
総合評価
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powered by ブクログ西原理恵子のマンガの画風からして、最初はあまり期待していなかった。 しかし、良い意味で、その期待は裏切られた。 この本は、本当に中身が濃い。 良書だと思う。 「カネ」をテーマに、様々な事柄を語っている。 それは、見事な内容である。 みなさんに お勧めしたい本である。
0投稿日: 2014.01.29毎日かあさん の読者なら
楽しめると思います.逆にそれを読んだことがなければ,なんのことやらと思うこともあるのでは.しかし,お金で苦労した過去をもちながら,しかも一度ギャンブルで痛い目を見ながらまたはまってしまうのはいかがなものかと思います.反面教師とする事例でしょうか.やはり根本では共感できません.
0投稿日: 2014.01.19
powered by ブクログ母に勧められて読んでみました 読み終わると、見えていると思っていた世界が実は綺麗なほんの一部だけしか見えてなかったことに気づかされました。 世の中なんだかんだ言ってお金なんですね。
0投稿日: 2014.01.02当たり前の事が当たり前に
Amazonのレビューが絶賛多数でちょっと引きます。さくっと読んで、ふーんで終わる感じ。お金というテーマが普遍的で誰にでも勧めやすい。これが「経済」だと手に取るのをためらう人いるだろうから。電子書籍で手軽に読めるからポイント使って読んでみたらって。
0投稿日: 2014.01.01
powered by ブクログ西原さんの自分の過去を軸にしたカネに対する考え方を書いた一冊。 高知県での幼少時代に、カネが原因で家族が荒んだ姿を自他で見続けてきた。大学時代は、アルバイト(イラスト持ち込み、手伝いなど)と仕送りで1人で生きることでカネの大切さを覚えた。 大人になってからはアジアの貧しい国を旅することで、貧富の差を肌で感じカネと向き合ってきた。 ただ、自分の家族が破たんした原因であった父親のギャンブルを自身もしている。麻雀やFXをやってカネを簡単に失っているってのはどうなんでしょうね。カネの大切さを失うことで実感しているといっていますが、1日給が200円のアジアの貧しい子供たちを見てきた人がとる行動としては疑問が出ます。 著書の中に見える西原さんの二面性からも、カネの恐ろしさがわかるのではないでしょうか。時と状況によってカネは人を何者にもさせる。 自分の過去経験が色濃くでていて説得力がある面白い本でした。
0投稿日: 2013.12.29
powered by ブクログ著者の生い立ちから今までの人生におけるお金にまつわる話。 小さい頃はお金がなくて、、という話や お金に関係したトラブルなどを通してわかったことを紹介。 普通のサラリーマン家庭とは違った紆余曲折を経ているのは興味深いが、自分にとって得るものは特になかった。
0投稿日: 2013.12.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自分の子供が人生に迷ったら、読んでみて欲しい。 ・・・子供いないけどっ! 元気がでる!というより、頑張るしかないな!と、なんだか優しい気持ちでなれる気がします。
0投稿日: 2013.12.19
powered by ブクログ「カネ」がないとはどういうことか。 なぜ「カネ」が大事なのか。 建前やきれいごとではなく、 著者の生まれ育った環境と経験をもとに 「カネ」の価値について書かれている。 特に、幼少期の貧乏な高知の町での生活には恐ろしさすら感じた。 貧乏と暴力は仲良し、 貧乏人の子は貧乏人になる。 西原さんが言うからこそ、説得力がある。 「働いて、稼ぐこと」は「生きること」だと、改めて実感できる良書です。 やっぱり、誰かの稼ぎに頼って生きたくはないと思った。
1投稿日: 2013.11.25
powered by ブクログ生きるためにはカネがいる。 それはしごく当たり前のことで、ただ西原さんは自身が貧乏だと認識せざるを得ない状況に陥った過去があり、それをたんたんと語る、という内容。 貧乏は本当にもうなにもかもすさむ、苦しめていくということが語られて、目頭が熱くなった。
0投稿日: 2013.11.21
powered by ブクログ読み終わり、号泣した。 このお話に出てくるヤクザの親分は、オレも直接会ったことがある。一緒にゴハン食べに行ったんだ。 オレは酒飲みまくっていたけど、親分は全く飲まなかった。昔は大酒のみだったけど、肝臓かどこかを患って、今では一滴も飲まないと。 もう亡くなったけど、子供の頃から苦労して闘ってのし上がってきた人だったし、文化人だったから、きっと、西原さんと、通じる部分があったんだろうね。
1投稿日: 2013.11.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
西原さんて、けっこう、いや、だいぶ、真人間なんだなと、再認識しました。 カネ、というか、実体験からの貧困問題を語った本。
0投稿日: 2013.11.08この世でいちばん大事な「カネ」の話
お金の大切さが本当によくわかります。けどなんというかちょっと評価には困りますね。中毒はちゃんと治るのだろうか…
1投稿日: 2013.11.07面白いです
一風変わった経済本ですが面白いですね。 たまにはこういう本も良いものです。
0投稿日: 2013.11.05挿し絵がまた面白い
色々あって人間的に丸くなったけど、この人の過激さあってのこの理論だと思う。 経済アナリストの人達もこの人から学ぶことがあるかも。
0投稿日: 2013.11.04よく使ったけどよく働いたもんね、この人
ビジネス書ジャンルというよりはただのエッセイ。 でも経済の真理をついたような記述もそこかしこに見られます。 この人から経済のことを教わるなんて夢にも思わなかった。
0投稿日: 2013.11.03地獄を見た女
ギャンブルに湯水のように金を浪費し地獄を見てきた女だから書ける本。 ここで重要なのは「女」ということ。 執着心では男なんて足元にも及ばない。 その異常な執着心があればこその本書。 面白くないわけがない。
0投稿日: 2013.11.01役にたって非常に面白い
「カネ」の話で身もふたも無いかのような感じをタイトルからは受けるが、とても面白い。 そして、ためになると思います。 紙の本でも購入済みでしたが、内容がよかったのでReaderで持ち歩きたいと思い 購入しました。
0投稿日: 2013.10.23
powered by ブクログ貧乏は人の心も、何もかもダメにしていく。私の実家も金銭問題から崩れていった。もう絶対にあんな状況には戻りたくない。その決意が今後の原動力になることに気付かせてもらった。仕事があることの有り難さを噛み締めつつ、大切な人たちに尽くすためにしっかり稼いでいきたい。
0投稿日: 2013.10.10
powered by ブクログお金の話を軸に、西原さんが体験してきたこれまでのいろいろの話が、中高生向けに分かりやすく書いてある。なんとドラマ化されてたんだー。見てみたかったな-。自分の目で見て、自分の肌で体験したものしか信じない、という生き方、大変だろうけど、いいなぁって思う。そして、西原さんに比べられるわけもない私の人生だけど、私も私なりにそうでありたいと願う。弱い自分も認めて、さらけ出して、時にはズルしたり、休んだりしても、しぶとくあきらめないで生きたいと思う。
0投稿日: 2013.08.27
powered by ブクログ「給料高い仕事はガマン料も高い。長く続けると、体も心も壊れる。限界を越えてしまう前に、バランスの取れる所を探そう。人が喜んでくれる仕事は、一生の仕事にできる」 誰かを喜ばせる、って、私にどんな事ができるんだろう。 そして「人の気持ちと人のカネだけはあてにするな!」のフレーズが痛快。
0投稿日: 2013.07.29
powered by ブクログタイトルは生々しいけど、 その内容は更に生生しい。 自分は初めて著者の作品に触れたけど、 これがかのサイバラ節か~ 確かに刺激が強いかもしれないけれど、 まさに波瀾万丈な人生の中で培われた独特の味がある。 みぃはぁな文章かと思いきや、 突如深いこと言ってたり... 著者のファンはもちろん、 この手の本が嫌いな人とか、そうした人に勧めたい一冊。
1投稿日: 2013.05.28
powered by ブクログまさか「カネ」の話、しかもエッセイで涙を流すとは思いませんでした。 「カネ」にまつわる人生の話だからか、心の深くに内容が刺さりました。
0投稿日: 2013.05.24
powered by ブクログ強烈。貧困があふれていた子供時代のエピソード,博打を通して感じた金銭感覚の大切さ,元夫に見せてもらった最貧国の最低辺の生活。貧困の連鎖を断ち切るのは難しい。著者だって,数少ない一部の成功者に過ぎないのだから。 勝間和代に解説書かせたのは失敗だろう。現在の生活水準を維持するための「無収入生存年数」なんて,ピントがずれすぎてやしないか。
0投稿日: 2013.03.30
powered by ブクログ「世の中には学校に行っているだけ、机に向かっているだけじゃわからないことが、それこそ山のようにある。」当然のことではあるが、改めて言われると胸に「グサッ」とっきた。
2投稿日: 2013.02.27
powered by ブクログまず金の話やのうて、「生まれる場所を人は選ぶことはできない」とキタ。 ほんと、そうやねー・・・、よくわかるよ~、と読み進めていくと この人、私やないのか??ってぐらいなんか地域的な部分の育った境遇の似てること! 「貧困と暴力は仲良し」かー。 貧困な地域はバイオレンス多いからね。 西原氏曰く「負のループ」と書かれていたが、この負の連鎖に巻き込まれている自分がどうやって自分でその鎖を断ち切っていくのかって、大事よね。 外に出ないとわからんことがあるからね。 この境遇から出なければ、この場所から出なければ、絶対に自分がアカンようになってしまう。 私は常に思ってた。 当時はそれが普通でも、大人になったらこんなヘビーな場所で育った人ばかりではない。自分が特殊だった。 だから普通の、一般の、きちんと大学にも行けて、就職して、結納を交わし、両家ご両親健在のもと結婚をする、とかを見ていると自分の育った環境では考えられないなと思い、つい違和感を感じずにはおれないというねじれた自分が出てくるのである。(別に幸せやったらいいですよ。でも地元ではそんな人少なかったからね。) とか、「お金持ってる人と結婚して幸せになりたい」女性の多いこと。 西原氏の男のカネに頼るような女になってはいけないとかなんとかのクダリ、うちのオカンも言うとった。 その金に頼って、男が倒産とかした場合、どうやって生きていくのだ?と。 ほんとそう。自分で食べれるぐらいは自分でなんとかやっていけるようにしとかなあかん。 西原氏は自分で稼げ、働け、と言うのである。 「自分で稼ぐということは自由を手に入れるということである」と。 このカネ、カネした世の中で、西原氏的には働け、稼げ、と・・・。 それはそうであるが、私的には、このカネ至上主義の社会ももうどうなんかなと思ったりもする。 このカネのシステム、どうにかならんのかね。 根本が覆ることってないのかね。 私は億とか兆とか持ちたいだの、めちゃ金持ちになりたいという欲はない。 もちろん生活していく分+αのカネはもちろん要るが。 自分の器以上に金を持ったらその分のリスクがあることぐらい嫌という程見てきたからである。 ただ、人々は自由でいて、奪い合うこともなく、分け与え、幸せに笑える世の中だったらいいと思う。 新しい時代のカネはどうなるのだろう? もっともっと進んだ世の中ではカネ自体が時代遅れかもしれない。 あれ欲しい、これ欲しい、あれが無い、これが無いという不足感自体が無くなっている世の中かもしれない。 その頃にはきっと奪い合いなどないハズだ。人々は足るを知って、不要なモノをたくさん溜め込むことも無いハズだ。 これは願望だろうか?夢物語だろうか? と「この世でいちばん大事なカネの話」を読み、考えているのである。
1投稿日: 2013.02.23
powered by ブクログお金の話なんだけど、キャリアの話でもある。生きることの、ものすごく基本的なことが書いてあってズキっとしてしまった。
1投稿日: 2013.02.21
powered by ブクログもう文句を言わずに仕事する。 がんばって稼いだお金をもっと大事にする。 働くことが、生きること。 希望を持ってがんばろう。 こんな風に思わせてくれたこの本に感謝。
4投稿日: 2013.02.15
powered by ブクログ「お金の話」とはいえ、あえて「こどものほんだな」に分類。 アルバイトをしようと思えばアルバイト出来る高校生くらいに読んでもらいたいですね。 「お金」という側面からみたサイバラ氏の自伝ですね。 日本人はお金に関する教育が相変わらず遅れている。 貧乏ってどういうことか。 お金を稼ぐってどういうことか。 貧乏って病気と一緒。 と、サイバラ氏は言います。 貧乏がどう人を変えるのか、そんなことがイヤと言うほど書かれています。 読み終わったときには、自分がいかに恵まれているのかに気づかされます。そして働ける喜びを感じます。
1投稿日: 2013.02.06
powered by ブクログ著者の壮絶な貧乏人生の片鱗を味わうことができます^^; ふつう(?)に生きてきた自分には映画の中の話のようで上手く飲み込めません。 共感できる感覚は以下のポイント ・自分で金を稼ぐとは自由を手にいれること。 ・最下位には最下位なりの戦い方がある。 ・才能よりもサービス精神。
1投稿日: 2013.02.01
powered by ブクログ一気に読んだ。著者自身の体験を通した「カネが無いとはどういう事か」が怖いくらいに描かれている。しかし、それにも関わらず素っ気とした読了感があるのは語り口が優しいからだと思う。 著者の「稼ぐ事」を通じたプロ意識に感服。中学生、高校生には全員一度読ませた方がいいんじゃないかと思う。ヘタな投資教育とやらよりよっぽど良い。
1投稿日: 2013.01.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
西原先生の「お金」に関する自伝。西原先生は好きで「とり頭紀行」や「できるかな」など、結構持ってたりします。 ... 子供の頃は本当にマンガの「ぼくんち」のような世界だったらしい。その後、高校退学から上京し、貧困の中での美術学校・美大通いの話や、漫画家として成功した後のマージャンや為替(FX)での大損など。世界の貧困問題やグラミン銀行の話はおまけか。環境が違うので個人的にはあまり共感できるところは無いけれど、カネを稼ぐこと=自由になること、というのは分かる気がします。それが実感できるのは自分で稼ぐようになってからですね。
1投稿日: 2013.01.27
powered by ブクログ働くことが生きること。豊かさが当たり前になった日本では、何がしたいのか分からない病が蔓延している。それが良い悪いのではなく、人として生きるためには働くことが大切だと諭してくれる一冊。著者の壮絶な幼少期を聞けばより説得力があります。
2投稿日: 2013.01.16
powered by ブクログカネは人間関係 -- 以下超個人的評価基準 ☆5: 絶対に読んでほしい ☆4: 興味があれば,特に読んでほしい ☆3: 興味があれば,読んでほしい ☆2: あまりお勧めしない ☆1: お勧めしない
0投稿日: 2013.01.12
powered by ブクログお金のことだけじゃなく、働き方についても書かれていてとても興味深かった。なんてことを40過ぎのおっさんが書いていて良いものか…
1投稿日: 2013.01.08
powered by ブクログこの世の中を支配していると言ってもいい、「お金」との付き合い方が書かれた一冊。 ・愛があればどんな困難も越えられる。 ・金を持つことがステータスだ。 ・何のために働かなくてはいけないのか こういう考えを持っている人には一読してほしい。 西原さんはお金の無い環境で育ってきた。 まわりもそういう人ばかりだったのでお金が無い人がどういう思考をするか、どういう末路をたどるかを身をもって知っている。 ”働くことでお金を得て自由を手にする” この表現が好きだ。 働くことに嫌悪感を持っている人もいるだろうが、 仕事は自己表現ができる場だと僕は思う。 自分を受け入れてくれる場所があるということが幸せにつながるのだと考えている。 だから働いて得たお金は自分を高めるために使いたい、それによって新たに自分の居場所をつくることができるかもしれない。 人は”生きるために働く”のではなく、 "働くために生きる"生き物なのかもしれない。
0投稿日: 2013.01.08
powered by ブクログ自分でお金の稼ぎ方を考えた人は、お金のニオイや感触をよく理解している。どの職種においてもオリジナリティをもつことは、その組織で働く人がお金の感覚を持てるってことなのかな。しんどそうだけど、楽しそう
0投稿日: 2013.01.03
powered by ブクログサイバラの半生を「お金」を軸に描いたもの。 貧乏とはどういうことか、貧乏から抜け出すために何をすべきなのか、 とりわけ「働く」ことの意味について多くのページを割いて 力説している。 これから社会に出ようとしている若い人や、進路を考えている 高校生などにお勧めしたい。
1投稿日: 2013.01.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
金にまつわる人生。 どうしても生きていくには金がまつわる。 逃げようにも逃げれない、まとわりつく、そして崇める。 この物語の中にはお金にまつわるドロドロした人生がある。 行きつ戻りつそして倒れてやがて死滅する。 それが人間とお金の物語だ。
2投稿日: 2012.12.10
powered by ブクログ西原さんの人生にまつわるお金のはなし。 どんな偉い人が書いた新書より働く意義が頭にすっと入ってくる。
0投稿日: 2012.11.06
powered by ブクログ読書中ひさしぶりに「もし世界が100人の村だったら」を目にする機会があり、非常に共鳴する内容だと思った。 日本人に生まれた事、仕事に通っている事、お腹が空いたら飯を食う事、ただ当たり前のよう感じ日々を過ごしているが、ああ世の中には自由に生きる事さえ許されない人もいるのだ、と改めて気付かせてもらった。 人間関係や仕事で悩むなんて贅沢な事なんだよね。
0投稿日: 2012.11.03
powered by ブクログ職があるってこと、衣食住が整ってるって大事だなって思う。世の中きれいごとばかりじゃないと痛感する。 あと、給料が高いっていうのはその中にガマン代が入ってるっていうのはとても納得した。
0投稿日: 2012.11.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
文章が読みやすくて、あっという間に読めました。勝間さんのあとがきの文章から期待を高められて読んだのですが、「カネ」の話にとどまらず、ギャンブルに西原さんが数千万単位のお金をつぎ込んだことや、働くことの意義、アジアの国々の貧困、グラミン銀行に見られる貧困からの脱出法など、予想以上に幅広いものでした。世界には働きたくても働けない子どもがたくさんいることなどを知ると、いかに日本の子どもは恵まれているのかがわかると思うから、日本の子どもに読んでもらいたい一冊。 それにしても西原さんが育った高知の町の貧しさははんぱない。 私が住む北海道も経済的に大変だと言われてますが、比じゃなさそうです。日本にもいろんな町があるんだ、と考えさせられました。
0投稿日: 2012.09.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おマンコ降板おばさんかと思ってたら、とっても良い本やった お金がないがゆえの、人生のつらい部分、(分かってても)なかなかうまくいかへん部分をものすごくリアルなタッチと口語調の言葉でで書き出した。とても共感してしまった 彼女の育った町の貧困とそれを原因とする不幸。貧困とお酒と博打と暴力のスパイラル。 そこから抜け出そうと必死に努力する彼女の前向(になろうと懸命に努力する)な姿に共感する。男の実存とかプライドとかしょぼく感じさせてもらいました苦笑。「プライドで飯が食えますかってんだ」的なw しかも彼女は特別勉強ができるわけじゃない、特別美しかったわけじゃない。特別運に恵まれた訳でも、特に天賦の才があったわけでもない。コミュニケーションにも恐れも感じる普通の人間(そうでもなかったか)、サービス精神と甘えのなさが半端無かった。ここまできたら才能の域か。そういう人間が身ぃ張って示した前向きさがもつ魅力の射程はとても大きいと思った。 成功記ってついつい「それはアナタが凄いからでは?」と突っ込みいれがちになってしまうけど、西原氏の普通さの前ではそんなシニカルな言葉を吐く気にはなれなかった。ただただ、自分の恵まれてる状態を自覚せずには入れなかった。 最後に解説を勝間和代が書いてたってのもちょっとうまいなと思った。そして勝間さんもやっぱり感動したみたい。
0投稿日: 2012.08.29
powered by ブクログお金は命を救うことも奪うこともあること。お金を稼ぐという事は生きる自由を手に入れること。この本を読み終わったとき、とてもショックを受けました。 しかし、今はとても前向きな気持ちになり、お金を稼ぐ術や行動にどんどん励もうと決めた自分がいるのでした。
0投稿日: 2012.08.11
powered by ブクログお金じゃ買えないもの、お金では得られないものもある。 でもお金がお金がなかったら生きていけない。 私は我が子たちにはハッキリと言っている。 「カネカネって言いたくないけどね、金がなかったら生きていけない。電気はスイッチを入れるからつくんじゃなくて、電気代を払ってるからつく。水だってそう。蛇口から水が出るのもトイレで水が流れるのも同じ理屈。」 子どもたちの本棚に入れておきます。
0投稿日: 2012.08.11
powered by ブクログ美大で、美学の観点から価値のある絵を描くのではなく 売れる絵を描くことを目指したサイバラさんは正しい! 故郷の漁師町の荒みかた… そのくだりの描写はちょっともの悲しい。
0投稿日: 2012.08.08
powered by ブクログ今のサイバラがあるのは、東京へ行けとなけなしの100 万円を娘に渡した母の決断にあった。どん底の状態で、それでも娘を上京させた西原さんのお母さんはすごいです。
0投稿日: 2012.08.07
powered by ブクログこれほど私にインパクトを与えた本は他にない。ちょうど自分も収入が途絶えて、お金がないせいで夫婦が本当にギスギスした。お金がないとは毒であり、お金がいかに大切なものか改めて思い知らされた。この本はカネがない事でどれほど人間がスポイルされるか教えてくれる。カネを稼ぐ事がどんな事かも。人間て一度は収入がなくなりカネがなくなることを肌身で感じる必要がある気がする。私は自分で体感して初めてお金の有難さを感じた。親に学校を出させてもらいそのまま就職して定期的に収入があると、お金が入って来ることの有り難みが分からないと思う。今は振込みだからお金の手応えすら感じられないと思う。この本を読んでから、沢山していた習い事も整理する事にした。お金の魔力、貧困が与えるもの、ドン底からの生活、ギャンブルの恐ろしさ、アジアの、生まれで一生が決まってしまう子供たち。一度は読んだ方がいいと思う。この本に出会えて本当に良かったと心から思っている。
0投稿日: 2012.06.16
powered by ブクログ波乱万丈な西原理恵子さんの人生的なレビューをちらほら見かけるが、JDキャバ嬢やAV女優(または、卒後シャバに出てこれない人)が増えている昨今では特段珍しい話ではない。
0投稿日: 2012.05.19
powered by ブクログ似たような家庭で育ったので、お金がない事がどんなに人をだめにしていくかというのが、よくわかる。 ずっと子供の頃から思っていた事を、わかりやすい言葉で書いてくれたって感じがして、なんかうれしかった。
0投稿日: 2012.05.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
当たり前のことだなぁと思う。 間違えて買って2冊目だから そんな感想。 いうてることは合ってるとおもう。 分かんない人には分からないと思う。
0投稿日: 2012.04.26
powered by ブクログ不穏なタイトル、だと思った。 けれど読み進めるうちに、 筆者の切実な思いが込められていることがわかる。 最下位には最下位の闘い方。 この女の子に出会ったたくさんの人が 力になりたいと思っただろうな。 こどもに語りかける口調に違和感だったけど、よりみちパンセシリーズから出てたことをあとから知った。
0投稿日: 2012.04.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
手で触れるカネ。 触れないカネ。 前者、つまり身銭を意識出来るかどうかで、人の価値観、ひいては人生まで決めてしまい、負の部分は自分の子供達までにも連鎖してしまう。 ステージが変わっても、常に身の丈と言う事を意識しなくてはな。
0投稿日: 2012.03.28
powered by ブクログ数時間で読めちゃう内容でしたが面白かった。 一気に読んでしまいました。 「カネ」と現実について筆者の心が正直に書かれている本。 本人の自伝なのでところどころは過去の雑誌のインタビューや あとがきとかで知ってる部分もあったけれど一連の流れで 書いてあるので読んでいても「ああ。そうだよね。そういう風に考えるよね」とうなずける部分や共感できる箇所も多々あり。 西原さんは作品によってはえげつない事も書くけれど 同時に人の心をつかむ力ももっている人だなと思います。 言葉のチョイスがうまい人だよなー。
1投稿日: 2012.03.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
別の本で下の抜粋部分が紹介されてて、なんか面白そうだと思って購入。 2年前くらいに「崖っぷちのエリー」というドラマになってたらしい。 最下位の人間に、勝ち目なんかないって思う? そんなの最初っから「負け組」だって。 だとしたらそれはトップの人間に勝とうと思っているからだよ。 これだけは譲れない、いちばん大切な目標は何か。 肝心なのはトップと自分の順位を比べて卑屈になることじゃない。 最下位の人間には、最下位の戦い方がある! 人って、生まれた環境を乗り越えることって、本当にできるんだろうか。 (抜粋) なにやら見透かされてるような気分 そろそろ現実に目を向けるべきときが来たのかなー。 トップにはなれないことを受け入れて 才能はないと諦めて 自分にとって一番大事なものを決めて 「宗教」を信じて「神様」にひたすら「祈る」と決めるとき。 (著者の西原さんにとっての宗教は「働くこと」神様は「絵をかくこと」祈りが「毎日毎日店を開け、働くこと」らしい) どっちにしてもしんどいなぁ。 努力は嫌いじゃない。でも努力しないと何もできない自分は嫌い。
0投稿日: 2012.03.07
powered by ブクログ波乱万丈とはこういう事だろうが、それは何とかしようとした証し。何もしなけりゃこうはならない。 これこそ財産なんだと思う。
0投稿日: 2012.02.21
powered by ブクログ経験から紡がれる言葉は、ずしんと重みがある。 筆者の貧しい子供時代の話に始まり、絵で食べていけるようになった時のこと、待ち受けるギャンブル地獄…。 後半で、世界で苦しんでいる人たちの、自分よりもっと劣悪な状況について触れていて、そのような人たちにもっと関心を向けることが大切だと述べる。 どん底の経験がある人は、私たちの想像を超えるほど強くてたくましくて、謙虚だ。周りも見えている。 自分たちの持てる豊かさは、最大限に享受していいと思う。 清貧は決して美徳ではないから。 だけど、自分が恵まれてることに気づかずに文句を言い、嘆いている人に。この本を読んで、立ち止まって、考えてみてほしい。 あなたがいかに幸せで恵まれているか、 そして、あなたを中心とする半径5メートルより外の世界を見ることができているかどうか。
0投稿日: 2012.01.25
powered by ブクログ心に残ったこと: ・「どうしたら夢がかなうか?」⇒「どうしたらそれで稼げるか?」 ・仕事を食わず嫌いしない。「才能」は人から教えられるもの。人から頼まれた仕事をすすめていくうちに、自分の道が見えてくる。 ・親から子へ受け継がれる貧しさの負のループを抜け出すのは大変。それでも過酷な現実をあきらめず、受け入れず、行動したときに変化が起きる。
1投稿日: 2012.01.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『何にもなくても、認められたかった。 何にもなくても、好きになってほしかった』 『この東京で、絵を描いて食べていくこと』 『カネとストレス、カネとやりがいの真ん中に、自分にとってのバランスがいいところを、探す それでも、もし仕事や働くことに対するイメージがぼんやりするならば、人に喜ばれるという視点で考えるといいんじゃないかな。』
0投稿日: 2012.01.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
テレビのニュースだって、わたしはやみくもに鵜呑みはしない。 自分たちの目で見て、知ったことを、自分の体に刻み込んでいってほしい。 働くことも、お金も、みんな、家族のしあわせのためにある。
0投稿日: 2012.01.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
図らずも、勝間さんに続きまたもカネ関係の書籍。 勝間さんの議論は「増やすか、増やさないか」だったのが、こっちはもっと辛辣で「カネが、あるか無いか」ゼロかイチの状態についてです。 「カネなんかなくても幸せになれる。」なんて言ってない。 とはいえ「幸せはカネで買える!」とまでも言ってない。 「幸せになるには、カネが要る。」が表現として近そう。 西原さんの場合、大切なものが「かぞくとしごと」であり、そのためにカネを稼ぐという理由付けがあるから、こんなにもカネを大切に、楽しく語れるのだと思う。 タイトルのインパクトに似合わず、単純に生きる元気を貰えるとても良い本でした。 「いい仕事をすれば、それがまた次の仕事につながって、その繰り返し。ときには自分でも意識的に方向転換しながら、とにかく足を止めないことが大事。」 「今がツライと、すぐサイアクだって思うだろうけど、最初から嬉しいことばかりの人って、すごく退屈してつまらなそうにしてるでしょ。うれしいことばかりだと、うれしいことの中に、もう、不満の種を探すからね。」 「自分が稼いだこのカネは、誰かに喜んでもらえたことの報酬なんだ。そう実感することができたら、それはきっと一生の仕事にだって、出来ると思う。」
0投稿日: 2011.12.18
powered by ブクログ最初は、語り口調の文体が読みにくく難儀したけれど、子供向けに書かれた本なのですね。文体に関しては、読んでいるうちに慣れました。 子供にお金の話をしておきたかった、という西原さんの姿勢は立派だと思う。 が、内容は読んでいるとどうしても落ち込んでしまい、しんどいです。 それは、西原さんが、人が直視したくないことを真正面から向かって書いていてくれるからだと思う。 向き合わなければ、目をそらしていてはだめなんですね。
0投稿日: 2011.11.28
powered by ブクログ幸いなことにお金に余り苦労したことがない私にとっては衝撃的な内容ばかりだった。 自分にとっての価値観を考え直すよい機会となった。 おすすめ。
1投稿日: 2011.11.23
powered by ブクログ子供が通学している高校の校長先生のおすすめ本だったので、読んでみました。著者とは同年代だけど、全く違う子供時代を過ごしていたことに愕然としました。「カネがない」現実を生きてきた人の重みのある言葉の数々は、「自分探し」なんて言葉を軽く吹き飛ばしてしまうようなチカラがありました。単行本はルビがふってあったので、小学生の子供でも読めると思います。子供はどんな風に感じるでしょう?
0投稿日: 2011.10.11
powered by ブクログこれまで西原理恵子が色んな作品を通じて情念たっぷりに語ってきた色々な「カネ」の話の集大成的エッセンスを詰め込んだ一冊。何のために働くのか?カネがあれば具体的に何が回避できるのか?筆者自身の経験が重い。
0投稿日: 2011.09.26
powered by ブクログ血のつながらないお父さんが雑炊やドーナツを作ってくれたくだりはとてもあたたかくて切なくて、ほろっとしました。 子ども向けに書かれた本ですが(「よりみちパン!セ」版と文庫版、どっちにしようか悩んだ)、大人にも訴えてくるところがたくさんあります。 自営業の家に生まれた私は、朝から晩まで働く母を見て育って、働く母になりました。西原さんの「人の気持ちと人のカネだけは、あてにするな!」という言葉を、娘にも伝えたいと思います。
1投稿日: 2011.09.21
powered by ブクログ西原理恵子の文章はとても優しい。母のような優しさに溢れている。そして、最も語りにくい「お金」をテーマにして、自分の経験を踏まえながら厳しくえげつない内容を書いている。自分の子供に説教をする母親のようだと思った。 とても分かりやすく読みやすい文章で重要なことが多く書かれている良書である。とくに「金を稼ぐことは自由になること」というフレーズが気に入った。
0投稿日: 2011.09.14
powered by ブクログ思ってた以上に、良かった! 体験の濃さは、全然ちがうけど共感できる所がいっぱいあったし。 子供に、体験して欲しいことが活字になってるのも自分の考えの裏付けになった感じw
0投稿日: 2011.09.08
powered by ブクログお金に対しての態度って、その人を形作る大事な要素だ。見栄とか謙遜とか建前を抜きにして、誰かからお金の話を聞きたかった。サイバラ姐さんの話は、面白く、そして役に立ちそうだ。
0投稿日: 2011.09.01
powered by ブクログ西原理恵子をはじめて知ることとなる1冊。 決して厚くはないこの1冊に、読めばきっと多くのことに胸打たれ、 その言葉に涙し、励まされ、勇気をもらうことになるでしょう。 ご自身やだんなさんをモデルにした映画作品が続く中、 彼女が今こうして活躍するに至るまでに通ってきた道、 彼女を作り上げた環境や考えがどういうものなのか。 実のところ、マンガには少々疎く、とりわけ西原作品に至っては、最近まで作品すら知らず、またどうして彼女の生き方や作品がこれほどまでとりあげられているのか、少しだけわかった気がしました。そしてこれをふまえた上で、彼女の作品を改めて読んでみたいと思いました。
0投稿日: 2011.08.31
powered by ブクログ26才になる姪っ子がいる。硬い会社に勤めているが、給料が入ると全て使い切る金銭感覚。貯金はない。 彼女へのアドバイスのヒントがないかと手に取った。
0投稿日: 2011.08.24
powered by ブクログ大人が子どもに 「『お金の話をするのははしたない、下品なことだ』と言って聞かせ」る現状に対し、 疑問を持ったサイバラさんが放つ、「カネ」を中心とした中高生向けの「人生論」。 サイバラさんのことは、単なる皮肉スピリットに溢れたイラストレーターくらいの認識しかなかったので、 まさかこんな人生を歩んでいたとはビックリ仰天。 おかげさまで、僕もアルバイトでお金を稼がせていただいているわけですが、 やっぱり「カネ」にはある種の魅力があるし、そして畏怖を感じさせる存在でもある。 とはいっても、結局「遊ぶ金欲しさ」にバイトをこなし、お給料は「遊び」に消えて行くんですけど。 そんな「カネ」とどう向き合うのかという点を改めて意識させてくれたのはありがたかった! 思えば、初めて給料をもらった時の興奮はすっかりどこかに行き、 今では「給料が少ない」と文句を言うようにもなってしまった。 ううむ、反省。 また、ひとまずフリーランス的な方向を目指しているワタクシは、 フリーランスのイラストレーターを目指した学生時代のサイバラさんに 勝手に感情移入するようなところもあって、 進路選択を迫られている今、この本を読んでおけて良かったなとも思う。 そういえば、この本は教育現場に出る機会も多いように感じます。 たとえば、読書感想文の課題として本書を取り上げる学校も多い。 思うに、一昔前に乙武洋匡さんの『五体不満足』が担っていたような、 子ども向けの積極性を促す書物として、本書を使うことができるのではないかと。 やはりまだまだ、「カネ」の話を子どもに対し、おおっぴらにすることに個人的には抵抗があるので、 小学生に読ませるのはどうかなと思うけれど、 中高生なら読ませたら良い効果があるかもしれないなー。 【目次】 第1章 どん底で息をし、どん底で眠っていた。「カネ」がないって、つまりはそういうことだった。 第2章 自分で「カネ」を稼ぐということは、自由を手に入れるということだった。 第3章 ギャンブル、為替、そして借金。「カネ」を失うことで見えてくるもの。 第4章 自分探しの迷路は、「カネ」という視点を持てば、ぶっちぎれる。 第5章 外に出て行くこと。「カネ」の向こう側へ行こうとすること。 おわりに 谷川俊太郎さんからの四つの質問への西原理恵子さんのこたえ 解説 勝間和代
0投稿日: 2011.08.23
powered by ブクログはからずも感動してしまった。カネにまつわる軽いエッセイだろうとタカをくくっていたがとんでもなかった。作者の生い立ちから失敗談やら世界情勢まで、どっぷりカネにまつわる話に埋まってみた。不思議と悲壮感こそないものの個々のエピソードはヘビーです。良い本でした。カネの価値観の醸成には最良かも。
0投稿日: 2011.08.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自分の子供に読ませたくて書いたというのも頷ける自伝的一冊。 美大進学のあたりや、自立していくところはムサビ出身者として感情移入して思わず涙が出ました。カネや仕事の話は高校生なんかにも読ませたい。
0投稿日: 2011.08.15
powered by ブクログ初サイバラ本。思ってたより、すんなり読みやすかったのは、姐御に諭されるような感じで、距離感が近かったからか。 肝心の内容は、財テクなんてこれっぽっちもなく、ただただ金に翻弄される人生を面白おかしく書いてあるだけ。まー、それが時折出てくるアンニュイな挿絵とあいまって、うまい具合に追体験した感じ。 これからお金と上手に付き合わねば。 ページ数からも、新幹線で移動中にさくっと読めました。
0投稿日: 2011.08.07
powered by ブクログ本の紹介なのですが、本にまつわる プレゼンという感じが、いつもします。プレゼンの仕方で、本が魅了的 に見えるので、メンバーのプレゼンは参考になります。 * fumiko ohashi *
0投稿日: 2011.08.06
powered by ブクログ剛速球で展開される『カネ』の話。 著者サイバラさんの生い立ちも書かれているが、その壮絶な生い立ちのベースがあるからこそ、嫌みのない説得力がある。 『カネ』の話をするのはいやらしいというが、それは日本にまだ成長の伸びしろがあったときには通用するが、今や通用しない。というかむしろ子供に本書のような直球の真実を教えたほうがよいのでは。 へたな経済学の自己啓発本より説得力があった。
0投稿日: 2011.08.05
powered by ブクログ昔は絵があまり好きでなくて、それだけで敬遠しで読んでなかったが、もっと若い頃から彼女の作品を読んでいればよかったと思う。「働くことが、生きること。」 意外にも、最後にグラミン銀行の話が出てきた。20110801
0投稿日: 2011.08.03
powered by ブクログ数年前に話題になった本を、今頃になって読んでみた。著者自身の体験をもとに、如何に「カネ」が大事なものであるか。また、「カネ」の有無によって日々の生活が如何に変わるかが書かれている。
0投稿日: 2011.07.24
powered by ブクログ労働の対価である「カネ」の話。下手なビジネス本を差し置いて、すべての働く人に推奨したいと感じた一冊。私は「あぶく銭」のくだりが身に沁みた。自分で努力なしに獲得した「あぶく銭」に重さも有難みもない、ということ。仕事も人生も同様で、自らで知恵を絞って努力して挫折して、その労苦を経て、はじめて仕事や人生の有難みに到達できる。自分で育てた野菜が美味しいのと一緒。与えられた業務、与えられた環境、与えられた人生。為すがままは、きっと、つまらない。
1投稿日: 2011.07.16
powered by ブクログ文庫になったので再読。 お金については考え過ぎるってことはないのだと思う。何をするにも、お金が出ていく。 自分はもう仕事を、単なる稼ぐ手段としか考えられない。少し残念に思った。
1投稿日: 2011.07.14
powered by ブクログサイバラの、お金にまつわる経験談というか人生論というかエッセイというか・・・・・。表紙とタイトルから想像したのとはかなり違って、とっても重たく深くマジメな内容でした。元々は青少年向けの本だったのかいな?
0投稿日: 2011.07.11
powered by ブクログ幼いころより『カネ』というものに翻弄されてきて、人生の浮き沈みを体験してはしては漫画にする西原理恵子が語りおろす『カネ』の話。子供から大人まで必読の本である、と言えます。 この本を僕は何回読んだかわからないなぁ。彼女が漫画家になってから今まで飛ばしたカネが、マージャンをはじめとするバクチ関係で5000万。狂気のレバレッジ200倍という取引を敢行したFXで1000万。そのほかに個人的に貸して貸し倒れになったカネが1000万。さらにこの本を出版した会社が民事再生法を適用して未回収となった売掛金の印税が2000万円を突破して、某マンガ雑誌で血まみれのギャグをかっ飛ばし続けている。そんな彼女が語る『カネ』の話です。 その中で一番印象に残ったのは彼女の言う『貧困』と『借金』と『ギャンブル』がとっても仲がいい、というのは本当のことです。状況を一発逆転しようとしてギャンブルに手を染めたりする、というのは破滅への片道切符を買っているようなものです。そして、彼女の幼少期の思い出で 「カネがないと日常のあらゆることで衝突が起こる」 というのは実体験があるだけにすさまじいリアリティをもって読んでいる人間の奥底に響いてきます。 ここまでカラダを張って『カネ』というものに向かい合ってきたオンナはなかなかいないでしょうね。さすが『八金』といわれる土佐の女だけのことはあります。ゼヒご一読を。
3投稿日: 2011.07.11
powered by ブクログ世の中でいちばん大切なことは『自分は満足しているか』。テレビでいっていることが、正しいのか?どこかの偉い人が言うことだから、それが正しいのか?そんなことはない。大切なことは自分で確かめなければいけない。人は働かなければならない。しかし、働くことによって人は自由をえることができる。カネは大事、貧乏とギャンブルは病気。働こう、働こう、働くことで自分の人生を豊かにしよう。
0投稿日: 2011.06.28
powered by ブクログ読みやすいが、非常に大事なことが書いてある。勿論、異論反論もあるが、そこにあるのは紛れもない現実。現実を目の当たりにしてきた人の言葉は当然重く、説得力がある。そして、その現実は自分が住むこの世界だ。自分の立ち位置を確かめる上で、読むべき本だ。
0投稿日: 2011.06.27
