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完訳 ギリシア・ローマ神話 上
完訳 ギリシア・ローマ神話 上
トマス・ブルフィンチ、大久保博/KADOKAWA
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総合評価

20件)
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    神様達の恋愛談が中心です。人間味溢れる神々に親近感を感じました。勘違いから最愛の妻を射殺してしまった『ケパロスとプロクリス』が特に印象深かったです。

    0
    投稿日: 2021.12.22
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    めっちゃ面白いし、とても読みやすく書いてくださっているのでさくさく読めてしまう(*´ー`*) それぞれのエピソードに関連する作品を引用してくれているのでそこも楽しめるし、実際に読んでみたくなる。(ただやっぱりイギリス作家が多いので他のは自分で探す楽しみがあるな) 何で1年生の時に手を伸ばさなかったんだろう…とめちゃ後悔してしまうけど、もうそういうのは仕方ない。ただこの内容や人物の名前は到底覚えきれなさそうなので辞書的に使わせてもらお~。 神様のエピソードも面白かったけど、作者の経歴の方も同じくらい気になった。

    1
    投稿日: 2020.05.06
  • 19世紀版教養としてのギリシア神話

    19世紀における教養としてのギリシア神話。平然とバイロンとか、シェリーとか引用してくる。近代英米文学、特に英文学の知識はそれなりにあるけど、ギリシア神話はよく知らないという人に向けて書かれている(初版は19世紀半ば)ので、現代日本の読者に最適化されているわけではない。翻訳が良く、読みやすいので、入門書に向いていないことはないものの、他にあるよね、という印象。 19世紀らしく、成人向け要素は意図的に避けられているので、そういう点では中高生の入門書にはいいかも。 上下合本版もあるので、読み切るつもりならそちらも要検討。

    0
    投稿日: 2019.01.05
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    気になっていた本だったので読んでみました。読めば結構知ってるかもと思い出される神話にプラスアルファしてその神話を引用している作品を紹介してくれています。私には最後の読書案内の一覧も新たな読書のための本棚になりそうです。確かに、名作には神話から引用された難解そうな言い回しが多数でてくるものも多いですよね。詳細まで記憶できていればいいのだけど、その度に調べ直さないといけない私。でも知れば少しだけ深く理解できて楽しいこともある名著。読書中に調べる面倒さもあるけれど・・・。

    1
    投稿日: 2018.03.03
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    イリアス、オデュッセイアで聞いたことのある神様の話はすんなり入ってきたが、初見の神様については、1エピソードの中だけでも登場人(神)物が多過ぎて、あまり記憶に残らず。 ギリシア悲劇など色々読んでから、再読しようかな。

    0
    投稿日: 2017.08.24
  • ギリシア・ローマ神話を識る。

    私のギリシア神話の知識といえば神の祝福という名の元にの淫蕩の限りを尽くすゼウスとそれに嫉妬するヘラ(ヘーラー)による理不尽な仕打ち等、やけに人間臭く迷惑な神様たちだなあというひどく偏った知識と、いくつかのギリシア神話の有名な逸話を断片的に知っているという程度です。本書はギリシア神話を深く掘り下げるというよりは広く浅くという感じの本なので、私には丁度良い本でした。 第一章の「はじめに」ではやたらに神々の名前が出てきてますが、とにかく音を伸ばす時に使う"ー(長音符)"が多用されていて、しばらくすれば慣れてきますが、最初はスッと頭に入ってきません。一頁に"ー"を一体何個使っているんだと数えたくなる衝動に駈られました。 もともと系譜図を文章で読むと頭がこんがらがり、また、神々の呼び方も様々で訳が分からなくなるため、ネットでギリシア神話の系譜図や神名対照表を検索して、それを見ながら読みました。 二章以降の個々の具体的な逸話に入ると断然面白くなってきます。 先に広く浅くと書きましたが、一つの説だけでなく複数の説が書かれていたり、後の書物や詩人たちの詩から引用して、どれほど深く根付き、影響を与えているかを補足していたりと、大事な部分はしっかりと抑えているように感じました。 カラーではありませんが、挿絵代わりにギリシア・ローマ神話を題材にした絵画や彫刻などが入っています。表紙絵は何故かコミカルな絵になっていますが、中身は非常に真面目な内容です。ギリシア・ローマ神話の知識を深める上で良いとっかかりになると思います。

    12
    投稿日: 2014.11.04
  • つまみ読みでもOK

    ギリシャ神話・ローマ神話を「ですます口調」で語った本。文章としては読みやすいほうですが、口調の関係でちょっとしつこく感じるかもしれません。 ヘラクレスやミダスなどが出てくる有名な話から、日本ではなじみのない英雄の逸話まで、かなりの数の神話がぎっしり詰め込まれています(上巻は全26章ですが、中には10人分くらいのエピソードを収めた章もあります)。オルフェウスやオリオンなど、星座に関する神話も多いですね。 ゲームの元ネタと思われるエピソードを見つけたり、「パンドラの箱ってこういう話だったのか」と思ったり、読んでいていくつも発見がありました。逆にイマイチだと思ったのは名前の表記で、プロメテウス→プロメーテウス、ヘラクレス→ヘーラクレースなどと、「ー」が多用されています。おそらく時代的なもの(増補改訂前の初版発行が昭和45年)でしょうが、最近の表記に慣れた身としては違和感がありました。 1冊読み通すのが難しそうなら(下巻もありますが……)、知りたいところだけつまみ読みしましょう。個人的には、怪物の話を集めた第16章がオススメです。

    8
    投稿日: 2014.07.27
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    古典から現代の作品にいたるまで さまざまなかたちで引用される神話について 読みやすい本を探して購入したものです。 とにかく子どもでも簡単に読めそうな文体で助かりました。 神曲を同時に読んでいたのですが、 神話からの比喩が多いこと。 読んでよかったです。

    0
    投稿日: 2014.02.25
  • 教養のため、というよりとにかくおもしろい

    とっつきにくいギリシャ神話やローマ神話の入門編です。 読みやすい語り口で、眠くなりません。 登場する神々や人々の名前が難しいのを少しガマンすれば 童話とかアニメとかの元ネタを見つけられるのも、また楽しい。

    12
    投稿日: 2013.10.04
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     西洋文化を理解する上で、聖書とギリシャ神話は是非一度は目を通しておいていただきたいものです。ギリシャ神話は後世の文学や美術に影響を与えただけではありません。天体や化学物質の名前から企業などの名前、現代の映画やアニメーション、RPGの中にも登場してくることに気づくでしょう。(桑野久子先生おすすめ) http://opac.rku.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB40036630&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB

    0
    投稿日: 2013.03.19
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    物凄いスピードでギリシャ神話を復習。でもまだ下巻もあるんだよな。もう知っている話は出尽くした感があるのだが。

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    投稿日: 2013.02.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    内容としては、○○の神様が出てくるこういう話があって(あらすじ紹介)、こういう詩や各種芸術作品に登場してますよ、という解説がセットになって構成されている。 幅広く収録されているので、広く知ることができる。 が、疲れること疲れること。 いろんな登場人物がでてくるので、誰が誰だか分からなくなる。 前触れもなくいきなり名前が出てきて「こいつ誰だよ?」って(心の中で)突っ込むこと何十回。 ただでさえ海外物に読み慣れない私にとっては非常に苦労した一冊でした。 詩の引用とかよくわかんないよ……。 これが何十章も続くものだから、読み切るのに数週間かかりました・・・・・。 ただ神話の内容について知りたい!って人には、ちょっとレベル高いかも。 文学としての神話入門編って感じです。

    0
    投稿日: 2012.10.29
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    神々の名前が難しく一度読んだだけではあまり理解しきれていないが、大体の出来事はゼウス(ユピテル)の浮気とヘーラー(ユーノー)の嫉妬、人間が愚かにも神に挑む、のどちらかが原因じゃないかという気がしてくる。よく知られた話も元はギリシャ神話だったということも多く、知的好奇心が刺激される。

    1
    投稿日: 2012.10.15
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    そんじょそこらの小説など相手にはならぬ得体のしれぬ深さがある。できれば、エーゲ海辺りに住んで、現地を確かめたい。

    1
    投稿日: 2012.10.08
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    読みにくい。もうちょっとなんとかならんかったんやろうか。 しかしながら、それに慣れてしまえば楽しく読めると思います。

    0
    投稿日: 2012.09.11
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    淡々と書かれているため、若干読みにくく、話が繋がりにくかった。 が、詩人たちがどのようにギリシャ神話を語ったか、引用されているため 趣深い部分もあったかな。

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    投稿日: 2011.11.23
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    ニャンコ先生にこの類いの事典を持つことを勧められてたのを思いだしました。アリオン(アリーオーン)も載っています。

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    投稿日: 2011.08.14
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    ただでさえ、登場人物が複雑なんだから、もう少しわかりやすくかけよなーって、おもったり。こどものころ、大好きだったギリシャ神話だが、彼らの神さまって、やっぱり日本の古事記とかにでてくる神さまみたい。そして、八百万の神さまなところは、唯一神より馴染めるんだよね。うぬ。

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    投稿日: 2011.07.21
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    ローマ…というよりギリシアを中心に、エジプト・東洋・北欧神話までかじっています。この本の特筆すべき点は神話をモチーフにした欧米の有名な詩をいくつか取り上げている点。この本のおかげでキーツなど、今まであまり親しまなかった詩人に興味が出ました。

    1
    投稿日: 2008.11.13
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    今現在、このブログでは北欧神話の紹介が基本なんですけど、 この本は主にギリシャ・ローマ神話だったりします。 この本は古典、叙事詩、或いはヨーロッパ芸術、文学を理解するうえでの手助けをしてくれます。 これが本当に分かりやすくて、一つ一つのエピソードとそのエピソードを引用して書かれたり歌われたりしたものがセットになってます。 だから、お話を書くという観点から見てこれは非常に役に立つ参考書と言えます。 その他の例として、映画のトロイ等。この辺の知識が備わってから見ると、全編を通してよく出来ている映画だなぁと再認識させられたりします。 そして、さらに周辺知識として北欧神話にもて触れていたり、さらにはインドの神話などにも触れていたりします。 そう、ここで北欧神話に引っかかるわけですね^^; ちなみに、岩波からも同じ作者で訳者が違うという本が出ています。 今はこちらを読んでるけど、岩波版もしっかり購入済みですので、またお勧めしてみたいと思います〜

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    投稿日: 2005.12.28