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サービスの天才たち(新潮新書)
サービスの天才たち(新潮新書)
野地秩嘉/新潮社
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総合評価

26件)
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    有名人が北海道を訪れると必ず指名すると言われるタクシー乗務員、日本一のキャデイを育てる千葉県のゴルフ場、肩のコリだけでなくお客の心まで揉みほぐす「ゴッドハンド」のマッサージ師、新しいコンセプトの高齢者マンション「サンシティ」のレストラン運営を手掛けた敏腕マネージャー... 人物ルポルタージュやビジネス・食・芸術など幅広い分野で執筆を続けるノンフィクション作家の野地秩嘉が、達人たちのプロフェッショナルな接客術を追跡する。お客の心を虜にするサービスの真髄とは何かを示した教科書。

    0
    投稿日: 2020.12.12
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    『サービスの達人』の続編。なので2でも良かったのではと思ったが、今回は人以外に牛が登場。前作に引き続き普段見聞きすることのできないサービスの現場と、その道のプロの取材は楽しんで読むことができる。

    0
    投稿日: 2017.12.14
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    サービスとは何かを 現場のニンゲンのなかから 取り出そうとしていることは、注目。 いい仕事をしていると思う。 ◯高倉健を魅了するバーバーショップ 健さんがくつろぐ 床屋。なぜ くつろげるのか? ◯「一杯のお茶」へのこだわり 養老院の食事について、何を求めているのか? なぜ、長生きしたのかは、時代の変化に順応したこと。 パンをたべる ひとが お粥食べる人より多い。 熱いお茶が美味しいかもしれないが。 ◯日本一のキャディを育てるゴルフ場 楽しくプレーできる環境づくり。 ゴルフは 子供になることだ。 スコアーをごまかしたりするのが かわいい。 ◯人を安心させる温泉カメラマンの間合い ヤクザな仕事 なのだ。 携帯電話によって 温泉カメラマンは変化せざるをえない。 ◯種牛「糸福」の一生 この話が 一番面白かった。 なぜ この糸福が サービスの達人か よくわからないけど。 18歳で死亡(通常 15歳)ニンゲン換算 100歳。 週2回精液採取 月曜日と木曜日。 オナニーは 前足に ペニスをはさんで、腰を使う。 ガーリック粉末、ビタミン剤、生卵。 人工膣筒。牛の体温に合わせた温度にしてある。 跳馬に似たものに 乗っ掛かって射精。 直検成績 DG 1.57kg /日 間検成績 終了時体重 635kg DG 1.02kg/day  ロース芯面積 56平方CM 脂肪交雑 +3.4 生産子牛 雄 19763頭 種牛 52頭      雌 19394頭 子牛 販売額 170億円 平均 48万7千円 精液 配布本数 80796本 ◯ゴッドハンドは心まで揉みほぐす。 人の安らぎを与える。 ◯有名人御用達タクシー、接客の極意 心地よく、気をつかわさせず。 サービスの極意とは 空気のように 自然に寄り添う。

    0
    投稿日: 2016.04.01
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    様々な業種で活躍するサービスの達人たちのエピソード集。すでに発売されてから十年以上経過している。現在の達人たちがどうしているのか、相変わらず卓越したサービスで成功し続けているのか、後日談が知りたくなった。

    0
    投稿日: 2014.05.22
  • サービスの向上って、甘くないですね

    とにかく、プロはすごい、という事なんだと思います。 日本ではほとんどのサービスが無料(料金に含まれている)なので、差が表面化しにくいですが、全体的に質が下がってきているのは確かです。 この本で紹介されているような、質の高いサービスに対価を与えられる社会を作っていかないと、歯止めがかからないのかもしれません。この発想自体が、欧米に引きずられているのかも、しれませんが… 我が身を振り返ると、また色々考えさせられる本です。サービスは奴隷とは違いますが、じゃあどうすればいいの?という問いには誰も答えてくれません。少なくとも、この本に紹介されているプロ達は、マニュアル化されていない、人間力を発揮されているように思います。

    1
    投稿日: 2014.04.21
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    サービスについて知りたくて読書。 相性が悪いのかちょっと頭に入りづらい文章だったが面白く読書させてもらった。最後のゴットハンドとタクシードライバーの話が印象に残る。 日本でタクシーは数えるほどしか乗ったことがないのだが、こんなタクシーへ乗ってみたいなと思う。タクシーの空間は一種独特のため今でも苦手。ドライバーが饒舌すぎるのも好きではないし、ズーンと重苦しい雰囲気も氣まずい。その辺りの客の心理を察し、努力した結果、リピート客から指名を受けるドライバーになったのだと思う。 お客と適切な距離を置くこと。自分の態度が変わるのが怖いのであえて客の職業やプライベートなことは聞かない。客の情報を外で話さない。これを30年以上自分へ課して徹底してきたらしい。日本人らしい気配りと心遣いを感じる。 読書時間:約1時間35分

    1
    投稿日: 2014.01.21
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    高倉健インタヴューズからのリファレンス。 ケンさんが足繁く通う床屋さんの話に始まり、至極のサービス哲学数珠繋ぎですわ。 共通して言えることは、嫌いな客は取らない、心も込められないやり方は選ばない。 そういう一見矛盾するようなマイペースで、サービスの天才たちは、その中に秘めたる菩薩が正しく機能するよう、守ってきているような印象を受けました。 一点、特異に見える章立てがものすごく印象づよい、種牛「糸福」のエピソードが凄くツボで。思わず東京の知人に、西新橋は和牛の殿堂「ホーン」さんの視察を依頼してしまいました。

    1
    投稿日: 2013.05.31
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    職人が選ばれる理由、それは全員を対象にするのではなく、自分もお客さんを選んでとことんこだわっているから。キャディ、タクシー運転手、床屋、それぞれに居心地の良さが最高のサービスを作ってる。

    1
    投稿日: 2013.04.05
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    このシリーズを逆順で読んでいる感じになってしまっている。 こちらで紹介されている中では北海道のタクシー運転手さんが注目ですね。自分でも乗ってみたいなぁと思う。あ、もちろんゴッドハンドも。 営業数字という結果でのメトリックはあるけど、それ以外の数字で現れない部分のすごさがこういう達人たちにはなにか潜んでいるのでしょう。 自分もその領域に達したいです、分野は違えど…

    1
    投稿日: 2013.03.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    世の中に出回る、出世術だとか仕事の極意だとか書いている本とは違いまる。 サービスとはなにか。今、何が必要か。お客さんが何を感じているか。 押しつけではやっていけない職業もある。 自分が受ける側になることを真剣に考えている人たちだと感じた。

    1
    投稿日: 2012.07.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    天才たちっていう本のタイトルだから人が対象かと 思いきや、種牛が出てきちゃったよ!! 牛もマスターベーションするらしい 1メートルぐらいにもなるブツを前足にさしこんで 腰を使うらしい。

    1
    投稿日: 2012.07.17
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    「5日から一週間でなじむようになって、そのスタイルがなるべく長持ちするように切るんです。髪の毛は一日に約0.3ミリ伸びると言われています。ですからその人が次に来るのが三週間先なのか、それとも一ヶ月先なのかを考えて、それに合わせて切るんです。」 彼のスタッフも相当な技量は持っているのだが、佐藤さんとは決定的に鋏の音が違うのだ。一体どこが違うのか。 違いは一つだった。佐藤さんは鋏の先端を大きく開いて、ばっさり、ばっさり、切っていく。鋏を大きくゆっくり動かしていく。それに対して他の人は鋏を少し広げてしゃきしゃき切っていく感じだ。鋏を動かす回数が多いから神経質な動きに思えてしまう。 それにしても、鋏を開く幅にしてわずか二センチほどの違いである。しかし、その二センチが名人と普通の人を分けるのだ。 私は彼らがやったことの中でもっとも大事なことは「食べる人と話をしたこと」だと思う。レストランのシェフは基本的に客の前には出てこない。しかし、家庭で料理を作るお母さんは家族の顔を見ながら、話をしながら献立を決める。彼らの料理が客に受け入れられるようになったのは調理技術が進歩したのではなく、客の意見に耳を傾けたからだ。 「たとえばほうれん草のおひたしひとつ取っても、入居者が望むものは和食屋のおひたしとは違うんです。和食屋では色にこだわります。そしてゆでた後に、出汁のなかに泳がせます。でも入居している人たちが食べたいおひたしとはゆでたものをぐっと絞っただけでいい。そこに醤油をかければそれでいいんです。冷奴もそうでした。絹ごし豆腐でなく、木綿がいいという人の方が多かった。」

    2
    投稿日: 2012.04.25
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    どうしているからサービスが上手いのか、という私の知りたいことに関しては何も書かれていなかった(´・_・`)びみょー

    0
    投稿日: 2012.04.20
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    店舗改装で喫煙席がなくなってしまったので最近では立ち寄ることも なくなったのだが、仕事へ行く前にファスト・フードで一服していた。 そこの店員さんは早朝の常連客の注文品をよく覚えてくれていた。 夏場はアイスコーヒー、冬場はホットコーヒーを頼んでいた。砂糖は不要。 それをきちんと覚えていてくれて、いちいち言う必要がなかった。スマイル 0円だけど、こんなサービスも0円なんだよな。 本書で取り上げられているのは、床屋・キャディ・マッサージ師・タクシー ドライバー等、客に心地いいサービスを提供している人たちだ。 相手の立場になってみる。サービスの極意はここにあるのだと思う。 しかし、これはなかなか難しい。私自身、電話対応という仕事の中で 本当にお客様の立場になっているかと問われたら、大きな疑問符が つく。 なかでも千葉県にあるゴルフ場の話は為になった。メインで取り上げられ ているのはキャディさんなのだが、過剰なサービスは嫌らしいという このゴルフ場全体の考え方がいい。 いるよね、サービス業に携わる人でお節介を焼くのがサービスだと 勘違いしている人って。やたら話しかけて来る美容師とか、自由に 商品を見せてくれないショップ店員なんてその典型かも。 お客様にリラックスしてもらう。これがサービスの根底にあるものな のだよね。しかし、怒り狂って電話をして来るお客様にリラックスして もらうのはかなり難しい。精進しなきゃ。笑。

    1
    投稿日: 2012.04.04
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    んー。タイトルに惹かれたが・・・このタイトルじゃなければ、素直にもっと楽しめたのかな。サービスや、おもてなしの事例やコツ、感動のエッセンスかとおもいきや・・・どうにも感想文の域??最後のタクシーの話は納得だったが・・・その人たちの生き様を拝む形の本、として捉えてみてください。

    0
    投稿日: 2012.04.02
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    職人として生きていくのが難しくなっている現在の日本,サービス業に従事する人間として技術に磨きをかけて生きていくことが要求されています。サービスの天才たちの仕事はいかに!?サービス業にありがちなマニュアルを読むよりも考えさせられます。

    1
    投稿日: 2011.11.29
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    なんだか予想と違っていました。 タクシーのは参考になりましたが、 牛がサービスの天才として出てきたのには驚きました。 サービスのヒントを求めて読みましたが、本当に参考になる部分は少なかったです。 ヒントを求めるという視点でなければ、こんな人がいるんだという感想をモテると思います。

    0
    投稿日: 2011.11.28
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    タイトルからすると、サービスの天才たちの特徴、「天才」と呼ばれるまで努力していること、マインドが書かれていると思ってしまう。 しかし、現実は違う。 作者の取材する力は認めるが、その文章からはあくまで作者の感想しか伝わってこない。 その「天才たち」の共通の特徴や努力を読みとることは非常に難しい。 最後のタクシーの運転手の話に限定して言えば、その「天才」と呼ばれる所以が分かったが、それ以外に関しては感想の域を出ていないので、よく分からない。 結局何が言いたかったかも分からない、学ぶことの少ない本であった。

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    投稿日: 2011.09.19
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    [ 内容 ] 高倉健を魅了してやまないバーバーショップの接客の極意。 お客の心まで揉みほぐすゴッドハンドをもつマッサージ師。 絶妙な間合いで宿泊客を安心させる温泉カメラマン。 北海道を訪れる有名人御用達のタクシー運転手の心技―。 平凡なれど非凡。 名もなき達人たちのプロフェッショナルなサービス、お客の心を虜にするサービスの真髄とは。 [ 目次 ] 高倉健を魅了するバーバーショップ 「一杯のお茶」へのこだわり 日本一のキャディを育てるゴルフ場 人を安心させる温泉カメラマンの間合い 種牛「糸福」の一生 ゴッドハンドは心まで揉みほぐす 有名人御用達タクシー、接客の極意 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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    投稿日: 2011.05.23
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    サービスの天才って何? すごいご贔屓がいるってことなのかもね。 万人に受けるってのもそうかもね。でも一部でも熱狂的に支持してくれてそれで生活ができればサービスの天才かもね。 楽しんごなんかもきっとそうだね。

    1
    投稿日: 2011.04.18
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    理髪店、マッサージ師など、様々な職業の人がなぜ、人気があるのか、どんなホスピタリティなのか、密着して調べる。有名な人ばかりではなく、普通にいる人達を取り上げているところに好感が持てる。

    1
    投稿日: 2011.03.11
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    多くの顧客から指名を受けるサービスの達人たちを紹介。 高倉健御用達の理髪店。 筆者が老後はここにしたいといまから申し込んでいる高齢者向け住宅。 スーパーキャディーを育てるゴルフ場。 大物から指名を受けるタクシー運転手。 ・・・など。

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    投稿日: 2010.10.29
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    物足りませんでした。 まさかのサービスの天才で人だけでなく「牛」が出てきたのには驚きましたが・・・ どうしてサービスの満足度が高いのか?リピーターが多いのか?が結局は居心地のいい空気感とかになってしまっている気がして・・人の気質なのではと!思ってしまった。

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    投稿日: 2010.08.12
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    7人の「達人」が紹介されています。 私は『日本一のキャディを育てるゴルフ場』として紹介されている千葉夷隅ゴルフ場の事例が一番刺激的でした。ここに登場するキャディの関君子さんをはじめ、ゴルフ場のスタッフ全員がブラボー!

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    投稿日: 2007.11.29
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    名前に惹かれて読んだ本。 平凡だけど、非凡な人たちのお話。 特に興味があったのはマッサージの人のお話。

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    投稿日: 2006.08.28
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    「サービスの天才」とは、何もセールストークがうまいとかではないということを悟る。私のような口下手でも、天才に近づけると勇気付けられた一冊。

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    投稿日: 2005.04.29