙」のほうが好き。ナチュラルに他作品リンクされてるのも舞城らしいのかな。 とにかくタイトルは秀逸。

    0
    投稿日: 2014.07.13
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    本格ミステリーかと思ったら、青春小説?家族小説?でした。 ミステリー的な仕掛けやトリックもあるのですが、読者が頭を抱える前に サクっと解かれる感じ。 しかし舞城作品は3作目だけど、毎度毎度ぶっ飛んだ女性が出てくるなぁ。

    0
    投稿日: 2014.06.09
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    爽快感。 疾走。 狂って走る。 叫ぶ。 傷つける。 無茶苦茶に愛する。 その時見えるもの。 ...そういう感じが青春!!小説と言われる理由なのだろうなと思いました。 (本谷由希子さんの「生きてるだけで、愛」などを思い出しました。)

    0
    投稿日: 2014.04.29
  • たんたんと猟奇

    ときどき描写で気持ち悪くなりました。 あ、褒め言葉です。 登場人物たちがぶっとんでいるので、 ミステリーと言うより青春小説? なんだろうこれ?と戸惑いつつ一気に読めたので 読みやすいのだろうなぁ。 読後感は良かったです。

    0
    投稿日: 2014.04.06
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    合う合わないで評価は分かれそうです。とにかく自然体過ぎます。 文章はあまり読み易くはありませんが、人間模様が面白おかしく描かれており楽しめました。 ただ、由紀夫とルンババの青春話が中心で、トリックの内容とプロットが丸投げな感が否めず、ミステリーとしてはちょっと不満でした。

    0
    投稿日: 2014.02.14
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    この疾走感は舞城さん以外ではなかなか味わえない。好き嫌いははっきり別れるだろうが、他の作品よりはわかりやすい内容だと思う。密室トリックをルンババが解決したりと、ミステリー的要素はあるが、その辺は結局のところは割とどうでも良くて、由紀夫とルンババの新青春エンタだった。 「言うな言うな。言うな地蔵」にうけた。素晴らしき意味判らない言葉のチョイス。

    1
    投稿日: 2014.01.10
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    どうして舞城節の虜になっちゃうかっていうと、例えが抜群に気持ちいいからだと思う。って書いたけどぱっと思いつかないからパラっとめくってみたけどそれでも見つからなかった。前どっかで見たのが「大人だってトトロにガバっと抱きついてがおーってしたい時もある」ってのがあって、単に「ストレスを発散させたい時もある」って書くのと比べたら感覚に訴える土着力がトトロのほうが高いのは歴然でそれが持続して読書中飛びっぱなしだから読んでいる間は一種のアッパーになってる。リーディングハイ。あと発見したのが限りなく映画的な動きが見えたりする。椿の抱いている赤ちゃんに近づくシーンでは”ゆっくり近づいたが、しかしそれはもう走る必要が無いため、ツバキさんが赤ちゃんに注いでいる親密なる視線を壊さないようにわずかながらでも猶予を与えてあげる配慮のような気がする。本能的にここで追い付くことは決定的に何かを壊してしまう気が僕はした” ありありと情景が浮かぶし、映像を見てこの感覚を得るようにもありえそう。これは説明の過多ともとられそうで、文章と文章の行間を読みたい派であれば拒絶対象でおれもそのきらいはあるんだけど、舞城王太郎のは屈服したくなる。それはより感覚を味わいたいってのがあると思う。物語のフルスロットルはいわずもがな「プギャーイッヒ」なんて赤ちゃんの鳴き声を表すのはこの人しかいない。

    1
    投稿日: 2013.12.26
  • さかさまのビルドゥングロマンス

     「新青春エンタ」のキャッチのとおり、ミステリというよりは、ある種のビルドゥングロマンスだと思います。とは言え、主人公は最初から成熟していてその表現が年代とともに変わっていくだけ。寧ろ、主人公の周りの人間が成長していく小説、という気がしました。  きっと、本格の人には受けが悪いだろうな、と思いながら....本格の人は舞城王太郎氏の作品はよまないか。  あまり褒めてないみたいですが、個人的にはとても好きです。舞城王太郎氏の作品の中では読みやすい方だし、おすすめです。

    0
    投稿日: 2013.10.12
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    ちょっと舞城王太郎を続けて読みすぎたかも。 でもこの人の文章はすごく魅力的。 なんだろ。 言葉一つ一つが嘘ないんよね。 登場人物の心情がすごい共感できるというか、身近に思うというか。 でもぶっ飛んでて気持ちいい 死体が4コマて。

    0
    投稿日: 2013.08.01
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    小気味よい文体と荒唐無稽な筋書きが愉快痛快。 密室を題材にしながらも、ミステリ構造を中心には置かず、むしろそういったものをバカにしたような、勢いだけで最後まで読ませる力はとてもよかった。 ただ、あまりのドライブ感のせいか内容はあまり残らない。 好き嫌いが分かれる作風だろうと思う。

    0
    投稿日: 2013.05.24
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    密室、大量殺人、不倫、死体編集、めちゃくちゃつぎこんだ異常な展開と、流れるような冗長文に圧倒されるけど、当たり前の愛みたいなものが底にあるから、最後に力技で感動させられてしまう。 当たり前のこと言うのに、わざわざ悪趣味な描写は不要ですって人には受け入れられないかもしれない。 生理的な気持ち悪い描写や無慈悲な展開が、ただサディスティックに登場人物を陵辱するだけのものでないから、うへって思っても最後まで読んでしまう。 んだけど、白いツブツブのくだりはさすがにうべえっと思った。気持ち悪いってば。

    0
    投稿日: 2013.05.12
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    ☆3.5 舞城王太郎って、よくわかんないんだよねー。純文学の人? 『好き好き大好き超愛してる』も、うーん、って感じだったし。 なんか生理的に無理な描写がちょくちょくと。 白いぶつぶつをざらざら飲み込んだりとか。おえー。 でも全体的にミステリーだったので、とっつきやすいっちゃとっつきやすい本だったかも。そして何回読んでもあらすじを忘れる『阿修羅ガール』。装丁だけ覚えてるんだなー。もう一回読もうかな。ちなみにこの本も、読んでる途中に「あれ、読んだことあるわこれ・・」って気づいたり。

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    投稿日: 2013.04.22
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    なんて言っていいのか分からんから、とりあえずこう言う。 まあまあおもしろかった! でも、でもやね。 密室、そんな重要なん?

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    投稿日: 2013.04.06
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    次々に続く会話や激しい出来事の後にやってくる 短くゆっくりとした終わりにちょっと感動できる。 そのスピード感覚や連続する率直な表現は、作者特有の 楽しめるところと思う。 『王』の字を裏返した屋根の図が間違ってるんじゃ…(汗)

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    投稿日: 2013.01.31
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    青春。最後の章がすごく良かった!正直ツバキさん絡みの事件とか菅原悠の事件はあんまり…と思ったけど舞城さんらしくて良かったです。ルンババとか三朗とか奈津川とかいう名前が出てきましたが関連はしてるんでしょうか?冒頭も煙だし…まいっか読んでてほんとに楽しいし胸キュンするし。

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    投稿日: 2013.01.19
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    読了日20130117 わけわからん無茶苦茶話やなあと思いながら読んでいくと最後に突然いい話になる。結構嫌いではないかもしれない(笑)

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    投稿日: 2013.01.17
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    舞城さんは初めてだけど、この文体は好みがはっきり別れそう。自分は面白かった。とにかくテンポがいい。 トリックや事件性は面白いけども、あまりに無理矢理な展開が多くて、一貫性のない物語な感じ。なんかそのアイデアを披露したいだけなんじゃないかな?と。 タイトルはすごいいいし、前半は生活や気持ちの揺れ動きの中から密室の意味をいろいろと見出だしてたように思えたけど、後半、次々と事件に巻き込まれるようになってからは、密室の意味合いは文字通りミステリーのなかでよく使われる密室でしかなくなってしまったのが残念。

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    投稿日: 2013.01.07
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    『高いところに行けば低いところからでは見れない景色が見える。』 『でも高いところからもし落ちたら低いところから落ちるよりはずっと痛い目に遭う訳だし、その痛みは予想以上に痛くなるかも知れないのだ。』 『ルンババが始めたのは姉の死の真相の解明だった。』 『下らん!』 『僕の全身に結構たくさんある普段は寝ていていいはずの細胞がザーッと起こされる気配があった。うわわわわわわエノキさん泣いてるよ!』 『そして僕は座禅を経ずに、一つ悟る。女の子の肩は、見た目よりずっと小さい。』 『出番だよ、友紀夫の』 『エノキが泣くと、僕まで悲しくなるじゃないか。だからエノキ、泣くな。』 『おめえ人に名探偵名探偵って言われたからって、名探偵になりきるなや。全部答えが出る前でも、色々周りの人間にも教えておいた方がいい場合やかってあるやろ。』 『そんで右耳の裏で誰かが「はいもういいよ。殴っちゃいなさい」と言う声を聞いた気がした。』 『いや、番場、おめえはここから落ちれや』 『行けー!』 『何たるアンチクライマックス。まあいいわ。おっしゃー!』 『僕の迎えるその四コマ目が、百万人、一億人、十億人、あるいは地球に住む僕以外の人間が皆してズッコケるような結末でもいい。頼むから、とにかくそれが単に寒いだけのオチではありませんように。』

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    投稿日: 2012.11.12
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    兄に私に合うと勧めてくれて読んだ。 際どい描写も何度か出るし、 絵がないと分からないのとかあったけど、 少年たちに救われた気がするなぁ 中盤辺りでだるくなったけど、 最後のまとめはよかった。

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    投稿日: 2012.11.12
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    文体に慣れないと読みづらい(。-∀-) なんか奇妙な死体がいっぱいあったわりに狂気を感じなかったかな。 なんというか、、、殺人事件は話のなかではおまけだね…きっと…。 全体的な筋は姉の死を乗りこえてく話なのかな。 初の舞城王太郎作品でしたが個性を強く感じた作家さんでした。

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    投稿日: 2012.09.27
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    最初は、 どこにでもあるよーな ミステリー小説かと思ったけど、 読んでいくと深い。 最後とか、泣けた。

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    投稿日: 2012.07.04
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    「女の子の肩は、見た目よりずっと小さい。 お風呂で熱いと思うお湯の温度が、口に入れてみると全然ぬるいのと同じだ。何かを適切に計る器官は、対象によってそれぞれ決まっているのだ。女の子の方の大きさは、抱いてみなけりゃ判らない」

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    投稿日: 2012.07.01
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    ゲーム実況で有名なReivnさんがオススメされていたので読んだ、初舞城作品。 最初は、舞城 王太郎さんの流れ込むような勢いのある文体に面食らったものの、慣れれば一気に最後まで読み進めることができた。読後感がさわやかな青春小説。 主人公と友人のルンババは、密室で発生する事件に巻き込まれ続ける。 密室の謎を解き明かそうと躍起になったり、密室は密室のままにしておいたり、自分の暮らしている世界に介在する密室に憤りを感じたりしながら、駆け抜けるように日々を過ごしていく。

    1
    投稿日: 2012.06.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「奈津川家サーガ」における奈津川三郎(作家)の代表作「ルンババ12シリーズ」?それともその名探偵ルンババ12のモデルであるという三郎の友人・番場潤二郎君の若かりし頃? ……どっちでもいいや! ミステリだと思って読んだミステリファンの皆さんが「ミステリじゃないじゃないか!」と憤ってるっぽいので、ミステリというよりは(めっちゃ人死にの出る)青春小説くらいに思っていた方が良さそうです。 私はミステリ読んでも推理とか全部名探偵任せで1ミリも自分の頭を使わないタイプの人間なので、憤りはしませんでした。 バカな男子中学生のバカ会話が超リアル。普通に「うんこ~」とか言ってるし。 でもちゃんと成長して、できなくて、女の子との甘酸っぱいほろ苦いアレやコレやもあって、最後はキッチリいい話。なんでかわかんないけどいい話。さすがです。

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    投稿日: 2012.06.17
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    ※ネタバレあり 2012.6.13.wed 【経路】 会社のHさんに借りて。 【感想メモ】 ・初の舞城王太郎。 ・ライトノベルみたいな会話のテンポ感。鍵カッコを行間つめるときとちゃんとあけるときと分けているから間の意識があるんだろな。 ・人の死に様があまりに浮世離れしていてコミカルグロテスク。小説読むときってだいたい脳内で映像におこすんだけど、どうしてもアニメな映像になってしまう。 ・謎解きの内容はぶっとんでいるので推理する楽しさを求めたらいかんかんじ。 ・ボーイミーツガールと少年の成長に重きを置いているのでミステリー要素はメインでない。 ・「赦し」「癒し」の要素が素敵。 ・平凡な少年+天才幼馴染という構図は伊坂幸太郎みたい。 ・男子中学生のアホさ押しがたのしい。次どうしたらいいかと悩むよりパンチラ天国が優しい世界だとしたり、ポテトチップスさえあればしばらく大人しくさせられる、とか(笑) ・幼馴染のルンババも椿も榎も涼子もみんな風変わりでエキセントリック!だから、主人公が一般のひょうきんな男子中学生であるのは読者が入っていきやすくするためなのかしら。 ・終わり方が「ザ・カタルシス!」ってかんじで気持ちよい。 【内容メモ】 ・何とかと煙は高いところがすき ・涼子、屋根 ・ルンババ、発疹、乳首 ・飲み干す ・修学旅行 ・椿、殴、家、榎、車、キス ・逃、密室、赤ん坊、ストップモーションビデオ、バイ ・水風船、ガソリン、黒煙 ・絵にみたて ・養子的な同居、また密室 ・ルンババ、鉄格子、父衝突 ・屋根、布団、泣 ・デート ・誕生、成長過程に必然的に起こる親との衝突、成長の最初段階にある親との和解、新しい家族の形成 ・四コマめ

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    投稿日: 2012.06.14
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    多分一番読みやすい舞城作品。伏線は回収しないし、ミステリーらしいけどトリックとか推理とかはかなり飛躍してるし、なんか必要以上に人が死ぬけど、文体が新しくておもしろいので、いいや、って感じで許せる。ルンババ12が「煙か土か食い物」で残念なのが残念だー。

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    投稿日: 2012.04.01
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    評価が高かったので読んでみたけど断念。 文体に癖があるというレベルじゃなかった。 どんなに内容が無い本でも読みきってきた自分にとっては衝撃。 例えが正確ではないかもしれないけど、ライトノベルの日常系主人公の 視点で延々と解説されてる気分になった。

    0
    投稿日: 2012.03.18
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    いつも通りの舞城。 ごく普通の少年の成長物語。ただし何故かたまたま周りで人がいっぱい死ぬ。そんな感じ。

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    投稿日: 2012.02.15
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    舞城王太郎ってうまいと思う。中学生が密室殺人事件の謎解きに挑む設定なんだけど、謎解きはどうでもよくて、謎解きを通して出会う人間関係や内面の宇宙をめぐる内容になっている。 密室殺人事件については、設定も冗談としか思えないし、謎解きの方法も読者置いてけぼりにして、勝手に進行していく。 もう笑うしかない。 それでいて、不快感はな読んでいるときは非常に楽しい読書体験を味わわせてくれるあたりがニクイ! ラストで、冒頭にでてくるエピソードと繋がってあるドラマを展開するんだけど、油断していたところに、いきなりガツンと感動的な話を持ってこられたので、ちょっと涙腺が緩みそうになりました。 冗談みたいな話が続いた後に、心を揺さぶるようなメリハリの効いた構成は流石!

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    投稿日: 2012.01.16
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    初舞城さん。 タイトルのせいかペンネームのせいか、それともメフィスト賞のせいか、この方西尾さんに近いイメージを勝手に持ってましたが、実際は西尾さんとはまた結構毛色が違う感じ。文章といい内容といい、かなり読む人を選びそうなのは共通してますが。 ついタイトルの「密室」に反応してしまいましたが、ミステリとは言い難いです。

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    投稿日: 2011.12.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

     舞城王太郎の青春エンタメミステリ物。  主人公の僕、と番場こと名探偵ルンババの二人は隣近所の親友同士。修学旅行で行った東京で、二人の奇妙な姉妹と出会う。そこから二人は数々の密室事件に巻き込まれていく……というあらすじ。 『阿修羅ガール』に比べると勢いは落ちるけど楽しく読めました。ただ、二つ目の密室事件の犯人の登場が唐突すぎて笑ってしまった「えーこんなんありー」って。  あと、ルンババが自分の体に出来た発疹の真ん中の芯を瓶詰めにするところも気持ち悪かったし、飲み込むところでは吐きそうになった。うえーっ。  何度も家から脱出しようとする涼ちゃん、窓に格子をつけて阻む父親。屋根から飛び降り失敗して死んだ彼女は、本当は両親に死んだんじゃないかって心配させようとして、死んでしまった。そこまで精神状態が悪くなっていた。終盤近くでそれに気がついた僕とルンババ、そして姉を失ったエノキの感情をラストに向かって一気に回収していくところはまさに爽快だった。  感情も密室も、全部説いて明かして行くような爽快感はまさに見物だったなあ。    まさしく、人間の頭こそが密室というか。うま~くやられたって感じです。

    0
    投稿日: 2011.12.22
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    奈津川シリーズ2作を読んでから読んだのでルンババ本当に名探偵だったんだなあ…と今更しんみり。 弱って泣いてる女の子をラブホのベットで一晩黙って抱きしめ続けてあげられる主人公は良い男になるよ…! ああ奈津川の家系は何をやってたんだ…シリーズ続いて欲しかったなあ。

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    投稿日: 2011.12.02
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    11月12日読了。名探偵「ルンババ12」が、連続する密室殺人事件(殺人事件以外に「密室」って言葉、使わないよね)に挑む連作短編集、なのかな?「密室殺人」「見立て殺人」「それを解決する名探偵」の欺瞞・あほらしさはこの人をはじめとする数々の作者の小説で暴かれきっているが、それでも我々ミステリ好きは「鮮やかに事件を解決する名探偵」の姿に快感を覚えるようにできているのか・・・。西暁町、支配的な父親、暴力、なまった言葉使い、奔放な女の子、と道具立ては王太郎世界そのもの、だがそこがいいんじゃない?と。

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    投稿日: 2011.11.12
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    舞城に推理物は無茶だ!むちゃくちゃだ!だけどやっぱり紛れもなく舞城でスピードある展開文章に悪酔いながらも読み終わってみれば不思議な満足感。ゆきおの友情には胸が熱くなりました。

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    投稿日: 2011.11.07
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    舞城王太郎とタイトルに惹かれて購入。 エノキと主人公のやりとりにはドキドキした。 煙か土か食い物の後に、世界は密室でできているを読んだ方が楽しめるはず!

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    投稿日: 2011.10.17
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    トリックや動機、心理状況が尊敬する意味で変態的だけど、 楽しんで読めた一冊でした! かなり読みやすかったです。 ただ、今まで読んだ舞城作品と比べると 全体像→核に行く感じのスピード感が物足りなくも… が、気軽に読めて楽しくて、 読後感もいつものようにどんよりせず、爽快に読めました!

    0
    投稿日: 2011.09.07
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    「世界は密室でできている」というのはウソだ。 「「世界は密室でできている」と断言する名探偵でできている」というのはウソだ。 「「「世界は密室でできている」と断言する名探偵でできている」ということを知らずに書いているバカがいる」というのはウソだ。 「「「「世界は密室でできている」と断言する名探偵でできている」ということを知らずに書いているバカがいる」」とわかってしまうバカな評論家がいる」というのはウソだ。 「「「「「世界は密室でできている」と断言する名探偵でできている」ということを知らずに書いているバカがいる」」とわかってしまうバカな評論家がいる」」と思って本を放り出してしまうバカな読者がいる」というのウソだ。 「「「「「「「世界は密室でできている」と断言する名探偵でできている」ということを知らずに書いているバカがいる」」とわかってしまうバカな評論家がいる」」と思って本を放り出してしまうバカな読者がいる」というのウソだ。」というのだけがホントなんだ。」 あれ??

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    投稿日: 2011.09.02
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    初・舞城王太郎。 最初は改行なくて読みにくくて読むのやめようかと思ったけど途中からぐいぐい読めた。 いろいろ強引だったけど最後はほっこりできた。

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    投稿日: 2011.07.30
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    大掛かりなトリックや奇を衒った犯罪・推理に目ばかりいくと楽しめないと思われる。というか、そこに本質はないのだが。そうしたギミックが好きでそのためにミステリを読むんだという人はおそらく満足できない。 これは青春小説です。しかも直球ど真ん中の。西村友紀夫くんとルンババくんが大人になっていく姿が、生き生きと描かれてて……なんていうと教養小説みたいな説明になってしまうが、そこは舞城。一味も二味も違う。ポップで笑えて泣けます。そして最高の読了感を得られる。でキャラクターがとてつもなく愛おしい存在に思えますよ。是非。

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    投稿日: 2011.07.17
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    小学生の会話が らしさがでていておもしろかった 読みやすかった ミステリーや謎解き的な本は 読み慣れていないけど すぐに答えがでてきたから いらいらせずに読めた わたしはミステリーなどを読んでも あまり考えることをしないなぁ と思った 恋愛もからんでいてすてきだった ルンババは想像もつかない推理をしていた 探偵ってすごいこと頭使うんだろうなぁ と思った おもしろかった

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    投稿日: 2011.07.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    舞城氏の絵はエキセントリックで素敵。 タイトルに違わず、殺人現場は密室だらけ。 独特の言い回しでスパイスを加えているが、多少トリックが 強引だと思えるものもあった。 ルンババが姉の死からの呪縛を断ち切るのに、同じ場所から 飛ぶというのが、同一化から抜け出し区切りをつけるという面で 良かったと思う。

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    投稿日: 2011.06.29
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    この人の作品に感想とかないよな。 なんでもあり系だから、ミステリとしてうんぬんするのは違うし。 青春小説としても、大江健三郎ばりの悪文を表現形式としてつかうのは、 少々慣れないときびしい。 最後にある種のカタルシスをもってくるのが常套手段かな。 ただ、作者がすごく優しい人だなって想像はつく。

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    投稿日: 2011.06.01
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    密室があってもトリックはさほど重要じゃなくてキャラ立ての道具って感じ。人がどっさり死んでも悲惨さや猟奇やらというよりは他の作品との関連づけするのが目的だったんじゃねーのって思うし(細かいパーツがシリーズを読まさす手段だろ、非道いよ舞城さん全部買いますよ)。ミステリーとしてはなんじゃこりゃよく解らんが小説として純粋に楽しい。最後の明るさこそはどろどろ鬱屈な密室を解き放った開放感。

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    投稿日: 2011.04.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人を食ったような猟奇的殺人の数々の向こうに、こんなラストが用意されてるとは。もう、舞城王太郎わかんないよ。わかんないけど面白いよ。 ルンババと僕の会話と友情は本当に軽快で素敵だった。しかし椿さんがいろんな意味で怖すぎて頭が混乱した…。

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    投稿日: 2011.04.10
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    まずページを開けば文字しかない。 改行どころかスペースすらない。 そこに惹かれて読み始めたら止まらなくなりました。

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    投稿日: 2011.03.09
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    15歳の主人公と14歳にして名探偵の親友ルンババ。 修学旅行で東京に行った2人は、ちょっと変わった姉妹(椿とエノキ)と知り合う。 それが、2人の冒険の始まり。 その後、高校生になって大学受験etc~ そんな、10代の節々に遭遇する数々の密室殺人事件を2人(メインはルンババ)は解決していく!! 密室殺人ってわりには読みやすかったのは、主人公の年齢が『中学生~高校生にかけて』っていう低年齢やったからかな? それとも、本格的なミステリーじゃないから?( ´艸`) 軽い感じでサラァって読み終わっちゃった:( ̄∀ ̄)

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    投稿日: 2011.02.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ルンババと友紀男のやりとりのテンポのよさに感動。シリアスな場面になっても、ひたすらボケとツッコミのオンパレード。そんなほほえましいやりとりを、うはは と笑いながら楽しんで読むことはできたけれど、正直、大量密室殺人事件についてのニヒルなウンババ...じゃなくてルンババ探偵による解説にはzzzzzzzzzzzzzz。結局、肝心な推理については全く楽しめなかった。読後のひとことは、もちろん、フギャーイギッヒー!

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    投稿日: 2011.02.07
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    西村くん優しいなあ~エノキちゃんいい娘やなあ~という最上の読後感。分かっていても終盤の啖呵にはグッときますね。ここから舞城 王太郎に入ってもいいのでは?

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    投稿日: 2011.01.21
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    ああ、もう、びっくりするくらい馬鹿馬鹿しくて、でも、本当に真剣なんだろう。 “推理小説”と見るなら、トリックも動機も有り得なくて、でも、圧倒的に舞城王太郎なんです。 大声で笑いたくなるような、すべてを肯定したくなるような。 最高の「青春小説」です。

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    投稿日: 2011.01.12
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    12/3:先週読み終えたのに更新するの忘れてた。 「煙か土か食い物か」でちょっと出て、「暗闇の中で子供」で、もうちょっと出てきたルンババが主人公。奈津川の名前も一回でるけど、これまでの中身とオーバーラップすることは無かった。 挿絵がとても魅力的。トリックを図示したりするのもおもしろい。 いくつかの密室トリックをルンババが解決するのだけど、姉弟愛、親子愛が痛みを伴うものでとても悲しい。

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    投稿日: 2010.12.06
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    噂のMAIJYOを初読み!! 噂通りの超絶エンターテイメントミステリー! そして本書は、密室ミステリーと青春と笑いが入り混じった、最高に面白くて、くだらない読み物。 密室トリックも殺人の動機も全てがありえない!! あほか! っていいたくなるような代物ではあるけれども、それがとってもいいんだなー。嘘ー、マジでって感じで。 最後の「なんたるアンチクライマックス!」のシーンは良かったなー。 名探偵ルンババ12最高。 ああ、なんて、くだらなくて面白い小説なんだろう。 人生はくだらなくて面白いオチのない4コマ漫画で出来ているのかもしれない。

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    投稿日: 2010.11.24
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    このひとの、原色の絵の具をぶちまけるような描写や内容は、ひとを選ぶと思うし、私は鳥肌が立った。でもたまらなく魅力的だし、惹かれる。

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    投稿日: 2010.11.21
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    奇抜な展開と奇抜なキャラクタと奇抜な文章でグイグイ引っ張られて一気に読めた。 微妙な胸糞を含みつつもなんだかんだですっきりとした読後感を与えてくれるところは相変わらず流石。 事件の真相が明らか基地外じみてるのにどこか軽く笑い飛ばせちゃうこの不思議な感覚は何なんでしょう。 今回で気づいたけど舞城の読みやすさはキャラクタの濃さに拠るところが大きいんじゃなかろうか。 主人公が喋ってるのをそのまま直接耳で受け取ってるような、目で追うと言うより聴覚で吸収するタイプの文章って感じ。

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    投稿日: 2010.08.06
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    あまり本を読まない人にお勧めする舞城入門編的立ち位置。友達同士のくだらないおしゃべりとか内輪ノリが妙に笑える。そして最後はなんだかんだでうるっとくる。相変わらずのキチガイじみた殺人事件があるけれど、それがメインではなくてお話の主題を語る上での要素としてとらえた方がいい。ミステリーとかまともな推理とか求めちゃ駄目。でも面白い。

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    投稿日: 2010.07.23
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    事件の説明とほぼ同時に解決するってスピード感は良いとして、主人公たちとルンババの父親、どっちが正しいかって言ったらルンババの父親の耕治氏だと思う。どう見ても最後のくだりが中二で、そこだけが馴染めなかった。家庭の中にいる子供は生かしてもらってるっていうのと同義なわけで。なんか感動風にまとめてあるけど、あそこで殴られるべきは子供たちだろうよ、っていう。 また「煙か土か〜」みたいな、ジュブナイル方向じゃない舞城が読みたいなあ…無理かな…。

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    投稿日: 2010.07.05
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    ミステリー?なのか?いくつか事件が発生して、それらは密室で起きていて、もちろん探偵がいて、解決して。これだけみたら確かにミステリーだが本書は違う。事件が起こったと同時に解決しちゃうくらいのスピードなので、密室を味わっている余裕がない。そういった意味でそれらはスパイスであって決してメインではないと言える。舞城の良さはごちゃごちゃワーッとした葛藤やらトラウマやらをイヤミなくすっきり綺麗に書き上げて昇華させて終わらせているところにあると思う。 好きなフレーズを紹介。『女の子の肩の大きさは、抱いてみなけりゃ判らない。』

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    投稿日: 2010.06.16
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    疾走感、違和感、不快感…背筋がぞっとするような、非日常的な出来事が起こるのに、登場人物はそれに対してあまり驚かずに受け止めています。 そんな登場人物たちに、自分の心情をなかなか近づけられなくて、怒涛のごとく展開する物語を追う間中、ずっと辛かったです。 でも、その居心地の悪い違和感が何か心をざわつかせる、印象に残る本でした。

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    投稿日: 2010.06.02
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    舞城先生の作品で初めて読んだのはこの本でした。 あまりのテンションの高さ、 ハイスピードっぷり、 突拍子のなさ。 どれをとっても最初の50ページくらいは苦手な感じかなと思って、 何度も本を閉じかけたけど、 気づいた時にはどっぷりはまり、 一気に熟読。 なんだ、あのトリックは。 なんだ、あの結末は。 なんだ、一体なんなんだ。 全てが斬新で、新鮮で、 一気に先生のファンになりました。

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    投稿日: 2010.05.15
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    『煙か土か~』で持った、ルンババの胡散臭さが一蹴された。 ルンババの死が、急に惜しまれる。いい味出してるよ、ルンババ。 世界は密室でできていて、でも出ようと思えば、いつでも抜け出せる。 MVP:ルンババ

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    投稿日: 2010.03.28
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    序盤の下ネタと変なテンションの文に少し嫌気がさしたけれど 主人公が成長するにつれ落ち着いたので安心。 文体に変化をつけて内面の成長を表現するのも一人称視点ならではかもしれない。 変なトリックといい、クライマックスといい、この作者のセンスはすごい。 最後まで読んでよかった。

    1
    投稿日: 2010.03.23
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    出てくる人々は(実は主人公も含め)みんな発想がぶっ飛んでるし、起こる密室事件もわけの分からないシチュエーションのものばっかりで、読んでる途中はずっと頭の中を嵐がかき乱してるような感覚だった。でも読み終わるとなんか頭の中にひっかかってるものがあるのが舞城王太郎。それは、まあ他の方々が書いてるように、愛だろう。めちゃくちゃな文体でめちゃくちゃなストーリーの上に愛を描く舞城作品には、陳腐な恋愛小説なんかよりずっと説得力がある。(しかし舞城は本当にハズレが無い...)

    0
    投稿日: 2010.03.06
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    前作の登場人物の少年時代を舞台にした作品。人物描写が感動的。それぞれの方向を向いて交わらない感情が重なる一瞬が美しい。

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    投稿日: 2010.03.05
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    お姉ちゃんの話だったかしらん。 奇抜な文章で、それなりの推理。 舞城王太郎のベースは満たしているけれど、 エンタメとしてしか読めなかった。 もちろん、それでいいのだけれど。

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    投稿日: 2010.02.16
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    文章のリズムが独特かつ爽快。 ありえない事件といい意味で馬鹿馬鹿しいトリックも秀逸。 しかしミステリー小説というよりかは青春小説といった方が適切。

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    投稿日: 2010.02.07
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    本当に好きな物については上手く語れない。 狂って居るってどういう状態の事を指すのか分からなくなりました

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    投稿日: 2010.01.13
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    舞城は「土か煙か食い物か」とこの本しか今の所期待できない。 が、これはまだいける! これに着いて行けなければ舞城作品はあきらめるべし。

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    投稿日: 2009.12.11
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    面白かったです。 やっぱり舞城王太郎大好き。 常識が通用しなくって、ぐちゃぐちゃなようで整ってて、気持ち悪くなるけど最後はスカッとする。 ルンババ、エノキと椿、三朗、密室、涼ちゃん、呪いの人形、番場、屋根 最近読書離れしてたのでリハビリに。

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    投稿日: 2009.12.02
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    舞城王太郎の第2作。 純文学色が強い、アンチミステリ。 舞城王太郎は天才である、そう言いたくなるほどの作品である。 メフィスト賞を受賞した『煙か土か食い物』も独特の文体でやや既存のミステリカテゴリを逸脱した作品だったが、この作品は、はみ出しているというより、超越している。 ただ単に謎を解決するのではなく、謎を、物語を生み出すイベントとして扱っているその扱い方が素晴らしい。

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    投稿日: 2009.10.31
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    一応ミステリ? 動機というか、死体の扱い方ひど過ぎる(笑) でも嫌いじゃない。 仕掛けがやけに大掛かり。 ルンババ頭よい。

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    投稿日: 2009.10.23
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    再読。煙か土か食い物のような特徴的な文体ではないが、舞城らしさは主人公とルンババの愛情の中に息づいている。様々な場面で彼らが見せてくれる親愛さは羨ましくなるくらいあたたかい。家族や友人に向けられる優しい眼差しこそこの作品の魅力。決してミステリーだと思ってはいけない。あとは舞城イラストが見られるのがポイント。

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    投稿日: 2009.10.14
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    クソッ泣かせやがる! 友情と愛情と殺人と。これぞ舞城じゃないですか。 ツバキ姉ちゃんのイカレっぷりにグヘーとなりましたがそれも舞城なので仕方ない。 「デートしよか」 それいいですね。 こういうところガッツリ掴んでくるもんなー。もう作者に踊らされてる気がまんまんですが、彼に転がされるんならもういいや! 09.08.18

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    投稿日: 2009.08.18
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    何とかと煙は高いところが好きと人は言うようだし、 父も母もルンババも僕に向かってそう言うので、 どうやら僕は煙であるようだった。 この書き出しだけで痺れた。 コイツバカだーーーーーーー! 作者の前作『土か煙か食べ物』に登場し、主人公よりも先に謎を解いて先回りし、行く先々に現れたけど、アッサリ殺されてて結局なんの謎解きも披露しないまま物語から退場した「名探偵」ことルンババを主役としたスピンオフストーリー。でもなんとなく「作劇」に一切束縛されず、ストーリーになんの貢献もせず、ただ無意味に「名探偵」であることだけを披露したこのキャラクターが作者の偏愛を受けていることは前作から十分に感じられた。 ミステリとしては強引過ぎるし、別に謎解きが物語りの主眼ではない。じゃあ何が主眼なのかと言われれば答えに困る作品ではある。前作同様、わけのわからない文章の疾走感を楽しむのが、一番健全な読み方かしら。

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    投稿日: 2009.06.21