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ふしぎなキリスト教
ふしぎなキリスト教
橋爪大三郎、大澤真幸/講談社
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総合評価

411件)
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    理性と信仰は共にガッツリキリスト教に根差していて、近代の科学や哲学や経済は信仰を恰好に括ることで発展し、何時の間にか土台を掘り崩しかねないとこまで来てると、なるほど。

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    投稿日: 2011.07.17
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    キリスト教について、自分でも掴めていなかった漠然とした疑問が的確にフォーカスされ、理不尽に思っていた事柄が「理性的に理解」できた。 ユダヤ教の発生と、キリストの意味、キリスト教への発展、「西洋」の形成など、時系列で纏められており歴史的なダイナミクスが感じられた。 あえて「理性的に理解」としたのは、否が応でも日本的な倫理観で育ってきたために、真の理解はできないのだろうと思ったから。 しかし、この本を通じて理解しようとしたことで、西洋から発生したものをより楽しめるようになったし、日本のものもまた新たな視点で楽しめると思う。

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    投稿日: 2011.07.15
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    本日のナビで紹介した橋爪大三郎&大澤真幸の「ふしぎなキリスト教」のブックコードをお送りします。ここ数年の世界情勢から、宗教という土台を理解しないといけないと思い色々な本を読みましたが、社会学者の立場からの答える基本的な疑問から社会に与えている影響がわかりやすく述べられています。 一神教はよくわからないエイリアンな神と結ぶ安全保障だ、という解釈に目から鱗でした。

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    投稿日: 2011.07.12
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    キリスト教のなんか理不尽なところや、納得いかないところを丁寧に説明してくれていてとても面白かった。グローバルな昨今、「西洋」を理解するにはベースにあるキリスト教を理解しましょう。というのがこの本の主旨だけど。なんかこれっておかしいよ。ってことを跳ね除けるんじゃなくて、どのようにしたら成立するのか考えることはとても面白いし、もしかするとそれこそが愛なのではなんて思ったり。クリスチャンではないけれど、聖書をもうちょっとちゃんと読んでみたいなと思いました。

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    投稿日: 2011.07.05
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    キリスト教教徒だというひとと話すときに感じる、様々な違和感が少し晴れた気がする。 「宗教とは、行動において、それ以上の根拠をもたない前提をおくことである(p.329)」 大澤さんが繰り返しているけど、宗教自体にが持つ性質も重要だけど、はからずもそれがうみだしてしまったものも、同じように重要なんだと思う。 いちいちちゃんとつっこみをいれてくれる、ありがたい本。

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    投稿日: 2011.07.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日本人が根本的に解らないキリスト教の疑問について、橋爪大三郎と大澤真幸の対談形式で解説してあります。 よく一神教について聞くのが「神様信じていても、あの人不幸じゃない」って意見ですが、そもそも一神教の神様は祈ったからといって利益誘導してくれる種類の神様じゃないというのが日本人には理解できないところだと思います。「じゃあなんで信じているの?」って。 そういう意味では私も「ヨブ記」の物語なんかものすごく納得いかなかったのですが、神様に「ご利益」を求める視点ではなく、自分ではどうにもならない過酷な運命を合理的に受け入れる為の方便と考えれば納得いかないまでも解りはします。 そうすると幕末まで侵略の危機に晒されたことのない、日本の特殊性が宗教観にも大きく影響していると思います。 第3部では西洋の近代化にキリスト教がどう関わっているかが解説されています。 キリスト教のみが近代化に貢献しているとは考えませんが、キリスト教のユダヤ教やイスラム教と違うファジーな部分が、近代化と信仰を並存させる余地を与えたと思います。 最後の方の日本人の考える無神論が面白かったです。 これは西洋人の考える自由と日本人の考える自由が違うのにも影響があると考えます。 西洋の自由は「信仰の自由」が基本にある感じがするけど、日本人の自由は「神からも束縛されない自由」が「自由」だと思っている感じとか。 後書きにあるように、日本の戦後思想はキリスト教圏である西洋から来たものである以上、そのルーツであるキリスト教を理解することは大切だと思います。 その点宗教色やオカルト色なく論理的に、キリスト教に対して日本人が抱く疑問について解説した本書は大変良いと考えます。

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    投稿日: 2011.06.19
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    結構面白く読んでいたんだけど、途中から「なんでもかんでもキリスト教のお蔭かーい!」と突っ込まずにはいられなかった。科学者の辺りとか特に。おいおいおい。 そういえば前読んだ天皇の血縁者が書いた本ではなんでもかんでも天皇制のお蔭にしてたんだった。何からでも話の持っていき方次第だね。

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    投稿日: 2011.06.16
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    芒種:[芒ある穀物の種蒔きをする頃] こんな譬えがあった。 「昔むかし、あるところに、  七人家族が暮らしていました。  家族は両親と五人の兄弟。  いい子たちでした。  でもある日、  五人とも養子だったことが分かります。  他所の家から貰われて来たのです。」 昨夜遅く 訃報を受けた。 彼の落とした種は いずれどこかで芽吹くのだろうか。 私の種は いずこかの地に 落つるのだろうか。 そして 私の知らぬ地で 芽吹くのだろうか。 種。

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    投稿日: 2011.06.12
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    大澤真幸と橋爪大三郎の対談、しかもテーマは「キリスト教」… 決して期待を裏切らないすばらしい内容でした。新書で、しかも入門書ということもあり、個々の問題についての解説はそれほど詳しくありません。しかしながら、キリスト教の特徴について聖書や歴史から具体例を引き合いに出しながらユニークな語り口で話が進んでいくので、最後まで飽きることなく読めると思います。というか、大澤真幸のある種キリスト教に対する皮肉な言い方がとても面白くて、声を出して笑ってしまいました。 キリスト教って興味はあるけど、そういう宗教的な話ってなんだか胡散臭い気がして近づきにくいんだよね…という人にはおすすめの本ですね。決してキリスト教に対する信仰心を掻き立てられることはないと思うので(笑)

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    投稿日: 2011.06.07
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    「キリスト教をわかってない度合いが最も高い」日本人向けに、大澤さんが聞き手、橋爪さんが答え手となって切り込んでいくキリスト教入門書。ただし信仰書ではない。非キリスト教徒である大多数の日本人が持っているであろう素朴な疑問から本質的な問題までを、社会学的な視点から回答したものである。その底に流れているのは、「日本人が新たな社会を築いていくためには、近代社会の源泉であるキリスト教を知らなければならない」という大澤さんの主張である。ありがちな「キリスト教がわかる」的な本とは異なり、キリスト教徒がどのように物事を捉えるのか、またどのようにしてキリスト教が世界的なデファクトスタンダードとしての地位を築けたのかを分かりやすく論じている。本書の内容は日本人に一定の納得感を与えることができるのかも知れない。ただし私自身は本書でいう「福音派」のクリスチャンなので、本書の内容をそのまま自分のものとすることはない。信仰者の視点でみた場合には本書とは違った答えになるのはもちろんなのだが、日本人のキリスト教に対する疑問の持ち方を知るという意味では、大変興味深く読むことができる。

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    投稿日: 2011.06.05
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    キリスト教的な考え方がより良く解った。祈りとはGODとのコミュニケーション。奇跡と科学は両立する。聖書は矛盾があるから解釈する。GODの計画を知ることが科学である。プロテスタントが資本主義や自然科学、社会科学を作ったなど。またユダヤ教、イスラム教、仏教、儒教、神道にも触れられていて違いが分かりやすい。ヤハウェが元は火山をイメージした戦争神だったというのが目から鱗。だから嫉妬深く、怒りっぽいんだ。聖母マリアと聖人の位置付けも知りたかった。

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    投稿日: 2011.05.30