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ふしぎなキリスト教
ふしぎなキリスト教
橋爪大三郎、大澤真幸/講談社
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総合評価

411件)
4.0
112
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    一神教と多神教の比較から、キリスト教と他の一神教(ユダヤ教・イスラム教)との比較をしてキリスト教の独自性を解説。またそしてキリスト教への無意識の信仰から産まれた西洋近代社会の普遍的概念についてわかりやすく良いテンポで話が進められており、読みやすく解りやすかった。

    0
    投稿日: 2012.09.25
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    自分の無知を再認識しました。そうだったんですか、ユダヤ教も、イスラム教も、キリスト教も同じ神様だったんですか。 何で最近は預言者がいないのか、アメリカ大統領になるためのハードルになるのはなぜなのか(低くなりつつあるみたいですが)、何で科学と両立できるのか腹落ちしました。 ちなみに、どっかの書評かコラムで、宗教者からは強引にまとめすぎとの意見があること、著者(対談者)はそれを認識しているとのことでした。

    1
    投稿日: 2012.09.12
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    一神教は多神教より不自由、と勘違いしている人は必読。多神教の未熟さを超克したのが一神教。それは日本人が思う以上に厳しく、思う以上に自由である。

    0
    投稿日: 2012.09.11
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    聖徳太子も仏教を使って人々をまとめてた。 家康は天下の安定のためキリストを弾圧した。 次期、米大統領選で初めてカトリックでもプロテスタントでもない、モルモン教の大統領が誕生するかもしれないと話題になっている。 モルモン教はキリスト教ではないという人もあり、初めてのキリスト教以外の大統領への糾弾がある。 宗教と政治には切っても切れない関係があるが、キリスト教について知識を得るため、本屋で見つけた売れてる新書。 対話式となっていて、それがわかりやすい部分もあるが、会話形式のため説明が長くわかりにくくなっている所もあった。 キリスト教の歴史、イスラム教、ユダヤ教との関係、聖書の矛盾点など勉強になった。

    0
    投稿日: 2012.09.10
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    世界遺産や世界の歴史を知ろうとすると、避けて通れない宗教の代表なので読んでみた。ユダヤ教からの成り立ちや、イスラム教との共通点などの基本的な部分や、素朴な疑問なども含まれていてよかった。 しかしキリスト教を含む一神教信仰がしっくりこないのは、やっぱり日本人だからかな…結婚式とかは違和感ないけど(^^;

    0
    投稿日: 2012.09.10
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    ふたりの社会学者がキリスト教に関する疑問などを対談形式で話しあっている本。 多少は社会学を学んだ者としては、あぁわかるなって所もあったし、意外とするどいなってところもあった。信じる前の自分を思い出しながら、キリストを信じていない人はキリスト教をこんなふうに捉えるんだなぁって思いました。 でも、これがキリスト教のすべてだと思われるのはいやだなあ。核心の部分はやっぱり、聖書を読んではじめてわかると思います。

    1
    投稿日: 2012.09.09
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    新書大賞1位ということで読んでみた。ある程度宗教に関心持っていればそれほど驚く内容でもないが、キリスト教を始めとした宗教というものが如何に今日の社会まで影を落としているかということを対談という形式で読みやすく、わかりやすくまとめている。誰しも宗教は避けて通れないということを知っておくためには読んでおいた方が良い本。

    0
    投稿日: 2012.08.31
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    2012/8/29読了。「キリスト教」の「ふしぎな」部分は、だいぶ分かった気もするけれど、本の構成が質問形式になっていながら、質問自体もその答えも長すぎて、すっと頭に入ってこないことがしばしば。 「それについて答える前に、◯◯から見て行きましょう」という感じで、話が進むことがあるので、結論(答え)が分かりにくい。 ノートに整理しながら、読み進めましたが、私にとっては、ぼんやりとキリスト教がその姿を現した気がする…程度で終わってしまいました。

    0
    投稿日: 2012.08.29
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    大澤氏が質問者、橋爪氏がそれに答えるということで、日本人にわかりにくい西洋の根本にあるキリスト教の教えと、それに根付いた社会の仕組みを解き明かそうとする面白い作品。1部がユダヤ教、2部がイエス=キリストからキリスト教の誕生、3部がキリスト教の発展をその社会について。厳密な学者の発言としては許されるのかはわからないが、イメージがわきやすい例えなどで、その本質をつかみやすいと思う。 個人的には、2部の最後の天皇を神だと思っている日本人に、アメリカ兵が「進化論って知っているか」といった言葉に答えた山本氏の答えの分析。確かに、アメリカ人が進化論と創造論を一緒に思考できるように、日本人は進化論と天皇の現人神とできたのだから、文化とはおそろしいものだと感じた。 また3部での、キリスト教が宗教法(教会法)をもっていないために発展できたという逆説的な見方には、目から鱗が落ちた。とにかく何度か読み直してもよいようなよい本だった。

    0
    投稿日: 2012.08.29
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    橋爪氏、大澤氏ともに碩学。 この本の全てを信じてしまうには疑問も残るが、 一神教を理解するという点についてはわかりやすい説明が されていると思う。 読後にますます「ふしぎ」と思ってしまうところが味噌だろう。

    0
    投稿日: 2012.08.28
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    刺激的な内容で、一気読みしてしまった。 読んで損無し。 あとがきが内容紹介として分かりやすいので、中身が気になる人はあとがきだけ立ち読みするとよい。

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    投稿日: 2012.08.26
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    面白かった ネット上には批判もあるが、枝葉末節で そっちにはストーリーがない 偶像崇拝がまずいのは、背後に偶像を作った人がいるから マルクスの世界革命は「復活の日」のアナロジー とか キリスト教と西洋社会との関係が、ナルホド、と分かってくる。 23 契約はGODとの安全保障 26 八幡、戦争に強い神様。九州から全国拡大 33 祭司、預言者、立法学者、仲悪い 63 多神教、神が多すぎて対話無理 仏教、唯物論。因果はあるが神はいない 儒教、政治的リーダーの教育が目的 朱子学で「天」が出てくる 66 神との不断の対話が祈り 86 一神教と仏教、儒教は手じかな神に頼まない  87 仏教の神は悟っていない。応援団 88 神々は放逐された、一神教と仏教、儒教。偶像崇拝 92 神様が乗る輿を戦場に持っていった→レイダースのアーク 102 ユダヤ教、寄留者、社会福祉的な規定 104 王権の確立、GOD、長老、預言者 110 預言者、本人の意思は無関係、無報酬、訓練不要 117 自然法則が止まるのが「奇跡」 119 マルクス主義 152 メシア>>>預言者 172 エッセネ派、孤独隠遁、滅びちゃう 178 神が直接介入する「世直し」。富も地位も無意味になる 182 地獄は聖書に書いてない。火に焼かれる 188 ユダヤ教の新・旧時代は「ノア」で別れる 191 神の計画、キリスト到来でルールが変わった 216 ユダの福音書、バチカン即座に否定 234 十二使徒はレベル低かった。ユダが比較的まとも 237 聖餐式、最初は本当の食事? 250 イスラムのイジュマーは全員一致 255 教会のヒエラルキー 260 西ローマ帝国とEU 266 政治権力や結婚に介入 276 キリスト教は自由に法律を作れたことが大きい 281 自然法、神の意思を理性で発見する。数学と論理学 292 M&Aみたいなプロテスタントのグループ 314 ユダヤ教、イスラム教では宗教法の解釈に全力 327 マルクス主義 337 イスラム主義は新しい法律を作るのが大変 インドはカースト制で製造業の労働市場が開かれていなかった IT時代になって、しばりが緩くなり発展 339 イスラム、理工系に関心薄い まあ信仰心というのは難儀なものだなぁ 日本人は神様に介入されたくない(無宗教)という立場

    0
    投稿日: 2012.08.24
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    なんと言っても読みやすい 何回読んでもいいだろう 宗教を理解することは西洋を理解する上で必要不可欠であろう

    0
    投稿日: 2012.08.24
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    読んでいるときはある程度理解できるけど、腑に落ちるという感覚がなかった。 ただ現代に生活している以上、西洋の考え方を理解することは不可欠であると感じている。 この本はそのための足がかりになるであろうことは感じているので、是非再読したい。

    0
    投稿日: 2012.08.22
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    一神教とはどういうものか。とにかく神に従えというもの。絶対的創造主。超越的存在そのものは日本人にも想像はできようが、一神教の神は人間に命令する。いかにあるべきか。 キリスト教について、ユダヤ教、イスラム教との比較を交えて解説しているのが、全体像の把握にわかりよい。 いわゆる西洋文明におけるキリスト教の影響は思ったよりはるかに大きいのかもしれない。一体なぜ、これほどまでに大きな影響をもったのか。 新約聖書は神の声を直接伝えるものではない。神の子キリストの声ですらも伝承としてしか伝えない。つまりは新約聖書は一義的ではない。様々な解釈を許す曖昧性をはらんでいる。 西洋の根っこを捉え直すという意味で重要な本だと思う。 基本的には入門書としての本なので、総論であり、各論への興味も湧く。

    0
    投稿日: 2012.08.19
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    素晴らしいの一言。ユダヤ教を媒介とした一神教の考え方、イエス・キリストの存在意義・キリスト教がいかに西洋文明に影響を与えたかの3つの論点を手がかりに、キリスト教とは何かを考えさせてくれ、超一級の知的興奮を楽しむことができる。大澤真幸からは「信仰には2つのレベルがある、それは意識のレベルと本人が意識していない態度や行動のレベルである。我々は意識のレベルは信仰からかけ離れているかもしれないが、態度のレベルでは圧倒的に宗教的に規定されていることを認めざるを得ない。」との発言が第一部末尾で語られるが、まさにこの発言が本書に意義を示していると思う。

    0
    投稿日: 2012.08.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白い。 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の違いはイエスキリストの存在。 三位一体はイエスキリストの存在理由付け。 などなどマーケティングとしてのキリスト教が良く判りました。

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    投稿日: 2012.08.11
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    非常に売れてる本らしいので少し前に購入し、置いてたもの。この前の旅行の帰りの飛行機で読んでいて、残りも含め読了。 対談形式で読みやすい。ユダヤ教とキリスト教の関係はなんとなく知っていたつもりだったけど、ユダヤ教の特徴含め、とても勉強になったし、キリスト教についてもへぇと思うことが多々あった。 興味を惹かれた内容は以下。 ・(一神教は)神との対話。対話をやめてはいけない。=試練。 試練とは現在を将来の理想的な状態への過渡的なプロセスだと受け止め、言葉で認識し、理性で理解し、それを引き受けて生きるということ。信仰はそういう態度のこと。(p.78-79) ・同害報復の考え方。(p.202) ・社会が近代化できるかどうかの大きなカギは、自由に新しい法律をつくれるか。キリスト教社会はこれができた。 ユダヤやイスラム教徒はまずこれがクルアーンやスンナに書かれているかを考える。 キリスト教徒はまず何をやりたいかという目的を考える。そして禁止されていないかどうか。禁止されていないことは「できる」と考える。⇒近代合理精神の担い手に。(p.276) ・一神教では、神は世界を創造したあと、出て行ってしまった。世界のなかにはもうどんな神もいなくて、人間がいちばん偉い。人間が神を信仰し、服従することは大事だけども、神がつくったこの世界に対して、人間の主権がある。 ・世界は神がつくったけれど、その後はただのモノ。ただのモノである世界の中心で、人間が理性をもっている。この認識から自然科学が始まる。→キリスト教徒は優秀な自然科学者になる。(p.312)

    0
    投稿日: 2012.08.05
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    内容が頭に入ってこず、よくわからなかった。なんというか、「あ、○○のことね、わかるわかる」と思えるような記述がなかったのだ。 私がキリスト教に対するイメージを持っていないせいかな、とも思った。 たとえば、「イギリスって○○だよね」と話しかけられたら、「ああ、イギリスは確かに○○かもね」とか「いや、イギリスって○○かな?」という返答ができるだろう。 しかしこれが「ベネズエラって○○だよね」と言われたらどうだろう。多くの人は「えっと、ベネズエラ? そうだねぇ・・・」となるのではないだろうか。 しかし、私は大学でも宗教の授業を受け、ゼミも宗教学を取った人間であるので、「キリスト教に対するイメージ」が全くのゼロなわけでもない、と思うんだけどなぁ・・・。 あるいは、この著者2名と私との相性が悪かったのだろうか。 ともかく、期待していただけにちょっとがっかりしてしまったのである。本当に個人的な感想だけれど。

    0
    投稿日: 2012.08.04
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    なかなか聞けないような質問を大澤氏がして、それに橋爪市が答える形で対談が進む。その時の例が適確で、非常に分かりやすかった。

    0
    投稿日: 2012.07.31
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    門外漢でも楽しめました。 門外漢は「あとがき」から読むことをお勧めします。 後半からの「引用」が多いのは、門外漢がおおいからでしょうか、 P295予定説と資本主義の奇妙なつながり、あたりから興味深く 読めました。

    0
    投稿日: 2012.07.29
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    ふたりの社会学者、大澤真幸と橋爪大三郎のキリスト教を主題とした対談集。キリスト教を体系的に楽しく理解するのに、適した本と思う。面白いと思ったのは、連戦連敗のユダヤ教の神の存在意義、 偶像崇拝がいけないのは、偶像を作ったのが人間であるという理由、イエスの処刑は同害報復で考えると理解しやすいこと、煉獄の存在理由、イスラム教のように律法のないキリスト教では新しい法律を作るのが容易であり、社会の近代化が進んだこと。ただし、カントの神の存在と定言命法の話は難しかった。 正確性の面で批判の多い本だが、十分楽しめた。

    0
    投稿日: 2012.07.29
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    タイトルからつい「不思議な第3惑星」という歌を思い出してしまいますが、内容は実に濃い、そして発見の多いものでした。 二人の社会学者が対話形式でキリスト教についての解説をしている構成。 大澤氏が世間一般を代表しての疑問を投げかけ、橋爪氏がそれに答えるという形式を取っています。 まず、宗教が発生した大きな理由として、土地の過酷さがいかに大きいものだったかが語られました。 植物の育たないような荒涼とした土地に登場する神は、やはり荒々しく、猛々しい存在。 さらに、中東の地域では、王国がめまぐるしく興亡したため、心の支えになるものは、国家ではなく神だと人々が思うに至ったと解説されています。 ローマ軍によってエルサレムの神殿を壊されたユダヤ民族は居場所を失くして世界中に散らばったため、国家を失くしても、宗教を通じて結びついているという思想が顕著になったのでしょう。 ユダヤ教徒が、長い間流浪を強いられていたにもなお、宗教を捨てずに王国再建を目指している、その不屈の精神は、ひとえに信仰心がなせるものなのです。 一神教の激しさ、絶対性は、八百万の神のいるみずみずしく豊かな自然に恵まれた日本の地には見られないもの。 私たちが他宗教を理解するにはまず、その環境の違いを理解しなくてはいけないことに気付かされます。 日本人は、キリスト教を理解しようとすると「二階建ての家屋の二階部分(新約)だけをいきなり受け入れているように思える」そうです。 だから、日本人はキリスト教が今一つ理解できないのだとか。 一階にある立法(旧約)と隣人愛をまず理解することが先だそうです。 確かに、まずユダヤ教を学ばなければ、キリスト教を理解することは不可能です。 イエス・キリストも、どこにもない教義について語り始めた教祖というわけではなく、旧約聖書の独自の解釈からはじまったとのことで、キリスト教は旧約なくしては語れない宗教なのです。 教祖ではないのに彼を中心に語られる宗教。自分がイエスにもっていた肩書とイメージが崩れてきました。 預言者とは一神教にしか考えられない存在だとされています。 神道では、巫女のような存在でしょうか。 ムハンマドは預言者ですが、イエスはそうとられていません。 預言者は、神から言葉をもらって語りますが、イエスは自分の言葉で神のように語るという点に違いがあるそうです。 イエスは預言者ではなく、メシア(救世主)と言われます。 神の言葉を伝えるだけの預言者とはちがい、世の中をつくりかえるのがメシア。 それはマルクス、レーニンのような革命家だという例えに、驚きました。 さらにイエスは「神の子」だと言われます。 これは、彼の生前から人々がささやいていたわけではなく、死語にパウロが確立した考え方だとのこと。 神の子というのもまた曖昧な表現であり、それについても言及されていました。 また、キリスト教を体系化したのがイエスの十二人の弟子ではなく、後から入ってきたパウロなのはなぜかというと、十二人の弟子の学がなさすぎて、能力があまりに低かったためだという説明がありました。 なんという身も蓋もない理由でしょう。漁師を生業にしている者などが彼を支持し、弟子になったため、弟子たちはヘブライ語しかしゃべられなかったそうです。 パウロはギリシア語ができたため、公的な文章を残せたそうです。 モーセもパウロも口下手だったとのこと。偉大な英雄というイメージが強いですが、意外にも人間らしい欠点があったわけですね。 橋爪氏ががキリスト教徒なのか、わかりませんが、人類の歴史の中で最も影響力の大きかった出来事といったらたら、「イエスの処刑」と答えるそうです。 たった一人の人間の死が、結果的には人類史に圧倒的な足跡を残し、今でも大きな影響を及ぼしているというのは、確かに大きなことです。 ブッダと決定的に違う点は、イエスは人々の罪を背負って、人々の身代わりとして殺されたというところ。 そこから、彼にまつわるさまざまな伝説が生まれていくわけで、もはや伝説上の人物にしか思われなくなっているきらいもあります。 マトリョーシカのように入れ子式に尾ひれがついていき、一番中に入っている小粒なものが実際のイエスだと説明されていました。 一時期話題になった「ユダの福音書」も採り上げられていました。 復活劇のために、イエスがユダに裏切りを頼んだという内容だそうです。 これはペテロが一番弟子とするカトリック教会には絶対に認められず、バチカンも否定しているとのこと。 日本でほとんど話題にならなかったのは、そもそもあまりキリスト教風土がないせいか、あるいはカソリックの圧力がかかったのか、どちらでしょうか。 聖書を何度読んも、どうしても納得できないエピソードについても語られていました。 「放蕩息子」、「九十九匹と一匹」、「カインとアベル」、「マリアとマルタ」そして「ヨブ記」など、どれも不可解で、まさに「正直者がばかを見る」という感じです。 ただ、納得のいく解説ではありませんでした。もはや誰も解説できないのでしょう。 逆に、外国から見た日本の不思議さも挙げられていました。 アメリカ人にとって、日本人がダーウィンの進化論を正しいと思いつつ、天皇を現人神と見なしていることが信じられないのだそうです。 これは昭和初期の日本人の考えなので、今の私たちにも今一つピンとこないものですが、日本人の矛盾は、縦割りされてクロスすることのない学校教育のせいだとのこと。 私も現人神の感覚はよくわからないため、興味深いところです。 さらに、一神教が銅像崇拝を禁止したのは、本物の唯一神にだけ従うためですが、神道が神の像を作らなかったのは、単に像を拝みたくないからで、日本人の「宗教に支配されたくない」という気持ちの表れだという言及が斬新に 思われました。 銅像崇拝禁止という結果は共通していながら、目的は全く反対の理由だったとは。 一神教が偶像崇拝を批判するのは、神ではない、人間の業を崇拝するからですが、私は教義よりも、宗教を人がどう解釈し、別の形で表現しているかの方に興味があります。 宗教というよりは、宗教の流れの中にある美術の方に重きを置きたいと思うため、完全に一神教からは反しています。 キリスト教はとても矛盾に満ちていると思っていましたが、実際にはどの宗教も、多かれ少なかれあやふやな点があるのでしょう。 不完全な面があってもなお、人々に信仰されているという点にこそ、宗教の強さと牽引力があるのだろうと思いました。 様々なアプローチから理解の仕方を導いてもらったおかげで、キリスト教信者の心持ちが少しわかったような気になりました。

    1
    投稿日: 2012.07.25
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    救済予定説をゲーム理論で解説したところは新鮮な切り口に感じた。対話本なので、論旨展開に難はあるし、検証もしてないようだから記述に間違いもあるらしく、関係者からは不評なようなようだが、こういう本が新書大賞を取り、一般人のキリスト教への興味関心が高まる事は基本的には良い事なのではないかと思う。新書って題名で煽ってブームになってナンボだし。今度は関係者による反論本の出版に期待したいところ。で、もっと盛り上がればいいのではないか?

    0
    投稿日: 2012.07.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    キリスト教がわからないと、現代日本社会もわからない――。 イエスは神なのか、人なのか。 GODと日本人の神様は何が違うか? どうして現代世界はキリスト教由来の文明がスタンダードになっているのか? 知っているつもりがじつは謎だらけ…… 日本を代表する二人の社会学者が徹底対論!

    0
    投稿日: 2012.07.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても斬新でとっつきやすい切り口&説明で、一神教・キリスト教のなぜにアプローチしています。 分かりやすく、良書だと思います。 ただ、あまりにもふしぎすぎて私の頭ではちゃんと理解できませんでした…。 ちょっと寝かせて、また読み返します。

    0
    投稿日: 2012.07.21
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    キリスト教と、それがもたらした西洋文明の発展について分かりやすく論じる対談集。世界宗教でありながら、イスラム教や仏教とは違うキリスト教の特徴が分かる。自然科学や社会主義の萌芽は宗教を否定することではなく、キリスト教から出てきたという説明は面白かった。

    0
    投稿日: 2012.07.21
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    95点。社会科学と宗教は切っても切れない関係だし、学問としてやってなくとも一般教養としても少しは宗教について知っておいてもいいんじゃないのかと思う人。もしくは、宗教て何よ。みたいに興味を持った人たちにまずオススメしたい良書リストの上位に加えたい一冊。小室直樹の『日本人のための宗教原論』と併せて熟読されたい。

    1
    投稿日: 2012.07.19
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    新書、ベストセラーと侮るなかれ。非常に多くの知見が詰まっている。その分新書としては読むのに時間がかかる部類に入るけど、解釈としても納得の出来る記述も結構あったし、読む価値は充分にある。 ただ、橋爪氏の語り方は対談の限界なのか、証拠不十分かつ断定口調なので、社会学者なのに神学者っぽいというか、どちらかというと一人の信者から見たキリスト教という感じが否めない(彼がキリスト教徒なのかどうかは知らないが)。 個人的に、社会学者が量的ではなく質的に語るときに許されているのは構造主義的ないし解釈主義的な語り口ぐらいだろうと思っているので、このあたりの共通了解が明確に踏まえられていないのは学者としてやや不誠実にも感じるのだけど、まあ新書だしそんなものかもしれない。 あと、橋爪氏は福音派は矛盾律に自覚的(進化論と聖書が矛盾するということ)で日本人は矛盾律に自覚的じゃないのに福音派を批判してておかしいと言っていたが、このあたりの矛盾を収束させなければならないと考えてしまっているところに限界を感じてしまう。しかもこのあと、大澤氏が矛盾を受け入れることを肯定するのだが、そのことについて橋爪氏は無批判に同意してしまっている。それは「矛盾に自覚的でない」ことに当たらないのだろうか? とはいえ、思考の叩き台としてはやっぱりすごく良く出来ていると思うし、何よりここまで強引にせよ包括的にまとめることができてしまうという力量は凄い。僕も見習いたいし、というかもっと本音をいうとこんぐらい売れる本を書けるようになりたい。

    0
    投稿日: 2012.07.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    内容は面白かったのですが、ちゃんと理解しながら読んでいたので、いつものように飛ばし読みできなくて時間がかかりました。内容は本当にキリスト教、イスラム教、ユダヤ教、西洋の文化、哲学などについて、学者目線での見解が面白いし、分かりやすかったです。著者はクリスチャンに批判されないような内容にしました的なコメントをしていますが、それはちょっと違うかな?と思いました。ふしぎなキリスト教の内容に対する、キリスト教側の考え方はどうなんだろうと思います。

    0
    投稿日: 2012.07.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一から学ぶキリスト教。キリスト教が、というよりキリスト教的な考え方が、世界の近代化・グローバル化にいかに深くかかわっているかが、よく分かる。ユダヤ教やイスラム教・仏教や神道とどう違うのかもさまざまな例示とともに随所に織り込まれていて、とても分かりやすかったです。でも読めば読むほどキリスト教ってなんなのかよく分からなくなり…。 インカに伝わったキリスト教が土着の宗教と融合しつつ広がっていくことが出来た理由が少し分かる気がしました。つまりキリスト教にはいろいろな解釈を受け入れる余地があるということ。それは信じている人にとっては「懐の深さ」とも言えるのかも知れない。

    0
    投稿日: 2012.07.04
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    キリスト教を中心として、ユダヤ教やイスラム教など宗教の歴史や変遷、同じ一神教だけれどもユダヤ教やイスラム教と様相が異なるキリスト教とはどういうものか?ということが非常によく理解することができました。 また、キリスト教文明とも言える現代まで続く、キリスト教の近代文明に与えた影響力というのが興味深いものがありました。 日本人が主体性が強い人種で、神に支配されることを拒む人種であるという部分も面白い説でしたね。 また、偶像崇拝という観点で、日本人はモノというものに美学を感じるため、モノ作り(製造業)に強いが、一神教を崇拝する社会は偶像崇拝を禁じているため、モノ作りにこだわりが薄く、製造業が根付かないというのも、なるほどな!と感じました。 宗教学という観点で非常に分かりやすく、勉強になる一冊でした。

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    投稿日: 2012.07.03
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    第一部「一神教とは?」、第二部「イエス・キリストとは?」、第三部「西洋とは?」をテーマにした対談。 質問者の大澤さんがぶつける素朴な疑問は、そうそうそれが聞きたい!と思えるようなズバリな質問。第一部あたりでは、それに対する橋爪さんの答えは、なんだかわかったようなわからんような微妙な切れ味で、くじけそうになった。 第二部、第三部と進むにつれて、話題が自分の生活世界と近づいてくるせいか、なるほどね!の瞬間が増えた。キリスト教は基本的に自分とは縁遠いものだと思っていたけど、実は浸かりきってる部分もあったのだなと、作者の意図通りの感想を抱いてしまった。 感動的に面白い!とかわかりやすい!などとは思わなかったが、きっと他にこういう本ないんだろうなあ。

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    投稿日: 2012.07.02
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    西欧のものごとを見聴きするたび、 いいようもない違和感に襲われる… ボクら日本人との間には、けっして渡ることのできない 深くて広い河があるような気がしてなりません。 だから、たとえボクが、ニコ―ル・キッドマンやケイティ・ホームズに 云い寄られたとしても、違和を受け容れるだけの度量を持たないと きっと、すぐに破局してしまうんだろなぁ…ただ、その一方で ま、そのときゃ、そのときだ…なんて、ほくそ笑んでもいるのは… もしかしたら、やっぱりボクは、日本人であるから…? 言葉というのは、気分の器のようでもあって、 ときおり、ストンと腑に落ちてしまうことがあります。 本書は、まさに、そんな一冊…なぜ、そのときゃ、そのときなのか… 多神教である日本人にとって神様はお友達みたいなもの… それに対し一神教である西欧人にとっては、神様はアカの他人。 なんでもあり…とは、そうそうやすやすとはいかないのです。 そんなこと、わかってるつもりでも、気づかなかったなぁ! この本は、そんなあれこれを教えてくれる、 まさに、眼から鱗…の一冊です! 近代が、いかに西欧的なものであるかを、今更ながらに 再確認するとともに、どれほど日本が異なるのかも見えてきます! 自分の中に、知らず知らずのうちに築かれていた壁が、 ぽろり、ぽろりと壊れていくのが感じられました… うわぁ! これで、ニコ―ル・キッドマンやケイティ・ホームズと おつきあいできるかも…なんて、おめでたい気分にもなれます??

    0
    投稿日: 2012.07.01
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    橋爪氏評する、「日本人が神に支配されたくないのは、そのぶん自分の主体性が奪われるから。日本人は主体性が大好きで、努力が大好きで、努力でよりよい結果を実現しようとする。その努力をしない怠け者が大嫌いで、神まかせも大嫌い。と考える人びとなのです。だからカミが大勢いる。カミが大勢いれば、カミひとりの勢力はそのぶん殺がれる。人間の主体性が発揮しやすい。」という、日本人の宗教観念に納得。日本人の宗教観念における確信性を示唆している。 いままで知ったつもりで曖昧な観点と、浸透性の論点を根本的に打開たらしめた本書。西暦の起源の祖、イエス・キリストからはじまる一大宗教の発展と、それ以後の近代社会への影響と営みまでの疑問符への解答。「キリスト教」という宗教のふしぎに応える最強の入門書

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    投稿日: 2012.06.30
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    キリスト教の現代に至る社会的意義を掛け合いで解りやすく記述。私は無神論者と思っていたが、社会学的、哲学的に突き詰めると何かを無批判で考えのベースにしているということも気づかされる。 最初に一神教が、それまでの世俗的な宗教からのアンチテーゼとして生まれた。神の前の平等が個人の独立を促す。 ユダヤ教、キリスト教は宗教法が有るがキリスト教はなく、より自由な制度設計を可能とした。 聖書のなりたち、教義の曖昧さなどもきちんと突っ込んでそれを意義をつけている。社会学的にも必読入門書だし、キリスト教を理解したいひとにも興味深い参考書。

    1
    投稿日: 2012.06.28
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    一神教の考え方がなんとなくわかってくる。自然や社会の崩壊による多神教の否定、合理性と奇跡、神との対話、理性の影響と科学の発達、ユダヤ教とキリスト教とイスラム教の対比など、面白い論点がたくさんあった。

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    投稿日: 2012.06.27
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    (2012.06.23読了)(2012.06.14借入) 絵を見るのが好きなので、よく展覧会を見にゆきます。 西洋絵画を見る場合は、印象派以降ならあまり予備知識は必要なく、感覚の問題だけになりますが、印象派以前の絵画になると、ギリシア神話や聖書、西洋の歴史の知識があった方が、絵を見るうえで役に立ちます。 そのため、聖書についてもいくらか勉強してきました。ある程度の知識はあるつもりだったので、この本を読む必要はないかなと思っていたので、手を出さずにいたのですが、図書館にあったので、つい借りてきてしまいました。 読んでみたら、ある程度知っていることもあったのですが、知らないことも結構あり勉強になりました。基本的なところから、同じ神を敬っているユダヤ教やイスラム教との比較を交えながら、わかりやすく説明してあります。 え~っ、そういうことなの!という感じです。 それでもまだ不思議と思われるところはあるので、読者の疑問を募って、第二弾を出してはいかがでしょうか? 例えば、キリストは復活したということですが、その後死んだということを聞いていないので、まだどこかで生きているのでしょうか? 一神教ということですが、マリア信仰とか、聖人信仰とかが許されるのはなぜなのでしょうか? イエス・キリストは、ユダヤ人だと思われるのですが、なぜキリスト教徒はユダヤ人を嫌うのでしょうか? ユダヤ人を嫌うことは、イエス・キリストを嫌うことにならないのでしょうか? 【目次】 まえがき 第1部 一神教を理解する―起源としてのユダヤ教  1 ユダヤ教とキリスト教はどこが違うか  2 一神教のGodと多神教の神様  3 ユダヤ教はいかにして成立したか  4 ユダヤ民族の受難  5 なぜ、安全を保障してくれない神を信じ続けるのか  6 律法の果たす役割  7 原罪とは何か  8 神に選ばれるということ  9 全知全能の神がつくった世界に、なぜ悪があるのか  10 ヨブの運命―信仰とは何か  11 なぜ偶像を崇拝してはいけないのか  12 神の姿かたちは人間に似ているか  13 権力との独特の距離感  14 預言者とは何か  15 奇蹟と科学は矛盾しない  16 意識レベルの信仰と態度レベルの信仰 第2部 イエス・キリストとは何か  1 「ふしぎ」の核心  2 なぜ福音書が複数あるのか  3 奇蹟の真相  4 イエスは神なのか、人なのか  5 「人の子」の意味  6 イエスは何の罪で処刑されたか  7 「神の子」というアイデアはどこから来たか  8 イエスの活動はユダヤ教の革新だった  9 キリスト教の終末論  10 歴史に介入する神  11 愛と律法の関係  12 贖罪の論理  13 イエスは自分が復活することを知っていたか  14 ユダの裏切り  15 不可解なたとえ話1 不正な管理人  16 不可解なたとえ話2 ブドウ園の労働者・放蕩息子・九十九匹と一匹  17 不可解なたとえ話3 マリアとマルタ・カインとアベル  18 キリスト教をつくった男・パウロ  19 初期の教会 第3部 いかに「西洋」をつくったか  1 聖霊とは何か  2 教義は公会議で決まる  3 ローマ・カトリックと東方正教  4 世俗の権力と宗教的権威の二元化  5 聖なる言語と布教の関係  6 イスラム教のほうがリードしていた  7 ギリシア哲学とキリスト教神学の融合  8 なぜ神の存在を証明しようとしたか  9 宗教改革―プロテスタントの登場  10 予定説と資本主義の奇妙なつながり  11 利子の解禁  12 自然科学の誕生  13 世俗的な価値の起源  14 芸術への影響  15 近代哲学者カントに漂うキリスト教の匂い  16 無神論者は本当に無神論者か?  17 キリスト教文明のゆくえ あとがき 文献案内 ●ユダヤ教の律法(43頁) ユダヤ教の律法は、ユダヤ民族の生活のルールをひとつ残らず列挙し、それをヤハウェの命令(神との契約)だとする。衣食住、生活歴、刑法民法商法家族法……、日常生活の一切合切が、法律なのです。 ●偶像崇拝の禁止(88頁) 偶像崇拝がいけないのは、偶像だからではない。偶像をつくったのが人間だからです。人間が自分自身を崇めているというところが、偶像崇拝の最もいけない点です。 ●科学と宗教(122頁) 科学はもともと、神の計画を明らかにしようと、自然の解明に取り組んだ結果生まれたもの。宗教の副産物です。でもその結果、聖書に書いてあることと違った結論になった。そこで多数派の人びとは、「科学を尊重し、科学に矛盾しない限りで、聖書を正しいと考える」ことにした。 ●新約聖書(131頁) 新約聖書には、最初のほうに福音書というのがあって、そこにイエス・キリストがどういう人か、どういうふうに生まれてきて、どういうことをやって、どうやって死んだかということが書かれている。さらに、彼が復活したということも書かれています。 ●ナザレのイエス(144頁) 救世主がベツレヘムから現れると、『ミカ書』にも書いてある。そこで、イエスはどうしてもベツレヘムから生まれなければならないと、誰かが書き加えたと思う。ナザレ出身のイエスが、遠く離れた南のベツレヘムで生まれるのは、不自然です。 ●メシア(147頁) キリスト教の信仰にとっては、イエスがキリスト(メシア)であり、神の子であることが核心で、奇蹟はそれを証明するもの。重要だけれど、枝葉にすぎない。仮に奇蹟がなくても、福音書は成立するのです、イエスが神の言葉を語っている限り。 ●神の子(169頁) 神の「子」とはどういう意味かというと、親と分離している。イエスはイエスで完結した存在。独立の人格なわけですよ。けれど、この完結した人間存在が百パーセント、神の意志と合致している。つまりそれは、神の意志だとも見なければならない。 ●福音(208頁) キリスト教が成立するためには、イエスのスピーチは福音でなければならない。それには、自分が神の子だと、イエスは意識していなければなりません。復活することも、知っていなければなりません。復活すると分かっていれば、どんなに苦しめられたって痛いだけですから、恐れはない。 ●復活(244頁) 復活したイエスに、ガリラヤ地方に行ったら会えるというので、そちらに行くと、弟子たちのところにイエスが現れた。それから、天に昇っていった。だから今は、天にいます。 ●イスラムは全員一致(250頁) イスラムのイジュマーは、全員一致でなければ決定できない。もしも、意見の違いがあれば、多数であっても少数であってもそれは人間の意見であって、神のものではないことになる。ゆえに、どちらを取ったとしても間違い。多数決はないんです。 ●法律(275頁) 宗教法(ユダヤ法でもイスラム法でも)の伝統では、法をつくる主体(立法者)は神なんです。人間も法をつくることができますけど、神の法をつくることはできないし、人間のつくる法は、神の法より下位の法。 キリスト教徒がなぜ自由に法律をつくれるかというと、キリスト教会がそもそも法律をつくらないから。 ●主体性(330頁) 日本人が神に支配されたくないのは、そのぶん自分の主体性を奪われるから。日本人は主体性が大好きで、努力が大好きで、努力でより良い結果を実現しようとする。その努力をしない怠け者が大嫌いで、神まかせも大嫌い。と考える人々なのです。 ☆関連図書(既読) 「創世記」旧約聖書、関根正雄訳、岩波文庫、1956.05.06 「出エジプト記」旧約聖書、関根正雄訳、岩波文庫、1969.01.16 「モーセ」浅野順一著、岩波新書、1977.12.20 「歴史としての聖書」ウェルネル・ケラー著・山本七平訳、山本書店、1958.11.10 「ユダヤ人」村松剛著、中公新書、1963.12.18 「まんがパレスチナ問題」山井教雄著、講談社現代新書、2005.01.20 「科学者とキリスト教」渡辺正雄著、ブルー・バックス、1987.04.20 「コーラン(上)」井筒俊彦訳、岩波文庫、1957.11.25 「コーラン(中)」井筒俊彦訳、岩波文庫、1958.02.25 「コーラン(下)」井筒俊彦訳、岩波文庫、1958.06.25 「マホメット」藤本勝次、中公新書、1971.06.25 「コーランを知っていますか」阿刀田高著、新潮文庫、2006.01.01 (2012年6月26日・記)

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    投稿日: 2012.06.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    対談形式で書かれているので、読みやすい。 頭の回転の速い人たちなんだなあと思うけど笑 ユダヤ教→キリスト教(イエスキリスト)→キリスト教が与えた影響 の順で、背景知識がない人でもわかった気になれる、すごい本だと思った。 日本人の感覚と違う、ということだけでも理解しておいた方が絶対にいいと思った。 気になるけど怖くて聞けないよな、というかゆいところにも手が届く一冊。 個人的には、某神様のマンガのネタがいろいろと理解できたのもよかった。笑

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    投稿日: 2012.06.21
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    細かいことはともかく、キリスト教の輪郭が見えてきがする。 確信したことは、私が一神教を信じることは難しいということ。

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    投稿日: 2012.06.20
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    ふしぎなキリスト教 @ ウィキ http://www32.atwiki.jp/fushiginakirisutokyo/pages/1.html

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    投稿日: 2012.06.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    西洋の前提になるキリスト教について、徹底的に考える、日本人。 幼稚園からキリスト教系だったので、あまりキリスト教について、深く考えることもなく、自然に捉えていたのかもしれない。それは、わかったつもりになっていただけだったのかもしれない。 タイトルはキリスト教ですが、比較対象として他の宗教もあげられていて、宗教全体の勉強になります。文明の対立がなぜ起こるのか、これからグローバル化が進む世界で、どのように欧米、つまりキリスト教が根付いている価値観と付き合っていくのか。 キリスト教の信者じゃない人が、徹底的にキリスト教に語る、って、そういえばあまりないのかな。私としては「そこ疑問に思うのか」とか「そういう捉え方をするのか」という感じ。とにかく、お二人がキリスト教の信者じゃないことはよくわかった。 ただ、信仰する分には、こういうこと考える必要ないのでは、と思ってしまったのも。キリスト教って腑に落ちないことがある、という人が、ざっくりと読めばいいのでは、と思います。対談集としては、テンポよく、おもしろいし。

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    投稿日: 2012.06.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    キリスト教信者しか聖書って読まないだろうけど,ニュートラルな目線で聖書を読むとかなりおかしい部分があるんだね。 時には神をも冒涜するような内容がよかった。 しかしながら,もっと基本的なところで理解できない部分があるのだが。。

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    投稿日: 2012.06.17
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    日本を出て、中国で仕事をして、そこで欧米との接点が広がった今だからこそ、キリスト教という西洋のバックグラウンドを理解することは凄く意味があります。その意味で、日本人として全く意識していなかった、いや、日本人だからこそ全く意識をしないキリスト教への理解が深まり、視野が拓けました。

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    投稿日: 2012.06.13
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    対談形式なのでちょっと砕けた表現が多いが、まあ親しみは持てる。キリスト教が一神教でありながら偶像崇拝をすることとか、キリストの位置づけが、人間(ユダヤ教徒)→預言者→救世主→神と変わっていきながら未だに矛盾を孕んでいることなど気づかなかったことがたくさん書かれている。一方、カトリックとプロテスタントの対比はほとんどない。

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    投稿日: 2012.06.13
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    キリスト教について、自分がいかに曖昧な知識しかないかを認識できました☆ そもそも、海外の価値観・思想・文化を理解するにあたって、その根底にあるものをきっちり抑えておくことは本当に大切だと改めて思いました!! 島国から出るには、大陸に根付いているものを抑える☆ これからもっと理解を深めていきますヽ(^。^)ノ

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    投稿日: 2012.06.13
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    近代を知るためには、西洋を知らねば成らない。 西洋を知るためには、キリスト教を知らねば成らない。 近代社会を知るためには切っても切れないキリスト教。 世界で三つしかない一神教。 そのすべては兄弟なのだ。 ユダヤ教に始まり。 その改革として、キリスト教が生まれ、二つの一神教の歴史の中で生まれたイスラム教。 この三つの一神教の中でなぜキリスト教だけが、世界の西洋の近代社会の中心と成り得たのか。

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    投稿日: 2012.06.12
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    息子の病院の待合で読了 キリスト教。ユダヤ教のことってあまり知らなかったことが多く なるほどというのがいっぱいでした。聖書のことやキリストのこと 三位一体の事。キリストの復活のこととかそれ以外にもたくさんの ことが分かり易く語られています。

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    投稿日: 2012.06.11
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    社会学者橋爪大三郎氏と大澤真幸氏の「キリスト教」についての対談集。今日までに30万部を超えるベストセラーとなり、良くも悪くも賛否両論(特にクリスチャンの社会において)を呼んでいる。読後の率直な感想としては、「あちこち間違いだらけだけれど、読み物としては面白い」であった。 本書は、とりあえずキリスト教をわかっていない日本人にキリスト教の基礎を教えることを目的のひとつとしているようで、キリスト教のベースがユダヤ教であることや、イスラム教もユダヤ教をベースにしていること、いずれも同一の神を拝んでいるといった、普通の日本人が知らない事実を知らしめる効果は果たしている。 ただし、以上を含めた本書の「キリスト教を日本人に分からしめる功績」をクリスチャン神学的な尺度から評価するとなると話は違ってくるであろう。聖書の引用箇所にあちこち間違いがあったり、そもそも根本的な箇所で大きく間違っていたり(プロテスタントがカトリックの聖餐にあずかれる等々)、著者固有の妄想が描かれていたり等々、荒井献や田川健三といった聖書学者あたりが本書を読めば、「論じるにも値しない」と一刀両断すること必定だろう。 しかし、それでも本書は多くの日本人に読まれるべきだと思う。以上のような誤謬や欠陥はあるにせよ、読んでいて面白いし、どこかでも書かれていたけれど、「居酒屋で二人のおじさんが喧々諤々やっているようなもの」といった感覚で普通に読めばいいと思う。書かれたことのすべてが間違っているわけではなく、逆にほとんどの部分は間違っていないか、あるいは間違っていたとしても気にしなくてもいいと思われる程度なので、気にせず手にとってもらいたい。 なお、この本にケチをつけるクリスチャンの多くは、多分聖書原理主義的な観点から異論を唱えていると想像する。まあ、でもこれくらいは大目に見てもいいんではないですか?というのがリベラルなクリスチャンを自称する私の正直な意見である。

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    投稿日: 2012.06.10
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    出てすぐ買ってあったのをようやく読了。 ベストセラーになっているだけあって面白かったです。 ユダヤ教やイスラム教の知識もつくのが良いですね。

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    投稿日: 2012.06.10
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    初心者にも楽しめた。もう少し理解が深まってから読んでも楽しめるような気がする。無意識の領域で宗教が態度を規定している。だからかこそ近代文明の根底にあるキリスト教を理解しようということがわかった。一神教と多神教、偶像崇拝など改めて認識を新たにできた。 日本人がモノづくりに長けているのはアニミズムが関係がある。イスラムはクルアーンが描く徹底した一神教の世界だから、モノにスピリットを求める余地がない。法学・政治もそれなりに、ビジネス・商業もうまい。 伝統的な多神教は、異民族の戦争や侵攻の中で社会が壊れる中でそれまでの神を否定し「宗教」が生まれる。自然と調和し自然の背後にいるさまざまな神を拝んでいればすむ信仰今まで続いていた日本は特殊で幸運な場所だったんだ。 日本人は法律を作るのに抵抗がない、人間の都合が優先する、自分の同意しない法律に従う必要がないと心底思っている。現場はみな自分のルールを作る。法の支配をわかっておらず法の支配を実行でいない。などなるほどと感じた。 その根底にある「一神教」「GOD」「契約」の捉え方の違い どちらが良い・悪いではなくそれぞれの違いを認め多様性を認め、受け入れ歩み寄れるといいのかな。

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    投稿日: 2012.06.02
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    思春期のころ六年間、毎週カトリックのキリスト教を学んだので、結構わかっているつもりだったけれど、キリスト教の依って立つところ、そしてその周囲までは、全く解っていなかったことが分かって、とても面白い。何事も、一つ処を見ていただけでは、ダメなのだ。 なにより、納得がいったのは、「神は世界を創造したあと、出て行ってしまった」という世界の捉え方。だから、キリスト教(一神教)では人間が一番偉いのか・・・。あらゆるもの、自然だけではなく、モノにさえも、神またはスピリットが宿っていると感じる世界との差異は、きっと、いろいろな場面で、お互いの理解を阻んでいるのだろう。

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    投稿日: 2012.06.02
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    キリスト教及びユダヤ教関連は、ばっさりとしか知らないけど、対談形式で割とすんなり楽しめることができました。(哲学絡みの第3章は、まだ消化されてませんが…orz)一神教と多神教の根本的な思考の違い。歴史の厳しさの違いもあるのかもしれないけど、こんな人たち相手にしてるのかと、なにやらそら恐ろしくも…。ユダに対する見方は変わりました。「ユダの黙示録」は読んでみたい!

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    投稿日: 2012.05.31
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    この本の冒頭に出ている、キリスト教を知れば西洋人が解るというのは、残念ながら解りませんでしたが、馴染みの薄いキリスト教について優しく解説してあり、キリスト教について理解が深まりました。 しかしキリスト教の話は世界宗教のキリスト教だから許されるけれども、良くわからない宗教が、キリスト教と同じことを言っていたら確実にうさんくさいと思う、と思うほどなかなか強引な解釈が多いことに驚いた。 その胡散臭さはやはり後付けの解釈。 それでもキリスト教を胡散臭いと言えないのは世界宗教だからでしょう。

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    投稿日: 2012.05.31
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    読み終わりました。 現代思想に多大なる影響を与えている西洋思想(うそ、ニアリーイコールな西洋思想)を理解するためには、その根幹を成すキリスト教について知らなくては。しかしキリスト教って不思議がいっぱい! という本。 私はこの本の中でいうクリスチャン(カトリック)と日本人の間に立っていまして、いろいろと興味深かったです。 最初は大澤氏の質問が「あぁ、この人は“信仰”を知らないのね」という感じで(失礼)、時に不愉快だったりするわけですが、 だんだんそのぶしつけな質問がキリスト教を解体していく様が面白くなっていきます。 解体していくだけで結局答はないんですけどね。 いや、これは歯がゆいです。 さすが新書!っていう絶妙なところで終わっています。 もうちょっとつっこませてくれ!!!という激しい探究心で悶えます。 いや答えてないし!!という激しいつっこみを繰り返すことになります。 ってか本当かよ!という激しい反論も繰り出したくなりますが、絶妙なところで終わってるのでそれ以上つっこめません。 歯がゆい! 一番興味深かったのは「日本人の宗教への向き合い方」でした。 確か、「日本人は神様に支配されたくないんですよ、自分たちの邪魔をしてほしくない」的なことが書いてあり、これにはひどく納得。 「宗教は弱者のもの」というニーチェが大好きだし、 「宗教って怖い」ってもはや国民的口癖じゃない? かくいう私も宗教に比較的真面目に向き合ってきた方なのに、心のどこかで 「クリスチャンとして自分を信仰の泉になげうつのは怖いわ」、と思っている。 なるほどね、あるかもね。って感じでした。 久しぶりに日本人思想というところに思いを馳せる機会となり 個人的には満足。 しかし!不完全燃焼!! せめて参考文献とか載せてよ!! この新書で満足なんかできませんけど!!

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    投稿日: 2012.05.29
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    一言で言えば、ヴェーバーを説明・補足をするために、そもそものユダヤ教から説明してくれている本。 各テーマ各テーマ、分かりやすいし説得力もあります。 聖書なんて読んでみようかしら、と思うことができると思います。

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    投稿日: 2012.05.26
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    まず、イスラム圏の歴史の知識が必要。 すべての産業などの根底にはキリストが入っているという話など。 パパは熟読していましたが、私は難しすぎて断念。

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    投稿日: 2012.05.24
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     現代社会の成り立ちは、西欧思想を理解していなければならず、西欧思想を理解するためには、キリスト教がいかなるものか知っていなければならない。自分たちがどういう経緯で現在の地点に立っているのかというそのルーツを知るための必須の教養だ。その基礎が面白おかしく身につけられる良書だ。  極端な誤解を恐れずにいえば、基本的に宗教を必要とするのは弱者である。外部からの強襲によって、自分の社会がバラバラに破壊されてしまったときにどうしてこれから生きていくべきかという切実な問題からマインドゲームとしての宗教が生まれることになる。日本に括弧つきの宗教が全人的に存在しないということは、日本が恵まれた環境にあったということの裏返しでもあったということができると思う。自然科学、哲学の起源は西欧であるということは一神教的な神の概念と密接に連関しているのだということがよくわかる。

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    投稿日: 2012.05.23
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    『キリスト教』を軸に、ユダヤ教、イスラム教、仏教や神道との違い、 それぞれの民族に与えた影響、果ては科学や文化に与えた影響まで幅広く論じた本。 多少の知識はあったつもりだったけど、読んでみて初めて解った事実が多くて吃驚。 論理の構成は信仰がないからこそ出てきたものだし だからこそ信仰のない自分が読んで楽しめたんだと思う。 一つの見解として読んだときに「言われてみれば…」と膝を打つことが多かった。 導き出された結論に賛同するかしないかは別として 知識を深めるために読むだけでも充分面白い本でした。 これを読んでキリスト教の“ふしぎ”が解明したかといえばしてないんだけど あんな逆説だらけの代物を全部理解できるわけがないし(爆) ふしぎはふしぎのままでいいんじゃないかと。

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    投稿日: 2012.05.21
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    全体のうち、半分くらい理解できただろうか。やはしこの手の話はどうも頭に入ってこない。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の関係や儒教、神道、仏教の基本的な考え方などはわかったものの、全体的にこの本はこんなことが言いたいのかというのが見えないまま読了。

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    投稿日: 2012.05.19
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    キリスト教についてかなり「ぶっちゃけ」てすすむ対談。 まったく知識がないに等しく、本書内に出てくる 「日本人はxx」だと思っている(誤解している)。 というのがかなり当て嵌まっていた。 砕けた会話で非常にわかりやすく、 信仰に対しても極端に気を使わなかった点がいい。 個人的な興味はそこまで高くなかったが、 作者が最後に書いているように、 こういった本を出したこと自体に★を5つあげたい。

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    投稿日: 2012.05.18
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    おもしろかったとおもう! 信仰心を挟まず、研究対象として客観的にみているのでクリスチャンではない私でもとっつきやすかった。 対話形式の利点はわからんけども笑

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    投稿日: 2012.05.17
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    わたしにとって博学には驚くが、新鮮さはなかった。しかし気がついていない人には良書とおもう。キリスト教宗教画の偶像崇拝、教会に辟易しているせいか。偶然がこの世界を作ったことにたいして、たくさんの知性がこねくり回し浪費しているように思えて来る。キリスト教システムに対して中国がとって変わるみたいな文章は裏付けがなく軽すぎ。書かないほうがよかったよ。

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    投稿日: 2012.05.13
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    結構面白かった。それに読みやすかった。少し前に読んだ、イエスとはなにか、ほどバラバラにして、という感じではなかったので、ちょっと安心して読めた。要するにキリスト教的とはなにか、といったもの。グローバル社会の昨今、ヨーロッパ=アメリカ主義が力を持っているなか、その思想や行動様式の根幹であるキリスト教を知らないのでは、本質的に物事を捉えることが難しい。そういうスタンスで、この本は成り立っている。  対談形式なので非常に読みやすく、ユダヤ、イスラムとの対比等興味深い検証もたくさんあった。いい刺激になった。 12/5/12

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    投稿日: 2012.05.12
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    キリスト教はユダヤ教やイスラム教と違い、法律を持たないところが有利だった、という指摘など、なるほどなあ、と思うところも多かったが、肝心のところ、たとえば自然科学がなぜキリスト教徒の間から出てきたか、というあたりは話の進め方が乱暴かつ強引で納得いかない。このあたりが肝だと思うのだが。対談なんだから、素人読者が不思議に思うこのあたりはちゃんと突っ込んでほしい。すっきりせずに読了。

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    投稿日: 2012.05.07
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    対談形式で話がまとまらない感はあるものの、私のような凡人が抱く疑問にも著者がズバズバと切り込んでくれた。ぶっちゃけ、イエスっていたのいなかったのとか。 キリスト教について色々と本を読んだが、この本はかなり本質をついているのだろう、と思う。

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    投稿日: 2012.05.07
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    人間の行動原理に興味があるかたにお勧め。 読むうちに、それぞれの宗教の基本的な考え方も学べます。 散々宗教関係の本を読んできた私も、面白くかつ新しい発見でいっぱいでした。

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    投稿日: 2012.05.07
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    宗教色を脱した概念自体が、実はキリスト教という宗教の産物! クリスチャン高校に通ってたけど結局宗教のこと何もわからなかった。 ユダヤとかカトリックとかの違いとか。 そもそも信仰心そのものがわからなかった。 遠藤周作も八木重吉もすきだったけど、彼らが信じているキリスト教そのものは何もわからなかった。 私のわからない何かをまっすぐに信じている彼らの姿勢に魅かれていた。理解したいと思ってた。 対談形式の構成で、初歩的なところから橋爪さんが解説してくれる。 そりゃあ西洋の文化は強いわ。 無宗教のなかで生きてきた日本人の私にはうまく表現できないけど、 強大な後ろ盾というか。 今読んでる伊藤計劃の「虐殺器官」にもキリストからみの面白いフレーズがいくつかあった。 とりあえずこれでしばらく大澤真幸とはお別れ!w

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    投稿日: 2012.05.03
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    20120503 これまで気にした事はなかったけど、いろいろな点で影響を受けている事が解る。今更ながら日本人としてしっかりしないといけないと思った。

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    投稿日: 2012.05.03
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    目次の36項目、我々が最初にキリスト教に触れた時に感じる疑問のリストとしてとてもよくできている。しかし当たり前ながら新書一冊では…いい意味でモヤモヤが残る。とすれば巻末文献案内がやや薄いか。

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    投稿日: 2012.05.03
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    面白かった。 曖昧なまま放置していた東方正教とローマカトリック、ユダヤの分類がクリアになった。すっきり。 宗教のことは信者や宗教家に聞いてもわからない。根本的なとこでループするから。社会学者に聞けばよかったか。 あー、高校で宗教学ガッツリやって世界史やったらもっと面白かったろうな。 大学も、キリ教ばかりでなく三大宗教と儒教と神道の基本概念の授業作った方がいいよ。

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    投稿日: 2012.04.29
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    目から鱗です。いかに表層的にしかキリスト教、更には西洋文化を理解してないことを再認識しました。しかし、かなり危うい前提の上に成り立ってまますね、キリスト教って。でも、その柔軟性こそキリスト教の力なんですね。これこそ西洋文化の強さなのか。不思議な世界観です。

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    投稿日: 2012.04.21
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    日本人にとって宗教というとなんとなく関係ないもののような気がするけど、実際には無意識のうちにキリスト教の影響を受けているらしい。 キリスト教がなぜこんなにも巨大宗教となったのか。その考え方とは。イエス•キリストとは。神とは。などキリスト教について説明している。 少し長ったらしくてくどいな。と思う部分はあったけど、それなりに楽しめたと思う。

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    投稿日: 2012.04.21
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    キリスト教の解説本ですが、対談形式で読みやすいかと思います。 ユダヤ教・イスラム教との差異といった宗教の比較のみならず、自然科学の発達や経済構造との関係についての見解が述べられており、楽しく読めました。

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    投稿日: 2012.04.20
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    久しぶりに、血沸き肉躍るといった読書感を持った。 おそらく本職の宗教学者からすると、大胆すぎる議論が展開されているのだろう。「そんなぶった斬りは認められない」と。 だが、システム論として宗教を眺めた概説書としては、素晴らしい出来。

    0
    投稿日: 2012.04.16
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    そうなのかー、と読み終えました。 わたしは仏教徒なんで、キリスト教って、ほんと、判らない。 ユダヤ教も、イスラム教も、実のところ仏教についても怪しい。 (お葬式とかにでる度に、お経って何を言ってるのか判らないよなーと思っている。一回きちんと調べてみようと、思ってはいるんだけども) 翻訳ものを読んでいると、「えっ、そんなに?」ってひいちゃうくらいに根深くキリスト教の教義とかに囚われている人とか出てくることがあったり、歴史的なできごとにも宗教抜きでは語れないことが多かったりで、そんなもろもろのことも、「はー、なるほど、そーゆーわけでかー」と腑に落ちることたくさんでした。 一神教の神さんというのはあまりにも絶対なので、人の情とか計算とか入る余地もなく、どうしたら神の国にいけるのかもよく判らない。 終末思想というやつも、とにかくラッパが鳴ったら全部吹き飛ばして終わっちゃえみたいな、ずいぶんやけっぱちというか、乱暴な話で。しかも、なんだかそれを待ってでもいるような感じが、どうにもキリスト教徒の方たちは理解しづらい。 腑にはおちるけど、やっぱりその辺りは理解できないなーと思いながら読んでました。 イエスって、唯一世界征服に成功した人なのかもしれない。(あ、「人」じゃないんだっけか?うーん)彼が生まれてから日数が西暦なんだし、世界中がふつーに西暦を使ってるんだし。 理解できないんだけど、フツーに西暦使ってるし、クリスマスにはしゃいでるし、東京・立川で仏陀とルームシェアしてたりする話を愉しく読んでます。そういう人間って、はなから「神の国」を見失ってるんだから選ばれてないんだぜ、みたいな偏見じみた考えが欧米諸国のキリスト教徒の皆さんにあったりしたら、そりゃー、嫌かもしれんなー。異民族を虐殺できるものの考え方って、そのあたりからもくるものなんだろうか。 そうなのかー、と読み終わった後も、そうなのかなー、って物思わしい本でした。

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    投稿日: 2012.04.15
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    昨年の新書大賞受賞作。 宗教学者が書いた本ではなくて、社会学者がしかも多分信者ではないと思われる二人の対談という形で進められている。 比喩も面白いが、説明もキリスト教初心者にわかりやすく説明されている。これを読むと、日本人がいかに宗教に無知か、また相性がよくない国民性なのかと思う。

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    投稿日: 2012.04.12
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    『一神教』とは何か…というのが、とてもよく解りました~。 そして、日本には八百万の神様がおわしても、日本人は『多神教』を信仰しているのではないということも…。 でもやっぱり、未だに解らない(戦国時代の)キリシタンのこころ(信仰)の有りよう…。 ときに、『史実』としての『イエス・キリスト』という人物に、興味が湧いて参りました~。 『人間』としての『彼』、どういうかただったのかしらん…。

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    投稿日: 2012.04.12
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    おもしろい。が、妙に疲れた。 二人の著者にしろ、それを読む自分にしろ頻繁にツッコミを入れながらとなってしまったからだろうか。もちろん全てに根拠など何もない話しだよねと言ってしまえばそれまでで、議論にすらならないのだが、それはやはりまずいだろう。 少なくとも、意識的な面と無意識の行動にまで及ぶキリスト教(あるいはその他の宗教も含めた関係全体)の影響を無視できるほど、自由な世界を生きているわけではない。という自覚はある。 だからこそお二人が言うように、日本人がまず勉強すべきなのはキリスト教だろうという意見にも頷ける。時に、誰かが何の考えも無しに宗教それ自体を諸悪の根源のように決め付け、さらに周囲が無批判にそれを受け入れている場に出くわすが、そういったものにたまらない不快感を感じる。私自身は宗教的にフリーなのだけど、理解の及ばないものを宗教という枠に収めてしまう思考放棄が許せないのかもしれない。 世界を見据えて生きていきたいなら、今の自分が置かれている社会の基盤に、いかに宗教が関わっているかを知るべきだ。本書は正面からキリスト教にぶつかっていくのでウソも誤魔化しも無いように思えた。だが、もう少しキリスト教がそれ以外と如何にして関わっているかをもっと論じて欲しかったとも思う。けどそれをやると収拾がつかなくなるかもしれないなぁ。

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    投稿日: 2012.04.11
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    キリスト教の全貌がつかめる、というよりは、大澤さんが「キリスト教のここが解せない」ってところを(それは実際、僕らのような一般人でもそう思うだろう質問)橋爪さんが回答していく、という体裁の本。といっても二人とも著作のある立派な教授なので、話の中身は高度。僕みたいにさっぱりキリスト教について分からなくても、十分面白い…けど、やはりある程度のキリスト教、ユダヤ教の知識があったほうが面白く読めるのは事実。これをきっかけに他の書物に手を出すのがいいのかな、と思う。

    0
    投稿日: 2012.04.07
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    普段ごく自然に受け止めているキリスト教の疑問に踏み込むなかで、キリスト教とは何か、西洋とは何か、宗教とは何か、スッキリした見方を与えてくれる。対話形式で読みやすい。

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    投稿日: 2012.04.07
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    今まで読んだ宗教の解説本の中では、一番面白く読めた本です。とにかく、判りやすい。会話形式というのも読みやすい一因だと思います。なかなか聞けないような疑問がたくさん掲載されていて、読み物としても面白く読めました。

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    投稿日: 2012.04.06
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    「キリスト教」に対する、素朴ながら根幹的な疑問の数々を明快かつ明晰な答えで「誰にでもわかりやすい」入門書。 いや、入門書というよりは理解書といったほうが的を得ているか・・。 僕ら日本人にはなじみの薄い「宗教」は、一見するとなんとも辻褄が合わない不可思議極まりない内容になっている。 「なぜ、全知全能の神は善悪をまぜこぜにしたか」「なぜ全知全能な神のはずなのにノアの方舟で一時修正を行ったのか」「イエス・キリストは神か?人か?」「日本人の神と一神教のGODの違いは?」などなど。 キリスト教を知ることによって、ひいては現代世界への理解へとつながっていく。 読んで損はありません。

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    投稿日: 2012.04.06
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    BookLive!電子書籍版読了。 対談形式で判り易く、キリスト教の歴史・教義とその影響を解説している。 今日社会を動かす基本原理・論点のうち少なからぬもの(資本主義・立憲主義・人権・自然法等)がキリスト教の系譜を辿るものであることを再認識。 第3章の宗教と今日の経済発展の相関及びキリスト教圏と中国・インド・イスラムとの比較は非常に面白かった。

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    投稿日: 2012.04.04
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    キリスト教に関する予備知識がほとんどなくても、最後まで楽しく読めました。 いわばキリスト教の歴史に関する話が大部分を占めるのですが、それでも眠くならずに済んだのは、質問の内容がごく普遍的なものにまで落とし込まれているからだと思います。神様なんて、非科学的なものを何でなんでそこまで信じられるの?と誰もが抱く質問に、小難しい話抜きで、分かりやすく答えようとしてくれている姿勢に、非常に好感が持てます。 多分今までにこのような本はなくて、だからこんなに爆発的に売れているんだと思います。 ただ、これは事実ではなくて、あくまで見方の一つ。本当の答えは自分の頭で考えなきゃやっぱだめなんだろうなぁと思わせてくれるものでもありました。しかし、これからそれらを行う上で、強力な武器を与えてくれたことは間違いないです。

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    投稿日: 2012.04.03
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    平易な言葉で、キリスト教の考え方をよくわかった人が、そこのほうからひっくり返してよく見せてくれる。 一神教ってなんなのか?歴史って何なのか?法ってどういうものなのか?自然科学、資本主義、現代の自分の住んでいる世界が、こんな考え方の中で実現しているのだと改めて目を開かせてくれるよい本だと思う。 普通ならあまり売れることのない哲学の本であるにもかかわらず、新書ナンバーワンになるのがよくわかる。

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    投稿日: 2012.03.30
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    断片的な知識しか持っていなかったために、数々の疑問を抱えてきたのだが、ふつうの入門書や宗教関係の書籍ではその疑問を解くことはできないでいた。ずっとモヤモヤしていたことへの答えがこの中にある。 もちろんこれが完全な正解というわけでもないだろうが、ひとつの解釈としては相当すっきりする。 ユダヤ教やイスラム教との関係、なぜ神様は常に理不尽なのか、さらにはそんな理不尽な神様をどうしてそこまで信じることができるのか、などなど、こう考えれば納得が行くという説明がされている。 宗教とは人間が作り出した装置なのであるが、その中でも群を抜いて無理があると思われるのがキリスト教である。処世術として聖書を読めば有用な部分もあるだろうが、一神教という概念がそもそも無理のある発想なので、おかしなこじつけもたくさんある。 風土から考えても日本人には理解しがたい思想だと改めて思った。 一度読んだくらいではわからないので、これからも読み返したいと思う。

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    投稿日: 2012.03.28
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    信仰心の感じられない著者の論からは、 これまでのキリスト者の息づかいが聞こえてきません。 面白い内容だけに、やはり詰まるところ信仰心なのだな、と感じました。

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    投稿日: 2012.03.28
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    何となく知っているようで、実は全く知らないキリスト教。 本書を読んで明らかになったかと言えば、ますますわからなくなった。 やはり、「宗教」に関する素地がなさすぎるからか...。

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    投稿日: 2012.03.25
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    23億人・・・この数字が何かお分かりだろうか? 全世界に存在するキリスト教徒の数(2010年)だ。イスラム教徒や仏教徒に比べても約2倍近い数・・・そんなとてつもない信者を生み出したキリスト教の世界観を知ることは決して無駄ではないはずだ。 なぜ、キリスト教がここまで広まるにいたったのか?」「キリスト教とはそもそも何か?」「ユダヤ教と何が違うのか?」「イスラム教と何が違うのか?」・・・誰もが持つキリスト教に関する疑問に対する答えを約300ページの中に詰め込んだ本である。ちなみに同書は”新書大賞2012”において栄えある第一位に選ばれた本だそうだ。 ところで、この本の最大の特徴は、本が一方的な解説口調でまとめられたものではなく、社会学者である大澤氏と橋爪氏の対談形式でまとめられている点にあるだろう。 何かを強く信じることが宗教であるとするならば「わたしは無神論者である」と頑なに主張することそれ自体が、1つの宗教観である・・・そう大澤氏は語る。見識を広めるためにも、私たちの生きる世界をより本質的に知るためにも、ぜひともオススメしたい本の一冊である。 (書評全文はこちら↓) http://ryosuke-katsumata.blogspot.jp/2012/03/blog-post_24.html

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    投稿日: 2012.03.24
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    同じ一神教のユダヤ教、イスラム教と比べても相当に変わっているキリスト教の起源、歴史、教義、近代化との関係等様々な面について対談形式で論じている。資本主義、人権、民主制度、自然科学の発達がキリスト教によってもたらされた等印象的な話が満載されている。「中国化」の話とあわせて考えると、日本でキリスト教が普及しない理由が何となく理解できる。

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    投稿日: 2012.03.18
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    キリスト教とユダヤ教とイスラム教の一神教比較から、キリスト教が西洋近代のバックグラウンドとして存在する意味を浮き彫りにするところまで、軽やかに語られている対談です。

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    投稿日: 2012.03.18
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    キリスト教の疑問について対話形式で進み説明が試みられている。キリスト教(とその他宗教)をあまり知らない私の様な者に非常にわかりやすく解説されている。 一神教について詳しく述べ、次いでイエスの存在について、最後に現在社会への影響と続く。 とりわけ一神教の考え方はキモになる箇所で、ここを理解して初めて預言者・試練などの数々の話を理解できる。こういったことを中立的な学者の位置から説明してくれるものは少ないので非常に参考になる本である。

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    投稿日: 2012.03.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    メモ キリスト教は自由に法律を作れる=西洋勃興。西=ラテン語、東=ギリシャ語 カトリック=教会 プロテスタント=聖書、個人、聖書の翻訳 キリスト教徒から自然科学が生まれた。

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    投稿日: 2012.03.13
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    ユダヤ教はなぜ存続していったか、イエスキリストの死後キリスト教はどういう形で成立していったのか、質問とそれに対する返答という形で理論的ににわかりやすく述べられているので、非常に理解しやすい。キリスト教を科学的に分解している、という感じがする。 ただ、私の私見だが、この本は一神教を信じていない日本人向けの本であって、単純に神を信じている者にとっては、こういった解説には違和感を感じるのではと思った。 また、そもそも単純に神を信じている者にとって、教会が三位一体の意味や宗教上の矛盾に対する答えを説明することに対して、かえって違和感や疑問を感じたりしないのかなあと思った。

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    投稿日: 2012.03.12
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    ユダヤ教もキリスト教もイスラム教も元の神様は同じ、けんかはやめて。私の神様はそこここにいる。八百万の神。

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    投稿日: 2012.03.08
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    自分にはキリスト教の知識がまったくない、ということがよくわかった。 難しかったよ。 図書館で予約待ちして数ヶ月。さすが人気本。 聖書でイエスが はっきり言っておく、というフレーズでしゃべるのはなんなんだ、と思っていたけど、そんな些末なことには触れられていなかった。

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    投稿日: 2012.03.05
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    科学と宗教が矛盾しない理由に納得した。 3つの枠組み ・ユダヤ教を通じて一神教の概念を説明 ・ユダヤ教、イスラム教との違い=イエスキリストの特殊性 ・キリスト教が西洋与えた影響:科学、経済、哲学 について書かれている。

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    投稿日: 2012.03.04
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    小室直樹門下生の橋爪大三郎氏および大澤真幸氏による対談。「一神教」「イエス・キリスト」「三位一体」をメインキーワードにキリスト教がユダヤ教から発し、パウロによりキリスト教となったこと、さら西欧の宗教として産業革命につながっていった背景を縦横無尽に語る。 小室ロジックに慣れた人には読みやすいだろうと思われる。

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    投稿日: 2012.03.04
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    キリスト教の社会学的解釈を、対談形式で分かりやすく紹介した本。信徒が怒り出しそうな話題も続々と出ている。とても面白い。 この本を読むだけではキリスト教を理解できない、と批判する人がいる。実際、本書は聖書学および宗教社会学の入門書というべきなのだろう。あくまでも聖書のエッセンスを抽出したものである。より「本当の」キリスト教を知りたいなら、信徒たちの生活や実情が知るために、小説や報道、ドキュメンタリー番組、映画などを観るべきだろう。 余談だが、橋爪・大澤両氏は故・小室直樹博士のお弟子さんである。博士は、軽快なステップで、時には鋭く、時にはユーモラスに、無駄なく本質を突いた。お弟子さんも、やはり影響を受けているのだろう。所有権の説明が「煮て食おうが焼いて食おうが勝手」であったあたりに、小室博士の面影が偲ばれる。

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    投稿日: 2012.03.01