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総合評価

1209件)
4.0
374
445
249
46
10
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    有川浩作品。 国産航空機と自衛隊機がそれぞれ不思議な事故を起こす。 その原因となった空域には、のちに彼らが「白鯨」と名付ける生物がいて・・・ 事故の生き残り自衛官パイロットと、開発メーカー研究員、事故被害者の子息といった登場人物が出てきて、新たな生き物との交渉等へすすんでいく。。 有川さんらしい筋書きもさることながら、各登場人物がわかりやすく、いい意味で「かわいい」。図書館戦争以降、有川さんのそういうところにはまっているものの、本作も存分に発揮されている。 そういった意味で読み物として、本当に有川作品は面白い。 そして最後は心があたたまる。 わかりやすい、いい文学だとおもう。

    0
    投稿日: 2013.03.10
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    読んでは少し期間をあけてまた読み始めるというスローテンポでしか読み進められず、なかなか読みきれなかった作品。決して面白くないわけではないけれど、話の筋が読めるまでが長く感じた。 高巳の優しくて少し意地悪な性格も魅力的。

    0
    投稿日: 2013.03.07
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    言葉の持つ力、その使い方の難しさを改めて実感しました。 「宮じい」みたいな人になるためには、優しい言葉、厳しい言葉、いろんな言葉を、自分の心に乗せて相手に届け続けていかなきゃいけないんだろうな。

    0
    投稿日: 2013.03.06
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    なかなか面白いと思えず。 ・・・と思ったら後半は一気でした。 ライトですね。 宮じいが泣けました。

    0
    投稿日: 2013.03.06
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    著者の本は何冊目になるだろう。 結構慣れてきたみたい。 つまり、安心して読める、つぅーことがわかってきた。 途中で邪悪っぽい、意地悪っぽいキャラが出てきても、いずれは善良な側に納得の行く収まり方をするということがわかっているので、邪悪なことが嫌いな私でも読み進められる。 分厚い作品だけど躊躇なく読み始められるのはそういうこと。 今度また安心して読める本が欲しくなったら迷わす著者の本を手に取ろう。

    1
    投稿日: 2013.03.06
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    ついついこれまで読んだ有川浩の本と比べてしまうわけで。 塩の街に比べると高巳のキャラなど、好きな人物が出てくる。 けど、ムダを感じる。 読んでて疲れるというか。 「クジラの彼」を先に読んでたんで、高巳と光稀を好ましく見ました。 で、仁淀の神様は素敵。

    0
    投稿日: 2013.03.03
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    面白い~恋愛SF。大人ラノベ。 胸が幼い恋には胸がキュンとなるし、大人の恋愛にはにやにやしてしまう。 敵側も味方側も脇役がいい味だしてて、なんかもう全部良い。

    0
    投稿日: 2013.02.27
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    落ち着いたら絶対読もう!と思っていたものの1つ。 今まであまり縁のなかったSF要素強めのお話ですが、 さすが有川さん!という感じ! 夢中になってしまいました。 佳江ちゃんはかわいくて良い子だし、 宮じいの言葉が温かくてすてきだった! 高巳さんも好き! やっぱり読んでよかったー

    1
    投稿日: 2013.02.27
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    『塩の街』より良かった。僕には恋愛モノの自衛隊シリーズは合わないけど。しかし、『空の中』は恋愛モノというより、もっと大きく、根源的な事を書いてあると思う。

    0
    投稿日: 2013.02.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やっと読めた。自衛隊3部作第2弾。最近の有川さんの本は読んでいるが、初期自衛隊三部作を読むのは、初めてこれが有川さんの作風の粗削りながら原点になる。謎の航空機事故から、拾ったフェイクでSF展開になり途中、中だるみしたが現実味がある。光稀&高巳の掛け合い・佳江&瞬の淡い恋2組のカップルが展開を面白くする。特別書き下ろしの、宮じい・佳江&瞬の後日譚「仁淀の神様」本当に温かくいいお話号泣した。「旅猫リポート」後半の感動がよみがえった。未読の方には、やはりこれ!『読め、面白いから』

    0
    投稿日: 2013.02.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

     わたしの読む本は人が亡くなることが少ない、気がしていた。 ・・・さらりと人が死んで「え。死ぬの?」と思ってしまった。 そして亡くなってからの登場するので哀しみ倍増。  空のものすごく上の方に白鯨がいて、それが太古からの生き物で 意思疎通もできるなんて、アイデアが素晴らしい。 そのカケラを飼ってしまうなんて、もうアッパレ。  高巳と光稀の有川さんらしい甘さも最高。(ちょっと物足りなかったけど)

    3
    投稿日: 2013.02.19
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    空の中 有川浩(著) 三匹のおっさんを、読んで、有川浩。やるなぁ。 と感心して 『阪急電車』をよんで、ますます。やるなぁ。 と感心して、 『空の中』を読み始めたが、あれ。有川浩なのかな。 と、まるっきり違った雰囲気に、感心した。 日本の民間飛行機が、爆発し、続けて自衛隊機が、爆発する。 フェイクなる、意味不明生物体が、瞬と佳江の前に登場する。 瞬と佳江の関係が、何ともいいのだ。佳江の姉貴風が。 光稀が、自衛隊のパイロットで、話し方が、オトコのようで、 屈折しているが、春名が、タメ口で、軽くいなしたり、無視されたりで、 ふた組のカップルが織りなす物語。 白鯨が、思考における論理的構造が、ロジカルで、 全体と部分の関係と、多重人格というのが、背景画となる。 それにしても、白鯨をコナゴナにしたのは、米軍だけどね。 それに、日米軍事同盟が全く、機能していないですね。 宮ジイが、いい味出していて、土佐弁が何とも言えぬ。 この物語のあとに、『仁淀の神様』というショートストーリーが、 あるが、『空の中』という物語が 前座で、『仁淀の神様』が、真打でした。 『仁淀の神様』は、本当にいい作品でした。 有川浩らしい 緊張感があった。

    0
    投稿日: 2013.02.17
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    専業主婦から勤労主婦になって6年。ここ最近は近年まれに見るハイスピード(自分比)で読書が進んでいると自負してみたりします。 「ハマる」という現象は驚くべき集中力を生み出すようです。有川浩、恐るべし。 ていうかあのー。。。 すごく面白いんですけど有川作品。 『図書館戦争』シリーズ以上に、この自衛隊シリーズ私好きかも。 更に『塩の街』よりも更に、『空の中』って私の感性にジャストフィットなんですけど。 いつも私が感想で書くのは「キャラクターそれぞれが活き活きしてる」ってことなんですけど、今作はそれが本当に際立ってる感じがしました。 予想を裏切るドキドキ感というよりは、「こう来るだろうなー、こう来るだろうなー」と思って読んでたら「やっぱり来たこのセリフ!」っていう共感みたいなものかな。 私の集中力と読むスピードを後押ししてくれるような同調感に乗っかって、安心して一気に読み切った気分の作品でした。 細かく言いたいことは、巻末の解説で新井素子さんに全部言われてしまった!! 悔しい!!(笑) ただ、裏表紙のあらすじ読んでた頃には、「高度二万メートルに潜む秘密」がこんなものだったとは、まったく想像もつきませんでした。私の空想力が貧困ゆえ。 そして今作は、高知の高校生が中心の場面と、自衛隊の大人たちが中心の場面とが交互に展開される構成になってたので、戻り読みを何度も余儀なくされた関係上、ページの途中途中に『付箋貼り』を今回初めて採用しました。 すごく読み易くて、好きなシーンやセリフにすぐ戻れる・・・! 感激しました。(んなオーバーな)

    2
    投稿日: 2013.02.16
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    日本初の超音速ジェット機が飛行中に爆発する。高度ニ万メートルに潜むなにか。大人目線と高校生目線のストーリーが、「なにか」によって交錯する。有川浩さんのデビュー作。読んでいてワクワクする、でも、甘酸っぱさとほろ苦さがある、そんなお話。有川浩さんのデビュー作。(だったかな?)←

    0
    投稿日: 2013.02.15
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    一気に読み終えた。有川浩さんの描く人間は何でこうも魅力的なんだろう。 まるで作中に登場する彼ら、彼女らが物語を作っているかのような、そんな錯覚を起こしてしまうほどの存在感を放っている。土佐弁もあたたかみがあって、作品に温もりを与えている。名作。文句なし。

    3
    投稿日: 2013.02.15
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    やーっぱり有川さんのおはなし好きです^^ 空の中に変な生き物が現れて、それによって日本がなくなっちゃうかもしれないなかでの恋愛のおはなし。 話の核?みたいなものはSFなんだけど、確実に2組の恋のお話が読者の心をついてきますね。 でもどちらかというと、主人公カップルより高巳さんたちのが好みですが笑 私はスピンオフの『クジラの彼』から読んでしまったのだけど、それでも十二分に楽しめる作品でした。 …まあ、あんまり覚えてなかったっていうのもありますけど← 自衛隊3部作として前作はあんまりなじめなかったのだけど、こちらは好きです。 次の『海の底』も読んでみたいと思います。

    0
    投稿日: 2013.02.13
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    さくさく読めました。 佳江ちゃんいい子だなー。 十分おもしろかったんだけど、期待が大きかっただけに、少しだけ物足りなかったかも。 自分勝手かもしれないけど、高巳さんみたいな穏やかなタイプより、秋庭さんや夏木さんの方が読んでてキュンとするのです(^_^;)

    0
    投稿日: 2013.02.03
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    なかなか進まなくて、間に黄色いゾウをよんじゃったという(笑) でも最後は宮じいのセリフでうるうる、そんな中のエピローグはもう危なくていったん読むのをやめたのでした。。 ちょっと現実的ではないから、入るのはなかなか難しいんかもなー。

    0
    投稿日: 2013.02.01
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    三部作読了。究極のツンデレキャラというヒロインでしたが、女目線で読んでしまっていまひとつグッとこなかった。男性が読むとキュンとなるのだろーか?

    0
    投稿日: 2013.01.31
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    子ども同士と大人同士のもどかしい恋愛感情をサイドに種としての均一な意識や種の間のいさかいや、人類が使う理屈と感情の折り合いに問題提起しワクワクさせながら、なんともうまいこと穏やかな世界に着地させられた。 しかし、異常な別れを前提に読み終わった後で、人間の日常で締める書き下ろしは反則!!潤んだ…

    0
    投稿日: 2013.01.30
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    作者得意の自衛隊もの? SF? ラブコメ? やっぱり青春小説かなぁ。結局フェイクは主人公である瞬自身のことだったんだろう。 有川浩の本は読んではいるものの所謂初期自衛隊三部作を読むのは今回が初めて。最近の作風に比べれば当然荒削りではあるが、上空2万メートルに謎の物体(生物?)を登場させる発想には脱帽する。 この【白鯨】でありフェイクである生命体を中心にすればもっとSF的な話へと発展していくにも関わらず、人間描写を中心にする作者の作風は初期の頃からブレていなんだと感じた。

    0
    投稿日: 2013.01.24
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    なんとか半分以上は時間をかけて読んだが、だめ。受け付けない。なぜ高巳は一人タメ口なのか。電波をキャッチして言語を習得したのに、なぜあんなムツカシイ話し方を白鯨はするのか。文体がちゃらいのに、専門分野の言葉がばらまいてあって、ついていけなかった。ラノベらしいって言っちゃらしい。

    0
    投稿日: 2013.01.24
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    SFぽい話なんだけど、とても切なかった。生物の共存に対する人間のエゴを痛感させられた。 特別書き下ろしの『仁淀の神様』。 読んでいて泣いてしまった。こんな展開はずるすぎる。 それにしても有川さんの作品に登場する人はみんなまっすぐでどうしてこんなにかっこいいんだろう。 光希の姿勢に、高巳の言葉、宮じいの言葉に励まされた。 有川さんの作品を読めば読むほど、登場人物に恥じないような生き方をしたいと思う。 今回の作品は初期のものだけど、粗削りかもしれないけれど、文章がナチュラルでよかったと思う。

    3
    投稿日: 2013.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    (メモ) 有川さんにチャレンジ!と思って買った内の1冊。 ぐっち入院の際の、富山行き来の電車で読んだ。 阪急電車とは違って、ずっしりと すごい読みごたえ。 よくこんなこと考えられるなぁ。頭いいなぁ。 SFっぽいのは得意じゃないのに、とっても楽しめたのは、やっぱり登場人物の機微が味わえるからかな。 どの人物もとても素敵。思いやりがいっぱい詰まってた。

    0
    投稿日: 2013.01.21
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    私的に、一番好きかも知れない有川作品。光稀の性格が好き!得体の知れないフェイク【白鯨】っていう設定が面白いです! 初めは難しかったけど、だんだん引き込まれていきました!エキサイティング!

    1
    投稿日: 2013.01.20
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    先に読んだ「塩の街」よりもラノベ色が強いなぁ。イロイロピンチになっても、ちゃんとナントカなって「良かった!」って読後感を味わえるってのはなかなかない中で、この作品の創りは本当に良いと思う。まぁ、よりこの人っぽくなったというべきか。

    0
    投稿日: 2013.01.18
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    空中に浮かぶ巨大クラゲ? またまた突拍子もない設定で描かれる人間模様。 光稀と高巳のやり取りが微笑ましい。

    0
    投稿日: 2013.01.16
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    自衛隊3部作、読んでみたかったので購入。前にクジラの彼で出てきた高巳と光稀が出てきて、その出会いから知ることができた。2人が戦闘機で高度2万mまで調査に行く所が好き。あと瞬の佳江に対する思いが間違った方向に進んで一人で出て行く部分は切なかった。有川浩さんの本は好きだけど、この本は特に良いです。

    0
    投稿日: 2013.01.09
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    自衛隊三部作の1つ 「空に棲息する何か」 2組の視点から、排除するか共存するか・・・ そして、土佐弁が素敵。 人が間違った判断をしたら、分かった時点で道を引き返して、正しいと思える道を行くべきなんだ。 その正しいと思える道を見つけるのが難しいんだけど。。。 やっぱり間違っていることを、そのまま正当化することはできないし、してはいけない。

    0
    投稿日: 2013.01.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    有川浩特有のいい子が最後には勝つ!!みたいな小説。 いや、キライなわけじゃないですよ。でも自衛隊三部作っていつも悪いヤツで世渡りの上手い人が不器用ないい子をいじめてて、でも最後は自衛隊の人が助けてくれる!みたいな。最後はハッピーエンドなので安心して読んでねw

    0
    投稿日: 2013.01.05
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    成層圏に生息する"空の中のもの"ディックとフェイクは、人間の短慮軽率さから振り回される。"白鯨"への過ちから、大人達・光稀&高巳、子供達・佳江&瞬のそれぞれが自らの感情の怪我・歪みに気づき、奇妙になつく両者との関係を修復しながら共存を図っていく。そしてやっぱり屈折した子供を救うのは大人の役目!ラブコメ色は薄めで、一人一人の人としての業を問い直させる深い作品!…年長者として語る、歯切れのいい"宮じいかみさま"が良過ぎるネ!

    0
    投稿日: 2013.01.05
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    登場する人み~んないい人ですね!フェイクがかわいい! 高巳の口調癒されるwwフェイクかわいい!宮じいもいい味出してる!! 盛夏の前半は超キュンキュンしました!本作は有川らしいベタ甘は少なかった気がするけど、盛夏で前言撤回!それでこそ有川さん!大好きです!

    0
    投稿日: 2013.01.02
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    ―――200X年、謎の航空機事故が相次ぎ、メーカーの担当者と生き残った自衛隊パイロットは調査のために高空へ飛んだ。 高度2万、事故に共通するその空域で彼らが見つけた秘密とは? 一方地上では、子供たちが海辺で不思議な生物を拾う。 大人と子供が見つけた2つの秘密が出会うとき、日本に、人類に降りかかる前代未聞の奇妙な危機とは ―すべての本読みが胸躍らせる、未曾有のスペクタクルエンタテインメント。 有川浩の自衛隊3部作ふたつめ んー、おもしろいね 筆者も書いてるように「大人ライトノベル」なんよ セリフ回しとかキャラづけとか でも、そういう青臭いような部分を補って余りある設定 『高度2万メートルに有史以前から浮遊する単一知的生命体』 なんて、そらときめくわ笑” あ、あと本編随所に出てくる土佐弁もいい味出してる

    0
    投稿日: 2012.12.30
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    実は、「図書館戦争」が読みたいなぁと思っていた有川 浩。初読みです。 期待していた以上に、面白かった。まだまだ、おもしろい小説を書く人は、いっぱいいるなぁ。 ライトノベルがスタートでも、ラノベを越えていく人の作品というのは、読む価値があるな~と再確認。桜庭 一樹、冲方 丁、有川 浩と、なかなか、高確率でいい感じです。 最初読んだときは、「E・T」がしたいのかと思っていたら、途中で、「火星人襲来」みたいなパニック小説になったり、心理サスペンスっぽくなったり、いろいろ楽しませてくれました。 で、割とちゃんとSFしてるんじゃないかというところも、好感度高いです。 寄せ集め的な感じもあるのですが、そこが安心感にもなっていると思います。 そして、最後はこの人独特のところに着地した感じです。 うん、結構、硬派なところも好きです。 大人のライトノベルといわれて、納得です。

    0
    投稿日: 2012.12.29
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    相変わらずの二人主人公。まだまだ若い高校生と冴えないようでめっちゃ切れる社会人。若さゆえの過ちを正そうとするおじいちゃんもまたかっこいい本。

    0
    投稿日: 2012.12.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分の持たない概念を理解するのは難儀な事なんですね。 行動心理学?大衆論?生物論? 普段、見(聞き)慣れない話が多くて興味深かったです。 他種から見たヒトはなかなか異質なのだろうなぁと。 それにしても、自衛官+SF+ラブコメが有川色なんでしょうかね(笑 「間違うことをごまかしたらいかんがよね。次は間違われんと思いながら生きていくしかないがよ。けんど、わしはこの年になってもまだまだ間違うぜよ。げに人間は業が深い。死ぬまで我と我が身を律しちょかないかんがやき。」 田舎のじい様の言葉はずっしりきますね。

    0
    投稿日: 2012.12.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    間違いだらけの若さが痛い。間違えたことはなかったことにはならない。間違ったことをわかって、もう二度と間違えないと誓い、そしてまた間違えながらみんな生きていく。 白鯨が悠久の時を経て全き一つの存在になる過程がロマンティック。

    0
    投稿日: 2012.12.24
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    「塩」より恋愛色が薄まり、面白かったです。 空の中にいるものについてもっと情報がほしかったです。「あり得ないんだけど、もしかしたらあるかも」とは到底思えないものでしたので。。(その点は「海」がよくできています) その後、あの子はどうなっちゃうんですかねー。「クジラの彼」を読み直してもそこには触れずじまいでした。

    0
    投稿日: 2012.12.20
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    航空自衛隊のお話、と思って読んでいた。 あれ?と2章あたりで立ち止まる。どうやら有川worldに踏み込んだようだ、と自覚。これはSFだ。 行く手がわからなかったものの、3章あたりで流れが掴めてくる。そして、章題が秀逸であることに気づく。そこからはもう読めば読むほど、未確認生物、ディックもしくはフェイクに違和感どころか親しみを覚えてくるのである。 SF だけど入り込めるのは、登場人物のキャラクターがとても良いことにも起因するだろう。春名と巳稀、春名とディックの掛け合いは絶品だし、瞬と佳代と宮じいも素敵だ。 最後に。仁淀の神様は本当にいいお話。

    1
    投稿日: 2012.12.14
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    初めとっつき難く中々読み進められなかった 自衛隊モノは好きなんだけど、SFってすぐ入り込めないんだよね 実在しないものに戸惑うというか・・・でも読み進めていくうちに 未知なる生命体、フェイクの従順さが切なく、可愛い・・・。 女性パイロットの光稀もカッコイイし、登場人物のキャラはなかなか好きです 後半はどんどん入り込めました あとは最後に載ってる番外編の仁淀の神様が凄く良かった

    0
    投稿日: 2012.12.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    有川さん作品。 謎の連続航空機事故。 上空2万Mで大人が見つけた「モノ」。 地上で子供が拾った不思議な「生物」。 そこに、事故時同行したパイロットの想い。 事故死した自衛官の息子の想い。 そして、彼らをとりまく人達の想い。 ========================= ずーーっと気になっていた、にも関わらず分厚さから この度ようやっと読了した1冊。 読み出すと、するすると読めました。 宮じぃぃぃぃいいい!!!!!!( ;∀;) 宮じぃの優しさと、事実を穏やかにかつ冷静に語る 深みにやられました。こんな人が身近にいると勉強になるなぁ。 【白鯨】パート、【フェイク】パート及び全パートを通じて 宮じぃの言葉が、登場人物だけでなく、読み手までも染み渡っていきます。 ―けんどのぅ、そうえぃ子でおらんでもかまんがぞ。大人に心配かけるがも子供の仕事やきの。ちっとばぁおいさがしでもえぃがぞ。

    1
    投稿日: 2012.12.13
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    飛行機の話なんて難しくて私にはわからないとか思って途中まで読んでいたけど、 高已と光稀がイチャイチャしだしてからのノンストップっぷりときたらアナタ! おまいら、どんだけ両思い激しいねん!! リア充爆ぜろ!!!!! とか思う、お子ちゃまな私には、宮じいの言葉が、高級化粧水のように、ぐんぐんと染み入る訳でして。 何回泣いたかアナタ。 飛行機にもUMAにもスペクタクルにもエンタテイメントにも興味ないって人も読んでみてほしい。 宮じいに、今、自分が自分として生きていることを勇気づけられるから。

    1
    投稿日: 2012.12.07
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    海の底、塩の街ときて、自衛隊三部作の最後に読んだ本作品。 他のは わりと一方的なカンジなんだけど、この作品は なんと意思の疎通が出来るという輪をかけたトンデモ設定。 でも、だからこそのドラマがあり、電車内で涙がこぼれたりするわけで。 いいように感情を揺さぶられました。 読みやすさとか、話の面白さは甲乙つけ難いですが、三部作のなかでは、「空の中」が一番好きです。

    0
    投稿日: 2012.12.05
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    大きい飛行物体に、政府。 小さい飛行物体に、一人の少年。 この構図と、出来事の大きさの比例がうまいなあと。そして事態は少年の手にはおえないくらい大きくなっちゃうのだけれど、その、何気ない一言にも責任が伴う、という教訓がまた最後ハッとさせられます。 作者本人も言ってる「大人ライトノベル」なミキ・ハルミのやりとりは、女の子、すきそー!笑 『塩の街』未読だけど、いまのとこ『海の底』のがすきです。クライマックスというか、いまいち盛り上がりどころにかける気がしたので。。

    0
    投稿日: 2012.12.03
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    塩の街に続く自衛官がらみの題材。 空の中に生息する「白鯨」と人間との共存をテーマにしたものだが、あまりにもSFチックで私は楽しめませんでした。

    0
    投稿日: 2012.12.01
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    ・11/27 読了.意外なSF作品だった.もともとこの作者はラノベ作家だったのか.大人のラノベを目指したらしい.なんだかそう言われると微妙な感じだ.軽いかもしれないけど面白かった.

    1
    投稿日: 2012.11.27
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    小学校での夏休みにモスラとかポケモンとかドラえもんを観た気分。 未知の生物ミーツこども。 ただしETみたいにいかないで、こどもだけじゃ責任を果たせないってちゃんと苦しんで成長させるところが有川浩の「大人ライトノベル」。 すきー( ´ ▽ ` )

    0
    投稿日: 2012.11.26
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    高度2万メートルでの、謎の航空機事故。メーカーの担当者と生き残った女性自衛隊パイロットは調査のためにまた高度2万へ。そこに生息していた、なぞの知的生物。事故により剥離して海に落ちた生物の欠片を拾う、2人の子供。子供達はそれに「フェイク」と名付ける。 2つの知的生物と、それに関わる人間達。政府や外国や事故の被害者の思惑。 話も登場人物も魅力的で、続きが気になって読み進めていたけれど、他の自衛隊三部作「海の底」「塩の街」に比べてSFファンタジー感が強すぎて、世界観にのめり込めずに冷静に読んでいた。 でも途中から、少年と知的生物の関係性はただのファンタジーではなく、誰にでも置き換えられるんだと気付いたら、言葉が胸に刺さって刺さって痛かった。ちょっと泣きそうだった。 『何てむごい、何てかわいそうなことを望んだのだろうー勝手に拾って、勝手にかわいがって、勝手に懐かせて、あげく勝手に突き放して』 有川作品は、終わり方が素敵。あと、出てくる男の人が、本当に素敵。春名さんと宮じい、素敵すぎる。それはその素敵さを味わう、それだけでも読む価値あるくらいの素敵さ。 春名さんは文句なしにかっこいい。賢いのに、切り口が軽いのがなんかいい。 追い詰められた事故の被害者の少女の心を、「北風と太陽」の太陽の様に溶かした宮じいもかっこいい。土佐弁もなんかいい。 「未曽有のスペクタクルエンタテインメント」とうたわれた、SF性の強さにあまり世界観にのめり込まずに、客観的に読んでいたけど、これはきっと心に残る素敵なお話。

    0
    投稿日: 2012.11.25
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     読んでいて、うまいなあって思う。小説の持っているいろいろな要素がくるくるって作者の手のひらの上で踊って、収まるべきところにキッチリと収まっていくような感じで話が進んでいく。おもしろい。  最初のいくつかのエピソードが、それぞれにカラーが異なっていて印象的である。「そうくるか」って思ったり、「やられた!」って思ったりしながら読む。まさかの展開がいくつかあって、大きく予想を裏切られていったのもなかなか気持ちが良かった。  実際、テーマとしている部分は非常に深淵だと思う。異文化とか、コミュニケーションギャップとかについても考えてしまうし、人の心(特に若い人の心)のもろさについて考えたりもする。ある部分で「ポプラ社」っぽい流れが入ってくるだけに、逆に現代の小説のしてのひりひりするところが際だつのかもしれないと思う。うまいなあ。  ただし、個人的な印象あるいは好みなんだけど、大人側のヒーロー・ヒロインは、妙に作りものっぽくっていただけなかった。作者がいろんな作品で使っていく「キャスト」なんだけど、あまりにもこの作品の場合には露骨すぎて、なんというか、「罪と罰」をテレビドラマ化して、木村某が主人公やって「ぶっちゃけ、いいっしょ」とか演じている感じがしてしまう。深淵で骨太の物語とギャップが大きくて、ふたりの描写(たしかに魅力的なんだけど)が出てくるたびにさめてしまった。  でも、物語としてのおもしろさは満喫できる。お勧めである。

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    投稿日: 2012.11.24
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    初めて読んだ自衛隊三部作。5月ぐらいから友人に借りて、半年以上かけてよんだ本。正直今まで読んだ有川先生の作品と違ってすごく読みずらかった。そして展開が遅い。でも白鯨襲撃後からは、展開が一気に加速した。光稀や高巳の関係も素敵で、「クジラの彼」は空の中では楽しめないラブラブ感があった。 個人的には佳江や瞬の関係も好き。瞬が自分の気持ちに気づいた瞬間は、胸にすとんと落ちてくるような心地よさがあった。 二人の今後も気になる。是非番外編で見たかった。 真帆のことは正直憎めない。母親に許してほしくて、ただそれだけの純粋な思いが歪んだ結果を生み出した。真帆にも幸せになってもらいたい。

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    投稿日: 2012.11.22
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    未知との遭遇と人のエゴがもたらすSF物語。と、ラブストーリー。後半の展開が早く、前半のゆっくり進む感じでいてほしかった。

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    投稿日: 2012.11.22
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    再読して、2回目 少しだけストーリーをかすかに覚えていたので そんな自分にやきもきしつつ 結局 局所局所で号泣しながら読んでました。 有川浩は周りの環境の動きが上手いなあとしみじみ… 政府とか国民の動きとかとっても想像が出来ます 何もしていない(ように見える)政府に対して国民はどんどん不満を募らせていて… どこか今の日本と被って見えてしまって少し笑ってしまいました でも、ちゃんと最後にはきちんと対処してくれて 今の日本も後々ちゃんと締めて欲しいなあ…なんて あと、高巳さんがすごく頭の良い人で、きゅんきゅん 有川浩作品に出てくる男性は誰一人同じキャラの人がいなくて、面白いです 高巳さんの会話の柔らかい感じから、声が想像出来そうでした(笑) 海の底に比べれば恋愛要素は少ないけれど 『クジラの波』で恋愛要素は補えるので そういったところにも大満足です

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    投稿日: 2012.11.12
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    地球外生命体の話。 フェイクのわたしの中のイメージが掃除してくれる丸い円盤なのは内緒である。かわいい…。 これで自衛隊3部作読み終わった。

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    投稿日: 2012.11.11
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    これは面白い!。引き込まれる導入部、先が気になるストーリー展開、魅力的なキャラクター。おすすめです。

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    投稿日: 2012.11.10
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    出だしが謎の航空機事故から始まっていきますが、 機械音痴の自分としてはこれは難しい事が細かく書かれているなと思い ちょっと読みにくいかなと思いましたが、 それからストーリが進むごとにそれとは反対に どんどんと引き寄せられてしまいました。 謎の不思議な生物との遭遇が意外にも傍若無人ではなく、 人とのコミニケーションが取れるというのがユニークでした。 このコミニケーションを取れるのは唯一の少年ですが、 この少年が頭では大人びているように思えますが 行動は少し子供ぽっいところがあって そこが純粋で良いなと思いました。 少しネタバレになりますが実はこの少年の父親が 航空機事故で亡くなった息子です。 この少年が父親が亡くなった時の行動や心理が とても切なくて、平静を装いつつもそれを保てなくて 鳴らない携帯電話を鳴らしてみたり・・・ この年頃に父親が亡くなってしまうということはとても辛いと思うので、 そう思うと自分と経験と入り混じってしまい涙が出そうになってしまいました。 この航空機事故を調査するためにメーカーの担当者と生き残った パイロットとのやり取りもとても面白くて、 パイロットというと男性と思いがちですがここでは女性で それもかっこいい設定であり、メーカー担当者とのやり取りも ぎこちなくてまた子供っぽいようなもどかしいような場面が 多々あるのでハラハラしてました。 硬いSF小説かと思いきやその中にはたっぷりと 人間味溢れるものがありました。 後日談の「仁淀の神様」は「空の中」とはまた一味違い しっとりとしてゆっくりとした時間が流れていくようなストーリーで 心がジーンとしました。 有川さんの作品は何作は読んでいますが、 会話がとても多くそれがストーリーの弾みになり、 いつも清々しく読み終わる事が出来るので好きです。 特に高知弁を多く用いたものが多いので、 それがまたリアル感が出て良いです。

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    投稿日: 2012.11.08
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    塩の街に続き、残念でした。 空の中のモノも、戦闘シーンもあまり想像できず。 登場人物もいまいち魅力がなかったな。 3部作では、やはり海の底が秀逸です。

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    投稿日: 2012.11.07
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    「阪急電車」を読んで、有川浩すごいって思って、期待して「レインツリーの 国」で「んんーー」とうなって、それでも期待して、3冊目の有川作品。 これも うーーーーーーーーーーーーん! でした。 序盤は凄く引き込まれたんだけどね。 なんか、途中からだるくなってきて、読み終わるのに凄く時間がかかった。 なんだろう、この作品も「レインツリーの国」の痒さがところどころ・・・。 地球外生命体?の調査に乗り出した春名と自衛隊のエリートパイロットの光希のやりとりが痒い。 なんだ、この痒さ。 と他の人の感想を見ると、春名はかっこいいらしいし、ツンデレ光希はかわいいらしい。 別にツンデレでもいいんだけどさ。 なんかセリフ回しが痒いのだ。 あ、そうそう、アニメには、こういう男女よくいるし、光希みたいな台詞回し、口調の男勝りの女の子ってのが出てくる。 そうか、アニメファンからすると、春名はかっこよく、光希はツンデレでかわいいになるのか。 おいらの場合、そういうアニメのやつも見てて痒いから観ないんだけど。 そこの違いね。 多分。 そして、感想を観ているとこの作品でもラブ度は低いとか・・・。 あれ??

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    投稿日: 2012.11.05
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    未知との遭遇のお話。 子どもの鬱屈した感情と大人の事情が分かりやすく描かれていてどの世代が読んでも面白いと思います。

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    投稿日: 2012.11.05
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    デビュー作「塩の街」よりイマイチな「海の底」よりイマイチ。関連はないけれど有川浩デビュー初期の自衛隊3部作。

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    投稿日: 2012.11.05
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    ちょっと久しぶりに読んだ、 有川さんの本! 塩の街がとーってもお気に入りなんですが、 自衛隊3部作完全制覇!ということで、 買った空の中。 自分的に高巳がすっごいタイプな感じで、 光稀との絡みがやばいです/// もうべた甘できゅんきゅんしっぱなしです♥ すでに海の底購入済みなので、 続きも気になるしさっそく読みたいと思います*

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    投稿日: 2012.11.03
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    なるほど、大人のためのライトノベルとはこういうことか…。文体も全体も理屈っぽい感じのところが多くて、読む人を選びそうな本ではありますが、優しい話だなと思います。あと高知弁?と宮じいがすごくいい!こういうちゃんとした大人が身近にいてくれたら、沢山の子供が救われそうなのになあ。

    1
    投稿日: 2012.10.31
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    とてもおもしろかったです。 読み始めは難しいなと思っていたのですが、読み進めるうちに夢中に…。 最後の話は本当に感動でした。

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    投稿日: 2012.10.30
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    自衛隊を絡めた極限状況を、使命感の熱さと小粋な会話とラブコメ混ぜて描ききる有川浩の持ち芸が思う存分に発揮されていていうことない。

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    投稿日: 2012.10.29
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    キュンとするツンデレキャラを描くのが上手い有川浩。 今回はそれが女性だったことが珍しかった。 空に突如現れた大きな白い生き物。 設定は面白かったが、物語の動きが遅く、飽きてしまう部分もあった。 でも、最後は心温まるお話だった。

    0
    投稿日: 2012.10.29
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    自衛隊三部作 二冊目読破。 有川浩氏の書く人物はなんでこんな魅力的な人たちばかりなのだろう。 毎回毎回恋に落ちちまう。(スミマセン) いやでも本当、1冊の小説の中で恋をせずにはいられなくなる。 今回もまんまと高巳に惚れました。 最後の高巳と光稀のシーンを読んでニヤニヤ…。 電車でラストを迎えるんじゃなかった!と後悔。 それにしても高巳さんコミュニケーション能力高すぎる。 宮じいの言葉は胸に突き刺さる。 大人びた佳江と、まるで小学生のような反応の光稀。そこがまた面白かった。 知能の高い単一生命体白鯨の思考がとても面白かった。

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    投稿日: 2012.10.25
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    裏表紙の作品紹介で航空機事故から物語が始まるのは知っていた。しかし実際、我が子を想いながら飛んでいる父親が事故に遭うという悲劇を続けざまに読むと、自分でもびっくりするくらいショックを受けた。 続きを読むのが若干辛くなったが、読み進めていくうち、そんな辛さはどこへやら、展開が気になってどんどんページをめくってしまった。 本編はもちろんのこと、番外編『仁淀の神様』はすごく感慨深いもので思わず涙が出そうになった。

    6
    投稿日: 2012.10.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初めて読んだ有川さんの作品。 最初はベタというかクサいというかで・・・(笑) でも当時は今までで一番臨場感や登場人物の感情が感じられる作品で物語の中に入っていけた。結果、一気読みした。 恋愛とかSFチックなところとか本の世界で僕にとっては新鮮だらけで「こういう本もありかな?」って思わせてくれたので今ではいろんな本を楽しめるようになりました。 ベタクサ耐性が有川さんの作品でかなり鍛えられた気がします(笑) 本人も認めているのだからこれくらい言っても許してもらえるでしょう・・・たぶん。 ストーリーとしては言葉を巧みに使ってエイリアン?と何とかコミュニケーションするところが印象的でした。 エイリアン?側に立ってみると、確かにその言葉はそのように捉えられるなとか感じたりしてニホンゴムズカシイ状態にw こっちが恥ずかしくなるようなベタな恋愛シーン、手に汗握る戦闘シーン、こっちも真剣に考えさせられる駆け引きなどなどとにかく疲れますがそのぶん楽しませてくれました!

    0
    投稿日: 2012.10.24
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    「海の底」より好きだった。 有川さんの作品は中毒性がある。読み出すと止まらなくて、他のことしてても続きが気になって仕方なくなったり。 のめり込んだ分感情が揺り動かされて、何度も泣きそうになった。 綿密に作り込まれている世界。 原発事故にちょっと重ねてしまう部分もあり、妙なリアルさにぞくりとする。 毎度のことながら、キャラクターが本当に良いなぁ。 宮じいが素敵すぎて、もう、、!

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    投稿日: 2012.10.18
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    ストーリーは良かったけど、キャラがアニメキャラみたい。と思ったらこの作者はラノベ出身なのか。このラノベっぽさがなければ好きになれそうなんだけどな。三佐のキャラがあざとすぎる。でもそれがこの作者の個性なんだろうし仕方ないか。宮じいとかはよかった。

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    投稿日: 2012.10.16
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    読み出すまでに時間がかかった。 単行本で買ったのに途中で断念し、古本屋に売り、文庫かされてるのを見つけ、購入してみたが放置。数年越しで読了しました。 結果、なんでもっと早く読まなかったの、私!って感じですね。 私とこの本の巡り合わせだから仕方ないかな。 高巳と光稀さんの掛け合いがたのしい。 瞬も佳江も真帆もなんだか必死で痛々しい。 とりあえず、宮じいが素敵!こんなじじばばになりたいな。 これで自衛隊三部作読了。次は『クジラの彼』だ。

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    投稿日: 2012.10.13
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    最初から人が死ぬお話はあまり好きではありません。 だからこの話もやだなーって出だしでした。 買ってしまったから読み進めましたが。 …現金なものです。大人組の主人公たちの恋愛模様が絡んできた途端読む気が増してきました。しっかり者とおちゃらけた人とのやり取りは、漫画でも小説でも読んでいてすごく楽しくって好きです。…というわけで、気に入りました。 ストーリーはSFもの。ほんとまじでー??って設定と展開ですが、作りこみ、描写が面白いのでぐんぐん読めます。飛行機のパイロットになってみたくなりました。。あと、自衛官カッコいいですね。 わたしの有川作品との初の出会い本です。 図書館戦争は読まず嫌いしていたので、これが同じ有川さんの作品だと分かった時にはびっくりしました。今後もし気が向いたら図書館戦争も手に取ってみたいです。…気が向いたら。

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    投稿日: 2012.10.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    有川せんせい、自衛隊三部作制覇(*´`)やっほう フェイク側のいろんなこと、ディック側のいろんなこと。 つながったときは、おおぉ!!と思いました(笑) あたしはやっぱり、春名さん派だなあ(*´д`*) しゅんくんもええけど・・・、おじさんすきです←おい あたしも春名さんみたいに 言葉を操れたらなあ、なんて思いましたね** やっぱりおもしろい、有川せんせい作品っっ

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    投稿日: 2012.10.09
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    自衛隊3部作「塩の街」の次にこれを読みました。 どちらも設定がかなりぶっ飛んでますね。それ故の(?)途中のダラダラ感が残念。 それぞれの登場人物の葛藤が伝わってきてもどかしくもあり、最後の方ではうるっときてしまいました。

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    投稿日: 2012.10.07
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    有川浩の自衛隊三部作の一つ。 多重人格だの自己認識だのでディックと理詰めの話をしている部分で音を上げて、暫く放置していたのだが、『クジラの彼』を切っ掛けにもう一度頭から読み直した。 なんと言っても宮じいの言葉が一つ一つ胸に染み入る。決して甘やかす言葉は言ってくれない。厳しい、だから優しい。視野狭窄で稚拙な心を温かく解し導いてくれる。経験を重ね、たくさんの痛みを知った老人であるからこその重みなのだろう。 エピローグの「仁淀の神様」では涙が溢れた。

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    投稿日: 2012.10.06
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    有川浩の自衛隊3部作2部目。 アニメのようなファンタジーなお話。 フィクションでもノンフィクションでもなれない立ち位置が微妙。 でも、宮じいの存在だけでも読む価値あり。

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    投稿日: 2012.10.05
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    いやー、面白かった!三部作一気に読んじゃいました。わざわざ実家の母にこちらまで送ってもらったかいがあったw

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    投稿日: 2012.10.05
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    この作者はミリタリーがかなり好き? ちょっとスタニスワフ・レム(だった?)を思わせる設定。(ソラリス?) SF的設定が確かにベースなんだけど、人物描写がくっきりしていてなかなか マル。(作者がライトノベルのつもりだった、と言っているのにも少し納得) 設定、ストーリー、ガジェット(ミリタリー?)のどれもが80点程度かな、ってことで、★は三つで。

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    投稿日: 2012.10.03
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    面白かった! ファンタジーでくるまれた、心にドンドコ響いてくるテーマ性と、やきもきしちゃうラブコメ要素と、有川ワールドがここにもありました。 二組の主人公が、それぞれの側から進んでいき、交差する時のワクワク感がたまらなかった。 子供たちのある種、純粋故の思考回路の狭さや稚拙さというのが、身に覚えがあるようで、"傷み"として感じられたり。 社会問題が起こった際の団体との衝突だとか、一般世論の受け止めかたや流されかただとか、現実に当てはめて考えてしまいました。 そういった部分が、やけにリアルといいますか。 ディックもフェイクもかわいかったのだきれど、一番は、宮じいかなぁ。 年を取っているから偉いだとか、肩書きがどうだということではなく、 自然と頭が下がる人だろうと思います。 尊敬する、かっこいい大人の姿かな。 土佐弁も良い。

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    投稿日: 2012.10.02
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    自衛隊三部作の第二作ですね。 航空自衛を舞台とする話です。 ボリュームはかなりありますね・・。 500ページ越えの作品は読むのが遅い私には 時間がかかりましたね。 とにかく泣けました。 泣きました。ぼろぼろと。 もうどこが泣ける、ということじゃなくて 全てにおいて心が揺らいだと言えます。 高校生を主人公とするルートと 航空自衛隊側のルート、 どちらも捨てがたい話です。 この話は単なる恋愛小説でもなければ 実話でもありません。 でもこの本に触れたことで、人間の弱さ 自分の弱さに気づけるような、 そして新たに優しさ心強さ存在の偉大さ 心温まる、心痛む、 たくさんが詰まっている話しだと思います。 この「空の中」を読み終わってすぐ おばあちゃんの事を思い出して、 泣いてしまうほどの影響が私にはありましたね^^ エピローグや番外編も素晴らしかったです。 番外編?の仁淀の神様は この話の内容に気づいたとき読まない方がよかったと 思いました。 だけど、読み終わってから 読めて良かったな。と感じられ思い切り泣きましたね。 この本はぜひぜひ 色んな年代の方に読んでいただきたいです。

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    投稿日: 2012.09.30
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    自衛隊三部作の二作目、空自編です。 高校生のパートと空自のパートとが順繰りに紡がれ、最後に全てが集結し、見事大団円となり、更に文庫版には「仁淀の神様」と言うとても素敵なでもやっぱり哀しい短編がついてきて大満足な上、解説が著者もファンである新井素子と言うもうもうお得感満載の一冊ですw しかし、本編の空自パートがどうにも助長的というかまどろっこしいというか・・・何度か睡魔に襲われました(-_-;) 都合200ページ以上睡魔との闘いは続きましたが、打ち勝って良かったw エンディングは素晴らしかったし読後感も良いです。 遺族少女にも、瞬にも、フェイクにも、みんなちゃんとした落とし所があって幸せかと言ったらそれはそんな一言では語りきれないけれど、いろんな事があっても今はきっと幸せだし幸せへの第一歩は踏み出せていると思います。 自衛隊三部作となっているので発表順に読まねば!と思ってたのですが第一作の「塩の街」と今作は完全に独立したお話なので神経質になる必要は無さそうです。 これから読まれる方の参考になれば。 あ、後この作品、各章の副題が秀逸です。 副題を文章化するとは「ヤラレタ!」感バリバリでしたw 憎いね!有川浩!

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    投稿日: 2012.09.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    宮じいという土佐弁の達人が舞台を回し、話を掘り下げていく。土佐弁がなんとも心地よく心に響く。この話の主人公は土佐弁かもしれない。 (作家もこの身やじいが好きで捨てられなかったと見えて、付録の短編を付けて祀り上げる。) 面白かった、また繰り返して読みたい本であった。 主な登場人物を自分のためにメモしておこう。 民間の国産ジェット貨物機と航空自衛隊イーグルが相次いで四国沖200kmの上空2万メートルで爆発墜落。 事故遺族の高校生が二人、民間ジェット機長の娘白川真帆とイーグル隊長機斉木敏郎の息子瞬が手を結ぶ。「白鯨」または「フェイク」と呼ばれる未確認生物に衝突墜落したことが分かりその敵に復讐を始める。 この復讐劇から瞬を救い出すのが幼馴染の天野佳江とその祖父「宮じい」こと宮田喜三郎の二人と、隊長機とともに飛行しながらかろうじて事故を免れた武田光稀三尉と事故調査委員の春名高巳。 瞬と佳江、そして高巳と光稀は結ばれ、末永く幸せに暮らせるだろうか。

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    投稿日: 2012.09.28
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    同作家の図書館戦争にSF度を加えラブコメ度を少し引いたイメージ。突飛な設定をうまく使って心の繋がりを描く描き方がおもしろかった。

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    投稿日: 2012.09.24
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    自衛隊3部作読了。 「塩の街」では塩害…人が塩になってしまう。 「海の底」では赤い甲殻類襲来…人が食べられてしまう。 そして、 「空の中」では高度二万に潜む未確認知的生物…。 どれも設定はかなりぶっ飛んでいるものの、 ディテールまでこだわった設定と魅力的な登場人物により 魅了される作品に仕上がる。 本書で脇を固める最強の人物は「宮じい」。 主役二人のその後の展開は「クジラの彼」より ~ファイターパイロットの君~を読んで本書を2倍 楽しみましょう♪

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    投稿日: 2012.09.23
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    塩の街と同じく、設定には現実離れしたところがあるものの、それを忘れさせるほどの人間ドラマ。 自衛隊三部作の二作目、一読の価値あり。 一作目の塩の街と直接のつながりはないため、どちらから読んでも良い。

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    投稿日: 2012.09.22
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    書き出しが衝撃的。さすが自衛隊3部作は他と違うと思ったが、読み進めていくうちに、「大人のラノベ」の意味がわかった気がする。 有川さんの描く女性像が素敵だ。一途さ・潔癖さだけでない、狡さも卑屈さもふくめて、瑞々しく・愛らしく・カッコいいのだ。 宮じいがまた好い。宮じいなしに、この小説は成り立たない。 こんな大人になりたいと思うが、なかなか難しい。賢しいことはいわず、真実だけを淡々と受け止め語れるようになるには、大自然と共に生きる必要があるのだろうか…。『三匹のおっさん』に引き続きおっさん萌え~❤ もちろん瞬君も高巳さんもかっこいい。 ディックとフェイク。彼(彼ら?)との交信がややこしいが楽しい。異星人が来て会話するとこんなだろう。 短編の『仁淀の神様』は、もう涙涙です。

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    投稿日: 2012.09.22
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    なんてったって、宮じいがいい! あんなふうに物事を教えてくれる人が側にいたら、救われることも多いんだろうな。 多くは語らず、賢しい言葉を使うでもなく、でも心に染み入る宮じいの言葉。 そんなふうに、自分の伝えたいことを相手に話せるようになりたいものです。 この作品は、宮じいに見守られてできている気がしてなりません。 そして、登場人物の皆がとても魅力的! みんな会ってみたい。 友達になりたい人達ばかりです。 四国は行ったことがないのですが、行ってみたくなりました。 高知弁を聞いてみたくなりました。

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    投稿日: 2012.09.21
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    内容(「BOOK」データベースより) 200X年、謎の航空機事故が相次ぎ、メーカーの担当者と生き残った自衛隊パイロットは調査のために高空へ飛んだ。高度2万、事故に共通するその空域で彼らが見つけた秘密とは?一方地上では、子供たちが海辺で不思議な生物を拾う。大人と子供が見つけた2つの秘密が出会うとき、日本に、人類に降りかかる前代未聞の奇妙な危機とは―すべての本読みが胸躍らせる、未曾有のスペクタクルエンタテインメント。

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    投稿日: 2012.09.20
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    書き出しがものすごく興味惹かれるものだった。ただ、その後は緊張感が少なかった印象。ディックなど『白鯨』とのやり取りが難しく、あまり理解してない気がする(笑)キャラクターとしては、宮じいがいい味を出していた。エピローグで真帆についても書かれるかなと思ったが・・・。残念

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    投稿日: 2012.09.18
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    登場人物がいちいち魅力的。存在に気付くまでは何の問題もなく共存してきたのに、気付いた時点から人間にとって有害か有益かで判断しようとする人間が浅ましく思える。読みながらずっと『白鯨は何もしてへんやん。殺したなんて言いがかりもいいとこやんけ』とモヤモヤ。たとえ言いがかりでも、弁の立つ人がそれらしく引っ張れば 立派な主義主張になるんやね。 政治や外交や民間支援組織なんかのきな臭い構図も織り込まれていて、説得力があった。白鯨ほどじゃないにしろ、もし現実に未確認の生物や物体が発見されたらこうなるんだろうなぁという。 フェイクの健気さが何かもう…たまらん。高巳の交渉術や議論の戦わせ方がかっこ良い。宮じい渋い。今の時代の若者が何十年か経って宮じいくらいの年齢になっても、宮じいみたいな老人にはなれない。きっと。 三部作の残りも早く読もっと。

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    投稿日: 2012.09.17
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     『深海のYrr』は知的生命体との遭遇を世界を巻き込み、大スペクタクルで展開するお話である。一方、『空の中』は同じ知的生命体を空の上に置き、地域は日本と限定し、主人公が子供たちである点がライトノベル風である。扱う主題は大きいが、対処する地域や人物(年齢)が限定されることで少年少女でも読みやすい。夏休みの推薦図書としては申し分なし。

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    投稿日: 2012.09.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日本初の超音速旅客ジェット機「スワローテイル」と航空自衛隊所属の F15Jイーグル2機編隊が事故空域を飛行実験中、高度2万mで1機が 同じような時期に相次いで爆発炎上。 そして、高知県のとある高校生がなぞの知的生命体に遭遇。 もう初っ端から次が気になる展開、基本的には飛行事故の事故調査と 高知県の高校生の2つのストーリーが平行して進行し終盤に絡み合う。 SF的な内容かと思いきや、人間味あふれる内容で面白かったです。 (白川真帆の最後の方の云々は個人的に「火曜サスペンス」みたいでしたが・・・) 文庫版の最後に収録されている「仁淀川の神様」がこれまたいい話で 本編を読んで登場人物に感情移入してしまうとうるっときますよ。 そして、この「空の中」の番外編ストーリーとしてクジラの彼の 「ファイターパイロットの君」も続けて読んだのですが、 やっぱり「空の中」読んでから改めて読むとさらによかったです。

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    投稿日: 2012.09.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

     有川氏の描くキャラクターは、《全き一つ》の存在である有川氏の記憶と同じ希望を持つ、バラバラになった【白鯨】のよう。  だから『図書館』シリーズとこの本と、名前が違うだけの同じキャラクターのように感じる。そして他の本のキャラクターも、きっとそうなんだろうなという気がする。  元は《全き一つ》のキャラクターたちだから、みんなとても優秀で語彙が豊かで話の飲み込みが早くて、敵対するキャラクターでさえも、納得出来る場所に収まる。  余りキャラクターの創造は得意な作家ではない印象。  それでもそれが読んでいてイヤじゃないのは、キャラクターたちの感情の動きや行動が、私には共感出来るからだと思う。

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    投稿日: 2012.09.10
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    自衛隊シリーズ3作中では最も人気がないらしいが、人間よりも高い知性と生存能力を持った、人類発生の遥かに前から存在している生命体との共存模索というテーマは1番面白いと思った。 ファンタジーとしては少年少女の成長、ただ長生きしただけではない賢い老人が登場して条件クリア。 男尊女卑を戦い抜いたツンデレ彼女といい感じに策士な彼との恋愛パーツもまあよくはまっている。馬鹿な指導者、高校生に振り回される低能な取り巻き連が離れて書かれているのもいらつかなくて良かった。

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    投稿日: 2012.09.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    謎の生物「白鯨」との遭遇により、2人のパイロットが命を落としたところから物語は始まる。 自衛隊三部作、最後に読みました。高 巳と光稀、瞬と佳江のカップリングは それぞれ違った魅力で素敵でした。 フェイクの健気さにきゅんとしたり、 高巳と真帆のレベルの高い論戦に息を 呑んだり気がつけば有川ワールドに どっぷりハマっていました。「一つの 物語が始まって、終着する」という形 が一貫してとられていて、決して短く はないけれど、飽きることなく最後ま で読むことができました。塩、海、と きて、謎の生物には恐怖に陥れられ続 けたわけですが、最後にこの作品で出 てきた「白鯨」に対しては、親しみの ようなものを持てて良かったです。

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    投稿日: 2012.09.05
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    戦闘機を本当に好きなんだなと。有川さんの描く自衛隊はみんな生き生きとしていて、またとっても人間的です。最後の告白のシーンとか、あのツンデレ感がかわいい!!あと、高巳が策士だなぁと。 上空2000mに突如現れた謎の生命体「白鯨」。謎の飛行事故とパイロットの父を亡くした2人の子ども。鍵を握るのは男勝りな女性パイロットと戦闘機を作り、愛する男性だった。

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    投稿日: 2012.09.03
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    仁淀の神様、涙なしには読めない話でした。読む前からそんな感じがしてたけど。 まだちょっと私には早かった。。そんな感じです。

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    投稿日: 2012.09.02
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    当たり前ですが、「空の中」→「くじらの彼」の順番で読むべきでしたね(笑) 高巳と光稀の関係が微笑ましかったです。 宮じい。カッコイイ。

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    投稿日: 2012.09.02
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    購入済み 読了 文庫版のおまけの短編小説のために再度かりてきました。 痛いけど二人のその後が垣間見れて 神様になった人の生き様はやはりすばらしく なによりその人を取り囲む人々がすばらしいのだと感じた短編小説でした。 このあと我慢できず購入 やはり手元に置いておくべき本もあるのだと、図書館の本を読みつつ思った作品です。

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    投稿日: 2012.08.30
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    泣いた。 もっとうまい生き方はある。変に自分を縛って、追い詰めて、傷つけて。そんな生き方してもだれも喜ばないって自分でもわかってるけど、そうする以外にやり方をしらない。 若い頃のたぶんみんなが陥っていた状況を思い起こさせるそんな大人ライトノベル。

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    投稿日: 2012.08.29
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    視界がぼやけて読み進むのに苦労した。。 自衛隊3部作、2作目。 機体や組織への設定は流し読み。 2組の主人公とその周りの人がいい。 この人の言葉選びは好き。 間違ったことを正しかったことにはできない。 間違ったことは間違ったと認めるしかない。 つらくても自分が間違えたと思わないとしょうがない。 最後の宮じいの話には涙涙。。

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    投稿日: 2012.08.28
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