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powered by ブクログ正直文字だらけで分かり難かった。でも部分部分では学ぶことが多かった。それらを統合的にできるようになればいいんだろう。
0投稿日: 2013.12.28単なるスモールスタートではない
ブームになった頃には読めず、今頃(2013年末)読了となりました。 ネットで見聞きしていたのと違っていたのは、リーン・スタートアップが単なるスモールスタートではなく、スモールスタートからいかに事業を軌道に乗せるか、そのためにはどのような基準で事業の成長を評価すれば良いのか期待通りに成長していない場合、何を変えていくべきなのか、といったその先の方法論について深く分析されていました。 とくに事業の方針転換である「ピボット」は、失うものも大きくなかなか決断できないことも多いだろうと思うのですが、決断を鈍らせる原因を取り除く1冊でもあるといえます。 また、リーン・スタートアップの源流はトヨタの生産管理にあると言われていますが、それだけにとどまらず、日本で生まれた運営管理がいくつか採用されており、私たちにもなじみ深いやり方が出てくるのでうれしくなりました。 とくに「なぜなぜ5回」は、トラブルの真因を探るのに重要で、原因を個人の資質や意識に求めるのではなく、業務プロセスの不備や改善点の発見につなげていく上で重要な方法です。 自分もあるプロジェクトで「なぜなぜ5回」を行ったことがありますが、最終的には仕様認識の不備、情報共有不足といったところにたどり着くものがおおかったです。単なるミスであっても、ミスが起きても対応できる仕組みだけではなく(こちらも大事ですが)、そもそもミスを起こさせない仕組み作りができるのだということも気づきました。 実際にリーン・スタートアップを成功させるのは、方法論の知識とピボットの決断、そして市場の声を聞く謙虚さが必要になります。とはいえ難しそうだと逡巡してしまっては、スタートアップ自体を諦めてしまうことになり逆効果なので、まずは何らかの形で動かないと始まらない、ということも意識しておきたいところです。
3投稿日: 2013.12.28
powered by ブクログ新規事業や新規サービスを生み出すうえでとっても参考になる考え方。徹底的に成功までの画を描いてから進めるのではなく、学びが得られるぎりぎりのレベルまでしか作り込んでいない実用最小限の製品(MVP)をアーリーアダプターに提供し、構築―計測―学習を繰り返す。早期に顧客からフィードバックを得て、修正を繰り返す。ゴールそのものが変わることもあるので、柔軟に対応するためには完璧なものを作ってからでは手遅れであるという。元となったのはトヨタ生産方式。日本企業にもなじむスタイルだろう。とはいえ、方向転換(ピポット)の判断というのはなんとも難しそう。いやいや、それじゃいけないのよね。状況の変化に合わせ、プロセスとパフォーマンスを変えなきゃならないのだ。
0投稿日: 2013.12.05
powered by ブクログ大企業も取り組めるのではないかというかすかな希望を持ちながら読みました。 ただし、万能なセオリーではなく、`人間`だなぁとも、感じています。状況を理解し、受け入れ、評価し、方向を定め、構築し、また検証しと、継続していく必要があります。そういう人に自分がなれるように努力するための自己啓発本かも。
0投稿日: 2013.11.19
powered by ブクログ内容が今ひとつアタマに入ってこないのは何故か?耳慣れない固有名詞のせい?起承転結な展開に、なっていない?PDCAサイクルを小さく回すのとさして変わらない気がしました。 面倒なプロセスを省略するなどもわからなくもないけど社会で生きる上ではそんなものは省略できないものもあります。ヤッパリ、欲しいものを作る情熱に勝るものは無いと再認識した次第です。自分が欲しいもの、それはみんなが欲しいものを自分の中に落とし込んだ上で自分が欲しいものですね。
0投稿日: 2013.11.16
powered by ブクログアジャイル開発の本のように見えて、 その実、経営管理や組織設計、イノベーションと幅広く使える内容が含まれている。 特にサイクルを早く回すだけでは不十分で、正しい評価指標を持って(著者曰く虚栄の評価基準に安堵しないように)成長を計測する必要があるという点は極めて重要。 トヨタ生産方式(リーン生産方式)を元にした考えなのでトヨタのやり方が例として多数あげられているが、トヨタのやり方が未だに製造業にしか広まっていない様子なのが残念だ。もっと頑張れ日本の企業!
0投稿日: 2013.11.09リーン・スタートアップ ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす
マネジメント手法であるリーン・スタートアップについてわかりやすく書いてあります。入門用にぴったりの一冊です。
0投稿日: 2013.11.07知らなかった手法
欧米で好評のアプローチ手法リーン・スタートアップの解説本。 値段がそこそこ高いのが...
0投稿日: 2013.11.07くるくるまわす
いつまでも計画練ってるんじゃなくて、やってみながら修正を繰り返す、そんな当たり前のことをちゃんとやるように、できるようにしたいですね。
0投稿日: 2013.11.07とにかく
できるだけ無駄をなくし、はじめは小さく始めることだそうです。 小さなことからコツコツと、ですね。
0投稿日: 2013.11.05
powered by ブクログ仕事の基本フォーム(腰を落として、視線を前へやり、自然にスイング)についてかなりきちんと考えさせられましたし、何度も読みたい本。失敗を前提・当然として折り込むところがポイントであり、それ以外に道がないというのも実感のわくところです。
0投稿日: 2013.10.29
powered by ブクログ成功する起業にはどんな共通点があるのか。最短ルートで成功するには、顧客からフィードバックを受けつつ軌道修正を行うことが必要だ。シリコンバレーで生まれた、話題のスタートアップ手法。 著者はアメリカでIT企業を立ち上げた人。起業全般の話が聞けるのかと思っていたが、内容はかなりITに偏っていた。事例が多く、しかも全編を通して同じことを繰り返し言っている印象。わかりやすいというよりはしつこいと思ってしまった。IT業界の人には面白い本なんだろうか。
0投稿日: 2013.10.17リーン・スタートアップ ブームの立役者
当たり前と言えば当たり前の事で、成功している人は実践されている事なんだと思います。でも、多くの人はこの本にかかれている当たり前の事に気づかず、苦労して失敗しているんだと思います。何か事業を始めるとか、事業展開に行き詰まっているという人は読んでみて損は無いです。もっと突っ込んで知りたければ、エリック・リースの師匠である、スティーブン・G・ブランクが書いた"アントレプレナーの教科書"や、エリックさんの仲間のアッシュ・マウリャの書いた"Running Lean"も良いと思います。でも一番のおすすめは、Udacityでスティーブン・G・ブランクの授業を受けることです、無料ですし。
0投稿日: 2013.10.16
powered by ブクログ読み終わるのに10ケ月弱かかった。 噛み砕くために読んでは戻り読んでは戻りの繰り返し。 でも読み応えあった。
0投稿日: 2013.10.08
powered by ブクログ一部、なるほどね、と思うところがあった。 5つのWHYがWHOになってしまうとか。 こういう本が出ると、中身をちゃんと読まずに、うわべだけ分かったようになって、間違った使い方をすることがあるとか。 まさにその通りなので、『リーンスタートアップ』という言葉を使う人はちゃんと読んでほしい。 しかし、この本を今読んでいるようでは、まったくリーンスタートアップには向いていないでしょう。
0投稿日: 2013.09.28
powered by ブクログサービスを開始するに当たって、高い完成度で開始する必要はない。 例えば個別のユーザーに最適化されたコンテンツを表示するようなウェブサービスを始める際、機械的にそれを実現するのではなく、人力で実現し、そもそもそのようなニーズがあるのかをまず調べることができる。機械的にコンテンツを最適化するプログラムを実装するには2ヶ月かかるところ、これであれば数日で開始できる。 まずはやってみる。そしてユーザーのニーズがどこにあるのかを確かめる。 スタートアップの手法として非常に参考になるノウハウ本でした。
0投稿日: 2013.08.11
powered by ブクログなぜ、今の開発方法がしっくりこないのか?これを読んで、気づかされた。頭の中でもやもやしていたものが、分かりやすく書かれている。久々にすっきりできた。
0投稿日: 2013.07.30
powered by ブクログMVP(minimum viable products)のコンセプト、評価会計、 リーン・スタートアップについての考え方を実践したい。では、どうやる?
0投稿日: 2013.06.19
powered by ブクログ「ピボット」と「MVP」(Minimum Viable Product:実用最小限の製品)を覚えればOK -- 製品の売り方と作り方がわかるまで、エンジニアリングの労力をつぎ込んでも意味が無い 安価な固定電話サービス Twilio http://twilio.kddi-web.com/ Dropbox が開発前にとった行動:動画を作った どの企業のマネージャーも素晴らしいアイデアなら腐るほど持っている アイデアを知られたら他社のほうがうまく実行できるのであればどちらにしろチャンスはない 革新会計:イノベーションアカウンティング 遅延登録は業界のベストプラクティスと言われているが、そうでもなかった。 起業の95%は製品に優先順位をつけること 早期に製品リリースを繰り返していたために、方向転換か辛抱かの分かれ道にわずか8ヶ月で到達できた 正しい評価基準で評価していたから、自分の会社がうまくいっていないことに気づけた スタートアップが滑走路(残りの蓄え)として考えるべきものは、あと何回のピボットが可能か。
0投稿日: 2013.06.03
powered by ブクログこの本で言っていることはたった一つ。 短いサイクルで製品を提供し、フィードバックや、カイゼンをまわしていくほうが顧客の反応も得られて効率がよい。 非効率と思える、小ロット生産のよさを説明したり、単純にフィードバックを取り込むだけではうまくいかない事例、などを話をしている。本にも書いてあるように、短いサイクルをまわせばどうにかなるというものではなくて、やっぱりどの様に製品、サービスを変更していくのがもっとも肝となっている。 だが、その肝の部分については、どうするべきか、なんてことは書いてない。それがかけているなら、誰も失敗はしないし当たり前といえば当たり前なのだが。 少なくとも、今わかっている範囲での短周期での開発のよさ、メリットについては存分に語っている本。
0投稿日: 2013.05.27
powered by ブクログアジャイルをやっている人には感じるところが多いと思う。Leanの考え方を起業に適用する時に、『無駄』の定義をしているところが、凄いと思った。
0投稿日: 2013.05.25
powered by ブクログ著者自身言及しているけどいわゆるアジャイルプロセスを起業に持ち込んだという感じ。この手の話でいつも感じるのだが、勧める手法には幅があって何ともつかみどころがない(じゃなかったら誰でも起業家として成功してしまうしな)
0投稿日: 2013.05.21
powered by ブクログ本当に効率を上げるために必要な考え方とその手法について書いてある。カタカナ文字が多く理解しづらい部分もあるけど、自分の仕事に活かそうと思いました。 タイトルが「スタートアップ」なので「起業」みたいなイメージですが、内容は終止「効率化」になっています。
0投稿日: 2013.05.12
powered by ブクログ結局言っていることはスタートアップに限らずビジネスは仮説立てて検証,を早いサイクルで繰り返すのが重要ということ. そしてそれを出来る組織をいかに作るか. 必要になったらまた読み返しましょ.
0投稿日: 2013.05.06
powered by ブクログリーン・スタートアップとは、新しい製品やサービスを開発する際に、思い込みだけによって時間と労力をかけて顧客にとって価値のないものを作ってしまうという無駄をなくすため、見込み顧客に対して素早く「構築ー計測ー学習」を繰り返す方法論。 先の見えない不確実ないまの時代、失敗をくり返さなければ素晴らしい製品は開発できず、価値を正しく見極め、失敗を無駄にしないためのアプローチ。 トヨタのリーン生産が、部品をジャストインタイムで流すように、仮説を検証するための実験を小さな規模で繰り返す。実験では、事業の成長を正しく計測するための指標を設定し、ピボット(方向転換)を繰り返しながら成長を図る。 実務でもA/Bテストや仮説検証してるので、とくに目新しいという感じはなく割と常識的な内容。役に立つ本であることは間違いないけど。
0投稿日: 2013.05.04
powered by ブクログシリコンバレー発の注目すべきマネジメント論です。一見分厚い内容にしり込みをしましたが、難しいことを平易に書いているのでかなりサクサク読むことができました。起業やマネジメントを学ぶ方には特にお勧めです。 本書を知るきっかけとなったのは、WBSの特集コーナーからでした。筆者の主催するセミナーの様子を撮影した様子で、そこで本書の紹介がなされており、シリコンバレーにおける起業のプロセスをいかに失敗を少なくして事業を軌道に乗せるかというのが本書の趣旨で、これはハイテク産業のみならず、ほかのどんな業種にも応用ができるものだなと。読み終えたあとにそう感じました。 本書にいわく、 「スタートアップとは、不確実な状態で新しい製品やサービスを創り出さなければならない人的組織であり、そこで働く人は皆アントレプレナー(起業家)である」 と語られており、自分もかつてはそういう状態で自分で仕事を創出していたことがあったので、この言葉には本当にうなずかされました。 さらには「リーン」のルーツとなっているのは日本の製造業。中でもトヨタなどの自動車産業で有名な「カンバン方式」や「ジャスト・イン・タイム」であるという記述から、「なぜ」を5回繰り返す、などによる思考過程から「構築―計測―学習」のフィードバックループを通して、まず要となる仮説に基づいて実用最小限の製品(MVP)をすぐに作って、実際に顧客に使ってもらった実験結果から、成長につながる価値を学ぶ(検証による学び)という工程をくり返し、PCDAサイクルをくりかえし、もしも仮説に対して結果が違ったら、そのまま進むか、あるいは方向転換(ピボット)するかを検討するというものなんだそうです。 この最近の不確実な時代の中で、新商品や世の中をあっと言わせるようなサービス失敗をくり返さなければすばらしい新製品は開発できず、価値を正しく見極め、失敗をムダにしないためのアプローチとして、この「リーン・スタートアップ」があるのだそうで、社内ベンチャーを立ち上げるという方や、これから独立をされる方。はたまた企業内におきましても「自分が社長」のつもりで働かれていらっしゃる方にもぜひ一読をされると、何らかの「気づき」が得られるのではとささやかながら読み終えたあとにそう感じました。
0投稿日: 2013.04.29
powered by ブクログ【メモ】 証したい仮説を設定したらなるべす早く実験方法を考え実行していく。 このときバッチサイズは可能なかぎり小さくする。 学ぶ必要があるものをみつけそこから逆順でその学びが得られる実験となる製品を考える。 ポイントは顧客ではなく顧客に対する仮説。 支出型エンジンで長期にわたって成長するには一部の顧客から他社より多くの利益や引き出さなければいけない。
0投稿日: 2013.04.14
powered by ブクログ『リーン・スタートアップ』読了。★4つ http://www.amazon.co.jp/dp/4822248976/ 日経のセミナーでもらいました。 「スタートアップベンチャー」だけかと思って手を出していなかったのですが、本書では「スタートアップ=とてつもなく不確実な状態で新しい製品やサービスを創りださなければならない人的組織」と定義しています。 つまり、大企業の新規事業も含むということで読んでみました。 まず、「リーン」はトヨタ生産方式から来ているようです。(特に不確実な状況において)つまり無駄を省くかということに重点をおいています。 特に、重点を置いているのは、そもそも不要なもの(製品・サービス)を作ってしまう無駄。 製品・サービスの作成を、売るためではなく、「学習するため」と割りきってしまうのが面白いところ。このために、最低限のサービスを作って、作成単位を小さくして何度も学習プロセスをまわすと。 これを読んでいて、あれっ聞いたことあるなと思ったのは、三枝さんが唱えている「創って作って売るのサイクル」「スモールイズビューティフル」の概念に近いですね。 さて、リーン・スタートアップは、そこそこ知られた概念になってきている気がしますが、この本を読んでみると間違って理解している人が結構いるかも。 「とりあえずやってみる」というのとイコールと捉えている人もいると思いますが、そういうやり方を「Just do it型起業」として、明確に否定しています。 違いは、「とりあえずやってみる」ではなく、検証するための、ビジョンがある、仮説がある、正しい評価基準があること。 最後に不満点が2つ。 1つは、競合の概念がほぼないこと(競合より、速く回そうぐらい)。よくよく読んでみるとわかるのですが、取り上げているのが競合を気にする必要がないような、まったく新しいジャンルのサービスがほとんどだからでしょう。 もう一つは、暗黙に「結果を読める可能性がほぼゼロ」と仮定してしまっているところ。確かに、事例で出ているような「3Dアバターの動き方が2パターンのうちどっちがウケるか」なんていうのは、ほぼ読める可能性ゼロ。超不確実です。 かといって、「不確実性が高い」のと「全く読めない」のは、全然違います。一般にはもっと読める範囲、戦略が通じる範囲はもうちょっとあるんじゃないかな~と思うところです。 スタートアップは、確かに、全く世になかった新しいサービスを作ったりするときが多いので、こちらの理論よりですが、新規事業一般という観点からすると、多少割引が必要とみました。
0投稿日: 2013.04.08
powered by ブクログ仮説を立てMVP(実用最小限の製品)をリリースして検証し、革新会計で測定してダメならピボット(方向転換)する。至極当然の事が冗長的に書かれているように感じた。 日本語訳も若干読みにくく、内容が良いだけに、もうちょっとコンパクトにまとまっているとよかった。
0投稿日: 2013.04.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読書メモ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「顧客が望んでいそうなこと」→仮説→実験→そこにたどり着くまでのストーリー→段階での効果検証→続けるか方向転換(ピボット)するか をサイクルで回す。 「累積値」のような「虚栄の評価基準」は意味をなさない。 リーン生産のように「プル」型が望ましいが、最初のインプットは「顧客は顧客のニーズを把握できない」ので「仮説」になる。 また最初の製品で完璧を狙わないのは、何が顧客にとって重要で、何が必要ないかを見極めるため。 そもそも誰が「顧客」になるかも事前には正確に分からない。 リリースに時間がかかればかかるほど、「巨大バッチによる死」が訪れる。 「サンドボックス」で並行的・部分的にも始めてみる ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 耳が痛いです。
0投稿日: 2013.03.18
powered by ブクログ起業、スタートアップの構築は組織の構築、つまりマネージメント。 リーンスタートアップのルーツはトヨタ生産方式のリーン生産。p29 スタートアップとはとてつもなく不確実な状態で新しい製品やサービスを創り出さなければならない人的組織。 p41 ネットワーク効果 ネットワーク全体の価値が参加者の2乗に比例する。メトカーフの法則。p57 価値と無駄 何が顧客にとっての価値を生み出すかを学ぶこと。 その学びにつながらなかったものはすべてが無駄。p70 アーリーアダプターを選んで実験する。製品をもっとも強く欲している顧客。失敗に寛容でフィードバックも返してくれやすい。p88 フィードバックループを一周するのに要する時間を最小にする事が大事。p106
0投稿日: 2013.03.14
powered by ブクログ好きなだけでベンチャーは成功しない。 成功する可能性を高めるためにはその方法がある。それがリーンスタートアップ。 重要なのは「仮説」「MVP(実用最小限の製品)」「革新会計」そして「ピボット(方向転換)」。 たしかにある程度は情熱でビジネスは進むかもしれないが、これをきちんと統計的に分析し、仮説検証するステージがすぐにやってくる。不完全でも製品を投入して、これをプロトタイピングしながら修正し、顧客の声を拾うという地道な活動が必要と解く。 そしてビジネスが伸び始めるとぶつかる壁。悩みに悩み抜いて大きな方向転換をすることができるかどうか。 私もあるテーマのカフェで起業しようかとちょっとまじめに考えているが、珈琲が好きだから、という観点だけで起業しても絶対失敗するだろうな。今考えている仮説をもとにまずは立ち上げてみるのが良いかもしれない。そしてお客様の声を聞きながら店舗を変革していく。うん、イメージが出来た。
0投稿日: 2013.03.12
powered by ブクログ洋書の訳の独特な読みづらさはあるが、要点として「仮説の検証を繰り返す」というベースはわかった。新しい手法というより、新しい業界に展開したという感じで派手さはないが、学ぶことは多くためになった。 最後の方読まなかったので改めて読みたい。 2013.1.28〜3.6 図書館
0投稿日: 2013.03.11
powered by ブクログリーン生産方式をビジネスモデルにまで広げた感じの内容…かな? スタートアップとあるが、起業だけでなく、巨大企業の中で新しい事業を立ち上げるのも含まれている。たぶん、もっと広範囲に適用できる。成長法則にたどり着けていない既存事業に従事するすべての人にお勧めしたいところ。 日頃、職場の人たちに "その仕事、価値あるの? 価値のないことにいくら頑張っても徒労に終わるよ?" と言い続けている私が、もっとも感銘を受けた文を紹介する。 --- 無駄の原因は組織の効率が悪いからではなく、まちがった仕事をしているからだ。…しかも産業規模で。ピーター・ドラッガーが指摘しているように、「やってはいけないことをすばらしい効率で行うほど無駄なことはない」のだ。 --- 幸いなことに、よい師に恵まれた私は、この考え方を徹底的に仕込まれた。今は、これを多くの人たちに広めるべく奮闘している。 たくさんの人に読まれますように…。
0投稿日: 2013.03.10
powered by ブクログアジャイル開発を学ぶならこれを読みなさいと言われて購入。 失敗から学ぶ、学習のサイクルを回す、などよくビジネス書に書いてあることだが、なぜそうするのか目的・実践場面がはっきりしていてめちゃくちゃわかりやすく読んでいて楽しかった。
0投稿日: 2013.02.23
powered by ブクログドロップボックスやグルーポンなど、それなりに成功したスタートアップの名前も出てきますが、骨子はトヨタの生産方式をシリコンバレーに応用してみたら、みたいな中身です 出来れば読んでおいた方がいい本だとは思うけれど、実際に役立つものを持ち帰れるかと思うと留保がつきます
0投稿日: 2013.02.17
powered by ブクログスタートアップビジネスを実験と考え、まず仮説を立て、小さくはじめ、定量分析するという手法、「リーン」を解説した一冊。 なんとなく「サラリーマンには関係ないかなー」なんて考えてスルーしていたが、非常にもったいなかった。本書でいうスタートアップとは、新規の事業すべてに当てはまる。 ビジネスを取り巻く情勢がドラスティックに変わっていく現代では、ひとつの事業の形を変えず継続させていくということはとても難しい(逆にそういうモデルを確立させられた企業は羨ましいかぎり)。 ビジネスをスタートアップさせる人だけでなく、時代に対応するため、ビジネスの方向を転換させる必要に迫られた人にもオススメ。
0投稿日: 2013.02.15
powered by ブクログイノベーションの教科書として推薦されている本。実例が日本ではなじみの無い物があって、実感が持てないことがままあった。文章も冗長で、読みやすい、分かりやすいとは思わない。書かれていることは色々な示唆に富んでいる。
0投稿日: 2013.02.02
powered by ブクログ久々に読みごたえのあるビジネス本でした。Webサービス等のスタートアップにおける、トヨタのカンバン方式の応用であるMVPモデルを理論立てて学べます。自分の仕事にも役に立ちそう。でも図がほとんどなく字ばかりで約400ページなので、テーマにかなり興味が無かったら、多分、挫折してたと思います。(^^;
0投稿日: 2013.01.20
powered by ブクログ特に印象に残ったのは様々なピボット手法たちと大企業でのアントレプレナーの真髄。最近、法則やロジックに飲み込まれていたような気もして少々反省。非常に明快なメッセージが興味深い良書。
0投稿日: 2013.01.08
powered by ブクログ完成度ではなく顧客の定義とその要望に答えられているか、と課題を置く事で無駄の無い事業立ち上げにつながる 去年の春頃に日本語訳が発売されて、主にIT系界隈(と、僕の中では認識しています)で話題になった本。 実は発売直後に買って、かつ読んでたんだけどすごーく記憶に残っていませんでした。 多分、初見の際に「システムを作る人向けの本」と解釈したからですね。実際は「ビジネスを作る人向けの本」だと思います。 とにかくバッジの単位を小さくして、顧客のニーズを実験(ヒアリングで無いのがポイントだと理解しましたが、確かに実験が出来るのはシステム系が有利)しつつ、細かい開発/修正をしていくみたいな概念です。 今している仕事が、やや新規事業に近い内容なのですが、ガントチャート的な物を作るように要望されるたびに感じる違和感(およびその難しさ)が凄く納得できた事が、自分の中での最大ポイントでした。 この領域勉強しよう…
0投稿日: 2013.01.05
powered by ブクログ業界問わず、起業や社内で新事業を立ち上げる人にとっては、必読書です。バッチサイズの最小化はすごくヒントがある内容でした。たとえば、教育。教育のバッチサイズは、巨大すぎます。国家から、各教科、全体的なカリキュラムは決められており、これは、いつの時代もずっと大きく変わっていないのだが、学校の先生が、新しいことを試せる余地が残されていない。全体的に、順番に沿って、単元を進めていく。教科書の単元の順番を変えることさえできない。教育機関で唯一『もっとも革新的なアイデア』だとタイムズ誌に選ばれた教育機関のバッチサイズを小さくした取り組みは、まさに目から鱗でした。バッチサイズが小さいからこそ、いつも新しい試みができるという最大のメリットがある。そこで学ぶ生徒にとっても、この単元は、一人で、この単元は、少数で難問にチャレンジする。この問題は、みんなで議論するなど。もちろん、学ぶ人同士は、同じ年齢とは限らない。これは、まさに、福澤諭吉の教えの一つ、半学半教の精神であるのだが、ワクワク学べる環境がそこにある。ポイントは、教えてもらうでなく、学ぶ環境だ。思い込みを捨てられる良書でした。
0投稿日: 2013.01.01
powered by ブクログスタートアップ企業の立ち上げについての方法論が書かれた一冊だが、既存サービスで新しいメニューや機能を追加する時も実践できる方法論。 http://blog.kentarok.org/entry/2012/07/10/185408 で紹介されているように、 (1)サービス開発を科学実験のように仮設とその検証を通じて行うこと。(2)まずは仮説検証のための必要最小限の製品を作ること。(3)仮説検証ループをできるだけ速く回すこと。 といった方法論とその重要性が書かれた一冊で、正直ウェブサービス開発・運営も出してみないと当たるかどうかなんてわからないので、このあたりの開発手法を実践することは非常に重要だと思って、自分もウェブサービスの運営に携わっています。
0投稿日: 2013.01.01
powered by ブクログ副題は、起業に関する本ということになってますが、プロジェクトマネジメント全般に通ずる手法が展開される。 アントレプラナー向けのPJマネジメントに関する図書→シリコンバレーのケーススタディ→最近の産業に関する動向に特化した流行ものかー?なんて、浅はかに思ってましたが、長年にわたって読み継がれる一冊だと思います。 いかにプロジェクトから主観的な推測や、いわゆるエゴを排除していくか。 やってみなくちゃ分かんない!じゃ説明にならないんだが、事実そうなんだわ、というのは多くの人がブチあたる壁。特に出資を募る内容ならことさら高い障壁に如何に対峙すべきか。 Minimum Viable Products(MVP、w)を用いて以下に仮説を立証していくかという、言われてみれば、洒落で仕事してんじゃ無いんだから、こんなに当たり前なアプローチが何故、身の回りに無かったんだと気づかされる展開。 カンバン方式やアンドンなど、日本企業のアプローチも多数紹介されます。 間違った判断を下すのは恥ずべきことかも知れません。 しかし、判断を下すための努力を(下す側も下される側も)払わなかったというのは、それにも増してツマラナイことだと知らされる学びがありました。
0投稿日: 2012.11.11
powered by ブクログ評判になる理由が分かる。面白かったです。 リーンスタートアップの考え方はベンチャーだけでなく、あらゆる組織に通じるらしい。というより、大企業でもこのような考え方を実践していかなければ、イノベーションは起こしづらいのだろう。 ビジョンを持って、実験を繰り返して行く。完璧な製品を出すのではなく、ある程度の段階でスモールにリリースし、あらかじめ評価基準を設けておくことで、効率的な改善と、場合によっては早めに大きな方向転換(想定外のニーズの発見による商品設計の方向転換から、開発や販売の停止まで)を図ることができる。 その後はスピードをもってそのサイクルを回し、組織全体にこの考え方が浸透し、順応していくようにする。 トヨタの事例がたくさん登場する。トヨタについても学びたくなった。
0投稿日: 2012.11.11
powered by ブクログ私のブログへ http://pub.ne.jp/TakeTatsu/?entry_id=4618422
0投稿日: 2012.11.11
powered by ブクログ評判も良かったみたいなので読んでみることに。 スピードの重要さ、特にフィードバックループの回転の速さの重要性についてはよくわかった気がする。 加えて、自己肯定の為に本義的なものから外れた指標を使ってしまうことの愚かさについても再三に述べられていた。 ただ、全体としてやや冗長な印象。 現実的に考えれば当たり前のことを言っている、といったところか。
0投稿日: 2012.11.09
powered by ブクログリーンスタートアップは、アジャイル開発におけるUX設計/UI設計の 方法論の一つである、という視点・立場で読みました。 最初の1章、2章あたりはとても読みにくかったです。 でも、その後からは目から鱗の連続でした。 過去のスタートアップの事例が満載で理解もしやすいです。 でも、「虚栄の評価基準」「革新会計」このあたりはイマイチ、 なにが虚栄なのか、なにか革新なのか、判断基準がよく理解できなかったです。 その他、アジャイル開発、A/Bテスト、UX/HCD/UCD、キャズム理論など、 自分で実践できるようになるには、いろいろと おさえておくべき知識・技術があると思います。 それらを踏まえたうえで、 実践してみないとちゃんと理解できないところがかなりあると思います。 なので、実践しながら何度も読み返すものだとおもいます。 (このメソッド自体は業界を問わず適用可能とのことだけど) すくなくとも、僕が従事している、 不確実性の高いWebサービスの開発、という分野では、 欠かせないメソッドだと思います。
0投稿日: 2012.10.21
powered by ブクログ副題に「起業」とあるので起業することを目的とした記述が多いのだが、一般サラリーマンも読んでおいて良いのではないかと思う一冊。ただ、IT系に限られるとは思う。 「実用最小限の製品」とか「バッチサイズの縮小」とか、言葉や解説していることは一般的によく使われるものであるが、この本が他のものと比べて異なるのは単に「そうあるべき」というべき論で片付けているのではなく、「とは言ってもどこまでが実用最小限で、どこまでが適したバッチサイズなのか」は都度見直す必要があることを強調している点にあると思う。それが「方向転換か辛抱するか」ということで何度も語られている点が印象に残った。 評価は、読者を選ぶという点で3つに。
0投稿日: 2012.10.20
powered by ブクログ読み終わってから少し時間が経ってしまったのでメモを元に簡単なまとめ。 スタートアップとは、すごく不確実な状態で新しい価値を作り出す人的組織のこと。 リーンスタートアップでは検証による学びを単位として進歩を計測する。実験から新しいことに気づき、それを元にまた新しい実験を考える。構築、計測、学習のフィードバックループの一周にかかる時間を最小にする。 計画は逆順で考える。まず学ぶ必要があるものを見つけ、検証による学びを得るために計測しなければならないものを確認し、実験と計測を行うにはどのような製品を作らなければならないのかを考えるのだ。 計測では虚栄の評価基準ではなく、因果関係のはっきりした行動につながる評価基準を用いるようにする。因果関係がはっきりと把握できるとき、人は自分の行動から学びやすくなる。
0投稿日: 2012.10.18
powered by ブクログ師匠木下さんに紹介された経営学の本。 リーンスタートアップという手法を説明している。 自分なりに理解した点。 (1)最小限の不十分でもいいので簡単なモデルをつくって世の中で使ってもらう。 (2)その反応をみて修正する。継続的に外見は伸びているが収入が増えないような時には根っこからモデルを見直す。 (3)最小限のモデルは小さくて完結型、バッチを小さくして、早く問題点が明らかになるようにする。 こんなところ。 被災地の復興で考えれば、まず、商業の復興を考えるときに、建物のような大きな投資をするのではなく、移動販売車を借りてビジネス自体を初めてみる。そこでビジネスがまわりだしたら、箱物を考える。そんな感じでしょうか。
0投稿日: 2012.10.15
powered by ブクログドラッガーによるマネジメント開闢から百年、マネジメントの第2世紀は、不確実性との戦いである。 ただし不確実であるがゆえに起業のチャンスは膨大で、起業ルネサンス時代とも呼ばれる。 だから、この不確実な起業ルネサンス時代における起業とは、投資家に対する事業の蓋然性の証明要求との戦いでもある。 そこで生まれたのが「リーン・スタートアップ」手法である。 リーンとは、無駄のない状態を指し、トヨタ方式の無駄取りに起因し、それを起業マネジメントに適用しようと考えられている。 「アイディアの構築→実用最小限プロトタイプによる計測→科学的方法に基づいた学び→方向転換(ピボット)判断」という 起業マネジメントの1周をいかに素早く回転させるかをテーマにしている。 秀逸である。 なんども社内起業し、成功も失敗も経験したが、フィールドが変わると経験則が活用できない歯がゆさがあった。 起業のプロセスや方法論が毎回ゼロスタートにしか出来ないことを悩み、考えていたところで この本に出会った。次回の事業展開では全面的に採用するつもりだ。
4投稿日: 2012.10.07
powered by ブクログ「いま」の時代に最も適していると思われる、「リーンな」手法の教科書。スティーブン・G・ブランクの『アントレプレナーの教科書』よりも平易で分かりやすく、実践に移しやすい要素が多いと思う。
0投稿日: 2012.10.03
powered by ブクログ今更ですが、、、 「はっ、わかった!」と電球マークが閃くわけではありませんが、道筋を照らしてくれる本。 「なんかやらなきゃいけないんだけど、社内稟議まわしてる間に適切な時期すぎちゃった・・」「このプラン信じてないけど、上司が言ってるし評価もあるから適当やっておこう・・」「成功したプランだけ乗っかろう。。それまで様子見」といった世俗的な意見があるなかでアントレプレナーがどう案件をすすめるか?というのを提起してくれます。ただあくまで「効率よいやり方」であり、社内的な色々な不整合はないものとしています。 「価値は一般的な利益ではなく、経済学における価値を意味する」と会社としての利益追求だけでなく、世の中に対してどう価値提供をするか?という意見もだしながらその一方で革新会計(新規事業のKPI設定とは?)とか現実的な事も示唆しています。 この本の全体論は「迷いすぎるのもよくないです。構築-計測ー学習というループをすばやく回そう」という感じです。元はトヨタの「あんどん」や「5回のなぜ」といった考えからでているようです。 もちろん製造業とサービスとをごっちゃにすることは良くないですが、著者はそれでもトヨタの考えはWEBでも応用できると・・・ また開発的にはアジャイルという言葉もありますが、組織的には「横断的な」組織であるべきで、ユーザのニーズをしっかり把握し、短いタームで修正を繰り返すには開発もデザインもすべて課題を知るべきで「自分のしごとを流したら終わり」ではいけないとしてます。 どこで計画を修正するか?(ピポット)というのは悩ましい・・としながらも適切な時期を書いてあるわけではないのは、著書が業界/スタートアップの内容によって違いがあるべきだ・・と認識しているからではと思いました。 組織内でスタートアップ事業をどう定着させるか?といった点もいくつか記していますが、それは面白かったです。 ※このあと「PlanB 不確実な世界で生き延びる11の法則」も読みましたが、共通点は多かったです。
0投稿日: 2012.09.29
powered by ブクログ全てのスタートアップは課題図書としてこれを読んで感想文を提出すべき。 スタートアップの定義は本書参照のこと。
0投稿日: 2012.09.19
powered by ブクログ"この本はかなり自分の立場では学べる点が多いです。 気付きをたくさん得られているので、どんどんメモが進みます。 ここでの気付きを投資や事業で活かしていきます。 ケーススタディから学べる点が多く、ちょうど数社起業直後の 会社があり、そこで活かしてみようと思います"
0投稿日: 2012.09.19
powered by ブクログまだ読み途中だが、ソフトウェア開発にも言えることがたくさん載っていて、非常におもしろい。 ほんと、「アプリはこういう機能を持っていなければいけない!」なんてのは作る側のエゴだと思う。 本当に必要かどうかは、使ってもらった結果からこそわかるということを今の偉い人達に知ってもらいたい。
0投稿日: 2012.09.18
powered by ブクログ話題だったので、読んでみたいと思っていた本。 期待通りの気づきをもらえた気がする。 実務でもAB分析や仮説検証のフローはよくやっているが、他部門のオハコだったので、スピード感意外をきっちり感じることはすくなっかったといわざるを得ない。 これを読んで整理がついて、ほんとにそう感じさせられた。 いくつもポイントはあるものの、最小限リリースの真意や、重要視されるものの定義がとても実践的。 慣習に流されている現状を突き付けられた思いがする。 ここから脱却するのも、なかなかパワーが要りそうだな。 刺さった言葉として、 もう今は何が作れるか、じゃない(もう作る術はあるはず)。 何を作るべきなのか、が問われている(無駄なものをこれ以上作るな)。 という趣旨のフレーズ。 開発現場には特に重要な観点だと感じた。
0投稿日: 2012.09.08
powered by ブクログ「小さく始める」「失敗は早い目に」「最小限度のエネルギーで開始」。なるほど最近Webアプリとか見ていると「β(ベータ)版」というのが出ているがそのことか!こちらの方が「小商いのすすめ」のように思えました。 http://book.akahoshitakuya.com/b/4903908321
0投稿日: 2012.09.05
powered by ブクログ起業というものが気になったので、購入してみた本。ここにかかれている手法は極めてマーケットイン的な視点でだと思った。だが、とりあえず仮説を検証可能なプロダクトを開発し、少しずつ目指すべき方向へ適宜修正を作っていく方法はプログラマー的なプロダクトアウトでもあると思えた。書いてあることを読むと起業というものが少し平易に見えてくるが、実際におかれた状況で、正確に判断をくだしていくのが極めて難しい事であるのは想像ができた。ただ、ここに書かれている事は起業家の為だけではなく、会社勤めのビジネスパーソンにも役立つ事だと思う。
0投稿日: 2012.09.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
著者の経験を元に書かれた本。詳細を知りたい人にはいいかもしれないが、要約をすぐに読めるような作りにはないっていないので、読み終わるのに少し苦労するのでは。
0投稿日: 2012.09.02
powered by ブクログ素晴らしかった。私にしては珍しく、他人のレビューを斜め読みしただけで、即座に電気が走り、確信を持ってAmazonですぐに買った。そして、じっくり読んだ。たぶん、3回は読みなおす。 文句なしの星4つ。たぶんこれは、ガイ・カワサキの「完全網羅起業マニュアル」と並ぶ本だろう。 著者が同世代で、同じような経験をしているだけに、問題意識や、直面したトラブルなどが同じだ。 科学的手法。まさにこれが知りたかったことだ。 人の問題ではなくシステムの問題とする。まさにそうだ。 明瞭な基準に基づく優先順位。それがないと組織は持たない。そのとおり。 工学的手法、とくにアジャイルやテストドリブンといったシステム工学の手法との互換性。これが目的だとは本書では言っていないけど、目的ではなくて手段だけど、そうなっていて、実に納得がいく。経営をエンジニアリングとして取られるという考え方だ。 アートからテクニックにする、素晴らしい本。読んでよかった。
0投稿日: 2012.08.26
powered by ブクログ仮説検証でリーン的にみて非付加価値活動なものを行わないようにして無駄をなくし、リーン的な付加価値活動を検証サイクルに組み込む、ということかー。なるほそ。
0投稿日: 2012.08.22
powered by ブクログ企画したサービスを販売展開し始めて、お客様のニーズとすれ違っていたことがわかったけど、既に投資した分の回収で精一杯、、、なんてことが多いので、非常に納得できました。 実行は大変ですけど、やるしかないですね。
0投稿日: 2012.08.16
powered by ブクログ“われわれの努力のうち価値を生み出しているのはどの部分で無駄なのはどの部分なのか” “リーンな考え方における価値とは顧客にとってのメリットを提供するものを指し、それ以外はすべて無駄だと考える” “顧客の望みにプルを適用すればいいとリーン・スタートアップを誤解する人もいるが、その場合、どの製品を作ればいいのかを顧客が語ってくれる、それをプル信号として製品開発を進められるというのが前提条件になる” “まず学ぶ必要があるものをみつけ、そこから逆順でその学びが得られる実験となる製品を考える” “つまり、ポイントは顧客ではなく顧客に関する仮説であり、それをプル信号として製品開発をはじめとするさまざまな仕事を動かす” 起業プロセスに限った話ではなく、これは多くの人にとって、仕事に対するスタンスとして適用できる考え方のように思います。 ただ、ここでいう“価値”を周囲の人たちと合意していくことがおそらく相当難しい。 その壁を乗り越えるためのポイントとしては、 「システムの一部を最適化するとシステム全体が必ず劣化する」という認識を共有し、個人の効率を最大化するという従来の発想を捨てる。 そして小さなバッチサイズで進めるよう仕事の進め方を変えていく、ということでしょう。 個人の効率性は犠牲になるところが出てくるので、それを実現していくには、より上位の組織目標に貢献しているかどうかを評価する風土を組織の中に醸成していく必要があるのだろうとも感じました。 ベンチャー企業訪問の準備のために読んだ本ですが、 リーン生産方式のアプローチを、どのように解釈して新製品開発業務に適用していくかについての理解が深まり、思いがけず自身の研究テーマの参考となりました。
0投稿日: 2012.08.14
powered by ブクログ201208/ リーン・スタートアップでは、従来とは異なる方法で生産性を測る必要がある。スタートアップは誰も欲しがらないモノを作ってしまうことが多いからだ。その場合、予定どおりに完成できたり予算内で完成できたりしても、あまり意味がない。スタートアップの目標は、できるかぎり早く、作るべきモノ――顧客が欲しがり、お金を払ってくれるモノ――を突きとめることだ。つまりリーン・スタートアップとは、サイクルタイムの短縮と顧客に対する洞察、大いなるビジョン、大望とさまざまなポイントに等しく気を配りながら、「検証による学び」を通して画期的な新製品を開発する方法なのである。/ リーンな考え方における価値とは顧客にとってもメリットを提供するものを指し、それ以外はすべて無駄だと考える。製造業に関して言えば、製品がどのように組み立てられているのかは顧客にとって意味がない。顧客が気にするのは製品がきちんと動いてくれるかどうかだけだからだ。ところがスタートアップの場合、顧客が誰なのかもわからなければその顧客が何に価値を見出すのかもわからない。スタートアップというのは、その定義から、このような不確実性を必ず持つものなのだ。だからスタートアップの場合、価値の定義自体を見直す必要がある。つまり、何が顧客にとっての価値を生み出すかについて最初の数カ月間で学んだこと---それこそがIMVUにおける前進の実体だったのだ。/ 一番のポイントは、どのような業界であれスタートアップは大きな実験だと考えることだ。「この製品を作れるか」と自問したのでは駄目。いまは、人間が思いつける製品ならまず間違いなく作れる時代だ。問うべきなのは「この製品は作るべきか」であり「このような製品やサービスを中心に持続可能な事業が構築できるか」である。このような問いに答えるためには、事業計画を体系的に構成要素へと分解し、部分ごとに実験で検証する必要がある。/ アントレプレナーが置く仮説で特に重要なふたつを私は価値仮説と成長仮設と呼んでいる。価値仮説(value hypothesis)とは顧客が使うようになったとき、製品やサービスが本当に価値を提供できるか否かを判断するものだ。~~ もっとも高精度な答えを得られるのが実験だ。~~ 成長仮説(growth hypothesis)とは、新しい顧客が製品やサービスをどうとらえるかを判断するものだ。~~ 最初に参加した人たちが口コミを広げているか否かを見るのだ。/ 何か問題に直面したとき、立ち止まって「なぜ」を5回くり返してみたことはあるだろうか。これは言うは易く行うは難しだ。たとえば機械がおかしくなったとしよう。 (1)なぜ、この機械は止まったのか?⇒過負荷になってヒューズが飛んだからだ。 (2)なぜ、過負荷が起きたのか?⇒軸受け部の潤滑が十分ではなかったからだ。 (3)なぜ、潤滑が十分ではないのか?⇒潤滑ポンプが十分に働いていないからだ。 (4)なぜ、ポンプが十分に働かないのか?⇒ポンプの軸が摩耗してがたがたになったからだ。 (5)なぜ、軸が摩耗したのか?⇒濾過器がないので切粉がはいったからだ。 このように「なぜ」を5回くり返すと真因をみつけて正すことができる。追求が中途半端だとヒューズやポンプ軸の交換で終わってしまう。その場合、数か月で問題が再発する。トヨタ生産方式も、実は、この科学的アプローチの実践と展開によってつくられたものだ。5回の「なぜ」を自問自答すれば、表面的な症状の裏に隠れた真因をつかむことができる。/ 5回のなぜを導入する場合、特に初めのころ、組織のネガティブな部分を突きつけられると覚悟しなければならない。この方法を導入すると、新しい製品や機能に投入できたはずの時間やお金をミスの防止に使わなければならなくなる。長い目で見ればそのほうが時間の節約になるのだが、真因の探究に無駄づかいできる時間はないと感じたりする。~~ 会社の上層部がこのプロセスを支持し、導入を推進しなければ順応性の高い組織は作れない。/
0投稿日: 2012.08.05
powered by ブクログ思いこみや頭でっかちは禁物。仮説・検証の小さなサイクルをこまめに回して、市場の反応をみよう。そして学習効果を高めよう・活かそうということですね。 起業を志す方はざっと読まれておくと、きっと役に立つと思います。
0投稿日: 2012.08.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
クックパッドの新入社員の入社前に読むべき書籍として 推薦されているらしい。 なるほど。確かに。 誰が顧客なのかがわからなければ、 何が品質なのかもわからない。 バッチサイズを小さくすれば、 構築ー計測ー学習のフィードバックループを競合他社より短い時間で回せる。 顧客からすばやく学ぶ能力こそ、競争力の源泉としてスタートアップが手に入れなければならない。 やってはいけないことをすばらしい効率で行うほど無駄なことはない。
0投稿日: 2012.08.01
powered by ブクログ思想は同意するけど ずっと同じ事の繰り返しで読むのが辛かった。 あと、読解を誤ると大変なことになりそう ってのとエンジニアが不幸になりそう。正しい理解必要。
0投稿日: 2012.07.31
powered by ブクログ短いサイクルで学習と検証を繰り返し、サービスを洗練させていく。効果が見えないときには方向転換も含めて、この作業を繰り返す。 開発の現場でこんなサイクルが上手く回るように動けるといいのだけれども…。 本の主題とは関係ないけど、エンジニアとして、もっと、ビジネスに関われるような立場に行ってみたいなー、と思った。技術的な担保はあってのことだけれど…。
0投稿日: 2012.07.29
powered by ブクログ起業家(社内起業家=イントレプレナーも含む)必読の一冊。著者クレイトン・クリステンセンの著書群からの学び・影響を大きく受けているため随所に類似した競争戦略の考え方が散りばめられている。 イノベーションの解と同じく、スタートアップで躓かないために何に気をつけてどのような仕組みでスタートアップを成功に導くかの方法論が遍く記されており何度か読み返して勉強しておきたい。 要約すると、「どんなに完璧にやろうとしても失敗はあるんだから、必要最小限の仕様で製品を世の中に出して、顧客からFBをもらいながら検証して学んで良い物にしていくのが近道かつ確実だよ!」 というメッセージだと私は受け取った。 ■学んだポイント 【定義】 ・リーンスタートアップとは サイクルタイムの短縮と顧客に対する洞察、ビジョンに気を配りながら 「検証による学び」を通して画期的な新製品を開発する手法 ・スタートアップとは 不確実な状態で新しい製品やサービスを創りだす人的組織 ・「この製品を作れるか」ではなく、「この製品は作るべきか」が問われるべき最大のポイントであり、「このような製品やサービスを中心に持続可能な事業が構築できるか」である。・・・すなわち実験である 【戦略】 ・価値仮説・・・その製品がどれくらいの価値を顧客に提供するか ・成長仮説・・・その製品がどのくらいの顧客に広がりそうか ・事業計画の前提となる仮説はほとんどがごく普通。業界経験や素直な推論で導かれる、確かな事実として扱われるもの。 ・戦略の策定は「類例」と「反例」から答えが得られていない問、つまり挑戦の要を明らかにするところから ・ドロップボックスは紹介動画が実用最小限の製品として働き、開発中の製品を顧客が欲しがるという要の仮説に裏付けが得られた例 【製品】 ・MVP・・・(concierge minimum viable product)コンシェルジュ型実用最小限の商品 ・誰が顧客なのかわからなければ、何が品質なのかもわからない ・実用最小限の製品を作るときこれさえ守ればいいというルールをシンプルにまとめておく。学びに貢献しない機能やプロセス、労力は取り除く。 【転換】 ・ピポットは戦略的仮説 ・バッチサイズの最小化による戦略的方向転換
0投稿日: 2012.07.22
powered by ブクログvia http://www.milkstand.net/fsgarage/archives/001842.html
0投稿日: 2012.07.19
powered by ブクログテック業界で話題だった本を読了。 スタートアップ企業がいかにうまくやるための本かと思っていたら、企業の大小は問わず、製品やサービスを立ち上げる場合に、留意すべき事項がまとめられている。 それはベンチャー社長が書くような、情熱や心持ちの話ではなく、タイトルが示すように、トヨタのリーン生産方式にも影響を受けた、事業のマネジメント方法に関する内容である。 情熱や、革新的な技術だけではうまくいかず、いかに顧客の課題に合わせ、製品・サービスを育てていくかという話だ。 簡単に略すると、以下のステップである。 1、実用最小限の製品・サービス(Minimum Viable Product)を作る 2、意味ある、行動につながる指標(actionable metrics)を計測する 3、学び、必要があれば方向転換(pivot)する こう書いてしまうと当たり前のように見えるが、実業務と照らすと、こうなっていないことはよくある。 大企業におけるウォーターフォール型のシステム開発業務なんかは特にそう。 日本の過剰品質を追求する姿勢を見直すべきという声を最近聞くが、じゃあどうすればいいか、という時に参考になる考え方だと思う。 以下はメモ。(この本が出たせいか、ウェブではピボットという言葉をよく目にするようになった) --ピボットの種類-- ■ズームイン型ピボット 機能の一部と考えていたものを全体とする ■ズームアウト型ピボット 上の逆 ■顧客セグメント型ピボット ターゲット顧客の変更 ■顧客ニーズ型ピボット 自分たちが解決しようとしていたことが顧客にとっては大切でないことが分かった場合などに、本当に困っていることが何かに焦点を当てる ■プラットフォーム型ピボット 特定機能としてリリースしたら、プラットフォームとして有効なことが分かった場合に起こる。初期のfacebookとか。 ■事業構造型ピボット ビジネスモデルを変更すること。B to C から B to B への転換とか。 ■チャネル型ピボット 流通チャネル、販売チャネルなどの変更。直販への切り替えなど。 ■技術型ピボット 解決する課題やターゲット顧客は一緒で、同じソリューションを別の技術で提供可能にすること
1投稿日: 2012.07.15
powered by ブクログリーン・スタートアップとは、どういった手法なのかということが書かれた本。 内容が冗長(※)でまとまりがないように思える。結局、リーン・スタートアップって何をすることを言うんだっけ?って思い起こそうとしたときに、また全体的に読まなくてはいけない。ああ、付箋を貼っておけばよかったなって後悔する。 ※ 提唱している内容は共感できるがくどい、いくつかの企業の実例があって楽しく読めるが長いので、話題の本筋を忘れてしまう 自分も、ここに書かれている手法を実践したい!って最初は思ったけど、結局、自分のようないち開発者では何もできないなーと思った。リーン・スタートアップを知るっていう意味では、この本を読む意義はあると思う。 サービスの企画に携わる人、管理者、決裁権がある人、起業家、経営者の方にはぜひ読んでほしいなあと思う。いち開発者の方は、実践できる場がないと思うので、興味があれば読んでみる感じでいいかと思う。
1投稿日: 2012.07.13
powered by ブクログ知ると知らないでは大きく事業の進め方が異なり、取り返しのつかなり失敗をする可能性に気づかせてくれた。 スタートアップといっても社内で事業を作っている人であれば読むべき本かなと。
0投稿日: 2012.07.08
powered by ブクログすごく難しい本だった。 前提知識が色々必要で、かつ、悩んだ経験がないと、 この本の言いたいことが、さっぱりわからないんだとと思う。 きっと、色々、経験している人は、もっと多くのことをこの本から学んでいるのだろう。 この本が言っているのは、 できあがったものを顧客へ提供するのではなく、 顧客が欲しいものを探りながらサービスを作っていこうということ。 なぜなら、世の中に存在しないようなものを作るときは、 顧客が欲しがるものを分析することはできないから、 色々やってみて、顧客が欲しがるものを成長させていくべきだ。 ということらしい。 もう少し勉強してから読み直したい。 ------------ リーン・スタートアップへの批判 http://www.seojapan.com/blog/blaming-lean-startup
0投稿日: 2012.07.08
powered by ブクログスタートアップの経営はどうあるべきなのかについて書かれている本。「5回なぜを問う」や必要最小限の機能のみを搭載してリリースし、アーリーアダプターに意見を求めること、そしてパッチサイズを限りなく小さくするなど、PDCAサイクルを意識した設計であるとともに、著者も言及しているが、非常に科学的なアプローチだなと感じた。スタートアップを目指している人にはマストで読まなければならない本である事は間違いないと思うが、それ以外の人も自分の環境に使える重要な考え方をこの本から手に入れることができると思う。イノベーションに関する参考文献も巻末に記載されているので、さらにこの分野について深く勉強したい人はこの本から広げていくこともできると思う。
0投稿日: 2012.07.04
powered by ブクログ経営は実験であり、科学的に検証できる。そのための手法が豊富な事例と共にまとめられている。 その手法はベンチャー(スタートアップ)、起業家たち向けに特化したものでなく、大企業であっても当てはまると、いうところまで昇華されていることが、本書がこれだけ話題になっている理由何だろうと感じた。 非常に内容が濃く、どれもためになる内容で、読み返して身につけたいと思った一冊。まずは自分の業務で実行できるようにしたい。
0投稿日: 2012.06.30
powered by ブクログ「無駄」「リーン」と「スタートアップ」。 どう考えても自分には結びつかなかったこのキーワードが死ぬほどでてくるのが本書です。 そもそも、自分の行動を変えるヒントがほしいという、テーマとはあまり一致しない動機で読んでみたのですが。。 しかし、案の定、リーン・スタートアップの「リーン」はトヨタ生産方式に由来することが分かりました。そしてリーンや製造業のマネジメント論、科学的管理法を重視した点や、その具体的オペレーションまでもが詳細に書かれている点は確かに興味をひかれます。 しかし、究極には、どこまで便利な世の中になっても、「やってはいけないことを効率よくつくることほど無駄なことはない。」(ドラッカー) また、作れるのか。ではなく、作るべきなのか。を問われている気がします。 はじめるのは簡単だけど、続けること、価値を生むことはもっと大変だし、社会的責任が伴う時代に、リーダーはどう行動すべきか?その指針になる持続的なフレームワークまで捉えている点で、リーンは非常に奥が深い。 やる手法だけではなく、なぜやるのか?そして、やらない選択を自分の行動指針に取り入れてみたく。
0投稿日: 2012.06.21
powered by ブクログちょうどデザイン思考やアジャイル開発に触れているときに出会ったので、とてもいいピースになった。 デザイン思考は製品をどのように発想し、どのようにその価値を最大化するかという製品開発の考え方とその手法に特化している。代わりにそれを会社として実践し、持続性を持って運営していくことに関しては論理に乏しい。またアジャイル開発は主にソフトウェア開発プロジェクトをその議論の議題としているため、どのようにプロジェクトの成果を最大化するかという点に特化しているため、同じように会社経営的、つまりマネジメント視点での論理には乏しいと感じていた。 リーンスタートアップではその冒頭で触れているように、スタートアップ、つまり新規事業の立ち上げから持続的な事業経営に至るまでのマネジメントの考え方とその手法を議題としていて、上記のデザイン思考やアジャイル開発といった体系と相互補完的であると感じた。つまり、ピースがひとつ埋まった感じだった。 逆にいうと、アイデアレーションについてリーンスタートアップでは言及していない。つまり新規事業のビジョンをどうやって掴み取るかはその議論のスコープ外になっているようだった。なので、他の製品開発手法やビジネスモデル、経営手法の理論と合わせて考察するといいと思う。
0投稿日: 2012.06.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
スタートアップ組織のリーン方式の活用例。 リーン方式とは、アイディア→構築→製品→計測→データ→学ぶ→アイディアのサイクルを最小にすることである。 つまり、アイディアを製品に変える媒体のようなものだ。 この著者が問題にしているのは、いかに優れた技術で顧客に影響を与えるかではなく、いかに顧客の望むことを提供出来るかである。 顧客を中心にアイディアを考え、いつどこエネルギーを投下すべきかを判断することで金、時間を抑えることが出来る。
0投稿日: 2012.06.18
powered by ブクログ「スタートアップがダメであったとしても、早期の実験でわかる」というのは、田口メソッドに通づる部分がある。 挑戦の要は「基本機能」、MVPは「テストピース」。。。ただ、組合わせ実験という概念はないので、直交表などの概念を持ち込めばより効率は上がるかもしれない。 リーンスタートアップで出てくる様々な要素は、兼ねてから日本の製造や品質管理で一般化しているものが主。 カンバンしかり、バッチサイズの最小化しかり、コホート分析にしても「尺度の追跡は、目的に沿った層別をした上で行う」ために利用されているのだろう。 これらを現場でちまちまやっているのが今の我々。これらをスタートアップにもちこんだのがリーンスタートアップ。 ものづくりにおけるボトルネックは、どう作るかではなく、何を作るかに完全に移行したということか? 日本生まれのマネジメントがこのような展開を遂げるのはうれしい反面、なぜ日本から生まれなったのか?は残念。
0投稿日: 2012.06.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この本は、買って手元において何度も見直す事。 そして、身に付ける事が大切。実践、実践、見直しすること memo:スタートアップが失敗するのは、まず最初に優れた計画しっかしりした戦略、市場調査の活用に目を奪われるだ イノベーションの原材料を現実世界への成功への変換するプロセスが重要 問題となるのは、リーダーであり、中間管理職です。ビジネスリーダーには、分析が得意だから成功した人が大勢います. 計測項目は2つ、3年前に存在しなかった製品を使う顧客の数と、3年前に存在しなかった商品の収益 会社の上層部は、起業家精神から生まれる実験を社員が行える環境を整えなければならない 学びはなんの約にもたたない 検証による学び、どれだけ短い時間で改善できるか? 顧客と話す:自分が知っている事は、世界の一部 自分がした仕事を捨てる:過去の失敗にこだわらない 時間が全て:机上や統計データから戦略を練ることに時間を割くより、サービスを開始し、客の言葉を聞くことが大事。ちょっと使わせてみる! 改善効果は、数字で確認出来る。 挑戦の要:価値仮設と成長仮説 実用最小限の製品 誰も欲しがらない製品にスケジュールと予算を守っても無駄 顧客の行動分析に繋がる評価基準 ピボット(pivot):方向転換 顧客の原型をつかむ:ターゲットとする顧客のタイプ、モデルを特定する。ただしそれが正しいかどうかは不明であるので、リーン・ユーザエクスペリエンス手法を用いる。顧客の原型ですら仮設とし、持続的に対応する戦略であることを検証により学ぶ 基礎にした事実が間違っている事はある コホート分析 ユーザーは、TRIAL以外にもサービスを使うかどうかを判断している。 つまり遅延登録は100%意味があるわけでは無い 虚栄の評価基準を回避する。行動につながる評評価基準を設定する ピボット:革新会計。方向転換するか辛抱するか ズームイン型ピボット ズームアウト型ピボット 顧客セグメント型ピボット 顧客ニーズ型ピボット プラットフォーム型ピボット 事業構造型ピボット 価値補足型ピボット 成長エンジン型ピボット チャネル型ピボット 技術型ピボット バッチサイズ 小さいほうがいい、スピードアップの為には大きくは出来ない 市場のニーズをきちんと捉えられなくなる、遅れる 成長 過去の顧客の行動が新しい顧客を呼び込む 口コミ、製品の利用に伴う効果(ブランド)、有料広告、購入・利用のリピート 成長エンジン ウィルス型成長エンジン 粘着型成長エンジン 支出型成長エンジン 順応力の高い組織作り 5回のなぜ、罪を憎んで人を憎まず。問題の本質は、人ではない、仕組みを疑え スタートは小さく、5回のなぜを参加者が理解しなければ、回答は間違う 全員参加 5回のなぜをバッチファイルに活かす。小さいバッチで対応! 教育マニュアルを作らなくても、プロセスができていれば教育は出来る。 イノベーションのサンドボックスを用意する。そして小さいサンドボックスから着手し、素早く回す。 恐れるのは、旧組織の破壊
0投稿日: 2012.06.13
powered by ブクログリーンスタートアップのリーンというのは、米国(MIT)にて、ヨタ生産方式を研究して編み出された方式。 製造工程におけるムダを排除することを目的として、製品および製造工程の全体にわたって、トータルコストを系統的に削減させる方法。これをスタートアップ(起業)に適用し、成功を収めた著者のハウツをまとめたのが本書。 著者は、3社目の起業としてIMVU(3Dアバタによる仮想空間におけるSNSを実現)の共同経営にかかわった。 なんとなくTry&Errorを繰り返してきたが、それらは理論によって証明されました・・・とのニュアンスがぬぐえない。 ただ、大切なのは「消費者が何を望むか」が第一にあること。 ちなみに3DアバタによるSNSは、私が所属する会社でも10数年前?にチャレンジし、次期尚早でボツ。その後、セカンドライフも一時期おてはやされたが、その後、低迷を続けている。 そうはいいつつも、スタートアップを考えている諸氏には一読して損はないと思う。
0投稿日: 2012.06.03
powered by ブクログリーンスタートアップもたどってみればトヨタ生産方式だった。 トヨタってそんなに革新的なイメージがなかったけど、世界に出てトップを取るような企業は何らかのイノベーションを起こしてるんだね。 理論だけでなく具体的な取り組みも紹介されていてわかりやすい。 良著でした。 「アントレプレナーの教科書」と併読がオススメ。
0投稿日: 2012.05.28
powered by ブクログレビューはブログにて http://ameblo.jp/w92-3/entry-11260722303.html
0投稿日: 2012.05.26
powered by ブクログ数年前からやってたこと。1時間で読了。 「リーン」という言葉が適切なんだろうか。疑問。 トヨタ:合目的的な合理性から名指される「ムダ」の排除。 スタートアップ:事前に予測不可能でつねに事後的に見いだされる「ムダ」の排除。 それ「ムダ」じゃねーだろっていう。後知恵。 「科学的」でもないわな。「手続き的」ではあるけど。
0投稿日: 2012.05.18
powered by ブクログ今一番問題だと考えているのは硬直というキーワード。 自分の裁量で動ける時には意思決定も早く、効果的な行動が行えている。 組織が大きくなるにつれ、コモンセンスを醸造するためにルールが作られる。 如何に有機的に組織で思考を回転させられるか。 そこには意思決定者の能力も大きな要素となる。 ヒントになったのは親方日の丸と評される日本の大企業の現場の工夫から。 営業の前線にいる人間も思考を硬直せず、考えを巡らせることが重要。
0投稿日: 2012.05.07
powered by ブクログ思い込みを捨てて、シンプルに実験し検証する。そして、そこで得たデータを起業に役立たせる。 肝は「シンプル」という部分で、とことん無駄を省き、時間をかけずにデータを収集し、すぐさま事業の改善に活かす手法の話。
0投稿日: 2012.05.07
powered by ブクログ起業の際の手法・プロセスである「リーンスタートアップ」方式が、 大企業や既存の企業の新規事業開発において、どのように活用できるのか? その点が、知りたくて、本書を手に取りました。 結論から言うと、これはかなり、大企業などの新規事業開発にも、使える手法である。 と言うことを感じました。 ほとんどの手法が、そのまま使えると思いますが、 特に、その視点から、本書で使えると思えるのは、それまでの章で、 リーンスタートアップ手法を解説した上で、「12章:イノベーション」で、 企業内起業家向けに「イノベーションサンドボックス」を作り、既存の事業部と、 新規の事業部の関係性などを書いている部分に発見が多くありました。 この本は、スタートアップ向けの本なのかと思いますが、それ以上に、 大企業や、既存の企業の新規事業開発などを目指す方向けに作られており、 新規事業開発の手法や特に、マネジメントに関しての記述が、秀逸かと思います。 読者層が広いということもわかり、かなりの売れ行きにも納得のという感じでした。
0投稿日: 2012.05.07
powered by ブクログ最近ホットな「リーン・スタートアップ」の本です。 「作れるのか?」でなく「作るべきなのか?」を重視し、徹底的に無駄を排除して行くプロセスに好感が持てました。 解説で伊藤穣一氏も書かれていますが、アジャイル開発とリーン生産方式(トヨタ生産方式)を新規事業の立ち上げから成長するまでのプロセスに応用した感じです。 企業内での新規事業の立ち上げも対象に書かれており、読みやすかったです。
0投稿日: 2012.05.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
リーン・スタートアップとは、無駄を排除して、効率のいい起業または新規事業を立ち上げる方法と述べた本です。顧客が望まない付加価値を付けることに時間と手間を注ぐより、実用最小限の製品を、アーリーアダプター(製品をもっとも強く欲している顧客)に提供し、そのフィードバックからよりよい製品(サービス)に仕上げていくこととしています。嗜好が多様化した現代で、顧客をセグメントしてターゲットを設定することは必要不可欠な取組みと誰もが認識していますが、そのターゲットに対しての取り組み方については本書により大きな気づきがあったと思います。他に、今までの逆の発想となるバッチサイズの縮小や「イノベーションアカウンティング(革新会計)」のような新しい会計の考え方も参考になりました。「やっていはいけないことをすばらしい効率で行うほど無駄なことはない」(ピーター・ドラッカー)。自分の周りにも、多くの無駄があるのではないか?それに多くの時間を費やしていないか?あらためて考えるいい機会になったと感じています。
0投稿日: 2012.05.04
powered by ブクログ「リーン・スタートアップ」という言葉聞いて何のことなのかピンと来ない用語だし、さらに帯を見ても「リーン・スタートアップとは、サイクルタイムの短縮と顧客に対する洞察、大いなるビジョン、大望とさまざまなポイントに等しく気を配りながら検証による学びを通して、画期的な新製品を開発方法なのである」とある。長いしよくわからない。 でもこれは読むに値する。これはベンチャーの起業の仕方の話ではなく、マネージメント論そのもの。 トヨタの生産方式をヒントにソフトウェアのアジャイルやデザイン思考の流れにそって新たなプロセスを提示する。今までの大量生産時代のモノの作り方やスピードでは「時間の無駄」が多すぎ、これを最小にするために「構築ー計測ー学習」サイクルをなるべく短期間に時間も金も最小にまわし続ける、これにより顧客の本当に欲しいものに「一番効率よく」たどり着くことができる、という発想。 キーワードとしてはどれもわかっているものではあったが、仮説の立て方や検証(計測)の仕方をどれだけ意味のあるものにするかのあたりが面白い。活かせるかどうかもここポイントだという気がする。 本のつくりとしては流れはいまいちで前半はモヤッとした感じで、後半の理論と実例での検証の辺りだけでもいいかも。 この本というよりもこの手法そのものに可能性と発展を感じる。時代の潮流になりそう(既になっている?)。
3投稿日: 2012.05.01
powered by ブクログ第一部「ビジョン」、第二部「舵取り」、第三部「スピードアップ」という構成がすごくわかりやすい。 とくに第二部・第三部において提示されるフレームワークは、若いビジネスに付き合ったことのある人ならすべてが納得できるものになってるのではないかと思う。あるいはぜひとも若いビジネスと付き合いたいと、ここから企業を志すという思考の流れも生まれてきそうな感じ。 もしかすると小説のように読むことも可能で、目の前で問題が次々に解決されていく爽快感を感じるという読み方もあり得ると思う(いずれにしても楽しい)。 第一部については「当たり前すぎる」とか「うるさい」なんて感じる人もいるかもしれない(これは本書に「まとめ」としての意義もある以上仕方のないことだと思う)。そういう人はぜひ第二部から読めば良いのだと思う。そしてある概念が本書の中でどのように扱われているのか気になったときに第一部に戻るというのもあり。 問題が目の前で整理される爽快感と、提示されるフレームワークを使って自分の中に生まれてくるアイデアとで、読んでいる最中からすごく「気持よく」なる本だと思う。
0投稿日: 2012.04.27
powered by ブクログ起業家や組織内のアントレプレナーに対して、とても重要な本がある、それが本書であるということが話題になっており、すかさず買って読みました。 まず、リーンスタートアップのリーンとは、リーン生産方式から用いています、このリーン生産方式はトヨタのマネジメント手法を基盤としたものであり、本書の中でも随所、トヨタの事例が出てきます。例えば、ジャストインタイムやカンバン方式、なぜなぜ分析などがまさにそうです。 そう、そこから踏まえると本書は日本発のマネジメント本であり、スタートアップの本であることがわかります。 著者自身のスタートアップ時代の経験を踏まえ、リーンスタートアップといった新しいスタートアップ手法を書いたのが本書です。 ただ、内容としては、ソフトウエア業界では時のキーワードとなっている「アジャイル開発」の流れです。それをスタートアップのプロセスに即したものではないかと考えることができます。 実用最小限の製品をつくり、アーリーアダプタに提供し、要望を聞き、改善させていく。そして、スピードが重視されるため、構築、計測、学習のフィードバックをうまくまわしていきましょうということだそうです。また、度合いを示す革新会計や成長エンジンなど独特な指標が登場します。 不確実な状態であるスタートアップのプロセスだからこそ、こういった指標が大事になるのだと思います。 ただ、本書時代、リーンスタートアップ自体の定義がやや説明不足なまま、プロセスの説明をされるので、スッキリしないのが個人的な感想です。 非常にスマートな内容なのに、変に事例話が登場しまくって、肉付けされていて、核心に近づけない印象も受けました。 教科書的なの望んで読んでましたが、プロセスが体系化がうまくされていないため、ややもったいない印象を受けます。これなら、トヨタ生産方式をまとめた本やアジャイル開発の本を読んで関係を結んで自分の中で体系化した方がいいのでは、ということ思ってしまったりと、やや難があると思ってしまいました。 とはいいつつも、スタートアップを目指す人、それが起業、社内事業起業家問わず、必要なマネジメント手法な本ではないでしょうか? (本書は、マネジメント手法が強い本ですね)
1投稿日: 2012.04.23
powered by ブクログ流行るみたいなので。面白かったですが、これ見てまたアントレプレナーとかピボットとか無駄な横文字使う奴が出てくるんだろうなーと思うと後味悪い。
0投稿日: 2012.04.22
powered by ブクログ初めから大きなものを作ろうとせず、小さなプロダクトを作り、アーリーアダプタの意見を取り入れ、細かいスパンでフィードバックして改良していく感じ。アジャイル開発をプロダクトの領域に応用。
1投稿日: 2012.04.18
powered by ブクログ非常食の定期宅配サービスyamoryを立ち上げる前から、東京大学i.schoolでデザイン思考を学んだり、Y-combinatorの人のTwitter botを読んだりしていたし、リーンスタートアップに近い概念は理解していた。スタートアップ界隈で話題になっている本書は、デザイン思考やらアジャイル開発やら何やらを改めて体系化してくれたものだ。 めちゃくちゃ面白い。何が良いかって、これは実際に作るための方法論を語っているのだ。(東京大学i.schoolのダサいところは、一流のファシリテーターを呼んで、一流の学生をワークショップに参加させておきながら、最後はプレゼンでお茶を濁して「教育プログラムですから」と逃げてしまうところだ。) 「デザイン思考」よろしく「リーンスタートアップ」も結構なバズワードになっているが、本質的なところは捉えているので、流行が過ぎ去っても無効になることはないだろう。 スタートアップとは:できるだけ早く、作るべきもの(顧客が欲しがり、お金を払ってくれるもの)を突き止めること。実験。 リーンスタートアップとは:Build-Measure-Learnのサイクルタイムを短縮化し、顧客に対する洞察や大いなるビジョンに気を配りつつ、「検証による学び」を通じて、画期的な製品を開発すること 価値:顧客にとってメリットを提供するもの 無駄:上記以外全て スタートアップとは実験である。当然事業の根本には仮説があり、それを検証することが必要。一番最初に検証すべきは以下の2点。 価値仮説:あるモノをつくったとして、顧客がそれに価値を感じてくれるか。欲しがり、お金を払ってくれるか。 成長仮説:顧客が価値を感じてくれたとして、それが広まっていくか。 Launchrockなどを使ってティザーサイトを作ってみたり、製品の予告編を作ってみたりして反応を見てみるだけでも価値仮説に関しては有効な検証ができるだろう。(今思ったけど、映画の予告編だけ先に作ってから本編を制作するか決める、というようなことをやっているところってないのかしらん) MVP(Minimum Viable Product)をつくる:検証したい仮説に関する実験をするための製品。必要最低限の機能さえついていないこともある。MVPをつくるときに、必要だろうかと少しでも迷ったらシンプルにすべき。求める学びに直接貢献しない機能やプロセス・労力は全て取り去ること。 バッチサイズを小さくする:Build-Measure-Learnにかかるサイクルタイムをできるだけ短くする。そのためにはバッチサイズを出来るだけ短くする必要がある。 仕事の進捗は、こなした作業の量ではなく、検証できた仮説で測る。 5回のWhyをやる 自分で何かやりたい、という人は是非読んでおいたほうがいいと思われます。
8投稿日: 2012.04.15
