
総合評価
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powered by ブクログクラブの存続をかけて、1.4秒の世界に身を投じる3人のタイプの違う天才たち。 同じチームの仲間でありながら、大会で優勝を目指すライバル同士。人間関係も作り込まれてより、最後までとても楽しく読めました。感謝。
0投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログ良かった お兄さん組もいい(要一・飛沫) 弟組もいい(トモ・レイジ) 周囲のライバルもいい 借り物
0投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログ「うんと高いところまで上りつめていくのよ。そこにはあなたにしか見ることのできない風景があるわ」 この台詞から思い出したのは、 「国宝」ラストシーン。 スポーツ小説というジャンルになるらしい。飛び込みという、マイナー競技の話。 しかし、森絵都さんの手にかかると、 スポーツ小説の枠を大きく超えてくる。 人物の描き方、大会のシーンの緊張感の出し方、無駄のない筆致とユーモア溢れる会話と、見事な構成とバランスだ。 下巻では、 オリンピック代表に内定された要一が、敢えて内定を蹴り、仲間と一緒に最終選考の大会へ挑む。この描き方の上手い事! 飛ぶシーンは書かず、ランキングと得点だけを最後に出す。ここで初めて脇役たちのことを詳しく語る事で、ぐっと大会シーンに深みが出る。ピンキー山田がキャメル山田になり、最後は?そう来たか!の ラスト。 登場人物達と一緒に青春して、 飛び込みに夢中になってる気分で 読んでいたので、 まだまだ終わってほしくない気持ち。 読後も、ずっと熱いものが心に残っているような。仲間に励まされ、仲間を愛し、最大のライバルとして共生していきたいような。そんな気持ちになれる 素晴らしい作品でした。 どんな経緯で、 飛び込みをテーマにしたスポーツ青春ものを森絵都さんが書くことになったのか? 編集者さんが 依頼したのだろうか?だとしたら、 その化学反応は想像以上だったに違いない。 良かったー!!
12投稿日: 2025.08.04
powered by ブクログ「SSスペシャル'99」 代表を一度白紙に。 一人は確実に欲しい人材であるが、他に選ぶとなると点さえ取れれば選手は誰でもいいなんて何だか悲しいよな。 スランプに陥った原因が判明したとしても、それ以上にメンタルが安定していなければ誰だって上手くいかないだろ。 「コンクリート・ドラゴン」 最悪の体調で臨む。 少しでも自分に可能性があるからこそ、今までの試合以上に気合の入った結果を皆が出していっていたのかもな。 不安があったからこそギリギリまで自分を追い詰めたのだろうが、これが悪手になるだなんて思わなかったのだろう。
0投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログ2025.6.8 読了 人生で1番好きな本、作品。 今年の夏はプールに行こうと思う。 コンクリートドラゴンに挑む、選手の姿をこの目に焼き付けてみたいから。
1投稿日: 2025.06.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
水泳の飛び込み教室が舞台のスポコン物語。 主人公含め登場人物のキャラが設定負けしていて描写に物足りなさを感じたり、もどかしい感じが続いたりで苦しかったけど、文量のわりに読みやすく読了感は晴れやか。 小中学生の頃や、親世代になって読んだらもっと熱く感動できるのかも。
0投稿日: 2025.04.18
powered by ブクログ順位と点数が気になって仕方ないのに、素敵な描写に日本語の美しさも味わわせていただきました〜!が、とにかくみんなの成績が気になる気になる!! みんなのストーリーが、深すぎず、浅すぎず、うまいこと散りばめられていて、それぞれを応援したくなりました。 素敵な物語をありがとう!!
1投稿日: 2024.10.21
powered by ブクログあまりに世界観が好きすぎて、 読み終えるのがもったいない物語だった。 読み終えるのが、終わってしまうのがもったいない、と思いながら読んだのは本当に久しぶり。 一晩寝かしてみたけれど、我慢できなくて結局次の日には読破。 三者三様の飛び込み選手と、それを応援するみんなの気持ち(本当に、みんな!)がとても爽やかで、青春で、とてもよかった。 飛び込みという競技が大好きになった。 運命の試合の、一回のダイブごとに順位が入れ替わる書き方とか、物語としても最高におもしろいです。 次のオリンピック飛び込みの選手たちから、要一と、飛沫と、トモを探すことにする。 あーあ、終わってしまった。楽しかったー。
2投稿日: 2024.06.10
powered by ブクログ飛び込み競技のシドニーオリンピック代表を目指す中学生・高校生ダイバーの物語の下巻。シドニーオリンピック選考会が物語の中心であり、競技会の描写だけで、下巻の半分を占める。 上巻の感想でも書いたが、飛び込み競技のルールを知っている人は少ないと思う。私も知らなかった。しかし、この物語を読み進めていくうちに、それが理解できるようになる。飛び込み競技は、予選を勝ち抜いた選手たちが決勝で10本の演技を行う。その10本の演技を審査員が採点し、その合計点で勝敗が決まる。ただ、採点ルールはシンプルではなく、演技に用いる技に難易度が数字としてつけられており、採点による点数に、その難易度の点数がかけられて1本の演技の点数が決まる。だから、後半に難易度の高い技で高点数を得ることが出来れば、前半で出遅れていても逆転が可能なルールとなっている。 そのあたりのルールもうまく活用しながら、選考会の模様が細かく描写されていく。それは、なかなか面白い。 この選考会時点で、主人公たちはまだ中学生であり、高校生だ。飛び込みの選手寿命はまだ長いはずなので、続編を書いてもらえればとも感じた。
17投稿日: 2024.04.13
powered by ブクログ面白すぎて先が気になりすぎてあっという間に読んでしまった。知季、飛沫、要一3人ともすごく個性的で魅力的で全員幸せになってほしくて後半は心配しながら読んでたけど、とっても良い終わり方だった!出てくる人全員が不器用だったりから回ったりしながらも素敵だった。
1投稿日: 2024.03.07
powered by ブクログ一言で言うと面白かった! 初めてスポーツ系の小説を読んだ。 上と下と続けて読んで、改めてスポーツっていいなぁと思った。 青春も詰まってるし、自分の人生をかけて1つの事に熱中して頑張れるってすごく素敵だと思う! 自分も学生時代に熱中できるものを見つけてたらなと、熱中して頑張れる強さを羨ましく感じた。 元気も勇気も貰える1冊!
3投稿日: 2023.12.28
powered by ブクログ直に高飛び込み競技を観たことがない。 テレビででも、ずいぶん昔に競泳の空いた時間にチラッと放映された映像を観たくらい・・・。 もちろん、競技規定も技も知らない。 それでも、練習や試合場面では、プールサイドや10mの飛び込み台から見ているような気分になり、オリンピック出場をかけた試合では得点と順位が出るたびに一喜一憂していた。 「若ければダイビングクラブの門を叩いていたかもな〜。」と思うほど高飛び込みに魅せられた。(^_^)v 東京オリンピックでは、この競技にも注目したい。
0投稿日: 2023.04.29
powered by ブクログ夜更かしして最後まで一気に読んでしまいました。気づいたらすっかり選手3人のファンになってしまっている自分がいて、試合シーンは全員応援しながらハラハラしながら読み進めました。とっても爽やかで、心が晴れやかになる素敵な本に出会えてよかった!
1投稿日: 2023.04.08
powered by ブクログオリンピック選考会の表現。各章ごとにダイブの採点結果を出す方法が、特別な臨場感を出していて良い。何となく次ページを手で隠していた。 最後のダイブ、要一の完璧ダイブ。飛沫のスワンダイブ。知季の4回転半。上下巻ともに、ここに全てが繋がっていた。面白い!
6投稿日: 2023.04.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
下巻はエリート、要一くんの葛藤が多く描かれる。お父さんとの関係も気になる。 飛び込みバカの男の子たちがとてもかわいい。 トモの、「ぼくが決めて、ぼくが超える枠」という言葉はとてもいいなーと思った。 最後の試合は一気読みです。 最終章も、麻木コーチが振り切ってて楽しい。
1投稿日: 2022.10.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻一通りのキャラ把握はできていると思いますが、下巻ではさらにさらに面白くなります。 ・・・ 下巻でもゴールはオリンピックです。ただ、すんなりとはいきません。 心情描写的には下巻のメインは要一でしょうか。彼の極限状態での演技は手に汗を握ります。 また、下巻の後半では章ごとに一人称が変化します。ある章は幸也(中一の才能もやる気もなさめダイバー)、またある章は恭子(飛沫の彼女)から登場人物や状況を語らせ、物語にさらなる奥行を与えています。 ・・・ そして最後の最後、物語にもひねりにひねりが加わり、結末がまたいい。驚くとともに素敵な満足感ある結末だと思います。 上巻だけで終わらず、ぜひとも下巻も読んでいただきたいと思います。
1投稿日: 2022.09.10
powered by ブクログダイブのことを全く知らなかったが、本を通じて入水は音を立てないことや、様々な種類の技があることなど知った。荒削りの原石である知季が麻木コーチによってどんどん磨かれていく様や、周りのライバルでもある友達、兄弟、恋人との関わりに悩む様子などとても青春を感じた。最後は四回半を決められたことが格好良く、ひたむきに努力して成長する姿に胸を打たれた。
1投稿日: 2022.08.22
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ぼくたちのオリンピックじゃない。 知季のもらした一言に、要一はどきんとした。これまでもやもやと胸に抱えていたものの核心を、ずばり言いあてられた気がした。 「だってさ、メダルをとれたとしてもとれなかったとしても、それって本当はぼくたちの問題のはずじゃない。死ぬほど練習してきたのはぼくたちとコーチで、オリンピックにでるのもぼくたちで、だからぼくたちが喜んだり、がっかりしたりすればいいだけじゃない。けど、ちがうんだよね。結局、オリンピックの真ん中にいるのは顔も見たことないような大人たちなんだって、そう思ったら急にいろんなことがつまんなくなっちゃって・・・」 知季のゴールと、自分のゴールはちがう。だから行く道もちがう。進むペースもちがう。ちがっていいのだ、と。日本選手権でベストスリー。将来、子供や孫に自慢するには十分じゃないか。 「人は、そのどき周りさいる人間と家族さなればいいんだ」 「やめろ、歌ってる場合じゃないんだ、うちの息子が飛ぶんだ!」 突如、仁王のごとく直立した啓介の怒号に、応援団の合唱がぴたりとやんだ。
0投稿日: 2022.07.27
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坂井知季(さかいともき) MDC(ミズキダイビングクラブ)に在籍している。中学生。飛込み歴は6年。ダイヤモンドの瞳を持っている。 丸山レイジ(まるやまレイジ) MDCのクラブメイトで知季と同い年。同じ頃に飛込みを始めた。 大広陵(おおひろりょう) MDCのクラブメイトで知季と同い年。半年遅れで飛込みを始めた。飛込みを辞めてバスケ 部に入る。 富士谷敬介(ふじたにけいすけ) MDCで中学生と小学生の両方のコーチ。要一の父。元飛込みのオリンピック選手。 水城真之介(みずきしんのすけ) MDCを創設。元飛び込み選手。持病の肝炎が悪化し志半ばで死んでしまった。夏陽子の祖父。大手スポーツメーカー、ミズキの元会長。 富士谷要一(ふじたに よういち) MDCのエース。富士谷コーチの息子。桜木高校の高校生。小学2年生から飛込みを始める。3年連続中学生チャンピオンの実績。 阿部 桜木高校飛込み部顧問。 吉田幸也(よしださちや) サッチン。知季たちよりひとつ年下。趣味はママさんシンクロの人間模様の観察。選考には参加せず、「サポーター」を務める。高所恐怖症である。 大島力(おおしまりき) MDCで小学生のコーチをしている。津軽から上京してきた飛沫と同居している。よく喋る。 麻木夏陽子(あさきかよこ) MDCに新しく来たコーチ。中学生の担当。MDCの創設者水城真之介の孫。アメリカでコーチング技術を学んだ。 坂井弘也(さかいひろや) 知季の年子の弟で、早生まれなので同学年。 野村未羽(のむらみう) 知季、弘也と同学年。中学一年の春に知季に告白して付き合いだした。後に弘也と付き合う。 沖津 飛沫(おきつ しぶき) 幻の高校生ダイバー。昭和の初めに天才ダイバーと騒がれた沖津白波の孫。 ピンキー山田→キャメル山田→レッド山田 本名は山田篤彦(やまだあつひこ)。ショッキングピンクの海パンをトレードマークにしている色白の優男。精神的にも弱かったが徹底的に鍛え直した。らくだ色の海パンに変えた。 寺本健一郎(てらもとけんいちろう) 日本飛込み界のエース。日本人選手特有の精神的な弱さを持っている。 西川恭子(にしかわきょうこ) 飛沫の二歳年上の恋人。祖母の文と二人暮らし。以前は男を漁るような恋愛をしていたが、飛沫と付き合いだしてからは一本気になり、その悪癖も止んでいる。 文さん(あやさん) 恭子の祖母。飛沫の味方。 富士谷頼子(ふじたによりこ) 要一の母。元オリンピック選手。日水連の非常勤職員。 前原一朗(まえはらいちろう) 日水連の会長。オリンピックには縁のなかった元競泳選手。 ケン 恭子が習っている英会話の講師。アイルランド系の父親と日系の母親とのハーフ。
0投稿日: 2022.07.16
powered by ブクログ上巻よりわかったこと。 主人公は3人だったのだね。 上巻最後のほうで、飛沫にピックアップされていたけど、どうしたのかと思った。 3人の視点という観点で読み切ったけど、上巻ほど熱烈にもえなかった。 主人公は一人でよかったかな。 飛び込みは見ていて面白くないってよくいわれるけど、この本のおかげでだいぶ理解が進んだ。 そして競泳と比べてニュースに取り上げられていないことも。 面白くするためには、逆転劇をするために、後半描いたような逆転劇、1演技あたりの点数が必要なんだろうな。
0投稿日: 2022.07.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アツかった〜!!! 最初に一人称だった登場人物が主人公だと思ってしまう病で、トモくんが主人公だと思ってたけど、トモくん、飛沫、要一くんの三人がメインキャラクターだったんだなぁ それぞれの心の葛藤が細かく書かれていて、すごく青春で素敵なストーリーだった 中でも好きだったのは、前原会長に要一くんが直談判しに行くところ。側から見たら、オリンピック代表権を自ら捨てるのはもったいないって言われることだと思うけど、代表になるまでの過程が選手にとってはすごく大事なことなんだなと理解できた。会長に促されて自分の身の上話をしたとき、なにもかもを捨てて(というか選ばないで)、飛び込みだけを優先してきたということが伝わってきて、それが説得に繋がったと思った。 恋愛要素については、要一くんの何もなさを際立たせるためだったのかな?とも思ったけど、あんまり直接的な表現はいらなかったなぁと。。 選考会で、敬介さんが要一くんのお父さんとしての面を出したところも感動した。トモくんの言った通り、もっと身内として贔屓してもいいと思った 男子飛び込みを見たことがないから、映画観るのとても楽しみ。誰が誰役なんだろう?林遣都がトモくんかな?楽しみ。
0投稿日: 2022.04.30
powered by ブクログ爽快感優れた作品。4部構成は上下巻よりも4分冊が一番良い形かも。四部が一番よかった。書きすぎないって大事。
0投稿日: 2022.04.16
powered by ブクログ昔読んでハマった本。子どもたちに手渡すのに内容のおさらいを兼ねて再読。うん、おもしろかった。 この物語を読むとスポーツに打ち込むことがたまらなくおもしろいことに感じる。そして同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨する尊さも感じる。それを支える大人たちの内面や葛藤もよい。ぐいぐい読んじまった。飛込みに興味出てくるもんね。 でも、小学生に読ませる本にしては「セックス」って言葉を使いすぎな気がするが。
0投稿日: 2022.03.26
powered by ブクログ上下まとめてのレビューです。 文句なしの超爽快青春ストーリー!!!!登場人物一人一人が語り手になるので、読み易くて面白かった。 彼らが実際に飛び込むときは、こっちまでドキドキしちゃうし、飛び込みのルールがよく分からない私でも楽しめました。
0投稿日: 2022.03.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ずっと読みたかったので図書館に入ってきてて感激!!涙やら感情やら色んなものがほとばしる作品です。アツい。少年達のやりとりが素敵。
0投稿日: 2022.02.02
powered by ブクログ文句なく面白い。 選考大会でのハラハラドキドキワクテカが、 絶妙にストーリーに絡んで、貪るように一気読み。 話の引っ張り方もいい。 終わりもいい。 是非一読をオススメ。 そいや2021オリンピックで、天才中学生出てたっけ。 オリンピック前に読んでおけば、飛込みの種目見てたかも。
0投稿日: 2022.01.12
powered by ブクログ小説?ドラマ?アニメ? 1話30分のアニメを観ているような感覚。 オープニングでグッと引きこまれて、数話前に落とされた伏線が良きところで回収され、盛り上がってから、え?!ていう展開で次回に続く!! 起承転結が上下巻ずっと続く。 森絵都の手にかかったエンタテイメント。 伏線の回収が鮮やかすぎて、最高です。 登場人物それぞれの細かい心理描写も変わらず精鋭で、飛び込み競技の説明も緻密。しかもめっちゃわかりやすい。さすがすぎた。。。 奇しくも東京2020と時を同じくして読み進めたので、オリンピックをめぐる大人の事情あれこれ、は、特に迫りました。 あー面白かった。 星3つなのは、ただ単に好みの問題です。 スポーツに興味がどうしてもわかない性格。。。
0投稿日: 2021.10.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ネタバレ!胡蝶蘭の件で、お父さんとお母さんが半分ずつお金出したのは、息子と一緒に海外の合宿に行った子がオリンピック内定、嬉しい!っていう両親の気持ちもあったんだなって20年以上ぶりに読んで思った。そー、少年たちの親の世代になってしまいましたwww 逆に20年以上前に読んだ時に、少年たちの言動に違和感を感じなかったのね。私今、ティーンの会話の再現とか無理だわ。そう考えると作者スゴイ! 2022/01/31 途中まで読んで、再度読み始めたw 飛沫がアメリカから帰ってきて、その変化を目の当たりにしたレイジが「やっぱ僕は日本選手権でベストスリーより、スポーツリハビリ専門の医者になる!」とか言い出して、元から勉強は疎かにしてなかったし、身体動かすの上手いやつは頭も良いから目指してたスポリハドクターに見事なれて、おじさんになった今でもドクターとして飛込に関わってるところまで読んだ。
0投稿日: 2021.08.30
powered by ブクログ4.4 →一人一人の視点で語られていくのがすごく良かったです!全員を応援したくなりました。 森さんの作品をもっと読んでみたいです。
3投稿日: 2021.08.27
powered by ブクログ臨場感、半端なくあり、引き込まれました。筆者の文章がすごい。目の前で飛び込みのシーンが再現されるように感じた。 上巻、下巻と対になっていてそれもいい。
0投稿日: 2021.08.23
powered by ブクログこんな爽やかな読了感はなかなか味わえない。 終盤に近づくにつれ、最近の映画やドラマや小説のように、結末をキチンと描かず、観客、読者が結果を想像するパターンか?と訝りながら読んでいた。 ちゃんと最後まで描かれていた。本当に楽しかった! 続編が出ないかなぁ。
0投稿日: 2021.07.15
powered by ブクログ複数巻を平行に読破するシリーズ。約1年ぶりに続きを読んだが覚えてるもんだね。 1999年、翌年に控えたシドニーオリンピック男子飛び込みの選手選考を兼ねた試合において、MDC所属の中から、富士谷要一が選ばれた。しかし要一はその決定に納得が行かなかったため、もう一度選考のやり直しを申し出る…。 上巻は知季と謎の青年飛沫のエピソードで引っ張ったが、下巻の主役は要一である。その時点ですこし違和感を感じざるを得ないが、もともと優等生の要一に無理やり悩みをかぶせている感が強く、あまり感情移入できない状態で話は進行する。 下巻の後半は、アクシデント込みのオリンピック最終選考、大阪大会の様子を描く。 この大阪大会が、なんというか、アニメのCMまでの引っ張りというストーリーで、なんというか浅い。また、上巻での懸念であった、飛んでいる1.4秒にギュッと凝縮されている周りや精神的な描写は相変わらず無いため、現在の順位と点数で緊迫感を出しているのだろうが、ちょっと安易じゃないかなあ。 大会での章ごとに視点を移していくのも、アニメやドラマにするための小細工という印象があり、残念ながら集中して読むべき部分が見いだせなかった。要一なら要一のままでよかった。 裏のストーリーで盛り上げようとした部分も、正直なところ空回りという感じで、上巻で積み上げた部分を失ってしまった感が強かった。 まあ、高校生の読書感想文用に読む青春ストーリーとしては及第点というところで、大人にはちょっと物足りない。上巻のほうが良かった。 まあ、章を細かく分けてあるので読みやすい作品です。
0投稿日: 2021.06.27
powered by ブクログただひたすら、オリンピックの出場をかけた戦いが書いてありました。 出場が決まっていたのにそれを破棄し、みんなと同じ立場に戻ってオリンピックを目指す要一。 腰を痛めながらも、オリンピックを目指す飛沫。 急成長をし、オリンピックを目指す知季。 そして、ただただ、3人を応援する自分。
1投稿日: 2021.06.18
powered by ブクログ前半も良かったが、後半も負けず劣らず良かった。特に最後の4部は10回の試技に合わせて視点が変わり、こう云うのはやはり本の良さだな。終わり方も良し!この先の話も欲しいくらいやわ
1投稿日: 2021.03.09
powered by ブクログクライマックスに向かうにつれ、200ページを一気読み。読後感のよさ、青春の余韻、青年同士の軽快な笑えるやりとり、独特かつリアルな比喩、全てが好き。 強靭な性格を持つ登場人物でさえ様々な外的要因に翻弄されたり、実は内面では様々葛藤や孤独を抱えていることが描かれていたり、、 それぞれが置かれた環境や境遇のもともがきながら悩みながら楽しみながら味わいながら生きているが、そのすべてにポジティブなエネルギーをもらった。
0投稿日: 2021.01.27
powered by ブクログ物語がそれぞれの登場人物の視点で書かれている。 みんなプライベートで悩んでいることが男子中学生だなぁ。
1投稿日: 2020.09.10
powered by ブクログ3部はもう一人の主人公格の少年を中心としたストーリー。 4部はオリンピックへの最終選考の話で、コーチ目線や、恋人、主人公格の3人の少年、メインではないが共に飛び込みをしてきた仲間のそれぞれの話。 個人的にメインではない少年の話がお気に入りです。いつも一番にはなれなく、むしろ順位は低め。目立つこともできない。自分の限界も感じている。それでも、自分は自分、相手は相手と割り切った強さは感動しました。 とても爽やかで感動するストーリーでした。
12投稿日: 2020.08.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
友季、飛沫、要一の3人が、お互いを思いつつ、自分のこと目標に向かっていく。 フワッと掴み所のなかった友季は、どんどん芯が太くなっていく。 孤立していた飛沫は、皆んなと仲間になっていく。 ストイックな要一が、自分の信念を曲げずに選択していく。 彼らの成長も微笑ましい。
1投稿日: 2020.08.01
powered by ブクログ面白かった!!!読み終わった後の清々しさよ!!!気持ち良すぎる。終わってほしくないと思いながらも、読み進める手は止められなかった。最後は祈りながら読んだ。 上巻よりも知季たちが生産性のない会話をしていてクスッと和んだ。その分、選手としての彼らがとても輝いていた。これがギャップなのか。色んな人の視点で進んでいく試合にどうなる?どうなる?と、ドキドキさせられた。 本当に面白い。5つ以上の星をつけたい。
1投稿日: 2020.07.11
powered by ブクログ『スポ根』とは、『スポーツ』と『根性』を合成して作られた『スポーツ根性もの』という言葉を略したもの。1940年に開催されるはずだった東京オリンピックが幻に終わったものの、戦後の復興が順調に進み、悲願の1964年の東京オリンピックの盛り上がりと、日本人がいかにも好きそうな『根性』という言葉が、日本の高度経済成長期とされる1960〜70年代の日本人の心の的を的確に射たことで、それをフィクションとして見るドラマ、アニメがもてはやされました。『血のにじむような特訓』『全てを捨てたひたむきな練習』『努力型の主人公と天才型のライバル』『なんだかよくわからないが凄い必殺技』こういった定石を押さえて展開されるその世界。海外からは理解されないその考え方はもしかするとここにもあったガラパゴスなのかもしれません。 『まるで真夏に雪でも舞いおりてきたかのようだった』という要一。『オリンピック代表への内定は、選ばれた要一自身にとってもあまりに唐突な、思いもよらない大事件だった』という上巻最後のまさかの衝撃の余波からスタートする下巻はオリンピック内定を得て、まだ興奮冷めやらぬ要一を描いていきます。その一方で『知季。飛沫。レイジ。彼らのことを思うと要一の胸はふさいだ』と気持ちの揺らぎも見せる要一は親会社ミズキの社長に内定の報告に赴きます。社長を『老獪な古狸』に見立てる要一は『MDCのだれか一人でもシドニーへ行ったら、ミズキはMDCをつぶさない。そう麻木コーチに約束したのを憶えてますか?』と尋ねます。それに対して『もちろん約束は守るとも』と答える社長は一方で『おもしろいCMになりそうじゃないか』と要一を自社の企業CMに出演させることを画策します。一方で『ちょっと異常なんだ。なんかぼんやりしちゃって、魂ぬけてるっていうか』という知季の落ち込みを聞かされた要一は、選考会もなく決定したオリンピック代表の座に疑問を募らせていきます。『日水連の前原会長に会わせてもらえませんか』と父親に頼む要一。そして会うことのできた会長は『率直にきこう。君はここへ何をしに来たのかな』と聞くのに対し、『ぼくのオリンピックの内定を、白紙にもどしてほしいんです』と答える要一。オリンピックに用意された二枚の切符の行方が混沌としていきます。 上巻の雰囲気そのままに展開する下巻で印象的だったのは、第一人称がとても効果的に移り変わっていくことでしょうか。要一、飛沫、そして知季はもちろんのこと恭子やレイジまで視点が順番に回っていくのはとても新鮮でした。その中でも強く印象に残ったのは富士谷コーチ、つまり要一の父親視点です。『ヘッドコーチでもある彼は、選ばれた息子の幸運と、選ばれなかった教え子たちの不運を秤にかけているのか』という記述にあるとおり一人二役を務めなければならない微妙な立場の心の揺れはこの人物視点でないとわかりません。特に要一視点で展開した場面を、父親視点からどう見えているかが描写される場面では、一人二役の中で揺れ動く父親の心の葛藤を見事に描き出していました。また、心の揺れということでは森さんの詩的な表現の登場も忘れてはなりません。 何かが心に引っかかる。 伸びすぎた爪みたいに。 欠けたグラスみたいに。 机のらくがきみたいに。 一度だけ鳴って切れた電話みたいに。 という箇所など要一の心に引っかかる迷いを絶妙に表現していてとても印象深く残りました。 『「スポ根」青春小説』の魅力を存分に感じさせてくれたこの作品。押さえるべき定石の全てを高いレベルでクリアしているのみならず、『飛込み』というマイナー競技を、まるで競技場で見ているが如くにリアルに描き出して、その競技としての魅力を強烈に印象づけてくれました。『自分の未来は自分だけのもの。だれも代わりに背負うことなどできない』という言葉。それを説明されずとも、要一は、飛沫は、そして知季は自分の限界に向かって、そして限界の先へと向かって歩みを進めていきます。『自分にしか見ることのできない風景をつかむ』ために。『この世界の、この時代の、この毎日の至るところに存在する見えない枠を越える』ために。 上下巻で750ページという分量を感じさせない青春小説のたまらない魅力に酔い、お互いを深く思いやる強い友情に胸を熱くし、そして最後の試合の成り行きに時間を忘れて夢中になった幸せな二日間の読書でした。 圧倒的に爽やかな突き抜けるような読後感。やっぱりいいなあ、森さんの青春小説。満足の一冊でした。
31投稿日: 2020.05.09
powered by ブクログこの熱量はすごい!知季、飛沫、要一のそれぞれの視点から描かれたストーリーが、最終章で紡ぎ出す妙味。3人以外のキャラも個性的に描かれ、グッとこの世界に引き込まれる。高みを目指し合う者達にしか分かり合えないもの。目線の高さを上げられるコーチング。単なるスポ根小説、青春小説では終わらないものがいっぱい詰まっている。おっさん故に敬介(要一の父親)に感情移入し過ぎた...。
4投稿日: 2020.01.05
powered by ブクログシーンがありありと浮かぶ描写。 おもしろかった! 男の勝負ももちろんだけど、脇の人たちの心の移ろいもおもしろかったな。
0投稿日: 2019.08.18
powered by ブクログラジオドラマを聴いて面白かったので、購入。 結構前に読みましたが、夏の時期になると、いつも思い出されます。オリンピックでもこの小説がきっかけで、見るようになりました。飛び込み競技については、あまり知識がないままだったので、読んでいてこんなに熱いスポーツ競技なんだと認識させられました。一回の飛び込みの背景には、様々な努力や熱意など「ザ・スポ根」と思えるほど熱い小説でした。オリンピックにかける大人と10代の少年とのギャップ、嫉妬や妬み、友情など様々なものが詰め込まれていて、面白かったです。 上巻では知季の物語と飛沫の物語が中心となって、進行しています。下巻では、要一の物語が中心となって、オリンピック選考会へと進行しています。そのため、話が進むごとに世界観が立体的といいますか、奥行きが増していき、 登場人物一人一人のキャラクター性も魅力的でどんどん惹きつけられました。読んだ後は量が多かった分だけ爽やかな気持ちも大きかったです。 児童文学として侮らずに爽やかにさせてくれました。
0投稿日: 2019.06.06
powered by ブクログ爽快な作品でした。一瞬の躍動、凝縮されたダイバーたちの想い…。彼らの煌めくようなダイブが目に浮かびます。
0投稿日: 2019.04.03
powered by ブクログ20年前の話って1999年ですか。まだまだ最近だと思っていましたが、そんなに時間が経っていたのか。 とまるで現実の事とリンクさせて感想書きたくなるくらい彼らの存在感があります。彼らというのは脇役含めた本作に出てくる印象的な人々の事です。 ライバルと友情と反目と和解。肉欲と食欲と名誉欲。あらゆるものをごちゃまぜにして出てきた世界はとても存在感が有って、「ああ、今このせかいならトモは34才、要一と飛沫は36才なのかあ・・・」と話上の存在なのにどこかに居るような気がしてしまいます。 飛び込みがそんなに冷遇され人口が少ないとは思いもしませんでした。僕が知らないだけで結構繁栄していると思っていました。確かに殆どTVでも見たことないし、知り合いにもいないです。 そんな地味な飛び込みに青春の全てを書ける若者を、これでもかこれでもかと魅力的に書いています。
0投稿日: 2019.03.08
powered by ブクログ2019.2.15 金曜夜中続きが気になって珍しく家で読書 要一の最後の根性 うちの息子が飛ぶんだ!! 要一パパの台詞に熱くなる 飛沫はいつまでも飛沫 ぶれないなーー 知季の爽やかさ 好き素直真っ直ぐが結局強い サブキャラも目立つ作品 ピンキーもといキャメル山田笑 終わり方がなんか好き ここでこう終わるのかーっていう。 わかんないけど鳥肌立った
0投稿日: 2019.02.16
powered by ブクログ21:やっぱ森作品すごい面白いわ……。アニメ見なくてええやんってなったわ……。硬軟のバランスをお手本にしたい。
1投稿日: 2018.10.08
powered by ブクログ森絵都の本は三冊目ですが、他の2冊は全くわたしには合わずあんまり面白くなかったけど、これは!これは!相当ハマった!!!! 青春スポ根小説なんだろうけど。ある種ミステリ。え!?なに!?それ!どうなんの!?っていう仕掛けが所々に散りばめられてあり、どーも目が離せません!!!! やってることは青春なんだろうけど、話の持っていきかたがとてつもなく巧みで、先を気にさせて気にさせてそして、全貌は明らかにしない!!!次の章へと促すやり方が、読者を引きつけてやまない、ただのスポ根では終わらない一冊!!! 久々に夢中になって泣けた。
0投稿日: 2018.02.28
powered by ブクログ爽やかなスポ根 友情、恋愛、師弟、親子 様々な人間関係を巻き込んで大きな目標へと歩んでいく少年たち。 飛び込みという種目の、予備知識は全くなかったが、心の底から熱くなり、最後まで楽しめた。 すべてのキャラクターに、ストーリーを盛り上げる重要な役割があり、またその誰もが愛すべき個性の持ち主である。 彼らのその後の話があるのなら、ぜひ読んでみたい。
0投稿日: 2017.11.08
powered by ブクログおもしろっかたー。 後が気になってドンドン読んじゃう感じ。 子供でも、大人でも、男でも、女でも、みんなそれぞれが、いろんなものを背負ってがんばってるんですね。 きっと。
0投稿日: 2017.09.12
powered by ブクログ下巻はドキドキ感が増す。男の子たちの魅力も増す。あんなに奥が深いなら、今度から飛び込み競技はちゃんと見ようと思う。夏に読むのにピッタリな爽やかな物語でした。
0投稿日: 2017.09.02
powered by ブクログ全く異なる3人の個性を、それぞれの想いや成長、葛藤を含めとても活き活き描いていた。 飛び込みの様子も眼に浮かぶよう。 はっとさせられる言葉もあったり、くすりとしてしまうユーモアもあり、最後まで飽きさせず、むしろさらにラストスパートをかけながら一気に駆け抜けた下巻。彼らの様々な想いがストレートに伝わって胸が熱くなりました。勝負は綺麗事だけではないけれど、それでも彼はキラキラしている。 ラストは爽快! こっちまで感情が沸き上がってなんだか泣きたくなる。 スポーツものの小説は今まであまり馴染みがなかったのですが、上巻共に本当に素晴らしかった。
0投稿日: 2017.03.12
powered by ブクログ中学一年の時、一度だけ10mの飛び込み台に登ったことがある。 足がすくんだ。 後ろに小学生が待ってなかったら引き返したかもしれない。 落ちている1.4秒は、長かったような気もするし、あっという間だったような気もする。 これを競技として、さらにそれを物語として昇華させることができるなんて。 小説は面白かったけど、また飛び込んでみたいとは思わなかった。
0投稿日: 2017.02.03
powered by ブクログダイバーと言えば潜る方、スキューバダイビングではなく、これは高い所から飛び込む、飛びこみの競技選手たちの青春物語です。日本では競技人口が少なくマイナーな水泳競技。この小説が書かれたのは10年くらい前のことのようなので、シドニーオリンピックに向けて凌ぎを削る様子がありますが、さて今でも飛びこみ競技は脚光を浴びているとは言い難いのかなあ。残念ですが… それはともかく、飛び込み競技に文字通り青春をかける3人の中学、高校生、同じダイビングクラブに通う男子。この3人を中心に、オリンピック出場選手の選考までを巡る過程が、それぞれの人物像も交え彼らの成長を追っていくので、目が離せない展開でした。あっと言う間に読んでしまいました。 作者の森絵都さんは山にも行かれたりするようですが、スポーツもお得意なのでしょうか。
0投稿日: 2017.01.29
powered by ブクログスポーツものの青春物のしかも群像劇で面白くないわけがない。 それにしても、ちっともエリートじゃないのにどうしてか絶対に要一君タイプに感情移入してしまう。 ないものねだり?なんでだろう?
0投稿日: 2016.12.13
powered by ブクログ森絵都のダイブ!!を読みました。 ダイビングに青春をかける高校生達が主人公の物語でした。 坂井知季、柔軟な体と優れた動体視力というダイビングに向いた選手。 沖津飛沫、祖父が戦前戦後の時期にダイビングの天才と呼ばれたが、戦時中という不運のため成果は出せなかった。 富士谷要一、父親も母親もダイビングのオリンピック選手だったというサラブレッド。 彼らが所属する弱小ダイビングクラブMDCは収支が悪いため存続の危機に立たされます。 突如現れた女性コーチ夏陽子はMDC創設者の孫で、彼女が出した条件はMDCからオリンピック選手を出すことでした。 主人公達はMDC存続をかけて、オリンピック選手に選ばれるために特訓を始めるのですが... 物語の終盤は3人が出場するオリンピック選手選考会の描写なのですが、手に汗握る展開で面白く読みました。
0投稿日: 2016.12.03
powered by ブクログトモ、要一、飛沫の三者三様の在り方が絶妙なバランスで、全員を応援してしまう。気付いたら一気に読み終わっていた。さすがに1.4秒というわけにはいかないけど。
0投稿日: 2016.10.07
powered by ブクログ高さ10メートルの飛込み台から、時速60キロでダイブして、1.4秒の空中演技を競う競技ー(作品より) 読んでいる最中は、ドキドキが止まらなかった。この一瞬にかける姿が美しい。全く知らないこの飛込みの世界の話を覗けて面白かった。そして、自分の部活漬けだった中高生時代のあの必死さ、嫌で辛くも良き過去を思い出した。とにかくがむしゃらにやっていた自分の過去とこの本に共通するものがあり、それしかなかった自分の中高生時代の糧は間違ってなかったと思えた。
0投稿日: 2016.06.21
powered by ブクログまっすぐで、普通の男の子。でも生まれ持った才能がある、知季。 オリンピック選手の両親のもとに生まれ、誰よりも努力してきた要一。 そして唯一無二のダイナミックさをもつ飛沫に、自分自身と戦い続けることを選ぶレイジ。 きらりと光る4人それぞれの個性と、4人それぞれに葛藤しながらも成長していく彼らがとてもまぶしくて、きらきらしている作品です。
0投稿日: 2016.06.01
powered by ブクログMDCミズキダイビングクラブ 裏事情 宵闇 疾走する自分の迷いなき背中のみが敗者への餞 夏の五輪とリンクさせて売り出す予定 言質くらいは土産に持ち帰りたい 如才なく 懐疑的 寺本健一郎という稀有な才能に期待を集めている 相乗効果 高揚感が無惨に萎んでいく 思惑 一蹴 傲慢な行為 三つの歳の差が人と猿のような開きに感じられた時代も今はすぎて 東北沢 高脂肪のマロンムース 撹乱 常套手段 段取りを無視して無粋なアドリブ 記憶の修正作業 良心の呵責 太宰治 滑稽 絨毯 胡蝶蘭 豪華絢爛ごうかけんらん 歎息 アン・ドゥ・トワのバレエ サーブ・レシーブ・アタックのバリボールではなーい 一瞥 高脂肪のマロンムース 冬眠前の豚 たんなるもののたとえ 挑発 撹乱 常套手段 けげん怪訝がる 経堂 枠を越える 核心を、ずばり 戦慄した どんな未知が潜んでいるかわからない才能 眉間に刻まれた深い皺 小次郎を待たせた武蔵 ファシスト 奇天烈なアイディア リアリティに欠けている 絶滅の危機に瀕している 連綿と受け継がれてきた サラブレッドにはサラブレッドの、駄馬には駄馬の試練がある オリンピック内定からの煩悶。疑惑と葛藤 にやりと相好を崩し 『創世記』の一節 割烹着 コンクリート・ドラゴン ユーカリ全滅 コアラ論争 僥倖ぎょうこう ピンキー…もとい、キャメル山田 藪から棒というか、寝耳に水というか、晴天の霹靂というか 洞察力 雄々しい覚悟 時折破裂して癇癪を起こしたり 一歩間違えると無難や単調や没個性に転じる 体操で培った筋力や柔軟性 激昂 対峙 サクセス・ストーリーの国 多民族国家 摩天楼にスラム街 事と次第 いつか王子様が ロッキーのテーマ NASAにFBIにCIA 例の16ミリ 代々の血潮 断崖の絶壁に孤影を晒しながら 体重が十キロもあるオオハクチョウは、その重さ故になかなか翼を広げようとしない 喝采 檜舞台 心底軽蔑 遠い漁り火いさりび 和気藹々 淫乱の血 最初の夜にして開眼 世界と繋がる方法 断崖の先端から水平線を睨む どんな悩みにも徹底してニュートラルな姿勢を貫くところが信頼できた 現実主義者 その時周りにいる人間と家族になればいい ケンはいい人だけど、飛沫とは全然違う。哺乳類とシダ類くらい違う 私は、ケンじゃなくて、イギリスに惹かれていたのかもしれない 縁結びのお守り 匙を投げて いつもの夏の一齣 しんとした気持ち 秋葉原 ノストラダムス 滑稽 「今、戦闘モードをONにした」 俺の嫌いな精神論じゃねーか 小樽の大学 闇雲に 疲弊した体 背中を悪寒が走っていた それがものの道理だ 前途は洋々 MDCが消えても、あの理想的なケツが日本から消えることはない 難易率が最も高いのは? 執念の強さは同等 「逆転が不可能だなんて片時も思ったことありませんから」 全身がベッドを渇望している 心の高ぶり 風の初期症状 積年のトラウマは克服され、自尊心は満たされた 怪訝な眼差し 遺志は泡と化し 小樽でキタキツネと戯れるのも一興 そうは問屋が卸さない メモリアルデー ラストまでばっちりエンジョイ 「くそ、バカがまた一人…」 曲がりくねった急勾配の花道 輝ける者と翳る者 過酷で壮快なゲーム 逸る心に掻き立てられ 武者震い 早い話が、横恋慕よこれんぼ 脊柱に気合いを入れ直し 水餃子 凄味を増して 常に自らを追い込み、孤独の淵のぎりぎりのところに立って、初めて力を発揮する。そんな星の下に生まれた選手を理解できるのは、恐らく同類の者だけなのだ。 わざわざ茨の道を行く酔狂さ その大口を誠とするため練習に心血を注ぎこむ まあ、メロスの作戦勝ちだよね 裾野を広げる なみはやドーム 躊躇の余地はない 運命のコアラは果たして誰に微笑みかけるのか メロスは結局、間に合ったのかどうかって そうか、最後まで走ったか、ならいいんだ…そう、ならいいんだ、いいんだ、何回も… なおも静かに凪いでいた水面 微々たる前進 透き通った枠の向こうにきらりと瞬いた 佐藤多佳子 走っている間はずっと苦しいけど、自分が強くなる感じがいいのだと森さんはメールで教えてくれた。
0投稿日: 2016.05.27
powered by ブクログスピード感のあるスポーツ青春小説。大人でも楽しめるが、是非子供達に読んでもらいたい。 今回読んだのは2回目で、あれから10年近く経った今、初めて読んだときほど大きなインパクトはなかったが、また何年か経ったらもう一度読んでみたいと思う小説。特に飛び込みのときの表現の仕方が非常にうまく、飛び込みをよく見たことがないわたしでも、頭にその情景が浮かんできてはハラハラドキドキした。 特にこの小説で好きなのは、ときには悩み立ち止まるが強く前向きなヒロインの子供たちから勇気や希望を貰えるところ。人間誰しも悩みやスランプ、行き詰まるときもある。それがどんなに大きくても、この本を読むと、もしかしたらそれほどに大した事では無いと思わせてくれると感じた。また、ふふっと笑える会話で肩の力が抜ける感じが、抜群のタイミングで出てくるところも良い。
0投稿日: 2016.03.04
powered by ブクログ爽快なラスト。 彼らのこれからが楽しみです。 ちなみに私はこの本に憧れて 飛び込み1日体験に行ったことがありますが 正直勧めません(笑) 次の日から風邪ひきました(笑) でもいつか10メートルから飛んでみたいのも 事実。 気持ちいいだろうなぁ〜
0投稿日: 2016.02.11
powered by ブクログ辰巳にあるプールが どんな位置づけのものかも知らず、 端に飛び込みと すっげー深い底のプールと あったかいジャグジーもあった。 あー、あそこはこんな人たちが 真剣にゲームするとこなんだな って今にして想う。 知季、飛沫、要一 一体だれが主役!? って読み進めながら思ってたけど、 その三人だけじゃなく、 登場する人物すべてが主役だな って。 スポーツものって、時々 気持ちとか体が同調するのかもしれないけど グッとくることがある。 その辺を、くすぐられっぱなし!!
0投稿日: 2015.12.10
powered by ブクログ下巻はダイビングクラブの存続と、自身のオリンピック出場を賭けて、主人公たちが挑む競技会の模様を、主人公たちだけでなく、コーチ等脇役からの視点でもそれぞれ描いている。主人公たちは中高生なのだが、うち一人の高校生、飛沫(しぶき)は高校生のくせして年上の彼女と地元でセクースばっかりしてて、けしからん。こんな青春小説初めてだぁ~。
0投稿日: 2015.11.24
powered by ブクログめっちゃ良かった!! 飛び込みって全然見た事は無いんだけど見てみたいって思った。 登場人物が何人か出てくるんだけど、 最初は主人公らしき少年が居るんだけど、主役は1人じゃないの! それぞれにを応援したくなるキャラ達 そして周りの人達のこの時のこの彼女の気持ちとか、コーチの気持ちとかそれぞれの視点で描かれていて凄く面白い。頑張るってもどかしいけどカッコイイ! そんな青春 最後の終り方も良かった
0投稿日: 2015.10.02
powered by ブクログ親子共々スポーツに無縁なのに(無縁だから)、やっぱり少年のスポーツものは感動する。 要一くん、私の頭の中では「本田圭佑」(笑)
0投稿日: 2015.07.17
powered by ブクログ考えたらこれ読んでからしばらくの間、私の中で森絵都ブームが来てた気がする。今はちょっと離れてるけど。でも『DIVE!!』だけは何年かに1回は読み返してる。下巻は第三部と第四部。第三部は最初から常に本気だった要一が1回落ちてまた本気になる話。第四部は3人と周りのみんなお話。主役でも主役じゃなくても1位でもそれ以外でも、それぞれみんなに理由があって物語があるって話。そういうのがいい。
0投稿日: 2015.06.21
powered by ブクログ夢中で読み過ぎて、電車乗り過ごしそうになりました。この感覚久しぶり。 1〜3部が順番に知季→飛沫→要一の視点で、4部ではレイジたち周囲の人々の視点で物語が進んでいく形になっています。 そのせいか、物語が進むにつれて徐々に登場人物たちに感情や表情がついて命を吹き込まれいくように感じました。 そして4部で周囲の人々の想いまで見えてくると、物語全てが色鮮やかになって完全に心を持っていかれました。 ハラハラドキドキしながらも目が離せない。 読み終えた今では、3人の行く末を見届けることができた満足感でいっぱいです。
0投稿日: 2014.12.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最高に熱い物語やった。オリンピックに向けて三者三様の思いがあって、それぞれの演技にそれが反映されたあたね。スポーツにメジャーとかマイナーとか関係ないね。いや〜、飛び込み見たくなった。
0投稿日: 2014.11.04
powered by ブクログみんなかっこいい! 要一くんは特にかっこいい! 知季くんもかわいくてかっこいい! すべてのキャラクターが、一人残らず魅力的! びば!スポ根!
0投稿日: 2014.09.07
powered by ブクログあ~、もぅ、すっごく夢中になってしまった! 面白かったぁ。 ほとんど見たことのない飛び込みっていうスポーツだけど、 こんなに面白く読めるなんて。 メインの3人に、どんどん恋してしまって、 タイプの違う3人なのに、1人に選べないくらい みんなかっこよかった。 ラストは、全てを語らずそっとフェイドアウトしていく終わりかた。 想像をかきたてられるよね。
0投稿日: 2014.08.21
powered by ブクログなんかわざとらしさが肌に合わないと思いながら、読んでいたが、最後の方のお父さんの叫びで全てがひっくり返った。その後がすごかった。終わり方も爆笑。いろいろな人の内面が明かされていく様に、引き込まれたのだ。うまい。
0投稿日: 2014.03.19
powered by ブクログ2014-33 それぞれが個性のあるダイブを決める! それを見守る大人たちも素敵。 爽快感のある青春小説。
0投稿日: 2014.03.06
powered by ブクログすごく、うまい、この作者。というか登場人物それぞれへの愛情なのかな、全員にスポットライトがあたる珍しい小説だった。慎重なレイジが自由の楽しさを知る、甘えん坊の幸也もちゃんと大人になろうと握り締める旗、そしてそして本当は誰よりも父親として愛をもっていた敬介の怒号。それぞれの気持ちにぎゅっと胸を締め付けられた。一方で主役の三人にはそれ程感情的にならず比較的さっぱりと読み進めることが出来た。こういう立場になったことがないから、あまり感情移入できなかったのかも。でも要一はいい。最初と全然違う!ものすごい バカで熱いじゃん、みたいな。でもって究極の意地悪?サイトシーイング!!て 笑
0投稿日: 2014.01.28
powered by ブクログダイアモンドの目をもつ主人公、自信家で実力もある先輩、素晴らしい飛び込みの血筋を持つ転校生。 この3人&女コーチをメインにした、飛び込みのお話。 普通ならばダラダラと栄光までの道のりを全部かくのだろうけど、この作者はポイントだけを数点抜き出して書くという面白い手法。 特に見せ場になるような場所なのに書かないというのが、面白かった。(でもむしろ無いからこそ想像などで保管できるし作品がシャープになっている。 青春スポーツものとしてとても良かった。
0投稿日: 2014.01.21
powered by ブクログただただ爽快。若者ばっかりの中で老人二人(前原会長・文さん)が良い味だしてて好きです。お尻触るのはダメですが。
0投稿日: 2014.01.12
powered by ブクログそうだよな。納得いかないよな。 要一の苦悩。わかるよ。 知季の成長、飛沫の演技を見て、それじゃあ俺行ってきます…とはいかないよな。 ひと演技毎に挟まれる回想にイライラしつつも、その先が気る。 要一、がんばれ。 知季、落ち着いていけ。 飛沫、自分の演技を貫け。 レイジ、ごめん。 ピンキー改めキャメル、落ちろ。 知季、いいこと言うね。みんなが居て、今の自分があるんだね。 ああ。青春だなぁ。
0投稿日: 2013.11.19
powered by ブクログスポ根。爽やかな青春小説2冊目。 様々な登場人物の視点に立って書かれているので、すべての登場人物を応援したくなった。爽やかな読了感だった!
0投稿日: 2013.11.18
powered by ブクログどこまでも衰えないドライブ感。嘘みたいにカッコいい物語です。終盤、オリンピック代表選考会で起こる様々なエピソードは、冷静になって考えてみれば出来過ぎでしょ、というか、そんなあざとい展開でいい訳?と言いたくなるようなシーンの連続なのに、読んでる間はそんなの全く気にならない。むしろ、それをこっちも期待してるみたいな納得のさせられ具合です。
0投稿日: 2013.10.17
powered by ブクログ鳥肌立ちっぱなし。 下巻は前半が要一、後半は章毎に視点が変わるという美味しい構成。 特に後半は最初からクライマックス・・・! 友情、恋愛、親子愛、師弟愛・・・もう盛り沢山過ぎて、頭が追いつきません。。 難しい、というのではなく、感情が追いつかない感じ。 勝敗に関わることは何にも言えないので、あっさり終えますが、オリンピック予選という点でも、なんだかタイムリーに読めました。
0投稿日: 2013.10.13
powered by ブクログまさかの終わり方でした笑 そんな競技もあるのかみたいな。森さんの作品は登場人物の最後まで書くことはないのでそれがもどかしくもありますが、好きに想像できるのも魅力だなと思ったり。
0投稿日: 2013.09.30
powered by ブクログ結論。凄く凄く良かった。本作はキャラクターがとても魅力的。天才たちを描いてはいるけど、彼らにはどこか人間くささが漂う。本編は3人それぞれの武器をフルに活用しての3人それぞれのオリンピックを目指す戦い。今までほとんど語られなかったレイジについても語られており満腹。ピンキー改めキャメル山田と要一は意外といいコンビかもね!解説の佐藤多佳子さんも語ってるように実は要一が1番人間味に溢れてるキャラクターかも。夏に読めて良かった!スポ根小説はほんと外れがないなぁ。2011/342
0投稿日: 2013.09.28
powered by ブクログ下巻も上巻と同じように二部構成。下巻は第三部と第四部から成り、第四部ではさすがに緊迫感も出てきて、ページをめくる手も早くなる。 ただ第四部は語り手が複数(9人)のために、まとまりが無くなってる。それだけに緊迫感の中にドップリ浸ることが出来なかったのが残念。 友情の描かれ方も希薄。 佐藤多佳子の「一瞬の風になれ」のラストの緊迫感があれば、もっと楽しめたと思う。
0投稿日: 2013.09.26
powered by ブクログ男同士の友情、飛込みへの熱意、キラキラ眩しいほどの青春がつまった本。それぞれが葛藤しながら諦めず自分の最高を目指す。真剣で、ひたむきに、まっすぐで、大事な何かが思い起こされる。
0投稿日: 2013.09.19
powered by ブクログ引き込まれて、上下巻を一気に読んだ。 飛び込み競技のことなんて何にも知らないし、泳ぎも苦手だし、高いところも苦手だが、それでもスッと入り込み読み続けてしまうのは、競技そのものよりも各登場人物が魅力的なのと、それぞれの人物の視点からストーリーが語られることで、それぞれの葛藤・苦悩の末に導かれた答えが、どのような結果に結びつくのかが気になってしまうからだろう。 また、エリートや潜在力を秘めた中心人物だけが活躍するのではなく、あまり能力の高く無い選手やそもそも選手でも無い人が、それぞれの答えを見つけ、前に進んでいる。 読後感の清々しさが良い。
0投稿日: 2013.09.05
powered by ブクログ四部の構成が良かった! 臨場感がすごい。熱くなったー! すごい続きが読みたくなる。 知季が一番好き。要一も笑える部分とか真面目なバカな部分が青春でいいなぁ。飛沫も高校生!って感じ。脇役までもいい味出てる。
0投稿日: 2013.08.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻では「私」が知季、飛沫と変化し、それぞれの内面を抉った内容でしたが、下巻では彼らのグループの先頭ランナーとして五輪代表内定した要一の心の葛藤と、辞退。そして再チャレンジと、波瀾に富むストーリーです。10回のジャンプ毎の逆転劇の展開は惹きこまれる迫力です。「私」は要一、夏陽子、飛沫の恋人、飛込み仲間のレイジ、後輩の幸也などと変化してゆき、それぞれの立場から他の登場人物を見るという物語は極めて立体的な展開になっていくことも魅力的でした。
0投稿日: 2013.08.18
powered by ブクログありきたりな選考会の展開がここまで盛り上がるのは前半の物語があればこそ。この物語が上下巻なのはそういう理由だった。メインの三人以外にも物語がある良い作品。彼らのような何かをしたくなった。
0投稿日: 2013.08.12
powered by ブクログ予想以上に面白かった。 孤独、ひたすらストイックに自分との戦いに勝っていかなければならない競技。 だけどちゃんとそこには確かに仲間もいて。 スポーツ小説、やはり好きです。 何だか自分にも沢山の可能性が宿っているのかぁー! と思うと物凄くワクワクしてくる。
0投稿日: 2013.07.21
powered by ブクログ映画をDVDに録ってあったので読んだ。 こういう青春ものは、面白い!わくわくする。 この“下”はとくに涙がでます。 でも、ちょっと気になるのは、結局誰が主役?って思った。
0投稿日: 2013.06.26
powered by ブクログ飛沫のダイブはまさにスポ根もののヒーローだ。それだけじゃないばあちゃんの視点、要一の父の視点なんかがあるところが、上手い。
0投稿日: 2013.06.25
powered by ブクログもうこれはズルいんじゃないのか、っていうぐらいにマトモな作りが確かな技術によって支えられているから、面白くないわけがない。 設定も展開もベタという他ないが、何のストレスもなくズイズイ読み進めていくことができ、クライマックスでは分かっていても感動させられてしまうのが、人間の精神の単純さよ。 あえて1つだけ、私見を述べるとすれば、この物語では知季、飛沫、要一の3者がそれぞれほぼ均等なウェイトを背負って主人公として描かれているが、その選択肢でいくのであれば、小説冒頭のシーンは恐らく余計だったか、少なくとも違う箇所に挿入されるべきだったように感じる。 1ページ目の1行目がどう始まるかというのは、案外無視できない暗示にもなり得るので、あのミスリードはこの書の場合、プラスには働かないように思う。 文庫上巻のあとがきをあさのあつこ氏が、下巻を佐藤多佳子氏が書いているというのが、図らずとも象徴的過ぎる、そんな良作。
0投稿日: 2013.06.15
powered by ブクログ面白かった。一番良かったのは第4部かな。大会の様子が描かれているのだけど何回も泣きそうになっちゃった、電車の中なのに。
0投稿日: 2013.04.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
下巻おもしろかった! それぞれの視点で、大会の時系列で書かれている手法いいね! 上巻で全然注目してなかったレイジの章が印象に残ってて好き。 大会後にもう1回、レイジ視点のその後もちょっとでいいから読みたかったけど。 ラストのみんなのその後もよかったー。 ピンキーとのコンビって最強だね。 こういうとこが大人向けっていうより青春小説ならではって感じでよかった。 大人も楽しめる青春小説でした。
0投稿日: 2013.03.07
powered by ブクログ目が活字のその先を追ってしまうほど、ラストまで高揚感がつきまとう。 飛込みをしていないと味わうことの無いはずの恐怖や緊張、高揚、重圧、快感、美しい風景… まるで、台上にいるかのような錯覚をおこさせてくれる。 過酷で壮快な競技シーンがリアルで鮮やかに描かれていて。 登場人物の少年たちの成長や葛藤、努力、苦悩などそれぞれの飛込みへの道程、想いがそれぞれの角度から描かれていて それがまた鮮明に入り込んでくる。 入り込みすぎる。 胸が詰まり、息ができず、瞬きも忘れる文章にすっかり心を持っていかれた一冊。 間違い無く、このジャンルでは群を抜く一冊。 好きすぎる、一冊。 DIVE!に出逢わせてくれた友人にも、ありがとう。
0投稿日: 2013.02.27
powered by ブクログ可能性は無限・・・。 こんな陳腐な言葉が、 本作では強烈な輝きを放つ。 才能を嗅ぎ取った猛烈コーチのもとで、 目覚しい成長を遂げる知季。 天才らしからぬスランプに悩む要一。 ダイビングに取組む決意を新たにした飛沫。 果たして3人はオリンピックに出場出来るのか? それぞれの持ち味を充分に発揮した最終選考会は 息詰まる熱戦。 ベストを尽くした結果だけにとても清清しいラストだ。
0投稿日: 2013.01.12
powered by ブクログ大満足の一冊!森絵都さんの「DIVE!!」下巻、面白かった。ダイビングという個人競技。ダイブするまでの孤独、恐怖、快感、その描写が素晴らしい。そして、主要メンバ3人を始め、登場する人物がみんな魅力的。個性豊かで良い意味で人間くさい。立場に応じた悩みを乗り越えようとする姿に元気づけられる。ユーモラスな日常の会話、心が震えるようなシーン、読みどころ満載!スポーツ小説と構えず読んでもらいたい作品。オススメです♪
0投稿日: 2012.12.22
powered by ブクログ様々な視点からなされるこの一作。 多彩な登場人物のわりに、 一貫した細やかさがあり、 頭のなかでストーリーが上手く交ざり合い、 ごちゃごちゃになる。 なんてことのない作品でした。 読み易さは素晴らしいです。 スポーツのシビアさや、 団体競技とは違った、 個人競技のシビアさ、 それ故起こる心の葛藤、 チームメイトとの緻密な関係、 プライベートからの影響。 それを差し引いても、 離れることの出来ない舞台。 そんなものを読ませる輝きが、 この作品にはたくさん詰まっていました。 煌めきばかりでない、 痛みを伴った煌めきの表現力。 すごいです。 ただ、 視点が変わっていくがために、 なんとなく歯痒さもありました。 なんにせよ、 友達にお勧めしたい一作であることに間違いはありません!
1投稿日: 2012.12.03
powered by ブクログ青春だね~~素晴らしい!主人公ともきは途中から自分の信じられないほど貴重な才能に気付き始める。それはスクールのエースもかなわないほどのもの。それを一心に磨こうとする彼の姿に感動です。
0投稿日: 2012.11.26
powered by ブクログ3巻目、要一の話がいまいちで、最終巻を読んでいなかったのを思い出した。 が、最後まで読めて良かった。 最終巻は、これまでと違い、登場人物の視点が変わる。それが、逆に試合の緊迫感として伝わってきた。 自分が取り組んできた競技は団体競技だったけれども、一つ一つの個人技の積み重ねが結果になるところが似ていて、すごく共感できた。
0投稿日: 2012.11.17
