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黒猫・モルグ街の殺人事件 他五篇
黒猫・モルグ街の殺人事件 他五篇
ポオ、中野好夫/岩波書店
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総合評価

31件)
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    7篇の短編集 それぞれの短編の最初の発表年代が1839年〜1845年。 ということは、今から約180年前の作品ってことかぁ〜。 人間のどうしょうもない心理って変わらないものだなぁと感じた。 訳の古さで難解なところが多く、ギブアップしようかと思いながらも、四苦八苦しながら読み進めると、話の先が気になって、読みきってしまった。 うろ覚えですが、、、 昔読んだ本に、本を読むと、その題名を聞くだけで、その本を読んだ者同士は、本一冊分の内容をお互いが理解し、説明を省いて会話ができるという、濃密な共通言語が得られる。とあった。(気がする) 史上初の推理小説「モルグ街の殺人」という共通言語を手に入れたのが嬉しい。 そして話したい「犯人、まじかー」と。

    87
    投稿日: 2025.07.13
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    ほとんどの作品は別の本で読んだことがあるのですが、『天邪鬼』は初めてでした。 やっちゃいけないけど、やりたくなるみたいなことって本当にありますよね。ただ、それが悪い方向に転がると…という作品でした。

    0
    投稿日: 2023.12.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

     表題2作の他に「ウィリアム・ウィルソン」・「裏切る心臓」・「天邪鬼」・「マリ・ロジェエの迷宮事件」・「盗まれた心臓」を収録。  各篇ともジャンル小説の体裁ではあるが、怪奇小説なら主人公の恐怖体験だけでなくその前後の堕落と破滅の描写に、探偵小説なら事件のトリックよりも人が物事をどのように捉え考えがちなのかについての考察に重きを置いている印象だ。冗長な箇所があったり作品全体の完成度が低かったりはするが、人間心理の追究は見事だと思う。

    0
    投稿日: 2023.10.03
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    黒猫 ウィリアム・ウィルソン 裏切る心臓 天邪鬼 モルグ街の殺人事件 マリロジェエの迷宮事件 盗まれた手紙 みんな大好きポーの作品を初めて読んだがなんだか予想とは違う作風。もっとガッツリエンタメを予想していたのだがジワリと徐々に湿ってくるような面白さだった そして翻訳の古めかしい文体がまたいい塩梅で美しさと不気味さが出ていて心地よい 個人的お気に入りはウィリアム・ウィルソン、裏切る心臓、モルグ街の殺人事件だ

    1
    投稿日: 2023.09.04
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    世界で初めて推理小説の定義として書かれた作品。再読。今読むと少しずるいところとかあるけど、デュポンとその友人の設定と同居するところ、デュポンが相手を考察するところなど、緋色の研究のホームズを思わせるようなコンビオマージュはこれが、起源ではないかと思う。

    0
    投稿日: 2021.01.17
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    なにぶんにも訳が古い。。。。特に漢字で表現されているものが実際何なのかさっぱり分からないものが一つや二つだけでない。 ただその古さが幸いにして、「黒猫」、「ウイリアム・ウィルソン」、「裏切る心臓」、「天邪鬼」において、つまり殺人の独白作品では、却ってその狂気が増幅されるというプラス面もある。 「モルグ街の殺人事件」、「マリ・ロジェエの迷宮事件」、「盗まれた手紙」はまさにシャーロックホームズそのもの。まさかパクったか?と思って調べてみると、ポオの方がコナン・ドイルよりも50年も前に生まれているのですね。。。。さて、コナン先生、ポオの作品から着想を得たのでしょうか?

    0
    投稿日: 2018.06.01
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    これはなかなかに面白かったですねぇ…古い作品だのに色褪せていないというか、現代人にも通じる精神世界?を描いているように思いました…。 作者もなんだか波乱万丈な人生を送られたようで…それは解説に書いてあるのですけれどもまあ、孤独な人生だったっぽいですねぇ…晩年にはすっかりアル中になってしまったようで…昔もこんな人が居たんですねぇ…という感じですかな。 ヽ(・ω・)/ズコー ウィリアムウィルソン?とかいう短編が面白かったですかねぇ…単なるミステリではなく、人間の暗部やら深部やらに迫っている感じが良かったです。 ヽ(・ω・)/ズコー 他にも作品があるのなら読んでみたくなりましたねぇ…後はまあ、乱歩さんも影響を受けた作家さんであって、なんとなく乱歩が書きそうなお話だな、とも思いましたかねぇ…さようなら。 ヽ(・ω・)/ズコー

    0
    投稿日: 2018.04.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この推理小説、言わず知れた著者の作品集です。 しかも、有名どころがたくさんあり読み答えがあります。

    0
    投稿日: 2017.11.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ★★★2017年6月レビュー★★★ 探偵小説の先駆けともいえる、エドガー・アラン・ポー。 「黒猫」「モルグ街の殺人」など。 名探偵デュパンの活躍する「モルグ街の殺人」のラストは衝撃的だった。 何故誰も気づかない?というのがまず第一。 そして、ペットのオランウータンが人を二人も殺したのに、飼い主には何のお咎めもなし、というのが驚きだ。むしろ同情されている感がある。時代と国が違えば価値観も違うものだ。

    0
    投稿日: 2017.06.18
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    「黒猫」 子どもの頃、何で知ったのか忘れたが、「黒猫が横切ると不幸なことが起こる」という科学的根拠も何もないいわゆる「迷信」を聞かされたことがある。他には「靴紐が切れると…」というのもあった。今でこそそんなことは信じていないが、昔は友達同士ふざけあっていたような気がする。 さて、表題にされているように短編「黒猫」にも黒猫が出てくる。あらかじめ言っておくと白猫は出てこない。 語り手である「私」は心の優しい性格で、動物好き。小鳥、金魚、うさぎ、まだあるが割愛して、猫を1匹飼っていた。その猫は全身真っ黒の非常に大きな猫、名は「プルートゥ」。最初のうちこそ可愛がっていたものの、「私」の悪癖である酒乱によって黒猫に虐待を加えるようになる。眼をくりぬき、あげくには首に縄をかけて木の枝につるすというまさに狂気としか言いようがない行動を起こす。その晩、「私」の家が原因不明の火事になる。奇妙なことに、寝台の頭近くの壁だけが焼け崩れておらず、そのかわりに巨大な猫の形が薄肉彫りのように現れていた。首のところにはしっかりと縄の跡がついていた。 恐怖と後悔の念に襲われていた「私」はある店で、「プルートゥ」そっくりの黒猫を見つけて買う。しかし、またもや黒猫に対して憎悪を抱くようになり、手斧を振り上げて殺そうとしたが、それを阻止した妻を殺してしまう。妻の死体を地下室の壁に塗りこめる。数日経ってから警官がやってきたが、殺人の証拠を何も発見できず引き上げていこうとする様子を見た「私」は気分が高揚し、死体が塗りこめられている壁を杖で叩いて、「いやー実に頑丈な造りになってましてなあ」と余裕の勝利宣言というか完全なる墓穴を掘ったわけだが、そのとき壁の中から猫の鳴き声が。「私」は猫をも壁の中に塗りこめていたのだった。 この話の最初のほうでポオは「天邪鬼」の精神について触れている。 「だが、天邪鬼こそは、人の心の最も原始的衝動の一つ、(…)してはならぬという、ただその理由だけで、人はいかにしばしば悪事、愚行を犯していることだろうか。」(p.9 4-7) 「私」は3つの悪事、愚行を犯している。「飲酒」、「虐待」、そして「殺人」。 作品の主題を最初に提示することで、確かに「私」の犯したことは(「飲酒」は例外としても)残虐なことであるが、どこか滑稽じみているようにも見える。 「あーだめだこりゃ」と呆れながら読むという感じ。そのため、結末をに差し掛かったときに恐怖というよりは、口の端が少し持ち上がったように記憶している。「ふっ」と笑ったようだった。 一見相反する「ホラー」と「滑稽さ」という要素を合わせた物語をわずか20ページ弱という分量で書ききっている。無駄のない創作、これぞまさしくポオだということを感じることができると思う。

    0
    投稿日: 2015.04.07
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    2015/3/31読了。 数学的アヘンというものを味わいたくて購入。 内容というよりは文章に何か依存性を感じるような印象(訳者の書く文章がそうさせるのかもしれないが) 原文で読むとどうなのだろうか。もし原文でもそういった印象を受けるとしたらポオの素晴らしさとともに訳者もまた素晴らしいということになりそう。 『マリ・ロジェエ〜』はまだるっこしくてダメだった。

    0
    投稿日: 2015.03.31
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    「モルグ街の殺人」は推理小説のさきがけとして知られるが、「黒猫」での「私」の使い方はまるで叙述トリックの萌芽のようだった。 それにもしても日本での化政文化(直後)期の作品とは思えないほど今読んでも前衛的。まだ推理小説というジャンルが確立する前の作品だからでしょうか、まるでアンチミステリの雰囲気がある。

    0
    投稿日: 2014.11.25
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    心理小説な黒猫やウィリアム・ウィルソンは本当に素晴らしい……そしてとってもこわい……推理小説のモルグ街の殺人事件は乱歩が魅了されたのがよく分かる……影響受けまくり……

    0
    投稿日: 2014.01.17
  • ポオの短編集としてオススメです

    非現実的で異常な世界観が展開されるポオの代表作「黒猫」。そして同じように幻想的で異常な世界などが描かれる「ウィリアム・ウィルソン」、「裏切る心臓」、「天邪鬼」。加えて、探偵ものの元祖と言われている「モルグ街の殺人事件」、その続編である「マリ・ロジェニの迷宮事件」とトリックが有名な「盗まれた手紙」を収録しています。  幻想的な部分などのために、初めは取っ付き難い本だと思うかもしれませんが、何度も読んでいるとその面白さに気付いてくると思います。小説内でしか描けない異常な世界が、私はひきつけられました。また探偵ものの3篇は、打って変わってミステリーとして十分読むことが可能です。「盗まれた手紙」は個人的にオススメです。未読でこれのトリックを解ける人はいないと思います。

    0
    投稿日: 2013.11.29
  • 推理と心理

    この本には、推理と心理の短編小説がいくつも収められています。そのうちの2つを紹介します。 推理小説 「モルグ街の殺人事件」 探偵デュパンは、怪事件の捜査に当たって、その外面の悲惨さの裏に隠された事件の本質を追求していきます。捜査によって集められた事実をいかに結び付けて結論に達することができるのか、その結論が一般的には不可能なものに見えても、論理的に説明できるのではないか、そういう態度で事件に臨みます。この態度は、著者ポウがこの作品を通して読者の心理にいかなる心象を投影しうるかを考える方法とも重なっていると思います。デュパンが「あるものを否定し、ないものを説明する」と言う時、我々読者ははっとして著者の意図に気がつき、不可能と思われる結論を導き出して鮮やかな説明で納得させる見事な文章に驚かされます。 心理小説 「ウィリアム・ウィルソン」 イギリスの上流階級に属す主人公ウィリアム・ウィルソンは品行が悪く、人を騙しては自分の欲望を満たす人生を送ります。しかし、主人公が悪事を行おうとすると必ず邪魔をするライバルがいて、彼は生涯ライバルと争い続けるのです。イギリスのうっそうとした雰囲気の中、主人公の薄暗い人生が描かれます。物語の最後でその意外な結末に驚き、途中でうすうす予想していたとはいえ、自分が物語のどこで論理の道を踏み外したのかを探ろうして読み返してみても判然としない時、この作品がいかに我々の心理へ巧妙に怪しげな心象を投影することに成功したかがわかります。

    1
    投稿日: 2013.10.05
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    『黒猫』 効果的に一人称が使用されている良い例‥なんてポーさんの作品相手には失礼か。でもこの不安定で信用の置けない語りが、よりいっそう作品を不気味に際立せるのですよね。冒頭に「子どもの時から、私は、情け深い柔順な性質で‥・」なんて書かれてるから、彼が残虐な行為してもつい、”違うんです!この人本当はいい人だったんです”なんて肩もっちゃうのも、結局ポーの一人称が上手だったからなんだよなあ。 この作品読んで思ったんだけど、たぶん一人称の魅力って語りと語られる世界との微妙なズレにあるんじゃないかしら。ポーはその未妙な亀裂を巧みに利用して、読者に不安感やら怯懦やらを効果的に感じさせる。この作品のテーマである「天の邪鬼」の精神も、そういった「亀裂」といったものに大きく関連しているのかも。そう思えば、プルートューに似ているけど微妙に違う猫とか、その猫の絞首台のマークが首ではなく、微妙にずれて胸にあるとこととか‥・うーんこの作品は微妙なズレでいっぱいに溢れてる気がします。 何か一つの価値観(それは道徳や倫理)に決して同一化することのできず、そこからどうしてもズレてはみだしてしまう、そんな人間の宿命を感じますね。まあとりあえず男の子の「天の邪鬼」初体験はきっとピンポンダッシュ。これだけは間違いありません。  

    0
    投稿日: 2013.03.25
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    “「ところで、以上、僕の言ったことが、どんな印象を、君に与えたか、それは知らない。が、ただ僕として、躊躇なく言えることはね、これだけの証書——つまり、ダミ声と金切声とに関する、これら証言だけからしてもね、もしそれから、正しい演繹さえなされるならばだねえ、今後この事件の捜査の進行に、結構一つの方向を与える手掛りになるだろうことは、請合いなのだ。『正しい演繹』と、僕は言ったろう。だが、僕の言いたい意味は、それだけじゃ十分でない。つまり、僕が言いたいのはね、その演繹とは、唯一の正しい演繹であり、したがって、嫌疑の手掛りというものはね、否が応でも、そこから出て来る唯一の結果としてでなければいけないのだ。ところで、その嫌疑の手掛りが、なんがかは、いましばらく言うまい。が、ただぜひとも憶えていてもらいたいことはね、僕に関する限り、それは、あの部屋での僕の調査にね、ある一定の形、——あるいは、ある一定の傾向を与えるに足る、十分な説得力をもっていた、ということなんだ。” ちょっと斜め読み。 デュパン君の口調がなかなか好き。 “「ほう?じゃ、なにか、特に中へ入れて置いたの?」 「なに、白紙にしておくのも、なんだろうかと思ってね、——だって、それじゃ、あんまり馬鹿にしてるってもんじゃないか。それにはね、D——の奴、いつかウィーンで、僕に、ひどいことをやったことがあるんだ。で、その時も、僕は、ニコニコ笑いながらだが、これは、きっといつかお返しするからね、と言ってやった。そこでだ、多分奴も、いったい誰に一ぱい食わされたか、さぞ犯人を知りたく思うだろう、と考えたもんだからね、せめて手掛りくらいは、与えてやらなければ、可哀相だと思ってさ、幸い僕の筆蹟は、よく知っているはずだし、白紙の真中に、ただ二行、  かくもむごこ企みも、  ティエストには、まこと応報なれ、アトレには当たらずとも。 とだけ書いておいた。なに、クレビヨンの『アトレ』の中の一節さ。」”

    0
    投稿日: 2011.12.08
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    一言、言葉が難しい(笑) 散らばる考えや意志には、自分自身と共通点がかなりありとても共感ができた。 しかし、金魚すくいの桶の中一層目立ち大きな魚を掬った程度にしか読み取れていない様に感じる。ようは納得のゆく読み方が出来なかった。 もう少し歳を経てから読みたい作品。積読でもよかったかも。

    0
    投稿日: 2011.10.25
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    紹介を頂いて読んだ本。1800年代前半のアメリカの小説家で、文筆だけでそ生計を立てようとした最初の小説家であるという。酒乱の父親の遺伝子に生涯悩まされ、若くして死んでしまう。以下↓に掲載の写真からも、やや狂気じみた精神状態にあったことが伺えます。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%89%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%BC 本書はポオの有名な作品を集めたもの。「黒猫」「天邪鬼」では、まさに天邪鬼な行動に駆り立てられる人間の心理を鬼気迫る表現で描写しており、まさにポオ自身そのような衝動に悩まされ続けたのではないか、と思わされる。 一方で、「モルグ街の殺人事件」は推理小説で、ある殺人事件なのですが、丹念な調査の結果、警察がどうしても解が見いだせない中、探偵デュパンが、そもそも「犯人はヒトである」という前提から覆して解明していくというもの。 人は観察の結果から演繹的に捉えがち(前提を持って臨む)だが、現場を徹底的に客観視し、前提にとらわれず、帰納的に結論を導き出すこと。そのためには大胆な発想の転換と検証を恐れてはならないことを示唆しているかのようでした。 -『あるものを否定し、ないものを説明する』-

    0
    投稿日: 2011.07.31
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    「黒猫」を読んだ時に実によく構成された小説だなと思った記憶がある。 また「モルグ街の殺人事件」は昔母親が大学の時に、これを原文で読まされたらしく、つまらなかったという話になった。よくよく聞くとどうもこの短編の最初に、哲学的な話が繰り広げられるのだが、そこだけ切り取って読まされたようである。 確かにそこだけ切り取られてもなあ。 名文は名文だが。。

    1
    投稿日: 2011.06.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『黒猫』 妻が飼っていて黒猫の眼をえぐり殺害してしまった男。一度は後悔し似た黒猫を手に入れ再び飼い始めた夫婦。黒猫に恐怖を感じる男。猫を殺そうとし誤って妻を殺害してしまう。壁に塗りこまれた妻の死体。消えた黒猫。警察の捜査。 『ウィリアム・ウィルソン』 自分と同姓同名の「ウィリアム・ウィルソン」という男に悩まされる男。一度は追放することに成功するが・・・。「ウィリアム・ウィルソン」二暴かれたカードのいかさま。 『裏切る心臓』 老人の遺産を狙って老人を殺害した男。警察の捜査を受けるが・・・。聞こえてくる不思議な音。 『天邪鬼』 『モルグ街の殺人事件』 オーギュスト・デュパン・シリーズ 準密室で殺害されたレスパネェ夫人親子。道に投げ出された夫人の死体。暖炉に押し込まれた娘の死体。証言者によって変わる口論の会話の謎。 『マリー・ロジェーの失踪』 オーギュスト・デュパン・シリーズ マーリー・ロジェーの失踪。一度は姿を現すが一週間後再びの失踪。川に浮かんだ遺体。新聞による事件の解説。新聞の情報によるデュパンの推理。 『盗まれた手紙』 オーギュスト・デュパン・シリーズ 警視総監Gの依頼。大臣Dによって奪われたある婦人のスキャンダルに関する手紙。警察の捜査の行き詰まり。変装し大臣の家で議論を持ちかけるディパン。

    0
    投稿日: 2011.02.02
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    モルグ街の殺人事件は犯人が意外過ぎました。 ちょっとぶっ飛び過ぎてる。 しかもそれが私の読んだ最初のミステリーなんだから、これは危ない。 ミステリーってこんなんなのかー、と思った挙句、ホームズと出会うのが数年遅れてしまったのでした……。 そういう意味では憎い本ですが、話は結構好き。 勿論、デュパンも。 しかしモルグ街が印象的過ぎてそれ以外の話を全く覚えてない……。 また読み返そう。

    0
    投稿日: 2010.09.27
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    元祖推理小説といわれる本。 動機や設定が若干弱いが、推理展開は論理的で説得力がある。 前半の何篇かは怪奇小説。

    0
    投稿日: 2010.05.14
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    ラオスの田舎町で足止めをくったので宿にあり、たまたま手に取った本。実は、さる尊敬する人が置いていっていたという面白い出会いの本。 「モルグ街の殺人」は世界初の推理小説といわれており、主人公デュパンのキャラクターが実にクール。著者が、一気に読み切れることで恐怖や面白さが増すと主張するだけあって読みやすい。 「何があったかというよりは、今までにない何があったかと考えるべきだ」C・オーギュルト・デュパン 推理小説というものを避けてきた自分が初めて読んだのが、世界初の推理小説とは奇異な出会い。書かれたのが、ペリー来航前だというのだから興味深い。 「猫を殺したから災難にあったというような因果律でものを考える弱い人間ではない」黒猫より

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    投稿日: 2010.03.12
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    はるか以前に読了したが、タイトルは忘れない。ポーにはまっていく一冊。途中で止められない。推理の迷宮に深入りしていく面白さ。

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    投稿日: 2010.02.01
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    おもしろかった。 謎が解かれていく気持ちよさ、鮮やか。 普段の生活で、推理するようになってしまった。 デュパンはすごい。ポオはすごい。

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    投稿日: 2009.05.31
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    だいぶ前に「黒猫」だけ読んだ。もう本を返してしまったので、まったく思い出せない。自分の「本棚」を読み返して読んだ事を思い出した位に印象に残っていないって事は・・・かの有名なポー様なんだから、やっぱり私が翻訳物は苦手ってことなんだろうか。

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    投稿日: 2009.04.23
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    数学的阿片という評が素敵。モチーフが好みだったのは「ウィリアム・ウィルソン」です。良心というか、スーパーエゴというか、ああいう存在は実体を持つと怖い。「黒猫」をはじめとする彼の作品には良心やら顕示欲やら怯えやらが良く描かれています。

    0
    投稿日: 2007.03.24
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    ポオの推理モノは、普通の推理小説とは一味も二味も違います。推理小説に飽きたら原点回帰ということでポオを読んでみましょう。また世界観が変わります。

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    投稿日: 2006.12.13
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    推理小説の元。エドガー・アラン・ポーのもう一つの顔。 江戸川乱歩の命名の元であると同時に萩尾望都の代表作『ポーの一族』の命名(エドガー、アラン)の元。

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    投稿日: 2006.09.08
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    ポオが大好き。でも「ポオ読んでるんだ」って言ってもうまく通じないことが多いので、「エドガー・アラン・ポーを読んでるんだ」って言わないかん。 なにせ「黒猫」やら「天邪鬼」やら俺の好きな単語が満載の短編集。気に入らないわけがない。 恐怖の中に美を見い出すその感性は日本の古典に通じるところがありそうでなお好感。

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    投稿日: 2006.03.01