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wonder wonderful 下・2
wonder wonderful 下・2
河上朔、結布/イースト・プレス
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総合評価

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  • 特別な感慨を胸に終焉を迎えました

    上下各2巻づつの4巻からなる大作だけあり 物語の終焉には特別な感慨が浮かびます 一時は恋の話がメインの乙女本かとも思いましたが 物語の柱は人の絆 形はそれぞれであっても人を想う気持ちが与えてくれる力の強さが 感動を呼び、爽やかな読後感に包まれます

    3
    投稿日: 2014.08.10
  • 終わっちゃいました。

    あーよかった。と思える終わり方でほっとしたけれどちょっと切ない要素もあって、若かりし頃の胸がキュウっと締め付けられる感じを思い出しました。 人と人との距離が時間をかけて縮まっていく過程がとても愛おしいです。 ネットにのっていた番外編もよかったですが、書籍書き下ろしの番外編もいろんな横顔を見ることが出来て心がふわっと柔らかくなりました。 続編が出来てほしいような、このままでいてほしいような複雑な心境です。

    3
    投稿日: 2014.07.01
  • ゆるんで、ほどけて、新しいかたちになる。

    ハートフルにヒューマンなファンタジー完結編。優しくて、あたたかくて、読了後は誰かに会いたくなる。 鉄板の本編を横に置きつつ。書き下ろし番外編「朝」が、改めて読むと味わい深くていいなー。イルサムさまの後悔と救済。短い頁に凝縮された、かつての優しい日々とそれ故の絶望。そこからの、こかげとひなたがもたらした「東の庭」の優しいお茶会。 「お前を誘いに来たんだ」で過るイルサムさまと隊長の間の空気感、がとても好き。 完全に蛇足ですが。浜辺のシーンはバルコニーのシーンの次くらいに好きだけど、局地的に発生した恋愛成分の密度が濃すぎて、胸が苦しくなる。胸焼け的な意味で。いや大好きだけど。

    4
    投稿日: 2014.06.28