
総合評価
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powered by ブクログ梟書茶房で購入! ギャグ短編漫画かと思ってかるーく読んでたのに! 途中からえ?ってなり始めて、最後は喪失感というかなんというか、、、
0投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログ伏線がすごいミステリみたいな評価を受けて読んでみたけどミステリではなかった。もともと期待していたものとちがうジャンルだったのでそこが残念。世界観とキャラクターは個性的なのでそこも好き嫌いがわかれると思う。
0投稿日: 2025.08.08
powered by ブクログ最初ただの短編集かと。浅野いにおの虹が丘ホログラム?でも同じようなことしてたけど、すごい構成力。漫画でしかできない叙述。素晴らしい。
0投稿日: 2023.07.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本の整理してたら出てきたので久々に読んだ。 もう何回読んだかわかんないのに、読む度に感情が迷子になって、読み終わるとしばらく引きずる…。 ラスト、真実を知って産みの親に立ち向かい、警察に撃たれて重傷を負ったアリオと、生命維持のための栄養を摂らずにアリオの元にやってきたために生命維持ができなくなったキリエが、雪の中から意識が昔の明るいC404号室に飛んでいくところ、毎回涙が出る。 哀しいのだけど、でもこの2人にとってはこれがある意味救いで、切なくてたまらない。 工場勤務の女の子のロボットのラストも切ないんだよな…。 バカ話、ミステリ、社会風刺、そしてSF(石黒正数さんの作品は一見日常系に見えてゴリゴリのSFテーマ入れてくるのたまらない)、色んな要素が入っていて、本当によくできた連作短編集だ…。決して「面白い!」ってわけじゃないのに定期的に読んでしまう。
0投稿日: 2022.10.12
powered by ブクログオムニバスかと思いきや、1冊のマンガです。 バラバラに見えた登場人物が繋がって行き、案外あちこちに登場している事に気付きます。 ぜひ紙媒体で読んで欲しいマンガです。
0投稿日: 2022.05.08
powered by ブクログ漫画 外天楼というマンションで起こる出来事のお話 一つ一つの事件もおもしろかったですし 通してのストーリーもそれなりに楽しめました
7投稿日: 2022.03.21
powered by ブクログ1話ずつ完結しているようで続いている。よく構成が練られているなと感じた。 2人が姉さんに惹かれる理由があまりよくわからなかった。魅力がどこにあるのか。 日常系かと思ったらSFのようだった。ロボット、人間、人工生命体などと、倫理観や心など難しい問題を上手く描いていると感じた。 余分な箇所も多いように感じたが、それも大事な演出なのかもしれない。
0投稿日: 2020.12.03
powered by ブクログ石黒先生の短編系の中では最強です。 短編というか、この一冊で一つのテーマを扱います。 石黒先生らしさが大変でてます。 名作かよ。
1投稿日: 2020.10.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
才能が有り余ってる感というか、溢れ出てるというか。 設定なども興味深いのだけれど、何が面白いって会話劇。この作者さんの漫画読んだ人生で良かった。
1投稿日: 2019.03.31
powered by ブクログおもろうてやがて哀しき正統派松竹新喜劇。 ふた昔ほど前の韓国映画のような救いのなさ、あ、たけし映画ぽくもあるか。 軽快に進んで行く物語の中、いきなりエアポケットのようにボディに決めて来るシーンを突き出す。 非情なほど冷徹なコアを抱えながら、珍妙な雰囲気で立ち回るキャラクター達がに非常生き生きとしている。
0投稿日: 2018.12.17
powered by ブクログ途中まで短編集と思っていたのに、実はシリーズになっていて、最後の数話で一気に引き込まれた。設定がすごく上手。結末が悲しいだけにより面白い。
1投稿日: 2018.12.16
powered by ブクログそれ町と違って色濃く大友克洋調の28号 最後の最後数ページの展開が らしくないというほど作者の作品をしらないけれど しっくりこない
0投稿日: 2018.11.13
powered by ブクログメフィストで読んでいたから内容は知っているけど、まとめて読むと、スゴい! 連載前に、石黒先生のサイトの掲示板で質問したことがあった。
1投稿日: 2018.10.27
powered by ブクログなるほど、佳作。あんまり前情報仕入れずに読めて良かった。ミステリ読みなら中盤のネタでにやにやできるし、読み進めると足元がフワフワしてくるような不穏な感覚が面白かった。
0投稿日: 2018.10.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短編ミステリ+長編ドラマ 第1話 少年3人がエロ本を求める話 主人公が自分たちより下位のエロ・カーストのためにゴミ捨て場に戻そうとして「それでもあんたが最下層よ」「明日がゴミ回収日だから」のフィニッシュストロークが見事 第2話 11人いる!戦闘員を殺したのはだれ?奇襲を仕掛けたヒーローしか偽装できません! からのメタ構造が見事 第4話 遺体発見時の部屋の窓の傾きから『斜め屋敷』と推理 ギャグとしても優秀でした 第5話 ダイイングメッセージはわかりやすく! この話を含めて以降、人工生命を巡るドラマが展開されていく 全編の登場人物が繋がっていくが、ラストは皆さまバッドエンド 明るい桜場刑事の死に顔が(´・ω・`)
0投稿日: 2018.06.05
powered by ブクログ"「ちょっと……刑事さん」 「私らの事さんざん疑っておいて…」 「や…刑事って疑うのが仕事みたいなもんじゃないスか それに皆さんもホラ 勉強になったじゃないっスか…… ダイイング・メッセージは わかりやすく書こうね」"[p.121]
0投稿日: 2017.11.24
powered by ブクログ増築を重ね複雑な作りになったマンションの集合体「外天楼」を基本の舞台としながらも 1.2.3.4話まではそれぞれ話の方向性が全然違うし、氏の短編 「ポジティブ先生」に出てくるデーモンナイツの参謀ミルダが2話で出てきたり てっきり短編集かと思ってしまうけど、 序盤のコミカルな展開から後半に向けてシリアスな展開になって行き 実は物凄い壮大なストーリーが裏にはある。という流れが面白すぎてたまらない。 4話から石黒キャラにしては珍しくツリ目な主人公の桜庭冴子刑事が登場して 物語が一気に進み始めるのですが 氏の得意なミステリー物の集大成と言っても過言ではないくらい先が読めないので 終始ハラハラしっぱなしですよ。 特に怒涛の展開が待ち受けるラスト70ページの命の物語には手に汗握らざるを得ません。 読後になんともいえない空しさが残りますがこの空しさは嫌いじゃないです。 空しさにも色々あるものなのだな。と気づかされましたね。
2投稿日: 2017.10.02
powered by ブクログメフィスト連載。密室やダイイングメッセージなどをあつかいながら、人工生命体にまつわるミステリにつながる。コミカルな作品だと思って読んでいたら、最後の終わり方はシリアス。
0投稿日: 2017.07.04サスペンス、ミステリ、SF、ホラー? いや、シュールギャグ?
面白い。奇想天外な発想に舌を巻く。ショートショートかと思いきや… アホな展開かと思いきや… 裏切ってくれる。 この方の作品、実は初めて読ませて頂いたが、ほかの作品(ネムルバカ・響子の父など)と比べ、全然雰囲気が違うところが凄い。 というか、タイトルのように、いくつものテイストを調和させてるのが凄い。凄いしか言ってない凄い。引き出しが凄い。 ということで、ちょっと不思議な漫画にご興味あれば、ぜひ。
1投稿日: 2016.11.04SFマンガ
短編集かと思ったら連続したSFマンガでした。巻末で講談社のメフィストに掲載されていたことがわかり納得。ミステリやSF好きの読者にむけてかかれた作品です。絵柄はスクリーントーンを多用しないしっかりとしたデッサンで、藤原カムイや大友克洋にちょっと似た感じがあります。いしかわじゅんが紹介していたので手に取りましたが面白かったです。
0投稿日: 2016.08.23
powered by ブクログ1巻完結ミステリ系マンガ。ネットで注文。 構成力がすごい。結構な情報量がコンパクトにまとまっている。ほのぼの日常的なストーリーと思って読む進めると、いろんな方向に話が飛んでいって。。 好き嫌いは分かれると思います。それくらい斬新なマンガ。個人的には結末がなんというかあまり気持ちのいいものではなかったので、積極的に人におすすめできないです。ただミステリ系が好きな方は、読んで損はないと思います。
0投稿日: 2016.02.02とても面白いギャグ漫画だあ
1話1話で独立した話なので、読みやすいし、会話のやり取りが面白いです。 ギャグ漫画が好きな方は是非読んでみて欲しいですね!
1投稿日: 2015.10.27
powered by ブクログ読みはじめて、以前文庫版で少し読んだことを思い出しました。 ってことで講談社文庫版も出てるのでそちらの方が手に入りやすいのかも。 1話目の少年たちがエロ本を巡る話から始まり、最後にはこんなラストが待っているだなんて思いもよりませんでした、、、。 全員集合の巻末の絵で、「登場人物は演技で、メタ的な作品でしたー」と終わって欲しいと願ってしまうほど。 ガツンと、というよりは最後の方は真綿で首を絞めてくるような苦しさ感じる作品でした。
0投稿日: 2015.08.25
powered by ブクログしょ、しょーもなーと呆れていたら、徐々に加速し終盤はフルスピード。 つまりは構成や伏線にくらくらさせられた。 ネットでは絶賛の嵐。 例の沢田マンションに似たつぎはぎ楼閣。 意外と本格推理と思わせながら、まあ、パズラーではないよね。 むしろ「眩暈」をもたらすという点では本格ミステリか。 ただアイスを咥えている絵が、振り返ってみれば物悲しい。 次回は「虚無への供物」へのオマージュを探しながら読もう。あとは様々な小ネタも。
0投稿日: 2015.06.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
知人と「人工知能と心」というテーマの話をしていたら熱く薦められたので読みました。 九龍城のような増築アパート“外天楼”を舞台としたオムニバスかと思いきや実はすべての話が繋がったミステリ。 コメディタッチの出だしから星新一を思わせるブラックジョークなオチをはさみつつぐいぐい引きこまれ、核心に近づく頃にはもう目が離せません。後味の悪いラストですが、深く考えさせられます。 一度読み終えた後再度読み返したくなる内容でした。 こういう話、大好きです。
0投稿日: 2015.05.16ミステリ
ネタバレを知らないまま読んだ方が良い作品です。 徐々にぞわぞわ出来ます。 個人的に読後感由来で★4としたいです。
1投稿日: 2015.04.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「それ町」と比較して内容がハードだったので 意外性もあり面白かった。 始まりはゆるーい探偵物で、相変わらず こういう展開が好きな作家さんなんだな~位にしか 思っていなかった。 なのに、途中からことごとく予想を 裏切られ、この世界が外天楼を舞台にした 人工生命体ロボットの話一本に結びつき 構成力の高さに度肝を抜かれた。
0投稿日: 2015.03.09
powered by ブクログ最初はゆるいストーリーと思っていたけれど、読み進めるうちにパスルの外枠ができていき 最後の最後ですべてのピースがすべて揃う爽快感があると同時に少しだけ切なくなっていく物語。 小説みたいな漫画でした。
0投稿日: 2015.02.14
powered by ブクログ連鎖式の短編集です。 なんとなくさらっと読み始めたのですが、小説として読んでみたい、と思う位に造りこまれていました。
1投稿日: 2014.06.26まるでパズルのように組み上げられた物語
外天楼と呼ばれる建物を舞台に繰り広げられる、オムニバスミステリーです。 エロ本探索に燃える少年たち、ロボットを巡る法律、そして殺人事件。 それらの物語がやがて一つに収斂していきます。 読後感はあまりよろしくないものの、物語の構成そのものでカタルシスを得た……そんなタイトルでした。 少年たちのエロ本への情熱が暑苦しいスタートから、「思えば遠くへきたもんだ」というオチのつき方。 でも過不足ない伏線の張られ方で、「ああ、そういう物語だったんだ」とすこんと納得できます。 それにしても、小説とは違う、漫画ならではの伏線の張り方は勉強になった。 ネタはSFですが、ミステリー好きにお勧めする一冊です。
1投稿日: 2014.04.19
powered by ブクログエロ漫画、宇宙刑事、ロボット館殺人サギ、フェアリー殺人事件が全て伏線となっていて、さらにはアリオとキリエは人間ではないという突拍子な展開で驚きました 軽いノリのいい話から、徐々に人間倫理に立ち入るような重たい話へ変わっていったので気づきませんでした 妙にリアルに感じました
0投稿日: 2014.03.27
powered by ブクログ素晴らしい!! 一話目を読んで「なんだこんなものか…」と思っていたら、二話目で話の複雑さに感動、最後まで読んでホロッと来る感じが最高でした。 ここまで登場人物のことを丁寧に考えている漫画もないと思います。 脱帽。
5投稿日: 2014.03.10前作からの変化も愉しむ
石黒正和の『ネムルバカ』に笑わされた人も、『それでも町は廻っている』に興奮した人も、本作は他作品とはひと味ちがったテイストで世界観がつくられていることに驚くでしょう。「外天楼」という建物を舞台に妙な人たちを描いた短編集なのですが、ラストで、一編ごとにばらまかれた伏線がカチッカチッと心地よく頭の中で繋がっていく快感が味わえます。エロ本を買おうとする中学生、特撮ものの描写の戦闘員、人型ロボットを手に入れた一人暮らしの女性…一編一編だけを見ても、特異な設定の石黒ワールドにぐいぐい引き込まれます。(スタッフO)
1投稿日: 2013.09.20
powered by ブクログ単なるギャグ漫画と思って油断して読んでいたら、、、 「エロ本リサイクル」からこんな展開になるとは予想外。ヘビーだぜ、、、
5投稿日: 2013.08.26
powered by ブクログ普段漫画のレビューは書かないんだけど、これだけは書きたくなった! メフィストで連載してたみたいだからいいよねw 誰もが口を揃えて言うように、何も知らずに読んだ方が良いです。 僕もその忠告を守り、レビューを見ずに読んで大変満足しております。 これ以上は言いません。 でも、言いたい。 完成度高ぇー!!
0投稿日: 2013.06.12
powered by ブクログ不思議なマンション「外天楼」にまつわる連作短編オムニバス作品。 さすが独特でキレキレのギャグセンス、しかしそれだけじゃない。 後半のストーリー展開には泣かされた。 オチがもう一押しほしかったところだが、作者の引き出しの多さには感嘆。 まごう事なき名作!
1投稿日: 2013.06.01
powered by ブクログギャグかと思って読んでたらとんでもない展開!終盤から怒涛の畳み掛け! ラストへの持って行き方が不自然じゃなくてすごくうまかった。 登場人物全員があますことなく線でつながってて、お見事です!としか言いようがない。 この人は人物の描き分けもきちんとしてるから、わかりやすいし、絶対読む価値あり!
4投稿日: 2013.05.25
powered by ブクログとてもインパクトのある作品だった。 ギャグ短篇集だと思っていたら裏切られた。 事前知識を持たない状態で読むのがおすすめ。
1投稿日: 2013.05.09
powered by ブクログ推理モノを絡めたオムニバスだと思っていたら、SF物語でした。予想を裏切る展開と、何とも言えない読後感に陥る結末。
0投稿日: 2013.05.08
powered by ブクログエロ本を求める男子中学生で「日常の謎」を描くとは。 変身ヒーロー物という「異世界」で殺人事件を描くとは。 これは漫画界の裏・米澤穂信と呼んでも過言ではない。 なんて考えていたら、ひとつ挟んでまさかのバカミスの連続。 いや、やはり過言だったかと思い直していると...... 香港の九龍城を思わせる集合住宅「外天楼」 増築改築を繰り返し、どの部屋とどの部屋が繋がっているかもわからず、入口と出口がどこであるかもわからない。 いびつに膨れ上がった建物の構造は、まさに漫画『外天楼』そのもの。 ミステリ、SF、ギャグ、シリアス。 多国籍で雑多な迷宮は、ヤバいとわかっていても引き返せない吸引力。 そして行き着いた先でみたものは誰にも語ってはいけない。 もし気になるようでしたら御自分の足でどうぞ。還って来れる保証はありませんけどね。 しかし、なんというミステリマインド、SFマインド。 奥付をみれば雑誌「メフィスト」に連載と知り、納得。 ラスト数ページ、それから無音。 凄いの読んじゃったなぁ。 これ教えてもらわなかったら手にも取らなかったなぁ。 円軌道の外さん、ありがとうございました。
6投稿日: 2013.04.26
powered by ブクログおもしろすぎる!ミステリーでもあり、SFでもあり、ギャグでもある。今年(2012)ナンバーワン漫画は確定的(あたしの中で)!
0投稿日: 2013.04.22
powered by ブクログ衝撃のラスト! 本屋で立ち読みした時は、うーむ、まぁまぁな感じだけど、石黒先生の作品という事で、信じて買ってみよ。 って感じだったんだけど、読み進めていくうちに、短編短編が繋がっていって… 石黒先生に興味を持たれた方は是非読んでみてください。
0投稿日: 2013.03.26
powered by ブクログエロ本をいかにして買うかを熱を上げたりしていたので、単なるギャグ漫画家と思っていた。しかし、読んでいくと作品のクオリティの高さと、ミステリー要素、それ以上にSF要素が上手く演習されていてかなり面白かった。
0投稿日: 2013.02.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんちゅう漫画だ……なんちゅう漫画だ……!! エロ本を探す少年の話から、ダイイングメッセージ大喜利の話まで、どんなくだらない作品でもすべて伏線が回収されていやがった。この気味の悪い読後感、どうしてくれんだ。
1投稿日: 2013.02.24
powered by ブクログそれ町と同じ作者さんの本だったので購入。オムニバス形式の近未来の日常を描いているのだが、最終的に一つの話に絡んでいき、読者は驚きの真実を知る…作者はキャラの描き分けが苦手なのか、それ町に出てくるキャラと似ているので、それ町と同じ感覚でなんとなく読んでいたらまさかこんな展開になるとは思わず、なんとも切なくほろっときてしまった。
0投稿日: 2013.01.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ロボットとかを扱ったSFチックなミステリはやっぱり好きですね。 切ない物語ですが随所にあるギャグがまたおもしろい。 アリオが一度も母さんと呼ばずに最後まで姉ちゃんと呼んでいるところが印象的でした。
0投稿日: 2013.01.18
powered by ブクログギャグSF推理マンガ。 というめずらしいジャンルの本。 捨てられたエロマンガの謎や 宇宙刑事にロボット・・・ というような通常の推理ものではなかなか 取り上げられないテーマに対して、 お決まりの推理めいた口調で展開されるストーリーが面白い。 ひとつひとつの短編はそれぞれ完結しているのだけど、 それがゆるやかにつながっていて 最後に完結するというおもしろい構成。 シンプルに、スマートに、新しい読後感をくれる一冊。
0投稿日: 2013.01.15
powered by ブクログ話一つ一つに突飛ながらも人間の本質みたいなものが見えかくれしていて、最後の話の繋がり方は短編とは思えないほどの壮大さと短編ならではの潔さが心地よかった。
1投稿日: 2013.01.12
powered by ブクログ評価が高い、ということしか知らずに読んだ。こういう切り口かぁと感心したが、ラストになるにつれて暗くなってきて、はっきりしたことが分からないまま終わる。こういう白黒付かないのが苦手なので★4。バラバラのものが最後ひとつになる、みたいな構成のものを見る機会が増えて慣れてしまったのもある。
0投稿日: 2012.12.09
powered by ブクログ石黒さん、流石。コミカルで切ない雰囲気がとても良い。 2度読んでみたけど、キチンと終わりを見て描いてるのが分かって楽しめた。 世界観、というほどではないかもしれないケド、この設定は程よいSF観で良かったなー。基本的にSFっぽいもの好きだからな。ガチなのは設定が重すぎてちょっとつらいんだけど。 石黒さんの作品ってだけで買えるようになったなぁ。こういう人に出会えるの久々。
1投稿日: 2012.11.24
powered by ブクログ帯を見ての 完全な衝動買いでしたが 面白かったです! 最初のエロ本を探す子供の話から始まっての まさかのラスト 大変衝撃的でした まったく期待してなかった分 いい意味で裏切られたので ☆5に
1投稿日: 2012.11.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「メフィスト」という雑誌(?)で連載されていた作品。 季刊誌だったのか数年越しの単行本化。 雑誌がおそらくミステリー系の物なのだろう、本作もテイストとしては推理とか謎とか、そういう点に重きを置いて作られている。 もちろんいつも通り、石黒正数の持ち味である軽妙なユーモアも織り交ぜられている。 大友克洋的な、やや退廃的な近未来(勝手なイメージです)、ロボットが普及した世界を舞台にしている。 全9話から成っていて、最後まで読むと一応全部繋がっているということがわかる。 しかしこれ、本当に最初から一連の流れを想定して作っていたのだろうか? 最初の数話は手探りで作っていたような感がある。 途中まで一話完結のそれなりの作品、と言う印象だったのだけど、途中から劇的に話の流れが変わる。それまでのユーモアを含めたやや軽薄な内容からあまりにも変わるので、ちょっと面食らってしまった。 石黒正数さんはその作品全般にPOPさが溢れていて読みやすいのだけど、他方でややブラックな一面(作風)も持ち合わせている。 この作品は読者層などの影響があるのだろうか、彼のそう言った面が他作品に比べて色濃い。 エロとかグロとか、性とか倫理とか、人の汚い部分とか、そう言った面がテーマとして強いのだ。 ある種、人間の欲望を素直に描いていて、ロボットや人工生命に限らず何でも誕生する背景にはそう言った個人的な欲求や好奇心があるのだと思う。それに対する社会の反応もありがちで面白い。 最後には何というか(適切な表現かはわからないけれど)韓国映画のようなもの悲しい終わり方をする。あの収束の仕方、構図は圧巻だった。 とにかく前半と後半であまりにも違うという印象があって評価に悩む面もあるが、心に強く訴える物はあるし、見た後印象に残ることは間違いないと思う。 あとは好みの問題ではないだろうか。
4投稿日: 2012.09.24
powered by ブクログ「人は異性と交わって生まれる そのことは神聖視するのに 異性への興味や性行為そのものは恥じ 隠し 軽蔑する」 誰も「昨日こんなセックスしてさー」とは言わないのに、「実は子どもが出来て…」は憚られないのは不思議だなぁ、とずっと思っています。 じゃあどちらに寄せればよいかというと、もっと性的なことについておおっぴらに話せるような世の中になればいいのになぁ、と。
1投稿日: 2012.09.08
powered by ブクログ一回読んだときの感想は「そこまで評価されるものだろうか」だったけど、何回も読み進めたとき最後のシーンで泣きました。初めての体験です。何回も何回も読み込んでいく内に、いろんな味わいの出てくる作品。
1投稿日: 2012.09.01
powered by ブクログギャグ、ミステリー、SF と短編だが実は繋がっている。 最初のエロ本を探すくだりからクライマックスまでは、予想は出来ない。 読み終えた後のなんともいえない感覚に読み返したくなる不思議な作品。
1投稿日: 2012.08.23
powered by ブクログ短編集と見せかけて実は連作。一巻完結。ミステリー、ギャグ、SFと殆ど網羅している内容に才能を感じ得ない。シリアスで終わるが、展開が…
1投稿日: 2012.08.21
powered by ブクログそれ町作者の本。エロ本探しからのラストは予想できず。でももう一回読むと、人間ってなんなのかしら?と思うのかな?実は単行本の最初でネタバレしてる。あのペラペラ。
1投稿日: 2012.08.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
サスペンス・ミステリ調のギャグかと思いきや、かなりシリアスだった。 ラストはバッドエンドだが、本編後のスタッフクレジットのページで、キャストが並んでいるのを見て少し救われた感じ。
1投稿日: 2012.07.16
powered by ブクログそれ町っておもしろいなーって流れでこれも読んだらさらにその才能に度肝抜かれました。この人すごいなぁ。
1投稿日: 2012.07.05
powered by ブクログ増設を繰り返し迷路化した住居「外天楼」を舞台にした物語。 前半は独立した数編の短編があり、中盤のある事件からはそれらがどんどん繋がり、集約されていきます。 どうにかしてエロ本を手に入れようとする少年3人の物語が、あまりにも悲しいある家族と、それを取り巻く人々の物語へと続いていくのは読んでて気持ちがいいです。 いかに伏線を奇麗にまとめ上げるかに重きを置いている(ように感じられる)ため、対照的にキャラクター個々の魅力は薄い気がします。 それについては、(わざとなのかもしれません)読み手を突き放すような絵柄の影響のほうが大きいのかも。(「生」を感じられないというか……イラスト的だからかな?) 伊坂幸太郎好きな人にかなりウケそう。(←あくまでイメージです) あとは、女刑事のテキトーな性格はちょっと苦手でした。
1投稿日: 2012.06.26
powered by ブクログ短篇集とみせかけた群像劇・一巻できれいに着地・ミステリ系日常・SF(すこしふしぎ)←このあたりが好みならおすすめ
1投稿日: 2012.06.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『ブギーポップは笑わない』を思わせる構成。 1話1話が石黒風味のきいた皮肉でユーモアな話。 それらがつながった時、切ない事実が浮かび上がる。 余韻が残り、何度も読み返したくなる不思議なマンガ。
1投稿日: 2012.06.17
powered by ブクログギャグ短編集と思って軽い気持ちで読み始めて、途中で「あれ、連作ミステリーなのかな?」と思い直したところでまさかの結末!これはすごい作品だ。
1投稿日: 2012.06.14
powered by ブクログ世界が形を変えていく。 それも、突然のどんでん返しという訳ではなく、徐々に徐々に侵食するように。 緻密なミステリであり良質なサスペンス。 大傑作。
0投稿日: 2012.06.06
powered by ブクログ最初は気がつかなかったが連作になっている本巻。 コメディよりで力を抜いて読めるところが嬉しいです。 (幕の閉じ方はかなり重いですが......)
0投稿日: 2012.05.19
powered by ブクログタイトルと雰囲気で買いました~ 話のつながりがすごく良い 伏線も良い 芹沢の「そう思うだろう!?シラフなんだな これが」になぜか吹く
0投稿日: 2012.05.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
緩い始まり方だったので何気ない気持ちで読み始めたら・・・。 当初は関連ないと思われたエピソードが収束していく構成とあの結末から生じる読後感。 すごいものを読んだなぁという印象。 もともと好きな漫画家だったけどこんなとんでもない人だとは思わなかった。
0投稿日: 2012.05.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「11人いる!」って言ってたりアリオの外見やフェアリー失敗作のAKIRAっぽさから作者はパロディ好きそうだと思った。 エロ本をいかに自然に買うか真剣に考えたりは石黒正数っぽくて面白かった。アリオがゴミ捨て場から拾ったエロ本の謎解きして「これはエロ・リサイクルじゃない」とか言って大人ぶってるとこからのキリエの「たぶん あんたが最下級よ」がなんかいい。 2話でいきなり主人公が大人になって3話でロボットの話、この辺でこのマンガほんとに面白いのかと疑問に思う。まあ、3話でキリエが子供でアリオの友達のメガネの奴が研究者で大人になってるとか気付いたら違ったかもだけど、研究員の見た目変わりすぎだし気づかないでしょ。実際、単純に時系列バラバラなだけだと思ったし。アリオ以外名前出てこない違和感。 ただ、3話から哀愁ただよう悲しさを含む話がでてきて石黒正数っぽさじゃないのも書くんだなと思った。 「やってもない行動に 罪の意識を感じる事など ロボットにできますかね? 欲や妬みのような 負の感情は 問題なく機能しているというのに…」 4話で桜場刑事が出てきて外天楼の建物と下井の死体。謎解きのやりとり嫌いじゃないけど面白くもない。この終わり方はやだなって思ったオチだったし。 5話でフェアリーが出てきてロボットの倫理的な話が出てくる。冒頭のロボットの歴史語るときにキリエが出てくるのはあとから見るとキリエが人工生命体であることを示唆してたのかな。犯人ポイント制は面白かった。 6話から桜場以外の人がやたら写実的というか顔が濃くなって気になる。自首してきた子の絵柄もなんかパロってんのかと思うぐらいタッチが違って気になる。桜場はロボットだってことを示唆してんのか、ってゆうのは考え過ぎかな。「このガキ…」とか言いながら手出ししてないから罪悪感回路も問題なく働くようになってる的な。 5話までで殺人のトリックとか肩透かしばっかでその辺に期待しなくなったから犯人誰とかよりロボットの倫理の方が気になってアトムとか思い出す。 7話で初めて話が続いて久しぶりにアリオが出てくる。アリオは鬼口の子供でお姉ちゃんはキリエって名前だと判明、アリオの友達の名前はあいかわらず呼ばない。この時はキリエは病気で鬼口は治療法研究してんのかと思った。鼻メガネはなんでしてんのか謎。変装にしてはまさに変だし目立つし謎。 8話にきて桜場とアリオが出会うとともにアリオからAKIRA感をすごく感じる。研究者がアリオの友達のメガネだったことにビックリ。ついでにようやくもう一人の友達がダイチって名前だと判明。メガネの友達変質者になりすぎて悲しい。 「様々な矛盾を時と場合によって 出したり引っ込めたりしながら 厚かましく生きていられるのは 人間だからだ ロボットにはそれができなかった」この言葉はすごく印象的だった。 でもこう言ってるけど、6話でロボットの規制がどうのこうのって時に感情のあるロボットの権利云々言ってるからロボットにもちゃんと感情あるんじゃないのって疑問に思う。 でも、ロボット工学の第一人者が言ってるからロボットの思考回路は完全ではないってことか。感情と思考回路は一緒なのか別なのかわかんないけど。桜場はけっこう頭悪いし、思考回路完璧じゃないってことなのかね。 調子悪い下井がでてきたり、AKIRA感のするフェアリーの出来損ない出てきたり、キリエの正体が人工生命体だと判明。 最終話の表紙はもうAKIRAだとしか思えなかった。 アリオがまさかのキリエと鬼口の子供で衝撃。「本物の桐江はパパって呼ぶんだ!」って言いながら犯すとかエグすぎる。「お前だアリオ」の顔怖すぎ、キリエが人工生命体だって分かったからって扱い変わりすぎだろ。 鬼口がアリオと会って一回とぼけるけど、鼻メガネはやっぱり変装だったの?鬼口も思考回路どっかおかしいよね。人間も思考回路完璧じゃなくてロボットと変わんないってことなのかな。 鬼口をすんなり刺せたアリオは罪悪感回路が働くのが遅いロボットのようにも感じられたけど、その前に1人殺してるからもう吹っ切れてるからか。銃を持ってってることと考えると、お父さんへの愛情とかを感じて悲しい。でも、ちゃっかり僕と姉ちゃんの分2回刺してるからなんともいえんな。 打たずに刺された鬼口は罪悪感からなのか、ただ単に打つ前に刺されたのか、本当はキリエを人間になれるように考えていたのか、考え方によって色々思える。ダイイングメッセージとかも桜場の言ったようにアリオたちのためにやったのか、自分のためにやったのか謎だ。 AKIRAみたいなキリエに刺されて血がでてない桜場はやっぱロボットなんだろうな。ロボットだけど、涙を流して死んでいたのが印象的だった。 桜場の死に山上刑事が声を荒げていたのが救いに感じた。 アリオは血を流していたから、人間だと判明。 キリエが死に際にグロすぎて怖かった。何で目の色反転しちゃってんだよ。人間じゃないのは分かったけど、最後にアリオを思い死んでいく姿は儚くも悲しく、わが子への愛のようなものを感じた。 それとともに死んだアリオの後少しでキリエに届く、でも届かない。同じようで同じでない、フェアリーと人間を表しているようで哀しかった。 他の人の感想を見て気付いたけど、キリエの死とともに事切れたように死んだアリオの姿から2人はどこかで繋がってたのかもしれない。 2人はどこへ行こうとしていたのだろう。 救いもなければ、言いたいことも良くわからない。しかし、前半からは打って変わって暗い後半と前に戻って読み返したくなってしまう構成が上手い。 色々と想像出来る含みがたくさんあるので、読んだ人たちでそれぞれ感じたことを語るのが面白そうだ。
0投稿日: 2012.05.05
powered by ブクログ最後まで読んでびっくり! エロ本をいかにうまくレジに持っていくかを真剣に検証する仲良し3人組のお話から ここまで物語が発展し繋がっていくとは…!
0投稿日: 2012.05.02
powered by ブクログ後味が悪いのに面白い本ってどうすればいいのか… なんだか完璧に計算されたストーリーという感じ。 あとこの建物見たい。
0投稿日: 2012.04.27
powered by ブクログ中華料理をコースでバリバリ食べて最後にデザートを食べ損ねたような気分でした。最初は面白い、ギャグテイストだね、と思って読み進めたら、なんと最後が重すぎる。こんな結末で何になるの、意味がさっぱりわからない、と少し混乱してしまいました。だが重すぎて深すぎる。そんな作品でした。構成の面では石黒さんの作品の中で断然優れた作品だと思います。最後まで緊張感と伏線を張るのを緩めず、だから一気に吸い込まれるように読めました。余韻がありすぎて、混乱しすぎて気持ち悪くなりましたが。 それと、カバーデザインが上手い!カバーだけみると中身はきっと(石黒正数らしき)明るいお話にみえるもの(笑)。
0投稿日: 2012.04.05
powered by ブクログ石黒正数短編集。 各話ともミステリーを解く形で話は進んでいく。 始めは緩く、だんだん深く。 最初は短編同士の世界観もバラバラだと思っていたけど、読み進めるにつれ繋がり1つの世界がみえてくる構成力はすごいの一言。
0投稿日: 2012.03.30
powered by ブクログインテリ系シュールミステリー(ちょっと毒入り)。 …と思ったら。 ええええええええええ すごい。 バクマンで「漫画家は頭がよくないとなれない」みたいなことを言ってたけどほんとにそうだ。この人は頭がいい。 難しい言葉使ってるからそう思うとかじゃなくて、なんか、構成力っていうか、ギャグの計算力っていうか。 普段ミステリーとかあんまり読まないけどこれは面白かった。話数もちょうどいい。
0投稿日: 2012.03.29
powered by ブクログミステリーっぽい話とSFっぽい話の集まった短編集なんだけど、全体とおして話がつながっている。で、その構成が上手い。 最初、明らかにコメディ調の謎解き話ではじまり、中盤すぎまでその調子でいくのだけど、途中から雲行きがあやしくなる。各話が舞台設定だけでなく、筋として繋がっているらしいことに気がついて「えっ・・・」となり、徐々に伏線が回収されていくにつれ、とんだシリアス展開に。「え」どころか、息を呑むようにして一気に結末へもっていかれます。 まとめると、以下3点があり、エンターテイメントとして優れた作品だと思いました。 ・短編集としての入口と出口での驚くべき(良い意味で)空気の違い. ・初〜中盤で面倒な伏線張りをしながら、ギャク的な面白さを維持. ・伏線から真相が暴露されていく過程の段取りがダレず、スリリング. あと、さすが、絵が安定してますね。
0投稿日: 2012.03.29
powered by ブクログ本格的にミステリをしている、は言い過ぎではないでしょうか。 謎と伏線が明示されていると言い難い。もちろんあとから振り返れば「これがこうか」と思えますが、もっと強烈な違和感を提示して欲しかったと思いました。ただ、漫画でのミステリはこの程度がちょうどなのかもしれません。 よって、一気に色の変わっていくラストは何となく馴染めないものを感じました。伏線の収束感によるカタルシスはありませんでした。ギャグ成分の多い物語を収束させる際、救われない不条理なラストでしめるという手法にも、新味を感じませんでした。 ただそれまでのバカミスは非常に好ましく思えました。たとえばひとつのダイイングメッセージに複数の読み方を当てて複数の犯人説が上がるという材料のたくさん必要なミステリをギャグとして処理しているのは非常に男らしい。ひとつ、バカミスで突っ走った作品も読みたいと思いました。
0投稿日: 2012.03.13
powered by ブクログこの人の短編集は全部読んでるけど、まさか話を全部繋げてくるとは・・・ それ町にも幾つかシリアスな話はあったけど、ここでこういう展開するなんて思いもしなかったよ
1投稿日: 2012.03.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
期待が大きすぎて壮大な肩透かしを食った作品ではあったが、確かにこの類いのマンガは少ないのでそこそこ面白かった。 オムニバスに見える個々の話がリンクしていて最後に収束するというのは、映画や小説でやると主題が見えにくく評価されないのに、漫画でやるとこれくらいのレベルでも高評価なのだな、と再認識。 リンクやラストへのカタルシスよりも個々の話が圧倒的に面白いんだけど。 SFよりバカミスっぽい話が好みでした。ダイイングメッセージのやつとか、密室殺人のやつとか。でもやっぱ単なる短篇と考えるとどれもオチが弱いのよね。 65点(100点満点)
0投稿日: 2012.03.02
powered by ブクログ「本を一冊読んだ」というカタルシスが半端じゃない。 前半、ユーモラスな事件モノの読み切りに心躍らせ 後半、それらが繋がりを見せる怒濤の展開力に 度肝を抜かれながら一気に読み終わる。 「物語」そしてその構成力で勝負できる希有な作家。 探偵奇譚やそれ町の中で作者がチラチラ見せてきた 推理的な…事件モノ的な… そのチカラを全開にしてブチ込んだ快作である。 素晴らしい!!!
0投稿日: 2012.02.26
powered by ブクログ最初はバラバラに見えた各話が最終話に向けて加速度的に収斂していく様にはある種のカタルシスすら覚える。絵柄と話の枠組みがオタク的であることから入口を狭めていることが非常に残念。「それでも町は廻っている」の完成度も見るに、外れのない非常に理知的な作家だと思う。
0投稿日: 2012.02.25
powered by ブクログ軽い気持ちで借りて読んだら思いのほか重かった。 最初は、それ町とかでもちらほら出てくる日常おばかミステリーかと思ってたら、最終的な着地点がまさかのところだった。 人工生命やロボットの研究については現代と通じるところがあるし、考えさせられる。救いがない。怖いです。
0投稿日: 2012.02.24
powered by ブクログ2008-2011に書かれたお話。古本で買ったんだけど割りと最近に発売されてた。それ町書きながらコレも書いてたんだ。一年に2,3話のペースだけど。 ホントに石黒さんはこういうミステリーが好きなんだなあってのがよくわかる。それ町でも偶にギャグテーストのミステリを織りまぜた話があるけど,これは本格的にミステリーだった。第一話は完全にギャグだったのに何だかんだで全話つながっててビビった
0投稿日: 2012.02.21
powered by ブクログ世間的評判もよく、知り合いにもすすめられていたので購入。しかし合わなかった。なんか怖かった。グロさとかは全然ないのに恐ろしい漫画。
0投稿日: 2012.02.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一つ一つの話が予想外の顛末を持ち、さらに前半の話が最後に向かってまとまっていくのは読んでいて楽しい。 この作者にしては最後のギミックのSF味が強く、意外でした。
0投稿日: 2012.02.16
powered by ブクログ少年のエロ本への執着をコミカルに描いた第一話、戦隊ヒーローものをからめメタ・バカ・ナゾの三拍子がそろっているお得な第二話、徐々に不穏な背景が明らかになりはじめる第三話、密室殺人と思いきや……トホホな論理が炸裂する石黒テイストあふれる第四話、ダイイングメッセージな第五話、おおきなストーリーの端緒となる第六話……。それぞれトホホな笑いをまじえながら、微細なナゾをからめるタイプのミステリーなのだが、それが一転して全体を貫くおおきな謎の一部だったのだとわかってくるあたりでゾクゾクしてくる。結末は予想外だが、深い余韻を残す。石黒作品のなかでも、白眉の一冊。
0投稿日: 2012.02.12
powered by ブクログ「外天楼」という少し変わったアパートを舞台に繰り広げられるミステリー。最初はオムニバスで、面白可笑しい様に描かれていた物語たちが、ラストに向かうにつれて、ひとつになっていく様子に惚れ惚れ…!!
0投稿日: 2012.02.12
powered by ブクログいや、なんかもう凄かったです。 http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-828.html
0投稿日: 2012.01.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1話 複線 2話 ヒーローと殺人事件のミステリーもの提示? 3話 ロボットを壊すロボットの罪悪感 4話〜6話 深読みと珍捜査 キャラクターとして引用される現実の人間というのを知っているかどうかも楽しめる要素か。 7話〜ラスト 人工知能、生命倫理、ロボット的限界 マンガのミステリとかSF成分が多い
0投稿日: 2012.01.27
powered by ブクログ各話にしっかりオチがあって独立した短編として面白く読めるだけでなく、その個々のストーリーが実は意外なところで繋がっていて、ある一つの大きな物語として収束されるというからくり。まんがの構成自体が、複雑に入り組んだ 外天楼 という建物そのものの様な構造になっている。 緻密で(実は)シリアスなシナリオにも関わらず重苦しくならず、むしろあっさりした絵柄で軽妙なギャグを織り交ぜながらさらりと描き切ってしまうのがなんともお洒落。
0投稿日: 2012.01.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この一話目からこのラストにまで辿り着くとは。 すべてが徐々につながっていく見事な構成。 最初のヒゲメガネにも意味があったんですね。
0投稿日: 2012.01.23
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読み終わったあと、「うわー」ってなると聞いて、覚悟して読みました。 「うわー」っていうよりは詠み終わったあと「あー…、こんな風に終わるのかぁ」と思って、哀しいような、やるせないような、でもこれでよかったのかなあという色々な気持ちを味わいました。 誰にとって幸せで、不幸せなエンドなのかな、と。 と思ったら、最後のカーテンコールでちょっとほっとしました(*´∀`*) 4点にしたのは、科学者たちが怖すぎて夢に出たからです(´ε`;)
0投稿日: 2012.01.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2012 1/19読了。WonderGooで購入(古書)。 ずっと買おうと思ってたら、古書で出ていたので即決で購入。 「外天楼」と呼ばれる増改築でえらいことになった集合住宅で起こる事件をめぐる連作。 ギャグから始まりシリアスで締まる(でもコマ単位でギャグが混ざる)。ばらばらだった話が最後につながっていく。序盤で出てきたモチーフが終盤で再び現れる。定石を少しずつ外していく。 性的対象としてのロボット/人工生命の規制派がすごく戯画的に描かれる一方、当初それに冷静に対応しているかに描かれたロボット/人工生命の生みの親はそれらを性的に虐待しようとする醜悪な人間であることも明かされる。 人工生命の権威が孫の誕生を知って目尻を下げているシーンがひどく気味悪い。ていうかずっと桐江さんがなくなってキリエ誕生につなげたのかと思ってたら、娘生きてたのかよ! その一方で・・・ ラストでの冴子の意外な結末といい、なんつーか、そりゃ話題になるわな・・・。
0投稿日: 2012.01.19
powered by ブクログもしかして執筆当初は最後まで構想していなかったのかもしれない。 書いていくうちにつじつまを合わせたような印象があるが、その細工が見事。 江戸職人の手際。
0投稿日: 2012.01.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
コミック1巻完結なのにこの内容。「それ町」作者と知っていただから斜め読みしながらも、なにかあるだろうと思っていたら最後にやられた。ほのぼのとした石黒ワールドが作者自身によってガラガラと崩されてしまった。破綻していく日常とそこに残されてしまった読者。 ロボットと人工生命というキーワードで「イヴの時間」と比較しながら読み始めてしまったのが個人的に悔しい。素直に読めなかったことがもったいない。
0投稿日: 2012.01.15
powered by ブクログロボットが普通に日常にいる近未来SF風味でミステリ風味の短編連作。最初はコメディ風味もありつつ。しかし最後の救いのなさは好み分かれそうだが、私は好きでした。
0投稿日: 2012.01.13
powered by ブクログとにかく凄い。短編かと思いきや、最後には話が全部くっつきます。エロ本の話から始まり、ヒーロー映画・殺人事件(ただの病死)と接点なさすぎる話たちがこんな話になるとは誰も思わないでしょう。 まず最初のエロ本の話で「あれ?なんだこの終わり方…!!」となること間違いなしです。 話を考えるのがうますぎる。 最後まできちっと考えられた作品を読む度に、伏線回収出来ない某漫画家さん(大好きですけどね!!)に分け与えてほしいと感じてしまいます。 絵もシンプルで好きです。 癖のない、見方を変えれば「計算しつくされた描き方なのでは?」と疑ってしまうシンプルで読みやすい絵柄。 完敗です! 帯で新房監督がコメントを出してますが、アニメ化してくださっても…いいんですよ?^^
0投稿日: 2012.01.12
powered by ブクログtwitter上の「#俺マン2011」タグで1位を獲得していたのが決め手になって買った。 いやはや、まいった。面白い。 一冊にどれだけ凝縮すれば、こんな面白い漫画描けるんだろう。130%濃縮ジュースにみたいな明らかにページ数を上回る濃厚さだ。 私がこれまで読んできた漫画の中でシリーズものとか関係なく、純粋に一冊の漫画として評価した時に一番面白い漫画だと思う。 なにを書いてもネタバレになってしまいそうなので、ストーリーには一切触れない。触れられない。だから読んでほしい。面白いから、絶対! ちなみに編集者の方の情報ですが、カバーとそのカバーを外した表紙で1つ違いがあるそうな。その意味は恐らく本書を読めばわかるでしょう。こういう宝探しみたいな仕掛けもまたツボなのである。
1投稿日: 2012.01.10
powered by ブクログちょっとした短編集みたいな感じかなと思ってクスクス読んでいたら、まさかの展開になってきて一気に読んじゃいました。
0投稿日: 2012.01.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
話が全て繋がっているという事を知ってから読んだけど どう繋がるか全く予想できなかった。 この第1話でこのラスト。びっくり。 読後感は悪いんだけど伏線が全て回収されているから すっきりとしていて、不思議な感じ。
0投稿日: 2012.01.06
powered by ブクログ近未来を舞台にした漫画です。 コミカルなタッチで始る作品ですが、後半に差し掛かるにつれ シリアスな方向に急加速されていきます。 その加速度と密度は追随を許さないと言えます。 丁寧に立てられたプロットと見事に張られた伏線。 この物語は至極のミステリィと言えるでしょう。 正直なところを言えば、内容について細かく話したい! ここが凄いんだと叫びたい! そんな衝動に駆られてしまいます。 9つのエピソードが、収束し1つの物語になっていく。 この快感を是非味わって欲しいです。
0投稿日: 2012.01.03
powered by ブクログ連作短編。絵柄やストーリーテリングは安定している。ドタバタがシリアスに結末する流れや、白一色のラストシーンなどは、押井守「ご先祖様万々歳!」を彷彿とさせるし、同監督の映画「スカイクロラ」を思い出させるところもある。
0投稿日: 2012.01.02
