
総合評価
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powered by ブクログ警察小説好きにはおすすめの1冊。著者は警察出身でこの作品がデビュー作。警察内部の描写が詳し過ぎるくらいに描かれている。警察組織はこうなっているんだなと感心してしまった。実際の出来事と似たようなストーリーがあり、本当はこうなのか??と思ってしまうところも興味深い。本作のシリーズや他のシリーズもあり楽しみな作家だ!
0投稿日: 2025.02.16
powered by ブクログ初めて警察物の小説を読んだ。エリート警察官の黒田の警察人生を警察組織の内部まで詳しく説明することで警察組織がどういう組織なのか知ることが出来た。続編も読んでみたい。
0投稿日: 2023.10.26
powered by ブクログノンフィクションではないが、どの程度の割合が真実なのか知りたい。内容は出来事を淡々と細切れに並べているだけで、個人的には面白くはなかった。2010年の作品。この時に既に政治と宗教の関わり合いにスコープを当てている点はすごい。なんと作者は元キャリア警官らしい。情報管Ⅱがあるらしいが、多分読まない。 元警官ではないと書けない内容。 トピックは2つ ①議員と代議士の使い分け →代議士とは衆議院議員を言う(復活除く) ②中国では、紹興酒もあるが白酒(バイジュウ)もポピュラー。 →今度、中華料理店でメニュー確認する
8投稿日: 2023.04.17
powered by ブクログ警視庁の中に警視総監直轄の「情報室」が秘密裏に作られた。 その中心にいるのがエースといわれる黒田である。 スマートで警察官であることをプライベートでも隠すことなく堂々としている。 仕事も完璧で、政・官・財や宗教団体までが絡む大きな犯罪を引き当てる。 元警察官であり、公安にもいたことがあるという著者だけに、内部事情の記述は細かい。 2023.3.4
0投稿日: 2023.03.04
powered by ブクログ#読了 #濱嘉之 #警視庁情報官 #講談社文庫 警視庁情報室が出来るまでの話と説明が多く、あまり話に入りこめなかった
0投稿日: 2022.11.30
powered by ブクログ期待はずれでした。 そんなに物事、スマートに行くかしら?という気持ちが常に付きまとってしまい、 楽しめませんでした。 残念。 2015年42冊目。
0投稿日: 2022.09.15
powered by ブクログかっこいいタイトルに惹かれて手に取ったけれど、小説というより警察組織の内部が事細かに描かれたノンフィクション作品のようだった。 警察官になりたい人や警察組織に興味ある人には興味深いと思う。 主人公:黒田は情報収集力も分析力も抜群なだけでなく、そのために必要な人脈づくりもうまい。犯人逮捕に至るまでに関わる組織の多さや捜査・検挙までの流れなど、専門用語が多数登場しながら詳細に描かれている。暴力団組織や宗教団体、政界やマスコミなど、各組織の特徴や内部事情が知れたのは社会勉強にもなった。
9投稿日: 2022.03.01
powered by ブクログ前半は警察組織の説明とエリートと言われる警視庁の出世コースへの手引き書の様な内容だ。事件は国の中枢を揺るがす大規模となり、内閣・国務大臣には極秘に捜査、摘発に動く。やはり政治家の賄賂など官僚への文章改竄など権力を持った人物はこういった独立した組織が動くべきで、できれば最終的に「政治家諮問員会」(政治家を民間が監視、精査する体制組織)がほしいところだ。
3投稿日: 2022.01.15
powered by ブクログ黒田シリーズの1作目。元公安出身の著者だからこそで、警察組織の内情や政治・政権との関係、複雑な組織図などすごい学べる。難しかったけど、いろんな警察小説読む前にこれに触れておけば良かったと思わされるくらい。あとこれ読んで気づいたけどエリートの話好きだわ。
0投稿日: 2021.01.28
powered by ブクログ星1.1 ヤクザが嫌がらせのためにツキノワグマ3頭を捕まえて対象の敷地内に放つということをやってのけている(星+0.1) 同著者の『院内刑事』感想にて >創竜伝とプラトンと『テロリストのパラソル』のそれぞれ悪い部分だけ寄せ集めて煮凝りにした と書いたが、デビュー作と思しきこれは煮凝りにもなっておらず漫然と事情通めいた記述が続くだけで、読むに堪えなかった。せめて評論か、コンビニの俗悪ムック本でやっていただきたい。まだ咀嚼しやすい。
1投稿日: 2020.10.21
powered by ブクログ最初は説明が多いような感じで読むのが辛かったが、慣れると面白くなって読み進めた。 最近、公安ものにはまっているのでシリーズ読み進めようと思う。
0投稿日: 2020.06.07
powered by ブクログ20190215-18 いつもこんなにうまくいくといいけど。外交にこのお話しを生かして欲しい。黒田ええかっこし過ぎですなぁ
0投稿日: 2019.02.15
powered by ブクログ怪文書の到着からはじまるが、それにいたるまでの経緯がながすぎてメインがわからない。 経緯じたいは黒田のスマートさが際立つ。 C0193 蔵書
0投稿日: 2019.02.13
powered by ブクログ警視庁情報室。それは警視庁が秘密裏に組織した情報部門のプロ集団である。情報室へ舞い込んだ一通の怪文書。エース情報官・黒田は、抜群の情報収集力と分析力で、政・官・財界そして世界的な宗教団体までもが絡む一大犯罪の疑惑を嗅ぎつけるが…。
0投稿日: 2018.05.29
powered by ブクログ警視庁に新しく創設された情報部門とエース情報官・黒田による活躍を描く物語。 手に汗を握る情報戦に先が読めない展開でした。 ただ単純に警察VS犯罪集団のサイバー戦と期待すると外れます。 どちらかというと犯罪集団と情報戦を行うには、何が必要でどのような過程で部門を創設、人材育成をしていくかを読んでいる感じです。 物語というよりも報告書を読んでいる感じがします。 ただ何も知らずに読んでいるとただ仕事ができて信念があればいいというわけではないというのが非常に伝わります。 エース過ぎる黒田さんの初陣が気になる方にお勧めの作品です。
0投稿日: 2018.03.04そもそも警察にとって情報とは何か
警視庁情報室という新しい組織が公安とはまた違った情報収集を行い、政治家や宗教団体、原発、北朝鮮まで絡んだ大きな案件を追い詰めていく。 Ⅰ種試験を受ければ合格したと思われる優秀な人材が捜査官になりたくて警察採用試験を受ける。巡査から始まり最短距離で出世するサクセスストーリーでもある。 謎解きやアクションを楽しむ作品ではないのでスリルに欠ける面はあるが粛々と巨悪を裁いていく静かな快感を感じた。 そもそも警察にとって情報とは何か。公安と検察特捜部との境界線、警察庁と警視庁の関係性や階級などがマルわかりの面白さだった。 全体の雰囲気は島田一男さんの調査官シリーズに少し似ているが、著者が公安出身で極秘情報捜査に携ってきただけあって本書のほうがリアルである。 ただひとつだけ難があるとすれば、主人公の黒田が格好良すぎて女性にもてすぎではないか。と思ったらシリーズ2作目はハニートラップという題名なのできっとこのあと面白い方向に進むのだろうと想像しながら読了した。
0投稿日: 2017.10.11
powered by ブクログ警視庁に創設された架空の新しい情報部門の創設と活躍を描く警察インテリジェンス小説。 インテリジェンス関係も、組織関係もリアリティがあって良い。 これで警察組織の内輪話とインテリジェンスの話だけではお固い本となってしまうところ、女性にモテるし上司ウケもよくて、おまけに容姿も兼ね備えていると来た優秀ノンキャリというヒーロー主人公が登場することで小説としてもしっかり成立している。エリートの活躍を楽しむ本だと思うが、この辺でも好き嫌いが分かれそう。 内閣に情報組織を作ると時の政権を守る存在になってしまうから、志の高い警察という組織に情報組織を作るんだというのが本作の主張なんだけど、そこは結構疑問を持つ読者もいるのでは。
0投稿日: 2017.08.23
powered by ブクログ書店で偶然目に留まった警察小説。公安警察という秘密の多い組織を、読者が行為を持てるように執筆されている。それもその筈で著者は警視庁の公安畑出身であった。警視庁内に秘密裏に設置される情報室の創設から、主人公・黒田が情報官として抜擢され活躍するまでの経緯が贅沢に紙数を割いている。その分、実在の団体が何となく浮かんでくる政官民を巻き込む疑獄事件はあっさりして物足りない。テンポよく進行する物語をもっと読みたくなり、次巻も積読中。
0投稿日: 2017.08.14
powered by ブクログ3.0 物語としての面白さは今一つ。ハラハラドキドキもなく、たんたんと流れていきます。ただ警察組織の描写がハンパなく詳細かつリアルに描かれています。シリーズ化されているので続編も読もうと思います。
0投稿日: 2017.04.26
powered by ブクログ濱嘉之初読み。シリーズ第1弾。 警察組織の中に情報室が出来るまでと、主人公・黒田が優秀な情報官になるまでの内容で、何となくドキュメンタリーを読んでいるような感覚。 何故、情報官が必要になったのか、実際にあった事件を元に描いているので、小説を楽しむと言うより、これから始まるシリーズの予備知識的な内容。 と言うことで、今後の本格的な情報室メンバーの活躍に期待しよう!
4投稿日: 2017.04.25
powered by ブクログ黒田が情報官候補として成長していく過程を追っているシリーズ第1弾。 登場人物に感情移入がとても難しく感じた。 それよりも、実際にあった事件を小説として説明してくれている・・・ノンフィクションのように・・・と考えて読むとすんなりと読めた。 一般社会にも情報があふれている時代。 政治・経済・犯罪、すべての情報を集め分析する。 情報を制するものが一番有利な立場に立つことができるのかもしれない。
2投稿日: 2017.02.24
powered by ブクログ新たな警察モノとして読み始めたけど、刑事事件の裏の情報などかと思ったら、公安とか大きな贈収賄事件とか政治に絡むような事件だった。それも情報室の成り立ちや主人公の成長まで含めた大きな話。シリーズ化されていて、この後はサブタイトルがそれぞれついているので1つづつの事件の話になるのだろうか。政治がらみの公安事件がずっと続くと、読んでいけるかなぁ。
0投稿日: 2016.07.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
濱嘉之「警視庁情報官 シークレット・オフィサー」 濱嘉之の小説初めて読みました。 期待して読み始めたのですが、小説というよりドキュメンタリーみたいな感じと、警察組織(公安)の説明?みたいな感じでした。 警察のエリートがCIAやMI6みたいな情報組織を作り上げていく中で、政権をも揺るがす犯罪を暴いていく感じなんだけど、途中でブツブツ話がつながらない(つながっているんだけど、小説という感じのつながりじゃない感じ)ので、消化不良といった感じです。 次作に期待。
0投稿日: 2016.06.05
powered by ブクログ小説と言うより、週刊誌のルポを読んでるような。 事実を書き連ねているだけで、 心の動きが全く感じられなくて(^ ^; 「面白い」ものではなかった(^ ^;
0投稿日: 2015.11.25自慢話
仕事に有能で女性にもて、失敗もせず、上司の覚えもめでたい人間の、職場と職務の自慢話を聞かされている感じ。 著者は公安出身とあるので、それなりの真実味はあるも、物語としての奥行は感じられなかった。 このシリーズの他のストーリーはわからないが、少なくともこの1冊目は・・・
0投稿日: 2015.08.28
powered by ブクログこれって小説なんだろうけど、物語ではないよねえ・・・ 小説としては全く面白くない。 でも、こう云うことはいるよなあって納得させてはくれた 評価は難しい
0投稿日: 2015.05.30
powered by ブクログ警察という組織の説明書という感じ。とっても難しかったです。警察の出てくるお話が好きで買ってみたのですが、もうちょっと事件について触れてもらいたかったかなー、と。でもハニートラップとトリックスターは読んでみたいです。
0投稿日: 2015.02.21
powered by ブクログ読みづらかった。文章が小説ではない。 事実を書き連ねているだけのようでフィクションを読んでいるのかノンフィクションを読んでいるのかわからなくなる。 役職名が多すぎてそれぞれが何をしているのかも分かりづらかった。 リアルさを求める人にはいいかもしれないが、設定を生かして小説家が書き直した方が面白いと思う。
0投稿日: 2015.02.03
powered by ブクログ・あらすじ 公安ってすごいだろ!公安ってすごいだろ! ・かんそう 公安以外の警察小説が空しくなるような。こうゆうの好きなんだよね。エリートが殲滅戦する話。
0投稿日: 2014.12.09
powered by ブクログ最高に面白いです 情報は国防の根本であるだけでなく、国際的な 感覚を持つことなく扱うのは禁止されるものですね プロの警察である黒田管理官の活躍はシリーズとして 続いているので楽しみです
0投稿日: 2014.06.28
powered by ブクログ情報官のエースとなった黒田純一の警察社会スタートは 巡査で実務の後、着々と昇任試験に合格するノンキャリアエリート 公安に配属された頃には情報マンとしての才覚を発揮していく この時、黒田の情報マンとしての腕を勝っていたのが のちに警視総監となる北村と警察庁長官となる西村 二人は同級生で共に自分達がトップに就くまでに 世界に負けない情報収集室を警察内部に新設することを掲げる 新設ポストができるまでは黒田の警察内での足跡と情報マンとしての 活動が描かれている 北村が副総監になるといよいよ下準備が始まる 新設ポストは総務部企画課情報準備室という名の下 黒田を筆頭に人選からチーム作りを始める その間に北村は大阪府警本部長、警察庁警備局長、 官房長と栄転を続け警視総監と着任する 情報室は北村警視総監直轄のセクションとなる。 作中の大半が新設ポストの設立過程となり 最終章になってやっと黒田に持ち込まれた怪文書の調査に 乗り出すことで小説らしくなってきます。 国会議員がからんだリアルな告発は 原子力発電所建設にともなう用地の買収、工事、道路拡張 地元代議士は大手ゼネコン経由で暴力団と通じ 地元業者への工事丸投げに裏談合、貿易船にも関わり覚せい剤や 麻薬の密輸ルートを作り上げているというもの 黒田達が概ねの概要を掴み刑事課、公安、相対、捜査二課など 捜査態勢を整えていくが着手順位や地検との折り合いなどが 問題になってくる さぁ〜証拠が揃った一網打尽というわけにはいかない ところがおもしろかった。 この捜査の結果、現職議員のの逮捕から始まり大勢の逮捕者が出 政権交代という末路をたどる この情報室を作り上げた北村総監は任期を終え退官するが 情報室は新政権から危険な集団というレッテルが貼られ 公安総務課に吸収される、黒田達もほとぼりが冷めるまで という暗黙の了解の元外に出されていく 最前線のトップで仕事をしていた黒田が小笠原警察署長として 赴任しているのは組織人のしての悲哀を感じてしまう。 題名から察するにあたり公安物だろうと分かっていたにも 関わらず組織図が本当にややこしくてくじけそうになった。 部署が簡略されていたりすると巻末の組織図を 見て確認しなければならなかった また、私達がよく耳にする警察の役職はいいのだが それ以外の役職名になるとどっちの人が偉いのかが とたんに分からなくなってしまう。 ただ、公安とは何か、警察内のエリート社会がどういうものなのかを 知るにはいい本だと思います。
0投稿日: 2014.02.19
powered by ブクログ警視庁情報室勤務のエース・黒田。 大物政治家と地元企業、宗教団体が絡む犯罪捜査にあたる。 が、本の半分くらいは黒田の経歴を追って終わる。 なんか、内輪話というか、実情暴露というか へぇーそうなんだと知ることが多かった。 小説というよりも、事件記録を読んでるみたいな感覚だった。 すいません・・・私には正直ちょっと難しかったです・・・。
1投稿日: 2013.11.20
powered by ブクログ警察小説ではない。かと言ってエスピオナージでもない(笑)それでも、秘密情報保護法などでやっとまともに情報戦をする気になった?日本の公安の現状が垣間見えて面白かったです。 外国のスパイものに慣れてると気取ったセリフ回しや投げやりな女性関係も気にならないものです。むしろ地味だなと感じるくらい。仕事柄目立っちゃダメなんでしょうけど。
0投稿日: 2013.10.30
powered by ブクログタイトルから期待するようなエスピオナージュものを期待すると、ちょっと外れます。(^^; 職業紹介と、会社員成長ものっていう、どちらかというとビジネス小説のジャンルの方が近い話ですね。 国家公務員間の人脈のつながり方やら、生活水準の高さとか、作者の実体験に基づくものなら、ちょっと腹が立ってくるかも。(^^; そこら辺もビジネスエリートものの小説に近いのかな。 微妙に趣味が合わない感じが残りました。(^^;
1投稿日: 2013.10.12
powered by ブクログ警察ものを初めて読んだ。細かく書かれていて勉強になった。しかし組織名称が長い。。 情報っちゃすごいすわ。
0投稿日: 2013.09.30ノンキャリアのエース
ノンキャリアの主人公が大活躍。痛快です。
2投稿日: 2013.09.28
powered by ブクログ日本が弱体と言われている調査情報活動を警視庁でやる、という話。 政府にやあ任せられん、という発想ですね。 本の3分の2は、この情報室を作る経緯が占めている。このシリーズの背景をこの本で書いているのだろうかと想像した。 最後に大掛かりな原発建設の関する贈収賄の攻防があるが、あっさりと片付くのが物足りないかも。 終わりに出てきた、「政権は変わっても社会はたいして変わらんが、警察が変わったらこの日本はどうなる」、という言葉は引っかかる。
0投稿日: 2013.06.22
powered by ブクログ完璧すぎる黒田の情報収集力と分析力がスゴい。 特に黒田が情報官として成長するまでの過程が面白い。 元警察官な著者が描く組織が詳しくてよいな。
0投稿日: 2013.06.02
powered by ブクログ4月-6。3.0点。 元公安警官の書いた、公安小説。 警視庁内に、情報専門部署を設置し、不正を捜査。 公安とは何か、警察とは何かの記述が多すぎ、読むのに時間かかる。 ま、後半は結構早く読めた。 シリーズ化されているので、次作期待かな。
0投稿日: 2013.04.16
powered by ブクログ不思議な小説? 公安/情報/インテリジェンス畑の警察官のキャリアを、エンターテインメントを織り交ぜて紹介しているのだが。そういえば主人公の黒田みたいな感じの人は、大きな会社であればどこかにいそうだ。サラリーマン風情でなぜそんなに飲んだり喰ったりするお金を持ってる??という人が。確かにそういう人は情報のキーマンとなっているようではあるが。
0投稿日: 2013.03.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
内容、大筋は興味深いものであった。 “情報”を扱う仕事…なるほど!と思わされる点も多々あった。 悪役として描かれることの多い、警視庁と警察庁のトップ2名がどちらも“正義”の追求者であった点も好感が得られた。 ただ……構成というか、作品全体としては不満アリ。 ●状況説明9割+物語1割、な内容。 ……壮大なスケールでの“情報室立ち上げまでの流れ”と“事件の背景”を追うだけで紙面の8割以上を割き、小説というよりはノンフィクションや報告書を読んでいるかのような感覚だった。 ……会話文を全て足しても20ページ分ぐらいしか無いんじゃないか?と思うほど(笑)。 ●人名多すぎ。 ……1~2度しか登場しない人物にもしっかりと氏名が設定されている、その構想力(筆者の脳内人物相関図)は、凄いとは思うけどね(苦笑)。 ●“メイン”は、どこに…? ……情報室立ち上げの経緯や登場人物の説明などのお膳立てを省くとしたら、ストーリー自体は、プロローグと最終章の後半とエピローグを合わせただけでことが足りる、という薄さ(笑)。 実は、シリーズの続編『ハニートラップ』の方を先に読んでしまっていた(笑)。本書を読んで、そちらと繋がったことから……不満は多いけれど本シリーズの他作品も読んでみたくなりはした(笑)。 ★3つ、6ポイント半。 2013.02.13.了。
0投稿日: 2013.02.13
powered by ブクログあらすじも書けないくらいに話の内容が頭に入ってこなかった… 警視庁情報官の主人公を軸に公安の話が延々とレポートされていて小説ではなかったな、という感じ。説明が多くて読み進めるのが大変でした。 結局事件の全容も理解できないまま斜め読みで終わらせてしまいました。 好みではなく、残念…。
0投稿日: 2012.12.29
powered by ブクログ思っていたよりも毛色が違っていたが、まぁ面白くないことはなかった。 ただほとんどが地の文で坦々と語られていくので、特に盛り上がりも抑揚もなく読み応えもあまりない。 扱ってる題材や情報官っていうポジションは興味深い物ではあったけれど、小説として上手く使うことができていなかった感が否めない。 警察組織についてや官僚組織について、組織犯罪についてなど煩雑な説明が多くて目がくるくるした(笑) う~ん微妙でしたね……。
0投稿日: 2012.12.18
powered by ブクログ第三章まで読み進んだが、なかなか面白くならない。 プロローグの何かが起こりそうな気配がずっと置き去りにされたまま、淡々とドキュメンタリーのように『警視庁情報室』の成り立ち、情報マンの手法が描かれる。 退屈。
0投稿日: 2012.12.18
powered by ブクログ結局、事件はどうなったのか?印象が薄い…。途中で出てくる女性も、主人公がモテて、女性が男性の寂しさを紛らわせてくれるという点でしか役割がないような。でも後者に関しては別に情報屋であろうがなかろうか関係ないような。 一体、この本はなんだったのか。小説なのか、ノンフィクションなのか。小説の形を借りた自伝か。おもしろいかどうかの前に、これが決まらない。
0投稿日: 2012.12.05
powered by ブクログ圧倒的な情報量。筋が緻密。犯罪における情報の取得。 理系は好きなはず。 ストーリーというより、情報の筋を楽しむ感じで。 作者は元公安。
0投稿日: 2012.11.18
powered by ブクログ心理描写とか、風景描写とか、修飾的な描写がなく、まるでドキュメントを読んでいるような文章。さすが、警察官あがりの文章。堅苦しいけれど、緻密に説明されているので、読み手のこちらでいろいろ想像して読める。作者が提供する人物像に共感するのではなく、作者は事実だけを描き、読み手がそれぞれに、登場人物に皮膚感やら、体温やらを付けていく感じ。 警察物に限らず、組織物の定番である、ろくでもない上司とか、能なし権力者とかを肴にするのではなく、順調に出世し権力をきちんと行使して、犯罪を解決する、というパターンも珍しいし、警察庁と警視庁の関係とか、公安のイメージとか、今まで読んで感じていたものと全く違うので、新鮮だった。
0投稿日: 2012.11.01
powered by ブクログ黒田警視は エリート コースを歩む ノンキャリアの 警察官 が かっこよすぎるのだ。 警視庁に きちんとした 情報収集・分析のセクションを つくろうとした 北村・・・・ そして 北村が 警視総監になったときに その本領を発揮する。 警察の移動の激しさのなかで 長期を見据えて 物事をやりぬくことの 難しさがある。 それを 着々と 根回しをして・・・組み立てていく。 結局は 『人材』 ということに尽きるが 警察には よく 教育する システムがあるんですね。 政治家 ゼネコン 汚職 北朝鮮 宗教 麻薬 ヤクザ が 一堂に会したところで、徹底して 犯罪を摘発する。 ダイナミックさは あまりなかったが・・・ 総花的なかんじで まとまりのなさが 気になった。
0投稿日: 2012.10.24
powered by ブクログ元公安出身という作者の作品とあって、警察組織内部の細かい関係が綿密に描かれてあり、それだけでかなりのボリュームがあった。小説と言うよりもドキュメントにも近い作風であると思う。それ故、好みが分かれると思うが自分としてはとても面白いと感じた。今後の黒田刑事の活躍に期待したい。
0投稿日: 2012.08.29
powered by ブクログまぁ、作者が公安出身というコトでそういった警察内部の事情や構造はかなりディープな描写で興味は持てるけど、正直小説としてはどうかね? 報告レポート読んでるみたい( ̄◇ ̄;) 主人公がちと興味持てる奴なだけに余計残念。
0投稿日: 2012.08.25
powered by ブクログなかなか読み進めるのが困難な作品だった。 黒田の魅力はよくわかったが、内容が私にはわかりづらかった。
0投稿日: 2012.03.08
powered by ブクログ最初は専門用語とか階級の説明にツラくなってましたが 次第に主人公の魅力にはまってました 中々面白かったです(*^^*)
0投稿日: 2012.02.03
powered by ブクログ残念ながら面白くはない。 時間が飛び飛びで現在と過去どこにいるのかわからなくなって読み辛い。 ただ、今まで読んだ公安物とカラーが違うので色んな公安警察読みたい人にはオススメ。
0投稿日: 2011.12.21
powered by ブクログこれは今まで読んだことのないタイプの小説だった。ある意味、自分がこうなりたいといったイメージの主人公に惹かれた。これは、コレまで読んだ中でベストスリーに入る、かな。
0投稿日: 2011.12.13
powered by ブクログ読んで良かった。日本の固いところを如何に崩すかって、最近よく 考えることの一つだが、そこら辺がここら辺だと思っていた。だから、 そうだよねって思う。話の展開は、とても味気ない。「文子」との 再会の場面でホロッときたところが、一番の山場だった。なんなのだ。
0投稿日: 2011.12.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
黒田の過去を振り返る作品、次回作に期待。 作品の紹介 公安捜査の超ディテール「事件は起きる前に解決せよ」警視総監直々の極秘捜査指令にノンキャリエリート警視が大活躍。公安捜査のエースが実体験を元に書き下ろすノンフィクションノベル
0投稿日: 2011.10.15
powered by ブクログ推理の要素はまったくない。推理小説というよりも、フィクションの私小説に近い。 「元警視庁警視(公安担当)が筆をとった」というのが売りだが、あくまでもフィクションとして楽しむのがいいと思う。
0投稿日: 2011.09.19
powered by ブクログある程度事実に沿っているんだろうな、政界や警察の裏事情はこんな感じなんだなということがよくわかって、興味深かった。 しかし、文章自体に味というか雰囲気が伝わってこなかった。 フィクションというよりノンフィクションに近い文章表現が味気なかった。
0投稿日: 2011.09.15
powered by ブクログ警視庁情報官シリーズ第1作。 情報室ができるまでの経緯、そして解決した事件が描かれる。 元警察官である著者の経験を活かしたリアルな描写が本作の魅力。 しかし、一方で、淡々と事実だけを伝えるような調子で進む物語は、 非常に感情移入しにくい。 とくに後半の事件の調査が進んでいく箇所はその最たるもので、 登場人物達が一切不要のようにも感じてしまった。 著者が元々小説家でない点も大きいのだろう。 順序が逆になったが、これで2作目まで読了。3作目も読もう。
0投稿日: 2011.09.07
powered by ブクログ警察の内部や組織に興味があるので、説明は面白かった。しかし、延々とデキる男の自慢話を聞かされてる感じがした。一つの事件をじっくりと掘り下げた方が、もっと話に入り込めたと思う。
0投稿日: 2011.06.15
powered by ブクログこの本は『警視庁情報官』が生まれるまでって感じでした。 警察庁・警視庁の内部構造や色々なしがらみが書かれています。 小説というより...
0投稿日: 2011.05.26
powered by ブクログ個人的には好きな設定だから楽しめた。ただ、小説かと聞かれればちょっと微妙な気がします。 どちらかと言えば、ストーリーよりも警察官とは?を警察官としての視点から見る、といったような仕組み説明のような気がします。勿論、警察という言葉が出るからには事件を扱い、それなりに緊迫した場面も出てくるわけですが、人との繋がりは強調してあっても、個人個人の濃さはないので、勉強にはなっても、その「人」を楽しもうというには全く不向き。 仕事とあたし、と聞かれたら間違いなく「仕事」方面の小説です。
0投稿日: 2011.05.17
powered by ブクログ時系列がめちゃくちゃで、読みにくい。大半は組織の説明だし、後半の早足感は否めない。 主人公が魅力的なだけにちょっともったいないね。
0投稿日: 2011.05.05
powered by ブクログ小説としてはちょっと物足りない。文章が下手なのか?但し元警察官(警視庁の警視で退任)だけあってリアリティはものすごくある。
0投稿日: 2011.04.25
powered by ブクログ現在、小過去、大過去、小過去、現在・・・のように、時系列がめちゃくちゃで、正直読みにくい。 著者が、「分かる人しかついてこなくていいですよ」と言ってるように思えた。 さらに、状況説明が圧倒的に多く、会話が全体の3~4割しかなく、人物の心理描写も乏しい。 頭のいいところを見せつけたかったのかもしれないけど、本当に頭のいい人はこういう書き方をしないと思うし、逆に書きなれていないのかな、と思ってしまった。 小説よりも、ドキュメンタリーとかルポを書いた方がいいんじゃないの??
0投稿日: 2011.04.24
powered by ブクログ警察内部の描写が緻密で読み応えあり。警察組織に関する言葉がたくさん出てきて慣れるまで時間がかかるが、たぶんすぐ忘れる。
0投稿日: 2011.03.21
powered by ブクログ警視庁に設立された情報部門のプロ集団。一枚の怪文書から原子力発電所建設に関わる現職大臣、ゼネコン、暴力団、世界的宗教団体が関わる一枚絵が浮かび上がる。 小説には娯楽小説に紛れて本物と出会うことがある。佐藤優「国家の罠」読んだときに感じた真に迫るという感覚がこの本からも感じられた。
0投稿日: 2011.03.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公のモデルは著者なのかとも思われるが,なんだかなー。 公安の仕事ってこんなにお気楽なの?昔昔の植木等の気楽なサラリーマンのようだ。ジャブジャブ税金を無駄に使っているし。 本当はオウムの情報もちゃんと入手していたと書かれても,事件を防げなければ何の意味も無いんだよね。 文体も小説といういうより報告書。 続編も出るらしいけど,どうなんだろ。
0投稿日: 2011.03.06
powered by ブクログ読み応えのある小説。 いや、小説と言うべきなのか迷うところはある。他のレビューにも書かれてるとおり、警察についての説明がとても多い。が、詳細説明なのでリアリティがあると思う。 大きな事件のストーリーかと思いきや、著者の回想録のような印象がある。不思議な感覚を覚える小説。
0投稿日: 2011.03.03
powered by ブクログ2011年5冊目…純粋な小説というより、公安警察とはどういうものかを小説の形をとって解説しております。 あと、主人公が島耕作に思えて仕方がありません(笑)
0投稿日: 2011.01.30
powered by ブクログリアリティがあって面白いんだけど、小説ではない気がする。 たんたんと公安組織についてのお話を語る感じ。警察について興味があれば楽しめるかな。
0投稿日: 2011.01.27
powered by ブクログ面白かった!ただ、ちょっと難しかった・・・ 警察組織がよく見えて、公安の仕事が分かって、新しい形の警察小説だと思う。 しかし、登場人物が多く「この人誰だっけ?」と遡ることもたびたび、難しい用語も多く「どういう意味だったっけ?」とページを戻ることもしばしば。 その分、完全なノンフィクションなんじゃないかと思ってしまうほどのリアリティがあった。 また、協力者を次々と獲得できる、黒田という人の魅力を学んだ。 組織で生きていくにあたって、仕事のできるできないプラス、信頼を勝ち取っていくことの難しさ、大切さを感じる内容だった。 「情報官」が主人公の話がこんなに面白いとは・・・というのが正直な感想です。 警察小説の新しい形を、是非皆さんに楽しんでもらいたい。 私は、続編で黒田の活躍を追います。
0投稿日: 2011.01.25
powered by ブクログ構成はもう少し編集者が頑張ってもよかった。 内容はとてもリアル感がある。著者自身の経験を基にしているっぽいので、2匹目の泥鰌が捻り出せるか心配・・・と思ったら次作は既に刊行されているらしい。
0投稿日: 2011.01.24
powered by ブクログデキすぎる登場人物たちに、気分の良さ、爽快感を覚えた。 自分も社会に出て働き始めて、「ああ、やっぱり社会ってこうなんだ」と思った。そして何百万もかける程、情報ってやっぱり大事なんだと思った。
0投稿日: 2011.01.22
powered by ブクログ警察組織の事をよく知る意味では有効であるけど、 実名を控えたノンフィクションといったところで、 小説として読むにはつらく、途中で挫折。
0投稿日: 2011.01.02
powered by ブクログこれは小説ではないのでは?ただ、あまり、語られないインテリジェンスを丁寧に体系して描かれてるので、組織フェチにはなかなか読み応えを感じる一冊でした。
0投稿日: 2010.11.23
powered by ブクログインテリジェンスとはっていうのは、今のトピックスだから楽しみにして読んだけど、淡々と進みすぎて、小説として楽しむことはできなかった。 ただ、インテリジェンスっていうのはそんなものなんだろうなというのは感じることが出来ました。
0投稿日: 2010.11.18
