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総合評価

1435件)
3.9
400
508
326
79
20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    有川ひろ『塩の街』読了 読んでいる間はこれがデビュー作だとは知らなかった! 登場人物の感情が細かく描かれている作品だなと思った。 物語の設定自体は現実離れしていて、「そんなことある?」と思ってしまう部分も正直あった。けれど、意図も簡単に、ほんの一瞬で世界は変わってしまうのだと考えると、その怖さや無力感には妙に納得がいった。もし自分の身に起きたら、と想像すると現実味が増して、ついのめり込んで読んでしまった。(3時間ぐらいで一気に読んじゃった) 特に印象に残っているのは、物語の冒頭で語られる、海を目指す青年のエピソード。一見すると感動的な話なのに、同時に「どうしようもない女だな!」と思ってしまう自分もいて、その感情が不思議だった。でも、それでもなお彼女のために命をかけられるほどの想いを持てることに、人間ってすごいなとも感じた。 読み終えたあと、自分が何かを選んだり動いたりするとき、その“きっかけ”は何なんだろうと考えさせられた。極限の状況でこそ見えてくる感情や行動の理由が、この物語には詰まっていたように思う。 ★印象に残ったフレーズ ・でも、ホントに俺たち結構幸せだから。こんなことでもなかったら俺たち自分の気持ちに気づかなかった。こんなことになっても、気持ちが通じないままで別々の道を歩くより幸せだったって、負け惜しみじゃなくてそう思えるんだ。わがままかもしれないけど、身勝手かもしれないけど--俺たちが恋人同士になるために世界はこんな異変を起こしたんじゃないかって、そう思うんだよ。 ・世界とか、救ってみたくない? ・だが、少なくとも自分が手を伸ばす自由はある。手は動くのだ、自分が伸ばそうとさえ思えば。たとえ、それが届かなくても。

    0
    投稿日: 2026.01.19
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    読んだのは何年も前だけど記録として。 ありえない設定なのに、現実のように感じるくらいのめり込んだ記憶があります。

    0
    投稿日: 2026.01.19
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    有川浩さんのデビュー作。この作家さんの作品は何作も読んでいて好きな作家さんです。大ブレークした作品に比べると拙さのようなものをかんじました。 ただ、私が思う有川さんららしさである、男女の空気感の描き方や人と人との関係性などの描き方はこの作品にもしっかり盛り込まれていて、好きな部分は十分に味わえる作品でした。

    0
    投稿日: 2026.01.18
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    やっぱり有川浩は一気に読んじゃう ありえないファンタジーだけど、ちゃんと解決してハッピーエンドなのが嫌な気持ちも忘れさせてくれる。 嫌なことがあったら読んでリフレッシュしたくなる

    0
    投稿日: 2026.01.16
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    有川浩のデビュー作をまだ読んでなかった。 塩害という世紀末を迎えた世界で、物語はどう展開してゆくのか、と思いつつ読み始めた。 (勝手に長編だと思い込んでいたら、連作短編だった) SF的に進んでゆくかと思いきや、あれ?恋愛モノだったの?!と読み進め、ヒューマンドラマ的な雰囲気を醸しつつ、おどけたセリフや描写もあったりで、時にクスクス、ニヤニヤ、ほのぼの、シリアス…と色んな感情が溢れてきた。 「その後」もなかなか面白く、そういえばあの人たちは今、、と思ってた方たち登場で何だか嬉しい。 ラノベだと言っても、226ページあたりのトムキャット(F14)他、専門用語は斜め読みしてしまったけど。 (LANTとかIRNGBUとか最早、専門外過ぎる) 個人的に好きな作品で面白かった。 デビュー作も良いです。

    0
    投稿日: 2026.01.15
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    有川ひろさんのデビュー作。やっと読めた。 塩害、突然やってきた敵と闘う社会。 闘うなかで、守りたいものが出てきて。 有川さんらしいな、そんな感想を抱いた1冊。

    0
    投稿日: 2026.01.12
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    デビュー作でさえ的確にこちらの“癖”を撃ち抜いてきたのだから、出す作品出す作品ツボるのは必定だったわ…と今更気づかされるなんて。 つまり、好きってことですね。 塩害によって壊れた世界でサヴァイブしながら恋もする。 “大人向けラノベ”と自称するだけあって、読みやすいしページ数も多くない。 長編小説というよりは連作中編集って感じなので、一冊読み切るハードルも低い。 エンタメとしての楽しさとトキメキ成分に溢れている。 続編も買お。

    1
    投稿日: 2025.12.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    間違いなく世界をかけた大・恋・愛‼︎です‼︎ 世界が終わってしまうことよりも、その人を失う方が辛い!と思える相手に出会えるなんて奇跡だと思うし、自分のことしか考えられなくなってしまうような異常事態下でも、相手の方を思いやれる秋庭さんと真奈ちゃんの姿が心に刺さります。でもこれは世界の崩壊よりも「相手には生きていてほしい」という自分の想いを押し通そうとする壮大なワガママなのかな笑 相手のためなら自分を犠牲にする覚悟が出来ている、そんな人達の強さを感じました。

    1
    投稿日: 2025.12.21
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    社会が崩壊しルールがなくなってしまった社会は恐ろしいと思った。ルールというと縛られるものというマイナスなイメージもあるが、自分はルールに守られている側面の方が大きいなと思った。 世界を救うために頑張るはなかなか現実味がないが、身近な人を救うために頑張る結果として世界を救うというストーリーは納得感があった。 無理してでかいことしようとしてもモチベーションが続かない。自分の身近なところの延長線に大きな達成があるのかなと思う。

    0
    投稿日: 2025.12.09
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    有川ひろさん(1972~)の作品、ブクログ登録は11冊目。 本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女、秋庭と真奈。世界の片隅で生きる2人の前には、様々な人が現れ、消えていく。だがー「世界とか、救ってみたくない?」。ある日、そそのかすように囁く者が運命を連れてやってくる。『空の中』『海の底』と並ぶ3部作の第1作にして、有川浩のデビュー作!番外編も完全収録。 ---引用終了

    83
    投稿日: 2025.11.30
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    有川浩の自衛隊三部作一作目兼デビュー作。 終末を思わせる塩に覆われた世界で素敵な恋をする人々の物語。 幻想的で不気味な塩の柱と人が塩になる塩害、治安維持も困難で退廃していく世界。 そんな世界で恋をする人々、なんと美しきことか!! 有川浩のロマンチシズムここにあり!! ファンタジックでロマンチックな唯一無二の世界、皆も是非... 「世界が終わる瞬間まで、人々は恋をしていた。」

    2
    投稿日: 2025.11.29
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    半分が本編、もう半分は番外編となる本編の後日譚のオムニバス。 自衛官と女子高生。さらに年齢差は10歳と環境も年齢も異なる2人の恋愛小説。 自衛官というイメージらしく?口下手・恋愛下手な秋庭と色々な境遇の違いに四苦八苦する真奈の描写がわかりやすく読みやすかった。 筆者もあとがきで書いているが、デビュー作だけあって拙い部分もあるがその分描きたいことを書いてるんだろうなぁと伝わる。 個人的にはシンプルな構図で違和感を持たずに読めた。 ちょっとベタで青臭い?感じもするけど、そんなところが良さなんだろうなぁと感じ、面白かった。

    0
    投稿日: 2025.11.26
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    有川さんの作品は『クジラの彼』以来… オススメしていただいて久しぶりに有川さんの作品を手に取った 塩の結晶が地球に飛来〜 東京湾、羽田空港沖の埋立地にも巨大な白い塔のような物体が落下する そして人間が次々と塩化し死んでいく 人々は疑心暗鬼になり、社会は崩壊していく… そんな崩壊寸前の東京で暮らす、航空自衛官だった秋葉と高校生の真奈とその周囲の人々の愛の物語…   すごい設定なんだけど、コロナ禍を思いだした あの時の自分の心のなかをえぐられたような気がして色々考えさせられた そんななかで二人がひかれ合うのは自然だと思う しかも秋葉だよ! 航空自衛官で強靭で引き出し多くて… そりゃあどう考えても好きになるよ! そしてそんな二人の愛が世界を救うんだぜ〜 サンボマスターもそんなこと言ってた…(笑) 殺人事件とかスパイとかそんな小説ばかり読んでる私にはない『恋愛』の感情を注入していただきました たまにはキュンキュンするのもいいわね…

    8
    投稿日: 2025.11.26
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    昔読んで手放してしまったので買い戻し読了。 これがデビュー作品って言うからすごいなと思う。 人が塩になる、なんて突拍子もない設定。 しかも、元自衛官と女子高生の組み合わせ。 いろいろ有り得ないけど、それが有り得る世界。 2人の絆、くっつきそうでくっつかないもだもだ、迫り来る世界の危機、どれも読む手を加速させてくれました。 世界が終わる瞬間まで、人々は恋をしていた。 そのうちの一つの恋が、世界を救ったのだ。 こんな恋をしたいと思った。 どうか2人には幸せな日々が続くことを祈らずにはいられない。

    0
    投稿日: 2025.11.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ✶印象に残った言葉↓ 「誰もいなくなっても__毎日。世界中のすべての人がいなくなっても。海も空も太陽も、誰かに見せるために朱に染まるのではない。綺麗な景色に意味などなく、それはただ綺麗というだけのことだ。美しいと誉めそやすのは見ている側の勝手な評価で景色は美しくあろうとして美しいわけではない。」 「元々世界なんかお前が思ってるより適当でいい加減なもんだぞ。」 「何とかなるのかどうかは分からない。だが、少なくとも自分が手を伸ばす自由はある。手は動くのだ、自分が伸ばそうとさえ思えば。たとえ、それが届かなくても。__恋は恋だ。」 「誰かを片側から思う時間は苦しくて楽しい。あの人はこちらを振り向いてくれるだろうか、笑ってくれるだろうか、自分をどう思っているだろうか、自分があの人を好きなように、あの人も自分を好きになってくれるだろうか。その人の仕草、言葉、表情__すべての端々に一喜一憂して、一喜一憂することが苦しくて、楽しい。いつか想いが叶うといいなんて夢をあてどなく見ながら。」 「きっと、最後の瞬間まで恋をしていた人たちはいっぱいいる。そのうちの一つの恋が、世界を救ったのだ。世界を救うなんて大上段な使命感ではなく。 ただ好きな人を守りたい、という願いがきっと一番強いのだ。きっと世界を守りたいなんて思って世界を守る人はいない。好きな人がこの世界にいるからだ。好きな人を守りたくて、守り切ったらついでに世界も救っていた。きっとそんなものだったのだ、この世界が救われたのは。」 「寒いと思っただけで温めにくる恋人とはたぶんいろんな呼吸が合っているし、愛されているとも思う。」

    0
    投稿日: 2025.10.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・一本の映画を観たようだった。 ・塩の結晶によって「塩害」になり死んでしまう世界で出会った、主人公の高校生真奈と、自衛隊員秋庭の物語。 ・本編は塩害被害を食い止める話で、その前後談として高校生が自衛隊基地?で出会った女性隊員と夫、自衛隊員のサイコパス同級生、ルポライターを目指す中学生との出会い、自衛隊員の父などが登場する短編集で構成される。 ・この話は2004年刊行とのことだけど、東日本大震災やコロナ渦を思い出してしまった。ガラッと変わってしまった環境や大事な人を失った世界で、新しい大事なものができたり、改めて大事なものに気づき、今度こそは後悔しないように行動したり。 ・大事な人を大切にして、最期の時は安心の中で過ごしたいと思った。 ・文庫本版とハードカバーで描かれたりそうでなかったりがあるよう。今回ハードカバーで作戦実行部分が端折られてるとのことなので、いつか文庫本バージョンで読んでみたい。

    1
    投稿日: 2025.10.22
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    塩の巨大な結晶が地球に飛来したことを契機として、人が塩となり死んでしまう塩害と呼ばれる架空の大災害に見舞われた世界。そんな荒廃した世界で生きる男と少女、その周囲の人達の恋愛と災害との戦いを描く物語。 作者あとがきでも書かれているが、本書は未曾有の大災害である塩害との戦いを描いた本編とその後の登場人物の後日談等を描いた番外編から成る。 全編を読んで感じたのは、純度の高い恋愛小説だったなということ。主人公達だけでなく、登場人物が全員一途に相手のことを想っている。それこそ崩壊する世界のことなんてどうでもいいかのように。 一方で、塩害から世界を救う話については、所々展開が強引に感じる部分もあったが、作戦を主導する入江に私が強く惹かれたこともあり、足し引きでプラス側であろう。彼は徹底的な合理主義で自分勝手、言動共にもはやサイコパスともいえる人物だが、それが物語を動かし、人の心を動かしていた。それほど入江は本書の中で異質であり、本書の魅力を引き上げた功績者だと思う。むしろ番外編で彼の人間的な一面が一瞬垣間見えたのは少し残念ですらあった。 本書は有川浩氏のデビュー作ということもあり、やや若々しい表現も残る作品だったが、設定が面白く、恋愛小説にも関わらず楽しく読むことができた。

    0
    投稿日: 2025.10.14
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    ちょっと入り込むまでに 時間がかかって 途中も難しいところは 軽く流してしまいましたが 最後までワクワクしながら 読み終わりました。 SFのような人間ドラマ。 有川浩さん女性の方なんですね。 設定や内容がとても迫力あったし 男性の著者かと思いました。

    0
    投稿日: 2025.10.12
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    初の有川浩作品やったけど楽しめた。恋愛下手な自分には多少難しい内容も多かったけど、なんとなく理解することはできた気がする。泣けるシーンも多かった。面白いと思います。

    0
    投稿日: 2025.09.28
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    ディストピア小説なのか、と思いながら読み始めたのだがきっちりと愛の物語だった。 これからの若い人にこそ読んで糧にして欲しいと感じたなぁ 何組かの恋愛模様があるのだが、どれもある程度共感は出来る…でも男性ってもっと心身共に汚いけどな、とも思う部分はあった。 熟した愛の物語もあれば嬉しかったけど、この作品はこれで良し。

    2
    投稿日: 2025.09.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    巨大隕石(塩の結晶物体)により人々が塩化する災害にみまわれた世界で、元自衛官と彼に助けられた女高生を中心に彼らに関わる人々と世界を災害から救う物語。 序盤は塩害によって人生を翻弄される「終末のフール」(伊坂幸太郎著)を思わせる切ない話だった(涙涙)。 その後は何となく恋愛小説的なお話となりちょっとだらけたけれど、天才科学者が登場すると話が面白くなった。私は、中学生の頃、よくSF小説を好んで読んでいたから。 主人公(彼)が、命をかけて塩害の元となるものに立ち向かうのだけれど、天才科学者曰く 「彼が作戦を成功させるとしても、彼は世界なんか救ったんじゃない。君が先に死ぬのを見たくないってだけの、利己的な自分を救ったんだ。そしてその感情の先に繋がってる君を救う。僕らが救われるのはそのついでさ。君たちの恋は君たちを救う。僕らは君たちの恋に乗っかって余禄に与るだけさ。」 これっていいよね!

    0
    投稿日: 2025.09.23
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    2003年第10回電撃小説大賞 そして、有川さんのデビュー作 この後『空の中』(2004)『海の底』(2005)と続き自衛隊三部作となりました。 大賞受賞の『塩の街』と 「塩の街、その後」が収録されています。 「塩の街」と聞いて想像していたのは、小松左京『首都喪失』や野崎まど『正解するカド』のような本格SFでした。けれど読み終えてみれば、SF的世界観を舞台とした恋愛小説。有川浩さんはデビュー当初から一貫して、厳しい状況の中に純粋な少女の存在を描き、その光を物語の中心に据えてきたのようです。そこに惹かれるファンも多いかなと思います。 「塩の街 その後」 4編からなる短編集で、塩害が収束した後 登場人物たちが番外編的に描かれています。デビュー間もない作品らしく多少の読みにくさはありますが、「世界のため」ではなく「彼女のために世界を救う」という、有川浩さんらしさがすでに色濃く現れていて良かったです。

    115
    投稿日: 2025.09.19
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    自衛隊と高校生の純愛ストーリー。世界か最愛の人か。私の脳内では、高校生との恋愛が自分の年齢との差に変換されたことでのめり込めず。もう少し早くにこの作品に出会っていたらまたら没入感が違ったのかな。入江の性格がいい味だしてた。

    1
    投稿日: 2025.09.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    明日、急に大切な人がいなくなるかもしれない… 恋人、夫婦…片割れを失っては生きていけない、失うのがこわい…倫理観もなくただ、ひたすらに、一緒に 生きていたい。そんな世界で人々は出会い、その中で恋をした。たった1つの恋が世界を救った。秋庭さんカッコよかったなあ〜笑 塩害中に出会ったタカハシノブオが最後に書籍出してるところ、その記事を読んだ時に、なんかすごい感動というか込み上げてくるものがあり号泣しました

    1
    投稿日: 2025.09.14
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    全ての世界観が繋がったオムニバス形式で、心情描写がメインとなります。 未知の「塩害」が蔓延る世界なので、ともすれば重くなりがちなテーマですが、ライトノベル風のタッチによりそれほど重苦しくなくお話は進んでいきます。 女子高生という設定もあり、ストレートにいじける感じとか青臭い感じが若干胃もたれするところもあったので、感性が若いうちに読めばよかったかもとも思いますが、有川先生のキャラの立て方、そして世界観の作り方は素敵だなと思いました。 「大人にもライトノベルが欲しいと思って作家になりました」との有川先生のあとがきどおりの作品だと思います。 個人的にはタダシが好きでした。 割と意地っ張り・ひねくれ者が多い有川ワールドの中でタダシのまっすぐさ・素直さは私にとっての癒しでした! みなさまにもぜひ好きなキャラを見つけていただきたいと思います!

    2
    投稿日: 2025.09.05
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    高校生のときに読みました。自衛隊三部作の中で一番甘いラブストーリー。 年上の秋庭さんに真奈の目線でドキドキしてた。 あれから15年…(!?) 久しぶりにページをめくったが、甘すぎて現実離れしすぎて読めなかった…笑 SF的な設定も面白いけどこれまた現実離れしてるうえに、ラブの純度高すぎて、ついていけず…15年の月日で自分が変わったことを痛感しショック。 秋庭さんの年齢も超えたし。 もはや真奈にいたっては親目線。 (※思い入れのある素敵な作品です。)

    2
    投稿日: 2025.09.02
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    滅びゆく世界の中での複雑な恋愛も描かれていて面白かった。ただ、塩になっていくっていう前提のイメージが想像しにくい。

    1
    投稿日: 2025.08.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2025.08.12 (火) 優しい…甘くて痛い。 秋庭さんがメロい。こういうぶっきらぼうで雑な人が、これみよがしな気遣い方をせずに、大事な人には頭があがらないの図がだいすき。10歳も離れているなら尚更。 30手前の男がこんな時世で未成年を守り抜くなんて並大抵ではないと思う。原動力は失われつつある世界で出会った彼女。自分が明日どうなるかも分からず、他人の心配までできる人はそんなにいない。世界に真奈ちゃんがいたから秋庭さんは救いたかった。自分より先に塩になる彼女を見たくなかった。なんてわがままな愛情なんだろう。 秋庭さんには2度目の世界では、彼女が世界になった。 あとがきも良かった。わたしは割とあとがきにワクワクする人間なんだけど、結構すき。 「この人たちがこの人たちの世界で幸せであってくれたらいいと思います。もうちょっと上手に書いてあげられたらなぁ、とはもう言わん。元気でいてください。」 作者の中にはもう登場人物に会いたくない、やっと決別できる。なんて言う人もいるけれど、わたしはやっぱり本1冊を通してそれなりの愛着を持つ人間だから、作者自身が登場人物に思いを馳せ幸せを願っているのが嬉しくてたまらなかった。

    2
    投稿日: 2025.08.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これもとても泣いた作品。あ、こんなにも心が締め付けられる恋ってあるんだなって、改めて気付かされました。この本のような素敵な恋に巡り会えたら幸せなのかなと思います。まっすぐなハッピーエンド 一つの恋に世界があやかっただけっていうのが好きすぎました

    0
    投稿日: 2025.08.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白い! 秋庭さんめろ 納得いかない設定もちょこちょこあったけどまあファンタジーなので あと意外と呆気なく塩害が解決したのは動揺した笑

    0
    投稿日: 2025.08.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前半を読み終わった時は、「こういう展開なの…?」と少々困惑した。話の内容的に、恋愛より世界情勢について書かれると思っていたから。 しかし、最後まで読むと前半までの展開に納得した。あまりこの本のような展開は他にない気がするが、この方がキャラクター達をより好きになることができると感じた。 秋庭さんの不器用だけど真っ直ぐなところも好きだし、真奈ちゃんの芯の強さも好きだった。

    2
    投稿日: 2025.08.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自衛隊三部作の1番目の物語。なんと著者のデビュー作というのを読み終わってから知りました。 地球に、飛来した塩の結晶が感染性伝播して、見てしまうと塩化して死に至る。スーパー災害で、日本だけで数千万人の被害を受ける。 これを解決できたのが、自衛隊の秋庭。ちょっと危険な友人入江がたてた作戦を実行する。その前から両親を塩化で亡くした真奈と暮らしていた。この2人の恋模様がとても良い。 世界を救いたいから命をかけるのではなく、真奈をたすけることだけに命をかけるのがカッチョいいです。 無政府状態になると、やはり女性は危険な思いをするなと思い知らされました。 個人的には、後日譚や前日譚のお話のほうが面白かったです。 特に、野坂夫婦の缶コーヒーの話は好きでした。 阪急電車や植物図鑑などが好きでしたが、著者のこういった話はあまり読んだことがなかったので、新鮮でした。 三部作全部読破したいです。

    12
    投稿日: 2025.07.30
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    やっぱり有川ひろさんの作品に出てくるヒーロー役はかっこいい。スペックが高いのもいいし、不器用だけど底なしに優しくてキュンキュンする。能力が高いゆえに不器用なはずだけどスマートすぎる女性の扱い方を描くのも上手だし、不器用さゆえにすれ違ってしまうストーリーも切なくて面白い!!何よりいいのが、恋愛が主題ではなく、その作品のSFチックな舞台設定による命がかかった出来事を解決することが主題になっているということ。それでこそ、そこにある恋愛がチープにならない、けど恋愛のおかげで主題が解決するという、ラブストーリーとメインテーマの関係性が絶妙で最高。本当に『塩の街』『海の底』『空の中』の三部作は面白くて大好き!!1番好きと言えるくらい好き!!

    0
    投稿日: 2025.07.24
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    有川浩さんのデビュー作。設定がちょっとホラーで面白かった。自衛官と女子高生の恋も描かれて、読みやすかった。

    0
    投稿日: 2025.07.21
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    有川ひろさんのデビュー作なんですね。 ファンタジーだからか、今まで読んだものとはなんか違う。 短編単体の話の内容はどれも面白かったけど、そのファンタジーの部分がハマらなかったかな。 また、有川さんの作品は、言葉の表し方がとても良いですよね。詩人。 自衛隊3部作といわれており、内容はリンクしていないそうです。 ◯塩の街→読んだ ◯空の中 ◯海の底

    28
    投稿日: 2025.07.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    電撃文庫信者やったんやけど、 この作品が大賞の後からの信者だったからか 今更な読了 勧めてくれた友達には感謝を こうでもなきゃ、古い作品を読むことは稀なのでね 内容に少し触れるのでネタバレにしてます 塩害とは言うが、結局のところはヒューマンドラマがメインで、 舞台装置としてのSFなだけ 塩害とかどうでもいいくらいにキャラクターが魅力的 だからこそのラノベなんだなーって後書きで思い知らされた

    0
    投稿日: 2025.06.27
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    "塩害"という特殊な舞台で育まれる恋愛模様を描いた作品。久しぶりに読み直したが相変わらず良い。有川浩砲が処女作からぶっ放されている。

    0
    投稿日: 2025.06.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あらすじの印象だとSF小説かなって想像していたけど、思ったよりも恋愛要素が強かった。 なんで真奈が秋庭に拾われるに至ったかの話は読んでて辛かった。 最初は他人だった2人の距離がだんだん近づいていく感じが良かった。 本編も良かったけどその後のお話が特に好き。真奈も秋庭もお互いの事を信頼していて、とても大事にしているのが伝わってきて良かった。秋庭が父と仲直りする話はめっちゃ泣いた。キッカケがなかっただけで2人とも相手の事が好きなのが微笑ましい。 人を好きになる事の尊さを感じた。

    0
    投稿日: 2025.06.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    突然宇宙から塩の塊が飛来したことをきっかけとして、人間の体が塩になって死んでいく「塩害」が蔓延した世界を救うカップルの話。と、規律を失い荒廃した街で強くしぶとく生きる人々の姿を描いた後日談。 有川浩先生のデビュー作であり、いわゆる「自衛隊三部作」の第一作であり、3作の中で一番甘くロマンチックでメッセージ性が強い。「人間の原動力は『世界を救う』なんて壮大なものではない」というのがストレートに伝わる。展開がちょっと甘すぎて読んでいて気恥ずかしくなってしまうほどだが、突き抜けた恋愛成就はやっぱりいいもので幸せな気分になれる。そして終盤挿絵のF-14 トムキャットがここぞってところに出てきてものすごくカッコいい。

    0
    投稿日: 2025.05.27
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    世界を救うために立ち上がった理由は『愛する人を救うため』であり、ついでに世界が救われる。 設定が面白く、とても読みやすい作品

    0
    投稿日: 2025.05.25
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    トミーさんが貸してくれた一冊。おすすめ本の交換こ、楽しい!ちょうどこの間、自衛隊員の友だちと会う機会があって恋愛事情や中の作りのこと聞いたら塩の街まんまでした 興味深い〜。

    0
    投稿日: 2025.05.20
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    2025年10冊目 『塩の街』 塩が世界を埋め尽くす“塩害の時代”という独特な設定がとても面白く、物語の世界に引き込まれました。女子高生の真奈と自衛隊員の秋庭の愛のかたちがとてもよくて、読んでいて「秋庭さん、かっこいい……!」と思ってしまいました。 塩害という異常事態があったからこそ出会えた二人。「単純に好きな女が塩になるのを見たくなかった」という秋庭の言葉に、強く心を動かされました。愛が世界を救うとは、まさにこのことなのだと。 二人がまっすぐに想い合う姿が美しく、読後感の残る一冊でした。

    14
    投稿日: 2025.05.18
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    今の私に足りない感情を補ってくれる本 意外と純愛な恋愛小説 何気ない言葉で、何気ない行動で、人は傷つき癒される。 人を大切に思い接していた時のこと、人から大切にしてもらっていた時のこと、様々な過去が浮かび上がり心に沁みた 読んでいる途中途中に大切な人に会いたくなるような、初恋のような少し酸味のある感情が湧いてくる。 なにより、後半部分も含めて1冊にしてくれた事を感謝します

    1
    投稿日: 2025.05.09
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    ずっと読みたかった自衛隊3部作。やっと1冊読めました。いつものことながら何の情報もなく読み始めたら想像していたのと全く違う内容でした。 でも、とても面白く読めました。何と言ってもキャラがいい!主人公?の女の子も、自衛官の彼も。その二人のラブストーリーなんだから思わず応援してしまいましたよ。笑

    17
    投稿日: 2025.05.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    巨大な塩の結晶の飛来とともに、「塩の柱」となる病が蔓延した。そんな世界の中で自衛官の秋庭と高校生の真奈は恋をする。 大切な人と一緒にいられるのなら世界なんてどうでもいい、といった趣旨の言葉が印象に残っている。そうかもしれない。

    0
    投稿日: 2025.05.06
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    有川浩のデビュー作。 自衛隊3部作の1作目。 SF色がもう少しあるかと思ったが、純粋な恋愛小説だった。 なかなか良かった。 残りの2部も読もうと思う。

    0
    投稿日: 2025.04.27
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    地球にいくつか隕石が落下したのちに人が塩の柱になってしまう奇病が蔓延し、人口が激減した日本で問題解決を図るお話。そんな状況下でどう生きるのかに主眼が置かれている印象。たぶん恋愛小説。喋り口調から秋庭がかなり年齢高めかと思っていたのだが、全然そんなことはなかった。 前半が問題解決をする話、後半は解決をした後の話になっているが、個人的には後半の方が登場人物らの人間臭さがあるようで好みだった。大きな問題が発生している時だからこそ問題が解決されたり、あるいは繋がりを持つこともあるという話が印象に残った。

    0
    投稿日: 2025.04.21
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    夜職やり過ぎ擦れまくりアラサーなので、 そんな男も女もいるかー!って冷めてしまった笑笑 私が悪いです。

    0
    投稿日: 2025.04.16
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    有川浩作品を初読。 女性なら、こんな世界で秋葉みたいな男性と出会ったら惹かれない人はいないと思う。 植物図鑑しかり、男性を魅力的に描く作者。

    0
    投稿日: 2025.04.05
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    これがデビュー作とかいうバグ 塩害によって荒廃した世界で繰り広げられる2人の大恋愛を楽しめる 秋庭がどう考えてもイケメン ファンタジー要素もあり、自衛隊員の世界も味わえる、全く新しい恋愛小説

    2
    投稿日: 2025.03.11
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    有川浩のデビュー作と聞いて読みたかったのをやっと読んだ。かなり良かった。 世界が変わっていってしまっている時だからこそ人との関係を見直すこともあるのだろうと思った。 大切な人をもっと大切にしたくなった本。

    4
    投稿日: 2025.03.05
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    愛が世界を救うのではなく、2人の恋のついでにその他の世界が救われた、という描き方に、とても感動した。

    0
    投稿日: 2025.03.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    デビュー作ということもあり、他の有川浩さんの作品と比べると少し読みづらさはありますが、 読んでいる時の楽しさや、恋する気持ちの浮き沈み、そして自衛隊の過酷さを書くのはこの頃から上手かったので驚きました。 最初は遼一さんが主人公かと思ったぐらい、1話目から感動的な恋愛ストーリーでした。 秋庭さんの家に遼一さんを連れ帰った時の「噛みません 」のやり取りは、『植物図鑑』を思い出させました。 というよりも、こっちが先なんですねたぶん( ̄▽ ̄;) 2話目に出てきたトモヤさんと横山ユウコさんは、その先の話で出てくると思ったら出てこなかったですね…。 ただ、3部作との事なので他の2作品の中で登場するのかも…?一応、覚えておこうと思います。 この中で1番好きなキャラは、実は入江さんなので 入江さんにもまた登場して欲しいなぁと淡い期待を抱きながら次作を読みたいです。

    6
    投稿日: 2025.02.20
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    どでも″よかったです(´;ω;`) この本もこの本で今の私に刺さる言葉、文章が多すぎて付箋がすごくなっており感涙いたしました。きっと今読んだから良かったんだという思いと後で読んでもきっと良かったという思いがあります。いろんな角度から話が見て取れて1本につながっていく感じも好きです。何より主人公級の2人がとても素敵すぎる話でした。そして、他の登場人物も癖はあったりしてもそこまで悪印象な人もいなかったりしてそれもまたとても好きです。いつものことながら大号泣しましたが、また私の本マイベストが変わりそうな気もします!勧めていただいた方にも感謝です! 有川浩さんすきですねぇ... 三部作いこうかなってまよってます!

    2
    投稿日: 2025.02.19
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    有川浩のデビュー作。 著者を代表する「自衛隊三部作」のひとつめ。 2004年に初発表。本書は本編に加えて後日談が数編付録されている。 舞台は、宇宙から「塩の塊」が飛来し、同時期から人間が「塩」になってしまうことが起こり始めた「塩害」の時代。 既存の社会システムは崩壊し、生き残った人間たちが少なくなった食糧とインフラを分け合って暮らしている。 女子高生の真奈は、両親を塩害で喪い、危険な目に遭っていたところを秋庭という元航空自衛隊のパイロットの男に救われる。以降、二人は一緒に住むようになる。 二人は塩害の混乱期において、様々な事情を抱えた人たちと出会い、そして別れていく。 束の間の平静を甘受していた二人だったが、ある日、秋庭の旧友である入江が来訪し、「世界とか、救ってみたくない?」と持ち掛ける。 二人は半ば強引に入江に巻き込まれ、「世界を救う作戦」に協力することになる。 以上があらすじ。 設定は突飛だが、情景描写が丁寧なので入っていける。 有川浩のデビュー作にして、彼女特有のテンポの良さと軽快な台詞回しはすでに健在。 ただ、結構な長台詞のラリーが随所に見られ、この青臭さが気になった。 また、入江と秋庭のキャラが立ち過ぎていてそれも気になった。明らかな不自然さが目立つ。これもデビュー作特有の魅力ではある。 再編版の発行に際して7年後の作者自身が付記したあとがきでも「恥ずかしいくらい拙いが、これ以上ないらくらい我が強い作品」と評しているが、まさにその通りだと思う。 真奈と秋庭が10歳離れているという設定は良かった。これがあるから、秋葉の決意が強調されるし、「塩害前の旧世界では決して出会うことのなかった二人」というメッセージがよく伝わる。(この二人以外にも同様の描写が各所にあり、本作のテーマのひとつになっていると推察した) また、本作を含めて自衛隊が取り上げられることが多いのは、作者の単なる趣味らしい。 青臭さはあるが、読みやすくてエンタメとして優れたライトノベル。不完全ではあるが、それが本作の魅力なのだと感じた。

    17
    投稿日: 2025.02.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人間が「塩」になっていく世界線の物語。 ひょんなことから出会った2人が、様々な人と出会い別れ、最終的に世界を救う話。と書くとなんだか陳腐な話だが、少なくとも私はかなり楽しめて読めました。 SF具合もちょうどよく、なぜ塩の結晶が降ってきたのかは深掘りしてないが、何が原因で人は結晶化するのかは化学者の実験により解き明かされており、その過程も踏まえて楽しめた。 死と隣り合わせな世界×歳の差恋愛×終末期感がただの恋愛小説とは一癖違う部分でもあり、甘々部分でもあるのが素敵。 後半4割近くがアナザーストーリーとなっており、あとはご想像にお任せしますではなく、見たかったその先までしっかり書かれているので、読後はスッキリ。 私は外伝の旅の終わりが特に好き。何年連れ添っても、秋庭が真菜のために世界を救っても、真菜は秋庭の何なのか、どのような立場なのか、どう思われてるのか、ずっと気にしてる。その中でのガキの分際で…という言葉で一気に不安になって爆発するシーンは感情移入して泣いた。

    2
    投稿日: 2025.02.12
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    贔屓がバイベで布教活動していたので再読! もし演じられるなら秋庭さんやりたいって言ってたかな? 似合うと思う。うちに熱さを秘めてて身内には優しい男、似合うと思う。 p425「神様はあたしから両親を奪ったけど高範さんをくれました。高範さんが戦闘機乗りで、それに誇りを持っている人であることを、あたしがどうこう言う権利はないんです。」 私は真奈ちゃんが本当に好き! 弱い女の子で居たくない気持ちもよくわかる!! でもちゃんと人のそれぞれの境遇を考えてそれぞれの辛さに寄り添える優しさが好き。 自分がこの世界に真奈ちゃんと同じような境遇でほっぽりだされたらここまで人に優しく強かで、胆力あれるかわからない。 出てくる人々の関係性、それぞれにいいね。美しいね。それぞれに幸せで特別な関係。 ノブオおとなしくしとれ!と何度か思わされるけど、彼は彼なりに自分の幼稚さを恥じて大人になれるよう心を入れ換えて成長するから素直でかわいいな。と思う。 こういう柔軟性、忘れたくないね~。 有川さんの男女の書き方、好きなんです。

    0
    投稿日: 2025.01.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    有川ひろさんのデビュー作を2025年の1冊目として手に取りました。 同じ世界線での短編を続けているようで全て繋がっていきます。 シーン3までの秋庭とそれ以降の彼は別人のように思えるほど真奈にべったりでしたね。 「塩の街、その後」を読む頃には登場人物たちが好きになってしまっていたのでとても楽しく読めました。イライラするクソガキが出てくる話からクソガキが可愛げたっぷりで夢を叶えた。 真奈の妊娠もあって、塩害から未来へという希望に溢れた終い方でした。

    3
    投稿日: 2025.01.03
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     物語の舞台は、謎の「塩害」によって人々が次々と塩の柱になってしまう世界。突然の災害により、日常が崩壊した世界で、人々は恐怖と混乱の中で生き残りを模索する。  主人公は、航空自衛隊員だった秋庭と、彼に助けられた女子高生の真奈。この二人は、崩壊する世界で出会い、互いに支え合いながら生き抜いていく。秋庭は厳格で孤独を抱えた人物で、真奈との出会いによって少しずつ心を開いていきます。一方、真奈も秋庭の支えとなり、彼との時間を通じて強く成長していく。そんな2人のもとへ様々な人がやってくる。塩害にあった恋人とともに海に帰りたいという青年、真奈に一目ぼれしたタイプライターになりたい少年、秋庭の同僚で性格のひん曲がった入江。様々な人との出会いの中で真奈と秋庭の出会いが僕ら読書に向けて明らかにされていく。また、ここで些細なことだが真奈が秋葉に好意を寄せているのにも気づけもうすごく面白い。途中から2人の恋愛模様がもどかしくてすごくおもしろかった。普段あまり恋愛小説を読まないがこれに関してはすごくおもしろかった。「恋愛小説です!」と堂々と示すのではなくさりげなく交え、でも規模?はでかく初めての感じの作品で新鮮だった。    愛は世界を救うというフレーズを聞くがまさにこれだと思った。一か所だけ挿絵がありただのジェット機だが文章を読んでから見るとすごく良い挿絵だと思う。SFでありえない世界線の話ではあるがそんなことはあまり気にならず難しくもなく話に入りやすい作品。

    1
    投稿日: 2024.12.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『植物図鑑』からどハマりした作家さん。今でも作家読みするのは有川浩と伊坂幸太郎くらい。 『彼が世界を救ったとしたら彼女のためだけに救ったのだ。彼女がその世界にいるから。その世界に彼女が生きているから』 秋庭さんと真奈ちゃんの出会いがあったから世界が救われた。好きな人が塩になって死んでいくのを見たくなかったから。大切な人がいる人なら十分すぎるほど理解できる感情で、ページをめくる手が止まらなかった。 二人に濃い思い出を残していったノブオ君の『あんな恐ろしい災害の中でも人の気持ちがきっと一番強かった』っていう言葉が、この物語の核だと思う。 またいつか、再読したいと思える本。

    1
    投稿日: 2024.12.08
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    朝霧さんからの頂本(読むのが遅くなりすいません) この作品自体は電撃文庫で読了済み。 あとがきで記載がある通り本編は変わったような印象は受けなかったです。 ラストが変わったとどこかで読んだような気はしましたが、気づけなかったです。 ただ、もう少し登場人物がいたような気もしました。削った? 後日譚は面白かったです。 復興できるんですね、てっきりもっと時間がかかるものかと思ってました。

    0
    投稿日: 2024.12.08
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    ある日世界各地に隕石が落ちてくる。 真っ白いそれは塩の塊のようだった。 そして体中から塩を噴き人間が次々に塩の柱と化していく。 すごいなぁよくこんなこと考えつくよねぇ。 天才だ! そしてこんな世界での胸キュン恋愛…。 もーーじたばたしてしまう…。 有川さんの描く恋愛ってほんと素晴らしい!! 詳しい感想はこちらへ↓ https://ameblo.jp/harayou1223/entry-12875533941.html

    0
    投稿日: 2024.12.07
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    娘の本棚にあったのを有川浩のだぁと何の予備知識もなく読み始め、面白いけど、と思いながら少し?デビュー作と知って納得。

    0
    投稿日: 2024.12.06
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    キュンキュンするSF コロナ禍を経験したこともあり、通ずるところが多くて前に読んだ時より物語に入り込めた気がする。

    0
    投稿日: 2024.12.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    会社の人に勧められて読破。 秋葉さん・真奈ちゃん、愛だなぁ︎‪ 個人的には、SCENE-1が好き。 塩になった彼女と、海に行く谷田部君。泣けた

    1
    投稿日: 2024.12.02
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    ついについに読み終わってしまった、 あ〜めっちゃくちゃに良い。秋庭さんのキャラ良いなぁメロい… この物語では塩害がテーマだったけど、災害が軸になっているのもすごく印象的だった

    0
    投稿日: 2024.12.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    有川浩さんデビュー作 うまく書くのではなく、書きたいように書いた作品 「人が塩になってしまう世界」という設定がすごい。 序盤で塩害の残酷さと失うことの痛みを感じ、中盤以降は挽回の時間と後日談。 "愛は世界を救う" そんなこと、ありました。 必要な犠牲なんてないけれど、犠牲がないと成し遂げられないこともある。世界を救った本人が隠れなきゃいけないってなんだか辛い...。

    0
    投稿日: 2024.11.24
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    塩害って何という感じで読み始めました。 恋愛が主題で勝手に思っていたものとイメージが違った。ちょっとくすぐったいような感じでした。

    8
    投稿日: 2024.11.17
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    言葉で伝えてなくても、お互いをいちばん大事に想ってて、当たり前に命をかけて守る。恋愛なんて言葉では表しきれない関係に心打たれました。

    1
    投稿日: 2024.11.16
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    事前情報なく読んだので、自衛隊シリーズとかデビュー作であるとかは後で知りました。感想としては、とても読み易く、すんなりと読み切れたといった所です。まず設定が斬新で、自分がこの状況下に置かれたらどう行動するかを考えつつ、主人公2人の行く末を見守りながら読み進めていった感じです。基本的には、恋の物語ですね。読む前のイメージでは、もっと悲惨な状況と人々がどうその中を生き抜いていくか、そんな内容が終始続くのかなと思ってましたが、その辺りは多くは描かれてはいないです。しかしそんな状況下において、2人の恋の行方、どう寄り添いお互いの気持ちがどう成就されていくか、その過程は非常によく描かれていたと思います。ひとつまた新しいジャンルの本が読めた気がして楽しめました。

    36
    投稿日: 2024.11.14
  • 第一話は素晴らしいが

    上田早夕里や筒井康隆を思わせるような荒廃したディストピアを描いた第一話の出来は素晴らしいが、読み進めるにつれて未完成の習作を読まされるような感じになってしまっている。作者も気にしたみたいで後書きに言い訳を書いているが、やはり素晴らしい出来の第一話につながるようなストーリー展開でもう一度書き直したほうが良いと感じた。

    0
    投稿日: 2024.11.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    秋庭と真奈の名前のない関係が恋愛以外に発展することを期待している自分がいたが、結局恋愛小説に落ち着き、それこそ有川浩らしさであることを思い出した。 物語の設定、登場するキャラクター、どれも有川浩初期の青臭さというか癖が強くて楽しむことができた。また、会話やストーリーが進むにつれてキャラがしっかり立って生き生きしてくるのも図書館戦争シリーズを読んだ時以来ワクワクした。 個人的には、秋庭がF14に乗って塩の大結晶を撃ち落として真奈のところに駆けつけるまでのシーンが描かれてなかったのがものすごく惜しかった!あの追い込まれたシーンの秋庭の心情とか、ピンチを切り抜けるシーンとか見れたら星5だったがと思う。 有川浩の自衛隊シリーズ、1作目楽しませてもらいました。次は空の中を読もうと思います。

    1
    投稿日: 2024.10.14
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    一章と二章が割とシリアスな感じで始まり、中盤以降から恋愛へと移行すると言う、この作者らしい作品だなと思った 明るくて軽い読み心地ながらも、所々で挟まる登場人物たちの叫びがグサッとくる。恋のかたちも、その結末も人それぞれだとよくわかる作品。感動って感じでもなかったが、さらっと読めるので、読書苦手な人にもおすすめです!

    2
    投稿日: 2024.10.08
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    自衛隊三部作の1つ。塩によって荒廃した日本を舞台に、自衛隊の男と少女が旅をする。 nearAutomataなどに代表されるディストピア系がお好きであれば、是非ともおすすめしたい1冊。 こういった話が書ける事実が有川浩の評価を押し上げていると思う。

    1
    投稿日: 2024.09.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。登録してなかったのが不思議。 荒削りな部分と文章くどいと思え部分の両方が詰め込まれてる感じなんだけど、書きたい!がすごく伝わってくるのと、正面から突きつけられるまっすぐな言葉に打たれてくてたまに読みたくなる作品。かといって三部作に進むわけでもなく…。堂上教官や真壁くんが好きなので秋庭さんもよき。

    1
    投稿日: 2024.09.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「世界とか、救ってみたくない?」という文句を最初に知っていたので、かっこいい男性たちが活躍する話かと思っていたけれど、読み終わった後ピュアな恋愛ものという印象が強く残っておもしろかった。 全編通してラノベっぽく、登場人物について具体的にイメージできなかったので、アニメなどで鑑賞したほうが楽しいかもしれない。

    0
    投稿日: 2024.09.15
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    ある日突然、人が塩になって死んでいく世界が訪れる。高校生の真奈は襲われそうになった所を自衛官の秋庭に救われ、一緒に暮らし始める。 デビュー作だということだが、有川浩ワールドは全開で、文章の拙さもあまり気にならなかった。1人の少女を救うために世界を救うというロマンチックなストーリーに、読むこちらが恥ずかしくなるくらいだったけど、面白く読めた。 人が塩になって行く様は恐ろしさよりも儚く切ない世界観だが、いつその被害に犯されるのかという恐怖と焦燥も相まっていて、無力感や絶望感も漂う深みのある世界観になっている。

    3
    投稿日: 2024.08.31
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    2024/8/20 SF作品であるのに、人の感情に重きが置かれた小説だと感じた。愛の形は人それぞれであることを改めて感じた。 デビュー作でここまでのものを作れる有川浩先生に感服。

    1
    投稿日: 2024.08.20
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    SFの世界観なんやけど、住んでる人間にフォーカスを当てているように感じて自分好みやった。 上から目線みたいになるけど、この人ホンマに等身大の人間を描くのが上手いと思う。

    1
    投稿日: 2024.08.10
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    有川浩のデビュー作、日常の描写の本が多いからSFがデビュー作とは意外。 塩害による人類滅亡の危機はあり得そうな恐ろしい話。 想像力が掻き立てられる。

    5
    投稿日: 2024.07.30
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    しばらく前に勝って途中まで読んだのだけど、ふと気になって本棚から引っ張り出して読みました。引き込まれる世界観や設定も魅力的だけど、恋愛小説としてきっちりまとまっているなぁと思いました。恋愛小説普段読まない方ですけど、しっかり楽しめました!

    0
    投稿日: 2024.07.22
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    サラサラと風にさらされて、白い粒子が光に当たってキラキラ舞う。海に溶け込んで一部となる。 とても綺麗で切なくて、呆気なくて残酷な、たった一章の情景が心に残った。

    0
    投稿日: 2024.07.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    歳の差の少し離れた男女の、死にゆく世界での甘酸っぱいラブストーリー 職場の同僚女性2名が、 「あれっ、良いよねーー」と意気投合し、華やいだ瞬間は忘れられない。 えっ、そんなに良いんだと、読んでみた。 確かに、良かった。 展開は、テンポ良く進み(良すぎるところもある。笑)しかも塩化が進み死にゆく世界というSF要素もあり、その特殊化でのストーリーがまた良い。 有川さん(図書館戦争の人)のデビュー作らしい。すげぇ。しかも、本人談だが文書としては拙いらしい。なんとなくわかる。でもソレにより荒削りで勢いが付加されて良くなってる気さえする。 そして、最後のあとがきで、有川先生が女性だと知ってびっくりした。なんとなく男性だと勝手に認識していた、というかそう言う語りだなと思っていた。(同僚に聞くと、女性作者にそんなに違和感なかったらしい) 小説の世界も広い ビジネス書(自己啓発本w)が好きだが、たまにはまた読んでみたい。

    0
    投稿日: 2024.07.12
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    絶対交じることがなかった2人が塩害というものに出会い、お互いを強く思い合う 命をかけても大事な人を守りたい、という強い気持ち

    1
    投稿日: 2024.07.10
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     海外出張中に読了。ジャンルはSF?って無理に思ったけど、後書きで著者ご本人がライトノベルって。なるほど。ただ、ほのぼの、ジーンってした。  3部作で、どれから読めば良いのか分かりにくいのと、題名から中身が想像つかないので積読化してた。でも、よかった。次は「空の中」。今度はひょっとしたらって内容想像中(笑)。  次、こっちに行くか、日本食恋しさから池波正太郎のエッセイに行くか迷ってます。どちらも持ってきてる。さて、そろそろ移動です。面白かった。

    4
    投稿日: 2024.07.09
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    平易な言葉だけど普通とは違う場面で使ったり、組み合わせが素敵だったりした。読みやすいしちゃんと心に届く文章で好き 前半がめっちゃいい 後半はダラダラ感はあるけど読めば後味は良くなる

    0
    投稿日: 2024.06.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    塩害によって荒廃した未来の東京を舞台に繰り広げられる、切なくも希望に満ちた物語。この作品では、塩が全てを覆い尽くした世界で、生き延びようとする人々の姿が描かれています。 主人公は、崩壊寸前の東京で偶然出会った男と少女。彼らの運命は、一人の謎の男によって動き出します。「世界とか、救ってみたいと思わない?」この一言が、彼らの冒険の始まりを告げるのです。 本作の見どころは、地表一面が塩で真っ白に覆われた厳しい環境の中で芽生える人間関係の深さと温かさです。特に、主人公たちが出会った謎の男との関係性は、物語を通じて大きく変化していきます。初めは疑念を抱きつつも、徐々に信頼し合い、最終的には強い絆で結ばれる様子が心に響きました。 私が本書を読んで感じたことは、絶望的な状況下でも人間の希望や絆が失われないということです。塩に覆われた世界は一見、希望がないように見えますが、そこには、ただ生き延びるだけではなく、何かを成し遂げたいという強い意志、人間の強さや優しさがしっかり息づいている様が描かれていました。 未来に希望を持ち続けることの重要性を力強く伝える本作は、ロマンチックエンタテインメントとしても一級の出来栄えです。

    1
    投稿日: 2024.06.09
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    変わる世界の前後が書かれてるところが好きなとこの1つ これ自分はどうしちゃうんだろうなぁ、私なら塩をじゃがいもにでも掛けちゃうかもと現実逃避しつつ、真っ直ぐな思いが真っ直ぐ書かれてるのがとても好きなところ 『空の中』『海の底』と並ぶ3部作の第1作なので、他もぜひ読んでみて

    1
    投稿日: 2024.05.30
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    2024年「塩の街 」読了。久しぶりの有川浩。物語の世界観を掴む序盤はなかなか引き込まれた。後半はツンデレ恋愛要素とマンガ感が強かったけれど、有川浩だなという感じ(図書館戦争風?)でサラッと読めた。「海の底」「空の中」も読もうかなと。

    0
    投稿日: 2024.05.13
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    これは面白い!面白かったあ。 大好きな作品です。有川浩さんのデビュー作読もう読もうと思っていてようやく読みました。なんでもっと早く読まなかったんだろうか。Scene-6の「秋庭さん、止めるために探してるって言ったら、怒りますか?」野坂とのシーンは涙しました。入江は何故か憎めない。ラストのお父さんそして高橋ノブオ、もうたまりません。最高の余韻に浸っています。 あとがきの 『「上手に書こう」じゃなくて初めて「書きたいように書こう」と思った』というエピソードに感動しました。

    2
    投稿日: 2024.05.06
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    ある日塩の塊が流星群となって世界中に落ちてきた 人はだんだんと塩の柱になる塩害が始まって治安は荒れ行政は動かなくなった 恋は人の強い原動力 読んでいて考えることに深い 自分が知らないところでなら汚くても関係ないと場所でならいいと思う そんな人の深い部分に刺さる言葉があった

    1
    投稿日: 2024.05.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「海の底」に続いて…。 こちらもなかなか有り得ない設定。 SFと恋愛を織り交ぜた感じ、後日談があるから良さが成立した気がする。もちろん嫌いじゃないけど個人的には「海の底」の方が好み。

    0
    投稿日: 2024.04.29
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    タイトルは『塩の街』だけど中身は砂糖。 今の自分の年齢(おじさん)には刺さらなかった。若い頃なら違ったかも。 突然、人間が塩になってしまうようになった世界。世界崩壊にどう立ち向かうか…という話かと思いきや、主題は恋愛を中心にした人間関係。 もともとラノベとして出版されたものと知らずに読んだ。中盤以後の何となく漫画っぽい登場人物のふるまいやセリフに、ちょっと鼻白んだり。 中盤以後は趣味に合わなかったが、序盤の第一章、第二章は、白くシリアスな世界観に浸れて良かった。第一章だけでも読む価値あり。

    2
    投稿日: 2024.04.29
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    ほほ〜 真ん中あたりからサクサク読めた 甘々な場面とシリアスな場面がちょうどよく惹き込まれる キャラ立ちも良くみんな憎めない いろんな角度から世界を捉えるのは新鮮

    0
    投稿日: 2024.04.28
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    荒唐無稽な設定だけど、シンプルゆえに妙に現実的な印象。その中で進行するいろんなドラマも様々に絡みあって楽しかった

    1
    投稿日: 2024.04.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    誰かを片側から思う時間は苦しくて楽しい。あの人はこちらを振り向いてくれるだろうか、笑ってくれるだろうか、自分をどう思っているだろうか、自分があの人を好きなように、あの人も自分を好きになってくれるだろうか。 「女っていうのは、元来男よりも度胸がよくて図太い生き物だよ。男は頭でしか考えられないけど、女は違う。男は理屈を越えられないけど女は越えちゃう。頭以外のどっかでね、理屈を追い越した先にある何かをしっかり掴んでるんだろうね」 きっと、最後の瞬間まで恋をしていた人たちはいっぱいいる。(中略) 好きな人を守りたくて、守り切ったらついでに世界も救っていた。きっとそんなものだったのだ、この世界が救われたのは。 正の声は由美を肯定して心地好い。 あたしたちは大丈夫。真奈ちゃん、あんたも。こんなときでも幸せになっていい。こんなときでも幸せになれる。

    1
    投稿日: 2024.04.13
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    有川浩さんデビュー作『塩の街』の概要と感想になります。 世界中を一瞬で襲った巨大な柱は、たった数日で多くの人々を「石化」ではなく「塩化」させた。どういう仕組みで塩化が起きてしまうのか戸惑う人々が争い合う中、一人の女子高生と一回り年上の自衛官との恋が世界を救う。 といった概要から『図書館戦争』シリーズと似ているかもと想像しながら読み終えました。本作がベースとなって恋愛や自衛隊の要素が『図書館戦争』を創り上げたのだろうと感じます。 連作短編集でしたが後半は作中の登場人物たちのスピンオフ的なエピソードも交えているため、『塩の街』という世界を多角的に堪能した読後感でした。

    88
    投稿日: 2024.04.09
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    良かった。 終わりかけた世界に恋が残るっていうのも その世界で不器用に恋してるってのも。 歳の差カップルだったけど自分が年上の人好きになっちゃうこと多いから感情移入して読めた。

    2
    投稿日: 2024.03.27
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    有川浩デビュー作! 「空の中」「海の底」と並ぶ自衛隊三部作の第1作とのこと。 SF+恋愛小説っという感じ。 前半と後半の大きく2部構成です。 設定がすごい。 塩が世界を埋め尽くす物語。 塩の結晶が地球に飛来してきたことで、人間が塩になっていく。「塩害」。社会が崩壊していく世界。 なんで、人が塩になっちゃうの? その原因も語られていますが、あまり納得はいかない(笑) そんな設定の中で暮らす秋庭と真奈の二人。 その二人が出会う様々な人物。 世界を救う?として出会った人物。 そして、秋庭がとった行動とは? ハチャメチャな展開ながらも、秋庭と真奈との恋愛度が上がっていきます。 塩害を救うための大スペクタクル、サスペンス、アクションっと思いきや、二人の恋愛ドラマです(笑) 後半部分は、後日譚や前半の登場人物たちのサイドストーリ。ここでも、暖かい?恋愛ドラマが語られています。 楽しめました。 「空の中」は随分昔に読んでました。 「海の底」はまだ読めていないので、これを機に読みたいと思います。

    122
    投稿日: 2024.03.24
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    ありそうでないファンタジー。 荒廃していく世界と残された者たちの戦い。でも優しくて温かいお話です。有川作品恒例のキュンキュンするラブストーリーがぎゅっと詰まってます!

    1
    投稿日: 2024.03.23