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戦塵外史 野を馳せる風のごとく
戦塵外史 野を馳せる風のごとく
花田一三六、廣岡政樹/SBクリエイティブ
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総合評価

7件)
4.3
3
2
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    架空の中世っぽい世界の歴史小説風の痛快物語。 負けなさそうな主人公キャラの存在は読んでて安心感がありますね。

    2
    投稿日: 2022.07.24
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    良くも悪くも、サラッと読める。 淡々とクールな視点で人物や事件を、未来から過去の歴史を描いているような歴史書的な視点で描いてる感じは出てる。 ただ、掘り下げが足りないとも思える。個性的と思えるキャラクターが結構出てきてるのに、今ひとつ魅力が伝わってこない。 期待してたんだけど、僕には合わなかったかな。

    0
    投稿日: 2019.12.17
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    極端に簡潔な文章で戦記ものの体裁を使って描いた英雄伝説 舞台や登場人物の個性ですら簡潔であることで意味を持たせるという個性が独特だ

    0
    投稿日: 2019.01.11
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     滅亡した国の世継ぎだった、戦場では敵無しの男が、似た境遇の亡国の皇女が図った反攻に乗ってたった五人で国を奪おうとする話。  主人公・ダリウスの豪快さ、豪傑ぶりはもちろん、肝の据わった態度、突き抜けた気持ちのいい性格に読んでいて心惹かれる。  物語はフィクションなのだが、文体がどこかの歴史書を現代人が紹介するような形をとっており、ありもしない国が本当に存在していたかのような気にさせられる。一応、一巻で話が完結するのも私としてはうれしい。

    0
    投稿日: 2015.09.23
  • 英雄譚

    著者は戦記物のスタイルでファンタジーを書くのが得意のようです。本作はどうやらデビュー作であり、いろいろな形態で出版された、同じ世界における様々な物語をシリーズとしてまとめたもののようです 主人公はある種のスーパーマンです。それが客観的な文体で書かれていて、ちょっと面白い読後感になっています。あたかも神話を読んでいるかのようです。あるいは一番近い読後感は司馬遼太郎の「項羽と劉邦」の項羽を読んでいると書くと分かってもらえるでしょうか 主人公の周りもそれぞれ英雄クラスの実力がありますが、何しろ主人公の存在感が際立っています。 そういうダリウスの元にフィアナがやってきます。その後、話は転がりに転がって、最後は5人で大軍と戦う事になるのです。 せっかく用意された脇役達の設定がうまく生かせていないなど、デビュー作らしい荒削りな部分もありますが、とても面白かったです。おすすめです

    4
    投稿日: 2014.10.13
  • いまだ色あせぬ魅力

    いわゆるライトノベル的でない骨太ファンタジー。 架空世界の後世の歴史家が資料から読み解いているかのような・・・ ぶっちゃければ司馬遼太郎的作品だろうか。 かつて大陸物と呼ばれ、今では戦塵外史としてシリーズになっている。 その昔「ザ・スニーカー」誌において行われていた投稿コンテストで毎号掲載され続け一気にプロデビューした著者の処女刊行作品。 現在のライトノベル界隈にはない男臭さと高い筆力に、10年は優にたった再会にも耐えてくれた名作です。

    3
    投稿日: 2013.10.03
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     ダリウス マジ カッコイイ。  思わず片言になってしまうほど、格好良い。  お前に惚れずして、誰に惚れろと…!?  あ、でもフーシェさんも、どストライク…(すみません、策士に弱いんです)  キャラの目移りが本当に激しい作品。だって男女問わず格好良いんだもの…!  皆、男前過ぎるよ(*´д`*)  基本、短編集なのですが、読み終えると全ての話が繋がっていて脱帽。  1巻表紙中央を飾るダリウスですが、やはり他の巻でちょい役として出てきてもキタ━(゚∀゚)━!ってなりますね(笑)ダリウスたんキタ、これで勝つる…!  敵にも愛されるキャラ、正に敵なし。  フーシェ先生は2巻でクローズアップされるのですが、もう17歳の王様と27歳の補佐役って…!何ですか、まずその設定に萌えっ(落ち着け)  流行り病から生還したフーシェに抱きつく王様可愛過ぎる。そして王様も男前過ぎる(3巻参照)流石今後大陸を制覇する最強タッグ。

    0
    投稿日: 2010.06.23